JP6174547B2 - 分布図表示装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分布図表示装置及び方法に関する。
従来より、対象物について測定した物理量(例えば、音圧や温度等)の分布図を作成する技術として、特許文献1から3が知られている。
特許文献1は、音圧の二次元の分布を画像化する音響計測装置を開示する。この音響計測装置は、測定対象物から発生される音の二次元分布を、マイクロホンアレイの各マイクが収音した音のパワースペクトルに基づいて算定し、測定対象物内部に収容されている運動する部位の振動を振動センサにより検出する。そして、この音響計測装置は、音の二次元分布と、振動とに基づいて、測定対象物から発生される音と測定対象物内部に収容されている運動する部位の振動との相関の二次元分布を算定する。さらに、この音響計測装置は、カメラで撮影される画像が定義される二次元空間を縦横に複数に分割して得られる複数のブロックを設定し、各ブロックごとに、当該ブロックに写り込む方向から到来する音のパワースペクトルを算定し、これを音圧分布とし、音圧分布を画像化した画像を、測定対象物を撮影したカメラ撮影画像に重畳し、重畳した画像を音圧分布画像として生成して表示装置に表示する。
特許文献2は、音源の種類と位置の確認を容易にする音処理装置を開示する。この音処理装置は、指定された音源を象徴する形状を有する画像を表示し、音源に対応する音を発生させ、発生させた音の音像を、音源の位置情報に対応する空間位置に表示させる。
特許文献3は、診断対象物における異音の発生箇所を、診断対象物の奥行き方向の位置を含めて容易に特定する異音診断装置を開示する。この異音診断装置は、撮像装置と、複数の音響センサからなる集音装置とを備え、集音装置の前面側から診断対象物の後面側に到るまでの空間に、撮像装置の視線の中心軸に略垂直で、互いに離間し、かつ、互いに平行な複数の仮想スクリーンを仮想的に設定する。そして、この異音診断装置は、仮想スクリーン上の各点における音圧レベルを計算し、音圧マップを生成し、生成した音圧マップを撮像装置で撮像した診断対象物の撮像画像上に重ね合わせて表示する。
特開2013−167556号公報 特開平9−160546号公報 特開2013−15468号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、音圧分布図を作成するためのマイクロホンアレイによる測定によって振動する部位を検出し、検出した部位と、測定対象物の部位とに基づいて音圧分布図と測定対象物の画像とを重畳させて表示する。特許文献2に開示された技術は、音源の種類と位置の確認を容易にするための技術であり、音源による音圧の分布と音源を象徴する形状の画像とを表示する技術に過ぎない。特許文献3に開示された技術は、異音の発生箇所を対象物の奥行き方向の位置を含めて容易に特定するために、複数の音響センサからなる集音装置によって測定された音圧によって奥行き方向の音圧レベルを計算し、計算した音圧レベルに基づいて作成した音圧マップを、診断対象物の撮像画像上に重ね合わせて表示する技術に過ぎない。いずれの技術も、対象物における物理量(例えば、音圧や温度等)の分布を、的確に、かつ、直感的に表示する技術ではない。
そこで、対象物における物理量(例えば、音圧や温度等)の分布を、的確に、かつ、直感的に表示することができる装置が求められている。
本発明は、対象物における物理量の分布を、的確に、かつ、直感的に表示することができる分布図表示装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、対象物を撮影した画像を表示装置に表示し、表示装置に表示した対象物の画像の上に透過色で表現した分布図を重ねることで、対象物の画像と対象物上の測定値の分布図とを重ね合わせて表示することができる分布図表示装置である。計測器で測定する位置(測定点)は、表示装置に表示した対象物の画像上で指定される。本発明に係る分布図表示装置は、計測器によって測定された測定値を入力し、測定点の測定値に割り当てる処理を数回繰り返し、これら測定点の座標と測定値とをもとに補間計算により測定値の分布図を作成する。そして、本発明に係る分布図表示装置は、作成した分布図を透過色で表現し、表示装置に表示した対象物の画像の上に重ねることで、対象物の画像と測定値の分布図とを重ね合わせて表示することができる。
具体的には、以下のような解決手段を提供する。
(1) 対象物の各部分において測定した物理量の分布を表示する分布図表示装置であって、前記対象物の画像を表示装置に表示させる対象物表示手段と、前記対象物表示手段によって表示された前記対象物の画像上において、前記物理量を測定するための測定点の位置を受け付ける測定点受付手段と、前記測定点受付手段によって受け付けられた前記画像上の測定点に対応する前記対象物上の測定点における測定値であって前記物理量を計測する計測器によって測定された前記測定値を取得する測定値取得手段と、前記測定値取得手段によって取得された複数の前記測定値に基づいて、前記物理量の分布を表わす分布図を作成する分布図作成手段と、前記分布図作成手段によって作成された前記分布図と前記対象物の画像とを、前記対象物の画像上の測定点と前記分布図上の測定点との対応に基づいて、重ね合わせて前記表示装置に表示させる分布図表示手段と、を備える分布図表示装置。
(1)の構成によれば、(1)に係る分布図表示装置は、表示装置に表示された対象物の画像上において、物理量を測定するための測定点の位置を受け付け、受け付けた画像上の測定点に対応する対象物上の測定点において物理量が測定され、測定された測定値に基づいて、物理量の分布を表わす分布図を作成し、作成した分布図と対象物の画像とを、対象物の画像上の測定点と分布図上の測定点との対応に基づいて重ね合わせて表示装置に表示させる。
すなわち、(1)に係る分布図表示装置は、画像上の測定点に対応する対象物上の測定点において測定された測定値に基づいて、物理量(例えば、音圧や温度等)の分布図を作成し、作成した分布図と対象物の画像とを、対象物の画像上の測定点と分布図上の測定点との対応に基づいて、測定点を基準として重ね合わせて表示装置に表示させる。
したがって、(1)に係る分布図表示装置は、対象物における物理量の分布を、的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
(2) 前記対象物を撮影した撮影手段から、前記対象物の画像を受信する撮影画像受信手段と、前記計測器によって測定された前記測定値を、前記計測器から受信する測定値受信手段と、をさらに備え、前記対象物表示手段は、前記撮影画像受信手段によって受信された前記対象物の画像を前記表示装置に表示させ、前記測定値取得手段は、前記測定値受信手段によって受信された前記測定値を取得する、(1)に記載の分布図表示装置。
したがって、(2)に係る分布図表示装置は、対象物における物理量の分布を、受信した対象物の撮影画像と受信した測定値とによってさらに的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
(3) 前記画像上の測定点の位置を修正する位置修正手段をさらに備える、(1)又は(2)に記載の分布図表示装置。
したがって、(3)に係る分布図表示装置は、対象物における物理量の分布を、対象物の画像上の測定点の位置を修正することによってさらに的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
(4) 前記分布図の作成において、前記分布図作成手段が前記分布図を作成するために、前記測定値に基づいて推定した箇所を抽出する推定箇所抽出手段と、前記推定箇所抽出手段によって抽出された前記箇所を前記表示装置に表示させることによって、前記分布図を作成するために新たに測定すべき箇所を指示する測定箇所指示手段と、をさらに備える(1)から(3)のいずれかに記載の分布図表示装置。
したがって、(4)に係る分布図表示装置は、対象物における物理量の分布を、対象物の測定位置を指示することによってさらに的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
(5) 前記測定値取得手段は、複数の計測器によってそれぞれ測定された異なる物理量の前記測定値を取得し、前記分布図作成手段は、前記複数の計測器によってそれぞれ測定された前記測定値に基づいて、それぞれの分布図を作成し、前記分布図表示手段は、前記分布図作成手段によって作成されたそれぞれの分布図を重ね合わせて前記表示装置に表示させる、(1)から(4)のいずれかに記載の分布図表示装置。
したがって、(5)に係る分布図表示装置は、対象物における複数の物理量のそれぞれの分布を重ね合わせることによってさらに的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
(6) (1)に記載の分布図表示装置が実行する方法であって、前記対象物表示手段が、前記対象物の画像を表示装置に表示させる対象物表示ステップと、前記測定点受付手段が、前記対象物表示ステップによって表示された前記対象物の画像上において、前記物理量を測定するための測定点の位置を受け付ける測定点受付ステップと、前記測定値取得手段が、前記測定点受付ステップによって受け付けられた前記画像上の測定点に対応する前記対象物上の測定点における測定値であって前記物理量を測定する計測器によって測定された前記測定値を取得する測定値取得ステップと、前記分布図作成手段が、前記測定値取得ステップによって取得された複数の前記測定値に基づいて、前記物理量の分布を表わす分布図を作成する分布図作成ステップと、前記分布図表示手段が、前記分布図作成ステップによって作成された前記分布図と前記対象物の画像とを、前記対象物の画像上の測定点と前記分布図上の測定点との対応に基づいて、重ね合わせて前記表示装置に表示させる分布図表示ステップと、を備える方法。
したがって、(6)に係る方法は、対象物における物理量の分布を、的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
本発明によれば、対象物における物理量(例えば、音圧や温度等)の分布を、的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
さらに、本発明によれば、分布図を作成する作業の負担削減と共に効率化を実現し、分布図を作成するための測定や測定値入力において、誤計測や誤入力を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る分布図表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置における測定テーブルの例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置における分布図表示処理のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において測定点を受け付ける例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において対象物の画像と分布図とを重ね合わせた表示の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置における分布図の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置における分布図の別の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において物理量の分布を格子で表現した分布図と、対象物の画像とを重ね合わせた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において物理量の分布を等高線で表現した分布図と、対象物の画像とを重ね合わせた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において一つの物理量の分布図と、別の物理量の分布図とを重ね合わせた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において対象物の画像と、立体形式の格子で表現した分布図とを重ね合わせた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において対象物の画像と、立体形式の等高線で表現した分布図とを重ね合わせた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において対象物の画像と、立体形式の棒グラフで表現した分布図とを重ね合わせた例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る分布図表示装置において対象物の画像と、ハンマリング試験により測定した振動の分布図とを重ね合わせた例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10の構成を示すブロック図である。
分布図表示装置10は、対象物の各部分において測定した物理量の分布図と対象物の画像201とを重ね合わせて表示する。物理量は、音圧、振動レベル、温度、歪等の物理量を含む。
分布図表示装置10は、対象物表示手段11と、測定点受付手段12と、測定値取得手段13と、位置修正手段14と、分布図作成手段15と、推定箇所抽出手段16と、測定箇所指示手段17と、分布図表示手段18と、撮影画像受信手段21と、測定値受信手段22とを備える。手段ごとに詳述する。
対象物表示手段11は、対象物の画像201を表示装置50に表示させる。
対象物の画像201は、分布図表示装置10の記憶部(表示せず)に予め記憶されている(例えば、対象物を製造するときに用いられた設計データが記憶されている)としてもよい。また、対象物の画像201は、対象物を撮影した撮影手段(例えば、デジタルカメラ装置等)から送信されるとしてもよい。この場合、分布図表示装置10は、撮影画像受信手段21をさらに備え、撮影画像受信手段21は、撮影手段から、対象物の画像201を受信する。対象物表示手段11は、撮影画像受信手段21によって受信された対象物の画像201を表示装置50に表示させる。
なお、対象物の画像201は、測定対象そのものの画像でなくても、測定対象と同一形状の画像であればよい。
分布図表示装置10は、例えば、撮影手段としてのデジタルカメラ装置を内蔵したタブレット型端末装置であってもよいし、撮影手段としてのデジタルカメラ装置から無線LAN(例えば、Wi−Fi等)によって送信された対象物の画像201を受信するとしてもよい。
表示装置50は、タッチディスプレイ装置であってもよい。表示装置50が、タッチディスプレイ装置の場合、ユーザの指による操作が可能となる。
測定点受付手段12は、対象物表示手段11によって表示された対象物の画像201上において、物理量を測定するための測定点の位置を受け付ける。具体的には、測定点受付手段12は、例えば、マウスによるポインタ操作を受け付け、ダブルクリックされたときの表示装置50上のポインタの表示位置(後述する図4参照)を、対象物上の位置に換算し、測定点の位置として、例えば測定テーブル31に記憶させる(後述する図2参照)。
なお、測定点受付手段12は、受け付けた測定点の位置の修正を受け付けるとしてもよい。測定点受付手段12は、受け付けた修正により、修正した測定点の位置を、測定テーブル31に記憶させる。
測定値取得手段13は、測定点受付手段12によって受け付けられた画像201上の測定点に対応する対象物上の測定点における測定値であって物理量を測定する計測器によって測定された測定値を取得する。具体的には、測定値取得手段13は、計測器(例えば、音圧測定器や温度測定器等)によって測定された測定値として、手入力された測定値を取得し、取得した測定値を対象物上の測定点に対応付けて、例えば測定テーブル31に記憶させる(後述する図2参照)。
ここで、分布図表示装置10は、測定値受信手段22を備え、測定値受信手段22は、計測器によって測定された測定値を、計測器から受信し、測定値取得手段13は、測定値受信手段22によって受信された測定値を取得するとしてもよい。具体的には、測定値取得手段13は、計測器(例えば、音圧測定器や温度測定器等)によって測定された測定値を、計測器から受信し、受信した測定値(例えば、測定値の平均値)を対象物上の測定点に対応付けて、例えば測定テーブル31に記憶させる(後述する図2参照)。
位置修正手段14は、画像201上の測定点の位置を修正する。具体的には、位置修正手段14は、例えば、測定点の位置を修正する要求(後述する図4の測定点修正505による操作)があった場合、マウスポインタによって指定された測定点についてのドラッグ操作を受け付ける。次に、位置修正手段14は、受け付けたドラッグ操作が終了したときの表示装置50上のマウスポインタの位置を、対象物上の位置に換算し、指定された測定点の新たな位置として記憶させる(後述する図2参照)。なお、表示装置50がタッチディスプレイ装置である場合、マウスポインタによる指定操作やドラッグ操作は、タッチディスプレイ装置におけるユーザの指等による操作になる。
位置修正手段14は、測定値受信手段22によって測定値が受信された後であっても、測定点の位置を修正するとしてもよい。
分布図作成手段15は、測定値取得手段13によって取得された複数の測定値に基づいて、物理量の分布を表わす分布図を作成する。具体的には、分布図作成手段15は、各種の分布図(格子表現や等高線表現等)の中から指定された分布図を、複数の測定値に基づいて補間計算により作成する。
分布図作成手段15が分布図を作成するための測定点の個数は、3点以上でなければならない。分布図作成手段15は、測定点の個数が3点未満の場合、所定の分布図を作成することができないことを示し(例えば、エラーメッセージを表示装置50に表示させ)、測定すべき箇所を表示装置50に表示させることによって測定点を指定するとしてもよい。測定すべき箇所は、その箇所と既存の測定点とが面を形成するような箇所が好ましく、形成される面の中でより大きな面積を形成するような箇所が好ましい。
推定箇所抽出手段16は、分布図の作成において、分布図作成手段15が分布図を作成するために、測定値に基づいて推定した新たな測定箇所を抽出する。測定箇所指示手段17は、推定箇所抽出手段16によって抽出された新たな測定箇所を表示装置50に表示させることによって、分布図を作成するために新たに測定すべき箇所を指示する。
分布図表示手段18は、分布図作成手段15によって作成された分布図と対象物の画像201とを、対象物の画像201上の測定点と分布図上の測定点との対応に基づいて重ね合わせて表示装置50に表示させる。具体的には、分布図表示手段18は、対象物の画像201を表示装置50に表示させ、表示させた対象物の画像201上の測定点と、作成した分布図における対象物上の測定点とを重ね合わせるための画像サイズの調整を行い、画像サイズの調整に応じて拡大又は縮小させた分布図を透過色で表現し、対象物の画像201上の測定点と分布図上の測定点とを重ね合わせて表示装置50に表示させる。
測定値取得手段13は、複数の計測器によってそれぞれ測定された異なる物理量の測定値を取得してもよい。この場合、分布図作成手段15は、複数の計測器によってそれぞれ測定された測定値に基づいて、それぞれの分布図を作成する。分布図表示手段18は、分布図作成手段15によって作成されたそれぞれの分布図を重ね合わせて表示装置50に表示させる。具体的には、測定値取得手段13は、複数の計測器(例えば、音圧、温度等の計測器)によってそれぞれ測定された異なる物理量(例えば、音圧、温度等)の測定値を取得し、物理量ごとの測定テーブル31(例えば、音圧の測定テーブル31、温度の測定テーブル31等)に記憶させる。そして、分布図作成手段15は、記憶されたそれぞれの測定テーブル31(例えば、音圧の測定テーブル31、温度の測定テーブル31等)に基づいて、それぞれの分布図(例えば、音圧の分布図、温度の分布図等)を補間計算により作成する。分布図表示手段18は、分布図作成手段15によって作成されたそれぞれの分布図(例えば、音圧の分布図、温度の分布図等)を、対象物の画像201上の測定点と分布図上の測定点との対応に基づいて重ね合わせて表示装置50に表示させる。
図2は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における測定テーブル31の例を示す図である。図2に示すように、測定テーブル31は、測定点識別情報に、測定点の対象物上の位置情報(X座標値及びY座標値)と、測定値(計測器によって測定された測定値)とを対応付けて記憶する。測定テーブル31は、物理量ごとに、例えば、音圧の測定テーブル31や、温度の測定テーブル31として設けられる。
図3は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における分布図表示処理のフローチャートである。分布図表示装置10は、コンピュータ及びその周辺装置を備えるハードウェア並びに該ハードウェアを制御するソフトウェアによって構成され、以下の処理は、制御部(例えば、CPU)が所定のソフトウェアに従い実行する処理である。
ステップS101において、CPU(対象物表示手段11、撮影画像受信手段21)は、対象物の画像201を表示装置50に表示させる。より具体的には、CPUは、対象物を撮影した撮影手段(例えば、デジタルカメラ装置)から、対象物の画像201を受信し、受信した対象物の画像201を表示装置50に表示させる。
ステップS102において、CPU(測定点受付手段12)は、測定点を受け付ける。より具体的には、CPUは、対象物の画像201上において測定点の位置を決定する操作を受け付け、受け付けた測定点の位置を対象物上の位置に換算し、測定点の位置として測定テーブル31に記憶させる。
ステップS103において、CPU(測定値取得手段13、測定値受信手段22)は、測定値を取得する。より具体的には、CPUは、画像201上の測定点に対応する対象物上の測定点における測定値であって計測器によって測定された測定値を受信し、受信した測定値の平均値を対象物上の測定点に対応付けて、測定テーブル31に記憶させる。
ステップS104において、CPU(位置修正手段14)は、測定点の位置の変更が要求(後述する図4の測定点修正505による操作)された場合、対象物の画像201上において測定点についての操作を受け付け、受け付けた操作により修正された画像201上の測定点の位置を、対象物上の位置に換算し、測定点の新たな位置として測定テーブル31に記憶させる。
ステップS105において、CPU(分布図作成手段15)は、分布図を作成する。より具体的には、CPUは、取得した3点以上の測定値に基づいて、物理量の分布を表わす分布図を作成する。
ステップS106において、CPU(推定箇所抽出手段16、測定箇所指示手段17)は、測定箇所を推定した場合、測定箇所を指示する。より具体的には、CPUは、分布図を作成するために測定値に基づいて測定箇所を推定した場合、推定した測定箇所を抽出し、抽出した新たな測定箇所を表示装置50に表示させることによって、分布図を作成するために新たに測定すべき箇所を指示する。
ステップS107おいて、CPU(分布図表示手段18)は、対象物の画像201と分布図とを重ね合わせて表示装置50に表示させる。より具体的には、CPUは、ステップS105において作成した分布図と対象物の画像201とを、表示させた対象物の画像201上の測定点と、作成した分布図上の測定点とを重ね合わせるための画像サイズの調整を行い、画像サイズの調整に応じて拡大又は縮小させた分布図を透過色で表現し、分布図上の測定点と対象物の画像201上の測定点とを重ね合わせて表示装置50に表示させる。
ステップS108において、CPU(分布図表示手段18)は、終了か否かを判断する。すなわち、CPUは、受け付けた操作が終了を示す操作か否かを判断する。この判断がYESの場合、CPUは、処理を終了し、この判断がNOの場合、CPUは、処理をステップS102に移す。
図4は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10において測定点を受け付ける例を示す図である。図4の例は、デジタルカメラ装置(図示せず)を内蔵した分布図表示装置10が、デジタルカメラ装置によって撮影した対象物の画像201を、表示装置50(例えば、タッチディスプレイ装置)に表示している例である。さらに、図4の例は、分布図表示装置10が、対象物の画像201上において、測定点の位置を受け付け、受け付けた測定点211,212,213を表示装置50(例えば、タッチディスプレイ装置)に表示している例である。
分布図表示装置10は、図4のように、例えば、操作欄500に表示されている操作ボタンのうち測定点決定501のタッチ操作を受け付けて、画像201上でポイントされた測定点の位置を決定し、測定値入力502のタッチ操作を受け付けて、受信している測定値を取り込み、分布図表示503のタッチ操作を受け付けて、分布図を作成して表示し、分布図選択504のタッチ操作を受け付けて、分布図の種別(格子表現や等高線表現等、二次元又は三次元等)を選択する。さらに、分布図表示装置10は、操作欄500に表示されている操作ボタンのうち測定点修正505のタッチ操作を受け付けて、画像201上の測定点の位置を、指定された位置(例えば、タッチ操作によって指定された位置)に修正する。
図5は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10において対象物の画像201と分布図311とを重ね合わせた表示の例を示す図である。図5の例は、図4の例に続いて、分布図表示装置10が、分布図選択504によって分布図311を選択した後(例えば、分布図種別の中から格子表現の分布図311を選択した後)、分布図表示503のタッチ操作によって、測定点211,212,213の測定値に基づいて補間計算により格子表現の分布図311を作成し、表示した対象物の画像201上の測定点と、作成した格子表現の分布図311における対象物上の測定点とを重ね合わせて表示した例である。
また、図5の例は、格子表現の分布図311の作成において、分布図表示装置10が、測定点の測定値に基づいて測定値を推定した箇所を、測定すべき箇所221として表示している例である。分布図表示装置10は、測定点決定501のタッチ操作により測定すべき箇所221を測定点とし、測定値入力502のタッチ操作により測定値を取り込むと、分布図表示503のタッチ操作により新たな分布図311を作成し、作成した分布図311を対象物の画像201上に重ね合わせて表示する。
さらに、分布図表示装置10は、例えば図5において、特定の測定点が指定されることにより、特定の測定点(例えば、測定点211)の測定値を一定時間(例えば、5秒)ごとに受信し、受信した測定値の例えば平均値に基づいて、対象物の画像201上に重ね合わせて表示した格子表現の分布図311を自動的(例えば、5秒ごと)に更新して表示するとしてもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における分布図の例を示す図である。
図6(1)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が0の測定点101と、測定値が50の測定点102と、測定値が100の測定点103とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図6(2)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が0の測定点101と、測定値が50の測定点102と、測定値が100の測定点103と、測定値が100の測定点104とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図6(3)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が0の測定点101と、測定値が50の測定点102と、測定値が100の測定点103と、測定値が50の測定点104とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図6(4)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が0の測定点101と、測定値が50の測定点102と、測定値が100の測定点103と、測定値が0の測定点104とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図7は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における分布図の別の例を示す図である。
図7(1)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が100の測定点101,102,103,104と、測定値が0の測定点105とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図7(2)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が0の測定点101,103と、測定値が50の測定点102,104と、測定値が25の測定点105とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図7(3)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値が0の測定点101と、測定値が50の測定点102,104と、測定値が100の測定点103と、測定値が25の測定点105とに基づいて補間計算により作成した、物理量の分布を表わす分布図の例である。
図8は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10において物理量の分布を格子で表現した分布図311と、対象物の画像201とを重ね合わせた例を示す図である。
図8(1)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図311であって格子で表現した分布図311の例である。
図8(2)は、分布図表示装置10が、対象物の画像201上の測定点と、分布図上の測定点との対応に基づいて、対象物の画像201と、対象物上の測定点における測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図311であって格子で表現した分布図311とを、重ね合わせた例である。
図9は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10において物理量の分布を等高線で表現した分布図321と、対象物の画像201とを重ね合わせた例を示す図である。
図9(1)は、物理量(例えば、音圧、振動レベル、温度、歪等)の測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図321であって等高線で表現した分布図321の例である。
図9(2)は、分布図表示装置10が、対象物の画像201上の測定点と、分布図上の測定点との対応に基づいて、対象物の画像201と、対象物上の測定点における測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図321であって等高線で表現した分布図321とを、重ね合わせた例である。
図10は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10において一つの物理量の分布図331と、別の物理量の分布図332とを重ね合わせた例を示す図である。図10の例は、分布図表示装置10が、一つの物理量(例えば、音圧等)の分布図331であって実線の等高線3311によって表現した分布図331と、一つの物理量とは別の物理量(例えば、温度等)の分布図332であって破線の等高線3321によって表現した分布図332とを、重ね合わせた例である。
等高線3311,3321の表現は、測定値に応じて等高線3311,3321の色を変えた表現であってもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における対象物の画像201と、立体形式の格子で表現した分布図401とを重ね合わせた例を示す図である。図11の例は、分布図表示装置10が、対象物の画像201上の測定点と、分布図上の測定点との対応に基づいて、対象物の画像201と、対象物上の測定点における測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図401であって格子及び測定値に応じたZ軸方向の高さによって表現した立体形式の分布図401とを、重ね合わせた例である。
図12は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における対象物の画像201と、立体形式の等高線で表現した分布図411とを重ね合わせた例を示す図である。図12の例は、分布図表示装置10が、対象物の画像201上の測定点と、分布図上の測定点との対応に基づいて、対象物の画像201と、対象物上の測定点における測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図411であって等高線及び測定値に応じたZ軸方向の高さによって表現した立体形式の分布図411とを、重ね合わせた例である。
図13は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10における対象物の画像201と、立体形式の棒グラフで表現した分布図421とを重ね合わせた例を示す図である。図13の例は、分布図表示装置10が、対象物の画像201上の測定点と、分布図上の測定点との対応に基づいて、対象物の画像201と、対象物上の測定点における測定値に応じた色(透過色)の塗りつぶしによる分布図421であって棒グラフ及び測定値に応じたZ軸方向の高さによって表現した立体形式の分布図421とを、重ね合わせた例である。
<ハンマリング試験による分布図>
次に、振動解析試験の一つであるハンマリング試験による分布図の表示について、図14を参照して説明する。図14は、本発明の一実施形態に係る分布図表示装置10において対象物の画像201と、ハンマリング試験により測定した振動の分布図341とを重ね合わせた例を示す図である。
分布図表示装置10において、ハンマリング試験による分布図の表示は、次のように行われる。
(a)測定者は、対象物における任意の打撃点210を1点決める。
(b)測定者は、対象物における測定点211にセンサを取りつけ、表示装置50において、打撃点210及び測定点211の位置の指定を行う。
(c)測定者は、打撃点210をインパクトハンマーで打撃し、分布図表示装置10は、インパクトハンマーからの信号と、測定点211に取り付けられたセンサからの信号とを測定結果として取得する。
(d)測定者は、測定点212にセンサを取りつけ、表示装置50において、測定点212の位置の指定を行う。
(e)測定者は、打撃点210をインパクトハンマーで打撃し、分布図表示装置10は、インパクトハンマーからの信号と、測定点212に取り付けられたセンサからの信号とを測定結果として取得する。
(f)(d)及び(e)の作業を測定点213、測定点214において繰り返す。
(g)分布図表示装置10は、(b)から(f)迄で得られた結果を、インパクトハンマーからの信号の立上がりを基準として時間同期させ、分布図の表示を行う。
具体的には、分布図表示装置10は、次のように分布図を表示する。
対象物表示手段11は、対象物の画像201を表示装置50に表示させる。
測定点受付手段12は、対象物表示手段11によって表示された対象物の画像201上において、打撃点210と、測定点211との位置を受け付ける。
測定値取得手段13は、ハンマ信号受信手段(図示せず)をさらに備え、インパクトハンマーによって打撃された打撃点信号(例えば、振動レベル)をインパクトハンマーに設置されたセンサから受信し、打撃によって伝達された測定点信号(例えば、振動レベル)を測定点に設置されたセンサから受信する。
例えば、測定値取得手段13は、受信した打撃点信号が打撃閾値以上になった時刻を基準に所定時間、打撃点信号を取得すると共に、同時刻の測定点信号を取得する。次に、測定値取得手段13は、それぞれの取得信号に対して所定のFFT解析を行う。次に、測定値取得手段13は、得られた測定点信号の周波数強度の数列と位相の数列を、対応する打撃信号の周波数強度の数列と位相の数列で正規化し、計測結果として正規化した周波数強度の数列と位相の数列を記憶部に記憶させる。
測定点受付手段12は、対象物表示手段11によって表示された対象物の画像201上において、次の測定点212の位置を受け付ける。測定値取得手段13は、上述のように、受け付けられた測定点212における測定結果を取得し、取得した測定結果を記憶部に記憶させる。同様に、測定点受付手段12は、次の測定点の位置を受け付け、測定値取得手段13は、次の測定点について取得した測定結果を記憶部に記憶させる。このような、測定点受付手段12による受け付けと、測定値取得手段13による測定結果の取得とが、繰り返される。
分布図作成手段15は、測定値取得手段13によって取得された複数の測定結果に基づいて、指定の周波数の正規化された強度や位相の分布を表わす分布図341を作成する。分布図341は、例えば、打撃点210を中心とする同心円としてもよい。同心円の分布図341とした場合、測定点は、1点以上であればよい。また、分布図作成手段15は、測定結果の差が所定の範囲内である測定点同士を、測定点信号の大きさが同一の測定点とする分布図を作成してもよい。
分布図表示手段18は、分布図作成手段15によって作成された分布図341と対象物の画像201とを、対象物の画像201上の測定点と分布図上の測定点との対応に基づいて重ね合わせて表示装置50に表示させる。
本実施形態によれば、分布図表示装置10は、表示装置50に表示された対象物の画像201上において、物理量を測定するための測定点の位置を受け付け、受け付けた画像201上の測定点に対応する対象物上の測定点において物理量が測定され、測定された測定値に基づいて、物理量の分布を表わす分布図を補間計算により作成し、作成した分布図と対象物の画像201とを、対象物の画像201上の測定点と分布図上の測定点との対応に基づいて重ね合わせて表示装置50に表示する。
さらに、分布図表示装置10は、対象物を撮影した撮影手段から、対象物の画像201を受信し、受信した対象物の画像201を表示し、計測器によって測定された測定値を、計測器から受信し、受信した測定値に基づいて分布図を補間計算により作成し、分布図と対象物の画像201とを重ね合わせて表示装置50に表示する。さらに、分布図表示装置10は、対象物の画像201上の測定点の位置を修正する。さらに、分布図表示装置10は、複数の計測器によってそれぞれ測定された異なる物理量の測定値を取得し、複数の計測器によってそれぞれ測定された測定値に基づいて、それぞれの分布図を補間計算により作成し、作成したそれぞれの分布図と対象物の画像201とを重ね合わせて表示装置50に表示する。さらに、分布図表示装置10は、ハンマリング試験によって測定された測定値の分布図と対象物の画像201とを重ね合わせて表示装置50に表示する。
したがって、分布図表示装置10は、対象物における物理量(例えば、音圧や温度等)の分布を、的確に、かつ、対象物の形状に沿って直感的に表示することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
10 分布図表示装置
11 対象物表示手段
12 測定点受付手段
13 測定値取得手段
14 位置修正手段
15 分布図作成手段
16 推定箇所抽出手段
17 測定箇所指示手段
18 分布図表示手段
21 撮影画像受信手段
22 測定値受信手段
31 測定テーブル
50 表示装置

Claims (4)

  1. 対象物の各部分において測定した物理量の分布を表示する分布図表示装置であって、
    前記対象物の画像を表示装置に表示させる対象物表示手段と、
    前記対象物表示手段によって表示された前記対象物の画像上において、前記物理量を測定するための測定点の位置を受け付ける測定点受付手段と、
    前記測定点受付手段によって受け付けられた前記画像上の測定点に対応する前記対象物上の測定点における測定値であって前記物理量を測定する計測器によって測定された前記測定値を取得する測定値取得手段と、
    前記測定値取得手段によって取得された複数の前記測定値に基づいて、前記物理量の分布を表わす分布図を作成する分布図作成手段と、
    前記分布図作成手段によって作成された前記分布図と前記対象物の画像とを、前記対象物の画像上の測定点と前記分布図上の測定点との対応に基づいて、重ね合わせて前記表示装置に表示させる分布図表示手段と、
    前記分布図の作成において、前記分布図作成手段が前記分布図を作成するために、前記測定値に基づいて推定した箇所を抽出する推定箇所抽出手段と、
    前記推定箇所抽出手段によって抽出された前記箇所を測定すべき箇所として前記表示装置に表示させて、前記表示装置に表示された操作ボタンのタッチ操作を受けつけることにより、前記分布図を作成するために新たに測定すべき箇所を指示する測定箇所指示手段と
    前記画像上の測定点の位置を修正する位置修正手段と、
    を備える分布図表示装置。
  2. 前記対象物を撮影した撮影手段から、前記対象物の画像を受信する撮影画像受信手段と、
    前記計測器によって測定された前記測定値を、前記計測器から受信する測定値受信手段と、をさらに備え、
    前記対象物表示手段は、前記撮影画像受信手段によって受信された前記対象物の画像を前記表示装置に表示させ、
    前記測定値取得手段は、前記測定値受信手段によって受信された前記測定値を取得する、請求項1に記載の分布図表示装置。
  3. 前記測定値取得手段は、複数の計測器によってそれぞれ測定された異なる物理量の前記測定値を取得し、
    前記分布図作成手段は、前記複数の計測器によってそれぞれ測定された前記測定値に基づいて、それぞれの分布図を作成し、
    前記分布図表示手段は、前記分布図作成手段によって作成されたそれぞれの分布図を重ね合わせて前記表示装置に表示させる、請求項1又は請求項2に記載の分布図表示装置。
  4. 請求項1に記載の分布図表示装置が実行する方法であって、
    前記対象物の画像を表示装置に表示させる対象物表示ステップと、
    前記対象物表示ステップによって表示された前記対象物の画像上において、前記物理量を測定するための測定点の位置を受け付ける測定点受付ステップと、
    前記測定点受付ステップによって受け付けられた前記画像上の測定点に対応する前記対象物上の測定点における測定値であって前記物理量を測定する計測器によって測定された前記測定値を取得する測定値取得ステップと、
    前記測定値取得ステップによって取得された複数の前記測定値に基づいて、前記物理量の分布を表わす分布図を作成する分布図作成ステップと、
    前記分布図作成ステップによって作成された前記分布図と前記対象物の画像とを、前記対象物の画像上の測定点と前記分布図上の測定点との対応に基づいて、重ね合わせて前記表示装置に表示させる分布図表示ステップと、
    前記分布図作成ステップにおいて、前記分布図を作成するために、前記測定値に基づいて推定した箇所を抽出する推定箇所抽出ステップと、
    前記推定箇所抽出ステップによって抽出された前記箇所を測定すべき箇所として前記表示装置に表示させて、前記表示装置に表示された操作ボタンのタッチ操作を受けつけることにより、前記分布図を作成するために新たに測定すべき箇所を指示する測定箇所指示ステップと
    前記画像上の測定点の位置を修正する位置修正ステップと、
    を備える方法。
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