JP6225896B2 - 解析処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、解析処理システムにかかり、特に、複数の解析エンジンが組み合わされて構成された解析処理システムに関する。
近年、情報処理技術の発達に伴い、様々なデータの解析を行う解析エンジンの開発が行われている。例えば、動画像データから人間の動線をトレースする位置情報を生成する解析エンジン、静止画像データから人物を特定する解析エンジン、音声データからテキストデータを生成する解析エンジンなど、様々な解析エンジンが開発されている。
そして、同種あるいは異種の解析エンジンを複数組み合わせて、入力データから様々な解析処理結果を得ることができる解析処理システムの開発も行われている。例えば、カメラから入力した映像データを、人物抽出エンジン、動線抽出エンジン、顔抽出エンジン、顔照合エンジンなどを用いて並列又は直列に処理し、所定の挙動の人物を判定する、といった解析処理を行うシステムに適用することができる。そして、このような多数の解析エンジンで構成される解析処理システムでは、解析結果の精度が一定レベル以上に保証されていることが望ましく、また、解析結果がリアルタイムで出力されるなど処理時間が高速であることが望ましい。
特開平11−136499号公報
一方で、解析処理システムを構成する各解析エンジンは、それぞれ特性が異なるため、最終的な解析結果が精度や処理時間などの要件を満たすよう解析処理システムを設計することが難しい、という問題がある。例えば、システム設計者は、各解析エンジンの特性を理解した上でシステムを設計する必要があるが、かかる作業には手間がかかり、新規に解析処理システムを設計することが困難となる。
ここで、特許文献1に、画像提供装置と画像処理装置とが接続された画像処理システムが開示されている。この画像処理システムでは、画像提供装置と画像処理装置とが相互に解像度などの情報をやりして、画像提供装置が要求された解像度の画像を画像処理装置に転送する、という処理を行っている。ところが、かかる技術は、画像提供装置から画像処理装置に画像を提供するというように、処理対象となるデータを1対1の装置間で送受信する場合には有効であるが、処理対象となるデータを複数の装置で処理するシステムには適用することが困難である。従って、依然として、複数の解析エンジンにて構成される解析処理システムを設計する際に、適切な解析要件を満たすよう設計することが困難である、という問題がある。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、複数の解析エンジンにて構成される解析処理システムの設計が困難であること、を解決することにある。
本発明の一形態である解析処理システムは、
それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理実行手段と、
予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する入力品質調整手段と、
を備え、
前記解析処理実行手段は、前記入力品質調整手段にて調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力するよう前記解析処理システムの動作を制御する、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する情報処理装置に、
予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する入力品質調整手段と、
前記入力品質調整手段にて調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力し、前記解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理実行手段と、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である解析処理方法は、
それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理方法であり、
予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整し、
調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力し、前記解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、複数の解析エンジンにて構成される解析処理システムの設計が容易となる。
本発明の実施形態1における解析処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した解析処理装置の処理フロー記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図1に開示した解析処理装置の処理フロー記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図1に開示した解析処理装置の特性情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図1に開示した解析処理装置の特性情報記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 図1に開示した解析処理装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した解析処理装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した解析処理装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した解析処理装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した解析処理装置による処理の様子を示す図である。 本発明の実施形態2における解析処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の付記1における解析処理システムの構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図10を参照して説明する。図1乃至図5は、本実施形態における解析処理システムの構成を説明するための図であり、図6乃至図10は、解析処理システムの動作を説明するための図である。
図1に示す解析処理システムは、1台又は複数台の情報処理装置で構成された解析処理装置10と、所定の解析処理をそれぞれ行う複数の解析エンジン20と、映像を撮影する複数のカメラ30と、当該カメラ30にて撮影された映像を取得するデータ取得部40と、を備えて構成されている。
上記カメラ30は、本実施形態における解析対象データとなる映像データ(ストリームデータ)を取得するためのものである。このため、カメラ30は、予め設定された複数の箇所に設置され、それぞれ設置された箇所の映像を撮影し、撮影した映像データをデータ取得部40に出力する。なお、本発明の解析処理システムにおける解析対象データは、映像データであることに限定されず、音声データや画像データなどいかなるデータであってもよい。
上記データ取得部40は、上記カメラ30にて撮影され出力された映像データを、予め設定された品質、つまり、予め設定された解像度及びフレームレートで取得する。例えば、データ取得部40は、解像度が640×480[dpi]、フレームレートが30[fps]の品質で、映像データを取得する。
上記解析エンジン20は、解析処理装置10にて動作を制御されることで、解析対象データである映像データを解析処理する。具体的に、本実施形態における解析エンジン20は、映像データからサムネイル画像を生成するサムネイル生成エンジン、映像データ内から人物を検出する動体検出エンジン、検出した人物の移動軌跡を追跡する人物追跡エンジン、検出した人物の顔部分を抽出する顔抽出エンジン、抽出した顔部分と予め登録された顔とを照合して人物を特定する顔照合エンジン、である。但し、解析エンジン20は、上述した解析処理を行うものであることに限定されず、他の解析処理を行うものであってもよい。
次に、解析処理装置10の構成にて説明する。図1に示すように、解析処理装置10は、装備された演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、解析処理実行部11と、分解能決定部12と、を備えている。また、解析処理装置10は、装備された記憶装置に、処理フロー記憶部15と、特性情報記憶部16と、を備えている。以下、各構成について詳述する。
上記処理フロー記憶部15(解析処理フロー記憶手段)は、上述した複数の解析エンジン20を組み合わせた解析順序を表す解析処理フローを記憶している。ここで、本実施形態において記憶している解析処理フローの一例を、図2及び図3に示す。
図2に示すように、本実施形態における解析処理フローは、まず、データ取得部40にて取得した映像データからサムネイル生成エンジン21にて、映像データの一場面を表す所定のサイズの静止画像であるサムネイル画像を生成し、当該生成したサムネイル画像をサムネイル保存部26で保存する一連のフローF1を有する。この一連のフローF1であるサムネイル生成エンジン21からサムネイル保存部26までの解析処理のフローは、後述するように、処理順序が直列の関係にある直列フロー部分(直列フロー解析エンジン部)として、分解能決定部12にて特定される。なお、サムネイル保存部26は、サムネイル生成エンジン21の一部の機能、あるいは、解析処理実行部11の一部の機能である。
また、解析処理フローは、データ取得部40にて取得した映像データから動体検出エンジン22にて、予め設定された基準に基づいて人物といった動体を検出する。そして、動体検出エンジン22にて検出された人物の追跡を人物追跡エンジン23にて行い、当該人物の移動軌跡が予め設定された基準により特定の軌跡と同一と判断された場合には、アラート通知部27にて監視者などにアラートを通知する。また、動体検出エンジン22にて検出された人物から予め設定された基準に基づいて顔部分の抽出を顔抽出エンジン24にて行い、さらに、顔照合エンジン25にて抽出された顔部分と予め登録された顔データとが一致するか否かの照合を行い、一致している場合にはアラート通知部28にて管理者などにアラートを通知する。なお、アラート通知部27,28は、各解析エンジンの一部の機能、あるいは、解析処理実行部11の一部の機能である。
そして、上述した動体検出エンジン22から人物追跡エンジン23・アラート通知部27までの解析処理と、動体検出エンジン22から顔抽出エンジン24・顔照合エンジン25・アラート通知部28までの解析処理と、を含むフローF2は、動体検出エンジン22の人物追跡エンジン23と顔抽出エンジン24とに処理順序が分岐しているものの、全体として処理順序が直列の関係にある直列フロー部分として、分解能決定部12にて特定される。また、動体検出エンジン22から下位側の分岐箇所からさらに下位側である、人物追跡エンジン23からアラート通知部27までの解析処理のフローF21と、顔抽出エンジン24から顔照合エンジン25・アラート通知部28までの解析処理のフローF22とは、それぞれ処理順序が直列の関係にある直列サブフロー部分(サブフロー解析エンジン部)として、後述する分解能決定部12にて特定される。
なお、処理フロー記憶部15に記憶されている解析処理フローは、上述したグラフ表現により記憶されていてもよく、図3に示すように、カメラ30毎に取得した処理対象データが流れる解析エンジンの順序を表したデータにて構成されていてもよい。
次に、上記特性情報記憶部16(エンジン特性情報記憶手段)に記憶されているデータについて説明する。特性情報記憶部16は、解析エンジンに入力される処理対象データの品質特性と当該解析エンジンの精度特性とが関連付けられたエンジン特性情報と、解析エンジンの資源特性を表すエンジン資源特性情報と、を記憶している。
上記エンジン特性情報は、各解析エンジン毎に、当該解析エンジンに入力される解析対象データの品質を表す品質特性と、当該品質の解析対象データが入力された場合における解析エンジンによる解析結果の精度を表す精度特性と、が関連付けられている。図4にエンジン特性情報の一例を示す。この図の例では、解析エンジンに入力される解析対象データである映像データの品質特性を表す入力情報として、解像度[dpi]とフレームレート[fps]が設定されている。また、解析エンジンの精度特性を表す精度情報として、解析結果がどれだけ正しいかを表す指標である適合率と、解析結果にどれだけ漏れがないかを表す指標である再現率と、解析結果がどの程度正しいかを表す指標である尤度と、が設定されている。これにより、例えば、図4の一段目に示された動体検出エンジンは、適合率0.4、再現率0.5、尤度0.3の解析結果の精度を得るためには、解像度640×480[dpi]、フレームレート5[fps]の品質の解析対象データを入力すればよい、と設定されている。
ここで、上述した解析結果の精度について、さらに詳述する。上記適合率は、解析結果で真と判定された結果(TP+NP)うち、本当に真であったもの(TP)の割合を表す値であり、適合率=TP/(TP+NP)で表すことができる。例えば、顔検出エンジンが映像から10の顔を検出し、そのうち7件が本当に顔であった場合の適合率は、7/10=0.7と表される。また、上記再現率は、解析の結果、真と判定されるべきもの(TP+FN)のうち、実際に真と判定されたもの(TP)の割合を表す値であり、再現率=TP/(TP+FN)で表すことができる。例えば、映像中に顔が14人写っている時、顔検出エンジンが10の顔を検出し、そのうち7件が本当に顔であった場合の再現率は、7/14=0.5と表される。また、上記尤度は、例えば以下のように表すことができる。つまり、Aの事象が観測されたときに、B=bの尤度L(b|A)は、L(b|A)=P(A|B=b)と定義でき、P(A|B=b)は、B=bであるときにAが起きる確率である。一例として、顔が検知された(A)の時に、その顔が本当に顔である(B=b)尤度は、L(b|A)=P(A|B=b)となる。仮に、顔検出エンジンが、顔を検知する確率が90%(P(A|B=b))の場合、尤度はL(b|A)=0.9となる。
また、上記エンジン資源特性情報は、各解析エンジン毎に、当該解析エンジンによる解析処理に利用される資源量が記憶されている。図5にエンジン資源特性情報の一例を示す。この図の例では、解析エンジンで所定の品質かつ所定の単位の処理対象データを解析処理する場合に必要な処理時間、CPU時間、メモリ使用量が、資源量として設定されている。例えば、図5の一段目に示されたカメラ1から処理対象データが入力される動体検出エンジンは、処理時間15[msec/msg]、CPU時間10[msec/msg]、メモリ670[KB]の資源量が必要である、と設定されている。
なお、上述した処理対象データの品質や精度特性、資源量の内容は一例であって、他の内容の値が、エンジン特性情報、エンジン資源特性情報として記憶されていてもよい。
次に、上記分解能決定部12(入力品質調整手段)と解析処理実行部11との機能について、これらの動作と共に説明する。分解能決定部12は、特性情報記憶部16に記憶されているエンジン特性情報及びエンジン資源特性情報と、処理フロー記憶部15に記憶されている解析処理フローと、に基づいて、各解析エンジンに入力する処理対象データの品質特性を決定及び調整する。なお、ここでは、決定及び調整する処理対象データの品質がフレームレートであるため、当該品質を単にレートあるいは分解能と称して表現する。
具体的に、まず、分解能決定部12は、予め設定され要求されている解析結果の精度要件及び資源量要件を満たすよう、エンジン特性情報及びエンジン資源特性情報を参照して、各解析エンジン20にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定する(図6のステップS1でYes,ステップS2)。このとき、分解能決定部12は、各解析エンジンについて、設定された精度要件の精度を満たして解析結果を出力することができる処理対象データの品質特性を、最低の品質である最低レートとして設定する。また、分解能決定部12は、各解析エンジンについて、許容されるCPU使用時間やメモリ量などの上限値が資源量要件として設定されている場合に、かかる資源量(資源量要件)で処理可能な処理対象データの品質特性を、最高レートとして設定する。
さらに、分解能決定部12は、上記決定した最低レートと最大レートとに基づいて、各解析エンジンに入力される処理対象データの最適な品質特性となる最適レートも設定する。例えば、最適レートは、最低レートの値がそのまま適用されてもよく、予め設定された基準により最低レートと最高レートの間の値が設定される。一例として、使用する資源量の増加が少ないにも関わらず解析結果の精度が向上する場合には、その資源量を使用した場合に入力される処理対象データの品質特性を、最適レートとして設定する。以上のようにして、分解能決定部12は、図7に示すように、各解析エンジン21〜25毎に、最適レート・最低レート・最高レートからなる品質特性を決定する。
続いて、分解能決定部12は、処理フロー記憶部15から解析処理フローの情報を読み出し、予め設定された基準において処理順序が直列の関係にある一つ又は一群の解析エンジンからなる直列フロー部分を特定する(図6のステップS4)。例えば、解析処理フローが図2あるいは図3に示すものである場合には、図2の点線の符号F1,F2に示す2つの直列フロー部分が特定される。
さらに、分解能決定部12は、直列フロー部分F1,F2内に分岐があるかどうか調べる(図6のステップS4でNo,ステップS5)。そして、分岐がある場合には(図6のステップS5でYes)、分岐箇所からさらに下流側(下位側)で予め設定された基準において処理順序が直列の関係にある一つ又は一群の解析エンジンからなる直列サブフロー部分を特定する。例えば、図2の例では、直列フロー部分F2内において点線の符号F21,F22に示す2つの直列サブフロー部分が特定される。なお、特定した直列サブフロー部分内にさらに分岐がある場合には、かかる分岐箇所の下流側においてさらに直列サブフロー部分を特定する。
続いて、分解能決定部12は、各解析エンジンの品質特性に基づいて、上記直列フロー部分及び直列サブフロー部分において、最上位に位置する解析エンジンに対して入力される処理対象データの品質特性を調整して決定する(図6のステップS6,S7,S8,S9)。
例えば、まず直列サブフロー部分F21については、当該直列サブフロー部分F21内には人物追跡エンジン23のみが存在するだけであるため、当該人物追跡エンジン23について決定された品質特性である最適レート10fpsがそのまま設定される(図8参照)。また、直列サブフロー部分F22については、当該直列サブフロー部分F21内には顔抽出エンジン24と顔照合エンジン25とが存在するため、これらについてそれぞれ決定された品質特性である最適レート1fps,3fpsのうち、最大値3fpsが設定される(図8参照)。これにより、直列サブフロー部分F21,F22内の各解析エンジンの分解能が決定される。
さらに、直列フロー部分F2については、当該直列フロー部分F2の下流には直列サブフローF21と直列サブフロー部分F22とが存在するため、これらについてそれぞれ決定された品質特性である最適レート10fps,3fpsのうち、最大値10fpsが設定される(図9参照)。なお、直列フロー部分F1については、当該直列フロー部分F1の下流に分岐がないため、サムネイル生成エンジン21の最適レート1fpsが設定される(図6のステップS9)(図9参照)。
以上のように、分解能決定部12は、直列フロー部分及び直列サブフロー部分のそれぞれ最上位に位置する解析エンジンに対して入力される処理対象データの品質特性を、当該最上位に位置する解析エンジンよりも下位側に処理順序が位置する解析エンジンについて決定された品質特性の最大値となるよう調整する。これにより、解析処理フロー全体における処理対象データの品質特性を設定することができる(図6のステップS10,S11)。なお、上述した直列フロー部分F2の品質特性は、上述したように直列サブフロー部分F21,F22の品質特性に基づいて調整することに限らず、直列フロー部分F2内の全ての解析エンジンについて決定した品質特性に基づいて調整してもよい。
ここで、上記では、各解析エンジンに入力される処理対象データの品質特性の決定を、各解析エンジンについて設定されたエンジン特性情報とエンジン資源特性情報とに基づいて決定しているが、エンジン特性情報のみに基づいて決定してもよい。この場合には、各解析エンジンについて、予め決定された精度要件を最低限満たす最低レートが、処理対象データの品質特性として決定される。
また、上記では、各解析エンジンに入力される処理対象データの品質特性として、処理対象データである映像データのフレームレートを決定する場合を例示したが、映像データの解像度を品質特性として決定してもよい。但し、処理対象データの品質特性は、フレームレートや解像度であることに限定されない。
上記解析処理実行部11(解析処理実行手段)は、処理フロー記憶部15に記憶されている解析処理フローに基づく処理手順にて、カメラ30から入力される映像データに対する解析処理を実行するよう制御する。このとき、各解析エンジンに対して入力する処理対象データである映像データの品質特性を制御する。
具体的に、解析処理実行部11は、上述したように直列フロー部分F1,F2、直列サブフロー部分F21,F22の最上位に位置する解析エンジンに対して、当該最上位の解析エンジンについて調整した品質特性に対応する品質の処理対象データを入力するよう制御する。例えば、図10に示すように、データ取得部40に対しては、カメラ30から30fpsの品質の映像データが入力されるが、その下位側に位置する直列フロー部分F1には、その最上位に位置するサムネイル生成エンジン21について調整された品質1fpsの処理対象データを入力するよう制御する。同様に、データ取得部40の下位側に位置する直列フロー部分F2には、その最上位に位置する動体検出エンジン22について調整された品質10fpsの処理対象データを入力するよう制御する。
また、直列フロー部分F2の下位側に位置する直列サブフロー部分F21には、その最上位に位置する人物追跡エンジン23について調整された品質10fpsの処理対象データを入力するよう制御する。そして、直列フロー部分F2の下位側に位置する直列サブフロー部分F22には、その最上位に位置する顔抽出エンジン24について調整された品質3fpsの処理対象データを入力するよう制御する。
なお、最適レート以上の品質の処理対象データが入力される解析エンジンについては、必要とする品質の処理対象データのみを用いて解析処理を行ってもよい。例えば、動体検出エンジンでは、最適レートが5fpsであるが、10fpsの処理対象データが入力されるため、そのうち5fpsに相当するデータのみを使用するよう入力された処理対象データを間引いてもよい。
以上のようにすることで、各解析エンジンに対して、要求される精度要件を満たす解析結果を得るために必要とされる品質の処理対象データが入力されることとなる。従って、各解析エンジンによる解析結果が精度要件を満たすことができ、必要な解析結果を得ることができる解析処理システムを容易に設計することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態における解析処理システムの構成を説明するための図である。
本実施形態における解析処理システムは、実施形態1のものとほぼ同様の構成を備えている。これに加え、本実施形態における解析処理システムは、図11に示すように、特性情報生成部13を備えている。
上記特性情報生成部13(エンジン特性情報生成手段、エンジン資源特性情報生成手段)は、実施形態1で説明した特徴情報記憶部16に記憶されるエンジン特性情報と、エンジン資源特性情報と、を新規に生成して特性情報記憶部16に記憶する。また、既に特性情報記憶部16にエンジン特性情報やエンジン資源特性情報が記憶されている場合には、これらの情報を更新する。
具体的に、特性情報生成部13は、解析エンジン20の動作を制御している解析処理実行部11に対して、各解析エンジン20に入力している処理対象データの品質特性と、当該品質特性の処理対象データが入力された場合における各解析エンジン20による解析結果の精度特性と、の計測を要求して取得する。そして、解析エンジン20毎に、取得した品質特性と精度特性とを関連付けて、エンジン特性情報を生成し、生成したエンジン特性情報を、新たなエンジン特性情報として特性情報記憶部16に記憶する。
同様に、特性情報生成部13は、解析エンジン20の動作を制御している解析処理実行部11に対して、各解析エンジン20による所定単位のデータを解析処理する際に利用される資源量である資源特性の計測を要求して取得する。そして、解析エンジン20毎に、取得した資源特性からエンジン資源特性情報を生成し、生成したエンジン資源特性情報を、新たなエンジン資源特性情報として特性情報記憶部16に記憶する。
その後は、上述した実施形態1と同様に、特性情報記憶部16に記憶されているエンジン特性情報とエンジン資源特性情報に基づいて、各解析エンジン20に入力する処理対象データの品質特性を決定及び調整する。
以上のようにすることで、解析エンジンの変更や資源量の変動、さらには処理対象データのデータ内容の変動が生じた場合であっても、かかる変更や変動に対応して適切なエンジン特性情報やエンジン資源特性情報が設定される。従って、常に必要な解析結果を得ることができる解析処理システムを容易に設計することができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態における解析処理システムは、図1に開示した実施形態1のものとほぼ同様の構成を備えているが、本実施形態ではさらに、特性情報記憶部16(資源割当情報記憶手段)が資源割当情報を記憶している点で異なる。
上記資源割当情報は、各解析エンジン20に割り当てる情報処理装置の資源量の割合を表す情報であり、予め解析エンジンの種類や重要度、処理対象データを撮影するカメラ30によって設定されている。例えば、特定のカメラ30から撮影した処理対象データを処理する特定の解析エンジンについては、CPU時間やメモリ量などの資源を多く割り当てるよう設定されている。
そして、本実施形態における分解能決定部12(入力品質調整手段)は、上記記憶された資源量割当情報に基づいて、各解析エンジン20で使用が許容される資源量要件を設定し、当該資源量要件を満たすよう、各解析エンジンにそれぞれ入力する処理対象データの品質特性を決定する。
以上のようにすることで、例えば、重要であると設定された解析処理を行う解析エンジンについては、予め多くの資源量を割り当てることにより、解析エンジンの資源量の変動処理対象データのデータ内容の変動に適切に対応することができる。その結果、必要な解析結果を得ることができる解析処理システムを容易に設計することができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における解析処理システム(図12参照)、プログラム、解析処理方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジン120を組み合わせて構成される解析処理システム110の動作を制御して解析処理を実行する解析処理実行手段111と、
予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン120毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システム110を構成する所定の前記解析エンジン120に入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する入力品質調整手段112と、
を備え、
前記解析処理実行手段111は、前記入力品質調整手段120にて調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジン120に入力するよう前記解析処理システム110の動作を制御する、
解析処理システム110。
(付記2)
付記1に記載の解析処理システムであって、
前記複数の解析エンジンによる解析順序を表す解析処理フローを記憶した解析処理フロー記憶手段を備え、
前記入力品質調整手段は、当該入力品質調整手段にて決定した前記解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性と、前記解析処理フローと、に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
解析処理システム。
(付記3)
付記2に記載の解析処理システムであって、
前記入力品質調整手段は、前記解析処理フローにおいて前記所定の解析エンジンの下位側に処理順序が位置する他の前記解析エンジンについて決定した当該解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
解析処理システム。
(付記4)
付記3に記載の解析処理システムであって、
前記入力品質調整手段は、前記解析処理フローに基づいて、処理順序が予め設定された基準において直列の関係にある一つ又は一群の前記解析エンジンからなる直列フロー解析エンジン部を特定し、当該直列フロー解析エンジン部を構成する前記解析エンジン毎に決定した当該解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性に基づいて、前記直列フロー解析エンジン部の最上位に処理順序が位置する前記解析エンジンを前記所定の解析エンジンとして当該所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
解析処理システム。
(付記5)
付記4に記載の解析処理システムであって、
前記入力品質調整手段は、前記直列フロー解析エンジン部を構成する前記解析エンジン毎について決定した当該解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性のうちの最大値を、前記所定の解析エンジンの前記品質特性として設定する、
解析処理システム。
(付記6)
付記4又は5に記載の解析処理システムであって、
前記入力品質調整手段は、前記解析処理フローに基づいて、前記直列フロー解析エンジン部内で処理順序が分岐している箇所を特定し、当該分岐箇所よりも下位側に位置し処理順序が予め設定された基準において直列の関係にある一つ又は一群の前記解析エンジンからなるサブフロー解析エンジン部を特定し、当該サブフロー解析エンジン部を構成する前記解析エンジン毎に決定した当該解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性に基づいて、前記サブフロー解析エンジン部の最上位に処理順序が位置する前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整し、
前記解析処理実行部は、前記入力品質調整手段にて調整された前記サブフロー解析エンジン部の最上位の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、当該サブフロー解析エンジン部の最上位の前記解析エンジンに入力するよう前記解析処理システムの動作を制御する、
解析処理システム。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載の解析処理システムであって、
前記解析エンジンに入力される処理対象データの品質特性と、前記解析エンジンの解析結果の精度特性と、が予め関連付けられて設定されたエンジン特性情報を、前記解析エンジン毎にそれぞれ記憶するエンジン特性情報記憶手段を備え、
前記入力品質調整手段は、前記エンジン特性情報に基づいて、予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される前記処理対象データの前記品質特性を決定する、
解析処理システム。
(付記8)
付記7に記載の解析処理システムであって、
前記エンジン特性情報記憶手段は、前記解析エンジンによる解析処理に利用される資源量を表す資源特性が予め設定されたエンジン資源特性情報を、前記解析エンジン毎にそれぞれ記憶しており、
前記入力品質調整手段は、前記エンジン特性情報及び前記エンジン資源特性情報に基づいて、予め設定された解析結果の精度要件及び解析処理の資源量要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される前記処理対象データの前記品質特性を決定する、
解析処理システム。
(付記9)
付記7又は8に記載の解析処理システムであって、
前記解析処理実行手段から、当該解析処理実行手段にて動作を制御されている前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの品質特性と、前記解析エンジンによる解析結果の精度特性と、を前記解析エンジン毎にそれぞれ計測して取得し、当該取得した前記品質特性と前記精度特性とを関連付けて前記エンジン特性情報を生成して前記エンジン特性情報記憶手段に記憶する、あるいは、前記エンジン特性情報記憶手段に記憶されている前記エンジン特性情報を更新する、エンジン特性情報生成手段を備えた、
解析処理システム。
(付記10)
付記8に記載の解析処理システムであって、
前記解析処理実行手段から、当該解析処理実行手段にて動作を制御されている前記解析エンジンによる解析処理時に利用される資源量を表す資源特性を、前記解析エンジン毎にそれぞれ計測して取得し、当該取得した前記資源特性からなる前記エンジン資源特性情報を生成して、前記エンジン特性情報記憶手段に記憶する、あるいは、前記エンジン特性情報記憶手段に記憶されている前記エンジン資源特性情報を更新する、エンジン資源特性情報生成手段を備えた、
解析処理システム。
(付記11)
付記8又は10に記載の解析処理システムであって、
予め設定された前記解析エンジンに対する資源の割り当てを表す資源割当情報を記憶した資源割当情報記憶手段を備え、
前記入力品質調整手段は、前記資源割当情報に基づいて前記資源量要件を設定し、当該資源量要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される前記処理対象データの前記品質特性を決定する、
解析処理システム。
(付記12)
それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する情報処理装置に、
予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する入力品質調整手段と、
前記入力品質調整手段にて調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力し、前記解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理実行手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記13)
付記12に記載のプログラムであって、
前記入力品質調整手段は、当該入力品質調整手段にて決定した前記解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性と、予め記憶された前記複数の解析エンジンによる解析順序を表す解析処理フローと、に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
プログラム。
(付記14)
それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理方法であり、
予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整し、
調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力し、前記解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する、
解析処理方法。
(付記15)
付記14に記載の解析処理方法であって、
前記複数の解析エンジンによる解析順序を表す解析処理フローが記憶されており、
前記エンジン特性情報に基づいて決定された前記解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性と、前記解析処理フローと、に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
解析処理方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
なお、本発明は、日本国にて2012年3月2日に特許出願された特願2012−046674の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
10 解析処理装置
11 解析処理実行部
12 分解能決定部
15 処理フロー記憶部
16 特性情報記憶部
20 解析エンジン
21 サムネイル生成エンジン
22 動体検出エンジン
23 人物追跡エンジン
24 顔抽出エンジン
25 顔照合エンジン
26 サムネイル保存部
27,28 アラート通知部
30 カメラ
40 データ取得部
110 解析処理システム
111 解析処理実行手段
112 入力品質調整手段
120 解析エンジン
F1,F2 直列フロー部分
F21,F22 直列サブフロー部分

Claims (15)

  1. それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理実行手段と、
    予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する入力品質調整手段と、
    を備え、
    前記解析処理実行手段は、前記入力品質調整手段にて調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力するよう前記解析処理システムの動作を制御する、
    解析処理システム。
  2. 請求項1に記載の解析処理システムであって、
    前記複数の解析エンジンによる解析順序を表す解析処理フローを記憶した解析処理フロー記憶手段を備え、
    前記入力品質調整手段は、当該入力品質調整手段にて決定した前記解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性と、前記解析処理フローと、に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
    解析処理システム。
  3. 請求項2に記載の解析処理システムであって、
    前記入力品質調整手段は、前記解析処理フローにおいて前記所定の解析エンジンの下位側に処理順序が位置する他の前記解析エンジンについて決定した当該解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
    解析処理システム。
  4. 請求項3に記載の解析処理システムであって、
    前記入力品質調整手段は、前記解析処理フローに基づいて、処理順序が予め設定された基準において直列の関係にある一つ又は一群の前記解析エンジンからなる直列フロー解析エンジン部を特定し、当該直列フロー解析エンジン部を構成する前記解析エンジン毎に決定した当該解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性に基づいて、前記直列フロー解析エンジン部の最上位に処理順序が位置する前記解析エンジンを前記所定の解析エンジンとして当該所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
    解析処理システム。
  5. 請求項4に記載の解析処理システムであって、
    前記入力品質調整手段は、前記直列フロー解析エンジン部を構成する前記解析エンジン毎について決定した当該解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性のうちの最大値を、前記所定の解析エンジンの前記品質特性として設定する、
    解析処理システム。
  6. 請求項4又は5に記載の解析処理システムであって、
    前記入力品質調整手段は、前記解析処理フローに基づいて、前記直列フロー解析エンジン部内で処理順序が分岐している箇所を特定し、当該分岐箇所よりも下位側に位置し処理順序が予め設定された基準において直列の関係にある一つ又は一群の前記解析エンジンからなるサブフロー解析エンジン部を特定し、当該サブフロー解析エンジン部を構成する前記解析エンジン毎に決定した当該解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性に基づいて、前記サブフロー解析エンジン部の最上位に処理順序が位置する前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整し、
    前記解析処理実行手段は、前記入力品質調整手段にて調整された前記サブフロー解析エンジン部の最上位の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、当該サブフロー解析エンジン部の最上位の前記解析エンジンに入力するよう前記解析処理システムの動作を制御する、
    解析処理システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の解析処理システムであって、
    前記解析エンジンに入力される処理対象データの品質特性と、前記解析エンジンの解析結果の精度特性と、が予め関連付けられて設定されたエンジン特性情報を、前記解析エンジン毎にそれぞれ記憶するエンジン特性情報記憶手段を備え、
    前記入力品質調整手段は、前記エンジン特性情報に基づいて、予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される前記処理対象データの前記品質特性を決定する、
    解析処理システム。
  8. 請求項7に記載の解析処理システムであって、
    前記エンジン特性情報記憶手段は、前記解析エンジンによる解析処理に利用される資源量を表す資源特性が予め設定されたエンジン資源特性情報を、前記解析エンジン毎にそれぞれ記憶しており、
    前記入力品質調整手段は、前記エンジン特性情報及び前記エンジン資源特性情報に基づいて、予め設定された解析結果の精度要件及び解析処理の資源量要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される前記処理対象データの前記品質特性を決定する、
    解析処理システム。
  9. 請求項7又は8に記載の解析処理システムであって、
    前記解析処理実行手段から、当該解析処理実行手段にて動作を制御されている前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの品質特性と、前記解析エンジンによる解析結果の精度特性と、を前記解析エンジン毎にそれぞれ計測して取得し、当該取得した前記品質特性と前記精度特性とを関連付けて前記エンジン特性情報を生成して前記エンジン特性情報記憶手段に記憶する、あるいは、前記エンジン特性情報記憶手段に記憶されている前記エンジン特性情報を更新する、エンジン特性情報生成手段を備えた、
    解析処理システム。
  10. 請求項8に記載の解析処理システムであって、
    前記解析処理実行手段から、当該解析処理実行手段にて動作を制御されている前記解析エンジンによる解析処理時に利用される資源量を表す資源特性を、前記解析エンジン毎にそれぞれ計測して取得し、当該取得した前記資源特性からなる前記エンジン資源特性情報を生成して、前記エンジン特性情報記憶手段に記憶する、あるいは、前記エンジン特性情報記憶手段に記憶されている前記エンジン資源特性情報を更新する、エンジン資源特性情報生成手段を備えた、
    解析処理システム。
  11. 請求項8又は10に記載の解析処理システムであって、
    予め設定された前記解析エンジンに対する資源の割り当てを表す資源割当情報を記憶した資源割当情報記憶手段を備え、
    前記入力品質調整手段は、前記資源割当情報に基づいて前記資源量要件を設定し、当該資源量要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される前記処理対象データの前記品質特性を決定する、
    解析処理システム。
  12. それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する情報処理装置に、
    予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する入力品質調整手段と、
    前記入力品質調整手段にて調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力し、前記解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理実行手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記入力品質調整手段は、当該入力品質調整手段にて決定した前記解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性と、予め記憶された前記複数の解析エンジンによる解析順序を表す解析処理フローと、に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
    プログラム。
  14. それぞれ所定の解析処理を行う複数の解析エンジンを組み合わせて構成される解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する解析処理方法であり、
    予め設定された解析結果の精度要件を満たすよう前記解析エンジン毎にそれぞれ入力される処理対象データの品質特性を決定すると共に、当該決定された品質特性に基づいて前記解析処理システムを構成する所定の前記解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整し、
    調整された前記品質特性に対応する品質の前記処理対象データを、前記所定の解析エンジンに入力し、前記解析処理システムの動作を制御して解析処理を実行する、
    解析処理方法。
  15. 請求項14に記載の解析処理方法であって、
    前記複数の解析エンジンによる解析順序を表す解析処理フローが記憶されており、
    定された前記解析エンジン毎に入力される前記処理対象データの前記品質特性と、前記解析処理フローと、に基づいて、前記所定の解析エンジンに入力される前記処理対象データの前記品質特性を調整する、
    解析処理方法。
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