JP6186306B2 - 配信サーバ装置、配信システム及びプログラム - Google Patents

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本発明は、配信サーバ装置、配信システム及びプログラムに関する。
サイネージやテレビなどを閲覧するユーザに対して、詳細な情報をユーザが携帯する通信端末に配信する配信システムが普及している。この種の配信システムでは、例えば近距離無線通信を用い、サイネージ近傍にいる全ユーザの通信端末に同一の情報を配信する。あるいは、ユーザ毎に異なる情報を配信する場合、配信システムは、例えば予めユーザの通信端末とテレビとの間で認証を行うことにより、テレビの利用履歴や現在の閲覧内容に関連した情報をユーザの通信端末に配信する。このような配信システムには、例えば予めユーザ識別情報及びユーザ属性情報を登録しておき、ユーザが携帯する通信端末の位置に基づいて、当該通信端末に情報やサービスを提供する技術が適用可能である(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、大画面を用いたサイネージや、商品を陳列した店舗などを閲覧するユーザに対する配信システムでは、大画面又は店舗の中の注目対象がユーザ毎に異なる。このため、大画面又は店舗を用いた配信システムでは、各ユーザの注目対象やユーザ属性に基づいて配信情報を変更することが望ましい。
ここで、配信可能な領域内に多数のユーザが存在する場合、各ユーザの注目対象やユーザ属性に基づいて配信情報を変更するためには、各ユーザの通信端末をあらかじめ配信システム側に登録しておく必要がある。
また近年、生体情報を用いた生体認証システムが増加してきている。生体認証システムでは、あらかじめユーザの生体情報を生体認証システム側に登録しておき、サービスの利用に先行して、ユーザの生体認証を実行する。
特開2004−242052号公報
以上説明したように、従来の配信システムでは、各ユーザの注目対象やユーザ属性に基づいて配信情報を変更するためには、各ユーザの通信端末をあらかじめ配信システム側に登録しておく必要がある。
また、このような配信システムを有する複数のサービス提供者が存在した場合、サービス提供者ごとにユーザID等を登録する必要性が生じるため、ユーザにとってはどのサービス提供者にユーザIDやユーザ属性を登録したか、分からなくなる可能性がある。
更に、ユーザが閲覧対象の画面内容に注目していなくても任意の情報が配信される場合があり、ユーザが不快に感じる可能性がある。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、各ユーザの注目対象が異なる場合において、予めユーザ登録をしなくても、注目対象に応じた配信情報を各ユーザの通信端末に配信し得る配信サーバ装置、配信システム及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一つの観点は、以下のような構成要素を備えている。すなわち、閲覧対象に含まれる複数の注目対象を個別に閲覧するユーザが携帯する通信端末と、前記通信端末に通信可能な配信サーバ装置とを備えた配信システムであって、前記配信サーバ装置は、記憶手段、照合手段、選択手段及び配信手段を備えている。
前記記憶手段は、前記注目対象の識別情報毎に、前記通信端末に通信可能な配信情報と、少なくともユーザ属性又は興味情報を含むユーザ情報とを関連付けて記憶する。
前記照合手段は、前記通信端末から通信端末識別情報が付与された前記ユーザの第1の生体情報を取得し、当該第1の生体情報と、環境設置型センサから取得したユーザの第2の生体情報とを照合する。
前記選択手段は、前記ユーザの第2の生体情報に基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象の識別情報と当該ユーザのユーザ情報とが推定されると、推定結果に応じて前記記憶手段内の配信情報を選択する。
前記配信手段は、前記照合手段による照合結果に応じて前記第2の生体情報に最も類似する第1の生体情報に付与された通信端末識別情報に基づいて、当該第2の生体情報に基づく推定結果に応じて前記選択された配信情報を配信する。
また、この発明の一つの観点は以下のような態様を備えることを特徴とする。
一つの態様は、前記通信端末と前記配信サーバ装置とは近距離無線通信を用いて通信可能である。また、前記照合手段は、前記近距離無線通信を用いて通信可能な範囲内に存在する前記通信端末から前記第1の生体情報を取得する。
したがって、この発明の一つの観点によれば、前記通信端末から取得したユーザの第1の生体情報と、環境設置型センサから取得したユーザの第2の生体情報とを照合し、当該ユーザが閲覧する注目対象の識別情報と当該ユーザのユーザ情報とが推定されると、推定結果に応じて前記記憶手段内の配信情報を選択し、照合結果に応じて前記第2の生体情報に最も類似する第1の生体情報に付与された通信端末識別情報に基づいて、前記選択された配信情報を配信する。
このため、配信システムは、閲覧対象に含まれる複数の注目対象を個別に閲覧するユーザが通信端末を携帯するだけで、各ユーザの注目対象が異なる場合において、予めユーザ登録をしなくても、注目対象に応じた配信情報を各ユーザの通信端末に配信することができる。
また、一つの態様によれば、前記照合手段が、前記近距離無線通信を用いて通信可能な範囲内に存在する前記通信端末から前記第1の生体情報を取得する。このため、多数の第1の生体情報と照合する処理時間を短縮することができる。
すなわちこの発明によれば、各ユーザの注目対象が異なる場合において、予めユーザ登録をしなくても、注目対象に応じた配信情報を各ユーザの通信端末に配信し得る配信サーバ装置、配信システム及びプログラムを提供することができる。
この発明に係わる各実施形態の概要を述べるための模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る配信システム及びその周辺構成を示すブロック図である。 同実施形態における意味情報DBを説明するための模式図である。 同実施形態における意味情報DBを説明するための模式図である。 同実施形態における生体情報格納部Aを説明するための模式図である。 同実施形態における生体情報格納部Bを説明するための模式図である。 同実施形態における配信情報DBを説明するための模式図である。 同実施形態における配信情報格納部を説明するための模式図である。 同実施形態における動作を説明するためのシーケンス図である。 同実施形態における変形例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る配信システム及びその周辺構成を示すブロック図である。 同実施形態における個人情報取得部を説明するための模式図である。 同実施形態における配信情報DBを説明するための模式図である。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明するが、その前に、各実施形態の概要を述べる。
図1は各実施形態の概要を述べるための模式図である。
図1において、ディスプレイ装置10の表示画面を閲覧対象とする。なお、閲覧対象としては、これに限らず、例えば、大画面サイネージ、商品ディスプレイ及びスポーツなどが適宜、使用可能となっている。
ユーザは、通信端末20を携帯し、閲覧対象に含まれる複数の注目対象tgを個別に閲覧する。ユーザが集まる領域の近傍には、カメラ等を含む環境設置型センサ30が設置されている。配信サーバ装置40は、ユーザの通信端末20と通信可能となっている。
配信サーバ装置40の図示しない記憶手段は、注目対象tgの識別情報毎に、通信端末20に配信可能な配信情報Uk_Dと、少なくともユーザ属性又は興味情報を含むユーザ情報Zkとを関連付けて記憶する。
配信サーバ装置40の照合機能は、通信端末20から通信端末識別情報UHjが付与されたユーザの第1の生体情報Xjを取得し、当該第1の生体情報Xjと、環境設置型センサ30から取得したユーザの第2の生体情報Ykとを照合する。なお、照合する第2の生体情報Ykは、第1の生体情報Xjと同じ種類の生体情報である。
配信サーバ装置40の選択機能は、ユーザの第2の生体情報Ykに基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象tgの識別情報と当該ユーザのユーザ情報Zkとが推定されると、推定結果に応じて記憶手段内の配信情報Uk_Dを選択する。推定されるユーザ情報Zkは、例えば、視線Lの先にあるユーザの注目対象tgの意味を示す興味情報、又は身体的特徴などのユーザ属性を含んでいる。
配信サーバ装置40の配信機能は、照合結果に応じて第2の生体情報Ykに最も類似する第1の生体情報Xjに付与された通信端末識別情報UHjに基づいて、当該第2の生体情報Ykに基づく推定結果に応じて当該選択された配信情報Uk_Dを配信する。
これにより、各ユーザの注目対象tgが異なる場合において、予めユーザ登録をしなくても、注目対象tgに応じた配信情報を各ユーザの通信端末20に配信できる。
以上が第1の実施形態の概要である。第2の実施形態は、上述した閲覧対象をディスプレイ装置10上の表示画面から実空間上に存在するものに変えた例であり、これに伴い、ディスプレイ装置10に代えて、興味対象取得装置を用いている。以上が第2の実施形態の概要である。このような各実施形態は、例えば、ディスプレイ装置、通信端末、環境設置型センサ、配信サーバ装置又は興味対象取得装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを用いて実施してもよい。すなわち、各装置は、センサ又はメモリ等のハードウェア資源に協働する機能ブロックの機能をプログラムにより実現してもよい。
続いて、各実施形態を具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図2は本発明の第1の実施形態に係る配信システム及びその周辺構成を示すブロック図であり、図3乃至図8は配信システム内のDB又は格納部を説明するための模式図である。配信システムは、例えば、ディスプレイ装置10に接続されている。また、配信システムは、例えば、通信端末20、環境設置型センサ30及び配信サーバ装置40を備えている。通信端末20としては、1台のみを図示するが、通常、複数台の通信端末が用いられる。
ここで、ディスプレイ装置10は、ディスプレイ11、コンテンツ格納部12及び意味情報DB13を備えている。「DB」は「データベース」の略語である。
ディスプレイ11は、コンテンツ格納部12内のコンテンツをユーザに閲覧させるための表示器である。
コンテンツ格納部12は、ディスプレイ11で表示するコンテンツが格納される記憶装置である。コンテンツとしては、蓄積された動画像や静止画に限らず、オンラインでリアルタイムに送信される動画像や静止画を含んでもよい。
意味情報DB13は、コンテンツ格納部12内のコンテンツと連動して、ディスプレイ11に表示中のコンテンツ内の注目対象に対する情報を記憶する記憶装置である。具体的には例えば、意味情報DB13は、図3及び図4に示すように、ディスプレイ11の位置情報(x,y)及び時刻情報tに関連付けて、注目対象tgの意味情報(例えば、○○選手、○色、など)が登録されている。 位置情報は、ディスプレイ上の位置を指定する情報であり、例えば、表示画面上の座標又は領域を指定する情報が使用可能となっている。座標を指定する場合、例えば、点(x1,y1)の位置を指定する情報(x1,y1)が使用可能となっている。領域を指定する場合、例えば矩形領域の左上隅の点(x1,y1)の位置と、右下隅の点(x2,y2)の位置とを指定する情報(x1,y1)(x2,y2)が使用可能となっている。また、領域を指定する場合、例えば、円形領域の中心点(x0,y0)の位置と、当該中心点からの距離rとを指定する情報{(x0,y0),r}を用いてもよい。これに限らず、領域を指定する場合、当該領域を指定可能な任意の情報が使用可能となっている。注目対象tgは、例えば、ユーザUの視線Lの先にある対象であり、閲覧対象が動画像の場合、位置情報及び時刻情報により識別可能となっており、閲覧対象が静止画の場合、位置情報により識別可能となっている。
なお、コンテンツ格納部12及び意味情報DBは、別々の記憶装置として設けてもよく、同一の記憶装置における別々の記憶領域として設けてもよい。
このようなディスプレイ装置10は、前述したテレビやサイネージに相当し、必須の構成ではない。例えば、閲覧対象が複数の商品を展示した商店の場合、ディスプレイ装置10は省略可能である。但し、本実施形態では、ディスプレイ装置10を用いる場合を述べる。ユーザは、ディスプレイ11に表示されたコンテンツを閲覧し、何らかの興味を発する。このとき、ユーザの興味情報やユーザ属性は、環境設置型センサ30が生体センサ31から取得した生体情報(例えばユーザの視線Lやユーザの外観)により推定可能となっている。
通信端末20は、生体センサ21、生体情報取得部22、生体情報格納部A23、端末情報送信部24、配信情報受信部25及び表示部26を備えている。
生体センサ21は、通信端末20を携帯するユーザの生体情報を収集し、当該生体情報を生体情報取得部22に送出する機能をもっている。生体情報としては、例えば画像情報、音声情報、体温情報、呼吸周波数、及び脈波情報などが適宜、使用可能となっている。また、生体センサ21としては、通信端末20内に組み込まれる内蔵型、及び通信端末20に配線コードもしくは近距離無線通信を介して接続されてユーザに装着されるウェアラブル型のいずれも使用可能となっている。生体センサ21としては、1個のみを図示するが、生体情報の種類に応じて複数個の生体センサを用いてもよい。
生体情報取得部22は、生体センサ21から各ユーザの第1の生体情報Xj(0<j<n)を取得し、第1の生体情報Xjに通信端末識別情報UHjを付与して生体情報格納部A23に格納する機能をもっている。ここで、nは検出されたユーザ数である。第1の生体情報Xjは、1種類の生体情報に限らず、複数種類の生体情報の集合としてもよい。通信端末識別情報UHjは、当該ユーザないしユーザが携帯中の通信端末20を一意に特定できる情報であり、例えば通信端末20の製造番号、通信で利用されるアドレス情報などである。
生体情報格納部A23は、図5に示すように、通信端末識別情報UHjが付与された第1の生体情報Xjを格納する記憶装置である。
端末情報送信部24は、通信端末20の仕様情報を通信端末識別情報UHjと共に、配信サーバ装置40の配信情報選択部42に送信する機能をもっている。仕様情報とは、例えば、端末の機種名であったり、あるいは、端末の通信方式、表示画面のドット数、プロセッサの処理能力などのように、端末の技術的な規格や処理能力を表す情報である。配信情報選択部42では、この仕様情報に基づいて、ユーザの通信端末20の仕様に適合した配信情報が選択される。
配信情報受信部25は、配信サーバ装置40から送信された配信情報を受信する機能をもっている。
表示部26は、通常の表示デバイスであり、例えば、配信情報受信部25により受信された配信情報を表示する機能をもっている。
環境設置型センサ30は、生体センサ31、個人情報取得部32、ユーザ情報推定部33、生体情報取得部34及び生体情報格納部B35を備えている。
生体センサ31は、通信端末20を携帯するユーザの生体情報を収集し、当該生体情報を個人情報取得部32及び生体情報取得部34に送出する機能をもっている。生体情報としては、例えば画像情報、マイクロ波レーダ情報、音声情報、脈波情報、皮膚電気情報及び体温情報などが適宜、使用可能となっている。また、生体センサ31としては、ユーザから離れた状態で用いられるカメラ、マイクロ波レーダ及びマイク等や、ユーザに接触した状態で用いられる脈波センサ、皮膚電気活動センサ及び体温センサ等が、適宜、使用可能となっている。生体センサ31としては、1個のみを図示するが、生体情報の種類に応じて複数個の生体センサを用いてもよい。
個人情報取得部32は、生体センサ31から得られた生体情報に基づいて、各ユーザの顔や動作、音声等を表す個人情報を取得する機能をもっている。ここで、個人情報としては、例えば、顔の向きや、指差す方向、注視点などを含んでもよい。
ユーザ情報推定部33では、個人情報取得部32から得られた個人情報に基づいて、各ユーザの興味情報や、年齢・性別などのユーザ属性を推定する機能をもっている。例えば、ユーザ情報推定部33は、個人情報が表す顔の向きや、指差す方向、注視点などによって、ユーザが閲覧対象内のどの注目対象に、またはどの時間において、興味を持ったかを推定する。例えば、ユーザ情報推定部33は、注視点の位置情報及び時刻情報に基づいて意味情報DB13から意味情報を読み出し、当該意味情報をユーザの興味情報として推定可能である。なお、注目対象に注目するユーザの抽出に用いられる技術は、例えば、特開2006−065447号公報に記載されている。
このとき、該当のユーザが顔の向き、指差す方向、注視点を変えたタイミングで、個人情報取得部32がユーザ属性を取得して興味を推定する動作を行っても良い。また、画像解析等によって、年齢や性別、身長、体重、ファッション性等の推定を行い、ユーザ属性の一部とすることもできる。
ユーザが興味を示す方向にある対象の認識方法として次の2つの例が挙げられる。
一つ目は、閲覧対象がディスプレイの平面上に存在する場合、ユーザが注目した対象をディスプレイ位置情報と時刻情報で識別する例である。このような識別のための技術は、例えば、「大野健彦, 武川直樹, 吉川厚, “眼球形状モデルに基づく視線測定システム −視線入力デバイスの実現に向けて−”, 情報処理学会研究報告, 2001-HI-93, pp.47-54 (2001)」に記載されている。
二つ目は、ユーザが興味を示す対象が、ディスプレイ上ではなく、実空間上に存在する場合の例である。二つ目の例については、第2の実施形態で述べる。
また、ユーザ情報推定部33では、推定したユーザ属性と興味情報とを含むユーザ情報Zkに、ユーザ識別情報Uk(0<k<n)を付与する機能をもっている。
ユーザ識別情報Ukは、ユーザ情報Zk、第2の生体情報Yk及び配信情報Uk_Dを互いに関連付けるための一時的な情報であり、Ukの値が互いに重複しない情報であれば任意の情報が使用可能となっている。ユーザ識別情報Ukとしては、例えば、環境設置型センサ30が当該個人情報を取得したときの緯度・経度などの位置情報、時刻情報、当該個人に一時的に付与された順番、および乱数の組み合わせなどが、適宜、使用可能となっている。
生体情報取得部34は、カメラや、組み込み型の生体センサ31からユーザの第2の生体情報Ykを取得する機能をもっている。例えば、生体情報取得部34は、カメラの画像解析やマイクロ波レーダ等によって、ユーザの心拍や呼吸等を示す生体情報を取得(推定)することができる。また、手すりや壁や床に、脈波センサや皮膚電気活動センサ、体温センサなどの生体センサ31を組み込んでおき、生体情報取得部34は、ユーザが生体センサ31に触れた際に、生体センサ31から第2の生体情報Ykを取得してもよい。
また、生体情報取得部34は、別途、ユーザ情報Zkに付与されるユーザ識別情報Ukを当該取得した第2の生体情報Ykに付与し、当該ユーザ識別情報Uk及び第2の生体情報Ykを生体情報格納部B35に格納する機能をもっている。なお、ユーザ識別情報Ukは、ユーザ情報Zkが推定される前に第2の生体情報Ykに付与されてもよく、ユーザ情報Zkが推定された後に第2の生体情報Ykに付与されてもよい。
第2の生体情報Ykは、1種類の生体情報に限らず、複数種類の生体情報を含んでもよい。また例えば、第2の生体情報Ykが複数種類の生体情報(例、顔画像と体温)を含む場合、ある種類(例、顔画像)の生体情報をユーザ情報Zkの推定に用い、他の種類(例、体温)の生体情報を照合に用いてもよい。このことは、以下の各実施形態でも同様である。この場合、必要があれば、複数種類の生体情報が同一のユーザから収集されるように、複数の生体センサ31の位置や方向など(例、体温センサの位置と、カメラの撮影範囲など)を設定すればよい。この種の設定は、1種類の生体情報(例、1台のカメラから得られる画像情報)からユーザ情報Zk及び第2の生体情報Ykが得られる場合には、必要がない。
生体情報格納部B35は、図6に示すように、ユーザ識別情報Ukが付与された第2の生体情報Ykを格納する記憶装置である。
配信サーバ装置40は、配信情報DB41、配信情報選択部42、配信情報格納部43、生体情報照合部44及び情報配信部45を備えている。
配信情報DB41は、例えば図7に示すように、注目対象tgの識別情報毎に、通信端末20に配信可能な配信情報Uk_Dと、少なくともユーザ属性又は興味情報を含むユーザ情報Zkとを関連付けて記憶する記憶装置である。
ここで、注目対象の識別情報は、例えば、ユーザUの視線Lの先にある注目対象を識別する情報であればよい。注目対象の識別情報の例としては、注目対象が動画像の場合には位置情報及び時刻情報が挙げられ、注目対象が静止画の場合には位置情報が挙げられる。
配信情報DB41内の興味情報としては、図3に示した如き、意味情報DB13内の意味情報を用いている。
配信情報選択部42は、ユーザの第2の生体情報Ykに基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象tgの識別情報と当該ユーザのユーザ情報Zkとが推定されると、推定結果に応じて配信情報DB41内の配信情報Uk_Dを選択する機能をもっている。
配信情報格納部43は、図8に示すように、配信情報選択部42により選択された配信情報Uk_Dを格納する記憶装置である。この配信情報Uk_Dは、例えば、ユーザ識別情報Ukが付与されている。
生体情報照合部44は、通信端末20から通信端末識別情報UHjが付与されたユーザの第1の生体情報Xjを取得し、当該第1の生体情報Xjと、環境設置型センサ30から取得したユーザの第2の生体情報Ykとを照合する機能をもっている。
ここで、第1の生体情報Xjを取得する通信端末20の範囲を、配信サーバ装置40から近距離無線通信で通信可能な範囲の通信端末20に限定すれば、多数の第1の生体情報Xjと照合する処理時間を短縮できる。近距離無線通信としては、例えば、到達距離が10m程度までのBluetooth(登録商標)や無線LAN等の無線通信の技術が適宜使用可能となっている。
情報配信部45は、当該照合結果に応じて第2の生体情報Ykに最も類似する第1の生体情報Xjに付与された通信端末識別情報UHjに基づいて、当該第2の生体情報Ykに基づく推定結果に応じて当該選択された配信情報Uk_Dを配信する機能をもっている。
次に、以上のように構成された配信システムの動作について図9のシーケンス図を用いて説明する。
いま、ディスプレイ装置10は、コンテンツ格納部12内のコンテンツを画面に表示しているとする。
ユーザは、通信端末20を携帯し、ディスプレイ装置10に表示中のコンテンツに含まれる複数の注目対象tgを個別に閲覧する。ディスプレイ装置10の近傍には、カメラ等を含む環境設置型センサ30及び配信サーバ装置40が設置されている。
通信端末20においては、生体情報取得部22が、生体センサ21からユーザの第1の生体情報Xjを取得し、第1の生体情報Xjに通信端末識別情報UHjを付与して生体情報格納部A23に格納する(ST1A)。
同様に、環境設置型センサ30においては、生体情報取得部34が、生体センサ31からユーザの第2の生体情報Ykを取得し、第2の生体情報Ykにユーザ識別情報Ukを付与して生体情報格納部B35に格納する(ST1B)。
配信サーバ装置40においては、生体情報照合部44が、通信端末20から通信端末識別情報UHjが付与された第1の生体情報Xjを取得すると共に、環境設置型センサ30からユーザ識別情報Ukが付与された第2の生体情報Ykを取得する(ST2)。また、配信サーバ装置40においては、ステップST2に並行して、配信情報選択部42が、通信端末20から通信端末識別情報UHjが付与された仕様情報を取得してもよい。このとき、第1の生体情報Xjや仕様情報を取得する通信端末20の範囲を、配信サーバ装置40から近距離無線通信で通信可能な範囲の通信端末20としてもよい。
一方、環境設置型センサ30においては、個人情報取得部32が、生体センサ31から得られた第2の生体情報Ykに基づいて、各ユーザの顔や動作、音声等を表す個人情報を取得する。ユーザ情報推定部33は、この個人情報に基づいて、ユーザの注目対象の識別情報を推定すると共に、当該ユーザの興味情報又はユーザ属性を含むユーザ情報Zkを推定し(ST3)、当該ユーザ情報Zkにユーザ識別情報Ukを付与する。
しかる後、配信サーバ装置40においては、配信情報選択部42が、当該推定された注目対象の識別情報と、(当該ユーザ識別情報Ukが付与された)ユーザ情報Zkとを取得する(ST4)。
配信情報選択部42は、当該注目対象の識別情報とユーザ情報Zkとに基づいて、配信情報DB41から配信情報Uk_Dを選択し(ST5)、当該配信情報Uk_D及び当該ユーザ識別情報Ukを配信情報格納部43に格納する。
なお、配信情報DB41は、図7に示したように、注目対象の識別情報毎に、そして、ユーザ情報Zk毎に対応して、配信情報が登録されている。例えば大きなスクリーン上でスポーツの試合が上映される場合、○○選手をよく見ている30代男性のユーザに対し、○○選手の仕事術の配信情報が登録されている。また、○○選手をよく見ている30代女性のユーザに対し、○○選手が好きな妻の手料理の配信情報が登録されている。また、注目対象が食品の場合、身長や体重等のユーザ属性から、各ユーザに適切なカロリーの食品を推薦する配信情報を登録しておくことも可能である。
また、配信情報は、さきに端末情報送信部24から取得した仕様情報に適合するように選択してもよい。例えば、受信した全ての仕様情報を満たすように配信情報を選択してもよい。あるいは、生体情報照合部44の照合結果に応じて第2の生体情報Ykに最も類似する第1の生体情報Xjに付与された通信端末識別情報UHjが付与された仕様情報に基づいて配信情報を選択してもよい。
生体情報照合部44においては、ステップST2で取得した第1の生体情報Xjと第2の生体情報Ykとを照合する(ST6)。
このとき、生体情報照合部44は、任意のjおよびkについて、第1の生体情報Xjと第2の生体情報Ykとの全ての組み合わせについて類似度を算出する。なお、類似度の算出に用いる第1の生体情報Xjと第2の生体情報Ykは、同じ種類の生体情報であることを前提とする。例えば、第1の生体情報Xjの種類が呼吸周波数であれば、第2の生体情報Ykの種類も呼吸周波数であり、第1の生体情報Xjの種類が通信端末20から収音した音声であれば、第2の生体情報Ykの種類も環境設置型センサ30から収音した音声である。また、第1の生体情報Xjと第2の生体情報Ykとの照合性を高めるため、第1の生体情報Xj及び第2の生体情報Ykを取得した時点の時刻情報を補助的に利用してもよい。またあるいは、第1の生体情報Xjを取得する通信端末20の範囲を、配信サーバ装置40から近距離無線通信で通信可能な範囲の通信端末20に限定すれば、多数の第1の生体情報Xjと照合する処理時間を軽減できる。
生体情報照合部44は、全ての組み合わせにおいて類似度を算出した後、最も類似度の高い第1の生体情報Xjと第2の生体情報Yk(0<j<n,0<k<n)を送出する。詳しくは、生体情報照合部44は、最高の類似度に基づき、通信端末識別情報UHjが付与された当該第1の生体情報Xjと、ユーザ識別情報Ukが付与された当該第2の生体情報Ykとを照合結果{UHj, Xj},{Uk, Yk}として情報配信部45に送出する。この場合、生体情報照合部44は、照合結果{UHj, Xj},{Uk, Yk}のうち、付与された通信端末識別情報UHj及びユーザ識別情報Ukのみを照合結果として情報配信部45に送出してもよい。
いずれにしても、情報配信部45は、照合結果に含まれるユーザ識別情報Ukに基づいて、配信情報格納部43から配信情報Uk_Dを読み出し、当該配信情報Uk_Dを、照合結果に含まれる通信端末識別情報UHjに基づいて通信端末20に配信する(ST7)。
通信端末20では、この配信情報Uk_Dを配信情報受信部25が受信し、当該配信情報Uk_Dを表示部26が表示する(ST8)。
上述したように本実施形態によれば、通信端末20から取得したユーザの第1の生体情報Xjと、環境設置型センサ30から取得したユーザの第2の生体情報Ykとを照合する。また、ユーザの第2の生体情報Ykに基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象tgの識別情報と当該ユーザのユーザ情報Zkとが推定されると、推定結果に応じて配信情報DB41内の配信情報Uk_Dを選択する。しかる後、照合結果に応じて第2の生体情報Ykに最も類似する第1の生体情報Xjに付与された通信端末識別情報UHjに基づいて、推定結果に応じて選択された配信情報Uk_Dを配信する。
従って、各ユーザの注目対象tgが異なる場合において、予めユーザ登録をしなくても、注目対象tgに応じた配信情報を各ユーザの通信端末20に配信することができる。
また、ユーザ登録をする必要がないため、複数のサービス提供者が存在した場合でも、ユーザは、サービス提供者毎のユーザ登録内容を失念する心配を解消できる。また、ユーザ登録をする必要がないため、ユーザ登録内容が漏洩する心配が無く、ユーザのプライバシを保護することができる。
また、ユーザの生体情報に基づいて、ユーザの注目対象の識別情報を推定する構成により、ユーザが注目していない対象に関する配信情報の配信を阻止することができる。
また、ユーザは、ユーザ登録をすることなく、通信端末20だけでは得られにくいユーザ情報Zkに応じた配信情報を通信端末20に受けることができる。
なお、本実施形態では、環境設置型センサ30と配信サーバ装置40とを分離した構成例を述べたが、これに限らず、配信サーバ装置40が環境設置型センサ30の機能ブロックの一部又は全部を更に備えた構成としてもよい。例えば、配信サーバ装置40は、環境設置型センサ30全体を更に備えてもよい。また例えば、配信サーバ装置40は、環境設置型センサ30の機能ブロックのうち、ユーザ情報推定部33のみを更に備えてもよく、あるいは、個人情報取得部32及びユーザ情報推定部33のみを更に備えてもよい。このことは、以下の各実施形態でも同様である。
また、本実施形態では、2つの生体情報Xj,Ykの照合前に、第2の生体情報Ykからユーザ情報Zkを推定する場合を説明したが、これに限らず、図10に示すように、生体情報の照合後に、ユーザ情報を推定するように変形してもよい。このことは、以下の各実施形態でも同様である。この変形例では、生体情報の照合により、最も類似度の高い生体情報Xj,Ykの組合せが決定した後に、受信した照合結果が示す最も類似度の高い第2の生体情報Ykに基づいてユーザ情報Zkを推定する(ステップST3−1〜ST3−3)。従って、この変形例によれば、第1の生体情報Xjに非類似の第2の生体情報Ykからユーザ情報Zkを推定する無駄な処理を解消することができる。
<第2の実施形態>
図11は本発明の第2の実施形態に係る配信システム及びその周辺構成を示すブロック図であり、前述した図面と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。
すなわち、第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、上述した閲覧対象をディスプレイ装置10上の表示画面から実空間上に存在するものに変えた例である。これに伴い、第2の実施形態は、図2に示したディスプレイ装置10に代えて、図11に示すように、対象収集センサ51及び興味対象取得部52を有する興味対象取得装置50を備えている。
これに伴い、環境設置型センサ30の個人情報取得部32は、図12に示すように、生体センサ31から得られた画像情報から頭部方向推定技術によりユーザの注目方向(頭部方向)Hを推定し、当該注目方向Hを対象収集センサ51に送出する機能が付加される。なお、この種の頭部方向推定技術は、例えば「大塚和弘, 大和淳司, 村瀬洋, “複数人物の対面会話シーンを対象とした画像中の人物頭部追跡に基づく会話構造のモデル化と確率的推論”, 画像の認識・理解シンポジウム (MIRU2006), pp.84-91 (2006)」に記載されている。
また、配信サーバ装置40内の配信情報DB41は、図7に示した位置情報及び時刻情報に代えて、図13に示すように、注目対象tgの識別情報として注目方向Hを用いている。また、配信情報及びユーザ情報としては、任意の情報が使用可能となっている。
ここで、対象収集センサ51は、画像カメラであり、個人情報取得部32から送出された注目方向Hに基づいて、注目方向Hの先の注目対象tgを撮影し、得られた画像情報を興味対象取得部52に送出する機能をもっている。
興味対象取得部52は、対象収集センサ51から得られた画像情報から画像認識技術を用いて注目対象tgを認識し、認識した注目対象tgの意味情報を推定し、推定された意味情報をユーザの興味情報として送出する機能をもっている。ユーザの興味情報の送出先は、ユーザ情報推定部33又は配信情報DB41である。例えば、配信情報DB41の設定前には、送出先を配信情報DB41とし、配信情報DB41の設定後(配信システムの運用時)には、送出先をユーザ情報推定部33とすればよい。なお、「興味対象取得部」の名称は、適宜、「注目対象認識部」又は「興味情報推定部」等の任意の名称に読み替えて構わない。
また、この種の画像認識技術は、例えば、「Jeon, J., Lavrenko, V. and Manmatha, R., "Automatic Image Annotation and Retrieval using Cross-Media Relevance Models", SIGIR'03, p.119-126, 2003.」に記載されている。
また、他の部分の構成は、第1の実施形態と同様である。
次に、以上のように構成された配信システムの動作について、前述した図9のシーケンス図を参照しながら説明する。
いま、ユーザは、通信端末20を携帯し、実空間上に存在する閲覧対象に含まれる複数の注目対象tgを個別に閲覧する。閲覧対象の近傍には、環境設置型センサ30、配信サーバ装置40及び興味対象取得装置50が設置されている。
ここで、ステップST1A、ST1B及びST2が前述同様に、実行されたとする。
一方、環境設置型センサ30においては、個人情報取得部32が、生体センサ31から得られた第2の生体情報Ykに基づいて、各ユーザの顔や動作、音声等を表す個人情報を取得する。
このとき、個人情報取得部32は、生体センサ31から得られた第2の生体情報Ykに含まれる画像情報からユーザの注目方向(頭部方向)Hを推定し、当該注目方向Hを対象収集センサ51に送出する。この注目方向Hを含む個人情報は、個人情報取得部32からユーザ情報推定部33に送出される。
対象収集センサ51は、この注目方向Hに基づいて、注目方向Hの先の注目対象tgを撮影し、得られた画像情報を興味対象取得部52に送出する。
興味対象取得部52は、この画像情報から注目対象tgを認識し、認識した注目対象tgの意味情報を推定し、推定された意味情報をユーザの興味情報として、注目方向Hと共に、ユーザ情報推定部33に送出する。
ユーザ情報推定部33は、個人情報取得部32からの個人情報と、興味対象取得部52からの興味情報及び注目方向Hに基づき、ユーザの注目対象の識別情報を推定すると共に、当該ユーザの興味情報又はユーザ属性を含むユーザ情報Zkを推定する(ST3)。また、ユーザ情報推定部33は、推定したユーザ情報Zkにユーザ識別情報Ukを付与する。
以下、前述同様に、ステップST4〜ST8が実行される。
上述したように本実施形態によれば、閲覧対象を表示画面から実空間上に存在するものに変えた場合でも、環境設置型センサ30から得られるユーザの注目方向Hに基づいて、当該ユーザの注目対象tgを含む画像情報を得ると共に、当該画像情報からユーザの興味情報を推定できるため、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第2の実施形態では、環境設置型センサ30及び配信サーバ装置40と、興味対象取得装置50とを分離した構成例を述べたが、これに限らず、環境設置型センサ30又は配信サーバ装置40が興味対象取得装置50の機能ブロックの一部又は全部を更に備えた構成としてもよい。例えば、環境設置型センサ30又は配信サーバ装置40は、興味対象取得装置50全体を更に備えてもよい。また例えば、環境設置型センサ30又は配信サーバ装置40は、興味対象取得装置50の機能ブロックのうち、興味対象取得部52のみを更に備えてもよい。このことは、以下の各実施形態でも同様である。
その他、機能ブロックの配置に限らず、各ステップの順番や各情報の内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…ディスプレイ装置、11…ディスプレイ、12…コンテンツ格納部、13…意味情報DB、20…通信端末、21,31…生体センサ、22,34…生体情報取得部、23…生体情報格納部A、24…端末情報送信部、25…配信情報受信部、26…表示部、30…環境設置型センサ、32…個人情報取得部、33…ユーザ情報推定部、35…生体情報格納部B、40…配信サーバ装置、41…配信情報DB、42…配信情報選択部、43…配信情報格納部、44…生体情報照合部、45…情報配信部、50…興味対象取得装置、51…対象収集センサ、52…興味対象取得部。

Claims (5)

  1. 閲覧対象に含まれる複数の注目対象を個別に閲覧するユーザが携帯する通信端末に通信可能な配信サーバ装置であって、
    前記注目対象の識別情報毎に、前記通信端末に通信可能な配信情報と、少なくともユーザ属性又は興味情報を含むユーザ情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記通信端末から通信端末識別情報が付与された前記ユーザの第1の生体情報を取得し、当該第1の生体情報と、環境設置型センサから取得したユーザの第2の生体情報とを照合する照合手段と、
    前記ユーザの第2の生体情報に基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象の識別情報と当該ユーザのユーザ情報とが推定されると、推定結果に応じて前記記憶手段内の配信情報を選択する選択手段と、
    前記照合手段による照合結果に応じて前記第2の生体情報に最も類似する第1の生体情報に付与された通信端末識別情報に基づいて、当該第2の生体情報に基づく推定結果に応じて前記選択された配信情報を配信する配信手段と
    を備えたことを特徴とする配信サーバ装置。
  2. 閲覧対象に含まれる複数の注目対象を個別に閲覧するユーザが携帯する通信端末と、前記通信端末に通信可能な配信サーバ装置とを備えた配信システムであって、
    前記配信サーバ装置は、
    前記注目対象の識別情報毎に、前記通信端末に配信可能な配信情報と、少なくともユーザ属性又は興味情報を含むユーザ情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記通信端末から通信端末識別情報が付与された前記ユーザの第1の生体情報を取得し、当該第1の生体情報と、環境設置型センサから取得したユーザの第2の生体情報とを照合する照合手段と、
    前記ユーザの第2の生体情報に基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象の識別情報と当該ユーザのユーザ情報とが推定されると、推定結果に応じて前記記憶手段内の配信情報を選択する選択手段と、
    前記照合手段による照合結果に応じて前記第2の生体情報に最も類似する第1の生体情報に付与された通信端末識別情報に基づいて、当該第2の生体情報に基づく推定結果に応じて前記選択された配信情報を配信する配信手段と
    を備えたことを特徴とする配信システム。
  3. 請求項2に記載の配信システムにおいて、
    前記通信端末と前記配信サーバ装置とは近距離無線通信を用いて通信可能であり、
    前記照合手段は、前記近距離無線通信を用いて通信可能な範囲内に存在する前記通信端末から前記第1の生体情報を取得することを特徴とする配信システム。
  4. 閲覧対象に含まれる複数の注目対象を個別に閲覧するユーザが携帯する通信端末に通信可能な配信サーバ装置であって、前記注目対象の識別情報毎に、前記通信端末に配信可能な配信情報と、少なくともユーザ属性又は興味情報を含むユーザ情報とを関連付けて記憶する記憶手段、照合手段、選択手段及び配信手段を備えた前記配信サーバ装置が実行する配信方法であって、
    前記照合手段が、前記通信端末から通信端末識別情報が付与された前記ユーザの第1の生体情報を取得し、当該第1の生体情報と、環境設置型センサから取得したユーザの第2の生体情報とを照合する照合工程と、
    前記選択手段が、前記ユーザの第2の生体情報に基づいて、当該ユーザが閲覧する注目対象の識別情報と当該ユーザのユーザ情報とが推定されると、推定結果に応じて前記記憶手段内の配信情報を選択する選択工程と、
    前記配信手段が、前記照合工程による照合結果に応じて前記第2の生体情報に最も類似する第1の生体情報に付与された通信端末識別情報に基づいて、当該第2の生体情報に基づく推定結果に応じて前記選択された配信情報を配信する配信工程と
    を備えたことを特徴とする配信方法。
  5. 請求項1に記載の配信サーバ装置、又は請求項2若しくは3に記載の配信システムの配信サーバ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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