JP6257032B2 - 触媒評価装置 - Google Patents

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Description

この発明は、排ガスに含まれる有害成分を除去するための触媒を評価する触媒評価装置に関する。
上述した触媒を評価する場合、排ガスを模した試験ガスが用いられている。この試験ガスは、排ガスに含まれる種々の成分ガスを混合して生成されるものである。
ところで、排ガスには、Oガスが多く含まれるリーン状態のエンジンから排出されものや、燃料(C)が多く含まれるリッチ状態のエンジンから排出されるもの等があり、排ガスに含まれる種々の成分ガスの混合比率は、エンジンの状態によって変化する。そのため、排ガスを模した試験ガスを用いて触媒を評価する場合、試験ガスに含まれる種々の成分ガスの混合比率を実際のエンジンの状態に合わせて変化させる必要がある。
試験ガスに含まれる種々の成分濃度を変化させることができる触媒評価装置として、例えば特許文献1記載の装置がある。
この特許文献1記載の装置は、試験ガスが流れるとともに、触媒が配置されるメイン流路と、成分ガスの混合比率及び流量が互いに異なる試験ガスを生成する複数の流量コントローラ群とを備え、複数の流量コントローラ群のうちから選択された1つの流量コントローラ群がメイン流路に試験ガスを供給する。そして、流量コントローラ群を切り換えることで、メイン流路を流れる試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させる。
特開2013−87689号公報
しかしながら、特許文献1に記載した触媒評価装置では、流量コントローラ群ごとに試験ガスの流量が異なり、試験ガスの流量が変わるとメイン流路の圧力も変わるので、触媒を通過する試験ガスの混合比率に加えて触媒にかかる圧力も変化してしまい、試験ガスの混合比率だけを変化させて正確に触媒評価を行うことができないという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、試験ガスの混合比率だけを変化させることができ、正確な触媒評価を行うことができる触媒評価装置を提供することをその主たる目的とするものである。
本発明にかかる触媒評価装置は、複数の成分ガスが混合して生成される試験ガスが流れるとともに、触媒が配置される触媒配置領域が設けられたメイン流路と、
前記触媒配置領域の上流に設けられるとともに、前記メイン流路に接続されて各成分ガスを供給する複数の成分ガス供給配管と、前記メイン流路に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計を一定にした状態で、試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させる制御部とを備えることを特徴とする。
上述の構成によれば、メイン流路に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計を一定にしているので、触媒配置領域を流れる試験ガスの流量を一定に保った状態で、試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させることができる。そのため、触媒配置領域の圧力を変化させることなく、触媒配置領域を流れる試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率だけを変化させることができ、正確な触媒評価を行うことができる。
また別の具体的な一態様としては、前記メイン流路を流れる試験ガスの温度を調整する温度調整部をさらに備え、前記制御部は、前記温度調整部を制御して、触媒配置領域を流れる試験ガスの温度を変化させるものを挙げることができる。
さらに具体的には、前記温度調整部により温度調整される試験ガスが、前記複数の成分ガス供給配管から複数の成分ガスの供給流量の合計を一定にした状態で供給されるよう構成されているものを挙げることができる。
このように構成すれば、制御部は、触媒配置領域を流れる試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率だけではなく、触媒配置領域を流れる試験ガスの温度を変化させることができるので、触媒評価のバリエーションを増やすことができる。
さらに触媒評価のバリエーションを増やす別の具体的な一態様としては、前記触媒配置領域の上流に設けられて、前記メイン流路から分岐する分岐路と、前記分岐路を流れる前記試験ガスの流量を変化させる流量変化機構と、をさらに備え、前記制御部は、前記流量変化機構を制御して、前記触媒配置領域を流れる試験ガスの流量を変化させるものを挙げることができる。
このように構成すれば、制御部が、触媒配置領域を流れる試験ガスの流量を変化させることができるので、さらにバリエーションに富んだ触媒評価を行うことができ、より実際の内燃機関に近い状態で正確な触媒評価を行うことができる。
加えて触媒評価のバリエーションを増やす別の具体的な一態様としては、前記触媒配置領域の下流に接続されるとともに、前記メイン流路を流れる前記試験ガスを排出する排出路と、前記排出路の抵抗を変化させる抵抗変化機構とをさらに備え、前記制御部は、前記抵抗変化機構を制御して、前記触媒配置領域の圧力を変化させるものを挙げることができる。
このように構成すれば、制御部が、触媒配置領域の圧力を変化させることができるので、さらにバリエーションに富んだ触媒評価を行うことができ、より実際の内燃機関に近い状態で正確な触媒評価を行うことができる。
本発明によれば、試験ガスの混合比率だけを変化させることができ、正確な触媒評価を行うことができる。
本発明の第1実施形態にかかる触媒評価装置の概略図。 本発明の第2実施形態にかかる触媒評価装置の概略図。 本発明の第3実施形態にかかる触媒評価装置の概略図。
本発明の触媒評価装置は、自動車等に搭載され、エンジンから排出される排ガス中の有害成分を除去する触媒の性能を評価するためのものである。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態にかかる触媒評価装置1は、図1に示すように、複数の成分ガスが混合して生成される試験ガスが流れるとともに、触媒8が配置される触媒配置領域Xが設けられたメイン流路2と、触媒配置領域Xの上流に設けられるとともに、メイン流路2に接続されて各成分ガスを供給する複数の成分ガス供給配管3と、各成分ガス供給配管3を流れる成分ガスの流量を変化させる成分ガス流量変化機構4と、成分ガス流量変化機構4を制御して、メイン流路2に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計を一定にした状態で、試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させる制御部5とを備える。
試験ガスは排ガスを模したものであって、排ガスに含まれる複数の成分ガスを混合して生成されている。そして、この成分ガスは、例えばN、CO、O等の反応性に乏しいベースガスと、例えばCO、NO、SO、NH等反応性に富む反応ガスとに分けることができる。
メイン流路2は、ベースガス、反応ガス及びベースガスと反応ガスとを混合して生成される試験ガスとが流れるものであって、加熱部6と、混合部7と、触媒が配置される触媒配置領域Xとが設けられている。
加熱部6は、メイン流路2を流れるベースガスを加熱するものである。そして、メイン流路2を囲むように設けられたヒータ等から構成されている。なお、本実施形態では、加熱部6が、メイン流路2を流れる試験ガスの温度を調整する温度調整部に該当する。
混合部7は、メイン流路2を流れるベースガスと反応ガスとを混合して試験ガスを生成するものである。
触媒配置領域Xは、本装置の評価対象となる触媒8が充填される領域である。そして、メイン流路2に設けられるとともに混合部7の下流に設けられる。触媒8は、試験ガスに含まれる有害成分を除去するものである。
成分ガス供給配管3は、メイン流路2に接続されて各成分ガスを供給するものであって、成分ガスの種類に応じて複数設けられるものである。そして、メイン流路2にベースガスを供給するベースガス供給配管10と、メイン流路2に反応ガスを供給する反応ガス供給配管11とを具備する。
ベースガス供給配管10は、メイン流路2にベースガスを供給するものである。本実施形態では、ベースガス供給配管10として、Nガスを供給するベースガス供給配管10aと、COガスを供給するベースガス供給配管10bと、Oガスを供給するベースガス供給配管10cとが設けられている。
ベースガス供給配管10a、ベースガス供給配管10b及びベースガス供給配管10cの下流端部は合流して第1合流管14に接続されている。第1合流管14は、加熱部6の上流のメイン流路2に接続されるとともに、ベースガス供給配管10a、10b、10cから流れてくるベースガスをメイン流路2に導入するものである。
反応ガス供給配管11は、メイン流路2に反応ガスを供給するものである。本実施形態では、反応ガス供給配管11として、COガスを供給する反応ガス供給配管11aと、NOガスを供給する反応ガス供給配管11bと、SOガスを供給する反応ガス供給配管11cと、NHガスを供給する反応ガス供給配管11dとが設けられている。
反応ガス供給配管11a、反応ガス供給配管11b、反応ガス供給配管11c及び反応ガス供給配管11dの下流端は合流して第2合流管15に接続されている。第2合流管15は、加熱部6の下流であって混合部7の上流のメイン流路2に接続されるとともに、反応ガス供給配管11a、11b、11c、11dを流れる反応ガスをメイン流路2に導入するものである。
成分ガス流量変化機構4は、各成分ガス供給配管3を流れる成分ガスの流量を変化させるものであって、各ベースガス供給配管10を流れるベースガスの流量をそれぞれ調整する第1流量調整部12と、各反応ガス供給配管11を流れる反応ガスの流量をそれぞれ調整する第2流量調整部13とを有する。
第1流量調整部12は、各ベースガス供給配管10を流れるベースガスの流量を調整するものであって、例えばマスフローコントローラを用いることができる。そして、ベースガス供給配管10aを流れるNガスの流量を調整する第1流量調整部12aと、ベースガス供給配管10bを流れるCOガスの流量を調整する第1流量調整部12bと、ベースガス供給配管10cを流れるOガスの流量を調整する第1流量調整部12cとを備える。
マスフローコントローラは、ベースガス供給配管10を流れるベースガスの流量を測定する図示しない第1流量測定計と、ベースガス供給配管10を流れるベースガスの流量を調整する図示しない第1流量調整弁とを備える。
第1流量測定計は、例えば2対の発熱抵抗線を供給配管に巻いてブリッジ回路を形成し、この発明抵抗線に電流を流して加熱した状態で供給配管に流体を流した際に2対の発熱抵抗線の間に生じる温度差を用いて流体の流量を計測する熱式のものを用いることができる。
第1流量調整弁は、ベースガス供給配管10を塞ぐように配置される調整弁本体と、ベースガス供給配管10に外付けされて、制御部5からの制御信号に応じて調整弁本体を移動させて管内の開度を調整する調整弁駆動部とを備える。
第2流量調整部13は、各反応ガス供給配管11を流れる反応ガスの流量を調整するものであって、第1流量調整部12と同様にマスフローコントローラを用いることができる。そして、反応ガス供給配管11aを流れるCOガスの流量を調整する第2流量調整部13aと、反応ガス供給配管11bを流れるNOガスの流量を調整する第2流量調整部13bと、反応ガス供給配管11cを流れるSOガスの流量を調整する第2流量調整部13cと、反応ガス供給配管11dを流れるNHガスの流量を調整する第2流量調整部13dとを備える。第2流量調整部13に用いられるマスフローコントローラは、反応ガス供給配管11を流れる反応ガスの流量を測定する図示しない第2流量測定計と、反応ガス供給配管11を流れる反応ガスの流量を調整する図示しない第2流量調整弁とを備える。
制御部5は、前記成分ガス流量変化機構4を制御して、前記メイン流路2に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計を一定にした状態で、試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させるものであって、本実施形態では、第1流量調整部12及び第2流量調整部13を制御して試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させるものである。この制御部5は、構造的には、CPU、内部メモリ、I/Oバッファ回路、ADコンバータ等を有した所謂コンピュータ回路である。そして、内部メモリの所定領域に格納したプログラムに従って動作することで情報処理を行い、その機能を発揮するように構成されている。
制御部5が、試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させる方法について詳述する。
まず、制御部5は、メイン流路2に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計値及び各成分ガスの比率を図示しない受信部で受け付ける。
そして、制御部5は、受け付けた合計値を用いて、メイン流路2に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計値を一定にした状態、つまり、ベースガス供給配管10からメイン流路2に供給されるベースガスの供給流量、及び、反応ガス供給配管11からメイン流路2に供給される反応ガスの供給流量の合計値を一定にした状態で、第1流量調整部12(12a、12b、12c)及び第2流量調整部13(13a、13b、13c、13d)を制御して、各成分ガスの比率が先程受け付けた比率となるように各成分ガスの流量を変えて、試験ガスに含まれる各成分ガスの混合比率を変化させる。
具体的に、第1流量調整部12の制御は以下の通りである。まず、それぞれの第1流量測定計が測定した測定値と先程受信した各成分ガスの比率に基づいて設定した設定値との偏差を算出し、該偏差に比例動作、微分動作又は積分動作等の演算処理を施して駆動信号を生成する。そして、この駆動信号を調整弁駆動部に入力して第1流量調整弁を調整する。
第2流量調整部13の制御は以下の通りである。まず、それぞれの第2流量測定計が測定した測定値と先程受信した各成分ガスの比率に基づいて設定した設定値との偏差を算出し、該偏差に比例動作、微分動作又は積分動作等の演算処理を施して駆動信号を生成する。そして、この駆動信号を調整弁駆動部に入力して第2流量調整弁を調整する。
上述したように構成した第1実施形態にかかる触媒評価装置1は、メイン流路2に供給される複数の成分ガスの供給流量の合計を一定にしているので、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を一定に保った状態で、試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率を変化させることができる。そのため、触媒配置領域Xの圧力を変化させることなく、触媒配置領X域を流れる試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率だけを変化させることができ、正確な触媒評価を行うことができる。
加熱部6が成分ガスのうちベースガスのみを加熱するので、反応ガスが加熱部6で反応して触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量が変化することを防ぐことができる。そのため、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を一定にして圧力変化を防ぐことができる。
また、ベースガスの供給流量を一定にしているので、温度調整部である加熱部6を流れるベースガスの流量を一定にすることができ、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの温度を一定にすることができる。
さらに、制御部5が加熱部6を制御して、ベースガスを加熱する温度を変化させれば、このベースガスと反応ガスとが混合して生成される試験ガスの温度も変化させることができるので、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの温度を変化させることができ、触媒評価のバリエーションを増やすことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態にかかる触媒評価装置1について説明する。
なお、第1実施形態と同じ部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態にかかる触媒評価装置1は、図2に示すように、反応ガス供給配管11がメイン流路2に2つ接続されており、メイン流路2にCOガスとNOガスとをそれぞれ供給する第1反応ガス供給配管20a、20bと、メイン流路2にSOガスとNHガスとをそれぞれ供給する第2反応ガス供給配管21a、21bとを備える。第1反応ガス供給配管20a、20bの下流端部は合流して第3合流管22に接続されている。また、第2反応ガス供給配管21a、21bの下流端部は合流して第4合流管23に接続されている。そして、第3合流管22及び第4合流管23は、加熱部6の下流であって混合部7の上流のメイン流路2に接続されている。
第2実施形態における触媒評価装置1においても、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を一定にした状態で、試験ガスに含まれる成分ガスの配合比率を変化させることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態にかかる触媒評価装置1について説明する。
なお、第1実施形態及び第2実施形態と同じ部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態にかかる触媒評価装置1は、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの配合比率や温度に加えて、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量や触媒配置領域Xの圧力も変化させることができるものである。
第3実施形態における触媒評価装置1は、第1実施形態に加えて、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を変化させる構造と、触媒配置領域Xの圧力を変化させる構造とを備える。
触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を変化させる構造としては、図3に示すように、触媒配置領域Xの上流に設けられて、メイン流路2から分岐する分岐路30と、分岐路30を流れる試験ガスの流量を変化させる流量変化機構31とを備える。また、触媒配置領域Xの圧力を変化させる構造としては、図3に示すように、触媒配置領域Xの下流に接続されるとともに、メイン流路2を流れる試験ガスを排出する排出路40と、排出路40の抵抗を変化させる抵抗変化機構43とを備える。
まず、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を変化させる構造について以下に説明する。
分岐路30は、混合部7の下流であって触媒配置領域Xの上流のメイン流路2から分岐するものであって、メイン流路2を流れる試験ガスの一部が流れるものである。
流量変化機構31は、分岐路30の開閉を行う分岐路用開閉弁32と、分岐路30を流れる試験ガスの水分を除去するための水分除去部33と、水分除去部33を経た試験ガスの流量を調整する分岐路用流量調整弁34と、分岐路30内を差圧にしてメイン流路2から分岐路30に試験ガスを流すためのポンプ35とを備える。
分岐路用開閉弁32は、分岐路30の開閉を行うものであって、例えば電磁弁等で構成される。そして、分岐路30の開閉を行うことによって、メイン流路2から分岐路30に試験ガスが流れ込む状態と、メイン流路2から分岐路30に試験ガスが流れ込まない状態とを切り換えるものである。
水分除去部33は、試験ガスに含まれる水分を分離・除去するものであって、試験ガスに含まれる水分を分離するドレインセパレータ33a、ドレインセパレータ33aが分離した水分を貯蔵するドレインポット33bとを備える。水分除去部33を通過した試験ガスは、水分が除去された状態となる。
分岐路用流量調整弁34は、分岐路30を流れる試験ガスの流量を調整するものであって、例えば、分岐路30内を塞ぐように配置される調整弁本体(図示しない)と、分岐路30に外付けされて、制御部5からの制御信号に応じて調整弁本体を移動させて路内の開度を調整する調整弁本体駆動部(図示しない)とを備える。
そして制御部5は、流量変化機構31を制御して、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を変化させる。具体的に制御部5は、分岐路用開閉弁32を開いてメイン流路2を流れる試験ガスの一部を分岐路30に流すとともに、分岐路30を流れる試験ガスの流量を分岐路用流量調整弁34で調整する。
次に、触媒配置領域Xの圧力を変化させる構造について以下に説明する。
排出路40は、触媒配置領域Xの下流に設けられるとともに、メイン流路2に接続されるものである。この排出路40は途中から並列に設けられ、それぞれ所定の抵抗を有した複数の分岐排出路(第1分岐排出路41a、第2分岐排出路41b、第3分岐排出路41c)に分岐する。
分岐排出路(第1分岐排出路41a、第2分岐排出路41b、第3分岐排出路41c)は、抵抗が互いに異なるものであって、管径や長さが異なるキャピラリー管等で構成されている。また、第1分岐排出路41a、第2分岐排出路41b及び第3分岐排出路41cはその下流端部が合流排出路42に接続されている。
抵抗変化機構43は、排出路40の抵抗を変化させるものであって、本実施形態では、第1分岐排出路41a、第2分岐排出路41b及び第3分岐排出路41cの路内を開閉する第1開閉弁44a、第2開閉弁44b、第3開閉弁44cと、合流排出路42を流れる試験ガスの水分を除去するための水分除去部33と、水分除去部33を経た試験ガスの流量を調整する排出路用流量調整弁45と、合流排出路42内を差圧にしてメイン流路2から排出路40に試験ガスを流すためのポンプ46とを備える。
第1開閉弁44a、第2開閉弁44b、第3開閉弁44cは、例えばパルス間隔で開閉が切り替わる電磁弁等であって、図示しないが、分岐排出路41内を塞ぐように配置される弁体と、分岐排出路41に接続され、弁体を収容する弁座と、弁体を駆動させる駆動部とを備える。
排出路用流量調整弁45は、合流排出路42を流れる試験ガスの流量を調整するものであって、合流排出路42内を塞ぐように配置される調整弁本体(図示しない)と、合流排出路42に外付けされて、制御部5からの制御信号に応じて調整弁本体を移動させて路内の開度を調整させる調整弁駆動部(図示しない)とを備える。
また、混合部7の下流であって触媒配置領域Xの上流のメイン流路2の試験ガスの圧力を測定する圧力測定計50が設けられている。
そして制御部5は、抵抗変化機構43を制御して、触媒配置領域Xの圧力を変化させる。具体的に制御部5は、第1開閉弁44a、第2開閉弁44b又は第3開閉弁44cの少なくとも一つを高速で開閉させて排出路40内の抵抗を変える。排出路40内の抵抗を変えると、排出路40に接続されたメイン流路2の圧力が変わるので、触媒配置領域Xの圧力を変化させることができる。
また、制御部5が、排出路用流量調整弁45の開度が大きくなるように制御すると、排出路40の抵抗が減少するので、触媒配置領域Xの圧力を減少させることができる。逆に、排出路用流量調整弁45の開度が小さくなるように制御すると、排出路40の抵抗が増加するので、触媒配置領域Xの圧力を増加させることができる。
ここで、排出路用流量調整弁45の開度は開閉弁43のように瞬時に開閉できるものではなく、開閉弁43と比べると低速で開閉するものであるので、排出路用流量調整弁45を制御して触媒配置領域Xの圧力を変化させた場合、圧力が無段階に変化する。
上述したように構成した第3実施形態にかかる触媒評価装置1は、触媒配置領域Xを流れる試験ガスに含まれる成分ガスの混合比率や温度だけではなく、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量や、触媒配置領域Xの圧力を変化させることができるので、触媒評価のバリエーションを増やすことができる。
また、触媒配置領域Xの圧力を変化させる構成として、第1開閉弁43a、第2開閉弁43b及び第3開閉弁43cに加えて、排出路用流量調整弁45を備えるので、排出路用流量調整弁45による無段階に変化する圧力の上に、開閉弁43による高速な圧力変化を重畳させることができるので、触媒8に作用する圧力変化のバリエーションをさらに増やすことができ、例えばエンジンの脈動等を再現してより実際の内燃機関の状態に近づけて触媒評価を行うことができる。
ここで、メイン流路2に供給されるベースガス又は反応ガスの供給流量の合計値を変えれば、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を変化させることができる。しかし、ベースガスの供給流量を変えてしまうと、加熱部6で加熱されるベースガスの量が変わるので、試験ガスの流量変化に伴って、試験ガスの温度が変化してしまうという問題が生じる。一方、本実施形態では、流量変化機構31を別途備えるので、加熱部6で加熱されるベースガスの量を一定にした状態で、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量を流量変化機構31で変化させることができる。そのため、触媒配置領域Xを流れる試験ガスの流量変化に伴って試験ガスの温度が変化することを防ぎ、試験ガスの温度だけを独立して変化させることができる。
本発明は上記実施形態に限られたものではない。
上記実施形態では、成分ガスをベースガスと反応ガスとに分けてメイン流路に供給したが、ベースガスと反応ガスに分けずに成分ガスをメイン流路に供給してもよい。
また、上記実施形態では、温度調整部として加熱部を用いたが、温度調整部はこの構成に限られたものではなく、例えば混合部の下流であって触媒配置領域の上流に設けられるとともに、メイン流路を流れる試験ガスを加熱又は冷却する機構を別途設けてもよい。
さらに上記第3実施形態において、抵抗変化機構は開閉弁と排出用流量調整弁をともに備えるものであったが、いずれか一方を備えるものであってもよい。
加えて上記第3実施形態において、流量変化機構は分岐路用流量調整弁で触媒配置領域を流れる試験ガスの流量を変化させるものであったが、例えば、抵抗の異なる複数の分岐路とこの分岐路内の開閉を行う開閉弁とを設けて、開閉弁を開閉を行うことで触媒配置領域を流れる試験ガスの流量を変化させてもよい。
そのうえ、上記実施形態ではベースガスの成分濃度及び反応ガスの成分濃度をそれぞれ変化させるものであったが、例えばベースガスの成分濃度のみ、又は、反応ガスの成分濃度のみを変化させるものであってもよい。具体的には、ベースガスの成分濃度のみを変化する場合、反応ガスとして例えばCO、NO、SO、NHのうちから選択された1種のガス、又は複数のガスが流れる反応ガス供給配管を一本用意し、この配管を流れる反応ガスの流量を一定となるようにする。反応ガスの成分濃度のみを変化する場合、ベースガスとして例えばN、CO、Oのうちから選択された1種のガス、又は複数のガスが流れるベースガス供給配管を一本用意し、この配管を流れるベースガスの流量を一定となるようにする。
また、上記実施形態では、ベースガスの供給流量が一定にするとともに、反応ガスの供給流量が一定にするように触媒評価装置を構成しているが、ベースガスの供給流量と反応ガスの供給流量との供給比率を変化させるとともに、ベースガスの供給流量と反応ガスの供給流量の合計値が一定となるように触媒評価装置を構成してもよい。具体的には、ベースガス供給配管と反応ガス供給配管とをそれぞれ一本用意し、これら配管を流れるベースガス及び反応ガスの流量の合計値が一定となるように、配管を流れるベースガスと反応ガスとの流量を変化させる。このとき、ベースガスとして、例えばN、CO、Oのうちから選択された1種のガス、又は複数のガスを用いてもよいし、反応ガスとして、例えばCO、NO、SO、NHのうちから選択された1種のガス、又は複数のガスを用いてもよい。
本発明は、その趣旨に反しない範囲で様々な変形が可能である。
1・・・触媒評価装置
2・・・メイン流路
3・・・成分ガス供給配管
5・・・制御部
X・・・触媒配置領域

Claims (5)

  1. ベースガスと反応ガスが混合して生成される試験ガスが流れるとともに、触媒が配置される触媒配置領域が設けられたメイン流路と、
    前記メイン流路において前記触媒配置領域よりも上流に設けられた加熱部と、
    前記メイン流路において前記加熱部よりも上流にベースガスを供給するベースガス供給配管と、
    前記メイン流路において前記触媒配置領域よりも上流で、かつ、前記加熱部よりも下流に反応ガスを供給する反応ガス供給配管と、を備え、
    前記メイン流路に供給されるベースガスの流量を一定にした状態で、試験ガスの混合比率を変化させる制御部とを備え、
    前記ベースガス供給配管から供給されるベースガスの供給流量と、前記反応ガス供給配管から供給される反応ガスの供給流量の合計を一定にした状態で供給されるよう構成されていることを特徴とする触媒評価装置。
  2. 前記ベースガス供給配管、又は、前記反応ガス供給配管を流れるベースガス、又は、反応ガスの流量をそれぞれ変化させる成分ガス流量変化機構をさらに備え、
    前記制御部が、前記成分ガス流量変化機構を制御することを特徴とする請求項1記載の触媒評価装置。
  3. 前記制御部は、前記加熱部を制御してベースガスのみを加熱し、前記触媒配置領域を流れる試験ガスの温度を変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の触媒評価装置。
  4. 前記メイン流路において前記触媒配置領域の上流で、かつ、前記加熱部よりも下流から分岐する分岐路と、
    前記分岐路を流れる前記試験ガスの流量を変化させる流量変化機構と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記流量変化機構を制御して、前記触媒配置領域を流れる試験ガスの流量を変化させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の触媒評価装置。
  5. 前記触媒配置領域の下流に接続されるとともに、前記メイン流路を流れる前記試験ガスを排出する排出路と、
    前記排出路の抵抗を変化させる抵抗変化機構とをさらに備え、
    前記制御部は、前記抵抗変化機構を制御して、前記触媒配置領域の圧力を変化させることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の触媒評価装置。
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