JP6253978B2 - 地理位置情報を活用したスポットビーム重なり - Google Patents

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Description

本開示は、スポットビーム重なりを利用して地理位置情報を活用することに関するものである。具体的には、本開示は、スポットビームを利用して高精度の測位を実現することにより、十分高い精度を維持して時刻転送を行うことに関するものである。
本開示は、スポットビームの重なりを利用して地理位置情報を活用するシステム、装置、及び方法に関するものである。1つ以上の実施形態では、スポットビームの重なりを利用して地理位置情報を活用する方法では、ユーザ受信装置の位置の推定を行う。前記方法は、少なくとも1つのビークルから、少なくとも1つのスポットビームを地球に向けて放射するステップと、そして前記ユーザ受信装置で、信号を少なくとも1つのスポットビームから受信するステップと、を含む。前記方法は更に、前記ユーザ受信装置で、前記ユーザ受信装置の前記位置の推定値を、少なくとも1つのスポットビームの内部の前記ユーザ受信装置の位置に応じて算出するステップを含む。
1つ以上の実施形態では、前記方法は更に、少なくとも1つのビークルから地球の表面までの距離を算出するステップを含む。幾つかの実施形態では、前記方法は更に、少なくとも1つのビークルから前記ユーザ受信装置までの距離を算出するステップを含む。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つのビークルから前記ユーザ受信装置までの距離を算出する前記ステップは、少なくとも1つのビークルのドップラ周波数オフセットを測定するステップと、ドップラレンジ推定値及び/又は擬似距離測定値を、カルマンフィルタを用いて算出するステップと、そして少なくとも1つのビークルから前記ユーザ受信装置までの前記距離の移動平均推定値を算出するステップと、を含む。
本開示の幾つかの実施形態では、スポットビームの重なりを利用して地理位置情報を活用する方法によって、位置特定アルゴリズムの精度の向上を実現する。1つ以上の実施形態では、前記ユーザ受信装置は、減衰環境、ジャミング環境、及び/又は閉塞環境に位置する。少なくとも1つの実施形態では、前記閉塞環境は屋内である。幾つかの実施形態では、スポットビームの重なりを利用して地理位置情報を活用する前記方法は更に、少なくとも1つのビークルからの信号対雑音比(SNR)の測定結果を利用して、前記ユーザ受信装置の前記位置の前記推定値を更に高精度化するステップを含む。
1つ以上の実施形態では、本開示の少なくとも1つのビークルは衛星、擬似衛星、スペースシャトル、飛行体、気球、及び/又はヘリコプターである。別の実施形態では、種々の他の種類のビークルを本開示の少なくとも1つのビークルに用いることができる。幾つかの実施形態では、使用することができる様々な種類の飛行体は、これらには限定されないが、飛行機及び/又は無人航空機(UAVs)を含む。少なくとも1つの実施形態では、本開示に用いることができる様々な種類の衛星は、これらには限定されないが、低高度軌道周回(LEO)衛星、中高度軌道周回(MEO)衛星、及び/又は対地静止軌道(GEO)衛星を含む。幾つかの実施形態では、少なくとも1つのビークルは既知の軌道、及び/又は既知の経路を有する。1つ以上の実施形態では、前記ユーザ受信装置は移動している、そして/または静止している。
幾つかの実施形態では、前記方法において、少なくとも1つのビークルは、少なくとも1つのスポットビームを少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナから放射する。少なくとも1つの実施形態では、少なくとも1つのスポットビームは、少なくとも1つのRFアンテナから、位置を固定したビームとして照射される。他の実施形態では、少なくとも1つのスポットビームは、少なくとも1つのRFアンテナから走査ビームとして照射される。幾つかの実施形態では、前記ユーザ受信装置は前記信号を、少なくとも1つのRFアンテナから放射される少なくとも1つのスポットビームから受信する。
1つ以上の実施形態では、前記ユーザ受信装置はプロセッサを用いて、前記ユーザ受信装置の前記位置の前記推定値を算出する。幾つかの実施形態では、前記ユーザ受信装置が信号を、1つのスポットビームのみから受信すると、前記ユーザ受信装置は、前記ユーザ受信装置が前記1つのスポットビームの交差部の中心に位置している位置の推定値を算出する。少なくとも1つの実施形態では、前記ユーザ受信装置が信号群を、少なくとも2つのスポットビームから受信すると、前記ユーザ受信装置は、前記ユーザ受信装置が少なくとも2つのスポットビームの交差部の中心に位置している位置の推定値を算出する。他の実施形態では、前記ユーザ受信装置が信号群を、少なくとも2つのスポットビームから受信すると、前記ユーザ受信装置は、前記ユーザ受信装置が少なくとも2つのスポットビームの中心の重心に位置している位置の推定値を算出する。
幾つかの実施形態では、本開示のユーザ受信装置は、スポットビームの位置を、前記スポットビームが到来する時刻(tRISE)から前記スポットビームが消滅する時刻(tSET)の間に在るものとして記録する。1つ以上の実施形態では、マスク角が前記ユーザ受信装置に対して全方向に均一である場合、時刻=((tSET−tRISE)/2)において、前記ユーザ受信装置が軌道内方向の前記スポットビームの中心に位置していると仮定する。別の構成として、前記マスク角が、スポットビームの到来方向、及びスポットビームの消滅方向に不均一である場合、(ΔtTrue)/2=(ΔtRcverMeasured+ΔtβBias)/2とした場合の時刻=((ΔtTrue)/2)において、前記ユーザ受信装置が、軌道内方向の前記スポットビームの中心に位置していると仮定する。
1つ以上の実施形態では、前記ユーザ受信装置は、少なくとも1つのスポットビームの受信振幅値を用いて、前記ユーザ受信装置の前記位置の前記推定値を算出する。1つ以上の実施形態では、前記ユーザ受信装置は、経時的に算出された前記ユーザ受信装置の前記位置の2つ以上の推定値を平均することにより、前記ユーザ受信装置の前記位置の前記推定値を更に高精度化する。
幾つかの実施形態では、前記ユーザ受信装置は、カルマンフィルタを用いて、前記ユーザ受信装置の前記位置の2つ以上の推定値を平均する。別の実施形態では、前記ユーザ受信装置は、マッチドフィルタを用いて、前記ユーザ受信装置の前記位置の2つ以上の推定値を平均する。1つ以上の実施形態では、前記ユーザ受信装置の前記位置の前記推定値を全地球測位システム(GPS)を介して利用することにより、GPS信号を迅速に取得し易くする。
1つ以上の実施形態では、スポットビームの重なりを利用して地理位置情報を活用するシステムでは、ユーザ受信装置の位置の推定を行う。前記システムは、少なくとも1つのビークルと、そしてユーザ受信装置と、を備える。幾つかの実施形態では、少なくとも1つのビークルは、少なくとも1つのスポットビームを地球に向けて放射する。少なくとも1つの実施形態では、前記ユーザ受信装置は、少なくとも1つのRFアンテナと、そしてプロセッサと、を含む。1つ以上の実施形態では、少なくとも1つのRFアンテナは、少なくとも1つのスポットビームを受信する。幾つかの実施形態では、前記プロセッサは、前記ユーザ受信装置の前記位置の前記推定値を、少なくとも1つのスポットビームの内部の前記ユーザ受信装置の位置に応じて算出する。
幾つかの実施形態では、前記ユーザ受信装置は更に、ローカルクロックと、そしてメモリと、を含む。前記メモリは、経時的に記録される連続スポットビーム識別情報を保存するように適合させる。また、前記ユーザ受信装置の前記プロセッサは、少なくとも1つのビークルのドップラ周波数オフセットを算出することができる。
少なくとも1つの実施形態では、前記ユーザ受信装置は更に、内部軌道モデルを含む。幾つかの実施形態では、前記ユーザ受信装置は、少なくとも1つのビークルから送信される軌道データ情報を受信する。他の実施形態では、前記ユーザ受信装置は、少なくとも1つのビークルから、そして/または地球局ネットワークから送信される軌道デルタ補正情報を受信する。本開示の少なくとも1つの実施形態では、前記地球局ネットワークはセルラーネットワークである。
本開示のこれらの及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明、添付の請求項、及び添付の図面を参照することにより一層深く理解される。
図1Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの複数の重なりスポットビームを利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。 図1Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの複数の重なりスポットビームをセルラーネットワークと併せて利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。 図2は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの複数の重なりスポットビームを経時的に利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を描いている。 図3は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、2個の衛星からの複数の重なりスポットビームを利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。 図4は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの複数の重なりスポットビームを経時的に走査することにより利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。 図5は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの信号の振幅値をユーザ受信装置が受信することにより利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を描いている。 図6は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、2個の衛星からの信号の振幅値をユーザ受信装置が受信することにより利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。 図7は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの信号であって、経時的に走査するスポットビームから受信される信号の振幅値を用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。 図8は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からのスポットビームの到来時刻、及び消滅時刻を利用して、均一なマスク角が設定されているユーザ受信装置の位置を推定する様子を絵で表わしている。 図9Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1つのスポットビームの到来時刻、及び消滅時刻を利用して、不均一なマスク角が設定されているユーザ受信装置の位置を推定する図を示している。 図9Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からのスポットビームの到来時刻、及び消滅時刻を利用して、不均一なマスク角が設定されているユーザ受信装置の位置を推定する様子を絵で表わしている。 図10は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ユーザ受信装置と衛星との間の距離の移動平均推定値を取得する方法を示すフロー図を示している。
本明細書において開示される方法及び装置は、スポットビーム重なりを利用して地理位置情報を活用する協調システムを提供する。詳細には、本システムは、スポットビーム群を利用して、高精度の測位を実現することにより、十分高い精度を維持して時刻転送を行うことに関するものである。
現在、種々の既存の衛星ナビゲーションシステムによって供給される航法信号及びタイミング信号から、満足できるシステム性能が得られない場合が多い。具体的には、このような航法信号及びタイミング信号の信号電力、帯域幅、及び地理位置情報としての活用は普通、要求が厳しい多くの利用シナリオの要求を満たすには不十分である。例えば、全地球測位システム(GPS)信号を利用する既存のナビゲーションアプローチ及びタイミングアプローチは、ナビゲーションユーザが多くの例において普通に利用するということができない可能性がある。動作中、GPS受信機は通常、少なくとも4個の測距源からの電波を同時に受信して、3次元(3D)測位及び正確な時刻転送を可能にする必要がある。しかしながら、GPS信号は多くの場合、都市の谷間またはビルディングの壁を容易に突き抜けるためには不十分な低い信号電力または不十分な幾何学形状を有する。これが生じると、GPS受信機は、当該受信機が必要とする信号群を受信することができなくなって、正確な3D測位及び時刻転送を行なえなくなる。別の例では、携帯電話信号またはテレビジョン信号を利用するナビゲーションアプローチからも満足できるシステム性能が得られない。これは、これらの携帯電話信号またはテレビジョン信号が通常、多くのナビゲーション利用シナリオに望ましい垂直方向の航法情報を含んでいないからである。
既存のナビゲーションシステムは、屋内ナビゲーション機能が欠けている問題を、種々のアプローチを使用することにより解決しようと試みてきた。これらの種々のアプローチのうちの幾つかのアプローチでは、慣性ナビゲーションシステム、特殊ビーコン、及び高感度GPSシステムを利用する。しかしながら、これらのアプローチの各アプローチは、当該アプローチ自体の固有の問題を有していることに留意されたい。慣性ナビゲーションシステムは、ドリフトを生じ、そして高価である。ビーコンは、高価であり、かつ標準化されていない特殊な固定資産を必要とする。従って、ビーコンは特殊な効果を発揮するときにのみ作成される。また、高感度GPSシステムは多くの場合、屋内環境におけるGPS信号が弱いので、ユーザの期待通りに動作することがない。開示のシステム及び方法は、ナビゲーションシステム性能を、ユーザ受信装置が、減衰環境、ジャミング環境、及び/又は屋内のような閉塞環境に位置する場合に向上させることができる。
本開示のシステム及び方法によって、ユーザ受信装置が位置する地球の表面の、または表面の近傍のユーザ受信装置の位置の推定値を、衛星の指向性信号群(すなわち、スポットビーム群)に関する情報に基づいて求めることができる。イリジウム低高度軌道周回(Low Earth Orbit satellite:LEO)衛星からのような固有に識別可能なスポットビームの幾何学形状に関する情報を利用することにより、ユーザ受信装置は、何れの組の衛星からのスポットビーム群の内部に、ユーザ受信装置が任意の所定期間に位置しているかを判別することができる。ユーザ受信装置の位置の最も簡易な近似値は、地球の表面のスポットビームの中心の投射位置の算出値であり、この算出値から、ユーザ受信装置の真の位置となる最大尤度が統計的に成立する。ユーザ受信装置で求めた既知の衛星位置と組み合わせたこの1次近似のユーザ受信装置位置推定値を用いて、ユーザ受信装置から衛星ユニットに至るベクトルを推定することができる。
本開示のシステムは、ビーム平均化と表記される方法を用い、この方法は、種々の実施形態を含むことにより、ユーザ受信装置の位置を推定し、そして続いて、当該推定を、測定を追加することにより高精度化する。1次近似の位置推定値が信号スポットビームに基づいて作成された後、当該推定値は、スポットビーム群でユーザ受信装置を時間の経過とともに連続的に掃引する様子をモニタリングすることにより高精度化することができる。ユーザ受信装置が2つ以上のビームスポットの重なり部の内部に位置している状況が生じる場合、ユーザ受信装置の位置は、これらのスポットビームの交差部の中心にあると推定することができる。
所定期間中、ユーザ受信装置は、1個の衛星または複数の衛星からの複数の重なりスポットビームの内部に位置している可能性がある。ユーザ受信装置の位置は、複数の重なりスポットビームの中心の重心にあると推定することができる。更に、2つ以上の連続するユーザ受信装置の位置推定値を経時的に平均して、ユーザ受信装置の位置誤差を更に小さくすることができる。衛星群が、単位面積当たりより多くのスポットビームを送出することにより、ユーザ受信装置による推定をより正確にすることができる。何れのビーム群が重なり、そして重なりがどのように経時的に変化するかについて細心の注意を払って記録することにより、位置特定アルゴリズム及び衛星測距による予測の精度を大幅に向上させることができる。少なくとも1つの実施形態では、1つのスポットビームの到来時刻及び消滅時刻を追跡し、そしてユーザ受信装置の位置を、ユーザ受信装置で求めたスポットビームの到来時刻と消滅時刻との間の中間時刻に対応するスポットビーム内位置にあると推定する。
1つ以上の実施形態では、開示のシステム及び方法から、地球の表面に、または表面の近傍に位置しているユーザ受信装置の位置の推定値を、受信機を搭載した少なくとも1つの移動ビークルの指向性信号群(すなわち、スポットビーム群)に関する情報を利用することにより取得することができる。本開示で採用することができる特定の種類の移動ビークルの例として、イリジウム衛星コンステレーションを挙げることができ、これらのイリジウム衛星は、信号群を地球に向かって既知の決定論的アンテナスポットビームパターン(deterministic antenna spot−beam pattern)で送出する低高度軌道周回(LEO)三軸安定地球指向衛星である。任意の所定の衛星に関して、任意の時刻tにおいて、地球に対する衛星の位置及び姿勢が既知であり、かつ衛星に対する送出アンテナスポットビーム群の方向が既知である場合、時刻tにおける地球の表面のスポットビーム群の中心の交差部を算出することができる。更に、アンテナスポットビーム群の特性が公知である場合、時刻tにおける地球表面へのアンテナスポットビーム群の投射パターンを算出することができる。これは、この技術分野に精通する当業者には極めて明らかなことである。イリジウム衛星コンステレーションの例におけるように、衛星は、スポットビーム中心位置をユーザ受信装置に定義座標系の値として送信することができる。
固有に識別可能なスポットビーム幾何学形状に関する情報を利用することにより、少なくとも1つのスポットビーム信号を検出するユーザ受信装置は、何れの組の衛星であるかを判別し、そしてユーザ受信装置が所定の時刻tにスポットビーム群の内部に位置している当該スポットビーム群を判別することができる。例えば、受信信号の一部から、特定のスポットビーム識別番号を特定することができる。一旦、ユーザ受信装置がスポットビームの内部に位置している当該スポットビームが確認されると、ユーザ受信装置は、当該ユーザ受信装置が当該スポットビームの投射領域内に位置しているという判断を下すことができる。次に、一旦、ユーザ受信装置が、時刻tにおけるスポットビームの投射位置を算出すると、ユーザ受信装置は、時刻tにおける当該ユーザ受信装置自体の位置の推定値を算出することができる。この測定の精度は、地球の表面への所定のスポットビームの投射サイズによって異なることになる。ビークル当たりより多くのスポットビームを送出するビークル群は、より正確な位置推定値を与えることになる。容易に理解することができるように、このようなシステムの精度は、地球の表面への、または表面の近傍へのスポットビームの投射サイズ及び投射数によって変わる。従って、当該システムの精度は、スポットビーム群の数を増やすことにより、そして地球の表面におけるスポットビーム群の半径を小さくする(すなわち、スポットビーム群の焦点を絞る)ことにより向上させることができる。
本開示のシステム及び方法では、種々の任意の種類の宇宙ビークル(overhead vehicles)を、スポットビーム群の発信源として用いることができる。本開示のシステムに用いることができる種々の種類のビークルとして、これらには限定されないが、衛星、擬似衛星、スペースシャトル、航空機、飛行機、無人航空機(UAV)、気球、及び/又はヘリコプターを挙げることができる。更に、本開示のビークルに使用することができる種々の種類の衛星として、これらには限定されないが、低高度軌道周回(LEO)衛星、中高度軌道周回(MEO)衛星、及び/又は対地静止軌道(GEO)衛星を挙げることができる。衛星ではないビークルを用いる場合、スポットビーム幾何学形状がユーザ受信装置にとっては既知であり、かつ高精度に定義されている限り、変更を開示のシステムに殆ど加える必要はない。また、本開示のシステムの1つ以上の実施形態では、少なくとも1つのビークルは、既知の軌道及び/又は既知の経路を有する。
以下の説明では、非常に多くの詳細を説明することにより、システムについての更に完全な記載を提供することができる。しかしながら、この技術分野の当業者であれば、開示のシステムを、これらの特定の詳細を用いることなく実施することができることを理解できるであろう。他の例では、公知の特徴については詳細に説明することはせず、当該システムを不必要に不明瞭にしてしまうことがないようにしている。
図1Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星100からの複数の重なりスポットビーム110を利用してユーザ受信装置120の位置の推定値を取得する様子を示している。また、図1Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星100からの複数の重なりスポットビーム110を、セルラーネットワーク130と併せて利用して、ユーザ受信装置120の位置の推定値を取得する様子を示している。図1Bは図1Aと、図1Bがセルラーネットワーク130を用いている点を除いて、同様である。これらの図の両方の図では、1個の衛星100が少なくとも1つのスポットビーム110を地球に向けて放射していることが分かる。1つ以上の実施形態では、衛星100は、少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナを用いて、スポットビーム群110のうちの少なくとも1つのスポットビームを放射していることが分かる。ユーザ受信装置120は、信号を投射スポットビーム群110のうちの少なくとも1つの投射スポットビームから受信する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置の地球上の位置の推定値を、投射スポットビーム群110のうちの1つの投射スポットビームの内部の当該ユーザ受信装置の位置に応じて算出する。
図1A及び1Bでは、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置120が少なくとも1つのスポットビームの内部に位置している当該少なくとも1つのスポットビームの位置を算出する。この算出を行うために、ユーザ受信装置120は、衛星100の位置に関する情報、衛星100の姿勢に関する情報、及び/又はスポットビーム群110の方向及び/又はパターンに関する情報を利用する。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120が、スポットビーム群110の方向及び/又はパターンに関する情報を取得するために、ユーザ受信装置120は、ビーム幾何学形状データベース及び/又は内部軌道モデルを参照する。
図1Aでは、衛星100の位置情報(すなわち、エフェメリス)は、ユーザ受信装置120に衛星100自体から送信される。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120は、衛星100から送信される軌道データ情報及び/又は軌道デルタ補正情報を受信する。1つ以上の実施形態では、ユーザ受信装置120は、衛星100の位置を、当該ユーザ受信装置の内部軌道モデルからのデータを使用し、そして当該ユーザ受信装置が衛星100から受信する軌道デルタ補正値を使用することにより算出する。幾つかの実施形態では、スポットビーム群110の方向及び/又はパターンの算出は、衛星100内で行うことができる。スポットビーム群110の方向及び/又はパターン情報は、衛星100からユーザ受信装置120に、スポットビーム群の信号に含まれるメッセージの一部として送信される。
別の構成として、図1Bでは、衛星100の位置情報(すなわち、エフェメリス)は、ユーザ受信装置120にセルラーネットワーク130を介して送信される。他の実施形態では、セルラーネットワーク以外の種々の種類の地球局ネットワークを、本開示のシステムが用いて、衛星100の位置情報(すなわち、エフェメリス)をユーザ受信装置120に送信することができる。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120は、セルラーネットワーク130から送信される軌道データ情報及び/又は軌道デルタ補正情報を受信する。1つ以上の実施形態では、ユーザ受信装置120は、衛星100の位置を、当該ユーザ受信装置の内部軌道モデルからのデータを使用し、そして当該ユーザ受信装置がセルラーネットワーク130から受信する軌道デルタ補正値を使用することにより算出する。
1つ以上の実施形態では、ユーザ受信装置120が信号を1つのスポットビーム110からしか受信しない場合、ユーザ受信装置120は、ユーザ受信装置120がスポットビームの中心に位置している位置の推定値を算出する。別の構成として、ユーザ受信装置120が信号を2つ以上のスポットビーム110から受信する場合、ユーザ受信装置120は、ユーザ受信装置120がスポットビーム群110の交差部150の中心に位置している位置の推定値を算出し、これらのスポットビーム110から、当該ユーザ受信装置が信号を受信する。他の実施形態では、ユーザ受信装置120が信号を2つ以上のスポットビーム110から受信する場合、ユーザ受信装置120は、ユーザ受信装置120がスポットビーム群110の中心の重心に位置している位置の推定値を算出し、これらのスポットビーム110から、当該ユーザ受信装置が信号を受信する。少なくとも1つの実施形態では、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置が衛星100から受信する信号対雑音比(SNR)測定値を用いて、当該ユーザ受信装置の位置の算出推定値を更に高精度化する。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120の位置の推定値を用いて、現在利用されている位置特定アルゴリズムの精度の向上を実現することに注目されたい。更に、ユーザ受信装置120の位置の推定値を全地球測位システム(GPS)で利用することにより、GPS信号を迅速に取得し易くすることができる。
幾つかの実施形態では、図1A及び1Bのユーザ受信装置120は、少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナ140を含み、このRFアンテナ140を用いて信号を、衛星100から投射される少なくとも1つのスポットビームから受信する。RFアンテナは、ユーザ受信装置120のハウジングの内部または外部の何れかに製作することができる。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120は更にプロセッサを含み、このプロセッサを使用して、ユーザ受信装置120の位置の推定値を、少なくとも1つのスポットビーム110の内部のユーザ受信装置120の位置に応じて算出する。少なくとも1つの実施形態では、ユーザ受信装置120は更に、ローカルクロックと、そしてメモリと、を含み、このメモリは、経時的に記録される連続スポットビーム識別情報を保存するように適合させる。1つ以上の実施形態では、ユーザ受信装置120は、移動することができる、または静止している、のいずれかである。
図2は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星100からの複数の重なりスポットビームを経時的に利用して、ユーザ受信装置120の位置の推定値を取得する様子を示している。この図では、時刻tにおいて、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群200の交差部210の内部に位置していることが分かる。この図では、SAT1衛星100から照射されているスポットビーム群200は固定指向性ビーム群であり、走査ビーム群ではないことに注目されたい。1つ以上の実施形態では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120がスポットビーム群200の交差部210の中心に位置している位置の第1推定値を算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻tにおけるスポットビーム群200の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置の第1推定値を保存する。
この図に更に図示されているように、後の時刻t+Δtでは、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群200が、地球の表面を掃引してしまっている。従って、ユーザ受信装置120はこの時点で、地球の表面のスポットビーム群200の異なる交差部220内に位置している。この時点では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120がスポットビーム群200の交差部220の中心に位置している位置の第2推定値を算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻t+Δtにおけるスポットビーム群200の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置の第2推定値を保存する。
一旦、ユーザ受信装置120が、ユーザ受信装置120のこれらの位置の少なくとも2つの推定値を取得すると、ユーザ受信装置120のプロセッサは、これらの推定値を用いて、ユーザ受信装置120の位置の更に高精度化された推定値を算出する。この図では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、交差領域210及び交差領域220の重なり領域230の中心に位置している位置の高精度化された推定値を算出していることが分かる。
1つ以上の実施形態では、ユーザ受信装置120は、ビームを平均する方法を用いて、更に高精度化された推定値を取得する。この方法を用いて、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120の位置の保存推定値群の全ての平均を算出することにより、高精度化された推定値を取得する。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、カルマンフィルタを用いてビーム平均化を行う。別の実施形態では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、マッチドフィルタを用いてビーム平均化を行う。
図3は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、2個の衛星100からの複数の重なりスポットビームを利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。この図では、時刻tにおいて、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100及びSAT2衛星300から照射されるスポットビーム群310の交差部320内に位置していることが分かる。この図では、SAT1衛星100及びSAT2衛星300から照射されているスポットビーム群310は走査ビーム群ではなく、固定指向性ビーム群である。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群の交差部330と、SAT2衛星300から照射されるスポットビーム群の交差部340が交わる場所320の中心に位置している位置の第1推定値を算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻tにおけるスポットビーム群310の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置のこの第1推定値を保存する。
少なくとも1つの実施形態では、時刻t+Δtでは、SAT1衛星100及びSAT2衛星300から照射されるスポットビーム群310が、地球の表面を掃引してしまっている。従って、ユーザ受信装置120はこの時点で、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群の交差部と、SAT2衛星300から照射されるスポットビーム群の交差部が交差する異なる場所の内部に位置している。この時点では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群の交差部と、及びSAT2衛星300から照射されるスポットビーム群の交差部が交差する場所に位置している位置の第2推定値を算出する。
次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻t+Δtにおけるスポットビーム群310の位置を保存し、そしてユーザ受信装置120の位置の第2推定値を保存する。幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120は、更に高精度化された推定値を、ビーム平均化を行うことにより取得する。ビーム平均化を行う場合、ユーザ受信装置120のプロセッサは、高精度化された推定値を、ユーザ受信装置120の位置の保存推定値群の全ての平均を算出することにより導出する。
別の実施形態では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群の中心、及びSAT2衛星300から照射されるスポットビーム群の中心の重心に位置している位置を算出する。
図4は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星からの複数の重なりスポットビームを時間経過とともに走査して、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。この図では、時刻tにおいて、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群400の交差部410の内部に位置していることが分かる。SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群400は走査ビーム群であり、固定指向性ビーム群ではないことに注目されたい。従って、走査スポットビーム群400は、地球の表面を時間経過とともに走査している。ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム群400の交差部410の中心に位置している位置の第1推定値を算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻tにおけるスポットビーム群400の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置のこの第1推定値を保存する。
時刻t+Δtでは、SAT1衛星100から照射される走査スポットビーム群400が地球の表面を掃引してしまっている。ユーザ受信装置120はこの時点で、地球の表面のスポットビーム群400の異なる交差部410の内部に位置している。この時点では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、スポットビーム群400の交差部420の中心に位置している位置の第2推定値を算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻t+Δtにおけるスポットビーム群400の位置を保存し、そしてユーザ受信装置120の位置の第2推定値を保存する。
ユーザ受信装置120が、ユーザ受信装置120の位置の少なくとも2つの推定値を取得した後、ユーザ受信装置120のプロセッサは、これらの推定値を用いて、ユーザ受信装置120の位置の高精度化された推定値を算出する。ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120が、交差領域410及び交差領域420の重なり領域430の中心に位置している位置の高精度化された推定値を算出する。
幾つかの実施形態では、ユーザ受信装置120は、ビーム平均化法を用いて、更に高精度化された推定値を算出する。この方法を用いる場合、ユーザ受信装置120のプロセッサは、ユーザ受信装置120の位置の保存推定値群の全ての平均を算出することにより、高精度化された推定値を取得する。
図5,6,及び7は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、衛星信号振幅を用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する種々の実施形態を示している。具体的には、図5は、ユーザ受信装置が受信する1個の衛星からの信号の振幅を用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を描いており、図6は、ユーザ受信装置が受信する2個の衛星からの信号の振幅を用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示し、そして図7は、1個の衛星から時間経過とともに走査するスポットビームから得られる信号の振幅を用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を取得する様子を示している。
図5では、SAT1衛星100は1つのスポットビーム110を地球に向けて照射する。この図では、スポットビーム500は、1つの主ビーム510と、そして2つのサイドローブビーム520と、を有するものとして図示されている。この図では、スポットビーム500は、1つの主ビーム510と、そして2つのサイドローブビーム520と、を有するものとして図示されている。この図では、スポットビーム500は固定指向性ビームであり、走査ビームではないことに注目されたい。この図では、ユーザ受信装置120は、信号を照射主ビーム510から受信するものとして図示されている。ユーザ受信装置120のプロセッサは、当該ユーザ受信装置が受信する信号の振幅を用いて、地球上の当該ユーザ受信装置の位置の推定値を、投射主ビーム510の信号振幅の等高線530の内部の当該ユーザ受信装置の位置に応じて算出する。一旦、ユーザ受信装置120が、当該ユーザ受信装置の位置の推定値を取得すると、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、地球上のスポットビーム500の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置の当該ユーザ受信装置による推定値を保存する。
図6では、SAT1衛星100及びSAT2衛星300がそれぞれ、1つのスポットビーム600,610をそれぞれ地球に向けて照射しているものとして図示されている。この図では、ユーザ受信装置120が、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム600、及びSAT2衛星300から照射されるスポットビーム610の交差部630の内部に位置していることが分かる。この図では、スポットビーム600及びスポットビーム610は固定指向性ビーム群であり、走査ビーム群ではない。ユーザ受信装置120のプロセッサは、当該ユーザ受信装置が受信する信号の振幅を用いて、交差部630の内部の当該ユーザ受信装置の位置の推定値を、投射スポットビーム600,610の信号振幅の等高線640の内部の当該ユーザ受信装置の位置に応じて算出する。ユーザ受信装置120が、当該ユーザ受信装置の位置の推定値を取得した後、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、スポットビーム600及びスポットビーム610の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置に関する当該ユーザ受信装置による推定値を保存する。
図7では、時刻tにおいて、SAT1衛星100が、スポットビーム700を地球に向けて照射するものとして図示されている。この時点では、ユーザ受信装置120は、SAT1衛星100から照射されているスポットビーム700の内部に位置している。SAT1衛星100から照射されるスポットビーム700は走査ビームであり、固定指向性ビームではないことに注目されたい。このように、スポットビーム700を時間経過とともに走査するので、スポットビーム700で地球の表面を掃引している。ユーザ受信装置120のプロセッサは、当該ユーザ受信装置が受信する信号の振幅を用いて、スポットビーム700の内部の当該ユーザ受信装置の位置の第1推定値を、スポットビーム700の信号振幅の等高線の内部の当該ユーザ受信装置の位置に応じて算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻tにおけるスポットビーム700の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置の第1推定値を保存する。
また、図7では、時刻t+Δtにおいて、SAT1衛星100から照射されるスポットビーム700で地球の表面を掃引してしまっているものとして図示されている(この時点では、スポットビーム710として図示されている)。ユーザ受信装置120はこの時点で、スポットビーム710の内部に位置している。この時刻では、ユーザ受信装置120のプロセッサは、当該ユーザ受信装置が受信する信号の振幅を用いて、スポットビーム710の内部の当該ユーザ受信装置の位置の第2推定値を、スポットビーム710の信号振幅の等高線の内部の当該ユーザ受信装置の位置に応じて算出する。次に、ユーザ受信装置120は、当該ユーザ受信装置のメモリに、時刻t+Δtにおけるスポットビーム710の位置を保存するだけでなく、ユーザ受信装置120の位置の第2推定値を保存する。
一旦、ユーザ受信装置120が、ユーザ受信装置120の位置の少なくとも2つの推定値を取得すると、ユーザ受信装置120のプロセッサは、これらの推定値を用いて、ユーザ受信装置120の位置の更に高精度化された推定値を算出する。ユーザ受信装置120のプロセッサは、ビーム平均化法を用いて、ユーザ受信装置120がスポットビーム700及びスポットビーム710の重なり領域720内に位置している位置の更に高精度化された推定値を算出する。更に、当該プロセッサは、ユーザ受信装置120の位置のより一層高精度化された推定値を、当該ユーザ受信装置が受信する信号の振幅を用いて、重なり領域720内の当該ユーザ受信装置の位置を、スポットビーム700及び710の信号振幅の等高線730の内部の当該ユーザ受信装置の位置に応じて算出することにより取得する。
図8は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1個の衛星100からのスポットビームの到来時刻、及び消滅時刻を利用して、均一なマスク角が設定されているユーザ受信装置120の位置を推定する様子を絵で表わしている。この図では、スポットビームの到来時刻及び消滅時刻を利用して、ユーザ受信装置120の位置の推定値を取得する。これらの実施形態では、スポットビームの複数位置の全てが、スポットビームの到来時刻(tRISE)からスポットビームの消滅時刻(tSET)の範囲で記録される。均一な仰角マスク角が全方向にユーザ受信装置120に関して設定されていると仮定すると、時刻=((tSET−tRISE)/2)では、ユーザ受信装置が、軌道内方向のスポットビームの中心に位置していると仮定する。
軌道内方向は、衛星がユーザ受信装置120の頭上を通過するときの衛星の運動方向として定義されることに留意されたい。軌道内方向の座標系では、原点は、ユーザ受信装置120の位置に位置し、x軸は、衛星がユーザ受信装置120の頭上を通過するときの衛星の運動方向に設定され、z軸は、地球の中心に向かう方向に設定され、そしてy軸によって、右手デカルト座標系が完成する。
図9Aは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1つのスポットビームの到来時刻及び消滅時刻を利用して、不均一なマスク角が設定されているユーザ受信装置の位置を推定する図を示している。また、図9Bは、本開示の少なくとも1つの実施形態による、1つのスポットビームの到来時刻及び消滅時刻を利用して、不均一なマスク角が設定されているユーザ受信装置の位置を推定する様子を絵で表わしている。これらの図では、ユーザ受信装置の上方を通過する衛星コンステレーションのビームパターンが既知の方向(例えば、北から南の方向)を向いているので、これらの方向(例えば、北方向及び南方向)に設定されるマスク角のみが関連してくるが、その理由は、第1方向(例えば、北方向)が、衛星が昇る方向であり、そして第2方向(例えば、南方向)が、衛星が沈む方向であるからである。
これらの実施形態では、αは、コンステレーションからの信号が遮断される遮断角度を表わし;βは、ユーザ受信装置120から衛星を、衛星が昇る方向に見通すときの見通しの邪魔になり得る障害物に関連するマスク角であり;そしてβは、ユーザ受信装置120から衛星を、衛星が沈む方向に見通すときの見通しの邪魔になり得る障害物に関連するマスク角である。何れかのマスク角β、または両方のマスク角βについてβ>αとした場合に、バイアスを付加する。マスク角が図8に示すように均一な事例は、β=β=αまたはβ=β≠αとした場合に生じる。これらの実施形態では、これらのマスク角βは、何れかが既知であるか、または推定される。図9A及び9Bは、障害物が存在するのでβが遮断角度αよりも大きく設定される特定の事例を示している。小さい障害物が、衛星が昇る方向に存在してβ<αとした場合は、障害物が小さいので、障害物は、ユーザ受信装置120から衛星を見通すときの見通しに影響が無い。従って、障害物を無視することができる。β>αとした場合は、障害物と同様の変形物が、衛星が昇る方向に存在しても構わないことに注目されたい。衛星が昇る方向及び衛星が沈む方向の仰角が不均一であると仮定すると、(ΔtTrue)/2=(ΔtRcverMeasured+Δtβ2Bias)/2とした場合の時刻(ΔtTrue)/2において、ユーザ受信装置が、軌道内方向のスポットビーム投射領域の中心に位置していると推定することができる。
図10は、本開示の少なくとも1つの実施形態による、ユーザ受信装置と衛星との間の距離の移動平均推定値を取得する方法を示すフロー図1000を示している。この図では、ユーザ受信装置は、衛星エフェメリスデータを低高度軌道周回(LEO)衛星から受信する(1010)。他の種々の実施形態では、LEO衛星以外の異なる種類の衛星を開示の方法に用いることができることに留意されたい。
ユーザ受信装置がエフェメリスデータを受信した後、ユーザ受信装置のプロセッサは、瞬時の衛星位置、速度、及び加速度を導出する(1020)。ユーザ受信装置が、これらの導出値を算出した後、ユーザ受信装置は衛星から、照射衛星スポットビームの初期スポットビーム識別子を受信する(1030)。スポットビーム識別子を衛星から受信した後、ユーザ受信装置は、ユーザ受信装置のメモリに、スポットビーム識別子、及び連続スポットビーム群のスポットビーム中心を記録する(1040)。
次に、ユーザ受信装置のプロセッサは、記録したこれらのスポットビーム識別子、及びビーム平均化法が適用されたスポットビーム中心を用いて、ユーザ受信装置の位置の移動平均推定値を導出する(1050)。次に、ユーザ受信装置のプロセッサは、ユーザ受信装置から衛星ユニットに至るベクトルの移動平均推定値を導出する(1060)。次に、ユーザ受信装置のプロセッサは、衛星のドップラ周波数オフセットを測定する(1070)。次に、ユーザ受信装置のプロセッサは、ドップラ周波数オフセットを用いてドップラレンジ推定値を算出する(1080)。少なくとも1つの実施形態では、ユーザ受信装置は、カルマンフィルタを用いてドップラレンジ推定値を算出する。ユーザ受信装置は、ユーザ受信装置から衛星までの算出距離の移動平均推定値を保持する(1090)。
特定の例示的な実施形態及び方法を本明細書において開示してきたが、これまでの開示内容から、この技術分野の当業者であれば、このような実施形態及び方法の変更及び変形を、開示される技術の真の思想及び範囲から逸脱しない範囲で加えることができることが理解できる。各例が他の例とは軽微な点でしか異ならないような、開示される技術の多くの他の例が存在する。従って、開示される技術は、添付の請求項、及び準拠法の規則及び原則が要求する範囲にのみ限定されるものとする。
また、本願は以下に記載する態様を含む。
(態様1)
ユーザ受信装置の位置の推定を行う方法であって、方法は:
少なくとも1つのビークル(100)から、少なくとも1つのスポットビームを地球に向けて放射するステップと、
ユーザ受信装置で、信号を少なくとも1つのスポットビームから受信するステップと、
ユーザ受信装置で、ユーザ受信装置の位置の推定値を、少なくとも1つのスポットビームの内部のユーザ受信装置の位置に応じて算出するステップと
を含む、方法。
(態様2)
方法は更に、少なくとも1つのビークル(100)から地球の表面までの距離を算出するステップを含む、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様3)
方法は更に、少なくとも1つのビークル(100)からユーザ受信装置までの距離を算出するステップを含む、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様4)
少なくとも1つのビークル(100)からユーザ受信装置までの距離を算出するステップは:
少なくとも1つのビークル(100)のドップラ周波数オフセットを測定するステップと、
ドップラレンジ推定値及び擬似距離測定値を、カルマンフィルタを用いて算出するステップと、
少なくとも1つのビークル(100)からユーザ受信装置までの距離の移動平均推定値を算出するステップと
を含む、態様3に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様5)
方法によって、位置特定アルゴリズムの精度の向上を実現する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様6)
ユーザ受信装置は、減衰環境に位置する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様7)
ユーザ受信装置は、ジャミング環境に位置する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様8)
ユーザ受信装置は、閉塞環境に位置する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様9)
閉塞環境は屋内である、態様8に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様10)
方法は更に、少なくとも1つのビークル(100)からの信号対雑音比(SNR)の測定結果を利用して、ユーザ受信装置の位置の推定値を更に高精度化するステップを含む、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様11)
少なくとも1つのビークル(100)は衛星である、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様12)
少なくとも1つのビークル(100)は擬似衛星である、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様13)
少なくとも1つのビークル(100)はスペースシャトルである、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様14)
少なくとも1つのビークル(100)は飛行体である、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様15)
飛行体は航空機である、態様14に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様16)
飛行体は無人航空機(unmanned aerial vehicle:UAV)である、態様14に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様17)
少なくとも1つのビークル(100)は気球である、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様18)
少なくとも1つのビークル(100)はヘリコプターである、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様19)
衛星は低高度軌道周回(low earth orbit:LEO)衛星である、態様11に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様20)
衛星は中高度軌道周回(medium earth orbit:MEO)衛星である、態様11に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様21)
衛星は対地静止軌道(geostationary earth orbit:GEO)衛星である、態様11に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様22)
少なくとも1つのビークル(100)は既知の軌道を有する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様23)
少なくとも1つのビークル(100)は既知の経路を有する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様24)
ユーザ受信装置は移動している、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様25)
ユーザ受信装置は静止している、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様26)
少なくとも1つのビークル(100)は、少なくとも1つのスポットビームを少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナから放射する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様27)
少なくとも1つのスポットビームは、少なくとも1つのRFアンテナから、位置を固定したビームとして照射される、態様26に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様28)
少なくとも1つのスポットビームは、少なくとも1つのRFアンテナから走査ビームとして照射される、態様26に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様29)
ユーザ受信装置は、少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナから放射される少なくとも1つのスポットビームから信号を受信する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様30)
ユーザ受信装置はプロセッサを用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を算出する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様31)
ユーザ受信装置が信号を、1つのスポットビームのみから受信すると、ユーザ受信装置は、ユーザ受信装置が1つのスポットビームの中心に位置している位置の推定値を算出する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様32)
ユーザ受信装置が信号群を、少なくとも2つのスポットビームから受信すると、ユーザ受信装置は、ユーザ受信装置が少なくとも2つのスポットビームの交差部の中心に位置している位置の推定値を算出する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様33)
ユーザ受信装置が、少なくとも2つのスポットビームから信号群を受信すると、ユーザ受信装置は、ユーザ受信装置が少なくとも2つのスポットビームの中心の重心に位置している位置の推定値を算出する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様34)
ユーザ受信装置は、スポットビームの位置を、スポットビームが到来する時刻(t RISE )からスポットビームが消滅する時刻(t SET )の間に在るものとして記録する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様35)
マスク角がユーザ受信装置に対して全方向に均一である場合、時刻=((t SET −t RISE )/2)において、ユーザ受信装置が、軌道内方向のスポットビームの中心に位置していると仮定する、態様34に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様36)
マスク角が、スポットビームの到来方向、及びスポットビームの消滅方向に不均一である場合、(Δt True )/2=(Δt RcverMeasured +Δt βBias )/2とした場合の時刻=((Δt True )/2)において、ユーザ受信装置が、軌道内方向のスポットビームの中心に位置していると仮定する、態様34に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様37)
ユーザ受信装置は、少なくとも1つのスポットビームの受信振幅値を用いて、ユーザ受信装置の位置の推定値を算出する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様38)
ユーザ受信装置は、経時的に算出されたユーザ受信装置の位置の2つ以上の推定値を平均することにより、ユーザ受信装置の位置の推定値を更に高精度化する、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様39)
ユーザ受信装置は、カルマンフィルタを用いて、ユーザ受信装置の位置の2つ以上の推定値を平均する、態様38に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様40)
ユーザ受信装置は、マッチドフィルタを用いて、ユーザ受信装置の位置の2つ以上の推定値を平均する、態様38に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様41)
全地球測位システム(GPS)を介してユーザ受信装置の位置の推定値を利用することにより、GPS信号を迅速に取得し易くする、態様1に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行う方法。
(態様42)
ユーザ受信装置の位置の推定を行うシステムであって、システムは:
少なくとも1つのビークル(100)から、少なくとも1つのスポットビームを地球に向けて放射する、少なくとも1つのビークル(100)と、
ユーザ受信装置と、を備え、ユーザ受信装置は:
少なくとも1つのスポットビームを受信する少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナと、
プロセッサと、を備え、プロセッサは、ユーザ受信装置の位置の推定値を、少なくとも1つのスポットビームの内部のユーザ受信装置の位置に応じて算出する、
ユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様43)
ユーザ受信装置は更に:
ローカルクロックと、
メモリと、を備え、メモリは、経時的に記録される連続スポットビーム識別情報を保存するように適合させる、
態様42に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様44)
プロセッサは、少なくとも1つのビークル(100)のドップラ周波数オフセットを算出することができる、態様42に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様45)
ユーザ受信装置は更に、内部軌道モデルを備える、態様42に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様46)
ユーザ受信装置は、少なくとも1つのビークル(100)から送信される軌道データ情報を受信する、態様45に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様47)
ユーザ受信装置は、少なくとも1つのビークル(100)から送信される軌道デルタ補正情報を受信する、態様45に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様48)
ユーザ受信装置は、地球局ネットワークから送信される軌道デルタ補正情報を受信する、態様45に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。
(態様49)
地球局ネットワークはセルラーネットワークである、態様48に記載のユーザ受信装置の位置の推定を行うシステム。

Claims (6)

  1. ユーザ受信装置の位置の推定を行う方法であって:
    既知の軌道及び既知の経路のうち少なくとも1つを有する少なくとも1つのビークル(100)から、少なくとも1つのスポットビームを地球に向けて放射するステップと、
    ユーザ受信装置(120)で、少なくとも1つのスポットビームが時間の経過とともにユーザ受信装置(120)を掃引する際に、掃引の前後の異なる時刻において少なくとも1つのスポットビームからの信号の振幅を取得するために、信号を少なくとも1つのスポットビームから受信するステップと、
    ユーザ受信装置(120)で、固有に識別可能なスポットビーム幾何学形状に関する情報であって、スポットビーム識別番号及びスポットビーム幾何学形状を含む情報を利用することにより、ユーザ受信装置(120)がどのスポットビームの内部に位置しているかを識別するステップと、
    ユーザ受信装置(120)で、少なくとも1つのスポットビームが時間の経過とともにユーザ受信装置(120)を掃引する際に、掃引の前後の異なる時刻において取得された少なくとも1つのスポットビームからの信号の振幅を少なくとも用いて、ユーザ受信装置(120)の位置の少なくとも2つの推定値を算出し、当該ユーザ受信装置(120)の位置の少なくとも2つの推定値を用いてユーザ受信装置(120)の位置のさらに高精度化された推定値を算出するステップとを含む、方法。
  2. 方法は更に、少なくとも1つのビークル(100)から地球の表面までの距離を算出するステップを含む、請求項1に記載のユーザ受信装置(120)の位置の推定を行う方法。
  3. 方法は更に、少なくとも1つのビークル(100)からユーザ受信装置(120)までの距離を算出するステップを含む、請求項1に記載のユーザ受信装置(120)の位置の推定を行う方法。
  4. 少なくとも1つのビークル(100)からユーザ受信装置(120)までの距離を算出するステップは:
    少なくとも1つのビークル(100)のドップラ周波数オフセットを測定するステップと、
    ドップラレンジ推定値及び擬似距離測定値を、カルマンフィルタを用いて算出するステップと、
    少なくとも1つのビークル(100)からユーザ受信装置(120)までの距離の移動平均推定値を算出するステップと
    を含む、請求項3に記載のユーザ受信装置(120)の位置の推定を行う方法。
  5. ユーザ受信装置(120)は、セルラーネットワーク(130)から送信される軌道データ情報を受信する、請求項1に記載のユーザ受信装置(120)の位置の推定を行う方法。
  6. ユーザ受信装置(120)の位置の推定を行うシステムであって:
    少なくとも1つのスポットビームを地球に向けて放射する、既知の軌道及び既知の経路のうち少なくとも1つを有する少なくとも1つのビークル(100)と、
    ユーザ受信装置(120)と、を備え、ユーザ受信装置(120)は:
    少なくとも1つのスポットビームが時間の経過とともにユーザ受信装置(120)を掃引する際に、掃引の前後の異なる時刻において少なくとも1つのスポットビームからの信号の振幅を取得するために、少なくとも1つのスポットビームからの信号を受信する少なくとも1つの無線周波数(RF)アンテナと、
    少なくとも1つのスポットビームが時間の経過とともにユーザ受信装置(120)を掃引する際に、掃引の前後の異なる時刻において取得された少なくとも1つのスポットビームからの信号の振幅を少なくとも用いて、ユーザ受信装置(120)の位置の少なくとも2つの推定値を算出し、当該ユーザ受信装置(120)の位置の少なくとも2つの推定値を用いてユーザ受信装置(120)の位置のさらに高度化された推定値を算出するプロセッサとを含み、
    ユーザ受信装置(120)は、固有に識別可能なスポットビーム幾何学形状に関する情報であって、スポットビーム識別番号及びスポットビーム幾何学形状を含む情報を利用することにより、ユーザ受信装置(120)がどのスポットビームの内部に位置しているかを識別するように構成されている、システム。
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