JP6221664B2 - 燃料ノズルユニット - Google Patents

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本発明は、ガスタービンの燃焼器に利用される燃料ノズルユニットに関する。
ガスタービンは、圧縮機と、燃焼器と、タービンとがその順に上下流の位置関係となるように構成される。ガスタービンでは、まず、圧縮機により圧縮された空気と、燃焼器に供給された燃料とが混合され、燃焼器内で燃焼されて燃焼ガスが発生する。そして、燃焼ガスがタービンへ供給され、タービンが回転駆動される。
液体燃料を燃焼させるガスタービンの燃焼器では、例えば、圧力噴射弁(特許文献1)や気流噴射弁(特許文献2)といった燃料ノズルを用いて燃料を噴射して細かな液滴とする(微粒化する)。そして、微粒化した燃料が気化し、気化した燃料が燃焼器内の空気中に拡散されることで予混合気が形成され、燃料が燃焼される。
特開2007−17023号公報 特開2005−106411号公報
一般的に、ガスタービンでは、高負荷で運転される場合における燃料の流量において、燃料が良好に微粒化するように燃料ノズルが設計されている。しかし、ガスタービンが低負荷で運転される場合、燃料ノズルから噴射される燃料の流量が少なくなり、燃料の微粒化が悪化して液滴が大きくなることがある。小さな液滴は、気流に乗り空気と混合され拡散されやすいが、大きな液滴は気流に乗りにくく、多くが噴射方向に飛ばされてしまう。このため、燃料濃度が局所的に高くなり、その結果、燃焼器内で局所的に温度が上昇してしまうおそれがある。燃焼器内で温度が上昇してしまうと、NOxの排出量が増加するおそれや、タービンが損傷するおそれがある。さらに、燃焼器内での燃料の分布が偏り煤が発生してしまい、燃焼効率が悪くなるおそれもある。また、燃焼しにくい燃料を利用する場合、燃料の微粒化が悪化すると、燃料と空気とが良好に混合されず、より燃えにくくなってしまう。
そこで、本発明はこのような課題に鑑み、負荷や燃料の質に拘わらず、燃料を良好に微粒化することができる燃料ノズルユニットを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の燃料ノズルユニットは、円筒形状で形成され、燃料を噴射する第1燃料噴射機構を一端に備えるノズル本体と、ノズル本体の外周面から径方向に起立し、ノズル本体の周方向に複数、ノズル本体の軸方向に対して傾斜角を有して延在する板状部材であり、ノズル本体の他端側から一端側へ流れる気体に旋回力を付与して旋回気流を発生させる旋回翼と、ノズル本体の外周面において、ノズル本体の周方向に複数設けられた第2燃料噴射機構と、を備え、第2燃料噴射機構は、2の燃料噴射孔を備え、第2燃料噴射機構の2の燃料噴射孔は、燃料をノズル本体の外周面から噴射し、燃料同士を衝突させて、ノズル本体の径方向、かつ、旋回翼の延長面上に液膜を形成することを特徴とする。
また、第2燃料噴射機構は、1のガス噴射孔をさらに備え、2の燃料噴射孔から噴射されて衝突した燃料に、さらに1のガス噴射孔から噴射されるガスを衝突させるとしてもよい。
また、旋回気流の中央の領域と液膜とが接するように第2燃料噴射機構が設けられるとしてもよい。
また、旋回気流の周縁の領域と液膜とが接するように第2燃料噴射機構が設けられるとしてもよい。
また、第2燃料噴射機構の2の燃料噴射孔は、旋回翼に設けられ、燃料を旋回翼から噴射して液膜を形成し、旋回翼の延長面と液膜の延長面とが垂直に交差するように第2燃料噴射機構が設けられるとしてもよい。また、負荷の量に応じて、燃料を噴射する対象を、第1燃料噴射機構および第2燃料噴射機構のいずれか一方または双方の間で切り替える噴射機構切替部をさらに備えるとしてもよい。
本発明によれば、負荷や燃料の質に拘わらず、燃料を良好に微粒化することができる。
第1の実施形態にかかる燃料ノズルユニットを説明するための図である。 第1燃料噴射機構が噴射する燃料と旋回気流との位置関係を示すための燃料ノズルユニットの断面図である。 第2燃料噴射機構から噴射される燃料およびガスを説明するための図である。 第1の実施形態にかかる燃料ノズルユニットにおいて第2燃料噴射機構より燃料およびガスが噴射された状態を示す図である。 気体流路を流通する気体の速度を説明するための図である。 低負荷時と高負荷時における燃料の流量を示す図である。 噴射機構切替部を説明するための図である。 第1の実施形態の変形例にかかる燃料ノズルユニットを説明するための図である。 第2の実施形態にかかる燃料ノズルユニットを説明するための図である。 第2の実施形態の変形例にかかる燃料ノズルユニットを説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1の実施形態:燃料ノズルユニット100)
図1は第1の実施形態にかかる燃料ノズルユニット100を説明するための図であり、図1(a)は燃料ノズルユニット100の斜視図、図1(b)は燃料ノズルユニット100の正面図である。燃料ノズルユニット100はガスタービンの燃焼器に設けられ、ノズル本体110と、旋回翼120と、噴射機構切替部130とを含んで構成される。
図1に示すように、ノズル本体110は、円筒形状であり、ノズル本体110の一端である円筒形状の円形の面110a側に燃料を噴射する第1燃料噴射機構112が設けられる。第1燃料噴射機構112は、例えば圧力噴射弁であり、液体燃料を噴射して微粒化させる。
旋回翼120は、ノズル本体110の外周面から径方向に起立し、ノズル本体110の軸方向に対して傾斜角を有して延在する板状部材である。本実施形態では、旋回翼120が、ノズル本体110の周方向に等間隔に10枚設けられている。ノズル本体110の外周において、ノズル本体110の軸方向に気体が流れると、気体は隣り合う旋回翼120が形成する気体流路122を通って流れる。旋回翼120がノズル本体110の軸方向に対して傾斜して設けられることから、気体流路122を通った気体は旋回力を付与され、旋回気流を形成することとなる。
図2は、第1燃料噴射機構112が噴射する燃料と旋回気流124との位置関係を示すための燃料ノズルユニット100の断面図である。図2中、点線は燃料ノズルユニット100の中心軸を示し、一点鎖線および二点鎖線は燃料が噴射される領域を示し、実線矢印は旋回気流124の流れる方向を示す。燃料ノズルユニット100は燃焼器に設けられており、図2に示すように、ノズル本体110の外周において、ノズル本体110の軸方向に気体が流れると、旋回翼120によって燃料ノズルユニット100と燃焼器の内壁Bとの間に旋回気流124が形成される。旋回翼120導出直後の旋回気流124である旋回気流124aは、燃焼器内部側に形成される旋回気流124である旋回気流124bよりもせん断応力が強い。
ここで、ガスタービンの高負荷時は燃料の流量が多くなるため、圧力噴射弁から噴射される燃料は高いせん断応力を受けて良好に微粒化される。また、図2に一点鎖線で示すように、第1燃料噴射機構112における燃料の噴射角度θは大きくなり、燃料は旋回気流124aに接近する。その結果、燃料と空気とが混合されやすくなり、燃料が燃焼されやすくなる。一方、低負荷時は燃料の流量が少なくなるため、圧力噴射弁から噴射される際に燃料が受けるせん断応力は低くなり、燃料の微粒化が悪化する。また、図2に二点鎖線で示すように、第1燃料噴射機構112における燃料の噴射角度θ´は小さくなり、燃料は旋回気流124aから離れる。その結果、燃料と空気とが混合されにくくなり、燃料が燃焼されにくくなる。
そこで、本実施形態では、第2燃料噴射機構114が設けられる。図1に示すように、燃料ノズルユニット100では、第2燃料噴射機構114は、ノズル本体110の円形の面110a側に設けられている。また、第2燃料噴射機構114は、第1燃料噴射機構112より外周側に、周方向に等間隔となるように複数(ここでは10個)設けられる。
図3は、第2燃料噴射機構114から噴射される燃料およびガスを説明するための図である。第2燃料噴射機構114は、2の燃料噴射孔114aと、1のガス噴射孔114bを備え、2の燃料噴射孔114aの間にガス噴射孔114bが設けられている。燃料噴射孔114aからは燃料が噴射し、ガス噴射孔114bからはガスが噴射される。図3中、燃料噴射孔114aから噴射された燃料をハッチングで示す。
2の燃料噴射孔114aからそれぞれ噴射された燃料同士は衝突し、さらに1のガス噴射孔114bから噴射されたガスが、燃料が衝突した衝突点に吹き付けられる。その結果、燃料により液膜Lが形成され、微細な噴霧となって良好に微粒化されることとなる。なお、液膜Lは形成されず、燃料が噴霧となって微粒化される場合もある。
図4は、第1の実施形態にかかる燃料ノズルユニット100において第2燃料噴射機構114より燃料およびガスが噴射された状態を示す図であり、図4(a)は燃料ノズルユニット100の側面図、図4(b)は燃料ノズルユニット100の正面図を示す。なお、理解を容易にするため、図4において、第2燃料噴射機構114は3つのみを記載し、他の第2燃料噴射機構114は記載を省略している。
図4(a)および図4(b)に示すように、第2燃料噴射機構114は、液膜Lの延長面が、旋回翼120における第1燃料噴射機構112側の一端120aと接する位置関係となるよう設けられる。このように設けられることで、液膜Lが旋回翼120により形成される旋回気流124aの中央の領域と接することとなり、燃料を良好に微粒化することができる。
図5は、気体流路122を流通する気体の速度を説明するための図である。図中、矢印は気体が流通する方向および気体の流速を示し、点線は気体の流速分布を示す。ここでは、1枚の旋回翼120を挙げて説明する。また、理解を容易にするために、旋回翼120をノズル本体110の中心軸と水平に示している。図中矢印で示すように、気体流路122を流通する気体は、旋回翼120に近接した部分では流速は相対的に低く、旋回翼120から離れた部分では流速は相対的に高くなり、図中点線で示す流速分布が生じる。そして、気体流路122を通過した後においても流速分布は維持される。したがって、燃料ノズルユニット100において第2燃料噴射機構114により形成される液膜Lは、旋回気流124aの中央の領域(気体流路122のうち、旋回翼120から離れた部分を流通した気体が、気体流路122を通過した後に流通する領域)と接するため、相対的に速い旋回気流124aと接することとなる。
また、例えば粘性が高い燃料を採用する場合、粘性が高い燃料は速い気流と接することで微粒化が良好となる。したがって、燃料ノズルユニット100によれば、粘性により微粒化が困難となっていた燃料を使用することが可能となる。
また、第1燃料噴射機構112において燃料が噴射される場合、図2に示すように、旋回気流124aと接触する燃料は、噴射された燃料の外周側のみであり、内周側の燃料は接触しない。一方、第2燃料噴射機構114では、第2燃料噴射機構114が噴射する燃料の液膜Lの両面において液膜Lと旋回気流124aとを接触させることができるため、燃料を微粒化させる効率を向上させることが可能となるとともに、燃料の蒸発特性を向上させることができる。
このように、第2燃料噴射機構114では燃料を効率的に微粒化することができるため、低負荷時においても良好に燃料を微粒化することができる。したがって、高負荷時に第1燃料噴射機構112を利用し、低負荷時に第2燃料噴射機構114を利用するといった燃料ノズルユニット100の利用の仕方が考えられる。
図6は、低負荷時と高負荷時における燃料の流量を示す図であり、縦軸が燃料の流量、横軸が負荷を示す。図6に示すように、負荷が増加するに従って燃料の流量は増加する。本実施形態では、負荷が減少することで、第1燃料噴射機構112が噴射する燃料と、旋回気流124a(図2参照)とが接しなくなる前の所定の負荷の値を閾値Tとする。そして、閾値Tより高い負荷である高負荷時に第1燃料噴射機構112を利用し、閾値T以下の低い負荷である低負荷時に第2燃料噴射機構114を利用する。
なお、第1燃料噴射機構112と第2燃料噴射機構114との双方を利用することも可能である。例えば高負荷時に第1燃料噴射機構112が噴射する最大の燃料の流量以上の流量の燃料が必要とされる場合、第1燃料噴射機構112と第2燃料噴射機構114とで燃料を噴射することで、第1燃料噴射機構112が噴射する最大の燃料の流量以上の流量の燃料を噴射することができる。
図7は、噴射機構切替部130を説明するための図であり、燃料ノズルユニット100の鉛直断面図である。噴射機構切替部130は、燃料貯留部132と、第1燃料流路134と、第2燃料流路136とを含んで構成される。
第1燃料供給管112aは、ノズル本体110の内部を通る管であり、圧力噴射弁である第1燃料噴射機構112の一部である。噴射機構切替部130の燃料貯留部132は燃料を貯留し、第1燃料流路134を介して第1燃料供給管112aへ燃料を供給する。第1燃料流路134には第1燃料遮断弁134aが設けられ、第1燃料遮断弁134aを開くことで、燃料貯留部132から第1燃料流路134を介して第1燃料供給管112aへ燃料が流通される。また、第1燃料遮断弁134aを閉じることで第1燃料供給管112aへの燃料の流通が遮断される。第1燃料供給管112aを流通する燃料は、第1燃料供給管112aに設けられた旋回翼112bと接することで旋回力が付与され旋回流が形成される。第1燃料噴射機構112から噴射された燃料は、旋回流によって円錐状に噴射されることとなる。
また、第2燃料供給管114cはノズル本体110の内部を通る管であり、第2燃料噴射機構114の一部である。噴射機構切替部130の燃料貯留部132は、第2燃料流路136を介して第2燃料供給管114cへ燃料を供給する。第2燃料流路136には第2燃料遮断弁136aが設けられ、第2燃料遮断弁136aを開くことで、燃料貯留部132から第2燃料流路136を介して第2燃料噴射機構114へ燃料が流通される。
噴射機構切替部130では、負荷が閾値Tより高い負荷である高負荷となったとき、第2燃料遮断弁136aを閉じて第1燃料遮断弁134aを開き、燃料を噴射する対象を第2燃料噴射機構114から第1燃料噴射機構112に切り替える。また、負荷が閾値T以下の低負荷となったとき、第1燃料遮断弁134aを閉じて第2燃料遮断弁136aを開き、燃料を噴射する対象を第1燃料噴射機構112から第2燃料噴射機構114に切り替える。なお、第1燃料噴射機構112と第2燃料噴射機構114との双方を利用する際は、噴射機構切替部130は、第1燃料遮断弁134aおよび第2燃料遮断弁136aを開いて燃料を噴射させる。
以上説明したように、燃料ノズルユニット100によれば、高負荷時において燃料の微粒化に適した噴射孔である第1燃料噴射機構112と、低負荷時において燃料の微粒化に適した噴射孔である第2燃料噴射機構114とを切り替えることができるため、負荷に拘わらず広い燃料の流量範囲において、燃料を良好に微粒化することが可能となる。
また、ガスタービンには、燃料ノズルユニット100が設けられたバーナが、タービンの周方向に複数設けられる。従来、低負荷時に噴射すべき燃料が少なくなると、複数設けられたバーナのうち、利用するバーナの数が少なくなるように制御することで、バーナ1つ当たりの燃料の流量の減少を抑えていた。本実施形態の燃料ノズルユニット100によれば、低負荷時にも燃料を良好に微粒化することができるため、燃料ノズルユニット100が設けられた全てのバーナの利用を維持することができる。したがって、燃焼器において燃料を燃焼させ、発生した燃焼ガスが燃焼器からタービンに供給される際に、タービンの周方向に形成される燃焼ガスの偏りを低減することができ、タービンを良好に駆動させることが可能となる。
(第1の実施形態の変形例:燃料ノズルユニット200)
図8は第1の実施形態の変形例にかかる燃料ノズルユニット200を説明するための図であり、図8(a)は燃料ノズルユニット200の側面図、図8(b)は燃料ノズルユニット200の正面図、図8(c)は図8(b)中の一点鎖線で囲われた領域の拡大図を示す。図8(a)に示すように、燃料ノズルユニット200では、第2燃料噴射機構214は、ノズル本体110の円形の面110aに設けられている。また、図8(b)に示すように、第2燃料噴射機構214は、第1燃料噴射機構112より外周側に、周方向に複数(ここでは10個)設けられる。図8(c)に示すように、第2燃料噴射機構214は2の燃料噴射孔214aと、1のガス噴射孔214bを含んで構成される。なお、理解を容易にするため、図8(a)、(b)において、第2燃料噴射機構214は3つのみを記載し、他の第2燃料噴射機構214は省略している。
図8(b)に示すように、第2燃料噴射機構214は、液膜Lの延長面が、隣り合う旋回翼120と旋回翼120との間、すなわち、気体流路122に位置する位置関係となるよう設けられる。したがって、液膜Lは、旋回気流124aの周縁の領域(気体流路122のうち、旋回翼120と近接した部分を流通した気体が、気体流路122を通過した後に流通する領域)と接することとなる。旋回翼120と近接した部分を流通した気体は、気体の流速が相対的に遅い(図5参照)。このため、第2燃料噴射機構214によれば、液膜Lを安定して形成することが可能となる。
(第2の実施形態:燃料ノズルユニット300)
ところで、燃料は、燃料濃度(空気に対する燃料の割合)によって燃焼速度が変わる傾向にある。燃料濃度が予め定められた値を超えるまでは、燃料濃度が上昇するに従って燃焼速度も上昇するが、燃料濃度が予め定められた値を超えると、燃料濃度が上昇するに従って燃焼速度は減少する。ガスタービンにおいては燃料濃度が予め定められた値より低い条件で燃料が燃焼されるため、燃料濃度を上昇させることで、燃焼速度を上昇させることができる。
燃焼しにくい燃料の場合、吹き消えやすく、また着火しにくく、燃えるまでに時間を要するため、燃料の燃焼が不安定となる場合がある。そこで、本実施形態では、燃焼器内で局所的に燃料濃度を上昇させることで、燃料濃度が上昇した領域の燃料を燃えやすくする。燃料が燃えると雰囲気の温度が上がり、燃えた燃料の周囲の燃料を燃えやすくすることができる。したがって、燃焼器内において、燃料濃度が相対的に高い領域および燃料濃度が相対的に低い領域が含まれる燃料の濃度分布を形成することで、燃焼しにくい燃料を良好に燃焼させることができる。第2の実施形態にかかる燃料ノズルユニット300では、燃料を良好に微粒化することで燃料濃度が相対的に高い領域および燃料濃度が相対的に低い領域が含まれる燃料の濃度分布を形成し、燃焼しにくい燃料における燃焼の安定性を向上する。
図9は、第2の実施形態にかかる燃料ノズルユニット300を説明するための図であり、図9(a)は燃料ノズルユニット300の側面図、図9(b)は燃料ノズルユニット300の斜視図を示す。燃料ノズルユニット300は、ノズル本体110と、旋回翼120と、噴射機構切替部130とを含んで構成される。またノズル本体110には、第1燃料噴射機構112と第2燃料噴射機構314とが設けられている。なお、上述した第1の実施形態における構成要素として既に述べたノズル本体110、旋回翼120、噴射機構切替部130、第1燃料噴射機構112は、実質的に機能が等しいので重複説明を省略し、ここでは、構成が相違する第2燃料噴射機構314を主に説明する。
図9に示すように、燃料ノズルユニット300では、第2燃料噴射機構314の2の燃料噴射孔314aは、ノズル本体110の外周面に複数(ここでは10個)設けられる。2の燃料噴射孔314aのうち、一方の燃料噴射孔314aは、隣り合う旋回翼120と旋回翼120との間のノズル本体110の外周面に設けられ、他方の燃料噴射孔314aは、旋回翼120の一端120aとノズル本体110の円形の面110aとの間のノズル本体110の外周面に設けられる。また、第2燃料噴射機構314のガス噴射孔314bは、旋回翼120の一端120aに設けられる。1の旋回翼120に対して1の第2燃料噴射機構314が設けられるが、理解を容易にするため、図9において、第2燃料噴射機構314は2つのみを記載し、他の第2燃料噴射機構314は省略している。なお、第2燃料噴射機構314において、ガス噴射孔314bは、ノズル本体110の外周面に設けられてもよい。
図9に示すように、燃料ノズルユニット300において、第2燃料噴射機構314により形成される液膜Lは、ノズル本体110の外周面から垂直方向に形成され、また旋回翼120の延長面上に形成される。したがって、燃料ノズルユニット300において形成される液膜Lは旋回気流124aと接することとなり、燃料を良好に微粒化することができる。
また、燃料をノズル本体110の外周面から噴射するため、旋回気流124aの流動態様(流速や流量)に応じて、液膜Lと旋回翼120との相対位置を径方向および流路方向に調整することができる。
燃焼器内において、燃料濃度が相対的に高い領域および燃料濃度が相対的に低い領域が含まれる燃料の濃度分布を形成するために、燃料ノズルユニット300では、第1燃料噴射機構112と第2燃料噴射機構314とで燃料を噴射する。第2燃料噴射機構314はノズル本体110の外周面に設けられているため、第1燃料噴射機構112によって噴射された燃料が接近する旋回気流124aの一部には、第2燃料噴射機構314によって噴射され微粒化された燃料が含まれることとなる。その結果、燃焼器内において燃料の濃度の高い領域と低い領域が形成され、燃焼しにくい燃料でも、燃料濃度が相対的に高い領域で燃料が燃えやすくなり、燃料の濃度が相対的に低い周囲の領域でも燃料が燃えやすくなる。したがって、燃料ノズルユニット300によれば、燃焼しにくい燃料における燃焼の安定性を向上させることができる。
また、第2燃料噴射機構314の燃料噴射孔314aは、第1燃料噴射機構112の噴射孔が設けられたノズル本体110の一端である円形の面110aよりも上流側(円形の面110b側)に位置している。このため、第2燃料噴射機構314の燃料噴射孔314aから噴射された燃料は、ノズル本体110の一端に到達するまでに時間を要すこととなる。燃料が燃料噴射孔314aからノズル本体110の一端側に到達するまでの間に燃料が旋回気流124aにさらされる時間が長くなり、燃料が蒸発しやすくなるため、仮に蒸発しにくい燃料を用いたとしても十分に燃料を蒸発させ燃焼させることが可能となる。
さらに、第2燃料噴射機構314の燃料噴射孔314aから噴射された燃料は、ノズル本体110の一端側に到達する間に蒸発し、空気と混合される。つまり、燃料の一部が予混合気となり予混合燃焼されることとなる。一方で、第1燃料噴射機構112から噴射される燃料は、流量が少ない場合、多くが拡散燃焼により燃焼される。したがって、燃料ノズルユニット300によれば、燃料の流量が少ない場合でも燃料を予混合燃焼できるため、燃料を燃焼しやすくすることができる。
(第2の実施形態の変形例:燃料ノズルユニット400)
図10は、第2の実施形態の変形例にかかる燃料ノズルユニット400を説明するための図であり、図10(a)は燃料ノズルユニット400の正面図、図10(b)は燃料ノズルユニット400の斜視図を示す。
図10に示すように燃料ノズルユニット400では、第2燃料噴射機構414の2の燃料噴射孔414aおよび1のガス噴射孔414bは、旋回翼120の一端120aに設けられる。第2燃料噴射機構414は複数(ここでは10個)設けられ、全ての旋回翼120に設けられるが、理解を容易にするため、図10において、第2燃料噴射機構414は2つのみを記載し、他の第2燃料噴射機構414は省略している。
旋回翼120の延長面と液膜Lとの延長面とは垂直に交差する。このため、液膜Lが旋回気流124aと接することとなり、燃料ノズルユニット400によっても、燃料の良好な微粒化を行うことが可能となる。したがって、第1燃料噴射機構112と第2燃料噴射機構414とが燃料を噴射することで、燃焼器内で燃料濃度が相対的に高い領域および燃料濃度が相対的に低い領域が含まれる燃料濃度の分布を形成することができ、燃焼しにくい燃料における燃焼の安定性を向上させることができる。
また、燃料を旋回翼120の一端120aから噴射するため、ノズル本体110の径方向における燃料濃度の調整が可能となる。
また、旋回気流124aのうち速い気流に接触させることができるため、蒸発した燃料、燃料と空気とが混合された予混合気をより遠くまで広げることができる。その結果、燃料の濃度が燃料室内で局所的に上昇し、燃焼速度が低下してしまうおそれを低減することが可能となる。
また、旋回翼120の一端120aから燃料が噴射されるため、燃料が旋回翼120に付着してコーキングが起きる可能性を低減することができる。
なお、第2の実施形態にかかる燃料ノズルユニット300、および第2の実施形態の変形例にかかる燃料ノズルユニット400についても、噴射機構切替部130を利用することができる。例えば、燃焼しにくい燃料を利用する場合、噴射機構切替部130により第1燃料噴射機構112および第2燃料噴射機構314、414の双方を利用して燃料を噴射し、燃焼しやすい燃料を利用する場合、第1燃料噴射機構112のみを利用して燃料を噴射するといったように、燃料の性質により燃料を噴射する対象を切り替えることができる。燃料ノズルユニット400では、第2燃料噴射機構414のみを利用することで、ノズル本体110を利用せず、旋回翼120のみから燃料を噴射することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した燃料ノズルユニット100、200、300、400における第1燃料噴射機構112は圧力噴射弁としたが、気流噴射弁を利用してもよい。
また、上述した燃料ノズルユニット100、200、300、400における旋回翼120は10枚、第2燃料噴射機構114、214、314、414は10個設けることとしたが、旋回翼120の数と第2燃料噴射機構114、214、314、414の数とが一致する必要はない。また燃料ノズルユニット100、200、300、400に設けられる旋回翼120および第2燃料噴射機構114、214、314、414の数は10より多くても良いし、10より少なくても良く、奇数でも偶数でも良い。
また、上述した燃料ノズルユニット100、200、300、400における第2燃料噴射機構114、214、314、414では、2の燃料噴射孔114a、214a、314a、414aから噴射された燃料に1のガス噴射孔114b、214b、314b、414bから噴射されたガスを衝突させることで燃料を微粒化させるとした。しかしながら、旋回翼120の形状、燃料の種類等により、ガスの噴射を省略できる場合がある。
本発明は、ガスタービンの燃焼器に利用される燃料ノズルユニットに利用することができる。
100、200、300、400 燃料ノズルユニット
110 ノズル本体
110a、110b 円形の面
112 第1燃料噴射機構
114、214、314、414 第2燃料噴射機構
114a、214a、314a、414a 燃料噴射孔
114b、214b、314b、414b ガス噴射孔
120 旋回翼
130 噴射機構切替部

Claims (6)

  1. 円筒形状で形成され、燃料を噴射する第1燃料噴射機構を一端に備えるノズル本体と、
    前記ノズル本体の外周面から径方向に起立し、該ノズル本体の周方向に複数、該ノズル本体の軸方向に対して傾斜角を有して延在する板状部材であり、該ノズル本体の他端側から一端側へ流れる気体に旋回力を付与して旋回気流を発生させる旋回翼と、
    前記ノズル本体の外周面において、該ノズル本体の周方向に複数設けられた第2燃料噴射機構と、
    を備え
    前記第2燃料噴射機構は、2の燃料噴射孔を備え、
    前記第2燃料噴射機構の前記2の燃料噴射孔は、前記燃料を前記ノズル本体の外周面から噴射し、該燃料同士を衝突させて、該ノズル本体の径方向、かつ、前記旋回翼の延長面上に液膜を形成することを特徴とする燃料ノズルユニット。
  2. 前記第2燃料噴射機構は、1のガス噴射孔をさらに備え、前記2の燃料噴射孔から噴射されて衝突した燃料に、さらに該1のガス噴射孔から噴射されるガスを衝突させることを特徴とする請求項に記載の燃料ノズルユニット。
  3. 前記旋回気流の中央の領域と前記液膜とが接するように前記第2燃料噴射機構が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ノズルユニット。
  4. 前記旋回気流の周縁の領域と前記液膜とが接するように前記第2燃料噴射機構が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ノズルユニット。
  5. 前記第2燃料噴射機構の前記2の燃料噴射孔は、前記旋回翼に設けられ、前記燃料を該旋回翼から噴射して前記液膜を形成し、
    前記旋回翼の延長面と前記液膜の延長面とが垂直に交差するように前記第2燃料噴射機構が設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料ノズルユニット。
  6. 負荷の量に応じて、前記燃料を噴射する対象を、前記第1燃料噴射機構および前記第2燃料噴射機構のいずれか一方または双方の間で切り替える噴射機構切替部をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の燃料ノズルユニット。
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