JP6205829B2 - 無線信号受信同期方法、無線信号受信装置及び無線システム - Google Patents

無線信号受信同期方法、無線信号受信装置及び無線システム Download PDF

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Description

本発明は、無線信号の受信装置において、受信信号の同期を行う無線信号受信同期方法、無線信号受信装置、及び当該無線信号受信装置を含む無線システムに関する。
無線通信システムにおいて、送信装置と受信装置とが通信を行うためには、受信装置が送信装置に対してタイミング同期を確立する必要がある。タイミング同期を取ることにより、受信装置は無線信号より正しいデータを取り出すことが可能となる。従来、タイミング同期を取る方法は様々なものが提案されている(特許文献1など)。
タイミング同期を取る方法として自己相関方式、相互相関方式がある。自己相関方式の特徴は、相互相関方式よりも相関演算の計算量が少ないという点である。
国際公開第2007/125846号
自己相関方式は計算量が少なくなる反面、遅延波などの影響により、誤った位置でタイミング同期を検出してしまうという同期ミスが発生することがある。
1つの側面では、本発明の目的は、自己相関方式においてタイミング同期のミスが発生しない無線信号受信同期方法、無線信号受信装置、及び当該無線信号受信装置を含む無線システムを提供することである。
本発明に係る無線信号受信同期方法は、所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信同期方法において、受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成し、前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成し、生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行い、前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上となった回数に応じて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する。
本発明の一観点によれば、自己相関方式によりタイミング同期を行う無線信号受信同期方法等において、同期ミスの発生を防ぐことが可能となる。
実施の形態1に係る無線システムの構成例を示すブロック図である。 OFDMシンボルの一例を示す説明図である。 自己相関方式によるタイミング同期方法を示す説明図である。 実施の形態1に係る受信局のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る受信局の動作手順を示すフローチャートである。 タイミング同期処理の手順を示したフローチャートである。 タイミング同期処理の説明図である。 遅延波がある場合の相関値の変化を示す説明図である。 相関値とタイミング同期信号の出力タイミングを示す説明図である。 実施の形態2に係る受信局のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 相関閾値定義テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 同期閾値定義テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 閾値調整係数テーブルのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 閾値設定処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態1又は実施の形態2に係る受信局の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態1又は実施の形態2に係る受信局に含まれるタイミング同期部の構成を示すブロック図である。
実施の形態1
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は実施の形態1に係る無線システムの構成例を示すブロック図である。無線システムは受信局1と送信局3とを含む。図1に示したのは単方向通信の無線システムであるが、それに限られない。双方向の無線システムである場合は、受信局1は送信局としても機能し、送信局3は受信局として機能する。実施の形態1では送信局3から受信局1へ送信している場合を想定する。
なお、以下の説明において、無線システムはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式であることを前提とするが、それに限られない。受信同期を自己相関により行う無線方式であれば本発明を同様に適用することが可能である。
図2はOFDMシンボルの一例を示す説明図である。OFDMシンボルはGI(Guard Interval)区間(信号の末尾部分の写し)と有効シンボル区間(信号)とからなる。GI区間は有効シンボル区間の後方データのコピーである。本実施の形態では有効シンボル区間長は1024サンプル、GI区間長は256サンプルとする。有効シンボル区間長、GI区間長はあくまで一例であり、他の値としても良い。
次にタイミング同期方式について述べる。上述したように、タイミング同期方式には自己相関方式または相互相関方式がある。
自己相関方式は、OFDMシンボルに含まれるGIの繰り返し波形を利用して、自己相関を取得してタイミング同期を確立・維持する方式である。
相互相関方式では、「無線フレーム」は複数の「情報シンボル」と「パイロットシンボル」により構成される。「情報シンボル」は、受信機が未知な情報を伝送するためのOFDMシンボルである。これに対して「パイロットシンボル」は、受信機が既知な情報を伝送するOFDMシンボルである。受信機が既知である情報を伝送することにより、受信機では伝搬路の波形歪推定を行うことが可能になるほか、相互相関方式によってタイミング同期を行うことが可能となる。
相互相関方式によるタイミングは、受信機では予め「パイロットシンボル」の「有効シンボル」区間の波形をメモリ等に内蔵(これを「レプリカ」と呼ぶ)する。受信機は受信信号と「レプリカ」との相互相関を演算する。受信機は相関値がピークになるタイミングを同期タイミングとして、「情報シンボル」を取り出す。
図3は自己相関方式によるタイミング同期方法を示す説明図である。図3ではn番目のGI区間をGIn、n番目の有効シンボル区間をシンボルnと表記している。図3の上段は受信信号、中段は受信信号を有効シンボル長分、遅延させた参照信号、下段は相関値を示している。図3に示すように、自己相関方式では受信信号と参照信号とで相関演算を行う。相関演算を行う区間長はGI区間長である。以降、相関演算を行う区間を示すものを相関窓と呼ぶ。図3はn番目のシンボルの相関演算について示している。相関窓wは受信信号のGInの先頭と、参照信号のn−1番目のシンボル先頭に、まず設定され、1サンプルずつ移動させながら、相関値が計算される。計算された相関値を下段のグラフで示している。相関窓の後方位置(相関窓の右端)に対応づけて、相関値を示している。n番目のGI区間GInのデータはシンボルnの後方データのコピーであるから、相関窓w1の位置から相関値は増加し、相関窓w2の位置でピークとなる。この位置がタイミング同期位置である。その後、相関窓w3の位置まで相関値は減少する。
相互相関方式の特徴は相関ピークが鋭く、タイミング同期特性に優れるという点である。その反面、計算量(処理量)が多く、そのために回路規模が多くなってしまう。また、無線フレーム内に相互相関用の既知データ(パイロットシンボル)を埋め込む必要があり、伝送効率が下がるという弱点がある。一方、自己相関方式は、相互相関方式に比べて相関ピークが鋭くなく、タイミング同期特性に劣る。しかしながら、自己相関による計算量は相互相関方式より少なく、回路規模も小さくなる。また、無線フレーム内に既知データを埋め込む必要がないので、相互相関方式に比べて伝送効率は良い。
上述のように、自己相関方式では、相関のピークによりタイミング同期位置を取得する。自己相関特性は、図3に示すように、なだらかなピーク特性を示すため、遅延波によりピーク位置が本来のタイミング位置よりも後方にくる可能性がある。これにより、受信タイミングの誤同期が発生し、受信特性が劣化するという問題が生じる。そこで、本実施の形態では、自己相関演算を行なう際、GI区間長のデータを用いた演算を行なわず、それよりも短いデータ数で自己相関を行なう。GI区間よりも短いデータ数で自己相関を行なうと、相関ピークが一定期間維持される。相関ピークを検出するのではなく、相関ピークが一定期間維持することを検出して受信タイミング同期を行なう。上述のように、本実施の形態では有効シンボル区間は1024サンプル、GI区間は256サンプルとしている。ここで、自己相関を計算する相関窓の幅は64サンプルとする。64サンプルとしたのはあくまでも一例であり、他の値としても良い。
図4は実施の形態1に係る受信局1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。受信局1はCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、大容量記憶装置14、読取り部15、周波数変換部16、ADC(Analog-Digital-Converter)17、デシリアライザ(Deserializer)18、FFT(Fast Fourier Transform)部19、シリアライザ(Serializer)20、アンテナANTを含む。
CPU11はROM12又は大容量記憶装置14に記憶された制御プログラム1Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM13は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM13はCPU11によるプログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。大容量記憶装置14は例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)である。大容量記憶装置14は制御プログラム1P等、各種のデータを格納している。読取り部15はCD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM等の可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御プログラム1Pは可搬型記憶媒体1aより読取り部15が読み取り、大容量記憶装置14に記憶することとしても良い。また、ネットワークを介して他のコンピュータから制御プログラム1Pをダウンロードしても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから制御プログラム1Pを読み込むこととしても良い。
周波数変換部16はアンテナANTで受信したRF(Radio Frequensy)信号をベースバンド信号に変換する。ADC17は周波数変換部16が出力したベースバンド信号を離散化する。CPU11は、離散化されたベースバンド信号(OFDM信号)に対して自己相関によりタイミング同期を取得し、タイミング信号を出力する。CPU11はタイミング信号に基づき、OFDM信号から有効シンボル区間を抽出する。デシリアライザ18は有効シンボル区間の単位でシリアル−パラレル変換を行なう。FFT部19はシリアル−パラレル変換された時間軸データをFFT処理(高速フーリエ変換)して周波数軸データに変換する。シリアライザ20は周波数軸データをパラレル−シリアル変換する。CPU11はパラレル−シリアル変換されたデータに対して判定処理を行い、受信データを取得する。
図4に示した構成は一例であり、タイミング同期を取得しタイミング信号を出力する処理、タイミング信号に基づきOFDM信号から有効シンボル区間を抽出する処理それぞれを、CPU11が行うのではなく、専用のハードウェアで行うようにしても良い。また、判定処理についても、CPU11ではなく、専用のハードウェアで行うようにしても良い。また、周波数変換部16、ADC17、デシリアライザ18、FFT部19、シリアライザ20が行う処理をCPU11が行うこととしても良い。さらにまた、複数のハードウェアを1つのハードウェアとして構成しても良い。例えば、デシリアライザ18とシリアライザ20とを1つのハードウェアとして構成しても良い。なお、図4では、AGC(Auto Gain Control:自動ゲイン制御処理)部、AFC(Auto Frequency Control:自動周波数制御処理)部、等化処理部は省略した。AGC部は伝搬路において減衰した信号をADC17の入力範囲内に納まるように、受信信号を増幅する。AFC部は送信局3と受信局1とにおける局部発信発振器間のキャリア周波数のずれを補正する。
図5は実施の形態1に係る受信局1の動作手順を示すフローチャートである。受信局1はアンテナANTを介して、無線信号を受信する(ステップS21)。周波数変換部16、ADC17が前処理を行う(ステップS22)。CPU11は自己相関を行うための参照信号を生成する(ステップS23)。参照信号(参照無線信号)は受信した無線信号を有効シンボル区間長分(所定長分)、遅延させた信号である。受信信号と参照信号とを用いてタイミング同期を行う(ステップS24)。
ステップS22の前処理は、例えば、上述した次のような処理である。周波数変換部16はアンテナANTで受信したRF(Radio Frequensy)信号をベースバンド信号に変換する。ADC17は周波数変換部16が出力したベースバンド信号を離散化する。
図6はタイミング同期処理の手順を示したフローチャートである。CPU11は相関演算の範囲を定める相関窓を生成する(ステップS1)。CPU11は相関窓を所定の位置に設定する(ステップS2)。無線信号の受信し始めの場合は、受信信号の先頭である。参照信号は受信信号を遅延させたものであるから、受信信号の先頭に対応する参照信号は存在しない。相関窓が有効シンボル区間長、移動した位置から参照信号は存在する。CPU11は相関値を算出する(ステップS3)。相関値の計算は以下の式1に従い行う。
Figure 0006205829
Acorr(n)は時刻nでの相関値を示す。R(k)は時刻nでの受信信号を表す。関数conj(Z)は、Zの要素の複素共役を返す関数である。
CPU11は算出した相関値が予め設定してある閾値1以上であるか否かを判定する(ステップS4)。算出した相関値が閾値1(第1の閾値)以上である場合(ステップS4でYES)、CPU11はカウンタを1加算する(ステップS5)。CPU11はカウンタ値(計数値)が予め設定してある閾値2以上であるか否かを判定する(ステップS6)。カウンタ値が閾値2(第2の閾値)以上である場合(ステップS6でYES)、CPU11は同期信号を出力する(ステップS7)。CPU11はカウンタをリセットする(ステップS8)。CPU11は処理を戻す。上述の閾値1は相関が優位である否かを判定するための閾値である。
算出したカウンタ値が閾値2未満である場合(ステップS6でNO)、相関窓を1サンプル分、移動させる(ステップS10)。CPU11は処理をステップS3に戻す。
算出した相関値が閾値1未満である場合(ステップS4でNO)、CPU11はカウンタを1減算する(ステップS9)。CPU11は相関窓を1サンプル分、移動させる(ステップS10)。CPU11は処理をステップS3に戻す。上述の閾値2は相関値のピークが継続するピーク区間であるか否かを判定するための閾値である。なお、上述ではカウンタを1加算又は1減算することとしたが、それに限らない。相関値と閾値1との差分により、加減算する値を変えても良い。例えば、閾値1との差分が大きいほど、大きな値を加減算する。
図5に戻り、CPU11は、タイミング同期により得た同期信号により、有効シンボル区間の信号を取り出し、後処理を行う(ステップS25)。CPU11はデータを出力する(ステップS26)。CPU11は処理を終了する。図5に示した処理は、無線信号が受信された時に起動される。無線信号の受信が継続されている間、図5に示した処理を繰り返し行う。
ステップS25の後処理は、例えば、上述した次のような処理である。デシリアライザ18は有効シンボル区間の単位でシリアル−パラレル変換を行なう。FFT部19はシリアル−パラレル変換された時間軸データをFFT処理(高速フーリエ変換)して周波数軸データに変換する。シリアライザ20は周波数軸データをパラレル−シリアル変換する。CPU11はパラレル−シリアル変換されたデータに対して判定処理を行い、受信データを取得する。
図7はタイミング同期処理の説明図である。図3では受信信号と参照信号とを並列して記載したが、図7では並列せず、まとめて記載している。上述したように、参照信号は受信信号を有効シンボル区間長遅延させたものである。したがって、受信信号と参照信号との相関演算処理は、受信信号と当該受信信号から有効シンボル区間長分前の受信信号との相関値を計算することと同値である。したがって、図7のように相関値を計算する相関窓は表現可能である。
n番目のGI区間GInのデータはn番目の有効シンボルであるシンボルnの後方データのコピーであるから、図7に示す位置(a)から相関値は値が増加し、位置(b)で最大値となる。位置(b)から位置(c)までの区間(ピーク区間)では、相関値は一定値を保っている。その後、位置(c)から位置(d)にかけて相関値が減少することとなる。相関値が一定値を保っている位置(b)から位置(c)までの区間のいずれかの位置でタイミング同期を取れば、すなわち、同期信号を出力すれば、適切に有効シンボルを取得することが可能である。
次に遅延波がある場合のタイミング同期について説明する。図8は遅延波がある場合の相関値の変化を示す説明図である。図8では説明のために、直接波と遅延波とを分けて記載しているが、実際には2つが混合されたものを受信局1は受信することとなる。図8の例では遅延波は直接波と比べ64サンプル分遅延をしている。そのため、ピーク区間の前後で相関値に乱れが生じ、ピーク区間長は128サンプルとなっている。
図9は相関値とタイミング同期信号の出力タイミングを示す説明図である。閾値1を適切に設定しておくことにより相関ピーク区間において、カウンタ値が加算され、タイミング同期信号が出力される。図9の例では閾値2の値は64としてある。カウンタ値は位置(ア)から加算され始め、位置(イ)で閾値2の値と等しい64となるので、位置(イ)でタイミング同期信号を出力することなる。図8に示すようにピーク区間内で同期信号が出力されれば、適切に有効シンボルを取得することが可能である。
実施の形態1の係る受信局1は、次のような効果を奏する。実施の形態1では、自己相関レベル(装相関値)が一定のレベル以上を継続することを用いて受信タイミング同期位置を検出する。それにより、遅延波がある場合でも、受信タイミング同期を正確に行うことができる。また、自己相関演算の処理量、あるいは回路規模を従来技術よりも小さくすることができる。従来技術ではGI区間長(256サンプル)の自己相関演算であるが、実施の形態1でGI区間長よりも短い64サンプルの自己相関演算であるので、演算量も約4分の1となる。
実施の形態2
実施の形態1では閾値1及び閾値2を予め定めるものとしたが、受信状況に応じて動的に変化させるようにしても良い。本実施の形態において、実施の形態1と同様に、GI区間長は256サンプル、有効シンボル長は1024サンプルであるOFDM信号を扱うものとする。
図10は実施の形態2に係る受信局1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。実施の形態2に係る受信局1は、実施の形態1に係る受信局1の構成にSNR検出部21、遅延検出部22、閾値設定部23が追加されている。その他の構成については、実施の形態1と同様であるので、以下では異なる点を主に説明する。
SNR検出部21は受信信号からSNR(Signal Noise Ratio)を検出する。SNRは受信信号強度と受信機内雑音との比率を表す値である。遅延検出部22は直接波以外に受信する遅延波の遅延量を検出する。SNR検出部21はSNRを検出可能であれば、公知技術を含め如何なる技術手段でも採用可能である。同様に、遅延検出部22は遅延波の遅延量を検出可能であれば、公知技術を含め如何なる技術手段でも採用可能である。閾値設定部23はSNR検出部21で検出したSNR値、遅延検出部22で検出した遅延波の遅延量に基づき、閾値1、閾値2の設定を行う。
図11は相関閾値定義テーブルT1のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。相関閾値定義テーブルT1はSNR欄、閾値1欄を含む。相関閾値定義テーブルT1は、SNRの値によって閾値1の値を設定するためのテーブルである。上述したように閾値1は相関値がピークであるか否かを判定するための値である。高SNRであれば相関値も大きくなるので、閾値1の値を大きくする。低SNRであれば相関値が小さくなるので、閾値1の値を小さくする。したがって、図11に示す例では、TH11が最小値、TH13が最大値、TH12がTH11とTH13との中間値となるように、それぞれの値を定める。
図12は同期閾値定義テーブルT2のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。同期閾値定義テーブルT2はSNR欄、閾値2欄を含む。同期閾値定義テーブルT2は、SNRの値によって閾値2の値を設定するためのテーブルである。上述したように閾値2は相関値のピーク区間を判定するための値である。低SNRである場合、相関値の変動が大きくなることが想定される。それにより、ピーク区間以外の位置でピーク区間であると判定されてしまうことを防ぐため、閾値2の値を大きくする。逆に高SNRの場合には閾値2の値は小さくする。したがって、図12に示す例では、TH21が最大値、TH23が最小値、TH22がTH21とTH23との中間値となるように、それぞれの値を定める。
図13は閾値調整係数テーブルT3のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。閾値調整係数テーブルT3は遅延量欄、係数欄を含む。閾値調整係数テーブルT3は上述の閾値2の値を調整する際に用いる。図9を用いて上述したように、直接波に加えて遅延波も受信する場合は、相関値の変動が発生するので、誤動作を防ぐために閾値2の値を小さく設定する。同期閾値定義テーブルT2を用いて定めた閾値2の値に、閾値調整係数テーブルT3により定めた係数を乗算することにより、閾値2の値を調整する。相関閾値定義テーブルT1、同期閾値定義テーブルT2、閾値調整係数テーブルT3はROM12又は大容量記憶装置14に予め記憶しておく。
図14は閾値設定処理の手順を示すフローチャートである。受信局1のCPU11はSNR検出部21よりSNRを取得する(ステップS31)。CPU11は相関閾値定義テーブルT1を参照し、取得したSNRに対応する閾値1の値を読み出し、閾値1に設定する(ステップS32)。CPU11は同期閾値定義テーブルT2を参照し、取得したSNRに対応する閾値2の値を読み出し、閾値2に設定する(ステップS33)。CPU11は遅延検出部22より遅延波の遅延量を取得する(ステップS34)。CPU11は閾値調整係数テーブルT3から遅延量に対応する調整係数を読み出し、ステップS33で設定した閾値2に乗算する。CPU11は乗算結果を閾値2に設定する(ステップS35)。閾値設定処理はタイミング同期処理(図5のステップS24)を実行する前に、行えば良い。または、定期的に閾値設定のためテスト通信を行うようにしても良い。
実施の形態2に係る受信局1は、実施の形態1に加えて以下の効果を奏する。SNR、遅延波の遅延量を考慮して、閾値1及び閾値2の値を定めるので、閾値1及び閾値2は受信状況に適した値となる。それにより、適切な位置でタイミング同期信号を出力し、それに基づき有効シンボル区間を抽出する。そのため、電波状況が変動しても、安定して受信データを取得することが可能となる。
実施の形態3
図15は実施の形態1又は実施の形態2に係る受信局1の機能構成を示すブロック図である。図16は実施の形態1又は実施の形態2に係る受信局1に含まれるタイミング同期部11aの構成を示すブロック図である。受信局1は周波数変換部16、ADC17、SNR検出部21、遅延検出部22、タイミング同期部11a、GI除去部11b、デシリアライザ18、FFT部19、シリアライザ20、判定部11cを含む。周波数変換部16、ADC17、デシリアライザ18、FFT部19、シリアライザ20、SNR検出部21、遅延検出部22の各部が担う機能は前述したとおりであるので、説明を省略する。
タイミング同期部11aは相関演算の結果に基づいて、有効シンボルを取り出すための同期位置を特定し、GI除去部11bに出力する。GI除去部11bはタイミング同期部11aから入力された同期信号に基づき、GI区間を除去し、有効シンボルを取り出す。判定部11cはシリアライザ20から出力されたデータを判定して受信データを取得する。
タイミング同期部11aは図16に示すように、自己相関演算部110及びタイミング同期信号生成部120(特定部)を含む。自己相関演算部110は更に遅延部111及び相関演算部112を含む。遅延部111(生成部)は相関演算を行う際に用いる受信信号の遅延信号を生成する。相関演算部112(窓生成部、演算部)は受信信号と遅延部111で生成した遅延信号とで相関演算を行い、相関値をタイミング同期信号生成部120に出力する。タイミング同期信号生成部120は相関値が閾値1以上となった回数を計数し、計数値が閾値2以上となったときの相関窓の位置を同期位置として、GI除去部11bにタイミング同期信号を出力する。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態1乃至3を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信同期方法において、
受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成し、
前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成し、
生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行い、
相関演算の結果に基づいて、前記信号を取り出すための同期位置を特定すること
を特徴とする無線信号受信同期方法。
(付記2)
前記無線信号を受信する都度、
前記相関窓を、前記受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した参照無線信号に設定し、
前記相関窓に含まれる前記無線信号及び参照無線信号の相関演算を行い、
相関演算により求めた相関値が所定の第1の閾値以上である場合、前記相関値が前記第1の閾値以上となった回数を計数する計数値を1加算し、
加算した計数値が所定の第2の閾値以上であるとき、前記相関窓を設定した位置を同期位置として特定すること
を特徴とする付記1に記載の無線信号受信同期方法。
(付記3)
前記計数値が第2の閾値以上となるまで、前記相関窓を移動させながら繰返し上記相関演算を行うこと
を特徴とする付記2に記載の無線信号受信同期方法。
(付記4)
前記相関値が前記第1の閾値未満である場合、前記計数値を1減算すること
を特徴とする付記2又は3に記載の無線信号受信同期方法。
(付記5)
所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信装置において、
受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成する生成部と、
前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成する窓生成部、
生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した参照無線信号の相関演算を行う演算部と、
相関演算の結果に基づいて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する特定部とを備えること
を特徴とする無線信号受信装置。
(付記6)
所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号を送信する無線信号送信装置と、
前記無線の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信装置とを備える無線システムにおいて、
前記無線信号受信装置は、
受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成する生成部、
前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成する窓生成部、
生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行う演算部、及び
相関演算の結果に基づいて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する特定部を有すること
を特徴とする無線システム。
1 受信局
11 CPU
11a タイミング同期部
11b GI除去部
11c 判定部
12 ROM
13 RAM
14 大容量記憶装置
15 読取り部
16 周波数変換部
17 ADC
18 デシリアライザ
19 FFT部
20 シリアライザ
21 SNR検出部
22 遅延検出部
23 閾値設定部
1P 制御プログラム
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
3 送信局

Claims (7)

  1. 所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信同期方法において、
    受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成し、
    前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成し、
    生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行い、
    前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上となった回数に応じて、前記信号を取り出すための同期位置を特定すること
    を特徴とする無線信号受信同期方法。
  2. 前記無線信号を受信する都度、
    前記相関窓を、前記受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した参照無線信号に設定し、
    前記相関窓に含まれる前記無線信号及び参照無線信号の相関演算を行い、
    相関演算により求めた相関値が所定の第1の閾値以上である場合、前記相関値が前記第1の閾値以上となった回数を計数する計数値を1加算し、
    加算した計数値が所定の第2の閾値以上であるとき、前記相関窓を設定した位置を同期位置として特定すること
    を特徴とする請求項1に記載の無線信号受信同期方法。
  3. 所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信装置において、
    受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成する生成部と、
    前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成する窓生成部、
    生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行う演算部と、
    前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上となった回数に応じて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する特定部とを備えること
    を特徴とする無線信号受信装置。
  4. 所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号を送信する無線信号送信装置と、
    前記無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信装置とを備える無線システムにおいて、
    前記無線信号受信装置は、
    受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成する生成部、
    前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成する窓生成部、
    生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行う演算部、及び
    前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上となった回数に応じて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する特定部を有すること
    を特徴とする無線システム。
  5. 所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信同期方法において、
    受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成し、
    前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成し、
    生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行い、
    前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上を保っている継続時間を求め、求めた継続時間に基づいて、前記信号を取り出すための同期位置を特定すること
    を特徴とする無線信号受信同期方法。
  6. 所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信装置において、
    受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成する生成部と、
    前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成する窓生成部、
    生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行う演算部と、
    前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上を保っている継続時間を求め、求めた継続時間に基づいて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する特定部とを備えること
    を特徴とする無線信号受信装置。
  7. 所定長の信号及び該信号の末尾部分の写しを前記信号の先頭に付加したものを単位とする無線信号を送信する無線信号送信装置と、
    前記無線信号の受信同期を、相関演算を用いて行う無線信号受信装置とを備える無線システムにおいて、
    前記無線信号受信装置は、
    受信した前記無線信号を前記所定長分遅延させた参照無線信号を生成する生成部、
    前記信号の末尾部分の長さよりも短い相関窓を生成する窓生成部、
    生成した相関窓を用いて、受信した無線信号及び該受信した無線信号より生成した前記参照無線信号の相関演算を行う演算部、及び
    前記相関演算により求めた相関値が所定の閾値以上を保っている継続時間を求め、求めた継続時間に基づいて、前記信号を取り出すための同期位置を特定する特定部を有すること
    を特徴とする無線システム。
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