JP6176107B2 - 情報収集プログラム、情報収集方法及び情報収集装置 - Google Patents

情報収集プログラム、情報収集方法及び情報収集装置 Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータにおいて情報収集を行う技術に関する。
情報収集の一態様として、収集したい情報に関連する文字列で情報検索を行い、当該文字列が含まれる情報を収集することが一般に行われている。
なお、情報検索の精度を向上させるための従来技術の一例として、次のような技術がある。当該技術では、クエリに関連するクエリ関連情報に対する正解又は不正解の指定をユーザから受け付ける。そして、指定された正解又は不正解のデータに基づいた新たなクエリをそれぞれ得て、この新たなクエリに対応するクエリ関連情報を取得する。さらに、正解又は不正解のデータに基づいた新たなクエリに対応して得られたそれぞれのクエリ関連情報中のデータ毎のランクに基づいて、各クエリ関連情報中に出現する同一データ毎に付されたランクを統合して、出力用データを生成する。
特開2010−108477号公報
ここで、例えば検索対象となる情報に多様な分野の情報が含まれる場合等には、単純に特定の文字列で検索を行なうと、次のような問題が生じることがある。すなわち、検索する文字列が複数の異なる意味を有する場合、本来利用するべき情報以外の情報も検索結果として抽出されてしまう。このため、このように抽出された情報を単純に収集すると、特に収集情報数が多い場合等には、本来利用するべき情報を効率的に選択できず、作業効率が悪いことがある。
そこで、本発明の1つの側面では、複数の収集情報から、適切な情報を効率的に選択して利用できるようにすることを目的とする。
本発明の1つの側面では、所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、対象文字列の対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、対象文字列の対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得する。そして、複数の収集情報及び正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定する。さらに、複数の収集情報及び不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定する。そして、第1の順位及び第2の順位の差異に基づいて、第1の順位の調整を行い、複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する。
本発明の1つの側面によれば、複数の情報から、適切な情報を効率的に選択して利用することが可能となる。
収集情報のネットワークの一例を示す説明図である。 収集情報に外部知識情報(正解知識情報)を加えたネットワークの一例を示す説明図である。 収集情報に外部知識情報(不正解知識情報)を加えたネットワークの一例を示す説明図である。 本実施形態におけるシステムの全体構成及び情報収集サーバの機能構成の一例を示す説明図である。 収集情報の一例を示す説明図である。 外部知識情報の一例を示す説明図であり、(A)は正解知識情報の一例、(B)は不正解知識情報の一例を示す。 収集情報の順位を格納するテーブルの一例を示す説明図であり、(A)は正解順位テーブルの一例、(B)は不正解順位テーブルの一例を示す。 収集情報の順位を格納する調整順位テーブルの一例を示す説明図である。 情報収集サーバで実行する全体処理の一例を示すフローチャートである。 情報収集サーバで実行する順位調整処理の一例を示すフローチャートである。 収集情報の順位の調整に関する具体例を示す説明図である。 収集情報の順位の調整に関する具体例を示す説明図である。 本実施形態におけるシステムの全体構成及び情報収集サーバの機能構成の一例を示す説明図である。 収集情報の順位を格納する原順位テーブルの一例を示す説明図である。 情報収集サーバで実行する全体処理の一例を示すフローチャートである。 情報収集サーバで実行する順位調整処理の一例を示すフローチャートである。 収集情報の順位の調整に関する具体例を示す説明図である。 収集情報の順位の調整に関する具体例を示す説明図である。 収集情報の順位の調整に関する具体例を示す説明図である。 収集情報の順位の調整に関する具体例を示す説明図である。 本実施形態における情報収集サーバのハードウェア構成の一例である。
[本実施形態の背景及び概要]
近年、消費者等が、ソーシャルメディア等によって様々な情報を発信するようになっている。このため、例えば商品等を販売する企業等では、消費者等が発信した多様な情報から、消費者のニーズを分析したいという需要がある。このため、消費者等が発信した情報を、分析対象の情報に含まれると推測される文字列(例えば、単語や、1又は複数の単語の組合せ等である)で検索して、当該文字列を含んだ関連情報を収集し、利用することが行われる。なお、以下の説明では、検索する文字列が単語である例を用いて説明するが、本実施形態で説明する技術は、単語以外の文字列による検索であっても適用可能である。
ここで、このような消費者等が発信するソーシャルメディア等は、多様な分野の情報を含む。このため、検索する単語が複数の異なる意味を有する場合、本来収集するべき情報以外の情報も検索結果として抽出されてしまうことがある。
具体例を示すと、例えば、単語が商品の名称であって、当該商品の名称が、商品と関係ないスポーツチームの名称と同じであるとする。この場合、当該商品の名称で情報検索すると、商品に関する情報のみならず、スポーツチームに関する情報も抽出されてしまう。このため、本来利用したい情報が効率的に選択できないことがある。なお、このような問題は、消費者等がソーシャルメディア等で発信した情報が対象のケースのみならず、情報を収集して利用するケース全体において生じ得る問題である。
そこで、検索する文字列が情報利用の目的とする意味で用いられている情報を効率的に選択できるようにするべく、例えば次のような技術を用いることが可能である。すなわち、当該技術では、複数の情報の相互の関連度に基づいた順位付けを行う。具体的には、まず、情報を収集する対象とする分野(以下、対象分野という)に属する意味を含む複数の文字列(以下、対象文字列という)のうち、少なくとも1つの対象文字列を含む複数の情報を収集する。そして、この複数の収集情報について、同じ文字列を含む収集情報を関連付けてネットワークを生成する。ここでいう文字列とは、上記の対象文字列以外の文字列(例えば他の単語や動詞等)も含む。このとき、同じ文字列を多く含む収集情報間ほど関連度を強くする。そして、当該複数の収集情報につき、収集情報間の相互の関連度の高さに応じた順位付け(ランキング)を行う。この順位付けでは、高い関連度で他の収集情報と関連付けられた収集情報ほど上位に順位付けされる。なお、上記技術の詳細は、例えば、「ChiWang, Kaushik Chakrabarti, Tao Cheng, and Surajit Chaudhuri. (2012) Targeted disambiguation of ad-hoc, homogeneour sets of named entities. In Proceeding of the 21st international conference on World Wide Web.」、米国特許第6285999号公報、及び「Laurence Page, Sergey Brin, Rajeev Motwani, and Terry Winograd. (1999) The Pagerank citation ranking: Bringing Order to the Web. Technical Report. Stanford InfoLab.」等の参照文献に記載されている。
上記の技術における順位付けでは、対象文字列が対象分野以外の意味も含むときには、対象分野以外の収集情報も順位付けの対象に入ってくることがある。しかし、上記技術によれば、他の収集情報と共通する文字列を多く含む情報ほど、他の収集情報との関連度が高くなり、順位が上位となる。そして、同じ分野に属する収集情報は、一般に同じ文字列を含むことが多い。このため、当該順位付けでは、対象分野に適合する内容をより多く含んだ収集情報(当該対象分野に適合する度合が高いと推測される収集情報)ほど、上位に順位付けられることとなる。この順位を利用して収集情報を選択すれば、目的に適合した意味を有する収集情報を効率的に利用することが可能となる。
図1は、上記技術により生成した、収集情報のネットワークの具体例を示す。当該具体例では、対象分野が「お菓子」であるものとする。また、当該「お菓子」に属する意味を含む対象文字列が「○○」及び「△△」である。ここで、「○○」は、お菓子の意味の他に、サッカーチームの名称の意味も含んでいる。また、「△△」は、お菓子の意味の他に、国の名称の意味も含んでいる。このため、当該「○○」又は「△△」の少なくとも1つを含んだ収集情報として、収集情報A〜収集情報Dが収集されたものとする。
これらの収集情報A〜収集情報Dのうち、図1に示すように、収集情報A及び収集情報Cが、お菓子に関する内容である。これらの2つの情報は、例えば、お菓子に関する内容で多く用いられる「食べ(る)」、「味」といった文字列を共通して含む。このように、同じ分野に属する情報は、共通する文字列を多く含むため、関連度が相対的に高くなり、順位が上位となる傾向がある。
一方、収集情報Bはサッカーに関する内容であり、他の収集情報との間で共通する文字列が少ない。このため、関連度が相対的に低くなる。収集情報Dも国に関する内容であり、同様に、関連度が相対的に低くなる。
ここで、一般的に信頼性の高い情報の1つとして、語(文字列)の意味の説明(定義説明)を含む外部知識情報(例えば、ウィキペディア(登録商標)等によって提供されている情報等)がある。
このため、上記の順位付けにおいて、対象分野に適合する情報をより上位に順位付けするために、対象文字列の当該対象分野における意味の説明を含む外部知識情報を、情報間のネットワークを生成する対象に追加することが行われている。そうすることで、当該外部知識情報と共通する文字列を多く含む情報、すなわち、対象分野に適合する度合が高い情報は、当該外部知識情報との関連度が高くなり、結果として順位が上位となることが見込まれる。
図2は、図1のネットワークに対し、「お菓子」に属する意味を含む単語である「○○」及び「△△」の、「お菓子」の分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報A及び正解知識情報Bを追加したネットワークの具体例を示す。当該具体例に示すように、例えば、「○○」の意味の説明を含む外部知識情報Aは、収集情報Aとの間で、例えば「キャンディー」や「味」といった文字列が共通する。このため、収集情報Aは、正解知識情報Aとの関連度が相対的に高く、結果として、順位が上位となることが見込まれる。また、例えば、「△△」の意味の説明を含む正解知識情報Bは、収集情報Cとの間で、例えば「ABC製菓」や「チョコレート」といった文字列が共通する。このため、収集情報Cは、正解知識情報Bとの関連度が相対的に高く、同様に、順位が上位となることが見込まれる。なお、これらの組合せのみならず、例えば、収集情報Cと外部知識情報Aも、同じお菓子の分野に関する内容であるため、「味」という単語等が共通する。このように、対象分野における意味説明を含む外部知識情報をネットワークに加えることによって、対象分野の内容を含む収集情報における他の収集情報との関連度が、相対的に高くなり、順位が上位となる。一方、例えば、サッカーチームに関する内容である収集情報Bや、国に関する内容である収集情報Dは、正解知識情報A及び正解知識情報Bと共通する文字列が少なく、関連度が相対的に低い。
しかし、このように、対象分野に属する意味を含む対象文字列の当該対象分野における意味の説明を含む外部知識情報は活用されているが、「当該対象分野以外」における意味の説明を含む外部知識情報は活用されていない。なお、「当該対象分野以外」における意味説明を含む外部知識情報は、上記具体例で説明すると、例えば、「○○」についての、「お菓子」ではなく「サッカーチーム」に関する意味説明である。また、「△△」についての、「お菓子」ではなく「国」に関する意味説明である。
そこで、本実施形態では、上記の順位付けにおいて、当該対象分野に属する意味を含む単語の、「当該対象分野以外」における意味説明を含む外部知識情報を活用することで、上記の順位付けの精度をさらに向上させる。
すなわち、本実施形態では、対象文字列の対象分野における意味の説明を含む正解知識情報のみならず、対象文字列の対象分野以外における意味の説明を含む不正解知識情報を取得する。そして、複数の収集情報及び正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、複数の収集情報のそれぞれにつき、正解知識情報を反映させた順位(第1の順位)を決定する。さらに、複数の収集情報及び不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、複数の収集情報のそれぞれにつき、不正解知識情報を反映させた順位(第2の順位)を決定する。そして、正解知識情報を反映させた順位及び不正解知識情報を反映させた順位の差異に基づいて、正解知識情報を反映させた順位の調整を行い、複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する。
より具体的には、例えば、ある収集情報の順位において、正解知識情報を反映させた順位よりも、不正解知識情報を反映させた順位のほうが上位であれば、当該収集情報の順位を、正解知識情報を反映させた順位よりもさらに下位になるように調整する。このような場合、当該収集情報は、対象分野以外の内容である可能性が高いと推測されるからである。
図3は、図1のネットワークに対し、「お菓子」に属する意味を含む対象文字列である「○○」及び「△△」の、「お菓子以外」の意味説明を含む不正解知識情報A及び不正解知識情報Bを追加したネットワークの具体例を示す。当該具体例に示すように、例えば、「○○」の意味の説明を含む不正解知識情報Aは、収集情報Bとの間で、「サッカー」、「チーム」といった文字列が共通する。このため、収集情報Bは、不正解知識情報Aとの関連度が相対的に高い。また、例えば、「△△」の意味の説明を含む不正解知識情報Bは、収集情報Dとの間で、「国」や「日本」といった文字列が共通する。このため、収集情報Dは、不正解知識情報Bとの関連度が相対的に高い。一方で、お菓子に関する内容である収集情報A及び収集情報Cは、不正解知識情報A及び不正解知識情報Bと共通する文字列が少なく、関連度が相対的に低い。このように、対象分野以外における意味説明を含む外部知識情報をネットワークに加えることによって、対象分野以外の内容を含む収集情報における他の収集情報との関連度が相対的に高くなる。その結果、図2のように対象分野における意味説明を含む外部知識情報を反映させた順位と比べ、対象分野以外の内容を示す収集情報の順位が相対的に上位となる。換言すれば、このように、対象分野以外における意味説明を含む外部知識情報を反映させた順位が相対的に上位になることにより、当該収集情報が、対象分野以外の内容を示すことが推測される。このため、このような収集情報については、順位を下げるように調整する。
このように、本実施形態では、対象分野に属する意味を含む単語の、当該対象分野における意味説明を含む外部知識情報のみならず、「当該対象分野以外」における意味説明を含む外部知識情報を活用して、収集情報の順位を調整する。これにより、それぞれの情報が対象分野に適合する度合をより的確に判定することができ、順位付けの精度をより向上させることができる。
[第1実施例]
<システム構成>
図4は、第1実施例におけるシステム構成の一例を示す。
本システムは、情報収集サーバ1、情報提供サーバ2及び外部知識情報提供サーバ3を備える。情報収集サーバ1と、情報提供サーバ2及び外部知識情報提供サーバ3は、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。ネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等であり、有線接続又は無線接続のいずれであってもよい。本実施形態では、情報提供サーバ2及び外部知識情報提供サーバ3がWEBサーバとして機能し、情報収集サーバ1は、インターネットを介して、情報提供サーバ2及び外部知識情報提供サーバ3から各種情報の収集を行う。
情報収集サーバ1は、情報提供サーバ2から、対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列で、情報提供サーバ2に保持されている情報を検索し、複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列を含む複数の収集情報21を収集する。また、情報収集サーバ1は、外部知識情報提供サーバ3から、外部知識情報のうち、対象文字列の当該対象分野における意味の説明を含む正解知識情報22、及び対象文字列の当該対象分野以外における意味の説明を含む不正解知識情報23を取得する。そして、情報収集サーバ1は、収集した複数の収集情報21につき、正解知識情報22及び不正解知識情報23を利用して順位付けを行う。
情報提供サーバ2は、各種情報を記憶手段に保持している。なお、WEBシステムにおいては、情報提供サーバ2のようなWEBサーバは一般的には複数存在し、それぞれにおいて異なる情報を保持している。そして、それぞれの情報提供サーバ2は、情報収集サーバ1からの要求に応じて、情報収集サーバ1に対し、収集情報21のデータを送信する。
外部知識情報提供サーバ3は、各種分野の語の意味の説明を含んだ外部知識情報を記憶手段に保持している。情報収集サーバ1からの要求に応じて、情報収集サーバ1に対し、外部記憶情報のデータを送信する。
次に、情報収集サーバ1の機能構成及びデータ構成について詳述する。
情報収集サーバ1は、プログラムがインストールされて実行されることによってその機能が実現される、情報収集部11、順位決定部12及び順位調整部13を備える。また、記憶手段に、収集情報21、正解知識情報22、不正解知識情報23、正解順位テーブル24、不正解順位テーブル25、調整順位テーブル26を格納する。
情報収集部11は、対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列で、情報提供サーバ2に保持されている情報を検索する。そして、情報収集部11は、情報収集サーバ1から、複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報21を収集する。また、情報収集部11は、外部知識情報提供サーバ3から、対象文字列の対象分野における意味の説明を含む少なくとも1つの正解知識情報22、及び対象文字列の当該対象分野以外における意味の説明を含む少なくとも1つの不正解知識情報23を取得する。
順位決定部12は、複数の収集情報21及び正解知識情報22を対象とし、各情報間の関連度を示すネットワークを生成する。そして、順位決定部12は、正解知識情報22を含めたネットワークにおける情報間の相互の関連度に応じて、収集情報21のそれぞれの順位(第1の順位)を決定し、正解順位テーブル24に格納する。また、順位決定部12は、順位決定部12は、収集情報21につき、不正解知識情報23を含めて、各情報間の関連度を示すネットワークを生成する。そして、順位決定部12は、不正解知識情報23を含めたネットワークにおける情報間の相互の関連度に応じて、収集情報21のそれぞれの順位(第2の順位)を決定し、不正解順位テーブル25に格納する。
順位調整部13は、正解順位テーブル24に格納された、正解知識情報22を反映させた順位、及び不正解順位テーブル25に格納された、不正解知識情報23を反映させた順位に基づいて、収集情報21の順位を調整する。具体的には、順位調整部13は、調整順位テーブル26に格納された順位を調整し、調整後の収集情報21のそれぞれの順位を最終順位として決定する。
収集情報21は、情報提供サーバ2から収集した情報であって、それぞれ、対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列を含んだ情報である。収集情報21は、例えば、図5に示すようなテキストデータである収集情報A〜収集情報Dを含む。対象文字列が、当該対象分野以外の意味も含む場合には、収集情報21は、当該対象分野以外の内容を示す情報を含む可能性がある。
正解知識情報22は、外部知識情報提供サーバ3から取得した情報であって、対象分野に属する意味を含む対象文字列の当該対象分野における意味の説明を含む情報である。正解知識情報22は、例えば、図6(A)に示すようなテキストデータである正解知識情報A及び正解知識情報Bを含む。
不正解知識情報23は、外部知識情報提供サーバ3から取得した情報であって、対象分野に属する意味を含む対象文字列の当該対象分野以外における意味の説明を含む情報である。不正解知識情報23は、例えば、図6(B)に示すようなテキストデータである不正解知識情報A及び不正解知識情報Bを含む。
正解順位テーブル24は、正解知識情報22を含めたネットワークにおける収集情報間の相互の関連度に応じて決定した、収集情報21の順位(すなわち、正解知識情報22を反映させた順位)を格納するテーブルである。正解順位テーブル24は、例えば、図7(A)に示すように、順位と、収集情報21の識別子とを含む。
不正解順位テーブル25は、不正解知識情報23を含めたネットワークにおける収集情報間の相互の関連度に応じて決定した、収集情報21の順位(すなわち、不正解知識情報23を反映させた順位)を格納するテーブルである。不正解順位テーブル25は、例えば、図7(B)に示すように、順位と、収集情報21の識別子とを含む。
調整順位テーブル26は、正解順位テーブル24に格納された、正解知識情報22を反映させた順位を、不正解順位テーブル25に格納された、不正解知識情報23を反映させた順位に基づいて調整した結果の最終順位を格納するテーブルである。調整順位テーブル26は、例えば、図8に示すように、順位と、収集情報21の識別子とを含む。
なお、図4に示したシステム構成は一例に過ぎない。例えば、情報収集サーバ1は、収集情報21や、正解知識情報22及び不正解知識情報23を、他のサーバから受信するのではなく、予め記憶手段に格納しておくこともできる。また、情報収集サーバ1は、これらの情報をCD−ROM等の記憶媒体により取得してもよい。
<処理説明>
情報収集サーバ1で実行される処理につき、図9及び図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図9は、情報収集部11、順位決定部12及び順位調整部13で実行される全体処理を示す。
ステップS1で、情報収集部11は、情報提供サーバ2から、対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列を含む複数の収集情報21を収集する。この収集方法としては、例えば、当該複数の対象文字列で情報提供サーバ2の情報を検索し、検索結果の情報を収集すればよい。そして、収集した収集情報21を、記憶手段に格納する。なお、対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列は、例えばユーザによる入力指定により取得してもよいし、予め記憶手段等に格納しておいてもよい。
ステップS2で、情報収集部11は、外部知識情報提供サーバ3から、対象文字列の当該対象分野における意味の説明を含む正解知識情報22、及び対象文字列の当該対象分野以外における意味の説明を含む不正解知識情報23を取得する。
なお、正解知識情報22及び不正解知識情報23を取得する方法としては、例えば、複数の対象文字列のそれぞれで外部知識情報提供サーバ3の外部知識情報を検索して、検索結果として得られた外部知識情報を、ユーザが手動で正解知識情報22及び不正解知識情報23に振り分けてもよい。また、前述の対象文字列で外部知識情報を検索したときに得られる「曖昧さ回避」の情報を利用してもよい。「曖昧さ回避」の情報とは、当該対象文字列が複数の意味を有し、当該対象文字列について複数の外部知識情報がある場合に、当該複数の外部知識情報を一覧で示す情報である。「曖昧さ回避」の情報の具体的な利用方法は次の通りである。すなわち、そして、対象文字列のそれぞれについて、この「曖昧さ回避」で得られた一覧で示される複数の外部知識情報を全て取得する。そして、当該複数の外部知識情報間の関連度の高さを特定する。そして、他の外部知識情報との関連度が最も高い外部知識情報を、当該対象文字列の正解知識情報22とし、それ以外の外部知識情報を、当該対象文字列の不正解知識情報23とする。このようにすることで、正解知識情報22及び不正解知識情報23への自動振り分けが可能となる。
ステップS3で、順位決定部12は、収集情報21及び正解知識情報22を対象とし、同じ文字列を含む情報を関連付けてネットワークを生成する。そして、順位決定部12は、収集情報21のそれぞれにつき、当該ネットワーク、すなわち、正解知識情報22を反映させたネットワークにおける情報間の関連度に基づいて、他の情報との関連度が高い収集情報21が上位になるように順位付けを行う。そして、順位決定部12は、決定した順位を、正解順位テーブル24に格納する。
ステップS4で、順位決定部12は、収集情報21及び不正解知識情報23を対象とし、同じ文字列を含む情報を関連付けてネットワークを生成する。そして、順位決定部12は、収集情報21のそれぞれにつき、当該ネットワーク、すなわち、不正解知識情報23を反映させたネットワークにおける情報間の関連度に基づいて、他の情報との関連度が高い収集情報21が上位になるように順位付けを行う。そして、順位決定部12は、決定した順位を、不正解順位テーブル25に格納する。
ステップS5で、順位調整部13は、S3で決定した、収集情報21及び正解知識情報22を対象とした関連度に基づいた順位を、S4で決定した、収集情報21及び不正解知識情報23を対象とした関連度に基づいた順位に基づいて調整する順位調整処理を行う。順位調整処理については、次に詳述する。
図10は、順位調整部13で実行される順位調整処理の詳細を示す。当該処理は、収集情報21のそれぞれについて実行する。
ステップS11で、順位調整部13は、正解順位テーブル24に格納された、正解知識情報22を反映させた順位(図では[A]と表す)と、不正解順位テーブル25に格納された、不正解知識情報23を反映させた順位(図では[B]と表す)を比較する。
ステップS12で、順位調整部13は、正解知識情報22を反映させた順位が、不正解知識情報23を反映させた順位と同じ又は不正解知識情報23を反映させた順位よりも上位であるかを判定する。当該条件に該当すればステップS13に進み(Yes)、該当しなければステップS14に進む(No)。なお、当該判定は、換言すれば、処理対象の収集情報21が、不正解知識情報23よりも正解知識情報22との間で共通する文字列を多く含むか(又は同じか)を判定するものである。なお、正解知識情報22を反映させた順位が、不正解知識情報23を反映させた順位と同じ場合については、後述のステップS14で処理をしてもよい。
ステップS13で、順位調整部13は、処理対象の収集情報21の順位につき、正解知識情報22を反映させた順位に対して調整をすることなく、正解テーブル24の順位を最終順位として、調整順位テーブル26に格納する。
当該ステップS13の処理の具体例につき、図11を参照して説明する。図11において、収集情報Aは、正解知識情報22を反映させた順位が1位である。一方で、当該収集情報Aは、不正解知識情報23を反映させた順位は3位である。このように、正解知識情報22を反映させた順位よりも、不正解知識情報23を反映させた順位のほうが低い場合、収集情報Aは、対象分野の情報である可能性が高い。このため、正解知識情報22を反映させた順位に対して特に調整をすることなく、そのまま最終順位とする。
ステップS14で、順位調整部13は、処理対象の収集情報21の順位につき、正解知識情報22を反映させた順位よりも下位になるように調整をして、調整順位テーブル26に格納する。例えば、順位を下げる計算方法の一例として、処理対象の収集情報21の順位が、
[正解知識情報を反映させた順位]+([正解知識情報を反映させた順位]−[不正解知識情報を反映させた順位])
となるように調整する。そして、調整した順位を、調整順位テーブル26に格納する。
当該ステップS14の処理の具体例につき、図12を参照して説明する。図12において、収集情報Bは、正解知識情報22を反映させた順位が2位である。一方で、当該収集情報Bは、不正解知識情報23を反映させた順位は1位である。このように、正解知識情報22を反映させた順位よりも、不正解知識情報23を反映させた順位のほうが高い場合、収集情報Bは、対象分野以外の情報である可能性が高い。このため、正解知識情報22を反映させた順位に対して、順位を下げるように調整をする。
なお、全ての収集情報21の順位を調整した結果、複数の収集情報21の順位が同一となった場合には、そのまま同一の順位としておいてもよいし、もともと正解知識情報22を反映させた順位が上位であったものを上位とするように最終順位を調整してもよい。また、順位に空きが生じた場合には、下位の順位を繰り上げるように最終順位を調整すればよい。
また、上記処理においては、まず、正解順位テーブル24のデータを、そのまま調整順位テーブル26に格納し、調整順位テーブル26に格納された順位を変動させて調整するようにしてもよい。この場合、前後に処理される他の収集情報21の順位の調整結果により、順位が相対的に変動することとなる。
<本実施例による効果等>
本実施例によれば、単に正解知識情報を反映させて収集情報の順位を決定するのではなく、不正解知識情報を反映させた順位も考慮して順位を調整するため、収集情報の順位の精度が向上する。
具体的には、本実施例によれば、正解知識情報よりも不正解知識情報との共通する文字列が多い収集情報、すなわち、対象分野に適合しない可能性の高い内容の収集情報をより正確に判別し、順位を下げるように調整することができる。また、これにより相対的に、対象分野に適合する可能性の高い内容の収集情報をより上位に順位付けることができる。そして、この順位を利用して情報を選択すれば、目的に適合した意味を有する情報を効率的に利用することが可能となる。
[第2実施例]
<第2実施例の概要>
前述した第1実施例では、収集情報のネットワークを生成において外部知識情報を加えることで、より収集情報の順位が適切なものとなる、という前提のもとに、まず、正解知識情報を加えて生成したネットワークに基づいた順位を決定した。その上で、不正解知識情報を加えて生成したネットワークに基づいた順位をさらに決定し、当該順位に基づいて、正解知識情報を加えて生成したネットワークに基づいた順位を調整した。
しかし、収集情報の内容が、分野を問わず外部知識情報全般との間で共通する文字列を多く含むような場合には、外部知識情報を反映させても、順位の精度を向上できない可能性がある。
また一方で、収集情報の内容が、分野を問わず外部知識情報全般との間で共通する文字列が少ない場合もある。なお、このような場合の一例としては、収集情報における文章表現が話し言葉のような場合がある。この場合、学術的な言い回しの多い傾向にある外部知識情報とは異なる文章表現が用いられることが多く、共通する文字列が少ないことが考えられる。
このため、第2実施例では、第1実施例に加えて、さらに、外部知識情報を反映させずに収集情報のみに基づいて決定される順位も考慮して、順位の決定を行う。以下、第1実施例と同様の内容については、原則として説明を省略する。
<システム構成>
図13は、第2実施例におけるシステム構成の一例を示す。第2実施例では、第1実施例のシステム構成に加え、情報収集サーバ1が、原順位テーブル27を備える。
原順位テーブル27は、収集情報21のみのネットワーク(外部知識情報を含めないネットワーク)における収集情報間の関連度に応じて決定した、収集情報21の順位(第3の順位)を格納するテーブルである。原順位テーブル27は、例えば、図14に示すように、順位と、収集情報21の識別子とを含む。
<処理説明>
第2実施例において情報収集サーバ1で実行される処理につき、図15及び図16に示すフローチャートを参照して説明する。
図15は、情報収集部11、順位決定部12及び順位調整部13で実行される全体処理を示す。
ステップS21及びステップS22は、図9に示す、第1実施例におけるステップS1及びステップS2と同様であるため、説明を省略する。
ステップS23で、順位決定部12は、収集情報21を対象とし、共通する文字列を含む情報を関連付けてネットワークを生成する。そして、順位決定部12は、当該ネットワークにおける情報間の関連度に基づいて、他の情報との関連度が高い情報が上位になるように順位付けを行う。そして、順位決定部12は、決定した順位を、原順位テーブル27に格納する。
ステップS24〜ステップS26は、図9に示す、第1実施例におけるステップS3〜ステップS5と同様であるため、説明を省略する。
図16は、第2実施例において順位調整部13で実行される順位調整処理の詳細を示す。当該処理は、収集情報21のそれぞれについて実行する。
ステップS31で、順位調整部13は、原順位テーブル27に格納された、外部知識情報を反映させていない順位(図では[X]を表す)、正解順位テーブル24に格納された、正解知識情報22を反映させた順位(図では[Y]と表す)と、不正解順位テーブル25に格納された、不正解知識情報23を反映させた順位(図では[Z]と表す)を比較する。
ステップS32で、順位調整部13は、正解知識情報22を反映させた順位及び不正解知識情報23を反映させた順位の両方が、外部知識情報を反映させていない順位よりも上位、又は、正解知識情報22を反映させた順位及び不正解知識情報23を反映させた順位の両方が、外部知識情報を反映させていない順位よりも下位であるかを判定する。これらの条件のいずれかに該当すればステップS33に進み(Yes)、該当しなければステップS34に進む(No)。
ステップS33で、順位調整部13は、外部知識情報を反映させていない順位を、調整順位テーブル26に格納する。
当該ステップS33の処理の具体例につき、図17及び図18を参照して説明する。図17において、収集情報Bは、外部知識情報を反映させていない順位が4位である。一方で、正解知識情報22を反映させた順位が2位であり、不正解知識情報23を反映させた順位は1位である。このように、外部知識情報を反映させていない順位よりも、正解知識情報22を反映させた順位及び不正解知識情報23を反映させた順位のほうが共に高い場合、収集情報Bは、外部知識情報全般との間で共通する文字列を多く含む情報であることは推測されるものの、対象分野の情報であるか否かが、処理上明確ではない。このため、外部知識情報を反映させていない順位に対して調整することを避け、外部知識情報を反映させていない順位をそのまま決定順位とする。
同様に、図18において、収集情報Cは、外部知識情報を反映させていない順位が2位である。一方で、正解知識情報22を反映させた順位が3位であり、不正解知識情報23を反映させた順位は4位である。このように、正解知識情報22を反映させていない順位よりも、正解知識情報22を反映させた順位及び不正解知識情報23を反映させた順位のほうが共に低い場合、収集情報Cは、外部知識情報全般との間で共通する文字列が少ない情報であることは推測されるものの、対象分野の情報であるか否かが、処理上明確ではない。このため、外部知識情報を反映させていない順位をそのまま決定順位とする。
ステップS34で、順位調整部13は、不正解知識情報23を反映させた順位が、外部知識情報を反映させていない順位よりも上位であるかを判定する。当該条件に該当すればステップS35に進み(Yes)、該当しなければステップS36に進む(No)。
ステップS35で、順位調整部13は、外部知識情報を反映させていない順位よりも、処理対象の収集情報21の順位が下がるように調整をする。例えば、順位を下げる計算方法の一例として、処理対象の収集情報21の順位が、
[外部知識情報を反映させていない順位]−([不正解知識情報を反映させた順位]−[外部知識情報を反映させていない順位])
となるように調整する。そして、調整した順位を、調整順位テーブル26に格納する。
当該ステップS35の処理の具体例につき、図19を参照して説明する。図19において、収集情報Bは、外部知識情報を反映させていない順位が2位である。一方で、当該収集情報Bは、不正解知識情報23を反映させた順位は1位である。このように、外部知識情報を反映させていない順位よりも、不正解知識情報23を反映させた順位のほうが高い場合、収集情報Bは、対象分野以外の情報である可能性が高い。このため、外部知識情報を反映させていない順位に対して、順位を下げるように調整をする。
ステップS36で、順位調整部13は、不正解知識情報23を反映させた順位が、外部知識情報を反映させていない順位よりも下位であるかを判定する。当該条件に該当すればステップS37に進み(Yes)、該当しなければステップS38に進む(No)。
ステップS37で、順位調整部13は、外部知識情報を反映させていない順位よりも、処理対象の収集情報21の順位が上がるように調整をする。例えば、順位を上げる計算方法の一例として、処理対象の収集情報21の順位が、
[外部知識情報を反映させていない順位]+([外部知識情報を反映させていない順位]−[不正解知識情報を反映させた順位])
となるように調整する。そして、調整した順位を、調整順位テーブル26に格納する。
当該ステップS37の処理の具体例につき、図20を参照して説明する。図20において、収集情報Aは、外部知識情報を反映させていない順位が2位である。一方で、当該収集情報Aは、不正解知識情報23を反映させた順位は3位である。このように、外部知識情報を反映させていない順位よりも、不正解知識情報23を反映させた順位のほうが低い場合、収集情報Aは、対象分野の情報である可能性が高い。このため、外部知識情報を反映させていない順位に対して、順位を上げるように調整をする。
ステップS38で、順位調整部13は、正解知識情報22を反映させた順位を、調整順位テーブル26に格納する。なお、当該ステップS38を行う場合とは、不正解知識情報23を反映させた順位が、外部知識情報を反映させていない順位と変わらない場合である。
なお、上記ステップS35及びステップS37では、外部知識情報を反映させていない順位を、不正解知識情報23を反映させた順位に基づいて調整したが、ステップS38と同様に、正解知識情報22を反映させた順位を、調整順位テーブル26に格納するようにしてもよい。
また、上記処理においては、例えば、まず原順位テーブル27のデータ又は正解順位テーブル24のデータを、そのまま調整順位テーブル26に格納し、調整順位テーブル26に格納された順位を変動させて調整するようにしてもよい。
<本実施例による効果等>
本実施例によれば、収集情報ごとに、外部知識情報を反映させた結果によって順位を調整することが適切か否かを推測することができる。そして、順位を調整することが適切でない場合に、外部知識情報を加えずに生成したネットワークに基づいた順位を適用することができる。このため、一律で正解知識情報を反映させて順位を調整する場合に比べ、不要な調整を行うことを回避することができる。
[ハードウェア構成等]
前述した情報収集サーバ1として機能するコンピュータのハードウェア構成の一例を図21に示す。本コンピュータは、プロセッサ101、メモリ102、ストレージ103、可搬記憶媒体駆動装置104、入出力装置105及び通信インタフェース106を備える。
プロセッサ101は、制御ユニット、演算ユニット及び命令デコーダ等を含み、実行ユニットが、命令デコーダで解読されたプログラムの命令に従い、制御ユニットより出力される制御信号に応じ、演算ユニットを用いて算術・論理演算を実行する。かかるプロセッサ101は、制御に用いる各種情報が格納される制御レジスタ、既にアクセスしたメモリ2等の内容を一時的に格納可能なキャッシュ、及び、仮想記憶のページテーブルのキャッシュとしての機能を果たすTLBを備える。なお、プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit)コアが複数設けられている構成でもよい。
メモリ102は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶装置であり、プロセッサ101で実行されるプログラムがロードされるとともに、プロセッサ101の処理に用いるデータが格納されるメインメモリである。また、ストレージ103は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムや各種データが格納される。可搬記憶媒体駆動装置104は、可搬記憶媒体107に記憶されたデータやプログラムを読み出す装置である。可搬記憶媒体107は、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク又はフラッシュメモリ等である。プロセッサ101は、メモリ102やストレージ103と協働しつつ、ストレージ103や可搬記憶媒体107に格納されたプログラムを実行する。なお、プロセッサ101が実行するプログラムや、アクセス対象となるデータは、当該コンピュータと通信可能な他の装置に格納されていてもよい。なお、本実施形態で記載した情報収集サーバ1の記憶手段とは、メモリ102、ストレージ103及び可搬記憶媒体107若しくは当該コンピュータと通信可能な他の装置の少なくともいずれかを示す。
入出力装置105は例えばキーボードやタッチパネル、ディスプレイ等であり、ユーザ操作等による動作命令を受け付ける一方、コンピュータによる処理結果を出力する。
通信インタフェース106は、例えば、例えばLAN(Local Area Network)カード等の他、無線周波受信機および送信機、ならびに光受信機および送信機を含むことができる。前述の受信機および送信機は、Wi−Fiネットワーク、ブルートゥース・ネットワーク、ロング・ターム・エボリューションなどの1つまたは複数の通信ネットワークにより動作するように実現することができる。
これらのコンピュータの各構成要素は、バス108で接続されている。
[その他]
なお、本明細書で説明したコンピュータの機能的構成及び物理的構成は、上述の態様に限るものではなく、例えば、各機能や物理資源を統合して実装したり、逆に、さらに分散して実装したりすることも可能である。
また、本明細書において、閾値等との比較において「〜以上」や「〜以下」とした記載箇所は、特記した場合を除き当該記載に限定されるものではなく、「〜より大きい(〜を上回る)」や「〜より小さい(〜を下回る)」に適宜置き換えることが可能である。逆も同様である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、前記対象文字列の前記対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、前記対象文字列の前記対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得し、
前記複数の収集情報及び前記正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定し、
前記複数の収集情報及び前記不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定し、
前記第1の順位及び前記第2の順位の差異に基づいて、前記第1の順位の調整を行い、前記複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する
処理をコンピュータに実行させる情報収集プログラム。
(付記2)
前記最終順位を決定する処理は、前記収集情報の前記第1の順位のほうが前記第2の順位よりも下位である場合に、当該収集情報の順位を、前記第1の順位よりもさらに下位にするように調整を行う、付記1記載の情報収集プログラム。
(付記3)
前記複数の収集情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第3の順位を決定する処理をさらに含み、
前記最終順位を決定する処理は、前記第1の順位及び前記第2の順位の両方が、前記第3の順位よりも上位である場合、又は、前記第1の順位及び前記第2の順位の両方が、前記第3の順位よりも下位である場合には、前記第3の順位を最終順位とする、付記1又は2に記載の情報収集プログラム。
(付記4)
前記取得する処理は、前記対象文字列のそれぞれについて複数の前記外部知識情報が存在するときに、当該複数の外部知識情報のうち、当該複数の外部知識情報に含まれる他の外部知識情報との関連度が最も高い外部知識情報を、前記正解知識情報として取得し、当該正解知識情報以外の外部知識情報を、前記不正解知識情報として取得する、付記1〜3のいずれか1項に記載の情報収集プログラム。
(付記5)
所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、前記対象文字列の前記対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、前記対象文字列の前記対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得し、
前記複数の収集情報及び前記正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定し、
前記複数の収集情報及び前記不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定し、
前記第1の順位及び前記第2の順位の差異に基づいて、前記第1の順位の調整を行い、前記複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する
処理をコンピュータが実行する情報収集方法。
(付記6)
所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、前記対象文字列の前記対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、前記対象文字列の前記対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得する情報取得部と、
前記複数の収集情報及び前記正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定し、前記複数の収集情報及び前記不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定する順位決定部と、
前記第1の順位及び前記第2の順位の差異に基づいて、前記第1の順位の調整を行い、前記複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する順位調整部と
を備える情報収集装置。
1…情報収集サーバ、2…情報提供サーバ、3…外部知識情報提供サーバ、11…情報収集部、12…順位決定部、13…順位調整部、21…収集情報、22…正解知識情報、23…不正解知識情報、24…正解順位テーブル、25…不正解順位テーブル、26…調整順位テーブル、27…原順位テーブル

Claims (6)

  1. 所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、前記対象文字列の前記対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、前記対象文字列の前記対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得し、
    前記複数の収集情報及び前記正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定し、
    前記複数の収集情報及び前記不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定し、
    前記第1の順位及び前記第2の順位の差異に基づいて、前記第1の順位の調整を行い、前記複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する
    処理をコンピュータに実行させる情報収集プログラム。
  2. 前記最終順位を決定する処理は、前記収集情報の前記第1の順位のほうが前記第2の順位よりも下位である場合に、当該収集情報の順位を、前記第1の順位よりもさらに下位にするように調整を行う、請求項1記載の情報収集プログラム。
  3. 前記複数の収集情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第3の順位を決定する処理をさらに含み、
    前記最終順位を決定する処理は、前記第1の順位及び前記第2の順位の両方が、前記第3の順位よりも上位である場合、又は、前記第1の順位及び前記第2の順位の両方が、前記第3の順位よりも下位である場合には、前記第3の順位を最終順位とする、請求項1又は2に記載の情報収集プログラム。
  4. 前記取得する処理は、前記対象文字列のそれぞれについて複数の前記外部知識情報が存在するときに、当該複数の外部知識情報のうち、当該複数の外部知識情報に含まれる他の外部知識情報との関連度が最も高い外部知識情報を、前記正解知識情報として取得し、当該正解知識情報以外の外部知識情報を、前記不正解知識情報として取得する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報収集プログラム。
  5. 所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、前記対象文字列の前記対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、前記対象文字列の前記対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得し、
    前記複数の収集情報及び前記正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定し、
    前記複数の収集情報及び前記不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定し、
    前記第1の順位及び前記第2の順位の差異に基づいて、前記第1の順位の調整を行い、前記複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する
    処理をコンピュータが実行する情報収集方法。
  6. 所定の対象分野に属する意味を含む複数の対象文字列のうち、少なくとも1つの対象文字列をそれぞれ含む複数の収集情報、並びに、前記対象文字列の前記対象分野における意味の説明を含む外部知識情報である正解知識情報、及び、前記対象文字列の前記対象分野以外における意味の説明を含む外部知識情報である不正解知識情報を取得する情報取得部と、
    前記複数の収集情報及び前記正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第1の順位を決定し、前記複数の収集情報及び前記不正解知識情報における相互の関連度の高さに応じて、前記複数の収集情報のそれぞれの第2の順位を決定する順位決定部と、
    前記第1の順位及び前記第2の順位の差異に基づいて、前記第1の順位の調整を行い、前記複数の収集情報のそれぞれの最終順位を決定する順位調整部と
    を備える情報収集装置。
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