JP6195629B2 - ランダムアクセスのための基地局、ユーザ装置及び方法 - Google Patents

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Description

本明細書の実施形態は、基地局、ユーザ装置及びそれらの方法に関するものである。特に、セルラ及びデバイス・ツー・デバイス(D2D:Device to Device)混在ネットワークにおけるランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access Channel)手順の処理に関するものである。
端末等の通信デバイスは、例えば、ユーザ装置(UE)、移動端末、無線端末、及び/又は移動局としても知られている。端末は、セルラ無線システム又はセルラネットワークとも称されることもあるセルラ通信ネットワーク又は無線通信ネットワークにおいて無線での通信が可能となっている。当該通信は、例えば、セルラ通信ネットワーク内に含まれる、2つの端末間で、端末と通常の電話との間で、及び/又は、無線アクセスネットワーク(RAN)及び場合によっては1つ以上のコアネットワークを介して端末とサーバとの間で行われうる。
いくつかの別の例に言及すると、端末は更に、無線機能を有する、携帯電話、セルラ電話、ラップトップ、又はサーフプレート(surf plate)とも称されうる。本コンテキストにおける端末は、例えば、RANを介して音声及び/又はデータを他の端末又はサーバ等の他のエンティティと通信可能な、ポータブル型、ポケット収納型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載型の携帯デバイスであってもよい。
セルラ通信ネットワークは、複数のセルエリアに分割された地理的エリアをカバーし、各セルエリアは、基地局(例えば、使用される技術及び用語に依存して、「eNB」、「eNodeB」、「NodeB」、「B node」、基地局(BTS)、又はAP(アクセスポイント)等と称されることもある、無線基地局(RBS))によってサービスが行われる。基地局は、送信電力及びそれによるセルサイズにも基づいて、例えば、マクロeNodeB、ホームeNodeB、又はピコ基地局等の、異なるクラスの基地局であってもよい。セルは、基地局サイトにある基地局によって無線カバレッジが提供される地理的エリアである。基地局サイトに位置している1つの基地局は、1つ又は複数のセルにサービスを行いうる。更に、各基地局は、1つ又は複数の通信技術をサポートしうる。基地局は、無線周波数で動作する無線インタフェースを介して、当該基地局のレンジ内の端末と通信する。本開示との関連では、下りリンク(DL)との表現は、基地局から移動局への伝送パスに対して使用される。上りリンク(UL)との表現は、逆方向の(即ち、移動局から基地局への)伝送パスに対して使用される。
第3世代パートナシップ・プロジェクト(3GPP)のロング・ターム・エボリューション(LTE)では、eNodeBまたはeNBとも称されうる基地局は、1つ以上のコアネットワークと直接に接続されうる。
UMTSは、GSM(登録商標)から発展した第3世代移動通信システムであり、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA(登録商標))アクセス技術に基づいて、改善された移動通信サービスを提供することが意図されている。UTMS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)は、本質的には、端末用の広帯域符号分割多重アクセスを使用した無線アクセスネットワークである。3GPPは、UTRAN及びGSMベースの無線アクセスネットワーク技術を更に発展させることに取り組んでいる。
3GPP LTE無線アクセス標準規格は、上りリンクのトラフィック及び下りリンクのトラフィックの両方に対して高ビットレート及び低遅延をサポートするために記述されている。LTEでは、全てのデータ伝送が無線基地局によって制御される。
<D2D通信>
3GPPのロングタームエボリューション(LTE)の近年の発展は、ホーム環境、オフィス環境、公共のホットスポット環境、又は更には屋外環境におけるローカルIPベースのサービスへのアクセスを容易にしている。ローカルIPアクセス及びローカル接続性についての重要な使用例の1つには、(典型的には、数十メートル未満であるが最大で数百メートルになることもある)互いに近接した、ユーザ装置等の無線デバイス間の直接通信が含まれる。
この直接モード又はD2Dは、基地局等のセルラアクセスポイントを介して2つのデバイスが通信する従来のセルラ技術に対して、多くの潜在的な利得を与える。これは、D2Dデバイスが、セルラアクセスポイントを介して通信しなければならないセルラデバイスと比較して、互いに非常に近接していることが多いためである。
1つの利得は、再利用利得及びホップ利得を含みうるキャパシティ利得である。再利用利得については、D2D通信は、直交周波数分割多重(OFDM)リソースブロックの再利用利得等の、無線リソースの再利用を提供しうる。ホップ利得については、D2D通信は、セルラアクセスポイントを介する2ホップとは対照的に、送信機ポイントと受信機ポイントとの間で単一ホップを提供するD2Dリンクを提供する。
他の利得は、最大達成可能レート利得であり、これは、近接利得を含みうる。D2D通信は、更に、近接度及び潜在的に好ましい伝搬に起因した、高ピークレートを提供しうる。
更なる利得は、遅延利得である。UEがD2Dリンクを介して通信する場合、基地局転送はショートカットされ、エンド・ツー・エンド遅延が減少しうる。
<セルラネットワークにおけるランダムアクセス手順>
MSG1.送信すべき新たなデータを有し、それ故にリソースを必要とするユーザ装置は、基地局へ第1のメッセージを送信する。当該第1のメッセージは、MSG1、プリアンブル、又はランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルとも称されうる。MSGは、MeSsaGeの略語である。第1のメッセージにおいて、ユーザ装置は、当該装置のリソース要求について、ネットワークへ指標(indication)を提供する。第1のメッセージは、プリアンブル識別子(ID)を含む。ユーザ装置は、当該プリアンブルの送信後、基地局が当該プリアンブルを受け取ったかどうかを確認するために、RA−RNTIに関連付けられたランダムアクセス応答(RAR:Random Access Response)を待つ。RA−RNTIは、ユーザ装置が+1で送信したサブフレーム番号を含む。
MSG2.基地局は、プリアンブルを受け取った場合、MSG2又はRARとも称される第2のメッセージをユーザ装置へ送信することによって当該プリアンブルに応答する。当該第2のメッセージは、タイミング・アドバンス(TA:Timing Advanced)、プリアンブルID、及び一時セル無線ネットワーク一時識別子(TC−RNTI:Temporary Cell Radio Network Temporary Identifier)についての情報を含む。TC−RNTIは、セル内のユーザ装置の識別子として使用される、基地局によって生成される番号である。
MSG3.ユーザ装置は、適切なRARを検出した場合、特定のプリアンブル識別子が含まれているかどうかを確認しようとする。含まれている場合、ユーザ装置は、肯定的な確認応答を基地局から受信したとみなし、基地局へのその後のシグナリングにTC−RNTIを使用する。ユーザ装置は、肯定的な確認応答を基地局から受信したとみなした場合、RRC接続要求(必ずしも含まれているとは限らず、例えば、ユーザ装置がRRC接続モードである場合、ユーザ装置は、単にRACHを使用してリソースグラントを要求する。)と、バッファ状態報告(BSR:Buffer Status Report)制御エレメント(CE)とを、基地局によって与えられるリソースを使用するMSG3とも称される第3のメッセージで送信する。バッファ状態報告(BSR)制御エレメント(CE)は、送信すべき新たなデータの量を示す。ユーザ装置は、更に、競合を解決するために(即ち、他のユーザ装置が同一のRACHを使用する場合に)使用される、一時モバイル加入者識別子(TMSI:Temporary Mobile Subscriber Identity)等の識別子を、基地局へ送信する。なお、RA−RNTIは、ユーザ装置のプリアンブル送信から判定され、一時C−RNTIは、基地局によって割り当てられる。
MSG4.基地局は、ユーザ装置のC−RNTIに宛てられた、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH) ULグラント又はDL割り当てを、MSG4とも称される第4のメッセージでユーザ装置へ送信する。本ステップでは、C−RNTIを受信したユーザ装置は、RRC接続の確立を継続する。しかし、RACHは、RRC接続されたユーザ装置のためにも使用されうる。他のユーザ装置が同一のRACHを使用していた場合、それらはプリアンブルの送信を再び試みる。
現在のLTEプロトコルによれば、セルラユーザ装置用の従来のRACH手順では、ユーザ装置は、MSG2の受信のための、応答ウィンドウサイズ(ResponseWindowSize)とも称されるウィンドウと、MSG4の受信のための、メディアアクセス制御(MAC)‐競合解決タイマー(Medium Access Control (MAC)-ContentionResolutionTimer)とも称されるタイマーと、を維持する。当該ウィンドウの取りうる値は、2サブフレームから10サブフレームであり、当該タイマーの値は、8サブフレームから64サブフレームである。当該ウィンドウがアクティブである場合、ユーザ装置は、DLにおける可能性のあるMSG2について物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)のモニタリングし続ける必要があるだろう。当該タイマーがアクティブである場合、ユーザ装置は、DLにおける可能性のあるMSG4についてPDCCHをモニタリングし続ける必要があるだろう。当該ウィンドウ又はタイマーの範囲内でグラントが受信されない場合、このRACH試行は失敗する。
セルラ及びD2D混在ネットワークでは、アドレス指定されたRACH手順は、ユーザ装置における新たなデータ(即ち、基地局へ送信するためのULデータ、又は相手先へ送信するためのD2Dデータ)によってトリガされるように限定され、その場合、ユーザ装置は、非同期であるがRRC接続され続けている。ここで、非同期(out-of-sync)とは、基地局へのUL同期が失われていることを意味する。現在のRACH手順では、基地局は、UL MSG3におけるC−RNTI及びBSR CEの受信によって、RACH手順を実行し、かつ、ULで送信すべきデータを有するユーザ装置の識別子を知ることになる。その後、基地局は、ULデータ送信のために物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)上でユーザ装置をスケジューリングし、それにより、ユーザ装置がそのC−RNTIに宛てられたPDCCH ULグラント(即ち、MSG4)を受信した場合、RACH手順は、成功したものとみなされ、競合解決タイマー(ContentionResolutionTimer)が停止される。しかし、D2DデータによってトリガされるRACHの場合、C−RNTI及びGSRをMSG3で受信する基地局には、それがセルラデータに起因しているのかD2Dデータに起因しているかが分からず、たとえ、ユーザ装置が実際に望んでいるものがD2Dリンクのスケジューリングであっても、セルラULリンクにおいてユーザ装置をスケジューリングし続ける。
したがって、本明細書の実施形態の目的は、セルラ及びD2D混在ネットワークの性能を改善する方法を提供することである。
実施形態の第1の態様によれば、本目的は、セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための、基地局における方法によって達成される。基地局は、RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで第1のユーザ装置から受信する。基地局は、その結果、当該指標に基づいて、第1のユーザ装置に対してD2Dリンクをスケジューリングする。
実施形態の第2の態様によれば、本目的は、セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための、第1のユーザ装置における方法によって達成される。第1のユーザ装置は、RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで、セルラ及びD2D混在ネットワーク内の基地局へ送信する。第1のユーザ装置は、ジューリングされたD2Dリンクについての情報を、基地局から受信する。D2Dリンクは、当該指標に基づいて第1のユーザ装置に対してスケジューリングされる。
実施形態の第3の態様によれば、本目的は、セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための基地局によって達成される。基地局は、RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで第1のユーザ装置から受信する受信ユニットを備える。基地局は、当該指標に基づいて、第1のユーザ装置に対してD2Dリンクをスケジューリングするスケジューラを更に備える。
実施形態の第4の態様によれば、本目的は、セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための第1のユーザ装置によって達成される。第1のユーザ装置は、RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで、セルラ及びD2D混在ネットワーク内の基地局へ送信する送信ユニットを備える。第1のユーザ装置は、スケジューリングされたD2Dリンクについての情報を、基地局から受信する受信ユニットを更に備える。D2Dリンクは、当該指標に基づいて第1のユーザ装置に対してスケジューリングされる。
基地局は、RACHがD2D通信に関連することの指標を、第1のユーザ装置から受信する。基地局は、その結果、RACHがセルラ通信ではなくD2D通信に関連すること知ることになり、それ故に、不必要なセルラ・リンクの代わりに、D2Dリンクを第1のユーザ装置に対してスケジューリングすることができる。このようにして、セルラ及びD2D混在ネットワークの性能が改善される。
以下の添付図面を参照して、本明細書の実施形態の例について更に詳しく説明する。
図1は、セルラネットワークにおける実施形態を図示する概略的なブロック図である。 図2は、方法の実施形態を示すフローチャート及びシグナリング図の組み合わせである。 図3は、基地局における方法の実施形態を示すフローチャートである。 図4は、いくつかのシナリオに係る実施形態を図示するブロック図である。 図5は、基地局の実施形態を図示する概略的なブロック図である。 図6は、第1のユーザ装置における方法の実施形態を示すフローチャートである。 図7は、第1のユーザ装置の実施形態を図示する概略的なブロック図である。
本明細書において展開している実施形態の一部として、まず、課題について特定及び議論する。上述のように、基地局がユーザ装置に対して何をスケジューリングすべきかを知るために、ユーザ装置に関連するセルラRACHとD2D RACHとを区別する必要がある。スケジューリング動作の他に、更に、基地局が、例えば異なるエクスペリエンス品質(QoE:Quality of Experience)を提供するために、セルラ通信及びD2D通信についての異なるRACH応答性能を改善する必要がある。
ユーザ装置は、適切な方法でD2D RACHのMSG4をモニタリングする必要があり、それ故に、それを実現する方法が必要となる。現在のセルラネットワークでは、非同期のユーザ装置のULデータによってRACHがトリガされると、MSG4が、ULグラントとして定義され、即ち、競合解決タイマー(ContentionResolutionTimer)は、ユーザ装置のC−RNTIについて新たなULグラントが受信された場合にのみ停止される。セルラ及びD2D混在ネットワークのシナリオでは、D2D送信のRACH手順については、送信及び受信の両方がD2Dコネクションに対して準備できていることを保証するために、D2Dリソース割当て情報が、両方のD2Dユーザ装置に同時に到達しなければならない。D2Dリンクにおける2つのD2Dユーザ装置については、第1のユーザ装置における、送信すべき新たなD2DデータによってトリガされたRACHが存在する場合に、当該第1のユーザ装置は、他方のユーザ装置の現在の状態を知らない。他方のユーザ装置は、第2のユーザ装置とも称される。例えば、第2のユーザ装置は、連続したセルラリンク・アクティビティに起因して同期したままであるか、又は同様に非同期であるか、又はネットワークによってアイドル状態へ解放されている、というように、様々な状態にありうる。
ネットワークとのUL同期によって、ユーザ装置の送信についての基地局における受信タイミングを、基地局のタイミングに合わせることが可能になる。
第1のユーザ装置は、同期している(in-sync)ユーザ装置(RACHユーザ装置)についてPDCCHを継続的にモニタリングしなければならず、即ち、第1のユーザ装置は、最大限でもリソースグラント(即ち、MSG4)を受信するために間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)サイクルを待ち受たなければならない。
更に、第1のユーザ装置は、非同期のユーザ装置(RACHユーザ装置)についてPDCCHを継続的にモニタリングしなければならず、即ち、第1のユーザ装置は、第2のユーザ装置を同期させるために、少なくとも、ネットワーク開始の(network-initiated)RACH手順を待たなければならない。
更に、第1のユーザ装置は、アイドル状態のユーザ装置(RACHユーザ装置)を継続的にモニタリングしなければならず、即ち、第1のユーザ装置は、第2のユーザ装置を同期させるために、ネットワーク開始のRCC接続再確立の手順を待たなければならない。したがって、同期しているユーザ装置についての最良のケースにおけるような、64msである競合解決タイマー(ContentionResolutionTimer)の最大長より長い、320ms程度でありうる、第2のユーザ装置のDRXサイクルを待つために、ユーザ装置は、RACH手順で電力を浪費させられるであろう。このため、第1のユーザ装置は、より電力効率の良い方法でMSG4をモニタリングする必要がある。
本明細書の実施形態は、D2D通信のためのRACH手順を設計する方法を提供する。
本明細書の実施形態によれば、RACH手順は、セルラ及びD2Dバッファを明示的又は黙示的に区別するために提供される。本明細書の実施形態は、例えば、MSG1用のRACHリソースのフレーム内における、分離されたプリアンブル/PRACH位置、又は、MSG3における新たなRNTI及び/又はBSR定義を含む。
本明細書の実施形態は、C−RNTI又はD2D−RNTI等の、ユーザ装置のRNTIに宛てられた任意のPDCCHがMSG4とみなされうることを、更に含みうる。
図1は、本明細書の実施形態が実現されうるセルラ及びD2D混在ネットワーク100を示す。セルラ及びD2D混在ネットワーク100は、セルラ通信ネットワークとD2D通信ネットワークとを含む。セルラ通信ネットワークは、LTE、WCDMA、GSMネットワーク、任意の3GPPセルラネットワーク、Wimax、又は任意のセルラネットワーク若しくはシステム等の、無線通信ネットワークである。D2D通信ネットワークは、例えば数十から数百メートルの範囲の、互いに近接したユーザ装置のような無線デバイス間の直接通信である。
セルラ及びD2D混在ネットワーク100は、複数の基地局を含み、それらの1つである基地局110が図1に示されている。基地局110は、例えば、eNB、eNodeB、ホームNodeB、ホームeNodeB、又は、セルラ通信ネットワーク内のユーザ装置若しくはマシンタイプの通信デバイスにサービスを行うことが可能な、他の任意のノード等の、無線基地局であってもよい。基地局100は、セル115にサービスを行っている。
複数のユーザ装置が、基地局110によってサービスが行われるセル115内に位置している。図1のシナリオ例では、2つのユーザ装置(第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122)のみがセル115内に示されている。第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122は、D2D通信を使用して互いに通信可能である。第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122は、更に、セル115内に位置している場合、基地局110を介してセルラ及びD2D混在ネットワーク100内のセルラ通信ネットワークにアクセス可能である。第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122は、例えば、無線機能を有する、移動端末若しくは無線端末、携帯電話、時にはサーフプレートとも称されるラップトップ、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)若しくはタブレットコンピュータ等のコンピュータ、又は、セルラ通信ネットワーク内の無線リンク131若しくはD2Dリンク通信ネットワーク内のD2Dリンク132を介して通信可能な他の任意の無線ネットワークユニットであってもよい。
次に、図2に示すフローチャート及びシグナリング図の組み合わせを参照して、セルラ及びD2D混在ネットワークにおけるRACH手順を処理するための方法の実施形態の例について説明する。以下では、基地局110の観点から見た方法の実施形態(図3)、及びユーザ装置121の観点から見た方法の実施形態(図5)について説明する。
本方法は、以下の動作を含み、それらの動作は任意の適切な順序を取りうる。
<動作201>
これは、オプションの動作である。基地局110は、基地局110によってサービスが行われる、第1のユーザ装置121と、場合によっては第2のユーザ装置とを含む複数のユーザ装置に対して、情報を送信しうる。当該情報は、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルと、セルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが分割されていることを含む。これは、RACHプリアンブルがセルラ通信を示すのかD2D通信を示すのかを基地局110が認識できるようにするためのものである。この情報は、例えばブロードキャストされうる。
複数のRACHプリアンブルは、異なるグループ(D2D通信に関連するRACHプリアンブルの1つ以上のグループと、セルラ通信に関連するRACHプリアンブルの1つ以上のグループと)に分割されうる。代替として、複数のRACHリソースは、RACHリソースのフレーム内の異なる時間及び/又は周波数位置(D2D通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置と、セルラ通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置と)に分割されうる。これについては、以下で更に議論する。
<動作202>
シナリオ例では、第1のユーザ装置121は、第2のユーザ装置122へ送信することを必要とするデータのバッファを有する。第1のユーザ装置121は、第2のユーザ装置122の近くにあるため、データのバッファを送信するためにD2Dリンク132を確立しようとする。したがって、第1のユーザ装置121は、RACHメッセージを基地局110へ送信する。本明細書の実施形態によれば、RACHメッセージは、RACHがD2D通信に関連することの指標を含む。これにより、D2D通信のためにスケジューリングされるリソースを第1のユーザ装置が要求していることが、基地局110に伝えられる。
RACHメッセージは、RACHリソースの位置で送信されるRACHプリアンブル(即ち、RACH手順におけるMSG1)であってもよい。
いくつかの実施形態では、指標は、特定のD2D RNTIであってもよいし、RACH手順におけるMSG3に含まれてもよい。当該特定のD2D RNTIは、D2Dリンクの送信及び受信に共通である。それによりどのユーザ装置がD2Dリンクの相手先であるのかが基地局110に知らされるため、これは利点である。
いくつかの実施形態では、第1のユーザ装置121は、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルと、セルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが分割されていることについての情報を受信している。これらの実施形態では、基地局110へ送信され、かつ、基地局110によって受信される指標は、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループに含まれるRACHプリアンブルであってもよいし、又は、RACHリソースのフレーム内における特定の時間及び/又は周波数位置で受信されるRACHプリアンブルであってもよく、当該特定の時間及び/又は周波数位置は、D2D通信に関連している。以下では、これについて更に説明する。
いくつかの実施形態では、指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むバッファ状態報告(BSR)である。これは、RACH手順のMSG3に含まれうる。以下では、これについても更に説明する。
<動作203>
基地局110は、D2D通信の指標を含むRACHメッセージを受信している。これにより、基地局は、RACHメッセージがD2D通信に関連することを知り、それ故に、当該指標に基づいて、第1のユーザ装置121に対してD2Dリンクをスケジューリングする。このようにして、不必要なセルラ・リンクのスケジューリングが避けられる。
<動作204>
これは、オプションの動作であり、いくつかの実施形態で実行される。D2Dリンクは、第1のユーザ装置121と第2のユーザ装置122との間のD2D通信のためのものであるため、基地局110は、情報を、PDCCHのRACHメッセージで、同一のRACHメッセージを使用して第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122へ同時に送信してもよい。この情報は、特定のD2D RNTIに関連付けられた、スケジューリングされたD2Dリンクを含むとともに、RACH手順におけるMSG4に関連するPDCCHメッセージであってもよい。
いくつかの実施形態では、第1のユーザ装置121は、アクティブ時間解決タイマー(active time resolution timer)を有してもよい。このタイマーでは、第1のユーザ装置121は、D2D通信のために当該ユーザ装置が要求したリソースについてのグラント等の、任意のリソースをモニタリングする。アクティブ時間解決タイマーは、いくつかの実施形態では、特定のD2D RNTIに関連付けられた、スケジューリングされたD2Dリンクを含むRACHメッセージの受信に応じて、第1のユーザ装置によって停止されてもよい。
しかし、場合によっては、第1のユーザ装置121へ送信される特定のグラントメッセージは存在しなくてもよい。これは、例えば、第2のユーザ装置122ではグラントを受信する準備ができておらず、かつ、ネットワークが第2のユーザ装置122を起動させるのにより多くの時間がかかるという理由により、タイマーの長さが、基地局110にとって、D2Dペアの第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122の両方に対してグラントを送信するのに十分ではないためでありうる。したがって、いくつかの実施形態では、基地局110は、任意のPDCCHメッセージを第1のユーザ装置121へ送信しうる。このPDCCHメッセージが、例えば、第1のユーザ装置121のC−RNTI又はD2D−RNTI等のRNTIを宛先としている場合、当該メッセージは、第1のユーザ装置121内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、第1のユーザ装置121への指標として解釈される。例えば、当該メッセージは、第1のユーザ装置121によって、MSG4のようなスケジューリンググラントとして解釈されうる。
<動作205>
これは、オプションの動作であり、いくつかの実施形態で実行される。この動作では、第1のユーザ装置121は、アクティブ時間解決タイマーを、上記の動作に従って停止する。
<動作206>
その後、スケジューリングされたD2Dリンク132を使用して、第1のユーザ装置と第2のユーザ装置122との間にD2D通信が確立される。
<基地局110の観点から見た方法の実施形態>
次に、図3に示すフローチャートを参照して、セルラ及びD2D混在ネットワーク100においてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための、基地局110における方法の実施形態の例について説明する。本方法は、以下の動作を含み、それらの動作は任意の適切な順序を取りうる。図3のいくつかのボックスについての破線は、その動作が必須ではないことを示す。
<動作301>
これは、オプションの動作である。いくつかの実施形態では、基地局110は、基地局110によってサービスが行われる複数のユーザ装置へ情報を送信する。当該複数のユーザ装置は、例えば、第1のユーザ装置121と、いくつかの実施形態では第2のユーザ装置と、を含む。当該情報は、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルと、セルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが分割されていることを含む。いくつかの実施形態では、複数のRACHプリアンブルは、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループと、セルラ通信に関連するRACHプリアンブルのグループという、異なるグループに分割される。代替又は組み合わせとして、複数のRACHプリアンブルは、D2D通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置と、セルラ通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置という、RACHリソースのフレーム内の異なる時間及び/又は周波数位置に分割される。例えば、フレーム内に多数のRACHリソース位置が存在し、(複数の)特定のリソース位置が、D2D固有として予め定義されていてもよい(即ち、RACH MSG1がそれらの位置で送信される場合に、それはD2D RACHのためのものである)。このことは、D2D通信に関連付けられた特定の時間及び/又は周波数位置でプリアンブルが受信された場合、基地局100は、これがD2Dプリアンブルであると知ることになり、また、セルラ通信に関連付けられた特定の時間及び/又は周波数位置でプリアンブルが受信された場合、基地局100は、これがセルラ・プリアンブルであると知ることになる、ということを意味する。
この動作は、上記の動作201と対応している。
<動作302>
基地局110は、RACHメッセージを第1のユーザ装置121から受信する。当該RACHメッセージは、RACHがD2D通信に関連することの指標を含む。
RACH手順は、このようにして、第1のユーザ装置から第2のユーザ装置122へ送信される、セルラ用及びD2D用データバッファを区別することによって改善される。セルラ又はD2DによってトリガされるRACHを区別するために、この指標は、例えばMSG1又はMSG3によって、第1のユーザ装置121から明示的に又は黙示的に受信されうる。
RACHメッセージは、例えば、RACH手順のMSG1又はMSG3に含まれうる、RACHプリアンブル又はリソース要求であってもよい。
いくつかの実施形態では、当該指標は、特定のD2D RNTIである。特定のD2D RNTIは、D2Dリンクの送信及び受信で共通である。RNTIの新たな定義(例えば、D2D−RNTI)が、D2D通信に対して適用されてもよい。このRNTIは、D2D送信及び/又は受信(Tx/Rx)に共通であり、それにより、D2D−RNTIに宛てられたDL情報が、特定のD2Dリンクで(例えば、D2Dリンクについての、PDCCH上のスケジューリング情報及びPDSCH上のRRC設定情報として)、第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122の両方によって、受信されることになろう。RNTIは、例えばセルラ及びD2D混在ネットワーク100内の基地局110によって、第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122に対して割り当てられるため、基地局110は、この特定のD2D RNTIを受信した際に、セルラ又はD2DトリガのRACHであることを知ることになる。特定のD2D RNTIを用いる本実施形態は、マルチホップのD2Dシナリオに拡張されてもよく、即ち、第1のユーザ装置121のような、D2Dが可能な1つのユーザ装置が、異なるD2D−RNTIによって区別される、D2Dモードの多数のユーザ装置と通信できる。
他のいくつかの実施形態では、指標は、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループに含まれるRACHプリアンブルである。セルラRACHとD2D RACHとに対して、分離されたプリアンブルグループが定義されうる。基地局110では、異なるグループのプリアンブルを検出することによって、当該基地局は、セルラRACHであるかD2D RACHであるかを知ることになる。プリアンブル分割は、例えば、上記の動作301で基地局110によって、セルラ及びD2D混在ネットワーク100において事前にブロードキャストされてもよい。これは、例えば、セルカバレッジ内の全てのユーザ装置に対して、システム内で定期的にブロードキャストされるシステム情報ブロック(SIB:System Information Block)で、ブロードキャストされてもよい。このプリアンブル分割は、例えば、D2D RACH負荷に対するセルラRACH負荷の比率がx:yである場合に、セルラRACH及びD2D RACHのプリアンブル分割も、x:yとなるというように、セルラのユーザ装置及びD2Dのユーザ装置のそれぞれのRACH負荷に依存して調整されてもよい。
他のいくつかの実施形態では、指標は、D2D通信に関連する、RACHリソースのフレーム内の特定の時間及び/又は周波数位置で受信されるRACHプリアンブルである。分離されたRACH時間及び/又は周波数位置を使用することによって、第1のユーザ装置121は、セルラ通信とD2D通信とを区別するために、そのRACH試行をフレームの異なる時間位置に制限することになろう。同様に、このPRACH位置の分割は、ネットワーク内でブロードキャストされてもよいし、ユーザ装置負荷に基づいて調整されてもよい。
更に、指標は、例えばRACH手順におけるMSG3に含まれうる、D2D通信に関連するフォーマットを含むBSRであってもよい。
D2D用のBSRについての特定の定義に、セルラ用のBSRと異なるフォーマットが適用されてもよい。これは、当該特定のD2D BSRを搬送するために、新たなメディアアクセス制御(MAC)制御エレメント(CE)に対して新たな論理チャネル識別子(LCID:Logical Channel Identity)を定義することによって行われてもよい。したがって、この新たなBSRを受信することによって、基地局は、セルラ・トリガのRACHであるかD2DトリガのRACHであるかを知ることになる。
この動作は、上記の動作202と対応している。
<動作303>
基地局110は、指標に基づいて、第1のユーザ装置121に対してD2Dリンクをスケジューリングする。
この動作は、上記の動作203と対応している。
<動作304>
上述のように、D2Dリンクは、第1のユーザ装置121と第2のユーザ装置122との間のD2D通信のためのものである。基地局110は、RACHメッセージで、第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122へ情報を送信してもよい。当該情報は、特定のD2D RNTIに関連付けられた、スケジューリングされたD2Dリンクを含む。
この動作は、上記の動作204と対応している。
従来技術によれば、スケジューリング情報の配信(例えば、RACH手順の下りリンク制御情報(DCI))は、D2D送信及びD2D受信の両方のDRXタイミングに従いうるため、DRXスリープ・インターバルにおけるPDCCHのモニタリングは無意味であり、即ち、この場合における従来のMSG4の定義は制限されすぎる。この課題を克服するために、いくつかの実施形態に係る基地局110は、任意のPDCCHメッセージを第1のユーザ装置121へ送信する。このPDCCHメッセージは、第1のユーザ装置121のRNTIを宛先としている場合に、第1のユーザ装置121内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、第1のユーザ装置121への指標として解釈されることになる。このため、本実施形態によれば、第1のユーザ装置は、このPDCCHメッセージをMSG4として解釈しうる。このことは、第1のユーザ装置のRNTIに宛てられた任意のPDCCHが、MSG4とみなされうることを意味する。これは、本明細書の実施形態に係る、MSG4のモニタリング動作を示す図4に示されている。
図4では、横線を有するボックスは、PDCCHをモニタリングするためにユーザ装置がアクティブであるもののシグナリング・アクティビティは無いタイムスロットであり、白色のボックスは、ユーザ装置がRRCアイドルであるタイムスロットであり、縦線を有するボックスは、ユーザ装置がRRC接続されているが非アクティブであるタイムスロットである。上方への対角線を有するボックスは、共同スケジューリングされたタイムスロットであり、図4に記載の共同スケジューリング(co-scheduling)DCIは、両方のD2D UE(即ち、D2Dリソース・スケジューリングについての第1及び第2のユーザ装置)に到達するPDCCHを意味する。これらのタイムスロットでは、例えば、MSG3及びMSG4のような、ユーザ装置と基地局110との間でのシグナリングの交換が存在する。
図4の第1のシナリオでは、第1のユーザ装置121は、RACH410を実行し、第2のユーザ装置122は、同期中(in-sync)420である。第1のシナリオにおいて第2のユーザ装置122が同期している場合には、基地局110は、第2のユーザ装置122のDRXサイクルが十分に短ければ、RACH手順が終了するとすぐに、スケジューリング情報を第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置の両方へ送信することが可能であり、それ故に、このケースでは従来の方法でもうまくいく。しかし、他のケース(即ち、DRXサイクルが長い場合)については、DRXサイクルに起因した遅延によって、タイマーの範囲内でスケジューリング情報を送信することが難しくなり、それ故に、このケースでは従来の方法はうまくいかなくなる。これは、420として参照される図4に示すケースであり、即ち、個別のMSG4が第1のユーザ装置121へ送信された後に、共同スケジューリングDCIが送信される。
第2のシナリオでは、第1のユーザ装置121は、RACH410を実行し、第2のユーザ装置122は、非同期(out-of-sync)430である。第2のシナリオでは、ネットワーク開始のRACH手順に起因した追加の遅延が存在し、それにより、タイマーの範囲内でスケジューリング情報を送信することが難しくなり、その結果、このケースでは従来の方法はうまくいかなくなる。
第3のシナリオでは、第1のユーザ装置121は、RACH410を実行し、第2のユーザ装置122は、RRCアイドル(RRC idle)440である。第3のシナリオでは、RRC確立手順に起因した追加の遅延が存在し、それにより、タイマーの範囲内でスケジューリング情報を送信することが難しくなり、その結果、このケースでは従来の方法はうまくいかなくなる。
このため、第1のユーザ装置121内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための第1のユーザ装置121への指標として解釈される、任意のRACHメッセージを送信する実施形態は、例えば、上述の第1、第2及び第3のシナリオにおいて適用可能である。
なお、第2のユーザ装置122が非同期又はRRCアイドル状態である場合には、PUCCH又はRRC設定が解放され、その結果、このユーザ装置のC−RNTIに対する、RACHメッセージであるRRC再設定シグナリングが、いずれにしても必要であり、当該シグナリングは、それ故に、図4に示すように、競合解決タイマー(ContentionResolutionTimer)を停止させるためのMSG4とみなされうる。図4では、タイマーは410用であり、当該タイマーは、MSG3において開始され、MSG4において停止される。
MSG4又はMSG4と解釈される任意のPDCCHメッセージの受信後に、第1のユーザ装置121は、PDCCHモニタリング用の通常のDRXタイミングに従うことになろう。両方のD2Dユーザ装置(即ち、第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122)は、ネットワーク設定によって実現される、同一のDRXタイミングに従うことになり、当該D2Dペアに宛てられたネットワーク・スケジューリング情報は、それ故に、第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122の両方に同時に到達可能であり、これは、図4における「共同スケジューリングDCI」とみなされる。
この動作は、上記の動作204と対応している。
これらの実施形態の結果、MSG4用のタイマーがアクティブである場合の、PDCCHモニタリングについてのユーザ装置の消費電力が低減されるとともに、更に、MSG4タイマーについての拡張された長さに起因したRACH遅延が低減される。
本明細書の実施形態に係るD2D通信のためのRACH手順は、後方互換性を有する。
図2及び図3に関連した、セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてRACH手順を処理するための方法の動作を実行するために、基地局110は、図5に示す、以下の構成を備える。上述のように、D2Dリンクは、第1のユーザ装置121と第2のユーザ装置122との間のD2D通信のためのものでありうる。
基地局110は、RACHメッセージを第1のユーザ装置121から受信するよう構成された受信ユニット510を備える。当該RACHメッセージは、RACHがD2D通信に関連することの指標を含む。
RACHメッセージは、例えば、RACHプリアンブル又はリソース要求であってもよい。
指標は、特定のD2D RNTIであってもよい。当該特定のD2D RNTIは、D2Dリンクにおける送信及び受信に共通である。
指標は、更に、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループに含まれるRACHプリアンブルであってもよいし、又は、D2D通信に関連する、RACHリソースのフレーム内の特定の時間及び/又は周波数位置で受信されるRACHプリアンブルであってもよい。
いくつかの実施形態では、指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むBSRである。
基地局110は、指標に基づいて、第1のユーザ装置121に対してD2Dリンクをスケジューリングするよう構成されたスケジューラ520を更に備える。
基地局110は、第1のユーザ装置121及び第2のユーザ装置122へ、RACHメッセージで情報を送信するよう構成された送信ユニット530を更に備える。当該情報は、特定のD2D RNTIに関連付けられた、スケジューリングされたD2Dリンクを含む。
いくつかの実施形態では、送信ユニット530は、基地局によってサービスが行われる、第1のユーザ装置121を含む複数のユーザ装置へ情報を送信するよう構成される。当該情報は、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルとセルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが、
‐D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループと、セルラ通信に関連するRACHプリアンブルのグループという、異なるグループに分割されている、又は
‐D2D通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置と、セルラ通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置という、異なる時間及び/又は周波数位置に分割されている、との情報を含む。
送信ユニット530は、更に、任意のPDCCHメッセージを第1のユーザ装置121へ送信するよう構成されていてもよく、当該PDCCHメッセージは、第1のユーザ装置121のRNTIに宛てられている場合、第1のユーザ装置121内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、第1のユーザ装置121への指標として解釈される。
セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてRACH手順を処理するための、本明細書の実施形態は、本明細書の実施形態の機能及び動作を実現するためのコンピュータプログラム・コードとともに、図5に示す基地局110のプロセッサ540のような、1つ以上のプロセッサを通じて実現されうる。上述のプログラム・コードは、例えば、基地局110にロードされた場合に本明細書の実施形態を実現するためのコンピュータプログラム・コードを保持するデータ担体の形式のコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのような担体の1つは、CD−ROMディスクの形式であってもよい。しかし、メモリースティックのような他のデータ担体でも実現可能である。更に、コンピュータプログラム・コードは、サーバ上でピュア・プログラム・コードとして提供され、基地局110へダウンロードされてもよい。
基地局110は、更に、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ550を備えてもよい。メモリ550は、RACHがD2D通信に関連することの指標、データ、設定、スケジューリング、及び、基地局110で実行された場合に本明細書の方法を実行するためのアプリケーションを格納するために使用されるように構成される。
上述の受信ユニット510、スケジューラ520及び受信ユニット510は、アナログ回路とデジタル回路との組み合わせ、及び/又は、プロセッサ540等の1つ以上のプロセッサによって実行された場合に上述したように実行する(例えば、メモリ550に格納された)ソフトウェア及び/又はファームウェアで構成される1つ以上のプロセッサを示しうることは、当業者によって更に理解されるだろう。これらのプロセッサの1つ以上及び他のデジタル・ハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれていてもよいし、あるいは、複数のプロセッサ及び種々のデジタル・ハードウェアは、個別にパッケージ化されているかシステム・オン・チップ(SoC)に組み込まれているかに関係なく、複数の個別のコンポーネント間に分散されてもよい。
<第1のユーザ装置121の観点から見た方法の実施形態>
次に、図6に示すフローチャートを参照して、セルラ及びD2D混在ネットワーク100においてRACH手順を処理するための、第1のユーザ装置121における方法の実施形態の例について説明する。本方法については、図3及び図4との関連で綿密に上述しているため、ここでは簡潔な説明のみ行う。本方法は、以下の動作を含み、それらの動作は任意の適切な順序を取りうる。図6のいくつかのボックスについての破線は、その動作が必須ではないことを示す。
<動作601>
いくつかの実施形態では、第1のユーザ装置121は、基地局110から情報を受信する。当該情報は、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルと、セルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが分割されていることを含む。いくつかの実施形態では、RACHプリアンブルは、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループと、セルラ通信に関連するRACHプリアンブルのグループという、異なるグループに分割される。代替又は組み合わせとして、複数のRACHプリアンブルは、D2D通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置と、セルラ通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置という、RACHリソースのフレーム内の異なる時間及び/又は周波数位置に分割される。
この動作は、上記の動作201と対応している。
<動作602>
第1のユーザ装置121は、RACHメッセージを基地局110へ送信する。当該RACHメッセージは、RACHがD2D通信に関連することの指標を含む。
RACHメッセージは、例えば、RACHプリアンブル又はリソース要求であってもよい。
いくつかの実施形態では、指標は、特定のD2D RNTIであり、当該特定のD2D RNTIは、D2Dリンクの送信及び受信で共通である。当該D2Dリンクは、第1のユーザ装置121と第2のユーザ装置122との間のD2D通信のためのものである。これらの実施形態では、基地局110からの、スケジューリングされたD2Dについての情報は、特定のD2D RNTIと関連付けられた、スケジューリングされたD2Dリンクを含みうる。
いくつかの実施形態では、指標は、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループの、RACHプリアンブルである。
指標は、更に、D2D通信に関連する、RACHリソースのフレーム内の特定の時間及び/又は周波数位置で送信されるRACHプリアンブルであってもよい。
指標は、更に、D2D通信に関連するフォーマットを含むBSRであってもよい。
この動作は、上記の動作202と対応している。
<動作603>
第1のユーザ装置121は、スケジューリングされたD2Dリンクについての情報を基地局110から受信する。D2Dリンクは、指標に基づいて、第1のユーザ装置121に対してスケジューリングされている。これは、PDCCHメッセージであってもよい。
いくつかの実施形態では、第1のユーザ装置121は、任意のPDCCHメッセージを基地局110から受信する。このPDCCHメッセージは、第1のユーザ装置121のRNTIに宛てられた場合、第1のユーザ装置121内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、第1のユーザ装置121への指標として解釈される
この動作は、上記の動作204と対応している。
図6に関連した、セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてRACH手順を処理するための方法の動作を実行するために、第1のユーザ装置121は、図7に示す、以下の構成を備える。上述のように、及びいくつかの実施形態によれば、D2Dリンクは、第1のユーザ装置121と第2のユーザ装置122との間のD2D通信のためのものである。
第1のユーザ装置121は、RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで、セルラ及びD2D混在ネットワーク内の基地局110へ送信するよう構成された送信ユニット710を備える。RACHメッセージは、例えば、RACHプリアンブル又はリソース要求であってもよい。
いくつかの実施形態では、指標は、特定のD2D RNTIである。当該特定のD2D RNTIは、D2Dリンクにおける送信及び受信に共通である。指標は、更に、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループに含まれるRACHプリアンブルであってもよい。いくつかの実施形態では、指標は、D2D通信に関連する、RACHリソースのフレーム内の特定の時間及び/又は周波数位置で送信されるRACHプリアンブルである。いくつかの実施形態によれば、指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むBSRである。
第1のユーザ装置は、更に、スケジューリングされたD2Dリンクについての情報を、基地局110から受信するよう構成された受信ユニット720を備え、D2Dリンクは、指標に基づいて第1のユーザ装置121に対してスケジューリングされている。
基地局110からの、スケジューリングされたD2Dリンクについての情報は、特定のD2D RNTIに関連付けられた、スケジューリングされたD2Dリンクを含んでもよい。
受信ユニット720は、更に、基地局110から情報を受信するよう構成されてもよい。この情報は、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルとセルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが分割されていることを含む。いくつかの実施形態では、RACHプリアンブルは、D2D通信に関連するRACHプリアンブルのグループと、セルラ通信に関連するRACHプリアンブルのグループという、異なるグループに分割されている。代替又は組み合わせとしては、RACHプリアンブルは、D2D通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置と、セルラ通信に関連付けられたRACHの時間及び/又は周波数位置という、異なる時間及び/又は周波数位置に分割されている。
受信ユニット720は、更に、任意のPDCCHメッセージを基地局110から受信するよう構成されてもよい。当該PDCCHメッセージは、第1のユーザ装置121のRNTIに宛てられている場合、第1のユーザ装置121内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、第1のユーザ装置121への指標として解釈される。
セルラ及びD2D混在ネットワークにおいてRACH手順を処理するための、本明細書の実施形態は、本明細書の実施形態の機能及び動作を実現するためのコンピュータプログラム・コードとともに、図7に示す第1のユーザ装置121のプロセッサ730のような、1つ以上のプロセッサを通じて実現されうる。上述のプログラム・コードは、例えば、第1のユーザ装置121にロードされた場合に本明細書の実施形態を実現するためのコンピュータプログラム・コードを保持するデータ担体の形式のコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。そのような担体の1つは、CD−ROMディスクの形式であってもよい。しかし、メモリースティックのような他のデータ担体でも実現可能である。更に、コンピュータプログラム・コードは、サーバ上でピュア・プログラム・コードとして提供され、第1のユーザ装置121へダウンロードされてもよい。
第1のユーザ装置121は、更に、1つ以上のメモリユニットを含むメモリ740を備えてもよい。メモリ740は、例えば、RACHがD2D通信に関連することの指標、スケジューリングされたD2Dリンクについての情報、D2D通信に使用されるRACHプリアンブルと、セルラ通信に使用されるRACHプリアンブルとが分割されているという情報、データ、設定、スケジューリング、及び、第1のユーザ装置121で実行された場合に本明細書の方法を実行するためのアプリケーションを格納するために使用されるように構成される。
上述の送信ユニット710及び受信ユニット720は、アナログ回路とデジタル回路との組み合わせ、及び/又は、プロセッサ730等の1つ以上のプロセッサによって実行された場合に上述したように実行する(例えば、メモリ740に格納された)ソフトウェア及び/又はファームウェアで構成される1つ以上のプロセッサを示しうることは、当業者によって更に理解されるだろう。これらのプロセッサの1つ以上及び他のデジタル・ハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれていてもよいし、あるいは、複数のプロセッサ及び種々のデジタル・ハードウェアは、個別にパッケージ化されているかシステム・オン・チップ(SoC)に組み込まれているかに関係なく、複数の個別のコンポーネント間に分散されてもよい。
「備える(含む)」という用語が使用される場合、それは、限定するものとしてではなく、即ち「から少なくとも構成される」ことを意味するものとして解釈されるべきである。
本発明の実施形態は、上述の好適な実施形態に限定されない。種々の代替例、変形及び均等物が使用されてもよい。したがって、上述の実施形態は、添付の特許請求の範囲により規定される本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (20)

  1. セルラ及びD2D混在ネットワーク(100)においてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための、基地局(110)における方法であって、
    前記RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで第1のユーザ装置(121)から受信するステップ(202,302)と、
    前記指標に基づいて、前記第1のユーザ装置(121)に対してD2Dリンクをスケジューリングするステップ(203,303)と、を含み、
    前記指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むバッファ状態報告(BSR)である、
    とを特徴とする方法。
  2. 前記RACHメッセージは、RACHプリアンブル又はリソース要求である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記指標は、特定のD2D無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であり、当該特定のD2D RNTIは、前記D2Dリンクにおける送信及び受信に共通である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記D2Dリンクは、前記第1のユーザ装置(121)と第2のユーザ装置(122)との間のD2D通信のためのものであり、
    前記方法は、前記特定のD2D RNTIに関連付けられた前記スケジューリングされたD2Dリンクを含む情報を、RACHメッセージで前記第1のユーザ装置(121)及び前記第2のユーザ装置(122)へ送信するステップ(204,304)を更に含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 情報を送信する前記ステップ(204,304)は、任意の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)メッセージを前記第1のユーザ装置(121)へ送信するステップを更に含み、当該PDCCHメッセージは、前記第1のユーザ装置(121)の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に宛てられている場合、前記第1のユーザ装置(121)内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、前記第1のユーザ装置(121)への指標として解釈される、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. セルラ及びD2D混在ネットワーク(100)においてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための、第1のユーザ装置(121)における方法であって、
    前記RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで、前記セルラ及びD2D混在ネットワーク内の基地局(110)へ送信するステップ(202,602)と、
    前記指標に基づいて前記第1のユーザ装置(121)に対してスケジューリングされたD2Dリンクについての情報を、前記基地局(110)から受信するステップ(204,603)と、を含み、
    前記指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むバッファ状態報告(BSR)である、
    とを特徴とする方法。
  7. 前記RACHメッセージは、RACHプリアンブル又はリソース要求である、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記指標は、特定のD2D無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であり、当該特定のD2D RNTIは、前記D2Dリンクにおける送信及び受信に共通である、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の方法。
  9. 前記D2Dリンクは、前記第1のユーザ装置(121)と第2のユーザ装置(122)との間のD2D通信のためのものであり、
    前記基地局(110)からの前記スケジューリングされたD2Dリンクについての前記情報は、前記特定のD2D RNTIに関連付けられた前記スケジューリングされたD2Dリンクを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. 情報を受信する前記ステップ(204,603)は、任意の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)メッセージを前記基地局(110)から受信するステップを更に含み、当該PDCCHメッセージは、前記第1のユーザ装置(121)の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に宛てられている場合、前記第1のユーザ装置(121)内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、前記第1のユーザ装置(121)への指標として解釈される、
    ことを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の方法。
  11. セルラ及びD2D混在ネットワーク(100)においてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための基地局(110)であって、
    前記RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで第1のユーザ装置(121)から受信する受信ユニット(510)と、
    前記指標に基づいて、前記第1のユーザ装置(121)に対してD2Dリンクをスケジューリングするスケジューラ(520)と、を備え、
    前記指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むバッファ状態報告(BSR)である、
    とを特徴とする基地局。
  12. 前記RACHメッセージは、RACHプリアンブル又はリソース要求である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の基地局。
  13. 前記指標は、特定のD2D無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であり、当該特定のD2D RNTIは、前記D2Dリンクにおける送信及び受信に共通である、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の基地局。
  14. 前記D2Dリンクは、前記第1のユーザ装置(121)と第2のユーザ装置(122)との間のD2D通信のためのものであり、
    前記基地局(110)は、前記特定のD2D RNTIに関連付けられた前記スケジューリングされたD2Dリンクを含む情報を、RACHメッセージで前記第1のユーザ装置(121)及び前記第2のユーザ装置(122)へ送信する送信ユニット(530)を更に備える、
    ことを特徴とする請求項13に記載の基地局。
  15. 前記送信ユニット(530)は、更に、任意の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)メッセージを前記第1のユーザ装置(121)へ送信し、当該PDCCHメッセージは、前記第1のユーザ装置(121)の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に宛てられている場合、前記第1のユーザ装置(121)内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、前記第1のユーザ装置(121)への指標として解釈される、
    ことを特徴とする請求項14に記載の基地局。
  16. セルラ及びD2D混在ネットワーク(100)においてランダムアクセスチャネル(RACH)手順を処理するための第1のユーザ装置(121)あって、
    前記RACHがD2D通信に関連することの指標を、RACHメッセージで、前記セルラ及びD2D混在ネットワーク内の基地局(110)へ送信する送信ユニット(710)と、
    前記指標に基づいて前記第1のユーザ装置(121)に対してスケジューリングされたD2Dリンクについての情報を、前記基地局(110)から受信する受信ユニット(720)と、を備え、
    前記指標は、D2D通信に関連するフォーマットを含むバッファ状態報告(BSR)である、
    とを特徴とする第1のユーザ装置。
  17. 前記RACHメッセージは、RACHプリアンブル又はリソース要求である、
    ことを特徴とする請求項16に記載の第1のユーザ装置。
  18. 前記指標は、特定のD2D無線ネットワーク一時識別子(RNTI)であり、当該特定のD2D RNTIは、前記D2Dリンクにおける送信及び受信に共通である、
    ことを特徴とする請求項16又は17に記載の第1のユーザ装置。
  19. 前記D2Dリンクは、前記第1のユーザ装置(121)と第2のユーザ装置(122)との間のD2D通信のためのものであり、
    前記基地局(110)からの前記スケジューリングされたD2Dリンクについての前記情報は、前記特定のD2D RNTIに関連付けられた前記スケジューリングされたD2Dリンクを含む、
    ことを特徴とする請求項18に記載の第1のユーザ装置。
  20. 前記受信ユニット(720)は、更に、任意の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)メッセージを前記基地局(110)から受信し、当該PDCCHメッセージは、前記第1のユーザ装置(121)の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に宛てられている場合、前記第1のユーザ装置(121)内のアクティブ時間解決タイマーを停止させるための、前記第1のユーザ装置(121)への指標として解釈される、
    ことを特徴とする請求項16から19のいずれか1項に記載の第1のユーザ装置。
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