JP6219128B2 - Shutter device - Google Patents
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Description
本発明は、開口部を開閉するシャッターカーテンに対する障害物を検知するシャッター装置に関する。 The present invention relates to a shutter device that detects an obstacle to a shutter curtain that opens and closes an opening.
従来、各種の建築物に設けられた開口部1を火災発生時に全閉状態とすることで、この建築物に防火・防煙区画を形成する電動式の防火・防煙シャッター装置が普及している。図17は、このような従来のシャッター装置100と、このシャッター装置に連携する火災報知システム110を概念的に示す図である。このシャッター装置100は、概略的に、シャッターカーテン101、開閉機102、自動閉鎖装置103、手動閉鎖装置104、及び連動中継器105を備えて構成されている。一方、火災報知システム110は、火災感知器111と、防災盤112を備えて構成されている。そして、通常時には、ユーザにより手動閉鎖装置104が操作されることで、シャッターカーテン101を巻装する図示しない巻き取り軸を開閉機102が回転駆動させて、シャッターカーテン101を電動により上昇又は下降させる。また、火災感知器111によって火災が感知された時には、この火災感知器111から防災盤112に火災感知信号が出力され、防災盤112から連動中継器105に移報信号が出力される。そして、連動中継器105からの制御信号に基づいて自動閉鎖装置103が開閉機102のブレーキを解除することで、巻き取り軸に巻装されているシャッターカーテンを自重降下させて防火・防煙区画を形成する。
Conventionally, by making the
さらに、このシャッター装置100には、障害物検知装置(危害防止装置)120が設けられている。この障害物検知装置120は、シャッターカーテン101を電動又は自重により降下させて開口部1を閉鎖する際において、シャッターカーテン101が障害物に接触した場合に、シャッターカーテン101の降下を停止させることで、当該障害物に危害を与えることを防止するためのものである。この障害物検知装置120は、概略的に、座板スイッチ121、信号線122、及びコードリール123を備えて構成されている。座板スイッチ121は、シャッターカーテン101の下端部に設けられた座板106が障害物に接触したことを検知するもので、当該接触を検知した場合には検知信号を出力する。信号線122は、座板スイッチ121と連動中継器105を有線通信可能に接続する線路である。この連動中継器105は、シャッターカーテン101の降下中に、座板スイッチ121の検知信号を信号線122を介して受信した場合には、開閉機102に制御信号を出力してブレーキを作動させることで、シャッターカーテン101の降下を停止させる。コードリール123は、シャッターカーテン101の開閉に伴って座板スイッチ121が上下動しても、信号線122の巻き出し長さが常に適切な長さに維持されるように、信号線122の巻き取り又は巻き出しを行うものである(例えば、特許文献1参照)。
Further, the
さらに、近年では、障害物検知装置として、電波無線による通信を行う装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この障害物検知装置は、概略的には、図17に示した上記特許文献1の構成のうち、信号線122及びコードリール123に代えて、送信機及び受信機を備えて構成されている。送信機は、シャッターカーテン101における座板スイッチ121の近傍位置(主に、座板の上面の位置)に配置されるもので、この座板スイッチ121の検知結果を含む障害物検知状態信号を電波無線により送信する。受信機は、連動中継器105の近傍位置に配置されるもので、送信機によって送信された障害物検知状態信号を連動中継器105に出力する。そして、シャッターカーテンの降下中に、下端部が障害物に接触したことが座板スイッチ121によって検知された場合には、送信機から受信機に検知信号を無線電波にて通信することにより、開閉機に制御信号を出力してブレーキを作動させることで、シャッターカーテンの降下を停止させる。
Furthermore, in recent years, an apparatus that performs radio wave communication has been proposed as an obstacle detection apparatus (see, for example, Patent Document 2). This obstacle detection apparatus is schematically configured to include a transmitter and a receiver in place of the
ここで、このようにシャッター装置に受信機や送信機を設けた場合には、これら受信機や送信機が、当該シャッター装置の他の機構や部品と物理的に干渉等する可能性が生じ得る。例えば、送信機は、シャッターカーテンの全開時には、シャッターカーテンと共に巻き上げられることになるが、この巻き上げ時の位置周辺には従来から様々な機構や部品が配置されている。このような機構や部品として、具体的には、シャッターカーテンを、シャッターカーテンの回動軸からまぐさ開口に至る所定の方向に沿って移動するように誘導するスムーサの如き誘導手段が配置されている。従って、シャッターカーテンと共に巻き上げられた送信機が、このような誘導手段と物理的に干渉等する可能性が生じ得ることになり、シャッター装置の機能性を低減させる可能性がある。 Here, when a receiver or a transmitter is provided in the shutter device in this way, there is a possibility that these receiver or transmitter may physically interfere with other mechanisms or parts of the shutter device. . For example, the transmitter is wound up together with the shutter curtain when the shutter curtain is fully opened, and various mechanisms and parts are conventionally arranged around the position at the time of winding up. As such a mechanism or component, specifically, a guiding means such as a smoother for guiding the shutter curtain to move along a predetermined direction from the rotation axis of the shutter curtain to the lintel opening is arranged. Yes. Therefore, there is a possibility that the transmitter wound up together with the shutter curtain may physically interfere with such guiding means, which may reduce the functionality of the shutter device.
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、シャッターカーテンの全開時における送信機と誘導手段との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となる、シャッター装置を提供することを目的とする。 The present invention is for solving the above-described problems in the prior art, and is capable of reducing the possibility of physical interference between the transmitter and the guiding means when the shutter curtain is fully opened. The purpose is to provide.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のシャッター装置は、開口部を開閉するシャッターカーテンに対する障害物を検知するシャッター装置であって、前記シャッターカーテンの閉鎖動作の障害になる障害物が、前記開口部に存在することを検知する障害物センサと、前記障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む障害物検知状態信号を、無線にて送信する第1アンテナを有する第1通信手段と、前記障害物検知状態信号を無線にて受信する第2アンテナを有する第2通信手段と、前記第2通信手段にて受信された前記障害物検知状態信号に基づいて、前記シャッターカーテンを巻き取り又は巻出しするための回動手段を制御して前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段と、前記シャッターカーテンを、前記回動手段からまぐさ開口に至る所定の方向に沿って移動するように誘導する誘導手段と、を備え、前記シャッターカーテンの全開時において、前記誘導手段と前記第1通信手段とが接触しないように、前記第1通信手段を配置し、前記第1通信手段と前記誘導手段とを、前記シャッターカーテンの全開時において、平面視上において重複しない位置に配置した。
In order to solve the above-described problem and achieve the object, the shutter device according to
また、請求項2に記載のシャッター装置は、請求項1に記載のシャッター装置において、前記第1通信手段と前記誘導手段とを、前記シャッターカーテンの全開時において、少なくとも一方の側面方向からの側面視上において重複する位置に配置した。
Further, the shutter device according to
また、請求項3に記載のシャッター装置は、請求項1又は2に記載のシャッター装置において、前記シャッターカーテンが規定範囲を超えて開閉動する事態を検知する異常検知手段であって、前記まぐさ開口よりも前記回動手段寄りの位置に配置される異常検知手段を備え、前記シャッターカーテンの全開時において、前記異常検知手段と前記第1通信手段とが接触しない位置に、前記第1通信手段を配置した。 According to a third aspect of the present invention, there is provided the shutter device according to the first or second aspect, wherein the shutter device is an abnormality detection means for detecting a situation in which the shutter curtain is opened and closed beyond a specified range. An abnormality detection unit disposed at a position closer to the rotation unit than the opening; and when the shutter curtain is fully opened, the first communication unit is located at a position where the abnormality detection unit and the first communication unit are not in contact with each other. Arranged.
また、請求項4に記載のシャッター装置は、請求項3に記載のシャッター装置において、前記第1通信手段と前記異常検知手段とを、前記シャッターカーテンの全開時において、平面視上において重複しない位置であって、かつ、少なくとも一方の側面方向からの側面視上において重複する位置に配置した。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the shutter device according to the third aspect, wherein the first communication unit and the abnormality detection unit do not overlap in plan view when the shutter curtain is fully opened. And it has arrange | positioned in the position which overlaps on the side view from at least one side surface direction.
また、請求項5に記載のシャッター装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載のシャッター装置において、前記第1通信手段を、平面視上において、前記誘導手段の所定距離以内に配置した。
The shutter device according to claim 5 is the shutter device according to any one of
請求項1に記載のシャッター装置によれば、シャッターカーテンの全開時において、誘導手段と第1通信手段とが接触しないように、第1通信手段を配置するので、シャッターカーテンの全開時における第1通信手段と誘導手段との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となり、このような干渉によって生じ得る不具合を未然に防止することが可能になる。
また、第1通信手段と誘導手段とは、平面視上においては重複しない位置に配置されるので、第1通信手段と誘導手段とを接触させないためのスペースを誘導手段の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置を構成することが可能となる。
According to the shutter device of the first aspect, since the first communication unit is disposed so that the guide unit and the first communication unit do not contact when the shutter curtain is fully opened, the first communication unit when the shutter curtain is fully opened. It is possible to reduce the possibility of physical interference between the communication means and the guidance means, and it is possible to prevent problems that may occur due to such interference.
In addition, since the first communication unit and the guide unit are arranged at positions that do not overlap in plan view, it is necessary to secure a space below the guide unit so as not to contact the first communication unit and the guide unit. Therefore, a space-saving shutter device can be configured.
請求項2に記載のシャッター装置によれば、第1通信手段と誘導手段とは、少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、第1通信手段と誘導手段とを接触させないためのスペースを誘導手段の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置を構成することが可能となる。
According to the shutter device according to
請求項3に記載のシャッター装置によれば、シャッターカーテンの全開時において、異常検知手段と第1通信手段とが接触しないように、第1通信手段を配置するので、シャッターカーテンの全開時における第1通信手段と異常検知手段との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となり、このような干渉によって生じ得る不具合を未然に防止することが可能になる。 According to the shutter device of the third aspect, since the first communication means is arranged so that the abnormality detection means and the first communication means do not contact when the shutter curtain is fully opened, the first communication means when the shutter curtain is fully opened. It is possible to reduce the possibility of physical interference between the one communication unit and the abnormality detection unit, and it is possible to prevent problems that may occur due to such interference.
請求項4に記載のシャッター装置によれば、第1通信手段と異常検知手段とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、第1通信手段と異常検知手段とを接触させないためのスペースを異常検知手段の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置を構成することが可能となる。 According to the shutter device of claim 4, the first communication unit and the abnormality detection unit are arranged at positions that do not overlap in plan view, and at positions that overlap at least in one side view. Therefore, it is not necessary to secure a space for preventing the first communication unit and the abnormality detection unit from contacting each other, for example, below the abnormality detection unit, and a space-saving shutter device can be configured.
請求項5に記載のシャッター装置によれば、第1通信手段を、平面視上において前記誘導手段の所定距離以内に配置するので、第1通信手段と誘導手段との接触を回避しつつ、シャッターカーテンにおける第1通信手段が設置された位置を安定して開閉動させることが可能となる。 According to the shutter device of the fifth aspect, since the first communication unit is disposed within a predetermined distance of the guide unit in plan view, the shutter is avoided while avoiding contact between the first communication unit and the guide unit. It is possible to stably open and close the position of the curtain where the first communication means is installed.
以下に添付図面を参照して、この発明に係るシャッター装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕本実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕本実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、本実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。 Embodiments of a shutter device according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. [I] First, the basic concept of the present embodiment will be described, then [II] the specific contents of the present embodiment will be described, and [III] Finally, a modification to the present embodiment will be described. However, the present invention is not limited by the present embodiment.
〔I〕本実施の形態の基本的概念
まず、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係るシャッター装置は、開口部を開閉するための開閉装置に対する障害物を検知する障害物検知システムを適用したシャッター装置である。
[I] Basic concept of the present embodiment First, the basic concept of the present embodiment will be described. The shutter device according to the present embodiment is a shutter device to which an obstacle detection system that detects an obstacle with respect to an opening / closing device for opening and closing an opening is applied.
「開閉装置」とは、開口部を開閉する開閉体を備える装置であり、代表的には、開閉体としてのシャッターカーテンを備えたシャッター装置であるが、その他にも、例えば、開閉体としてのスクリーンを備えたロールスクリーン装置を含む。シャッター装置は、特記する場合を除いて、任意の目的、設置場所、構造等を取ることができ、例えば、重量シャッター、軽量シャッター、グリルシャッター、あるいは防煙たれ壁として構成され、重量シャッターに関しては、防火シャッター、防煙シャッター、気密用シャッター、管理用シャッター、防音シャッター、あるいは、管理併用型シャッターのように複数の目的に併用されるシャッターとして構成される。また、シャッターカーテンの開閉方向も任意であり、鉛直方向や水平方向を含む。以下では、シャッター障害物検知システムを、シャッターカーテンを鉛直方向に沿って開閉させる防火防煙シャッター装置(重量シャッター装置)に適用した例について説明する。 An “opening / closing device” is a device including an opening / closing body that opens and closes an opening, and is typically a shutter device including a shutter curtain as an opening / closing body. Includes a roll screen device with a screen. Unless otherwise specified, the shutter device can take any purpose, installation location, structure, etc., and is configured as, for example, a heavy shutter, lightweight shutter, grill shutter, or smoke proof wall. It is configured as a shutter used in combination for a plurality of purposes, such as a fireproof shutter, a smokeproof shutter, an airtight shutter, a management shutter, a soundproof shutter, or a combined management shutter. The opening / closing direction of the shutter curtain is also arbitrary, and includes the vertical direction and the horizontal direction. Below, the example which applied the shutter obstruction detection system to the fire prevention smoke-proof shutter apparatus (heavy shutter apparatus) which opens and closes a shutter curtain along a perpendicular direction is demonstrated.
また、「障害物を検知する」とは、開口部を開閉するシャッターカーテンに対する障害になり得る人や物を検知することを意味し、建築基準法の防火戸に義務付けられている「危害防止」のための障害物検知を含むが、危害防止に限定されず、任意の目的や法令に基づく障害物検知を対象とすることができる。以下では、防火防煙シャッター装置に、シャッターカーテンの自重降下時における危害防止を目的とする障害物検知システムが設けられている場合について説明する。 “Detecting obstacles” means detecting people and objects that can be an obstacle to the shutter curtain that opens and closes the opening. Including obstacle detection for, but not limited to harm prevention, it can target obstacle detection based on any purpose or law. Below, the case where the obstacle detection system for the purpose of the danger prevention at the time of the weight fall of a shutter curtain is provided in the fire prevention smoke prevention shutter apparatus is demonstrated.
〔II〕本実施の形態の具体的内容
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。
[II] Specific contents of the present embodiment Next, specific contents of the present embodiment will be described.
(構成−シャッター装置)
初めに、本実施の形態に係るシャッター装置10の構成について説明する。ただし、シャッター装置10は従来と同様に構成することが可能であり、特記しない構成や処理については従来と同様であるものとする。図1は、本実施の形態に係るシャッター装置10、火災報知システム20、及びシャッター障害物検知システム30を概念的に示す正面図である。また、図2は、シャッター装置10の詳細図であって、図2(a)は正面図、図2(b)はA−A矢視断面図である。図3は、図2の要部拡大図である。
(Configuration-Shutter device)
First, the configuration of the
このシャッター装置10は、建築物に設けられた開口部1を火災発生時に全閉状態とすることで、この建築物に防火区画を形成する電動式の防火シャッター装置であり、シャッター収納部11、シャッターカーテン12、開閉機13、自動閉鎖装置14、手動閉鎖装置15、連動中継器16、エマーゼンシスイッチ17、及びスムーサ18を備えて構成されている。なお、以下の説明では、図2におけるX−X’方向を「幅方向」と称し、特にX方向を「右方向」、X’方向を「左方向」と称する。また、Y−Y’方向を「奥行き方向」と称し、特にY方向を「前方向(屋内方向)」、Y’方向を「奥方向(屋外方向)」と称する。また、Z−Z’方向を「高さ方向」と称し、特にZ方向を「上方向」、Z’方向を「下方向」と称する。
This
シャッター収納部11は、シャッター装置10の各部を収容するための中空体であり、開口部1の上端近傍位置に取り付けられている。このシャッター収納部11の内部には、開閉機13、自動閉鎖装置14、連動中継器16、巻き取り軸12b、エマーゼンシスイッチ17、スムーサ18、及びシャッター障害物検知システム30の後述する受信機33が収容されている。また、巻き取り軸12bにてシャッターカーテン12が巻き取られた状態では、シャッターカーテン12も、シャッター障害物検知システム30の後述する送信機32と共に、シャッター収納部11の内部に収容される。シャッター収納部11の下方には、その屋内側寄りの位置と屋外側寄りの位置とにそれぞれまぐさ3が固定されており、このまぐさ3には、開口部1の幅方向全長に渡って、まぐさ開口19a(スリット)が形成されており、このまぐさ開口19aを介してシャッターカーテン12の出し入れが行われる。
The
シャッターカーテン12は、巻き取り軸12bによって巻き取り又は巻き出しされることで、開口部1を、全開状態、全閉状態、あるいはこれらの2状態の間の状態とする遮蔽手段である。このシャッターカーテン12の幅方向の両端部は、開口部1の左右内縁において上下方向に沿って設けられたガイドレール2の溝部2aに挿入されており、上下方向においてはガイドレール2の溝部2aをスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール2の外部に脱落しないように規制されている。このシャッターカーテン12の下端部には、水平状の座板12aが設けられており、この座板12aには、シャッター障害物検知システム30の後述する座板スイッチ31が取り付けられている。ここで、シャッターカーテン12の全閉状態における当該シャッターカーテン12が開口部1を閉鎖する面(具体的には、開口部1の天井面、床面、及び側壁(いずれも図示省略)により囲まれた平面)を以下では「閉鎖面」と称して説明する。
The
ここで、このシャッターカーテン12の具体的な構造について説明する。図2(b)に示すように、このシャッターカーテン12は、複数のスラットを備えて構成されており、各スラットの両端部には嵌合部が設けられている。この「嵌合部」とは、複数のスラットを相互に嵌合接続するために各スラットの上下の両端部に設けられたもので、当該両端部を屈曲させることによって形成されている。
Here, a specific structure of the
開閉機13は、シャッターカーテン12を巻き取り又は巻出しするための巻き取り軸12bを制御してシャッターカーテン12の開閉制御を行う制御手段であり、巻き取り軸12bの回転を制動する図示しないブレーキを備えている。自動閉鎖装置14は、シャッターカーテン12の自重降下を制御する手段であり、連動中継器16からの制御信号に基づいて、開閉機13のブレーキレバーを引くことによりブレーキを解除させることで、シャッターカーテン12を自重降下させ、あるいは、連動中継器16からの制御信号に基づいて、開閉機13のブレーキレバーを戻すことによりブレーキを作動させることで、シャッターカーテン12の自重降下を停止させる。
The opening / closing
シャッターカーテン12を電動で昇降させる場合、自動閉鎖装置14は作動せず、開閉機13は自身でブレーキを解除すると共に、巻き取り軸12bを所定の巻き取り方向又は繰り出し方向に駆動することにより、シャッターカーテン12を電動で上昇又は下降させて開口部1を全開状態又は全閉状態する。
一方、自動閉鎖装置14でブレーキを解除することにより、シャッターカーテン12を自重降下させて開口部1を全閉状態とし、あるいは、ブレーキを作動させて巻き取り軸12bの回転を制動することにより、シャッターカーテン12の自重降下を停止させる。
When the
On the other hand, by releasing the brake by the
手動閉鎖装置15は、シャッターカーテン12を操作する操作手段であり、シャッターカーテン12を電動で上昇させる上昇ボタン、電動で下降させる下降ボタン、昇降中のシャッターカーテン12を停止させる停止ボタンを備え、これら上昇ボタン、下降ボタン又は停止ボタンがユーザによって押圧された場合に、当該押圧されたボタンに応じた操作信号を連動中継器16に出力することで、開閉機13を介してシャッターカーテン12が電動で上昇及び下降し、又はシャッターカーテン12の昇降を停止する。さらに手動閉鎖装置15は、非常閉鎖ボタンを有しており、非常閉鎖ボタンを押圧することで、後述する火災発生時と同様、シャッターカーテン12の自重降下が開始される。
The
連動中継器16は、シャッター装置10の各部を相互に連動させる制御手段であると共に、火災報知システム20をシャッター装置10に連動させる中継手段である。この連動中継器16は、開閉機13、自動閉鎖装置14、手動閉鎖装置15、及び火災報知システム20の後述する防災盤22と、シャッター障害物検知システム30の後述する受信機33とに、電気的に接続されている。特に、連動中継器16は、自動閉鎖装置14に制御信号を出力することで、シャッターカーテン12を自重降下させ、あるいは、シャッターカーテン12の自重降下を停止させる。また、このように自動閉鎖装置14に制御信号を出力した際、連動中継器16は、この制御内容に応じた信号を受信機33に対して出力する。以下では、連動中継器16から受信機33への出力のうち、シャッターカーテン12の自重降下を起動させた旨を示す信号を「起動オン信号」、シャッターカーテン12の自重降下を停止させた旨を示す信号を「起動オフ信号」と称する。
The
また、シャッター収納部11には、図示しない下限リミットスイッチが設けられている。この下限リミットスイッチは、は、シャッターカーテン12の下端が、床面から所定距離(数cm)だけ上方側に設定された所定位置(以下、下限位置)に対して、上方と下方のいずれの側に位置しているかを検出するためのスイッチである。この下限リミットスイッチは、例えば、シャッターカーテン12の巻き取り軸12bの回転量を検出するポテンショメータやカウンター式リミットスイッチを含んで構成されており、シャッターカーテン12の下端が下限位置より下方側に位置している場合に、下限リミット信号を連動中継器16に出力する。
The
エマーゼンシスイッチ17は、シャッターカーテン12が規定範囲を超えて開閉動する事態を検知する異常検知手段である。図4は、エマーゼンシスイッチ17を示す詳細図であって、図4(a)は正面図、図4(b)は側面図である。このエマーゼンシスイッチ17は、例えば、シャッター収納部11の内部に配置されたマイクロスイッチとして構成されており、シャッターカーテン12が過大に巻き出された場合に当該シャッターカーテン12によって押圧されることによって、オーバーラン検知信号を出力する。
また、エマーゼンシスイッチ17は、例えば、まぐさ開口19aから所定距離だけ上方側に設置された検知レバーを備えて構成されており、シャッターカーテン12の座板12aによって検知レバーが上方向に向けて押圧されることによって、シャッターカーテン12の座板12aがまぐさ開口19aから所定距離(数cm)だけ上方側に設定された所定位置(以下、上限位置)よりも上方側に位置していると判断し、異常検知信号を連動中継器16に出力する。
The
Further, the
スムーサ18は、シャッターカーテン12を、巻き取り軸12bからまぐさ開口19aに至る所定の方向に沿って移動するように誘導する誘導手段であって、幅方向に沿った回転軸を有する車輪を高さ方向に沿って所定数(本実施の形態においては2つ)備えて構成されている。図5は、スムーサ18の周辺の拡大図であって、図5(a)は平面図、図5(b)は背面図、図5(c)は側面図である。図5に示すように、スムーサ18は、シャッター収納部11において、巻き取り軸12bとまぐさ開口19aの相互間の領域に幅方向に沿って設置された取り付けベース19bの側面に対して取り付けられている。そして、スムーサ18を構成する各車輪は、高さ方向に沿って並設されており、シャッターカーテン12の開閉時においてシャッターカーテン12が当該スムーサ18に当接した状態において昇降することによって、各車輪を回動させる。このようにスムーサ18を配置することによって、シャッターカーテン12を開閉動させることに伴って、巻き取り軸12bに対するシャッターカーテン12の巻取り量が変動しても、シャッターカーテン12を所定の方向に沿って安定的に移動させることが可能になり、シャッターカーテン12がまぐさ開口19aの内面に接触して破損してしまうこと等を防止できる。
The smoother 18 is a guiding means for guiding the
(構成−火災報知システム)
次に、本実施の形態に係るシャッター障害物検知システム30と連動させる火災報知システム20の構成について説明する。ただし、火災報知システム20は従来と同様に構成することが可能であり、特記しない構成及び処理については従来と同様であるものとする。この火災報知システム20は、建築物に設定された監視領域における火災発生を感知して報知するシステムであり、火災感知器21と、防災盤22を備えて構成されている。火災感知器21は、監視領域における火災発生を感知した場合に、防災盤22に火災感知信号を出力する。防災盤22は、火災感知器21から火災感知信号を受信した場合に、警報音の出力や火災表示灯の点灯を行うと共に、シャッターカーテン12を全閉して防火区画を形成して火災の延焼拡大を防止するため火災発生の旨を報知する移報信号を連動中継器16に出力する。
(Configuration-Fire alarm system)
Next, the structure of the
(構成−シャッター障害物検知システム)
次に、本実施の形態に係るシャッター障害物検知システム30の構成について説明する。このシャッター障害物検知システム30は、上述のように、開口部1を開閉するシャッターカーテン12に対する障害物を検知するシステムである。このシャッター障害物検知システム30は、座板スイッチ31、送信機32、受信機33、及び電源ユニット34を備えて構成されている。なお、送信機32は、後述するように、信号の送信と受信の両方を行う通信手段であるが、本実施の形態では、説明の便宜上、「送信機」と称して説明する。また、受信機33は、後述するように、信号の送信と受信の両方を行う通信手段であるが、本実施の形態では、説明の便宜上、「受信機」と称して説明する。なお、これら送信機32及び受信機33は、閉鎖面に対して直交する方向(すなわち、奥行き方向)に沿って配置された2つの領域であり、シャッターカーテン12を挟んで位置する2つの領域(すなわち、シャッターカーテン12の前側(屋内側)の領域と奥側(屋外側)の領域)のうち同一の領域に配置される。なお、本実施の形態においては、これら送信機32及び受信機33は、いずれも、シャッターカーテン12の前側(屋内側)の領域に配置されるものとして説明する。
(Configuration-Shutter obstacle detection system)
Next, the configuration of the shutter
(構成−シャッター障害物検知システム−座板スイッチ)
座板スイッチ31は、シャッターカーテン12の閉鎖作動時における先端部(本実施の形態では座板12a)が、障害物に接触したことを検知する障害物センサである。この座板スイッチ31は、例えば従来と同様に構成されており、シャッターカーテン12の閉鎖作動時に座板12aが障害物に接触してシャッターカーテン12に対して相対的に上方に持ち上げられた際の変位を機械的(マイクロスイッチ等)に検知し、この検知結果に応じた出力を行う。以下では、座板スイッチ31からの出力のうち、障害物未検知時の出力を「座板スイッチオフ出力」、障害物検知時の出力を「座板スイッチオン出力」と称する。ただし、座板スイッチ31に代えて、障害物を検知するための任意の検知手段を用いることができ、例えば、超音波センサ、静電容量センサや光学センサによって、シャッターカーテン12の下端部よりも下方に障害物が存在することを検知してもよい。
(Configuration-Shutter obstacle detection system-Seat switch)
The
(構成−シャッター障害物検知システム−送信機)
送信機32は、障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む信号(以下、障害物検知状態信号)を無線(電波)にて送信する第1通信手段である。このように、本実施の形態においては、無線媒体は無線電波であるものとして説明するが、これに限定されず、例えば無線媒体は赤外線や可視光等であっても構わない。この点については、受信機33の無線媒体についても同様である。図6は、送信機32の電気的構成を示すブロック図である。図6に示すように、この送信機32は、機能概念的に、振動センサ32a、入力部32b、表示灯32c、登録スイッチ32d、第1送信部32e、第1受信部32f、第1アンテナ32g、記憶部32h、電源部32i、及び制御部32jを備えて構成される。
(Configuration-Shutter obstacle detection system-Transmitter)
The
振動センサ32aは、シャッターカーテン12の閉鎖動作が起動されたことを、当該シャッターカーテン12の機械的動作に基づいて特定する特定手段であり、シャッターカーテン12に固定され、シャッターカーテン12の機械的な振動を検知した場合に振動検知信号を出力する。この振動センサ32aの具体的な構成は任意であるが、例えば、圧電型加速度センサを使用することができる。ただし、シャッターカーテン12の閉鎖動作を特定する特定手段としては、振動センサ32a以外の手段を用いてもよく、例えば、シャッターカーテン12が機械的に変位したことを検知するマグネットセンサや静電容量式センサを用いたり、ガイドレール2に接するように座板12aに設けられたローラの機械的な回転を検知する検知器を用いたりしてもよい。
入力部32bは、座板スイッチ31の出力の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、座板スイッチ31の出力端子に図示しない信号線を介して接続された入力端子として構成されている。
表示灯32cは、送信機32にて信号の送信が行われていることを、送信機32の外部に報知する出力手段であり、例えば、LEDとして構成されていて、送信機32の筐体32kの外部に投光可能なように配置されている。
登録スイッチ32dは、送信機32が通信を行うべき受信機33を登録するための登録操作手段であり、例えば、被押圧状態に応じた出力を行う押しボタン式スイッチとして構成されている。また、この登録スイッチ32dは、シャッター障害物検知システム30の機能の正常性をテストするためのテストスイッチとして兼用される。
The
The
The
The
第1送信部32eは、障害物検知状態信号を所定の第1周波数帯域の第1周波数にて送信する送信手段である。
第1受信部32fは、障害物検知状態信号以外の所定の信号を所定の第2周波数帯域の第2周波数にて受信する受信手段である。
The
The
ここで、第1周波数帯域と第2周波数帯域について説明する。
第1周波数帯域は、障害物検知状態信号を送信可能な周波数帯域であればよいが、特に本実施の形態においては、障害物検知状態信号の連続送信が可能な周波数帯域である。「連続送信が可能な周波数帯域」とは、通信に関する法令や標準規格によって、信号を連続送信することが許容されている(送信の休止や停波が義務付けられていない)周波数帯域である。特に、本実施の形態では、シャッター装置10と共にシャッター障害物検知システム30が複数近接して配置されている場合の信号衝突を防止するため、信号送信時にキャリアセンスを行うこととしており、キャリアセンスが義務付けられている周波数帯域を使用する。このような条件に合致する第1周波数帯域としては、例えば、特定小電力無線局用の429MHz帯域(具体的には、429.2500MHzから429.7375MHzにおける12.5KHz間隔の40チャンネルの帯域)がある。
一方、第2周波数帯域は、所定の信号を送信可能な周波数帯域であればよいが、特に本実施の形態においては、間欠送信が可能な周波数帯域を使用する。また、本実施の形態では、第2周波数帯域についてはキャリアセンスが不要な周波数帯域を使用する。このような条件に合致する第2周波数帯域としては、例えば、特定小電力無線局用の315MHz帯域(具体的には、312MHzを超え315.25MHz以下の帯域)がある。
以下では、説明の便宜上、第1周波数帯域に含まれる周波数であって第1送信部32eが信号を送信する周波数(第1周波数)を「429MHz」、第2周波数帯域に含まれる周波数であって第1受信部32fが信号を受信する周波数(第2周波数)を「315MHz」と称する。
Here, the first frequency band and the second frequency band will be described.
The first frequency band may be a frequency band in which the obstacle detection state signal can be transmitted. In particular, in the present embodiment, the first frequency band is a frequency band in which the obstacle detection state signal can be continuously transmitted. The “frequency band in which continuous transmission is possible” is a frequency band in which continuous transmission of signals is permitted (not required to pause or stop transmission) according to communication laws and standards. In particular, in the present embodiment, carrier sense is performed at the time of signal transmission in order to prevent signal collision when a plurality of shutter
On the other hand, the second frequency band may be a frequency band that can transmit a predetermined signal, but in the present embodiment, a frequency band that allows intermittent transmission is used. In the present embodiment, a frequency band that does not require carrier sense is used for the second frequency band. As the second frequency band that matches such a condition, for example, there is a 315 MHz band (specifically, a band exceeding 312 MHz and not more than 315.25 MHz) for a specific low-power radio station.
In the following, for convenience of explanation, the frequency (first frequency) that is included in the first frequency band and the
第1アンテナ32gは、第1送信部32eから出力された障害物検知状態信号を送信し、あるいは、所定の信号を受信して第1受信部32fに入力する送受信素子である。この第1アンテナ32gは、本実施の形態において具体的には、2本設けられており、このうち一方の第1アンテナ32g1は429MHzの周波数の信号の送受信に用いられ、他方の第1アンテナ32g2は315MHzの周波数の信号の送受信に用いられる。このため、一方の第1アンテナ32g1の全長は、429MHzの波長の所定の整数比となるように、決定されており、他方の第1アンテナ32g2の全長は、315MHzの波長の所定の整数比となるように、決定されている。これら第1アンテナ32g1、32g2の具体的な構成は任意であるが、本実施の形態1においては、基板に対して突出するように設置されたローディングコイル付アンテナ(短縮形アンテナ)として構成されている。なお、これら第1アンテナ32g1、32g2を相互に特に区別する必要がない場合には、単に「第1アンテナ32g」と総称する。
The first antenna 32g is a transmission / reception element that transmits the obstacle detection state signal output from the
記憶部32hは、送信機32を動作させるために必要な各種のプログラムやデータを記憶する書換え可能な不揮発性の第1記憶手段であり、例えば、EEPROMとして構成されている。この記憶部32hには、特に、送信機32を一意に識別するための第1識別情報(以下、送信機ID)と、送信機32の通信対象とすべき受信機33を一意に識別するための第2識別情報(以下、受信機ID)とが、それぞれ1つずつ、工場出荷前等の任意のタイミングにおいて記憶されている。
電源部32iは、図示しない電池を備えて構成されており、この電池から供給される電力を送信機32の各部に供給する。
制御部32jは、送信機32の各部を制御する制御手段であり、例えば、記憶部32hに記憶されたプログラムを実行するCPUによって構成されている。
The
The
The control unit 32j is a control unit that controls each unit of the
次に、送信機32の具体的な形状について説明する。図7は、送信機32の外観図であり、図7(a)は正面図、図7(b)は平面図、図7(c)は側面図、図7(d)は背面図である。ここで、送信機32は、上記各種構成要素を機能概念的に実装する基板(図示省略)と、当該基板を内部に収容する筐体32kによって構成されている。
筐体32kは、中空の略直方体形状にて形成された送信機32の外郭であって、裏面には配線を挿通する配線孔(図示省略)が設けられており、電源ユニット34から延設された配線が当該配線孔を介して筐体32kの内部に収容された基板等の各種機器に対して接続されている。なお、この筐体32kは、座板12aにおける鉛直方向に沿って配置された部分に対してネジ止め等の公知の方法により設置されている。なお、筐体32kの大きさや形状については任意であるが、シャッターカーテン12を全開状態とする際に、筐体32kがシャッター収納部11のまぐさ開口19aを通過することが可能な程度の大きさ及び形状であることを要する。
Next, a specific shape of the
The
(構成−シャッター障害物検知システム−受信機)
次に、図1の受信機33の構成について説明する。受信機33は、障害物検知状態信号を無線(電波)にて受信する第2通信手段である。図8は、受信機33の電気的構成を示すブロック図である。図8に示すように、この受信機33は、機能概念的に、入力部33a、出力部33b、表示灯33c、登録スイッチ33d、第2受信部33e、第2送信部33f、第2アンテナ33g、記憶部33h、電源部33i、及び制御部33jを備えて構成される。なお、受信機33の設置位置は、閉鎖面に対して直交する方向においてシャッターカーテン12を挟んで位置する2つの領域のうち、送信機32が配置された領域(本実施の形態では、シャッターカーテン12の前方の領域)である限りにおいて任意である。例えば本実施の形態においては、受信機33は、シャッター収納部11に幅方向に沿って配置された取り付けベース19bの側面に対して受信機取付台37を介して設置されている。
(Configuration-Shutter obstacle detection system-Receiver)
Next, the configuration of the
入力部33aは、連動中継器16からの出力の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、連動中継器16の出力端子に図示しない信号線を介して接続された入力端子として構成されている。
出力部33bは、連動中継器16に対して障害物検知状態信号を出力する出力手段であり、例えば、連動中継器16の入力端子に図示しない信号線を介して接続された出力端子として構成されている。具体的には、出力部33bは、当該出力部33bの内部の抵抗値を、出力すべき信号の種類に対応した抵抗値にすることで、受信機33から連動中継器16に流れる電流値を変化させて、連動中継器16に各種の信号を出力する。
The
The
表示灯33cは、当該受信機33にて信号の受信が行われていることを受信機33の外部に報知する出力手段であり、例えば、複数の表示色による投光が可能なLEDとして構成されている。
登録スイッチ33dは、相互に通信を行うべき送信機32と受信機33の組み合わせを、これら送信機32と受信機33に登録するための登録操作手段であり、例えば、押しボタン式スイッチとして構成されている。
特に、本実施の形態では、表示灯33cと登録スイッチ33dとを相互に一体型の表示スイッチとして構成することで、受信機33の部品点数を削減している。このように構成された表示灯33cと登録スイッチ33dとの具体的な取り付け方法は任意であるが、例えば、受信機33が水平状のプレートの上面に固定されている場合には、当該プレートに設けた貫通孔に対応する位置に配置されており、当該プレートの下方から、ユーザが登録スイッチ33dを操作可能であり、かつ、ユーザが表示灯33cを目視可能となっている。
The
The
In particular, in the present embodiment, the number of parts of the
第2受信部33eは、障害物検知状態信号を第1周波数帯域にて受信する受信手段である。
第2送信部33fは、所定の信号を第2周波数帯域にて送信する送信手段である。
The
The
第2アンテナ33gは、第2送信部33fから出力された所定の信号を送信し、あるいは、障害物検知状態信号を受信して第2受信部33eに入力する送受信素子である。この第2アンテナ33gは、1本のみ設けられており、この第2アンテナ33gを429MHzと315MHzの2つの周波数の信号の送受信に併用する。このため、第2アンテナ33gの全長は、例えば、429MHzの波長と315MHzの波長の公倍数に対する整数比となるように、決定されている。
The
記憶部33hは、受信機33を動作させるために必要な各種のプログラムやデータを書換え可能に不揮発的に記憶する第2記憶手段であり、例えば、EEPROMとして構成されている。この記憶部33hには、特に、受信機33の受信機IDと、受信機33の通信対象とすべき送信機32の送信機IDとが、それぞれ1つずつ、工場出荷前等の任意のタイミングにおいて記憶されている。
電源部33iは、図示しない電源線を介して連動中継器16に接続されており、この連動中継器16から供給される電力を受信機33の各部に供給する。
制御部33jは、受信機33の各部を制御する制御手段であり、例えば、記憶部33hに記憶されたプログラムを実行するCPUによって構成されている。
The
The
The control unit 33j is a control unit that controls each unit of the
(構成−シャッター障害物検知システム−電源ユニット)
電源ユニット34は、送信機32に対して電源を供給する電源供給手段であって、障害物検知状態信号を無線にて送信する第1通信手段を構成する。この電源ユニット34は、具体的には、座板12aの上面における送信機32の側方(本実施の形態においては、左方)の位置に配置される略直方体形状のユニットである。ここで、電源ユニット34は、概略的に、上ケース35、及び下ケース36を備えて構成されている。図9は、電源ユニット34の上ケース35の詳細図であって、図9(a)は正面図、図9(b)は底面図、図9(c)は側面図である。図10は、電源ユニット34の下ケース36の詳細図であって、図10(a)は正面図、図10(b)は平面図、図10(c)は側面図である。図11は、座板12a及び電源ユニット34の周辺の拡大断面図である。
(Configuration-Shutter obstacle detection system-Power supply unit)
The
上ケース35は、一方の側面が開口面となっている中空の略直方体形状にて形成されているケースである。ここで、上ケース35における開口面と対向する側面における長手方向の両端部近傍には、上ケース35と下ケース36とを組み合わせるためのネジ穴35aが設けられている。
下ケース36は、一方の側面が開口面となっている中空の略直方体形状にて形成されているケースであって、上ケース35の内部に収容可能なように上ケース35よりも一回り小さいサイズに形成されたケースである。ここで、下ケース36における開口面と対向する側面には、下ケース36と座板12aとを接続するためのネジ穴36aが長手方向に沿って設けられている。また、この開口面と対向する側面の長手方向における両側端部には、開口面と対向する側面に対して直交に突設された突設部が設けられており、この突設部の先端部分は、内側に向けて直角に折り曲げられている。そして、下ケース36の側面に設けられたネジ穴36aと座板12aのネジ穴とを順次挿通するネジによって、下ケース36が座板12aに対して固定されている。また、上ケース35の側面に設けられたネジ穴35と下ケース36のネジ穴36bとを順次挿通するネジによって、上ケース35が下ケース36に対して固定されている。
The
The
(構成−各種機器の位置の詳細)
続いて、シャッター装置10及び障害物検知システムを構成する各種機器の好適な位置について詳細に説明する。図12は、シャッター装置10の要部の位置関係を示す正面図である。図12において、シャッターカーテン12の全閉状態における送信機32及び電源ユニット34の位置を実線により示し、全開状態における送信機32及び電源ユニット34の位置を点線により示している。また、図13は、シャッター装置10の要部の位置関係を示す平面図(シャッター装置10の要部の平面視における位置関係を示す図)である。この図13において、シャッターカーテン12を構成する各スラットの奥行きを二点鎖線により示している。
(Configuration-details of the location of various devices)
Subsequently, preferred positions of various devices constituting the
まず、送信機32の基本的な配置条件について説明する。この送信機32は、障害物検知状態信号を無線にて送信するものであるため、座板スイッチ31の近傍位置に配置することが望ましく、本実施の形態においては、座板12aの上面に配置されている。なお、本実施の形態においては、図13に示すように、送信機32は、平面視において受信機33と重複しない位置に配置されているが、送信機32を平面視において受信機33と重複する位置に配置しても良い。このような配置とすることにより、送信機32の第1アンテナ32gと受信機33の第2アンテナ33gとが最短距離に配置されるので、送信機32と受信機33との通信条件を最適にすることができる。なお、このような配置とした場合であっても、シャッターカーテン12の全開時に送信機32と受信機33とが側面視において重複しないような位置にこれら送信機32及び受信機33を配置することにより、シャッターカーテン12の全開時に送信機32と受信機33とが接触して破損してしまうことを防止することが出来る。
また、シャッターカーテン12の全開時に、シャッター収納部11におけるまぐさ3の相互間の領域に座板12aの大部分が収容され、当該まぐさ3の相互間の領域の上方の領域に送信機32が位置するように送信機32は配置されている。例えば本実施の形態においては、図3に示すように、座板12aの上面に対して送信機32が設置されている。
First, basic arrangement conditions of the
Further, when the
次に、電源ユニット34の基本的な配置条件について説明する。この電源ユニット34は送信機32に電源を供給する機器であるため、送信機32の近傍位置に配置することが望ましく、本実施の形態においては、座板12aの上面における送信機32の左側方に配置されている。なお、電源ユニット34を送信機32の上方に配置することも可能であるが、このような配置によると、送信機32と受信機33との無線電波の送受信が電源ユニット34によって阻害されてしまうため望ましくない。また、送信機32と電源ユニット34は左右逆の位置に配置しても構わない。
Next, basic arrangement conditions for the
次に、スムーサ18の基本的な配置条件について説明する。このスムーサ18は、上述したように、シャッターカーテン12を、巻き取り軸12bからまぐさ開口19aに至る所定の方向に沿って移動するように誘導する手段であるため、まぐさ開口19aと巻き取り軸12bの相互間の領域に配置する必要がある。なお、シャッターカーテン12における両端部はガイドレール2によって安定的にスライド可能となっているため、ガイドレール2の近傍位置にスムーサ18を配置する必要はなく、幅方向においてガイドレール2から所定距離(例えば、750mm)離れた位置に配置することが望ましい。
Next, basic arrangement conditions for the smoother 18 will be described. As described above, the smoother 18 is a means for guiding the
次に、エマーゼンシスイッチ17の基本的な配置条件について説明する。このエマーゼンシスイッチ17は、上述したように、シャッターカーテン12が過大に巻き出された場合に当該シャッターカーテン12によって押圧されるマイクロスイッチ、及び座板12aの位置を検知する検知レバーを含んで構成されており、巻き取り軸12b及びまぐさ開口19aの近傍に設置する必要がある。例えば、本実施の形態においては、巻き取り軸12bの近傍であって、シャッター収納部11におけるまぐさ開口19aよりも巻き取り軸12b寄りの位置に配置されている。なお、エマーゼンシスイッチ17の幅方向における位置は任意であるが、座板12aが上限位置よりも上方側に位置していることを検知するためには、座板12aにおけるシャッターカーテン12の開閉に伴う振動の小さい位置と対応する位置に当該エマーゼンシスイッチ17を設置することが望ましい。例えばガイドレール2の近傍位置のように安定的にシャッターカーテン12の昇降が行われる位置に配置することが望ましく、本実施の形態においてはガイドレール2の近傍の位置(例えばガイドレール2から10cmの位置)に配置されている。また、配線の観点からエマーゼンシスイッチ17の位置を決定しても良く、例えば本実施の形態においては、シャッター装置10の右方にエマーゼンシスイッチ17の配線を通す必要があり、エマーゼンシスイッチ17をシャッター装置10における右方寄りの位置(すなわち、ガイドレール2近傍)に配置している。
Next, basic arrangement conditions for the
(構成−各種機器の位置の相互関係−送信機及び電源ユニットとスムーサとの位置関係)
続いて、シャッター装置10及び障害物検知システムを構成する各種機器の位置の好適な相互関係について説明する。最初に、送信機32及び電源ユニット34とスムーサ18との位置関係について説明する。スムーサ18は、シャッターカーテン12の全開時において、送信機32及び電源ユニット34に対して接触しない位置に配置される。例えば本実施の形態においては、シャッターカーテン12の全開時における電源ユニット34の左側方に配置されている。このような構造を採用することで、送信機32及び電源ユニット34とスムーサ18とが相互に物理的に干渉する可能性(接触する可能性)を低減することができる。
(Configuration-Mutual relationship between various devices-Positional relationship between transmitter and power supply unit and smoother)
Next, a preferable mutual relationship between the positions of various devices constituting the
さらに、このように送信機32及び電源ユニット34と、スムーサ18とを配置とすることによって、省スペースのシャッター装置10を構成することが可能となる。すなわち、例えば送信機32及び電源ユニット34と、スムーサ18とを、いずれの側面方向からの側面視上においても重複しない位置に配置した場合(例えば、全開状態において、送信機32の上方にスムーサ18が位置するように配置した場合)、スムーサ18の下方にはシャッターカーテン12の全開時における送信機32が配置されるためのスペースを確保する必要がある。したがって、シャッター収納部11のスペースとしては、少なくとも、スムーサ18の高さに送信機32の高さを加算した高さを有するスペースが必要となる。一方、本実施の形態のように、送信機32及び電源ユニット34の左側方にスムーサ18を配置することにより、スムーサ18と送信機32とが高さ方向に沿って配置されず、高さを省略したシャッター収納部11を構成することができる。
Furthermore, by arranging the
ここで、上記物理的な干渉の可能性を低減する観点からは、送信機32を、スムーサ18から極力離れた位置に配置することが好ましい。しかしながら、本実施の形態においては、送信機32を、スムーサ18から単に離れた位置に配置するのではなく、平面視上においてスムーサ18から所定距離(例えば、10cm)以内の位置に配置することとしている。すなわち、シャッターカーテン12の開閉動時において、開閉動に伴って座板12aにおける送信機32が配置された位置が大きく振動してしまうと、送信機32が、まぐさ3に接触してしまう可能性が有り望ましくない。ここで、平面視上において、座板12aにおけるスムーサ18から所定距離以内の位置は、スムーサ18によって安定的に昇降が行われる位置である。したがって、当該位置の開閉動に伴う振動は、座板12aにおけるスムーサ18から所定距離範囲外の位置と比べて小さい。したがって、送信機32を、平面視上においてスムーサ18から所定距離以内に配置することにより、送信機32が設置された位置を安定して開閉動させることができ、送信機32と受信機33との無線電波の送受信の精度向上を図ることができる。
Here, from the viewpoint of reducing the possibility of the physical interference, it is preferable to arrange the
(構成−各種機器の位置の相互関係−送信機及び電源ユニットとエマーゼンシスイッチとの位置関係)
続いて、送信機32及び電源ユニット34とエマーゼンシスイッチ17との位置関係について説明する。エマーゼンシスイッチ17は、シャッターカーテン12の全開時において、送信機32及び電源ユニット34に対して接触しない位置に配置される。例えば本実施の形態においては、シャッターカーテン12の全開時における送信機32の右側方に配置されている。このように送信機32及び電源ユニット34とエマーゼンシスイッチ17とが接触しない位置に配置することにより、シャッターカーテン12を全開状態とした際に、エマーゼンシスイッチ17の検知レバーが座板12aではなく送信機32又は電源ユニット34に接触することによって、誤って上記異常検知信号を連動中継器に出力してしまう事態を防止することができる。
(Configuration-Mutual relationship of various devices-Positional relationship between transmitter and power supply unit and emergency switch)
Next, the positional relationship among the
また、以上のように、スムーサ18はガイドレール2から所定距離離れた位置に配置され、エマーゼンシスイッチ17は配線等の観点からガイドレール2近傍に配置される。したがって、シャッター障害物検知システム30の小型化を図るためには、本実施の形態のように、幅方向におけるスムーサ18とエマーゼンシスイッチ17との相互間の領域に送信機32及び電源ユニット34を配置することが望ましい。
As described above, the smoother 18 is disposed at a position away from the
(処理)
次に、上記のように構成されたシャッター障害物検知システム30において実行される処理について説明する。この処理は、登録処理、及び自重降下処理に大別される。以下、これら各処理に共通の処理について説明した後、各処理について順次説明する。ただし、登録処理については、例えば、特許文献1に記載されたものと同じ処理を採用することができるため、その概要のみを説明する。
(processing)
Next, processing executed in the shutter
(処理−登録処理)
次に、登録処理について説明する。この登録処理は、受信機33に対して、通信相手となる送信機32の送信機IDを登録する処理であり、これら送信機32と受信機33の電源が投入されることによって起動される。
(Processing-Registration process)
Next, the registration process will be described. This registration process is a process for registering the transmitter ID of the
まず、受信機33の制御部33jは、受信機33の登録スイッチ33dがユーザによって所定方法で操作されたか否か(例えば、所定時間連続して押圧されたか否か)を監視しており、操作された場合には、送信機32から送信される送信機IDの受信待ち状態となる。
First, the control unit 33j of the
一方、送信機32の制御部32jは、所定の間欠受信タイミング(例えば、数秒毎)が到来したか否かを監視し、到来した場合には、所定時間(例えば、数ms)だけ第1受信部32fに電力を供給することで、当該所定時間だけ第1受信部32fを介して315MHzで受信を行う。このように間欠受信を行うのは、信号受信に要する電池電力の消費量を低減するためである。制御部32jは、このような間欠受信により、送信機32の登録スイッチ32dがユーザによって所定方法で操作されたか否か(例えば、所定時間連続して押圧されたか否か)を監視しており、操作された場合には、第1送信部32eを介して429MHzにおけるキャリアセンスを行うことにより、送信に使用できる空きチャンネルを特定する。そして、制御部32jは、空きチャンネルを特定できた場合、この空きチャンネルによって、記憶部32hに予め記憶されている送信機IDを含む信号を、第1送信部32eを介して429MHzで送信する。
On the other hand, the control unit 32j of the
一方、受信機33の制御部33jは、送信機IDの受信待ち状態において、チャンネルスキャンを行うことにより、送信機32が429MHzでの信号の送信に使用したチャンネルを特定し、当該チャンネルにおいて送信機32から送信された信号を受信することを試みる。そして、制御部33jは、送信機IDを含む信号が受信できた場合、当該信号に含まれる送信機IDを、通信相手となる送信機32の送信機IDとして記憶部33hに記憶する。これにて登録処理が終了する。
On the other hand, the control unit 33j of the
なお、ここでは、送信機32と受信機33は1対1で通信を行うものとし、既に受信機33の記憶部33hに通信相手の送信機IDが記憶されている状態で登録処理が行われた場合には、新しく受信された送信機IDによって、記憶部33hの送信機IDが上書きされるものとする。ただし、1対多で通信を行う場合には、記憶部33hに複数の送信機IDを登録するようにしてもよい。また、登録処理は、登録スイッチ32dがユーザによって押圧された後の所定時間(例えば1分間)のみ有効であり、この時間内に通信相手の送信機IDが受信できなかった場合には、登録処理を終了するようにしてもよい。また、上記送信機IDの登録と同様の処理によって、受信機IDを送信機32に登録してもよい。すなわち、受信機IDを受信機33から送信機32に送信し、送信機32の記憶部32hに受信機IDを記憶させてもよい。この場合、その後に、送信機32が受信機33から315MHzで送信された信号を間欠受信した場合には、送信機32は、当該信号に含まれる受信機IDが自己の記憶部33hに記憶された受信機IDに合致するか否かを判定し、合致する場合にのみ、当該信号を有効な信号として受け付けるようにしてもよい。
Here, it is assumed that the
(処理−自重降下処理)
次に、自重降下処理について説明する。この自重降下処理は、必要時にシャッターカーテン12を降下させるための処理である。例えば、図1に示す火災報知システム20の火災感知器21により火災が感知された場合、この火災感知器21が防災盤22に火災感知信号を出力し、防災盤22が連動中継器16に移報信号を出力し、連動中継器16が自動閉鎖装置14に起動信号を出力し、自動閉鎖装置14が開閉機13のブレーキを解除して、シャッターカーテン12の自重降下を開始させる。また同時に、連動中継器16は、受信機33に起動オン信号を出力することで、シャッターカーテン12の自重降下を起動させた旨を報知する。この起動オン信号が受信機33の入力部33aを介して受け付けられた場合、受信機33の制御部33jは、起動オン信号を第2送信部33fを介して315MHzで送信する。
(Processing-Weight drop processing)
Next, the dead weight lowering process will be described. This dead weight lowering process is a process for lowering the
一方、シャッターカーテン12が自重降下を開始すると、この自重降下に伴って発生するシャッターカーテン12の振動を検知した振動センサ32aが、振動検知信号を出力する。この振動検知信号が出力された場合、送信機32の制御部32jは、受信機33からの信号を迅速に受信することを試みる。そして、起動オン信号が所定時間以内に受信できなかった場合、制御部32jは、振動センサ32aにて検知された振動は地震や風等に起因するものであって、シャッターカーテン12の降下に起因するものではないとし、処理を終了する。一方、起動オン信号が所定時間以内に受信できた場合、制御部32jは、振動センサ32aにて検知された振動はシャッターカーテン12の降下に起因するものであるとし、送信機情報信号(障害物検知状態信号)を生成して、受信機33へ送信する。この送信機情報信号は、座板スイッチ31からの出力が座板スイッチオフ出力と座板スイッチオン出力のいずれであるのかを示すデータや、記憶部32hに設定された送信機ID等を含む。この際、送信機情報信号を連続送信することで、障害物検知時のシャッターカーテン12の降下を極力早期に停止させる。
On the other hand, when the
一方、受信機33の制御部33jは、送信機情報信号に含まれる座板スイッチ31のその時点毎の出力に対応するデータを監視し、この受信の所定時間の間に、座板スイッチ31からの出力が座板スイッチオン出力であることを示すデータを受信した場合には、出力部33bの内部の抵抗値を切り替えることで、連動中継器16に座板スイッチオン信号を出力する。この座板スイッチオン信号を受けた連動中継器16は、下限リミットスイッチの検出状態と、公知の方法で特定したシャッター装置10における停電の有無とに基づいて、シャッターカーテン12の自重降下を制御する。具体的には、シャッターカーテン12の下端が下限位置より上方側に位置していることが下限リミットスイッチにより検出されている場合であって、シャッター装置10が停電していない場合には、自動閉鎖装置14に制御信号を出力し、自動閉鎖装置14が開閉機13のブレーキを作動させてシャッターカーテン12の自重降下を一旦停止させ、開閉機13を駆動して所定時間だけ上昇させたのち停止する動作(タッチアップ動作)を行う。あるいは、シャッターカーテン12の下端が下限位置より上方側に位置していることが下限リミットスイッチにより検出されている場合であって、シャッター装置10が停電している場合には、自動閉鎖装置14に制御信号を出力し、自動閉鎖装置14が開閉機13のブレーキを作動させてシャッターカーテン12の自重降下を一旦停止させる動作(タッチストップ動作)を行う。一方、シャッターカーテン12の下端が下限位置より下方側に位置していることが下限リミットスイッチにより検出されている場合には、シャッター装置10が停電しているか否かに関わらず、シャッターカーテン12の下端が下限位置を通過した後の所定時間経過後に、自動閉鎖装置14に制御信号を出力し、自動閉鎖装置14が開閉機13のブレーキを作動させてシャッターカーテン12の自重降下を停止させる動作(完全停止動作)を行う。このような処理を行うことにより、シャッターカーテン12の降下によりユーザ等に危害が及ぶことを防止することができる。
On the other hand, the control unit 33j of the
なお、障害物が除去されるなどして座板スイッチ31から座板スイッチオフ出力が入力された場合には、この状態が送信機32から受信機33に送信され、シャッターカーテン12の降下が再開される。すなわち、受信機33の制御部33jは、座板スイッチ31からの出力が座板スイッチオフ出力であることを示すデータを含む送信機情報信号を受信した場合には、出力部33bの内部の抵抗値を切り替えることで、連動中継器16に障害物が除去された旨の座板スイッチオフ信号を出力する。この座板スイッチオフ信号を受けた連動中継器16は、挟まった人がシャッターカーテン12から確実に避難できる所定時間が経過したのちに、自動閉鎖装置14に制御信号を出力し、自動閉鎖装置14が開閉機13のブレーキを解除してシャッターカーテン12の自重降下を再開させる。ただし、この降下の再開は、タッチアップ動作の後又はタッチストップ動作の後のみに行い、完全停止動作の後には行わない。以降、これまで説明したのと同様に、降下停止処理と降下再開処理が、座板スイッチ31の出力に応じて繰り返される。
In addition, when an obstruction is removed and the seat plate switch-off output is input from the
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、シャッターカーテン12の全開時において、スムーサ18と送信機32とが接触しないように、送信機32を配置するので、シャッターカーテン12の全開時における送信機32とスムーサ18との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となり、このような干渉によって生じ得る不具合を未然に防止することが可能になる。
(Effect of embodiment)
As described above, according to the present embodiment, the
送信機32とスムーサ18とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、送信機32とスムーサ18とを接触させないためのスペースをスムーサ18の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置10を構成することが可能となる。
The
また、シャッターカーテン12の全開時において、エマーゼンシスイッチ17と送信機32とが接触しないように、送信機32を配置するので、シャッターカーテン12の全開時における送信機32とエマーゼンシスイッチ17との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となり、このような干渉によって生じ得る不具合を未然に防止することが可能になる。
Further, since the
送信機32とエマーゼンシスイッチ17とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、送信機32とエマーゼンシスイッチ17とを接触させないためのスペースをエマーゼンシスイッチ17の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置10を構成することが可能となる。
Since the
また、送信機32を、平面視上において前記スムーサ18の所定距離以内に配置するので、送信機32とスムーサ18との接触を回避しつつ、シャッターカーテン12における送信機32が設置された位置を安定して開閉動させることが可能となる。
Further, since the
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
[III] Modifications to Embodiments Although the embodiments of the present invention have been described above, specific configurations and means of the present invention are within the scope of the technical idea of the present invention described in the claims. Any modification and improvement can be made. Hereinafter, such a modification will be described.
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(About problems to be solved and effects of the invention)
First, the problems to be solved by the invention and the effects of the invention are not limited to the above-described contents, and the present invention solves the problems not described above or has the effects not described above. There are also cases where only some of the described problems are solved or only some of the described effects are achieved.
(障害物検知結果の利用について)
上記実施の形態では、シャッター障害物検知システム30による検知結果に基づいて、シャッターの降下制御を行っているが、この検知結果は他の目的で利用してもよい。例えば、シャッター装置10がセキュリティゾーンへの人の侵入を防止するためのものであり、軽量シャッター装置であるために障害物に対して危害を与える可能性が低い場合には、シャッター障害物検知システム30により障害物が検知されてもシャッターカーテン12の降下停止は行わず、セキュリティシステムへの移報出力のみを行ってもよい。
(Use of obstacle detection results)
In the above embodiment, the shutter lowering control is performed based on the detection result by the shutter
(第1アンテナについて)
実施の形態1において、2本の第1アンテナ32g1、32g2を設けた場合について説明したが、これらを1本の第1アンテナ32gで代替してもよく、この場合、当該1本の第1アンテナ32gの全長は、例えば、429MHzの波長と315MHzの波長の公倍数に対する整数比となるように決定すればよい。また、実施の形態において、第1アンテナ32gはローディングコイル付アンテナであるものとして説明したが、これに限らず例えば基板に対して載設される基板実装型アンテナや、基板上に構成されるパターンアンテナであっても良い。
(About the first antenna)
In the first embodiment, the case where the two first antennas 32g 1 and 32g 2 are provided has been described. However, these may be replaced by one first antenna 32g, and in this case, the one first antenna What is necessary is just to determine the full length of 1 antenna 32g so that it may become an integer ratio with respect to the common multiple of the wavelength of 429 MHz and the wavelength of 315 MHz, for example. In the embodiment, the first antenna 32g has been described as an antenna with a loading coil. However, the present invention is not limited to this, and for example, a board mounted antenna mounted on a board or a pattern formed on the board. An antenna may be used.
(スムーサについて)
本実施の形態においては、スムーサ18は、シャッター収納部11に1つだけ設置されるものとして説明したが、これに限定されない。図14は、スムーサ18の設置例を示す図であって、図14(a)は2つ、図14(b)は3つ、図14(c)は4つ、図14(d)は5つのスムーサ18を設置した背面図である。このように、取り付けベース19bの両端から所定距離中央部寄りの位置にスムーサ18を設置し、これら両端のスムーサ18の相互間の領域に等間隔にスムーサ18を並設しても良い。すなわち、ガイドレール2により安定的にスライド移動可能となっているシャッターカーテン12の両側端部付近にはスムーサ18を設置する必要はないため、シャッターカーテン12の両側端部に位置するスムーサ18はガイドレール2から所定距離(例えば、750mm)離れた位置に設置されている。そして、スムーサ18の設置台数を増加させる場合には、当該両側端部に位置するスムーサ18の相互間に等間隔に複数のスムーサ18を配置する。このように、スムーサ18の設置台数によらず、ガイドレール2と両側端部のスムーサ18とは所定距離(同一距離)離れた位置に配置されるため、本実施の形態に係る送信機32及び電源ユニット34を、当該ガイドレール2と両側端部のスムーサ18との相互間の領域に配置することができ、さらには、シャッターカーテン12における送信機32及び電源ユニット34の取り付け位置の共通化を図ることが可能になる。
(About Smoother)
In the present embodiment, it has been described that only one smoother 18 is installed in the
(シャッター収納部について)
本実施の形態では、例えば図3に示すように、シャッターカーテン12の全開状態において、送信機32とスムーサ18とが側面視において重複する位置となるようなシャッター装置10であるものとして説明したが、これに限定されない。図15は、変形例に係るシャッター障害物検知システム40を示す図であり、図3に対応する要部拡大図である。この図15に示す構造は、図3に示した構造に比べて、まぐさ3が高さ方向に長くなっており、全開状態においては、まぐさ3の内部に、座板12aに加えて送信機32や電源ユニット34が完全に収まる形状となっている。この図15に示すように、全開状態において、送信機32とスムーサ18とが側面視において重複しない位置となるようにシャッター装置10を構成しても良い。
(About the shutter compartment)
In the present embodiment, for example, as illustrated in FIG. 3, the
(受信機について)
本実施の形態では、受信機33は、シャッター収納部11に設けられた取り付けベース19bの側面のうち、前方の側面に対して設置されるものとして説明したが、これに限定されない。図16は、他の変形例に係るシャッター障害物検知システム50を示す図であり、図2(b)に対応する断面図である。この図16に示すように、取り付けベース19bの側面のうち、上方の側面に対して受信機33を設置しても良い。
(About the receiver)
In the present embodiment, the
(電源ユニットについて)
本実施の形態では、送信機32及び電源ユニット34が座板12aの上面に対して設置されており、これらの送信機32及び電源ユニット34の両方がシャッターカーテン12の全開時においてスムーサ18又はエマーゼンシスイッチ17と接触しないように各種機器を配置した。
(About power supply unit)
In the present embodiment, the
(送信機及び電源ユニットと、スムーサとの位置関係について)
送信機32及び電源ユニット34と、スムーサ18とを、シャッターカーテン12の全開時において、平面視上において重複しない位置であって、かつ、少なくとも一方の側面方向からの側面視上において重複する位置に配置することが望ましい。ここで、「重複する」とは、基準となる側面に対して直交する一直線上に送信機32又は電源ユニット34の少なくとも一部分と、スムーサ18の少なくとも一部分とが位置する事を示し、「重複しない」とは、平面に対して直交する一直線上に送信機32又は電源ユニット34の一部分と、スムーサ18の一部分とが位置しない事を示す。例えば、本実施の形態においては、シャッターカーテン12の全開時において、平面視上においては、送信機32及び電源ユニット34の左方にスムーサ18が配置されるため、これらの位置は重複していない。一方、左側面視上においては、送信機32及び電源ユニット34とスムーサ18との奥行き方向において少なくとも一部分が重畳する(すなわち、左側面に直交する一直線上に送信機32及び電源ユニット34の一部分と、スムーサ18の一部分とが位置する)位置関係にあるため、これら送信機32及び電源ユニット34とスムーサ18との位置は重複する。このような構成によれば、送信機32とスムーサ18とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、送信機32とスムーサ18とを接触させないためのスペースをスムーサ18の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置10を構成することが可能となる。
(Position relationship between transmitter and power supply unit and smoother)
When the
(送信機及び電源ユニットと、エマーゼンシスイッチとの位置関係について)
また、送信機32及び電源ユニット34と、エマーゼンシスイッチ17とを、シャッターカーテン12の全開時において、平面視上において重複しない位置であって、かつ、少なくとも一方の側面方向からの側面視上において重複する位置に配置することが望ましい。なお、このような配置とすることの根拠については、上述した送信機32及び電源ユニット34と、スムーサ18との配置に関する説明において、スムーサ18をエマーゼンシスイッチ17に置き換えることにより説明することが可能であるため、その詳細な説明を省略する。このような構成によれば、送信機32とエマーゼンシスイッチ17とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、送信機32とエマーゼンシスイッチ17とを接触させないためのスペースをエマーゼンシスイッチ17の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置10を構成することが可能となる。
(About the positional relationship between the transmitter and power supply unit and the emergency switch)
In addition, the
(付記)
付記1に記載のシャッター装置は、開口部を開閉するシャッターカーテンに対する障害物を検知するシャッター装置であって、前記シャッターカーテンの閉鎖動作の障害になる障害物が、前記開口部に存在することを検知する障害物センサと、前記障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む障害物検知状態信号を、無線にて送信する第1アンテナを有する第1通信手段と、前記障害物検知状態信号を無線にて受信する第2アンテナを有する第2通信手段と、前記第2通信手段にて受信された前記障害物検知状態信号に基づいて、前記シャッターカーテンを巻き取り又は巻出しするための回動手段を制御して前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段と、前記シャッターカーテンを、前記回動手段からまぐさ開口に至る所定の方向に沿って移動するように誘導する誘導手段と、を備え、前記シャッターカーテンの全開時において、前記誘導手段と前記第1通信手段とが接触しないように、前記第1通信手段を配置した。
(Appendix)
The shutter device according to
また、付記2に記載のシャッター装置は、付記1に記載のシャッター装置において、前記第1通信手段と前記誘導手段とを、前記シャッターカーテンの全開時において、平面視上において重複しない位置であって、かつ、少なくとも一方の側面方向からの側面視上において重複する位置に配置した。
The shutter device according to
また、付記3に記載のシャッター装置は、付記1又は2に記載のシャッター装置において、前記シャッターカーテンが規定範囲を超えて開閉動する事態を検知する異常検知手段であって、前記まぐさ開口よりも前記回動手段寄りの位置に配置される異常検知手段を備え、前記シャッターカーテンの全開時において、前記異常検知手段と前記第1通信手段とが接触しない位置に、前記第1通信手段を配置した。
The shutter device according to
また、付記4に記載のシャッター装置は、付記3に記載のシャッター装置において、前記第1通信手段と前記異常検知手段とを、前記シャッターカーテンの全開時において、平面視上において重複しない位置であって、かつ、少なくとも一方の側面方向からの側面視上において重複する位置に配置した。
Further, the shutter device described in Appendix 4 is the shutter device described in
また、付記5に記載のシャッター装置は、付記1から4のいずれか一項に記載のシャッター装置において、前記第1通信手段を、平面視上において、前記誘導手段の所定距離以内に配置した。
Further, the shutter device according to appendix 5 is the shutter device according to any one of
(付記の効果)
付記1に記載のシャッター装置によれば、シャッターカーテンの全開時において、誘導手段と第1通信手段とが接触しないように、第1通信手段を配置するので、シャッターカーテンの全開時における第1通信手段と誘導手段との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となり、このような干渉によって生じ得る不具合を未然に防止することが可能になる。
(Additional effects)
According to the shutter device of
付記2に記載のシャッター装置によれば、第1通信手段と誘導手段とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、第1通信手段と誘導手段とを接触させないためのスペースを誘導手段の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置を構成することが可能となる。
According to the shutter device according to
付記3に記載のシャッター装置によれば、シャッターカーテンの全開時において、異常検知手段と第1通信手段とが接触しないように、第1通信手段を配置するので、シャッターカーテンの全開時における第1通信手段と異常検知手段との物理的な干渉の可能性を低減することが可能となり、このような干渉によって生じ得る不具合を未然に防止することが可能になる。
According to the shutter device according to
付記4に記載のシャッター装置によれば、第1通信手段と異常検知手段とは、平面視上においては重複しない位置に配置され、かつ少なくとも一方の側面における側面視上においては重複する位置に配置されるので、第1通信手段と異常検知手段とを接触させないためのスペースを異常検知手段の下方等に確保する必要がなく、省スペースのシャッター装置を構成することが可能となる。 According to the shutter device described in appendix 4, the first communication unit and the abnormality detection unit are disposed at positions that do not overlap in a plan view, and are disposed at positions that overlap at least in one side view. Therefore, it is not necessary to secure a space for preventing the first communication unit and the abnormality detection unit from contacting each other, and a space-saving shutter device can be configured.
付記5に記載のシャッター装置によれば、第1通信手段を、平面視上において前記誘導手段の所定距離以内に配置するので、第1通信手段と誘導手段との接触を回避しつつ、シャッターカーテンにおける第1通信手段が設置された位置を安定して開閉動させることが可能となる。 According to the shutter device of appendix 5, since the first communication unit is disposed within a predetermined distance of the guide unit in plan view, the shutter curtain is avoided while avoiding contact between the first communication unit and the guide unit. It is possible to stably open and close the position where the first communication means is installed.
1 開口部
2 ガイドレール
2a 溝部
3 まぐさ
10、100 シャッター装置
11 シャッター収納部
12、101 シャッターカーテン
13、102 開閉機
14、103 自動閉鎖装置
15、104 手動閉鎖装置
16、105 連動中継器
17 エマーゼンシスイッチ
18 スムーサ
12a 座板
12b 巻き取り軸
19a まぐさ開口
19b 取り付けベース
20、110 火災報知システム
21、111 火災感知器
22、112 防災盤
30、40、50 シャッター障害物検知システム
31、121 座板スイッチ
32 送信機
32a 振動センサ
32b、33a 入力部
32c、33c 表示灯
32d、33d 登録スイッチ
32e 第1送信部
32f 第1受信部
32g、32g1、32g2、 第1アンテナ
32h、33h 記憶部
32i、33i 電源部
32j、33j 制御部
32k 筐体
33 受信機
33b 出力部
33e 第2受信部
33f 第2送信部
33g 第2アンテナ
34 電源ユニット
35 上ケース
35a、36a、36b ネジ穴
36 下ケース
37 受信機取付台
120 障害物検知装置
122 信号線
123 コードリール
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記シャッターカーテンの閉鎖動作の障害になる障害物が、前記開口部に存在することを検知する障害物センサと、
前記障害物センサによる障害物の検知状態を示す情報を含む障害物検知状態信号を、無線にて送信する第1アンテナを有する第1通信手段と、
前記障害物検知状態信号を無線にて受信する第2アンテナを有する第2通信手段と、
前記第2通信手段にて受信された前記障害物検知状態信号に基づいて、前記シャッターカーテンを巻き取り又は巻出しするための回動手段を制御して前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段と、
前記シャッターカーテンを、前記回動手段からまぐさ開口に至る所定の方向に沿って移動するように誘導する誘導手段と、を備え、
前記シャッターカーテンの全開時において、前記誘導手段と前記第1通信手段とが接触しないように、前記第1通信手段を配置し、
前記第1通信手段と前記誘導手段とを、前記シャッターカーテンの全開時において、平面視上において重複しない位置に配置した、
シャッター装置。 A shutter device that detects an obstacle to a shutter curtain that opens and closes an opening,
An obstacle sensor that detects that an obstacle that obstructs the closing operation of the shutter curtain exists in the opening; and
First communication means having a first antenna for wirelessly transmitting an obstacle detection state signal including information indicating an obstacle detection state by the obstacle sensor;
Second communication means having a second antenna for wirelessly receiving the obstacle detection state signal;
Control means for controlling opening and closing of the shutter curtain by controlling rotation means for winding or unwinding the shutter curtain based on the obstacle detection state signal received by the second communication means; ,
Guidance means for guiding the shutter curtain to move along a predetermined direction from the turning means to the lintel opening,
When the shutter curtain is fully open, the first communication unit is disposed so that the guide unit and the first communication unit do not come into contact with each other .
The first communication means and the guiding means are arranged at positions that do not overlap in plan view when the shutter curtain is fully open.
Shutter device.
請求項1に記載のシャッター装置。 And said guide means and said first communication means, at the time of full opening of the shutter curtain and positioned so as to overlap in the side view from at least one side direction,
The shutter device according to claim 1.
前記シャッターカーテンの全開時において、前記異常検知手段と前記第1通信手段とが接触しない位置に、前記第1通信手段を配置した、
請求項1又は2に記載のシャッター装置。 An abnormality detection means for detecting a situation in which the shutter curtain moves open and close beyond a specified range, comprising an abnormality detection means arranged at a position closer to the turning means than the lintel opening,
When the shutter curtain is fully open, the first communication unit is disposed at a position where the abnormality detection unit and the first communication unit do not come into contact with each other.
The shutter device according to claim 1.
請求項3に記載のシャッター装置。 The first communication unit and the abnormality detection unit are arranged at a position that does not overlap in a plan view when the shutter curtain is fully opened and that overlaps in a side view from at least one side surface direction. did,
The shutter device according to claim 3.
請求項1から4のいずれか一項に記載のシャッター装置。 The first communication means is disposed within a predetermined distance of the guiding means in plan view.
The shutter device according to any one of claims 1 to 4.
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