JP6201921B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

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本発明は、複数のイベントを、割り込みを用いることなく処理するマイクロコンピュータに関する。
一般にマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)は、状態の変化やイベント発生の監視を、割り込み信号の発生やポーリング処理により行っている。迅速な応答が要求される処理については割り込みを使用するが、割り込みは、干渉や排他制御を十分に考慮して設計する必要があり、設計の難度が高く、また結果として効率的な処理が実行できているか否かの評価も難しい。このため、割り込みの使用は必要最低限に留め、大半はポーリング処理により状態の変化等の有無をチェックしている。尚、特許文献1には、多数の割り込みを効率的に処理するための割り込みコントローラを備えたマイコンが開示されている。
特開2005−85055号公報
近年は、半導体の集積度が向上しており、マイコンに搭載される機能も増加していることから、マイコンのCPUが状態の変化等をチェックする対象の数も増加している。例えば車両に搭載される制御用のマイコン(ECU:Electronic Control Unit)では、チェック対象の数は300以上になる。このように多数の対象をポーリングによりチェックするとCPUの処理負荷が増大するため、製品機能の実装に支障を来たしたり、即時応答性が低下するといった問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のイベントの処理をより効率的に実行できるマイクロコンピュータを提供することにある。
請求項1記載のマイクロコンピュータによれば、イベントの発生に応じてイベント発生フラグがセットされると、イベント記憶制御手段は、対応するイベントの情報を、アドレス指定手段により指定されるイベント発生レジスタに書き込む。そして、その書き込みが行われる毎に、アドレス指定手段における書き込み先を指定するレジスタアドレスがインクリメントされる。
CPUは一定時間毎にイベント処理を開始すると、最初にアドレス指定手段が指定しているレジスタアドレスの値と自身が管理しているイベント処理カウンタの値とを比較する。この時、後者の値が前者の値よりも小さければ、CPUが未だ処理していないイベントが存在することを示す。そこでCPUは、イベント処理カウンタのカウンタ値のアドレスが示すイベント発生レジスタに格納されている情報を読み出して、その情報に対応するイベントの処理を行う。そして、レジスタアドレスの値とイベント処理カウンタの値とが一致するまで、つまり未処理のイベントがなくなるまで上記の処理を繰り返し実行する。
すなわち、CPUはレジスタアドレスの値とイベント処理カウンタの値とを比較して、両者が不一致の場合のみイベントを処理すれば良いので、実際にイベントが発生しているか否かを逐一ポーリングして確認する必要がなくなる。したがって、複数のイベントの処理を、割り込みを用いることなく効率的に行うことができる。
第1実施形態であり、マイクロコンピュータの構成を要旨に係る部分について示す機能ブロック図 CPUによるイベント処理を示すフローチャート (a)は従来のポーリング処理のイメージ、(b)は本実施形態のイベント処理のイメージを示す図 第2実施形態であり、マイクロコンピュータの構成を要旨に係る部分について示す機能ブロック図 第3実施形態であり、マイクロコンピュータの構成を要旨に係る部分について示す機能ブロック図 第4実施形態であり、マイクロコンピュータの構成を要旨に係る部分について示す機能ブロック図 第5実施形態であり、マイクロコンピュータの構成を要旨に係る部分について示す機能ブロック図 CPUによるイベント処理を示すフローチャート
(第1実施形態)
図1に示すように、マイクロコンピュータ(マイコン)1は、CPU2、割り込みコントローラ3及びイベント発生記憶部4を備えている。割り込みコントローラ3(1)、3(2)、3(3)、…は、複数の周辺リソース5(1)、5(2)、5(3)、…と1対1で設けられている。周辺リソース5がイベントを発生させると、対応する割り込みコントローラ3に割り込み要因フラグ(イベント発生フラグ)がセットされる。尚、イベントを発生させるリソースは、マイコン1の外部に存在するものでも良い。
割り込みコントローラ3はセレクタ6を備えており、セレクタ6により、割り込み要因フラグを元に(1)CPU2に割り込み信号を入力するか、(2)イベント発生記憶部4にフラグ変化情報を入力するか、或いは(3)何れの入力も行わないかを切換える。この切り換えは、CPU2が予め選択レジスタ6Rに2ビットデータを書き込むことで行う。但し、本実施形態では基本的に、イベントの発生をイベント発生記憶部4に入力してCPU2が処理することを前提とする。
イベント発生記憶部4は、イベント記憶制御部7(イベント記憶制御手段)、次書込み位置記憶レジスタ8(アドレス指定手段)及びイベント発生レジスタ9を備えている。イベント発生レジスタ9は、複数のレジスタからなるレジスタファイルである。イベント記憶制御部7は、割り込みコントローラ3を介してフラグ変化情報が入力されると、その時点で次書込み位置記憶レジスタ8が出力している番号(アドレス)のイベント発生レジスタ9に、前記フラグ(イベント)の番号(便宜的に「割り込み要因番号」と称す;情報)を書き込んで記憶する。その後、次書込み位置記憶レジスタ8の値をインクリメントする。この処理はCPU2が関与することなく、イベント発生記憶部4のハードウェアロジックにより実行される。
次書込み位置記憶レジスタ8は、CPU2による読み出しが可能となっている。CPU2は、イベント処理カウンタ10(マイコン1に内蔵されるメモリ上に用意されるソフトウェアカウンタ)を備えており、イベント処理カウンタ10が示すイベント発生レジスタ9の番号と、次書込み位置記憶レジスタ8が示している番号とを比較した結果に応じてイベントを処理する。
次に、本実施形態の作用について説明する。図2に示す処理は一定時間が経過する毎に実行される。また、初期状態では、イベント処理カウンタ10の値と次書込み位置記憶レジスタ8の値とは何れも初期値(例えば「1」)で一致している。CPU2は、イベント処理カウンタ10(図中では「次処理カウンタ」)の値と次書込み位置記憶レジスタ8の値とを読み出して、前者が後者より小さいか否かを判断する(S1)。前者が後者以上である場合(NO)、CPU2が新たに処理すべきイベントは未だ発生していないことを意味する。したがって、「新たなイベント発生なし」という状態を設定してから(S7)処理を終了する。尚、上記状態は、マイコン1の図示しない他の処理ルーチンで使用される。
一方、ステップS1において、イベント処理カウンタ10の値が次書込み位置記憶レジスタ8の値よりも小さければ(YES)次の状態であることを意味する。何れかの周辺リソース5がイベントを発生させたことで、対応する割り込み要因番号がイベント発生レジスタ9に記憶され、次書込み位置記憶レジスタ8の値がイベント記憶制御部7により自動的にインクリメント(増分は「1」以上の値)されている。つまり、既に発生し、未だCPU2によって処理されていないイベントが存在することを意味している。
そこで、CPU2は、イベント処理カウンタ10の値が示すイベント発生レジスタ9の番号にアクセス(検索)する(S2)。すると、前記番号のイベント発生レジスタ9には、未処理の割り込み要因番号が記憶されているので、CPU2は前記番号に該当する関数(イベント処理ルーチン)を実行する(S3)。これにより、未処理であったイベントの1つが処理される。
次に、CPU2は、イベント処理カウンタ10をインクリメントしてから(S4)イベント処理カウンタ10の値と次書込み位置記憶レジスタ8の値とを読み出して、前者が後者以上か否かを判断する(S5)。前者が後者未満であれば(NO)、CPU2が未処理のイベントが存在することを意味するので、ステップS2に戻りステップS5までの処理を繰り返し実行する。一方、ステップS5において「YES」と判断すれば、CPU2が未処理であったイベントの全てを処理したことを意味する。したがって、「新たなイベント発生あり」という状態を設定してから(S6)処理を終了する。この状態も、ステップS7と同様に扱われる。
上記の処理について、具体例を挙げて説明する。
(1)初期状態で、イベント処理カウンタ10の値と次書込み位置記憶レジスタ8の値が何れも「1」であるとする。
カウンタ「1」 レジスタ「1」
この時、「カウンタ値」=「レジスタ値」であるから、CPU2はイベント処理を行わない(S1→S7)。
(2)イベントが発生し、対応する割り込み要因番号がイベント発生レジスタ9のアドレス「1」に書き込まれ、次書込み位置記憶レジスタ8がインクリメントされる。
カウンタ「1」 レジスタ「2」
(3)すると、「カウンタ値」<「レジスタ値」となるから、CPU2はイベント処理カウンタ10を参照し(S1→S2)、イベント発生レジスタ9のアドレス「1」に書き込まれている割り込み要因番号のイベントを処理する(S3)。
(4)CPU2はイベント処理カウンタ10をインクリメントする(S4)。
カウンタ「2」 レジスタ「2」
これで「カウンタ値」=「レジスタ値」となって、(1)の状態に戻る。尚、イベント発生レジスタ9の全てのアドレスに割り込み要因番号を書き込んだ場合は、先頭アドレスに戻ってオーバーライトする。
図3(a)に示すように、リソース情報を取得するための関数が例えばA,B,C,…,*まであれば、従来のポーリング処理では、CPUはポーリング周期毎に先ず全ての関数A〜*を実行し、各イベントの発生の有無を監視する必要がある。その後に、実際に発生していたイベントについて情報を分析し、その分析結果に基づいて実行すべきアクションを決定し、実行準備をしたのちアクションを実行する(イベントを処理する)、という流れになる。
このような処理形態では、監視対象とするイベントの数が増えるほどCPUの処理負担が増大するため、例えばCPUの動作クロック周波数をより高く設定して対応する必要がある。しかしながら、クロック周波数の上昇は、消費電流やノイズの増加、コストの増加といった問題に繋がる。
これに対して、図3(b)に示すように本実施形態のイベント処理では、CPU2は、ステップS1においてイベント処理カウンタ10の値と次書込み位置記憶レジスタ8の値とを比較することで、関数A〜*のうち、実際にイベントが発生したものが例えば関数B,D,Fの3つだけであることを特定できる。したがって、CPU2が処理すべきイベントを予め確定でき、不要な監視動作を行う必要が無いので、CPU2の処理負担が大きく軽減される。
以上のように本実施形態によれば、マイコン1において、周辺リソース5がイベントを発生させて割り込みコントローラ3に割り込み要因フラグがセットされると、イベント記憶制御部7は、対応する割り込み要因番号をイベント発生レジスタ9の1つに書き込み、その書き込みが行われる毎に、次書込み位置記憶レジスタ8のレジスタ値をインクリメントする。
CPU2は、一定時間毎にイベント処理を開始すると、最初に次書込み位置記憶レジスタ8が示すレジスタ値と自身が管理しているイベント処理カウンタ10の値とを比較し、後者が前者よりも小さければイベント処理カウンタ10のカウンタ値のアドレスが示すイベント発生レジスタ9に格納されている割り込み要因番号を読み出して、その番号に対応するイベントを処理する。そして、次書込み位置記憶レジスタ8の値とイベント処理カウンタ10の値とが一致するまで上記の処理を繰り返し実行する。
すなわち、CPU2はイベント処理カウンタ10の値と次書込み位置記憶レジスタ8の値とが不一致の場合のみイベントを処理すれば良いので、従来のポーリング処理とは異なり、実際にイベントが発生しているか否かを逐一確認する必要がなくなる。したがって、複数のイベントの処理を、割り込みを用いることなく効率的に行うことができる。
また、マイコン1は割り込みコントローラ3に、各イベントを、CPU2に対する割り込み処理対象とするか、本実施形態のイベント処理の対象とするか、又は何れの対象にもしないことを選択するセレクタ6を備えた。したがって、個別の仕様に応じて、各イベントの処理形態や、処理対象とするか否かをダイナミックに選択できる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図4に示すように、第2実施形態のマイコン11は、イベント発生記憶部4をイベント発生記憶部12に置き換えたもので、イベント発生記憶部12は、イベント記憶制御部13(イベント記憶制御手段)がFIFO(First In First Out)14(バッファ)を備えた構成である。
例えば、イベント記憶制御部13がイベント発生レジスタ9に書き込みを行う1サイクル内の時間に、割り込み要因番号「12」,「25」,「8」に対応するイベントが順次発生したとする。この時、FIFO14には、その発生順に番号「12」,「25」,「8」が順次格納されて一時記憶される。そして、イベント記憶制御部13は、FIFO14に格納された順に、イベント発生レジスタ9に対して各番号を書き込む。
以上のように第2実施形態によれば、イベント記憶制御部13にFIFO14を備え、イベント記憶制御部13がイベント発生レジスタ9に書き込みを行っている間に発生したイベントの番号をFIFO14に順次記憶させておき、記憶させた番号を先入れ先出しでイベント発生レジスタ9に書き込むようにした。したがって、複数のイベントがほぼ同時発生した場合でも、各イベントを取りこぼすことなくCPU2に確実に処理させることができる。
(第3実施形態)
図5に示すように、第3実施形態のマイコン21は、イベント発生記憶部4をイベント発生記憶部22に置き換えたもので、イベント発生記憶部22は、イベント記憶制御部23(イベント記憶制御手段)が優先順位判定回路24を備えた構成である。優先順位判定回路24は、例えば第2実施形態のように、割り込み要因番号を一時的に記憶するためのバッファとしての機能も備えている。また、前提として、各イベントには予め優先順位が付与されており、その情報は優先順位判定回路24が保持している。
例えば、割り込み要因番号「8」,「12」,「25」に対応するイベントがほぼ同時に発生したとする。この時、優先順位判定回路24は、これらの間の優先順位の高低を判定し、優先順位がより高い割り込み要因番号から先にイベント発生レジスタ9に書き込むように一時記憶する。図5に示す例では「12」,「25」,「8」の順で優先順位が高く(図中に丸数字で示す)、その順に従いイベント発生レジスタ9に書き込みが行われている。
以上のように第3実施形態によれば、優先順位判定回路24は、複数のイベントが同時に発生した際に、各イベントの優先度が高いものから先に書き込みが行われるように一時記憶して、イベント発生記憶部22は前記優先度に従いイベント発生レジスタ9に書き込みを行うようにした。したがって、CPU2は、優先度が高いイベントの処理を早期に行うことができる。
(第4実施形態)
図6に示すように、第4実施形態のマイコン31は、イベント発生記憶部4をイベント発生記憶部32に置き換えたもので、イベント発生記憶部32は、イベント記憶制御部7に替わるイベント記憶制御部33(イベント記憶制御手段)と、イベント発生レジスタ9に替わるイベント発生レジスタ34と、タイマカウンタ35とを備えている。タイマカウンタ35は、例えばリアルタイムクロックであり、時刻データをタイマ値として出力する。イベント発生レジスタ34には、各割り込み要因番号の格納領域に対応して前記タイマ値を格納する領域が設けられている。
イベント記憶制御部33は、イベントが発生して対応する割り込み要因番号をイベント発生レジスタ34に書き込む際にタイマカウンタ35のタイマ値を読み出して、そのタイマ値もイベント発生レジスタ34に書き込む。これにより、イベント発生レジスタ34を参照することで、各イベントが発生した時刻を知ることができる。
(第5実施形態)
図7に示すように、第5実施形態のマイコン41は、CPU42及びイベント発生記憶部43を備えている。イベント発生記憶部43は、新たなイベント記憶制御部44(イベント記憶制御手段)及びイベント発生レジスタ45を備えている。イベント発生レジスタ45は、記憶される割り込み要因番号に対応して処理実行フラグの格納領域45Fが設けられている。尚、何もイベントが発生していない状態での処理実行フラグの初期値は「0」である。
イベント発生記憶部43は、イベント発生レジスタ45に割り込み要因番号を書き込む際に、対応するフラグ格納領域45Fにイベント処理が未完であることを示すフラグ(1)をセットする。また、前記フラグ格納領域45Fには、CPU42がアクセス可能であり、対応するイベント処理を実行すると、フラグをクリアして(0)イベント処理の完了を示す状態とする。
CPU42は、処理実行フラグポインタ46を備えており、フラグ格納領域45Fのフラグがすべてクリアされていれば、処理実行フラグポインタ46の値をイベント処理カウンタ10の値に設定する。一方、前記フラグが1つ以上セットされていれば、処理実行フラグポインタ46の値が、それらのうち最小のレジスタ番号(アドレス)を指すように設定する。
次に、第5実施形態の作用について説明する。図8に示すように、CPU42は、処理時間を監視するためのタイマ(監視タイマ)を起動してカウント動作を開始させると(S11)、処理実行フラグポインタ46の値がイベント処理カウンタ10の値よりも小さいか否かを判断する(S12)。両者の値が等しく「NO」と判断すると、既に発生したことを認識しているイベントで処理が未完了のものはないことを意味する。したがって、第1実施形態と同様にステップS1〜S4を実行し、新たに発生したイベントがあればそれを処理する。
次に、CPU42は、監視タイマの値を取得し(S13)、そのタイマ値が予め設定された制限時間未満か否かを判断する(S14)。タイマ値が制限時間未満であれば(YES)ステップS5を実行し、タイマ値が制限時間以上であれば(NO)ステップS6を実行する。
一方、ステップS12で「YES」と判断すると、既に発生したことを認識しているイベントで処理が未完了のものがあることを意味する。そこで、CPU42は、処理実行フラグポインタ46の値が示すイベント発生レジスタ45のレジスタ番号(アドレス)を検索し(S15)、ステップS3と同様に、前記レジスタ番号に格納されている割り込み要因番号に対応するイベントを処理する(S16)。そして、対応するフラグ格納領域45Fのフラグをクリア(0をセット)すると(S17)、処理実行フラグポインタ46をインクリメントする(S18)。
続くステップS19及びS20はステップS13及びS14と同様の処理であり、ステップS20で「YES」と判断すると、処理実行フラグポインタ46の値がイベント処理カウンタ10の値以上か否かを判断する(S21)。ここで「NO」と判断すると、処理が未完了のイベントがあることを意味するのでステップS15に戻る。また、「YES」と判断すると、過去に発生済みのイベントは全て処理したことになり、「過去にイベント発生あり」の状態を設定してから(S22)、ステップS1に移行する。
以上のように第5実施形態によれば、イベント発生レジスタ45には、各イベントの処理状態を示す処理実行フラグを格納する領域45Fが設けられており、イベント記憶制御部44は、イベントの情報と共に当該イベントに対応する処理実行フラグをセットし、CPU42は、処理を完了したイベントに対応する処理実行フラグをリセットする。したがって、CPU42は、フラグ格納領域45Fを参照すれば、各イベントを処理したか否かを判断できる。
また、CPU42は、自身が管理する処理実行フラグポインタ46の値を、処理実行フラグが1つ以上セットされていると、それらの内レジスタアドレスが最小のものに設定し、処理実行フラグがセットされているイベントの処理を完了すると、ポインタ46の値をインクリメントして、前記ポインタ値がイベント処理カウンタ10のカウンタ値に一致するまで上記の処理を繰り返し実行する。したがって、CPU42は、各イベントを確実に処理することができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
セレクタ6を、CPU2への割り込み対象とするか、本実施形態のイベント処理の対象とするかのみを選択するものに置き換えても良い。
また、セレクタ6は必要に応じて設ければ良く、各イベントを割り込み対象とするか、本実施形態のイベント処理の対象とするかは、予めスタティックに設定しても良い。
第2実施形態のFIFO14を、単に複数の割り込み要因番号を一時記憶するバッファとしても良く、必ずしもイベント発生レジスタ9に先入れ先出しで書き込みを行う必要はない。
図面中、1はマイクロコンピュータ、2はCPU、6はセレクタ、7はイベント記憶制御部(イベント記憶制御手段)、8は次書込み位置記憶レジスタ(アドレス指定手段)、9はイベント発生レジスタを示す。

Claims (9)

  1. 発生したイベントの情報が書き込まれる複数のイベント発生レジスタ(9、34、45)と、
    このイベント発生レジスタに前記情報が書き込まれる毎に、書き込み先を指定するレジスタアドレスがインクリメントされるアドレス指定手段(8)と、
    複数種類のイベントの発生に応じてそれぞれのイベント発生フラグがセットされると、対応するイベントの情報を、前記アドレス指定手段により指定されるイベント発生レジスタに書き込むイベント記憶制御手段(7、13、23、44)と、
    一定時間毎にイベント処理を開始すると、最初に前記アドレス指定手段が指定しているレジスタアドレスの値と、自身が管理しているイベント処理カウンタの値とを比較し、
    後者が前者よりも小さければ、前記イベント処理カウンタのカウンタ値のアドレスが示すイベント発生レジスタに格納されている情報を読み出して、前記情報に対応するイベントの処理を行い、
    前記レジスタアドレスの値と、前記イベント処理カウンタの値とが一致するまで上記の処理を繰り返し実行するCPU(2、42)とを備えることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 前記イベント記憶制御手段は、前記イベント発生レジスタに書き込みを行っている間に他のイベントが発生すると、次にそのイベントの情報を書き込むために一時記憶させるバッファ(14)を備えていることを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  3. 前記イベント記憶制御手段は、複数のイベントが同時に発生した際に、各イベントの優先度に応じて、優先度が高いものから先に書き込みが行われるように前記バッファに記憶させることを特徴とする請求項2記載のマイクロコンピュータ。
  4. 前記バッファは、FIFO(First In First Out)であることを特徴とする請求項2又は3記載のマイクロコンピュータ。
  5. 前記イベント発生レジスタには、各イベントの発生時刻を記憶する領域が設けられており、
    前記発生時刻を計時するタイマ(35)を備え、
    前記イベント記憶制御手段は、前記イベントの情報と共に、その時点に前記タイマが示している時刻を前記イベント発生レジスタに記憶させることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のマイクロコンピュータ
  6. 前記イベント発生レジスタには、各イベントの処理状態を示す処理実行フラグを格納する領域(45F)が設けられており、
    前記イベント記憶制御手段は、前記イベントの情報と共に当該イベントに対応する処理実行フラグをセットし
    前記CPUは、処理を完了したイベントに対応する処理実行フラグをリセットすることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のマイクロコンピュータ。
  7. 前記CPUは、自身が管理する処理実行フラグポインタ(46)の値を、前記処理実行フラグが1つ以上セットされているとそれらの内レジスタアドレスが最小のものに設定し、
    前記処理実行フラグがセットされているイベントの処理を完了すると、前記ポインタ値をインクリメントして、
    前記ポインタ値が前記イベント処理カウンタのカウンタ値に一致するまで上記の処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項6記載のマイクロコンピュータ。
  8. 各イベントを、前記CPUに対する割り込みによる割り込み処理対象とするか、前記イベント処理の対象とするかが選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のマイクロコンピュータ。
  9. 各イベントを、前記割り込み処理対象及び前記イベント処理の対象の何れにもしないことを、重ねて選択可能に構成されていることを特徴とする請求項8記載のマイクロコンピュータ。
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