JP6216414B2 - 設計支援装置及び設計支援方法 - Google Patents

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設計支援方法及び設計支援装置に関する。
従来、半導体装置の設計工程は、半導体装置の機能を実現するシステムアーキテクチャを決定する工程を含む。この工程では、予め機能単位で設計された機能マクロを利用している(例えば、特許文献1参照)。
機能マクロは、パラメータ化された仕様情報に従ってデータベースに登録されている。設計者は、新規の半導体装置に搭載する機能マクロの仕様に基づいてデータベースを検索し、得られた機能マクロを配置して半導体装置のシステム構成図を作成する。
特開2007−299197号公報
上記のように、検索により、仕様に対応する個々の機能マクロを得ることができる。しかし、配置に際し、機能マクロ間の接続が可能か否かを判定する必要がある。得られた状態で接続が不可能な機能マクロの場合、機能マクロを修正するか、接続可能な機能マクロを検索する必要がある。このように、検索により得られた個々の機能マクロに対する判定は、設計効率の低下を招く。
本発明の一観点によれば、既存の半導体集積回路に含まれる機能マクロの情報と、機能マクロ間の接続情報を含むアーキテクチャ情報が品種毎に管理されたデータベースから、作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロを含む品種を検索し、検索により得られた品種のアーキテクチャ情報を前記データベースから抽出し、前記作成する半導体集積回路のアーキテクチャ情報と、抽出した前記品種のアーキテクチャ情報を比較し、設計する半導体集積回路のアーキテクチャ情報に類似するアーキテクチャ情報の品種を抽出する。
本発明の一観点によれば、設計効率の向上を図ることができる。
設計支援装置のブロック図である。 (a)(b)はデータ構成の説明図である。 設計支援装置が有する機能の概略説明図である。 処理の概略を示すフローチャートである。 設計支援装置が有する機能の概略説明図である。 アーキテクチャ設計の作業を示す説明図である。 検索処理を示すフローチャートである。 接続仕様に基づく検索処理を示すフローチャートである。 マトリックステーブルの説明図である。 アーキテクチャ構成図を作成する際の入力画面の説明図である。 通知処理を示すフローチャートである。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示すように、設計支援装置10は、半導体装置のアーキテクチ設計を支援するための装置であり、例えば一般的な設計支援装置(CAD:Computer Aided Design )である。この設計支援装置10は、処理装置11、メモリ12、入力装置13、表示装置14、記憶装置15、ドライブ装置16、及び通信装置17を備える。
処理装置11は、メモリ12を利用してプログラムを実行し、半導体装置のアーキテクチャ設計に必要な機能を実現する。プログラムは、処理装置11を、半導体装置の設計データを生成する各種手段として機能させるためのものである。メモリ12には、各種機能を提供するために必要なプログラムとデータが格納され、メモリ12としては、通常、キャッシュ・メモリ、システム・メモリおよびディスプレイ・メモリを含む。
入力装置13は、ユーザからの要求やプログラム実行のための指示,パラメータの入力に用いられ、これにはキーボードおよびマウス装置(図示せず)等が用いられる。表示装置14は、設計する半導体装置の仕様情報,検索結果、パラメータ入力画面等の表示に用いられ、これにはCRT,LCD,PDP等が用いられる。
処理装置11は、設計する半導体装置の仕様や検索により得られた各種情報を表示装置14に表示させる。そして、処理装置11は、ユーザが操作する入力装置13からの信号に従って、表示装置14に表示された情報の選択,移動,複写や、情報の追加,削除を行う。そして、処理装置11は、その操作に従って設計データを変更する。このように、設計支援装置10は、半導体装置を設計するためのユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)を提供する。
記憶装置15は、通常、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置を含む。この記憶装置15には、半導体装置(チップ)の設計データを生成するためのプログラムデータを含むファイルや、半導体装置の設計に用いられる各種データを含むファイルが格納される。処理装置11は、記憶装置15のファイルに格納されたデータを読み出し、そのデータに基づいて、半導体装置の設計データを作成する。そして、処理装置11は、作成したデータを含むファイルを記憶装置15に格納する。
処理装置11が実行するプログラムデータは、例えば記録媒体19にて提供される。記録媒体19としては、磁気テープ(MT)、メモリカード、フレキシブルディスク、光ディスク(CD-ROM,DVD-ROM,… )、光磁気ディスク(MO,MD,…)等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を使用することができる。ドライブ装置16は、記録媒体19の記憶内容にアクセスする。処理装置11は、ドライブ装置16を介して記録媒体19からプログラムデータを読み出し、それを記憶装置15にインストールする。記録媒体19に、上述のプログラム,データを格納しておき、必要に応じて、メモリ12にロードして使用することもできる。
尚、記録媒体19には、通信媒体を介してアップロード又はダウンロードされたプログラムデータを記録した媒体、ディスク装置を含む。更に、コンピュータによって直接実行可能なプログラムを記録した記録媒体だけでなく、いったん他の記録媒体(ハードディスク等)にインストールすることによって実行可能となるようなプログラムを記録した記録媒体や、暗号化されたり、圧縮されたりしたプログラムを記録した記録媒体も含む。
通信装置17は、設計支援装置10をネットワークに接続するために用いられる。通信装置17は、通信に伴うデータ変換等を行って、他の装置(設計支援装置やデータベース
)との間でプログラムやデータの送受信を行う。また、設計支援装置10は、データ作成中に生成した各種の情報を、例えば電子メールにより、他の設計者に通知する。また、設計支援装置10は、外部の情報提供者のデータベース等からネットワークを介して、上述のプログラムとデータを受け取り、必要に応じて、メモリ12にロードして使用することもできる。
次に、半導体装置(チップ)のアーキテクチャと複合マクロのデータ構造について説明する。
図2(a)に示すように、チップ(「FF0101」と表記)20は、複数の機能マクロ21a〜21eを含む。機能マクロ21aは、機能マクロ22aを含み、機能マクロ21cは、機能マクロ22bを含む。例えば、図2(b)に示すように、機能マクロ(「Z001」と表記)25は複合マクロであり、機能マクロ26a,26b,26cを含む。機能マクロ26aは、機能マクロ27a,27bを含む。機能マクロ26bは、機能マクロ27c,27dを含む。機能マクロ26cは、機能マクロ27eを含む。なお、チップ20の表記「FF0101」は品種番号であり、各機能マクロ21a〜22b,25〜27eの表記(例えば、機能マクロ21aの「F001」)はモジュール名である。
次に、設計支援装置10が有する機能の概要を説明する。
図3に示すように、設計支援装置10は、品種情報管理データベース(DB)31と、マクロ情報管理データベース(DB)32とを有している。これらのDB31,32は、例えば、図1に示す記憶装置15に格納されている。
品種情報管理DB31には、既存品種(既存チップ)のアーキテクチャ情報(チップアーキ情報)が格納されている。
アーキテクチャ情報は、品種名、版数(バージョン)、仕様(スペック)、機能(ファンクション)、ステータス、制約事項を含む。また、アーキテクチャ情報は、チップに搭載された機能マクロを特定するための情報を含む。この情報は、機能マクロのモジュール名、機能、チップに搭載された機能マクロの数(搭載個数)を含む。また、アーキテクチャ情報は、搭載された機能マクロにおける接続情報を含む。接続情報は、機能マクロに接続された他の機能マクロのモジュール名、機能マクロに接続された端子セルのモジュール名である。
マクロ情報管理DB32には、各機能マクロを構成するために必要なデータ(物理データ)が格納されている。物理データは、機能マクロの構成や動作を論理記述言語(例えば、Verilog-HDL )で記述したリストを含む。
品種情報管理DB31に格納されたデータは、マクロ情報管理DB32のデータとリンクされている。例えば、品種情報管理DB31には、図2(a)に示すチップ20のアーキテクチャ情報が格納され、マクロ情報管理DB32には、図2(b)に示す複合マクロ25、各機能マクロ26a〜27eの物理データが格納されている。チップ20に含まれる機能マクロ21dの情報は、図2(b)に示す複合マクロ25の物理データを示す情報(リンク情報)を含む。同様に、機能マクロ21aの情報は、機能マクロ26aの物理データを示す情報(リンク情報)を含む。
設計支援装置10は、図1に示す表示装置14に、検索画面(検索ウインドウ)33を表示する。設計者は、検索画面33に、新規に設計する半導体装置のアーキテクチャ情報として、品種の特徴(仕様、制限などのスペック情報)、マクロ構成(設計する半導体装置に含める機能マクロの種類)、接続情報を入力する。設計支援装置10は、入力されたアーキテクチャ情報に基づいて、品種情報管理DB31を検索し、設計する半導体装置のアーキテクチャ情報に類似した既存のアーキテクチャ情報を得る。
そして、設計支援装置10は、各機能マクロの仕様、品種に含まれる機能マクロの種類、機能マクロ間や機能マクロと接続端子との間の接続情報に基づいて、品種レベルの一致性を判定する。つまり、設計支援装置10は、新規の半導体装置のアーキテクチャ情報と、検索により得られた既存の半導体装置のアーキテクチャ情報とがどれだけ一致しているかを判定する。
そして、設計支援装置10は、判定結果に応じて、検索結果を表示する。例えば、設計支援装置10は、一致している項目が多い既存の半導体装置のアーキテクチャ情報から順に表示する。
上記の処理は、図4に示すフローチャートとして示すことができる。
即ち、設計支援装置10は、マクロ条件とチップ構成条件を入力し(ステップ41)、条件に合致するチップカタログ情報(チップの機能情報や仕様情報)を品種情報管理DB31から抽出する(ステップ42)。
次いで、設計支援装置10は、抽出したチップカタログ情報から、チップとマクロの条件に従って、作成する半導体装置のアーキテクチャに類似したアーキテクチャのチップ(品種)を選別する(ステップ43)。
次に、選別したアーキテクチャのチップ(品種)に含まれる部品(機能マクロ)から、利用可能な部品(機能マクロ)を選別する(ステップ44)。部品の選別は、例えば、入力条件(機能マクロの構成、接続仕様、等)と一致する条件(項目)の数により行われる。そして、設計支援装置10は、検索結果として選別した機能マクロを表示装置14に表示する。
また、設計支援装置10は、品種情報管理DB31に情報を登録するためのユーザインタフェース(GUI)を提供する。
即ち、設計支援装置10は、図5に示す登録画面(登録ウインドウ)51を表示装置14に表示する。登録画面51には、マクロ仕様、接続仕様、チップ構成、制約事項、等の入力項目が設定されている。設計支援装置10は、各項目に入力された情報を、品種情報管理DB31に登録する。
そして、設計支援装置10は、上記の入力条件に基づいて品種情報管理DB31に登録した情報から類似アーキテクチャ情報を検索する検索エンジンとしての機能と、検索結果のアーキテクチャ情報と入力条件との整合性を検証する。そして、設計支援装置10は、検証結果に基づいて、アーキテクチャ構成のための作業画面52を表示する。
設計支援装置10は、作業画面52に、既存マクロの検索結果を表示する。設計者は、作業画面52において、例えば検索により得られた機能マクロから、使用する機能マクロを選択する。設計支援装置10は、作業画面52において、設計者の操作に従って、チップ構成リストを作成する。また、設計支援装置10は、作業画面52において、制約条件の参照、物理データの参照により、構成リストを検証する。
アーキテクチャ設計時の処理を説明する。
図6に示すように、設計支援装置10は、マクロ検索画面(ウインドウ:Window)61を表示装置14に表示する。そして、設計支援装置10は、入力項目(品種の特徴、等)に基づいて品種情報管理DB31を検索し、検索により得られた情報を画面61に表示する。表示する項目は、例えば、マクロ仕様、複合マクロの構成,接続仕様、搭載品種実績、利用時の制約条件、等である。これにより、設計者は、所望のマクロがあるか、利用可
能な複合マクロがあるか、どの品種に搭載された実績があるか、利用する(他マクロとの接続)にあたって制約条件、禁止事項などはどうか、を参照することができる。
次いで、設計支援装置10は、チップのアーキテクチャを設定するための作業画面(「チップアーキテクチャ設定画面」と表記)62を表示装置14に表示する。この画面(ウインドウ)62において、設計者は、検索により得られた既存マクロを品種に配置する。設計支援装置10は、例えば、検索結果として表示された機能マクロを設計者が選択(例えば、画面61に表示された機能マクロのモジュール名をワンクリック)することで、その選択された機能マクロの情報を、作業画面62に表示するとともに、品種の構成図に機能マクロを配置し、物理データに対するリンクを設定する。
また、設計者は、新規に作成が必要と判断したマクロ(未開発マクロ)の情報を入力することで、未開発マクロを品種に配置する。
設計支援装置10は、アーキテクチャを構成する過程において、機能マクロ間の矛盾を検出する。例えば、図2(b)に示す複合モジュール25は、機能マクロ26aに含まれる機能マクロ27bと、機能マクロ26cに含まれる機能マクロ27eを有している。両機能マクロ27b,27eは互いに同じモジュール名であり、互いに同じ機能を有している。この2つの機能マクロ27b,27eにおいて、版数が異なると、例えば使用上の制約条件が異なる。このような機能マクロ27b,27eは、チップの動作を不安定にする場合がある。このため、設計支援装置10は、アーキテクチャ構成図に含まれる複数の機能マクロのそれぞれについて矛盾を検出し、検出した矛盾(例えば、版数エラー)を表示する。
そして、設計支援装置10は、機能マクロを配置したアーキテクチャ構成図をデータベース63に登録する。また、設計支援装置10は、機能マクロの流用・派生の情報を含む派生流用履歴をデータベース63に登録する。流用履歴は、アーキテクチャ構成図に配置した機能マクロが含まれる品種、つまり、参照元の品種や機能マクロと、参照先の品種や機能マクロとを関連付ける情報である。派生履歴は、機能マクロの作成において、ベースとした機能マクロ、つまり参照(一部を流用)した元の機能マクロや、参照した機能マクロを含む品種と、作成した機能マクロ(派生マクロ)を含む機能マクロや品種とを関連付ける情報である。
次に、検索処理の一例を説明する。
図7に示すように、先ず、設計支援装置10は、検索条件を入力する(ステップ71)。検索条件は、機能マクロのモジュール名、接続マクロ、接続端子の仕様である。
次に、設計支援装置10は、品種情報管理DB31を検索し、該当する機能マクロを搭載した品種を検索し、搭載品種リスト73を作成する(ステップ72)。設計支援装置10は、複数の検索条件を所定の検索式(例えばOR)にて品種情報管理DB31を検索する。
次に、設計支援装置10は、搭載品種の仕様データから搭載個数・接続マクロ・接続端子の情報を抽出し、再利用可否判定基準定義ファイル75の情報に従って判定する(ステップ74)。定義ファイル75には、複数の判定項目と、判定基準が設定されている。判定項目は、参照する機能マクロについて、作成する機能マクロと一致するか否かを判定する項目である。なお、判定する項目は、検索項目と同じであってもよい。判定基準は、複数の判定項目のうち、作成する機能マクロと一致する項目の割合(パーセント)やしきい値である。例えば、設計支援装置10は、複数の仕様のうちの80%以上の項目が一致している機能マクロを利用可能と判定し、一致する項目が80%未満の機能マクロを利用不可能と判定する。尚、判定基準として、一致が必須な項目が設定されてもよい。また、一
致が必須な項目と、一致する項目の数の割合やしきい値とが設定されてもよい。
次に、設計支援装置10は、利用可能と判定した機能マクロを、検索結果として表示する(ステップ76)。
また、設計支援装置10は、搭載品種リスト73に登録した品種に含まれる機能マクロの開発ステータスを、品種情報管理DB31から抽出する(ステップ77)。開発ステータスは、品種や機能マクロの開発状況(開発が完了しているか、チップに搭載された実績はあるか)や製造状況(出荷数、製造数)、等である。この開発ステータスは、設計者に対し、安定した機能マクロ(実装済みや出荷実績が高い品種,機能マクロ)の利用を可能とする。
次に、接続仕様に基づく検索処理の一例を説明する。
図8に示すように、先ず、設計支援装置10は、検索条件を入力する(ステップ81)。検索条件は、機能マクロのモジュール名、接続マクロの仕様である。
次に、設計支援装置10は、品種情報管理DB31を検索し、検索条件に対応する機能マクロ(以下、対象マクロ)と、その対象マクロが接続された機能マクロ(以下、接続マクロ)を抽出し、接続実績マクロを含むマトリックステーブル83を生成する(ステップ82)。
次に、マトリックステーブル83は、図9に示すように、抽出した機能マクロ(対象マクロ及び接続マクロ)と、各機能マクロの仕様と設計仕様の一致状態が格納されている。図中、黒丸「●」は、機能マクロがスペックを満たすことを示す。
例えば、図9において、検索により得られた対象マクロ「F301」は、複数のスペックのうち、要求スペックのうち、第1のスペックSpec1と第2のスペックSpec2と第4のスペックSpec4を満たす。この対象マクロ「F301」は、接続マクロ「F201」と接続されている。この接続マクロ「F201」は、第2のスペックSpec2と第3のスペックSpec3と第5のスペック5を満たす。また、対象マクロ「F301」は接続マクロ「FS01」と接続され、このマクロ「FS01」は第1のスペックSpec1から第5のスペックSpec5の全てを満たす。また、また、対象マクロ「F301」は接続マクロ「FS07」と接続され、このマクロ「FS07」は第1のスペックSpec1から第5のスペックSpec5の全てを満たさない。
なお、図9は、類似する1つの機能マクロ(対象マクロ「F301」)について示している。従って、品種情報管理DB31から抽出された機能マクロについても、同様に、対象マクロ及び接続マクロと、要求スペックのマトリックステーブルが作成される。
ついで、設計支援装置10は、より多くのスペックを満たす対象マクロ及び接続マクロを、接続実績マクロの情報を表示する画面(ウインドウ)85を表示装置14に表示する(ステップ84)。例えば、図9に示すマトリックステーブル83に対し、対象マクロ「F301」と接続マクロ「FS01」の情報が画面85に表示される。
次に、構成図作成処理の一例を説明する。
図10に示すように、設計支援装置10は、表示装置14に、構成図作成画面(ウインドウ)91と、検索結果を示す画面(ウインドウ)92,93を表示する。構成図作成画面91には、モジュール名、版数、機能、ステータス、制約事項をそれぞれ入力及び表示する項目欄91aが設定されている。検索結果表示画面92には、検索により得られた機能マクロ(モジュール)の情報(例えば、モジュール名、機能、作成者、搭載品種)が表示される。検索結果表示画面93には、検索により得られた品種に含まれる機能マクロの
情報(例えば、モジュール名、版数、機能、ステータス、制約)が表示される。
設計支援装置10は、各画面92,93に表示された情報のうち、設計者が操作する入力装置13(例えばマウス)によりクリックされた情報を、作成画面91に表示する。また、設計支援装置10は、設計者が操作する入力装置13(例えばキーボード)により直接入力された情報を表示する。これにより、検索結果に表示されていない機能マクロ、未作成の機能マクロの仕様の設定が可能となる。また、設計支援装置10は、設計者が操作する入力装置13(例えばマウス)により指示(例えば、ダブルクリック、ドラッグ)された情報を削除する。
そして、設計支援装置10は、任意のタイミング(例えば、作成画面91に機能モジュールが追加されたとき)で、機能マクロ間の矛盾(例えば、版数矛盾)を判定し、その判定結果を、画面91に表示する。例えば、設計支援装置10は、矛盾する機能マクロの版数の項目欄91aの背景色を通常色(例えば、白色)と異なる色(例えば、赤色)とするとともに、ステータス表示欄91bに、判定結果に応じた文字列(例えば、「版数が矛盾しています」)を表示する。
また、設計支援装置10は、任意のタイミング(例えば、図示しないアイコンがクリックされた、所定の時間毎)で、回路実装サーバを実行する。回路実装サーバは、設計品種を実装する。即ち、回路実装サーバは、アーキテクチャ情報にリンクされた機能マクロの仕様・ライブラリ・物理データをアーカイブして回路実装フィールドに展開し、品種データを生成する。これにより、設計者は、現時点のアーキテクチャが仕様を満足するか否かを判断することができる。
設計支援装置10は、更新通知機能を有している。更新通知機能は、既存の機能マクロの情報を変更した場合に、その情報の変更を、流用経路・派生経路の品種や機能マクロの作成者に通知するものである。
上記したように、品種情報管理DB1やマクロ情報管理DB32に登録された機能マクロは、登録された機能マクロを含む品種(チップ)と異なる品種(チップ)に流用される。また、登録された機能マクロをベースとした派生マクロが作成される。
更新通知機能は、既存の機能マクロを修正した場合に、その修正した機能マクロを含む流用経路・派生経路の品種や機能マクロの作成者に、機能マクロの修正事項を通知するものである。上記したように、品種情報管理DB1やマクロ情報管理DB32に登録された機能マクロは、登録された機能マクロを含む品種(チップ)と異なる品種(チップ)に流用される。また、登録された機能マクロをベースとした派生マクロが作成される。
機能マクロの修正は、機能の改版、不具合の解消、等を目的として実施される。修正点は、機能マクロの流用元、流用先、参照元、派生先などにおいて、必要とする場合がある。このため、設計支援装置10は、修正された機能マクロに係る経路の
例えば、流用先の品種の設計において機能マクロに不具合が発見され、その不具合が品種の動作に影響する場合、機能マクロは、品種の設計者によって、或いは機能マクロの作成者によって、修正される。そして、修正による更新情報が、機能マクロの情報を格納したデータベース(マクロ情報管理DB32)に登録される。発見された不具合が品種の動作に影響しない場合、発見された不具合は、例えば制約情報として、機能マクロの情報を格納したデータベース(マクロ情報管理DB32)に登録される。
設計支援装置10は、登録された修正に関する情報や制約情報を、当該機能マクロに係わる機能マクロ又は品種の作成者に通知する。
即ち、図11に示すように、設計支援装置10は、マクロ情報更新画面101を表示装置14に表示する。そして、設計支援装置10は、更新画面101により入力されたマクロ名によりデータベース63の派生流用派生履歴を検索し、流用経路・派生経路の品種を把握し、品種リスト103を作成する(ステップ102)。品種リスト103には、経路における品種,機能マクロの作成者の氏名、メールアドレス、通知内容(登録された情報)が格納されている。次いで、設計支援装置10は、作成した品種リスト103に基づいて、通知メールを発信する(ステップ104)。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)設計支援装置10は、既存の半導体集積回路に含まれる機能マクロの情報と、機能マクロ間の接続情報を含むアーキテクチャ情報が品種毎に管理されたデータベースから、作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロを含む品種を検索する。そして、設計支援装置10は、検索により得られた品種のアーキテクチャ情報をデータベースから抽出し、作成する半導体集積回路のアーキテクチャ情報と、抽出した品種のアーキテクチャ情報を比較し、設計する半導体集積回路のアーキテクチャ情報に類似するアーキテクチャ情報の品種を抽出する。既存の半導体集積回路のアーキテクチャ情報には、機能マクロ間の接続情報が含まれる。従って、作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロに対して、接続実績のある機能マクロを容易に把握することができる。その結果、互いに接続する機能マクロを把握するまでの時間が、従来の手法に比べて短くなるため、設計に要する時間の短縮を図ることができる。
(2)既存の半導体集積回路のアーキテクチャ情報には、機能マクロに対し、使用時の制限や注意事項、禁止事項等が含まれる。従って、機能マクロについて、使用時の制限や注意事項、禁止事項等を、その機能マクロの作成者や、既存の半導体集積回路の作成者に確認することなく、容易に把握することができる。その結果、設計に要する時間の短縮を図ることができる。また、半導体装置における不具合の発生を低減することができる。また、設計期間の短縮を図ることができる。
(3)設計支援装置10は、登録されたマクロ更新情報に基づいて、データベース63の派生流用派生履歴を検索し、機能マクロの派生経路・流用経路の品種を把握する。そして、設計支援装置10は、把握した品種,機能マクロの作成者に、機能マクロの更新を示す通知メールを発信する。このように、機能マクロの更新時に、流用先に対して改版状況を通知することができる。そして、通知によって流用先において、例えば、半導体装置の使用制限や、半導体装置の再設計等の対処を行うことを可能とすることができる。また、流用先に自動的に通知することで、流用先を追跡する手間や、通知する手間が不要となる。
尚、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、品種情報管理DBを設計支援装置10の記憶装置15に格納したが、設計支援装置10がアクセス可能であればよく、ネットワークを介して接続される装置(例えば、他の設計支援装置やサーバ装置)に格納されていてもよい。
・上記実施形態では、1つの設計支援装置10にて、検索機能、更新通知機能、等を実行するようにしたが、すくなくとも1つの機能を実行する設計支援装置に具体化してもよい。また、複数の設計支援装置がそれぞれ1つ又は複数の機能を実行するようにしてもよい。
10 設計支援装置
21a〜27e 機能マクロ
31 品種情報管理データベース
32 マクロ情報管理データベース
83 マトリックステーブル

Claims (10)

  1. 半導体集積回路のアーキテクチャ構成図の作成を支援する設計支援装置が実行する設計支援方法であって、
    既存の半導体集積回路に含まれる機能マクロの情報と、機能マクロ間の接続情報を含むアーキテクチャ情報とが管理されたデータベースから、作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロを検索し、
    前記検索により得られた前記機能マクロに対応する第1アーキテクチャ情報を前記データベースから抽出し、
    前記作成する半導体集積回路のアーキテクチャ情報と、抽出した前記第1アーキテクチャ情報を比較し、前記作成する半導体集積回路のために、抽出した前記第1アーキテクチャ情報に類似する第2アーキテクチャ情報を抽出
    前記第2アーキテクチャ情報に含まれる複数の機能マクロ間の少なくとも一つの矛盾を検出する、
    設計支援方法。
  2. 前記矛盾を検出することは、前記第2アーキテクチャ情報に含まれる前記複数の機能マクロのうち同一機能を有する機能マクロ間において、異なる使用上の制約条件を有する機能マクロを検出することを含む、
    請求項1に記載の設計支援方法。
  3. 前記データベースから、前記作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロの仕様に基づいて前記機能マクロを検索し
    前記機能マクロの前記様から前記機能マクロと接続された接続マクロ又は接続端子の情報を前記データベースから抽出する、
    求項1又は2に記載の設計支援方法。
  4. 記作成する半導体集積回路の仕様と前記機能マクロ及び前記接続マクロの仕様の類似性を判定し
    前記類似性に応じた前記機能マクロ及び前記接続マクロを抽出する、
    項3に記載の設計支援方法。
  5. 前記仕様の類似性の判定において、前記作成する半導体集積回路の複数の仕様のそれぞれに対し、前記機能マクロ及び前記接続マクロが対応するか否かを示すマトリックステーブルを作成する、
    求項に記載の設計支援方法。
  6. 半導体集積回路のアーキテクチャ構成図の作成を支援する設計支援装置であって、
    既存の半導体集積回路に含まれる機能マクロの情報と、機能マクロ間の接続情報を含むアーキテクチャ情報とを管理するデータベースを格納する記憶装置と、
    処理装置と、を備え、
    前記処理装置は、
    作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロを前記データベースから検索し、
    前記検索により得られた前記機能マクロに対応する第1アーキテクチャ情報を前記データベースから抽出し、
    前記作成する半導体集積回路のアーキテクチャ情報と、抽出した前記第1アーキテクチャ情報を比較し、前記作成する半導体集積回路のために、抽出した前記第1アーキテクチャ情報に類似する第2アーキテクチャ情報を抽出
    前記第2アーキテクチャ情報に含まれる複数の機能マクロ間の少なくとも一つの矛盾を検出する、
    設計支援装置。
  7. 前記処理装置は、前記第2アーキテクチャ情報に含まれる前記複数の機能マクロのうち同一機能を有する機能マクロ間において、異なる使用上の制約条件を有する機能マクロを検出する、
    請求項6に記載の設計支援装置。
  8. 前記処理装置は、
    前記データベースから、前記作成する半導体集積回路に搭載する機能マクロの仕様に基づいて前記機能マクロを検索し、
    前記機能マクロの前記仕様から前記機能マクロと接続された接続マクロ又は接続端子の情報を前記データベースから抽出する、
    請求項6又は7に記載の設計支援装置。
  9. 前記作成する半導体集積回路の仕様と前記機能マクロ及び前記接続マクロの仕様との類似性を判定し、
    前記類似性に応じた前記機能マクロ及び前記接続マクロを抽出する、
    請求項8に記載の設計支援装置。
  10. 前記作成する半導体集積回路の複数の仕様のそれぞれに対し、前記機能マクロ及び前記接続マクロが対応するか否かを示すマトリックステーブルを作成する、
    請求項9に記載の設計支援装置。
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