JP6175353B2 - 練習用パターマット - Google Patents
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Description
この練習用器具には、例えば、パター用、アイアン用、或いはドライバー用等の用途別のものが上市されている。
中でもパッティングは、実際のグリーンを想定すると極めて微妙な打ち方の練習が必要である。
パター用の練習用器具としては、打球して一定の距離を走らせるためのマット部と、ボールを入れるためのホール(孔)を備えた的部とを有する。
この的部は、ボールを直接入れる重要な部分であることから練習効果が向上するような多くの工夫が施されている。
これは、底面と斜めのフェンスが軟質素材で一体に形成されたもので、斜めのフェンスが、垂直な切れ込みを有する。
切れ込みを入れることで分割されたところの区分ができ、この区分された部分が倒れてボールをカップインすることができるものである。
乗越え板には、突片の両側に乗越え板に支差する脚片が形成され、全体が合成樹脂で一体化されている。
乗越え板は、回動してゴルフボールの転入を可能とするものである。
ボール捕捉部は、囲み壁部を有しボールを捕捉する機能を、またボール当て部がボールを跳ね返す機能を有する。
狭いスペースでも異なるパットの練習をすることができ、ボール当て部の内部に金属板を挿入することで、跳ね返り度合いを大きくできる利点がある。
従って、斜めのフェンス或いは乗越え板は、常にボールに対する一定の停止力を発揮するものではあるが、その停止力を変更することはできない。
また囲み壁部においても斜めに設けられており、ボールはその囲み壁部を乗り越えてホールに入った後、反対側で壁部の上端に当たって停止する。
これも常に一定の停止力を発揮するものであり、停止力を変えることはできない。
これは円形ディスク基部と円錐台状壁部を備えたもので、壁部に沿って可撓性タブを当接して付設したものである。
この可撓性タブは、薄い平板状で可撓性を有するもので、取り外し可能となっている。
しかしボールは円錐台状壁部を乗り越えて中に入るため実際のコースグリーン上のホールとは感覚が異なってくる。
何故なら、実際のグリーンでは、ホールの手前には障害がなくボールは直接ホールに入るものである。
従って、ボールが可撓性タブに当たると上部から外れ易い。
ところで、通常、パッティングの練習の際は、ホールまで到達しなければ入らないため、俗に、「ホールの後方の一定距離離れた地点に達するつもりで打て」という。
ホールの距離より後ろの位置まで達するような感覚で強く打つことが、いわゆる「コツ」である。
図15は、コースにおいてパッティングを行う状態を模式的に示した図であるが、逆目の芝目で練習する場合、アドレスの位置からホールの後方のP点の位置まで届くつもりで打つ(A)。
また、上り坂で練習する場合もアドレスの位置からホールの後方のP点の位置まで届くつもりで打つ(B)。
練習器具を使った場合、このように打つとボールは的部を通り過して後方にまで転がって行ってしまう。
そのためボールを確実に停止させることが必要である。
しかも、実際のグリーンは傾斜(アンジュレーション)があるため、上り坂の場合は、強めに打つこと、或いは下り坂では弱めに打つことが必要である。
このようなことから多様なパッティングの練習を行うには練習器具のボール停止力を選択できることが望ましいが、従来のようなパッティングカップには停止力を積極的に選択できるものがなかった。
すなわち本発明は、的部に容易にボールの停止力を変えられるようにし、多様なパッティングの練習を行うことができる練習用パターマットを提供することを目的とする。
また左拡大部11と右拡大部12とを連絡する通路部13が両拡大部より幅が狭くなっているため、高度なパッティングの練習ができ、また巻き上げて簡単に保管することができる。
また円盤状の基板21が底部21Bとそれから立ち上がる周壁部21Cよりなり周壁部の下方に薄板状の抜け止め片21Dが突設されているので、勢いよくボールが受止め薄板部22に衝突しても後方に基板21が傾いたり抜けたりしない。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の練習用パターマットの実施の形態を示し、(A)は斜視図、(B)は一部断面図である。なお人工芝1Aは一部のみを便宜的に示した。
図2は、本発明のホールカップ部2の一実施形態を示す斜視図であり、(A)は受止め薄板部22を取り付ける前の状態、(B)は取り付けた後の状態を示す。
ホールカップ部2は、円盤状の基板21とその周囲に沿って弧状に着脱自在に設けられた受止め薄板部22とよりなる。
円盤状の基板21は,底部21Bとそれから立ち上がる周壁部21Cよりなり、該周壁部21Cの下方には薄板状の抜け止め片21Dが外に向かって突設されている。
この抜け止め片21Dは、次に述べる弧状溝21Aとは反対側に設けられている。
これは、ホールカップ部2がくり抜き部Hから浮き上がって抜ける現象を防止するためのものである。
ホールカップ部2においては、円盤状の基板21が、例えば合成ゴム材で形成されており、該合成ゴム材の硬度が80度〜90度(JISK6253のA型タイプ又はJISK6301のJA型タイプの硬度計での測定値)が好ましい。
この範囲の硬度であると、後述するように、マットの孔に嵌め込み易い。
円盤状の基板21の周壁部21Cには、弧状溝21Aが弧状に形成されている。
また、ボールの勢いを阻止させるための受止め薄板部22は下部が弧状溝21Aに嵌め込まれて取り付けられる。
ここで弧状溝21Aは、150度〜160度の中心角の範囲に形成され、受止め薄板部22もこの範囲に取り付けられることが好ましい。
弧状溝21Aの溝幅は、受止め薄板部22の肉厚と同じか、或いは僅かに狭い方が良い。
後者の僅かに狭い場合は受止め薄板部22は圧入されて取り付けられる。
なお、受止め薄板部22を基板21の弧状溝21Aに対して抜けにくくする等の変形例については後ほど述べる。
また受止め薄板部22は櫛状に形成されており、上端部より下方向に向けて多数の切り込み部22Aが施されている。
この切り込み部22Aがあることにより、弾圧的にボールを受け止めることができる。
今、ボールがホールカップ部2に入ってくると、通常は、この受止め薄板部22に当たって停止する。
しかし前述したように上がり坂を想定した練習の場合は、強く打たなければならない。
このような場合は、「腰」の強い(いわゆる剛性の強い)ボール停止力のある受止め薄板部22に取り替えることができる。
受止め薄板部22を取り替えることで受止め薄板部22の腰が強くなりボール停止力が増加して強く打っても後方にはボールは転がらない。
なお、円盤状の基板21に抜け止め片21Dが設けられているため、受止め薄板部22で勢いよく転がるボールを受け止めても基板1は傾いたり抜けたりしない。
また受止め薄板部22に施されている切り込み部22Aの深さや、間隔によっても大きく変わる。
マット部1は長尺に形成されており屈曲可能である。
そのマット部1を構成する基布には、スプリットヤーンのPP二重織による人工芝1A(図1参照)が備わっており、基布の裏側は、例えば、樹脂(SERラテックス)で固定されており、滑りがないうえ、耐水性がある。
また長尺のマット部1は、左端部が左拡大部11となっており、右端部が右拡大部12となっている。
またこれらの両拡大部の間はそれらより細幅で所定の長さを有する通路部13となっている。
そのため高度なパッティングの練習ができ、また通路部13が細幅なので巻き上げて簡単に保管することが可能である。
左拡大部11及び右拡大部12には、円形に打ち抜いたくり抜き部Hが形成されている。
このくり抜き部Hに前述したホールカップ部2を嵌め込んで取り付ける。
ホールカップ部2の円盤状の基板21には抜け止め片21Dが突設されているので、基板21が後方に傾いたり抜けたりしない。
ホールカップ部2は、着脱自在なのでマット部1に組み付けて使用し、或いはマット部1から取り外して保管することができる。
(練習方法1)
最初、床にマット部1を順目方向に配置する。
図6は、順目方向にパッティングする場合の説明図である。
今、ボールを右拡大部12の手前位置において、アドレスし、パッティングすると、ボールは通路部13を転がり左拡大部11に達する。
そして、ホールカップ部2に入り、後ろにある受止め薄板部22に当たって停止する。
次に、実際のコースが上り坂であると想定すると、それに対応するように例えば、穴の後方30cmの地点に向かって強く打つ。
するとボールはホールカップ部2に入り、その後、受止め薄板部22を乗り越えて転がりホールカップ部2の外に飛び出る。
このように、上り坂を想定した練習では、ボールが外に飛び出るので、受止め薄板部22の受け止め力を強くしなければならない。
そのため別の腰の強いボール停止力の大きい受止め薄板部22に交換する必要がある。
そこで受止め薄板部22を別の腰の強い受止め薄板部22に交換する。
今、ボールを右拡大部12の手前位置において、実際のコースの上り坂のように、例えば、穴の後方30cmの地点に向かって強く打つ。
すると、今度、ボールはホールカップ部2に入った後、受止め薄板部22に当たって停止する。
ボールはホールカップ部2の外に出ることはない。
このように、順目における上り坂を想定した練習が可能である。
今、ボールを左拡大部11の手前位置において、アドレスし、パッティングする。
図8は、逆目方向にパッティングする場合の説明図である。
この場合、逆目方向なので、先述の練習方法1における順目のパッティングよりやや強めに打つ。
すると、ボールは通路部13を転がり右拡大部12に達する。
そして、ホールカップ部2に入り、受止め薄板部22に当たって停止する。
次に、実際のコースが上り坂であると想定すると、例えば、穴の後方30cmの地点に向かって強く打つ。
するとボールはホールカップ部2に入り、その後、受止め薄板部22を乗り越えて転がりホールカップ部2の外に飛び出る。
このように、外にまでボールが出るので、受止め薄板部22の受け止め力を強くしなければならない。
そのため別の腰の強い受止め薄板部22に交換する。
なお、この場合、練習方法2で交換した受止め薄板部22より、更に受け止め力のある腰の強いものに変える。
このように、受止め薄板部22を別の腰の強い受止め薄板部22に変え、ボールを左拡大部11の手前位置において、実際のコースの登り坂のように、例えば、穴の後方30cmの地点に向かって強く打つ。
すると、今度は、ボールがホールカップ部2に入った後、受止め薄板部22に当たるが停止する。
しかしボールはホールカップ部2の外に飛び出ることはない。
このように、逆目における上がり坂を想定した練習が可能である。
ところでマット部1の形は、種々の形が考えられ、特に左拡大部11や右拡大部12の大きさはパッティングを打つ際に心理的な影響を与えるものである。
図12は、裏側にリブRを設けて補強した円盤状の基板21を示し、(A)は裏面図であり、(B)は断面図である。
これに対する対策として、受止め薄板部22に通孔PやL字状切り欠きKを設け、これに周壁部21Cから突出するように形成された突起Tを嵌め込むことにより、受止め薄板部22が弧状溝21Aから離脱するのを防ぐ方法がある。
受止め薄板部22は、弧状なので離脱する場合、両側から離脱し易いため、通孔Pは、
両端近傍に設けることが好ましい。
この通孔Pに周壁部21Cから突出するように形成された突起Tが嵌り込むことで抜けにくくなるのである(B)。
一旦、嵌り込んだ状態から取り外す場合は、受止め薄板部22を強く引き抜けばよい。
また、突起Tは、弧状溝21Aの底から起立するように形成されていてもよい(C)。
この場合、受止め薄板部22を弧状溝21Aに押し込み、その後、横方向にスライドさせることで止まる。
この場合、弧状溝21Aの長さは、スライドする分、受止め薄板部22の長さより長くする。
一方、ホールカップ部2の厚みはマット部1の厚みと同じ厚さではなくとも、マット部1より薄くすることも可能である。
この場合は、段差がより大きくなるため、ボールがホールカップ部2に入った後、落とし込まれて手前に戻りにくい。
また、円盤状の基板21には弧状溝21Aが設けられ該弧状溝に受止め薄板部22が嵌合するものであるので、受止め薄板部22をワンタッチで簡単に交換することができる。
従って、パッティングの練習以外にもアプローチ等の練習にも使用することができる。
B…ボール
H…くり抜き部
K…L字状切り欠き
P…通孔
T…突起
1…マット部
1A…人工芝
11…左拡大部
12右拡大部
13…通路部
2…ホールカップ部
21…基板
21A…弧状溝
21B…底部
21C…周壁部
21D…抜け止め片
22…受止め薄板部
22A…切り込み部
Claims (7)
- 長尺のマット部と該マット部の左右端部に着脱自在に設けられたホールカップ部とを有する練習用パターマットであって、ホールカップ部は、円盤状の基板とその周囲に沿って着脱自在に設けられた受止め薄板部とよりなることを特徴とする練習用パターマット。
- 円盤状の基板には弧状溝が設けられ該弧状溝に受止め薄板部が嵌合するものであることを特徴とする請求項1記載の練習用パターマット。
- 受止め薄板部はプラスチック材からなり、上端より下方向に多数の切り込み部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の練習用パターマット。
- 長尺のマット部の左右端部が左拡大部と右拡大部となっており、左拡大部と右拡大部とを連絡する通路部が両拡大部より幅が狭くなっていることを特徴とする請求項1記載の練習用パターマット。
- 通路部の一方端部から他方端部に向かい人工芝が順目であり、前記他方端部から前記一方端部に向かい逆目である人工芝よりなることを特徴とする請求項4記載の練習用パターマット。
- 左拡大部と右拡大部とが異なり、一方が円形で、他方が矩形であることを特徴とする請求項4記載の練習用パターマット。
- 円盤状の基板は、底部とそれから立ち上がる周壁部よりなり周壁部の下方に前記ホールカップ部が前記マット部から抜けることを防ぐための薄板状の抜け止め片が突設されていることを特徴とする請求項1記載の練習用パターマット。
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