JP6176613B2 - 液晶を利用した変形可能なアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、液晶を利用した変形可能なアクチュエータに関する。
従来から液晶は、液晶分子が配向することによってその光学的性質が変化するため、この性質を利用して液晶ディスプレー等の情報表示装置に使用されている。
また、液晶は、電界や磁界を加えて液晶分子の配向方向を変化させるとその粘性が変化する。つまり、液晶は、電気粘性流体としての性質も有しているので、この性質を利用した軸受やダンパー等が開発されている。
また、特許文献1には、筒状の管体の周方向に沿って電極と絶縁部とを交互に並べた構成が開示されており、電圧を印加する電極を周方向に沿って移動させれば、電極の移動方向に沿って液晶の流動が生じる旨が開示されている。
しかるに、特許文献1の技術は、液晶分子が電極に引っ張られることによって液晶流動が発生させる技術である。つまり、特許文献1の技術は、あくまでも磁石に金属が引きつけられる現象と同様の現象で液晶を移動させている技術にすぎず、液晶の流動を発生させているものではない。
一方、液晶分子に電場や磁場を印加することによって、実際に液晶流動を発生させることを実現し、この液晶流動を利用する技術が開発されている(特許文献2〜6)。
この特許文献2〜6の技術は、液晶分子の回転に起因して液晶分子の周囲に発生する速度勾配に起因して液晶流動を発生させるという原理に基づくものであり、実際に液晶の流動を発生させることができる。そして、特許文献2〜6では、この液晶流動を利用する構成も開示されている。
例えば、特許文献2〜6には、固定部材と、この固定部材に対して移動可能に設けられた移動部材とを備え、両者の間に液晶を収容した物体移動機構が開示されている。この物体移動機構では、移動部材および固定部材にそれぞれ一対の電極が設けられており、各液晶分子がそれぞれ一方向にのみ回転するように拘束する拘束手段が移動部材および固定部材の互いに対向する面に設けられている。
そして、この物体移動機構では、拘束手段によって、各液晶分子がそれぞれ一方向にのみ回転するように拘束されているので、一対の電極から液晶に電界を印加すれば液晶分子が回転し、一方向の液晶流動を発生させることができる。したがって、この液晶流動の方向に沿って移動部材を移動させることができるのである。
特開2006−42430号 特許第3586734号 特許第4273341号 特開2009−185993号 特開2009−185994号 特開2010−183754号
しかるに、上記特許文献2〜6の技術は、液晶を挟むように配置された一対の電極から液晶に対して電界を印加する必要があるので、液晶を挟むように電極を配置しなければならない。つまり、移動する部材にも電極を設けなければならないという点で物体移動機構の構造が複雑になる可能性がある。
より簡単な構造で液晶流動を発生させることができ、しかもその液晶流動を工業的に利用できる物体移動機構があれば、液晶流動の工業的な利用を促進することができる。
本発明はかかる事情に鑑み、簡単な構造かつ制御で液晶流動を発生させることができる液晶を利用した変形可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
第1発明の液晶を利用した変形可能なアクチュエータは、作動流体となる液晶と、該液晶が配置される移動面を備えた基礎部材と、前記液晶における液晶分子の回転を発生させる液晶分子回転手段と、を備えており、前記液晶分子回転手段は、前記基礎部材の移動面に沿って設けられた複数の基礎側電極および/または基礎側磁極と、前記複数の基礎側電極または基礎側磁極のうち、選択された印加電極および/または印加磁極間に電界および/または磁界を発生させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
第2発明の液晶を利用した変形可能なアクチュエータは、第1発明において、前記複数の基礎側電極および/または基礎側磁極が、格子状に配列されていることを特徴とする。
第3発明の液晶を利用した変形可能なアクチュエータは、第1または第2発明において、前記基礎部材との間に前記液晶を挟むように設けられた対向部材を備えており、該対向部材には、前記基礎部材の移動面と対向する対向面に沿って複数の対向側電極または対向側磁極が設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、液晶分子回転手段の制御部によって、選択された印加電極間および/または印加磁極間に電界および/または磁界を発生させれば、印加電極間および/または印加磁極間に位置する液晶の液晶分子は、その軸方向が電界の電気力線および/または磁界の磁力線に対して所定の方向を向くようにその配向を変化させる。すると、液晶分子の配向の変化に起因して、基礎部材の移動面に沿って、液晶を移動させることができる。この液晶の移動を駆動力として利用すれば、物体を移動させたりすることができる。しかも、移動基板の表面に沿って複数の基礎側電極または基礎側磁極を設ければよく、液晶を挟むように電極または磁極を配置する必要がない。したがって、液晶を挟むように電極および/または磁極を配置する場合に比べて、流動機構の構造を簡素化でき小型化することができる。
第2発明によれば、印加電極および/または印加磁極を変更すれば、基礎部材の移動面に沿って、液晶の移動方向を自由に調整できる。また、塊状の液晶が基礎部材の移動面上に配置されている場合には、液晶の移動だけでなくその形状も変化させることが可能となる。
第3発明によれば、塊状または液滴状の液晶に対して3次元的に電界および/または磁界を発生させることができるので、液晶に複雑な移動をさせることができる。
本実施形態の液晶を利用した無定形アクチュエータ1の概略説明図であって、(A)は概略平面図であり、(B)は概略側面図である。 基礎側電極6a,6b間に電界EFを発生させた場合における液晶8の挙動を示した概略説明図であり、(A)は電界EF印加前の状態であり、(A)は電界EF印加中の状態であり、(A)は電界EF印加後の状態である。 複数の基礎側電極6を設けた例であり、(A)は直線状に基礎側電極6を配置した例の概略側面図であり、(B)はB−B線断面矢視図であり、(C)は基礎側電極6を格子状に配置した例の概略平面図である。 (A)は基礎側電極6を格子状に配置した例であり、(B)は格子状に配置した状態で、複数の印加電極6p,6m対間に電界EFを発生させた状態の概略側面図である。 対向部材12を設け、基礎側電極6と対向側電極15の間に電界EFを発生させた状態の概略側面図である。 溝状の通路BRに液晶8を通過させる無定形アクチュエータ1の概略説明図である。 実施例1において、液晶滴の移動を側面から観察した結果である。 (A)は実施例1における液晶滴の移動距離の解析結果であり、(B)は実施例1における液晶滴の移動速度の解析結果である。 実施例1において、液晶滴の移動を上面から観察した結果である。 実施例2の結果を示した図である。 実施例3および実施例4の結果を示した図である。 4つの電極を設けて液晶滴を移動させた実施例5の概略説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
なお、図1〜図6は、各部の構成を分かりやすくするために、各部の相対的な寸法は実際のものと一致していない。
(本実施形態の液晶を利用した無定形アクチュエータ1)
まず、図1に基づいて、本実施形態の液晶を利用した変形可能なアクチュエータ1(以下、無定形アクチュエータ1という場合がある)を説明する。
(液晶8)
図1において、符号8は、無定形アクチュエータ1の作動流体となる液晶を示している。図1では、液晶8は液滴の状態となっているが、液晶8は必ずしも液滴状態となっているものに限られず、シート状や塊状になっているものも含まれる。
なお、本実施形態の液晶を利用した無定形アクチュエータ1に使用される液晶8は、とくに限定されない。例えば、ネマティック液晶やスメクティック液晶、コレステリック液晶、ディスコティック液晶等であるが、電界や磁界を加えたときに、液晶分子が回転する液晶であれば、特に限定はない。
(基礎部材2)
図1に示すように、液晶8は、板状の基礎部材2の表面に配置されている。基礎部材2は、ベース3と、ベース3の表面に積層された配向膜4とから構成されている。
(ベース3)
ベース3は、基礎部材2の本体となるものであり、例えば、ガラスや金属、樹脂などのプレートなどで形成することができるが、その素材はとくに限定されない。
(配向膜4)
ベース3の表面(図1(B)では上面)には、配向膜4が積層されている。配向膜4は、液晶8中の液晶分子を所定の方向に配向させるものである。例えば、配向膜4には、液晶8中の液晶分子を基礎部材2の表面に垂直に配向させるように、その表面にラビング処理が行われている。
なお、液晶8中の液晶分子を配向させるのは、後述するように、液晶8に電界や磁界が印加された際に、液晶分子を所定の方向に回転させて所定の液晶流動を液晶8中に発生させるためである。上述した液晶8は、この配向膜4の表面に配置されて、配向膜4の表面を移動する。つまり、配向膜4の表面が、特許請求の範囲にいう基礎部材2の移動面4aに相当するのである。以下では、配向膜4の表面を、単に基礎部材2の移動面4aという。
(液晶分子回転手段)
本実施形態の無定形アクチュエータ1では、液晶8の液晶分子の回転に起因する液晶流動で液晶8を移動させるのであるが、この液晶8の液晶分子を回転させるために、液晶分子回転手段5が設けられている。この液晶分子回転手段5は、電極6と制御部7とを備えている。
(電極6)
図1に示すように、ベース3の表面と配向膜4との間には、一対の基礎側電極6a,6bが設けられている。この一対の基礎側電極6a,6bは、例えば、ITOや銅や銀などの導電体などを素材として形成されたものである。この一対の基礎側電極6a,6bは、互いに離間した状態となるように形成されている。言い換えれば、一対の基礎側電極6a,6bは、互いに電気的に絶縁された状態となるように形成されている。なお、一対の基礎側電極6a,6b間の距離は、両電極間に電圧を印加したときに、両電極間に電界EFが形成される程度とすればよく、距離はとくに限定されない。
(制御部7)
図1に示すように、一対の基礎側電極6a,6bは、配線によって電源を有する制御部7に電気的に接続されている。この制御部7は、一対の基礎側電極6a,6b間に印加する電圧やそのタイミング、周期等を制御して、一対の基礎側電極6a,6b間における電界EFの形成、形成タイミング、電界EFの強度などを調整するものである。
(無定形アクチュエータ1の作動)
以上のごとき構成であるので、以下のように本実施形態の無定形アクチュエータ1は作動する。
なお、以下の説明では、液晶8が、液滴の状態の場合を説明する。
また、以下の説明では、配向膜4によって、液晶8中の液晶分子は、電界EFが加わったときに、時計回りの回転をするように配向されている場合を説明する。
図2(A)は、本実施形態の無定形アクチュエータ1の一対の基礎側電極6a,6b間に電圧が印加されていない状態を示している。図2(A)に示すように、一対の基礎側電極6a,6b間に電圧が印加されていない状態では、基礎部材2の移動面4a状の液晶8は、その表面張力によってその表面がほぼ球面状となるようにその形状が維持される。
図2(A)の状態から、一対の基礎側電極6a,6b間に電圧を印加すると、一対の基礎側電極6a,6b間に電界EFが形成される。図2(A)のように、液晶8が配置されていると、形成された電界EFは液晶8を通過する。
このとき、配向膜4によって、液晶8中の液晶分子は、その配向が基礎部材2の移動面4aに対して垂直になるように配向されているのに対し、一対の基礎側電極6a,6b間に形成される電界EFは、一対の基礎側電極6a,6b近傍を除き、移動面4aの法線方向に対して傾斜した状態となっている。このため、電界EFが形成されると、液晶8において電界EFが通過する部分の液晶分子は、その軸方向が移動面4aに対して垂直となった状態から、その軸方向が電界EFの方向と平行となるように時計回りに回転する。すると、液晶分子の回転に伴って、液晶8中には、右方向に向かう液晶分子の流動が発生するので、液晶8は右方向に移動する。このとき、液晶8の表面形状は、右側(移動方向前方)が盛り上がった流線形となる(図2(B)参照)。
やがて、液晶分子は、その軸方向が電界EFの方向と平行となるまで回転するとその状態で回転を停止する。つまり、電界EFが液晶8に印加されて続けていても、液晶8中の液晶分子の流動は、最初に液晶分子が回転する際にしか発生しない。このため、液晶分子同士の摩擦や液晶8と移動面4aとの間の摩擦などの影響より、液晶8中の液晶流動がなくなると、電界EFが液晶8に印加されていても、液晶8はその移動を停止する。そして、液晶8中の液晶流動がなくなると、液晶8は、その形状が流線形の状態からほぼ球面状の状態に戻る。
以上のように、本実施形態の無定形アクチュエータ1では、一対の基礎側電極6a,6b間に電圧を印加すれば、液晶8の液晶分子の回転に起因する液晶8中の液晶流動によって基礎部材2の移動面4aに沿って、液晶8を移動させることができる。したがって、この液晶8の移動を駆動力として利用すれば、物体を移動させたりすることができる。例えば、軸状の部材の一端を液晶8に浸漬したり液晶8上にプレートを乗せたりすれば、軸状の部材の他端やプレートの移動を利用することができる。
しかも、基礎部材2の表面に一対の基礎側電極6a,6b設ければよく、液晶8を挟むように電極を配置しなくてもよいので、無定形アクチュエータ1は、その構造を簡素化できるし小型化することも可能となる。
なお、一対の基礎側電極6a,6bに対して間欠的に電圧を印加すれば、電圧を印加する度に液晶8中に液晶流動を発生させることができる。すると、一対の基礎側電極6a,6bに対して間欠的に電圧を印加すれば、液晶8を、同じ方向(図2であれば右方向)に間欠的に移動させることができる。そして、電圧を印加する周期を短くすれば、液晶8の移動を、連続移動に近い状態で移動させることも可能となる。
なお、上記例では、電極6はベース3の表面と配向膜4との間に設けられている場合を説明した。しかし、電圧が印加されたときに液晶8を通過する電界EFを形成させることができるのであれば、電極6はベース3の外面(図1(A)では下面)に設けてもよい。
(複数電極)
なお、上記例では、基礎部材2の表面に一対の基礎側電極6a,6b設けた場合を説明したが、基礎側電極6を設ける数はとくに限定されない。例えば、基礎部材2の表面に沿って並ぶように(図1であれば左右方向に並ぶように)複数の基礎側電極6を設けてもよい。この場合には、液晶8を複数の基礎側電極6が並んでいる方向に沿って移動させることも可能となる。
例えば、図3(A)、(B)に示すように、基礎部材2の表面に沿って、複数の基礎側電極6を、互いに間隔を空けた状態で並ぶように配設する。この際、隣接する基礎側電極6間の距離は、隣接する基礎側電極6間に電圧を印加したときに、隣接する基礎側電極6間に電界EFが形成される程度とすればよく、距離はとくに限定されない。
複数の基礎側電極6を設ける場合、制御部7には、全ての基礎側電極6の中から、電圧を印加する電極(以下、印加電極という)を選択する電極選択部7aと、選択した電極に対して、電圧を印加する電圧印加部7bとが設けられる。この電極選択部7aが印加電極を選択する方法はとくに限定されないが、例えば、以下のように制御することができる。
図3(A)、(B)に示すように、液晶8がXの位置にある場合には、電極選択部7aは、一対の基礎側電極6A,6Bを印加電極として選択する。すると、この一対の基礎側電極6a,6bに電圧を印加すれば、液晶8中に図3における右向きの液晶流動を発生させれば、液晶8を右向きに移動させることができる。また、一対の基礎側電極6A,6Bに対して、間欠的に電圧を印加すれば、間欠的に、液晶8を同じ方向に移動させることができる。
やがて、一対の基礎側電極6B,6C間に電圧を印加したときに電界EFが形成される領域に液晶8が入ると(図3のYの位置)、電極選択部7aは、一対の電極6B,6Cを印加電極として選択する。この一対の基礎側電極6B,6Cに電圧を印加すれば、液晶8をさらに右方向に移動させることができる。
そして、液晶8の移動に伴って、順次電圧を印加する一対の電極を右方向にズラして行けば、液晶8を右方向に移動させることができる。つまり、一対の基礎側電極6B,6Cの間に電圧を印加したあとは、一対の基礎側電極6C,6D間、一対の基礎側電極6D,6E間、というように、液晶8の位置に合わせて電圧を印加する一対の電極を変更すれば、液晶8を右方向に移動させることができる。
なお、電圧を印加する一対の電極は、必ずしも隣合った電極でなくてもよい。例えば、一つ飛ばし、または、2つ飛ばしで一対の電極を選択して電極対としてもよい。つまり、電圧が印加された電極対によって形成される電気力線に液晶8を通過させることができるのであれば、電圧を印加する一対の電極はとくに限定されない。
さらに、複数の基礎側電極6は格子状に配置してもよい(図3(C)、図4参照)。この場合には、電極選択部7aが、電圧を印加する一対の電極を通過し基礎部材2の移動面4aと交差する交差面と基礎部材2の移動面4aとの交線が、互いに平行となるように電圧を印加する印加電極を選択すれば、前記交線の軸方向に沿って液晶8を移動させることができる。しかも、選択する印加電極を調整すれば、液晶8が移動する方向を変更することも可能となる。
例えば、図3(C)に示すように、前記交線が線SLと一致するように印加電極を選択すれば、線SLに沿って液晶8を移動させることができる。また、前記交線が線LLと一致するように印加電極を選択すれば、線LLに沿って液晶8を移動させることができる。
つまり、液晶8を移動させる方向を変化させるときに、液晶8を移動させたい方向と電界EFが形成される方向とが一致するように印加電極を選択すればよい。すると、電圧を印加する電極の移動方向(つまり、最初に電圧を印加した電極とつぎに電圧を印加した電極の相対的な位置)を考慮せずに、電圧を印加する電極を選択できるので、印加電極を選択する制御が複雑にならない。
また、液晶8の一部を電界EFが通過するように、印加電極を選択した場合、電界EFが通過する部分の液晶だけを移動させることもできる。例えば、図4(B)に示すように、液晶8の周縁部に位置する一対の基礎側電極6m,5p間に対して電圧を印加すれば、電圧印加により形成された部分の液晶だけが移動するので、液晶8の形状(外形)を変化させることがきる。
この場合、離間した複数箇所(図4(B)では3箇所)で一対の基礎側電極6m,6p間に電圧を印加すれば、液晶8をより複雑な形状に変化させることができる。
(変形による移動)
液晶8はその形状を自由に変化させることができるので、幅等が変化する領域であっても、その領域に複数の電極6さえ配列しておけば、その領域に沿って液晶8を移動させることができる。具体的には、溝状に通路を形成した場合において、その溝の床面(上述した基礎部材2に相当する)に、複数の電極を並べて配置しておく。すると、電圧を印加する複数の電極を順次変更していけば、電圧を印加する複数の電極の変更に伴って、溝状の通路内に液晶8を移動させることができる。つまり、液晶8は、移動する通路の形状や状態に係わらず、通路に沿って移動できるのである。
例えば、図6であれば、ベース部材Bに、空間R1と空間R2を形成し、この空間R1と空間R2の間を繋ぐように溝状の通路BRを形成する。そして、空間R1、空間R2および溝BRの床面に電極を並べて配置する。そして、空間R1内に液晶8を配置しておき、電圧を印加する電極が空間R1から空間R2に向かって順次変化するようにする。すると、電圧を印加する電極の変化に伴って、液晶8を、溝BRを通過させて、空間R1から空間R2に移動させることができる。このとき、溝BRは、空間R1における液晶8の径よりもその幅が狭くなっていても、液晶8は溝BRの幅に合わせて変形し、溝BRを通過することができる。また、溝BRが曲がっていても、液晶8はその曲がりに合わせて変形し、溝BRが曲がっている箇所も抵抗なく通過できる。そして、溝BRを通過して空間R2に入れば、液晶8は、空間R1に存在していたときと同様な形状に戻るのである。
(基礎部材2の製造方法)
上述したような、基礎側電極6を備えた基礎部材2を製造する方法はとくに限定されないが、例えば、以下の方法によって形成することができる。
まず、ベース3の表面に、スパッタリングや真空蒸着などの方法でITO等の膜を形成して一対の基礎側電極6a,6bを形成する。このとき、一対の基礎側電極6a,6bを形成する位置の間にマスキングしておけば、一対の基礎側電極6a,6bは、互いに電気的に絶縁された状態でベース3の表面に形成される。
ついで、一対の基礎側電極6a,6bが形成されたベース3の表面に、スピンコート法等によって配向膜4を形成する。すると、一対の基礎側電極6a,6bおよびベース3の表面が配向膜4によって覆われた基礎部材2を形成することができる。
なお、ITO膜によって一対の基礎側電極6a,6bと制御部7とを接続するための配線を形成してもよい。この場合には、ベース3の表面に配線の形状のマスキングをしておけばよい。
なお、配向膜4は必ずしも設けなくてもよい。例えば、液晶流動を常に一定の方向に発生させるのであれば、配向膜4を設けて液晶8中の液晶分子の配向を揃える必要がある。しかし、液晶8を効率よく移動させる上では、移動面に、配向膜4を設けずラビングレス処理も施されていない状態、または、弱アンカリング処理が施されている状態、であることが好ましい。すると、液晶8中の液晶分子が回転したり液晶8が移動したりする際に、液晶8と移動面との抵抗を少なくできるので、効率よく液晶8を移動させることができる。なお、弱アンカリング処理とは、特許第4053530号「ゼロ面アンカリング液晶配向法及びその液晶デバイス」に記載されているアンカリング処理、つまり、水平又は斜め配向は強制するが、面内(水平配置している分子の軸がある水平面内)方向の配向強制力ないアンカリング処理などである。
また、液晶流動を発生させる方向の自由度を高める上では、配向膜4を設けないほうが好ましい。この場合には、基礎部材2をベース3だけで構成し、このベース3の表面を移動面とすればよい(図5参照)。
(基礎部材2の形状)
なお、基礎部材2の形状などはとくに限定されず、図1に示すように板状であってもよいし、ブロック状や半球状、カップ状など種々の形状のものを使用することができる。
また、基礎部材2を構成するベース3や移動部4は、曲げたり屈曲させたりすることができる柔軟性を有する部材で形成してもよい。つまり、基礎部材2は、曲げたり屈曲させたりすることによって、その形状を変化させることができるものを使用してもよい。この場合でも、移動部4の移動面4aが、液晶8との間の移動抵抗が少なくなるように形成されていれば、液晶8を移動面4aに沿ってスムースに移動させることができる。
(対向部材12を設けた構造)
また、基礎部材2と同じ構造を有する対向部材12を、基礎部材2との間に液晶8を挟むように設けてもよい。この場合には、対向部材12の対向側電極15と基礎部材2の基礎側電極6間に電圧を印加することもできる。すると、液晶8の形状をより複雑に変形させたり複雑に移動させたりすることができる。
例えば、図5に示すように、いずれも平板状に形成された基礎部材2と対向部材12の間に液晶8を配置し、液晶8を斜め上方に貫通する電界EFを形成した場合には、液晶8を、斜め上方に向かって移動させることもできる。
(磁極の使用)
また、上記例では、電極6を設けて電界EFによって液晶8中に流動を発生させる場合を説明したが、電極6に代えて磁極を設けてもよい。この場合には、液晶8として、磁界によって液晶分子の配向が変化するものを使用すればよい。
さらに、液晶8として、電界と磁界の両方によって液晶分子の配向を変化させることができるものの場合には、電極と磁極を両方設けてもよい。
本発明の無定形アクチュエータにおいて、作動流体である液晶が移動することを確認した。
実験は、図1(A)と同様の構造を有するアクチュエータを製造し、このアクチュエータにおける液晶の移動を確認した。
アクチュエータは、以下のようにして製造した。
まず、ベース部材として、表面にITO膜によって形成された一対の電極を有するガラス基板(20mm×10mm)を使用した。ITO膜が形成されたガラス基板の表面に、スピンコート法により液晶分子が垂直配向となるように配向膜(JSR株式会社製JALS―2021―R25)を形成して基礎部材を製造した。
この基礎部材の表面(配向膜の表面)に、マイクロマニプレータを用いてネマティック液晶(4-Cyano-4’-n-penty-biphenll(5CB))を体積0.4nl(基板上の直径50μm)滴下して、液晶滴が基礎部材上に配置されたアクチュエータを形成した。
なお、一対の電極は、電極間の間隔が15μmとなるように形成した。
また、液晶は、基礎部材の表面において、液晶滴の端面が電極の端縁と一致するように配置した。
そして、このアクチュエータの一対の電極間に100Vの印加電圧を加えて、液晶の挙動を側面および上面から光学顕微鏡により確認した。
結果を図7〜図9に示す。
図7に示すように、一対の電極間に電圧を印加すると、液晶に電場が印加されるが、電場の印加により、液晶滴の右端部が右方へ移動しており、同時に左端部も右方へ移動していることが確認できる(図7(B))。ただし、左端部の量は右端部の移動量と比較すると小さく、液晶滴は横長な形状になっていることが確認できる。
そして、電圧の印加を中止して液晶滴に対する電場の印加を停止すると、液晶滴はその形状はほぼ初期状態(図7(A)参照)と同じ形状に戻っていることも確認できる。最終的に、電圧の印加前後で液晶滴の図心位置を比較すると、液晶滴の図心は、約14μm移動が実現していた。
以上の結果より、本発明の無定形アクチュエータでは、電場を印加することによって、作動流体である液晶を移動させることができることが確認できた。
また、図8に示すように、画像解析によって求めた図心位置の時間変化から、電場が印加された直後に液晶滴が急激に移動し、その後、緩やかな移動に移行したのち、停止していることが確認できる。そして、中心差分によって図心位置の移動速度を求めると、電場を印加した直後では、約300μm/sであり、非常に高速で移動していることが確認できた。
なお、図8において、電場の印加を停止したのち、図心位置が僅かに戻っているが、これは、液晶滴の表面形状が初期状態へと戻るためである。
そして、上記液晶滴の移動と、液晶中の液晶分子の動き(分子配向)との関係を確認するために、液晶滴の上方から偏光顕微鏡で観察した画像を図9に示す。図9中の破線は液晶滴の外形を示しており、実線は電極膜の端縁を示している。
なお、偏光顕微鏡で観察において、偏光子および検光子は、液晶滴の移動方向に対して45度傾いたクロスニコル状態とした。
図9(A)に示すように、電場印加前の画像は、視野全領域にわたって暗視野状態であり、液晶滴全体で液晶分子が垂直配向状態にあることがわかる。
一方、図9(B)に示すように、電場が印加された状態では、液晶滴内の大部分で明視野となっており、電場の印加によって液晶分子の配向が電場方向への配向に変化したことがわかる。この結果より、この液昂分子配向状態の変化によって液晶滴内に液晶流動が発生し、その影響で液晶滴が移動したと考えられる。
つぎに、液晶滴の移動において、印加電圧および電場強度が与える影響を確認した。
実施例1の装置において、電極間隔を、10、15、20μmとした場合において、印加電圧および電場強度を変化させたときにおける液晶滴の移動量の変化を測定した。
なお、電場強度は、印加電圧Vと電極間隔Hから算出した。
結果を図10に示す。
図10(A)に示すように、電極間隔に係わらず、電場強度を大きくすると、液晶滴の移動量が大きくなることが確認された。
また、図10(B)に示すように、電極間隔に係わらず、印加電圧を大きくすると、液晶滴の移動量が大きくなることが確認された。
以上の結果より、印加電圧および電場強度を変化させることによって、液晶滴の移動量を調整できる可能性があることが確認された。
つぎに、液晶滴の移動において、液晶滴の移動量に電極間隔が与える影響を確認した。
電極間隔を、5、7.5、10、12.5、15、17.5、20μmの場合において、液晶滴の移動量を測定した。
なお、電極(幅5μm)間に印加する印加電圧Vは、印加電圧Vと電極間隔Hから算出した電場強度が6V/μmとなるように調整した。つまり、電極間隔が5、7.5、10、12.5、15、17.5、20μmの場合において、それぞれ30、45、60、75、90、105、120Vとした。
結果を図11(B)に示す。
図11(B)に示すように、電極間隔が5μmのときには、液晶滴は2.5μmほどしか移動しなかったが、電極間隔が広くなるにしたがって、液晶滴の移動量が増加していることが確認できる。
つまり、電場強度が一定でも電極間隔が広くなるにしたがって液晶滴の移動量が増加することが確認された。
つぎに、液晶滴の移動において、液晶滴の位置と電極との関係を確認した。
実験では、液晶滴と手前側の電極(図1では右側の電極、以下基準電極という)との位置を変化させて、液晶滴と電極の相対的な位置が、液晶滴の移動量に与える影響を確認した。
基準電極の手前側の端縁(図1では左側の端縁、以下、基準端縁という)を基準位置として、基準位置から液晶滴の先端縁(図1では右側の端縁)までの距離をXとし、X=0、5、10、15、20μmの位置に液晶滴の先端縁を配置した場合における、移動量を確認した。
なお、その他の条件は、実施例1と同じ条件とした。
結果を図11(A)に示す。
図11(A)に示すように、X=0のとき、つまり液晶滴の先端縁が基準端縁と接する状態になっているとき,液晶滴は移動しなかった。
一方、X=5のときに、約23μm移動し、それ以降、液晶滴と基準電極の重なりが大きくなるにしたがって、移動量も減少した。
以上の結果から、液晶滴と電極との重なり状況によって、液晶滴の移動状態が変化することが確認された。
複数枚の電極を使用した場合における液晶滴の移動を確認した。
実験では、4つの電極6a〜6d(電極幅5μm)、電極間隔Hを15μm(つまり1ピッチ20μm)として、印加する電極を変化させて、液晶滴8の移動を確認した(図12参照)。
なお、各電極間に印加する直流電圧は90Vとした。
まず、液晶滴8が左側に配置されている状態から、電極6a,6b間に1秒間電圧を印加し,1秒間解放した。同様に、電極6b,6c間に電圧を1秒間印加し,1秒間解放した。そして、電極6c,6d間に電圧を印加した。すると、液晶滴8を、左側から右側まで連続的に移動させることができた。
また,液晶滴8が右側に移動した状態から、電極6c,6d間に1秒間電圧を印加し,1秒間解放した。同様に、電極6b,6c間に電圧を1秒間印加し,1秒間解放した。そして、電極6a,6b間に電圧を印加した。すると、先ほどとは逆に、液晶滴8を、右側から左側まで連続的に移動させることができた。
つまり、図12のように4つの電極6a〜6dを配列すれば、印加する電極を変化させることによって、液晶滴8をいずれの方向にも移動させることができることが確認できた。
本発明の液晶を利用した変形可能なアクチュエータは、軸状の部材やプレートなどの移動に利用できる。
1 無定形アクチュエータ
2 基礎部材
3 ベース
4 配向膜
5 液晶分子回転手段
6 電極
7 制御部
8 液晶
12 対向部材
16 対向側電極部材
EF 電界

Claims (3)

  1. 作動流体となる液晶と、
    該液晶が配置される移動面を備えた基礎部材と、
    前記液晶における液晶分子の回転を発生させる液晶分子回転手段と、を備えており、
    前記液晶分子回転手段は、
    前記基礎部材の移動面に沿って設けられた複数の基礎側電極および/または基礎側磁極と、
    前記複数の基礎側電極または基礎側磁極のうち、選択された印加電極および/または印加磁極間に電界および/または磁界を発生させる制御部と、を備えている
    ことを特徴とする液晶を利用した変形可能なアクチュエータ
  2. 前記複数の基礎側電極および/または基礎側磁極が、格子状に配列されている
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶を利用した変形可能なアクチュエータ
  3. 前記基礎部材との間に前記液晶を挟むように設けられた対向部材を備えており、
    該対向部材と前記基礎部材との間に塊状または液滴状の前記液晶が配置されており、
    前記対向部材には、
    前記基礎部材の移動面と対向する対向面に沿って複数の対向側電極および/または対向側磁極が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の液晶を利用した変形可能なアクチュエータ
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