JP6253354B2 - 帳票読取装置、プログラムおよび帳票読取システム - Google Patents

帳票読取装置、プログラムおよび帳票読取システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、帳票の画像から文字を読み取る帳票読取装置、プログラムおよび帳票読取システムに関する。
例えばコンピュータなどの帳票読取装置では、デジタルカメラなどの光学式の読取装置で取得した帳票の画像(デジタル写真など)を、文字認識アプリケーションソフトウェア(以下「OCRソフト」と称す)を利用して文字認識する技術が知られている。
文字認識には誤読や未読(読み取り不可能)などの事象が生じる可能性があることから、帳票読取装置のグラフィック・ユーザ・インターフェース画面(以下「GUI画面」と称す)には文字認識の結果の文字データをオペレータがチェックおよび修正するための表示欄が設けられており、オペレータが文字認識の結果の正否をチェックするようにしている。
そして、文字認識の結果の文字が正しくない場合、つまり文字の誤読や未読が生じていた場合、表示欄に表示されている文字データをキー入力で直接修正した後、確定操作を行うことで初めて文字認識の結果がエントリ情報として保存される。
特開2005−216102号公報
ところで、光学的に読み取った帳票の画像は常に良い状態であるとは限らず、不鮮明の状態のときもある。このような場合、文字認識の結果が誤読や未読となる割合が多く、帳票の読取項目数が多いほど、誤読や未読を訂正するオペレータへの作業負担が大きくなる。
本発明が解決しようとする課題は、帳票画像の状態によらず誤読や未読となる割合を少なくしてオペレータへの作業負担を軽減すると共に、文字認識精度の向上に寄与できる帳票読取装置、プログラムおよび帳票読取システムを提供することにある。
実施形態の帳票読取装置は、帳票を光学的に読み取って得られた帳票の画像から文字を読み取る帳票読取装置であって、画面制御部、認識履歴記憶部、認識制御部を備える。画面制御部は前記帳票の画像と、この帳票の画像から読み取るべき文字データの項目の中からユーザが所望の項目を指定するための項目指定部と、前記項目指定部に対応して設けられた表示欄とを有する画面を表示する。文字認識部は前記項目と前記帳票の画像の認識対象のエリアが指定された場合、指定されたエリアの画像を切り出して文字認識することで、項目名、文字データ、文字画像を含む文字認識の結果を得る。認識履歴記憶部には文字認識の結果として前記エリアから認識できた文字データと前記帳票の画像から切り出した文字画像とが項目毎に認識履歴として記憶されている。認識制御部は文字認識の際に、全てまたは一部の文字を文字として認識できず、未読箇所に所定の文字を代入した文字データを、指定された項目の表示欄に表示すると共に、前記所定の文字を代入した前記文字データと類似度が一定値以上の文字データを前記認識履歴記憶部より検索し、検索して得られた前記文字データを、前記表示欄および前記表示欄近傍に選択対象の文字データ候補として表示し、選択された文字データ候補を文字認識の結果として確定する。
第1実施形態の帳票読取システムの構成を示す図である。 帳票読取システムのタブレットの構成を示す図である。 帳票画像DBの内容を示す図である。 認識履歴DBの内容を示す図である。 帳票定義体DBの内容を示す図である。 文字種辞書DBの内容を示す図である。 エントリ情報DBの内容を示す図である。 帳票画像を表示したエントリ画面の一例を示す図である。 第1実施形態の帳票読取システムの動作を示すフローチャートである。 帳票画像を正常に文字認識した結果の表示例を示す図である。 以前の認識結果(履歴情報)が認識履歴DBに含まれる場合の表示例を示す図である。 エントリ画面に対してオペレータが操作する様子を示す図である。 認識履歴DBの内容を示す図である。 第3実施形態の動作を示す図である。 第5実施形態における認識履歴DBの内容を示す図である。 第6実施形態における認識履歴DBの内容を示す図である。 第7実施形態の帳票読取システムの構成を示す図である。 第7実施形態の帳票読取システムのタブレットの構成を示す図である。 第7実施形態の帳票読取システムの動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。図1は第1実施形態の帳票読取システムの構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
図1に示すように、この第1実施形態の帳票読取システムは、電子機器、携帯端末または端末装置としてのタブレット端末1とこのタブレット端末1とネットワーク7を介して接続された外部システム8とを備える。外部システム8は例えばサーバコンピュータなどである。
タブレット端末1は画像取得部としてのカメラ部2、タッチパネル3、CPU4、メモリ5、通信インターフェース6(以下「通信I/F6」と称す)などを備える。
このタブレット端末1ではメモリ5に記憶されているソフトウェアをCPU4が読み出し、そのソフトウェアの処理を実行することで、タブレット端末1が、帳票を読み取る帳票読取装置として機能する。
カメラ部2は例えばCCDカメラなどであり、読取り対象の帳票、例えば帳票Aの帳票イメージ(帳票画像)を撮像、つまり光学的に読み取り、読み取った帳票画像をメモリ5に記憶する。撮像部としては、この端末1に内蔵されたカメラ部2の他、例えば外部接続したCCDセンサなどを備えたデジタルカメラなどであってもよい。
タッチパネル3は情報の表示と入力の2つの機能を備えており、カメラ部2で撮像した帳票画像を液晶画面に表示すると共に、操作者が液晶画面に表示された画像(絵や写真など)の点または領域に手で触れることにより、触れられた画面位置の情報を感知して操作情報(信号)として出力する。すなわちタッチパネル3はカメラ部2により撮像された帳票画像71(図3,図8参照)を表示することが可能であり、タッチ操作が可能なものである。
メモリ5には、帳票画像データベース12(以下「帳票画像DB12」と称す)(図3参照)、認識履歴データベース(認識履歴DB43)(図4参照)、帳票定義体データベース(帳票定義体DB41)(図5参照)、文字種辞書データベース(文字種辞書DB42)(図6参照)などの記憶領域が設定されている。
帳票画像DB12には、カメラ部2により取得された帳票画像71(図8参照)が記憶される(詳細は後述する)。またメモリ5には、帳票定義体DB41および文字種辞書DB42が記憶されている。帳票定義体DB41には帳票ID毎の文字認識用の定義情報が記憶されている。文字種辞書DB42は帳票ID毎またはエントリ項目毎に設定された文字種の辞書である。メモリ5は各部により帳票画像の処理が行われる際の作業領域として機能する。通信I/F6はネットワーク7を通じて外部システム8と通信する。
CPU4は帳票画像71とこの帳票画像71から読み取るべき文字の項目名の例えばチェックボックスのような選択できる方法で(以下、「チェックボックス」と称する)72と各項目名に対応する認識結果の表示欄73とを有するエントリ画面70(図7参照)をタッチパネル3に表示する画面制御部として機能する。
またCPU4はエントリ画面70の項目名のチェックボックス72に対するタッチ操作により、オペレータにより所望の項目名とこの項目名に対応する読取り対象のエリアが指定された場合、指定されたエリアの画像部分を文字認識し、得られた文字データと項目名の情報とエリアの位置情報とを対応付けてメモリ5に記憶すると共に、文字データを認識結果の表示欄73に表示する文字認識部として機能する。
この帳票読取システムの機能としては、図2に示すように、画像取得部10、画面制御部20、文字認識部40、エントリ情報更新部50などを有する。
画像取得部10はカメラ部2、帳票画像書込部11、帳票画像記憶部としての帳票画像データベース12(以下「帳票画像DB12」と称す)を有する。カメラ部2は帳票Aを光学的に読み取って帳票の画像を取得する。帳票画像書込部11はカメラ部2により取得された帳票画像71を取得し帳票画像DB12に記憶する(書き込む)。各DBはメモリ5の記憶領域に構築される。すなわち画像取得部10はカメラ部2により取得された帳票画像71をメモリ5に記憶する。
図3に示すように、帳票画像DB12には、帳票画像71毎の帳票IDと各帳票IDに対応したバイナリデータ(画像データまたはイメージデータなどともいう)とが記憶される。
画面制御部20は帳票画像読出部21、画面生成部22、OCR対象帳票受付部23、OCR対象エントリ項目受付部24、OCR対象エントリ項目エリア受付部25を有する。
OCRとはオプチカル・キャラクタ・レコグニション(光学文字認識)またはオプチカル・キャラクタ・リーダ(光学式文字読取装置)の略称であり、ここでは前者を指す。
画面制御部20は帳票画像71の表示欄と帳票画像71から読み取るべき文字のエントリ項目の項目名の表示欄とそのチェックボックス72とエントリ項目名に対応する認識結果の表示欄73とを有するエントリ画面70(図8参照)をタッチパネル3に表示(出力)する。つまり画面制御部20は帳票画像71と帳票画像71から文字認識した結果の文字データとが表示される表示欄を有するエントリ画面70を表示する。
画面制御部20は帳票画像71の所望の位置がタップ操作により指定されることで、その指定位置に存在する読取対象の文字画像の領域を特定し、その領域を認識対象のエリアとする。この他、帳票画像71の所望のエリアがスライド操作により始点と終点が指定されることで、読取対象の文字画像の領域を特定し、その領域を認識対象のエリアとしてもよい。
帳票画像読出部21は帳票画像DB12に記憶されている帳票画像71を読み出し画面生成部22へ渡し、エントリ画面70に帳票画像71を表示させる。
画面生成部22はエントリ画面70を生成および表示し、帳票画像読出部21から渡された帳票画像71のサムネイル一覧と、サムネイル一覧の中から指定されたサムネイルの帳票画像71をエントリ画面70に表示する。
また画面生成部22は入力された帳票IDをキーワードにして帳票定義体DB41を参照して処理対象の帳票Aのエントリ項目の項目名を抽出しエントリ画面70内の左端にエントリ項目一覧を縦に表示する。
なおこの例では、帳票Aに紐付けたエントリ項目を抽出したが、エントリ項目をバッチ単位で抽出してもよく、本実施形態はエントリ項目の抽出の仕方に限定されるものではない。また、エントリ項目一覧を縦に表示したが、表示の仕方は縦に限定しなくてもよい。
OCR対象帳票受付部23はエントリ画面70に表示された帳票画像71のサムネイルのうち、タップ(選択または指定)されたサムネイルの帳票画像71を読取処理対象の画像としてエントリ画面70全体に表示する。
OCR対象エントリ項目受付部24はエントリ画面70に表示されたエントリ項目一覧のうち例えばチェックボックス72をタップ(選択または指定)されたエントリ項目をアクティブにする。
OCR対象エントリ項目エリア受付部25はエントリ項目のチェックボックス72をタップした後に帳票画像71に対して行われたタップ操作を検出し、そのタップ位置から文字認識対象エリアを特定する。文字認識対象エリアを特定には、いくつかの方法があるが、一例として、タップされた1点から横方向に一定の範囲(矩形の範囲)にある画像を文字認識対象とする。
文字認識部40は文字認識部としてのOCRエンジン44、認識履歴DB43、認識結果制御部45、帳票定義体DB41、文字種辞書DB42を有する。
OCRエンジン44はエントリ画面70に対するタッチ操作により、所望のエントリ項目とこのエントリ項目に対応する読取り対象のエリアが指定された場合、指定されたエリアを文字認識する。文字認識には予め設定された文字認識用の辞書を用いる。
OCRエンジン44は認識結果の文字に対するベリファイ処理を行う。具体的には、OCRエンジン44は読み取り対象エリアに印字されているべき文字数(予め設定されている文字数)と実際に認識された認識結果の文字数とを比較し一致するか否かをチェックする。文字数の他、文字種に対しても行う。文字種のベリファイ処理だけを行ってもよい。
OCRエンジン44は文字認識した結果として得られた文字の文字種および/または文字数を、予め設定された項目毎の文字種および/または文字数と比較し、不一致の場合、アラートを出力する。
認識結果制御部45はOCRエンジン44による文字認識の結果の文字データをキーワードとして認識履歴DB43を検索し、認識履歴DB43に存在しない場合、OCRエンジン44から得られた文字認識の結果の文字データと項目名の情報とエリアの位置情報とを対応付けてメモリ5(認識履歴DB43)に記憶する。
また認識履歴DB43を検索した結果、OCRエンジン44により文字認識された文字データと一致する文字および類似度が一定値以上の認識結果の文字データ候補が検索された場合、認識結果制御部45はその文字データ候補を表示欄73および表示欄73の近傍に表示する。
認識制御部45は表示欄73または表示欄73近傍に表示した文字データまたは文字データ候補のうちオペレータによりタップ操作(選択)された文字データ、文字データ候補または表示欄73にキー入力された文字データを文字認識の結果として確定し認識履歴DB43に記憶する。
図4に示すように、認識履歴DB43には、帳票画像71の識別子であるIDまたはエントリ項目のIDと各IDに対応した認識結果の文字データとが少なくとも記憶される。
より具体的には、認識履歴DB43には認識結果の文字データと読み取りの際に帳票画像71から切り出した文字画像と読取り範囲の位置情報とが対応した認識結果が認識履歴として記憶される。
図5に示すように、帳票定義体DB41には、項目IDに項目名、定義情報(文字種)、定義情報(文字数)などが対応付けて記憶されている。IDは項目を識別するための識別子(識別情報)である。項目名は、例えば「氏名」、「住所」、「電話番号」…など、定義情報(文字種)は、例えば「かな」、「漢字」など、定義情報(文字数)は「20」、「50」、「10」などの数値が設定されている。この他、定義情報としては文字のサイズなども設定されている。
つまり帳票定義体DB41には、エントリ項目に対応する定義情報(帳票画像から文字を読み取るための帳票書式と項目名と項目に対応する読取対象の文字の属性情報と)が記憶されている。定義情報は例えば認識対象の項目の名称(項目名)、その項目に対応する読取エリア(読取位置)に記載されているべき文字のサイズ、文字種、文字数などである。
図6に示すように、文字種辞書DB42には、複数の文字種の異なる辞書を識別するためのID、タイプ、ルールが対応付けて記憶されている。IDとしては、例えば「1」,「2」などの数値、タイプとしては「かな」、「英語」など、ルールとしては、「かな」であれば「あいうえお…」、「英語」であれば「abcdef…」などが設定されている。
すなわち文字種辞書DB42には、項目毎に記載されているべき文字の文字種の辞書が記憶されており、文字認識の際にOCRエンジン44により使用される。OCRエンジン44は帳票定義体DB41から得た文字種に紐付く辞書を文字種辞書DB42から読み出す。
エントリ情報更新部50はエントリ情報DB51、エントリ情報書込部52、エントリ情報送信部53を有する。
図7に示すように、エントリ情報DB51には、項目名、認識結果、帳票ID、座標などが対応付けて記憶されている。項目名は、例えば「氏名」、「住所」、「電話番号」…などである。認識結果は項目名が「氏名」であれば「○×太郎」、項目名が「住所」であれば「東京都XX市X町1−11」、項目名が「電話番号」であれば「0123456789」などである。座標は読取対象のエリアを2次元的に示す矩形の頂点の4つのポイントのx座標,y座標が一対で記憶されている。
すなわちエントリ情報DB51には、項目名と、認識履歴DB43の認識履歴と、OCR対象帳票受付部23によって受け付けられた帳票に紐付く帳票IDと、OCR対象エントリ項目エリア受付部25によって受け付けられたエリア情報(x座標,y座標)などが記憶される。
エントリ情報書込部52は認識履歴DB43より認識履歴を読み出してエントリ情報DB51に書き込む。エントリ情報送信部53はエントリ情報DB51に記憶されている情報を、ネットワーク7を通じて外部システム8へ送信する。
図8に示すように、エントリ画面70には、文字読取対象の帳票画像71が画面全体に表示される他、この帳票画像71から読み取るべき文字の項目名とその項目名の読み取りを指示するためのチェックボックス72と各項目に対応する認識結果の表示欄73とが画面左側に表示される。この例では、読み取るべき文字の項目名として、例えばID、氏名、住所、電話番号、生年月日などを例示している。
続いて、図9を参照してこの第1実施形態の帳票読取システムの動作を説明する。まず、図9のフローチャートを参照してこの帳票読取システムの動作を説明する。
この帳票読取システムの場合、オペレータがタブレット端末1の電源を入れて文字読取用のプログラムである文字認識アプリケーションソフトウェアを起動すると、タッチパネル3にエントリ画面70が表示される。
続いて、オペレータは、紙の帳票Aを電子データ化するために、エントリ画面70の帳票取り込み釦(図示せず)を操作すると、画像取得部10は、カメラ部2を起動し、エントリ画面70をカメラ撮像用のモニタ画面にする。
オペレータがモニタ画面をみながら、モニタ画面内に処理対象の帳票Aを入れて撮影すると、カメラ部2は撮像した帳票画像71を帳票画像書込部11に出力する。帳票画像書込部11は撮影された帳票画像71を帳票画像DB12に書き込む。帳票画像71は撮像された帳票Aの枚数分、つまり1枚以上取り込まれる。帳票Aの撮影を終了した後、モニタ画面を閉じると、エントリ画面70になる。
ここで、オペレータが、エントリ画面70の帳票画像読み込み釦(図示せず)をタップすると、画面制御部20は、帳票画像DB12に蓄積されている一つ以上の帳票画像71のサムネイルを読み込み、エントリ画面70に帳票画像71のサムネイル一覧と、このサムネイル一覧の中から所望のサムネイルの選択を促すメッセージを表示する。
ここで、オペレータがサムネイル一覧の中から所望のサムネイルを選択すると、指定されたサムネイルに対応する文字認識対象の帳票画像71が帳票画像DB12から読み出されて、エントリ画面70全体に操作用として表示される(図9のステップS101)。
ここで、オペレータがエントリ画面70の項目名のチェックボックス72を指で選択し、続いて帳票画像71のOCRエリアを指定すると(ステップS102のYes)、画面制御部20は、その指定されたOCRエリアを受け付け、そのOCRエリアにある文字画像を読取対象として特定する。
OCRエンジン44は、特定された文字画像を切り出し、読み込んだ帳票画像71のIDに該当する帳票定義体を帳票定義体DB41から読み出し、同IDに該当する文字種の辞書を文字種辞書DB42から読み出して、これらを参照してOCRエリアから切り出した文字画像に対して文字認識し(ステップS103)、文字認識した結果((項目名と文字と文字画像)以下「認識結果」と称す)を認識制御部45に渡す。
認識制御部45は、認識結果の文字データをキーワードにして認識履歴DB43の認識履歴の中にキーワードと一致または一定の割合以上類似する認識結果(以下現在の認識結果を区別するために「履歴情報」と称す)が存在するか否かを検索する(ステップS104)。
この検索の結果、キーワードと完全に一致する履歴情報が認識履歴の中に存在した場合(ステップS105のYes)、認識制御部45はその履歴情報を認識履歴DB43から読み出して画面生成部22へ送り、履歴情報に含まれる文字データを表示欄73に表示する(ステップS106)。
一方、キーワードと完全に一致する履歴情報が存在しない場合(ステップS105のNo)、認識制御部45はOCRエンジン44から送られてきた認識結果を認識履歴DB43に登録する(ステップS107)。
また上記検索の結果、認識履歴DB43の認識履歴の中にキーワードと一定の割合以上と一致する履歴情報が存在した場合(ステップS108のYes)、認識制御部45はその履歴情報(以前の認識結果)を認識履歴DB43から読み出して画面生成部22へ送る。
この場合、画面生成部22は、認識制御部45から送られてきた履歴情報に含まれる文字データ候補と、OCRエンジン44により文字認識された認識結果の文字データとの双方を、あたかも変換予測したように表示欄73および表示欄73の近傍(下段)に並べて表示する(ステップS109)。
履歴情報の中から一定割合以上キーワードと一致する履歴情報が存在しない場合(ステップS108のNo)、認識制御部45は通常通りOCRエンジン44から送られてきた認識結果に含まれる文字データを表示欄73に表示する(ステップS106)。
ここで、図10乃至図12を参照して初めの帳票画像71aから文字データを正常に認識した場合の認識結果の例とその後異なる帳票画像71bから文字データを認識した際に誤読やリジェクト(未読)が発生した場合の例を説明する。
図10に示すように、初めの帳票画像71aの例えば「氏名」、「住所」、「電話番号」の項目に対応するエリアの画像を文字認識した場合、認識制御部45が認識履歴DB43を検索した結果、認識履歴DB43に以前のデータが存在しないため、認識履歴DB43はOCRエンジン44による通常の認識結果を認識履歴DB43に記憶するため、認識履歴DB43には「氏名」の項目に「○×太郎」、「住所」の項目に「東京都XX市X町1-11」、「電話番号」の項目に「012−345−6789」が記憶(新規登録)され、それぞれの表示欄73に表示される。
その後、初めの帳票画像71aと異なる帳票画像、例えば図11に示すように、帳票画像71bをエントリ画面70に表示して「氏名」、「本籍」、「電話番号」の項目に対応するエリアの画像を文字認識したものとする。
この際、「本籍」の項目に対応するエリアを読み取ったときに、リジェクト(未読:全てまたは一部の文字が文字として認識できず「?」を代入した事象「東京都XX市?町1-11」)が発生したものとする。
この場合、認識制御部45が認識履歴DBを検索すると、リジェクトした文字「東京都XX市?町1-11」と類似する以前の認識結果「東京都XX市X町1-11」が履歴情報として蓄積されているので、認識制御部45は「本籍」の項目に対応する表示欄73にリジェクトした文字「東京都XX市?町1-11」を表示すると共に、これと類似する認識履歴DBの履歴情報「東京都XX市X町1-11」を読み出して表示欄73の下段に両方の文字「東京都XX市?町1-11」、「東京都XX市X町1-11」を選択対象の文字データ候補として表示する。
エントリ画面70の表示欄73に表示された文字データ候補をオペレータが確認し、図12に示すように、正しい方の文字データ候補を選択しタップすることで、タップされた文字が認識履歴DBの認識履歴(履歴情報)に反映、つまり認識履歴DBが更新される。
この操作(動作)を繰り返して、オペレータとして所望の項目の文字データが得られた後、オペレータがエントリ画面70のエントリ完了釦(図示せず)をタップすると、エントリ情報更新部50が認識履歴DB43から認識履歴を取り込んで一定のエントリ形式の情報に変換してエントリ情報DB51の内容を更新した後、外部システム8へ送信する。
このように第1実施形態によれば、OCRエンジン44により文字認識された文字データと一致する文字データおよび類似度が一定値以上の認識結果の文字データをエントリする文字データ候補として認識履歴DB43より検索し、表示欄73および表示欄73の下段(表示欄近傍)に表示し、エントリ画面70に表示された文字データ候補のうち選択された文字データ候補を文字認識の結果として確定し認識履歴DB43に記憶するので、帳票画像71の状態によらずリジェクトとなる割合を少なくしてオペレータへの作業負担を軽減すると共に、文字認識精度の向上に寄与することができる。
(第2実施形態)
続いて、図13、図14を参照して第2実施形態を説明する。なおこの第2実施形態は第1実施形態とほぼ同じ構成であり、認識履歴DB43の内容と認識制御部45の検索機能が異なるため、この点について説明する。
この第2実施形態は、図13に示すように、項目のIDに対応して認識結果と確定フラグが対応して記憶される認識履歴DB43を備える。認識結果の文字データにオペレータが確認したことを示す識別子である。確定フラグ「1」は認識結果の文字データが確定済で登録されたことを示す。確定フラグ「0」は認識結果の文字データが未確定のまま登録されたことを示す。
認識制御部45は認識結果の文字データに確定フラグ「1」または「0」を付与(付加)して認識履歴DB43に記憶し、OCRエンジン44から得られた認識結果から認識履歴DB43を検索する際には、確定フラグ「1」が付与された文字データの中から文字データ候補を検索する。
第1実施形態では、エントリ画面70に表示された選択候補の文字データをオペレータがタップすることで、タップされた選択候補の文字データを認識履歴DBの認識履歴(履歴情報)に反映したが、この第2実施形態では、選択候補の文字の中から所望の文字がタップされたときに、認識制御部45はタップ操作を「確定」操作と判定して認識履歴DBの認識結果の文字に確定フラグ「1」を付与(設定)する。
また新たな文字データを登録する際には、OCRエンジン44からの初めての文字データを自動的に登録するときに認識制御部45は確定フラグ「0」を、認識履歴DB43の該当IDのレコードに設定する。
そして、認識制御部45が次に文字認識された認識結果の文字データをキーワードにして認識履歴DB43を検索する際に、確定フラグが「1」と設定されている文字データだけを検索対象とし、キーワードと一致する文字または一定割合以上類似する文字を認識履歴DB43から抽出する。
ここで、この第2実施形態の動作を説明する。
この第2実施形態では、認識制御部45は認識結果の文字データがタップ操作されたことでその文字データが認識結果として確定したものと判定し、確定した認識結果を認識履歴DB43に登録してそのレコードに確定フラグ「1」を設定する。
次に、新たな認識結果が得られた際には、認識制御部45は認識履歴DB43の確定フラグ「1」の立っている文字データの中からキーワードと一致または一定割合以上類似する文字データを検索するので、認識履歴DB43からの検索結果で、以前にリジェクトした結果が選択対象の文字データ候補としてエントリ画面70に表示されることがなくなる。
このように第2実施形態によれば、認識履歴DB43に確定フラグを追加し、確定フラグ「1」が立っている文字データの中から文字データを検索するようにしたので、以前に誤読やリジェクトした結果が選択対象の文字データ候補としてエントリ画面70に表示されることがなくなり、オペレータは認識結果としてより確かな文字を選択しエントリできるようになる。
(第3実施形態)
続いて、図14を参照して第3実施形態を説明する。なおこの第3実施形態は第2実施形態とほぼ同じ構成であり、認識制御部45の動作が異なるため、この点について説明する。
上記第2実施形態では、選択対象の文字データ候補として表示欄の下段に表示したが、この第3実施形態は、認識制御部45はリジェクトされた認識結果に対して、認識履歴DB43から検索した履歴情報(文字データ)をエントリ画面70の表示欄73に直接訂正入力(自動修正)する。
すなわちこの場合の認識制御部45はOCRエンジン44による文字認識が不可能な文字が含まれていた場合、同じエリアから認識された他の文字データを用いて認識履歴DB43より検索された類似度の高い文字データ候補を認識結果の文字データとして表示欄73に表示する。
この第3実施形態では、図14に示すように、OCRエンジン44がリジェクトした場合(ステップS81)、認識制御部45はOCRエンジン44による認識結果の文字データをキーワードにして認識履歴DB43を検索し、確定フラグ「1」が付与されている文字の中で一致または一定割合以上類似する文字データが存在すると、その文字データを認識履歴DB43から読み出して(ステップS82)、エントリ画面70の表示欄73に直接訂正入力する(ステップS83)。なお図14は認識履歴DB43の内容を分かり易く示したものである。
したがって、オペレータはエントリ画面70の表示欄73に表示された文字データを確認するだけで、次の項目の作業に移ることができる。
このようにこの第3実施形態によれば、OCRエンジン44がリジェクトした認識結果に対して認識制御部45が認識履歴DB43から検索した結果を使用して自動的に訂正を行うので、オペレータは訂正内容を確認するだけでよく、作業効率を向上することができる。
(第4実施形態)
続いて第4実施形態を説明する。なおこの第4実施形態は第3実施形態とほぼ同じ構成であり、認識制御部45の機能が異なるため、この点について説明する。
上記第3実施形態では、認識制御部45が検索した結果の文字データをエントリ画面70の表示欄73に直接入力したが、この第4実施形態は、その表示欄73に入力された文字が正しいものではなかった場合の手入力による文字の訂正を許容するものである。
この場合、OCRエンジン44がリジェクトした認識結果に対して認識制御部45が認識履歴DB43から読み出した文字をエントリ画面70の表示欄73に表示する。
ここで、オペレータが確認した結果、表示欄73に表示された文字データが帳票画像71の読取り対象のエリアの文字と違っていた場合、オペレータが表示欄73に表示された文字を直接キー入力で訂正し、エントリ画面70の図示しない確定ボタンをタップ操作することで、認識制御部45はキー入力で訂正された表示欄73の文字データを認識履歴DB43の認識履歴に反映する。なおOCRエンジン44により認識された認識結果を表示欄73に表示し、それをキー入力で訂正されたものを認識履歴DB43の認識履歴に反映してもよい。
このようにこの第4実施形態によれば、表示欄73に表示された認識結果の文字データに対する訂正機能を備えたことで、認識履歴DB43の認識履歴により確かなデータが蓄積されるようになり、文字認識精度を向上することができる。なおリジェクトが生じた場合に検索処理を実行せずに表示欄73を空欄とし、オペレータに全ての文字データをキー入力させるようにしてもよい。
(第5実施形態)
続いて図15を参照して第5実施形態を説明する。なおこの第5実施形態は第2実施形態とほぼ同じ構成であり、認識履歴DB43の内容と認識制御部45の検索機能が異なるため、この点について説明する。
上記第2実施形態では、認識制御部45は確定フラグが付与されている文字を検索対象としたが、この第5実施形態では、履歴情報に項目名を紐付けるように、図15に示すように、認識履歴DB43には、項目IDに対応付けて認識結果の文字の他に項目名が記憶される。すなわち認識制御部45は、認識結果の文字データとこの文字データが属する項目名とを対応付けて認識履歴DB43に記憶し、認識履歴DB43を検索する際に項目名の中から文字データを検索する。
この第5実施形態では、以前と同じ項目の文字がOCRエンジン44の認識結果として得られた場合、認識制御部45は同一項目の中から認識履歴DB43を検索することで、検索対象を同じ項目に絞り込んで検索する。
このようにこの第5実施形態によれば、同一項目に複数の認識結果の文字データを紐付けて認識履歴DB43に登録しておくことで、同じ項目の文字データを認識した場合、同一項目の中から文字データを検索することで、検索対象を絞り込むことができ、文字認識の開始から検索結果の表示までの時間を短縮することができる。
(第6実施形態)
続いて、図16を参照して第6実施形態を説明する。なおこの第6実施形態は第5実施形態とほぼ同じ構成であり、認識履歴DB43の内容と認識制御部45の検索機能が異なるため、この点について説明する。
上記第5実施形態では、認識履歴DB43の項目IDに項目名を対応付けたが、この第6実施形態では、履歴情報にさらに項目グループを紐付けるように、図16に示すように、認識履歴DB43には、項目IDに対応付けて認識結果の文字データ、項目名の他に項目グループが記憶される。すなわち認識制御部45は認識結果の文字データとこの文字データが属する項目グループとを対応付けて認識履歴DB43に記憶し、認識履歴DB43を検索する際に、項目グループの中から文字データを検索する。
この第6実施形態では、以前と同じ項目グループに属する文字データがOCRエンジン44の認識結果として得られた場合、認識制御部45は同一項目グループの中から認識履歴DB43を検索することで、検索対象を項目グループに絞り込んで検索する。
このようにこの第6実施形態によれば、項目グループと項目名を認識結果の文字データと紐付けて認識履歴DB43に登録しておくことで、同じ項目グループの文字データを認識した場合、同一項目グループの中から文字データを検索することで、検索対象を同じ項目グループに絞り込むことができ、文字認識にかかる時間を短縮することができる。
(第7実施形態)
続いて、図17乃至図19を参照して第7実施形態を説明する。なお、この第7実施形態において第1乃至第6実施形態と同じ構成には同一の符号を付しその説明は省略する。
図17に示すように、この第7実施形態の帳票読取システムは、電子機器または携帯端末としてのタブレット端末1とこのタブレット端末1とネットワーク7を介して接続された外部システム8と、同じくネットワーク7を介して接続された外部文字認識システム82(例えばクラウドサービスとして存在するシステム)とを備える。
図18に示すように、タブレット端末1は、画像取得部10、画面制御部20、文字認識依頼部401、文字認識確定部402、エントリ情報更新部50を備える。ネットワーク7には外部文字認識システム82が接続されている。外部文字認識システム82はタブレット端末1とネットワーク7を介して接続されている。外部文字認識システム82は文字認識部811、帳票定義体DB8141および文字種辞書DB8142を備える。
文字認識依頼部401は、OCR対象帳票受付部23で指定された帳票画像と、OCR対象エントリ項目エリア受付部25で指定されたエントリ項目座標に基づき、帳票画像のうちの一部の画像を切り出す画像切出部4011と、この画像切出部4011により切り出された、切り出し画像データのファイル(以下「切り出し画像ファイル」と称す)と、OCR対象エントリ項目受付部24で指定されたエントリ項目の項目名とを、ネットワークなどに接続された外部文字認識システム81に文字認識を依頼する文字認識依頼送受信部4012とを有する。
文字認識依頼送受信部4012は切り出し画像ファイルと、OCR対象エントリ項目受付部24で指定されたエントリ項目の項目名と、を外部文字認識システム81に送信して文字認識を依頼しこの依頼に対して外部文字認識システム81から受信された文字認識結果の文字データを受信する。
文字認識確定部402は、エントリ項目名とこの項目内容として入る文字認識した結果の文字データにより、エントリ項目内容を生成するエントリ項目内容生成部4021と、認識結果記憶部43とを有する。
エントリ項目内容生成部4021は受け取った認識結果の文字データ(以下「認識結果文字データ」と称す)と一致または類似度が一定値以上の認識結果文字データ候補を認識履歴DB43より検索し、エントリ画面70の該当する表示欄73および表示欄73近傍に表示する認識制御部として機能する。
すなわちこの第7実施形態のタブレット端末1は、帳票画像71とこの帳票画像71から文字認識した結果の文字データとが表示される表示欄を有するエントリ画面70を出力する画面制御部20と、帳票画像71の指定されたエリアの画像部分を画像ファイルにして外部文字認識システム81に送信し文字認識を依頼する文字認識依頼部401と、文字認識の結果が認識履歴として記憶された認識履歴DB43と、文字認識の依頼に対して外部文字認識システム81から受信した認識結果文字データと一致または類似度が一定値以上の認識結果文字データ候補を認識履歴DB43より検索し、エントリ画面70の該当する表示欄73および表示欄73近傍に表示するエントリ項目内容生成部4021とを備える。
続いて、図19を参照してこの第7実施形態の帳票読取システムの動作を説明する。
この第7実施形態の場合、帳票Aをカメラ部2が撮影し、撮影された帳票画像71が帳票画像書込部11により帳票画像DB12へ書き込まれる。
対象となる全ての帳票を撮影し終えると、処理を終了し、対象となる全ての帳票を撮影し終えていなければ、上記撮影処理を繰り返す。
続いて、オペレータが、エントリ画面70の帳票画像読み込み釦(図示せず)をタップすると、画面制御部20の帳票画像読出部21は、帳票画像DB12に蓄積されている一つ以上の帳票画像71を読み出し、タッチパネル3のエントリ画面70に帳票画像71のサムネイル一覧を表示する。
ここで、オペレータがエントリ画面70のサムネイル一覧の中から所望のサムネイルを選んで、タッチパネル3をタップ操作(サムネイルを指定)すると、OCR対象帳票受付部23はサムネイルの指定を受け付け、指定されたサムネイルに対応する帳票画像71をOCR対象として確定し、エントリ画面70ほぼ全体に操作用として表示する(図8参照)(図19のステップS501)。
続いて、オペレータがエントリ画面70の項目名のチェックボックス72を選び、指でタップしてエントリ項目の項目名を指定すると、OCR対象エントリ項目受付部24はOCR対象のエントリ項目の項目名の指定を受け付ける。
ここで、オペレータが、指でタッチパネル3(エントリ画面70)の帳票画像71のOCR箇所をタップして読取エリア(の開始点)をポイントで指定すると(ステップS502のYes)、OCR対象エントリ項目エリア受付部25は、そのポイントされた位置を受け付け、その位置から一定の方向(水平方向)にある文字画像を囲む枠線80を表示する。
そして、文字認識依頼部401の画像切出部4011は、枠線80で特定されたエントリ項目の項目名と読取エリアの座標に基づいて帳票画像71から文字画像を切り出して画像ファイル(以下、「切り出し画像ファイル」という)とし、この切り出し画像ファイルを、文字認識依頼送受信部4012が、エントリ項目の項目名とともに外部文字認識システム81にネットワークなどを介して送信し、文字認識を依頼する(ステップS503)。
外部文字認識システム81は、タブレット端末1から受信した切り出し画像ファイルを、文字認識部811にて文字認識し、認識結果文字データを対象のエントリ項目の項目名と対応させ、帳票定義体DB8141からエントリ項目定義体の対応する項目名(例えば氏名)の定義情報1(文字種、例えば漢字)、定義情報2(文字数、例えば20)と、文字種辞書DB8142から文字種の辞書を読み出して、これらの情報を参照して文字認識結果を確定し、確定した認識結果をベリファイ処理する。ベリファイ処理後にネットワークを介して、エントリ項目の項目名と文字データをタブレット端末1の文字認識依頼送受信部4012に送信する(ステップS504)。
タブレット端末1では、外部文字認識システム81から送られてきた認識結果の文字データが文字認識依頼送受信部4012により受信されると、文字認識依頼送受信部4012は受信した認識結果文字データを文字認識確定部402に渡す。
文字認識確定部402のエントリ項目内容生成部4021は、受信した認識結果文字データとエントリ項目の項目名とを、対応させて生成し確定するとともに、認識結果の文字データをエントリ項目に対応する表示欄73に表示する。
なお、ステップS504以降処理(S104〜S109)については、第1実施形態でしたとおりであり、その説明は省略する。
このように第7実施形態によれば、文字認識をタブレット端末1外であって、例えばクラウドサービス上に存在する文字認識システムで構成することにより、負荷がかかる文字認識処理は外部の文字認識システムにて行い、タブレット端末1内の処理をより軽く実現することができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態では、表示機能と入力機能を一体化したタッチパネル3を有するタブレット端末1を例にして説明したが、この他、例えば表示機能と入力機能を別個に備えたノート形コンピュータや、LCDパネルなどの表示装置とキーボードなどの入力装置とを別個に用意し外部接続したコンピュータや、キーボード、マウス、ポインティングデバイスなどの入力装置を備え、表示装置のみを外部接続した構成のコンピュータまたは表示装置を備え入力装置のみを外部接続した構成のコンピュータであってもよい。
また上記実施形態では、各構成要素を、タブレット(コンピュータ)のメモリなどにインストールしたプログラムで実現したが、上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体:electronic mediaに記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで本発明の機能をコンピュータが実現するようにしてもよい。電子媒体としては、例えばCD−ROM,DVD−ROMなどの記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア:Removable mediaなどが含まれる。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
上記実施形態では、帳票画像の取得機能から文字認識および訂正機能、外部システム8へのエントリ機能などをタブレット端末1に収容した例と、文字認識機能を外部文字認識システム81で実現する例を説明したが、タブレット端末1は、帳票画像の取得機能を収容し、その他の機能(画像処理、画像切り出し、文字認識)を外部文字認識システム81で実現してもよい。また、一部の機能、例えば訂正機能などを外部システム(クラウドサービスなど)で実現してもよい。
さらにタブレット端末1にカメラ部2とタッチパネル3とWebブラウザ(通信インターフェース)の機能だけを搭載し、他の機能を外部システム8(クラウドサービスなど)で実現してもよい。
A…帳票、1…タブレット端末、2…カメラ部、3…タッチパネル、5…メモリ、6…通信インターフェース(通信I/F)、7…ネットワーク、8…外部システム、9…スキャナ、10…画像取得部、11…帳票画像書込部、12…帳票画像データベース(帳票画像DB)、13…ストレージ、20…画面制御部、21…帳票画像読出部、22…画面生成部、23…OCR対象帳票受付部、24…OCR対象エントリ項目受付部、25…OCR対象エントリ項目エリア受付部、40…文字認識部、41…帳票定義体データベース(帳票定義体DB)、42…文字種辞書データベース(文字種辞書DB)、47…認識履歴データベース(認識履歴DB)、43…認識履歴DB、44…OCRエンジン、45…認識制御部、46…訂正部、50…エントリ情報更新部、52…エントリ情報書込部、53…エントリ情報送信部、51…エントリ情報データベース(エントリ情報DB)、81…外部文字認識システム、401…文字認識依頼部、402…文字認識確定部、811…文字認識部、4011…画像切出部、4012…文字認識依頼送受信部、4021…エントリ項目内容生成部。

Claims (8)

  1. 帳票を光学的に読み取って得られた帳票の画像から文字を読み取る帳票読取装置において、
    前記帳票の画像と、この帳票の画像から読み取るべき文字の項目の中からユーザが所望の項目を指定するための項目指定部と、前記項目指定部に対応して設けられた表示欄とを有する画面を出力する画面制御部と、
    前記項目と前記帳票の画像の認識対象のエリアが指定された場合、指定されたエリアの画像を切り出して文字認識することで、項目名、文字データ、文字画像を含む文字認識の結果を得る文字認識部と、
    文字認識の結果として前記エリアから認識できた文字データと前記帳票の画像から切り出した文字画像とが項目毎に認識履歴として記憶された認識履歴記憶部と、
    文字認識の際に、全てまたは一部の文字を文字として認識できず、未読箇所に所定の文字を代入した文字データを、指定された項目の表示欄に表示すると共に、前記所定の文字を代入した前記文字データと類似度が一定値以上の文字データを前記認識履歴記憶部より検索し、検索して得られた前記文字データを、前記表示欄および前記表示欄近傍に選択対象の文字データ候補として表示し、選択された文字データ候補を文字認識の結果として確定する認識制御部と
    を具備する文字読取装置。
  2. 前記認識制御部は、
    前記表示欄または前記表示欄近傍に表示された前記選択対象の文字データ候補のうち選択された文字候補を文字認識の結果として確定し前記認識履歴記憶部に記憶する請求項1記載の文字読取装置。
  3. 前記認識制御部は、
    検索して得られた前記文字データ候補と前記所定の文字を代入した前記文字データとを並べて表示する請求項1記載の帳票読取装置。
  4. 前記認識制御部は、
    認識結果の文字データとオペレータが確認したことを示す識別子とを対応付けて前記認識履歴記憶部に記憶し、
    前記認識履歴記憶部を検索する際に、前記識別子が付与された文字データの中から検索する請求項1記載の帳票読取装置。
  5. 前記認識制御部は、
    認識結果の文字データとこの文字データが属する項目グループとを対応付けて前記認識履歴記憶部に記憶し、
    前記認識履歴記憶部を検索する際に、前記項目グループの中から文字データを検索する請求項1記載の帳票読取装置。
  6. 帳票を光学的に読み取って得られた前記帳票の画像から文字を読み取るコンピュータにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記帳票の画像と、この帳票の画像から読み取るべき文字の項目の中からユーザが所望の項目を指定するための項目指定部と、前記項目指定部に対応して設けられた表示欄とを有する画面を出力する画面制御部と、
    前記項目と前記帳票の画像の認識対象のエリアが指定された場合、指定されたエリアの画像を切り出して文字認識することで、項目名、文字データ、文字画像を含む文字認識の結果を得る文字認識部と、
    文字認識の結果として前記エリアから認識できた文字データと前記帳票の画像から切り出した文字画像とが項目毎に認識履歴として記憶された認識履歴記憶部と、
    文字認識の際に、全てまたは一部の文字を文字として認識できず、未読箇所に所定の文字を代入した文字データを、指定された項目の表示欄に表示すると共に、前記所定の文字を代入した前記文字データと類似度が一定値以上の文字データを前記認識履歴記憶部より検索し、検索して得られた前記文字データを、前記表示欄および前記表示欄近傍に選択対象の文字データ候補として表示し、選択された文字データ候補を文字認識の結果として確定する認識制御部
    として機能させるプログラム。
  7. 帳票を光学的に読み取って得られた前記帳票の画像から文字を読み取る端末装置と、文字認識装置とをネットワークで接続した帳票読取システムであって、
    前記端末装置は、
    前記帳票の画像と、この帳票の画像から読み取るべき文字の項目の中からユーザが所望の項目を指定するための項目指定部と、前記項目指定部に対応して設けられた表示欄とを有する画面を出力する画面制御部と、
    前記項目と前記帳票の画像の認識対象のエリアが指定された場合、指定されたエリアの画像を画像ファイルにして前記文字認識装置に送信し文字認識を依頼する文字認識依頼部と、
    文字認識の結果として前記エリアから認識できた文字データと前記帳票の画像から切り出した文字画像とが項目毎に認識履歴として記憶された認識履歴記憶部と、
    文字認識の際に、全てまたは一部の文字を文字として認識できず、未読箇所に所定の文字を代入した文字データを、指定された項目の表示欄に表示すると共に、前記所定の文字を代入した前記文字データと類似度が一定値以上の文字データを前記認識履歴記憶部より検索し、検索して得られた前記文字データを、前記表示欄および前記表示欄近傍に選択対象の文字データ候補として表示し、選択された文字データ候補を文字認識の結果として確定する認識制御部とを備え、
    前記文字認識装置は、
    前記端末装置から送信されてきた画像ファイルを文字認識し、認識結果の文字データを前記端末装置に送信する文字認識部を備える帳票読取システム。
  8. 前記端末装置と前記文字認識装置とにネットワークを介して接続された外部システムを有し、
    前記端末装置は、
    前記表示欄および前記表示欄近傍に表示された中から選択された文字データ候補を文字認識の結果として確定し前記認識履歴記憶部に記憶する文字認識確定部と、
    前記認識履歴記憶部に記憶された認識履歴のうち確定した文字認識の結果を保存するエントリ情報データベースと、
    このエントリ情報データベースの文字認識の結果を前記外部システムに送信するエントリ情報送信部と
    を備える請求項7記載の帳票読取システム。
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