JP6181603B2 - 原料攪拌装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体などの原料を攪拌する原料攪拌装置に関し、特に原料を内部に収容して回転する回転容器と、この回転容器の内部に配置されて回転することで原料を攪拌するロータユニットとを備える原料攪拌装置に関する。
図13は、従来の原料攪拌装置の一例を示す図である。図13に示すように、原料攪拌装置は、粉体などの原料を収容して回転する回転容器(混合パン)101と、回転容器101を回転させるための第1の駆動装置102と、回転容器101内の原料を撹拌するロータユニット103と、ロータユニット103を回転させるための第2の駆動装置104とを備えている。回転容器101は、ケーシング106内に回転可能に収容されている。回転容器101の上部は、旋回軸107を支点として回動する蓋部材105により開閉可能である。図13では、蓋部材105を回動させることにより、回転容器101の開口部101aが開口された状態を示している。ロータユニット103は、蓋部材105の下面に取り付けられている。蓋部材105を閉じることにより、ロータユニット103は、回転容器101内に配置されるようになっている。
なお、図示はしないが、駆動機構(例えば、エアシリンダまたは油圧シリンダ)を用いて、蓋部材105を回転容器101の回転軸と平行な方向に上昇させることで、回転容器101の開口部101aを開口させてもよい。あるいは、蓋部材105を省略して、ケーシング106の上面を設け、当該ケーシング106の上面が回転容器101の上部を覆うように構成することもできる。ケーシング106に上面を設けた場合は、当該上面に、原料を回転容器101に供給するための供給口が設けられ、回転容器101とケーシング106とに原料を回転容器101から排出するための排出口が設けられる。
図13に示されるように、回転容器101は、水平方向から傾斜している。この傾斜した回転容器101内に原料を投入し、蓋部材105を閉じて、第1の駆動装置102および第2の駆動装置104を駆動すると、回転容器101およびロータユニット103はそれぞれ回転し、回転容器101内の原料が攪拌される。原料を攪拌することにより、例えば、混合、混練、スラリー化といった複数の原料処理が連続して行われる。
回転容器101の傾斜角度には、原料処理の種類(例えば、混合、混練、スラリー化)および原料の性状などに応じた最適値が存在する。したがって、例えば、原料を混合、混練、およびスラリー化するといった一連の原料処理において、混合処理の最適傾斜角度、混練処理の最適傾斜角度、およびスラリー化処理の最適傾斜角度は、それぞれ異なる場合がある。特に、混合処理および混練処理の最適傾斜角度は、スラリー化処理の最適傾斜角度と異なることが多い。回転容器101を最適角度に傾斜させて原料処理を行うことで、原料が最適に混ぜ合わされて、高品質な最終製品を作り出すことが可能となる。そのため、原料処理の種類や原料の性状などに応じて、回転容器101を最適角度に傾斜させることが望まれている。
しかしながら、従来の原料攪拌装置では、回転容器101を最適角度に傾斜させるために、原料攪拌装置の運転を一旦停止させてから、回転容器101を収容するケーシング106の下部に台座等を挿入して、回転容器101の傾斜角度を変更していた。例えば、原料を混合および混練させた後で、一旦原料攪拌装置の運転を停止し、その後、台座等を挿入することで回転容器101の傾斜角度を変えて、原料のスラリー化を行う。この台座を挿入する作業は、重量物であるケーシング106を持ち上げなければならず、危険であり、かつ非効率であるという問題がある。また、例えば、混合、混練、およびスラリー化といった原料処理を連続して行う場合に、混合の後や混練の後に、ケーシング106の下部に台座を挿入する作業を行うには、ある程度の作業時間を必要とする。この作業時間の間に、吸湿や温度変化などの原因により回転が停止している回転容器101内の原料の性状が変化してしまう。このような性状変化は、最終的な製品品質に悪影響を及ぼすことがある。
ケーシング106の下部に台座等を挿入する代わりに、回転容器101の傾斜角度が異なる複数の原料攪拌装置を使用することも考えられる。例えば、図13に示すような回転容器101が傾斜している原料撹拌装置を混合および混練用に使用し、この原料撹拌装置とは別の回転容器101が傾斜していない原料撹拌装置をスラリー化用に使用する。しかしながら、複数の原料攪拌装置を使用する場合、初期投資コストが増大すると共に、原料攪拌装置の設置面積も増大してしまうという問題がある。また、複数の原料攪拌装置を使用する場合であっても、異なる原料攪拌装置への原料の移し替えにある程度の作業時間が必要である。この移し替えにかかる作業時間の間に、吸湿や温度変化などの原因により回転が停止している回転容器101内の原料の性状が変化してしまう。移し替えにかかる作業時間をできるだけ短縮するために、複数の原料撹拌装置間で原料の搬送を自動で行う搬送装置を導入することも考えられる。しかしながら、この場合、制御が複雑となるだけでなく、搬送装置用の初期投資コストが必要となってしまう。また、搬送装置を使用したとしても、原料の搬送時間は必要であり、この搬送時間の間に、吸湿や温度変化などの原因により原料の性状が変化してしまう。
特開2013−17923号公報
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、原料の性状変化を引き起こさずに、効率的で最適な攪拌処理が可能な原料攪拌装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明の一態様は、複数の原料処理を連続して行う原料攪拌装置であって、原料を内部に収容し、回転する回転容器と、前記回転容器を回転させる第1の駆動装置と、前記回転容器の内部で回転し、前記原料を攪拌するロータユニットであって、前記回転容器の回転軸から偏心した位置に配置されるロータユニットと、前記ロータユニットを回転させる第2の駆動装置と、前記回転容器の傾斜角度を変更する傾動装置と、前記第1の駆動装置、前記第2の駆動装置、および前記傾動装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記複数の原料処理を連続して行っている間に、前記傾動装置を制御することにより、前記回転容器の傾斜角度を、前記複数の原料処理それぞれに応じた最適傾斜角度に自動的に変更し、前記制御装置は、前記最適傾斜角度、および前記回転容器の傾斜角度を前記最適傾斜角度に変更するタイミングを予め記憶していることを特徴とする原料攪拌装置である。
好ましい態様は、前記回転容器の前記最適傾斜角度は、前記回転容器が水平である状態を0度とした場合に、0度以上30度以下の範囲内にあることを特徴とする。
本発明によれば、回転容器とロータユニットが回転している運転中に、制御装置が傾動装置を制御することにより、回転容器の傾斜角度を自動的に変えることができる。したがって、回転容器の傾斜角度を、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理に応じた最適な傾斜角度に自動で変化させることができる。その結果、回転容器を収容するケーシングを持ち上げて、台座等をケーシングの下に挿入する必要がなくなるので、危険で非効率な作業を行う必要がない。
また、本発明によれば、混合、混練、およびスラリー化といった、回転容器の最適傾斜角度が異なる複数の原料処理を1台の原料攪拌装置で行うことができる。したがって、初期投資コストを低減でき、原料攪拌装置の設置面積を必要最小限にとどめることができる。
また、本発明によれば、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理を、それぞれの原料処理における回転容器の最適傾斜角度で連続して行うことができる。その結果、製品品質に悪影響を及ぼす原料の性状変化を防ぐことができ、かつ処理時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態に係る原料攪拌装置の正面図である。 図1に示す原料攪拌装置の側面図である。 原料攪拌装置の回転容器内部を示す斜視図である。 図3に示す回転容器内部を上から見た図である。 図5(a)はロータユニットの変形例を示す断面図であり、図5(b)は図5(a)に示すロータユニットを上から見た図である。 図6(a)は回転容器の傾斜角度が0度のときの原料攪拌装置を示す図であり、図6(b)は回転容器の傾斜角度が30度のときの原料攪拌装置を示す図である。 図7(a)および図7(b)は傾動装置の変形例を示す図である。 図8(a)および図8(b)は傾動装置の他の変形例を示す図である。 図8(b)のA線矢視図である。 図10(a)および図10(b)は傾動装置のさらに他の変形例を示す図である。 本実施形態に係る原料攪拌装置を用いた一実験例を示す図である。 本実施形態に係る原料攪拌装置を用いた他の実験例を示す図である。 従来の原料攪拌装置の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1から図12において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る原料攪拌装置の正面図である。図2は、図1に示す原料攪拌装置の側面図である。図1および図2に示すように、原料攪拌装置は、粉体などの原料を収容して回転する回転容器(混合パン)1と、回転容器1を回転させるための第1の駆動装置(モータ)2と、回転容器1内の原料を撹拌するロータユニット3と、ロータユニット3を回転させるための第2の駆動装置(モータ)4とを備えている。
回転容器1はケーシング9の内部に回転可能に配置されており、ケーシング9は蓋部材5により開閉可能になっている。蓋部材5には、原料を回転容器1に供給するための供給口5aが形成されている。
なお、図1および図2に示した実施形態では、蓋部材5が図示しない駆動機構(例えば、エアシリンダまたは油圧シリンダ)により回転容器1の回転軸と平行な方向に上昇することで、ケーシング9が開口するようになっている。図示はしないが、蓋部材5が旋回軸を支点として回動することによりケーシング9が開閉されてもよい。あるいは、蓋部材5を省略して、ケーシング9の上面を設け、当該ケーシング9の上面が回転容器1の上部を覆うように構成することもできる。この場合、ケーシング9に、原料を回転容器1に供給するための供給口が設けられ、回転容器1とケーシング9とに、回転容器1から原料を排出するための排出口が設けられる。供給口および排出口には、蓋部材が設けられ、これら蓋部材は、原料を供給するかまたは排出するとき以外は閉じられる。
図2に示すように、ケーシング9は架台7の上に固定されており、架台7はベース8の上に固定されている。架台7の上面7aは水平線Hに対して所定角度(図2に示した例では30度)だけ傾斜しており、ケーシング9は架台7の上面7aに固定されている。回転容器1を回転させるための第1の駆動装置2は、架台7内に収容されている。
図1および図2に示した実施形態では、ロータユニット3は、駆動力伝達機構10により第2の駆動装置4に接続されている。第2の駆動装置4の駆動力は、駆動力伝達機構10を介してロータユニット3に伝達される。より具体的には、駆動力伝達機構10は、第2の駆動装置4の回転軸に取り付けられた第1のプーリ25と、ロータユニット3のシャフト11に取り付けられた第2のプーリ26と、これらプーリ25,26の間に掛け渡されたベルト27とを備えている。第2の駆動装置4の回転軸を回転させると、第1のプーリ25が回転し、第1のプーリ25の回転がベルト27を介して第2のプーリ26に伝えられ、第2のプーリ26が回転する。第2のプーリ26が回転すると、第2のプーリ26に取り付けられたシャフト11が回転し、その結果、ロータユニット3が回転するようになっている。第2の駆動装置4の回転軸を時計回り方向または反時計回り方向に回転させることにより、ロータユニット3を、時計回り方向または反時計回り方向に回転させることができる。回転容器1は、第1の駆動装置2によって回転され、ロータユニット3は第2の駆動装置4によって回転される。したがって、回転容器1およびロータユニット3をそれぞれ独立して回転させることができる。
なお、図示はしないが、駆動力伝達機構10を、互いに噛み合う複数のギアを用いて構成することができる。この場合、第2の駆動装置4の回転軸にギアが取り付けられ、シャフト11にギアが取り付けられる。第2の駆動装置4の回転軸に取り付けられたギアを、シャフト11に取り付けられたギアに噛み合わせることで、駆動力伝達機構10が構成される。第2の駆動装置4の回転軸に取り付けられたギアと、シャフト11に取り付けられたギアとの間に、さらに別のギアを一枚または複数枚配置し、これらのギアを互いに噛み合わせてもよい。
図2に示すように、駆動装置2,4は制御装置40に接続されており、制御装置40はこれら駆動装置2,4の回転速度および回転方向を制御するように構成されている。回転容器1およびロータユニット3のそれぞれの回転速度および回転方向は、制御装置40により自在に制御されるので、回転容器1内の原料を最適な状態で攪拌することができる。
図3は、原料攪拌装置の回転容器内部を示す斜視図である。図4は、図3に示す回転容器内部を上から見た図である。図3および図4に示すように、回転容器1は、回転容器1内の原料を攪拌するために、第1の駆動装置2によって所定方向(図示した例では、時計回り方向B1)に回転させられる。ロータユニット3は、回転容器1の中心軸線CL1より偏心した位置で中心軸線CL1と平行に配置される。ロータユニット3は、回転容器1の回転方向と同一方向または逆方向に回転させられる。より具体的には、ロータユニット3は、回転容器1の中心軸線CL1と平行な偏心軸線CL2を中心として回転する。原料攪拌装置では、所定量の原料が回転容器1内に収容される。この状態で、原料攪拌装置は、回転容器1とロータユニット3とを回転させ、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理を連続して実行する。
図3および図4に示すロータユニット3は、スター型ロータユニットと呼ばれる。ロータユニット3は、シャフト11と、シャフト11に取り付けられた複数の攪拌羽根12とを備えている。複数の撹拌羽根12は、シャフト11の外周面から放射状に延びている。シャフト11は、回転容器1の底面1aの近傍まで延びている。ロータユニット3は、所定方向(図示した例では、反時計回り方向B2)に回転させられる。例えば、ロータユニット3は、回転容器1よりも速く回転する。
回転容器1の底面1a近傍まで延びるシャフト11の下部には、回転容器1の底面1a上の原料を掻き取るための2つの掻き取り羽根13が取り付けられている。掻き取り羽根13も、撹拌羽根12と同様に、シャフト11から外方に放射状に延びる。これら掻き取り羽根13は、シャフト11を挟むように配置されている。しかしながら、掻き取り羽根13の数および配置箇所はこの例に限定されない。シャフト11および羽根12,13は、回転容器1と異なる所定の回転速度で、矢印B2に示すように平面視で反時計回り方向に回転する。
図3および図4に示すように、回転容器1内には、原料を混合するための混合部材14が配置されている。混合部材14は、回転容器1の内周面に近接して縦方向に延びる第1のスクレーパ15と、第1のスクレーパ15から横方向に延び、底面1aに近接して配置された第2のスクレーパ16とを備えている。さらに、混合部材14は、スクレーパ15,16を支持する支持部材17を備えている。支持部材17は蓋部材5に固定されるので、回転容器1およびロータユニット3が回転しても、混合部材14は、回転しない。
このように、本実施形態では、回転する回転容器1内に、回転するロータユニット3および回転しない混合部材14を設け、さらに回転容器1を図2に示されるように傾斜させている。このように回転容器1を傾斜させると、回転している回転容器1内の原料は、その自重により下方に移動しようとする。そして、下方に移動した原料は、傾斜しているロータユニット3の回転によって斜め方向に移動させられる。また、混合部材14の第1のスクレーパ15が、回転容器1の内周面に付着した原料を掻き取り、第2のスクレーパ16が、底面1a上の原料を掻き取るので、回転容器1内の原料は、同じところに留まることなく全体的に常に移動する。したがって、ロータユニット3および混合部材14を内部に配置する回転容器1を傾斜させて、回転容器1とロータユニット3とを回転させると、原料の上下方向の動きと、斜め方向の動きとが混在するようになり、回転容器1内の原料は、三次元的に移動するようになる。その結果、原料が効率良く攪拌される。なお、回転容器1の傾斜角度には、原料処理の種類や原料の性状などに応じた最適値が存在する。また、回転容器1とロータユニット3の回転速度に関しても、原料処理の種類や原料の性状などに応じた最適値が存在する。これら傾斜角度と回転速度の最適値は、実験によって、予め決定しておくことができる。
回転容器1を傾斜させると、回転容器1内の原料がその自重により下方に移動し、さらに、ロータユニット3の回転により斜め方向に移動する。ここで、回転容器1を高速で回転させてしまうと、回転容器1内の原料が遠心力により回転容器1の内周面に押し付けられ、原料が効率的に回転容器1の下方に移動できない。したがって、回転容器1の回転速度は、回転容器1に収容される原料がその自重で下方に移動することができるように、比較的低速に設定される。ロータユニット3の回転速度は、回転容器1の回転速度よりも速く設定される。ただし、原料処理の種類や原料の性状に応じて、ロータユニット3の回転速度を、回転容器1の回転速度よりも低速に設定してもよい。
ロータユニット3のシャフト11および混合部材14の支持部材17は、蓋部材5に取り付けられているため、蓋部材5が開かれると、ロータユニット3および混合部材14は蓋部材5とともに回転容器1の上方まで移動する。
図5(a)はロータユニット3の変形例を示す断面図であり、図5(b)は図5(a)に示すロータユニット3を上から見た図である。図3および図4に示すロータユニット3と同一の構成については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。図5(a)および図5(b)に示すロータユニット3はピン型ロータユニットと呼ばれる。
図5に示されるロータユニット3は、シャフト11と、シャフト11の下端に取り付けられた板体22と、板体22に取り付けられた少なくとも1本の棒状部材(本実施形態では、合計6本)23とを備えている。板体22は、放射状に延びる複数のアーム28を有し、アーム28のそれぞれに1本の棒状部材23が配置されている。放射状に延びるアーム28を有する板体22とシャフト11とは同軸状に配置され、シャフト11および板体22の接続部分にはテーパー部材24がシャフト11を取り囲むように取り付けられている。棒状部材23は、板体22から蓋部材5の方に向かって延びている。棒状部材23の先端部は、当該棒状部材23の先端にいくにしたがって棒状部材23の中心に向かって窄まるテーパー形状を有している。
図2に示すように、原料攪拌装置は、回転容器1の傾斜角度を自在に変更する傾動装置30をさらに備えている。図示した例の傾動装置30は、ベース8を回動させるためのボールねじ31と、ボールねじ31を駆動する第3の駆動装置(モータ)32とを備えている。ボールねじ31は、第3の駆動装置32により回転するねじ軸33と、ねじ軸33に螺合されたナット34とを備えている。ねじ軸33は、保持部材36に回転可能に保持されている。保持部材36は、第3の駆動装置32も保持している。ナット34は、ベース8の一端部に、第1のジョイント29を介して連結されており、ナット34はベース8に対して第1のジョイント29を支点として回動可能になっている。ねじ軸33が回転しても、ナット34は回転しない。ベース8の他端部は、第2のジョイント35を介してフレーム37に連結されており、ベース8は、フレーム37に対して第2のジョイント35を支点として回動可能になっている。また、保持部材36は、第3のジョイント39を支点として、回動可能なようにフレーム37に連結されている。
第3の駆動装置32によりねじ軸33が回転すると、ナット34は、ねじ軸33の延びる方向(すなわち、ねじ軸33の長手方向であり、図2の矢印方向)に沿って移動する。ナット34が移動すると、保持部材36が第3のジョイント39を支点として回動すると共に、ナット34が連結されているベース8が第2のジョイント35を支点として回動する。ベース8の回動に伴って、ベース8上に固定された架台7も第2のジョイント35を支点として回動する。その結果、架台7上に配置される回転容器1の傾斜角度を変更することができる。
第1の駆動装置2および第2の駆動装置4と同様に、第3の駆動装置32も制御装置40に接続される(図2参照)。制御装置40は、傾動装置30を制御して回転容器1の傾斜角度を変更するように構成される。制御装置40は、回転容器1および/またはロータユニット3が回転している運転中に、第3の駆動装置32を駆動することによりベース8を傾動させて、回転容器1の傾斜角度を変更することができる。すなわち、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理を行う場合に、回転容器1の傾斜角度をこれら複数の原料処理それぞれの最適値に変更しながら、これら複数の原料処理を連続して行うことができる。なお、制御装置40は、回転容器1およびロータユニット3が回転していないときであっても回転容器1の傾斜角度を変更することができる。
図6(a)は回転容器1の傾斜角度が0度のときの原料攪拌装置を示す図であり、図6(b)は回転容器1の傾斜角度が30度のときの原料攪拌装置を示す図である。図6(a)に示すように、回転容器1の底面1aが水平線Hと平行である場合、回転容器1は、水平であり、回転容器1の傾斜角度は0度である。図6(b)では、回転容器1の傾斜角度は30度である。回転容器1の傾斜角度は0度以上30度以下の範囲内であることが好ましい。これは、これまで蓄積した実験および経験から、様々な原料処理(例えば、混合、混練、スラリー化など)における回転容器1の最適傾斜角度は、0度から30度の範囲内に収まることが解っているからである。したがって、回転容器1を0度以上30度以下の範囲内で傾斜させることができれば、様々な種類の原料処理に対応することができる。ただし、回転容器1の傾斜角度はこの例に限定されない。例えば、原料処理の種類や原料の性状などに応じて、回転容器1の傾斜角度を30度よりも大きくしてもよい。
上述したように、回転容器1を傾斜させて回転させることにより、回転容器1内の原料は、三次元的に回転容器1内を移動するようになる。その結果、原料が効率良く攪拌されるので、回転容器1を傾斜させることは、原料の混合や混練といった処理に適している。これに対し、例えば、回転容器1を傾斜させたまま、スラリー化された原料を攪拌すると、スラリー状になった原料が三次元的に攪拌されてしまう。その結果、回転容器1内でスラリー状になった原料が飛び散ってしまう。したがって、スラリー化された原料を攪拌する場合には、回転容器1の傾斜角度を0度に設定することが好ましい。
回転容器1の最適な傾斜角度は、混合、混練、およびスラリー化といった原料処理の種類、原料の性状、回転容器1の大きさ、およびロータユニット3の形状など様々な条件により異なる。この回転容器1の最適な傾斜角度は、予め実験により決定しておくことができる。決定された最適傾斜角度は、制御装置40に記憶(格納)される。
混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理を連続して処理する場合において、回転容器1の傾斜角度を変更するタイミングは予め実験により決定される。決定されたタイミングは、制御装置40内に記憶(格納)される。また、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理を連続して処理する場合において、各原料処理における回転容器1およびロータユニット3の回転速度および回転方向も予め実験により決定される。これら回転速度および回転方向も、制御装置40内に記憶(格納)される。
制御装置40は、当該制御装置40内に記憶された、回転容器1の傾斜角度、回転容器1の傾斜角度を変更するタイミング、回転容器1の回転速度および回転方向、およびロータユニット3の回転速度および回転方向などの運転情報に基づいて、原料攪拌装置を制御する。具体的には、原料の処理を開始してから所定時間が経過した後、制御装置40は、回転容器1の回転速度および回転方向と、ロータユニット3の回転速度および回転方向とを自動的に変更すると共に、回転容器1の傾斜角度を所定の角度に自動的に変更する。ここで、「原料の処理の開始」は、「原料の一部または全部を回転容器1内に投入し、回転容器1および/またはロータユニット3を回転させたとき」である。
このように、本実施形態の原料攪拌装置によれば、回転容器1とロータユニット3が回転している運転中に、制御装置40が傾動装置30を制御することにより、回転容器1の傾斜角度を自動的に変更することができる。したがって、回転容器1の傾斜角度を、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理に応じた最適な傾斜角度に自動で変化させることができる。その結果、回転容器1を収容するケーシング9を持ち上げて、台座等をケーシング9の下に挿入する必要がなくなるので、危険で非効率な作業を行う必要がない。また、本実施形態の原料攪拌装置によれば、混合、混練、およびスラリー化といった、回転容器1の最適傾斜角度が異なる複数の原料処理を1台の原料攪拌装置で行うことができる。したがって、初期投資コストを低減でき、原料攪拌装置の設置面積を必要最小限にとどめることができる。さらに、本実施形態の原料攪拌装置によれば、混合、混練、およびスラリー化といった複数の原料処理を、それぞれの原料処理における回転容器1の最適傾斜角度で連続して行うことができる。その結果、製品品質に悪影響を及ぼす原料の性状変化を防ぐことができ、かつ処理時間を短縮することができる。
なお、上述した実施形態では、傾動装置30としてボールねじ31および第3の駆動装置32を使用しているが、傾動装置30はこの例に限定されない。以下、図7乃至図10を参照して傾動装置30の変形例を説明する。図7(a)および図7(b)は、傾動装置30の変形例を示す図である。図7(a)は、回転容器1の傾斜角度が0度のときの原料攪拌装置を示す図であり、図7(b)は、回転容器1の傾斜角度が30度のときの原料攪拌装置を示す図である。
図7(a)および図7(b)に示すように、傾動装置30は、ベース8を回動させるための回動機構50と、回動機構50を動作させるアクチュエータ51とを備えている。回動機構50は、アクチュエータ51に接続されている。回動機構50は、アクチュエータ51により伸縮する伸縮装置52と、伸縮装置52に連結される連結部材53とを備えている。伸縮装置52として、例えば、エアシリンダまたは油圧シリンダを使用することができる。伸縮装置52は、アクチュエータ51(例えば、流体ポンプ)により伸縮するピストンロッド52aと、ピストンロッド52aを伸縮自在に収容するシリンダ52bとを有している。伸縮装置52のシリンダ52bの一端は、回動軸56に接続され、伸縮装置52は、回動軸56を支点として回動可能になっている。シリンダ52bに収容されるピストンロッド52aの一端は、連結部材53の一端に第1の連結軸54を介して連結され、伸縮装置52は、連結部材53に対して回動可能になっている。連結部材53の他端は、ベース8から突出する第2の連結軸55に固定されている。したがって、連結部材53は、ベース8に対して回動しない。第2の連結軸55は、ベース8が第2の連結軸55を支点としてフレーム37に対して回動可能なように、フレーム37に支持されている。したがって、連結部材53とベース8とはフレーム37に対して一体的に回動するようになっている。
制御装置40は、アクチュエータ51に接続されており、制御装置40がアクチュエータ51を制御することによって、回転容器1の傾斜角度が変更可能であるように構成されている。アクチュエータ51によりピストンロッド52aが伸びると、伸縮装置52が回動軸56を支点として回動すると共に、連結部材53およびベース8が第2の連結軸55を支点として回動する。ベース8の回動に伴って、ベース8上に固定された架台7も回動する。その結果、架台7上に配置される回転容器1の傾斜角度を変更することができる。
図8(a)および図8(b)は、傾動装置30の他の変形例を示す図である。図8(a)は、回転容器1の傾斜角度が0度のときの原料攪拌装置を示す図であり、図8(b)は回転容器1の傾斜角度が30度のときの原料攪拌装置を示す図である。図9は、図8(b)のA線矢視図である。図9では、駆動力伝達機構10の図示を省略している。
本変形例では、傾動装置30は、図9に示すように、同期して駆動される2つの電動機60を備えている。電動機60として、例えばACサーボモータを使用することができる。これら電動機60は、ベース8を挟むように対向して配置されていて、これら電動機60の回転軸61は共通である。すなわち、一方の電動機60の回転軸61は、他方の電動機60の回転軸61でもある。この回転軸61は、ベース8内を貫通して延びており、ベース8とは一体的に構成されている。言い換えると、回転軸61は、ベース8に固定されている。これら電動機60は互いに同期して駆動するように構成されており、これら電動機60を駆動すると、ベース8は回転軸61と共に回転軸61を支点として回動する。制御装置40はこれら電動機60に接続されており、電動機60を制御して回転容器1の傾斜角度を変更するように構成されている。
図10(a)および図10(b)は傾動装置30のさらに他の変形例を示す図である。図10(a)は回転容器1の傾斜角度が0度のときの原料攪拌装置を示す図であり、図10(b)は回転容器1の傾斜角度が30度のときの原料攪拌装置を示す図である。本変形例では、傾動装置30はリンク装置70と、リンク装置70を動作させるアクチュエータ71とを備えている。リンク装置70は、架台7が固定された第1のリンク部材75と、第1のリンク部材75の一端に連結された第2のリンク部材76と、第1のリンク部材75の他端に連結された第3のリンク部材77と、これらリンク部材76,77に連結された第4のリンク部材78とを備えている。
第1のリンク部材75は、第4のジョイント80を介して第2のリンク部材76に連結されており、第1のリンク部材75は、第2のリンク部材76に対して第4のジョイント80を中心にして回動可能になっている。また、第1のリンク部材75は、第5のジョイント81を介して第3のリンク部材77に連結されており、第1のリンク部材75は、第3のリンク部材77に対して第5のジョイント81を中心にして回動可能になっている。第2のリンク部材76は第6のジョイント82を介して第4のリンク部材78に連結されており、第2のリンク部材76は、第4のリンク部材78に対して第6のジョイント82を支点にして回動可能になっている。第3のリンク部材77は、第7のジョイント83を介して第4のリンク部材78に連結されており、第3のリンク部材77は、第4のリンク部材78に対して第7のジョイント83を支点にして回動可能になっている。図示しないが、第4のリンク部材78はフレーム37に固定されている。
リンク装置70は、アクチュエータ71により伸縮する伸縮装置90をさらに備えている。伸縮装置90として、例えば、エアシリンダまたは油圧シリンダを使用することができる。伸縮装置90は、アクチュエータ71に接続されている。伸縮装置90は、アクチュエータ71(例えば、流体ポンプ)により伸縮するピストンロッド90aと、ピストンロッド90aを伸縮自在に収容するシリンダ90bとを有している。ピストンロッド90aの先端は、第5のジョイント81に回動可能に連結されている。また、伸縮部材90のシリンダ90bの一端は、回動軸91を介して第4のリンク部材78に回動可能に固定されている。したがって、伸縮部材90は、第4のリンク部材78に対して回動軸91を支点として回動可能に構成されている。
制御装置40はアクチュエータ71に接続されており、アクチュエータ71を制御して回転容器1の傾斜角度が変更可能なように構成されている。アクチュエータ71によりピストンロッド90aを伸ばすと、伸縮装置90は、回動軸91を支点として回動すると共に、第5のジョイント81をリンク装置70の外側に向かって押し上げようとする。第5のジョイント81が押し上げられると、第4のリンク部材78がフレーム37に固定されているので、リンク部材75,76,77はそれぞれジョイント80,81,82,83を支点として回動し、その結果、架台7上に配置される回転容器1の傾斜角度を変更することができる。第1のリンク部材75が水平(第1のリンク部材75の延びる方向が水平線Hと一致する)になると、回転容器1の傾斜角度は30度になる。このようにして、回転容器1の傾斜角度を変更することができる。
図11は、本実施形態に係る原料攪拌装置を用いた一実験例を示す図である。本実験例では、ロータユニット3として、図5に示されるピン型ロータユニットを使用している。原料としては、粘土原料、添加剤が使用され、さらに、所定のタイミングで原料の一部として水が添加される。まず、供給口5aから粘土原料および添加剤を投入し、供給口5aを閉じる。次に、ロータユニット3の撹拌羽根12の最外周の周速が7.5[m/sec]となり、回転容器1の内周面の周速が1.0[m/sec]となるように、ロータユニット3および回転容器1を回転させ、回転容器1内の原料を均一に混合する。このときの回転容器1の傾斜角度は、30度であり、ロータユニット3の回転方向は反時計回りであり、回転容器1の回転方向は時計回りである。
原料の処理を開始してから30秒が経過したときに、水が回転容器1内に添加される。水が添加されるまでの原料の温度は14℃であるが、水が投入された後、原料の温度は15℃まで上昇した。
原料の処理を開始してから3分が経過したときに、ロータユニット3の周速は14.0[m/sec]まで加速され、回転容器1の傾斜角度は制御装置40により0度に変更される。このとき、原料の温度は21℃まで上昇した。原料の処理を開始してから10分が経過したときに、ロータユニット3の回転方向を反時計回りから時計回りに変更する。このとき、原料の温度は33℃まで上昇した。原料の処理を開始してから30分が経過すると、原料はスラリー状に変化し、その温度は42℃まで上昇した。このときの回転容器1の傾斜角度は0度であるので、スラリー化された原料の飛び散りを防止することができる。
原料の処理を開始してから45分が経過したときに、原料の攪拌処理が終了する。原料はスラリー状から粉状に変化している。回転容器1の傾斜角度は、原料を取り出しやすいように再び30度に変更され、ロータユニット3の周速は1.0[m/sec]に減速される。ロータユニット3の回転方向は反時計回りに変更される。原料の温度は、45℃まで上昇した。原料の処理後、原料は回転容器1から取り出される。
図12は、本実施形態に係る原料攪拌装置を用いた他の実験例を示す図である。本実験例では、ロータユニット3として、図3および図4に示されるスター型ロータユニットを使用している。原料としては、顔料、溶剤、添加剤が使用され、さらに、所定のタイミングで原料の一部として水が添加される。まず、供給口5aから顔料、溶剤、および添加剤を投入し、供給口5aを閉じる。次に、ロータユニット3の撹拌羽根12の最外周の周速が8.0[m/sec]となり、回転容器1の内周面の周速が0.9[m/sec]となるように、ロータユニット3および回転容器1を回転させ、回転容器1内の原料を均一に混合する。このときの回転容器1の傾斜角度は30度であり、ロータユニット3の回転方向は反時計回りであり、回転容器1の回転方向は時計回りである。このときの原料の温度は18℃である。
原料の処理を開始してから30秒が経過したときに、ロータユニット3の周速は3.0[m/sec]に減速され、ロータユニット3の回転方向は時計回りに変更される。原料の温度は19℃まで上昇した。
原料の処理を開始してから8分が経過したときに、原料の温度は30℃まで上昇した。原料の処理を開始してから16分が経過したときに、ロータユニット3の周速は6.0[m/sec]に加速され、原料の温度は36℃まで上昇した。原料の処理を開始してから50分が経過したときに、ロータユニット3の周速は3.0[m/sec]に再び減速され、回転容器1の傾斜角度は0度に変更される。この状態で回転容器1内に水が徐々に添加される。水が添加されることにより、原料がスラリー化し始める。このように、回転容器1の傾斜角度が0度の状態で水が投入されるため、スラリー化した原料の飛び散りを防止することができる。原料の温度は62℃まで上昇した。
原料の処理を開始してから80分が経過したときに、ロータユニット3の周速は1.0[m/sec]に減速される。これは、スラリー化された原料の飛び散りを防止するためである。このときの原料の温度は66℃まで上昇される。原料の処理を開始してから110分が経過したときに、水の添加が停止される。原料の温度は52℃まで低下した。そして、原料の処理を開始してから120分が経過したときに、原料の攪拌処理が終了する。回転容器1の傾斜角度は、原料を取り出しやすいように再び30度に変更され、ロータユニット3の回転方向は反時計回りに変更される。原料の温度は48℃まで低下した。原料の処理後、原料は回転容器1から取り出される。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1,101 回転容器(混合パン)
1a 底面
2,102 第1の駆動装置
3,103 ロータユニット
4,104 第2の駆動装置
5,105 蓋部材
5a 供給口
6 キャップ
7 架台
7a 上面
8 ベース
9 ケーシング
10 駆動力伝達機構
11 シャフト
12 攪拌羽根
13 掻き取り羽根
14 混合部材
15 第1のスクレ−パ
16 第2のスクレーパ
17 支持部材
22 板体
23 棒状部材
24 テーパー部材
25 第1のプーリ
26 第2のプーリ
27 ベルト
28 アーム
29 第1のジョイント
30 傾動装置
31 ボールねじ
32 第3の駆動装置
33 ねじ軸
34 ナット
35 第2のジョイント
36 保持部材
37 フレーム
39 第3のジョイント
40 制御装置
50 回動機構
51,71 アクチュエータ
52,90 伸縮装置
52a,90a ピストンロッド
52b,90b シリンダ
53 連結部材
54 第1の連結軸
55 第2の連結軸
56 回動軸
60 電動機
61 回転軸
70 リンク装置
75 第1のリンク部材
76 第2のリンク部材
77 第3のリンク部材
78 第4のリンク部材
80 第4のジョイント
81 第5のジョイント
82 第6のジョイント
83 第7のジョイント
91 回動軸
101a 開口部
106 ケーシング
107 旋回軸

Claims (2)

  1. 複数の原料処理を連続して行う原料攪拌装置であって、
    原料を内部に収容し、回転する回転容器と、
    前記回転容器を回転させる第1の駆動装置と、
    前記回転容器の内部で回転し、前記原料を攪拌するロータユニットであって、前記回転容器の回転軸から偏心した位置に配置されるロータユニットと、
    前記ロータユニットを回転させる第2の駆動装置と、
    前記回転容器の傾斜角度を変更する傾動装置と、
    前記第1の駆動装置、前記第2の駆動装置、および前記傾動装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記複数の原料処理を連続して行っている間に、前記傾動装置を制御することにより、前記回転容器の傾斜角度を、前記複数の原料処理それぞれに応じた最適傾斜角度に自動的に変更し、
    前記制御装置は、前記最適傾斜角度、および前記回転容器の傾斜角度を前記最適傾斜角度に変更するタイミングを予め記憶していることを特徴とする原料攪拌装置。
  2. 前記回転容器の前記最適傾斜角度は、前記回転容器が水平である状態を0度とした場合に、0度以上30度以下の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の原料攪拌装置。
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