JP6204245B2 - 電気湯たんぽ及びこの電気湯たんぽを用いる採暖装置 - Google Patents

電気湯たんぽ及びこの電気湯たんぽを用いる採暖装置 Download PDF

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Description

本発明は採暖装置分野に関し、具体的には、電気湯たんぽ及びこの電気湯たんぽを用いる採暖装置に関する。
寒い冬に、多くの人は、例えば、電気採暖器などの採暖装置を用いて暖を取る。しかし、このような採暖装置は給電ユニットを要するため、このような電気採暖器は比較的大きな体積を有し、明らかに、ユーザの携帯に不便であり、電気採暖器の実用性を大幅に低減させた。
また、携帯性が強い湯たんぽが知られている。湯たんぽは水密性材料により密封した袋体に製造され、袋体内腔は湯を収納する。使用時に、ユーザは手動で予め加熱した湯を袋体内腔に入れ、湯で熱量を袋体に伝達し、そして袋体を介して熱量を人体に伝達し、採暖効果を達する。しかし、このような湯たんぽの内の湯は長時間にわたって熱量を提供することができなく、ある一定の時間が経過すると、湯たんぽ内水の熱量は徐々になくなり、採暖効果は迅速になくなる。この時、ユーザは手動で袋体内腔の水を注ぎ出し、そして再び湯を注ぎ込む。したがって、ユーザは、湯たんぽの採暖効果を維持するために、湯を頻繁に交換する必要があり、使用に極めて不便である。なお、予め加熱した湯を袋体内腔に注ぎ込む時に、手動操作は湯を倒ししやく、人体が湯に直接接触するようになり、やけどなどの事故を起こしやすい。また、袋体の材質は柔軟ではなく、人体との接触に不利であり、快適感に影響する。
今、市場では、通電加熱の湯たんぽが現れた。湯たんぽの内に発熱管が設置され、相応の充電器が設けられる。しかしながら、発熱管は単純に発熱機能を有し、保護機能を有しなく、加熱温度が高すぎると、やけどなどの事故を起こし、さらに、空だきになって、火事が発生し、その結果は想像できない。また、湯たんぽと配合する充電器は保護機能を有しなく、発熱管の温度が高すぎる場合に、充電器は即時に停電する必要があり、通電し続けると、湯たんぽの内の液体は熱くなり、膨張が大きすぎると、袋体が破裂する。袋体が破裂すると、袋内の液体が飛び散り、やけどなどの事故を起こしやすい。
明らかに、従来の技術にはある程度の欠陥が存在する。
本発明が解決しようとする技術問題は、空だき防止及び防爆機能を有するとともに、携帯に便利であり、快適であり、実用性に優れるなどの美点を有する、電気湯たんぽ及びこの電気湯たんぽを含む採暖装置を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明は以下の技術的手段を用いる。
電気湯たんぽであって、密封袋体、加熱ユニット及び電源接続ユニットを備え、密封袋体内部の密封チャンバーに熱量を伝達するための液体媒体が填充され、液体媒体が所定温度での膨張または気化の総体積は液体媒体が常温下での正常体積に対応し、加熱ユニットは密封チャンバー内に設置されて液体媒体に浸漬され、電源接続ユニットは密封袋体に密封接続され、電源接続ユニットの一部は密封袋体外部に露出し、他の一部は密封袋体の密封チャンバー内に密封され、電源接続ユニットは加熱ユニットに電気的に接続される。
さらに、前記加熱ユニットは、発熱体、外部ケーシング及び保護ユニットを備え、外部ケーシングは上部ケーシング及び下部ケーシングから構成され、外部ケーシングに刳り貫き構造が設けられ、発熱体は外部ケーシング内に設置され、発熱体は外部ケーシングの刳り貫き構造を介して液体媒体に接触し、外部ケーシングに保護ユニット取付部を更に設け、保護ユニット取付部は発熱体の一側に密接されて設置され、保護ユニットは保護ユニット取付部内に取り付けられて発熱体に直列接続され、保護ユニットは過熱停電保護を提供し、保護ユニット及び発熱体はそれぞれ導線を介して電源接続ユニットに電気的に接続される。
さらに、前記保護ユニットはヒューズである。
さらに、保護ユニットの周囲はシリカゲルにより密封される。
さらに、前記加熱ユニットはピンチコックを更に含み、ピンチコックは保護ユニットと発熱体とを挟んで固定し、ピンチコックは保護ユニットと発熱体との間の密接及び充分な熱伝導を確保する。
さらに、前記ピンチコックは熱伝導材料により製造される。
さらに、前記発熱体は発熱管である。
さらに、前記密封袋体は内層袋体及び外層袋体を含み、内層袋体は密封袋体の最内層に設けられ、内層袋体は柔性の水密性材料により製造され、内層袋体が密封して形成した密封チャンバーは液体媒体を収納し、外層袋体は密封袋体の最外層に設けられ、外層袋体は柔性の材料により製造され、外層袋体は内層袋体に密接し、外層袋体は人体に接触する。
さらに、電源接続ユニットは取付カバー、温度制御ユニット及びソケットを備え、取付カバーは外置部及び内蔵部を含み、取付カバーは密封袋体に密封接続され、取付カバーの外置部は密封袋体の外部に露出し、取付カバーの内蔵部は密封袋体の密封チャンバー内に密封され、温度制御ユニットは取付カバーの内蔵部内に設置されて加熱ユニットに直列接続され、温度制御ユニットは電気湯たんぽ内部温度に応じて回路の開閉を制御し、ソケットは取付カバーの外置部に装着されて密封袋体外部に露出し、ソケットは温度制御ユニット及び加熱ユニットに電気的に接続され、完全な回路を構成する。
さらに、前記温度制御ユニットは温度コントローラである。
さらに、前記電源接続ユニットは指示灯を更に含み、指示灯は取付カバーの外置部に取り付けられて密封袋体外部に露出し、指示灯は加熱ユニットに並列接続される。
さらに、前記電源接続ユニットは蓋を更に含み、蓋はソケットを覆って設置されて電源接続ユニットに着脱可能に接続され、ソケットの露出と密封を制御する。
採暖装置であって、上述した電気湯たんぽ及び充電フレームを備え、前記充電フレームはベース、接続台、保護装置、充電臂及び導線を含み、ベースは電気湯たんぽをその上に支持し、接続台はベースに固定され、接続台は中空構造であり、保護装置は接続台内部に設置され、充電臂は中空構造であり、ピン連結端及び接続端を有し、充電臂のピン連結端は接続台の上端にピン連結され、充電臂の接続端に電源接続ユニットと配合する差し込み口が設けられ、差し込み口は接続臂内部に設置される電気回路を介して保護装置に電気的に接続され、導線の一端は保護装置に電気的に接続され、導線の他端にプラグが設けられる。
さらに、前記保護装置はマイクロスイッチを備え、前記マイクロスイッチは導線と差し込み口との間に接続され、導線と差し込み口との回路の開閉を制御し、前記マイクロスイッチは定接点及び動接点を含み、定接点は充電フレームの接続台内部に固定されて導線に電気的に接続され、動接点は充電臂に固定されて差し込み口に電気的に接続され、充電臂は自身ピン連結端を回って回転し運動し、動接点を運動させ、定接点と動接点の接続と遮断を制御する。
さらに、前記充電フレームは指示灯をさらに備え、前記指示灯は充電臂に取り付けられ、指示灯はソケット及び差し込み口を介して加熱ユニットに並列接続される。
本発明が提供した電気湯たんぽ及びこの電気湯たんぽを含む採暖装置は以下の美点を有する。
保護ユニットを備えて過熱停電保護を行い、温度制御ユニットにより回路開閉を制御し、保護装置により充電中に密封袋体が膨張して破裂することを防止する、という3重保護を有し、空だき及び爆破の恐れを完全に回避し、安全性が強い。
体積は小さく、構造は簡単であり、携帯に便利である。
電気湯たんぽの材質は柔軟であり、人体との接触に有利であり、質感は快適である。
本発明の実施例または従来の技術における技術的手段をさらに明確に説明するために、以下、実施例または従来の技術に対する記述に用いられる図面を簡単に説明し、明らかに、以下に記載の図面はただ本発明のある実施例であり、当業者にとって、創造性労働を経ることなく、これらの図面に基づいてその他の図面を取得することができる。
本発明の実施例が提供した電気湯たんぽの構造を示す図である。 密封袋体の構造を示す図である。 加熱ユニットの構造を示す図である。 電源接続ユニットの構造を示す図である。 他の構造の電源接続ユニットを示す図である。 本発明の実施例が提供した採暖装置は正常充電状態下での構造を示す図である。 本発明の実施例が提供した採暖装置は保護装置動作状態下での構造を示す図である。
本発明の実施例の目的、技術的手段及び美点をさらに明確になるように、以下、本発明の実施例及び図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的手段を詳細に説明する。説明すべきことは、記述した実施例はただ本発明の一部実施例であるが、すべての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者は創造性労働を経ずに取得したすべての他の実施例はいずれも本発明の保護の範囲に含まれる。
<実施例1>
図1を参照する。電気湯たんぽは、密封袋体1、加熱ユニット2及び電源接続ユニット3を備える。密封袋体1内部の密封チャンバー6に熱量を伝達するための液体媒体が填充され、液体媒体が所定温度での膨張または気化の総体積は液体媒体が常温下での正常体積に対応し、加熱ユニット2は密封チャンバー6内に設置されて液体媒体に浸漬され、電源接続ユニット3は密封袋体1に密封接続され、電源接続ユニット3の一部は密封袋体1外部に露出し、他の一部は密封袋体1の密封チャンバー6内に密封され、電源接続ユニット3は加熱ユニット2に電気的に接続される。
前記液体媒体は純水でよく、改良として、優れた蓄熱機能を有する流体または溶液でもよく、同時に、液体媒体は人体に対して無害、無毒、非腐食性となる安全液体ではなければならない。説明すべきことは、蓄熱機能では、異なる液体媒体にはある程度の差異が存在するが、どの液体媒体を用いても、本発明の趣旨から逸脱しない場合に、いずれも本発明の保護範囲に含まれる。
液体媒体は特定温度に加熱されると、膨張または気化現象を発生したので、密封袋体1は膨張する。一般に、液体媒体は約70℃に加熱される時に、密封袋体1は常温状態に対して約1〜2cm膨張する。
図2を参照されない。密封袋体1は、密封チャンバー6を提供して液体媒体を密封して収納し、かつ、人体と直接接触し、質感の柔軟と快適を確保する。
さらに、前記密封袋体1は内層袋体5及び外層袋体4を含み、内層袋体5は密封袋体1の最内層に設けられ、内層袋体5は柔性の水密性材料により製造され、内層袋体5が密封して形成した密封チャンバー6は液体媒体を収納し、外層袋体4は密封袋体1の最外層に設けられ、外層袋体4は柔性の材料により製造され、外層袋体4は内層袋体5に密接し、外層袋体4は人体に接触する。
好ましくは、本実施例では、前記内層袋体5はPVC膜により製造される。PVC膜は良好な水密性を有し、密封を保証し、液体媒体の漏出を防止する。それとともに、PVC膜自身は良好な柔軟性を有し、液体媒体の流動により変形することができ、ユーザがそれに対してタッチ、押出することに有利である。なお、PVC膜は充分な靱性を有し、安全で、実用であり、工業応用は幅広く、製造コストは低い。従来の技術におけるコロイド袋体に比較すると、PVC膜はさらに柔軟、快適である。
好ましくは、前記外層袋体4はテトロンと海綿により複合してなり、プラッシュ、柔軟な表布等の生地に編み、人体に直接接触する。単純にPVC膜を用いると、表布は粗く、生地により編まれる外層袋体4は効果的に質感を改善し、電気湯たんぽは使用される時にさらに快適になる。
加熱ユニット2は液体媒体に対して加熱する、電気湯たんぽの重要な部品である。加熱ユニット2は電気エネルギーで発熱し、電気湯たんぽにとって、その安全性は極めて重要である。
図3を参照されたい。具体的に、前記加熱ユニット2は、発熱体10、外部ケーシング7及び保護ユニット12を備える。
外部ケーシング7は上部ケーシング8及び下部ケーシング9から構成され、外部ケーシング7に刳り貫き構造が設けられ、発熱体10は外部ケーシング7内に設置され、発熱体10は外部ケーシング7の刳り貫き構造を介して液体媒体に接触する。仮に単純に発熱体10を用いて液体媒体を加熱すると、加熱機能を満たすことができるが、発熱体10は加熱中に密封袋体1に直接接触する。この場合に、発熱体10の温度は高すぎると、密封袋体を熔融しやすく、密封袋体1が破裂する。または、ユーザは電気湯たんぽを使用するときに、密封袋体1を押出し、発熱体10が密封袋体1を介して人体に接触し、人体に対してやけどをする。一方、外部ケーシング7は保護作用を果たし、他方、密封袋体1または人体が発熱体10との直接接触を防止し、事故の発生を回避する。
外部ケーシング7に保護ユニット取付部11を更に設け、保護ユニット取付部11は発熱体10の一側に密接して設置され、保護ユニット12は保護ユニット取付部11内に取り付けられて発熱体10に直列接続され、保護ユニット12は過熱停電保護を提供し、保護ユニット12及び発熱体10はそれぞれ導線を介して電源接続ユニット3に電気的に接続される。発熱体10は過熱すると、保護ユニット12は作用を果たして、回路を遮断し、発熱体10に対する加熱を停止する。発熱体が過熱する状況は、常に加熱時に、発熱ユニットが液体媒体に充分に浸漬しない状況に見られ、発熱体10の発熱量は液体媒体に充分に伝達しなく、発熱体10は発熱し続けて空だきする。または、常に、液体媒体が加熱されすぎ、発熱体10が発熱温度の持続上昇を停止することができない。発熱体10の過熱は非常に危険なことであり、深刻な場合に、密封袋体1が破裂し、火事が発生する恐れはある。本発明は保護ユニット12を介して加熱ユニット2を保護し、一旦発熱体10の温度は所定値に達すると、保護ユニット12は迅速に動作し、回路を遮断し、根本的に空だきの恐れを回避し、極めて高い安全性を有する。同時に、保護ユニット12と発熱体10とが互に分離する空間的配置により、保護ユニット12の温度上昇速度が発熱体10の温度上昇速度より遅くなり、これは保護ユニット12動作の感度にとって不利である。保護ユニット12は発熱体10に密接するので、保護ユニット12の温度は発熱体10の温度に接近するようになり、このようにして、保護ユニット12の動作の感度をさらに向上させる。好ましくのは、本実施例では、前記保護ユニット12はヒューズである。ヒューズは体積が細小であり、コストが低い美点を有する。なお、ヒューズは所定の温度に達すると、内部は直接溶断し、回路を永久に遮断し、安全性が極めて高い。改良として、保護ユニット12の周囲はシリカゲルにより密封され、このようにして、液体媒体が保護ユニット12に浸入することを防止する。
改良として、前記加熱ユニット2はピンチコック13をさらに含み、ピンチコック13は保護ユニット12と発熱体10とを挟んで固定し、ピンチコック13は保護ユニット12と発熱体10との間の密接及び充分な熱伝導を確保する。上述のように、保護ユニット12は発熱体10に密接することは、保護ユニット12の温度が発熱体10の温度に接近することに有利であり、これで、保護ユニット12の動作の感度を向上させ、しかし、実際の動作では、発熱体10の発熱膨張により、保護ユニット12と発熱体10との密接を保証することはできない。ピンチコック13は保護ユニット12と発熱体10とを挟んで固定し、発熱体10が保護ユニット12から脱離することを効果的に防止する。好ましくのは、前記ピンチコック13は熱伝導材料により製造され、発熱体10と保護ユニット12とを挟んで、発熱体10と保護ユニット12との熱伝導に役に立ち、保護ユニット12の温度が発熱体10の温度にさらに接近し、保護ユニット12の感度をさらに向上させる。繰り返した試験によると、発熱体10に密接して設置され、かつ、ピンチコック13で挟んで固定した保護ユニット12は、その動作の感度が極めて高く、発熱体10温度が所定温度に達した後15秒内に停電保護動作を行うことができる。
図4及び図5を参照されたい。電源接続ユニット3は外部電流を加熱ユニット2に流入させることに用いられ、加熱ユニット2を発熱させて液体媒体に対する加熱機能を実現する。
図4を参照されない。具体的に、電源接続ユニット3は、取付カバー14、温度制御ユニット17及びソケット18を備える。
取付カバー14は外置部15及び内蔵部16を備え、取付カバー14は密封袋体1に密封接続され、取付カバー14の外置部15は密封袋体1の外部に露出し、取付カバー14の内蔵部16は密封袋体1の密封チャンバー6内に密封され、温度制御ユニット17は取付カバー14の内蔵部16内に設置されて加熱ユニット2に直列接続され、温度制御ユニット17は電気湯たんぽ内部温度に応じて回路の開閉を制御し、ソケット18は取付カバー14の外置部15に装着されて密封袋体1外部に露出し、ソケット18は温度制御ユニット17及び加熱ユニット2に電気的に接続され、完全な回路を構成する。
図5を参照されたい。改良として、前記電源接続ユニット3は指示灯19をさらに含み、指示灯19は取付カバー14の外置部15に取り付けられて密封袋体1の外部に露出し、指示灯19は加熱ユニット2に並列接続される。指示灯19はユーザに電気湯たんぽ動作状態の指示を提供し、指示作用を果たす。電気湯たんぽは充電加熱状態にある時に、回路は接続され、指示灯19は点灯し、電気湯たんぽは充電加熱を完成すると、または過熱して停電すると、回路を遮断し、指示灯19は消灯する。
温度制御ユニット17は電気湯たんぽのまた1つの安全部品であり、液体媒体を所定温度に加熱する時に、温度制御ユニット17は熱により動作し、回路自動に遮断する。温度制御ユニット17は電気湯たんぽに対して2つの作用を有する。その一は、指示灯19の点灯及び消灯を制御し、電気湯たんぽの状態を指示する。その二は、液体媒体温度が高すぎることを防止する。保護ユニット12と異なるのは、温度制御ユニット17は回路の開閉を複数回に制御し、保護ユニット12は温度制御ユニット17がだめになる場合に採用する極端保護措置であるため、温度制御ユニット17は回路を永久に遮断するヒューズを用いることができない。好ましくのは、前記温度制御ユニット17は温度コントローラである。
改良として、前記電源接続ユニット3は蓋をさらに含み、蓋はソケット18を覆って設置されて電源接続ユニット3に着脱可能に接続され、ソケット18の露出と密封を制御し、ソケット18に対して保護作用を果たす。
<実施例2>
図6を参照されたい。採暖装置は、上述した電気湯たんぽ及び充電フレーム20を備え、この充電フレーム20は電流を電気湯たんぽに流入させ、電気湯たんぽに対して充電して加熱する。
具体的に、前記充電フレーム20はベース21、接続台22、保護装置27、充電臂23及び導線25を含み、ベース21は電気湯たんぽをその上に支持し、接続台22はベース21に固定され、接続台22は中空構造であり、保護装置27は接続台22内部に設置され、充電臂23は中空構造であり、ピン連結端及び接続端を有し、充電臂23のピン連結端は接続台22の上端にピン連結され、電源接続ユニット3と配合する差し込み口24は充電臂23の接続端に設けられ、差し込み口24は接続臂内部に設置される電気回路を介して保護装置27に電気的に接続され、導線25の一端は保護装置27に電気的に接続され、導線25の他端にプラグ26が設けられる。
そこで、電気湯たんぽは充電加熱状態にある時に、充電フレーム20と電気湯たんぽとは互に接続され、この時、電気湯たんぽはベース21の上に位置し、差し込み口24はソケット18に接続され、そしてプラグ26を民用電力の差し込み口24に挿入してよく、電気湯たんぽは使用状態にある時に、充電フレーム20と電気湯たんぽとは互に分離する。
保護装置27は本発明のまた1つの安全部品であり、充電加熱の状態で、電気湯たんぽに対して安全保護作用を果たす。
具体的に、前記保護装置27はマイクロスイッチを備え、前記マイクロスイッチは導線25と差し込み口24との間に接続され、導線25と差し込み口24との回路の開閉を制御し、前記マイクロスイッチは定接点28及び動接点29を含み、定接点28は充電フレーム20の接続台22内部に固定されて導線25に電気的に接続され、動接点29は充電臂23に固定されて差し込み口24に電気的に接続され、充電臂23は自身ピン連結端を回って回転し運動し、動接点29を運動させ、定接点28と動接点29との接続及び遮断を制御する。
図7を参照されたい。上述のように、液体媒体は特定温度に加熱された時に、膨張または気化現象を行い、密封袋体1を膨張させる。密封袋体1は所定の幅に膨張する時に、充電フレーム20の充電臂23は密封袋体1により支えて上げられ、自身のピン連結端を回って回転し運動する。この時、充電臂23は動接点29を運動させ、動接点29と定接点28とを分離させ、回路を遮断する。これによって、充電加熱時に、液体媒体が過熱になり膨張の幅が大すぎ、密封袋体1が破裂することを防止する。密封袋体1が破裂すると、液体媒体が飛び散り、やけど、火事などの事故を起こしやすい。保護装置27により、事故の発生を効果的に回避でき、加熱しすぎて密封袋体1が爆発する危険を避け、防爆の安全機能を完全に実現し、ユーザの人身安全に対して有力な保障を提供する。電気安全の原則により、好ましくは、保護装置27は民用給電の送電線に接続される。
改良として、前記充電フレーム20は指示灯19をさらに備え、前記指示灯19は充電臂23に取り付けられ、指示灯19はソケット18及び差し込み口24を介して加熱ユニット2に並列接続される。この指示灯19は上記の電源接続ユニット3に設置される指示灯19の作用と一致し、原則的に、それらの1つを選択して設置してよく、または異なる地域の電気製品標準により設置するか否かを選択し、ここで、贅言しない。
本発明の電気湯たんぽ及びこの電気湯たんぽを含む採暖装置は、3重安全保護を有する。その一は、加熱ユニット2内に保護ユニット12が設けられ、発熱体が空だきまたは他の過熱になる場合に、発熱体10に密接される保護ユニット12は迅速に回路を遮断し、過熱停電保護を行う。その二は、温度制御ユニット17は液体媒体自身の温度に応じて回路の開閉を制御し、液体媒体過熱による爆破、飛び散りなどの事故を回避する。その三は、充電フレーム20に設置される保護装置27は密封袋体1が所定程度に膨張した時に、自動に回路を遮断し、充電時の密封袋体1の膨張破裂を回避する。これによって、本発明は従来の技術とは異なって、極めて高い安全性を有する。
なお、本発明の電気湯たんぽは体積が小さく、構造が簡単であり、携帯に便利である。充電式設計を用い、操作が簡単であり、採暖効果は長時間にわたっても有効であり、実用性が極めて強い。電気湯たんぽは柔性材料により製造され、素地が柔軟であり、人体との接触に有利であり、質感が快適である。
前記実施例は本発明のいくつかの実施形態を示したが、その記述はより具体と詳細であるが、本発明の範囲を限定することは意図していない。当業者にとって、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な変形及び改進を行うことができる。これらの変形及び改進は本発明の保護範囲に含まれる。したがって、本発明の保護範囲は付属した特許請求の範囲を准とする。
1...密封袋体
2...加熱ユニット
3...電源接続ユニット
4...外層袋体
5...内層袋体
6...密封チャンバー
7...外部ケーシング
8...上部ケーシング
9...下部ケーシング
10...発熱体
11...保護ユニット取付部
12...保護ユニット
13...ピンチコック
14...取付カバー
15...外置部
16...内蔵部
17...温度制御ユニット
18...ソケット
19...指示灯
20...充電フレーム
21...ベース
22...接続台
23...充電臂
24...差し込み口
25...導線
26...プラグ
27...保護装置
28...定接点
29...動接点

Claims (10)

  1. 採暖装置であって、
    電気湯たんぽ及び充電フレームを備え、前記充電フレームはベース、接続台、保護装置、充電臂及び導線を含み、ベースは電気湯たんぽをその上に支持し、接続台はベースに固定され、接続台は中空構造であり、保護装置は接続台内部に設置され、充電臂は中空構造であり、ピン連結端及び接続端を有し、充電臂のピン連結端は接続台の上端にピン連結され、充電臂の接続端に電源接続ユニットと配合する差し込み口が設けられ、差し込み口は接続臂内部に設置される電気回路を介して保護装置に電気的に接続され、導線の一端は保護装置に電気的に接続され、導線の他端にプラグが設けられ、
    前記保護装置はマイクロスイッチを備え、前記マイクロスイッチは導線と差し込み口との間に接続され、導線と差し込み口との回路の開閉を制御し、前記マイクロスイッチは定接点及び動接点を含み、定接点は充電フレームの接続台内部に固定されて導線に電気的に接続され、動接点は充電臂に固定されて差し込み口に電気的に接続され、充電臂は自身ピン連結端を回って回転し運動して、動接点を運動させ、定接点と動接点の接続と遮断を制御し、
    前記電気湯たんぽは、密封袋体、加熱ユニット及び電源接続ユニットを備え、密封袋体内部の密封チャンバーに熱量を伝達するための液体媒体が填充され、前記液体媒体が水であり、加熱ユニットは密封チャンバー内に設置されて液体媒体に浸漬され、電源接続ユニットは密封袋体に密封接続され、電源接続ユニットの一部は密封袋体外部に露出し、他の一部は密封袋体の密封チャンバー内に密封され、電源接続ユニットは加熱ユニットに電気的に接続され、
    前記加熱ユニットは、発熱体、外部ケーシング及び保護ユニットを備え、外部ケーシングは上部ケーシング及び下部ケーシングから構成され、外部ケーシングに刳り貫き構造が設けられ、発熱体は外部ケーシング内に設置され、発熱体は外部ケーシングの刳り貫き構造を介して液体媒体に接触し、外部ケーシングに保護ユニット取付部を更に設け、保護ユニット取付部は発熱体の一側に密接されて設置され、保護ユニットは保護ユニット取付部内に取り付けられて発熱体に直列接続され、保護ユニットは過熱停電保護を提供し、保護ユニット及び発熱体はそれぞれ導線を介して電源接続ユニットに電気的に接続され、
    前記加熱ユニットはピンチコックを更に含み、ピンチコックは保護ユニットと発熱体とを挟んで固定し、ピンチコックは保護ユニットと発熱体との間の密接及び充分な熱伝導を確保し、
    前記ピンチコックは熱伝導材料により製造されることを特徴とする採暖装置。
  2. 前記充電フレームは指示灯をさらに備え、前記指示灯は充電臂に取り付けられ、指示灯はソケット及び差し込み口を介して加熱ユニットに並列接続されることを特徴とする請求項1に記載の採暖装置。
  3. 前記保護ユニットはヒューズであることを特徴とする請求項1に記載の採暖装置。
  4. 前記保護ユニットの周囲はシリカゲルにより密封されることを特徴とする請求項1に記載の採暖装置。
  5. 前記発熱体は発熱管であることを特徴とする請求項1に記載の採暖装置。
  6. 前記密封袋体は内層袋体及び外層袋体を含み、内層袋体は密封袋体の最内層に設けられ、内層袋体は柔性の水密性材料により製造され、内層袋体が密封して形成した密封チャンバーは液体媒体を収納し、外層袋体は密封袋体の最外層に設けられ、外層袋体は柔性の材料により製造され、外層袋体は内層袋体に密接し、外層袋体は人体に接触することを特徴とする請求項1に記載の採暖装置。
  7. 電源接続ユニットは取付カバー、温度制御ユニット及びソケットを備え、取付カバーは外置部及び内蔵部を含み、取付カバーは密封袋体に密封接続され、取付カバーの外置部は密封袋体の外部に露出し、取付カバーの内蔵部は密封袋体の密封チャンバー内に密封され、温度制御ユニットは取付カバーの内蔵部内に設置されて加熱ユニットに直列接続され、温度制御ユニットは電気湯たんぽ内部温度に応じて回路の開閉を制御し、ソケットは取付カバーの外置部に装着されて密封袋体外部に露出し、ソケットは温度制御ユニット及び加熱ユニットに電気的に接続され、完全な回路を構成することを特徴とする請求項1に記載の採暖装置。
  8. 前記温度制御ユニットは温度コントローラであることを特徴とする請求7に記載の採暖装置。
  9. 前記電源接続ユニットは指示灯を更に含み、指示灯は取付カバーの外置部に取り付けられて密封袋体外部に露出し、指示灯は加熱ユニットに並列接続されることを特徴とする請求項7に記載の採暖装置。
  10. 前記電源接続ユニットは蓋を更に含み、蓋はソケットを覆って設置されて電源接続ユニットに着脱可能に接続され、ソケットの露出と密封を制御することを特徴とする請求項7に記載の採暖装置。
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