JP6207047B2 - 緊急時の避難誘導装置 - Google Patents
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Description
(1)システム構成図
図1は、本実施形態のシステム構成図を記載したものである。緊急時避難誘導装置100は、サーバ110と、データ記憶部120と、プログラム記憶部130とから構成される。サーバ110は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、通信制御部114とから構成される。
データ記憶部120と、プログラム記憶部130は、読み書き可能な記憶媒体と、その記憶媒体に対してプログラムやデータ等の各種データを読み書きする駆動装置から構成される。データ記憶部120は、後述する利用者登録情報などを記憶する。プログラム格納部130は、後述する本実施形態のフローチャートに示す手順を処理するプログラムを記憶する。
図2は、緊急時避難誘導装置100の利用者200が使用するGPS(Global Positioning System)機能付きの携帯端末170の構成を記載したものである。携帯端末170には、体温計・心拍計機能付き音声会話用ヘッドホンセット201が無線通信で接続されている。携帯端末170は、インターネット140を介して、サーバ110と接続されている。
そこで、本実施形態では、ブルートゥース技術により無線で接続された音体温計・心拍計機能付き音声会話用ヘッドホンセット201の利用者200の耳に装着する。但し、携帯端末170と音体温計・心拍計機能付き音声会話用ヘッドホンセット201の接続は、無線ではなく有線による接続でもあってもよい。
図3は、利用者が、海外の渡航先等で緊急時避難誘導装置100を使用するために、登録が求められる情報項目を記載したものである。
利用者登録情報300は、利用者の基本的な属性を示すものである。利用者登録情報300は、1)氏名、2)写真、3)性別、4)年齢、5)生年月日、6)身長、7)体重、8)肌の色、9)髪の色、10)瞳の色、11)健康状態、12)既往歴、13)国籍、14)言語(母国語・外国語)、15)現住所、16)電話番号、17)メールアドレス、18)支払方法とから構成される。なお、これら情報項目に関しては、適宜、情報項目の追加、削除することができる。本実施形態では、海外の渡航先での使用を想定しているが、日本国内で利用してもよい。
性格診断テスト項目301は、例えば、19)今回の渡航は一人である、20)今回の渡航先は自分で決めた、21)費用は自分で貯めた、22)買い物が好きである、23)写真撮影が好きである、24)外国人と友達になりたい、25)過去に犯罪等に遭遇したことがある等の項目から構成される。
これらのアンケート項目は、渡航先における利用者の行動パターンに直接的、または、間接的に影響する可能性のある項目を選定している。なお、これら情報項目に関しては、適宜、情報項目の追加、削除することができる。
図4は、利用者の性格診断による行動パターンと犯罪等装遭遇経験の有無により緊急時の注意喚起の警告情報を発する時間間隔について記載したものである。
利用者に対する注意喚起時間間隔は、は、性格診断の結果と犯罪等遭遇経験の有無とにより区分する。性格診断テスト項目301にある6項目の質問に対して、本実施形態では、「はい」と答えた数が5個、または、6個のときは「積極的」な行動パターンと設定する。「はい」と答えた数が3個、または、4個のときは「普通」な行動パターンと設定する。「はい」と答えた数が1個、または、2個のときは「慎重」な行動パターンと設定する。
本実施形態では、性格診断テストに対して「はい」と答えた数に応じて「積極的」、「普通」、「慎重」の3種類を行動パターンと定義している。
本実施形態では、利用者の行動パターンを3区分しているが、性格診断テストの「はい」と答えた数に応じて、行動パターンの区分数を変更してもよい。
犯罪の遭遇経験が無く、積極的な行動パターンの場合には、犯罪等の危険性に対して鈍感である可能性が高いとして、注意喚起の時間間隔を5秒と短く設定している。反対に、犯罪に遭遇した経験が有り、慎重な行動パターンの場合には、犯罪等の危険性に対して敏感である可能性が高いとして、注意喚起の時間間隔を1分と長く設定している。
本実施形態では、注意時間間隔を5レベルに分けているが異なる区分数に変更してもよい。また、注意喚起時間間隔も1分、45秒、30秒、20秒、10秒としているがこれらの時間間隔を変更してもよい。
図5は、利用者が海外に渡航する際に、渡航先等を携帯端末170から入力する画面を記載したものである。
入力画面には、渡航先国名・都市名等の入力画面501、出発地・目的地の入力画面502、出発予定時刻・到着予定時刻の入力画面503の3画面がある。本実施形態では、利用者の携帯端末から入力することを想定しているが、タブレット端末、パソコン端末から入力してもよい。
各入力画面からの入力は、渡航先において利用者が移動しようとするときに入力することを想定しているが、利用者が渡航前など事前に入力してもよい。
入力画面501の下部には、登録するアイコン、取り消すアイコン、戻るアイコンが設けられている。登録するアイコンは、入力した内容の登録確定のために用いる。取り消すアイコンは入力した内容の取り消しに用いられる。戻るアイコンは、例えば入力画面501の図示されていない前画面に戻るときに用いられる。
入力画面502の下部には、登録するアイコン、取り消すアイコン、戻るアイコンが設けられている。登録するアイコンは、入力した内容の登録確定のために用いる。取り消すアイコンは入力した内容の取り消しに用いられる。戻るアイコンは、例えば入力画面501の図示されていない前画面に戻るときに用いられる。戻るアイコンは、例えば入力画面502の前画面501に戻るときに用いられる。
入力画面503の下部には、登録するアイコン、取り消すアイコン、戻るアイコンが設けられている。登録するアイコンは、入力した内容の登録確定のために用いる。取り消すアイコンは入力した内容の取り消し消に用いられる。戻るアイコンは、例えば入力画面503の前画面502に戻るときに用いられる。
図6は、利用者の携帯端末170の画面に表示される犯罪発生予測地点、犯罪多発地帯を記載したものである。
犯罪発生予測地点、犯罪多発地帯の表示画面600には、歓楽街等の犯罪多発地帯601と、犯罪発生予測地点602と、利用者の出発地603と、目的地604と、道路605が表示される。表示画面600中にX印で表示されているのが犯罪多発地帯である。表示画面600中に▲印で表示されているのが、犯罪発生予測地点である
表示画面600は、利用者が出発地603から目的地604へ移動しようとするときに、表示画面600を参照して犯罪発生予測地点、犯罪多発地帯を確認するために用いられる。利用者が出発地から目的地に移動する前に、犯罪等の危険の有無を利用者が認識するための画面である。
図7は、出発地603から目的地604までの間に、犯罪多発エリア601と犯罪発生予測地点602とがある場合の回避ルートを表示する画面を記載したものである。表示画面700は、利用者が犯罪等の危険を認識して、回避ルートを選択するための画面である。
回避ルートを表示する表示画面700には、歓楽街等犯罪多発地帯601と、犯罪発生予測地点602と、利用者の出発地603と、目的地604とが表示される。表示画面600中にX印で表示されているのが、犯罪多発地帯601である。表示画面700中に▲印で表示されているのが、犯罪発生予測地点602である。
利用者が、出発地603から目的地604へ移動しようとするときに、表示画面700を参照して犯罪多発地帯601、犯罪発生予測地点602、を回避するルートを確認する。
本実施形態では、回避ルート候補を2ルート表示しているが、3ルート以上であってもよい。また、候補が1ルートであってもよい。
図8は、出発地603から目的地604までの間に、犯罪多発エリア601犯罪発生予測地点602、がある場合の回避ルートを複数表示し、利用者に選択させるための画面を記載したものである。
回避ルートの選択決定表示画面800には、歓楽街等犯罪多発地帯601と、犯罪発生予測地点602と、利用者の出発地603と、目的地604とが表示される。表示両面800中にX印で表示されているのが、犯罪多発地帯601である。表示画面800中に▲印で表示されているのが、犯罪発生予測地点602である。
回避ルートの選択枝801は、画面800の下部に表示されている。本実施形態では、回避ルートの選択枝を2ルート表示している。回避ルート候補(1)701を実線で、回避ルート候補(2)702を点線で示している。
図8に示した例では、●印で示された実線のルートを選択している。回避ルートの選択後、利用者は、画面800で選択した第1の回避ルートに沿って出発地603から目的地604へ移動する。
図9は、回避ルートの案内開始表示画面900を記載したものである。回避ルートの案内開始表示画面900には、歓楽街等犯罪多発地帯601と、犯罪発生予測地点602と、利用者の出発地603と、目的地604とが表示される。表示画面900中にX印で表示されているのが犯罪多発地帯601である。表示画面900中に▲印で表示されているのが、犯罪発生予測地点602である。
利用者が選択した回避ルートに沿って、出発地603から目的地604へ移動するときは、画面900の下部に配置された案内開始アイコン902をタッチ操作して、回避ルートの案内を開始する。案内停止アイコン903をタッチ操作すると案内が停止する。
画面900において移動中の利用者の現在位置は、人形アイコン901で表示されている。利用者が回避ルート候補(1)701に沿って移動すると、利用者の現在位置を表示する人形アイコン901の位置も移動して表示される。
図10は、移動状況のモニター画面を記載したものである。サーバ110に接続された警備会社等のパソコン端末190から利用者が移動している状況を、モニターする画面である。
移動状況モニター画面1000には、回避ルートの案内表示画面900と同じ内容が表示される。歓楽街等犯罪多発地601と、犯罪発生予測地点602と、利用者の出発地603と、目的地604とが表示される。表示画面1000中にX印で表示されているのが、犯罪多発地帯601である。表示画面1000中に▲印で表示されているのが、犯罪発生予測地点602である。
画面1000において移動中の利用者の現在位置は、人形アイコン901で表示示されている。利用者が回避ルート候補(1)701に沿って移動すると、利用者の現在位置を表示する人形アイコン901の位置も移動して表示される。
図11は、利用者に対する注意喚起画面1100を記載したものである。注意喚起画面1100には、歓楽街等犯罪多発地帯601と、犯罪発生予測地点602と、利用者の出発地603と、目的地604とが表示される。画面1100中にX印で表示されているのが犯罪多発地帯601である。画面1100中に▲印で表示されているのが、犯罪発生予測地点602である。
サーバ110が携帯端末170から受信する緯度・経度情報からなる利用者の現在位置情報が、利用者が選択した回避ルートから外れて移動しているときは、注意喚起情報1101が、注意喚起画面1100に表示される。また、緯度・経度情報からなる利用者の現在位置情報が変化せず回避ルート上に留まっている状態にあることを検知したときも、注意喚起情報1101が、注意喚起画面1100に表示される。
注意喚起情報1101には、「案内停止を押して下さい」と表示される。ここで、利用者が案内停止アイコン903をタッチ操作したときは、利用者に特段の異常はないものと判断する。その後、利用者が、案内開始アイコン902をタッチ操作するまでは案内停止しの状態にある。
一方、画面1100に注意喚起情報1101が表示されても案内停止アイコン903を押さず反応がないときは、利用者になんらかの異常が発生していると判断する。利用者が、注意喚起情報1101になんら反応しないときは、異常が発生したものと推定されるからである。
図12は、予め登録された警備会社等の緊急時の連絡先302への連絡メールの内容を記載したものである。この緊急通報は、警備会社に緊急時の対応を促すために送信される。
具体的には、緊急通報1200は、利用者が選択した回避ルートから外れたことを検知したときに、サーバ110が警備会社等のパソコン端末190に送信するものである。また、緊急通報1201は、利用者が回避ルート上の特定の地点から10分以上移動していないことを検知したときに、サーバ110が警備会社等のパソコン端末190に送信するものである。本実施形態では、特定の地点を移動しない時間を10分間としているが、移動しない時間を任意の値に変更してもよい。
図13(1)は、利用者が利用者登録を行うときのフローチャートを記載したものである。
S01は利用者が、利用者登録を行うステップである。利用者は、携帯端末170からサーバ110へ接続して図示されていない登録画面の表示を要求する。携帯端末170に表示された登録画面から利用者登録のために必要な情報項目の入力を行う。
具体的には、図3に示した利用者登録情報300と、性格診断テスト項目301と、緊急時の連絡先302を登録する。利用者が、登録情報を入力後、携帯端末170は、サーバ110へ入力された情報を送信する。
具体的には、サーバ110は、通信制御部114、インターネット140を介して利用者が携帯端末170から送信した登録情報を受信する。CPU111は、受信した登録情報を、RAMに一時的に記憶した後に、データ記憶部120に記憶させる。
サーバ110のCPU111は、データ記憶部120に記憶されている利用者の性格診断結果から利用者の行動パターンを判定する。また、CPU111は、図4に記載したように行動パターンと犯罪遭遇経験の有無に応じて、注意喚起情報を発信する時間間隔を設定する。CPU111は、判定された行動パターンと注意喚起情報を発信する時間間隔をRAM113に一時的に記憶させた後にデータ記憶部120に記憶させる。
本実施形態では、「はい」の回答数で行動パターンを3区分しているが、それ以外の区分数であってもよい。また、各質問項目に重みづけを設けて、「はい」と回答した項目に得点付を行い、その得点により行動パターンを区分してもよい。
利用者に、犯罪遭遇経験があり、慎重な行動パターンの場合には、注意喚起の時間間隔を長くしている。利用者自身が、危険に対して、敏感と判断されるからである。一方、犯罪等遭遇経験が有るにも関わらず積極的な行動パターンの利用者には、注意喚起の時間間隔を短くしている。利用者が積極的な行動パターンであるために、危険に対する反応が、鈍くなっている可能性があると判断されるからである。
利用者に、犯罪遭遇経験がなく、慎重な行動パターンの場合には、注意喚起の時間間隔を長くしている。利用者自身が、危険に対して、敏感と判断されるからである。一方、犯罪等遭遇経験が無いにも関わらず積極的な行動パターンの利用者には、注意喚起の時間間隔を短くしている。利用者が犯罪遭遇経験がなく積極的な行動パターンであるために、危険に対する反応が、鈍くなっている可能性があると判断されるからである。
サーバ110のCPU111は、判定された行動パターンと犯罪等の遭遇経験とから設定された注意喚起時間間隔を、RAM113に一時的に記憶した後にデータ記憶部120に記憶する。
サーバ110のCPU111は、発行したパスワードとID番号(Identification番号)を、RAM113に一時的に記憶した後にデータ記憶部120に記憶する。その後、CPU111は、利用者のパスワードとID番号(Identification番号)を、通信制御部114からインターネット140を介して、利用者の携帯端末170へ送信する。
S06は、携帯端末170がサーバ111から利用者のパスワードとID番号(Identification番号)を受信するステップである。
S07は、利用者が緊急時避難誘導装置100の利用開始するときに、携帯端末170からパスワードとID番号(Identification番号)を入力してインターネット140を介して、緊急時避難誘導装置100のサーバ110へ送信するステップである。
サーバ110のCPU111は、RAM113に一時的に記憶されている利用者の携帯端末170から送信されたパスワードとID番号と、予めデータ記憶部120に登録された利用者のパスワードとID番号(Identification番号)とが一致するかを判定する。
パスワードとID番号(Identification番号)が不一致のときは、CPU111は、通信制御部140と、インターネット140と、を介して利用者の携帯端末170へパスワードとID番号(Identification番号)の再入力を促すメッセージを送信する。
パスワードとID番号(Identification番号)が一致したときは、CPU111は、利用者の本人確認ができたと判断する。
具体的には、利用者は図5に記載された渡航先国名・都市名等の入力画面501、出発地・目的地の入力画面502、出発予定時刻・到着予定時刻の入力画面503から情報を入力する。入力完了後に携帯端末170からサーバ110へ入力した情報を送信する。
サーバ110は、利用者の携帯端末170から送信された渡航先等の情報を、インターネット140から通信制御部114を介して受信する。CPU111は、受信した渡航先等の情報を、RAM113に一時的に記憶させた後に、データ記憶部120に記憶させる。
サーバ110は、通信制御部114と、インターネット140を介して、利用者の携帯端末170から受信した出発地から目的地周辺の犯罪発生予測地点等に関する情報の要求を送信する。サーバ110のCPU111は、通信制御部114と、インターネット140を介して、利用者の渡航先等の情報(S11)に基づいて、移動しようとするエリアの犯罪発生予測地点等に関する情報の要求を、犯罪予測サーバ150へ送信する(S13)。
犯罪発生予測地点の情報には、図6の画面600に記載したように利用者が移動しようとしているエリアの出発点603から目的地604までの経路を含む地図上に、歓楽街等の犯罪多発地点601、犯罪発生予測地点602に関する情報が含まれている。
サーバ110は、通信制御部114と、インターネット140を介して、犯罪予測サーバ150から犯罪発生予測地点等の情報を受信する。CPU111は、受信した犯罪発生予測地点等の情報を、RAM113に一時的に記憶した後に、データ記憶部120に記憶させる。
サーバ110のCPU111は、犯罪予測サーバ150から取得した犯罪発生予測地点等に関する情報と、利用者の携帯端末170から取得した出発地と目的地の緯度・経度からなる位置座標(S11)と、地図サーバ170から取得した利用者が移動しようとしているエリアの地図情報とから犯罪発生予測地点等を回避するルートを複数選定する。
CPU111は、選定された回避ルートを、一時的にRAM113に記憶された後、データ記憶部120に記憶させる。
CPU111は、通信制御部140とインターネット140を介して、回避ルートの候補を携帯端末170に送信する。本実施形態の画面700には、2通りの回避ルートを表示しているが、利用者が移動しようとしているエリアの道路等の条件に応じて表示する回避ルート数を増減してもよい。
サーバ110から犯罪発生予測地点等の情報と回避ルート候補を受信した携帯端末170には、図7に記載した回避ルート表示画面700が表示される。画面700に記載されているように、出発地603から目的地604にいたるまでのルートのうち、歓楽街等の犯罪多発エリア601と、犯罪発生予測地点602とを、回避するルートを2通り表示している。
図8の画面800に示したように、利用者は画面800の下部に表示された回避ルートの選択候補801から回避ルートを選択する。画面800の例では、回避ルート候補801のうち実線で表示された回避ルート候補(1)を選択して登録している。
サーバ110のCPU111は、利用者の携帯端末170から選択した回避ルートに関する情報を、通信制御部114とインターネット140とを介して受信する。CPU111は、受信した回避ルートに関する情報を、RAM113に一時的に記憶し、データ記憶部120に記憶させる。CPU111は、利用者が選択した回避ルートに関する情報を受信した後に、音声による回避ルート案内情報を、通信制御部114とインターネット140を介して携帯端末170へ送信する。
具体的には、利用者は、図2に記載したように体温計・心拍計機能付き音声会話用ヘッドセット201を備えた携帯端末170の画面を参照しながら音声による案内を受けながら回避ルートを移動する。図9の画面900に記載したように、移動中の利用者の現在位置が人形アイコン901として表示される。利用者は、画面900に表示される人形アイコン901で示される自身の位置を確認しながら、サーバ110から送信される音声による回避ルート案内を聞きながら回避ルートを移動する。
サーバ110のCPU111は、利用者の携帯端末170から送信された緯度・経度からなる現在位置情報を、通信制御部114とインターネット140を介して受信する。CPU111は、受信した現在位置情報を、RAM113に一時的に記憶させた後に、データ記憶部120に記憶させる。
サーバ110のCPU111は、利用者の携帯端末170から受信した緯度・経度情報からなる現在位置情報が、利用者が選択した回避ルート上に位置するか否かを、判定する(S23(1)。また、利用者の現在位置が目的地と一致するか否を判定する(S23(2))。CPU111は、この判定結果を、RAM113に一時的に記憶した後に、データ記憶部120に記憶させる。
利用者の現在位置が回避ルート上にあり(S23(1))、利用者の現在位置が目的地ではないと判定されたときは(S23(2))、利用者の携帯端末170からの現在位置の受信と移動経路モニタリングを継続する(S22)。利用者の現在位置が目的地であると判定されたときは(S23(2))は、利用者は目的地に到着したと判断されS36のステップへ移行し案内が終了する。
CPU111は、この判定結果をRAM113に一時的に記憶させた後に、データ記憶部120に記憶させる。
図4で記載したように利用者の行動パターンと犯罪遭遇経験の有無に応じて、注意喚起情報1101を送信する時間間隔が設定されている。
具体的には、図11の画面1100に記載されているように、画面上部に注意喚起情報1101が表示される。例えば、案内停止を押して下さいと表示される。
利用者が携帯端末170に表示される注意喚起情報1101に反応し、案内停止アイコンをタッチ操作したときは、案内停止アイコン903をタッチ操作したことがサーバ110へ送信される。この場合には、S22のスッテプに戻り、再び、サーバ110は、利用者の携帯端末の現在位置座標の受信と、移動経路のモニリングを開始する。
一方、利用者が、携帯端末170の画面1100の案内停止アイコン903をタッチ操作しないときは、何らかの異常に遭遇しているものと判断され、S27へ移行する。
サーバ110のCPU111は、利用者の携帯端末170から送信されたバイタル情報を、通信制御装置114とインターネット140を介して受信する。CPU111は、受信したバイタル情報を、RAM113に一時的に記憶した後に、データ記憶部120に記憶させる。
CPU111は、携帯端末170が受信したバイタル情報の履歴から、注意喚起情報1101を送信した後に、受信したバイタル情報の値が一定の値より増減したときは、利用者が異常な状態にあると判断する。一方、受信したバイタル情報値の増減が一定の範囲内にあるときは、利用者は異常な状態にはないと判断し、S20のステップに移行する。ここで、バイタル情報値の平常値からの増減範囲は、あらかじめ定めることができる。
CPU111は、S29において受信したバイタル情報の値から利用者が異常な状態にあると判断したときは、データ記憶部120に記憶されている警備会社のメールアドレス宛てに、緊急通報メール1200、1201を、通信制御部114とインターネット140を介して送信する。警備会社側での対応を促すためである。
S26において案内停止アイコンがタッチ操作されていないときは、S27とS28のスッテプを経てS29にて利用者の異常の有無を判断しているが、S27、S28、S29のスッテプを経ることなくS30の警備会社等への緊急メール送信のスッテプへ移行してもよい。
S31は、サーバ110から警備会社等のパソコン端末190が緊急メールを受信するステップである。
S32は、警備会社から利用者の携帯端末170へ直接連絡して、異常の有無を確認するステップである。利用者が異常な状況にあると判断したときは、現場確認により異常の有無を再度、確認する(S33)。一方、異常な状況にないと判断したときは、S22のスッテプに戻し、利用者の携帯端末170から現在位置情報の受信と移動経路のモニタリングを再開させる。
S33は、警備会社現場等の担当者の確認により利用者の異常の有無を確認するステップである。利用者が異常な状況にあると判断したときは、図示されていない警備会社現場等の担当者の携帯端末等によりサーバ110へ連絡先への緊急通報を要求する。一方、警備会社等の担当者が、現場確認により利用者が異常な状況にないと判断したときは、S22のスッテプに移行し、利用者の現在位置情報を受信しモニタリングを再開させる。
サーバ110は、通信制御部114とインターネット140とを介して、警備会社等の図示されていない携帯端末等から送信された緊急通報の要求を受信する。CPU111は、緊急通報メール送信の要求を受信したときは、データ記憶部120に記憶されている連絡先302へ
電子メール等による緊急通報を送信する。CPU111は、緊急通報1200、または、1201の送信後、S37のスッテプへ移行させ回避ルート案内を終了する。
サーバ110のCPU111は、利用者の現在位置が目的地604であると判断したとき(S23(2))、S37のスッテプへ移行させ回避ルート案内を終了する。
110 サーバ
120 データ記憶部
130 プログラム記憶部
140 インターネット
150 犯罪予測サーバ
160 地図サーバ
170 携帯端末(利用者)
180 携帯端末(緊急時連絡先)
190 パソコン端末(警備会社等)
200 利用者
201 体温計・心拍計機能付き音声会話用ヘッドセット
300 利用者登録情報
301 性格診断テスト項目
302 緊急時の連絡先
501 渡航先・都市名等の入力画面
502 出発地・目的地の入力画面
503 出発予定時刻・到着予定時刻の入力画面
600 犯罪予測地点、犯罪多発地点の表示画面
700 回避ルートの表示画面
800 回避ルートの選択決定表示画面
900 回避ルートの案内開始表示画面
1000 移動状況モニター画面
1100 注意状況喚起表示画面
1200 緊急通報メールの内容
1201 緊急通報メールの内容
S01〜S37 フローチャートの各ステップ
Claims (2)
- 利用者の犯罪遭遇経験の有無を含む利用者登録情報、性格診断テスト結果を取得する利用者情報取得部と、
前記性格診断テスト結果から前記利用者の行動パターンを判定する第1の判定部と、
前記判定された行動パターンと前記利用者の前記犯罪遭遇経験の有無から注意喚起情報の発信頻度を判定する第2の判定部と、
前記利用者の携帯端末から出発地と目的地の緯度・経度情報からなる移動先情報を取得する移動先情報取得部と、
前記出発地から前記目的地までの移動ルート候補を選定する移動ルート選定部と、
前記移動ルート候補を、前記携帯端末に送信する移動ルート候補送信部と、
前記携帯端末から前記利用者が選択した前記移動ルートを取得する移動ルート選択結果取得部と、
前記利用者が前記出発地から前記目的地まで移動しているときに緯度・経度情報からなる現在位置情報を前記携帯端末から取得する現在位置情報取得部と、
前記携帯端末から取得した緯度・経度情報からなる前記現在位置情報から、前記利用者が選択した前記移動ルートから外れているか否かを検知する第1の検知部と、
前記利用者の緯度・経度情報からなる前記現在位置情報が、前記選択した移動ルート上から外れていることを検知したときに、前記判定した前記注意喚起情報の発信頻度で前記注意喚起情報を前記携帯端末に送信する第1の注意喚起情報送信部と、
を有することを特徴とする避難誘導装置。 - 前記利用者が選択した前記移動ルート上に一定の時間留まっているか否かを検知する第2の検知部と、
前記利用者が選択した前記移動ルート上に一定時間留まっていることを検知したときに、前記判定した前記注意喚起情報の発信頻度で前記注意喚起情報を前記携帯端末に送信する第2の注意喚起情報送信部と、
を有することを特徴とする請求項1記載の避難誘導装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015162259A JP6207047B2 (ja) | 2015-08-04 | 2015-08-04 | 緊急時の避難誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015162259A JP6207047B2 (ja) | 2015-08-04 | 2015-08-04 | 緊急時の避難誘導装置 |
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JP2017033515A JP2017033515A (ja) | 2017-02-09 |
JP6207047B2 true JP6207047B2 (ja) | 2017-10-04 |
Family
ID=57987188
Family Applications (1)
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JP2015162259A Active JP6207047B2 (ja) | 2015-08-04 | 2015-08-04 | 緊急時の避難誘導装置 |
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JP4820723B2 (ja) * | 2006-09-12 | 2011-11-24 | 富士通株式会社 | 通信制御システム |
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-
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- 2015-08-04 JP JP2015162259A patent/JP6207047B2/ja active Active
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