JP6194784B2 - ストレージ制御装置、制御方法および制御プログラム - Google Patents

ストレージ制御装置、制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
従来、災害などによる業務ボリュームのデータの損失への対策として、ストレージ装置のコピー機能を利用したリモートサイトへのバックアップが行われている。業務ボリュームから直接リモートサイトのストレージ装置上のボリュームに対してコピーを行うと、業務ボリュームへのI/O(Input/Output)性能に影響を及ぼす場合がある。
このため、業務ボリュームと同一のストレージ装置内に、業務ボリュームのスナップショット、すなわち、一時点におけるデータのコピーを作成し、作成した複製ボリュームからリモートサイトへデータを転送する場合がある。このとき作成する複製ボリュームは、ストレージ装置内の容量効率を考慮して、差分データのみを格納する方式が用いられることが多い。
関連する先行技術としては、例えば、世代ごとの差分データの関係を管理するスナップショット管理テーブルにより、特定の世代の仮想論理ボリュームを生成し、仮想論理ボリュームを用いてリモートコピーの作成を行う技術がある。また、メタデータ仮想ハードドライブ(VHD)および差分VHDを使用してデータをストレージに転送するための技術がある。
特開2005−267569号公報 特表2013−509646号公報
しかしながら、従来技術では、あるボリュームから複数のボリュームに差分コピーを行い、コピー先のボリュームから、さらにリモートサイトの一つのボリュームにリモートコピーを行う場合のデータ転送量が増加してコピー時間の増大を招くという問題がある。
一つの側面では、本発明は、リモートコピーにかかるコピー時間をボリューム間の更新差分量に応じた時間に抑えることができるストレージ制御装置、制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、第1ストレージ装置内の第1ボリューム、第1時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第2ボリュームおよび前記第1時点以降の第2時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第3ボリュームを対応付ける対応情報に基づいて、前記第1時点の前記第1ボリュームのデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへの前記第2時点の前記第1ボリュームのデータのコピー要求を受け付けたことに応じて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する領域に対応するデータを抽出し、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信するストレージ制御装置、制御方法および制御プログラムが提案される。
本発明の一態様によれば、リモートコピーにかかるコピー時間をボリューム間の更新差分量に応じた時間に抑えることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる制御方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、ストレージ装置201の装置構成例を示す説明図である。 図4は、PU等のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、コピー情報管理テーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、擬似ボリューム管理テーブル230の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、差分ビットマップテーブル240の更新例を示す説明図(その1)である。 図8は、差分ビットマップテーブル240の更新例を示す説明図(その2)である。 図9は、PU#1の機能的構成例を示すブロック図である。 図10は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図(その1)である。 図11は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図(その2)である。 図12は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図(その3)である。 図13は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図(その4)である。 図14は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図(その5)である。 図15は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図(その6)である。 図16は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図(その1)である。 図17は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図(その2)である。 図18は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図(その3)である。 図19は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図(その4)である。 図20は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図(その5)である。 図21は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図(その6)である。 図22は、ストレージ装置201のPU#1のCOWコピー開始処理手順の一例を示すフローチャートである。 図23は、ストレージ装置201のPU#1のWRITE処理手順の一例を示すフローチャートである。 図24は、ストレージ装置201のPU#1のリモートコピー開始処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図25は、ストレージ装置201のPU#1のリモートコピー開始処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。 図26は、ストレージ装置201のPU#1のCOWコピー停止処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかるストレージ制御装置、制御方法および制御プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(制御方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる制御方法の一実施例を示す説明図である。図1において、ストレージ装置100は、ストレージ制御装置101と、記憶装置102と、を含む。また、ストレージ装置110は、ストレージ制御装置111と、記憶装置112と、を含む。ストレージ装置100とストレージ装置110は、有線または無線のネットワークを介して接続される。
ストレージ制御装置101は、ストレージ装置100を制御するコンピュータである。例えば、ストレージ制御装置101は、ストレージ装置100内のボリュームV1〜V3に対するアクセスを制御する。また、ストレージ制御装置111は、ストレージ装置110を制御するコンピュータである。例えば、ストレージ制御装置111は、ストレージ装置110内のボリュームV4に対するアクセスを制御する。
記憶装置102,112は、データを記憶する。例えば、記憶装置102,112は、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリなどの物理的な記憶装置を含むものであってもよく、また、論理的な記憶装置であるLUN(Logical Unit Number)を含むものであってもよい。
ボリュームは、各ストレージ装置100,110の管理単位となる記憶領域であり、各記憶装置102,112により実現される。ボリュームは、複数の物理的な記憶装置または記憶装置(例えば、ハードディスク)内のパーティションをグループ化して、仮想的に一つのボリュームとした論理ボリュームであってもよい。
ここで、災害対策などを目的として、ストレージ装置100(ローカルサイト)内のボリュームV1のデータを、ストレージ装置110(リモートサイト)内のボリュームV4にリモートコピーする場合を想定する。ボリュームV1は、例えば、業務サーバからアクセスされる業務ボリュームである。
この際、ボリュームV1へのI/O性能が低下することを防ぐため、ある時点t(例えば、時点t1,t2)のボリュームV1のデータを、同一ストレージ装置100内のボリューム(例えば、ボリュームV2,V3)に一旦コピーし、コピー先のボリュームのデータをストレージ装置110に転送する場合(いわゆる、カスケードコピー)を想定する。
例えば、ボリュームV1の日次バックアップを行う場合、時点t1「日曜日の24時」、時点t2「月曜日の24時」などの時点tのボリュームV1のデータを、同一ストレージ装置100内のボリュームV2,V3にコピーすることになる。
また、ストレージ装置110内の容量効率を考慮して、ストレージ装置110内のボリューム間のデータのコピーは、ボリューム間の差分データのみを格納する場合を想定する。ここでは、差分データのみを格納するコピー方式として、COW(Copy On Write)と呼ばれるコピー方式を例に挙げて説明する。
以下の説明では、COWコピーのコピー元となるボリュームを「COWコピー元のボリューム」と表記し、COWコピーのコピー先となるボリュームを「COWコピー先のボリューム」と表記する場合がある。また、リモートコピーのコピー元となるボリュームを「リモートコピー元のボリューム」と表記し、リモートコピーのコピー先となるボリュームを「リモートコピー先のボリューム」と表記する場合がある。
COWコピーでは、ある時点tではデータのコピーを実施せず、COWコピー元のボリュームに更新が発生した場合に更新前のデータをCOWコピー先のボリュームにコピーし、その後、COWコピー元のボリュームへの更新を行う。すなわち、COWコピー先のボリュームには更新部分の物理データしか格納されないため、更新部分以外についてのアクセスがあった場合はCOWコピー元のボリュームにアクセスさせることになる。
したがって、COWコピー先のボリュームをリモートコピー元のボリュームとしてリモートコピーを行う場合、更新部分以外についてはCOWコピー元のボリュームからデータを読み込み、リモートコピー先のボリュームに転送することで、リモートコピーを実現することができる。
ところが、2つ目(2世代)以降のCOWコピー先のボリューム(例えば、ボリュームV3)からリモートサイトの1つのボリューム(例えば、ボリュームV4)へコピーを行う際、リモートコピーのコピー先がそれ以前に開始したリモートコピーのコピー先となっている場合がある。この場合、新たに開始するリモートコピーのコピー先と既存のリモートコピーのコピー先が重複するため、リモートコピー先のボリュームに格納されるデータの整合性が保障されなくなる。
例えば、時点t1のデータが格納されるCOWコピー先のボリュームV2に対して、リモートコピーでリモートサイトのボリュームV4と同期を取っているとする。この状態で、時点t2のデータが格納されるCOWコピー先のボリュームV3から新たに同じリモートサイトのボリュームV4に対してリモートコピーを開始することはできない。
データの整合性を保障するために、例えば、既存のリモートコピーを削除してから、新たにリモートコピーを開始するという方法が考えられる。ただし、この場合、リモートコピーを一からやり直すことになる。このため、COWコピーの実行の合間に行われたCOWコピー元のボリュームへの更新量が如何に小さい場合でもボリューム全体のデータコピーをやり直すことになり、データ転送量が増加してコピー時間の増大を招いてしまう。
また、データの整合性を保障するために、例えば、新たにリモートコピー用のボリュームをリモートサイトに用意するという方法が考えられる。ところが、この場合についても、リモートコピーを一からやり直すことになるデメリットがある。また、COWコピー先のボリュームごとに、リモートサイト側にCOWコピー元と同じサイズのボリュームを作成することになり、リモートサイト側で扱うデータ量が増大してしまう。
そこで、実施の形態では、COWコピー先のボリュームをリモートコピー元のボリュームとしてリモートコピーを行う場合のコピー時間を抑える制御方法について説明する。以下、時点t2におけるストレージ装置100内のボリュームV1のデータを、ストレージ装置110内のボリュームV4にリモートコピーする場合を想定して、ストレージ制御装置101の制御処理例について説明する。
ただし、ストレージ装置100において、時点t1におけるボリュームV1のデータをボリュームV2にコピーする1世代目のCOWコピーが開始され、また、時点t1以降の時点t2におけるボリュームV1のデータをボリュームV3にコピーする2世代目のCOWコピーが開始されているとする。さらに、ストレージ装置110内のボリュームV4には、時点t1におけるボリュームV1のデータがコピーされている、すなわち、初回のリモートコピーが完了しているものとする。
(1)ストレージ制御装置101は、ストレージ装置100内のボリュームV3からストレージ装置110内のボリュームV4へのコピー要求を受け付ける。このコピー要求は、時点t2のボリュームV1のデータのボリュームV4へのコピー要求に相当する。具体的には、例えば、ストレージ制御装置101は、ボリュームV1のデータのバックアップ処理を制御する上位装置からコピー要求を受け付ける。
(2)ストレージ制御装置101は、コピー要求を受け付けたことに応じて、記憶部103に記憶された対応情報Dに基づいて、ボリュームV3から、ボリュームV1とボリュームV2との間で差分が存在する記憶領域に対応するデータを抽出する。ここで、対応情報Dは、ストレージ装置100内のボリュームV1、ボリュームV2およびボリュームV3を対応付ける情報である。
ボリュームV1は、COWコピー元のボリュームである。ボリュームV2は、時点t1におけるボリュームV1のデータを格納するCOWコピー先のボリュームである。ボリュームV3は、時点t2におけるボリュームV1のデータを格納するCOWコピー先のボリュームである。記憶部103は、例えば、ストレージ制御装置101のメモリにより実現される。
ボリュームV1とボリュームV2との間で差分が存在する記憶領域は、時点t1以降に更新が発生した記憶領域であり、ボリュームV2とボリュームV3との間で差分が存在する記憶領域に対応している。そして、ボリュームV2とボリュームV3との間で差分が存在する記憶領域は、ボリュームV3(時点t2におけるボリュームV1)とボリュームV4との間で差分が存在する記憶領域に対応している。
すなわち、ボリュームV1とボリュームV2との間で差分が存在する記憶領域以外の記憶領域に対応するデータについては、ボリュームV4に格納済みである。このため、ストレージ制御装置101は、ボリュームV1とボリュームV2との間で差分が存在する記憶領域に対応するデータをコピー対象として、ボリュームV3から抽出する。
ただし、COWコピー先であるリモートコピー元のボリュームV3には、時点t2以降に更新された更新部分の物理データしか格納されていない。このため、ストレージ制御装置101は、更新部分以外のデータをボリュームV3から抽出する場合には、COWコピー元のボリュームV1からデータを読み込む。
(3)ストレージ制御装置101は、抽出したデータをストレージ装置110に送信する。具体的には、例えば、ストレージ制御装置101は、抽出したデータをストレージ装置110内のストレージ制御装置111に送信する。この結果、ストレージ装置110において、ストレージ制御装置111により、ボリュームV4にデータが記憶され、時点t2におけるボリュームV1のデータがボリュームV4にコピーされる。
なお、リモートサイトのストレージ装置110にコピーしたデータは、例えば、可搬性やコストの観点から、磁気テープ121を有するテープ装置120へコピーされる。この場合、リモートサイトのストレージ装置110上のリモートコピー先のボリュームV4はテープ装置120へデータを吸い上げるまでの一時的な格納先となる。
このように、実施の形態にかかるストレージ制御装置101によれば、ボリュームV3からボリュームV4へのコピー要求に応じて、ボリュームV3から、ボリュームV1とボリュームV2との間で差分が存在する記憶領域に対応するデータを抽出することができる。また、ストレージ制御装置101によれば、抽出したデータをストレージ装置110に送信することができる。
これにより、リモートコピー更新時に、最新世代のCOWコピー先であるリモートコピー元から、1世代前のCOWコピーの更新差分に対応するデータをコピー対象として抽出でき、コピー時間を1世代前のCOWコピーの更新差分量に応じた時間に抑えることができる。この結果、COWコピー元のボリュームへの更新量が小さくてもボリューム全体のデータコピーをやり直す場合に比べて、ストレージ装置100,110間のデータ転送量を削減してコピー時間を短縮することができる。
以下、実施の形態にかかるストレージ制御装置101の実施例について説明する。なお、実施の形態で説明した箇所と同様の箇所については説明を省略する。
(システム200のシステム構成例)
図2は、システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、システム200は、ストレージ装置201と、ストレージ装置202と、業務サーバ203と、バックアップサーバ204と、を含む。システム200において、ストレージ装置201、ストレージ装置202、業務サーバ203およびバックアップサーバ204は、有線または無線のネットワーク210によって接続される。ネットワーク210は、例えば、SAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ストレージ装置201,202は、データを記憶するコンピュータである。例えば、ストレージ装置201,202は、記憶すべきデータと障害回復のための冗長データを複数のハードディスクドライブに分散して格納するRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)装置である。
ストレージ装置201は、コピー元のストレージ装置であり、コピー情報管理テーブル220、擬似ボリューム管理テーブル230および差分ビットマップテーブル240を有する。また、ストレージ装置202は、コピー先のストレージ装置である。コピー情報管理テーブル220および擬似ボリューム管理テーブル230の記憶内容については、図5および図6を用いて後述する。
なお、実施の形態で説明したストレージ装置100,110は、例えば、ストレージ装置201,202にそれぞれ対応する。また、実施の形態で説明した対応情報Dは、例えば、擬似ボリューム管理テーブル230に対応する。
業務サーバ203は、業務用のアプリケーションがインストールされたコンピュータであり、ストレージ装置201,202に対してWRITE要求やREAD要求を発行する。バックアップサーバ204は、バックアップ用のアプリケーションがインストールされたコンピュータであり、ストレージ装置201,202上のボリューム間のコピーを制御する。
以下の説明では、コピー元のストレージ装置201を「ローカルサイト」と表記し、コピー先のストレージ装置202を「リモートサイト」と表記する場合がある。
(ストレージ装置201,202の装置構成例)
つぎに、ストレージ装置201,202の装置構成例について説明する。ここでは、ストレージ装置201,202のうちのストレージ装置201を例に挙げて説明する。
図3は、ストレージ装置201の装置構成例を示す説明図である。図3において、ストレージ装置201は、PU(Processor Unit)#1,PU#2と、SU(Storage Unit)#1と、SW(Switch)#1,SW#2と、を含む。
ここで、PU#1,PU#2は、SU#1を制御するコンピュータであり、例えば、図2に示した業務サーバ203からSU#1に対するアクセスを受け付け、受け付けたアクセスを処理する。また、PU#1は、PU#2を管理し、ストレージ装置全体を制御するマスタ制御部として動作する。実施の形態で説明したストレージ制御装置101は、例えば、PU#1に相当する。
SU#1は、ストレージを有し、ストレージに対するI/Oを制御するコンピュータである。ストレージは、一以上の記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、磁気テープなどの物理的な記憶装置であってもよく、また、論理的な記憶装置であるLUNであってもよい。SU#1では、例えば、複数の記憶装置をまとめて一つの記憶装置とするRAIDグループが形成される。実施の形態で説明した記憶装置102は、例えば、SU#1に相当する。
SW#1,SW#2は、スイッチング機能を有するコンピュータである。SW#1,#2は、受信したデータの宛先に対応する経路(ポート)を選択してデータを中継する。ストレージ装置201では、例えば、冗長化されたSW#1,SW#2を介してPU#1,PU#2とSU#1がフルメッシュ接続される。
なお、図3では、ストレージ装置201が2つのPUを含む場合を例に挙げて説明したが、1以上であれば幾つのPUを含んでいてもよい。
(PU等のハードウェア構成例)
つぎに、図3に示したストレージ装置201のPU、SU、SW等(ここでは、単に「PU等」と称する)のハードウェア構成例について説明する。
図4は、PU等のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、PU等は、CPU(Central Processing Unit)401と、メモリ402と、I/F(Interface)403と、を有する。また、各構成部はバス410によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、PU等の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。より具体的には、例えば、フラッシュROMがOS(Operating System)やファームウェアなどのプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されているプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させることになる。
I/F403は、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。具体的には、例えば、I/F403は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、I/F403は、ネットワークと内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
(コピー情報管理テーブル220の記憶内容)
つぎに、コピー元のストレージ装置201が有するコピー情報管理テーブル220の記憶内容について説明する。コピー情報管理テーブル220は、例えば、図4に示したPU#1のメモリ402に記憶される。
図5は、コピー情報管理テーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、コピー情報管理テーブル220は、コピー元ボリューム番号およびコピー先ボリューム番号のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、コピー情報(例えば、コピー情報500−1)がレコードとして記憶される。
ここで、コピー元ボリューム番号は、コピー元のボリュームを識別する情報(例えば、装置識別子、LUNV番号、開始位置など)である。また、コピー先ボリューム番号は、コピー先のボリュームを識別する情報である。例えば、コピー情報500−1は、コピー元ボリューム番号「0x01」およびコピー先ボリューム番号「0x11」を示す。
なお、図示は省略するが、コピー情報管理テーブル220には、コピー元ボリューム番号およびコピー先ボリューム番号のほかに、コピーサイズや差分ビットマップテーブル240のアドレス情報などがコピー情報として記憶される。
(擬似ボリューム管理テーブル230の記憶内容)
つぎに、コピー元のストレージ装置201が有する擬似ボリューム管理テーブル230の記憶内容について説明する。擬似ボリューム管理テーブル230は、例えば、図4に示したPU#1のメモリ402に記憶される。
図6は、擬似ボリューム管理テーブル230の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、擬似ボリューム管理テーブル230は、擬似ボリューム番号と、最新世代のボリューム番号と、1つ前のコピー先ボリューム番号とを対応付けて記憶する。
ここで、擬似ボリューム番号は、擬似ボリュームを識別する情報(例えば、LUNV番号)である。擬似ボリュームは、1つのCOWコピー元のボリュームについて1つ定義される擬似的なボリュームである。擬似ボリュームは、実体を持たず、最新となるCOWコピー先のボリュームへのリンクとして定義される。
なお、COWコピーとは、上述したように、Copy−On−Writeのコピーである。COWコピーでは、あるデータのCOWコピー要求が発生した場合に、すぐにデータのコピーを実行せずに、コピーデータとしてオリジナルのデータを参照させ、データの更新(書き込み)が発生した時点で、空き領域を確保してデータのコピーを実行する。
最新世代のボリューム番号は、最新のCOWコピー先のボリュームを識別する情報(例えば、LUNV番号、開始位置、サイズなど)である。1つ前のコピー先ボリューム番号は、1つ前のCOWコピー先のボリュームを識別する情報(例えば、LUNV番号、開始位置、サイズなど)である。ただし、ここでは、ボリュームの開始位置やサイズなどの情報の図示は省略する。
図6の例では、擬似ボリューム管理テーブル230は、擬似ボリューム番号「0x100」と、最新世代のボリューム番号「0x11」と、1つ前のコピー先ボリューム番号「−(NULL)」との対応関係を示す。ただし、最新のCOWコピー先のボリュームが1世代目のボリュームのため、1つ前のコピー先ボリューム番号は「−」となっている。
(差分ビットマップテーブル240の更新例)
つぎに、差分ビットマップテーブル240の更新例について説明する。まず、ボリューム間のCOWコピーを行う場合の差分ビットマップテーブル240の更新例について説明する。
図7は、差分ビットマップテーブル240の更新例を示す説明図(その1)である。図7において、差分ビットマップテーブル240は、コピー対象領域(コピー元のボリューム)を一定のサイズ単位で分割した区画ごとの差分ビットを示す。ここで、差分ビットは、1ビットの情報であり、区画ごとのボリューム間の差分の有無を表現する。
コピー対象領域を分割する単位サイズは、例えば、ストレージ装置201の設定により任意に変更可能である。COWコピーの場合、コピーを開始した時点では、各区画の差分ビットを「0」とする。コピー元のある区画のいずれかの領域に対するWRITE要求があり、コピー先の区画に対する元データの退避が完了した時点で、その区画の差分ビットを「1」とする。
ここでは、説明を簡単にするため、コピー対象領域を4区間に分割する場合を例に挙げて説明する。また、差分ビットマップテーブル240の左上の差分ビットを区画1の差分ビットとし、右上の差分ビットを区画2の差分ビットとし、左下の差分ビットを区画3の差分ビットとし、右下の差分ビットを区画4の差分ビットと表記する場合がある。
図7の例では、コピー元の区画2のデータbがデータeに更新され、データbがコピー先の区画2に退避されたため、区画2の差分ビットが「1」に変更されている。また、コピー元の区画3のデータcがデータfに更新され、データcがコピー先の区画3に退避されたため、区画3の差分ビットが「1」に変更されている。
つぎに、ボリューム間のリモートコピーを行う場合の差分ビットマップテーブル240の更新例について説明する。
図8は、差分ビットマップテーブル240の更新例を示す説明図(その2)である。リモートコピーの場合、初期コピー時、もしくは、コピー元のある区画のいずれかの領域に対するWRITE要求があり差分が発生した時点で、その区画の差分ビットを「1」とする。また、コピー先の区画に対する元データの格納が完了した時点で、その区画の差分ビットを「0」とする。
図8に示す(コピー完了時)の例では、コピー元の区画1〜区画4のデータa〜データdのコピー先の区画1〜区画4に対する格納が完了したため、区画1〜区画4の差分ビットが「0」に変更されている。
図8に示す(コピー元更新時)の例では、コピー元の区画2のデータbがデータeに更新された後、データeがコピー先の区画2に格納されたため、区画2の差分ビットが「0」に変更されている。一方、コピー元の区画3のデータcがデータfに更新された後、データfがコピー先の区画3に格納されていないため、区画3の差分ビットは「1」のままである。
(PU#1の機能的構成例)
つぎに、ストレージ装置201のPU#1の機能的構成例について説明する。
図9は、PU#1の機能的構成例を示すブロック図である。図9において、PU#1は、受付部901と、コピー制御部902と、送信部903と、を含む構成である。受付部901〜送信部903は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図4に示したPU#1のメモリ402に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F403により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ402に記憶される。
受付部901は、バックアップサーバ204からCOWコピー要求を受け付ける機能を有する。ここで、COWコピー要求は、ストレージ装置201内のボリューム間のCOWコピーの開始を要求するものである。COWコピー要求には、COWコピー元のボリュームとCOWコピー先のボリュームを識別する情報(例えば、ボリューム番号)が含まれる。
コピー制御部902は、COWコピー要求を受け付けたことに応じて、COWコピー要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを開始する機能を有する。例えば、まず、コピー制御部902は、COWコピーの差分ビットマップテーブル用のメモリ領域をメモリ402に確保する。
つぎに、コピー制御部902は、COWコピー要求を参照して、コピー情報管理テーブル220内の各フィールドに、コピー元ボリューム番号およびコピー先ボリューム番号を設定する。そして、コピー制御部902は、COWコピー元のボリュームに対するWRITE要求の監視を開始する。
また、コピー制御部902は、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームを作成する機能を有する。例えば、まず、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームが定義されているか否かを判断する。
ここで、擬似ボリュームが未定義の場合、コピー制御部902は、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームを一意に識別可能な擬似ボリューム番号を定義する。そして、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230内の各フィールドに、擬似ボリューム番号、最新世代のボリューム番号および1つ前のコピー先ボリューム番号を設定する。最新世代のボリューム番号は、COWコピー先のボリュームのボリューム番号である。1つ前のコピー先ボリューム番号は、擬似ボリュームが未定義の場合は存在しない。
一方、擬似ボリュームが定義されている場合、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230の最新世代のボリューム番号を1つ前のコピー先ボリューム番号に設定する。そして、コピー制御部902は、COWコピー先のボリュームのボリューム番号を最新世代のボリューム番号に設定する。
送信部903は、バックアップサーバ204にCOWコピー応答を送信する機能を有する。ここで、COWコピー応答は、要求されたCOWコピーの開始を通知するためのものである。COWコピー応答には、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームを一意に識別可能な擬似ボリューム番号が含まれる。
受付部901は、業務サーバ203からCOWコピー元のボリュームに対するWRITE要求を受け付ける機能を有する。WRITE要求には、COWコピー元のボリューム内のいずれかの記憶領域(ブロック)に書き込むデータが含まれる。
コピー制御部902は、WRITE要求を受け付けたことに応じて、WRITE処理を実行する機能を有する。例えば、まず、コピー制御部902は、コピー情報管理テーブル220から、COWコピー元のボリュームのボリューム番号がコピー元ボリューム番号に設定されたコピー情報を取得する。
そして、コピー制御部902は、取得したコピー情報の差分ビットマップテーブル240のアドレス情報を参照して、メモリ402から差分ビットマップテーブル240を取得する。つぎに、コピー制御部902は、取得した差分ビットマップテーブル240を参照して、WRITE要求の対象区画の差分ビットを特定する。
ここで、差分ビットが「0」の場合、データ退避未実施のため、コピー制御部902は、COWコピー先のボリュームに、COWコピー元のボリュームの該当ブロックのデータを退避して、対象区画の差分ビットを「1」に変更する。そして、コピー制御部902は、要求されたWRITE処理を実行する。一方、差分ビットが「1」の場合は、データ退避済みのため、コピー制御部902は、データの退避を行わず、要求されたWRITE処理を実行する。
送信部903は、業務サーバ203にWRITE応答を送信する機能を有する。ここで、WRITE応答は、要求されたWRITE処理の完了を通知するためのものである。
受付部901は、バックアップサーバ204からリモートコピー要求を受け付ける機能を有する。ここで、リモートコピー要求は、ストレージ装置201とストレージ装置202との間のボリューム間のリモートコピーの開始を要求するものである。リモートコピー要求には、リモートコピー元のボリュームとリモートコピー先のボリュームを識別する情報が含まれる。
例えば、リモートコピー元のボリュームを識別する情報は、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームの擬似ボリューム番号を含む。また、リモートコピー先のボリュームを識別する情報は、例えば、リモートコピー先のボリュームのボリューム番号を含む。
コピー制御部902は、リモートコピー要求を受け付けたことに応じて、リモートコピー要求で指定されたボリューム間のリモートコピーを開始する機能を有する。例えば、まず、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、リモートコピー元のボリュームが擬似ボリュームか否かを判断する。
ここで、擬似ボリュームでない場合、コピー制御部902は、リモートコピー要求で指定されたボリューム間のリモートコピーを開始する。一方、擬似ボリュームの場合、コピー制御部902は、コピー情報管理テーブル220を参照して、既存リモートコピーが存在するか否かを判断する。
既存リモートコピーは、最新世代のボリュームをリモートコピー元のボリュームとし、リモートコピー要求で指定されたコピー先のボリュームをリモートコピー先のボリュームとするリモートコピーである。ここで、既存リモートコピーが存在しない場合、コピー制御部902は、リモートコピー要求で指定されたボリューム間のリモートコピーを開始する。
一方、既存リモートコピーが存在する場合、コピー制御部902は、既存リモートコピーの差分ビットマップテーブル240を取得する。そして、コピー制御部902は、全てのデータがコピーされたか否かを判断する(全ての差分ビットが「0」)。ここで、全てのデータがコピーされていない場合、コピー制御部902は、全てのデータがコピーされるまで待つ。
そして、全てのデータがコピーされた場合、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、1つ前のコピー先のボリュームをCOWコピー先のボリュームとするCOWコピーのコピー情報をコピー情報管理テーブル220から取得する。つぎに、コピー制御部902は、取得したコピー情報を参照して、COWコピーの差分ビットマップテーブル240を取得する。
そして、コピー制御部902は、取得した差分ビットマップテーブル240を複製することにより、リモートコピーの差分反映用の差分ビットマップテーブル240を作成する。つぎに、コピー制御部902は、コピー情報管理テーブル220から既存リモートコピーのコピー情報を削除することにより、既存リモートコピーを削除する。
そして、コピー制御部902は、作成した差分反映用の差分ビットマップテーブル240を参照して、リモートコピー要求で指定されたボリューム間のリモートコピーを開始する。具体的には、例えば、コピー制御部902は、差分反映用の差分ビットマップテーブル240を参照して、差分が存在する区画、すなわち、差分ビットが「1」である区画を特定し、特定した区画についてのデータ転送を行う。そして、コピー制御部902は、データ転送が完了した区画について、差分ビットマップテーブル240内の差分ビットを「0」に変更する。
また、コピー制御部902は、正常にリモートコピーが起動できた場合、コピー情報管理テーブル220にリモートコピーのコピー情報を記録する。
送信部903は、バックアップサーバ204にリモートコピー応答を送信する機能を有する。ここで、リモートコピー応答は、要求されたリモートコピーの開始を通知するためのものである。
受付部901は、バックアップサーバ204からCOWコピー停止要求を受け付ける機能を有する。ここで、COWコピー停止要求は、ストレージ装置201内のボリューム間のCOWコピーの停止を要求するものである。COWコピー停止要求には、COWコピー元のボリュームとCOWコピー先のボリュームを識別する情報(例えば、ボリューム番号)が含まれる。
コピー制御部902は、COWコピー停止要求を受け付けたことに応じて、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する機能を有する。例えば、まず、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、COWコピー停止要求で指定されたCOWコピーのCOWコピー先のボリュームが、最新世代のボリュームとして設定されているか否かを判断する。
ここで、最新世代のボリュームとして設定されていない場合、コピー制御部902は、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する。一方、ここで、最新世代のボリュームとして設定されている場合、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、1つ前のコピー先ボリューム番号が設定されているか否かを判断する。
ここで、1つ前のコピー先ボリューム番号が設定されていない場合、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230内の情報(該当する擬似ボリュームの情報)を削除する。そして、コピー制御部902は、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する。
一方、1つ前のコピー先ボリューム番号が設定されている場合、コピー制御部902は、コピー情報管理テーブル220を参照して、1つ前のボリュームをCOWコピー先のボリュームとするCOWコピーのコピー情報があるか否かを判断する。
ここで、コピー情報がない場合、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230内の情報(該当する擬似ボリュームの情報)を削除する。そして、コピー制御部902は、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する。
一方、コピー情報がある場合、コピー制御部902は、擬似ボリューム管理テーブル230の最新世代のボリューム番号を、1つ前のコピー先ボリューム番号で更新し、1つ前のコピー先ボリューム番号を「−」とする。そして、コピー制御部902は、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する。
また、コピー制御部902は、COWコピーの停止が正常に動作した場合、停止したCOWコピーの差分ビットマップテーブル用のメモリ領域を解放する。そして、コピー制御部902は、コピー情報管理テーブル220から、停止したCOWコピーのコピー情報を削除する。
送信部903は、バックアップサーバ204にCOWコピー停止応答を送信する機能を有する。ここで、COWコピー停止応答は、停止要求されたCOWコピーの停止を通知するためのものである。
(ストレージ装置201の制御処理例)
つぎに、図10〜図15を用いて、擬似ボリュームを用いたストレージ装置201の制御処理について説明する。
図10〜図15は、ストレージ装置201の制御処理例を示す説明図である。(10−1)PU#1は、バックアップサーバ204からCOWコピー要求を受け付けたことに応じて、ストレージ装置201上でのボリューム間のCOWコピーを開始する(図10参照)。
ここでは、COWコピー元のボリュームのボリューム番号を「0x01」とし、COWコピー先のボリュームのボリューム番号を「0x11」とする。この場合、PU#1は、コピー情報管理テーブル220の各フィールドにコピー元ボリューム番号「0x01」およびコピー先ボリューム番号「0x11」を設定する。これにより、コピー情報管理テーブル220にコピー情報500−1がレコードとして記憶される。
以降において、COWコピー元のボリュームに対するWRITE要求があった場合は、PU#1は、COWコピー先のボリュームに元のデータをコピーしてから、COWコピー元のボリュームにデータを書き込む。また、PU#1は、実行したコピーの差分情報を差分ビットマップテーブル240に記録する(差分ビットの更新)。
なお、以下の説明では、ボリューム番号「0xXX」のボリュームを「ボリューム(0xXX)」と表記する場合がある。
(10−2)PU#1は、COWコピーの開始処理後、COWコピー元のボリュームについての擬似ボリュームの作成/更新処理を行う(図11参照)。例えば、PU#1は、コピー情報管理テーブル220および擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、COWコピー元のボリューム(0x01)についての擬似ボリュームが存在するか否かを判断する。
ここで、擬似ボリュームが存在しない場合、PU#1は、COWコピー元のボリューム(0x01)についての擬似ボリューム(0x100)を作成する。この場合、PU#1は、コピー情報管理テーブル220の各フィールドにコピー元ボリューム番号「0x01」およびコピー先ボリューム番号「0x100」を設定する。これにより、コピー情報管理テーブル220にコピー情報500−2がレコードとして記憶される。
また、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230に、擬似ボリューム番号「0x100」と、最新世代のボリューム番号「0x11」と、1つ前のコピー先ボリューム番号「−」とを対応付けて記憶する。
また、PU#1は、バックアップサーバ204にCOWコピー応答を送信する。COWコピー応答は、上述したように、バックアップサーバ204からのCOWコピー要求に対して、COWコピー開始の成功を通知するためのものである。COWコピー応答には、擬似ボリュームのボリューム番号「0x100」が含まれる。
以降において、バックアップサーバ204は、ストレージ装置201,202間でボリューム(0x01)のリモートコピーを行う際に、擬似ボリュームのボリューム番号「0x100」を、リモートコピー元のボリューム番号として指定する。
(10−3)PU#1は、バックアップサーバ204からリモートコピー要求(開始要求)を受け付けたことに応じて、コピー先のストレージ装置202へのリモートコピーを開始する(図12参照)。ここでは、リモートコピー元のボリュームのボリューム番号を「0x100」とし、リモートコピー先のボリュームのボリューム番号を「0x21」とする。
具体的には、例えば、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、最新世代のボリューム番号から特定されるボリューム(0x11)を、リモートコピー元のボリュームとして、リモートコピー先のボリューム(0x21)へのリモートコピーを実施する。
この際、PU#1は、COWコピー元のボリューム(0x01)とCOWコピー先のボリューム(0x11)の差分ビットマップテーブル240から差分情報(差分ビット)を取得する。そして、PU#1は、更新があった箇所はCOWコピー先のボリューム(0x11)から、それ以外はCOWコピー元のボリューム(0x01)からデータを読み出して、ストレージ装置202に転送する。
(10−4)PU#1は、リモートコピーの開始処理後、コピー情報管理テーブル220の各フィールドにコピー元ボリューム番号「0x11」およびコピー先ボリューム番号「0x21」を設定する(図13参照)。これにより、コピー情報管理テーブル220にコピー情報500−3がレコードとして記憶される。
さらに、PU#1は、コピー情報管理テーブル220の各フィールドにコピー元ボリューム番号「0x100」およびコピー先ボリューム番号「0x21」を設定する。これにより、コピー情報管理テーブル220にコピー情報500−4がレコードとして記憶される。
(10−5)PU#1は、バックアップサーバ204からCOWコピー要求を受け付けたことに応じて、2世代目のCOWコピーを開始する(図14参照)。ここでは、COWコピー元のボリュームのボリューム番号を「0x01」とし、COWコピー先のボリュームのボリューム番号を「0x12」とする。
この場合、PU#1は、例えば、コピー情報管理テーブル220の各フィールドにコピー元ボリューム番号「0x01」およびコピー先ボリューム番号「0x12」を設定する。これにより、コピー情報管理テーブル220にコピー情報500−5がレコードとして記憶される。
また、PU#1は、コピー情報管理テーブル220および擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、COWコピー元のボリューム(0x01)についての擬似ボリュームが存在するか否かを判断する。
ここで、擬似ボリュームが存在する場合、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を更新する。具体的には、例えば、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230の最新世代のボリューム番号を「0x12」に、1つ前のコピー先ボリューム番号を「0x11」に更新する。
(10−6)PU#1は、バックアップサーバ204からリモートコピー要求(更新要求)を受け付けたことに応じて、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、1つ前のコピー先ボリューム番号「0x11」を特定する(図15参照)。つぎに、PU#1は、1つ前のコピー先ボリューム番号のボリューム(0x11)をコピー元とするリモートコピーのコピー情報500−3をコピー情報管理テーブル220から削除する。
そして、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、最新世代のボリューム番号から特定されるボリューム(0x12)を、リモートコピー元のボリュームとして、リモートコピー先のボリューム(0x21)へのリモートコピーを開始する。この際、PU#1は、COWコピー元のボリューム(0x01)から1つ前のCOWコピー先のボリューム(0x11)への更新差分を参照し、更新があった部分のみをリモートコピーのコピー対象として管理する。
また、PU#1は、コピー情報管理テーブル220の各フィールドにコピー元ボリューム番号「0x12」およびコピー先ボリューム番号「0x21」を設定する。これにより、コピー情報管理テーブル220にコピー情報500−6がレコードとして記憶される。
以降において、PU#1は、同じCOWコピー元のボリューム(0x01)に対して、新たなCOWコピー要求があれば、上記(10−5)と同様の処理を行い、新たなリモートコピー要求(更新要求)があれば、上記(10−6)と同様の処理を行う。
これにより、COWコピー先からのカスケードとなるリモートコピー更新時の物理コピーを、COWコピー元のボリュームへの更新差分量に応じた時間に短縮することができる。また、最新世代のリモートコピーを実行する際、ストレージ装置側でリモートコピーの切り替え処理が行われるため、バックアップサーバ204およびユーザによる切替操作が不要となり、常に同じリモートコピー元/コピー先のボリュームを指定してリモートコピーの更新指示を出すだけでよく、ユーザの操作が簡易になる。
(リモートコピーの差分反映例)
つぎに、図16〜図21を用いて、リモートコピーの差分反映例について説明する。
図16〜図21は、リモートコピーの差分反映例を示す説明図である。図16に示す(16−1)において、ボリューム(0x01)とボリューム(0x11)との間のCOWコピーが完了し、また、ボリューム(0x11)とボリューム(0x21)との間のリモートコピーが完了している。
ここで、ボリューム(0x01)は、COWコピー元のボリュームであり、日曜日の夜の時点のデータを記憶している。ボリューム(0x11)は、1世代目のCOWコピー先のボリュームであり、日曜日のデータを記憶する。ただし、この時点では、ボリューム(0x11)は空である。
また、ボリューム(0x11)は、リモートコピー元のボリュームである。ボリューム(0x21)は、リモートコピー先のボリュームであり、リモートコピーが完了して、日曜日のデータを記憶している。ただし、リモートコピーは、擬似ボリュームのボリューム番号「0x100」を、リモートコピー元のボリューム番号として指定して行われたものである(0x100⇒0x21)。
また、差分ビットマップテーブル240aは、ボリューム(0x01)とボリューム(0x11)との間の区画ごとの差分の有無を示す。また、差分ビットマップテーブル240bは、ボリューム(0x11)とボリューム(0x21)との間の区画ごとの差分の有無を示す。
図17に示す(16−2)において、月曜日の昼に、ボリューム(0x01)の区画2のデータbがデータeに更新され、ボリューム(0x01)の区画3のデータcがデータfに更新されている。この場合、PU#1は、差分ビットマップテーブル240aの区画2の差分ビットを「1」に変更し、区画3の差分ビットを「1」に変更する。
図18に示す(16−3)において、月曜日の夜に月曜日分のCOWコピー要求(0x01⇒0x12)を受け付けたことに応じて、ボリューム(0x01)とボリューム(0x12)との間でCOWコピーが行われている。ここで、ボリューム(0x01)は、COWコピー元のボリュームであり、月曜日の夜の時点のデータを記憶している。
ボリューム(0x12)は、2世代目のCOWコピー先のボリュームであり、月曜日のデータを記憶する。ただし、この時点では、ボリューム(0x12)は空である。また、差分ビットマップテーブル240cは、ボリューム(0x01)とボリューム(0x12)との間の区画ごとの差分の有無を示す。
図19に示す(16−4)において、月曜日の夜に、バックアップサーバ204からリモートコピー要求(更新要求)を受け付けた場合を想定する。この場合、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、1つ前のCOWコピー先のボリューム(0x11)を特定する。
つぎに、PU#1は、コピー情報管理テーブル220を参照して、1つ前のCOWコピー先のボリューム(0x11)から、指定されたリモートコピー先のボリューム(0x21)への既存リモートコピー(0x11⇒0x21)が存在するか否かを判断する。
ここで、既存リモートコピー(0x11⇒0x21)が存在する場合、PU#1は、差分ビットマップテーブル240bを参照して、既存リモートコピー(0x11⇒0x21)の全てのデータ転送が完了(全差分ビットが「0」)しているか否かを判断する。
ここで、全てのデータ転送が完了している場合、PU#1は、コピー情報管理テーブル220から、1つ前のCOWコピー先のボリューム(0x11)のボリューム番号がコピー先ボリューム番号に設定されたコピー情報500−1を検索する。つぎに、PU#1は、コピー情報500−1のアドレス情報を参照して、差分ビットマップテーブル240aを取得する。
そして、PU#1は、取得した差分ビットマップテーブル240aを複製することにより、リモートコピーの差分反映用の差分ビットマップテーブル240dを作成する。差分ビットマップテーブル240dは、この時点のボリューム(0x01)とボリューム(0x11)との間の区画ごとの差分の有無を示す。
図20に示す(16−5)において、PU#1は、コピー情報管理テーブル220から、既存リモートコピー(0x11⇒0x21)のコピー情報500−3を削除する。そして、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、最新世代のCOWコピー先のボリューム(0x12)からリモートコピー先のボリューム(0x21)へのリモートコピーを開始する。
この際、PU#1は、上記(16−4)で作成したリモートコピーの差分反映用の差分ビットマップテーブル240dを参照して、差分が存在する区画(差分ビットが「1」)を特定する。つぎに、PU#1は、差分ビットマップテーブル240cを参照して、ボリューム(0x01)またはボリューム(0x12)から、特定した区画に対応するデータを抽出する。
例えば、差分ビットが「0」の区画については、PU#1は、ボリューム(0x01)から、該区画に対応するデータを抽出する。一方、差分ビットが「1」の区画については、PU#1は、ボリューム(0x12)から、該区画に対応するデータを抽出する。そして、PU#1は、抽出したデータについてのデータ転送を行う。
図21に示す(16−6)において、PU#1は、差分が存在する区画についてのデータ転送を行った結果、データ転送が完了した区画について、差分ビットマップテーブル240d内の差分ビットを「0」に変更する。そして、PU#1は、差分ビットマップテーブル240d内の全ての差分ビットが「0」になった時点で、月曜日分の差分反映を完了する。
(ストレージ装置201のPU#1の各種処理手順)
つぎに、ストレージ装置201のPU#1の各種処理手順について説明する。まず、ストレージ装置201のPU#1のCOWコピー開始処理手順について説明する。
<COWコピー開始処理手順>
図22は、ストレージ装置201のPU#1のCOWコピー開始処理手順の一例を示すフローチャートである。図22のフローチャートにおいて、まず、PU#1は、バックアップサーバ204からCOWコピー要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2201)。
ここで、PU#1は、COWコピー要求を受け付けるのを待つ(ステップS2201:No)。そして、COWコピー要求を受け付けた場合(ステップS2201:Yes)、PU#1は、要求されたCOWコピーの差分ビットマップテーブル用のメモリ領域をメモリ402に確保する(ステップS2202)。
つぎに、PU#1は、COWコピー要求を参照して、コピー情報管理テーブル220内の各フィールドに、コピー元ボリューム番号およびコピー先ボリューム番号を設定することによりコピー情報を記録する(ステップS2203)。そして、PU#1は、COWコピー元のボリュームに対するWRITE要求の監視を開始する(ステップS2204)。
つぎに、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームが定義されているか否かを判断する(ステップS2205)。
ここで、擬似ボリュームが未定義の場合(ステップS2205:No)、PU#1は、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームを一意に識別可能な擬似ボリューム番号を定義する(ステップS2206)。なお、1つ前のコピー先ボリューム番号は「−」である。
そして、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230内の各フィールドに、擬似ボリューム番号および最新世代のボリューム番号を設定して(ステップS2207)、ステップS2209に移行する。
一方、擬似ボリュームが定義済みの場合(ステップS2205:Yes)、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230の最新世代のボリューム番号および1つ前のコピー先ボリューム番号を更新する(ステップS2208)。
そして、PU#1は、バックアップサーバ204にCOWコピー応答を送信して(ステップS2209)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、バックアップサーバ204からのCOWコピー要求に応じて、要求されたCOWコピーを開始することができる。
<WRITE処理手順>
つぎに、ストレージ装置201のPU#1のWRITE処理手順について説明する。
図23は、ストレージ装置201のPU#1のWRITE処理手順の一例を示すフローチャートである。図23のフローチャートにおいて、まず、PU#1は、業務サーバ203からCOWコピー元のボリュームに対するWRITE要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2301)。
ここで、PU#1は、WRITE要求を受け付けるのを待つ(ステップS2301:No)。そして、WRITE要求を受け付けた場合(ステップS2301:Yes)、PU#1は、コピー情報管理テーブル220から、COWコピー元のボリュームのボリューム番号がコピー元ボリューム番号に設定されたコピー情報を取得する(ステップS2302)。
つぎに、PU#1は、取得したコピー情報の差分ビットマップテーブル240のアドレス情報を参照して、差分ビットマップテーブル240をメモリ402から取得する(ステップS2303)。そして、PU#1は、取得した差分ビットマップテーブル240を参照して、WRITE要求の対象区画の差分ビットを特定する(ステップS2304)。
つぎに、PU#1は、特定した差分ビットが「0」であるか否かを判断する(ステップS2305)。ここで、差分ビットが「1」の場合(ステップS2305:No)、PU#1は、ステップS2308に移行する。
一方、差分ビットが「0」の場合(ステップS2305:Yes)、PU#1は、COWコピー元のボリュームの対象区画のデータをCOWコピー先のボリュームに退避する(ステップS2306)。そして、PU#1は、差分ビットマップテーブル240内のWRITE要求の対象区画の差分ビットを「1」に変更する(ステップS2307)。
つぎに、PU#1は、要求されたWRITE処理を実行する(ステップS2308)。そして、PU#1は、業務サーバ203にWRITE応答を送信して(ステップS2309)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、業務サーバ203からのWRITE要求に応じて、データ退避未実施の場合にCOWコピー元のボリュームの対象区画のデータをCOWコピー先のボリュームに退避することができるとともに、要求されたWRITE処理を実行することができる。
<リモートコピー開始処理手順>
つぎに、ストレージ装置201のPU#1のリモートコピー開始処理手順について説明する。
図24および図25は、ストレージ装置201のPU#1のリモートコピー開始処理手順の一例を示すフローチャートである。図24のフローチャートにおいて、まず、PU#1は、バックアップサーバ204からリモートコピー要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2401)。
ここで、PU#1は、リモートコピー要求を受け付けるのを待つ(ステップS2401:No)。そして、リモートコピー要求を受け付けた場合(ステップS2401:Yes)、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、リモートコピー元のボリュームが擬似ボリュームか否かを判断する(ステップS2402)。
ここで、擬似ボリュームでない場合(ステップS2402:No)、PU#1は、リモートコピー要求で指定されたボリューム間のリモートコピーを開始する(ステップS2403)。そして、PU#1は、バックアップサーバ204にリモートコピー応答を送信して(ステップS2404)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2402において、擬似ボリュームの場合(ステップS2402:Yes)、PU#1は、コピー情報管理テーブル220を参照して、既存リモートコピーが存在するか否かを判断する(ステップS2405)。
なお、既存リモートコピーは、最新世代のボリュームをリモートコピー元のボリュームとし、リモートコピー要求で指定されたコピー先のボリュームをリモートコピー先のボリュームとするリモートコピーである。
ここで、既存リモートコピーが存在しない場合(ステップS2405:No)、PU#1は、ステップS2403に移行する。
一方、既存リモートコピーが存在する場合(ステップS2405:Yes)、既存リモートコピーの差分ビットマップテーブル240をメモリ402から取得する(ステップS2406)。そして、PU#1は、取得した差分ビットマップテーブル240を参照して、既存リモートコピーが完了しているか否かを判断する(ステップS2407)。
ここで、既存リモートコピーが完了していない場合(ステップS2407:No)、PU#1は、ステップS2406に戻る。一方、既存リモートコピーが完了している場合(ステップS2407:Yes)、PU#1は、図25に示すステップS2501に移行する。
図25のフローチャートにおいて、まず、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、1つ前のコピー先のボリュームをCOWコピー先のボリュームとするCOWコピーのコピー情報をコピー情報管理テーブル220から取得する(ステップS2501)。
つぎに、PU#1は、取得したコピー情報を参照して、COWコピーの差分ビットマップテーブル240をメモリ402から取得する(ステップS2502)。そして、PU#1は、取得した差分ビットマップテーブル240を複製することにより、リモートコピーの差分反映用の差分ビットマップテーブル240を作成する(ステップS2503)。
つぎに、PU#1は、コピー情報管理テーブル220から既存リモートコピーのコピー情報を削除することにより、既存リモートコピーを削除する(ステップS2504)。そして、PU#1は、作成した差分反映用の差分ビットマップテーブル240を参照して、リモートコピー要求で指定されたボリューム間のリモートコピーを開始する(ステップS2505)。
つぎに、PU#1は、コピー情報管理テーブル220に、開始したリモートコピーのコピー情報を記録する(ステップS2506)。そして、PU#1は、バックアップサーバ204にリモートコピー応答を送信して(ステップS2507)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、バックアップサーバ204からのリモートコピー要求に応じて、要求されたリモートコピーを開始することができる。また、リモートコピー更新時は、コピー時間をCOWコピー元のボリュームへの更新差分量に応じた時間に短縮することができる。
<COWコピー停止処理手順>
つぎに、ストレージ装置201のPU#1のCOWコピー停止処理手順について説明する。
図26は、ストレージ装置201のPU#1のCOWコピー停止処理手順の一例を示すフローチャートである。図26のフローチャートにおいて、まず、PU#1は、バックアップサーバ204からCOWコピー停止要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS2601)。
ここで、PU#1は、COWコピー停止要求を受け付けるのを待つ(ステップS2601:No)。そして、COWコピー停止要求を受け付けた場合(ステップS2601:Yes)、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、COWコピー停止要求で指定されたCOWコピーのCOWコピー先のボリュームが、最新世代のボリュームとして設定されているか否かを判断する(ステップS2602)。
ここで、最新世代のボリュームとして設定されていない場合(ステップS2602:No)、PU#1は、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する(ステップS2603)。そして、PU#1は、バックアップサーバ204にCOWコピー停止応答を送信して(ステップS2604)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
また、ステップS2602において、最新世代のボリュームとして設定されている場合(ステップS2602:Yes)、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、1つ前のコピー先ボリューム番号が設定されているか否かを判断する(ステップS2605)。
ここで、1つ前のコピー先ボリューム番号が設定されている場合(ステップS2605:Yes)、PU#1は、コピー情報管理テーブル220を参照して、1つ前のボリュームをCOWコピー先のボリュームとするCOWコピーのコピー情報があるか否かを判断する(ステップS2606)。
ここで、コピー情報がある場合(ステップS2606:Yes)、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230の最新世代のボリューム番号を、1つ前のコピー先ボリューム番号で更新し、1つ前のコピー先ボリューム番号を「−」とし(ステップS2607)、ステップS2609に移行する。
また、ステップS2605において、1つ前のコピー先ボリューム番号が設定されていない場合(ステップS2605:No)、擬似ボリューム管理テーブル230内の情報(該当する擬似ボリュームの情報)を削除して(ステップS2608)、ステップS2609に移行する。
また、ステップS2606において、コピー情報がない場合(ステップS2606:No)、PU#1は、擬似ボリューム管理テーブル230内の情報(該当する擬似ボリュームの情報)を削除する(ステップS2608)。
つぎに、PU#1は、COWコピー停止要求で指定されたボリューム間のCOWコピーを停止する(ステップS2609)。そして、PU#1は、停止したCOWコピーの差分ビットマップテーブル用のメモリ領域を解放する(ステップS2610)。つぎに、PU#1は、コピー情報管理テーブル220から、停止したCOWコピーのコピー情報を削除する(ステップS2611)。
そして、PU#1は、バックアップサーバ204にCOWコピー停止応答を送信して(ステップS2612)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、バックアップサーバ204からのCOWコピー停止要求に応じて、停止要求されたCOWコピーを停止することができる。
以上説明したように、PU#1によれば、リモートコピー更新時に、擬似ボリューム管理テーブル230を参照して、最新世代のCOWコピー先のボリュームと1つ前のCOWコピー先のボリュームを特定することができる。そして、PU#1によれば、リモートコピー元となる最新世代のCOWコピー先のボリュームから、COWコピー元のボリュームと1つ前のCOWコピー先のボリュームとの更新差分が存在する区画に対応するデータをコピー対象として選定することができる。これにより、リモートコピー更新時のコピー時間を、1世代前のCOWコピーの更新差分量に応じた時間に抑えることができる。
また、PU#1によれば、リモートコピー要求の要求元となるバックアップサーバ204に対して、COWコピー元のボリュームに対応する擬似ボリュームの擬似ボリューム番号を通知することができる。また、PU#1によれば、擬似ボリュームと対応付けて、リモートコピー元となるCOWコピー先のボリュームを切り替えることができる。
これにより、バックアップサーバ204およびユーザによるリモートコピー元となるボリュームの切替操作が不要となる。この結果、常に同じリモートコピー元/コピー先のボリュームを指定してリモートコピーの更新指示を行うことができるようになり、ユーザの操作が簡易になる。
なお、本実施の形態で説明した制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第1ストレージ装置内の第1ボリューム、第1時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第2ボリュームおよび前記第1時点以降の第2時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第3ボリュームを対応付ける対応情報を記憶する記憶部と、
前記第1時点の前記第1ボリュームのデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへの前記第2時点の前記第1ボリュームのデータのコピー要求を受け付けたことに応じて、前記対応情報に基づいて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する記憶領域に対応するデータを抽出して、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する制御部と、
を有することを特徴とするストレージ制御装置。
(付記2)前記対応情報は、前記第1ボリュームに対応する擬似的なボリュームを識別する識別情報を含み、
前記制御部は、
前記第1ボリュームのデータのバックアップ処理を制御する上位装置に前記識別情報を送信し、前記識別情報を含む前記コピー要求を前記上位装置から受け付けることを特徴とする付記1に記載のストレージ制御装置。
(付記3)前記制御部は、
前記第1時点以降に前記第1ボリュームに更新が発生した場合に更新前のデータを前記第2ボリュームにコピーした後、前記第1ボリュームへの更新を行うことにより、前記第1時点の前記第1ボリュームのデータを前記第2ボリュームにコピーし、
前記第2時点以降に前記第1ボリュームに更新が発生した場合に更新前のデータを前記第3ボリュームにコピーした後、前記第1ボリュームへの更新を行うことにより、前記第2時点の前記第1ボリュームのデータを前記第3ボリュームにコピーすることを特徴とする付記1または2に記載のストレージ制御装置。
(付記4)前記制御部は、
前記第1ボリュームを一定のサイズ単位で分割した区画ごとに、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの差分の有無を示す第1差分ビットマップ情報を参照して、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する区画を特定し、
前記区画ごとに、前記第1ボリュームと前記第3ボリュームとの差分の有無を示す第2差分ビットマップ情報を参照して、前記第1ボリュームまたは前記第3ボリュームから、特定した前記区画に対応するデータを抽出して、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信することを特徴とする付記3に記載のストレージ制御装置。
(付記5)コンピュータが、
第1ストレージ装置内の第1ボリューム、第1時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第2ボリュームおよび前記第1時点以降の第2時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第3ボリュームを対応付ける対応情報に基づいて、前記第1時点の前記第1ボリュームのデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへの前記第2時点の前記第1ボリュームのデータのコピー要求を受け付けたことに応じて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する領域に対応するデータを抽出し、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する、
処理を実行することを特徴とする制御方法。
(付記6)コンピュータに、
第1ストレージ装置内の第1ボリューム、第1時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第2ボリュームおよび前記第1時点以降の第2時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第3ボリュームを対応付ける対応情報に基づいて、前記第1時点の前記第1ボリュームのデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへの前記第2時点の前記第1ボリュームのデータのコピー要求を受け付けたことに応じて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する領域に対応するデータを抽出し、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する、
処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
(付記7)コンピュータに、
第1ストレージ装置内の第1ボリューム、第1時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第2ボリュームおよび前記第1時点以降の第2時点の前記第1ボリュームのデータを格納する第3ボリュームを対応付ける対応情報に基づいて、前記第1時点の前記第1ボリュームのデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへの前記第2時点の前記第1ボリュームのデータのコピー要求を受け付けたことに応じて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する領域に対応するデータを抽出し、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する、
処理を実行させる制御プログラムを記録したことを特徴とする前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
100,110,201,202 ストレージ装置
101,111 ストレージ制御装置
200 システム
203 業務サーバ
204 バックアップサーバ
220 コピー情報管理テーブル
230 擬似ボリューム管理テーブル
240 差分ビットマップテーブル
901 受付部
902 コピー制御部
903 送信部

Claims (5)

  1. 第1ストレージ装置内のCOW(Copy On Write)コピー元の第1ボリューム、1つ前のCOWコピー先の第2ボリューム、最新世代のCOWコピー先の第3ボリューム、および前記第1ボリュームに対応する擬似的なボリュームを識別する識別情報を対応付ける対応情報を記憶する記憶部と、
    前記第1ボリュームのデータのバックアップ処理を制御する上位装置に前記識別情報を送信し、前記上位装置から、前記識別情報を含み、前記第2ボリュームに対応するデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへのリモートコピー要求を受け付けたことに応じて、前記リモートコピー要求に含まれる前記識別情報に対応する前記対応情報に基づいて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する記憶領域に対応するデータを抽出して、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する制御部とを有し
    前記制御部は、
    前記第1ボリュームをCOWコピー元とする新たなCOWコピー要求を受け付けたことに応じて、前記対応情報の前記第3ボリュームを前記第2ボリュームとし、前記新たなCOWコピー要求から特定される新たなCOWコピー先のボリュームを前記対応情報の前記第3ボリュームとする更新を行う、
    とを特徴とするストレージ制御装置。
  2. 前記制御部は、
    第1時点以降に前記第1ボリュームに更新が発生した場合に更新前のデータを前記第2ボリュームにコピーした後、前記第1ボリュームへの更新を行うことにより、前記第1時点の前記第1ボリュームのデータを前記第2ボリュームにコピーし、
    前記第1時点以降の第2時点以降に前記第1ボリュームに更新が発生した場合に更新前のデータを前記第3ボリュームにコピーした後、前記第1ボリュームへの更新を行うことにより、前記第2時点の前記第1ボリュームのデータを前記第3ボリュームにコピーすることを特徴とする請求項1に記載のストレージ制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1ボリュームを一定のサイズ単位で分割した区画ごとに、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの差分の有無を示す第1差分ビットマップ情報を参照して、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する区画を特定し、
    前記区画ごとに、前記第1ボリュームと前記第3ボリュームとの差分の有無を示す第2差分ビットマップ情報を参照して、前記第1ボリュームまたは前記第3ボリュームから、特定した前記区画に対応するデータを抽出して、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信することを特徴とする請求項2に記載のストレージ制御装置。
  4. コンピュータが、
    第1ストレージ装置内のCOW(Copy On Write)コピー元の第1ボリューム、1つ前のCOWコピー先の第2ボリューム、最新世代のCOWコピー先の第3ボリューム、および前記第1ボリュームに対応する擬似的なボリュームを識別する識別情報を対応付ける対応情報を記憶し、
    前記第1ボリュームのデータのバックアップ処理を制御する上位装置に前記識別情報を送信し、
    前記第1ボリュームをCOWコピー元とする新たなCOWコピー要求を受け付けたことに応じて、前記対応情報の前記第3ボリュームを前記第2ボリュームとし、前記新たなCOWコピー要求から特定される新たなCOWコピー先のボリュームを前記対応情報の前記第3ボリュームとする更新を行い、
    前記上位装置から、前記識別情報を含み、前記第2ボリュームに対応するデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへのリモートコピー要求を受け付けたことに応じて、前記リモートコピー要求に含まれる前記識別情報に対応する前記対応情報に基づいて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する記憶領域に対応するデータを抽出して、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する、
    処理を実行することを特徴とする制御方法。
  5. コンピュータに、
    第1ストレージ装置内のCOW(Copy On Write)コピー元の第1ボリューム、1つ前のCOWコピー先の第2ボリューム、最新世代のCOWコピー先の第3ボリューム、および前記第1ボリュームに対応する擬似的なボリュームを識別する識別情報を対応付ける対応情報を記憶し、
    前記第1ボリュームのデータのバックアップ処理を制御する上位装置に前記識別情報を送信し、
    前記第1ボリュームをCOWコピー元とする新たなCOWコピー要求を受け付けたことに応じて、前記対応情報の前記第3ボリュームを前記第2ボリュームとし、前記新たなCOWコピー要求から特定される新たなCOWコピー先のボリュームを前記対応情報の前記第3ボリュームとする更新を行い、
    前記上位装置から、前記識別情報を含み、前記第2ボリュームに対応するデータがコピーされた第2ストレージ装置内の第4ボリュームへのリモートコピー要求を受け付けたことに応じて、前記リモートコピー要求に含まれる前記識別情報に対応する前記対応情報に基づいて、前記第3ボリュームから、前記第1ボリュームと前記第2ボリュームとの間で差分が存在する記憶領域に対応するデータを抽出して、抽出した前記データを前記第2ストレージ装置に送信する、
    処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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