JP6194610B2 - 移動距離推定装置、移動距離推定方法、及びプログラム - Google Patents

移動距離推定装置、移動距離推定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動距離推定装置、移動距離推定方法、及びプログラムに関する。
近年、事故証跡の記録等を目的として車両に搭載されるドライブレコーダを活用して、記録された映像や車両挙動データを運転危険分析や状況見える化に利用する事例が増えつつある。運転危険分析では、危険場面の特定や状況解析を行うために、高精度な車速情報を用いて、急減速等のような車両の危険な挙動を詳細に解析することが望ましい。
最近の傾向として、車両への結線作業を必要としない手軽さから、車速パルスに基づく高精度の車速に代わり、Global Positioning System(GPS)により取得した車速を記録する簡易型ドライブレコーダが増えている。GPSにより取得した車速は、記録目的には十分な精度であるが、分析目的には精度が不足しており、車速を分析に活用する際の障壁となっている。そこで、車速パルスやGPS以外の方法で車速を推定することが望まれる。
車載カメラにより取得した映像から車両の移動距離及び移動速度を推定する方法として、特徴点追跡に基づく推定方法が知られている。この推定方法では、移動する車両に搭載された単眼カメラにより映像が撮影され、各時刻の画像から検出される特徴点群が時系列で追跡される。次に、画像間の特徴点群の対応関係を満たすような、画像間の幾何学的な位置関係を示す並進移動及び回転が運動パラメータとして推定され、並進移動の大きさから移動距離及び移動速度が推定される。
図1は、2つの画像間の運動パラメータを示している。前時刻と現時刻との間の車載カメラの相対的な位置及び姿勢は、前時刻の画像102の投影中心104に対する現時刻の画像103の投影中心105の並進移動T及び回転Rにより、記述することができる。このうち、並進移動Tが求められれば、前時刻と現時刻の間の移動距離及び移動速度を求めることができる。
さらに、画像102から検出された特徴点と画像103から検出された特徴点との対応関係と、推定された運動パラメータとを用いて、三角測量により、その特徴点に対応する3次元空間内の空間点の位置を求めることができる。例えば、物体101上の空間点Qに対応する画像102内の特徴点p’iと、空間点Qに対応する画像103内の特徴点piとが対応することが分かれば、空間点Qの3次元座標を求めることができる。
空間点Qの3次元座標(X,Y,Z)は、同次座標{X,Y,Z,1}で表すことができ、画像103内の特徴点piの2次元座標(ui,vi)は、同次座標{ui,vi,1}で表すことができる。この場合、{ui,vi,1}と{X,Y,Z,1}との間には、次式のような関係が成り立つ。
式(1)は、空間点Qの3次元座標系から現時刻の画像座標系への透視投影を表している。式(1)の行列Aは、車載カメラの内部パラメータに対応し、次式で与えられる。
式(2)のu0及びv0は、車載カメラの光軸とuv平面との交点のu座標及びv座標を表し、αu及びαvは、u軸及びv軸の単位長さを表す。
式(1)のR1は、空間点Qの3次元座標系から現時刻の画像座標系への回転を表し、T1は、空間点Qの3次元座標系から現時刻の画像座標系への並進移動を表す。R1及びT1は、次式で与えられる。
式(1)の行列[R1T1]は、車載カメラの外部パラメータに対応し、式(3.1)のR1の要素と式(3.2)のT1の要素とを用いて、次式で与えられる。
式(1)のスケールsは、3次元座標系から画像座標系への並進移動T1の定数倍の不定性を表している。言い換えれば、スケールsは、実世界における距離に対する3次元座標系における距離の比率を表しているとも言える。したがって、何らかのアルゴリズムによりスケールsの値が特定できれば、図1の相対的な並進移動Tの大きさにスケールsを乗算することで、前時刻と現時刻との間の実際の移動距離を推定することができる。
例えば、路面上を走行する移動体の外界に位置する物体までの距離を計測する距離計測装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この距離計測装置は、単眼の画像撮像手段により撮像された、撮像時刻が異なる複数の画像内の特徴点に基づいて、3次元空間における不動点の空間座標を、任意のスケールで暫定的に求める。次に、距離計測装置は、路面上に位置する不動点の空間座標に基づいて、走行中の路面を表す近似平面の平面方程式を求め、その平面方程式に基づいて、空間座標の座標系におけるカメラ視点の近似平面からの高さを求める。そして、距離計測装置は、カメラ視点の近似平面からの高さと、画像撮像手段の路面からの取り付け高さとに基づいて、空間座標のスケールを求め、求めたスケールに基づいて不動点の空間座標を修正する。
距離センサにより計測した撮影対象の距離情報に基づいて補正係数を算出することにより、撮影対象の画像から求めた距離情報を絶対量に換算する3次元情報復元装置も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
道路に引かれた白線等の仕切線を認識する仕切線認識装置も知られている(例えば、特許文献3を参照)。
車両前方の走行路の画像から走行車線の両側のレーンマーカーを検出し、レーンマーカーの位置情報から、車両の横変位を含む走行路モデルパラメータを算出する走行路検出装置も知られている(例えば、特許文献4を参照)。
特徴点フローモデルによる3次元環境生成方法も知られている(例えば、非特許文献1を参照)。この3次元環境生成方法では、異なる観測点間の計測結果を合成する際に、隣り合った観測点間で同じ特徴点が計測されることを利用して、その3次元座標の誤差の二乗和を最小にするようにスケールが合わせられる。
画像から幾何学的なモデルのパラメータを推定する問題において、高い推定精度の達成を目指して、非線形最適化を数値的に実行するバンドルアジャストメントも知られている(例えば、非特許文献2を参照)。
特開2006−349607号公報 特開2006−337075号公報 特開2002−236912号公報 特開2002−352226号公報
川西亮輔、山下淳、金子透、"全方位カメラを用いた特徴点フローモデルによる3次元環境モデル生成"、MIRU2009、2009年7月 岡谷貴之、"バンドルアジャストメント"、情報処理学会研究報告、2009年
上述した従来の移動距離推定方法には、以下のような問題がある。
車両の走行環境においては、路面上に、横断歩道の縞の角、破線の角、速度表示の数字の角のように、車両の前後方向の移動を判別可能な路面模様が存在する場合がある。この場合、特許文献1の距離計測装置において、映像中の路面模様の特徴点を不動点として利用することで、スケールsを計算することができる。
しかし、実際のドライブレコーダの映像では、路面領域内に特徴点となる模様が乏しく、路地等のように、路面模様がまったく存在しない走行環境もあり得る。このような場合、路面模様の特徴点を利用して近似平面の平面方程式を求めることが難しく、その結果、スケールsを計算することが難しくなる。
一方、特許文献2の3次元情報復元装置のように、距離センサにより計測した撮影対象の距離情報に基づいて補正係数を求めれば、路面模様が乏しい場合でもスケールsを計算することが可能になる。しかし、この場合、単眼カメラの他に距離センサが車両に搭載されていることが前提となる。
そこで、路面模様が乏しい走行環境においても、車載カメラの映像から車両の移動距離を推定できる技術が望まれる。なお、かかる問題は、路面上を走行する車両に限らず、路面上を移動する他の移動体においても生ずるものである。
1つの側面において、本発明の目的は、路面模様が乏しい場合でも、路面上を移動する移動体から撮像した映像に基づいて移動距離を推定できるようにすることである。
1つの案では、移動距離推定装置は、記憶部、相対移動処理部、第1のスケール計算部、第2のスケール計算部、及び移動距離計算部を含む。
記憶部は、移動体に搭載された撮像装置により撮像される映像情報を記憶する。相対移動処理部は、映像情報に含まれる第1の画像と第2の画像とに基づいて、第1の画像が撮像された第1の時刻と、第2の画像が撮像された第2の時刻との間における、移動体の相対移動量を求める。
第1のスケール計算部は、映像情報に含まれる第3の画像内の路面領域内の部分画像に基づいて、相対移動量の第1のスケールを求める。第2のスケール計算部は、第1のスケールが求められない場合、路面領域以外の領域内の特徴点に対応する3次元空間内の空間点が路面上に存在するという条件に基づいて、相対移動量の第2のスケールを求める。
移動距離計算部は、相対移動量と、第1のスケール又は第2のスケールとに基づいて、第1の時刻と第2の時刻との間における移動体の移動距離を求める。
実施形態の移動距離推定装置によれば、路面模様が乏しい場合でも、路面上を移動する移動体から撮像した映像に基づいて移動距離を推定することができる。
2つの画像間の運動パラメータを示す図である。 路面模様が乏しい走行環境を示す図である。 移動距離推定装置の第1の機能的構成図である。 第1の移動距離推定処理のフローチャートである。 移動距離推定装置の第2の機能的構成図である。 カメラ座標系、画像座標系、及び世界座標系を示す図である。 相対的な移動関係を示す図である。 車両と車線区分線との距離の変化を示す図である。 3つの空間点の位置と仮のスケールとの関係を示す図である。 基準空間点が路面上にある画像を示す図である。 基準空間点が路面より高い位置にある画像を示す図である。 時刻に応じたスケールの変化を示す図である。 第2の移動距離推定処理のフローチャートである。 相対移動処理のフローチャートである。 スケール計算処理のフローチャートである。 路面領域内の特徴点に基づくスケール計算処理のフローチャートである。 路面領域内の車線区分線に基づくスケール計算処理のフローチャートである。 路面領域以外の特徴点に基づくスケール計算処理のフローチャートである。 移動距離推定装置の第3の機能的構成図である。 情報処理装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
車両の走行環境においては、路面上に、横断歩道の縞の角、破線の角、速度表示の数字の角のように、車両の前後方向の移動を判別可能な路面模様が存在する場合がある。この場合、特許文献1の距離計測装置において、映像中の路面模様の特徴点を不動点として利用することで、スケールsを計算することができる。
しかし、実際のドライブレコーダの映像では、路面領域内に特徴点となる模様が乏しく、路地等のように、路面模様がまったく存在しない走行環境もあり得る。例えば、図2のような画像において、背景領域201からは、白丸で示す多数の特徴点が検出されるが、路面領域202からは少数の特徴点しか検出されない。このような場合、路面模様の特徴点を利用して近似平面の平面方程式を求めることが難しく、その結果、スケールsを計算することが難しくなる。
一方、特許文献2の3次元情報復元装置のように、距離センサにより計測した撮影対象の距離情報に基づいて補正係数を求めれば、路面模様が乏しい場合でもスケールsを計算することが可能になる。しかし、この場合、単眼カメラの他に距離センサが車両に搭載されていることが前提となる。
そこで、路面模様が乏しい走行環境においても、車載カメラの映像から車両の移動距離を推定できる技術が望まれる。なお、かかる問題は、路面上を走行する車両に限らず、路面上を移動する他の移動体においても生ずるものである。
発明者らは、路面上で移動体が前後方向に移動したことを判別するのに十分な路面模様が存在しない場合であっても、映像中の他の特徴を利用してスケールsを求めることができることに気付いた。路面模様以外の特徴としては、例えば、路面領域以外の領域に存在する物体の特徴点を利用することができる。
図3は、移動距離推定装置の第1の機能的構成例を示している。図3の移動距離推定装置301は、記憶部311、相対移動処理部312、第1のスケール計算部313、第2のスケール計算部314、及び移動距離計算部315を含む。
記憶部311は、移動体に搭載された撮像装置により撮像される映像情報を記憶する。移動体には、車両、自動二輪車、自転車、自走式ロボット等のように、路面上を移動する物体が含まれる。路面上を移動する物体は、動物であってもよい。撮像装置としては、例えば、単眼カメラが用いられる。
相対移動処理部312、第1のスケール計算部313、及び第2のスケール計算部314は、記憶部311に記憶されている映像情報を用いて、実施形態に係る処理を実行する機能的なユニットである。移動距離計算部315は、相対移動処理部312、第1のスケール計算部313、及び第2のスケール計算部314の処理結果を用いて、移動体の移動距離を求める機能的なユニットである。
図4は、図3の移動距離推定装置301によって実行される移動距離推定処理の例を示すフローチャートである。
まず、相対移動処理部312は、記憶部311に記憶されている映像情報を参照し、映像情報に含まれる第1の画像と第2の画像とに基づいて、第1の時刻と第2の時刻との間における、移動体の相対移動量を求める(ステップ401)。第1の時刻は、第1の画像が撮像された時刻であり、第2の時刻は、第2の画像が撮像された時刻である。
次に、第1のスケール計算部313は、記憶部311に記憶されている映像情報を参照し、映像情報に含まれる第3の画像内の路面領域内の部分画像に基づいて、相対移動量の第1のスケールを求める(ステップ402)。第2のスケール計算部314は、第1のスケールが求められない場合、記憶部311に記憶されている映像情報を参照し、所定の条件に基づいて、相対移動量の第2のスケールを求める。この所定の条件は、路面領域以外の領域内の特徴点に対応する3次元空間内の空間点が路面上に存在するという条件である。
そして、移動距離計算部315は、相対移動量と、第1のスケール又は第2のスケールとに基づいて、第1の時刻と第2の時刻との間における移動体の移動距離を求める(ステップ403)。
このような移動距離推定処理によれば、路面模様が乏しい場合でも、路面上を移動する移動体から撮像した映像に基づいて移動距離を推定することができる。
図5は、移動距離推定装置の第2の機能的構成例を示している。図5の移動距離推定装置301において、相対移動処理部312は、特徴点検出部501、運動推定部502、空間推定部503、及びスケール合成部504を含む。また、第1のスケール計算部313は、路面模様スケール計算部511及び区分線スケール計算部512を含む。
記憶部311に記憶されている映像情報は、例えば、車載カメラにより撮像された車両周囲の時系列の画像データであり、各画像には、その画像が撮像された時刻情報が対応付けられている。
図6は、車載カメラのカメラ座標系、画像座標系、及び3次元空間の世界座標系の例を示している。図6のカメラ座標系XcYcZcの原点は、車両601に搭載された車載カメラ602の焦点位置にあり、Zc軸は、車載カメラ602の光軸上にあり、Xc軸及びYc軸は、光軸に垂直な平面上にある。
車載カメラ602のカメラ画像604上の画像座標系uvにおいて、u軸は、カメラ画像604の水平方向の座標軸であり、v軸は、カメラ画像604の垂直方向の座標軸である。
一方、3次元空間の世界座標系XwYwZwは、空間点の3次元座標(世界座標)を記述するための座標系であり、その原点は、車両601直下の路面603上にある。Xw軸は、車両601の左右方向の座標軸であり、Yw軸は、路面603に垂直な方向の座標軸であり、Zw軸は、車両601の前後方向の座標軸である。この場合、XwZw平面は、路面603と平行な平面である。
図6のカメラ座標系XcYcZc、画像座標系uv、及び世界座標系XwYwZwの定義は一例に過ぎず、これらと異なる位置及び姿勢の座標系を用いてもよい。
まず、相対移動処理部312が行う処理について説明する。相対移動処理部312の特徴点検出部501は、映像情報の各時刻の画像と、それより所定時間だけ前の時刻の画像とを用いて、2つの画像間で特徴点群を検出し、特徴点群を時系列で追跡する。
運動推定部502は、検出された特徴点群のオプティカルフローから、2つの画像間の特徴点群の対応関係を満たすような、画像間の運動パラメータとして、相対的な並進移動T及び回転Rを求める。相対的な並進移動Tの大きさは、2つの画像が撮像された2つの時刻の間における車両601の相対移動量を表す。
空間推定部503は、2つの時刻で撮像された2つの画像間の特徴点群の対応関係と、画像間の運動パラメータとを用いて、各特徴点に対応する空間点の世界座標を求める。このとき、空間推定部503は、三角測量により、それぞれの時刻における車載カメラ602の位置から各特徴点へ向かう光線ベクトルの交点の世界座標を、その特徴点に対応する空間点の世界座標として求める。
この段階では、式(1)のスケールsとして、適当な値の仮のスケールが用いられる。例えば、2つの時刻における車載カメラ602の位置の距離を1として、仮のスケールを決定することができる。
スケール合成部504は、複数の異なる画像の組から求められた空間点を統合して、同じ空間点の複数の世界座標を一致させるために、それぞれの画像の組に対して決定された仮のスケールを合成する。このとき、スケール合成部504は、例えば、非特許文献1の3次元環境生成方法に基づいて、空間点の世界座標の誤差の二乗和を最小にするように、複数の仮のスケールを合わせることができる。
例えば、図7に示すように、車載カメラ602が位置711から位置715まで移動しながら、空間点701を撮像した場合、位置711及び位置712において撮像された画像の組に対して、1つの仮のスケールが決定される。
同様に、位置712及び位置713において撮像された画像の組に対して、1つの仮のスケールが決定され、位置713及び位置714において撮像された画像の組に対して、1つの仮のスケールが決定される。さらに、位置714及び位置715において撮像された画像の組に対して、1つの仮のスケールが決定される。これらの仮のスケールを合わせることにより、位置711から位置715までの相対的な移動関係を決定することができる。
図7の例では、位置711から位置712までの区間の移動距離を1とした場合、位置712から位置713までの区間の移動距離は0.1である。同様に、位置713から位置714までの区間の移動距離は0.2、位置714から位置715までの区間の移動距離は0.3である。したがって、位置711から位置715までの全区間の移動距離は、位置711から位置712までの区間の移動距離の1.6倍となる。
仮のスケールを合わせる際に発生する累積誤差を低減するには、例えば、非特許文献2のバンドルアジャストメントを用いることができる。
次に、第1のスケール計算部313が行う処理について説明する。第1のスケール計算部313の路面模様スケール計算部511は、各時刻の画像内に路面領域を設定し、路面領域の部分画像を特定する。そして、路面模様スケール計算部511は、路面領域の部分画像内に存在する路面模様の特徴点の移動に基づいて、式(1)のスケールsを計算する。
このとき、路面模様スケール計算部511は、例えば、特許文献1の方法を用いてスケールsを計算することができる。まず、路面模様スケール計算部511は、路面模様の特徴点に対応する空間点の世界座標に基づき、路面603を表す近似平面の平面方程式(路面方程式)を求める。次に、路面模様スケール計算部511は、路面方程式に基づいて、世界座標系における車載カメラ602のカメラ視点の近似平面からの高さを求める。そして、路面模様スケール計算部511は、カメラ視点の近似平面からの高さと、車載カメラ602の路面603からの取り付け高さとに基づいて、スケールsを計算する。
しかし、路面模様が乏しくて、路面領域内に十分な数の特徴点が存在しない場合、路面模様の特徴点に基づいてスケールsを計算できないことがある。このような場合、区分線スケール計算部512は、路面領域内の部分画像から白線等の車線区分線を検出し、車両601と車線区分線との距離の変化に基づいてスケールsを計算する。
車線区分線も路面模様の一種であるが、車線区分線が車両の進行方向に連続的に伸びている場合、車線区分線の画像から特徴点を検出することは難しい。この場合、例えば、特許文献3の方法を用いることで、路面領域内の部分画像から車線区分線を検出することができる。そして、例えば、特許文献4の方法を用いることで、検出された車線区分線の位置情報から路面603のモデルパラメータを計算し、モデルパラメータを用いて、実世界における車両601と車線区分線との距離を求めることができる。
図8は、車両601と車線区分線との距離の変化の例を示している。図8の路面603上には、車両601が走行する車線の左右に、車線区分線801及び車線区分線802がそれぞれ設けられている。以下では、車線区分線801を用いてスケールsを計算する方法を説明する。
時刻tj(j=1〜n)の画像から得られる、車両601と車線区分線801との左右方向(横方向)の距離をejとすると、時刻t1から時刻tnまでの間の距離の変化量△eは、次式で与えられる。
△e=|en−e1| (4)
ただし、nは、2以上の整数である。式(4)の変化量Δeが閾値th以上であれば、次式によりスケールsを計算することができる。
s=△e/ΔYc (5)
式(5)のΔYcは、カメラ座標系XcYcZcにおける、時刻t1から時刻tnまでの車両601の並進移動のYc成分を表す。例えば、時刻t1から時刻t2までの車両601の並進移動のYc成分及びZc成分は、Yc1及びZc1である。時刻t1から時刻t2までの間の距離の変化量△eは、次式で与えられる。
△e=|e2−e1| (6)
式(6)の変化量Δeが閾値th以上であれば、変化量△eと並進移動のYc成分Yc1とを用いて、次式によりスケールsが計算される。
s=△e/Yc1 (7)
同様にして、車線区分線802を用いてスケールsを計算することも可能である。
車線区分線が検出されないか、又は、車線区分線が検出されても式(4)の変化量△eが閾値th以上にならない場合は、第2のスケール計算部314によりスケールsが計算される。
第2のスケール計算部314は、仮のスケールを変化させて、路面領域以外の領域内の特徴点に対応する空間点のうち、路面603に比較的近い空間点が路面603と接するときの仮のスケールを、スケールsとして求める。例えば、路面603に最も近い空間点が路面603と接するときのスケールsを求めることで、最適なスケールsを決定することができる。
ここで、仮のスケールを変化させることは、車載カメラ602のカメラ視点を原点として、空間点の相対的な位置関係を保持したまま、空間点の位置を仮のスケールの変化に合わせて拡大又は縮小移動させることに相当する。仮のスケールを増加させると、空間点はカメラ視点から遠ざかり、仮のスケールを減少させると、空間点はカメラ視点に近づく。
図9は、3次元空間における3つの空間点の位置と仮のスケールとの関係を示している。車載カメラ602は、路面603から高さhの位置に取り付けられており、路面領域以外の領域内の特徴点に対応する空間点の集合として、3つの空間点が得られたとする。仮のスケールを変化させる前の3つの空間点は、位置901〜位置903にある。例えば、仮のスケールを過剰に大きくすると、3つの空間点が位置921〜位置923に移動し、位置922及び位置923は、高さhから定まる路面603の位置よりも低くなる。したがって、現実的に起こり得ない状況となる。
いずれかの空間点が路面603の下に移動しないようにするためには、空間点集合に含まれる最下端の空間点を基準空間点として、基準空間点が路面603上の位置913に移動するように、仮のスケールを変化させることが望ましい。このとき、3つの空間点は位置911〜位置913に移動する。
図10は、基準空間点が路面603上にある画像の例を示している。図10の3つの空間点のうち最下端の空間点は、路面603と建物が接する位置にあるため、この空間点を路面603上の位置1003に移動させることで、正しいスケールsが求められる。このとき、3つの空間点は位置1001〜位置1003に移動する。
一方、図11は、基準空間点が路面603より高い位置にある画像の例を示している。図11の3つの空間点のうち最下端の空間点は、路面603から高さaの位置にあるため、この空間点を路面603上の位置1113に移動させると、スケールsは正しい値より大きくなる。このとき、3つの空間点は位置1101〜位置1103から位置1111〜位置1113に移動する。
このように、各時刻の画像から個別に求めたスケールsの値は、その画像に含まれる特徴点に対応する空間点が路面603上にあるか否かに依存して変化する。このため、必ずしも全時刻で正しいスケールsが得られるとは限らない。ただし、ある程度の走行時間に渡って映像を撮像すれば、いずれかの時刻において基準空間点が路面603と接する画像が得られるものと考えられる。また、基準空間点が路面603より高い位置にある画像から求めたスケールsは、必ず正しい値より大きな値をとるものと考えられる。
発明者らは、これらの点に着目して、映像情報に含まれる複数の時刻の複数の画像から求めた複数のスケールsのうち、比較的小さな値を選択することで、正しいスケールsに近い値を求めることができることに気付いた。特に、複数のスケールsのうち最小値を選択することができれば、正しいスケールsに最も近い値が得られるものと考えられる。
図12は、走行時間中の各画像が撮像された時刻に応じたスケールsの変化の例を示している。例えば、時刻tBでは、図11に示したように、基準空間点が路面603より高い位置にあるため、誤ったスケールsBが得られる。しかし、その後の時刻tAにおいて、図10に示したように、基準空間点が路面603と接する画像が撮像され、正しいスケールsAが得られる。スケールsAは、走行時間中の各時刻の画像から得られたスケールsの最小値に対応するため、この最小値を選択すれば、正しいスケールsAを求めることができる。
空間点Qが画像内の特徴点piの位置に映ったとすると、スケールsは、式(1)の関係を満たす。第2のスケール計算部314は、空間推定部503と同様に、式(1)に基づいて、各時刻の画像に含まれる特徴点に対応する空間点の世界座標及び仮のスケールを求め、最下端の空間点を基準空間点として選択する。例えば、図6の世界座標系XwYwZwを空間点の3次元座標系として用いた場合、Yw座標が最も小さい空間点が基準空間点として選択される。
次に、第2のスケール計算部314は、基準空間点の仮のスケールを変化させて、基準空間点が路面603と接するときのスケールsを求める。そして、第2のスケール計算部314は、各時刻の画像から得られたスケールsの最小値を、最適なスケールsとして選択する。
移動距離計算部315は、路面模様スケール計算部511、区分線スケール計算部512、又は第2のスケール計算部314のいずれかによりスケールsが決定された時点で、所望の2つの時刻の間における車両601の移動距離Dを計算する。
このとき、移動距離計算部315は、運動推定部502が求めた2つの画像の間の相対的な並進移動Tの大きさにスケールsを乗算することで、それらの画像が撮像された2つの時刻の間における車両601の移動距離dを求めることができる。さらに、移動距離計算部315は、スケール合成部504が決定した相対的な移動関係に基づいて、移動距離dに複数区間に渡る移動距離の比率を乗算することで、所望の2つの時刻の間における移動距離Dを求めることができる。
次に、移動距離計算部315は、移動距離Dと、2つの時刻の差分である移動時間Δtとを用いて、次式により移動速度Vを計算する。
V=D/Δt (8)
そして、移動距離計算部315は、移動距離D又は移動速度Vのうち少なくとも一方を推定結果として出力する。移動距離計算部315が移動距離Dのみを推定結果として出力する場合は、移動速度Vの計算は省略される。
例えば、処理対象の走行範囲が、図7の位置711から位置715までの全区間に対応する場合、相対的な並進移動Tの大きさを|T|(m)、スケールsを0.3とすると、移動距離Dは1.6×0.3×|T|(m)となる。さらに、位置711から位置715までの移動時間Δtを0.4(秒)とすると、移動速度Vは(1.6×0.3×|T|)/0.4(m/s)となる。
次に、図13から図18までを参照しながら、図5の移動距離推定装置301による移動距離推定処理の手順について説明する。
図13は、移動距離推定処理の例を示すフローチャートである。まず、相対移動処理部312は、相対移動処理を行い(ステップ1301)、第1のスケール計算部313又は第2のスケール計算部314は、スケールsを計算する(ステップ1302)。そして、移動距離計算部315は、移動距離D及び移動速度Vを計算し、計算結果を出力する(ステップ1303)。
図14は、図13のステップ1301における相対移動処理の例を示すフローチャートである。まず、相対移動処理部312は、記憶部311に記憶されている映像情報から、処理対象の時間範囲の開始時刻の画像と、それより所定時間後の時刻の画像とを取得する(ステップ1401)。
次に、特徴点検出部501は、取得された2つの画像間で特徴点群を検出し(ステップ1402)、運動推定部502は、検出された特徴点群のオプティカルフローから、2つの画像間の運動パラメータを求める(ステップ1403)。
次に、空間推定部503は、2つの画像間で対応している2つの特徴点と、画像間の運動パラメータと、仮のスケールとを用いて、特徴点に対応する空間点の世界座標を求める(ステップ1404)。そして、スケール合成部504は、複数の異なる画像の組のそれぞれに対して決定された複数の仮のスケールを合わせる(ステップ1405)。ただし、処理済みの画像の組が1組のみで、仮のスケールが1つしか存在しない場合は、ステップ1405の処理は省略される。
次に、相対移動処理部312は、処理対象の時間範囲の終了時刻の画像を取得したか否かをチェックし(ステップ1406)、終了時刻の画像を取得していない場合(ステップ1406,NO)、次の所定時間後の時刻の画像を取得する(ステップ1401)。そして、相対移動処理部312は、前回までに取得した最後の画像と今回取得した画像とを、新たな画像の組として用いて、ステップ1402以降の処理を繰り返す。
前回までに取得した最後の画像が終了時刻の画像である場合(ステップ1406,YES)、相対移動処理部312は、処理を終了する。
図15は、図13のステップ1302において、第1のスケール計算部313及び第2のスケール計算部314が行うスケール計算処理の例を示すフローチャートである。まず、路面模様スケール計算部511は、処理対象の時間範囲の画像を用いて、路面領域内に存在する路面模様の特徴点に基づいて、スケールsを計算する(ステップ1501)。そして、路面模様スケール計算部511は、スケールsを求めることができたか否かをチェックし(ステップ1502)、スケールsを求めることができた場合(ステップ1502,YES)、処理を終了する。
一方、スケールsを求めることができなかった場合(ステップ1502,NO)、区分線スケール計算部512は、路面領域内に存在する車線区分線に基づいて、スケールsを計算する(ステップ1503)。そして、区分線スケール計算部512は、スケールsを求めることができたか否かをチェックし(ステップ1504)、スケールsを求めることができた場合(ステップ1504,YES)、処理を終了する。
一方、スケールsを求めることができなかった場合(ステップ1504,NO)、第2のスケール計算部314は、路面領域以外の領域内の特徴点に基づいて、スケールsを計算する(ステップ1505)。
図16は、図15のステップ1501において路面模様スケール計算部511が行うスケール計算処理の例を示すフローチャートである。まず、路面模様スケール計算部511は、記憶部311に記憶されている映像情報から、処理対象の時間範囲の開始時刻の画像を取得する(ステップ1601)。
次に、路面模様スケール計算部511は、処理対象の時間範囲の終了時刻の画像を取得したか否かをチェックする(ステップ1602)。終了時刻の画像を取得していない場合(ステップ1602,NO)、路面模様スケール計算部511は、取得した画像内の路面領域から特徴点を検出する(ステップ1603)。
路面方程式を生成するためには、路面領域内から3つ以上の特徴点を検出することが望ましい。そこで、路面模様スケール計算部511は、路面領域内から3つ以上の特徴点が検出されたか否かをチェックする(ステップ1604)。
3つ以上の特徴点が検出された場合(ステップ1604,YES)、路面模様スケール計算部511は、それらの特徴点に対応する空間点の世界座標に基づき、路面603を表す路面方程式を求める(ステップ1605)。
次に、路面模様スケール計算部511は、路面方程式に基づいて、世界座標系における車載カメラ602のカメラ視点の近似平面からの高さを求める(ステップ1606)。そして、路面模様スケール計算部511は、カメラ視点の近似平面からの高さを、車載カメラ602の路面603からの取り付け高さで除算することで、スケールsを計算する。
例えば、カメラ視点の近似平面からの高さが0.42(m)、車載カメラ602の取り付け高さが1.4(m)の場合、スケールsは0.3となる。
一方、3つ以上の特徴点が検出されなかった場合(ステップ1604,NO)、路面模様スケール計算部511は、次の時刻の画像を取得して(ステップ1601)、ステップ1602以降の処理を繰り返す。そして、前回取得した画像が終了時刻の画像である場合(ステップ1602,YES)、路面模様スケール計算部511は、処理を終了する。この場合、スケールsを求めることができなかったため、ステップ1503の処理が行われる。
図17は、図15のステップ1503において区分線スケール計算部512が行うスケール計算処理の例を示すフローチャートである。まず、区分線スケール計算部512は、記憶部311に記憶されている映像情報から、処理対象の時間範囲の開始時刻の画像を取得する(ステップ1701)。
次に、区分線スケール計算部512は、処理対象の時間範囲の終了時刻の画像を取得したか否かをチェックする(ステップ1702)。終了時刻の画像を取得していない場合(ステップ1702,NO)、区分線スケール計算部512は、取得した画像内の路面領域内の部分画像から、車線区分線を検出する(ステップ1703)。
次に、区分線スケール計算部512は、路面領域内の部分画像から車線区分線が検出されたか否かをチェックする(ステップ1704)。車線区分線が検出されなかった場合(ステップ1704,NO)、区分線スケール計算部512は、次の時刻の画像を取得して(ステップ1701)、ステップ1702以降の処理を繰り返す。
一方、車線区分線が検出された場合(ステップ1704,YES)、区分線スケール計算部512は、車両601と車線区分線との横方向の基準距離epが決まっているか否かをチェックする(ステップ1705)。基準距離epは、ある画像から最初に検出された車線区分線に基づいて決められる。このため、基準距離epは、ある画像から最初に車線区分線が検出された時点では未だ決まっておらず、その次の時刻以降の画像から車線区分線が検出された時点では既に決まっている。
基準距離epが決まっていない場合(ステップ1705,NO)、区分線スケール計算部512は、検出された車線区分線に基づいて、車両601と車線区分線との横方向の距離eを求め、それを基準距離epに決定する(ステップ1709)。そして、区分線スケール計算部512は、次の時刻の画像を取得して(ステップ1701)、ステップ1702以降の処理を繰り返す。
一方、基準距離epが決まっている場合(ステップ1705,YES)、区分線スケール計算部512は、検出された車線区分線に基づいて、車両601と車線区分線との横方向の距離eを求め、変化量△eを次式により求める(ステップ1706)。
△e=|e−ep| (9)
次に、区分線スケール計算部512は、変化量Δeを閾値thと比較し(ステップ1707)、変化量Δeがth未満である場合(ステップ1707,NO)、次の時刻の画像を取得して(ステップ1701)、ステップ1702以降の処理を繰り返す。
一方、変化量Δeがth以上である場合(ステップ1707,YES)、変化量△eと、車両601の並進移動の横方向の成分ΔYcとを用いて、式(5)によりスケールsを計算する(ステップ1708)。ただし、ΔYcは、基準距離epの決定に用いた画像の時刻から最後に取得した画像の時刻までの間における、車両601の並進移動のYc成分である。
例えば、△e=0.54(mm)、Xc1=1.8(mm)、th=0.5(mm)の場合、スケールsは0.3となる。
なお、前回取得した画像が終了時刻の画像である場合(ステップ1702,YES)、区分線スケール計算部512は、処理を終了する。この場合、スケールsを求めることができなかったため、ステップ1505の処理が行われる。
図18は、図15のステップ1505において第2のスケール計算部314が行うスケール計算処理の例を示すフローチャートである。まず、第2のスケール計算部314は、記憶部311に記憶されている映像情報から、処理対象の時間範囲の開始時刻の画像を取得する(ステップ1801)。
次に、第2のスケール計算部314は、図14のステップ1404と同様にして、取得した画像に含まれる特徴点に対応する空間点の世界座標を計算する(ステップ1802)。そして、第2のスケール計算部314は、制御変数kの値を1に設定し、制御変数Nの値を、得られた空間点の個数に設定する(ステップ1803)。
次に、第2のスケール計算部314は、1番目〜k番目の空間点のうち、Yw座標が比較的小さい空間点、つまり、路面603に比較的近い空間点を、基準空間点に決定する(ステップ1804)。基準空間点としては、1番目〜k番目の空間点のうち、例えば、Yw座標が最も小さい空間点、つまり、路面603に最も近い空間点を選択することができる。なお、k=1の場合は、1番目の空間点が基準空間点に決定される。
次に、第2のスケール計算部314は、kをNと比較し(ステップ1805)、kがN未満である場合(ステップ1805,YES)、kを1だけインクリメントして(ステップ1809)、ステップ1804以降の処理を繰り返す。
一方、kがNに達している場合(ステップ1805,NO)、第2のスケール計算部314は、基準空間点の仮のスケールを変化させて、基準空間点が路面603と接するときのスケールsを計算する(ステップ1806)。
次に、第2のスケール計算部314は、処理対象の時間範囲の終了時刻の画像を取得したか否かをチェックする(ステップ1807)。終了時刻の画像を取得していない場合(ステップ1807,NO)、第2のスケール計算部314は、次の時刻の画像を取得して(ステップ1801)、ステップ1802以降の処理を繰り返す。
一方、前回取得した画像が終了時刻の画像である場合(ステップ1807,YES)、第2のスケール計算部314は、複数の時刻の複数の画像から求めた複数のスケールsのうち、比較的小さな値を最適なスケールsとして選択する(ステップ1808)。最適なスケールsとしては、例えば、複数のスケールsの最小値を選択することができる。
例えば、ある画像から計算されたスケールsが1.6であり、別の画像から計算されたスケールsが0.3である場合、最適なスケールsは0.3に決定される。
図19は、移動距離推定装置の第3の機能的構成例を示している。図19の移動距離推定装置301は、図5の移動距離推定装置301に受信部1911を追加した構成を有する。
受信部1911は、映像記録装置1901から通信ネットワーク1902を介して映像情報を受信し、受信した映像情報を記憶部311へ転送する。移動距離推定装置301は、記憶部311に記憶された映像情報を用いて、移動距離推定処理を行う。
図19の移動距離推定装置301によれば、例えば、車両601に搭載されたドライブレコーダのような映像記録装置1901から、映像情報をリアルタイムで受信しながら、車両601の移動距離及び移動速度を推定することができる。
図5及び図19に示した移動距離推定装置301の構成は一例に過ぎず、移動距離推定装置301の用途や条件に応じて一部の構成要素を省略又は変更してもよい。例えば、複数の異なる画像の組に対して決定された複数の仮のスケールを合わせる必要がない場合は、スケール合成部504を省略することができる。また、路面模様スケール計算部511及び区分線スケール計算部512の両方を設ける必要がない場合は、いずれか一方を省略することができる。
図13〜図18に示したフローチャートは一例に過ぎず、移動距離推定装置301の構成や条件に応じて一部の処理を省略又は変更してもよい。例えば、スケール合成部504を省略する場合は、図14のステップ1405の処理を省略することができる。路面模様スケール計算部511を省略する場合は、図15のステップ1501及びステップ1502の処理を省略することができる。また、区分線スケール計算部512を省略する場合は、図15のステップ1503及びステップ1504の処理を省略することができる。
また、第2のスケール計算部314は、空間推定部503が計算した空間点の世界座標を用いてスケールsを計算してもよい。この場合、図18のステップ1802の処理を省略することができる。さらに、図18のステップ1804において決定された基準空間点の位置が路面603に十分近いと判定できる場合は、その基準空間点に基づいて計算されたスケールsを最適なスケールsとして選択してもよい。この場合、ステップ1801で次の時刻の画像を取得する必要はなく、ステップ1808の処理も省略することができる。
図3、図5、及び図19の移動距離推定装置301は、例えば、図20に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて実現可能である。
図20の情報処理装置は、Central Processing Unit(CPU)2001、メモリ2002、入力装置2003、出力装置2004、補助記憶装置2005、媒体駆動装置2006、及びネットワーク接続装置2007を備える。これらの構成要素はバス2008により互いに接続されている。
メモリ2002は、例えば、Read Only Memory(ROM)、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ等の半導体メモリであり、処理に用いられるプログラム及びデータを格納する。
CPU2001(プロセッサ)は、例えば、メモリ2002を利用してプログラムを実行することにより、相対移動処理部312、第1のスケール計算部313、第2のスケール計算部314、及び移動距離計算部315として動作し、移動距離推定処理を行う。このとき、CPU2001は、特徴点検出部501、運動推定部502、空間推定部503、スケール合成部504、路面模様スケール計算部511、及び区分線スケール計算部512としても動作する。
入力装置2003は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス等であり、ユーザ又はオペレータからの指示や情報の入力に用いられる。出力装置2004は、例えば、表示装置、プリンタ、スピーカ等であり、ユーザ又はオペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。出力される処理結果には、例えば、移動距離D及び移動速度Vを示す情報が含まれる。
補助記憶装置2005は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。この補助記憶装置2005には、ハードディスクドライブも含まれる。情報処理装置は、補助記憶装置2005にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2002にロードして使用することができる。補助記憶装置2005は、記憶部311として用いることができる。
媒体駆動装置2006は、可搬型記録媒体2009を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体2009は、メモリデバイス、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク等である。この可搬型記録媒体2009には、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、Universal Serial Bus(USB)メモリ等も含まれる。ユーザ又はオペレータは、この可搬型記録媒体2009にプログラム及びデータを格納しておき、それらをメモリ2002にロードして使用することができる。
このように、移動距離推定処理に用いられるプログラム及びデータを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、メモリ2002、補助記憶装置2005、及び可搬型記録媒体2009のような、物理的な(非一時的な)記録媒体が含まれる。
ネットワーク接続装置2007は、Local Area Network(LAN)、インターネット等の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インタフェースである。ネットワーク接続装置2007は、受信部1911として用いることができる。
情報処理装置は、ネットワーク接続装置2007を介して、ユーザ端末から処理要求を受信し、処理結果である移動距離D及び移動速度Vを示す情報をユーザ端末へ送信することができる。情報処理装置は、プログラム及びデータを外部の装置からネットワーク接続装置2007を介して受け取り、それらをメモリ2002にロードして使用することもできる。
なお、情報処理装置が図20のすべての構成要素を含む必要はなく、用途や条件に応じて一部の構成要素を省略することも可能である。例えば、情報処理装置がユーザ端末から通信ネットワーク経由で処理要求を受信する場合は、入力装置2003及び出力装置2004を省略してもよい。
開示の実施形態とその利点について詳しく説明したが、当業者は、特許請求の範囲に明確に記載した本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、省略をすることができるであろう。
101 物体
102、103 画像
104、105 投影中心
201 背景領域
202 路面領域
301 移動距離推定装置
311 記憶部
312 相対移動処理部
313 第1のスケール計算部
314 第2のスケール計算部
315 移動距離計算部
501 特徴点検出部
502 運動推定部
503 空間推定部
504 スケール合成部
511 路面模様スケール計算部
512 区分線スケール計算部
601 車両
602 車載カメラ
603 路面
604 カメラ画像
701 空間点
711〜715、901〜903、911〜913、921〜923、1001〜1003、1101〜1103、1111〜1113 位置
801、802 車線区分線
1901 映像記録装置
1902 通信ネットワーク
1911 受信部
2001 CPU
2002 メモリ
2003 入力装置
2004 出力装置
2005 補助記憶装置
2006 媒体駆動装置
2007 ネットワーク接続装置
2008 バス
2009 可搬型記録媒体

Claims (7)

  1. 移動体に搭載された撮像装置により撮像される映像情報を記憶する記憶部と、
    前記映像情報に含まれる第1の画像と第2の画像とに基づいて、前記第1の画像が撮像された第1の時刻と、前記第2の画像が撮像された第2の時刻との間における、前記移動体の相対移動量を求める相対移動処理部と、
    前記映像情報に含まれる第3の画像内の路面領域内の部分画像に基づいて、前記相対移動量の第1のスケールを求める第1のスケール計算部と、
    前記路面領域内の部分画像に基づいて前記第1のスケールが求められない場合、スケール値を変化させて、前記路面領域以外の領域内の特徴点に対応する3次元空間内の空間点のうち、他の空間点よりも路面に近い空間点が、前記路面と接するときの前記スケール値を、前記相対移動量の第2のスケールとして求める第2のスケール計算部と、
    前記相対移動量と、前記第1のスケール又は前記第2のスケールとに基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間における前記移動体の移動距離を求める移動距離計算部と、
    を備えることを特徴とする移動距離推定装置。
  2. 前記第2のスケール計算部は、前記路面領域以外の領域内にある複数の特徴点に対応する複数の空間点のうち、前記路面に比較的近い空間点が、前記路面上に存在するという条件に基づいて、前記第2のスケールを求めることを特徴とする請求項1記載の移動距離推定装置。
  3. 前記第2のスケール計算部は、前記映像情報に含まれる複数の画像を用いて、各画像内の前記路面領域以外の領域内にある複数の特徴点に対応する複数の空間点のうち、前記路面に比較的近い空間点が、前記路面上に存在するという条件に基づいて、各画像に対応するスケールを求め、前記複数の画像に対応する複数のスケールのうち最も小さいスケールを、前記第2のスケールに決定することを特徴とする請求項2記載の移動距離推定装置。
  4. 前記第1のスケール計算部は、前記第3の画像から第1の車線区分線を検出し、前記映像情報に含まれる第4の画像から第2の車線区分線を検出し、前記移動体と前記第1の車線区分線の間の距離と、前記移動体と前記第2の車線区分線の間の距離との差分に基づいて、前記第1のスケールを求めることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動距離推定装置。
  5. 前記移動距離計算部は、前記移動距離と、前記第1の時刻から前記第2の時刻までの移動時間とに基づいて、前記移動体の移動速度を求めることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動距離推定装置。
  6. コンピュータによって実行される移動距離推定方法であって、
    移動体に搭載された撮像装置により撮像される映像情報を記憶する記憶部を参照し、
    前記映像情報に含まれる第1の画像と第2の画像とに基づいて、前記第1の画像が撮像された第1の時刻と、前記第2の画像が撮像された第2の時刻との間における、前記移動体の相対移動量を求め、
    前記映像情報に含まれる第3の画像内の路面領域内の部分画像に基づいて、前記相対移動量の第1のスケールを求め、
    前記路面領域内の部分画像に基づいて前記第1のスケールが求められない場合、スケール値を変化させて、前記路面領域以外の領域内の特徴点に対応する3次元空間内の空間点のうち、他の空間点よりも路面に近い空間点が、前記路面と接するときの前記スケール値を、前記相対移動量の第2のスケールとして求め、
    前記相対移動量と、前記第1のスケール又は前記第2のスケールとに基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間における前記移動体の移動距離を求める
    ことを特徴とする移動距離推定方法。
  7. 移動体に搭載された撮像装置により撮像される映像情報を記憶する記憶部を参照し、
    前記映像情報に含まれる第1の画像と第2の画像とに基づいて、前記第1の画像が撮像された第1の時刻と、前記第2の画像が撮像された第2の時刻との間における、前記移動体の相対移動量を求め、
    前記映像情報に含まれる第3の画像内の路面領域内の部分画像に基づいて、前記相対移動量の第1のスケールを求め、
    前記路面領域内の部分画像に基づいて前記第1のスケールが求められない場合、スケール値を変化させて、前記路面領域以外の領域内の特徴点に対応する3次元空間内の空間点のうち、他の空間点よりも路面に近い空間点が、前記路面と接するときの前記スケール値を、前記相対移動量の第2のスケールとして求め、
    前記相対移動量と、前記第1のスケール又は前記第2のスケールとに基づいて、前記第1の時刻と前記第2の時刻との間における前記移動体の移動距離を求める
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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