JP6187721B1 - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

タワーと、タワーの上部に設けられ、タワーの軸方向に沿った方向を回転軸として回転するナセルと、ナセルに回転可能に支持された風車の回転力により電力を発生する発電機と、ナセルに固定された第1基板と、第1基板に設けられ、発電機から電力が供給される第1コイルと、タワーに固定された第2基板と、第2基板に設けられ、第1基板及び第2基板を挟んで第1コイルと対向する第2コイルと、を含む電力伝送部と、を有し、電力伝送部は、第1コイルが第2コイルと磁界共鳴して、第1コイルに供給された電力を第2コイルに伝送する。

Description

本発明は、風力発電装置に関する。
風力を利用する発電装置は、風を受けて回転する風車と、風車の回転力を電気に変換する発電機とを含む。風車は、タワーの上に設けられたナセルに取り付けられ、発電機はナセル内に配置される。風車が効率良く風を受けるために、ナセルは風の向きに応じて水平面内で回転可能な構造になっている。発電機はナセルとともに回転し、発電機で発生した電力は固定されて動かないタワー内のケーブルを介して外部に送電される(例えば、特許文献1参照)。発電機からの電力を伝送するために、ナセルの回転軸にリングとブラシとが摺動可能に設けられ、リングとブラシとが接触することで発電機の電力が外部に伝送される。
特開2015−102029号公報
リングとブラシとの接触により電力を伝送する方法では、接触抵抗により電力が熱に変わるため損失が生じる可能性がある。また、ブラシはリングとの摩擦により損耗するため、接触抵抗が増大する場合がある。リングとブラシとを用いずにナセルから電力ケーブルをタワー内に引き出す方法では、ナセルの回転に伴って電力ケーブルのねじれが生じる。電力ケーブルは、繰り返しねじれが発生することで断線が生じる可能性がある。また、一定以上のねじれが生じないように、ナセルが回転した角度の合計を認識して制御する機構が必要となり、機器が複雑になる場合もある。
本発明は、上記課題を解決して、電力を効率良く伝送することが可能な風力発電装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による風力発電装置は、タワーと、前記タワーの上部に設けられ、前記タワーの軸方向つまり鉛直に沿った方向を回転軸として回転するナセルと、前記ナセルに回転可能に支持された風車の回転力により電力を発生する発電機と、前記ナセルに固定された第1基板と、前記第1基板に設けられ、前記発電機から電力が供給される第1コイルと、前記タワーに固定された第2基板と、前記第2基板に設けられ、前記第1基板及び前記第2基板を挟んで前記第1コイルと対向する第2コイルと、を含む電力伝送部と、を有し、前記電力伝送部は、前記第1コイルが前記第2コイルと磁界共鳴して、前記第1コイルに供給された前記電力を前記第2コイルに伝送する。
これによれば、第1コイルと第2コイルとが、第1基板及び第2基板を挟んで離隔して配置されて、磁界共鳴方式により第1コイルから第2コイルに電力が伝送される。したがって、ナセルの回転とともに第1コイルが回転した場合であっても、第1コイル及び第2コイルの摩擦による損耗を抑制して電力を効率良く伝送することができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1コイルは、前記回転軸に交差する面内において、前記回転軸の周囲に巻回された金属配線を含み、前記回転軸に沿った方向において前記第2コイルと対向し、前記回転軸を中心として前記第2コイルに対して回転可能に設けられている。これによれば、回転軸と交差して第1コイルが設けられるので、ナセルの回転とともに第1コイルが回転した場合であっても、第2コイルに対する第1コイルの相対位置の変化が抑制され、電力の伝送効率の低下を抑制できる。また、第1コイルと第2コイルとが近接することで、伝送距離が変化して相互インダクタンスが変化し共振周波数が変化することを抑制できる。また、伝送距離の短縮により周波数の低下を図ることができるため、高周波の場合に起こる表皮効果及び近接効果による損失増大を抑制できるうえ、インバータの製作が容易という利点もある。なお、第1コイルと第2コイルの距離は、磁気共鳴回路の設計と同様にもっとも電力の伝送効率が高くなる条件を選択するものとする。
本発明の望ましい態様として、前記第1基板は、前記回転軸に沿った方向において前記第2基板と対向し、前記第2基板に対して前記回転軸を中心として回転可能に設けられている。これによれば、第1基板の回転とともに第1コイルが回転するため、第1コイルと他の部材との間の摩擦による損耗を抑制することができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1基板の前記第2基板に対向する面と、前記第2基板の前記第1基板に対向する面とが接している。これによれば、第1基板と第2基板との間の間隔が小さくなり、第1コイルと第2コイルとの距離を小さくすることができるので、電力の伝送効率を高めることができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1基板の前記第2基板に対向する面と、前記第2基板の前記第1基板に対向する面との間に、前記第1基板と前記第2基板との摩擦を抑制する潤滑層が設けられている。これによれば、潤滑層により、第1基板と第2基板との間の摩擦が抑制されるので、第1基板及び第2基板の損耗を抑制できる。
本発明の望ましい態様として、前記潤滑層は、潤滑油である。これによれば、確実に第1基板と第2基板との間の摩擦を抑制することができる。
本発明の望ましい態様として、前記潤滑層は、自己潤滑性素材のシートである。これによれば、確実に第1基板と第2基板との間の摩擦を抑制することができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1基板及び前記第2基板は、樹脂基板である。これによれば、第1基板及び第2基板は、磁界を遮蔽しないので、第1コイルと第2コイルとが磁界結合して、電力を効率良く伝送することができる。
本発明の望ましい態様として、前記電力伝送部は、前記ナセルと前記タワーとの接続部に配置される。これによれば、第1基板をナセルに固定し、第2基板をタワーに固定するとともに、第1コイルと第2コイルとの距離を小さくして配置することができるので、電力の伝送効率を高めることができる。
本発明の望ましい態様として、前記接続部は、前記ナセルを前記タワーに対して回転可能に支持する軸受を含む。これによれば、軸受により、ナセルのタワーに対する軸方向の位置の変化が抑制される。したがって、第1コイルと第2コイルとの距離の変化が抑制され、電力の伝送効率の低下を抑制できる。
本発明の風力発電装置によれば、電力を効率良く伝送することが可能である。
図1は、実施形態に係る風力発電装置を示す側面図である。 図2は、実施形態に係る風力発電装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るナセルとタワーとの接続部を示す断面図である。 図4は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の第1基板及び1次コイルを示す平面図である。 図5は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の第2基板及び2次コイルを示す平面図である。 図6は、図4及び図5のVI−VI’線に沿う断面図である。 図7は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の磁界共鳴方式の電力伝送を説明するための説明図である。 図8は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の等価回路を示す回路図である。 図9は、第1変形例に係る風力発電装置の断面図である。 図10は、第2変形例に係る風力発電装置の非接触式電力伝送部を示す断面図である。
以下、本発明に係る風力発電装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、実施形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、実施形態に記載された方法、装置及び変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る風力発電装置を示す側面図である。図2は、実施形態に係る風力発電装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、風力発電装置1は、水平軸型のプロペラ風車であって、タワー2と、ナセル4と、風車5と、ハブ6とを有する。
タワー2は、地面から上方に立ち上がる柱である。タワー2は、内部に空間を有する筒状の柱であり、例えば地中に埋め込まれた基礎に固定されている。タワー2の内部空間に、ケーブル8、電力変換装置18、制御部100等が配置されている。
ナセル4は、内部に空間を有する箱状の筐体であり、タワー2の上部に設けられている。ナセル4は、タワー2の軸方向に沿った回転軸C(ヨー軸)を中心軸として回転可能に設けられている。図2に示すように、ナセル4の内部に、ヨー駆動装置15、計測装置16、増速機19、発電機20が配置されている。また、ナセル4とタワー2との接続部分に非接触式電力伝送部10が配置されている。
図1に示すように、ナセル4の側面に、ハブ6を介して風車5が設けられている。風車5は複数のブレード7を有して構成される。図1では、2つのブレード7を示しているが、ブレード7は3つ、或いは4つ以上設けられ、水平方向に沿った回転軸Zを中心に放射状に設けられる。風車5は、回転軸Zに沿った方向の風を受けると、ブレード7に揚力が生じることにより回転軸Zを中心に回転する。
タワー2の高さは、風車5の半径の寸法、すなわち1つのブレード7の径方向の寸法よりも高くなっており、風車5が安定した風を受けられるように地上設置面から十分な高さに設定されている。
図2に示すように、風車5が回転すると、風車5の回転軸であるロータ13が風車5とともに回転する。風車5の回転は、ロータ13を介して増速機19に伝達される。増速機19は、例えばギアボックスであり、風車5からの回転を発電機20に必要な回転数に増速させる機構である。増速機19の回転は、主軸14を介して発電機20に伝達される。なお、増速機19が設けられておらず、ロータ13が発電機20に直結された構成であってもよい。
発電機20は、主軸14から入力された回転力により、電力を発生する。発電機20から出力された電力は、非接触式電力伝送部10に供給される。非接触式電力伝送部10は、後述するように、磁界共鳴を利用して、非接触で配置された1対のコイル同士の間で電力を伝送する。非接触式電力伝送部10は、発電機20からの電力をタワー2(図1参照)内に配置されたケーブル8を介して電力変換装置18に伝送する。電力変換装置18は、供給された電力を、外部の変電所等の電力系統に適した周波数や電圧に変換して、外部の電力系統に出力する装置である。
また、計測装置16は、例えば風の方向を計測する風向計や、風速を計測する風速計を含む。ヨー駆動装置15は、計測装置16の情報に基づいて、風車5が効率良く風を受けることができるように、回転軸C(図1参照)を中心にナセル4を回転駆動させる。
制御部100は、ロータ13の回転速度の情報や、計測装置16の風向等の情報や、発電機20の電力の情報を受け取って、ナセル4の内部の各種機器に制御信号を出力する回路である。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリと、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等の記憶部とを備える。制御部100の発電機20等に対する制御は、CPUが演算プログラムをRAM等に読み出して情報を演算処理することにより実現される。
以上のような構成により、風力発電装置1は、風を受けて回転する風車5の回転力を電力に変換することができる。なお、図1及び図2に示す風力発電装置1は、あくまで一例であり、適宜変更することができる。例えば、ナセル4の内部には、風車5のピッチ角を変化させるピッチ駆動装置や、風力発電装置1の停止時に主軸14の回転を停止させるブレーキ装置等が設けられていてもよい。
図3は、実施形態に係るナセルとタワーとの接続部を示す断面図である。図3に示すように、ナセル4とタワー2との間に軸受3が設けられている。軸受3は、外輪3aと、転動体3bと、内輪3cとを有する転がり軸受であり、ナセル4をタワー2に対して回転可能に支持する。また、ナセル4とタワー2との接続部に非接触式電力伝送部10が配置されている。
具体的には、タワー2は、柱部2aと、フランジ部2bと、支持部2cと、上端部2dとを含む。柱部2aは、回転軸Cに沿った方向に延びる筒状の部材である。フランジ部2bは、柱部2aの内周面から径方向の内側に延び、回転軸Cに沿った方向から見たときに環状となる板状の部材である。支持部2cは、フランジ部2bの上部に設けられた環状の部材であり、軸受3の外輪3aを軸方向に支持する。上端部2dは、支持部2cの上に設けられ、径方向の厚さが支持部2cよりも薄い環状の部材である。軸受3の外輪3aは、上端部2dの内周面に固定される。
ナセル4は、底板4aと、支持部4bと、壁部4cとを含む。底板4aは、タワー2の内部空間に連通する開口4dが設けられている。支持部4bは、底板4aの径方向の内側において、タワー2側に向かって突出し、軸受3の内輪3cを軸方向に支持する。壁部4cは、支持部4bの径方向の内側において、タワー2の内部空間に突出する環状の部材である。軸受3の内輪3cは、壁部4cの外周面に固定される。ナセル4は、壁部4c及び軸受3を介してタワー2と接続され、タワー2に対する径方向の位置が固定される。
このような構成により、軸受3は、ナセル4をタワー2に対して回転可能に支持する。なお、図3に示す、ナセル4とタワー2との接続構造はあくまで一例であり、適宜変更することができる。例えば、複数の軸受3を軸方向に隣り合って設けてもよい。また、軸受3は、スラスト軸受を用いてもよい。
図3に示すように、非接触式電力伝送部10は、第1基板31と、第1基板31の上面に設けられた1次コイル35と、第2基板32と、第2基板32の下面に設けられた2次コイル36とを有する。第1基板31の下面と第2基板32の上面との間には、潤滑層41が設けられている。第1基板31は、径方向の外側においてナセル4の壁部4cの下端部に固定されている。また、第2基板32は、タワー2のフランジ部2bの径方向内側の端部に固定されている。すなわち、非接触式電力伝送部10は、タワー2の内部空間において、ナセル4とタワー2との接続部に配置される。
このような構成により、第1基板31はナセル4に固定され、ナセル4の回転とともに回転軸Cを中心に回転する。また、第1基板31の回転軸Cに沿った方向の位置は、軸受3及び壁部4cにより固定される。一方、第2基板32はタワー2に固定されており、ナセル4の回転とともに回転しない。すなわち、第2基板32の回転軸Cを中心とする回転方向の位置、及び回転軸Cに沿った方向の位置は、フランジ部2bにより固定される。第1基板31は、固定された第2基板32に対して相対的に回転可能になっている。
1次コイル35の端子部35aは、接続配線45を介して発電機20と接続される。また、2次コイル36の端子部36aは、接続配線46を介して、タワー2の内部空間に固定されたケーブル8と接続される。非接触式電力伝送部10は、離隔して配置された1次コイル35と2次コイル36との間の磁界共鳴を利用して、1次コイル35に供給された発電機20からの電力を2次コイル36に伝送する。
このような構成により、ナセル4の回転とともに第1基板31及び1次コイル35が回転した場合であっても、1次コイル35及び2次コイル36の摩擦による損耗を抑制して電力を効率良く伝送することができる。1次コイル35及び2次コイル36は、摩擦による損耗が抑制されるので、例えば、リングとブラシとを摺動させて接触する構成に比べて、長寿命化が可能である。上述のようにナセル4は、風を効率良く受けることができるように高いタワー2の上部に設けられているので、ナセル4に含まれる機器の交換作業における作業者の負担が大きくなる。本実施形態においては、1次コイル35及び2次コイル36の長寿命化が可能であり、交換の頻度、及び点検の頻度を少なくすることができ、作業者の負担を低減することができる。
また、第1基板31は、回転軸Cを中心軸として、第2基板32に対して相対的に回転可能になっており、第2基板32はタワー2に対して固定された状態で、電力の伝送が可能である。したがって、タワー2の内部空間に固定されたケーブル8に対して、第2基板32及び2次コイル36の位置は変化しないので、ナセル4が回転した場合であっても、ケーブル8のねじれが抑制される。したがって、本実施形態の非接触式電力伝送部10は、ケーブル8や接続配線46における抵抗の増大や断線等を抑制して、電力を効率良く伝送することができる。また、ケーブル8のねじれが抑制されるので、ナセル4の回転駆動がケーブル8のねじれによって規制されず、ナセル4を風向きや風速に対応した適切な方向に回転させることができ、ブレード7の破損を抑制することが可能である。
次に、非接触式電力伝送部10の構成について説明する。図4は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の第1基板及び1次コイルを示す平面図である。図5は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の第2基板及び2次コイルを示す平面図である。図6は、図4及び図5のVI−VI’線に沿う断面図である。なお、図4は、第1基板31を上面31a側から見たときの平面図であり、図5は、第2基板32を下面32b側から見たときの平面図である。
図4に示すように、第1基板31は、平面視で円形状である。第1基板31の上面31aに1次コイル35が設けられる。1次コイル35は、回転軸Cの周囲に巻回された金属配線55により構成される平面コイルである。金属配線55は、第1基板31の上面31a、すなわち回転軸Cと交差する平面内において、回転軸Cを中心にらせん状に設けられる。1次コイル35の端子部35aが発電機20に接続される。上述のように、第1基板31及び1次コイル35は、ナセル4の回転とともに、回転軸Cを中心に矢印Dに示す方向に回転可能になっている。
図5に示すように、第2基板32は、平面視で円形状である。第2基板32の下面32bに2次コイル36が設けられる。2次コイル36は、回転軸Cの周囲に巻回された金属配線56により構成される平面コイルである。金属配線56は、第2基板32の下面32b、すなわち回転軸Cと交差する平面内において、回転軸Cを中心にらせん状に設けられる。2次コイル36の端子部36aがケーブル8(図3参照)を介して電力変換装置18に接続される。上述のように、第2基板32及び2次コイル36は、タワー2に対して固定されている。
本実施形態において、第1基板31と第2基板32とは、実質的に等しい直径を有している。また、1次コイル35と2次コイル36とは、実質的に等しい直径を有し、同じ巻き数を有している。なお、図4及び図5では、1次コイル35及び2次コイル36は、3回の巻き数を有しているが、これに限定されず、適宜変更することができる。また、1次コイル35及び2次コイル36は、円形状に限定されず、例えば、四角形状、多角形状、長円形状等の他の形状であってもよい。
図6に示すように、第1基板31の下面31bと第2基板32の上面32aとが互いに対向して配置される。第1基板31の下面31bと第2基板32の上面32aとの間には、潤滑層41が設けられている。潤滑層41として、例えばタービン油、ギア油、グリース等の潤滑油が用いられる。或いは、潤滑層41として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE:polytetrafluoroethylene)等のフッ素樹脂シートや、ポリアミド(PA)等のナイロン系シートや、ポリアセタール(POM)樹脂シートなどの自己潤滑性を持つシートを用いることができる。
第1基板31は、潤滑層41を挟んで第2基板32と対向した状態で、回転軸Cを中心として、第2基板32に対して相対的に回転可能になっている。潤滑層41を設けているので、第1基板31と第2基板32との摩擦が低減され、第1基板31と第2基板32との摩擦による損耗を抑制できる。また、第1基板31及び第2基板32は、例えばポリカーボネート(PC)、ABS樹脂(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)の共重合合成樹脂)、フェノール樹脂等の樹脂基板である。
1次コイル35と2次コイル36は、第1基板31及び第2基板32を挟んで回転軸Cに沿った方向において対向して配置される。図6に示すように、1次コイル35を覆う保護層37が設けられている。また、2次コイル36を覆う保護層38が設けられている。なお、保護層37及び保護層38は、図3から図5では、省略して示している。保護層37及び保護層38が設けられているので、1次コイル35及び2次コイル36の腐食や、他の部材と接触したときの損傷が抑制される。
上述したように、本実施形態の非接触式電力伝送部10において、離隔して配置された1次コイル35と2次コイル36との間の磁界共鳴を利用して電力の伝送が行われる。図7は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の磁界共鳴方式の電力伝送を説明するための説明図である。図8は、実施形態に係る非接触式電力伝送部の等価回路を示す回路図である。図8に示すように、本実施形態において、1次コイル35は、等価的に共振コイルL1とキャパシタC1と抵抗R1とにより送信側共振回路Txを構成する。2次コイル36は、等価的に共振コイルL2とキャパシタC2と抵抗R2とにより受信側共振回路Rxを構成する。キャパシタC1と抵抗R1は、それぞれ1次コイル35が有する容量及び抵抗により構成されていてもよく、別の素子を用いてもよい。また、キャパシタC2と抵抗R2は、それぞれ2次コイル36が有する容量及び抵抗により構成されていてもよく、別の素子を用いてもよい。
本実施形態において、1次コイル35の共振周波数f1は、f1=1/(2×π×(L1×C1)1/2)によって定められる。また、2次コイル36の共振周波数f2は、f2=1/(2×π×(L2×C2)1/2)によって定められる。
図7に示すように、1次コイル35に発電機20からの電力が供給されて送信側共振回路Txが励起される。これにより送信側共振回路Txにはコイルが形成する誘導磁界Mが発生する。1次コイル35の共振周波数f1と、2次コイル36の共振周波数f2とが一致した場合、又は、十分に近い場合に磁界共鳴が発生する。受信側共振回路Rxにおいて、2次コイル36が磁界共鳴によって共振すると、誘導磁界Mを介して、磁界エネルギーが伝送される。これにより、発電機20からの電力が、1次コイル35と2次コイル36の共振によって非接触で受信側共振回路Rxに供給され、受信側共振回路Rxの付加である電力変換装置18に伝達される。
磁界共鳴方式は、電磁誘導方式に比べて、遠距離伝送が可能であり、1次コイル35と2次コイル36との位置ずれが生じた場合でも伝送効率の低下を抑制できる。ただし、1次コイル35と2次コイル36との距離が近いほど、伝送できるエネルギーを大きくすることができる。
図3に示すように、非接触式電力伝送部10はナセル4とタワー2との接続部に配置されているので、第1基板31をナセル4に固定し、第2基板32をタワー2に固定した状態で、第1基板31と第2基板32とを対向させて配置することができる。そして、1次コイル35と2次コイル36とは、第1基板31及び第2基板32を挟んで、回転軸Cに沿った方向において近接して配置される。これによって、1次コイル35と2次コイル36との間で良好に磁界結合が行われ、伝送効率を高めることができる。また、図4から図6に示すように、1次コイル35と2次コイル36とは、同じ直径を有し、回転軸Cを中心に実質的に同軸に配置される。このため、1次コイル35が回転軸Cを中心に回転した場合であっても、回転軸Cと交差する平面内において、2次コイル36に対する1次コイル35の相対位置の変化が抑制され、電力の伝送効率の低下を抑制できる。
また、ナセル4の回転軸Cに沿った方向の位置は、軸受3によってタワー2に対して固定されている。このため、ナセル4に固定された第1基板31と、タワー2に固定された第2基板32との回転軸Cに沿った方向の位置の変化が抑制される。すなわち、回転軸Cに沿った方向において、1次コイル35と2次コイル36との距離の変化が抑制されるので、相互インダクタンスが変化し共振周波数が変化することを抑制できる。したがって、電力の伝送効率の低下を抑制できる。
なお、1次コイル35と2次コイル36とは同じ直径を有しているが、これに限られない。1次コイル35と2次コイル36とは異なる直径を有していてもよく、或いは異なる形状であってもよい。また、1次コイル35の中心位置と2次コイル36の中心位置とがずれていてもよい。このような構成であっても、非接触式電力伝送部10は磁界共鳴方式により電力を伝送するので、比較的高い伝送効率が得られる。
(第1変形例)
図9は、第1変形例に係る風力発電装置の断面図である。図3に示す例では、非接触式電力伝送部10はタワー2の内部空間に配置されているが、これに限定されない。図9に示すように、本実施形態の非接触式電力伝送部10Aにおいて、第1基板31Aはナセル4の開口4dを覆って、底板4aの径方向の内側の端部に設けられた壁部4eに設けられている。壁部4eは、環状の部材であり、底板4aからナセル4の内部に向かって回転軸Cに沿った方向に延びる。第1基板31Aは、ナセル4の壁部4eの上部に固定されてナセル4の内部空間に配置され、ナセル4の回転とともに回転軸Cを中心に回転可能に設けられている。
第2基板32Aは、第1基板31Aに対してタワー2A側に対向して配置される。タワー2Aは、フランジ部2bの径方向の内側において、回転軸Cに沿った方向に延びる壁部2eが設けられている。壁部2eは、環状の部材であり、フランジ部2bからナセル4側に延び、外周面がナセル4の壁部4c及び壁部4eの内周面と対向する。第2基板32Aは、壁部2eの上部に固定される。このように、第2基板32Aは、壁部2eを介してタワー2Aに固定される。これにより、第2基板32Aの回転軸Cを中心とする回転方向の位置、及び回転軸Cに沿った方向の位置は、壁部2eにより固定され、ナセル4の回転とともに回転しない。本実施形態においても、第1基板31Aは、固定された第2基板32Aに対して相対的に回転可能になっている。なお、本変形例において、壁部4eには、径方向に貫通する開口4fが設けられており、壁部2eには、径方向に貫通する開口2fが設けられている。作業者は、開口4f及び開口2fを通ってタワー2Aとナセル4との間の移動を行うことができる。
本実施形態において、第1基板31Aは、ナセル4の内部空間に配置され、第2基板32Aはタワー2Aの上端部2dよりも上側に配置される。また、第1基板31Aの直径は第2基板32Aよりも大きい。このような構成であっても、第1基板31Aに設けられた1次コイル35と第2基板32Aに設けられた2次コイル36との間の磁界共鳴を利用して発電機20からの電力を効率良く伝送することができる。
なお、図9に示す1次コイル35及び2次コイル36は、それぞれ、図4及び図5に示した構成と同様の平面コイルである。そして、1次コイル35と2次コイル36とは、同じ直径を有し、回転軸Cを中心に実質的に同軸に配置される。1次コイル35と2次コイル36とは、第1基板31A及び第2基板32Aを挟んで、回転軸Cに沿った方向において近接して配置される。これによって、1次コイル35と2次コイル36との間で良好に磁界結合が行われ、伝送効率を高めることができる。
(第2変形例)
図10は、第2変形例に係る風力発電装置の非接触式電力伝送部を示す断面図である。本実施形態の非接触式電力伝送部10Bにおいて、第1基板31と第2基板32との間に潤滑層41が設けられていない。すなわち、第1基板31の下面31bと第2基板32の上面32aとが接して、第1基板31と第2基板32とが配置される。
上述のように、第1基板31はナセル4の回転とともに回転し、固定された第2基板32に対して相対的に回転可能となっている。第1基板31の下面31bが第2基板32の上面32aに対して摺動して回転する。ここで、ナセル4の回転の速度は十分小さいので、第1基板31と第2基板32との間に発生する摩擦を小さくできる。例えば、第1基板31及び第2基板32としてポリカーボネート(PC)等の樹脂材料を用いることで、第1基板31及び第2基板32の摩擦による損耗を抑制できる。
本変形例において、ナセル4の回転とともに第1基板31及び1次コイル35が回転した場合であっても、1次コイル35及び2次コイル36の摩擦による損耗を抑制して電力を効率良く伝送することができる。また、潤滑層41が設けられていないので、第1基板31と第2基板32との間隔が小さくなり、1次コイル35と2次コイル36との距離を近づけることが可能になるため、電力の伝送効率を高められる。
以上説明したように、本実施形態の風力発電装置1は、タワー2と、タワー2の上部に設けられ、タワー2の軸方向に沿った方向を回転軸Cとして回転するナセル4と、ナセル4に回転可能に支持された風車の回転力により電力を発生する発電機20と、ナセル4に固定された第1基板31と、第1基板31に設けられ、発電機20から電力が供給される1次コイル35(第1コイル)と、タワー2に固定された第2基板32と、第2基板32に設けられ、第1基板31及び第2基板32を挟んで1次コイル35と対向する2次コイル36(第2コイル)と、を含む非接触式電力伝送部10(電力伝送部)と、を有し、非接触式電力伝送部10は、1次コイル35が2次コイル36と磁界共鳴して、1次コイル35に供給された電力を2次コイル36に伝送する。
これによれば、1次コイル35と2次コイル36とが、第1基板31及び第2基板32を挟んで離隔して配置されて、磁界共鳴方式により1次コイル35から2次コイル36に電力が伝送される。したがって、ナセル4の回転とともに1次コイル35が2次コイル36に対して相対的に回転した場合であっても、1次コイル35及び2次コイル36の摩擦による損耗を抑制して電力を効率良く伝送することができる。
本実施形態の風力発電装置1において、1次コイル35は、回転軸Cに交差する面内において、回転軸Cの周囲に巻回された金属配線55を含み、回転軸Cに沿った方向において2次コイル36と対向し、回転軸Cを中心として2次コイル36に対して回転可能に設けられている。これによれば、回転軸Cと交差して1次コイル35が設けられるので、ナセル4の回転とともに1次コイル35が回転した場合であっても、2次コイル36に対する1次コイル35の相対位置の変化が抑制され、電力の伝送効率の低下を抑制できる。また、1次コイル35と2次コイル36とが近接することで、伝送距離が変化して相互インダクタンスが変化し共振周波数が変化することを抑制できる。また、伝送距離の短縮により周波数の低下を図ることができるため、高周波の場合に起こる表皮効果及び近接効果による損失増大を抑制できるうえ、インバータの製作が容易という利点もある。なお、1次コイル35と2次コイル36の距離は、磁気共鳴回路の設計と同様にもっとも電力の伝送効率が高くなる条件を選択するものとする。
本実施形態の風力発電装置1において、第1基板31は、回転軸Cに沿った方向において第2基板32と対向し、第2基板32に対して回転軸Cを中心として回転可能に設けられている。これによれば、第1基板31の回転とともに1次コイル35が回転するため、1次コイル35と2次コイル36との間の摩擦及び1次コイル35と第2基板32との間の摩擦が生じないため、1次コイル35の損耗を抑制することができる。
本実施形態の風力発電装置1において、第1基板31の下面31b(第2基板32に対向する面)と、第2基板32の上面32a(第1基板31に対向する面)とが接している。これによれば、第1基板31と第2基板32との間の間隔が小さくなり、1次コイル35と2次コイル36との距離を小さくすることができるので、電力の伝送効率を高めることができる。
本実施形態の風力発電装置1において、第1基板31の下面31b(第2基板32に対向する面)と、第2基板32の上面32a(第1基板31に対向する面)との間に、第1基板31と第2基板32との摩擦を抑制する潤滑層41が設けられている。これによれば、潤滑層41により、第1基板31と第2基板32との間の摩擦の発生が抑制されるので、第1基板31及び第2基板32の損耗を抑制できる。
本実施形態の風力発電装置1において、潤滑層41は、潤滑油である。或いは、潤滑層41は、自己潤滑性素材のシートである。これによれば、確実に第1基板31と第2基板32との間の摩擦の発生を抑制することができる。
本実施形態の風力発電装置1において、第1基板31及び第2基板32は、樹脂基板である。これによれば、第1基板31及び第2基板32は、磁界を遮蔽しないので、1次コイル35と2次コイル36とが磁界結合して、電力を効率良く伝送することができる。
本実施形態の風力発電装置1において、非接触式電力伝送部10は、ナセル4とタワー2との接続部に配置される。これによれば、第1基板31をナセル4に固定し、第2基板32をタワー2に固定するとともに、1次コイル35と2次コイル36との距離を小さくして配置することができるので、電力の伝送効率を高めることができる。
本実施形態の風力発電装置1において、接続部は、ナセル4をタワー2に対して回転可能に支持する軸受3を含む。これによれば、軸受3により、ナセル4のタワー2に対する軸方向の位置の変化が抑制される。したがって、回転軸Cに沿った方向において、1次コイル35と2次コイル36との距離の変化が抑制され、電力の伝送効率の低下を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、この実施形態の内容によりこの発明が限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、第1基板31をナセル4に固定するための構造や、第2基板32をタワー2に固定するための構造は適宜変更することができる。第1基板31及び第2基板32の形状も、固定するために適した形状に適宜変更することができる。また、ヨー駆動装置15が無く、後端に安定用尾翼を持ち、風力によって風車5の向きを変える簡便な形式の風車でも良い。
1 風力発電装置
2、2A タワー
3 軸受
3a 外輪
3b 転動体
3c 内輪
4 ナセル
5 風車
8 ケーブル
10、10A、10B 非接触式電力伝送部
20 発電機
31、31A 第1基板
32、32A 第2基板
35 1次コイル
36 2次コイル
41 潤滑層
Rx 受信側共振回路
Tx 送信側共振回路

Claims (9)

  1. タワーと、
    前記タワーの上部に設けられ、前記タワーの軸方向に沿った方向を回転軸として回転するナセルと、
    前記ナセルに回転可能に支持された風車の回転力により電力を発生する発電機と、
    前記ナセルに固定された第1基板と、前記第1基板に設けられ、前記発電機から電力が供給される第1コイルと、前記タワーに固定された第2基板と、前記第2基板に設けられ、前記第1基板及び前記第2基板を挟んで前記第1コイルと対向する第2コイルと、を含む電力伝送部と、を有し、
    前記電力伝送部は、前記第1コイルが前記第2コイルと磁界共鳴して、前記第1コイルに供給された前記電力を前記第2コイルに伝送し、
    前記第1基板の前記第2基板に対向する面と、前記第2基板の前記第1基板に対向する面とが接している風力発電装置。
  2. タワーと、
    前記タワーの上部に設けられ、前記タワーの軸方向に沿った方向を回転軸として回転するナセルと、
    前記ナセルに回転可能に支持された風車の回転力により電力を発生する発電機と、
    前記ナセルに固定された第1基板と、前記第1基板に設けられ、前記発電機から電力が供給される第1コイルと、前記タワーに固定された第2基板と、前記第2基板に設けられ、前記第1基板及び前記第2基板を挟んで前記第1コイルと対向する第2コイルと、を含む電力伝送部と、を有し、
    前記電力伝送部は、前記第1コイルが前記第2コイルと磁界共鳴して、前記第1コイルに供給された前記電力を前記第2コイルに伝送し、
    前記第1基板の前記第2基板に対向する面と、前記第2基板の前記第1基板に対向する面との間に、前記第1基板と前記第2基板との摩擦を抑制する潤滑層が設けられている風力発電装置。
  3. 前記潤滑層は、潤滑油である請求項2に記載の風力発電装置。
  4. 前記潤滑層は、自己潤滑性素材のシートである請求項2に記載の風力発電装置。
  5. 前記第1コイルは、前記回転軸に交差する面内において、前記回転軸の周囲に巻回された金属配線を含み、前記回転軸に沿った方向において前記第2コイルと対向し、前記回転軸を中心として前記第2コイルに対して回転可能に設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  6. 前記第1基板は、前記回転軸に沿った方向において前記第2基板と対向し、前記第2基板に対して前記回転軸を中心として回転可能に設けられている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  7. 前記第1基板及び前記第2基板は、樹脂基板である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  8. 前記電力伝送部は、前記ナセルと前記タワーとの接続部に配置される請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の風力発電装置。
  9. 前記接続部は、前記ナセルを前記タワーに対して回転可能に支持する軸受を含む請求項8に記載の風力発電装置。
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