JP6210717B2 - 画像再生装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、画像再生装置及び方法に関し、特にリフォーカス画像を再構成する手段を有する画像再生装置及び方法に関するものである。
近年、電子カメラ等の撮像装置において、光の強度分布のみならず光の入射方向の情報をも取得可能な撮像装置(ライトフィールドカメラ)が提案されている。
例えば非特許文献1によれば、撮影レンズと撮像素子との間にマイクロレンズアレイを配置し、撮像素子の複数の画素に対してひとつのマイクロレンズを対応させることで、マイクロレンズを通過した光は複数の画素によって入射方向別に取得される。
このように取得された画素信号(光線情報)に対して、通常の撮影画像を生成するほかに、「Light Field Photography」と呼ばれる手法を適用することで、任意の像面(リフォーカス面)にピントを合わせた画像を撮影後に再構成することができる。
ユーザがリフォーカスによる画像の再構成を必要とするケースとして、撮影後に画像を確認したときに所望の被写体にピントが合っていなかった場合が考えられる。従来のカメラであれば所望の被写体にピントが合っていない場合は撮り直す必要があったが、ライトフィールドカメラで撮影した画像信号を用いてリフォーカス面を再構成することで撮り直すことなく所望の被写体にピントが合った画像を得ることができる。
また、被写界深度を変更することも可能である。例えば、フォーカス距離が異なるリフォーカス画像を複数枚生成し、それらを合成することでパンフォーカス画像を生成したり、リフォーカスの際に使用する光線情報を間引くことで、被写界深度の異なる画像を生成したりすることが可能である。
ただし、リフォーカス面の再構成には相応の演算が必要であるため、リアルタイムにリフォーカス画像を生成することは困難である。
特許文献1では、上記問題を解決する手法として、リフォーカス画像に類似する画像をローパスフィルター処理等により簡易的に生成する方法が提案されている。
さらに特許文献2においては、被写界深度の深い撮影装置を使用したときに、撮影画像に対してぼかし効果のあるフィルター処理を施すことにより、ボケ味のある画像を生成する方法が提案されている。
特開2012−44564号公報 特開2005−229198号公報
Ren.Ng、他7名,「Light Field Photography with a Hand−Held Plenoptic Camera」,Stanford Tech Report CTSR 2005−02
しかしながら、上述の非特許文献1に開示された従来技術では、光線情報を用いて被写界深度の深い画像のボケを生成することは可能であるが、被写界深度の浅いボケを生成することはできなかった。
一方、上述の特許文献1、2に開示された従来技術では、被写界深度の深い画像から被写界深度の浅い画像のボケを生成することは可能である。しかしながら、ボケの生成にローパスフィルター等を用いているため、光学系により得られるボケを精度高く再現することはできなかった。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、ライトフィールドカメラで撮影した画像に対して、被写界深度を柔軟にコントロールすることを可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、光の強度分布及び光の入射方向を示す光線情報から、任意の焦点位置に合焦した画像を生成可能な本発明の画像再生装置は、前記光線情報を取得した際の被写界深度に関する情報を撮影深度として取得する撮影深度取得手段と、特定の被写界深度を表す情報を指定深度として設定する指定深度設定手段と、前記光線情報から前記指定深度の画像を特定の被写体に合焦させて生成する第1の処理手段と、前記光線情報からボケ効果を付与した前記指定深度の画像を特定の被写体に合焦させて生成する第2の処理手段と、を有し、前記指定深度が前記撮影深度と同じか、または前記撮影深度よりも深い場合に、前記第1の処理手段を用いて前記指定深度の画像を生成し、前記指定深度が前記撮影深度よりも浅い場合に、前記第1の処理手段を用いて、前記光線情報から、前記撮影深度と同じか、または前記撮影深度よりも深い、予め決められた中間深度の画像を生成し、前記第2の処理手段を用いて前記指定深度と前記中間深度との間の深度にある、前記中間深度の画像の被写体をぼかすことにより、前記指定深度の画像を生成する。
本発明によれば、ライトフィールドカメラで撮影した画像に対して、被写界深度を柔軟にコントロールすることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像再生装置の概略構成を示すブロック図。 実施の形態に係る画像処理部の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像データの生成手順を示すフローチャート。 第1及び第3の実施形態に係る被写界深度設定方法の例を説明する図。 第1及び第2の実施形態に係る擬似ボケ生成ルーチンのフローチャート。 第1〜3の実施形態に係る距離マップの一例を示す図。 第1〜3の実施形態に係るボケ効果を付与する方法を説明するための図。 第2の実施形態に係る画像データの生成手順を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る被写界深度設定方法及び中間深度設定方法の例を説明する図。。 第3の実施形態に係る擬似ボケ生成ルーチンのフローチャート。 第3の実施形態に係るレンズ特性表の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の代表的な実施形態を適用した画像再生装置の概略構成を示している。画像再生装置100は、光の強度分布及び光の入射方向を示す情報を有する、リフォーカス可能な画像信号(以下、「光線情報」と呼ぶ。)から、任意の焦点位置に合焦した画像を生成可能である。図1において、画像再生装置100は、画像処理部106、メモリ部107、記録部108、制御部109、操作部110、表示部111を有する。記録部108は、光線情報等を記録する不揮発性メモリあるいはメモリカード等の記録媒体である。画像処理部106は、記録部108に記録される光線情報を読み出し、本発明の特徴である被写界深度変更演算や所定の画像処理を施す。メモリ部107は、画像処理部106から出力された光線情報を一時的に保持したり、演算用データを格納したりする揮発性メモリである。
制御部109は画像処理部106をはじめ、画像再生装置全体を統括的に駆動・制御する。操作部110は画像再生装置100に備え付けられた操作部材からの信号を受け付け、制御部109に対してユーザの命令を送る。表示部111は画像や各種設定画面等を表示する。
本発明は画像処理部106に特徴を有している。画像処理部106は「Light Field Phography」と呼ばれる手法(以下、「リフォーカス処理」と呼ぶ。)を用いた演算処理を行うことにより、光線情報から任意の焦点位置に合焦した画像を再構成したり、任意の被写界深度の画像を再構成したりするようになっている。
図2は、本発明の特徴を有する画像処理部106の構成を示すブロック図である。図2において、光線情報211は記録部108に記録される情報である。画像データ212は、光線情報211から任意の焦点位置、任意の被写界深度にリフォーカスした画像データである。ユーザ入力値213は操作部110を通してユーザが入力した値である。ここでの入力値はユーザが指定した特定の被写界深度を表す値(以下、「指定深度」と呼ぶ。)である。
撮影深度取得部201は光線情報211を取得した際の撮影深度を取得する。なお、撮影深度は例えばFナンバーで表現される値であり、光線情報211のファイル内に記録されていてもよいし、記録部108内に光線情報211とは別ファイルとして保存してあってもよい。また、例えば本発明における再生装置を含む撮像装置であれば、光学系から絞り値を撮影深度として取得してもよい。指定深度設定部202はユーザの入力した指定深度を設定する。指定深度は、例えばFナンバーで表現される値である。
光学ボケ画像生成部203(第1の処理手段)は、光線情報211から指定深度の画像データをリフォーカス処理により再構成する。以下、再構成された画像を「光学ボケ画像」と呼ぶ。擬似ボケ画像生成部204(第2の処理手段)は、光線情報211を指定深度の画像データにする。より具体的には、光線情報211から光学ボケ画像を再構成し、再構成した光学ボケ画像に対して更にボケ効果を付与した画像データを生成する。以下、生成された画像を「擬似ボケ画像」と呼ぶ。なお、擬似ボケ画像生成部204ににおいて光線情報211から光学ボケ画像を再構成する処理は、光学ボケ画像生成部203と同様の処理であっても良い。
処理選択部205は、撮影深度及び指定深度に基づいて、画像データ212を光学ボケ画像生成部203と擬似ボケ画像生成部204のいずれを用いて生成するかを選択する。
次に、図2に示す画像処理部106における指定深度の画像データの生成手順を、図3のフローチャートを用いて説明する。
S101では、記録部108に記録された光線情報211を取得し、S102では、S101で取得した光線情報211から、撮影深度取得部201が撮影深度を取得する。S103では、指定深度を指定深度設定部202が取得する。この際、画像再生装置100に備え付けられた画像や各種設定画面等を表示する表示部111を用いて被写界深度を設定できる画面を表示し、操作部110を用いてユーザに所望する被写界深度の入力を促してもよい。
図4に表示部111に表示する設定画面の一例を示す。図4では、被写界深度をFナンバーを用いて表現している。Fナンバーの数値が小さいほど被写界深度が浅くなり、Fナンバーの数値が大きいほど被写界深度が深くなる。設定画面は、被写界深度を選択するためのスライドバー400と、指定深度を指定するためのつまみ401によって構成される。つまみ401を動かすことでFナンバーを変えることができ、ユーザが操作部110を用いて操作することができる。つまみ401が指し示すFナンバーの値がユーザが指定した被写界深度となる。つまみ401を左方向に動かすと被写界深度の値、すなわちFナンバーの数値が小さくなり被写界深度は浅くなる。また、つまみ401を右方向に動かすと被写界深度の値、すなわちFナンバーの数値が大きくなり被写界深度は深くなる。
境界404は、S102で取得した撮影深度を表す箇所で被写界深度を領域402と領域403とに分離する。領域402は撮影深度よりも指定深度のFナンバーが大きいことを示す領域であり、領域403は撮影深度よりも指定深度のFナンバーが小さいことを示す領域である。
S104では、S102で取得した撮影深度とS103で取得した指定深度とを比較する。指定深度が撮影深度よりも深い場合、即ち、撮影深度のFナンバーと指定深度のFナンバーが同じか、または指定深度のFナンバーの方が大きい場合はS105に進む。また、指定深度の方が撮影深度よりも浅い場合、即ち、撮影深度のFナンバーよりも指定深度のFナンバーの方が小さい場合はS106に進む。図4に示す設定画面の一例に基づいて説明すると、つまみ401が境界404上または境界404の右側の領域402にあるときは、S105に進んで光線情報211に対してリフォーカス処理を行い、指定深度の画像データを生成する。一方、つまみ401が境界404の左側の領域403にあるときは、S106に進んで疑似ボケ生成ルーチンを実行する。なお、S106で行われる疑似ボケ生成ルーチンの詳細については後述する。
S107では、S105またはS106の処理結果を表示部111に表示する。S108では、画像再生の終了を検知する。例えば操作部110に画像再生の終了がユーザから入力されると、図3のフローを終了する。終了を検知していない場合は、S109に進んで、指定深度が変更されたかどうかを検知する。指定深度の変更を検知するとS103に戻り、指定深度の変更を検知していない場合は、S108に戻る。ここで図4に示す設定画面の一例に基づいて説明すると、つまみ401が指し示すFナンバーが変更されたことを指定深度の変更として検知する。
なお、S107にて指定深度の画像を再生した際に、指定深度の画像を不揮発性メモリからなる記録部108に記録するか否かを選択できるようにしてもよい。また、S108にて画像再生の終了を検知した際に、指定深度の画像を記録部108に記録するか否かを選択できるようにしてもよい。
図5は、S106で行われる擬似ボケ生成ルーチンのフローチャートである。S201では、擬似的なボケを付与するための基礎となる画像を生成するための被写界深度(以下、「中間深度」と呼ぶ。)を取得する。中間深度は画像再生装置100に予め設定してあっても良いし、例えば撮影深度と同じ値を中間深度としてもよい。S202では、光線情報211から中間データをリフォーカス処理することにより、中間深度の画像データを生成する。
S205及びS206は、光線情報211から距離マップを生成するステップである。S205では、S101で取得した光線情報211を予め決められた距離情報取得エリアに分割する。以下、各分割領域を「Dエリア」と呼ぶ。図6(a)は、Dエリアの一例を示し、601は1つのDエリアを示す。ここで、Dエリア601の分割数は画像再生装置100の演算能力やフレームレート等の制限に応じて適宜決めてもよい。
S206では、Dエリア601に分割された光線情報211を用いて、各Dエリア601を代表する被写体までの距離を算出する。ここで、Dエリア601の中心にある被写体までの距離をDエリア601の被写体距離としてもよいし、Dエリア601内の被写体までの距離の平均値をDエリア601の被写体距離としてもよい。このようにして得られたDエリア601毎の被写体距離情報を距離マップとする。図6(b)は被写体距離情報をコントラスト図として表現した模式図である。
S207及びS208は、距離マップを基にボケ効果を付与するステップである。S207では、S202で生成した中間深度の画像データと、S206の距離マップとから、ボケ効果を付与するDエリアを選定する。ボケ効果を付与するDエリアはフォーカス位置、指定深度、中間深度、各Dエリアの被写体距離とから選定される。
図7は横軸に被写体距離をとり、フォーカス位置、指定深度、中間深度の関係を示した図である。図7において、701はフォーカス位置、702は指定深度の範囲、703は中間深度の範囲、704は中間深度の範囲703の内、指定深度の範囲702以外の範囲を示す。範囲704内の被写体距離を持つDエリアがボケ効果を付与するDエリアである。
S208では、S207で選定したDエリアに対してローパスフィルターを適用する。選定したDエリア全てに同じローパスフィルターを適用しても良いし、フォーカス位置と選定した各Dエリアの被写体距離を考慮して、適用するローパスフィルターを変えてもよい。例えば、フォーカス位置に近いDエリアほどカットオフ周波数の高いローパスフィルターを適用し、フォーカス位置から遠いDエリアほどカットオフ周波数の低いローパスフィルターを適用するようにしてもよい。
ここで、上記したボケ効果を付与する方法は一例であり、この方法に限定するものではない。例えば、焦点の合っている被写体以外に対して、ローパスフィルターをかけても良い。この場合、距離マップを取得する必要はないため、演算量を低減することができる。
以上のように、ユーザは撮影時の被写体深度よりも深度を浅くした画像、または深くした画像を画像再生装置100の操作部110を操作することで得ることができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態における撮像装置の構成は第1の実施形態で図1及び図2を参照して説明したものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
図8は第2の実施形態における画像処理部106で行われる指定深度の画像データの生成手順を示すフローチャートである。なお、図3を参照して第1の実施形態において上述した処理とは、S310、S311の処理が追加された点、及び、S106の疑似ボケ生成ルーチンで行われる処理が異なる。以下、相違点について説明する。
S310では、中間深度をユーザが選択可能なように、表示部111に設定画面を表示する。ユーザは操作部110を用いて中間深度を選択することができる。図9に表示部111に表示する設定画面の一例を示す。図9は、図4に示す設定画面と比較して、中間深度を設定するためのスライドバー900が更に表示される点が異なる。なお、スライドバー900の範囲は、S102で取得した撮影深度を表す境界404よりも深度が深い範囲である。図9においても、図4を参照して説明した設定画面と同様に、被写界深度を表現するのにFナンバーを用いている。この場合、Fナンバーの数値が小さいほど被写界深度が浅くなり、Fナンバーの数値が大きいほど被写界深度が深くなる。中間深度を設定するスライドバー900は常時表示しておいてもよいし、S104でNoとなった場合にのみ表示してもよい。
図9において、905は中間深度を設定する為のつまみであり、ユーザは操作部110を用いてつまみ905を操作することができる。つまみ905が指し示すFナンバーの値が中間深度の選択値となる。
本第2の実施形態では、S109において指定深度が変更されたかを検知すると共に、S311において、中間深度の変更を検知する。操作部110により中間深度の変更が入力されるとS106に戻り、中間深度の変更を検知していない場合は、S108に戻る。
なお、本第2の実施形態における疑似ボケ生成ルーチン(S106)は、第1の実施形態において図5のフローチャートに示す処理と基本的に同様であるが、S201における処理が異なる。即ち、中間データを生成するために、図8のS310で表示した中間深度の設定スライドバー900において、ユーザにより操作されたつまみ905が指し示す値を中間深度として取得する。
以上のように、ユーザ自身が中間深度を選択可能にすることにより、光線情報から所望の画像データをより柔軟に得ることができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本第3の実施形態における撮像装置の構成は第1の実施形態で図1及び図2を参照して説明したものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
第3の実施形態で行われる画像処理部106における指定深度の画像データの生成手順は、基本的に第1の実施形態において図3を参照して説明した処理と同様であるが、S106において行う疑似ボケ生成ルーチンが図5を参照して説明したものと異なる。以下、第3の実施形態で行われる疑似ボケ生成ルーチンについて説明する。
図10は、第3の実施形態で行われる疑似ボケ生成ルーチンを示すフローチャートである。S401では、図3のS101で取得した光線情報から、撮影時のレンズ情報を取得する。S402では、S401で取得した撮影レンズの種類がレンズテーブル内に存在するか検索する。ここで、レンズテーブルの一例を図11に示す。図11に示す例では、レンズテーブルは撮影レンズの種類と後述するS408で使用するローパスフィルターの特性データとが対応付けられたテーブルである。撮影レンズの種類がレンズテーブル内にある場合はS403を実行し、撮影レンズの種類がレンズテーブル内に無い場合はS404を実行する。
S403では、中間深度を浅く設定する。望ましくは撮影深度を中間深度とする。これは、S408にてローパスフィルターを適用する際に使用するフィルター特性を、レンズテーブルから取得できるためである。
一方、S404では、中間深度を深く設定する。望ましくは全焦点の画像となるように中間深度を設定する。これは、S408にてローパスフィルターを適用する際に使用するフィルター特性をレンズテーブルから取得できないため、S202で付与するボケ具合と、S408で付与するボケ具合とが合致しない可能性があるためである。なお、S202〜S207で行われる処理は、図5を参照して上述した処理と同様であるため、説明を省略する。
S408では、S207で決定したボケ度合いに応じて中間データに対してローパスフィルターを適用する。この際使用するローパスフィルターは、S402でYESとなった場合は、レンズテーブルから取得した値を使用し、S402でNOとなった場合は、第1の実施形態で説明したような、任意のローパスフィルターを適用する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、ビデオカメラなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (14)

  1. 光の強度分布及び光の入射方向を示す光線情報から、任意の焦点位置に合焦した画像を生成可能な画像再生装置であって、
    前記光線情報を取得した際の被写界深度に関する情報を撮影深度として取得する撮影深度取得手段と、
    特定の被写界深度を表す情報を指定深度として設定する指定深度設定手段と、
    前記光線情報から前記指定深度の画像を特定の被写体に合焦させて生成する第1の処理手段と、
    前記光線情報からボケ効果を付与した前記指定深度の画像を特定の被写体に合焦させて生成する第2の処理手段と、を有し、
    前記指定深度が前記撮影深度と同じか、または前記撮影深度よりも深い場合に、前記第1の処理手段を用いて前記指定深度の画像を生成し、
    前記指定深度が前記撮影深度よりも浅い場合に、前記第1の処理手段を用いて、前記光線情報から、前記撮影深度と同じか、または前記撮影深度よりも深い、予め決められた中間深度の画像を生成し、前記第2の処理手段を用いて前記指定深度と前記中間深度との間の深度にある、前記中間深度の画像の被写体をぼかすことにより、前記指定深度の画像を生成することを特徴とする画像再生装置。
  2. ユーザに、前記中間深度を指定させるための指定手段を更に有することを特徴とする請求項に記載の画像再生装置。
  3. 前記光線情報を取得した際に用いられた撮影レンズの情報を取得する取得手段と、
    撮影レンズの種類と、ローパスフィルタの特性とを対応付けたテーブルを保持した記憶手段とを更に有し、
    前記第2の処理手段は、前記取得手段により取得された前記撮影レンズの種類が前記テーブルに存在する場合、存在しない場合よりも浅い深度を前記中間深度とし、前記撮影レンズの種類が前記テーブルに存在する場合に、対応する特性のローパスフィルタを用いて被写体をぼかすことを特徴とする請求項またはに記載の画像再生装置。
  4. 前記第2の処理手段は、ローパスフィルタを用いてボケ効果を付与することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像再生装置。
  5. 前記第2の処理手段は、前記焦点位置に近い程、カットオフ周波数の高いローパスフィルタを用いることを特徴とする請求項に記載の画像再生装置。
  6. 前記被写界深度に関する情報はFナンバーであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像再生装置。
  7. 光の強度分布及び光の入射方向を示す光線情報から、任意の焦点位置に合焦した画像を生成可能な画像再生方法であって、
    撮影深度取得手段が、前記光線情報を取得した際の被写界深度に関する情報を撮影深度として取得する撮影深度取得工程と、
    指定深度設定手段が、特定の被写界深度を表す情報を指定深度として設定する指定深度設定工程と、
    前記指定深度が前記撮影深度と同じか、または前記撮影深度よりも深い場合に、第1の処理手段を用いて、前記光線情報に基づいて前記指定深度にある被写体に合焦させて前記指定深度の画像を生成する第1の処理工程と、
    前記指定深度が前記撮影深度よりも浅い場合に、第2の処理手段を用いて、前記光線情報にボケ効果を付与して前記指定深度の画像を生成する第2の処理工程と
    を有し、
    前記第2の処理工程は、
    前記第1の処理手段を用いて、前記光線情報から、前記撮影深度と同じか、または前記撮影深度よりも深い、予め決められた中間深度の画像を生成する工程と、
    前記指定深度と前記中間深度との間の深度にある、前記中間深度の画像の被写体を、前記第2の処理手段を用いてぼかす工程と
    を有することを特徴とする画像再生方法。
  8. 指定手段を用いて、ユーザに前記中間深度を指定させるための指定工程を更に有することを特徴とする請求項に記載の画像再生方法。
  9. 取得手段が、前記光線情報を取得した際に用いられた撮影レンズの情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得された撮影レンズの情報に基づいて、撮影レンズの種類と、ローパスフィルタの特性とを対応付けたテーブルを保持した記憶手段から、前記ローパスフィルタの特性を読み出す工程とを更に有し、
    前記第2の処理工程では、前記取得工程で取得された前記撮影レンズの種類が前記テーブルに存在する場合、存在しない場合よりも浅い深度を前記中間深度とし、前記撮影レンズの種類が前記テーブルに存在する場合に、対応する特性のローパスフィルタを用いて被写体をぼかすことを特徴とする請求項7またはに記載の画像再生方法。
  10. 前記第2の処理工程では、ローパスフィルタを用いてボケ効果を付与することを特徴とする請求項7または8に記載の画像再生方法。
  11. 前記第2の処理工程では、前記焦点位置に近い程、カットオフ周波数の高いローパスフィルタを用いることを特徴とする請求項10に記載の画像再生方法。
  12. 前記被写界深度に関する情報はFナンバーであることを特徴とする請求項乃至11のいずれか1項に記載の画像再生方法。
  13. コンピュータに、請求項乃至12のいずれか1項に記載の画像再生方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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