JP6191856B2 - 循環器機能演算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、循環器機能演算装置に関する。
特許文献1の循環器機能演算装置は、圧迫部、圧力検知部、脈波検出部、および特徴量演算部を有する。圧迫部は、被測定者の身体の被測定部を圧迫する。圧力検知部は、圧迫部により発生する圧迫圧力を検知する。脈波検出部は、圧力検知部からの出力信号に基づいて脈波情報を検知する。特徴量演算部は、脈波情報に基づいて被測定者の循環器機能の指標を演算する。特徴量演算部は、脈波振幅の包絡線を含むパターン部分を、台形の概形パターンに整合させる。特徴量演算部は、循環器機能の指標として台形に整合させたパターン部分の上底の値を演算する。
特開2005‐323853号公報
上記循環器機能演算装置により検知される脈波情報は、ハード特定、生体特性、および測定環境に影響される。ハード特性は、例えば圧迫部および圧力検知部等の特性が挙げられる。生体特性は、例えば被測定者の年齢、測定部の大きさ、脂肪と筋肉との割合、性別、および人種等の特性が挙げられる。測定環境は、例えば被測定者と圧迫部との位置関係、および被測定者の測定姿勢の変化等が挙げられる。ハード特性、生体特性、および測定環境等による脈波情報への影響は、演算結果に影響を与える。このため、演算結果が被測定者の実態に即した適切な結果から乖離するおそれがある。
他方、循環器機能演算装置の演算精度を向上することにより、ハード特性、生体特性、および測定環境等の影響により演算結果が適切な結果から乖離するおそれを低減できる。
上記循環器機能演算装置は、台形に整合させた脈波情報のパターン部分の上底の値のみを用い、脈波情報の他の特徴部分については考慮していない。一方、脈波情報は、他の特徴部分においても、循環器機能を反映している。このため、循環器機能の指標の演算精度は向上の余地がある。
本発明は、以上の背景をもとに創作されたものであり、循環器機能の指標の演算精度を向上できる循環器機能演算装置を提供することを目的とする。
本手段は、「被測定者の身体の被測定部を圧迫する圧迫部と、前記圧迫部により発生する圧迫圧力を検知する圧力検知部と、前記圧迫圧力を変化させる圧力制御部と、前記圧力制御部により前記圧迫圧力を変化させる過程における前記圧力検知部からの出力信号に基づいて脈波情報を検知する脈波検出部と、前記脈波情報を累積的に加算することにより得られる加工情報としての累積加算脈波を演算し、前記加工情報から複数の変量値を演算し、予め多変量解析により求められた複数の変数および係数を有する演算式に、前記変量値を代入し、循環器機能の指標となる特徴量を演算する特徴量演算部とを備えることを特徴とする循環器機能演算装置」を含む。
上記特徴量演算部は、予め多変量解析により求められた複数の変数および係数を有する演算式に、脈波情報から得られた複数の変量値を代入して循環器機能の判定を行う。このため、循環器機能の指標の演算精度を向上できる。
上記手段の一形態は、「前記特徴量演算部は、前記累積加算脈波の最大値で正規化した累積加算比率に基づいて前記変量値を演算する循環器機能演算装置」を含む。
上記手段の一形態は、「前記特徴量演算部は、前記圧迫圧力が所定量変化するときの前記累積加算比率の変化量、前記累積加算比率の傾き、前記累積加算比率の面積、前記累積加算比率を演算処理した値のうちいずれかを前記変量値として用いる循環器機能演算装置」を含む。
上記手段の一形態は、「前記特徴量演算部は、前記累積加算比率が所定量変化するときの前記圧迫圧力の変化量、前記圧迫圧力の傾き、前記圧迫圧力の面積、前記圧迫圧力を演算処理した値のうちいずれかを前記変量値として用いる循環器機能演算装置」を含む。
上記手段の一形態は、「前記特徴量は、前記循環器機能としての血管状態を定量的に判定する指標であり、前記特徴量演算部は、前記特徴量を用いて前記血管状態を判定する循環器機能演算装置」を含む。
上記手段の一形態は、「前記特徴量は、前記循環器機能に関する特定の疾病に関する状態を判別する判別値と対応する指標であり、前記特徴量演算部は、前記特徴量と前記判別値とを比較することにより前記被測定者の前記特定の疾病に関する状態を判別する循環器機能演算装置」を含む。
上記手段の一形態は、「前記演算式は、予め多変量解析としての主成分分析により求められ、前記特徴量演算部は、前記特徴量を主成分に対する値として演算し、前記主成分により前記循環器機能を判定する循環器機能演算装置」を含む。
上記手段の一形態は、「前記特徴量演算部は、前記圧迫圧力の変化に対する前記累積加算比率についての包絡線を演算し、前記包絡線を前記圧迫圧力の所定変化量毎、または前記累積加算比率の所定変化量毎に分割し、分割された前記包絡線に関する値を前記変量値として用いる循環器機能演算装置」を含む。
本循環器機能演算装置は、循環器機能の指標の演算精度を向上できる。
第1実施形態の循環器機能演算装置の模式図。 第1実施形態の圧力検知部により検知される圧迫圧力と時間との関係を示したグラフ。 第1実施形態の脈波検出部により検出されるカフ圧力と脈波との関係を示したグラフ。 (a)第1実施形態の脈波検出部により検出されるカフ圧力と脈波面積との関係を示したグラフ。(b)第1実施形態の脈波検出部により検出されるカフ圧力と累積加算脈波との関係を示したグラフ。 第1実施形態の脈波検出部により検出されるカフ圧力と正規化総和分脈波との関係を示したグラフ。 第1実施形態の正規化総和分脈波の包絡線を示したグラフ。 第1実施形態の表示部に表示される判定結果の一例を示す模式図。 第2実施形態の正規化総和分脈波の包絡線を示したグラフ。 第2実施形態の表示部に表示される判定結果の一例を示す模式図。 第3実施形態の正規化総和分脈波の包絡線を示したグラフ。 第3実施形態の表示部に表示される判定結果の一例を示す模式図。 第4実施形態の正規化総和分脈波の包絡線を示したグラフ。 第4実施形態の表示部に表示される判定結果の一例を示す模式図。
(第1実施形態)
図1を参照して、循環器機能演算装置1の構成について説明する。
循環器機能演算装置1は、圧迫部10、圧力制御部20、圧力検知部30、脈波検出部40、特徴量演算部50、血圧算出部90、および表示部100を有する。
圧迫部10は、カフ11およびチューブ12を有する。カフ11は、被測定者の身体の被測定部としての上腕に巻きかけられる。カフ11は、内部にエアーが供給されることにより膨張し、被測定者の腕を圧迫する。チューブ12は、カフ11と圧力制御部20のエアーポンプ(図示略)およびエアー排出弁(図示略)とを接続している。
圧力制御部20は、圧迫部10へのエアーの供給および排出を制御することにより、カフ11の内部の圧力(以下、「圧迫圧力P」)を変化させる。圧力制御部20は、エアーポンプ(図示略)およびエアー排出弁(図示略)を有する。圧力制御部20は、圧迫圧力Pを増加させるとき、エアーポンプを駆動させ、カフ11へエアーを供給する。圧力制御部20は、圧迫圧力Pを減少させるとき、排出弁を開弁させ、カフ11からエアーを排出する。
圧力検知部30は、圧迫部10が被測定体の上腕を圧迫するときの圧迫圧力Pを検知する。圧力検知部30は、圧力センサー(図示略)およびA/D変換器(図示略)を有する。圧力検知部30は、圧力センサーにより検出した圧迫部10の圧迫圧力Pを、A/D変換器によりデジタル信号よりなる圧力信号に変換する。圧力検知部30により変換された圧力信号は、脈波検出部40および血圧算出部90に出力される。
脈波検出部40は、圧力検知部30からの圧力信号に基づいて脈波情報を検出する。脈波検出部40は、フィルタ回路(図示略)を有する。脈波検出部40は、フィルタ回路において圧力検知部30からの出力信号から直流成分等、所定の周波数成分を除去することにより脈波信号を生成し、生成された脈波信号から脈波の振幅を検出する。脈波検出部40は、検出した脈波の振幅信号を特徴量演算部50に出力する。
特徴量演算部50は、脈波情報記憶部60、変量値算出部70、および循環器機能判定部80を有する。脈波情報記憶部60は、脈波検出部40からの振幅信号を圧迫圧力Pと対応付けて脈波情報記憶部60に記憶する。変量値算出部70は、脈波情報記憶部60に記憶された脈波の振幅から変量値を演算する。循環器機能判定部80は、変量値算出部70により演算された変量値を予め設定されている演算式に代入し、被測定者の循環器機能を判定する。循環器機能判定部80は、被測定者の循環器機能の判定結果を表示部100に出力する。
血圧算出部90は、圧力検知部30により検出される圧迫圧力Pと、脈波検出部40により検出される脈波の振幅値との関係からオシロメトリック法などの所定のアルゴリズムを用いて、被測定者の最高血圧、最低血圧、および平均血圧の推定値を算出する。血圧算出部90は、血圧の算出結果を表示部100に出力する。
表示部100は、液晶画面を有する。表示部100は、液晶画面に循環器機能判定部80の判定結果、血圧算出部90により算出された被測定者の最高血圧、最低血圧、および平均血圧の推定値を表示する。
図2〜図6を参照して、循環器機能の判定処理について説明する。
図2に示されるように、循環器機能の判定を行うとき、圧力制御部20は、圧迫圧力Pを変化させる。具体的には、圧力制御部20は、圧迫圧力Pを第1圧力PAまで上昇させる。すなわち、圧力制御部20は、圧迫部10にエアーを供給してカフ11を膨張させる。圧力制御部20は、圧迫圧力Pを第1圧力PAまで上昇させた後、圧迫圧力Pの上昇速度を低下させる。圧力制御部20は、圧迫圧力Pを第1圧力PAよりも高い第2圧力PBまで上昇させた後、圧迫圧力Pを低下させる。すなわち、圧力制御部20は、カフ11からエアーを排出する。
第1圧力PAおよび第2圧力PBは、一般的な血圧に応じて設定されている。このため、圧力制御部20が圧迫圧力Pを第1圧力PAから第2圧力PBまで上昇させる期間(以下、「脈波検出期間TX」)において、圧力検知部30により検知される圧迫圧力Pは、脈波Wにともなって変動する。
図3に示されるように、脈波検出期間TXにおける圧迫部10へのエアーの供給量と対応する圧迫部10の圧力(以下、「カフ圧力C」)の変化に対する圧迫圧力Pの変化は、脈波Wと対応する。なお、カフ圧力Cは、圧迫圧力Pから脈波Wの影響を除いた値と対応する。脈波検出部40により検出される脈波信号は、カフ圧力Cに対する圧迫圧力Pの変化と対応する。
脈波Wは、血管の内外圧力差に応じた血管容積の変化を反映している。このため、血圧、循環器機能、および生体の力学的機能を含んだ複合的な情報により構成されていると考えられる。特徴量演算部50は、脈波Wから得られる多数の情報から目的の循環器機能に応じた最適な情報を抽出することにより、脈波Wから循環器機能を演算する。
変量値算出部70は、脈波情報記憶部60に記憶された情報から、脈波Wの振幅の大きさとしての各振幅における脈波Wの面積(以下、「脈波面積A」)とカフ圧力Cとを関連付けた情報を変量値として演算する。脈波面積Aは、1つの脈波Wが検出される期間における脈波信号を加算することにより演算される。脈波検出期間TXにおいてn回の脈波Wが検知された場合、A1は最初に検知される脈波の大きさを示す脈波面積A1、A2は2番目に検知される脈波面積A、n番目の脈波面積AがAnとなる。以降では、カフ圧力Cの上昇に応じた脈波Wの順序を脈波W1,W2,…,Wnとし、脈波W1,W2…Wnの脈波面積Aを脈波面積A1,A2,…,Anとして示す。
カフ圧力Cの変化と脈波面積Aとの関係から、包絡線L1が得られる。脈波面積Aは圧迫部10の微速加圧に従って特徴的な変化を示す。このため、包絡線L1は、山形形状を描く。包絡線L1は、個人によって特徴的な形状を示し、さらには各種循環器系の疾患などによってその形状が変化することが知られている。
循環器機能判定部80は、変量値算出部70からの出力を、カフ圧力Cの順番と脈波Wの面積とを組み合わせたデータ対として取り扱う。
循環器機能判定部80は、脈波面積Aを用いて関数演算を行い、加工情報を演算する。具体的には、循環器機能判定部80は、図4(a)に示される脈波面積Aを図4(b)に示されるよう累積加算した加工情報としての累積加算脈波Bを演算する。循環器機能判定部80は、カフ圧(Pn)と累積加算脈波(Bn)とを組み合わせた座標「(C1,B1),(C2,B2),…,(Cn,Bn)」としてのデータ対を用いて変量値を演算する。このように、カフ圧力Cをひとつの変数とすることで、複数の脈波情報のデータ対を取得することができる。変量値算出部70は、このデータ対を変量値として循環器機能判定部80に出力する。
図6の横軸は、カフ圧力Cを示している。図6の縦軸は、正規化総和分脈波Dを示している。正規化総和分脈波Dは、脈波検出期間TXの全ての脈波Wを累積加算した累積加算脈波B(Bn)を100%として、累積加算脈波Bを正規化している。循環器機能判定部80は、検出される脈波面積Aをカフ圧力Cの低圧側から順番に総和分することで、正規化総和分脈波Dを算出する。カフ圧力Cと正規化総和分脈波Dの包絡線L2は血管容積の変化を反映する。このため、正規化総和分脈波Dは、血管の力学特性を示す。正規化総和分脈波Dは、カフ11の圧迫圧力が低圧から高圧になるにしたがって、始めは小さく上昇するとともに所定のカフ圧力Cのときに急激に上昇し、所定のカフ圧力Cさらに高圧になるにしたがって、徐々に上昇度合が小さくなっていく。なお、所定のカフ圧力Cは、正規化総和分脈波Dが最も大きく増加したときのカフ圧力Cと対応する。
P11,P21,…Pn1は所定の一定間隔のカフ圧力Cを示している。正規化総和分脈波Dをプロットした値の包絡線L2上において、低圧側から順番にカフ圧力Cと正規化総和分脈波Dとを組み合わせたデータ列「(P11,D1)、(P21,D2)、…、(Pn1,Dn)」が得られる。
循環器機能判定部80は、変量値算出部70により演算された変量値を予め設定されている演算式である下記(1)式に代入し、特徴量Y1を演算する。

Y1=b0+b1×D1+b2×D2+…+bn×Dn …(1)

特徴量Y1は、血管状態の指標としての血管硬さレベルを定量的に示す。
(1)式の特徴量Y1を演算するための係数「b0,b1…bn」は、例えば、一般に血管の硬さを示す指標であるCAVI(Cardio−Ankle Vascular index)を目的変数としたPLS分析によって得られたPLSモデル式の係数として求められる。
各係数は、循環器機能演算装置1の圧迫部10、圧力制御部20、圧力検知部30、および脈波検出部40を用いて、互いにCAVIの値の異なる複数の被測定者から得られたデータ列「(P11,D1)、(P21,D2)、…、(Pn1,Dn)」を用いてPLS分析を行うことにより得られる。
図7に示されるように、循環器機能判定部80は、特徴量Y1をゲージG1上にプロットすることにより、被測定者の循環器機能としての血管硬さのレベルを表示する。
ゲージG1の領域R1は、血管硬さのレベルが疾患の可能性が低い値(以下、「標準値」)よりも十分小さい状態を示す。ゲージG1の領域R2は、血管硬さのレベルが標準値および標準値付近の状態を示す。ゲージG1の領域R3は、血管硬さのレベルが標準値よりも十分高い状態を示す。
循環器機能演算装置1の作用について説明する。
循環器機能演算装置1は、脈波情報から得られる複数の変量値を予め記憶されている多変量解析の演算式の変数に代入することにより循環器機能の指標となる特徴量Y1を演算している。このため、脈波情報から得られる複数の情報を用いて特徴量Y1を演算することができる。このため、脈波情報から得られる単一の変量値を用いて循環器機能の指標を用いる仮想の構成と比較して、演算精度を高めることができる。
循環器機能演算装置1は、以下の効果を奏する。
(1)特徴量演算部50は、予め多変量解析により求められた複数の変数および係数を有する(1)式の変数に、脈波情報から得られた複数の変量値を代入して循環器機能の判定を行う。このため、循環器機能の指標としての特徴量Y1の演算精度を向上できる。
(2)特徴量演算部50は、包絡線L1から関数演算して得られた加工情報としての正規化総和分脈波Dを用いて循環器機能を判定している。このため、循環器機能の特徴を際立たせた特徴値Y1を取得することができ、感度良く測定することができる。
(3)特徴量演算部50は、脈波面積Aを加工した値を変量値として用いている。このため、脈波Wのピーク高さを加工した値を変量値として用いる場合よりもデータノイズに強くなる。このため、循環器機能の特徴量Y1の演算精度を向上できる。
(4)特徴量演算部50は、包絡線L1を用いて変量値を演算しているため、循環器機能を示す脈波の離散データを連続データとして取得することができる。このため、心拍数に寄らない複数の変数が取得できる。このため、精度良く測定することができる。
(5)循環器機能演算装置1は、脈波検出期間TXにおけるカフ11に供給するエアーを微速加圧としている。このため、カフ11による上腕の圧迫により血管が閉塞する前の状態を計測できる。このため、減圧しながら脈波Wを検出する構成と比較して、血管状態がより自然な状態で脈波Wを検出することができる。このため、演算精度が向上する。
(6)特徴量演算部50は、脈波検出期間TXにおける全ての脈波Wを用いて変量値を演算している。このため、脈波検出期間TXにおける一部の脈波Wを用いる場合と比較して、循環器機能の演算精度を向上できる。
(7)表示部100は液晶画面を有する。このため、特徴量演算部50の内部から直接結果を読み取ることができる。このため、循環器機能の判定結果を素早く表示することができる。
(8)循環器機能演算装置1は、多変量解析を定量分析としている。このため、循環器機能を数値として演算することができる。このため、グラフSにより循環器機能を表現することができる。このため、被測定者は、循環器機能のレベルを把握しやすい。
(第2実施形態)
本実施形態の循環器機能演算装置1は、第1実施形態の循環器機能演算装置1と比較して次の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。すなわち、循環器機能演算装置1は、多変量解析として判別分析を行っている。なお、第2実施形態の循環器機能演算装置1の説明は、第1実施形態の循環器機能演算装置1と共通する構成に対して、第1実施形態の循環器機能演算装置1と同一の符号を付している。
図8に示されるように、特徴量演算部50は、変量値として、正規化総和分脈波Dの包絡線L2の傾きVを用いている。
特徴量演算部50は、包絡線L2において所定のカフ圧力Cの変化量に対する正規化総和分脈波Dの変化量である傾きVを変量値として演算する。
カフ圧力差C12における傾きV1は「V1=(Q2−Q1)/(C2−C1)」により演算される。カフ圧力差C23における傾きV2は「V2=(Q3−Q2)/(C3−C2)」により演算される。なお、「C1,C2,…Cn」は、カフ圧力Cの順序を示す。「Cn−C(n−1)」は、所定のカフ圧力Cの大きさを示す。「Qn」は、「Cn」における正規化総和分脈波Dの大きさを示す。特徴量演算部50は、正規化総和分脈波Dの包絡線L2上において、低圧側から順番に「(C1,V1)、(C2,V2)、…、(Cn,Vn)」というデータ対を得る。
循環器機能判定部80は、変量値算出部70により演算された変量値を予め設定されている演算式である下記(2)式に代入し、特徴量Y1を演算する。

Y2=c1×V1+c2×V2+…+cn×Vn …(2)

特徴量Y2は、血管状態の指標としての糖尿病の判別値と対応する値を示す。
(1)式の特徴量Y2を演算するための係数「c1,c2,…cn」は、例えば循環器機能の関係疾病の一つである糖尿病の有無を目的変数とした判別分析によって得られた線形判別関数式の係数である。
各係数は、循環器機能演算装置1の圧迫部10、圧力制御部20、圧力検知部30、および脈波検出部40を用いて、複数の糖尿病の被測定者および複数の糖尿病ではない被測定者から得られたデータ列「(C1,V1)、(C2,V2)、…、(Cn,Vn)」を用いて判別分析を行うことにより得られる。
図9に示されるように、循環器機能判定部80は、特徴量Y2をゲージG2上にプロットすることにより、被測定者の循環器機能としての糖尿病の可能性を表示する。ゲージG2の領域X1は、糖尿病の可能性が低い状態を示す。ゲージG2の領域X2は、糖尿病の可能性が高い状態を示す。
第2実施形態の循環器機能演算装置1は、第1実施形態の(1)〜(7)の効果に加えて以下の効果を奏する。
(9)循環器機能判定部80は、所定カフ圧力Cの変化量に対する正規化総和分脈波Dの変化量である傾きVを用いて判別分析を行う。このため、脈波Wの数(心拍数)に依存しない複数の脈波情報を得ることができる。このため、測定毎に心拍数が異なることによる誤差を減少させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態の循環器機能演算装置1は、第1実施形態の循環器機能演算装置1と比較して次の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。すなわち、循環器機能演算装置1は、多変量解析として主成分分析を行っている。なお、第2実施形態の循環器機能演算装置1の説明は、第1実施形態の循環器機能演算装置1と共通する構成に対して、第1実施形態の循環器機能演算装置1と同一の符号を付している。
図10に示されるように、特徴量演算部50は、変量値として、正規化総和分脈波Dの包絡線L2における所定の正規化総和分脈波Dの差分におけるカフ圧力Cの変化量(以下、「圧力差E」)を変量値として演算する。
圧力差E1は「E1=P2−P1」により演算される。特徴量演算部50は、正規化総和分脈波Dの包絡線L2上において、低圧側から順番に「(M1,E1)、(M2,E2)、…、(Mn,En)」というデータ対を得る。なお、「M1,M2,…Mn」は、正規化総和分脈波Dの順序を示す。「Mn−M(n−1)」は、所定の正規化総和分脈波Dの大きさを示す。
循環器機能判定部80は、変量値算出部70により演算された変量値を予め設定されている演算式である下記(1)式および(2)式に代入し、特徴量Z11および特徴量Z21を演算する。

Z11=a11×E1+a12×E2+…+a1n×En …(3)

Z21=a21×E1+a22×E2+…+a2n×En …(4)

特徴量Z11は、血管状態の指標となる値を示す。
特徴量Z21は、特徴量Z11とは異なる血管状態の指標となる値を示す。
(3)式の特徴量Z11を演算するための係数「a11,a12…a1n」、および(4)式の特徴量Z21を演算するための係数「a21,a22…A2n」は、予め多変量解析としての主成分分析により決定されている。
図11に示されるように、循環器機能判定部80は、特徴量Z1の軸および特徴量Z2の軸を有するグラフS上に(3)式および(4)式により算出された特徴量Z11および特徴量Z21をプロットすることにより、被測定者の循環器機能を判定する。
特徴量Z1,Z2と循環器機能との関係は、主成分分析による特徴量Z1,Z2の意味づけによって決定される。例えば、図11においては、特徴量Z1が小さいとき、被測定者の循環器機能は、脂質異常症の可能性にある旨が示される。特徴量Z2が大きいとき、被測定者の循環器機能は、糖尿病の傾向にある旨が示される。特徴量Z2が小さいとき、被測定者の循環器機能は、高血圧症の傾向にある旨が示される。
(3)式および(4)式の各係数を決定する主成分分析の方法について説明する。
各係数は、循環器機能演算装置1の圧迫部10、圧力制御部20、圧力検知部30、および脈波検出部40を用いて、互いに血管状態の異なる複数の被測定者から得られたデータ列「(M1,E1)、(M2,E2)、…、(Mn,En)」を用いて主成分分析を行うことにより得られる。
具体的には、データ列「(M1,E1)、(M2,E2)、…、(Mn,En)」を用いて第1主成分および第2主成分以下の主成分を演算するための演算式を導く。
次に、各主成分を演算するための演算式に複数の被測定者から得られたデータ列を代入して、各被測定者の各主成分のスコアを演算する。
次に、各被測定者の各主成分のスコアを用いて散布図を作成する。
次に、散布図から各主成分の意味づけを行う。
第3実施形態の循環器機能演算装置1は、第1実施形態の(1)〜(8)の効果に加えて以下の効果を奏する。
(10)循環器機能演算装置1は、多変量解析としての主成分分析を用いている。このため、多変数の持つ変動を少なくすることができる。このため、よりロバストな特徴量を抽出することができる。
(11)特徴量演算部50は、2つの特徴量Z11,Z21を抽出することにより、循環器機能を2次元グラフで判定できる。このため、特徴量Z11,Z21と循環器機能のグループとを同時に表示することができる。このため、被測定者が理解しやすい。
(第4実施形態)
本実施形態の循環器機能演算装置1は、第1実施形態の循環器機能演算装置1と比較して次の部分において異なる構成を有し、その他の部分において同一の構成を有する。すなわち、循環器機能演算装置1は、多変量解析として定性分析を行っている。なお、第2実施形態の循環器機能演算装置1の説明は、第1実施形態の循環器機能演算装置1と共通する構成に対して、第1実施形態の循環器機能演算装置1と同一の符号を付している。
図12は、図3の包絡線L1を微分処理したグラフを示している。
図12の横軸は、カフ圧力Cを示している。図12の縦軸は、加工情報としての脈波包絡線微分値を示している。脈波Wとカフ圧力Cとによる山形の包絡線L1を微分処理すると、横向きのS字の微分曲線L3を得ることができる。微分曲線L3は、包絡線L2のカフ圧力Cに対する変化速度示している。微分曲線L3は、血管の力学特性を示す。
「P1,P2,…Pn」は任意の所定のカフ圧力Cを示している。特徴量演算部50は、微分曲線L3上において、低圧側から順番に「(P1,dA1/dP)、(P2,dA2/dP)、…、(Pn,dAn/dP)」というデータ対を演算する。ここで、データ対の差分商「dAn/dP」は、微分法の近似法により、下記(5)式を用いて算出することができる。
循環器機能判定部80は、変量値算出部70により演算された変量値を予め設定されている演算式である下記(6)式に代入し、特徴量Y3を演算する。なお、(6)式は、「dAn/dP」を「Rn」として表記している。(6)式は、目的変数を疾病群としたユークリッドの距離に基づく判別式である。循環器機能判定部80は、疾患のレベルを所定の値により判別することで、定性的に判定する。なお、「R11,R21,…,Rn1」は基準データと対応し、「R12,R22,…,Rn2」は計測したデータと対応する。
図13に示されるように、循環器機能判定部80は、特徴量Y3をゲージG3上にプロットすることにより、被測定者の循環器機能に関する疾病の危険度を表示する。ゲージG3の領域F1は、危険度の低い状態を示す。ゲージG3の領域F3は、危険度の高い状態を示す。ゲージG3の領域F2は、危険度の高い状態と低い状態との間の境界の状態を示す。第4実施形態の循環器機能演算装置1は、第1実施形態の(1)〜(6)の効果を奏する。
(その他の実施形態)
本循環器機能演算装置1は、上記各実施形態以外の実施形態を含む。以下、本循環器機能演算装置1のその他の実施形態としての上記各実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・第3実施形態の特徴量演算部50は、主成分分析を用いて特徴量Z11,21を演算する。ただし、特徴量演算部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の特徴量演算部50は、多重回帰分析を用いて特徴量Z11,Z21を演算する。この場合、演算式は、予め多重回帰分析により得られた演算式が用いられる。これにより、複数の説明変数から目的変数の最適な回帰モデルを作成できる。このため、精度のよい演算値を得ることが出来る。なお、多重回帰分析に代えて、正準相関分析を用いることもできる。この場合、複数の循環器機能に対して相関が最大となる係数を算出できる。このため、より個々の循環器機能を正確に表す特徴量を抽出することができる。
・第3実施形態の循環器機能演算装置1は、循環器機能の判定結果をグラフS上のプロットにより表示する。ただし、循環器機能演算装置1の構成はこれに限られない。例えば、変形例の循環器機能演算装置1は、循環器機能の判定結果を文字情報、または音声情報により表示する。文字情報としては、例えば「動脈硬化のハイリスク領域である」等が挙げられる。また、この変形例においては、循環器機能の領域の表示に加えて、「血管の硬さはレベル4」および「詰り具合はレベル6」等の特徴量Z11,21に基づいた循環器機能のレベル表示をすることができる。
・第3実施形態の特徴量演算部50は、2つの特徴量Z11,Z21を用いる。ただし、 特徴量演算部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の特徴量演算部50は、特徴量を1つ、または3つ以上用いる。特徴量を3つ以上用いる場合、多次元空間においてより詳細な数値や分類による循環器機能の判定を行うことができる。
・各実施形態の循環器機能演算装置1は、脈波検出期間TXにおいてカフ11へのエアーの供給を微速増圧としている。ただし、循環器機能演算装置1の構成はこれに限られない。例えば、変形例の循環器機能演算装置1は、脈波検出期間TXにおいてカフ11へのエアーの供給を微速増圧としている。なお、脈波検出期間TXの開始時における圧迫圧力Pは、第2圧力PBとなり、脈波検出期間TXの終了時における圧迫圧力Pは、第1圧力PAとなる。この場合、微速増圧の構成と比較して、脈波の発生点が明確に現れる。このため、血圧を正確に計測することができる。
・各実施形態の循環器機能演算装置1は、表示部100を有する。ただし、循環器機能演算装置1の構成はこれに限られない。例えば、変形例の循環器機能演算装置1は、表示部100に代えてまたは加えて、外部装置で判定結果を表示するための接続端子を有する。この場合、外部装置において、さまざまなアプリケーションを用意することが簡単になる。このため、データの蓄積や解析が用意になる。このため、利便性を向上することができる。
・各実施形態の特徴量演算部50は、脈波検出期間TXにおける全ての脈波Wを用いて特徴量Y1,Y2,Y3,Z11,Z21を演算する。ただし、特徴量演算部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の特徴量演算部50は、脈波検出期間TXにおける一部の脈波Wを用いて特徴量Y1,Y2,Y3,Z11,Z21を演算する。
・各実施形態の特徴量演算部50は、カフ圧力Cと脈波Wとの関係を用いて変量値を演算している。ただし、特徴量演算部50の構成はこれに限られない。例えば、変形例の特徴量演算部50は、血管の内外圧差と脈波Wとの関係を用いて変量値を演算している。血管の内外圧差は、平均血圧値から圧迫圧力Pの差分をとることにより、算出することができる。
・各実施形態のカフ11は、被測定者の身体の被測定部としての上腕に巻きかけられる。ただし、カフ11の構成はこれに限られない。例えば、変形例のカフ11は、被測定者の身体の被測定部としての手首または下腿に巻きかけられる。要するに、脈波が検出できる被測定部であれば、いずれの部位も被測定部とすることができる。
1…循環器機能演算装置、10…圧迫部、20…圧力制御部、30…圧力検知部、40…脈波検出部、50…特徴量演算部。

Claims (8)

  1. 被測定者の身体の被測定部を圧迫する圧迫部と、
    前記圧迫部により発生する圧迫圧力を検知する圧力検知部と、
    前記圧迫圧力を変化させる圧力制御部と、
    前記圧力制御部により前記圧迫圧力を変化させる過程における前記圧力検知部からの出力信号に基づいて脈波情報を検知する脈波検出部と、
    前記脈波情報を累積的に加算することにより得られる加工情報としての累積加算脈波を演算し、前記加工情報から複数の変量値を演算し、予め多変量解析により求められた複数の変数および係数を有する演算式に、前記変量値を代入し、循環器機能の指標となる特徴量を演算する特徴量演算部と
    を備えることを特徴とする循環器機能演算装置。
  2. 前記特徴量演算部は、前記累積加算脈波の最大値で正規化した累積加算比率に基づいて前記変量値を演算する
    請求項1に記載の循環器機能演算装置。
  3. 前記特徴量演算部は、前記圧迫圧力が所定量変化するときの前記累積加算比率の変化量、前記累積加算比率の傾き、前記累積加算比率の面積、前記累積加算比率を演算処理した値のうちいずれかを前記変量値として用いる
    請求項2に記載の循環器機能演算装置。
  4. 前記特徴量演算部は、前記累積加算比率が所定量変化するときの前記圧迫圧力の変化量、前記圧迫圧力の傾き、前記圧迫圧力の面積、前記圧迫圧力を演算処理した値のうちいずれかを前記変量値として用いる
    請求項2に記載の循環器機能演算装置。
  5. 前記特徴量は、前記循環器機能としての血管状態を定量的に判定する指標であり、
    前記特徴量演算部は、前記特徴量を用いて前記血管状態を判定する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の循環器機能演算装置。
  6. 前記特徴量は、前記循環器機能に関する特定の疾病に関する状態を判別する判別値と対応する指標であり、
    前記特徴量演算部は、前記特徴量と前記判別値とを比較することにより前記被測定者の前記特定の疾病に関する状態を判別する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の循環器機能演算装置。
  7. 前記演算式は、予め多変量解析としての主成分分析により求められ、
    前記特徴量演算部は、前記特徴量を主成分に対する値として演算し、前記主成分により前記循環器機能を判定する
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の循環器機能演算装置。
  8. 前記特徴量演算部は、前記圧迫圧力の変化に対する前記累積加算比率についての包絡線を演算し、前記包絡線を前記圧迫圧力の所定変化量毎、または前記累積加算比率の所定変化量毎に分割し、分割された前記包絡線に関する値を前記変量値として用いる
    請求項2を直接的または間接的に引用する請求項7に記載の循環器機能演算装置。
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