このような事情を鑑みて、本出願は、二次基地局が再構成機能を備えていない場合に二次基地局においてユーザー装置を再構成することができないという従来技術の問題点を解決する、リソース再構成方法、基地局、およびユーザー装置を提供する。
第1の態様により提供されるリソース再構成方法は、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップであって、第1のメッセージは、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される、ステップと、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップとを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップは、ユーザー装置から第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップを含み、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップであって、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である、ステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応する、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップは、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に、一次基地局によって送信し、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップは、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップの前に、一次基地局は、ユーザー装置に対するリソース再構成情報を決定する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップは、ユーザー装置から第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップを含み、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、第2のメッセージを二次基地局に、一次基地局によって送信し、これにより二次基地局が二次基地局に対応するリソース再構成情報をユーザー装置に送信するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージを二次基地局に、一次基地局によって送信するステップであって、第2のメッセージが、二次基地局に対応するリソース再構成情報を二次基地局がユーザー装置に送信することをトリガーするために使用される、ステップは、第2のメッセージを二次基地局に、一次基地局によって送信するステップであって、第2のメッセージが、二次基地局に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に割り当てることと、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信することとを要求するために使用され、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する、ステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージを二次基地局に、一次基地局によって送信するステップであって、第2のメッセージが、二次基地局に対応するリソース再構成情報を二次基地局がユーザー装置に送信することをトリガーするために使用される、ステップは、第2のメッセージを二次基地局に、一次基地局によって送信するステップであって、第2のメッセージは、二次基地局に、第3のメッセージをユーザー装置に送信することを要求するために使用され、第3のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含む、ステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップは、二次基地局によって送信された第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを二次基地局が受信した後に送信されるか、または第1のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを二次基地局が検出した後に送信される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、一次基地局は、二次基地局によって送信され、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信し、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、アップリンクリソース構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に一次基地局によって送信するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第2の態様により提供されるリソース再構成方法は、二次基地局に対応するリソースが再構成される必要があることを、ユーザー装置によって決定するステップと、第1のメッセージを一次基地局に、ユーザー装置によって送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するステップとを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージを一次基地局に、ユーザー装置によって送信するステップの後に、ユーザー装置は、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信し、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して一次基地局によって決定される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージを一次基地局に、ユーザー装置によって送信するステップの後に、ユーザー装置は、二次基地局によって送信され、二次基地局に対応するリソース再構成情報を受信し、リソース再構成情報は、一次基地局によって送信された第2のメッセージを二次基地局が受信した後に送信される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージを一次基地局に、ユーザー装置によって送信するステップの後に、ユーザー装置は、一次基地局によって送信され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第3の態様により提供されるリソース再構成方法は、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを、二次基地局よって決定するステップと、第1のメッセージを一次基地局に、二次基地局によって送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するステップとを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを、二次基地局よって決定するステップは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを受信したときに、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、二次基地局によって決定するステップ、または二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを検出したときに、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、二次基地局によって決定するステップを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを、二次基地局よって決定するステップの後に、二次基地局は、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を一次基地局に送信し、これにより一次基地局がアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、TATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第4の態様により基地局が実現され、基地局は、一次基地局として使用され、この基地局は、第1のメッセージを受信するように構成された受信ユニットであって、第1のメッセージは、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される、受信ユニットと、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するように構成された開始ユニットとを備える。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、受信ユニットは、ユーザー装置から第1のメッセージを受信するように構成され、一次基地局は、送信ユニットをさらに備え、開始ユニットは、送信ユニットを制御してリソース再構成情報をユーザー装置に送信するように構成され、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、開始ユニットは、送信ユニットを制御してプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信するように構成され、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、開始ユニットは、送信ユニットを制御してタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置に送信するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、一次基地局は、リソース再構成情報を一次基地局がユーザー装置に送信する前にユーザー装置に対してリソース再構成情報を決定するように構成された決定ユニットをさらに備える。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、受信ユニットは、ユーザー装置から第1のメッセージを受信するように構成され、一次基地局は、送信ユニットをさらに備え、開始ユニットは、送信ユニットが第2のメッセージを二次基地局に送信するステップを制御するように構成され、これにより二次基地局が二次基地局に対応するリソース再構成情報をユーザー装置に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、開始ユニットは、送信ユニットを制御して第2のメッセージを二次基地局に送信するように構成され、第2のメッセージは、二次基地局に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に割り当てることと、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信することとを要求するために使用され、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、開始ユニットは、送信ユニットを制御して第2のメッセージを二次基地局に送信するように構成され、第2のメッセージは、二次基地局に、第3のメッセージをユーザー装置に送信することを要求するために使用され、第3のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、受信ユニットは、二次基地局によって送信された第1のメッセージを受信するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを二次基地局が受信した後に送信されるか、または第1のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを二次基地局が検出した後に送信される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、受信ユニットは、二次基地局によって送信され、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するようにさらに構成され、一次基地局は、送信ユニットをさらに備え、開始ユニットは、送信ユニットを制御してアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、一次基地局は、送信ユニットをさらに備え、開始ユニットは、送信ユニットを制御して二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第5の態様により実現されるユーザー装置は、二次基地局に対応するリソースが再構成される必要があることを決定するように構成された決定ユニットと、第1のメッセージを一次基地局に送信するように構成された送信ユニットであって、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する、送信ユニットとを備える。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、ユーザー装置は、第1のメッセージが一次基地局に送信された後に、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するように構成された受信ユニットをさらに備え、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、送信ユニットは、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するようにさらに構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、送信ユニットは、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するようにさらに構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して一次基地局によって決定される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、ユーザー装置は、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、二次基地局によって送信され、二次基地局に対応するリソース再構成情報を受信するように構成された受信ユニットをさらに備え、リソース再構成情報は、一次基地局によって送信された第2のメッセージを二次基地局が受信した後に送信される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、送信ユニットは、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、送信ユニットは、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、ユーザー装置は、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、一次基地局によって送信され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するように構成された受信ユニットをさらに備える。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第6の態様により基地局が実現され、基地局は、二次基地局として使用されるものとしてよく、この基地局は、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを決定するように構成された決定ユニットと、第1のメッセージを一次基地局に送信するように構成された送信ユニットであって、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する、送信ユニットとを備える。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、二次基地局は、受信ユニットを備え、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを受信ユニットが受信する場合に、決定ユニットが、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定するか、または二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことが検出された場合に、決定ユニットが、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、送信ユニットは、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があると決定された後に、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を一次基地局に送信し、これにより一次基地局がアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信する、ように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、構成を要求する理由は、TATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第7の態様により基地局が実現され、基地局は、一次基地局として使用され、この基地局は、信号の送受信を行うように構成されたトランシーバと、プロセッサとを備え、プロセッサは、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを制御するステップであって、第1のメッセージは、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される、ステップと、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するステップとを実行するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを、ユーザー装置から第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを制御する形で制御し、プロセッサは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、リソース再構成情報をユーザー装置にトランシーバが送信するステップを制御する形で開始し、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、プロセッサは、リソース再構成情報をユーザー装置にトランシーバが送信するステップを、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をトランシーバがユーザー装置に送信し、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する形で制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、プロセッサは、リソース再構成情報をユーザー装置にトランシーバが送信するように制御し、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置にトランシーバが送信するように制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、リソース再構成情報がユーザー装置に送信される前にユーザー装置に対するリソース再構成情報を決定する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを、ユーザー装置から第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを制御する形で制御し、プロセッサは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバが送信し、これにより二次基地局が二次基地局に対応するリソース再構成情報をユーザー装置に送信するように制御する形で開始する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、トランシーバが第2のメッセージを二次基地局に送信するように制御し、第2のメッセージが、二次基地局に対応するリソース再構成情報を二次基地局がユーザー装置に送信することをトリガーするために使用される。プロセッサは、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバが送信するように制御し、第2のメッセージは、二次基地局に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に割り当てることと、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信することとを要求するために使用され、ユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するように制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバが送信するように制御し、第2のメッセージが、二次基地局に対応するリソース再構成情報を二次基地局がユーザー装置に送信することをトリガーするために使用され、プロセッサは、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバが送信するように制御し、第2のメッセージは、二次基地局に、第3のメッセージをユーザー装置に送信することを要求するために使用され、第3のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを、二次基地局によって送信された第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを制御する形で制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを二次基地局が受信した後に送信されるか、または第1のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを二次基地局が検出した後に送信される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、トランシーバが二次基地局によって送信され、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するステップを制御し、プロセッサは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、アップリンクリソース構成情報をユーザー装置にトランシーバが送信するステップを制御する形で開始する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報をユーザー装置にトランシーバが送信するステップを制御する形で開始する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第8の態様により実現されるユーザー装置は、信号の送受信を行うように構成されたトランシーバと、プロセッサとを備え、プロセッサは、二次基地局に対応するリソースが再構成される必要があると決定するステップと、第1のメッセージを一次基地局にトランシーバが送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するステップを制御するステップとを実行するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、プロセッサは、トランシーバが一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップであって、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である、ステップを制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサは、トランシーバがプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサは、トランシーバがタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するステップを制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して一次基地局によって決定される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージが一次基地局に送信された後に、プロセッサは、トランシーバが、二次基地局によって送信され、二次基地局に対応するリソース再構成情報を受信するステップを制御し、リソース再構成情報は、一次基地局によって送信された第2のメッセージを二次基地局が受信した後に送信される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサは、トランシーバがプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサは、トランシーバがタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するステップを制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージが一次基地局に送信された後に、プロセッサは、トランシーバが、一次基地局によって送信され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するステップを制御する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
第9の態様により基地局が実現され、基地局は、二次基地局として使用され、この基地局は、信号の送受信を行うように構成されたトランシーバと、プロセッサとを備え、プロセッサは、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があると決定するステップと、第1のメッセージを一次基地局にトランシーバが送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するステップを制御するステップとを実行するように構成される。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、プロセッサは、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを、トランシーバがユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを受信した場合に、プロセッサは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定するか、またはプロセッサが、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを検出した場合に、プロセッサは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があると決定した後に、プロセッサは、トランシーバが、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を一次基地局に送信するステップを制御し、これにより一次基地局がアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信する。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
前述のオプションの実装様式のうちのいずれか1つにおいて、再構成を要求する理由は、TATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
前述の解決方法を使用することによって、一次基地局は、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される第1のメッセージを受信し、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。このようにして、二次基地局が再構成機能を備えていないときに、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することができる。
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照しつつ本発明の実施形態の技術的解決方法について明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明されている実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなくむしろ一部にすぎない。創造的労力を費やすことなく本発明の実施形態に基づいて当業者が得る他のすべての実施形態は、本発明の保護の範囲内に収まるものとする。
ユーザー装置は、携帯端末(Mobile Terminal、略してMT)、モバイルユーザー装置、および同様のものであってもよく、無線アクセスネットワーク(例えば、Radio Access Network、略してRAN)を通じて1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。ユーザー装置は、携帯電話(「セルラー」フォンとも称される)などの携帯端末または携帯端末を備えるコンピュータであってよい。例えば、ユーザー装置は、携帯型、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、または車載のモバイル装置であってよい。本出願では、ユーザー装置は、WiFi機能をサポートする。
基地局は、GSM(登録商標)またはCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、略してBTS)であり、WCDMA(登録商標)における基地局(NodeB)でもあり、さらに、本明細書に限定されない、LTEにおける発展型ノードB(Evolved Node B、略してeNB)であってもよい。本発明の実施形態における二次基地局は、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、略してWiFi)アクセスポイント(Access Point、略してAP)であってもよく、また、基地局のいくつかの機能を実装できるユーザー装置であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態によるリソース再構成方法の流れ図である。図1に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ101:一次基地局は、第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される。
ステップ102:一次基地局は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。
従来技術における実際のネットワーク展開において、一次基地局のみが再構成機能を備える場合があり、二次基地局は、再構成機能を備えていないことがある。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、二次基地局が再構成機能を備えていない場合に二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成できるように第1のメッセージを受信した後にユーザー装置に対して二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。
適宜、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップは、ユーザー装置から第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップを含み、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップであって、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である、ステップを含む。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、ユーザー装置に対して二次基地局に対応するリソースを再構成する。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含む。一次基地局は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信し、ユーザー装置は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
従来技術において、再構成時に競合ベースのランダムアクセスプロセスが使用される。このプロセスは、比較的長い遅延時間を有し、衝突により容易に失敗し、それによって、アップリンクデータの送信が遅延し、ユーザーエクスペリエンスが妨げられる。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信し、これにより、ユーザー装置は、非競合ベースのランダムアクセス方式で二次基地局にアクセスすることができる。このようにして、アクセス遅延が短縮され、アップリンクデータは二次基地局に迅速に送信され、これによってユーザーエクスペリエンスが改善され得る。
好ましくは、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップは、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップを含む。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置に直接送信し、ユーザー装置は、ランダムアクセスプロセスを用いてタイミングアドバンス情報を取得しなくてよい。このようにして、遅延が短縮され、アップリンクデータは二次基地局に迅速に送信され、これによってユーザーエクスペリエンスが改善され得る。
適宜、リソース再構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップの前に、一次基地局は、ユーザー装置に対して前述のリソース再構成情報を決定する。
好ましくは、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップは、ユーザー装置から第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップを含み、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、第2のメッセージを二次基地局に、一次基地局によって送信し、これにより二次基地局が二次基地局に対応するリソース再構成情報をユーザー装置に送信する、ステップを含む。
適宜、一次基地局は、第2のメッセージを二次基地局に送信して、二次基地局に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に割り当てることと、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信することとを要求し、次いで、ユーザー装置は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信することができる。
従来技術において、再構成時に競合ベースのランダムアクセスプロセスが使用される。このプロセスは、比較的長い遅延時間を有し、衝突により容易に失敗し、それによって、アップリンクデータの送信が遅延し、ユーザーエクスペリエンスが妨げられる。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信し、これにより、ユーザー装置は、非競合ベースのランダムアクセス方式で二次基地局にアクセスすることができる。このようにして、アクセス遅延が短縮され、アップリンクデータは二次基地局に迅速に送信され、これによってユーザーエクスペリエンスが改善され得る。
好ましくは、一次基地局は、第2のメッセージを二次基地局に送信し、第2のメッセージは、二次基地局に、第3のメッセージをユーザー装置に送信することを要求するために使用され、第3のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含む。この実施形態を使用することによって、二次基地局は、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置に直接送信し、ユーザー装置は、ランダムアクセスプロセスを用いてタイミングアドバンス情報を取得しなくてよい。このようにして、遅延が短縮され、アップリンクデータは二次基地局に迅速に送信され、これによってユーザーエクスペリエンスが改善され得る。
適宜、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップは、二次基地局によって送信された第1のメッセージを、一次基地局によって受信するステップを含む。
適宜、第1のメッセージは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを二次基地局が受信した後に送信されるか、または第1のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置のTATがタイムアウトになったことを二次基地局が検出した後に送信される。
適宜、一次基地局は、二次基地局によって送信され、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信し、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、受信されたアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に、一次基地局によって送信するステップを含む。
好ましくは、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、一次基地局によって開始するステップは、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に一次基地局によって送信するステップを含む。
適宜、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
図2は、本発明の一実施形態による別のリソース再構成方法の流れ図である。図2に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ201:ユーザー装置は、二次基地局に対応するリソースが再構成される必要があることを決定する。
ステップ202:ユーザー装置は、第1のメッセージを一次基地局に送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。
従来技術における実際のネットワーク展開において、一次基地局のみが再構成機能を備える場合があり、二次基地局は、再構成機能を備えていないことがある。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、第1のメッセージを受信した後に、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。このようにして、二次基地局が再構成機能を備えていない場合に、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することができる。
好ましくは、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、ユーザー装置は、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信し、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。この実施形態を使用することによって、一次基地局は、ユーザー装置に対して二次基地局に対応するリソースを再構成する。
適宜、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信する。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して一次基地局によって決定される。
適宜、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、ユーザー装置は、二次基地局によって送信され、二次基地局に対応するリソース再構成情報を受信し、リソース再構成情報は、一次基地局によって送信された第2のメッセージを二次基地局が受信した後に送信される。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
好ましくは、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するステップの後に、ユーザー装置は、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信する。
適宜、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、ユーザー装置は、一次基地局によって送信され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信する。
好ましくは、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
適宜、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
図3は、本発明の一実施形態によるさらに別のリソース再構成方法の流れ図である。図3に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ301:二次基地局は、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを決定する。
ステップ302:二次基地局は、第1のメッセージを一次基地局に送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。
従来技術における実際のネットワーク展開において、一次基地局のみが再構成機能を備える場合があり、二次基地局は、再構成機能を備えていないことがある。この実施形態を使用することによって、二次基地局は、第1のメッセージを一次基地局に送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。このようにして、二次基地局が再構成機能を備えていない場合に、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することができる。
好ましくは、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを、二次基地局によって決定するステップは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを、二次基地局によって受信した時の、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成、または二次基地局に対応する、ユーザー装置のTATがタイムアウトになったことを、二次基地局によって検出した時の、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を含み得る。
好ましくは、二次基地局は、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を一次基地局にさらに送信することができ、これにより一次基地局がアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信する。
この実施形態を使用することによって、二次基地局は、ユーザー装置に対して二次基地局によって構成されたアップリンクリソース構成情報を、一次基地局を使用することによって、ユーザー装置に送信する。二次基地局では、二次基地局のリソース構成に関してよく知っているので、この実施形態における構成は、実際の状況に十分に適合し得る。
好ましくは、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
適宜、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
適宜、再構成を要求する理由は、TATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
以下では、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態の実装プロセスを説明する。
実施形態1
この実施形態では、リソース再構成方法を提供する。図4に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ401:UEが、二次基地局のTATがタイムアウトになるか、またはUEのSR失敗が二次基地局において発生するか、またはUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがないことを検出した場合に、UEは、第1のメッセージを一次基地局に送信して、一次基地局に再構成を実行することを要求し、第1のメッセージは、失敗識別子(再構成されたリソースであるようにユーザー装置によって要求された二次基地局のセル識別子)を含むものとしてよく、この情報は、タイムアウトになるTATに対応するTAグループの識別子、タイムアウトになるTATに対応するセルの識別子、SR失敗に対応するセルの識別子、またはSRを送信するためのPUCCHリソースを有していない対応するセルの識別子であるものとしてよい。
適宜、第1のメッセージは、要求を行う理由(再構成を要求する理由)を含むものとしてよく、要求を行う理由は、TATがタイムアウトしたこと、SRが失敗したこと、SRを送信するために利用可能なPUCCHリソースがないこと、またはアップリンクデータが到着したことを示し得る。要求を行う理由が、アップデータリンクが到着したことを示している場合、一次基地局は、一次基地局または二次基地局によって維持されているTATおよび/または一次基地局のリソース割り当て情報に従って、TATがUE側でタイムアウトしたか、またはUE側にSRを送信するために利用可能なPUCCHリソースがないかを決定することができる。
ステップ402:一次基地局は、プリアンブル(Preamble)シーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、略してPRACH)シーケンス番号をUEに割り当て、割り当てられたPreambleシーケンス番号およびPRACHシーケンス番号を、再構成メッセージを使用することによってUEに送信する。
適宜、一次基地局は、UEに割り当てられ、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を、UEに送信することもでき、これにより、UEは、その情報に従って二次基地局のアップリンクリソースを使用する。アップリンクリソース構成情報は、SR構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびCQI報告構成情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
一次基地局が、UEに割り当てられ、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を、UEに送信する場合に、一次基地局は、同じメッセージを使用することによって、Preambleシーケンス番号、PRACHシーケンス番号、およびアップリンクリソース構成情報を送信することができ、また一方のメッセージを使用することによって、Preambleシーケンス番号およびPRACHシーケンス番号を送信し、別のメッセージを使用することによって、アップリンクリソース構成情報を送信することができることに留意されたい。
ステップ403:UEは、割り当てられたPreambleシーケンス番号およびPRACHシーケンス番号を使用することによって非競合ベースのランダムアクセスプロセスを開始し、そのランダムアクセスプロセスを用いて二次基地局から更新されたTAおよびアップリンクグラント(Uplink Grant)を取得する。
一次基地局が、UEに割り当てられ、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を、UEに送信する場合、UEは、アップリンクリソースを使用することによって、信号を、アップリンクリソース構成情報、更新されたTA、およびアップリンクグラントに従って、送信することができる。一次基地局が、UEに割り当てられ、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を、UEに送信しない場合、UEは、アップリンクリソースを使用することによって、信号を、更新されたTA、アップリンクグラント、およびUEに格納されているアップリンクリソース構成情報を使用することによって、送信することができる。UEに格納されているアップリンクリソース構成情報は、一次基地局によってUEにすでに割り当てられており、TATがタイムアウトするか、またはSR失敗が発生した後にUEによって削除されていない、アップリンクリソース構成情報であってよい。
実施形態2
この実施形態では、リソース再構成方法を提供する。図5に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:UEが、二次基地局のTATがタイムアウトになるか、またはUEのSR失敗が二次基地局において発生するか、またはUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがないことを検出した場合に、UEは、第1のメッセージを一次基地局に送信して、一次基地局に再構成を実行することを要求し、第1のメッセージは、失敗識別子(再構成されたリソースであるようにユーザー装置によって要求された二次基地局のセル識別子)を含むものとしてよく、この情報は、タイムアウトになるTATに対応するTAグループの識別子、タイムアウトになるTATに対応するセルの識別子、SR失敗に対応するセルの識別子、またはSRを送信するためのPUCCHリソースを有していない対応するセルの識別子であるものとしてよい。
適宜、第1のメッセージは、要求を行う理由(再構成を要求する理由)を含むものとしてよく、要求を行う理由は、TATがタイムアウトしたこと、SRが失敗したこと、SRを送信するために利用可能なPUCCHリソースがないこと、またはアップリンクデータが到着したことを示し得る。
ステップ502:一次基地局は、再構成メッセージをUEに送信し、再構成メッセージは、アップリンクリソース構成情報、二次基地局のTAの絶対値または相対値、およびアップリンクグラントのうちの少なくとも1つの種類を含み、アップリンクリソース構成情報の内容は、実施形態1のアップリンクリソース構成情報の内容を含む。
前述の3種類の情報のうち2種類の情報が同時に存在する場合に、2種類の情報が、1つのメッセージを使用することによって同時に送信され、また2つのメッセージを使用することによって別々に送信されるものとしてよく、前述の3種類の情報が同時に存在する場合に、3種類の情報が、1つのメッセージを使用することによって同時に送信され、2つのメッセージを使用することによって別々に送信され、また3つのメッセージを使用することによって別々に送信されるものとしてよいことに留意されたい。
一次基地局によってUEに送信された情報が、アップリンクリソース構成情報、二次基地局のTAの絶対値または相対値、およびアップリンクグラントを含む場合、UEは、二次基地局のTAの絶対値または相対値に従って二次基地局のTAを取得し、二次基地局のアップリンクリソースを使用することによって、信号を、アップリンクリソース構成情報、二次基地局のTA、およびアップリンクグラントに従って、送信する。一次基地局によってUEに送信された情報が、二次基地局のTAの絶対値または相対値を含まない場合、UEは、TAを、別の方法で、例えば、UEによってすでに使用されているTAを使用して、取得するか、またはTAを、競合ベースのランダムアクセスプロセスもしくは非競合ベースのランダムアクセスプロセスを用いて取得することができ、次いで、二次基地局のアップリンクリソースを使用することによって、信号を、取得されたTAに従って送信する。一次基地局によってUEに送信された情報が、アップリンクリソース構成情報を含まない場合、UEは、アップリンクリソース構成情報を、別の方法で、例えば、UEによってすでに使用されているアップリンクリソース構成情報を使用して、取得することができ、次いで、二次基地局のアップリンクリソースを使用することによって、信号を、取得されたアップリンクリソース構成情報に従って送信する。一次基地局によってUEに送信された情報が、アップリンクグラントを含まない場合、UEは、アップリンクグラントを、別の方法で、例えば、二次基地局への競合ベースのランダムアクセスプロセスまたは非競合ベースのランダムアクセスプロセスを開始することによってアップリンクグラントを取得するか、またはSRを二次基地局に送信することによってアップリンクグラントに対する申請を行う形で、取得することができ、次いで、二次基地局のアップリンクリソースを使用することによって、信号を、取得されたアップリンクグラントに従って送信する。
実施形態3
この実施形態では、リソース再構成方法を提供する。図6に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ601:UEが、二次基地局のTATがタイムアウトになるか、またはUEのSR失敗が二次基地局において発生するか、またはUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがないことを検出した場合に、UEは、第1のメッセージを一次基地局に送信して、一次基地局に再構成を実行することを要求し、第1のメッセージは、失敗識別子(再構成されたリソースであるようにユーザー装置によって要求された二次基地局のセル識別子)を含むものとしてよく、この情報は、タイムアウトになるTATに対応するTAグループの識別子、タイムアウトになるTATに対応するセルの識別子、SR失敗に対応するセルの識別子、またはSRを送信するためのPUCCHリソースを有していない対応するセルの識別子であるものとしてよい。
適宜、第1のメッセージは、要求を行う理由(再構成を要求する理由)を含むものとしてよく、要求を行う理由は、TATがタイムアウトしたこと、SRが失敗したこと、SRを送信するために利用可能なPUCCHリソースがないこと、またはアップリンクデータが到着したことを示し得る。
ステップ602:一次基地局は、第1の再構成メッセージをUEに送信し、第1の再構成メッセージは、アップリンクリソース構成を含み、これにより、UEは、その情報に従って二次基地局のアップリンクリソースを使用し、アップリンクリソース構成情報の内容は、実施形態1のアップリンクリソース構成情報の内容を含む。
ステップ603:一次基地局は、第2のメッセージを二次基地局に送信し、第2のメッセージは、UEの識別子を含む。
適宜、第2のメッセージは、失敗識別子および要求を行う理由のうちの少なくとも一方も含み得る。
ステップ604:二次基地局は、第3のメッセージをUEに送信し、第3のメッセージは、二次基地局のTAの絶対値または相対値、およびアップリンクグラントのうちの少なくとも1つの種類を含み、これにより、UEは、その情報に従って二次基地局のTA、および/またはアップリンクグラントを取得する。
ステップ602およびステップ603を実行するシーケンスは、制限されないことに留意されたい。ステップ602はステップ603の前に実行される可能性があり、ステップ603はステップ602の前に実行される可能性もあり、ステップ602およびステップ603が同時に実行される可能性もさらにある。
好ましくは、ステップ603およびステップ604も、この実施形態に含まれる可能性がなく、この場合、UEは、TAを予め知っている。この実施形態は、UEのSR失敗が二次基地局において発生した場合、またはUEに、SRを二次基地局に送信するためのPUCCHリソースがない場合に適用可能である。
好ましくは、この実施形態では、ステップ602も含まれ得ず、ステップ603およびステップ604は、ステップ601の後に直接実行される。この場合、UEは、すでに使用されているアップリンクリソース構成情報を使用することができる。この実施形態は、UEが、二次基地局に対するTATがタイムアウトになることを検出する場合、UEのSR失敗が二次基地局において発生した場合、およびUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがない場合のそれぞれに適用可能である。
実施形態4
この実施形態では、リソース再構成方法を提供する。図7に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ701:UEが、二次基地局のTATがタイムアウトになるか、またはUEのSR失敗が二次基地局において発生するか、またはUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがないことを検出した場合に、UEは、第1のメッセージを一次基地局に送信して、一次基地局に再構成を実行することを要求し、第1のメッセージは、失敗識別子(再構成されたリソースであるようにユーザー装置によって要求された二次基地局のセル識別子)を含むものとしてよく、この情報は、タイムアウトになるTATに対応するTAグループの識別子、タイムアウトになるTATに対応するセルの識別子、SR失敗に対応するセルの識別子、またはSRを送信するためのPUCCHリソースを有していない対応するセルの識別子であるものとしてよい。
適宜、第1のメッセージは、要求を行う理由(再構成を要求する理由)を含むものとしてよく、要求を行う理由は、TATがタイムアウトしたこと、SRが失敗したこと、SRを送信するために利用可能なPUCCHリソースがないこと、またはアップリンクデータが到着したことを示し得る。
ステップ702:一次基地局は、第1の再構成メッセージをUEに送信し、第1の再構成メッセージは、アップリンクリソース構成情報を含むものとしてよく、これにより、UEは、その情報に従って二次基地局のアップリンクリソースを使用し、アップリンクリソース構成情報の内容は、実施形態1のアップリンクリソース構成情報の内容を含む。
ステップ703:一次基地局は、第2のメッセージを二次基地局に送信し、第2のメッセージは、UEの識別子を含むものとしてよい。
適宜、第2のメッセージは、失敗識別子および要求を行う理由のうちの少なくとも一方を含み得る。
ステップ704:二次基地局は、ランダムアクセスリソース割り当てメッセージをUEに送信し、ランダムアクセスリソース割り当てメッセージは、Preambleシーケンス番号およびPRACHシーケンス番号を含む。
ステップ705:UEは、受信されたPreambleシーケンス番号およびPRACHシーケンス番号を使用することによって二次基地局への非競合ベースのランダムアクセスプロセスを開始し、UEは、そのプロセスを用いて二次基地局から更新されたTAおよびアップリンクグラントを取得する。
好ましくは、この実施形態では、ステップ702も含まれ得ず、ステップ703、ステップ704、およびステップ705は、ステップ701の後に直接実行される。この場合、UEは、すでに使用されているアップリンクリソース構成情報を使用することができる。この実施形態は、UEが、二次基地局に対するTATがタイムアウトになることを検出する場合、UEのSR失敗が二次基地局において発生した場合、およびUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがない場合のそれぞれに適用可能である。
ステップ702およびステップ703を実行するシーケンスは、制限されないことに留意されたい。ステップ702はステップ703の前に実行される可能性があり、ステップ703はステップ702の前に実行される可能性もあり、ステップ702およびステップ703が同時に実行される可能性もさらにある。
実施形態5
この実施形態では、リソース再構成方法を提供する。図8に示されているように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ801:UEが、二次基地局のTATがタイムアウトになるか、またはUEのSR失敗が二次基地局において発生するか、またはUEに、SRを二次基地局に送信するPUCCHリソースがないことを検出した場合に、UEは、二次基地局への競合ベースのランダムアクセスプロセスを開始し、UEは、このプロセスを用いて二次基地局の更新されたTAおよびアップリンクグラントを取得する。
ステップ802:二次基地局は、第1のメッセージを一次基地局に送信し、第1のメッセージは、UEの識別子および失敗識別子(再構成されたリソースであるようにユーザー装置によって要求された二次基地局のセル識別子)を含み、失敗識別子は、タイムアウトになるTATに対応するTAグループの識別子、タイムアウトになるTATに対応するセルの識別子、SR失敗に対応するセルの識別子、またはSRを送信するためのPUCCHリソースを有していない対応するセルの識別子であるものとしてよい。
適宜、第1のメッセージは、要求を行う理由(再構成を要求する理由)であって、TATがタイムアウトしたこと、SRが失敗したこと、SRを送信するために利用可能なPUCCHリソースがないこと、またはデータが到着したことを示し得る、理由、およびアップリンクリソース構成情報であって、アップリンクリソース構成情報の内容は実施形態1のアップリンクリソース構成情報の内容を含む、アップリンクリソース構成情報のうちの少なくとも一方も含み得る。
ステップ803:一次基地局は、再構成メッセージをUEに送信し、再構成メッセージは、アップリンクリソース構成情報を含み、これにより、UEは、その情報に従って二次基地局のアップリンクリソースを使用する。
ステップ802における第1のメッセージが、アップリンクリソース構成情報を含む場合、再構成メッセージに入っているアップリンクリソース構成は、ステップ802におけるアップリンクリソース構成情報である。
ステップ802における第1のメッセージが、アップリンクリソース構成情報を含まない場合、再構成メッセージに入っているアップリンクリソース構成情報は、一次基地局によって決定される。
この実施形態では、二次基地局は、UEによって送信されたランダムアクセス要求メッセージを受信した後にステップ802を実行し、ランダムアクセスプロセスで別のメッセージを受信し、ステップ802を実行するシーケンスは制限されないことに留意されたい。別の実施形態において、ステップ801は、実行され得ず、二次基地局は、二次基地局に対応する、UEのTATがタイムアウトになったことが決定される場合にステップ802を実行することができる。この実施形態は、二次基地局がUEに送信されるダウンリンクデータを有している場合に対して適用可能である。
この実施形態では、ステップ803におけるUEは、ステップ802においてUE識別子によって識別されたUEであることに留意されたい。別の実施形態において、ステップ803におけるUEは、一次基地局によって決定されたUEであってもよく、ステップ802においてUE識別子によって識別されたUEと異なる。この実施形態は、アップリンクデータもダウンリンクデータもUEと二次基地局との間で一時的に送信されない場合に対して適用可能であり、UEにすでに割り当てられ、二次基地局に対応するアップリンクリソースは、別のUEによって割り当てられ、使用され得る。
本発明の実施形態は、装置実施形態をさらに提供し、装置実施形態における装置は、前述の方法実施形態を実装するように構成され得る。以下では、本発明の実施形態における装置実施形態を詳細に説明する。
本発明の一実施形態は、基地局を実現し、基地局は、一次基地局として使用され得る。図9に示されているように、基地局は、第1のメッセージを受信するように構成された受信ユニット11であって、第1のメッセージは、二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される、受信ユニット11と、受信ユニット11に結合され、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するように構成された、開始ユニット12とを備える。
好ましくは、図10に示されているように、受信ユニットは、ユーザー装置から第1のメッセージを受信するように構成され、一次基地局は、開始ユニット12に結合された送信ユニット13をさらに備え、開始ユニット12は、送信ユニット13を制御してリソース再構成情報をユーザー装置に送信するように構成され、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
適宜、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、開始ユニット12は、送信ユニット13を制御してプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信するように構成され、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する形で制御する。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、開始ユニット12は、送信ユニット13を制御してタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置に送信するように構成される。
適宜、一次基地局は、送信ユニット13に結合され、リソース再構成情報を一次基地局がユーザー装置に送信する前にユーザー装置に対してリソース再構成情報を決定するように構成された決定ユニット14をさらに備える。
好ましくは、受信ユニット11は、ユーザー装置から第1のメッセージを受信するように構成され、一次基地局は、送信ユニット13をさらに備え、開始ユニット12は、送信ユニット13が第2のメッセージを二次基地局に送信するステップを制御するように構成され、これにより二次基地局が二次基地局に対応するリソース再構成情報をユーザー装置に送信する。
好ましくは、開始ユニット12は、送信ユニット13が第2のメッセージを二次基地局に送信するステップを制御するように構成され、第2のメッセージは、二次基地局に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に割り当てることと、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信することとを要求するために使用され、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信する。
適宜、開始ユニット12は、送信ユニット13が第2のメッセージを二次基地局に送信するステップを制御するように構成され、第2のメッセージは、二次基地局に、第3のメッセージをユーザー装置に送信することを要求するために使用され、第3のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含む。
好ましくは、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
適宜、受信ユニット11は、二次基地局によって送信された第1のメッセージを受信するように構成される。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを二次基地局が受信した後に送信されるか、または第1のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを二次基地局が検出した後に送信される。
適宜、受信ユニット11は、二次基地局によって送信され、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するようにさらに構成され、一次基地局は、送信ユニット13をさらに備え、開始ユニット12は、送信ユニット13を制御してアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信するように構成される。
適宜、一次基地局は、送信ユニット13をさらに備え、開始ユニット12は、送信ユニット13を制御して二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信するように構成される。
好ましくは、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
適宜、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
本発明の一実施形態は、ユーザー装置をさらに実現する。図11に示されているように、ユーザー装置は、二次基地局に対応するリソースが再構成される必要があることを決定するように構成された決定ユニット21と、決定ユニット21に結合され、第1のメッセージを一次基地局に送信するように構成された送信ユニット22とを備え、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。
好ましくは、図12に示されているように、ユーザー装置は、第1のメッセージが一次基地局に送信された後に、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報を受信するように構成された受信ユニット23をさらに備え、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、送信ユニット22は、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するようにさらに構成される。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、送信ユニット22は、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するようにさらに構成される。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して一次基地局によって決定される。
適宜、ユーザー装置は、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、二次基地局によって送信され、二次基地局に対応するリソース再構成情報を受信するように構成された受信ユニット23をさらに備え、リソース再構成情報は、一次基地局によって送信された第2のメッセージを二次基地局が受信した後に送信される。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、送信ユニット22は、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するように構成される。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、送信ユニット22は、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するように構成される。
適宜、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、ユーザー装置は、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、一次基地局によって送信され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するように構成された受信ユニット23をさらに備える。
適宜、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
本発明の一実施形態は、基地局をさらに実現し、この基地局は、二次基地局として使用されるものとしてよい。図13に示されているように、この基地局は、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを決定するように構成された決定ユニット31と、決定ユニット31に結合され、第1のメッセージを一次基地局に送信するように構成された送信ユニット32とを備え、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する。
好ましくは、図14に示されているように、二次基地局は、受信ユニット33を備え、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを受信ユニット33が受信する場合に、決定ユニット31が、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定するか、または二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことが検出された場合に、決定ユニット31が、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定する。
好ましくは、送信ユニット32は、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があると決定された後に、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を一次基地局に送信し、これにより一次基地局がアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信する、ように構成される。
適宜、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、再構成を要求する理由は、TATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
本発明の一実施形態は、基地局をさらに実現し、この基地局は、一次基地局として使用され得る。図15に示されているように、この基地局は、信号の送受信を行うように構成されたトランシーバ41と、トランシーバ41に結合されたプロセッサ42であって、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを制御するステップであって、第1のメッセージは二次基地局に対応するリソースをユーザー装置に対して再構成することを要求するために使用される、ステップと、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始するステップとを実行するように構成されたプロセッサ42とを備える。
好ましくは、プロセッサ42は、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを、ユーザー装置から第1のメッセージをトランシーバ41が受信するステップを制御する形で制御し、プロセッサ42は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、リソース再構成情報をユーザー装置にトランシーバ41が送信するステップを制御する形で開始し、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である。
適宜、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、プロセッサ42は、リソース再構成情報をユーザー装置にトランシーバ41が送信するステップを、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をトランシーバ41がユーザー装置に送信し、これによりユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する形で制御する。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、プロセッサ42は、リソース再構成情報をユーザー装置にトランシーバ41が送信するステップを、タイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントをユーザー装置にトランシーバ41が送信するステップを制御する形で制御する。
好ましくは、プロセッサ42は、リソース再構成情報がユーザー装置に送信される前にユーザー装置に対するリソース再構成情報を決定する。
好ましくは、プロセッサ42は、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを、ユーザー装置から第1のメッセージをトランシーバ41が受信するステップを制御する形で制御し、プロセッサ42は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバ41が送信し、これにより二次基地局が二次基地局に対応するリソース再構成情報をユーザー装置に送信するように制御する形で開始する。
適宜、プロセッサ42は、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバ41が送信するステップであって、第2のメッセージが、二次基地局に対応するリソース再構成情報を二次基地局がユーザー装置に送信することをトリガーするために使用される、ステップを制御する。プロセッサ42は、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバ41が送信するステップであって、第2のメッセージは、二次基地局に、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に割り当てることと、プリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号をユーザー装置に送信することとを要求するために使用される、ステップを、ユーザー装置がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するように制御する。
好ましくは、プロセッサ42は、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバ41が送信するステップであって、第2のメッセージが、二次基地局に対応するリソース再構成情報を二次基地局がユーザー装置に送信することをトリガーするために使用される、ステップを制御し、プロセッサ42は、第2のメッセージを二次基地局にトランシーバが送信するステップであって、第2のメッセージは、二次基地局に、第3のメッセージをユーザー装置に送信することを要求するために使用され、第3のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含む、ステップを制御する。
好ましくは、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
適宜、プロセッサ42は、第1のメッセージをトランシーバが受信するステップを制御し、二次基地局によって送信された第1のメッセージをトランシーバ41が受信するステップを制御する。
適宜、第1のメッセージは、ユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを二次基地局が受信した後に送信されるか、または第1のメッセージは、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを二次基地局が検出した後に送信される。
適宜、プロセッサ42は、トランシーバが二次基地局によって送信され、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するステップを制御し、プロセッサ42は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、アップリンクリソース構成情報をユーザー装置にトランシーバ41が送信するステップを制御する形で開始する。
好ましくは、プロセッサ42は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報をユーザー装置にトランシーバ41が送信するステップを制御する形で開始する。
好ましくは、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
適宜、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
本発明の一実施形態は、ユーザー装置を実現する。図16に示されているように、ユーザー装置は、信号の送受信を行うように構成されたトランシーバ51と、トランシーバ51に結合されたプロセッサ52であって、二次基地局に対応するリソースが再構成される必要があると決定するステップと、第1のメッセージを一次基地局にトランシーバが送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する、ステップを制御するステップとを実行するように構成されたプロセッサ52とを備える。
好ましくは、ユーザー装置が第1のメッセージを一次基地局に送信した後に、プロセッサ52は、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報をトランシーバ51が受信するステップであって、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して再構成され、二次基地局に対応するリソースに関する情報である、ステップを制御する。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサ52は、トランシーバ51がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、一次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサ52は、トランシーバ51がタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するステップを制御する。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に対して一次基地局によって決定される。
適宜、第1のメッセージが一次基地局に送信された後に、プロセッサ52は、二次基地局によって送信され、二次基地局に対応するリソース再構成情報をトランシーバ51が受信するステップを制御し、リソース再構成情報は、一次基地局によって送信された第2のメッセージを二次基地局が受信した後に送信される。
好ましくは、リソース再構成情報は、ユーザー装置に割り当てられ、二次基地局に対応するプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号を含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサ52は、トランシーバ51がプリアンブルシーケンス番号および物理ランダムアクセスチャネルシーケンス番号に従ってランダムアクセス要求メッセージを二次基地局に送信するステップを制御する。
適宜、リソース再構成情報は、二次基地局に対応する、ユーザー装置に対するタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを含み、二次基地局によって送信されたリソース再構成情報が受信された後に、プロセッサ52は、トランシーバ51がタイミングアドバンス情報および/またはアップリンクグラントを使用することによってアップリンク信号を二次基地局に送信するステップを制御する。
好ましくは、第2のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、第1のメッセージが一次基地局に送信された後に、プロセッサ52は、トランシーバ51が、一次基地局によって送信され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を受信するステップを制御する。
好ましくは、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
好ましくは、再構成を要求する理由は、タイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
本発明の一実施形態では、基地局を開示しており、この基地局は、二次基地局として使用されるものとしてよい。図17に示されているように、この基地局は、信号の送受信を行うように構成されたトランシーバ61と、トランシーバ61に結合されたプロセッサ62であって、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があると決定するステップと、第1のメッセージを一次基地局にトランシーバが送信し、これにより一次基地局がユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を開始する、ステップを制御するステップとを実行するように構成されたプロセッサ62とを備える。
好ましくは、プロセッサ62は、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があることを、トランシーバ61がユーザー装置によって送信されたランダムアクセス要求メッセージを受信した場合に、プロセッサ62は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定するか、またはプロセッサ62が、二次基地局に対応する、ユーザー装置のタイミングアドバンスタイマーTATがタイムアウトになったことを検出した場合に、プロセッサ62は、ユーザー装置に対する二次基地局に対応するリソースの再構成を決定する形で決定する。
適宜、二次基地局に対応するリソースがユーザー装置に対して再構成される必要があると決定した後に、プロセッサ62は、トランシーバ61が、ユーザー装置に対して構成され、二次基地局に対応するアップリンクリソース構成情報を一次基地局に送信するステップを制御し、これにより一次基地局がアップリンクリソース構成情報をユーザー装置に送信する。
適宜、アップリンクリソース構成情報は、スケジューリング要求構成情報、サウンディング基準信号構成情報、およびチャネル品質インジケータ報告構成情報のうちの少なくとも1つを含む。
好ましくは、第1のメッセージは、ユーザー装置の識別子、ユーザー装置によって再構成されたリソースであることを要求される二次基地局のセル識別子、および再構成を要求する理由のうちの少なくとも1つの情報を含む。
適宜、再構成を要求する理由は、TATがタイムアウトしたこと、スケジューリング要求SRが失敗したこと、SRを送信するための物理アップリンク制御チャネルPUCCHリソースが二次基地局にないこと、ユーザー装置がアップリンクデータを二次基地局に送信する必要があること、および二次基地局がダウンリンクデータをユーザー装置に送信する必要があること、のうちの1つの情報を示すために使用される。
本発明の実施形態におけるプロセッサは、信号処理能力を有する集積回路チップとすることができ、中央演算処理装置(Central Processing Unit、略してCPU)などのハードウェアプロセッサであってもよい。一実装プロセスにおいて、前述の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形態の命令を使用することによって遂行され得る。それらの命令は、実装および制御の際にプロセッサと連携し、本発明の実施形態で開示されている方法を実行することができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、略してDSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、略してASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、略してFPGA)、または別のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタ論理素子、またはディスクリートハードウェアアセンブリであってよく、本発明の実施形態において開示されている方法、ステップ、および論理ブロック図を実装または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであるか、またはプロセッサは、任意の従来型のプロセッサ、デコーダ、および同様のものであってもよい。本発明の実施形態を参照しつつ開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサを用いて直接実行され、遂行され得るか、またはプロセッサにおいてハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することによって実行され、遂行され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、電気的消去可能プログラム可能メモリ、またはレジスタなどの、技術分野において成熟している記憶媒体内に配置され得る。
前述の実施形態の説明により、当業者は、本発明がハードウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって実装され得ることを明確に理解することができる。本発明が、ソフトウェアによって実装される場合、前述の機能は、コンピュータ可読媒体内に格納されるか、またはコンピュータ可読媒体で1つまたは複数の命令もしくはコードとして伝送され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムを一方の場所から別の場所に伝送することを可能にする媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータからアクセス可能な利用可能媒体であってよい。例えば、限定はしないが、コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、略してRAM)、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、略してROM)、電気的消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、略してEEPROM)、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(Compact Disc Read-Only Memory、略してCD-ROM)、または別の光ディスク記憶もしくはディスク記憶媒体、または別の磁気記憶装置、または命令もしくはデータ構造体の形態で期待されるプログラムコードを搬送もしくは格納するように構成され、コンピュータによってアクセスできる別の媒体を含み得る。それに加えて、接続は、コンピュータ可読媒体と適切に定義され得る。例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバー/ケーブル、ツイストペア線、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line、略してDSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用することによってウェブサイト、サーバー、または別のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバー/ケーブル、ツイストペア線、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、これらが属す媒体の据え付けに含まれる。例えば、本発明で使用されているディスク(Disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(Compact Disc、略してCD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(Digital Versatile Disk、略してDVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、一般的に磁気的手段によってデータをコピーし、ディスク(disc)は、レーザー手段によってデータを光学的にコピーする。前述の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の保護範囲内に含まれるべきである。
要約すると、上で説明されている内容は、本発明の技術的解決策の例示的な実施形態にすぎないが、本発明の保護範囲を制限することを意図されていない。本発明の精神および原理から逸脱することなく行われる修正、同等物の置換、または改善は、本発明の保護範囲内に収まるであろう。