JP6237090B2 - ピーニング処理装置 - Google Patents
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Description
(1)機械振動発生装置により発生する機械振動を前方に導くウエーブガイドと、該機械振動により励起されて衝撃振動する複数のピンが直列に接続され、該衝撃振動を被処理材まで伝達するピン群と、該ピン群をピン軸方向に振動可能に保持するガイドホールを備えたピンホルダーとを有するピーニング処理装置であって、前記複数のピンは、端部で互いに点接触により接続されており、かつ、該接続部で互いの振動方向が角度αをなして傾斜していることを特徴とする、ピーニング処理装置。
(2)前記ウエーブガイドと前記ピンとは、互いに点接触により接続されており、かつ、該接続部でのウエーブガイド面の垂線とピン軸方向とが角度βをなして傾斜していることを特徴とする、(1)に記載のピーニング処理装置。
(4)前記複数のピン同士及びピンとウエーブガイドの接続部は5箇所以下であり、1箇所の接続部における振動方向の傾斜角は、ピン同士の場合、α≦30°であり、ピンとウエーブガイドとの場合、β≦40°、望ましくはβ≦30°であることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
(5)前記ガイドホールは、前記ピンホルダーに設けられた片側通し孔からなることを特徴とする、(1)〜(4)のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
(7)前記ガイドホールは、振動伝播経路の縦断面で分割された前記ピンホルダーにピンを嵌入する凹部からなるピン溝を設けることにより形成されていることを特徴とする、(1)〜(4)のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
(8)前記ピン群を複数系統有し、同時に複数箇所の処理が可能であることを特徴とする、(1)〜(7)のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
<作用>
(2)の発明によれば、ウエーブガイドとピンとは、互いに点接触により接続されており、かつ、この接続部でのウエーブガイド面の垂線とピン軸方向とが角度βをなして傾斜しているため、振動方向を容易に傾斜させることができる。
(4)の発明によれば、複数のピン同士及びピンとウエーブガイドの接続部は5箇所以下であり、1箇所の接続部における振動方向の傾斜角をピン同士の場合、α≦30°とし、ピンとウエーブガイドとの場合、β≦40°、望ましくはβ≦30°とすることにより、傾斜角度の合計が140度であっても衝撃振動の減衰率を30%以下に抑制することができる。
(5)の発明によれば、ガイドホールは、ピンホルダーに設けられた片側通し孔のみからなるので、ピンホルダーを分割する必要がなく、分割型のような各部の接続構造も要しないため軽量・小型にすることが容易となる。
(7)の発明によれば、ガイドホールは、振動伝播経路の縦断面で分割された前記ピンホルダーにピンを嵌入する凹部からなるピン溝を設けることにより形成されているので、振動方向の転換回数の多い場合でもガイドホールを一つの分割面から容易に形成することができる。また、ピンホルダーが分割された状態で一度に全てのピンの装着、交換等ができる等、取扱いも容易である。
(8)の発明によれば、ピン群を複数系統有するので、同時に複数箇所処理可能である。
さらに、ピン群を複数系統設けることにより、同時に複数箇所処理可能である。
なお、図3に示すような一体物のピンホルダーでは、振動方向の傾斜角が10度未満ではピンホルダー内での方向転換回数がピン穴加工の点から1回までに制限される。
また、一体物のピンホルダーでは振動方向の傾斜角が小さい場合には、片側通し穴同士が一部重なる部分が大きくなるため、ピンが軸方向にぶれずに振動できるよう十分な長さをとることが必要となる。
2 打撃ピン
2’ 導波ピン
3 溶接金属
4 ウエーブガイド
5 ピンホルダー基部
6 片側通し孔
7 インサート部材
8 ピン溝
α、β、γ 傾斜角度
Claims (8)
- 機械振動発生装置により発生する機械振動を前方に導くウエーブガイドと、該機械振動により励起されて衝撃振動する複数のピンが直列に接続され、該衝撃振動を被処理材まで伝達するピン群と、該ピン群をピン軸方向に振動可能に保持するガイドホールを備えたピンホルダーとを有するピーニング処理装置であって、前記複数のピンは、前記ガイドホール内に挿入された状態で、端部で互いに点接触により接続されており、かつ、該接続部で互いの振動方向が角度αをなして傾斜していることを特徴とする、ピーニング処理装置。
- 前記ウエーブガイドと前記ピンとは、互いに点接触により接続されており、かつ、該接続部でのウエーブガイド面の垂線とピン軸方向とが角度βをなして傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載のピーニング処理装置。
- 前記ウエーブガイドは、前記ピンと接触する面がその面の垂線とウエーブガイドの軸とで40度以下の角度γをなして傾斜していることを特徴とする、請求項1または2に記載のピーニング処理装置。
- 前記複数のピン同士及びピンとウエーブガイドの接続部は5箇所以下であり、1箇所の接続部における振動方向の傾斜角は、ピン同士の場合、α≦30°であり、ピンとウエーブガイドとの場合、β≦40°であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
- 前記ガイドホールは、前記ピンホルダーに設けられた片側通し孔からなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
- 前記ピンホルダーは、ピンを振動可能に保持するガイドホールを有するインサート部材であって、前記複数のピンの直列方向接続部の1箇所または複数箇所が、振動伝播経路の横断面で分割された複数のインサート部材を内蔵していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
- 前記ガイドホールは、振動伝播経路の縦断面で分割された前記ピンホルダーにピンを嵌入する凹部からなるピン溝を設けることにより形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
- 前記ピン群を複数系統有し、同時に複数箇所の処理が可能であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のピーニング処理装置。
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JP2013211498A Active JP6237090B2 (ja) | 2013-10-09 | 2013-10-09 | ピーニング処理装置 |
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2013
- 2013-10-09 JP JP2013211498A patent/JP6237090B2/ja active Active
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