JP6246344B2 - 回線交換フォールバック方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信の分野に関し、特に回線交換フォールバック方法、ユーザ装置(User Equipment,UE)、モバイル・スイッチング・センタ(Mobilewitching Centre,MSC)及びモビリティ・マネージメント・エンティティ(Mobility Management Entity,MME)に関する。
数年間における展開によって、2G/3Gネットワークがある程度までフルカバレッジを提供すると考えられるかもしれない。システム・アーキテクチャ・エボリューション(System Architecture Evolution,SAE)/ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)、ハイスピード・パケット・アクセス(High Speed Packet Access,HSPA)、HSPA+、及びワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access,WiMAX)ネットワーク技術が発展するに従って、これらのネットワークはいくつかの都市エリア及びトラフィックホットスポットをすでにカバーしている。この結果、現在の通信ネットワークでは、これらのネットワークは2G/3Gネットワークと共存する。説明の簡単化のため、パケット交換(Packet Switched,PS)ドメインのみを提供するSAE/LTE、HSPA、HSPA+、WiMAXなどはまとめて、PSドメイン専用ネットワークとして参照される。異なるネットワークベアラメカニズムのため、モバイル通信の音声呼は以下の複数のタイプに分類されてもよい。
第1のタイプは、音声呼などの回線交換(Circuit Switched,CS)ドメインによってもたらされる会話サービスである。
第2のタイプは、ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル(Internet Protocol,IP)(Voice over Internet Protocol,VoIP)サービスとしても参照されるPSドメインによりもたらされる会話サービスであり、クオリティ・オブ・サービス(Quality of Service,QoS)は、IPを介した音声呼などのインターネットプロトコル(Internet Protocol,IP)マルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem,IMS)により保証される。
PSドメイン専用ネットワークに関して、音声呼はPSドメイン専用ネットワークのPSドメインベアラのみで送信可能であり、IMSはIPベースネットワークを利用することによって音声呼を制御する。2G/3Gネットワーク上では、音声呼は通常はCSドメインでもたらされる。
LTE展開の初期段階では、オペレータは2G/3Gネットワークを利用することによってユーザに音声サービスを提供し、LTEネットワークを利用することによってユーザにデータサービスを提供可能である。端末はマルチモード端末であるが、複雑な実装及びコストの考慮のため、大部分の端末はLTE信号と2G/3G信号とを同時に送受信できず、回線交換フォールバック(CS fallback,CSFB)技術を利用することによって従来技術では解決される。あるシナリオでは、UEはLTEネットワーク上でデータサービスを実行するか、又はアイドル状態にあり、この場合、CS音声呼を発信するため、UEはLTEから2G/3GにUEの無線モジュールをスイッチする必要があり、それからUEは、2G/3G上で音声呼を発信する。当該呼はUEにより発信された呼(MOC,mobile originating call)として参照される。他のシナリオでは、UEはLTEネットワーク上でデータサービスを実行するか、又はアイドル状態にあり、この場合、ユーザはUEを呼び出す必要があり、LTEネットワークは、UEがCS呼を受信するため2G/3Gに無線モジュールをスイッチできるように、CS呼が到着したことをUEに通知できる必要がある。当該呼は、UEが被発呼側である呼(MTC,mobile terminating call)として参照される。
合成された登録がMMEとMSCサーバとの間のインタフェースSGを利用することによって実行されるとき、UEは、LTEにアタッチされながら、MMEを利用することによってMSCに登録されることが実現可能である。その後、UEはCSドメインにフォールバックした後にCSサービスを開始可能である。UEがCSドメインにフォールバックするための従来技術は、パケット交換(PS,packet switched)ドメインスイッチ、ネットワーク支援セル変更(NACC,network assisted cell change)及び無線リソース制御リリース(RRC release)を含む。
従来技術は、PSドメインからCSドメインにスイッチすることによって回線交換ドメインにフォールバックした後、UEがCS呼を発信するか、又はCS呼を受信する技術的解決策を提供していない。
本発明の実施例は、回線交換フォールバックがPSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で実現されるように、回線交換フォールバック方法、UE、MSC及びMMEを提供する。
第1の態様によると、回線交換フォールバック方法であって、ユーザ装置UEが、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するステップと、前記UEが、進化型基地局(evolved Node B,eNodeB)によって送信されたスイッチコマンドを受信するステップであって、前記スイッチコマンドはパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするよう前記UEに命令する、受信するステップと、前記UEが前記スイッチコマンドに従って前記CSドメインにスイッチした後に前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップであって、前記デフォルトCS呼は前記スイッチコマンドに従って前記UEによって生成される、解放又は保持するステップと、前記UEが、モバイル・スイッチング・センタMSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信するステップとを有する方法が提供される。
第1の可能な実現方式では、当該方法は更に、前記UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを前記MSCに送信するステップを有し、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいて前記MSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記MSCに命令する。
第2の可能な実現方式では、前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップの前に、当該方法は更に、前記UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するステップを有し、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは前記MSCによって送信され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記UEに命令し、前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップは、前記UEが、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージに従って前記デフォルトCS呼を解放又は保持するステップを有する。
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記ユーザ装置UEが、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するステップの前に、当該方法は更に、前記UEが、前記UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びシングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティ(Single Radio Voice Call Continuity,SRVCC)能力を前記MMEに送信するステップを有する。
第2の態様によると、回線交換フォールバック方法であって、モバイル・スイッチング・センタMSCが、モビリティ・マネージメント・エンティティMMEによって送信され、ユーザ装置UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようリクエストするのに利用されるスイッチリクエストを受信するステップであって、前記スイッチリクエストは回線交換フォールバックCSFB指示情報を有し、前記CSFB指示情報は、前記MMEが前記UEによって送信され、CSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するとき、前記スイッチリクエストが前記MMEによって送信されることを指示する、受信するステップと、前記MSCが、前記スイッチリクエストに従ってスイッチレスポンスメッセージを前記MMEに送信するステップと、前記MSCが、前記UEによって送信されたスイッチ完了メッセージを受信するステップであって、前記スイッチ完了メッセージは、前記UEが前記PSドメインから前記CSドメインへのスイッチをすでに完了したことを通知する、受信するステップと、前記MSCが、前記CSFB指示情報に従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するステップであって、前記デフォルトCS呼は、前記MSCが前記スイッチリクエストメッセージを受信した後に前記MSCによって生成される、解放又は保持するステップと、前記MSCが、前記UEがCS呼を発信するか、又はCS呼を受信するように、前記UEとやりとりするステップとを有する方法が提供される。
第1の可能な実現方式では、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するステップの前に、当該方法は更に、前記MSCが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するステップを有し、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは前記UEによって送信され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記MSCに命令し、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するステップは、前記MSCが、前記CSFB指示情報と、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージとに従って前記デフォルトCS呼を解放又は保持するステップを有する。
第2の可能な実現方式では、当該方法は更に、前記MSCが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを前記UEに送信するステップを有し、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記UEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記UEに命令する。
第2の態様又は第2の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記CSFB指示情報は、SRVCCのための予め設定されたセッション・トランスファ・ナンバー・シングル・レシーバ(Session Transfer Number−Single Radio,STN−SR)である。
第3の態様によると、回線交換フォールバック方法であって、モビリティ・マネージメント・エンティティMMEが、ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するステップと、前記MMEが、S1インタフェースメッセージを進化型基地局eNodeBに送信するステップであって、前記S1インタフェースメッセージは、前記UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするよう前記eNodeBに命令する、送信するステップと、前記MMEが、前記eNodeBによって送信され、前記UEを前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするのに利用される第1のスイッチリクエストを受信するステップと、前記MMEが、前記UEを前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするための第2のスイッチリクエストをMSCに送信するステップであって、前記第2のスイッチリクエストは第2のCSFB指示情報を有し、前記第2のCSFB指示情報は、前記第2のスイッチリクエストが前記CSFBを実行するため送信されることを指示する、送信するステップと、前記MMEが、前記MSCによって送信されたスイッチレスポンスメッセージを受信するステップと、前記MMEが、前記eNodeBに第1のスイッチコマンドを送信するステップであって、前記eNodeBが前記第1のスイッチコマンドを受信した後に、前記eNodeBは第2のスイッチコマンドを前記UEに送信し、前記第2のスイッチコマンドは、前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするよう前記UEに命令し、前記UEが前記第2のスイッチコマンドに従って前記CSドメインにスイッチした後に、前記UEは、前記第2のスイッチコマンドに従って前記UEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持する、送信するステップとを有する方法が提供される。
第1の可能な実現方式では、前記第2のCSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記第1のスイッチリクエストは第1のCSFB指示情報を有し、前記第1のCSFB指示情報は、前記第1のスイッチリクエストメッセージが前記CSFBを実行するため送信されることを指示する。
第3の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記第1のCSFB指示情報は、SRVCCスイッチ指示情報である。
第3の態様又は第3の態様の第1から第3の可能な実現方式の何れか1つの可能な実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、前記モビリティ・マネージメント・エンティティMMEが、ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するステップの前に、当該方法は更に、前記MMEが、前記UEによって送信され、前記UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びSRVCC能力を受信するステップを有する。
第4の態様によると、ユーザ装置UEであって、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するよう構成される送信モジュールと、進化型基地局eNodeBによって送信されたスイッチコマンドを受信するよう構成される受信モジュールであって、前記スイッチコマンドはパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするよう前記UEに命令する、受信モジュールと、前記UEが前記スイッチコマンドに従って前記CSドメインにスイッチした後に前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される処理モジュールであって、前記デフォルトCS呼は前記スイッチコマンドに従って前記UEによって生成される、処理モジュールと、モバイル・スイッチング・センタMSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信するよう構成される呼モジュールとを有するUEが提供される。
第1の可能な実現方式では、前記送信モジュールは更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを前記MSCに送信するよう構成され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいて前記MSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記MSCに命令する。
第2の可能な実現方式では、前記受信モジュールは更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するよう構成され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは前記MSCによって送信され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記UEに命令し、前記処理モジュールは、具体的には、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージに従って前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される。
第4の態様又は第4の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記送信モジュールは更に、前記回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージを前記モビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信する前に、サポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるシングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティSRVCC能力を前記MMEに送信するよう構成される。
第5の態様によると、モバイル・スイッチング・センタMSCであって、モビリティ・マネージメント・エンティティMMEによって送信され、ユーザ装置UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようリクエストするのに利用されるスイッチリクエストを受信するよう構成される受信モジュールであって、前記スイッチリクエストは回線交換フォールバックCSFB指示情報を有し、前記CSFB指示情報は、前記MMEが前記UEによって送信され、CSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するとき、前記スイッチリクエストが前記MMEによって送信されることを指示する、受信モジュールと、前記スイッチリクエストに従ってスイッチレスポンスメッセージを前記MMEに送信するよう構成される送信モジュールと、前記受信モジュールは更に、前記UEによって送信されたスイッチ完了メッセージを受信するよう構成され、前記スイッチ完了メッセージは、前記UEが前記PSドメインから前記CSドメインへのスイッチをすでに完了したことを通知し、前記CSFB指示情報に従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される処理モジュールであって、前記デフォルトCS呼は、前記MSCが前記スイッチリクエストメッセージを受信した後に前記MSCによって生成される、処理モジュールと、前記UEがCS呼を発信するか、又はCS呼を受信するように、前記UEとやりとりするよう構成される呼モジュールとを有するMSCが提供される。
第1の可能な実現方式では、前記受信モジュールは更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するよう構成され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは前記UEによって送信され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記MSCに命令し、前記処理モジュールは、具体的には、前記CSFB指示情報と、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージとに従って前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される。
第2の可能な実現方式では、前記送信モジュールは更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを前記UEに送信するよう構成され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記UEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記UEに命令する。
第5の態様又は第5の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記CSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
第6の態様によると、モビリティ・マネージメント・エンティティMMEであって、ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するよう構成される受信モジュールと、前記UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチすることを決定するよう構成される決定モジュールと、S1インタフェースメッセージを進化型基地局eNodeBに送信するよう構成される送信モジュールであって、前記S1インタフェースメッセージは、前記UEを前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするよう前記eNodeBに命令する、送信モジュールとを有し、前記受信モジュールは更に、前記eNodeBによって送信され、前記UEを前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするのに利用される第1のスイッチリクエストを受信するよう構成され、前記送信モジュールは更に、前記UEを前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするための第2のスイッチリクエストをMSCに送信するよう構成され、前記第2のスイッチリクエストは第2のCSFB指示情報を有し、前記第2のCSFB指示情報は、前記第2のスイッチリクエストが前記CSFBを実行するため送信されることを指示し、前記受信モジュールは更に、前記MSCによって送信されたスイッチレスポンスメッセージを受信するよう構成され、前記送信モジュールは更に、前記eNodeBに第1のスイッチコマンドを送信するよう構成され、前記eNodeBが前記第1のスイッチコマンドを受信した後に、前記eNodeBは第2のスイッチコマンドを前記UEに送信し、前記第2のスイッチコマンドは、前記PSドメインから前記CSドメインにスイッチするよう前記UEに命令し、前記UEが前記第2のスイッチコマンドに従って前記CSドメインにスイッチした後に、前記UEは、前記第2のスイッチコマンドに従って前記UEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持するMMEが提供される。
第1の可能な実現方式では、前記第2のCSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
第6の態様又は第6の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の可能な実現方式では、前記第1のスイッチリクエストは第1のCSFB指示情報を有し、前記第1のCSFB指示情報は、前記第1のスイッチリクエストメッセージが前記CSFBを実行するため送信される。
第6の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第3の可能な実現方式では、前記第1のCSFB指示情報は、SRVCCスイッチ指示情報である。
第6の態様又は第6の態様の第1から第3の可能な実現方式の何れか1つの実現方式を参照して、第4の可能な実現方式では、前記受信モジュールは更に、前記ユーザ装置UEによって送信され、前記回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信する前に、前記UEによって送信され、前記UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びSRVCC能力を受信するよう構成される。
上記の技術的解決策に基づき、本発明の実施例では、UEがCSFBをリクエストすると、UEはPSドメインからCSドメインにスイッチするようトリガされ、スイッチ中に生成されたデフォルトCS呼は、UEがCSドメインにアクセスした後に解放又は保持され、それから、CS呼が発信されるか、又はCS呼が受信され、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現できる。PSドメインからCSドメインへのスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現するプロセスでは、UEはスイッチコマンドを受信することによってスイッチし、システム情報がCSドメインにおけるブロードキャストメッセージを読むことによって取得されることが回避され、従って、呼遅延が低減される。
本発明の実施例における技術的解決策をより明確に説明するため、以下は、本発明の実施例を説明するのに必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の単なるいくつかの実施例を示し、当業者は、創作的な努力なく、これらの添付図面から他の図面を依然として導出してもよい。
図1は、本発明の実施例によるシステムのアーキテクチャの概略図である。 図2は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法の概略的なフローチャートである。 図3は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法の他の概略的なフローチャートである。 図4は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法の更なる他の概略的なフローチャートである。 図5は、本発明の他の実施例による回線交換フォールバック方法の概略的なフローチャートである。 図6は、本発明の他の実施例による回線交換フォールバック方法の他の概略的なフローチャートである。 図7は、本発明の他の実施例による回線交換フォールバック方法の更なる他の概略的なフローチャートである。 図8は、本発明の更なる他の実施例による回線交換フォールバック方法の概略的なフローチャートである。 図9は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法の概略的なインタラクション図である。 図10は、本発明の実施例によるUEが呼を発信するケースにおけるプロトコルスタックの概略図である。 図11は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法の他の概略的なインタラクション図である。 図12は、本発明の実施例によるUEが発呼されるケースにおけるプロトコルスタックの概略図である。 図13は、本発明の実施例によるUEの概略的なブロック図である。 図14は、本発明の実施例によるMCSの概略的なブロック図である。 図15は、本発明の実施例によるMMEの概略的なブロック図である。 図16は、本発明の実施例によるUEの概略的な構成図である。 図17は、本発明の実施例によるMSCの概略的な構成図である。 図18は、本発明の実施例によるMMEの概略的な構成図である。
以下は、本発明の実施例における添付図面を参照して本発明の実施例における技術的解決策を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の全てでなく一部である。創作的な努力なく本発明の実施例に基づき当業者により取得される他の全ての実施例は本発明の保護範囲内に属する。
シングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティ(SRVCC)プロセスでは、UEがLTE側にあるとき、呼はVoIP呼であり、UEが2G/3G側にあるとき、呼はCS呼である。LTE側のVoIP呼が2G/3Gにフォールバックする必要があるとき、eNBはPSからCSにスイッチするためのリクエストメッセージをMMEに発信し、MMEはSRVCCスイッチを開始し、MSCはセッション・トランスファ・プロセスを開始し、MSCはPSからCSにスイッチするためのレスポンスメッセージをMMEに送信し、MMEはスイッチコマンドをeNBに送信し、eNBはスイッチコマンドをUEに送信する。
UEがスイッチコマンドを受信し、PSからCSにスイッチすることを決定した後、UEはデフォルト呼を設定する必要があり、ここで、当該呼はTI(transaction ID)により識別され、例えば、設定されるデフォルト呼はTI=0である。デフォルト呼はLTE側で設定されたVoIPを表し、UEが呼に対する処理を以降に実行する場合、UEは、TI=0である呼に対して、リリース又はハングアップなどの処理などの処理を直接実行する。
しかしながら、MTC又はMOC処理を実行するため、PSからCSにスイッチする方式で回線交換ドメインにフォールバックする際、LTE側にはVoIP呼はないが、UEは依然として既存の実現解決策においてデフォルト呼を設定し、MSCもまた対応してデフォルト呼を設定してもよい。このようにして、デフォルト呼はUE及びMSC上に存在する。UEが呼を発信するケースにおいて、MSCはピアUEに呼を発信せず、この結果、グローバルな観点から、呼は接続されない。従って、UEはピアエンドとの音声呼を実現するため、アクセスが完了した後に新たな呼を発信する必要がある。しかしながら、新たな呼が設定される際に既存の呼のものと異なるTIが割り当てられ、MSCは、UEが2つのTIを有すると理解し、MSCの誤った接続を生じさせる。UEが発呼されるケースでは、MSCはまたデフォルト呼を設定し、ここで、当該呼はまたUE及びMSCのみに存在し、ピアエンドから発呼される側の情報がまたMSCに存在し、この結果、MSCはまた、UEが2つのTIを有すると理解し、MSCの誤った接続を生じさせる。さらに、モビリティ・マネージメント・エンティティの既存の処理手順は、PSからCSへのスイッチの方式でのCSFBの実現をサポートしない。
本発明の実施例では、回線交換フォールバックは、UEによるPSドメインからCSドメインへのスイッチの方式で実現される。UEは、回線交換ドメインにフォールバックした後、スイッチプロセスにおいて生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持し、誤った接続が回避され、呼が設定されるように、CS呼を発信するか、又はCSドメイン呼を受信する。呼を設定する当該方式では、UEはブロードキャスト方式でシステムメッセージを取得する必要なく、受信したスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチし、従って、呼設定遅延が低減される。
本発明の実施例において、特定の記載がない場合、“第1の”及び“第2の”という用語は異なる情報又はコンテンツを単に区別することを意図しており、本発明の実施例を限定することを意図していないことが理解されるべきである。
図1は、本発明の実施例によるシステムのアーキテクチャの概略図である。図1に示されるように、Svインタフェースが、既存のアーキテクチャにおいてMMEとMSCとの間に加えられる。
本発明の本実施例では、各エンティティはまた装置として説明されてもよく、各エンティティは別の装置であってもよいし、又は他の装置に配置される装置であってもよいことが理解されるべきである。例えば、MME及びMSCはまたMME装置及びMSC装置として説明されてもよい。
図2は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法100の概略的なフローチャートである。図2に示されるように、方法100は以下を有する。
S110:UEが、CSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをMMEに送信する。
S120:UEが、eNodeBによって送信されたスイッチコマンドを受信し、ここで、スイッチコマンドはPSドメインからCSドメインにスイッチするようUEに命令する。
S130:UEがスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後にUEのデフォルトCS呼を解放又は保持し、ここで、デフォルトCS呼はスイッチコマンドに従ってUEによって生成される。
S140:UEが、MSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信する。
本発明の本実施例では、UEが発呼側として機能し、すなわち、CS呼を発信するとき、又は、着呼側として機能し、すなわち、CS呼に応答するとき、UEは、拡張サービスリクエストなど、CSFBを実行することをリクエストするためのリクエストメッセージをMMEに送信し、ネットワークは、PSからCSにスイッチするようUEをトリガし、UEがネットワーク側からスイッチコマンドを受信した後に、UEはCSドメインにアクセスし、TI=0である呼などのデフォルトCS呼を生成し、それから、UEは生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持し、すなわち、デフォルトCS呼は利用されず、MSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信する。
従って、本発明の本実施例における回線交換フォールバック方法によると、UEがPSドメインからCSドメインにスイッチする方式で回線交換フォールバックを実現した後に、UEは、スイッチ中に生成されたデフォルト呼を解放又は保持し、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信し、これにより、ピアエンドとの呼を実現する。
本発明の本実施例における技術的解決策が、SRVCCをサポートするシステムなど、PSからCSへのスイッチをサポートする各種システムに適用可能であることが理解されるべきである。
S110において、UEは、回線交換CSFBを実行することをリクエストするためのリクエストメッセージをMMEに送信する。
具体的には、UEがCS呼を発信する必要があるか、又はUEがCSページングメッセージを受信すると、UEは、CSドメインにフォールバックする必要があり、従って、UEは拡張サービスリクエストをMMEに送信し、CSFBをリクエストする。
MMEがUEによって送信された拡張サービスリクエストを受信した後、MMEは、ネットワークがPSからCSへのスイッチをサポートしているか判断してもよく、ネットワークがPSからCSへのスイッチをサポートしているとMMEが判断すると、MMEは、S1−APメッセージなどのS1インタフェースメッセージをeNodeBに送信する。あるいは、ネットワークがPSからCSへのスイッチをサポートしているか否か判断される必要がない場合、例えば、ネットワークがデフォルトでPSからCSへのスイッチをサポートしている場合、MMEは、S1インタフェースメッセージをeNodeBに直接送信してもよい。MMEは、拡張サービスリクエストを受信した後、PSドメイン、すなわち、LTEネットワークのPSドメインから2G又は3GネットワークのCSドメインにUEをスイッチすることを命令するためにS1インタフェースメッセージを送信し、従って、スイッチはCSFBによってトリガされるスイッチである。S1インタフェースメッセージは、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするようeNodeBに命令する。例えば、S1インタフェースメッセージは指示情報を有し、ここで、指示情報はUEをPSドメインからCSドメインにスイッチするようeNodeBに命令するのに利用される。既存のCSFB指示情報と区別するため、指示情報はエンハンストCSFB指示情報として参照されてもよい。S1−APメッセージは、イニシャル・コンテクスト・セットアップ・リクエスト・メッセージ(INITIAL CONTEXT SETUP REQUEST)又はUEコンテクスト・モディフィケーション・リクエスト・メッセージ(UE CONTEXT MODIFICATION REQUEST)であってもよい。エンハンストCSFB指示情報は、S1−APメッセージに加えられる別の指示情報の一部であってもよいし、又は、既存のCSFB指示に加えられる指示情報の一部であってもよい。
S1−APメッセージを受信した後、eNodeBは、エンハンストCSFB指示情報に従って、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(Universal Mobile Telecommunication System,UMTS)又はグローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System of Mobile communication,GSM)のCSドメインへのスイッチを実行する。さらに、ネットワークがユニバーサル・テレストリアル・ラジオ・アクセス・ネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network,UTRAN)又はGSM/エンハンスト・データ・レート・フォー・GSMエボリューション(Enhanced Data Rate for GSM Evolution,EDGE)ラジオ・アクセス・ネットワーク(GSM/EDGE Radio Access Network,GERAN)のPSスイッチをサポートしている場合、eNodeBはまた、UTRAN又はGERANのPSスイッチを同時にトリガしてもよい。それから、eNodeBは、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするための第1のスイッチリクエストをMMEに送信する。第1のスイッチリクエストは第1のCSFB指示情報を有してもよく、第1のCSFB指示情報は、第1のスイッチリクエストメッセージがCSFBを実行するため送信されることを指示し、すなわち、第1のスイッチリクエストがCSFBによってトリガされることを指示する。任意的には、第1のCSFB指示情報はCSFB指示及びSRVCCスイッチ指示であってもよく、PSからCSへのUEのスイッチはCSFBによってトリガされることを指示する。あるいは、第1のCSFB指示情報はSRVCCスイッチ指示情報であり、MMEは、SRVCCスイッチ指示情報及び保存されたセッション・トランスファ・ナンバー−シングル・ラジオ(Session Transfer Number−Single Radio,STN−SR)に従って、第1のスイッチリクエストがCSFBによってトリガされることを決定し、又は、MMEは、SRVCCスイッチ指示情報及び保存されたCSFB状態に従って、第1のスイッチリクエストがCSFBによってトリガされることを決定する。
eNodeBによって送信される第1のスイッチリクエストを受信した後、MMEは、第1のCSFB指示情報に従って、第1のスイッチリクエストメッセージがCSFBを実行するため送信されることを決定してもよい。あるいは、UEの拡張サービスリクエストを以前に受信した際、MMEは、CSFB状態が発生することを記録するためCSFB状態を追加し、第1のスイッチリクエストを受信した際に記録されたCSFB状態に従って、PSからCSへのUEのスイッチがCSFBによってトリガされ、すなわち、第1のスイッチリクエストがCSFBを実行するため送信されることを決定する。
それから、MMEは、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするための第2のスイッチリクエストをMSCに送信し、ここで、第2のスイッチリクエストは第2のCSFB指示情報を有し、第2のCSFB指示情報は、第2のスイッチリクエストがCSFBを実行するため送信されることを指示し、すなわち、第2のスイッチリクエストがCSFBによってトリガされる。任意的には、第2のCSFB指示情報は、別の指示であってもよいし、又は予め設定されたSTN−SRであってもよい。すなわち、MMEは、スイッチリクエストを利用して特殊なSTN−SRを搬送し、MSCは、特殊なSTN−SRに従って、CSFBについてスイッチプロセスが実行されることを決定し、ここで、特殊な番号がMME及びMSCに対して予め設定されてもよい。
任意的には、S110の前に、方法100は更に、
UEが、サポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるSRVCC能力をMMEに送信することを有する。
例えば、UEは、ネットワークアタッチメントプロシージャ又はトラッキングエリアアップデート(Tracking Area Update,TAU)プロシージャにおいてサポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるSRVCC能力(例えば、クラスマーク(classmark)2又はClassmark 3)を報告する。
任意的には、MMEは、UEによって報告されたサポートされる音声符号化/復号化をMSCに送信する。
MMEによって送信されたスイッチリクエスト(すなわち、第2のスイッチリクエスト)を受信した後、MSCは、PSドメインからCSドメインへのUEのスイッチのためスイッチ準備を行い、TI=0となる呼などのデフォルトCS呼を生成するためリソースを確保する。あるいは、MSCは、スイッチリクエストに含まれるCSFB指示情報(すなわち、第2のCSFB指示情報)に従って、TI=0となる呼を生成しない。MSCは、イニシャル・アドレス・メッセージ(Initial Address Message,IAM)又はINVITE(INVITE)を送信しない。任意的には、MSCは、MSC間スイッチをトリガする必要があり得る。スイッチ準備が完了した後、MSCは、スイッチレスポンスメッセージをMMEに送信する。
任意的には、MMEは、PSからPSへのスイッチをトリガするため、スイッチリクエストをサービング・ジェネラル・パケット・ラジオ・サービス(General Packet Radio Service,GPRS)サポートノード(Serving GPRS Support Node,SGSN)に送信する。
MSCによって送信されたスイッチレスポンスメッセージを受信した後、MMEは第1のスイッチコマンドをeNodeBに送信し、eNodeBは第2のスイッチコマンドをUEに送信し、ここで、第2のスイッチコマンドは、PSドメインからCSドメインにスイッチするようUEに命令する。任意的には、PSからPSへのスイッチがまたトリガされる場合、MMEは、PSからCSにスイッチするためのレスポンスと、PSからPSにスイッチするためのレスポンスとを調整し、MMEは、これら2つのメッセージを合成し、PSトランスペアレントコンテナ及びCSトランスペアレントコンテナを合成し、ここで、MMEによってeNodeBに送信されるスイッチコマンドは、合成されたトランスペアレントコンテナを有する。任意的には、eNodeBは、CSFB指示をUEに送信されるスイッチコマンドに加える。UEのアクセスが失敗すると、UEがCSFB指示を受信した場合、UEは、利用可能な2G又は3Gネットワークを選択する。
S120において、UEは、eNodeBによって送信されたスイッチコマンド(すなわち、第2のスイッチコマンド)を受信し、ここで、スイッチコマンドは、PSドメインからCSドメインにスイッチするようUEに命令する。
S130において、UEは、UEがスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後、UEのデフォルトCS呼を解放又は保持する。
UEは、スイッチコマンドに従ってGERAN/UTRANネットワークにアクセスし、TI=0である呼などのデフォルトCS呼を自動的に生成する。UEは、スイッチを完了した後に基地局サブシステム(Base Station Subsystem,BSS)又は無線ネットワークサブシステム(Radio Network Subsystem,RNS)にスイッチ完了メッセージを送信し、BSS又はRNSは、スイッチ完了メッセージをMSCに送信する。
新たな呼は、スイッチプロセスにおいて生成されたデフォルトCS呼が解放又は保持された後にのみ継続可能である。
任意的には、図3に示されるように、方法100は更に以下を有する。
S150:UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するようMSCに命令する。
具体的には、本発明の本実施例において、UEは、TI=0である自動生成された呼を解放又は保持し、呼解放メッセージ(disconnect)又は呼保持メッセージ(hold)をMSCに送信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに含まれるTIは0であり、MSCは、CSFB指示情報と、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージとに従って、TI=0であって、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成された呼を解放又は保持する。MSCは、メッセージを発呼側ピアオフィスに送信せず、iuリリース(release)も実行しない。呼保持メッセージについて、MSCは保持アクノリッジメント(hold acknowledgement)によってUEにリプライし、呼解放メッセージについて、MSCはレスポンスメッセージをUEに送信しない。
任意的には、図4に示されるように、UEのデフォルトCS呼が解放又は保持される前に、方法100は更に以下を有する。
S160:UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージはMSCによって送信され、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するようUEに命令する。
UEのデフォルトCS呼を解放又は保持することは、以下を有する。
S131:UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに従ってデフォルトCS呼を解放又は保持する。
本発明の本実施例では、MSCは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信し、すなわち、MSCは、CSFB指示情報に従って、TI=0であって、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成される呼を解放又は保持する。MSCはiu releaseを送信せず、MSCは呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに含まれるTIは0であり、UEは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに従って、TI=0であって、UEによって生成される呼を解放又は保持する。
任意的には、UEは、スイッチコマンドにおけるCSFB指示に従って、TI=0である呼を自動生成せず、対応して、MSCは、MMEによって送信されたスイッチリクエストに含まれるCSFB指示情報に従って、TI=0である呼を生成しない。
ステップS140において、MSCを利用することによって、UEは、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信する。
デフォルト呼を解放又は保持した後、MSCを利用することによって、UEはCS呼を発信するか、又はCS呼を受信し、ピアエンドとの呼を実現する。
具体的には、UEが呼を発信すると、TI=0である呼を解放又は保持した後、UEは、接続管理サービスリクエスト(CM Service Request)プロセスをトリガし、MSCは認証プロセスをトリガし、UEはCS呼設定メッセージ、すなわち、SetupをMSCに送信し、ここで、CS呼設定メッセージは発呼される番号を有する。MSCは、CS呼設定メッセージを受信し、CS呼設定メッセージに従って出力呼を送信する。MSCがTI=0であるCS呼を以前に生成している場合、CS呼設定メッセージはTI=Yを有し、ここで、Yは0でなく、MSCはTIをYに更新する。
UEが発呼されると、TI=0である呼を解放又は保持した後、MSCは、CS呼設定メッセージ、すなわち、SetupをUEに送信し、ここで、CS呼設定メッセージは発呼する番号を有し、現在の呼を完了する。
このようにして、本発明の本実施例における回線交換フォールバック方法によると、CSFBはPSドメインからCSドメインにスイッチするようUEをトリガし、スイッチ中に生成されたデフォルトCS呼は、UEがCSドメインにアクセスした後に解放又は保持され、それから、CS呼が発信されるか、又はCS呼が受信され、これにより、誤った接続が回避され、呼が設定される。呼を設定する当該方式では、UEは、ブロードキャスト方式でシステムメッセージを取得する必要なく、受信したスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチし、これにより、呼設定遅延が低減される。
本発明の実施例における回線交換フォールバック方法は、UEの観点から上記において詳細に説明され、本発明の実施例における回線交換フォールバック方法は、MSCの観点から以下で説明される。
図5は、本発明の他の実施例による回線交換フォールバック方法200の概略的なフローチャートである。図5に示されるように、方法200は以下を有する。
S210:MSCが、MMEによって送信され、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするようリクエストするのに利用されるスイッチリクエストを受信し、ここで、スイッチリクエストはCSFB指示情報を有し、CSFB指示情報は、MMEがUEによって送信され、CSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するとき、スイッチリクエストがMMEによって送信されることを指示する。
S220:MSCが、スイッチリクエストに従ってスイッチレスポンスメッセージをMMEに送信する。
S230:MSCが、UEによって送信されたスイッチ完了メッセージを受信し、ここで、スイッチ完了メッセージは、UEがPSドメインからCSドメインへのスイッチをすでに完了したことを通知する。
S240:MSCが、CSFB指示情報に従ってデフォルトCS呼を解放又は保持し、ここで、デフォルトCS呼は、MSCがスイッチリクエストメッセージを受信した後にMSCによって生成される。
S250:MSCが、UEがCS呼を発信するか、又はCS呼を受信するように、UEとやりとりする。
本発明の本実施例では、MSCは、MMEによって送信され、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするのに利用されるスイッチリクエストを受信し、スイッチリクエストに含まれるCSFB指示情報に従って、MMEがUEによって送信され、CSFBを実行することをリクエストするため利用されるリクエストメッセージを受信すると、スイッチリクエストがMMEによって送信されることを決定し、すなわち、スイッチリクエストがCSFBによってトリガされる。それから、MSCは、スイッチリクエストに従って、PSからCSへのUEのスイッチのためのスイッチ準備を行い、TI=0である呼などのデフォルト呼を生成し、スイッチ準備が完了した後、MSCは、スイッチレスポンスメッセージをMMEに送信する。MMEは、スイッチコマンドをeNodeBに送信し、eNodeBはスイッチコマンドをUEに送信し、UEはCSドメインにアクセスする。UEがCSドメインにアクセスした後、MSCは、CSFB指示情報に従って、MSCによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持し、すなわち、デフォルトCS呼は利用されず、それから、UEはCS呼を発信するか、又はCS呼を受信し、すなわち、UEとピアエンドとの間の呼を実現するためにUEのための新たなCS呼を設定するように、UEとやりとりする。
従って、本発明の本実施例における回線交換フォールバック方法によると、UEがCSドメインにアクセスした後、スイッチ中に生成されたデフォルトCS呼が解放又は保持され、それから、新たなCS呼が設定され、PSドメインからCSドメインへのUEによりスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減することが可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
任意的には、図6に示されるように、デフォルトCS呼が解放又は保持される前に、方法200は更に以下を有する。
S260:MSCが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージはUEによって送信され、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するようMSCに命令する。
デフォルトCS呼を解放又は保持することは、以下を有する。
S241:MSCが、CSFB指示情報と、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージとに従ってデフォルトCS呼を解放又は保持する。
本発明の本実施例では、UEは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信し、すなわち、UEは、TI=0である自動生成された呼を解放又は保持し、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに含まれるTIは0であり、MSCは、CSFB指示情報と、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージとに従って、TI=0であって、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成される呼を解放又は保持する。MSCは、メッセージを発呼側ピアオフィスに送信せず、またiu releaseも実行しない。呼保持メッセージについて、MSCは、保持アクノリッジメント(hold acknowledge)によりUEにリプライし、呼解放メッセージについて、MSCは、レスポンスメッセージをUEに送信しない。
任意的には、図7に示されるように、方法200は更に以下を有する。
S270:MSCは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、UEによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するようUEに命令する。
本発明の本実施例では、MSCは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信し、すなわち、MSCは、CSFB指示情報に従って、TI=0であって、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成される呼を解放又は保持する。MSCは、iu releaseを送信せず、MSCは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに含まれるTIは0であり、UEは、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに従って、TI=0であって、UEによって生成される呼を解放又は保持する。
任意的には、MSCは、MMEによって送信されるスイッチリクエストに含まれるCSFB指示情報に従って、スイッチ準備プロセスにおいてTI=0である呼を自動生成しなくてもよく、対応して、UEは、スイッチコマンドにおけるCSFB指示に従って、TI=0である呼を生成しなくてもよい。
本発明の本実施例では、任意的には、CSFB指示情報は予め設定されたSTN−SRである。すなわち、MMEは、スイッチリクエストを利用して特殊なSTN−SR値を搬送し、MSCは、特殊なSTN−SR値に従って、CSFBについてスイッチプロセスが実行されることを決定し、ここで、特殊な値は、MME及びMSCに対して予め設定されてもよい。
本発明の本実施例では、UE側に関して説明されたUE、MSC、MME及びeNodeBの間のインタラクション、関連する性質、機能などがMSC側に関して説明されるものに対応することが理解されるべきであり、簡単化のため、詳細な説明はここでは再度は提供されない。
従って、本発明の本実施例における回線交換フォールバック方法によると、UEがCSドメインにアクセスした後、スイッチ中に生成されたデフォルトCS呼が解放又は保持され、それから、新たなCS呼が設定され、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現できる。
本発明の実施例における回線交換フォールバック方法は、UE及びMSCの観点から上記で詳細に説明され、本発明の実施例における回線交換フォールバック方法は、MMEの観点から以下で説明される。
図8は、本発明の更なる他の実施例による回線交換フォールバック方法300の概略的なフローチャートである。図8に示されるように、方法300は以下を有する。
S310:MMEが、UEによって送信され、CSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信する。
S320:MMEが、S1インタフェースメッセージをeNodeBに送信し、ここで、S1インタフェースメッセージは、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするようeNodeBに命令する。
S330:MMEが、eNodeBによって送信され、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするのに利用される第1のスイッチリクエストを受信する。
S340:MMEが、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするための第2のスイッチリクエストをMSCに送信し、ここで、第2のスイッチリクエストは第2のCSFB指示情報を有し、第2のCSFB指示情報は、第2のスイッチリクエストがCSFBを実行するため送信されることを指示する。
S350:MMEが、MSCによって送信されたスイッチレスポンスメッセージを受信する。
S360:MMEが、eNodeBに第1のスイッチコマンドを送信し、eNodeBが第1のスイッチコマンドを受信した後に、eNodeBは第2のスイッチコマンドをUEに送信し、第2のスイッチコマンドは、PSドメインからCSドメインにスイッチするようUEに命令し、UEが第2のスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後に、UEは、第2のスイッチコマンドに従ってUEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持する。
本発明の本実施例では、例えば、CSFBをリクエストするための拡張サービスリクエストなど、UEによって送信され、CSFBを実行することをリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信した後、MMEは、PSからCSにスイッチするようUEをトリガする。スイッチ準備を完了した後、MSCは、PSからCSにスイッチするようUEに命令するためのスイッチコマンドをUEに送信する。UEは、スイッチコマンドに従ってCSドメインにアクセスする。UEがCSドメインにアクセスした後、UE及びMSCは、スイッチ中に自動生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持し、新たなCS呼を設定する。
本発明の本実施例では、回線交換フォールバックは、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で実現される。UEは、回線交換ドメインにフォールバックした後、スイッチプロセスにおいて生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持し、CS呼を発信するか、又はCSドメイン呼を受信し、これにより、誤った接続が回避され、呼が設定される。当該呼を設定する方式では、UEは、ブロードキャスト方式でシステムメッセージを取得する必要なく、受信したシステムコマンドに従ってCSドメインにスイッチし、従って、呼設定遅延が低減される。
本発明の本実施例では、任意的には、第2のCSFB指示情報は予め設定されたSTN−SRである。すなわち、MMEはスイッチリクエストを利用して特殊なSTN−SR値を搬送し、MSCは、特殊なSTN−SR値に従って、CSFBについてスイッチプロセスが実行されることを決定し、ここで、特殊な値はMME及びMSCに対して予め設定されてもよい。
本発明の本実施例では、任意的には、第1のスイッチリクエストは第1のCSFB指示情報を有し、第1のCSFB指示情報は、第1のスイッチリクエストメッセージがCSFBを実行するため送信されることを指示する。
任意的には、第1のCSFB指示情報は、SRVCCスイッチ指示情報である。
本発明の本実施例では、任意的には、S310の前に、方法300は更に、
MMEが、UEによって送信されるサポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるSRVCC能力を受信することを有する。
例えば、UEは、ネットワークアタッチメントプロシージャ又はTAUプロシージャにおいて、サポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるSRVCC能力(例えば、classmark 2又はClassmark 3)を報告する。
任意的には、MMEは、UEによって報告されたサポートされる音声符号化/復号化をMSCに送信する。
本発明の本実施例では、UE側について説明されるUE、MSC、MME及びeNodeBの間のインタラクション、関連する性質、機能などはMME側について説明されるものに対応することが理解されるべきであり、簡単化のため、詳細な説明はここでは再度は提供されない。
本発明の実施例における回線交換フォールバック方法は、UE、MSC及びMMEの観点から上記において詳細に説明され、本発明の実施例は、特定の具体例を参照して以下で詳細に説明される。これらの具体例は、単に当業者が本発明の実施例をより良く理解することを支援するためのものであり、本発明の実施例の範囲を限定することを意図するものでないことに留意すべきである。
図9は、本発明の実施例によるUEが呼を発信するケースにおけるフローチャートである。
901:UEが、拡張サービスリクエストをMMEに送信する。CS呼を発信することを決定すると、UEは、CSFBをリクエストするため、拡張サービスリクエストをMMEに送信する。
902:MMEは、S1−APメッセージをeNodeBに送信する。S1−APメッセージは、CSFBによってトリガされるPSドメインからCSドメインへのUEのスイッチを実行するようeNodeBに命令するためのCSFB指示を有する。
903:メジャメントプロセスを実行する。任意的には、eNodeBは、ターゲットネットワークの無線信号品質を測定するようUEに命令し、信号品質がスイッチ条件を充足するとき、スイッチを実行することを決定する。
904:eNodeBは、PSからCSにスイッチするためのリクエストをMMEに送信する。スイッチリクエストは、当該スイッチリクエストがCSFBによってトリガされること、すなわち、CSFBについてスイッチプロセスが実行されることを指示するのに利用されるCSFB指示情報を有する。
905:MMEは、PSからCSにスイッチするためのリクエストをMSCに送信する。当該スイッチリクエストもまた、当該スイッチリクエストがCSFBによってトリガされること、すなわち、CSFBについてスイッチプロセスが実行されることを指示するのに利用されるCSFB指示情報を有する。
906:MSCは、CSドメインへのスイッチのための準備を行い、リソースを確保する。任意的には、MSCは、MSC間スイッチをトリガする必要があってもよい。スイッチ準備プロセスでは、MSCは、TI=0である呼を自動的に生成する。
907:MSCは、スイッチリクエストレスポンスをMMEに送信する。
908:任意的には、MMEは、PSからPSへのスイッチをトリガするため、スイッチリクエストをSGSNに送信する。ステップ908及びステップ904は同時に実行されてもよい。
909:MMEはスイッチコマンドをeNodeBに送信し、eNodeBはスイッチコマンドをUEに送信する。任意的には、PSからPSへのスイッチがまたトリガされる場合、MMEは、PSからCSにスイッチするためのレスポンスと、PSからPSにスイッチするためのレスポンスとを調整し、MMEは、これら2つのメッセージを合成し、PSトランスペアレントコンテナ及びCSトランスペアレントコンテナを合成し、ここで、MMEによってeNodeBに送信されるスイッチコマンドは、合成されたトランスペアレントコンテナを有する。任意的には、eNodeBは、UEに送信されるスイッチコマンドにCSFB指示を加える。UEのアクセスが失敗すると、UEがCSFB指示を受信している場合、UEは利用可能な2G又は3Gネットワークを選択する。
910:UEは、GERAN/UTRANネットワークにアクセスする。UEは、スイッチコマンドに従ってCSドメインにアクセスし、デフォルト呼、すなわち、TI=0である呼を自動的に生成する。
911:UEは、スイッチ完了メッセージをBSS/RNSに送信し、BSS/RNSは、スイッチ完了メッセージをMSCに送信する。
912:UE及びMSCは、TI=0である自動生成された呼を解放又は保持する。それは、UEが呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信するか、又はMSCが呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信することであってもよい。
913:UEは、接続管理サービスリクエストプロセスをトリガする。
914:MSCは、認証プロセスをトリガする。
915:UEは、CS呼設定メッセージをMSCに送信し、ここで、CS呼設定メッセージは発呼される番号を有する。
916:MSCは、CS呼設定メッセージを受信し、出力呼を送信する。
図10は、本発明の実施例によるUEが呼を発信するケースにおけるプロトコルスタックの概略図である。図10に示されるように、発呼中、
1001:呼制御レイヤ(Call Control,CC)は、モビリティ管理レイヤ(Mobility Management,MM)にMM接続を設定することをリクエストする。
1002:MMレイヤは、CSFBプロセスを実行するようE−UTRANモビリティマネージメントレイヤ(E−UTRAN Mobility Management,EMM)に命令する。
1003:EMMレイヤは、2G又は3Gネットワークにフォールバックするようネットワークをトリガするため、拡張サービスリクエストをネットワークに送信する。
1004:UEは、2G又は3Gネットワークにアクセスするため、2/3G CSドメインの無線リソースを有するスイッチコマンドを受信する。任意的には、UEがCSFB指示を受信する場合、UEのアクセスが失敗すると、UEは、利用可能な2G又は3Gネットワークを選択する。具体的には、E−UTRANアクセスストレイタム(E−UTRAN Access Stratum)は、スイッチコマンドにおける2G又は3G CSドメインの無線リソースに関する情報をGERAN/UTRANアクセスストレイタムに転送する。
1005:GERAN/UTRANアクセスストレイタムは、2G又は3GネットワークにアクセスするようMMレイヤにおけるUEに命令する。
1006:UEはSRVCCをサポートするため、アクセスストレイタムは、スイッチがSRVCCスイッチであることを通知し、TI=0であるMM接続を自律的に設定する。
1007:TI=0である呼が存在するため、マルチ呼処理、すなわち、呼保持、呼待機又は呼解放を実行する。MMレイヤは、接続管理サービスリクエストプロセスをトリガし、MM接続を設定するようCCレイヤに命令し、CCレイヤは、CS呼設定メッセージを送信し、CS呼プロセスを継続する。
1008:GERAN/UTRANアクセスストレイタムは、MMレイヤを利用することによって、関連するベアラ設定状態をベアラ制御レイヤに通知する。
図11は、本発明の実施例によるUEが発呼されるケースにおけるフローチャートである。
1101:入力呼を受信した後、MSCは、CSページングリクエストをMMEに送信し、MMEは、CSページングメッセージをUEに送信し、ここで、CSページングメッセージは回線交換ドメインCSドメインを指示する。
1102:UEは、拡張サービスリクエストをMMEに送信する。CSページングメッセージを受信した後、UEは、CSFBをリクエストするため、拡張サービスリクエストをMMEに送信する。
1103:MMEは、S1−APメッセージをeNodeBに送信する。S1−APメッセージは、CSFBによってトリガされるPSドメインからCSドメインへのUEのスイッチを実行するようeNodeBに命令するためのCSFB指示を有する。
1104:メジャメントプロセスを実行する。任意的には、eNodeBは、ターゲットネットワークの無線信号品質を測定するようUEに命令し、信号品質がスイッチ条件を充足すると、スイッチを実行することを決定する。
1105:eNodeBは、PSからCSにスイッチするためのリクエストをMMEに送信する。スイッチリクエストは、当該スイッチリクエストがCSFBによってトリガされることを指示するのに利用されるCSFB指示情報を有する。
1106:MMEは、PSからCSにスイッチするためのリクエストをMSCに送信する。当該スイッチリクエストもまた、当該スイッチリクエストがCSFBによってトリガされることを指示するのに利用されるCSFB指示情報を有する。
1107:MSCは、CSドメインにスイッチするための準備を行い、リソースを確保する。任意的には、MSCは、MSC間スイッチをトリガする必要があってもよい。スイッチ準備プロセスでは、MSCは、TI=0である呼を自動的に生成する。
1108:MSCは、スイッチリクエストレスポンスをMMEに送信する。
1109:任意的には、MMEは、PSからPSへのスイッチをトリガするためのスイッチリクエストをSGSNに送信する。ステップ1109及びステップ1105は同時に実行されてもよい。
1110:MMEはスイッチコマンドをeNodeBに送信し、eNodeBはスイッチコマンドをUEに送信する。任意的には、PSからPSへのスイッチがまたトリガされる場合、MMEは、PSからCSにスイッチするためのレスポンスと、PSからPSにスイッチするためのレスポンスとを調整し、MMEは、これら2つのメッセージを合成し、PSトランスペアレントコンテナとCSトランスペアレントコンテナとを合成し、ここで、MMEによってeNodeBに送信されるスイッチコマンドは、合成されたトランスペアレントコンテナを有する。任意的には、eNodeBは、UEに送信されるスイッチコマンドにCSFB指示を加える。UEのアクセスが失敗すると、UEがCSFB指示を受信する場合、UEは利用可能な2G/3Gネットワークを選択する。
1111:UEは、GERAN/UTRANネットワークにアクセスする。UEは、スイッチコマンドに従ってCSドメインにアクセスし、デフォルト呼、すなわち、TI=0である呼を自動的に生成する。
1112:UEは、スイッチ完了メッセージをBSS/RNSに送信し、BSS/RNSは、スイッチ完了メッセージをMSCに送信する。
1113:UEは、ページングレスポンスを送信する。
1114:MSCは、認証プロセスをトリガする。
1115:UE及びMSCは、TI=0である自動生成された呼を解放又は保持する。それは、UEが呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信するか、又はMSCが呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信することであってもよい。UE及びMSCは、TI=0である呼を利用しない。
1116:MSCは、CS呼設定メッセージをUEに送信し、ここで、CS呼設定メッセージは、現在の呼を完了させるため、発呼する番号を有する。
図12は、本発明の実施例によるUEが発呼されるケースにおけるプロトコルスタックの概略図である。図12に示されるように、発呼中、
1201:UEは、CSドメイン指示を有するページングリクエストを受信する。
1202:EMMレイヤは、ページングリクエストをMMレイヤに送信する。
1203:MMレイヤは、CSFBプロセスを実行するようEMMレイヤに命令する。
1204:EMMレイヤは、2/3G(2G又は3G)ネットワークにフォールバックするようネットワークをトリガするため、拡張サービスリクエストをネットワークに送信する。
1205:UEは、2/3Gネットワークにアクセスするため、2/3G CSドメインの無線リソースを有するスイッチコマンドを受信する。任意的には、UEがCSFB指示を受信する場合、UEのアクセスが失敗すると、UEは利用可能な2/3Gネットワークを選択する。具体的には、E−UTRANアクセスストレイタム(E−UTRAN Access Stratum Sublayer)は、スイッチコマンドにおける2/3G CSドメインの無線リソースに関する情報をGERAN/UTRANアクセスストレイタムに転送する。
1206:GERAN/UTRANアクセスストレイタムは、2/3GネットワークにアクセスするようMMレイヤにおけるUEに命令する。
1207:UEはSRVCCをサポートするため、アクセスストレイタムは、スイッチがSRVCCスイッチであることを通知し、TI=0であるMM接続を自律的に設定する。それから、MMレイヤは、ページングレスポンスを送信し、2/3G CS呼プロセスを継続する。
本発明の本実施例では、回線交換フォールバックは、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で実現される。UEは、回線交換ドメインにフォールバックした後、スイッチプロセスにおいて生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持し、誤った接続が回避され、呼が設定されるように、CSドメイン呼を受信する。
上記のプロセスのシーケンス番号は本発明の各種実施例における実行順を示していないことが理解されるべきである。プロセスの実行順は、プロセスの機能及び内部ロジックに従って決定されるべきであり、本発明の実施例の実現プロセスに対する何れかの限定として解釈されるべきでない。
本発明の実施例による回線交換フォールバック方法は、図1から図12を参照して上記において詳細に説明され、本発明の実施例によるUE、MSC及びMMEは、図13から図18を参照して以下において説明される。
図13は、本発明の実施例によるUE1300の概略的なブロック図である。図13に示されるように、UE1300は、
回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するよう構成される送信モジュール1310と、
進化型基地局eNodeBによって送信されたスイッチコマンドを受信するよう構成される受信モジュール1320であって、スイッチコマンドはパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようUEに命令する、受信モジュール1320と、
UEがスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後にUEのデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される処理モジュール1330であって、デフォルトCS呼はスイッチコマンドに従ってUEによって生成される、処理モジュール1330と、
モバイル・スイッチング・センタMSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信するよう構成される呼モジュール1340と、
を有する。
本発明の本実施例におけるUEは、CSドメインにアクセスした後、スイッチ中に生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持し、それからCS呼を発信し、又はCS呼を受信し、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
本発明の本実施例では、任意的には、送信モジュール1310は更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信するよう構成され、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するようMSCに命令する。
本発明の本実施例では、任意的には、受信モジュール1320は更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するよう構成され、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージはMSCによって送信され、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するようUEに命令し、
処理モジュール1330は、具体的には、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される。
本発明の本実施例では、任意的には、送信モジュール1310は更に、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信する前に、サポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるシングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティSRVCC能力をMMEに送信するよう構成される。
本発明の本実施例におけるUE1300は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法におけるUEに対応してもよい。さらに、UE1300におけるモジュールの上記及び他の処理及び/又は機能は、図1から図12に示される方法の対応する手順を実現するよう構成され、簡単化のため、ここでは再度は説明されない。
図14は、本発明の実施例によるMSC1400の概略的なブロック図である。図14に示されるように、MSC1400は、
モビリティ・マネージメント・エンティティMMEによって送信され、ユーザ装置UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようリクエストするのに利用されるスイッチリクエストを受信するよう構成される受信モジュール1410であって、スイッチリクエストは回線交換フォールバックCSFB指示情報を有し、CSFB指示情報は、MMEがUEによって送信され、CSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するとき、スイッチリクエストがMMEによって送信されることを指示する、受信モジュール1410と、
スイッチリクエストに従ってスイッチレスポンスメッセージをMMEに送信するよう構成される送信モジュール1420と、
受信モジュール1410は更に、UEによって送信されたスイッチ完了メッセージを受信するよう構成され、スイッチ完了メッセージは、UEがPSドメインからCSドメインへのスイッチをすでに完了したことを通知し、
CSFB指示情報に従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される処理モジュール1430であって、デフォルトCS呼は、MSCがスイッチリクエストメッセージを受信した後にMSCによって生成される、処理モジュール1430と、
UEがCS呼を発信するか、又はCS呼を受信するように、UEとやりとりするよう構成される呼モジュール1440と、
を有する。
本発明の本実施例におけるMSCは、UEがCSドメインにアクセスした後に、スイッチ中に生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持し、それからUEのための新たなCS呼を設定し、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
本発明の本実施例では、任意的には、受信モジュール1410は更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するよう構成され、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージはUEによって送信され、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するようMSCに命令し、
処理モジュール1430は、具体的には、CSFB指示情報と、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージとに従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される。
本発明の本実施例では、任意的には、送信モジュール1420は更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信するよう構成され、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、UEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持するようUEに命令する。
本発明の本実施例では、任意的には、CSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
本発明の本実施例におけるMSC1400は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法におけるMSCに対応してもよい。さらに、MSC1400におけるモジュールの上記及び他の処理及び/又は機能は、図1から図12に示される方法の対応する手順を実現するよう構成され、簡単化のため、ここでは再度は説明されない。
図15は、本発明の実施例によるMME1500の概略的なブロック図である。図15に示されるように、MME1500は、
ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するよう構成される受信モジュール1510と、
UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチすることを決定するよう構成される決定モジュール1520と、
S1インタフェースメッセージを進化型基地局eNodeBに送信するよう構成される送信モジュール1530であって、S1インタフェースメッセージは、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするようeNodeBに命令する、送信モジュール1530と、
を有し、
受信モジュール1510は更に、eNodeBによって送信され、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするのに利用される第1のスイッチリクエストを受信するよう構成され、
送信モジュール1530は更に、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするための第2のスイッチリクエストをMSCに送信するよう構成され、第2のスイッチリクエストは第2のCSFB指示情報を有し、第2のCSFB指示情報は、第2のスイッチリクエストがCSFBを実行するため送信されることを指示し、
受信モジュール1510は更に、MSCによって送信されたスイッチレスポンスメッセージを受信するよう構成され、
送信モジュール1530は更に、eNodeBに第1のスイッチコマンドを送信するよう構成され、eNodeBが第1のスイッチコマンドを受信した後に、eNodeBは第2のスイッチコマンドをUEに送信し、第2のスイッチコマンドは、PSドメインからCSドメインにスイッチするようUEに命令し、UEが第2のスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後に、UEは、第2のスイッチコマンドに従ってUEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持する。
本発明の本実施例におけるMMEは、CSFBによってPSからCSへのスイッチをトリガし、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
本発明の本実施例では、任意的には、第2のCSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
本発明の本実施例では、任意的には、第1のスイッチリクエストは第1のCSFB指示情報を有し、第1のCSFB指示情報は、第1のスイッチリクエストメッセージがCSFBを実行するため送信される。
任意的には、第1のCSFB指示情報は、SRVCCスイッチ指示情報である。
本発明の本実施例では、任意的には、受信モジュール1510は更に、ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信する前に、UEによって送信され、UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びSRVCC能力を受信するよう構成される。
本発明の本実施例におけるMME1500は、本発明の実施例による回線交換フォールバック方法におけるMMEに対応してもよい。さらに、MME1500におけるモジュールの上記及び他の処理及び/又は機能は、図1から図12に示される方法の対応する手順を実現するよう構成され、簡単化のためここでは再度は説明されない。
図16は、本発明の他の実施例によるUEの構成を示す。UEは、少なくとも1つのプロセッサ1602(例えば、CPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1605又は他の通信インタフェース、メモリ1606及びこれらの装置の間の接続通信を実現するよう構成される少なくとも1つの通信バス1603を有する。プロセッサ1602は、例えば、メモリ1606に記憶されるコンピュータプログラムなどの実行可能モジュールを実行するよう構成される。メモリ1606は、高速ランダム・アクセス・メモリ(RAM:Random Access Memory)を有してもよく、又は、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)を有してもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1605(有線又は無線であってもよい)は、システムゲートウェイと少なくとも1つの他のネットワーク要素との間の通信接続を実現するのに利用されてもよく、インターネット、ワイド・エリア・ネットワーク、ローカルネットワーク、メトロポリタン・エリア・ネットワークなどが利用されてもよい。
いくつかの実現方式では、メモリ1606はプログラム16061を記憶し、ここで、プログラム16061は、プロセッサ1602によって実行されてもよく、プログラムは、
ユーザ装置UEが、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するステップと、UEが、進化型基地局eNodeBによって送信されたスイッチコマンドを受信するステップであって、スイッチコマンドはパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようUEに命令する、受信するステップと、UEがスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後にUEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップであって、デフォルトCS呼はスイッチコマンドに従ってUEによって生成される、解放又は保持するステップと、UEが、モバイル・スイッチング・センタMSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信するステップとを有する。
任意的には、当該プログラムは更に、UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをMSCに送信するステップを有し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいてMSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するようMSCに命令する。
任意的には、当該プログラム更に、UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップの前に、UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するステップを有し、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージはMSCによって送信され、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するようUEに命令し、UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップは、UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージに従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するステップを有する。
任意的には、当該プログラムは更に、ユーザ装置UEが、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するステップの前に、UEが、UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びシングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティSRVCC能力をMMEに送信するステップを有する。
本発明の本実施例において提供される上記の技術的解決策から理解できるように、本発明の本実施例では、UEがCSFBをリクエストするとき、UEは、PSドメインからCSドメインにスイッチするようトリガされ、スイッチ中に生成されるデフォルトCS呼は、UEがCSドメインにアクセスした後に解放又は保持され、それから、CS呼が発信されるか、又はCS呼が受信され、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
図17は、本発明の他の実施例によるMSCの構成を示す。MSCは、少なくとも1つのプロセッサ1702(例えば、CPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1705又は他の通信インタフェース、メモリ1706及びこれらの装置の間の接続通信を実現するよう構成される少なくとも1つの通信バス1703を有する。プロセッサ1702は、例えば、メモリ1706に記憶されるコンピュータプログラムなどの実行可能モジュールを実行するよう構成される。メモリ1706は、高速ランダム・アクセス・メモリ(RAM:Random Access Memory)を有してもよく、又は、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)を有してもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1705(有線又は無線であってもよい)は、システムゲートウェイと少なくとも1つの他のネットワーク要素との間の通信接続を実現するのに利用されてもよく、インターネット、ワイド・エリア・ネットワーク、ローカルネットワーク、メトロポリタン・エリア・ネットワークなどが利用されてもよい。
いくつかの実現方式では、メモリ1706はプログラム17061を記憶し、ここで、プログラム17061は、プロセッサ1702によって実行されてもよく、プログラムは、
モバイル・スイッチング・センタMSCが、モビリティ・マネージメント・エンティティMMEによって送信され、ユーザ装置UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようリクエストするのに利用されるスイッチリクエストを受信するステップであって、スイッチリクエストは回線交換フォールバックCSFB指示情報を有し、CSFB指示情報は、MMEがUEによって送信され、CSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するとき、スイッチリクエストがMMEによって送信されることを指示する、受信するステップと、MSCが、スイッチリクエストに従ってスイッチレスポンスメッセージをMMEに送信するステップと、MSCが、UEによって送信されたスイッチ完了メッセージを受信するステップであって、スイッチ完了メッセージは、UEがPSドメインからCSドメインへのスイッチをすでに完了したことを通知する、受信するステップと、MSCが、CSFB指示情報に従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するステップであって、デフォルトCS呼は、MSCがスイッチリクエストメッセージを受信した後にMSCによって生成される、解放又は保持するステップと、MSCが、UEがCS呼を発信するか、又はCS呼を受信するように、UEとやりとりするステップとを有する。
任意的には、当該プログラムは更に、デフォルトCS呼を解放又は保持するステップの前に、MSCが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するステップを有し、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージはUEによって送信され、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するようMSCに命令し、デフォルトCS呼を解放又は保持するステップは、MSCが、CSFB指示情報と、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージとに従ってデフォルトCS呼を解放又は保持するステップを有する。
任意的には、当該プログラムは更に、MSCが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージをUEに送信するステップを有し、ここで、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージは、UEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持するようUEに命令する。
任意的には、エンハンストCSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
本発明の本実施例において提供される上記の技術的解決策から理解できるように、本発明の本実施例では、スイッチ中に生成されるデフォルトCS呼は、UEがCSドメインにアクセスした後に解放又は保持され、それから、新たなCS呼が設定され、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
図18は、本発明の他の実施例によるMMEの構成を示す。MMEは、少なくとも1つのプロセッサ1802(例えば、CPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1805又は他の通信インタフェース、メモリ1806及びこれらの装置の間の接続通信を実現するよう構成される少なくとも1つの通信バス1803を有する。プロセッサ1802は、例えば、メモリ1806に記憶されるコンピュータプログラムなどの実行可能モジュールを実行するよう構成される。メモリ1806は、高速ランダム・アクセス・メモリ(RAM:Random Access Memory)を有してもよく、又は、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不揮発性メモリ(non−volatile memory)を有してもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1805(有線又は無線であってもよい)は、システムゲートウェイと少なくとも1つの他のネットワーク要素との間の通信接続を実現するのに利用されてもよく、インターネット、ワイド・エリア・ネットワーク、ローカルネットワーク、メトロポリタン・エリア・ネットワークなどが利用されてもよい。
いくつかの実現方式では、メモリ1806はプログラム18061を記憶し、ここで、プログラム18061は、プロセッサ1802によって実行されてもよく、プログラムは、
モビリティ・マネージメント・エンティティMMEが、ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するステップと、MMEが、S1インタフェースメッセージを進化型基地局eNodeBに送信するステップであって、S1インタフェースメッセージは、UEをパケット交換PSドメインから回線交換CSドメインにスイッチするようeNodeBに命令する、送信するステップと、MMEが、eNodeBによって送信され、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするのに利用される第1のスイッチリクエストを受信するステップと、MMEが、UEをPSドメインからCSドメインにスイッチするための第2のスイッチリクエストをモバイル・スイッチング・センタMSCに送信するステップであって、第2のスイッチリクエストは第2のCSFB指示情報を有し、第2のCSFB指示情報は、第2のスイッチリクエストがCSFBを実行するため送信されることを指示する、送信するステップと、MMEが、MSCによって送信されたスイッチレスポンスメッセージを受信するステップと、MMEが、eNodeBに第1のスイッチコマンドを送信するステップであって、eNodeBが第1のスイッチコマンドを受信した後に、eNodeBは第2のスイッチコマンドをUEに送信し、第2のスイッチコマンドは、PSドメインからCSドメインにスイッチするようUEに命令し、UEが第2のスイッチコマンドに従ってCSドメインにスイッチした後に、UEは、第2のスイッチコマンドに従ってUEによって生成されたデフォルトCS呼を解放又は保持する、送信するステップとを有する。
任意的には、第2のCSFB指示情報は、予め設定されたSTN−SRである。
任意的には、第1のスイッチリクエストは第1のCSFB指示情報を有し、第1のCSFB指示情報は、第1のスイッチリクエストメッセージがCSFBを実行するため送信されることを指示する。
任意的には、第1のCSFB指示情報は、SRVCCスイッチ指示情報である。
任意的には、当該プログラムは更に、モビリティ・マネージメント・エンティティMMEが、ユーザ装置UEによって送信され、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするのに利用されるリクエストメッセージを受信するステップの前に、MMEが、UEによって送信され、UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びSRVCC能力を受信するステップを有する。
本発明の本実施例において提供される上記の技術的解決策から理解できるように、本発明の本実施例では、PSからCSへのスイッチはCSFBによってトリガされ、PSドメインからCSドメインへのUEによるスイッチの方式で回線交換フォールバックを実現し、遅延を低減可能であり、これにより、ユーザ体感を向上させることができる。
本発明の本実施例における“及び/又は”という用語は、関連するオブジェクトを説明するための関連付け関係のみを説明し、3つの関係が存在してもよいことを表すことが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在する、AとBとの双方が存在する、Bのみが存在することを表してもよい。さらに、本明細書における“/”という文字は、通常は関連するオブジェクトの間の“又は”の関係を示す。
当業者は、本明細書において開示される実施例において説明される具体例に関連して、ユニット及びアルゴリズムステップが電子的なハードウェア、コンピュータソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現されてもよいことを認識してもよい。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性を明確に説明するため、上記は通常は機能に従って各具体例の構成及びステップを説明している。機能がハードウェア又はソフトウェアによって実行されるか否かは、技術的解決策の特定の適用及び設計制約条件に依存する。当業者は、異なる方法を用いてそれぞれの特定の適用について説明された機能を実現してもよいが、このような実現形態は本発明の範囲を超えるとみなされるべきでない。
便宜的且つ簡潔な説明のため、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについて、上記の方法の実施例における対応するプロセスが参照されてもよいことが当業者によって明確に理解されてもよく、ここでは詳細は再度は説明されない。
本出願において提供される複数の実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、説明された装置の実施例は単なる一例である。例えば、ユニットの分割は単なる論理的機能の分割であって、実際の実現形態では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに合成又は統合されてもよいし、又はいくつかの特徴は無視され、又は実行されなくてもよい。さらに、表示又は説明される相互結合又は直接的な結合若しくは通信接続は、いくつかのインタフェースを用いることによって実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形態で実現されてもよい。
別々のパーツとして説明されるユニットは物理的に別々であってもよいし、又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示されるパーツは物理的なユニットであってもよいし、又はそうでなくてもよく、1つのポジションに配置されてもよいし、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全ては、本発明の実施例における解決策の課題を実現するため、実際のニーズに従って選択されてもよい。
さらに、本発明の実施例における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよいし、又は各ユニットは物理的に単独で存在してもよいし、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよいし、又はソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は利用されるとき、統合されたユニットはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、実質的に本発明の技術的解決策、又は従来技術に貢献する部分、又は技術的解決策の全て若しくは一部は、ソフトウェアプロダクトの形態で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、本発明の実施例において説明される方法のステップの全て又は一部を実行するようコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であってもよい)に命令するための複数の命令を有する。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、着脱可能なハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM,Read−Only Memory)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなど、プログラムコードを記憶可能な何れかの媒体を含む。
上記の説明は、本発明の単なる特定の実現方式であり、本発明の保護範囲を限定することを意図していない。本発明において開示される技術的範囲内で当業者によって容易に想到する何れかの変更又は置換は、本発明の保護範囲内に属する。従って、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に従う。

Claims (7)

  1. 回線交換フォールバック方法であって、
    ユーザ装置(UE)が、回線交換フォールバック(CSFB)を実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティ(MME)に送信するステップと、
    前記UEが、進化型基地局(eNodeB)によって送信されたスイッチコマンドを受信するステップであって、前記スイッチコマンドはパケット交換(PS)ドメインから回線交換(CS)ドメインにスイッチするよう前記UEに命令する、受信するステップと、
    前記UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するステップであって、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージはモバイル・スイッチング・センタ(MSC)によって送信され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、デフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記UEに命令する、受信するステップと、
    前記UEが前記スイッチコマンドに従って前記CSドメインにスイッチした後に前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップであって、前記デフォルトCS呼は前記スイッチコマンドに従って前記UEによって生成される、解放又は保持するステップと、
    前記UEが、前記MSCを利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信するステップと、
    を有し、
    前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するステップは、前記UEが、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージに従って前記デフォルトCS呼を解放又は保持するステップを有する方法。
  2. 当該方法は更に、
    前記UEが、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを前記MSCに送信するステップを有し、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいて前記MSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記MSCに命令する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユーザ装置UEが、回線交換フォールバックCSFBを実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティMMEに送信するステップの前に、当該方法は更に、
    前記UEが、前記UEによってサポートされる音声符号化/復号化能力及びシングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティSRVCC能力を前記MMEに送信するステップを有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ユーザ装置(UE)であって、
    回線交換フォールバック(CSFB)を実行するようリクエストするためのリクエストメッセージをモビリティ・マネージメント・エンティティ(MME)に送信するよう構成される送信モジュールと、
    進化型基地局(eNodeB)によって送信されたスイッチコマンドを受信するよう構成される受信モジュールであって、前記スイッチコマンドはパケット交換(PS)ドメインから回線交換(CS)ドメインにスイッチするよう前記UEに命令する、受信モジュールと、
    前記UEが前記スイッチコマンドに従って前記CSドメインにスイッチした後に前記UEのデフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成される処理モジュールであって、前記デフォルトCS呼は前記スイッチコマンドに従って前記UEによって生成される、処理モジュールと、
    モバイル・スイッチング・センタ(MSC)を利用することによって、CS呼を発信するか、又はCS呼を受信するよう構成される呼モジュールと、
    を有し、
    前記受信モジュールは更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを受信するよう構成され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは前記MSCによって送信され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記UEに命令し、
    前記処理モジュールは、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージに従って前記デフォルトCS呼を解放又は保持するよう構成されるUE。
  5. 前記送信モジュールは更に、呼解放メッセージ又は呼保持メッセージを前記MSCに送信するよう構成され、前記呼解放メッセージ又は前記呼保持メッセージは、スイッチ準備プロセスにおいて前記MSCによって生成されるデフォルトCS呼を解放又は保持するよう前記MSCに命令する、請求項に記載のUE。
  6. 前記送信モジュールは更に、前記回線交換フォールバック(CSFB)を実行するようリクエストするためのリクエストメッセージを前記モビリティ・マネージメント・エンティティ(MME)に送信する前に、サポートされる音声符号化/復号化能力及びサポートされるシングル・ラジオ・ボイス・コール・コンティニュイティ(SRVCC)能力を前記MMEに送信するよう構成される、請求項4又は5に記載のUE。
  7. 請求項1乃至何れか一項に記載の方法を実行するための命令を有するプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体。
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