JP6212105B2 - 刺激デバイスと共に使用するための外部制御デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、組織刺激システムに関し、より具体的には、神経繊維を刺激するシステム及び方法に関する。
埋込み可能な刺激システムは、広範な病気及び疾患の治療効果を示している。ペースメーカー及び「埋込み可能な心臓除細動器(ICD)」は、いくつかの心臓の病気(例えば、不整脈)の処置において非常に有効であることを示している。患者の脊髄組織を直接に刺激する「脊髄刺激(SCS)」技術は、慢性疼痛症候群の処置のための治療法として長く受け入れられており、脊髄刺激の印加は、狭心症及び失禁のような追加の適用に広がり始めている。「脳深部刺激(DBS)」も、難治性慢性疼痛症候群の処置のために10年以上治療的に適用されており、脳深部刺激(DBS)はまた、近年運動障害及びてんかんのような追加の分野に適用されている。更に、ニューロコントロール(米国オハイオ州のクリーブランド)による「フリーハンド」システムのような「機能的電気刺激(FES)」システムは、脊髄損傷患者の麻痺した四肢の何らかの機能を回復させるために適用されている。リードを後頭神経の上の組織に埋込む「後頭神経刺激(ONS)」は、片頭痛、群発性頭痛、及び頸性頭痛を含む様々な頭痛の処置として有望であることを示してきた。近年の研究では、病気及び疾患の症状部位において(例えば、疼痛の源において)直接に神経組織を刺激する「末梢神経領域刺激(PNFS)」と、必ずしも病気及び疾患の症状部位にない末梢神経の束を直接に刺激する「末梢神経刺激(PNS)」技術とを含む「末梢刺激(PS)」は、慢性疼痛症候群及び失禁の処置において有効性を示しており、いくつかの追加の適用は、現在研究中である。
これらの埋込み可能な刺激システムの各々は、典型的には、望ましい刺激部位に埋込まれた電極リードと、刺激部位から遠隔に埋込まれ且つ電極リードに直接的に結合され又は電極リードにリード延長部を介して間接的に結合された神経刺激器(例えば、埋込み可能なパルス発生器(IPG))を含む。従って、電気パルスは、神経刺激器から刺激リードに送出され、神経組織の容積を刺激又は活性化することができる。特に、少なくとも1つのカソード電極と少なくとも1つのアノードとの間で伝達される電気エネルギは電界を生成し、電界が十分強いと閾値レベルを超えてニューロンを脱分極(又は「刺激」)し、それによって神経繊維に沿って伝播するアクション電位(AP)の発射を誘起する。
電極がターゲット神経要素を刺激していることを検証し、最も有効な刺激レジメを考案するために、リード配置処理中及びその後に刺激エネルギを電極に送出することができる。刺激レジメは、任意の定められた時間においてどの電極がソーシング電流パルス(アノード)であるか及びどの電極がシンキング電流パルス(カソード)であるか、並びに刺激パルスの振幅、持続時間、繰返し数、及びバースト率を指示する。
刺激レジメは、典型的には、治療利益を提供するために刺激する必要があるターゲット組織の全てに刺激エネルギを提供し、刺激された非ターゲット組織の容積を更に最小にする。脊髄刺激(SCS)及び末梢刺激(PS)の場合、このような治療利益は、「異常感覚」、すなわち、電極を介して印加された電気刺激によって得られるチクチクする感じを伴う。
刺激システムは、手持ち式遠隔測定コントローラ(RC)を更に含み、選択された刺激パラメータに従って電気刺激パルスを発生させるように遠隔に神経刺激器に命令することができる。遠隔測定コントローラ(RC)はそれ自体、例えば、臨床医用プログラム装置(CP)を使用することによって患者を担当する技師によってプログラムすることができ、臨床医用プログラム装置(CP)は、典型的には、それに搭載されたプログラミングソフトウエアパッケージを有するラップトップのような汎用コンピュータを含む。埋込み可能なパルス発生器(IPG)が再充電可能なバッテリを格納する場合、刺激システムは、誘導エネルギを介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)を経皮的に再充電することができる外部充電器を更に含むことができる。
複数のタイプの刺激を組み合わせて1つ又はそれよりも多くの病状を生成するハイブリッド刺激レジメを使用することが場合、よっては望ましい。例えば、脊髄刺激(SCS)で下肢及び臀部の神経根痛を緩和するのに多くの成功の報告があるにもかかわらず、医師は、軸線方向の腰痛を感じている患者に対して、特に腰椎術後疼痛症候群(FBSS)による慢性疼痛を感じている患者に対して時間と共に十分な疼痛制御を達成して維持することの難しさを多くの場合、報告している。従って、脊髄刺激(SCS)は、多くの場合、背部痛及び下肢痛構成要素の両方を緩和するのに不十分である。しかし、腰椎術後疼痛症候群(FBSS)の結果として慢性腰痛の患者に対して、末梢神経領域刺激(PNFS)は、疼痛を軽減して患者がこれらの正常な活動を取り戻せるようにするのに非常に有効である(非特許文献1及び非特許文献2参照)。
脊髄刺激(SCS)の補助としての末梢神経領域刺激(PNFS)の用途は、脊髄刺激(SCS)の限界を克服することができ、腰及び脚の両方の軸線方向の痛みがひどい患者の処置に対して有効な選択肢になる場合があり、脊髄刺激(SCS)成分は、神経根痛を目標にし、末梢神経領域刺激(PNFS)は、より直接にかつ完全に腰痛を緩和する。患者に対して実施する症例研究に基づいて、腰部及び脚の疼痛を制御するための脊髄刺激(SCS)及び末梢神経領域刺激(PNFS)の組合せは、実際にはいずれかの様式単独よりも有効であることが公知である。従って、末梢神経領域刺激(PNFS)は、慢性腰部及び脚の痛みを伴う患者に対して安全で有効な代わりの処置として脊髄刺激(SCS)と組合せて使用することができると結論を下すことができる(非特許文献3参照)。
これらのハイブリッド刺激システムは、多くの場合、刺激エネルギを送出して異なる刺激レジメをサポートする単一の埋込み可能なパルス発生器(IPG)を利用し、これらの刺激レジメの各々は、非常に異なるプログラム技術及び関連プログラムインタフェース技術を必要とする。例えば、脊髄刺激(SCS)では、多数の緊密に離間した電極を患者の硬膜外腔内に埋込み、高分解能電界内の脊髄組織を刺激するのに対して、末梢神経領域刺激(PNFS)では、少量の広く離間した電極を腰部領域のような末梢領域の皮下組織に埋込み、疼痛領域の末梢領域(すなわち、次に、脊髄内で再収束する罹患神経、皮膚の求心性神経、又はこれらの神経の皮節性分布の領域)を直接に刺激する。従って、プログラム戦略は、典型的には、単一のハイブリッド刺激システムに使用しなければならない。これらのハイブリッド刺激システムを最良にプログラムするために、刺激リードが埋込まれた患者の解剖学的領域を迅速にかつ自動的に決定することが望ましいと考えられ、それによって適切な刺激レジメをこれらの解剖学的領域に適用することができる。
米国特許第6,895,280号明細書 米国特許出願公開第2007/0168007号明細書 米国特許出願公開第2007/0168004号明細書 米国特許出願公開第2007/0150036号明細書 米国特許第6,516,227号明細書 米国特許第6,993,384号明細書 米国特許第7,317,948号明細書 米国特許出願第10/364,436号明細書 米国特許出願第10/364,434号明細書 米国特許出願公開第2006/0224222号明細書 米国特許出願公開第2003/0139781号明細書 米国特許出願公開第2005/0267546号明細書 米国特許出願公開第2010/0010566号明細書 米国特許出願公開第2010/0121409号明細書 米国特許出願公開第2012/0109230号明細書 米国仮特許出願第61/486,141号明細書 米国仮特許出願第61/576,924号明細書 米国仮特許出願第61/452,965号明細書
Richard M.Pacius,M.D.他著「慢性腰痛の処置のための末梢神経領域刺激:長期間経過観察の予備段階の結果:症例シリーズ」、Neuromodulation,Volume 10,Number 3,2007 Janson P.Krutsch,M.D.著「椎弓切除後症候群に対応する軸線方向の背部痛の処置に対する皮下末梢神経刺激の症例報告」、Neuromodulation,Volume 11,Number 2,2008 Clifford A.Bernstein,M.D.他著「腰部及び脚の痛みの処置に対する末梢神経領域刺激と共に脊髄刺激:症例シリーズ」、Neuromodulation,Volume 11,Number 2,2008
ターゲット刺激領域の生体構造及び刺激リードの埋込み深さに応じて、患者は、刺激中に異なる感覚を体感する場合があり、従って、刺激リードの埋込みの深さを決定することが望ましいと考えられる。例えば、刺激リード深さは、末梢神経領域刺激(PNFS)において重要な役割を果たす。刺激リード深さが表面に近過ぎる場合、患者は、より低い振幅でAデルタ又はC繊維アクションから生じる不快感又は痛みを伴う感覚を感じる場合があり、これは、ターゲット知覚繊維に対して治療刺激範囲を低減する。刺激リードが深すぎる場合、筋活動は刺激中に起こる場合があり、更にターゲット知覚繊維に対して治療刺激範囲を制限する。蛍光透視法のような従来型の技術を使用して刺激リード深さを決定することができるが、嵩張る計器を必要として電離放射線を伴う。
本発明の第1の態様に従って、電気信号を患者内に埋込まれた刺激リードに伝達し、電気信号の伝達に応答して電気パラメータを測定することができる刺激デバイスと共に使用するための外部制御デバイスを提供する。一実施形態において、電気パラメータは、患者内に埋込まれた別の刺激リードで測定される。外部制御デバイスは、刺激デバイスと通信するように構成された遠隔測定回路を含む。
外部制御デバイスは、遠隔測定回路を介して刺激デバイスから測定された電気パラメータを受信し、刺激リードを測定された電気パラメータに基づいて埋込んだ複数の異なる解剖学的領域のうちの1つを選択するように構成されたプロセッサを更に含む。
一実施形態において、プロセッサは、測定された電気パラメータを複数の閾値範囲と比較し、比較に基づいて複数の異なる解剖学的領域から1つの解剖学的領域を選択するように構成される。例えば、異なる解剖学的領域が脊髄硬膜外腔及び末梢神経領域を含む場合、測定された電気パラメータは、組織インピーダンスを示すことができ、閾値範囲の第1のものは比較的低くすることができ、閾値範囲の第2のものは比較的高くすることができ、その場合、プロセッサは、組織インピーダンスが第1の閾値範囲にある場合、脊髄硬膜外腔にあるように解剖学的領域を選択し、組織インピーダンスが第2の閾値範囲にある場合、末梢組織領域にあるように解剖学的領域を選択することができる。
外部制御デバイスは、それぞれ患者の異なる解剖学的領域に対応する複数の異なるプログラム用スクリーンを表示し、選択された解剖学的領域に対応するプログラム用スクリーンのうちの1つを選択し、かつ選択されたプログラム用スクリーンを使用してユーザが刺激パラメータ(例えば、電極の組合せ)を定めることを可能にするように構成されたユーザインタフェースを更に含むことができる。外部制御デバイスは、遠隔測定回路を介して刺激デバイスに命令し、定められた刺激パラメータに従って刺激リードから電気刺激エネルギを伝達するように構成されたコントローラを更に含む。
選択的な実施形態において、プロセッサは、測定された電気パラメータに基づいて複数の異なる解剖学的領域に対する確信度を計算するように更に構成され、その場合、ユーザインタフェースは、異なる解剖学的領域及び関連計算された確信度を識別する情報をユーザに伝達し、計算された確信度に基づいて複数の異なる解剖学的領域からユーザが1つの解剖学的領域を選択することを可能にするように更に構成することができる。
本発明の第2の態様に従って、刺激リードが埋込まれた患者に対して医療処置を実行する方法を提供する。本方法は、刺激リードからの電気信号を患者の組織の中に伝達する段階と、電気信号の伝達に応答して電気パラメータを測定する段階とを含む。一方法において、電気パラメータは、患者内に埋込まれた別の刺激リードで測定される。
本方法は、測定された電気パラメータに基づいて刺激リードが埋込まれた複数の異なる解剖学的領域のうちの1つを選択する段階を更に含む。一方法において、測定された電気パラメータは、複数の閾値範囲と比較され、比較に基づいて複数の異なる解剖学的領域から1つの解剖学的領域を選択する。例えば、異なる解剖学的領域が脊髄硬膜外腔及び末梢組織領域を含む場合、測定された電気パラメータは、組織インピーダンスを示すことができ、閾値範囲の第1のものは比較的低くすることができ、閾値範囲の第2のものは比較的高くすることができ、解剖学的領域は、組織インピーダンスが第1の閾値範囲にある場合、脊髄硬膜外腔にあるように選択され、組織インピーダンスが第2の閾値範囲にある場合、末梢組織領域にあるように選択することができる。
本方法は、選択された1つの解剖学的領域に基づいて刺激パラメータ(例えば、電極の組合せ)を定める段階と、定められた刺激パラメータに従って刺激リードから1つの決定された解剖学的領域の中に電気刺激エネルギを伝達する段階とを更に含む。本方法は、選択的に、測定された電気パラメータに基づいて複数の異なる解剖学的領域の確信度を計算する段階と、異なる解剖学的領域及び関連計算された確信度を識別する情報をユーザに伝達する段階と、計算された確信度に基づいて複数の異なる解剖学的領域からユーザが1つの解剖学的領域を選択することを可能にする段階とを含む。
本発明の第3の態様に従って、患者内に埋込まれた刺激リードに電気信号を伝達し、電気信号の伝達に応答して組織インピーダンスを示す電気パラメータを測定することができる刺激デバイスと共に使用するための外部制御デバイスを提供する。外部制御デバイスは、刺激デバイスと通信するように構成された遠隔測定回路と、遠隔測定回路を介して刺激デバイスから測定された電気パラメータを受信し、測定された電気パラメータに基づいて刺激が埋込まれた深さを決定するように構成されたプロセッサとを含む。一実施形態において、プロセッサは、組織インピーダンスが比較的高い場合、深さが浅く、示唆された組織インピーダンスが比較的低い場合、比較的深さが深く、かつ組織インピーダンスが比較的中間である場合、比較的深さが中間であると決定するように構成される。別の実施形態において、プロセッサは、測定された電気パラメータを基準電気パラメータと比較し、比較に基づいて深さを決定するように更に構成される。
外部制御デバイスは、決定された深さの情報を収容するプログラム用スクリーンを表示してプログラム用スクリーンを使用してユーザが刺激パラメータを定めることを可能にするように構成されたユーザインタフェースを更に含む。外部制御デバイスは、遠隔測定回路を介して刺激デバイスに命令して定められた刺激パラメータに従って刺激リードから電気刺激エネルギを伝達するように構成されたコントローラを更に含む。
本発明の第4の態様に従って、刺激リードが埋込まれた(例えば、皮下に)患者に対して医療処置を実行する方法を提供する。本方法は、刺激リードからの電気信号を患者の組織(例えば、患者の末梢領域の組織)の中に伝達する段階と、電気信号の伝達に応答して組織インピーダンスを示す電気パラメータを測定する段階と、測定された電気パラメータに基づいて刺激が埋込まれた深さを決定する段階とを含む。本方法は、決定された深さに基づいて刺激パラメータを定める段階と、定められた刺激パラメータに従って刺激リードから組織の中に電気刺激エネルギを伝達する段階とを更に含む。
一方法において、深さは、組織インピーダンスが比較的高い場合、浅いと決定され、深さは、示唆された組織インピーダンスが比較的低い場合、比較的深いと決定され、かつ深さは、組織インピーダンスが比較的中間である場合、比較的中間であると決定される。選択的な方法は、基準電気信号を患者の中に伝達する段階と、基準電気信号の伝達に応答して基準電気パラメータを測定する段階と、測定された電気パラメータを測定基準電気パラメータと比較する段階と、比較に基づいて深さを決定する段階とを更に含む。
本発明の他の及び更に別の態様及び特徴は、本発明を例示するように意図して本発明を限定しない好ましい実施形態の以下の詳細説明を読むと明らかになるであろう。
同様の要素が共通の参照番号によって参照される図面は、本発明の好ましい実施形態の設計及び有用性を示すものである。本発明の上述及び他の利点及び目的を達成する方法をより良く理解するために、上で簡単に説明した本発明のより詳細な説明を添付の図面に示すその特定の実施形態を参照して以下に提供する。これらの図面は、発明の典型的な実施形態のみを示しており、従って、本発明の範囲を限定すると考えないものとすることを理解した上で、本発明を添付の図面の使用により追加の特殊性及び詳細と共に説明かつ解説する。
本発明に従って配置された神経組織刺激システムの1つの実施形態の平面図である。 図1の神経組織刺激システムに使用する埋込み可能なパルス発生器(IPG)及び刺激リードの平面図である。 患者に使用中の図1の神経組織刺激システムの平面図である。 図1の内部構成要素のブロック図である。 図1の神経組織刺激システムに使用する遠隔測定コントローラ(RC)の正面図である。 図5の遠隔測定コントローラ(RC)の内部構成要素のブロック図である。 図1の神経組織刺激システムに使用する臨床医用プログラム装置(CP)の内部構成要素のブロック図である。 図7の臨床医用プログラム装置(CP)によって生成されたリード形態スクリーンの平面図である。 患者の皮下組織内に浅く埋込まれた電極間を流れる電流を示す平面図である。 患者の皮下組織内に深く埋込まれた電極間を流れる電流を示す平面図である。 図3の埋込み可能なパルス発生器(IPG)をプログラムするために図7の臨床医用プログラム装置(CP)によって生成された脊髄刺激(SCS)プログラム用スクリーンの平面図である。 図3の埋込み可能なパルス発生器(IPG)をプログラムするために図7の臨床医用プログラム装置(CP)によって生成された末梢神経領域刺激(PNFS)プログラム用スクリーンの平面図である。
最初に図1を見ると、例示的な神経組織刺激システム10は、「脊髄刺激(SCS)」及び「末梢神経領域刺激(PNFS)」の両方を実行するのに使用される。システム10は、一般的に、複数の埋込み可能な刺激リード12(脊髄刺激(SCS)機能のための少なくとも1つの刺激リード及び末梢神経領域刺激(PNFS)のための少なくとも1つの刺激リード)と、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の形態のパルス発生デバイスと、遠隔測定コントローラ(RC)16の形態の外部制御デバイスと、臨床医用プログラム装置(CP)18と、外部試験刺激器(ETS)20と、外部充電器22を含む。
埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、1つ又はそれよりも多くのリード延長部24を介して刺激リード12に物理的に接続され、刺激リード12は、アレイに配置された複数の電極26を支持する。図示の実施形態において、複数の電極26を有する4つの経皮リード12(脊髄刺激(SCS)機能のための1対のリード12a及び末梢神経領域刺激(PNFS)機能のための1対のリード12b)が設けられている。4つの刺激リード12を示しているが、より少ない又はより多い刺激リード12を設けてもよいことを認識すべきである。例えば、単一の手術パドルリードを脊髄刺激(SCS)機能に使用し、追加の2つの経皮リード12を末梢神経領域刺激(PNFS)機能に使用してもよい。あるいは、単一の刺激リード12(経皮リード又は手術パドルリードに関わらず)を脊髄刺激(SCS)機能に使用し、単一刺激リード(経皮リード又は手術パドルリードに関わらず)を末梢神経領域刺激(PNFS)機能に使用してもよい。選択的に、リード延長部24に、単一のリード延長部を使用して複数の刺激リード12を埋込み可能なパルス発生器(IPG)14上の単一ポートに結合することができるように分割器(図示せず)を設けてもよい。後でより詳細に説明するように、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、パルス電気波形(すなわち、時間的に連続した電気パルス)の形態の電気刺激エネルギを1組の刺激パラメータに従って電極アレイ26に送出するパルス発生回路を含む。
外部試験刺激器(ETS)20はまた、1つ又はそれよりも多くのリード延長部28及び/又は1つ又はそれよりも多くの外部ケーブル30を介して刺激リード12に物理的に接続される。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14のパルス発生回路と類似のパルス発生回路を有する外部試験刺激器(ETS)20も、1組の刺激パラメータに従ってパルス電気波形の形態の電気刺激エネルギを電極アレイ26に送出する。外部試験刺激器(ETS)20と埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の間の大きい差は、外部試験刺激器(ETS)20が、刺激リード12の埋込み後に且つ埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の埋込み前に、与えるべき刺激の反応性を試験するために試験的に使用される埋込み不能デバイスであることである。従って、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に対して本明細書に説明する任意の機能は、外部試験刺激器(ETS)20に対して同様に実行することができる。
遠隔測定コントローラ(RC)16を使用して、双方向RF通信リンク32を介して外部試験刺激器(ETS)20を遠隔測定的に制御することができる。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14及び刺激リード12が埋込まれた状態で、遠隔測定コントローラ(RC)16を使用して、双方向RF通信リンク34を介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14を遠隔測定的に制御することができる。このような制御により、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14をオン又はオフにし、異なる刺激パラメータセットにプログラムすることを可能にする。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14も、プログラムされた刺激パラメータを修正し、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14によって出力された電気刺激エネルギの特性を能動的に制御するように作動させることができる。
臨床医用プログラム装置(CP)18は、手術室及び経過観察セッションにおいて埋込み可能なパルス発生器(IPG)14及び外部試験刺激器(ETS)20をプログラムするための臨床医の詳細な刺激パラメータを提供する。臨床医用プログラム装置(CP)18は、IR通信リンク36を介して遠隔測定コントローラ(RC)16により埋込み可能なパルス発生器(IPG)14又は外部試験刺激器(ETS)20と間接的に通信することによってこの機能を実行する。これに代えて、臨床医用プログラム装置(CP)18は、RF通信リンク(図示せず)を介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14又は外部試験刺激器(ETS)20と直接に通信してもよい。臨床医用プログラム装置(CP)18によって提供される臨床医の詳細な刺激パラメータも使用して、刺激パラメータをその後に独立型モード(すなわち、臨床医用プログラム装置(CP)18のアシストなしに)遠隔測定コントローラ(RC)16の作動によって修正することができるように遠隔測定コントローラ(RC)16をプログラムする。外部充電器22は、誘導リンク38を介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14を経皮的に充電するのに使用する携帯式デバイスである。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14がプログラムされており、その電源が外部充電器22によって充電されるか又はそうでなければ補充された状態で、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、遠隔測定コントローラ(RC)16又は臨床医用プログラム装置(CP)18が存在することなくプログラムされるように機能することができる。
簡潔にするために、外部試験刺激器(ETS)20及び外部充電器22の詳細は、本明細書では以下に説明しない。これらのデバイスの例示的な実施形態の詳細は、特許文献1(米国特許第6,895,280号明細書)に開示されている。
更に図2を参照して、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、電極及び他の構成要素(後でより詳細に説明する)を収容するための外側ケース40と、刺激リード12の近位端が、電極26を外側ケース40内の内部電子機器(後でより詳細に説明する)に電気的に接続する方式で嵌合するコネクタ42とを含む。外側ケース40は、チタンのような導電性の生体適合性材料から構成され、内部電子機器が身体組織及び体液から保護される気密シールされた区画を形成する。一部の実施形態において、外側ケース40は、電極として機能することができる。
図2に示すように、経皮リード12の各々は、細長い円筒形のリード本体44を含み、電極26は、リード本体44の回りに装着されたリング電極の形態を取る。経皮リード12aの各々は、8つの電極を有し、経皮リード12bの各々は、2つの電極を有する。リード及び電極の実際の数及び形状は、勿論、意図する用途により変化する。本発明の実施形態を説明する目的のために、有意な点は、脊髄刺激(SCS)に使用する電極アレイが末梢神経領域刺激(PNFS)に使用する電極アレイと異なることであり、従って、異なる刺激レジメが必要になることになる。経皮刺激リードを製造する構成及び方法を説明する更なる詳細は、特許文献2(米国特許出願公開第2007/0168007号明細書)及び特許文献3(米国特許出願公開第2007/0168004号明細書)に説明されている。変形実施形態において、手術パドルリードを利用することができ、その詳細は、特許文献4(米国特許出願公開第2007/0150036号明細書)に開示されている。
後でより詳細に説明するように、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の内のプログラムされた1組の刺激パラメータに従って電気的調整とパルス電気波形の形態の刺激エネルギとを電極アレイ26に提供するパルス発生回路を含む。このような刺激パラメータは、アノード(正)、カソード(負)、及びオフ(ゼロ)として作動される電極を定める電極の組合せと、各電極(分割電極形態)に割当られた刺激エネルギのパーセントと、パルス振幅(埋込み可能なパルス発生器(IPG)14が電極アレイ26に一定の電流又は一定の電圧を供給するか否かかに応じてミリアンペア又はボルトで測定される)、パルス幅(マイクロ秒で測定される)、パルス繰返し数(1秒当たりのパルスで測定される)、及びバースト率(刺激オン期間X及び刺激オフ期間Yに対する刺激として測定される)を定める電気パルスパラメータを含むことができる。
電気刺激は、2つ(又はそれよりも多く)の作動電極間で起こることになり、2つの電極の一方は、IPGケースとすることができる。刺激エネルギは、単極又は多極(例えば、2極、3極、その他)の様式で組織に伝達することができる。単極刺激は、刺激エネルギが、選択された電極26とケースの間に伝達されるように、リード延長部26のうちの選択された1つが埋込み可能なパルス発生器(IPG)14のケースと共に作動する時に起こる。双極刺激は、刺激エネルギが、選択された電極26と電極26の間で伝達されるように、リード電極26のうちの2つがアノード及びカソードとして作動する時に起こる。例えば、第1のリード12上の電極は、同じリード又は別のリード12上の電極がカソードとして作動する同じ時間にアノードとして作動させることができる。3極刺激は、リード電極26のうちの3つが、2つのアノード及び残りの1つのカソードとして作動するとき、又は、2つのカソードと及び残りの1つのアノードとして作動するときに起こる。例えば、1つのリード12上の2つの電極は、別のリード12上の電極がカソードとして作動する同じ時間にアノードとして作動させることができる。
刺激エネルギは、単相電気エネルギ又は多相電気エネルギとして電極間で送出することができる。単相電気エネルギは、全て正(アノード)又は全て負(カソード)のいずれかである一連のパルスを含む。多相電気エネルギは、正と負の間を交互にする一連のパルスを含む。例えば、多相電気エネルギは、一連の2相パルスを含むことができ、各2相パルスは、刺激パルス後に発生して電極−組織インタフェースにおいて蓄積される電荷を防止するカソード(負)刺激パルス及びアノード(正)再充電パルスを含み、それによって電極劣化及び電池障害を回避する。すなわち、電荷は、刺激期間(刺激パルスの長さ)中に電極において電流を介して電極−組織インタフェースにより伝達され、次に、再充電期間(再充電パルスの長さ)中に同じ電極において反対方向に分極した電流を介して電極−組織から引き戻される。
「脊髄刺激(SCS)」用途に対して、経皮リード12aは、図3に示すように患者46の脊柱内に埋込まれる。刺激リード12aの好ましい配置は、刺激すべき脊髄区域に隣接しており、すなわち、その近くにある。経皮刺激リード12aは、蛍光透視法の助けによってトーヒ状針を介して硬膜外腔の中に導入することができ、トーヒ状針は、望ましい脊椎の間の皮膚を通過して硬膜層の上の硬膜外腔の中に入る。片側性疼痛に対して、1つの刺激リード12aは、脊髄の対応する横方向側面上に配置される。両側性疼痛に対して、1つの刺激リード12aは、脊髄の中央に従って配置され、又は2つの刺激リード12aは、正中線のそれぞれの側面に従って配置される。多くの場合、金属線のようなスタイレットは、刺激リード12aの各々の中心を通過する内腔の中に挿入され、針を介して硬膜外腔の中へのリードの挿入に役立つ。スタイレットは、位置決め中にリードに剛性を与え、刺激リード12aが位置決めされた状態で、スタイレットは、リードが弛緩した後で取外すことができる。手術パドルリードをこれに代えて経皮リードの代わりに使用する場合、手術パドルリードは、外科的処置、特に、層状脊椎組織の除去に伴い硬膜層へのアクセス及びリード12aの位置決めの両方を可能にする椎弓切除術を使用して脊柱内に埋込むことができる。
「末梢神経領域刺激(PNFS)」用途に対して、経皮刺激リード12bは、脊柱から遠隔に、例えば、腰部の皮下組織に直接に最大疼痛の領域に埋込まれる。図示のように、刺激リード12bは、患者の背中を横方向に(水平に)、例えば、傍脊椎筋の上に重なるL4−L5レベルの両側に配置される。本明細書の目的のために、末梢神経組織は、中枢神経組織系の一部ではない任意の神経組織(すなわち、脳又は脊髄以外の神経組織)である。図示の実施形態において、刺激リード12bは、患者の腰部内に埋込まれる。これに代えて、刺激リード12bは、頭部(例えば、ONS)及び頸部領域、腹部、及び四肢を含む末梢神経を刺激することができる患者の他の領域に埋込むことができる。刺激リード12bは、真皮の直下でトンネルを発生させることができるトーヒ状針を使用して選択された末梢領域に埋込むことができ、刺激リード12bの適切な位置決めは、蛍光透視法により確認される。
脊髄及び末梢領域のターゲット区域における刺激リード12の適切な配置の後、リード12を所定位置に係止して刺激リード12の移動を防止する。脊柱内に埋込まれた刺激リード12の出口点から離れた埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の位置付けを容易にするために、リード延長部24を使用することができる。リード延長部を使用するか又は使用しないかにかかわらず、脊柱を出た刺激リード12及び腰部領域内に埋込まれた刺激リード12の近位端は、患者の胴体に沿って埋込み可能なパルス発生器(IPG)14を埋込む皮下ポケット(典型的には、患者の腹部又は臀部区域に作られた)の皮下に形成された1つ又はそれよりも多くのトンネル(図示せず)を通過する。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14はまた、勿論、患者の身体の他の位置に埋込むことができる。皮下トンネルは、トンネルストローをネジ加工することができるトンネルツールを使用して形成することができる。トンネルツールを取り外し、刺激リード12をトンネルストローによりネジ加工し、次に、トンネル内の所定位置に刺激リード12を維持しながらトンネルストローをトンネルから取外すことができる。
刺激リード12は、次に、埋込み可能なパルス発生器(IPG)12のコネクタ42上に位置付けるか又はリード延長部24に接続されたコネクタポート内に刺激リード12の近位端を挿入することによって埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に直接に接続され、リード延長部24は、次に、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14のコネクタポートの中に挿入される。図示の実施形態において、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、4つの刺激リード12に対応する4つのコネクタポートを有する。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、次に、電極を介してターゲット組織、特に、後でより詳細に説明する方式で患者の脊髄及び腰部領域内の脊髄後索及び脊髄後根繊維に送出する電気パルスを発生させるように作動させることができる。そこに図示のように、臨床医用プログラム装置(CP)18は、遠隔測定コントローラ(RC)16を介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14と通信し、それによって埋込み可能なパルス発生器(IPG)14を制御して再プログラムするための手段を提供する。
次に図4に移って、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の主な内部構成要素をここで説明する。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、データバス54にわたる制御論理52の制御下で指定されたパルス振幅、パルス繰返し数、パルス幅、パルス形状、及びバースト率を有する定められたパルス波形に従って電気刺激エネルギを発生させるように構成された刺激出力回路50を含む。電気波形のパルス繰返し数及びパルス幅の制御は、タイマ論理回路56によって容易にされ、タイマ論理回路56は、好ましい分解能、例えば、10μsを有する。刺激出力回路50が発生する刺激エネルギは、コンデンサC1−C16を介して電極26に対応する電気端子58に出力される。
アナログ出力回路50は、指定の及び既知のアンペア数の刺激パルスを電極26へ又はそこから提供するために独立して制御する電流源、又は電極26において指定の及び既知の電圧の刺激パルスを提供するために独立して制御する電圧源のいずれかを含むことができる。規定の振幅及び幅の刺激パルスを発生させる同じ機能を実行するのに適切な出力回路の変形実施形態を含むこのアナログ出力回路の作動は、特許文献5(米国特許第6,516,227号明細書)及び特許文献6(米国特許第6,993,384号明細書)により完全に説明されている。
埋込み可能なパルス発生器(IPG)14はまた、埋込み可能なパルス発生器(IPG)にわたって様々なノード又は他の点62、例えば、電源電圧、温度、バッテリ電圧などのステータスをモニタするためのモニタ回路60を含む。注意すべきことに、電極26は、患者の組織内にぴったり合い、組織が導電性であるので、電気測定は、電極26から行うことができる。意義深いことに、モニタ回路60は、後でより詳細に説明するように、このような電気測定を行って患者内の各刺激リード12の位置及び/又は深さを決定することができるように構成される。
電気信号は、刺激リード12の一方が支持する電極と1つ又はそれよりも多くの他方の電極(例えば、同じ刺激リード12上の電極、他の刺激リード12上の電極、IPG12のケース40、又は組織に取りつけられた電極)との間で伝達することができ、次に、電気パラメータは、電気信号の伝達に応答して測定することができる。図示の実施形態によって各刺激リード12の位置及び/又は深さを決定する目的のためのモニタ回路60によって行われた電気測定は、電気インピーダンスであるが、例えば、電界電位又は誘発電位測定のような他の適切な測定を得ることができる。
電気データは、様々な手段のうちのいずれか1つを使用して測定することができる。例えば、電気データ測定は、特許文献7(米国特許第7,317,948号明細書)に説明するように、電気刺激パルスが組織に印加されている時間の一部分の間に又は刺激のすぐ後にサンプルベースで行うことができる。これに代えて、電気データ測定は、特許文献5(米国特許第6,516,227号明細書)及び特許文献6(米国特許第6,993,384号明細書)に説明するような電気刺激パルスとは無関係に行うことができる。例えば、電気データ測定は、交流電流(AC)又は拍動性電気信号に応答して行うことができ、これらは、好ましくは、患者に対する生理反応を発生させない(すなわち、閾値未満)振幅及びパルス幅(例えば、20μsに対して1mA)を使用するが、これに代えて、刺激パルスに応答して実施することができる。
インピーダンス測定技術は、インピーダンスベクトルを測定することによって実行することができ、インピーダンスベクトルは、電極26の選択された対の間で測定されたインピーダンス値として定めることができる。電極間インピーダンスは、様々な方法で決定することができる。例えば、既知の電流は、1対の電極26の間に印加することができ、電極26の間の電圧を測定することができ、かつ電極26の間のインピーダンスは、測定電圧対既知の電流の比として計算することができる。これに代えて、既知の電圧を1対の電極26の間に印加することができ、電極26の間の電流を測定することができ、かつ電極26の間のインピーダンスは、既知の電圧対測定電流の比として計算することができる。
電界電位測定技術は、一定の電流を使用して電極26の選択されたものにおいて電界を発生させ、リード電極26の他の選択されたものにおいて電界を記録することによって実行することができる。これは、様々な方式のうちの1つで達成することができる。例えば、電極26のうちの選択された1つに電気エネルギを伝達し、IPGケース40において電気エネルギを戻すことによって電界を発生させることができる。これに代えて、多極構成(例えば、2極又は3極)をリード電極26の間で生成することができる。あるいは、患者の身体上のどこかに縫合された(そうでなければ恒久的に又は一時的に取りつけられた)電極(例えば、接着又はゲル性電極)は、ケースIPGの外側ケース又はリード電極26の所定位置に使用することができる。いずれの場合、も、電極26のうちの選択された1つは、電界を発生させるように作動させ、電極26のうちの選択された1つ(これは、作動電極又は別の電極を含むことができる)を作動させて電界の電圧電位を記録する。これに代えて、エネルギを供給して戻す電極とは異なる1対の電極間の異なる電界電位測定を行うことができる。
誘発電位測定技術は、電極26のうちの1つにおいて電界を発生させることによって実行することができ、その電界は、閾値レベルを超えた刺激電極に隣接するニューロンを脱分極するのに十分に強力であり、それによって神経繊維に沿って伝播するアクション電位(AP)の発射を誘起する。このような刺激は、好ましくは、閾値を超えているが、心地よくないことはない。この目的のための好ましい刺激パルスは、例えば、200μSに対して4mAである。電極26のうちの選択された1つを作動させて電界を発生させるが、電極26のうちの選択された1つのもの又は複数のもの(作動電極とは異なる)を作動させて、刺激電極において刺激パルスにより誘発電位が引き起こす電圧の測定可能なずれを記録する。
電極インピーダンス、電界電位、及び誘発アクション電位のような電気パラメータデータの測定を説明する更なる詳細は、「検知インピーダンスの関数として出力された刺激の自動調節を提供する神経刺激システム」という名称の特許文献8(米国特許出願第10/364,436号明細書)、「検知された圧力変化の関数として出力された刺激の自動調節を提供する神経刺激システム」という名称の特許文献9(米国特許出願第10/364,434号明細書)、「刺激リードの相対位置及び向きを決定するための装置及び方法」という名称の特許文献6(米国特許第6,993,384号明細書)、及び特許文献10(米国特許出願公開第2006/0224222号明細書)に示されている。
埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、データバス66にわたる制御論理52を制御するマイクロコントローラ(μC)の形態の処理回路を更に含み、データバス68を介してモニタ回路60からステータスデータを得る。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14はまた、タイマ論理56を制御する。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、マイクロコントローラ64に結合されたメモリ70、並びに発振器及びクロック回路72を更に含む。マイクロコントローラ64は、メモリ70、並びに発振器及びクロック回路72と組み合わせて、すなわち、メモリ70に格納された好ましいプログラムに従ってプログラム機能を実行するマイクロプロセッサシステムを含む。これに代えて、一部の用途に対して、マイクロプロセッサシステムが提供する機能は、適切な状態機械によって行うことができる。
従って、マイクロコントローラ64は、必要な制御及びステータス信号を発生させ、これらは、選択された作動プログラム及び刺激パラメータに従ってマイクロコントローラ64が埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の作動を制御することを可能にする。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の作動を制御するのに、マイクロコントローラ64は、制御論理52及びタイマ論理56と組み合わせてアナログ出力回路50を使用して電極26において刺激パルスを個々に発生させることができ、それによって各電極26が、単極ケース電極を含む他のデバイス26と対になり又はグループ化され、極性、振幅、繰返し数、パルス幅、及び電流刺激パルスを提供するチャネルを制御することを可能にする。
埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、適切な変調搬送波信号において遠隔測定コントローラ(RC)16及び/又は臨床医用プログラム装置(CP)18からプログラムデータ(例えば、作動プログラム及び/又は刺激パラメータ)を受信するための交流電流(AC)受信コイル74を更に含み、搬送波信号を復調するための充電及び前方遠隔測定回路76は、AC受信コイル74を介してそれが受信するプログラムデータを復調し、プログラムデータを次にメモリ70内又は埋込み可能なパルス発生器(IPG)14にわたって分配された他のメモリ要素(図示せず)に格納する。
埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、モニタ回路60を介して遠隔測定コントローラ(RC)16及び/又は臨床医用プログラム装置(CP)18に検知された情報データを送るためにバック遠隔測定回路78及び交流電流(AC)伝達コイル80を更に含む。埋込み可能なパルス発生器(IPG)14のバック遠隔測定特徴はまた、そのステータスを点検することを可能にする。例えば、遠隔測定コントローラ(RC)16及び/又は臨床医用プログラム装置(CP)18が、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14でプログラムセッションを開始する時に、バッテリの機能は、遠隔測定コントローラ(RC)16及び/又は臨床医用プログラム装置(CP)18が推定時間を計算して再充電することができるように遠隔測定される。電流刺激パラメータに対する任意の変化は、バック遠隔測定により確認され、それによってこのような変化がインプラントシステム内に正しく受け入れて実施されていることを保証する。更に、遠隔測定コントローラ(RC)16及び/又は臨床医用プログラム装置(CP)18による検査の結果、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に格納された全てのプログラマブル設定値は、遠隔測定コントローラ(RC)16及び/又は臨床医用プログラム装置(CP)18にアップロードすることができる。
埋込み可能なパルス発生器(IPG)14は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に作動電力を提供するための再充電可能電源82及び電力回路84を更に含む。再充電可能電源82は、例えば、リチウムイオン又はリチウムイオンポリマーバッテリを含むことができる。再充電可能バッテリ82は、未調節電圧を電力回路84に提供する。電力回路84は、次に、様々な電圧86を発生させ、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14内に位置付けられた様々な回路によって必要に応じてその一部は調節され、その一部は調節されない。再充電可能電源82は、AC受信コイル74が受入れる整流AC電源(又は他の手段、例えば、「インバータ回路」としても公知の効率的なAC/DCコンバータ回路によりAC電源から変換されたDC電源)を使用して再充電される。電源82を再充電するために、AC磁場を発生させる外部充電器(図示せず)は、埋込まれた埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の上に患者の皮膚に対して又はそうでなければこれに隣接して配置される。外部充電器によって放出されるAC磁場は、AC受信コイル74にAC電流を誘導する。充電及び前方遠隔測定回路76は、AC電流を整流してDC電流を生成し、この回路76を使用して電源82を充電する。AC受信コイル74は、通信(例えば、プログラミング及び制御データ)及び外部デバイスからの充電エネルギの無線受信の両方に使用されるように説明したが、AC受信コイル74は、専用充電コイルとして配置することができ、一方、コイル80のような別のコイルは、双方向遠隔測定に使用することができることを認識すべきである。
上述の及び他のIPGに関する追加の詳細は、特許文献5(米国特許第6,516,227号明細書)、特許文献11(米国特許出願公開第2003/0139781号明細書)、及び特許文献12(米国特許出願公開第2005/0267546号明細書)に見出すことができる。IPGではなく、システム10は、これに代えて、リード12に接続された埋込み可能受信機−刺激器(図示せず)を利用することができることに注意しなければならない。この場合、埋込まれた受信機に給電するための電源、例えば、バッテリ、並びに受信機−刺激器に命じる制御回路は、電磁気リンクを介して受信機−刺激器に誘導的に結合された外部コントローラに収容されることになる。データ/電力信号は、埋込まれた受信機−刺激器の上に置かれたケーブル接続伝達コイルから経皮的に結合される。埋込まれた受信機−刺激器は、信号を受信し、制御信号に従って刺激を発生させる。
ここで図5を参照して、遠隔測定コントローラ(RC)16の一例示的実施形態を以下に説明する。上述したように、遠隔測定コントローラ(RC)16は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14、臨床医用プログラム装置(CP)18、又は外部試験刺激器(ETS)20と通信することができる。遠隔測定コントローラ(RC)16は、ケーシング100を含み、これは、内部構成要素(プリント基板(PCB)を含む)、並びにケーシング100の外部が支持する照明付き表示画面102及びボタンパッド104を収容する。図示の実施形態において、表示画面102は、照明付き平面パネル表示画面であり、ボタンパッド104は、フレックス回路の上に位置決めされた金属ドームの膜スイッチと、直接にPCBに接続されたキーパッドコネクタとを含む。選択的な実施形態において、表示画面102は、タッチスクリーン機能を有する。ボタンパッド104は、多くのボタン106、108、110、及び112を含み、これらは、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14がオン及びオフになるのを可能にし、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14内の刺激パラメータの調節又は設定を提供し、スクリーン間の選択を提供する。
図示の実施形態において、ボタン106は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14をオン及びオフにするように作動させることができるオン/オフボタンとして機能する。ボタン108は、遠隔測定コントローラ(RC)16が画面表示及び/又はパラメータの間でスイッチを切り換えることを可能にする選択ボタンとして機能する。ボタン110及び112は、パルス振幅、ハルス幅、及びパルス繰返し数を含む埋込み可能なパルス発生器(IPG)14が発生するパルスの刺激パラメータのいずれかを増分又は減分するように作動させることができるアップ/ダウンボタンとして機能する。例えば、選択ボタン108は、パルス振幅をその間にアップ/ダウンボタン110、112を介して調節することができる「パルス振幅調節モード」、パルス幅をアップ/ダウンボタン110、112を介してその間に調節することができる「パルス振幅調節モード」、及びパルス繰返し数をアップ/ダウンボタン110、112を介してその間に調節することができる「パルス繰返し数調節モード」に遠隔測定コントローラ(RC)16を置くように作動させることができる。これに代えて、専用アップ/ダウンボタンを各刺激パラメータに提供することができる。アップ/ダウンボタンの使用ではなく、ダイヤル、スライダーバー、又はキーパッドのようないずれかの他のタイプのアクチュエータを使用して刺激パラメータを増分又は減分することができる。遠隔測定コントローラ(RC)16の機能性及び内部構成要素の更なる詳細は、特許文献1(米国特許第6,895,280号明細書)に開示されている。
図6を参照して、例示的な遠隔測定コントローラ(RC)16の内部構成要素をここに説明する。遠隔測定コントローラ(RC)16は、一般的に、プロセッサ114(例えば、マイクロコントローラ)、プロセッサ114によって実行するための作動プログラムを格納するメモリ116、並びにナビゲーションテーブル(以下に説明する)中の刺激パラメータセット、入力/出力回路、及び特に埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に刺激パラメータを出力し、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14からステータス情報を受け入れるための遠隔測定回路118、及びボタンパッド104から刺激制御信号を受け入れ、表示画面102(図5に示す)にステータス情報を伝達するための入力/出力回路70を含む。簡潔にするために本明細書では説明していない遠隔測定コントローラ(RC)16の他の機能の制御と同様に、プロセッサ114は、ボタンパッド104のユーザ操作に応答して新しい刺激パラメータセットを生成する。これらの新しい刺激パラメータセットは、次に、遠隔測定回路118を介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に伝達されることになる。遠隔測定コントローラ(RC)16の機能性及び内部構成要素の更なる詳細は、特許文献1(米国特許第6,895,280号明細書)に開示されている。
簡単に上述したように、臨床医用プログラム装置(CP)18は、複数の電極の組合せのプログミングを非常に簡素化し、ユーザ(例えば、医師又は臨床医)が埋込み可能なパルス発生器(IPG)14、並びに遠隔測定コントローラ(RC)16の中にプログラムされる望ましい刺激パラメータを容易に決定することを可能にする。従って、埋込み後の埋込み可能なパルス発生器(IPG)14のプログラマブルメモリの刺激パラメータの修正は、臨床医用プログラム装置(CP)18を使用するユーザによって実行され、臨床医用プログラム装置(CP)18は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14と直接に通信するか又は遠隔測定コントローラ(RC)16を介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14と間接的に通信することができる。すなわち、臨床医用プログラム装置(CP)18は、脊髄の近くの電極アレイ26の作動パラメータを修正するようにユーザによって使用することができる。
図3に示すように、臨床医用プログラム装置(CP)18の全体の外観は、ラップトップパーソナルコンピュータ(PC)のものであり、実際に、指示プログミングデバイスを含むように適正に構成され、本明細書に説明する機能を実施するようにプログラムされているPCを使用して埋込むことができる。これに代えて、臨床医用プログラム装置(CP)18は、ミニコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、スマートフォンのような又は拡張機能を有する遠隔測定コントローラ(RC)の形態でさえも取ることができる。従って、プログラム方法は、臨床医用プログラム装置(CP)18内に格納されたソフトウエア命令を実行することができる。これに代えて、このようなプログラム方法は、ファームウエア又はハードウエアを使用して実行することができる。いずれの場合でも、臨床医用プログラム装置(CP)18は、最適刺激パラメータを患者反応及びフィードバックに基づいて決定することを可能にし、その後に最適刺激パラメータを使用して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14をプログラムするために、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14が発生する電気刺激の特性を能動的に制御することができる。
ユーザがこれらの機能を実行することを可能にするために、臨床医用プログラム装置(CP)18は、ハウジング128に収容されたマウス122、キーボード124、及びプログミング表示画面126を含む。マウス122に加えて又はその代わりに、ジョイスティック、ボタンパッド、1群のキーボード矢印キー、ローラボール追跡デバイス、及び水平及び垂直ロケット型アームスイッチのような他の指示プログミングデバイスを使用することができることは理解されるものとする。臨床医用プログラム装置(CP)18は、表示画面126上で作動事象を検出することができる検出回路(図示せず)を更に含む。このような作動事象は、表示画面126上に表示された少なくとも1つのグラフィックオブジェクトの近くに少なくとも1つのポインティング要素(図示せず)の配置を含み、並びに他の事象は、後でより詳細に説明するように、スクリーンにわたるポインティング要素の移動又はポインティング要素によるクリック又はタッピングのようなポイント要素を伴う。
以下に説明する好ましい実施形態において、表示画面126は、デジタイザタッチスクリーンの形態を取り、スクリーンは、能動的又は受動的のいずれにすることもできる。受動的である場合、検出回路は、指又は非電子スタイラスのような受動デバイスがスクリーンと接触する時に圧力又は電流の変化を認識する。能動的である場合、検出回路は、電子ペン又はスタイラスによって伝達された信号を認識する。いずれの場合、も、検出回路は、それがポインティングデバイスとスクリーンの間で物理的に接触しても、スクリーンの近くのポインティングデバイスを定められた距離内に収めても、物理的ポインティングデバイス(例えば、指、非電子スタイラス、又は電子スタイレット)がスクリーンの近くにある時を検出することができ、同時に物理的ポインティングデバイスが近くにあるスクリーンの位置を検出する。一部の実施形態において、表示画面126は、従来型のスクリーンの形態を取り、その場合、ポインティング要素は、指又はスタイラスのような実際のポインティングデバイスでなくて、むしろマウス、ジョイスティック、トラックボール等が制御するカーソルのような仮想ポインティングデバイスである。
図7に示すように、臨床医用プログラム装置(CP)18は、コントローラ/プロセッサ130(例えば、中央演算処理ユニット(CPU))と、コントローラ/プロセッサ130によって実行されてユーザが埋込み可能なパルス発生器(IPG)14及び遠隔測定コントローラ(RC)16をプログラムすることを可能にする刺激プログラムパッケージ134を格納するメモリ132とを含む。注意すべきことに、コントローラ/プロセッサ130を単一デバイスとして示すが、処理機能及び制御機能は、個別のコントローラ及びプロセッサによって実行することができる。従って、臨床医用プログラム装置(CP)18によって実行されるように以下に説明する制御機能は、コントローラによっても実行することができ、臨床医用プログラム装置(CP)18によって実行されるように以下に説明する処理機能は、プロセッサによっても実行することができることを認めることができる。臨床医用プログラム装置(CP)18は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14及び遠隔測定コントローラ(RC)16に刺激パラメータをダウンロードするために、かつ遠隔測定コントローラ(RC)16の遠隔測定回路68を介して遠隔測定コントローラ(RC)16のメモリ66に既に格納された刺激パラメータをアップロードするための(例えば、遠隔測定コントローラ(RC)16の遠隔測定回路を介して)出力回路136を更に含む。
コントローラ/プロセッサ130によるプログラムパッケージ134の実行は、マウス122の使用を介してナビゲートされる多くの表示画面(図示せず)を提供する。これらの表示画面は、他の機能の中でも、臨床医が、患者プロフィール情報(例えば、名前、誕生日、患者識別、医師、診断、及び住所)を選択又は入力し、手順情報(例えば、プログラミング/経過観察、インプラント試験システム、インプラント埋込み可能なパルス発生器(IPG)、インプラント埋込み可能なパルス発生器(IPG)及びリード、交換埋込み可能なパルス発生器(IPG)、交換用埋込み可能なパルス発生器(IPG)及びリード、交換用又は修正用リード、外植、その他)を入力し、患者の疼痛マップを生成し、リードの形態及び向きを定め、リード12によって出力された電気刺激エネルギを開始して制御し、かつ手術設定及び臨床設定の両方において刺激パラメータで埋込み可能なパルス発生器(IPG)14を選択してプログラムすることを可能にする。上述の臨床医用プログラム装置(CP)機能の更なる詳細説明は、特許文献13(米国特許出願公開第2010/0010566号明細書)及び特許文献14(米国特許出願公開第2010/0121409号明細書)に開示されている。
意義深いことに、プログラムパッケージ134は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に接続された刺激リード12のどの形態を脊髄刺激(SCS)治療の患者の硬膜外腔に埋込むか、かつ埋込み可能なパルス発生器(IPG)14に接続された刺激リード12のどの形態を末梢神経領域刺激(PNFS)治療の患者の皮下組織に埋込むかを識別する。プログラムパッケージ134はまた、患者内の刺激リード12の埋込み深さを決定する。各刺激構成を埋込むのが患者のどの領域か及び各刺激リード12の埋込み深さに関する知識は、埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の効率的プログラミング及び刺激結果の推定を可能にするのに有用である可能性がある。
刺激リード12の位置及び深さ情報は、電気ベースの技術を使用して決定される。特に、モニタ回路60(図4に示す)によって測定される電気パラメータデータは、電気特性及び媒体境界の変動を反映する。すなわち、生体構造及び組織組成物の差により、電気特性及び媒体境界条件は、身体の異なる位置で異なる可能性があり、異なる電界分布をもたらす。特定の身体位置でも、組織組成物及び構造により、異なる皮下層は、異なる電気特性を有する可能性があり、特に、皮膚表面までの距離は、電流が組織媒体に流れ込み電界電位を発生させる時に異なる境界条件を生じる可能性がある。電気特性及び境界条件の総合効果は、測定インピーダンスデータから直接に得られるか又は他のタイプの測定された電気パラメータデータから間接的に示唆される電気インピーダンスに反映される可能性がある。
コントローラ/プロセッサ130は、ユーザによって入力されるか又はそうでなければ臨床医用プログラム装置(CP)18によって得られるいずれかの他の情報と共に測定された電気パラメータデータを使用して各刺激リード形態埋込まれている身体の領域を決定するのを補助する。
例えば、硬膜外腔内に埋込まれた刺激リードによって測定される組織インピーダンスは、数百オーム(例えば、200〜600オーム)の範囲であるのに対して、患者の末梢領域内に埋込まれた刺激リードによって測定される組織インピーダンスは、数百〜数千オーム(例えば、600〜2000オーム)の範囲である。従って、測定された電気パラメータデータが数百オームの組織インピーダンスを示す場合、刺激リード形態の埋込み部位は、硬膜外腔にあると決定することができ、それによって脊髄刺激(SCS)治療の助けになる刺激レジメが必要になる。対照的に、測定された電気パラメータデータは、約1000オーム又はそれよりも大きい組織インピーダンスを示し、刺激リード形態の埋込み部位は、患者の末梢領域にあると決定することができ、それによって末梢神経領域刺激(PNFS)治療の助けになる刺激レジメが必要になる。
別の例として、特定の形態の刺激リード間で組織インピーダンスを示す電気パラメータ測定を行って刺激リード間の相対距離を決定することができる。硬膜外腔内に埋込まれた刺激リードは、一般的に互いに近く離間しているので、リード間インピーダンスは、典型的には、この場合、比較的小さくなり、従って、これらのリードが硬膜外腔内に埋込まれたことを示し、それによって脊髄刺激(SCS)治療の助けになる刺激レジメが必要になる。対照的に、皮下組織内に埋込まれた刺激リードは、一般的に互いに遠くに離間しているので、リード間インピーダンスは、典型的には、この場合、比較的大きくなり、従って、これらのリードが皮下に埋込まれたことを示し、それによって末梢神経領域刺激(PNFS)治療の助けになる刺激レジメが必要になる。
図8を参照して、コントローラ/プロセッサ130は、リード形態スクリーン150を介して刺激リード形態の推定位置をユーザに伝達し、リード形態スクリーン150は、脊髄刺激(SCS)リード形態152a及び末梢神経領域刺激(PNFS)リード形態152bの2つの異なるグラフィックリード形態を表示する。臨床医用プログラム装置(CP)18は、硬膜外腔又は皮下組織に対応する刺激リード形態が埋込み可能なパルス発生器(IPG)14の特定の組のコネクタポートに結合される確信度(この場合、確信パーセント)を選択的に計算し、次に、グラフィックリード形態12’の下に確信度を表示する。図示の実施形態において、80%の確信度を示している。リード形態スクリーン150は、ユーザが作動させてリード形態位置を確認することができる「ACCEPT」グラフィック制御アイコン154と、リード形態位置を手動で変化させる「CHANGE」グラフィック制御アイコン156とを含む。
コントローラ/プロセッサ130はまた、測定された電気パラメータデータを使用して、刺激リード12bの各々が患者内の皮下に埋込まれた深さを決定するのを補助する。例えば、図9aに示すように、組織中に比較的浅く埋込まれた電極26は、真皮において電流「混雑」を引き起こし、それによって電極26の間に比較的高いインピーダンスをもたらす。対照的に、図9bに示すように、組織中に比較的深く埋込まれた電極は、一般的により均質な電流フローを引き起こし、それによって電極26の間に比較的低いインピーダンスをもたらす。従って、表皮層から測定されたインピーダンスは、より高い値を有することができ、皮下層から測定されたインピーダンスは、より低い値を有することができ、より深い筋層から測定されたインピーダンスは、更に低い値(筋肉の深さ及びより高い導電性による)を有することができる。2つの電極間のインピーダンスが、これらを組織中により深く埋込むと減少する原理に基づいて、臨床医用プログラム装置(CP)18は、刺激リード12bの各々の深さを計算し、図8のグラフィック末梢神経領域刺激(PNFS)リード形態152bの下に深度値を表示する。深度値は、絶対値、相対値、又は正規化値とすることができる。
注意すべきことに、組織インピーダンスは、個人によって異なり、従って、皮下リード12bから測定された相対インピーダンスを見積るために、各個人から基本インピーダンス値を得ることが有用である場合がある。例えば、経皮的2極インピーダンスは、刺激リード12bを埋込む領域の締めつけられた皮膚(結合している皮膚又は皮膚に塗布された導電性ゲル)の表面から測定することができる。経皮的基本インピーダンスと深さ依存刺激リード12bの間の関係を確立することができる場合、前者を基準として使用して、皮下刺激リード12bから測定されたインピーダンスを見積ることができる。
リード形態スクリーン150は、脊髄刺激(SCS)プログラム用スクリーン200a(図10aに示す)の表示を可能にするようにユーザが作動させることができる脊髄刺激(SCS)プログラム制御アイコン158aと、末梢神経領域刺激(PNFS)プログラム用スクリーン200b(図10bに示す)の表示を可能にするようにユーザが作動させることができる末梢神経領域刺激(PNFS)プログラム制御アイコン158bとを更に含む。プログラム用スクリーン200a、200bは、様々な制御機能を実行するように作動させることができる以下に説明する様々な制御要素を含む。
プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、ユーザが作動させて4つの異なる電極の組合せ1〜4のうちの1つを選択することができる矢印を有する電極の組合せ制御202を含む。プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、交互に作動させて選択された電極の組合せを介して埋込み可能なパルス発生器(IPG)14から電気刺激エネルギの送出を開始又は停止することができる刺激オン/オフ制御204を更に含む。
プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、ユーザが作動させて選択された電極の組合せの刺激パラメータを手動で調節することができる様々な刺激パラメータ制御を更に含む。特に、プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、パルス幅調節制御206(マイクロ秒(μs)で表される)、パルス繰返し数調節制御208(ヘルツ(Hz)で表される)、及びパルス振幅調節制御210(ミリアンペア(mA)で表される)を含む。各制御は、それぞれの刺激パラメータの値を低減するように作動させることができる第1の矢印と、それぞれの刺激パラメータの値を増加させるように作動させることができる第2の矢印とを含む。
電極の組合せ1〜4の各々は、様々な制御要素を使用して生成することができる。特に、プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、電極26’を含むリード12’のグラフィック表現を表示する。図示の実施形態において、各電極表現26’は、閉鎖幾何学的図形及びこの場合、矩形の形態を取る。変形実施形態において、電極表現26’は、円のような他のタイプの閉鎖幾何学的図形の形態を取ることができる。電極表現26’を複数回作動させて、正極性(アノード)、負極性(カソード)、及びオフ状態の間で対応する活性電極26のスイッチを切り換えることができる。本質的に、電極表現26’自体は、グラフィック制御要素として作動させ、これらの作動は、コントローラ/プロセッサ130を容易にして極性を選択された電極26に割り当てる。変形実施形態において、電極表現26’とは別の制御要素を使用して、選択された電極26の極性を変化させることができる。
多極構成と単極構成の間の選択を可能にするために、プログラム用スクリーン200a、200bの各々はまた、多極/単極刺激選択制御212を含み、これは、ユーザが交互に作動させて多極又は単極刺激を選択的に提供することができるチェックボックスを含む。多極電極配置が望ましい場合、電極E1−E16のうちの少なくとも1つは、アノード(+)として選択されることになり、電極E1−E16のうちの少なくとも1つの他のものは、カソード(−)として選択されることになる。単極電極配置が望ましい場合、電極E1−E16のうちのどれも、1つの極性(例えば、アノード(+))として選択されることはなく、従って、電極表現26’は、他方の電極(例えば、カソード(−))とオフ(0)の間で対応する電極26を切り換えるように作動させることができるに過ぎない。
プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、電極E1−E16の刺激振幅値を独立して変更するように操作することができる電極特定の電流調節制御214を更に含む。特に、カソード又はアノードのいずれかとして作動するように選択された各電極に対して、臨床医は、制御214の上部矢印を作動させて選択された電極の刺激振幅の絶対値を区分的に増加させ、かつ臨床医は、制御214の下部矢印を作動させて選択された電極の刺激振幅の絶対値を区分的に低減することができる。制御214はまた、選択された電極に現在割り当てられている刺激振幅の英数字表示を提供するインジケータを含む。選択的な実施形態において、異なる色、異なる色輝度、異なるパターン、異なるテクスチャ、異なる部分的に満たされたオブジェクト、その他のような非英数字インジケータを使用して、特許文献15(米国特許出願公開第2012/0109230号明細書)に説明するように、選択された電極に現在割り当てられている刺激振幅を示すことができる。
図示の実施形態において、刺激振幅値は、各極性の値が合計で100になるような分割電流値(%電流)である。しかし、変形実施形態において、刺激振幅値は、正規化電流又は電圧値(例えば、1〜10)、絶対電流又は電圧値(例えば、mA又はV)、その他とすることができる。更に、刺激振幅値は、電荷(電流振幅×パルス幅)又は1秒当たり注入された電荷(電流振幅×パルス幅×繰返し数(又は周期))のような電流又は電圧の関数であるパラメータとすることができる。
変形実施形態において、刺激振幅調節制御(図示せず)は、特許文献15(米国特許出願公開第2012/0109230号明細書)に説明するように、作動させることができる電極表現26’の次に現れる場合があり、又は「オンエフェクタプログラマー制御を有する刺激システム」という名称の特許文献16(米国仮特許出願第61/486,141号明細書)に説明するように、作動されている電極表現26’の上に重ね合わせることができる。
変形実施形態において、プログラム用スクリーン200a、200bの各々は、「神経刺激器プログラミングシステムのための異なるプログラミングモードのシームレス統合」という名称の特許文献17(米国仮特許出願第61/576,924号明細書)に説明するように、例えば、上述の電極選択及び電流調節技術を使用する手動モードと、限られた数の電極形態を使用して電極アレイを迅速に掃引し、2極刺激においてカソードを徐々に移動する電子トローリング(「e−トロール」)モードと、広範な電極形態を使用して患者の快適性のために刺激カバレッジを微調節して最適化するナビゲーションプログラミングモードとの間でユーザがスイッチを切り換えることを可能にすることにより、自動電流ステアリングを容易にする。「汎用仮想多極を定めるための刺激システム」という名称の特許文献18(米国仮特許出願第61/452,965号明細書)に説明するように、仮想ターゲット極を利用して電極アレイ内の電流をステアリングすることができる。
見ることができるように、プログラム用スクリーン200a、200bは、脊髄刺激(SCS)プログラム用スクリーン200aが、脊髄刺激(SCS)刺激リード12aの電極を模倣するように2つの縦列に配置された16の電極表現26’を含むのに対して、脊髄刺激(SCS)プログラム用スクリーン200bが、末梢神経領域刺激(PNFS)刺激リード12bの電極を模倣するように2つの縦列に配置された4つの電極表現26’を含む点で互いに異なる。臨床医用プログラム装置(CP)18はまた、意図する治療に妥当な電極相互作用を可能にする。例えば、脊髄刺激(SCS)刺激リード12aに対して、電極は、任意の電極を他の電極の極性に関係なくカソード又はアノードとしてプログラムすることができるように独立してプログラムすることができる。対照的に、末梢神経領域刺激(PNFS)刺激リード12bに対して、任意の特定のリードの電極は、同じ極性を有するようにプログラムする必要がある(例えば、アノードを1つの刺激リードに閉じ込めることになり、一方、カソードは他の刺激リードに閉じ込められる)。従って、脊髄刺激(SCS)プログラム用スクリーン200aにおいて、電極表現26’は、同じリード上の電極26が異なる極性を有することができるように互いに独立して作動される場合があるのに対して、末梢神経領域刺激(PNFS)プログラム用スクリーン200bにおいて、電極表現26’は、同じリード上の電極26が強制的に同じ極性を有するように各リードに対して全体的に作動させることができるに過ぎない。
本発明の特定の実施形態を図示して説明したが、本発明を好ましい実施形態に限定するように考えられていないことは理解されるであろうし、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々な変形及び修正を行うことができることは当業者には明らかであろう。すなわち、本発明は、特許請求の範囲によって定められる本発明の精神及び範囲に含めることができる変形物、修正物、及び均等物を網羅するように意図している。

Claims (7)

  1. 患者(46)内に埋込まれた刺激リード(12)に電気信号を伝達することができ且つ前記電気信号の伝達に応答して電気パラメータを測定することができる刺激デバイス(14)と共に使用するための外部制御デバイス(18)であって、
    前記刺激デバイス(14)と通信するように構成された遠隔測定回路(136)と、
    前記測定された電気パラメータを前記刺激デバイス(14)から前記遠隔測定回路(136)を介して受信し、前記測定された電気パラメータに基づいて、前記刺激リード(12)が埋込まれている解剖学的領域を複数の異なる解剖学的領域のうちから決定し、前記決定された解剖学的領域に従って、前記刺激デバイスによって提供されるある種類の治療用の刺激を有効にするように構成されたプロセッサ(130)と、
    前記治療用の刺激に従って電気刺激エネルギを前記刺激リードから伝達するために、前記刺激デバイス(14)を前記遠隔測定回路(136)を介して指示するように構成されたコントローラ(130)と、を含む外部制御デバイス(18)。
  2. 前記プロセッサ(130)は、更に、前記測定された電気パラメータを複数の閾値範囲と比較し、前記比較に基づいて前記複数の異なる解剖学的領域から1つの解剖学的領域を決定するように構成される、請求項1に記載の外部制御デバイス(18)。
  3. 前記異なる解剖学的領域は、脊髄硬膜外腔及び末梢神経領域を含む、請求項2に記載の外部制御デバイス(18)。
  4. 前記測定された電気パラメータは、組織インピーダンスを指示し、前記複数の閾値範囲のうちの第1の閾値範囲は、比較的低く、前記複数の閾値範囲のうちの第2の閾値範囲は、比較的高く、
    前記プロセッサ(130)は、前記組織インピーダンスが前記第1の閾値範囲にあれば、前記解剖学的領域が脊髄硬膜外腔であるように前記解剖学的領域を決定し、組織インピーダンスが前記第2の閾値範囲にあれば、前記解剖学的領域が末梢組織領域であるように前記解剖学的領域を決定するように構成される、請求項3に記載の外部制御デバイス(18)。
  5. 前記ある種類の治療用の刺激を有効にすることは、前記治療用の刺激を行う電極の組合せを有効にすることを含む、請求項1に記載の外部制御デバイス(18)。
  6. 更に、ユーザインタフェースを含み、前記ユーザインタフェースは、患者(46)の異なる解剖学的領域にそれぞれ対応する複数の異なるプログラム用スクリーン(150a,150b)を表示し、前記決定された解剖学的領域に対応する複数のプログラム用スクリーン(150a,150b)のうちの1つを選択し、ユーザが、前記選択されたプログラム用スクリーン(150a,150b)を使用して刺激パラメータを定めることを可能にするように構成される、請求項1に記載の外部制御デバイス(18)。
  7. 前記プロセッサ(130)は、更に、前記測定された電気パラメータに基づいて前記複数の異なる解剖学的領域に対する確信度を計算するように構成され、
    前記ユーザインタフェース(126)は、更に、前記異なる解剖学的領域及びそれに対応する計算された確信度を識別する情報をユーザに伝達し、ユーザが、計算された確信度に基づいて前記刺激リードの形態位置の確認または変化を選択することを可能にするように構成される、請求項6に記載の外部制御デバイス(18)。
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