JP6191668B2 - データ保存媒体及びその製造方法、データ保存用媒体、データ読出装置並びにデータ読出方法 - Google Patents

データ保存媒体及びその製造方法、データ保存用媒体、データ読出装置並びにデータ読出方法 Download PDF

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本発明は、データ保存媒体及びその製造方法、データ保存用媒体、データ読出装置並びにデータ読出方法に関する。
種々の情報を記録する媒体としての紙は、古くから利用されており、現在においても、多くの情報が紙面上に記録されている。一方、産業の発達とともに、動画、静止画等の画像情報を記録するフィルム(マイクロフィルム等)、音の情報を記録するレコード盤等が利用され、近年では、デジタルデータを記録する媒体として、磁気記録媒体、光学式記録媒体、半導体記録媒体等が利用されている。
上述したような媒体に記録される情報等として、100年を超える超長期に保存されることが求められるものがある。上記媒体は、その用途に応じて、それぞれ利用に支障が生じない程度の耐久性を備えており、例えば、紙、フィルム、レコード盤等の媒体は、数年といった時間尺度においては、十分な耐久性を有する媒体といえる。しかしながら、100年を超えるような時間尺度においては、経年劣化を避けることはできず、保存した情報が滅失するおそれがあり、水や熱によって損傷を受けるおそれもある。例えば、マイクロフィルムは、セルロースアセテートを原料とするものにあっては、保管環境の温度・湿度によって分解が生じ、表面に酢酸が生成されてデータ読出が不可能となるビネガーシンドロームが起こるため、寿命は30年以下とされている。ポリエステルを原料とするものにあっては、500年程度の寿命といわれているものの、ISO、JIS等の規格で定められた環境下で保管しなければ達成できず、保管環境が情報滅失のリスク要因の一つとなることに変わりはない。
また、磁気記録媒体、光学式記録媒体、半導体記録媒体等は、一般的な電子機器の利用にあたって支障が生じない程度の耐久性を備えるものの、数十年といった時間尺度での耐久性を考慮した設計はなされていないため、恒久的、半永久的に情報を保存する用途には適していない。例えば、半導体記録媒体としてのフラッシュメモリに代表されるEEPROMにおいては、フローティングゲートへの電荷の保持によってデータが記録・保存されるが、保管環境によってフローティングゲートにおける電荷の保持時間が左右されてしまう。また、データの書き込みを繰り返すことで絶縁層が損傷し、電荷が保持できなくなるおそれもある。長寿命の半導体記録媒体としてROMが知られているが、情報が記録・保存されたROMからバックアップとしてのROM(複製物)を作製するのは膨大な費用がかかってしまう。
さらに、上記の媒体は、耐火性、耐熱性に欠けるという問題がある。例えば、情報が記録・保存された上記媒体の保管場所にて火災が発生すると、その熱によりデータが滅失してしまうため、既存の媒体では情報を恒久的、半永久的に保存することは、実質的に不可能である。
一方、恒久的、半永久的に情報を保存可能な方法として、石英ガラスのような耐久性を有する媒体に情報を記録・保存する方法が提案されている(特許文献1,2参照)。具体的には、円柱状の媒体内の微小セルに光透過率の違いとして三次元的にデータを記録し、この媒体を回転させながらコンピュータトモグラフィの技術を利用して情報の読み出しを行う方法(特許文献1参照)、円柱状の媒体に対して照射角度を変えながら電磁波を照射して透過率の違いを測定し、コンピュータトモグラフィの技術を利用して情報の読み出しを行う方法(特許文献2参照)が提案されている。
特許第4991487号公報 特許第5286246号公報
上記特許文献1,2に開示されているように、円柱状の石英ガラスを媒体として用い、その内部に三次元的に情報を記録・保存する方法であれば、恒久的、半永久的に情報を記録・保存することができる。このようにして記録・保存された情報を読み出すときには、媒体内に三次元的に分散したセルから情報を抽出する必要があるため、コンピュータトモグラフィの技術を利用し、フーリエ変換処理等を行う必要がある。しかしながら、数百年という超長期的な時間尺度を経た後に、情報を記録・保存したときと同じコンピュータトモグラフィの技術が存在していなければ、記録・保存された情報を読み出すことができないという問題がある。
また、情報が記録・保存された上記媒体が破損してしまうことにより情報が滅失してしまうリスクを軽減するために、上記媒体のバックアップとしての複製物を作製する場合、情報の記録・保存されていない別個の石英ガラスを準備し、情報を新たに記録・保存する方法を採用する必要がある。そのため、記録・保存すべき情報の原本が存在していない場合には複製物を作製することができず、また複製物を作製する作業が煩雑であるとともに、多大なコストがかかってしまうという問題もある。
このような課題に鑑みて、本発明は、保管環境の変化に対して耐久性があり、情報が記録・保存された後であっても容易にバックアップとしての複製物を作製可能なデータ保存媒体及びその製造方法、データ保存用媒体、データ読出装置並びにデータ読出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、データが保存されてなるデータ保存媒体であって、第1面及びそれに対向する第2面を有する、石英からなる基材と、前記基材の第1面上に設定された保存領域内に形成されてなる凹凸構造とを備え、前記保存領域は、少なくとも一方向に並列されてなる複数の単位保存領域と、隣接する前記単位保存領域の間に位置するデータ非保存領域とを含み、前記凹凸構造は、前記データを複数に分割して得られる複数の単位データの単位ビット列を凹部及び凸部にて示す複数の単位データパターンと、前記保存領域内における前記複数の単位保存領域のそれぞれの位置情報を示すアドレスパターンと、隣接する前記単位保存領域の境界を示す境界パターンとを含み、前記各単位保存領域には、前記複数の単位保存領域の並列順に、前記各単位データパターンのみが形成されており、前記アドレスパターンは、前記複数の単位データパターンのそれぞれが形成されている前記複数の単位保存領域のそれぞれに対応して、前記データ非保存領域に形成されていることを特徴とするデータ保存媒体を提供する(発明1)。
上記発明(発明1)によれば、石英からなる基材により構成されるため、保管環境の変化に対して耐久性を発揮することができ、超長期的な時間尺度であってもデータを安定的に保存することができる。また、保存されているデータが、基材の第1面上に形成されている凹凸構造により表現されているため、上記発明(発明1)に係るデータ保存媒体を用いたインプリントリソグラフィ処理により、保存されているデータ(デジタルデータ)自体が存在していなくても、容易にバックアップとしての複製物を作製することができる。さらに、上記発明(発明1)に係るデータ保存媒体においては、例えば、単位保存領域の画像データを取得し、単位保存領域ごとに読み出された単位データを結合することによりデータが読み出されるが、当該単位保存領域の位置情報を示すアドレスパターンが形成されていることで、画像データの取得時に、保存領域内の複数の単位保存領域のうちのいずれの画像データを取得しているのかを容易に判別することができる。
上記発明(発明1)において、少なくとも前記単位データパターンは、前記保存領域内に仮想グリッドを設定したときに、前記仮想グリッドの交点に重なるように位置しているのが好ましく(発明2)、上記発明(発明1,2)において、前記単位データパターン及び前記アドレスパターンは、相互に実質的に同一の寸法を有するのが好ましい(発明3)。
上記発明(発明1〜3)において、前記保存領域には、前記複数の単位保存領域がM行×N列(M及びNは、その一方が2以上の整数であり、他方が1以上の整数である。)の行列配置で並列されており、前記アドレスパターンは、前記各単位保存領域の並列位置であるp行目(pは1以上M以下の整数である。)及びq列目(qは1以上N以下の整数である。)を表す凹凸構造により構成されているのが好ましい(発明4)。
また、本発明は、データの保存に供されるデータ保存用媒体であって、第1面及びそれに対向する第2面を有する、石英からなる基材を備え、前記基材の第1面上に、複数の単位保存領域が並列されてなる保存領域が設定され、前記保存領域は、少なくとも一方向に並列されてなる複数の単位保存領域と、隣接する前記単位保存領域の間に位置するデータ非保存領域とを含み、前記複数の単位保存領域のそれぞれは、前記データのデータ内容を複数に分割してなる単位データの単位ビット列を凹部及び凸部にて示す複数の単位データパターンのそれぞれのみが形成される予定の領域であり、前記データ非保存領域には、前記保存領域内における前記単位保存領域の位置情報を示すアドレスパターンが前記複数の単位保存領域のそれぞれに対応して形成されているとともに、隣接する単位保存領域の境界を示す境界パターンが形成されており、前記アドレスパターン及び前記境界パターンは、いずれも凹凸構造により構成されていることを特徴とするデータ保存用媒体を提供する(発明5)。
上記発明(発明5)において、前記保存領域には、前記複数の単位保存領域がM行×N列(M及びNは、その一方が2以上の整数であり、他方が1以上の整数である。)の行列配置で並列されており、前記アドレスパターンは、前記各単位保存領域の並列位置であるp行目(pは1以上M以下の整数である。)及びq列目(qは1以上N以下の整数である。)を表す凹凸構造により構成されているのが好ましい(発明6)。
さらに、本発明は、上記発明(発明1〜4)に係るデータ保存媒体を製造する方法であって、第1面及びそれに対向する第2面を有する、石英からなるデータ保存媒体用基材の当該第1面側における、前記データ保存媒体の前記保存領域に相当する領域内に仮想グリッドを設定し、前記データ保存媒体に保存される前記データを複数に分割して得られる複数の単位データの単位ビット列を凹部及び凸部にて示す前記単位データパターンに対応するレジストパターンを、前記仮想グリッドの交点上であって、前記データ保存媒体の前記各単位保存領域に相当する領域内に形成し、前記アドレスパターン及び前記境界パターンのそれぞれに対応するレジストパターンを、前記データ保存媒体の前記データ非保存領域に相当する領域内に形成し、前記レジストパターンをマスクとして前記データ保存媒体用基材の第1面をエッチングすることを特徴とするデータ保存媒体の製造方法を提供する(発明7)。
上記発明(発明7)において、前記単位データパターン及び前記アドレスパターンのそれぞれに対応する前記レジストパターンは、相互に実質的に同一の寸法を有するように形成されるのが好ましい(発明8)。
上記発明(発明7,8)において、前記データ保存媒体用基材は、前記第1面上にハードマスク層を有し、前記レジストパターンを前記ハードマスク層上に形成し、当該レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングしてハードマスクパターンを形成し、前記ハードマスクパターンをマスクとして前記データ保存媒体用基材の第1面をエッチングするのが好ましい(発明9)。
さらにまた、本発明は、上記発明(発明1〜4)に係るデータ保存媒体に保存されているデータを読み出す装置であって、前記複数の単位保存領域のそれぞれ及び当該各単位保存領域の位置情報を示す前記アドレスパターンを含む複数の画像データを取得する画像データ取得部と、前記画像データから、前記複数の単位保存領域のそれぞれに形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出すデータ読出部と、前記画像データから、前記データ非保存領域に形成されている前記アドレスパターンに基づいて前記各単位保存領域の位置情報を読み出す位置情報読出部と、前記データ読出部により読み出された前記単位データ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶する記憶部と、前記データ読出部により読み出された前記複数の単位データに基づいて、前記データを復元するデータ復元部とを備えることを特徴とするデータ読出装置を提供する(発明10)。
上記発明(発明10)において、前記画像データ取得部により取得された前記画像データから、前記単位保存領域に形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データの読み出しが可能であるか否かを判断する判断部と、前記判断部により前記単位データの読み出しが不可能であると判断された場合に、エラーデータを生成するエラーデータ生成部とをさらに備え、前記データ読出部は、前記判断部により前記単位データの読み出しが可能であると判断された場合に、前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出し、前記記憶部は、前記データ読出部により読み出された前記単位データ及びそれに対応する前記単位保存領域の位置情報、又は前記エラーデータ生成部により生成された前記エラーデータ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶するのが好ましい(発明11)。
上記発明(発明11)において、前記画像データ取得部は、前記エラーデータ生成部により生成された前記エラーデータが前記記憶部に記憶されたときに、前記エラーデータに関連付けられて前記記憶部に記憶された前記単位保存領域の位置情報に基づき、前記データ保存媒体の複製物における当該位置情報と同一の位置情報を示すアドレスパターンにより特定される単位保存領域を含む画像データを取得するのが好ましい(発明12)。
また、本発明は、上記発明(発明1〜4)に係るデータ保存媒体に保存されているデータを読み出す方法であって、前記複数の単位保存領域のそれぞれ及び当該各単位保存領域の位置情報を示す前記アドレスパターンを含む複数の画像データを取得する工程と、前記画像データから、前記複数の単位保存領域のそれぞれに形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出す工程と、前記画像データから、前記データ非保存領域に形成されている前記アドレスパターンに基づいて前記各単位保存領域の位置情報を読み出す工程と、前記単位データ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶する工程と、前記複数の単位データに基づいて、前記データを復元する工程とを含むことを特徴とするデータ読出方法を提供する(発明13)。
上記発明(発明13)において、前記画像データから、前記単位保存領域に形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データの読み出しが可能であるか否かを判断する工程と、前記単位データの読み出しが不可能であると判断された場合に、エラーデータを生成する工程とをさらに含み、前記単位データを読み出す工程において、前記単位データの読み出しが可能であると判断された場合に、前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出し、前記記憶する工程において、前記単位データ及びそれに対応する前記単位保存領域の位置情報、又は前記エラーデータ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶するのが好ましい(発明14)。
上記発明(発明14)において、前記エラーデータが記憶されたときに、前記エラーデータに関連付けられて記憶された前記単位保存領域の位置情報に基づき、前記データ保存媒体の複製物における当該位置情報と同一の位置情報を示すアドレスパターンにより特性される単位保存領域を含む画像データを取得する工程をさらに有するのが好ましい(発明15)。
本発明によれば、保管環境の変化に対して耐久性があり、情報が記録・保存された後であっても容易にバックアップとしての複製物を作製可能なデータ保存媒体及びその製造方法、データ保存用媒体、データ読出装置並びにデータ読出方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ保存媒体の概略構成を示す平面図である。 図2は、本発明の一実施形態における単位保存領域の概略構成を示す平面図である。 図3は、本発明の一実施形態における保存領域を示す平面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るデータ保存媒体の部分拡大切断端面図であって、図2におけるI−I線切断端面図である。 図5は、本発明の一実施形態におけるアドレスパターンの行番号及び列番号の数字を表すパターンを示す平面図である。 図6は、本発明の一実施形態における境界パターンの構成を示す平面図である。 図7は、本発明の一実施形態における境界パターンの配置例を示す平面図である。 図8は、本発明の一実施形態における単位データパターン、アドレスパターン及び境界パターンの配置例を示す部分平面図である。 図9は、本発明の一実施形態における描画データを生成する工程を示す概略図である。 図10は、本発明の一実施形態に係るデータ保存媒体の製造方法の工程を示す斜視図である。 図11は、本発明の一実施形態に係るデータ保存媒体の複製物を製造する工程を示す工程フロー図である。 図12は、本発明の一実施形態におけるデータ読出装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図13は、本発明の一実施形態におけるデータ読出方法を概略的に示すフローチャートである。 図14は、本発明の一実施形態におけるデータ保存用媒体の構成を概略的に示す部分拡大斜視図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[データ保存媒体]
図1は、本実施形態に係るデータ保存媒体の概略構成を示す平面図であり、図2は、本実施形態における単位保存領域の概略構成を示す平面図であり、図3は、本実施形態における保存領域を示す平面図であり、図4は、本実施形態に係るデータ保存媒体の部分拡大切断端面図であって、図2におけるI−I線切断端面図である。
本実施形態に係るデータ保存媒体1は、第1面21及び当該第1面21に対向する第2面22を有し、略方形状の石英ガラスからなる基材2と、基材2の第1面21上に設定された保存領域SA内に形成されてなる凹凸構造3〜5とを備える。
保存領域SA内には、複数の単位保存領域UAがM行×N列(M及びNは、その一方が2以上の整数であり、他方が1以上の整数である。)の行列配置で並列されている。図3に示すように、本実施形態においては、24個の単位保存領域UAが4行(M=4)×6列(N=6)の行列配置で並列されている例を挙げて説明するが、この態様に限定されるものではない。
保存領域SAは、複数の単位保存領域UAと、隣接する単位保存領域UAの間に位置する、畦道状のデータ非保存領域NAとを含む。各単位保存領域UAは、単位データパターンUP(凹凸構造3)が形成されている領域であり、データ非保存領域NAは、アドレスパターンAP(凹凸構造4)及び境界パターンBP(凹凸構造5)が形成されている領域である。
単位保存領域UAの大きさは、後述する撮像部111における撮影可能領域の大きさに応じて適宜設定され得るものである。また、データ非保存領域NAの大きさは、少なくともアドレスパターンAPを形成可能な大きさである限り特に制限されないが、データ非保存領域NAの大きさを可能な限り小さくすることにより、保存領域SA中における単位保存領域UAの占める割合を増大させることができ、データの記録容量を大きくすることができる。
各単位保存領域UAに形成されている単位データパターンUPは、データ保存媒体1に記録・保存されているデータが複数に分割された単位データのデータ内容(単位ビット列)を表現する凹部(ホール)31及び凸部(ホールが存在しない部分)32からなる。本実施形態においては、当該単位データの単位ビット列のうちの「1」が凹部31と定義され、「0」が凸部32と定義されている。例えば、図2においては、左上から「1010011101・・・」という単位ビット列(単位ビット行列)で表現される単位データがデータ保存媒体1の単位保存領域UAに記録・保存されている。なお、単位ビット列のうちの「1」が凸部32と定義され、「0」が凹部31と定義されてもよい。
データ保存媒体1に記録・保存されているデータの種類としては、特に限定されるものではなく、例えば、テキストデータ、動画や静止画等の画像データ、音声データ等が挙げられる。
アドレスパターンAPは、保存領域SA内における各単位保存領域UAの位置情報を表現する凹部41及び凸部42からなる。本実施形態において、保存領域SA内における各単位保存領域UAの位置情報を表すアドレスパターンAPは、各単位保存領域UAの並列位置を表すp行目(pは1以上M以下の整数である。)及びq列目(qは1以上N以下の整数である。)という行番号及び列番号(p,q)の数字を表す点字を模したパターン(図5参照)を凹凸構造4(凹部41及び凸部42)により表現してなるものである。図2においては、単位保存領域UAが04行02列目に位置する領域である、ということがアドレスパターンAPにより表現されている。
なお、本実施形態におけるアドレスパターンAPは、単位データパターンUPと同様、行番号及び列番号の数字を2値化したビット列を表す凹凸構造4(凹部41及び凸部42)により構成されていてもよい。
境界パターンBPは、一の単位保存領域UAと、その行方向及び列方向においてデータ非保存領域NAを介して隣接する他の単位保存領域UAとの境界を示すパターンであって、略方形状の各単位保存領域UAの4角の外側に位置するように形成されている。かかる境界パターンBPが形成されていることで、後述するように、撮像部111にて各単位保存領域UAを容易に認識することが可能となり、複数の単位データパターンUPとして記録・保存されているデータの正確な読み出しが可能となる。
本実施形態において、境界パターンBPは、略十字状であって、その交点Lから外側に向かって延伸する4つのパターンBP1〜BP4のうちの1つのパターンBP1の長さ(交点から当該パターンの延伸方向における長さ)が、他の3つのパターンBP2〜BP4の長さよりも短い(図6(a)参照)。このような形状を有する境界パターンBPは、保存領域SA内の複数の単位保存領域UAの並列順(図3における左上から横方向に向かう順)に、90°ずつ回転させるようにして形成されている(図7参照)。後述するように、本実施形態に係るデータ保存媒体1に記録・保存されているデータを読み出す際に、各単位保存領域UAの画像データを、データ保存媒体1を撮像部111に対して相対的に移動させながら取得する。そのため、撮像部111の移動のたびに撮像部111の位置合わせを行い、画像データを取得することになるが、単位保存領域UAの並列順に境界パターンBPが90°ずつ回転していることで、撮像部111を走査させながら、単位保存領域UAの並列順に画像データを取得することができる。
なお、境界パターンBPは、その他の態様(平面視形状)として、略L字状(基準点Cpから2方向に延伸する、互いに直交する2つのパターンを有するもの)であってもよいし(図6(b)参照)、略十字状であって、基準点Cpから外側に延伸する4つのパターンの長さ(交点から当該パターンの延伸方向における長さ)が実質的に同一のものであってもよい(図6(c)参照)。
単位データパターンUP及びアドレスパターンAPを構成する凹凸構造3,4は、相互に実質的に同一の寸法及びピッチを有するのが好ましい。これらが実質的に同一寸法及び同一ピッチであることで、後述するデータ保存媒体1の複製物1’を作製する際の複製エラー(凹凸構造3,4の転写エラー)の発生を防止するとともに、データ保存媒体1からデータを読み出す際に取得する画像データの処理の観点上で有利となる。
本実施形態において、単位データパターンUP及びアドレスパターンAPを構成する凹部31,41は、平面視略方形状のホール形状である。この凹部31,41の寸法は、一般的な撮像素子により凹部31,41を光学的に認識可能な寸法であればよいが、データ保存媒体1における記録・保存可能なデータ容量を増大させるために、単位データパターンUPの凹部31の寸法は、例えば、400nm以下、好ましくは100〜250nm程度に設定され得る。
図8に示すように、単位データパターンUP及びアドレスパターンAPは、いずれも、保存領域SA内に設定された仮想グリッドGrの交点PIに重なるようにして形成されており、境界パターンBPは、仮想グリッドGrのグリッド線に重なるように形成されている。より具体的には、単位データパターンUP(凹部31)及びアドレスパターンAP(凹部41)のそれぞれの基準点Cpが仮想グリッドGrの交点PIに重なるように、境界パターンBPの基準点Cpが仮想グリッドGrのグリッド線に重なり、かつ隣接する交点PI(図8においては上下方向に隣接する交点PI)の略中間に位置するように、単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPが形成されている。ここで、単位データパターンUP及びアドレスパターンAPの基準点Cpは、単位データパターンUP及びアドレスパターンAPを構成する凹凸構造3,4(凹部31,41)の平面視における中心点であり、境界パターンBPの基準点Cpは、略十字状の交点Lである。なお、少なくとも単位データパターンUPの基準点Cpが仮想グリッドGrの交点PIに重なるようにして形成されていればよく、アドレスパターンAP及び境界パターンBPの基準点Cpは、仮想グリッドGrの交点PIに重なっていてもよいし、仮想グリッドGrのグリッド線には重なるが交点PIには重なっていなくてもよいし、仮想グリッドGrの交点PI及びグリッド線のいずれにも重なっていなくてもよい。
上述した構成を有する本実施形態に係るデータ保存媒体1においては、記録・保存されているデータのデータ内容が、保存領域SAの各単位保存領域UAに形成されている凹凸構造3(凹部31及び凸部32)により表現されている。このデータ保存媒体1は、石英からなる基材を加工することにより作製され得るものであって、極めて優れた耐熱性及び耐水性を有する。したがって、保存環境が変化したとしても記録・保存されているデータが滅失することなく、当該データを超長期的に(数百年以上の単位で)保存することができる。
また、本実施形態に係るデータ保存媒体1は、基材2の第1面21に形成された凹凸構造3(凹部31及び凸部32)によりデータを記録・保存することができるため、後述するように、当該データ保存媒体1を用いてインプリントリソグラフィ処理を行うことで、データが記録・保存されたデータ保存媒体1の複製物(バックアップ)を、当該データ(デジタルデータ)が存在していなくても容易に作製することができる。
さらに、本実施形態に係るデータ保存媒体1に記録・保存されているデータは、一般的な撮像素子を用いて光学的に認識可能な凹凸構造により表現されているため、超長期的な将来においても、そのときに存在する撮像素子を用いて当該凹凸構造3(凹部31及び凸部32)を撮像してビット列に変換するだけで、容易にデータを復元することができる。
さらにまた、本実施形態に係るデータ保存媒体1においては、データが凹凸構造3として記録・保存される各単位保存領域UAの保存領域SA内における位置を示すアドレスパターンAPが形成されているため、データ保存媒体1に記録・保存されているデータの一部(複数の単位保存領域UAのうちの一部の単位保存領域UAに形成されている単一データパターンUP)を読み出す場合であっても、当該アドレスパターンAPに基づいて、目的とするデータ(データの一部)を容易に読み出すことができる。また、単位保存領域UAに形成されている凹凸構造3(凹部31)の一部が破損してしまった場合であっても、凹凸構造3の一部が破損してしまった単位保存領域UAをアドレスパターンAPによって特定することができるため、データ保存媒体1の複製物(バックアップ)が予め作製されていれば、当該複製物から当該単位保存領域UAに記録・保存されているデータを容易に読み出すことができ、データ保存媒体1の他の単位保存領域UAから読み出されたデータと結合することで、データ保存媒体1に記録・保存されているデータの復元が可能となる。
〔データ保存媒体の製造方法〕
上述した構成を有するデータ保存媒体1は、以下のようにして作製することができる。図9は、本実施形態に係るデータ保存媒体1を作製する前段階として描画データを設計する工程を概略的に示すフロー図であり、図10は、本実施形態に係るデータ保存媒体1を作製する工程を切断端面図にて示すフロー図である。
[描画データ設計工程]
まずは、データ保存媒体1に記録・保存されるデータDに基づき、データ保存媒体1の保存領域SAに凹凸構造3,4(単位データパターンUP及びアドレスパターンAP)を形成するための描画データを設計する。
具体的には、まず、データDの全ビット列を、その先頭から所定のビット長単位でX個(Xは2以上の整数である。)の単位ビット列に分割し、当該単位ビット列を含む単位データUD1〜UDXを生成する。各単位データUDの単位ビット列のビット長は、単位保存領域UAに記録・保存可能なビット長と同一に設定され得る。本実施形態における各単位保存領域UAに8行×16列のビット行列でデータが保存され得る場合、記録・保存されるデータDの全ビット列を、その先頭から128ビット長の単位ビット列の単位データUDに分割する。
次に、各単位データUDの単位ビット列を、8行×16列の単位ビット行列UMに変換し、当該単位ビット行列UMに基づいて、単位パターンデータUPDを生成する。本実施形態においては、このとき、単位保存領域UAに相当する領域内に仮想グリッドGrを定義し、当該仮想グリッドGrの交点PIに重なるように、単位ビット行列UMのうちのビット「1」に対応する位置にのみ、凹部31に対応するビット図形(正方形の図形)を配置し、ビット「0」に対応する位置にはビット図形を配置しない(図8参照)。この単位パターンデータUPDは、8行×16列の行列を構成する各位置におけるビット図形の有無によって、単位ビット行列UMを構成する128ビットの情報を表現している。この単位パターンデータUPDが、単位保存領域UAに単位データパターンUP(凹凸構造3)を形成する際の描画データとして用いられる。
続いて、単位パターンデータUPDに、データ非保存領域NAにアドレスパターンデータAPDを付加する。アドレスパターンデータAPDは、データ保存媒体1に記録・保存されるデータDにおける単位データUDの配列順に沿って付加される。このアドレスパターンデータAPDが、データ非保存領域NAにアドレスパターンAP(凹凸構造4)を形成する際の描画データとして用いられる。
このようにして各単位保存領域UAに形成される単位データパターンUPの描画データである単位パターンデータUPD、及びデータ非保存領域NAに形成されるアドレスパターンAPの描画データであるアドレスパターンデータAPDを生成した後、これらを行列状に配置するとともに、データ非保存領域NAに所定の境界パターンデータBPDを付加することで、描画データを生成することができる。
[データ保存媒体作製工程]
続いて、第1面11及び第1面11に対向する第2面12を有する、石英からなるデータ保存媒体用基材10を準備し、当該基材10の第1面11上に、単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPに対応するレジストパターンRUP,RAP,RBPを形成する(図10(a)参照)。
かかるレジストパターンRUP,RAP,RBPは、半導体の製造プロセス等で利用されている従来公知の露光装置(電子線描画装置、レーザ描画装置等)を用いて形成され得る。この露光装置を用いて、上記のようにして生成された描画データに基づいて、データ保存媒体用基材10の第1面11側に形成されているレジスト層にパターン潜像を形成し、現像処理を施すことにより、レジストパターンRUP,RAP,RBPを形成することができる。
上記レジスト層を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、従来公知のエネルギー線感応型レジスト材料(例えば、電子線感応型レジスト材料等)等を用いることができる。なお、図10(a)に示す例においては、ポジ型のエネルギー線感応型レジスト材料を用いているため、パターン潜像の形成されたレジスト層に現像処理を施すことで、凹状のレジストパターンRUP,RAP,RBPが形成される。
このようにしてレジストパターンRUP,RAP,RBPを形成した後、当該レジストパターンRUP,RAP,RBPをマスクとして用い、ウェットエッチング法又はドライエッチング法によりデータ保存媒体用基材10の第1面11をエッチングし(図10(b)参照)、残存するレジストパターンRUP,RAP,RBPを除去する。これにより、基材2の第1面21に、単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPが形成されてなる、本実施形態に係るデータ保存媒体1を作製することができる。なお、データ保存媒体用基材10の第1面11側表面に酸化クロム等からなるハードマスク層が形成されているものを用いてもよい。この場合において、レジストパターンRUP,RAP,RBPをマスクとしたエッチングによりハードマスクパターンを形成し、当該ハードマスクパターンをマスクとしてデータ保存媒体用基材10の第1面11をエッチングし、ハードマスクパターンを除去することによりデータ保存媒体1を作製することができる。
このようにして作製されたデータ保存媒体1を用い、その複製物を作製する方法について説明する。図11は、本実施形態に係るデータ保存媒体1の複製物を作製する工程を切断端面にて示す工程フロー図である。
まず、基材2の第1面21に単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPが形成されてなるデータ保存媒体1と、第1面51及びそれに対向する第2面52を有し、第1面51上に樹脂層6が設けられてなる基板5とを準備する(図11(a)参照)。
基板5を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、例えば、石英ガラス基板、ソーダガラス基板、蛍石基板、フッ化カルシウム基板、フッ化マグネシウム基板、アクリルガラス基板、ホウケイ酸ガラス基板等のガラス基板;ポリカーボネート基板、ポリプロピレン基板、ポリエチレン基板、その他ポリオレフィン基板等の樹脂基板等からなる単層基板や、上記基板のうちから任意に選択された2以上を積層してなる積層基板等が挙げられる。
樹脂層6は、後述の工程(図11(b)参照)にて、データ保存媒体1の単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPの反転パターンが形成される層である。樹脂層6を構成する樹脂材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等の樹脂材料を用いることができ、より具体的には、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂等を用いることができる。
次に、基板5上の樹脂層6に、データ保存媒体1の第1面21を押し当てて、当該樹脂層6にデータ保存媒体1の単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPを転写し、それらの反転パターンを形成する(図11(b)参照)。樹脂層6が硬化した後、当該樹脂層6からデータ保存媒体1及び基板5を剥離することで、樹脂製モールド7が作製される(図11(c)参照)。
続いて、第1面11’及びそれに対向する第2面12’を有する、石英からなる複製物用基材10’を準備し、当該複製物用基材10’の第1面11’上にレジスト層8を形成し、当該レジスト層8に樹脂製モールド7における反転パターンが形成されている面を押し当て、その状態でレジスト層8を硬化させる(図11(d)参照)。
レジスト層8が硬化した後、樹脂製モールド7をレジスト層8から剥離することで、樹脂製モールド7の反転パターンが転写されたレジストパターン9が形成される(図11(e)参照)。そのレジストパターン9をマスクとして用いて、複製物用基材10’の第1面11’をエッチングする。これにより、データ保存媒体1の複製物1’を作製することができる(図11(f)参照)。なお、レジスト層8の硬化に影響がない限りにおいて、必要に応じて複製物用基材10’の第1面11’側表面に酸化クロム等からなるハードマスク層が形成されているものを用いてもよい。この場合において、ハードマスク層上にレジストパターン9を形成し、レジストパターン9をマスクとしたエッチングによりハードマスクパターンを形成し、ハードマスクパターンをマスクとして複製物用基材10’の第1面11’をエッチングした後、ハードマスクパターンを除去することでデータ保存媒体1の複製物1’を作製することができる。
上述したように、本実施形態によれば、半導体製造プロセス等で利用されている従来公知のリソグラフィ技術を利用することで、データ保存媒体1を容易に作製することができる。また、当該データ保存媒体1が破損した場合等に備え、それに記録・保存されているデータのバックアップとしての複製物は、従来公知のインプリント技術を利用して容易に作製され得る。
〔データ読出装置・データ読出方法〕
上述した構成を有するデータ保存媒体1に記録・保存されたデータを読み出すためのデータ読出装置及び当該データ読出装置を用いたデータ読出方法について説明する。図12は、本実施形態におけるデータ読出装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるデータ読出装置100は、データ保存媒体1の保存領域SAの画像データを取得する画像データ取得部110と、当該画像データに基づいたデータ処理等を行う制御部121及び画像データ取得部110により取得された画像データや制御部121により生成された各種データ、各種プログラム等を記憶する記憶部122を有する制御装置120とを備える。
画像データ取得部110は、CCDカメラのような所定の撮影対象領域内の画像を画像データとして取り込む撮像部111と、撮影対象領域がデータ保存媒体1の保存領域SAの各単位保存領域UAを撮影部111に対して順次相対的に移動させるように走査処理を行う走査部112とを含む。かかる画像データ取得部110としては、汎用の光学顕微鏡等を用いることができる。
制御部121は、各種プログラムの指示に従って演算処理を行う。具体的には、制御部121は、各単位保存領域UAに形成されている単位データパターンUPの画像データに基づいて、単位データ(単位ビット列)を読み出し可能であるか否かを判断したり、単位データパターンUPの画像データに基づいて単位データ(単位ビット列)を読み出したり、データ非保存領域NAに形成されているアドレスパターンAPの画像データに基づいて単位保存領域UAの位置情報を読み出したり、単位データ(単位ビット列)の読み出しが不可能であると判断された場合にエラーデータを生成したり、画像データ取得部110により取得された画像データや、種々の生成されたデータ等を記憶部122に記憶させたり、読み出された単位データ(単位ビット列)を結合して、データ保存媒体1に記録・保存されているデータを復元したりする。
記憶部122は、画像データ取得部110により取得された保存領域SA(単位保存領域UA)の画像データを記憶する他、単位保存領域UAに形成されている単位データパターンUPの画像データに基づいて読み出された単位データ(単位ビット列)とアドレスパターンAPの画像データに基づいて読み出された単位保存領域UAの位置情報とを関連付けて記憶したり、制御部121により生成されたエラーデータと単位データ(単位ビット列)の読み出しが不可能と判断された単位保存領域UAの位置情報とを関連付けて記憶したりする。かかる制御部121及び記憶部122を有する制御装置120としては、汎用のコンピュータ等を用いることができる。
このような構成を有するデータ読出装置100を用いて、データ保存媒体1に記録・保存されているデータを読み出す方法について説明する。図13は、本実施形態におけるデータ読出方法の各工程を示すフローチャートである。
まず、画像データ取得部110にデータ保存媒体1がセットされると、画像データ取得部110は、走査部112により、データ保存媒体1を撮像部111に対して相対的に移動させ、撮像部111により、データ保存媒体1の保存領域SAの各単位保存領域UAを順に撮像させ、各単位保存領域UA及びそれに対応するアドレスパターンAPの画像を含む画像データを取得する(S1)。
画像データ取得部110の走査部112は、データ保存媒体1の境界パターンBPを認識することで、単位保存領域UAとそれに対応するアドレスパターンAPとが撮影対象領域に含まれるように、データ保存媒体1を撮像部111に対して相対的に移動させる。これにより、撮像部111により撮像された画像に、少なくとも一の単位保存領域UAとそれに対応するアドレスパターンAPと境界パターンBPとが含まれる。
画像データ取得部110により取得された各画像データは、制御装置120の記憶部122に記憶され、制御部121は、記憶部122に記憶された各画像データから、単位保存領域UAに形成されている単位データパターンUPに基づいて単位データ(単位ビット列)の読み出しが可能であるか否かを判断する(S2)。具体的には、各画像データから、単位保存領域UAに形成されている単位データパターンUPの凹凸構造3に破損等が存在しているか否かを判断する。
単位データパターンUPに基づいて単位データ(単位ビット列)の読み出しが可能であると判断された場合(S2,Yes)、すなわち、単位データパターンUPの凹凸構造3に破損等が存在していないと判断された場合、制御部121は、当該画像データから単位データパターンUPに基づいて単位データ(単位ビット列)を読み出すとともに、その単位保存領域UAの位置情報をアドレスパターンAPに基づいて読み出し、その単位データ(単位ビット列)と位置情報とを関連付けて記憶部122に記憶させる(S3)。
単位データパターンUPに基づいて単位データ(単位ビット列)を読み出す際、制御部121は、単位保存領域UA及び境界パターンBPを含む画像データ上に仮想グリッドGrを定義する。この仮想グリッドGrは、4角に位置する境界パターンBPの基準点Cpを通るように定義される。そして、制御部121は、単位保存領域UA内における仮想グリッドGrの各交点PI上に凹部31が存在するか否かを判定する。凹部31が存在するか否かの判定は、例えば、画像データにおける明暗分布に基づいて行われ得る。
制御部121は、凹部31が存在すると判定した交点PIにはビット「1」を、凹部31が存在しないと判定した交点PIにはビット「0」を対応付け、これにより単位データ(単位ビット列)が読み出される。
制御部121は、単位データパターンUPに基づいて単位データ(単位ビット列)を読み出す場合、画像データにおける左上に位置する境界パターンBPを認識し、当該境界パターンBPの基準点Cpを指標とし、その右下の方向に位置する仮想グリッドGrの交点PIであって、単位保存領域UA内の交点PI上から右方向に、凹部31が存在するか否かの判定を開始する。
一方、単位データパターンUPに基づいて単位データ(単位ビット列)の読み出しが不可能であると判断された場合(S2,No)、すなわち、単位データパターンUPの凹凸構造3に破損等が存在していると判断された場合、制御部121は、その単位保存領域UAの位置情報をアドレスパターンAPに基づいて読み出すとともに、単位データ(単位ビット列)の読み出しが不可能である旨のエラーデータを生成し、エラーデータと位置情報とを関連付けて記憶部122に記憶させる(S4)。
制御部121は、単位データ(単位ビット列)と位置情報とを関連付けて記憶部122に記憶させた後(S3)又はエラーデータと位置情報とを関連付けて記憶部122に記憶させた後(S4)、単位データ(単位ビット列)の読み出しが可能であるか否かを判断していない画像データが記憶部122に記憶されているか否かを判断し(S5)、当該画像データが記憶部122に記憶されている場合(S5,Yes)、S2以降の処理を繰り返し行う。
一方、当該画像データが記憶部122に記憶されていない場合(S5,No)、制御部121は、記憶部122にエラーデータが記憶されているか否かを判断し(S6)、記憶部122にエラーデータが記憶されていない場合(S6,No)、記憶部122に記憶されている単位データ(単位ビット列)を結合し、データ(ビット列)を生成する(S7)。
データ(ビット列)を生成するにあたり、制御部121は、単位データ(単位ビット列)に関連付けられて記憶されている位置情報に基づいて、単位データ(単位ビット列)の結合順序を決定する。具体的には、制御部121は、位置情報としての行番号を第1優先順位とし、列番号を第2優先順位として行番号及び列番号の小さい順に単位データ(単位ビット列)を結合させる。このようにして、データ保存媒体1に保存されているデータを復元することができる。
一方、記憶部122にエラーデータが記憶されている場合(S6,Yes)、制御部121は、当該エラーデータに基づいて、単位データ(単位ビット列)を読み出すことができなかった旨及びその単位保存領域UAの位置情報を出力する(S8)。この位置情報の出力に基づいて、データ保存媒体1の複製物から、当該単位保存領域UAに記録・保存されている単位データ(単位ビット列)を生成すれば、当該単位データ(単位ビット列)を、記憶部122に記憶されている単位データ(単位ビット列)とともに結合して、データ保存媒体1に保存されているデータの正確な復元が可能となる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上記実施形態において、データ保存媒体1は、第1面11及びそれに対向する第2面12を有する、石英からなるデータ保存媒体用基材10の第1面11に、単位データパターンUP、アドレスパターンAP及び境界パターンBPを同時に形成することで作製されるが(図10参照)、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、図14に示すように、第1面11’及びそれに対向する第2面12’を有する、石英からなる基材10’の第1面11’上に、複数の単位保存領域UA及びデータ非保存領域NAを含む保存領域SAが設定され、当該保存領域SAのデータ非保存領域NAに、各単位保存領域UAに対応するアドレスパターンAP及び境界パターンBPが形成されてなるデータ保存用媒体を準備し、当該データ保存用媒体の各単位保存領域UAに、単位データパターンUPを形成することで、データ保存媒体1を作製してもよい。
上記実施形態において、ポジ型のエネルギー線感応型レジスト材料を用いてレジストパターンRUP,RAP,RBPを形成する態様を例に挙げて説明したが(図10参照)、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、ネガ型のエネルギー線感応型レジスト材料を用いてレジストパターンを形成してもよい。これにより、単位データパターンUP及びアドレスパターンAPを凸部(ピラー)及び凸部を有しない部分とし、境界パターンBPを凸部(ピラー)とするデータ保存媒体1を作製することができる。
1…データ保存媒体
2…基材
21…第1面
22…第2面
3,4,5…凹凸構造
31,41…凹部
32,42…凸部
SA…保存領域
UA…単位保存領域
NA…データ非保存領域
UP…単位データパターン
AP…アドレスパターン
BP…境界パターン
Gr…仮想グリッド
PI…交点

Claims (15)

  1. データが保存されてなるデータ保存媒体であって、
    第1面及びそれに対向する第2面を有する、石英からなる基材と、
    前記基材の第1面上に設定された保存領域内に形成されてなる凹凸構造と
    を備え、
    前記保存領域は、少なくとも一方向に並列されてなる複数の単位保存領域と、隣接する前記単位保存領域の間に位置するデータ非保存領域とを含み、
    前記凹凸構造は、前記データを複数に分割して得られる複数の単位データの単位ビット列を凹部及び凸部にて示す複数の単位データパターンと、前記保存領域内における前記複数の単位保存領域のそれぞれの位置情報を示すアドレスパターンと、隣接する前記単位保存領域の境界を示す境界パターンとを含み、
    前記各単位保存領域には、前記複数の単位保存領域の並列順に、前記各単位データパターンのみが形成されており、
    前記アドレスパターンは、前記複数の単位データパターンのそれぞれが形成されている前記複数の単位保存領域のそれぞれに対応して、前記データ非保存領域に形成されていることを特徴とするデータ保存媒体。
  2. 少なくとも前記単位データパターンは、前記保存領域内に仮想グリッドを設定したときに、前記仮想グリッドの交点に重なるように位置していることを特徴とする請求項1に記載のデータ保存媒体。
  3. 前記単位データパターン及び前記アドレスパターンは、相互に実質的に同一の寸法を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ保存媒体。
  4. 前記保存領域には、前記複数の単位保存領域がM行×N列(M及びNは、その一方が2以上の整数であり、他方が1以上の整数である。)の行列配置で並列されており、
    前記アドレスパターンは、前記各単位保存領域の並列位置であるp行目(pは1以上M以下の整数である。)及びq列目(qは1以上N以下の整数である。)を表す凹凸構造により構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデータ保存媒体。
  5. データの保存に供されるデータ保存用媒体であって、
    第1面及びそれに対向する第2面を有する、石英からなる基材を備え、
    前記基材の第1面上に、複数の単位保存領域が並列されてなる保存領域が設定され、
    前記保存領域は、少なくとも一方向に並列されてなる複数の単位保存領域と、隣接する前記単位保存領域の間に位置するデータ非保存領域とを含み、
    前記複数の単位保存領域のそれぞれは、前記データのデータ内容を複数に分割してなる単位データの単位ビット列を凹部及び凸部にて示す複数の単位データパターンのそれぞれのみが形成される予定の領域であり、
    前記データ非保存領域には、前記保存領域内における前記単位保存領域の位置情報を示すアドレスパターンが前記複数の単位保存領域のそれぞれに対応して形成されているとともに、隣接する単位保存領域の境界を示す境界パターンが形成されており、
    前記アドレスパターン及び前記境界パターンは、いずれも凹凸構造により構成されていることを特徴とするデータ保存用媒体。
  6. 前記保存領域には、前記複数の単位保存領域がM行×N列(M及びNは、その一方が2以上の整数であり、他方が1以上の整数である。)の行列配置で並列されており、
    前記アドレスパターンは、前記各単位保存領域の並列位置であるp行目(pは1以上M以下の整数である。)及びq列目(qは1以上N以下の整数である。)を表す凹凸構造により構成されていることを特徴とする請求項5に記載のデータ保存用媒体。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ保存媒体を製造する方法であって、
    第1面及びそれに対向する第2面を有する、石英からなるデータ保存媒体用基材の当該第1面側における、前記データ保存媒体の前記保存領域に相当する領域内に仮想グリッドを設定し、
    前記データ保存媒体に保存される前記データを複数に分割して得られる複数の単位データの単位ビット列を凹部及び凸部にて示す前記単位データパターンに対応するレジストパターンを、前記仮想グリッドの交点上であって、前記データ保存媒体の前記各単位保存領域に相当する領域内に形成し、
    前記アドレスパターン及び前記境界パターンのそれぞれに対応するレジストパターンを、前記データ保存媒体の前記データ非保存領域に相当する領域内に形成し、
    前記レジストパターンをマスクとして前記データ保存媒体用基材の第1面をエッチングする
    ことを特徴とするデータ保存媒体の製造方法。
  8. 前記単位データパターン及び前記アドレスパターンのそれぞれに対応する前記レジストパターンは、相互に実質的に同一の寸法を有するように形成されることを特徴とする請求項7に記載のデータ保存媒体の製造方法。
  9. 前記データ保存媒体用基材は、前記第1面上にハードマスク層を有し、
    前記レジストパターンを前記ハードマスク層上に形成し、当該レジストパターンをマスクとして前記ハードマスク層をエッチングしてハードマスクパターンを形成し、
    前記ハードマスクパターンをマスクとして前記データ保存媒体用基材の第1面をエッチングすることを特徴とする請求項7又は8に記載のデータ保存媒体の製造方法。
  10. 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ保存媒体に保存されているデータを読み出す装置であって、
    前記複数の単位保存領域のそれぞれ及び当該各単位保存領域の位置情報を示す前記アドレスパターンを含む複数の画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記画像データから、前記複数の単位保存領域のそれぞれに形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出すデータ読出部と、
    前記画像データから、前記データ非保存領域に形成されている前記アドレスパターンに基づいて前記各単位保存領域の位置情報を読み出す位置情報読出部と、
    前記データ読出部により読み出された前記単位データ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶する記憶部と、
    前記データ読出部により読み出された前記複数の単位データに基づいて、前記データを復元するデータ復元部と
    を備えることを特徴とするデータ読出装置。
  11. 前記画像データ取得部により取得された前記画像データから、前記単位保存領域に形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データの読み出しが可能であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記単位データの読み出しが不可能であると判断された場合に、エラーデータを生成するエラーデータ生成部と
    をさらに備え、
    前記データ読出部は、前記判断部により前記単位データの読み出しが可能であると判断された場合に、前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出し、
    前記記憶部は、前記データ読出部により読み出された前記単位データ及びそれに対応する前記単位保存領域の位置情報、又は前記エラーデータ生成部により生成された前記エラーデータ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータ読出装置。
  12. 前記画像データ取得部は、前記エラーデータ生成部により生成された前記エラーデータが前記記憶部に記憶されたときに、前記エラーデータに関連付けられて前記記憶部に記憶された前記単位保存領域の位置情報に基づき、前記データ保存媒体の複製物における当該位置情報と同一の位置情報を示すアドレスパターンにより特定される単位保存領域を含む画像データを取得することを特徴とする請求項11に記載のデータ読出装置。
  13. 請求項1〜4のいずれかに記載のデータ保存媒体に保存されているデータを読み出す方法であって、
    前記複数の単位保存領域のそれぞれ及び当該各単位保存領域の位置情報を示す前記アドレスパターンを含む複数の画像データを取得する工程と、
    前記画像データから、前記複数の単位保存領域のそれぞれに形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出す工程と、
    前記画像データから、前記データ非保存領域に形成されている前記アドレスパターンに基づいて前記各単位保存領域の位置情報を読み出す工程と、
    前記単位データ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶する工程と、
    前記複数の単位データに基づいて、前記データを復元する工程と
    を含むことを特徴とするデータ読出方法。
  14. 前記画像データから、前記単位保存領域に形成されている前記単位データパターンに基づいて前記単位データの読み出しが可能であるか否かを判断する工程と、
    前記単位データの読み出しが不可能であると判断された場合に、エラーデータを生成する工程と
    をさらに含み、
    前記単位データを読み出す工程において、前記単位データの読み出しが可能であると判断された場合に、前記単位データパターンに基づいて前記単位データを読み出し、
    前記記憶する工程において、前記単位データ及びそれに対応する前記単位保存領域の位置情報、又は前記エラーデータ及び前記単位保存領域の位置情報を関連付けて記憶する
    ことを特徴とする請求項13に記載のデータ読出方法。
  15. 前記エラーデータが記憶されたときに、前記エラーデータに関連付けられて記憶された前記単位保存領域の位置情報に基づき、前記データ保存媒体の複製物における当該位置情報と同一の位置情報を示すアドレスパターンにより特性される単位保存領域を含む画像データを取得する工程をさらに有することを特徴とする請求項14に記載のデータ読出方法。
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