JP6212933B2 - デジタルコヒーレント受信器、光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法 - Google Patents

デジタルコヒーレント受信器、光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルコヒーレント受信器、光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法に関する。
従来、インターネットトラフィックの増大により、幹線系の光通信システムにおける大容量化が求められており、1波長あたり100[Gbit/s]を超える信号を伝送可能な光送受信器の研究開発が行われている。1波長あたりのビットレートを大きくすると、光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal Noise Ratio)耐力の低下や、伝送路の波長分散、偏波モード分散もしくは非線形効果などによる波形歪による信号品質の劣化が大きくなる。そのため、近年では、OSNR耐力および伝送路の波形歪耐力があるデジタルコヒーレント受信方式が注目されている。
たとえば、デジタルコヒーレント受信方式において、分散補償を適切に行うために、受信光信号の周波数とサンプリング信号との位相ずれ検出の感度に基づいて、分散補償回路における補償量を制御する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2011−015013号公報
しかしながら、受信光信号の周波数とサンプリング信号との位相ずれ検出の感度は光信号強度にも左右されるため、上述した従来技術では、光信号強度の状態によっては分散補償の精度が低くなるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、分散補償の精度を向上させることを目的とする。
本発明の一側面によれば、受信した光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を光電変換して得られた複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換した複数のデジタル電気信号を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記デジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、前記検出された検出値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記検出値に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、を有する、デジタルコヒーレント受信器、光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法が提案される。
本発明の一態様によれば、分散補償の精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1−1は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例を示す説明図である。 図1−2は、実施の形態にかかる光伝送システムの構成例を示す説明図である。 図2は、Gardner方式による位相検出の実現例を示す説明図である。 図3は、Gardner方式によるサンプリング位相ずれ検出回路の構成例を示すブロック図である。 図4は、感度モニタ回路(片側モニタ)の構成例を示すブロック図である。 図5は、感度モニタ回路(両側モニタ)の構成例を示すブロック図である。 図6は、波長分散補償のずれとサンプリング位相ずれ検出の感度との関係の一例を示す説明図である。 図7は、信号光入力強度とサンプリング位相ずれ検出の感度との関係の一例を示す説明図である。 図8−1は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の一例を示すフローチャート(その1)である。 図8−2は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の一例を示すフローチャート(その2)である。 図9は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の変形例1を示すフローチャートである。 図10は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の変形例2を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる、デジタルコヒーレント受信器、光受信装置、光伝送システムおよび光受信方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(デジタルコヒーレント受信装置の構成例)
図1−1は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例を示す説明図である。図1−1に示すように、光受信装置100は、局発光源110と、90度ハイブリッド回路120と、光電変換回路131〜134と、サンプリングクロック源140と、ADC(Analog/Digital Converter)151〜154と、デジタル信号処理回路160と、を備えている。
光受信装置100は、90度ハイブリッド回路120を用いたコヒーレント方式の光受信装置である。局発光源110は、局発光を生成し、生成した局発光を90度ハイブリッド回路120へ出力する。90度ハイブリッド回路120には、受信光信号と、局発光源110から出力された局発光と、が入力される。90度ハイブリッド回路120は、入力された局発光を用いて、入力された受信光信号の2つの直交偏波の実部信号および虚部信号を抽出する。
具体的には、90度ハイブリッド回路120は、不図示の2つの偏光ビームスプリッタおよび2つの90度ハイブリッドを有する。90度ハイブリッド回路120は、偏光ビームスプリッタにより受信光信号および局発光を2つの偏波方向(H軸およびV軸)の光信号に分割するとともに、90度ハイブリッドによりそれぞれの偏波方向の局発光を用いて光信号から実部成分(I成分)と虚部成分(Q成分)を抽出する。
90度ハイブリッド回路120は、H軸(水平偏波)の信号光のI成分の振幅および位相に対応した光信号を光電変換回路131へ出力する。また、90度ハイブリッド回路120は、H軸の信号光のQ成分の振幅および位相に対応した光信号を光電変換回路132へ出力する。
また、90度ハイブリッド回路120は、V軸(垂直偏波)の信号光のI成分の振幅および位相に対応した光信号を光電変換回路133へ出力する。また、90度ハイブリッド回路120は、V軸の信号光のQ成分の振幅および位相に対応した光信号を光電変換回路134へ出力する。
光電変換回路131は、90度ハイブリッド回路120から出力された光を光電変換し、受光した光の強度に応じた電気信号をADC151へ出力する。光電変換回路132は、90度ハイブリッド回路120から出力された光を光電変換し、受光した光の強度に応じた電気信号をADC152へ出力する。光電変換回路133は、90度ハイブリッド回路120から出力された光を光電変換し、受光した光の強度に応じた電気信号をADC153へ出力する。光電変換回路134は、90度ハイブリッド回路120から出力された光を光電変換し、受光した光の強度に応じた電気信号をADC154へ出力する。光電変換回路131〜134のそれぞれは、たとえばフォトダイオード(PD:Photo Diode)である。
サンプリングクロック源140は、サンプリングのタイミングを決めるクロック信号を発振して、発振したクロック信号をADC151〜154のそれぞれへ出力する。
ADC151は、光電変換回路131から出力された信号を、サンプリングクロック源140から出力されたクロック信号のクロックに同期してデジタルサンプリングし、サンプリングした信号を量子化することによってデジタル変換を行う。ADC152は、光電変換回路132から出力された信号を、サンプリングクロック源140から出力されたクロック信号のクロックに同期してデジタルサンプリングし、サンプリングした信号を量子化することによってデジタル変換を行う。
ADC153は、光電変換回路133から出力された信号を、サンプリングクロック源140から出力されたクロック信号のクロックに同期してデジタルサンプリングし、サンプリングした信号を量子化することによってデジタル変換を行う。ADC154は、光電変換回路134から出力された信号を、サンプリングクロック源140から出力されたクロック信号のクロックに同期してデジタルサンプリングし、サンプリングした信号を量子化することによってデジタル変換を行う。ADC151〜154のそれぞれは、デジタル変換した信号をデジタル信号処理回路160へ出力する。
デジタル信号処理回路160は、波長分散補償回路161と、サンプリング位相ずれ検出回路162と、搬送波周波数・位相同期回路163と、適応等化型波形歪み補償回路164と、識別・復調回路165と、感度モニタ回路166と、波長分散補償量設定部167と、感度時間変動メモリ168と、感度時間変動監視回路169と、を有する。デジタル信号処理回路160は、デジタルコヒーレント受信器を実現する。デジタル信号処理回路160は、DSP(Digital Signal Processor)などのデジタル回路であり、1つのDSPによって実現されてもよいし、それぞれ異なるDSPによって実現されてもよい。
波長分散補償回路161は、ADC151〜154から出力された信号の波長分散を補償する。具体的には、波長分散補償回路161は、ADC151〜154から出力された信号を用いてデジタル信号処理により受信光信号の波長分散を補償する。波長分散補償回路161は、波長分散補償量設定部167によって設定された補償量によって波長分散の補償を行う。波長分散補償回路161は、波長分散を補償した信号を、サンプリング位相ずれ検出回路162、および感度モニタ回路166のそれぞれへ出力する。
サンプリング位相ずれ検出回路162は、波長分散補償回路161から出力された各信号の位相のずれを検出する。具体的には、サンプリング位相ずれ検出回路162は、AD変換時のサンプリング信号と、ADC151〜154に入力されるアナログ電気信号、つまり受信光信号の変調周波数と、の位相ずれに応じた検出値を出力する。また、サンプリング位相ずれ検出回路162は、位相ずれ検出の検出値を用いて、サンプリングクロック源140を制御し、サンプリング信号の位相または周波数を制御する。これにより、サンプリング信号と受信光信号の変調周波数とを同期させることができる。
サンプリング位相ずれ検出回路162は、サンプリング信号の位相同期ループを閉ループまたは開ループに制御する。具体的には、サンプリング位相ずれ検出回路162は、サンプリングクロック源140へのサンプリング位相ずれのフィードバックを行うことにより、サンプリング信号の位相同期ループを開ループにして波長分散補償動作を行う。
一方、サンプリング位相ずれ検出回路162は、サンプリングクロック源140へのサンプリング位相ずれのフィードバックを停止することにより、サンプリング信号の位相同期ループを閉ループにし、この場合には波長分散補償動作を行わない。なお、サンプリング信号の位相同期ループが開ループの場合、サンプリング位相ずれ検出回路162は、位相ずれ検出の検出値を用いて、常時、サンプリングクロック源140を制御してサンプリング信号の位相または周波数を制御する。
搬送波周波数・位相同期回路163は、サンプリング位相ずれ検出回路162から出力された信号を用いて、受信光信号の周波数と局発光の周波数または位相ずれによる位相回転を修正し、受信光信号の周波数と局発光の周波数との同期をとる。搬送波周波数・位相同期回路163は、周波数を同期させた信号を適応等化型波形歪み補償回路164へ出力する。
適応等化型波形歪み補償回路164は、搬送波周波数・位相同期回路163から出力される各信号に対して、適応等化型の波形歪み補償を行う。具体的には、適応等化型波形歪み補償回路164は、伝送路で発生する高速に変動する波形歪み成分を補償する。適応等化型波形歪み補償回路164は、波形歪み成分を補償した信号を識別・復調回路165へ出力する。識別・復調回路165は、適応等化型波形歪み補償回路164から出力される各信号の復調を行う。識別・復調回路165は、復調したデータを外部へ出力する。
感度モニタ回路166は、サンプリング位相ずれ検出の感度をモニタする。具体的には、感度モニタ回路166は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって出力される検出値の位相ずれに対する感度を検出する。感度モニタ回路166は、サンプリング位相ずれ検出回路162によってサンプリング信号の位相同期ループが開ループになったときに、サンプリング位相ずれ検出の感度をモニタする。感度モニタ回路166は、モニタしたサンプリング位相ずれ検出の感度(モニタ値)を波長分散補償量設定部167および感度時間変動メモリ168へ出力する。
感度時間変動メモリ168は、感度モニタ回路166から出力されたサンプリング位相ずれ検出の感度を格納する。感度時間変動監視回路169は、感度時間変動メモリ168に格納された値を参照して、感度モニタ回路166によって所定期間内に検出された複数の感度の相違が閾値以下となった場合に、感度の変動量が所定の変動量以下になったと判定する。
たとえば、感度時間変動監視回路169は、感度モニタ回路166によって所定期間内に検出された複数の感度の相違が閾値以下となった場合に、感度の変動量が所定の変動量以下になったと判定する。相違とは、差分や比率である。また、たとえば、感度時間変動監視回路169は、感度モニタ回路166によって連続して検出された各感度の相違が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、感度の変動量が所定の変動量になったと判定する。
なお、感度時間変動監視回路169は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって出力される検出値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定してもよい。この場合、感度時間変動監視回路169は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって所定期間内に出力された複数の検出値の相違が閾値以下となった場合に、検出値の変動量が所定の変動量以下になったと判定してもよい。また、感度時間変動監視回路169は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって所定期間内に出力された複数の検出値の相違が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、感度の変動量が所定の変動量になったと判定してもよい。
波長分散補償量設定部167は、波長分散補償回路161における補償量を設定する。波長分散補償量設定部167は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって出力される検出値に基づいてデジタル電気信号に対する波長分散を補償する。具体的には、波長分散補償量設定部167は、感度時間変動監視回路169によって感度の変動量が所定の変動量以下になったと判定されるまでは、波長分散補償回路161によって波長分散が補償されないように波長分散補償回路161の補償量を設定する。たとえば、波長分散補償量設定部167は、波長に対して一定な補償量を波長分散補償回路161に設定する。
また、波長分散補償量設定部167は、感度時間変動監視回路169によって感度の変動量が前記所定の変動量以下になったと判定されると、波長分散補償回路161によって波長分散を補償させる。具体的には、波長分散補償量設定部167は、波長分散補償回路161の補償量を、感度モニタ回路166から出力されたサンプリング位相ずれ検出の感度に基づいて設定することにより、波長分散補償回路161によって波長分散を補償させる。波長分散補償量設定部167は、感度モニタ回路166から出力されたサンプリング位相ずれ検出の感度が極大になるように補償量を設定する。
なお、波長分散補償量設定部167は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって出力される検出値の変動量が所定の変動量以下になったと判定された場合に、検出値に基づいてデジタル電気信号に対する波長分散を補償してもよい。
局発光源110、90度ハイブリッド回路120、光電変換回路131〜134、サンプリングクロック源140およびADC151〜154は、受信した光信号からデジタル電気信号を取得する取得部を実現する。この取得部は、受信した光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を光電変換して得られた複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換した複数のデジタル電気信号を取得する。
また、90度ハイブリッド回路120は、受信した光信号と局発光とを混合することによって光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を得る混合部を実現する。また、光電変換回路131〜134は、90度ハイブリッド回路120によって得られた複数の光信号を光電変換する光電変換部を実現する。また、ADC151〜154は、光電変換回路131〜134によって変換された複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換するデジタル変換部を実現する。
また、サンプリング位相ずれ検出回路162は、ADC151〜154から取得したデジタル電気信号を用いて、サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部を実現する。また、感度モニタ回路166は、サンプリング位相ずれ検出回路162によって出力される検出値の位相ずれに対する感度を検出する感度検出部を実現する。感度時間変動監視回路169は、感度モニタ回路166によって検出された感度の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部を実現する。
波長分散補償回路161および波長分散補償量設定部167は、デジタル電気信号に対する波長分散補償を開始する補償部を実現する。この補償部は、感度時間変動監視回路169によって感度の変動量が所定の変動量以下になったと判定された場合に、感度モニタ回路166によって検出された感度を用いてデジタル電気信号に対する波長分散補償を開始する。
(光伝送システムの構成例)
図1−2は、実施の形態にかかる光伝送システムの構成例を示す説明図である。図1−2に示すように、光伝送システム101は、光受信装置100と、光送信装置102と、光伝送路103と、増幅器104,105と、を有する。光送信装置102は、光伝送路103を介して、光信号を光受信装置100へ送信する。光伝送路103上には、増幅器104,105が設けられており、光信号を増幅する。たとえば、増幅器104,105は、光信号の立ち上がり時などにおいて、光サージが発生しないように立ち上がり傾斜を緩やかに制御する。そのため、光伝送システム101では、光信号強度が安定するまでに時間を要する構成となっている。
(Gardner方式による位相検出の実現例)
図2は、Gardner方式による位相検出の実現例を示す説明図である。サンプリング位相ずれ検出回路162として、コヒーレント伝送で使用されるQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調方式に対応する位相検出器が知られている。その一例として、Gardner方式(F.M.Gardner,“A BPSK/QPSK timing−error detector for sampled receivers,”IEEE Trans.Commun.,vol.COM−34,pp.423−429,May 1986)が知られている。
サンプリング位相ずれ検出回路162は、2倍オーバーサンプリングされたH軸またはV軸のI成分およびQ成分を入力として、1symbolずれの信号間の差分と1/2symbolずれ位相の信号との積を、I成分およびQ成分についてそれぞれ算出する。そして、サンプリング位相ずれ検出回路162は、算出した積を加算する処理をsymbol rate(=1/2 down sampling)で行うことにより、1/2symbolずれ位相の信号が0クロス点となる位相信号を検出する。
たとえば、サンプリング位相ずれ検出回路162は、{y(k)−y(k−1)×y(k−0.5)}<0の場合にタイミングが早いと判定する。また、サンプリング位相ずれ検出回路162は、{y(k)−y(k−1)×y(k−0.5)}>0の場合にタイミングが遅いと判定する。サンプリング位相ずれ検出回路162は、{y(k)−y(k−1)×y(k−0.5)}の値が0に近くなるように制御する。
(Gardner方式によるサンプリング位相ずれ検出回路の構成例)
図3は、Gardner方式によるサンプリング位相ずれ検出回路の構成例を示すブロック図である。図3に示すサンプリング位相ずれ検出回路162は、Gardner方式の位相検出器である。図3に示すように、サンプリング位相ずれ検出回路162は、遅延素子311と、遅延素子312と、加算部313と、乗算部314と、遅延素子321と、遅延素子322と、加算部323と、乗算部324と、加算部330と、を有する。サンプリング位相ずれ検出回路162には、たとえば2倍のオーバーサンプリングがなされた信号が入力される。
サンプリング位相ずれ検出回路162へ入力される信号光のIチャネル成分(H_i or V_i)は、遅延素子311および加算部313へ入力される。遅延素子311は、入力された信号を1/2シンボル分遅延させ、遅延させた信号を遅延素子312および乗算部314へ出力する。遅延素子312は、遅延素子311から出力された信号を1/2シンボル分遅延させて加算部313へ出力する。
加算部313は、遅延素子312から出力された信号と、サンプリング位相ずれ検出回路162へ入力された信号の負の値の信号と、を加算して乗算部314へ出力する。具体的には、加算部313は、遅延素子312から出力された信号から、サンプリング位相ずれ検出回路162へ入力された信号を減算して乗算部314へ出力する。加算部313から出力される信号は、1シンボルずれの信号間の差分である。乗算部314は、遅延素子311から出力された1/2シンボルずれの信号と、加算部313から出力された1シンボルずれの信号間の差分と、を乗算して加算部330へ出力する。
サンプリング位相ずれ検出回路162へ入力される信号光のQチャネル成分(H_q or V_q)は、遅延素子321および加算部323へ入力される。遅延素子321は、入力された信号を1/2シンボル分遅延させ、遅延させた信号を遅延素子322および乗算部324へ出力する。遅延素子322は、遅延素子321から出力された信号を1/2シンボル分遅延させて加算部323へ出力する。
加算部323は、遅延素子322から出力された信号と、サンプリング位相ずれ検出回路162へ入力された信号の負の値の信号と、を加算して乗算部324へ出力する。具体的には、加算部323は、遅延素子322から出力された信号から、サンプリング位相ずれ検出回路162へ入力された信号を減算して乗算部324へ出力する。加算部323から出力される信号は、1シンボルずれの信号間の差分である。乗算部324は、遅延素子321から出力された1/2シンボルずれの信号と、加算部323から出力された1シンボルずれの信号間の差分と、を乗算して加算部330へ出力する。
加算部330は、乗算部314から出力された信号と、乗算部324から出力された信号と、を加算して後段へ出力する。加算部330における処理は、シンボルレート(=1/2ダウンサンプリング)によって行われる。これにより、加算部330から出力される信号は、1/2シンボルずれ位相の信号が0クロス点となる位相信号になる。
(感度モニタ回路(片側モニタ)の構成例)
図4は、感度モニタ回路(片側モニタ)の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、感度モニタ回路166は、x位相シフト部411と、位相検出器412と、を有する。x位相シフト部411は、波長分散補償回路161から入力された信号の位相をシフト量xだけシフトさせる。たとえば、x位相シフト部411は、サンプル間補間などによって位相をシフト量xだけシフトさせた信号を生成する。x位相シフト部411は、位相をシフトさせた信号を位相検出器412へ出力する。
位相検出器412は、x位相シフト部411から出力された信号の位相を検出する。位相検出器412は、感度劣化特性を有する位相検出器である。位相検出器412は、検出した位相を示す位相信号を、感度モニタ値(α)として波長分散補償量設定部167および感度時間変動メモリ168へ出力する。
また、感度モニタ回路166へ並列信号が入力される場合は、たとえばx位相シフト部411の前段にダウンサンプリング部413を設け、感度変動速度に応じてダウンサンプリングを行う構成としてもよい。感度モニタ回路166は、光伝送路の状態変動のうちの、位相検出感度に影響するもの(偏波特性状態変動など)に追従可能な速度で動作すればよいため、ダウンサンプリングを行う構成が可能である。
また、感度モニタ回路166へ並列信号が入力される場合は、位相検出器412の後段に平均化部414(Σ)を設け、位相検出器412から出力される信号毎の位相信号を平均化部414によって平均化する構成としてもよい。また、感度モニタ回路166に対してH軸とV軸の各信号が入力される場合は、平均化部414において偏波ダイバーシチ加算を行ってもよい。また、感度モニタ回路166の出力段にローパスフィルタ415を設け、感度モニタ値の広域雑音を抑圧する構成としてもよい。
(感度モニタ回路(両側モニタ)の構成例)
図5は、感度モニタ回路(両側モニタ)の構成例を示すブロック図である。図5において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、感度モニタ回路166は、図4に示した構成に加えて、−x位相シフト部511、位相検出器512および加算部513を有している。
位相検出器412は、位相信号を加算部513へ出力する。−x位相シフト部511は、入力された信号の位相をシフト量−x(シフト量xの逆方向)だけシフトさせる。たとえば、−x位相シフト部511は、サンプル間補間などによって位相をシフト量−xだけシフトさせた信号を生成する。−x位相シフト部511は、位相をシフトさせた信号を位相検出器512へ出力する。
位相検出器512は、−x位相シフト部511から出力された信号の位相を検出する。位相検出器512は、位相検出器412と同様の感度劣化特性を有する位相検出器である。位相検出器512は、検出した位相を示す位相信号を加算部513へ出力する。加算部513は、位相検出器412から出力された位相信号と、位相検出器512から出力された位相信号の負の値の信号と、を加算する。具体的には、加算部513は、位相検出器412から出力された位相信号から、位相検出器512から出力された位相信号を減算する。加算部513は、減算結果を示す位相信号を、感度モニタ値(α−β)として波長分散補償量設定部167および感度時間変動メモリ168へ出力する。
(波長分散補償のずれとサンプリング位相ずれ検出の感度との関係の一例)
図6は、波長分散補償のずれとサンプリング位相ずれ検出の感度との関係の一例を示す説明図である。図6において、横軸の波長分散補償のずれ[a.u.]は、波長分散補償回路161の補償量の受信光信号の波長分散量からのずれを示している。波長分散補償ずれが0の場合、波長分散補償回路161は、波長分散をほぼ補償できていることを示している。波長分散補償ずれが0からずれると、波長分散補償回路161が補償できなかった残留波長分散が大きいことを示している。
縦軸のサンプリング位相ずれ検出の感度[a.u.]は、サンプリング位相ずれ検出回路162の感度を示している。関係600は、波長分散補償回路161の補償量の受信光信号の波長分散量からのずれと、サンプリング位相ずれ検出回路162の感度と、の関係を示している。
関係600に示すように、波長分散補償ずれが0のとき、サンプリング位相ずれ検出の感度は最も大きくなる。また、波長分散補償ずれが0からずれると、サンプリング位相ずれ検出の感度は小さくなる。波長分散による波形歪みが最小(分散補償量が最適)となるとき、波長分散によるサンプリング波形への影響は同じく最小(波長分散補償ずれが0)となるため、位相ずれ検出の感度は最大となる。
(信号光入力強度とサンプリング位相ずれ検出の感度との関係の一例)
図7は、信号光入力強度とサンプリング位相ずれ検出の感度との関係の一例を示す説明図である。図7において、横軸の信号光入力強度[a.u.]は、サンプリング位相ずれ検出回路162に入力する信号光の強度を示している。また、縦軸のサンプリング位相ずれ検出の感度[a.u.]は、サンプリング位相ずれ検出回路162の感度を示している。関係700は、サンプリング位相ずれ検出回路162に入力する信号光の強度と、サンプリング位相ずれ検出回路162の感度と、の関係を示している。
関係700に示すように、サンプリング位相ずれ検出の感度は、信号光入力強度の増加に伴って減少する。このように、サンプリング位相ずれ検出の感度は、図6に示した波長分散補償のずれのみならず、信号光入力強度にも依存する。なお、関係700において、サンプリング位相ずれ検出の感度は、信号光入力強度の増加に伴って減少するが、これは一例に過ぎず、たとえば、光受信装置100や光伝送システム101の構成によっては、信号光入力強度の増加に伴って増加する場合も生じ得る。
たとえば、光信号の立ち上がり時などにおいて、光サージを発生させないように光増幅器105(図1−2参照)にて立ち上がり傾斜を緩やかに制御するような場合、光信号強度が安定するまでに時間がかかる。光信号強度が変動している環境下において、分散補償を行うと、分散補償量を正確に推定することができず、結果として誤判定を引き起こし、適切な分散補償を行うことが困難となる。
信号光入力強度が安定するまでの時間は、たとえば、光受信装置100や光伝送システム101の構成毎に異なる。なお、信号光入力強度が確実に安定することが見込める一定時間を予め一律に定めたとすると、信号光入力強度が安定している場合であっても一定時間が経過するまでは、分散補償を行えず、つまり、迅速に分散補償を行うことができない。
また、光信号強度の変動有無を監視する方法として、TAP−PD等のデバイスを用いて直接、光強度をモニタする方法が挙げられるが、この方式においては入射光の平均強度が監視される。そのため、伝送装置の動作として、送信側からの信号光出力が断となっている場合にも、伝送路上の光増幅器出力を切断しない制御を行っている場合には、光増幅器から放出される自然放出光雑音が受信側に入力され続ける。これにより、入射光の平均強度から入力光に信号成分が含まれているかどうかを判別することは困難になる。
そこで、本実施の形態では、受信光信号の強度が安定してから分散補償を行うことによって分散補償の精度を向上させるために、サンプリング位相ずれ検出の感度の時間的変動を監視することにより受信光信号の強度の安定を高精度に判定する。
(デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の一例)
図8−1は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の一例を示すフローチャート(その1)である。図8−2は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の一例を示すフローチャート(その2)である。図8−1および図8−2においては、感度モニタ回路166によって所定期間内に検出された複数の感度の最大値および最小値の差分が閾値以下となった場合に、感度の変動量が所定の変動量以下になったと判定する場合について説明する。
まず、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値mを0に設定するとともに、繰返し取得する回数nの設定、および時間変動有無を判定するための閾値Thmonの設定を行う(ステップS801)。
次に、デジタル信号処理回路160は、サンプリング位相ずれ検出回路162により、サンプリング同期のPLLループを、波長分散補償動作に影響を及ぼさないように開ループとする(ステップS802)。次に、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、波長分散補償量を初期値に設定する(ステップS803)。
次に、デジタル信号処理回路160は、感度モニタ回路166によりサンプリング位相ずれ検出の感度をモニタする(ステップS804)。そして、デジタル信号処理回路160は、位相ずれ検出感度のモニタ値を感度時間変動メモリ168のカウント値mに対応するメモリ番地に格納する(ステップS805)。そして、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169によりカウント値mをインクリメントするとともに(ステップS806)、カウント値mが繰返し回数n以下であるか否かを判断する(ステップS807)。
カウント値mが繰返し回数n以下である場合(ステップS807:Yes)、デジタル信号処理回路160は、ステップS804の処理に戻る。カウント値mが繰返し回数nを超えた場合(ステップS807:No)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、感度時間変動メモリ168に格納した各メモリ番地のモニタ値のmin−max差が閾値Thmon以内であるか否かを判断する(ステップS808)。各メモリ番地のモニタ値とは、メモリ番地0〜mにおけるモニタ値である。また、モニタ値のmin−max差とは、最小値と最大値の差分である。
各メモリ番地のモニタ値のmin−max差が閾値Thmon以内ではない場合(ステップS808:No)、感度時間変動監視回路169によりカウント値mを0に再設定し(ステップS809)、ステップS804の処理に戻る。なお、各メモリ番地のモニタ値のmin−max差が閾値Thmon以内ではない場合とは、光信号の入力後から信号強度が安定していない環境下にあることである。
各メモリ番地のモニタ値のmin−max差が閾値Thmon以内である場合(ステップS808:Yes)、感度モニタ回路166によりサンプリング位相ずれ検出の感度をモニタする(ステップS810)。そして、波長分散補償量設定部167により、図6に示した関係に示したように、サンプリング位相ずれ検出の感度が極大であるか否かを判断する(ステップS811)。
サンプリング位相ずれ検出の感度が極大ではない場合(ステップS811:No)、デジタル信号処理回路160は、波長分散補償量設定部167により、波長分散補償回路161の補償量を設定し(ステップS812)、ステップS810の処理に戻る。ステップS812の処理は、サンプリング位相ずれ検出の感度が極大になるまで繰返し行われる。サンプリング位相ずれ検出の感度が極大になると(ステップS811:Yes)、サンプリング位相ずれ検出回路162により、サンプリング同期のPLLループを閉ループにし(ステップS813)、波長分散補償動作を終了する。なお、ステップS813の処理の後は、たとえば、適応等化型波形歪み補償回路164による適応等化型の波形歪み補償などが行われる。
上述したフローチャートでは、繰返し回数nに達した後の位相ずれ検出感度のモニタ値(min−max差)が閾値Thmon以下となる場合に、波長分散補償回路161の補償量を設定することができる。つまり、立ち上がり後の所定期間経過後(繰返し回数nに達した後)に、位相ずれ検出感度のモニタ値が安定してから、波長分散補償回路161の補償量を設定することができる。したがって、光信号強度が安定した環境下であることを精度よく判定することができ、この光信号強度が安定した環境下において分散補償を行うことにより、分散補償の精度を向上させることができる。
図8−1および図8−2においては、感度モニタ回路166によって所定期間内に検出された複数の感度の最大値および最小値が閾値以下となったか否かの判定対象として、差分を用いたが、これに限らず、比率を用いてもよい。
上述した各処理は、光信号の立ち上がり時に行われるため、切断があった場合には再度の立ち上がり時にも上述した各処理が行われる。そのため、たとえば最初の立ち上がり時に設定した補償量をメモリに記憶しておき、次の立ち上がり時にメモリに記憶している補償量を用いるようにしてもよい。この場合、ステップS810〜S812の処理に変えて、メモリの記憶値を設定するという処理を行えばよく、これにより、次回の立ち上がり時における処理を簡素化することができる。
(デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の変形例1)
図9は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の変形例1を示すフローチャートである。図9に示す波長分散補償動作の変形例は、図8−1および図8−2に示した波長分散補償動作と比較して、光信号強度が安定したか否かの判定手法が異なる。図9においては、感度モニタ回路166によって連続して検出された各感度の差分が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、感度の変動量が所定の変動量になったと判定する場合について説明する。なお、図9において、ステップS910:Noよりも後の処理は、図8−2のステップS810以降の処理と同じであるため、説明を省略する。
図9において、デジタル信号処理回路160は、まず、感度時間変動監視回路169により、カウント値mを1に、さらにカウント値nを0に設定するとともに、繰返し取得する回数nmaxの設定、および閾値Thmonの設定を行う(ステップS901)。
次に、デジタル信号処理回路160は、サンプリング位相ずれ検出回路162により、サンプリング同期のPLLループを、波長分散補償動作に影響を及ぼさないように開ループとする(ステップS902)。次に、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、波長分散補償量を初期値に設定する(ステップS903)。
次に、デジタル信号処理回路160は、感度モニタ回路166によりサンプリング位相ずれ検出の感度をモニタする(ステップS904)。そして、デジタル信号処理回路160は、位相ずれ検出感度のモニタ値を感度時間変動メモリ168のカウント値mに対応するメモリ番地に格納する(ステップS905)。次に、デジタル信号処理回路160は、メモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の差分値を算出する(ステップS906)。そして、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、算出したメモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の差分値が閾値Thmon以内であるか否かを判断する(ステップS907)。
算出したメモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の差分値が閾値Thmon以内ではない場合(ステップS907:No)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値nを0に設定する(ステップS908)。なお、算出したメモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の差分値が閾値Thmon以内ではない場合とは、光信号強度が安定した環境下にない、ということである。次に、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、感度時間変動メモリ168のメモリ番地m−1の値をメモリ番地mの値に更新し(ステップS909)、ステップS904の処理に戻る。
ステップS907において、差分値が閾値Thmon以内である場合(ステップS907:Yes)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値nの値がnmax以下であるか否かを判断する(ステップS910)。カウント値nの値がnmax以下である場合(ステップS910:Yes)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値nをインクリメントし(ステップS911)、ステップS909の処理に移行する。
カウント値nの値がnmax以下である場合とは、所定期間経過していない場合、ということである。ステップS910において、カウント値nの値がnmaxを超えた場合(ステップS910:No)、図8−2のステップS810の処理に移行する。
上述したフローチャートでは、前回の位相ずれ検出感度のモニタ値と今回の位相ずれ検出感度のモニタ値との差分値が閾値Thmon以内となることが、nmax回連続した場合に、波長分散補償回路161の補償量を設定することができる。したがって、光信号強度が安定した環境下であることを精度よく判定することができ、この光信号強度が安定した環境下において分散補償を行うことにより、分散補償の精度を向上させることができる。
(デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の変形例2)
図10は、デジタル信号処理回路が行う波長分散補償動作の変形例2を示すフローチャートである。図10に示す波長分散補償動作の変形例2は、図8−1および図8−2に示した波長分散補償動作と比較して、光信号強度が安定したか否かの判定手法が異なる。図10においては、感度モニタ回路166によって連続して検出された各感度の変化率(比率)が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、感度の変動量が所定の変動量になったと判定する場合について説明する。なお、図10において、ステップS1010:Noよりも後の処理は、図8−2のステップS810以降の処理と同じであるため、説明を省略する。
図10において、デジタル信号処理回路160は、まず、感度時間変動監視回路169により、カウント値mを1に、さらにカウント値nを0に設定するとともに、繰返し取得する回数nmaxの設定、および閾値Th_ratioの設定を行う(ステップS1001)。
次に、デジタル信号処理回路160は、サンプリング位相ずれ検出回路162により、サンプリング同期のPLLループを、波長分散補償動作に影響を及ぼさないように開ループとする(ステップS1002)。次に、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、波長分散補償量を初期値に設定する(ステップS1003)。
次に、デジタル信号処理回路160は、感度モニタ回路166によりサンプリング位相ずれ検出の感度をモニタする(ステップS1004)。そして、デジタル信号処理回路160は、位相ずれ検出感度のモニタ値を感度時間変動メモリ168のカウント値mに対応するメモリ番地に格納する(ステップS1005)。次に、デジタル信号処理回路160は、メモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の変化率を算出する(ステップS1006)。そして、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、算出したメモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の変化率が閾値Th_ratioの範囲内であるか否かを判断する(ステップS1007)。
メモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の変化率が閾値Th_ratioの範囲内ではない場合(ステップS1007:No)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値nを0に設定する(ステップS1008)。なお、算出したメモリ番地m−1の値に対するメモリ番地mの値の変化率が閾値Th_ratioの範囲内ではない場合とは、光信号強度が安定した環境下にない、ということである。次に、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、感度時間変動メモリ168のメモリ番地m−1の値をメモリ番地mの値に更新し(ステップS1009)、ステップS1004の処理に戻る。
ステップS1007において、変化率が閾値Th_ratioの範囲内である場合(ステップS1007:Yes)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値nがnmax以下であるか否かを判断する(ステップS1010)。カウント値nの値がnmax以下である場合(ステップS1010:Yes)、デジタル信号処理回路160は、感度時間変動監視回路169により、カウント値nをインクリメントし(ステップS1011)、ステップS1009の処理に移行する。
カウント値nの値がnmax以下である場合とは、所定期間経過していない場合、ということである。ステップS1010において、カウント値nの値がnmaxを超えた場合(ステップS1010:No)、デジタル信号処理回路160は、図8−2のステップS810の処理に移行する。
上述したフローチャートでは、前回の位相ずれ検出感度のモニタ値と今回の位相ずれ検出感度のモニタ値との変化率が閾値Th_ratioの範囲内となることが、nmax回連続した場合に、波長分散補償回路161の補償量を設定することができる。したがって、光信号強度が安定した環境下であることを精度よく判定することができ、この光信号強度が安定した環境下において分散補償を行うことにより、分散補償の精度を向上させることができる。
以上、説明したように、本実施の形態では、サンプリング位相ずれ検出の感度の時間的変動を監視することにより、受信光信号の強度の安定を高精度に判定するようにしたので、受信光信号の強度が安定してから分散補償を行うことができる。これにより、分散補償の精度を向上させることができ、信号品質の劣化を抑えることができる。
また、本実施の形態では、所定期間内に検出された複数の感度の相違(図8−1のmin−max差)が閾値(Thmon)以下となった場合に、感度の変動量が所定の変動量以下になったと判定するようにした。したがって、光信号強度が安定した環境下であることを精度よく判定することができるとともに、位相ずれ検出感度のモニタ値が安定してから、波長分散補償回路161の補償量を設定することができる。このように、光信号強度が安定した環境下において分散補償を行うことにより、分散補償の精度を向上させることができ、信号品質の劣化を抑えることができる。
また、本実施の形態では、連続して検出された各感度の相違(図9の差分または図10の変化率)が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、感度の変動量が所定の変動量になったと判定するようにした。このような構成とした場合も、光信号強度が安定した環境下であることを精度よく判定することができるとともに、位相ずれ検出感度のモニタ値が安定してから、波長分散補償回路161の補償量を設定することができる。したがって、光信号強度が安定した環境下において分散補償を行うことにより、分散補償の精度を向上させることができ、信号品質の劣化を抑えることができる。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)受信した光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を光電変換して得られた複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換した複数のデジタル電気信号を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記デジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、
前記検出された検出値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、
前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記検出値に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、
を有することを特徴とするデジタルコヒーレント受信器。
(付記2)前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって所定期間内に検出された複数の前記検出値の相違が閾値以下となった場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量以下になったと判定することを特徴とする付記1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記3)前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって所定期間内に検出された複数の前記検出値の最大値および最小値の差分が閾値以下となった場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量以下になったと判定することを特徴とする付記2に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記4)前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって所定期間内に検出された複数の前記検出値の最小値に対する最大値の比率が閾値以下となった場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量以下になったと判定することを特徴とする付記2に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記5)前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって連続して検出された各前記検出値の相違が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量になったと判定することを特徴とする付記1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記6)前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって連続して検出された各前記検出値の差分が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量になったと判定することを特徴とする付記5に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記7)前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって連続して検出された各前記検出値の比率が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量になったと判定することを特徴とする付記5に記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記8)前記光信号は、偏波多重された信号光であることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
(付記9)受信した光信号と局発光とを混合することによって前記光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を得る混合部と、
前記混合部によって得られた前記複数の光信号を光電変換する光電変換部と、
前記光電変換部によって変換された複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換するデジタル変換部と、
前記デジタル変換部によってデジタル変換されたデジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、
前記検出された検出値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、
前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記検出値に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、
を有することを特徴とする光受信装置。
(付記10)光伝送路を介して光信号を送信する光送信装置と、
前記光送信装置によって送信された光信号を受信する光受信装置と、
を含む光伝送システムであって、
前記光受信装置は、
受信した光信号と局発光とを混合することによって前記光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を得る混合部と、
前記混合部によって得られた前記複数の光信号を光電変換する光電変換部と、
前記光電変換部によって変換された複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換するデジタル変換部と、
前記デジタル変換部によってデジタル変換されたデジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、
前記検出された検出値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、
前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記検出値に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、
を有することを特徴とする光伝送システム。
(付記11)受信した光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を光電変換して得られた複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換した複数のデジタル電気信号を取得し、
前記デジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を検出し、
検出した前記検出値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定し、
前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定した場合に、前記検出値に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する、
ことを特徴とする光受信方法。
100 光受信装置
101 光伝送システム
102 光送信装置
103 光伝送路
104,105 増幅器
110 局発光源
120 90度ハイブリッド回路
131〜134 光電変換回路
140 サンプリングクロック源
151〜154 ADC
160 デジタル信号処理回路
161 波長分散補償回路
162 サンプリング位相ずれ検出回路
163 搬送波周波数・位相同期回路
164 適応等化型波形歪み補償回路
165 識別・復調回路
166 感度モニタ回路
167 波長分散補償量設定部
168 感度時間変動メモリ
169 感度時間変動監視回路

Claims (7)

  1. 受信した光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を光電変換して得られた複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換した複数のデジタル電気信号を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記デジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、
    前記位相ずれの変化量に対する前記検出値の変化量を示す値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、
    前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、
    を有することを特徴とするデジタルコヒーレント受信器。
  2. 前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって所定期間内に検出された複数の前記検出値の相違が閾値以下となった場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量以下になったと判定することを特徴とする請求項1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  3. 前記判定部は、前記位相ずれ検出部によって連続して検出された各前記検出値の相違が閾値以下である状態が所定期間以上継続した場合に、前記検出値の変動量が所定の変動量になったと判定することを特徴とする請求項1に記載のデジタルコヒーレント受信器。
  4. 前記光信号は、偏波多重された信号光であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のデジタルコヒーレント受信器。
  5. 受信した光信号と局発光とを混合することによって前記光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を得る混合部と、
    前記混合部によって得られた前記複数の光信号を光電変換する光電変換部と、
    前記光電変換部によって変換された複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換するデジタル変換部と、
    前記デジタル変換部によってデジタル変換されたデジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、
    前記位相ずれの変化量に対する前記検出値の変化量を示す値の変動量が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、
    前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、
    を有することを特徴とする光受信装置。
  6. 光伝送路を介して光信号を送信する光送信装置と、
    前記光送信装置によって送信された光信号を受信する光受信装置と、
    を含む光伝送システムであって、
    前記光受信装置は、
    受信した光信号と局発光とを混合することによって前記光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を得る混合部と、
    前記混合部によって得られた前記複数の光信号を光電変換する光電変換部と、
    前記光電変換部によって変換された複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換するデジタル変換部と、
    前記デジタル変換部によってデジタル変換されたデジタル電気信号を用いて、前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を出力する位相ずれ検出部と、
    前記位相ずれの変化量に対する前記検出値の変化量を示す値が所定の変動量以下になったか否かを判定する判定部と、
    前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定された場合に、前記に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する補償部と、
    を有することを特徴とする光伝送システム。
  7. 受信した光信号の強度情報と位相情報とを示す複数の光信号を光電変換して得られた複数のアナログ電気信号を、サンプリング信号を用いてサンプリングすることによってデジタル変換した複数のデジタル電気信号を取得し、
    前記デジタル電気信号を用いて前記サンプリング信号と前記光信号との位相ずれに応じた検出値を検出し、
    前記位相ずれの変化量に対する前記検出値の変化量を示す値が所定の変動量以下になったか否かを判定し、
    前記変動量が前記所定の変動量以下になったと判定した場合に、前記に基づいて前記デジタル電気信号に対する波長分散を補償する、
    ことを特徴とする光受信方法。
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