JP6220216B2 - カメラ検査治具 - Google Patents

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Description

レンズ交換式カメラシステムのレンズマウントの品質検査に用いるカメラ検査治具に関する。
従来、カメラボディと、カメラボディに着脱可能なレンズ鏡筒とから構成されるレンズ交換式カメラシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。レンズ鏡筒をカメラボディに取り付けるときには、レンズ鏡筒のレンズマウントをカメラボディのレンズマウントに周方向に位置決めした状態でカメラボディのレンズマウントに挿し込み、レンズ鏡筒をカメラボディに対して一方向に所定角度回転させ、ロック機構によりレンズ鏡筒をカメラボディにロックする。レンズ鏡筒をカメラボディから取り外すときには、ロック機構を解除したうえでこれと逆の操作を行う。
特開2013−041001号公報
カメラ及びレンズ鏡筒の出荷前には、レンズマウントの品質検査、例えばレンズ鏡筒のカメラボディに対する着脱を円滑に行えるか否かに関する品質検査が行われる。この検査は、検査員によって行われる。そのため、品質良否及び検査合否の判定を検査員個々の感覚(力覚など)に頼らざるを得ないのが現状である。
そこで本発明は、品質良否及び検査合否の判定を検査員個々の感覚に頼らずにレンズ交換式カメラシステムのレンズマウントの品質検査を行うことが可能なカメラ検査治具を提供することを目的としている。
本発明に係るカメラ検査治具は、基台と、前記基台に所定の回転軸線の周りに回転することが許容されるように設けられ、前記所定の回転軸線にレンズ鏡筒の軸線が略一致し且つカメラボディが前記所定の回転軸線の周りに回転しないように位置決めして当該カメラボディを支持するカメラ支持台と、前記カメラ支持台に前記所定の回転軸線の周りの基準位置からの回転量に応じた前記レンズ鏡筒とは逆回転方向の逆トルクを付与する逆トルク付与機構と、前記逆トルク付与機構が付与する逆トルクに基づいて、前記カメラボディに前記レンズ鏡筒を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知するトルク超過検知器と、を備える。
前記構成によれば、カメラ支持台でカメラボディを支持した状態で、レンズ鏡筒を着脱するために回転させると、カメラボディを介してカメラ支持台が、略、所定の回転軸線の周りに回転する。すると、この回転量に応じた逆トルクが逆トルク付与機構によってカメラ支持台を介してカメラボディに付与されるので、この逆トルクを超える回転トルクでレンズ鏡筒を回転させることにより、当該レンズ鏡筒をカメラボディに対して着脱することができる。
ここで、逆トルクは実質的にレンズ鏡筒に加えられる回転トルクに略等しいので、この逆トルクに基づいてレンズ鏡筒に加えられる回転トルクを検知し、ひいては当該回転トルクが閾値を超えたことを検知することができる。そして、当該回転トルクが閾値を超えるとトルク超過検知器がこれを検知するので、そのような場合には、レンズ鏡筒の回転を止めることにより、レンズ鏡筒の着脱によるカメラの破損を防止することができる。このため、品質良否及び検査合否の判定を検査員個々の感覚に頼らずにレンズ交換式カメラシステムのレンズマウントの品質検査を行うことができる。また、例えば、カメラ支持台でカメラボディを支持した状態で、カメラボディに対するレンズ鏡筒の回転装着及び逆回転取り外しをロボットで行うことにより、当該品質検査を自動化することができる。
前記カメラ支持台には当該カメラ支持台と一体に回転する回転片が設けられ、前記逆トルク付与機構は、前記基台に設けられて当該回転片を付勢し、前記基準位置からの前記回転片の回転量に応じて収縮するシリンダを含み、前記シリンダのピストン背圧側は、前記回転片に押されて収縮するにつれて昇圧し、ピストン位置が初期位置から所定位置に至るまで前記シリンダが収縮すると、前記トルク超過検知器は、前記カメラボディに前記レンズ鏡筒を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知するよう構成されていてもよい。
前記カメラ支持台には当該カメラ支持台と一体に回転する回転片が設けられ、前記逆トルク付与機構は、前記基台に設けられて当該回転片を付勢し、前記基準位置からの前記回転片の回転量に応じて収縮するシリンダを含み、前記シリンダのピストン背圧側は、ピストン位置に関わらず一定圧に調整され、前記シリンダが収縮を開始すると、前記トルク超過検知器は、前記カメラボディに前記レンズ鏡筒を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知するよう構成されていてもよい。
前記シリンダが対を成し、前記カメラ支持台の回転方向における両側から前記回転片を弾性的に支持してもよい。
前記カメラ支持台は、前記所定の回転軸線の周方向に間隔をおいて立設された柱状の弾性部材によって前記基台に支持されていてもよい。
本発明によれば、品質良否及び検査合否の判定を検査員個々の感覚に頼らずにレンズ交換式カメラシステムのレンズマウントの品質検査を行うことが可能なカメラ検査治具を提供することができる。
レンズ交換式カメラシステムの分解斜視図である。 第1実施形態に係るカメラ検査治具の平面図である。 図1に示すカメラ検査治具の正面図である。 第2実施形態に係るカメラ検査治具の一部構成を示す概念図である。 第3実施形態に係るカメラ検査治具の一部構成を示す概念図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。同一の又は対応する要素には同一符号を付して重複説明を省略する。
[構成]
図1は、レンズ交換式カメラシステム90の分解斜視図である。図1に示すように、レンズ交換式カメラシステム90は、カメラボディ91と、カメラボディ91に取外し可能に装着される円筒状のレンズ鏡筒95とを備える。カメラボディ91の正面にはボディ側レンズマウント92が設けられ、レンズ鏡筒95の軸線方向端部にはレンズ側のレンズマウント96が設けられる。ボディ側のレンズマウント92は、カメラボディ91の正面を開放する円形孔92aを有する。レンズ鏡筒95をカメラボディ91に装着するときには、レンズ側のレンズマウント96を周方向に位置決めした状態で円形孔92aに挿入し、レンズ鏡筒95をカメラボディ91に対して一方向に相対回転させる。所定角度だけ相対回転するとロック機構(図示せず)が作動し、レンズ鏡筒95がカメラボディ91に対して周方向及び軸線方向に位置決めされた状態でカメラボディ91に装着される。カメラボディ91にはロック機構を解除する解除ボタン93が設けられている。解除ボタン93を押下した状態でレンズ鏡筒95を前記一方向とは逆方向に前記所定角度だけカメラボディ91に対して相対回転させ、レンズ側のレンズマウント96を円形孔92aから抜くことで、レンズ鏡筒95をカメラボディ91から取り外すことができる。
出荷前、レンズ鏡筒95をカメラボディ91に適切に装着することができるか否か、すなわち、レンズマウント92,96の品質が検査される。例えば、レンズ鏡筒95を回すときに引っ掛かりがあると、レンズマウント92,96の品質が不良であると結論付けられて製品として出荷されない。検査は一般に人手で行われるが、本実施形態に係るカメラ検査治具10を用いると検査を自動化することが可能になる。
図2及び3は、第1実施形態に係るカメラ検査治具10の平面図及び正面図である。図2及び3に示すカメラ検査治具10は、カメラボディ91及びレンズ鏡筒95の品質検査を行う検査スペースに設けられる。カメラ検査治具10は、カメラボディ91に対しレンズ鏡筒95を着脱するときに、カメラボディ91を支持する。レンズ鏡筒95は、カメラ検査治具10とは別個に検査スペースに設けられたマニピュレータ(図示せず)により操作される。マニピュレータでレンズ鏡筒95をカメラボディ91の円形孔92aに挿入して回転したとき、レンズ鏡筒95が引っ掛かるなどしてレンズマウント92,96に過大な回転トルクが作用すると、カメラ検査治具10はこれを検知する。回転トルクの検知に重力の影響が出ないよう、レンズ鏡筒95及び円形孔92aの軸線は鉛直に向けられる。
カメラ検査治具10は、基台11と、カメラ支持台12と、逆トルク付与機構13と、トルク超過検知器14とを備えている。
基台11は、平板状の基板部15を有する。カメラ支持台12は、基台11に所定の回転軸線Aの周りに回転することを許容されるようにして設けられている。カメラ支持台12は、平板状の支持板部16を有する。支持板部16は、基板部15と回転軸線Aの方向に離れ、また、基板部15と平行である。基板部15及び支持板部16は、回転トルクの検知に重力の影響が出ないように水平である。回転軸線Aは基板部15及び支持板部16に垂直であり、本実施形態では鉛直である。支持板部16は、基板部15よりも上方に配設される。
カメラ支持台12と基台11との間に、リモートセンターコンプライアンス(以下「RCC」)装置17が介在している。RCC装置17は、基板部15の上面と支持板部16の下面とにそれぞれ固定され、支持板部16を基板部15から上方へ離している。RCC装置17は、複数本の柱状弾性部材17aを有している。支持板部16は、これら弾性部材17aにより、基板部15に弾性的に支持され、また、基板部15に対して回転軸線Aの周りに回転するのを許容される。弾性部材17aはこの回転軸線Aの周方向に間隔をおいて配置されている。カメラ支持台12に回転軸線Aの周りに何ら負荷が作用していない状態では、RCC装置17の復元力によりカメラ支持台12(支持板部16)の基台11(基板部15)に対する回転角は「基準位置」になる。図2及び3では、カメラ支持台12は基準位置にある状態で示されている。
カメラ支持台12はカメラボディ91を支持する。このとき、回転軸線Aが円形孔92aの軸線、ひいてはこれに挿入されるレンズ鏡筒95の軸線と略一致するように、カメラボディ91がカメラ支持台12に対して位置決めされる。また、カメラボディ91がカメラ支持台12に対して回転軸線Aの周りに相対回転しないように、カメラボディ91がカメラ支持台12に支持される。
そのためにカメラ支持台12は、支持板部16の上面から突出する複数本の位置決め棒18を有する。位置決め棒18は、本実施形態に係るカメラ検査治具が対象にしているカメラボディ91の平面視輪郭線に沿って互いに離れて配置される。カメラボディ91は、円形孔92aが上に向いて円形孔92aの軸線が鉛直に向いた状態で、位置決め棒18上又はその内方に配置される。カメラボディ95の平面視輪郭線は非回転対称形状である。そこで位置決め棒18は、カメラボディ91が支持板部16に対して円形孔92aの軸線(すなわち、鉛直の軸線)周りに或る決められた姿勢となっていなければ、カメラボディ91が位置決め棒18上又はその内方に適切に配置することができないように、配置されている。カメラボディ91を前記決められた姿勢として下へ押し込むことで、カメラボディ91を支持板部16に対して円形孔92aの軸線の方向(すなわち、鉛直方向)に位置決めすることができ、また、当該軸線に直交する軸線周り(すなわち、水平軸線周り)に位置決めすることができる。
カメラ支持台12は、カメラ支持台12と一体に回転する回転片19を有する。本実施形態では、回転片19は、支持板部16の側縁に取り付けられており、この側縁から回転軸線Aと直交する方向(例えば、水平)に突出している。
逆トルク付与機構13は、基台11に設けられて回転片19を付勢し、基準位置からの回転片19の回転量に応じて収縮するシリンダ21a,21bを含む。本実施形態では、シリンダ21a,21bはエアシリンダである。また、シリンダ21a,21bは対を成しており、2つのシリンダ21a,21bはカメラ支持台12の回転方向の両側から回転片19を付勢する。
支持板部16は基板部15よりも上方に配置されている。回転片19は支持板部16から水平に突出する。基板部15は、平面視において回転片19が取り付けられている支持板部16の側縁よりも突出する突出部15aを有する。この突出部15aに一対のシリンダ支持台20a,20bが立設している。2つのシリンダ21a,21bはシリンダ支持台20a,20b上にそれぞれ固定されている。
各シリンダ21a,21bは、シリンダ本体に対して伸縮するロッド22a,22bを有しており、回転片19は、回転順方向Aに位置する一側面と回転逆方向Bに位置する他側面との2つの側面を有する。一方のシリンダ21aは回転片19から見て回転順方向Aに位置し、当該シリンダ21aのロッド22aは回転片19の一側面19aに当接している。他方のシリンダ21bは回転片19から見て回転逆方向に位置し、当該シリンダ21bのロッド22bは回転片19の他側面19bに当接している。なお、回転順方向は、レンズ鏡95を取り付けるときのレンズ鏡筒95のカメラボディ91に対する相対回転方向である。回転逆方向は、レンズ鏡筒95を取り外すときのレンズ鏡筒95のカメラボディ91に対する相対回転方向である。2本のロッド22a,22bは、回転片19をカメラ支持台12の回転方向両側から挟んでいる。図2及び3は、カメラ支持台12及びこれに一体に設けられた回転片19が基準位置にある状態を示している。このとき、どちらのシリンダ20a,20bのピストン位置も初期位置にある。例えば、初期位置は、ロッド22a,22bが最大限伸長しているときのピストン位置である。
支持板部16が回転順方向Aに回転すると、一方のシリンダ21aは回転片19の基準位置からの回転量に応じて初期位置から収縮する。すなわち、ロッド22aは初期位置からシリンダ本体内に退入する。このとき、他方のシリンダ21bは初期位置から伸長しない。本実施形態では、シリンダ21aのピストン背圧側23aは収縮するにつれて昇圧する。支持板部16が回転逆方向Bに回転するときもこれと同様である。他方のシリンダ21bは回転片19の基準位置からの回転量に応じて収縮し、ロッド22bがシリンダ本体内に退入する。そのとき、ピストン背圧側が収縮につれて昇圧する。
トルク超過検知器14は、ピストン位置が初期位置から所定位置に至るまでどちらかのシリンダ21a,21bが収縮すると、カメラボディ91にレンズ鏡筒95を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知する。
本実施形態では、トルク超過検知器14は回転トルクそのものを測定しない。ピストン位置が初期位置から所定位置に至るまでどちらかのシリンダ21a,21bが収縮したこと、及びシリンダ21a,21bが収縮するまで支持板部16が回転したことを検知する。トルク超過検知器14は、支持板部16に固定された検査片25と、基板部15に固定された発光素子26a及び受光素子26bを含む光センサ26とを有する。光センサ26は2素子26a,26bが別体の透過型でもよいし、2素子26a,26bが一体の反射型でもよい。図示例のように透過型の場合、ピストン位置が初期位置であれば検査片25は発光素子26aから受光素子26bへの光路上に位置し、受光素子26bにおける受光を妨げる。ピストン位置が所定位置に至れば、検査片25が光路から退避し、それにより受光素子26bが発光素子26aからの信号光を受光可能になる。透過型においては、受光素子26bが受光すると光センサ26が検出信号を出力する。
[動作]
カメラ検査治具10用いたレンズマウント92,96の品質検査及びその際のカメラ検査治具10の動作について説明する。
カメラボディ95がカメラ支持台91に設置される。このとき、円形孔92aが上に向けられ、円形孔92aの軸線がカメラ支持台12の基台11に対する回転軸線Aと一致し、ここでは鉛直に向けられる。カメラ支持台12の基台11に対する回転角は、RCCデバイス17の復元力及び2つのピストンの付勢力により基準位置にある。どちらのピストンのピストン位置も初期位置にあり、回転片19は2つのロッドでカメラ支持台12の回転方向両側で挟まれる。
次に、マニピュレータ(図示せず)を用いてレンズ鏡筒95のレンズ側のレンズマウント96を円形孔92a内に挿し込む。この挿し込みのため、レンズ鏡筒95の軸線は、円形孔92aの軸線、カメラ支持台12の基台11に対する回転軸線Aと同軸に位置付けられる。この場合、カメラ支持台12がRCC装置17を介して基台11に支持されているので、マニピュレータに保持されたレンズ鏡筒95の回転軸線とカメラ支持台12の回転軸線Aとが若干ずれていても、RCC装置17が適宜変位することによってカメラ支持台12の回転軸線Aがマニピュレータに保持されたレンズ鏡筒95の回転軸線に実質的に一致させられる。そして、レンズ鏡筒95を円形孔92a内に挿し込んだ後、レンズ鏡筒95をカメラ支持台12に対して回転順方向Aに回転させる。この回転において、マニピュレータはレンズ鏡筒95を把持し続け、レンズ鏡筒95に回転トルクを作用させ続ける。
レンズマウント92,96が良品であれば、レンズ側のレンズマウント96を円形孔92a内に挿し込んでから回転させるとき及びロック機構(図示せず)を作動させるためレンズ鏡筒95を更に回転させるとき、いずれの場合にも、レンズ鏡筒95からカメラボディ91に加わる回転トルクを一方のシリンダ21aで受け止めることができる。シリンダ21aは、回転逆方向の逆トルクをカメラ支持台12に付与する。このため、シリンダ21aを全く収縮させることなく又は収縮するものの初期位置から所定位置までには至らずに、ロック機構を作動させてレンズ鏡筒95をカメラボディ91に取り付けることができる。すなわち、ロック機構が作動するまでの間、トルク超過検知器14は検出信号を出力しない。トルク超過検知器14が検出信号を出力しなかったことをもって、レンズマウント92,96が良品であると人手によらずに自動的に判定することができる。
レンズマウント92,96に組付誤差や寸法誤差などがあると、レンズ側のレンズマウント96を円形孔92a内に挿し込んでから回転させるとき又はロック機構(図示せず)を作動させるようにレンズ鏡筒95を更に回転させるとき、少なくともいずれかの場合において、レンズ鏡筒95の回転に引っ掛かりが生じる等して、良品時よりも大きい回転トルクがレンズマウント92,96、ひいてはカメラボディの回転軸線A周りの回転を阻止するようにカメラボディを支持しているカメラ支持部12に作用する。
カメラ支持部12に作用する回転トルクが大きくなり、一方のシリンダ21aが初期位置におけるピストン背圧側23aの圧力に基づいてカメラ支持台12の回転トルクを支持することができなくなると、シリンダ21aが収縮し始める。回転トルクが許容される最大値である閾値に達したとき、ピストン位置が所定位置に至るまでシリンダ21aが収縮する。回転トルクが閾値を超えると、ピストン位置が所定位置を超えるようにしてシリンダ21aが収縮する。これによりトルク超過検知器14が作動して光センサ26が検出信号を出力する。トルク超過検出器14が検出信号を出力したことをもってレンズマウント92,96が良品ではないと人手によらずに自動的に判定することができる。
このカメラ検査治具10によれば、シリンダ21aのピストンが所定位置に達したときにおけるカメラ支持部12に作用している回転トルクが閾値(許容される最大値)となるように設定しさえすれば、レンズマウント92,96の良否を精度よく繰り返して自動的に判定することができる。検査員個々の感覚に頼らなくても良否判定を行うことができるようになり、検査員の熟達が不要になるし、判定結果のバラつきもなくすことができる。
カメラ支持台12の回転軸線Aは支持板部の中央部を通過している一方、検査片は支持板部の側縁から突出しており、回転軸線Aから回転半径方向に離れている。このため、カメラ支持台12に回転トルクが作用するときに検査片を比較的大きく移動させることができる。このため、検査片25及びシリンダ21aの移動量によってカメラ支持台12に作用している回転トルクを検出するにあたり、その検出精度を高くすることができる。
このカメラ検査治具10を用いればレンズ鏡筒をカメラボディから取り外すときにカメラ支持台に作用する回転トルクが閾値を超えるか否かを検出し、それによりレンズマウント92,96の品質良否を判定することもできる。
このとき、一旦マニピュレータがレンズ鏡筒を放し、レンズ鏡筒、カメラボディ及びカメラ検査治具に作用している外からの回転トルクを解放する。それにより、カメラ支持台12の回転角が基準位置となり、2つのピストンのピストン位置が初期位置となる。次に、解除ボタン93を押下した状態で、マニピュレータでレンズ鏡筒をその軸線周りに回転逆方向に回す。このとき、マニピュレータが解除ボタン93の押し操作を行うようにしてもよい。
このとき、レンズマウント92,96が良品であれば、レンズ鏡筒95からカメラボディ91に加わる回転トルクを他方のシリンダ21bで受け止めることができる。シリンダ21bは回転順方向の逆トルクをカメラ支持台12に付与する。レンズ鏡筒95がカメラボディ91から抜き取り可能な位置に回転するまでの間、トルク超過検知器14は検出信号を出力しない。これをもってレンズマウント92,96が良品であると、人手によらずに自動的に判定することができる。
一方、レンズ鏡筒95の回転に引っ掛かりが生じる等して、良品時よりも大きい回転トルクがカメラボディ91に作用する。カメラボディ91に作用する回転トルクが閾値(許容される最大値)を超えると、ピストン位置が所定位置を超えるようにしてシリンダ21bが収縮する。これによりトルク超過検知器14が作動して光センサ26が検出信号を出力する。トルク超過検出器14が検出信号を出力したことをもってレンズマウント92,96が良品ではないと人手によらずに自動的に判定することができる。
図4は、第2実施形態に係るカメラ検査治具210の一部構成を示す概念図である。第1実施形態では、シリンダ21a,21bが収縮するにつれてピストン背圧側23a,23bが昇圧し、ピストン位置が所定位置に達するまでピストン背圧側23a,23bが昇圧すると、トルク超過検知器14がレンズ鏡筒95を着脱するための回転トルクが閾値を超えたと検知するように構成されている。しかし、この構成は変更可能である。
図4に示すように、第2実施形態に係るカメラ検査治具210においては、シリンダ221a,221bのピストン背圧側223a,223bの圧力が、ピストン位置に関わらず一定圧に調整される。この場合、回転トルクが閾値に達するまで、ピストン位置は初期位置にあり、当該一定値の圧力に基づく逆トルクがカメラ支持台212に付与され、カメラ支持台22の支持板部16の回転を阻止する。これを実現するため、逆トルク付与機構213は、シリンダ背圧側223a,223bを一定圧に調整する調圧器224a,224bを備える。
例えば図4の左回りの回転トルクが閾値を超える、すなわち、当該一定の圧力に基づく逆トルクを超える左回りの回転トルクがカメラ支持台12に作用すると、シリンダ221aが収縮を開始し、ロッド222aは収縮し続ける。逆トルク付与機構213がこのように構成される場合、トルク超過検知器は、シリンダ221aが収縮を開始した時点で閾値を超える回転トルク、すなわち、当該一定の圧力に基づく逆トルクを超える回転トルクが作用していると検知する。しかしながら、検出の安定性を増すために、シリンダ221aが収縮を開始した時点で検出するのではなく、その収縮が所定量進んだ時をもって回転トルクが超過していると検出するようにしてもよい。このようにすると、トルク超過検知器を第1実施形態と同様の検査片及び光センサで構成することができ、第1実施形態と同様の検出方法を用いて過剰な回転トルクを検知することができる。検査片は、シリンダ221aのピストン位置が初期位置にあるときに、光センサにおける発光素子から受光素子への光路を遮り、シリンダ221aが初期位置から収縮を開始した時又は収縮中に当該光路から退避するように配設される。図4の右回りの回転トルクが閾値を超えた場合においても、シリンダ221b及びそのロッド222bが上記と同様にして動作する。
これによりピストン背圧側223a,223bを一定に調圧する場合において、レンズマウントの良否判定を上記実施形態と同様にして精度よく繰り返し自動的に行うことができる。
図5は、第3実施形態に係るカメラ検査治具310の一部構成を示す概念図である。第1及び第2実施形態では、逆トルク付与機構が2つのシリンダを備えるが、1つのシリンダのみ備えるように変更可能である。
図5に示すように、第3実施形態に係るカメラ検査治具310においては、逆トルク付与機構313が、単一のシリンダ321を備える。ロッド322は、初期位置から伸長も収縮も可能である。カメラ支持台312は、支持板部16に固定されたドグ歯状の回転片319を有する。図示例では、回転片319は、支持板部16にブラケットを介して固定されているが、支持板部16に直付けされていてもよい。逆トルク付与機構313は、ロッド322に固定されて回転片319に係合する係合部325を有する。係合部325は、一例として、ロッド322の外面から径方向に突出し、その先端において回転片319と係合可能である。係合部325をフォーク状に形成すれば、二股状の先端で回転片319を挟み込むことができる。例えば図5の左回りの回転トルクが閾値を超えると、ロッド322が伸長する。例えば図5の右回りの回転トルクが閾値を超えると、ロッド322が収縮する。このようにシリンダ321が単一であっても、左回り及び右回りの両方向について過大な回転トルクが作用しているか否かを検出することが可能である。なお、図5のようにシリンダ321を単一とする場合において、ピストン圧力は第1実施形態と同様にしてピストン位置に応じて変化してもよいし、第2実施形態と同様にしてピストン位置に関わらず一定に調整されていてもよい。
これまで本発明に係る実施形態について説明したが、上記構成は本発明の範囲内で適宜変更可能である。上記では、カメラ支持台12がRCC装置17を介して基台11に支持されているが、カメラ支持台12は、基台11に所定の回転軸線Aの周りに回転することを許容されるようにして設けられておればよい。例えば、カメラ支持台12が回転軸線Aを中心軸とする回転軸を有し、当該回転軸が基台11に対して軸受けを介して回動自在に支持されていてもよい。
本発明は、レンズ交換式カメラシステムのレンズマウントの品質検査の自動化に利用することができる。
10,210 カメラ検査治具
11 基台
12,212,312 カメラ支持台
13,213,313 逆トルク付与機構
14 トルク超過検知器
17 リモートセンターコンプライアンス(RCC)装置
17a 弾性部材
19,319 回転片
20,220,320 ピストン
21a,21b,221a,221b,321 シリンダ
90 レンズ交換式カメラシステム
91 カメラボディ
95 レンズ鏡筒

Claims (5)

  1. 基台と、
    前記基台に所定の回転軸線の周りに回転することが許容されるように設けられ、前記所定の回転軸線にレンズ鏡筒の軸線が略一致し且つカメラボディが前記所定の回転軸線の周りに回転しないように位置決めして当該カメラボディを支持するカメラ支持台と、
    前記カメラ支持台に支持されている前記カメラボディに前記レンズ鏡筒が挿入されている状態で前記レンズ鏡筒を回転させたときに、前記カメラ支持台前記所定の回転軸線の周りの基準位置からの回転量に応じた前記レンズ鏡筒の回転方向とは逆回転方向の逆トルクを前記カメラ支持台に付与する逆トルク付与機構と、
    前記逆トルク付与機構が付与する逆トルクに基づいて、前記カメラボディに前記レンズ鏡筒を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知するトルク超過検知器と、を備える、カメラ検査治具。
  2. 前記カメラ支持台には当該カメラ支持台と一体に回転する回転片が設けられ、
    前記逆トルク付与機構は、前記基台に設けられて当該回転片を付勢し、前記基準位置からの前記回転片の回転量に応じて収縮するシリンダを含み、
    前記シリンダのピストン背圧側は、前記回転片に押されて収縮するにつれて昇圧し、ピストン位置が初期位置から所定位置に至るまで前記シリンダが収縮すると、前記トルク超過検知器は、前記カメラボディに前記レンズ鏡筒を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知するよう構成されている、請求項1に記載のカメラ検査治具。
  3. 前記カメラ支持台には当該カメラ支持台と一体に回転する回転片が設けられ、
    前記逆トルク付与機構は、前記基台に設けられて当該回転片を付勢し、前記基準位置からの前記回転片の回転量に応じて収縮するシリンダを含み、
    前記シリンダのピストン背圧側は、ピストン位置に関わらず一定圧に調整され、前記シリンダが収縮を開始すると、前記トルク超過検知器は、前記カメラボディに前記レンズ鏡筒を着脱するための回転トルクが閾値を超えたことを検知するよう構成されている、請求項1に記載のカメラ検査治具。
  4. 前記シリンダが対を成し、前記カメラ支持台の回転方向における両側から前記回転片を弾性的に支持する、請求項2又は3に記載のカメラ検査治具。
  5. 前記カメラ支持台は、前記所定の回転軸線の周方向に間隔をおいて立設された柱状の弾性部材を介して前記基台に支持されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカメラ検査治具。
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