JP6205492B2 - 縫合糸パサーおよびその動作方法 - Google Patents

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Description

本開示は、概して、カニューレおよびスタイレットを含む縫合糸パサー(suture passer)に関し、より詳細には、カニューレとスタイレットとの間の移行部において連続的な外径をもたらす引っ込み位置を有する縫合糸パサーに関する。
縫合糸パサーは、軟組織に縫合糸を通すために臨床医によって使用される装置である。例えば、縫合糸パサーは、縫合糸を捕らえることができ、かつ軟組織に縫合糸を押し通すかまたはそこを通して引き出すかのいずれかを行うことができるとし得る。縫合糸パサーは、腹壁ヘルニア修復を含む様々な処置に使用し得る。腹壁ヘルニア修復は、一般に、腹壁欠損にわたって軟組織修復プロテーゼ(prosthetic)を配置することを含む。最小侵襲処置、例えば腹腔鏡による処置の最中、プロテーゼは、腹腔に送達され、および腹壁欠損の上側を覆うように位置決めされ得る。縫合糸は、プロテーゼと、腹壁の全てまたは一部分とを通って適用されて、プロテーゼの位置を固定し得る。プロテーゼを取り付ける最中に、縫合糸パサーを使用して、1本以上の縫合糸を腹壁の皮膚、筋膜、および筋肉に通し得る。
Benderevらへの米国特許第5,439,467号明細書では、引っ込み位置と、細長いプローブの鋭利にされた遠位先端が露出する伸びた位置との間で、チューブ状プローブガイド内で軸方向に可動に配置された細長いプローブを有する縫合糸パサーが教示されている。細長いプローブは、縫合糸を受け入れるための、チューブ状プローブガイドを通る開口部と協働する凹部を有する。Benderevらによる教示の縫合糸パサー、および他の入手可能な縫合糸パサーは、縫合糸パサーを腹壁に滑らかにかつ効果的に通すことが困難であることを含め、様々な欠点に悩まされ得る。あれこれの理由のために、縫合糸パサー装置の改良が継続的に必要とされている。
本開示は、上述した問題または課題の1つ以上に関する。
一態様では、縫合糸パサーが、スタイレットと、カニューレ外径を規定する開放遠位端部を有するカニューレとを含む。スタイレットは、カニューレ内に受け入れられるように構成されかつ縫合糸保持ノッチを含む近位セグメントと、カニューレ外径に実質的に適合する拡大外径を有する遠位セグメントとを有する。スタイレットの遠位セグメントは、遠位刃先において終端する。縫合糸パサーは、引っ込み位置と伸びた位置とを含み、引っ込み位置では、スタイレットの近位セグメントが、開放遠位端部を通ってカニューレ内に受け入られ、かつ近位セグメントと遠位セグメントとの間の移行部を規定する肩部が、カニューレの開放遠位端部に当接し、伸びた位置では、縫合糸保持ノッチがカニューレの開放遠位端部に対して遠位に配置される。
別の態様では、縫合糸パサーを動作させる方法が提供される。縫合糸パサーは、カニューレ外径を規定する開放遠位端部を有するカニューレを含む。縫合糸パサーはまた、カニューレ内に受け入れられるように構成されかつ縫合糸保持ノッチを含む近位セグメントと、カニューレ外径に実質的に適合する拡大外径を有する遠位セグメントとを有するスタイレットを含む。スタイレットの遠位セグメントは、遠位刃先において終端する。方法は、引っ込み位置にある縫合糸パサーが、カニューレとスタイレットとの間の移行部において連続的な外径を規定する状態で、縫合糸パサーを、軟組織を通って前進させるステップを含む。引っ込み位置では、スタイレットの近位セグメントは、開放遠位端部を通ってカニューレ内に受け入れられ、および近位セグメントと遠位セグメントとの間の移行部を規定する肩部が、カニューレの開放遠位端部に当接する。方法はまた、縫合糸パサーを、引っ込み位置から、縫合糸保持ノッチがカニューレの開放遠位端部に対して遠位に配置される伸びた位置へ動かすことを含む。縫合糸が、スタイレットの縫合糸保持ノッチ内に受け入れられ、かつ、縫合糸パサーを引っ込み位置に戻すことにより、縫合糸パサーによって捕らえられる。
引っ込み位置において示す、本開示の一実施形態による縫合糸パサーの、一部分を断面にした側面図である。 伸びた位置において示す、図1の縫合糸パサーの、一部分を断面にした側面図である。 図2の線3−3に沿って取った断面図である。 本開示の別の実施形態による、予め形成された湾曲部を有するカニューレを含む縫合糸パサーの斜視図である。 図4の線5−5に沿って取った断面図である。 伸びた位置において示す、本開示による別の例示的な縫合糸パサーの遠位部分の斜視図である。 引っ込み位置において示す、図6の縫合糸パサーの遠位部分の斜視図である。 図1の縫合糸パサーを使用する治療処置の1つの段階を示す、患者の軟組織の一部分を断面にした側面図である。 別の処置段階の、一部分を断面にした側面図である。 別の処置段階の、一部分を断面にした側面図である。 別の処置段階の、一部分を断面にした側面図である。 別の処置段階の、一部分を断面にした側面図である。
図1を参照すると、本開示の一実施形態による縫合糸パサー10が示されている。縫合糸パサー10は、近位端部14および遠位端部16を有する細長い本体12を有し、および一般的に、カニューレ18およびスタイレット20を含む。縫合糸パサー10の近位端部14にはハンドル22が配置されてもよく、かつハンドルは、カニューレ18およびスタイレット20の一方を、カニューレ18およびスタイレット20の他方に対して動かすように構成され得る。本開示では、「近位」は、臨床医の最も近くにある構成要素または特徴の端部を指すために使用される一方、「遠位」は、臨床医から最も遠い構成要素または特徴を指すために使用される。そのような意味は、それら用語の従来の使用と一致し、かつそのようなものとして当業者によって理解される。
カニューレ18は、開放近位端部26から開放遠位端部28まで延在するチューブ状本体24を含む。開放近位端部26は、カニューレ18の尖っていない端部30を規定してもよく、かつハンドル22に取り付けられ得る。これを、下記で詳細に説明する。開放遠位端部28も、カニューレ18の尖っていない端部32を規定してもよく、かつカニューレ外径dを規定する。カニューレ18は、様々な一般的な生体適合性の医療用チューブ材料のいずれか、数例を挙げると、ステンレス鋼、または他の金属、またはビニル、プラスチック、ゴム、またはシリコーンなどを含む、いくつもの材料のいずれかから作製され得る。材料の選択は、縫合糸パサー10の使用目的に依存し得るが、カニューレ18用の1つまたは複数の材料は、軟組織に通されるときに縫合糸パサー10を正確に配置できるようにするなど、十分な量の剛性をもたらすように選択され得る。
スタイレット20は、近位セグメント34および遠位セグメント36を含む。近位セグメント34は、カニューレ18内に受け入れられるように構成され、かつカニューレ18の長さlの大部分にわたっており、この長さが、縫合糸パサー10の長さlの大部分を規定し得る。スタイレット20の近位セグメント34は、ハンドル22に取り付けられた近位端部38を有してもよく、および近位セグメント34の遠位端部42に位置決めされた縫合糸保持ノッチ40を含む。図示の通り、近位セグメント34は、本体部分44と、制御ワイヤーとも称されるワイヤー部分46とを含み得る。特に、近位セグメント34は、制御ワイヤー46と、本体部分44の近位長さ部分48とを含んでもよく、それら双方とも、カニューレ18内に受け入れられ得る。図示の実施形態によれば、近位セグメント34の近位端部38に対応する制御ワイヤー46の近位端部50は、ハンドル22に取り付けられ得る一方、制御ワイヤー46の遠位端部52は、本体部分44の近位端部54に取り付けられ得る。
縫合糸保持ノッチ40は、スタイレット20の外面に対して引っ込められ得る。特に、縫合糸保持ノッチ40は、カニューレ18内に受け入れられ得る本体部分44の近位長さ部分48の表面から引っ込められ得る。縫合糸保持ノッチ40は、様々な形状および/または構成のいずれかを有してもよく、かつ、図示の通り、スタイレット20の縦軸に沿って向きが合わせられ得る。例示的な実施形態によれば、縫合糸保持ノッチ40は、近位スロープ部56から遠位に延在し、かつそれを含み得る。下記で説明するように、縫合糸の捕捉を支援するために、遠位フック58も設けられ得る。認識されるように、縫合糸保持ノッチ40の長さ、幅、および形状は、提供された図から大きく異なってもよく、および本明細書で説明するように、それでも、縫合糸の捕捉に好適とし得る。
カニューレ18内に受け入れられないスタイレット20の一部分を表すスタイレット20の遠位セグメント36は、カニューレ外径dに実質的に適合する拡大外径dを有する。特に、スタイレット20の遠位セグメント36は、上述の本体部分44の遠位長さ部分60を含み、これは、拡大外径dを有し得る。本体部分44は、縫合糸保持ノッチ40を除いて実質的に中実とし、かつ遠位刃先62において遠位に終端し得る。すなわち、下記で説明するように、スタイレット20の遠位セグメント36は、拡大外径dを有し、かつ軟組織を穿孔するように構成された先端またはポイント64で終端し得る。例えば、遠位セグメント36は、図示の通り、多数の斜面66を有する先端において、終端し得る。いくつかの実施形態によれば、2個から5個の斜面が好ましいとし、および具体的な実施形態によれば、三面に面取りされた先端を使用し得る。
スタイレット20は、1つの単体の構成要素、または一緒に動くように構成された複数の構成要素によって、規定され得る。例えば、カニューレ18内に受け入れられるように構成された部分であるスタイレット20の近位セグメント34は、縫合糸保持ノッチ40を除いて、その長さに沿って変化のない横断面形状およびサイズを有してもよい。例えば、近位セグメント34全体が、図示の本体部分44の近位長さ部分48と一致する形状およびサイズを有してもよい。いくつかの実施形態によれば、本体部分44の近位長さ部分48は、ぴったりと適合しながらも、カニューレ18の内側面に対して滑らかに摺動する外側面を有し得る。
あるいは、例えば、近位セグメント34は、図3に示すような卵形の横断面形状を有し得る制御ワイヤー46と、化学的、機械的、または他の方法で一緒に取り付けられる別個の構成要素として、本体部分44の近位長さ部分48とを含み得る。例えば、本体部分44の近位長さ部分48よりも直径が小さいとし得る制御ワイヤー46は、接着剤、溶接、締結具などを使用して本体部分44に取り付けられ得る。図示の通り、本体部分44の近位長さ部分48は、縫合糸保持ノッチ40を支持するのに十分な長さを有し得る一方、制御ワイヤー46は、近位セグメント34の残りの部分を規定する。
あるいは、ワイヤー部分46および本体部分44は、図示の形状、または好適な代替例を形成するために機械加工される1つの単体の構成要素とし得る。例えば、1つの金属丸棒が、カニューレ18の内径に適合するように、旋盤上で細くされ得る。その後、例えば放電加工機を使用して、縫合糸保持ノッチ40および小径ワイヤー部分46を切断し得る。最後に、研磨機を使用して斜面66を形成し得る。認識されるように、本明細書で開示するスタイレット20は、いくつもの方法のいずれかで形成され、その方法は、製造優先度、コスト、性能などに基づいて選択され得る。
ハンドル22は、図1に示すような引っ込み位置と、図2に示すような伸びた位置との間で縫合糸パサー10を動かすように構成され得る。図1の引っ込み位置によれば、スタイレット20の近位セグメント34は、開放遠位端部28を通ってカニューレ18内に受け入れられ、および近位セグメント34と遠位セグメント36との間の移行部を規定する肩部68は、カニューレ18の開放遠位端部28に当接する。図2の伸びた位置によれば、スタイレット20および/またはカニューレ18は、相対的に動いて、縫合糸保持ノッチ40が、カニューレ18の開放遠位端部28に対して遠位に配置されるようにし得る。
本明細書で説明する相対運動をもたらすハンドル22を含むハンドルは、公知であり、および図示の単純な実施形態は、本開示の範囲を限定するものではないことを認識されたい。ハンドル22は、縫合糸パサー10を図1の引っ込み位置に偏倚すなわち付勢させるように構成され得る。例えば、ハンドル22の作動可能部分70がスタイレット20に取り付けられ、かつこの作動可能部分は、カニューレ18に取り付けられるハンドル22の別の部分72内で可動、例えば軸方向に可動とし得る。バネ74または他の同様の機構が、作動可能部分70を偏倚させて、縫合糸パサー10が図1の引っ込み位置に維持されるようにする。その後、臨床医は、作動可能部分70をバネ力に抗して動かして、縫合糸パサー10を図1の引っ込み位置から図2の伸びた位置へ移行させ得る。作動可能部分70を解放することによって、バネ74が縫合糸パサー10を偏倚位置まで戻すことができるようにする。
図4に示す通り、本開示による縫合糸パサー80は、予め形成された湾曲部82を含み得る。縫合糸パサー80は、上述の縫合糸パサー10と同様とし、かつカニューレ86およびスタイレット88を支持するハンドル84を含み得る。ハンドル84は、縫合糸パサー80が引っ込み位置と伸びた位置との間で動かされ得るようにカニューレ86およびスタイレット88の少なくとも一方を他方に対して動かすように、構成され得る。引っ込み位置および伸びた位置は、上述のものと同様としてもよく、スタイレット88は、カニューレ86に対して遠位に前進されられて、縫合糸パサー80が引っ込み位置から伸びた位置へ動かされるときに、縫合糸保持ノッチを露出させる。この実施形態、および他の実施形態によれば、図5に示す、多角形の横断面形状を有する制御ワイヤー90が使用され得る。例えば、制御ワイヤー90は、実質的に矩形の横断面形状を有するフラットワイヤーとし得る。そのような実施形態によれば、カニューレ86は、予め形成された湾曲部82を含み、湾曲部82に沿った制御ワイヤー90の前進が改善されるように、予め形成された湾曲部82および制御ワイヤー90は共通の平面を取る。
ここで図6および図7を参照すると、本開示による、代替的な縫合糸パサー100の遠位部分が示されている。縫合糸パサー100は、上述の縫合糸パサー10および80と同様とし、および一般的に、カニューレ102、および図6に示す伸びた位置と、図7に示す引っ込み位置との間で可動なスタイレット104を含み得る。図示の実施形態によれば、スタイレット104の近位セグメント106はまた、カニューレ外径dに実質的に適合する外径dを有する縦方向キー108を含み得る。縦方向キー108は、縫合糸パサー100が図6の伸びた位置と図7の引っ込み位置との間で動かされるときに、カニューレ102を通る縦方向スロット110と位置合わせされかつそこに受け入れられる。認識されるように、縦方向キー108および縦方向スロット110は、スタイレット104およびカニューレ102の回転式の位置合わせを支援し得る。
ここで図8を参照すると、図1〜3を参照して上述した縫合糸パサー10を使用する処置を説明する。例えば、腹壁ヘルニア修復は、縫合糸パサー10の使用を必要とし得る。腹壁ヘルニア修復処置は様々とし得るが、いくつものこれらの処置は、腹壁122にわたって軟組織修復プロテーゼ120を配置して、欠損を被覆または修復することを含む。例示的な具体的な処置によれば、何本もの縫合糸124が、プロテーゼ120を通ってもたらされ、および各縫合糸は、結び目のある端部126および自由端部128を含み得る。縫合糸パサー10は、皮膚、筋膜、および筋肉を含みかつ本明細書では軟組織と呼ばれ得る腹壁122に通されて、各自由端部128を捕らえ、かつ腹壁122を通してまたはその方へ向かって縫合糸124を引っ張り得る。
第1に、図8に示す通り、カニューレ18とスタイレット20との間の移行部130において連続的な外径を規定する縫合糸パサー10は、同様に図1に示すように縫合糸パサー10が引っ込み位置にある状態で、軟組織122を通って前進され得る。引っ込み位置によれば、上述の通り、スタイレット20の近位セグメント34は、開放遠位端部28を通ってカニューレ18に受け入れられ、および引っ込み位置にある移行部130に対応する、近位セグメント34と遠位セグメント36との間の移行部を規定する肩部68は、カニューレ18の開放遠位端部28に当接する。傾斜先端66および平滑な移行部130は、縫合糸パサー10を軟組織122に通すために必要な力を最小にし得る。さらに、平滑な移行部130を利用することによって、軟組織122への外傷を減らし得るが、そうでなければ、平滑でない移行部によって外傷が生じ得る。
次いで、図9に示す通り、縫合糸パサー10は、引っ込み位置から、同様に図2に示される、縫合糸保持ノッチ40がカニューレ18の開放遠位端部28に対して遠位に配置される伸びた位置へ動かされ得る。上述の通り、臨床医はハンドル22を操作して、縫合糸パサー10を引っ込み位置から伸びた位置へ動かし得る。特に、スタイレット20はカニューレ18に対して前進させられるか、またはカニューレ18は、スタイレット20に対して引っ込ませて、縫合糸保持ノッチ40を露出させ得る。縫合糸パサー10は、例えば軸方向にまたは回転式に位置を変えられ、縫合糸保持ノッチ40を縫合糸124のうちの1つと位置合わせして、図10に示すように、縫合糸124が縫合糸保持ノッチ40内に受け入れられるようにし得る。
次いで、縫合糸124は、縫合糸パサー10を引っ込み位置へ動かすまたは戻すことによって、縫合糸パサー10によって捕らえられ得る。具体的には、図11に示す通り、縫合糸パサー10は、縫合糸124が縫合糸保持ノッチ40に捕らえられた状態で、伸びた位置から引っ込み位置へ動かされる。縫合糸パサー10が引っ込み位置にある状態で、縫合糸パサー10は、軟組織122を通って近位に引き戻され、縫合糸124も軟組織122に通し得る。説明した処置は、縫合糸の自由端部128が全て、軟組織122を通って引かれて結ばれるか、または他の方法で固定されるまで、繰り返され得る。当然ながら、この具体的な処置は、例示のために提供されるにすぎない。本明細書で開示した縫合糸パサー10は、縫合糸の配置または移動を必要とする様々な代替的な処置において使用され得る。
本明細書で説明する縫合糸パサーは、縫合糸を軟組織に通すための滑らかかつ効率的な手段を提供する。特に、本開示の縫合糸パサーは、カニューレとスタイレットとの間の移行部において連続的な外径を含んで、軟組織への外傷または損傷を減らし、かつ軟組織を通って縫合糸パサーを前進させるために必要な力を最小にする。さらに、スタイレットは、縫合糸保持ノッチを支持する本体部分を含み、スタイレットの残りの部分は制御ワイヤーを含み得る。制御ワイヤーは、スタイレットの本体部分に対して小径を有し、かつ特に、湾曲したカニューレ内での、スタイレットの相対運動を改善し得る。本明細書で教示するような回転式の位置合わせ特徴はまた、追加的な機能強化および特徴と共に、縫合糸パサーの性能を改善するために設けられ得る。
上記の説明は、例示のためのものにすぎず、本開示の範囲をなんら限定するものではないことを理解されたい。それゆえ、当業者には、本開示の他の態様が、図面、本開示および添付の特許請求の範囲を検討することから得られ得ることが認識される。

Claims (12)

  1. カニューレ外径を規定する開放遠位端部を有するカニューレ;および
    前記カニューレ内に受け入れられるように構成されかつ縫合糸保持ノッチを含む近位セグメントと、前記カニューレ外径に実質的に適合する拡大外径を有し、遠位刃先において終端する遠位セグメントとを有する、スタイレット
    を含む、縫合糸パサーであって、
    前記縫合糸パサーは、引っ込み位置と伸びた位置とを含み、前記引っ込み位置では、前記スタイレットの前記近位セグメントが、前記開放遠位端部を通って前記カニューレに受け入れられ、前記近位セグメントと前記遠位セグメントとの間の移行部を規定する肩部が、前記カニューレの前記開放遠位端部に当接し、前記伸びた位置では、前記縫合糸保持ノッチが前記カニューレの前記開放遠位端部に対して遠位に配置され
    前記スタイレットの前記近位セグメントが、前記カニューレ外径に実質的に適合する外径を有する縦方向キーを含み、前記引っ込み位置においては、前記縦方向キーは、前記カニューレを通る縦方向スロット内に受け入れられる、縫合糸パサー。
  2. 前記スタイレットの前記近位セグメントが、前記カニューレの長さの大部分に広がる、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  3. 前記近位セグメントが、制御ワイヤーと、本体部分の近位長さ部分とを含む、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  4. 前記制御ワイヤーが卵形の横断面形状を有する、請求項3に記載の縫合糸パサー。
  5. 前記制御ワイヤーが多角形の横断面形状を有する、請求項3に記載の縫合糸パサー。
  6. 前記カニューレが、予め形成された湾曲部を含み、前記予め形成された湾曲部および前記制御ワイヤーは、共通の平面を取る、請求項5に記載の縫合糸パサー。
  7. 前記カニューレが、予め形成された湾曲部を含む、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  8. 前記スタイレットが中実である、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  9. 前記カニューレが、尖っていない遠位先端を有する、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  10. 前記スタイレットの前記遠位セグメントが、多数の斜面を有する先端で終端する、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  11. 前記縫合糸パサーの近位端部に配置されかつ前記縫合糸パサーを前記引っ込み位置と伸びた位置との間で動かすように構成されたハンドルをさらに含む、請求項1に記載の縫合糸パサー。
  12. 前記縫合糸パサーが前記引っ込み位置に偏倚される、請求項11に記載の縫合糸パサー。
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