JP6168169B2 - 無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法に関する。
従来、基地局と移動局との間の通信品質を向上するため、基地局の形成するセル内に複数のアンテナが配置された無線通信システムが提案されている。例えば、LTE(Long Term Evolution)では、同一セル内の異なる位置にアンテナを複数配置する方法と、各アンテナが個別のセルを形成する方法とがある。前者の方法が適用された無線通信システムでは、セルを形成する基地局のアンテナと、複数のアンテナとが、1つのセル内に併存することとなるが、ハンドオーバ処理のオーバヘッドは減少する。前者のように、同一セル内に複数のアンテナが存在する場合、基地局は、各アンテナに対して、異なるシーケンス番号のCSI−RS(Channel State Information−Reference Signal)を割り当てることにより、移動局から、適切なCSI値の報告を受けることができる。
3GPP TS36.211 V10.2.0(2011-06) 3GPP TR36.814 V9.0.0(2010-03)
しかしながら、CSI−RSには、割当て可能な物理リソースを決定するためのポート数に制限(例えば、1セル当たり8ポート)がある。特に、セル内に多数のアンテナが配置された無線通信システムでは、アンテナに割り当てるポート数が不足する可能性が高い。かかる懸念を解消するため、物理リソース(1セル当たりのポート数)を増加させるという方法もあるが、この方法では、信号送信に必要な制御チャネル領域が増大し、その分、下り方向のデータ割当て領域が減少してしまう。その結果、基地局が移動局に送信可能なデータの容量が減少し、無線通信システムのスループットが低下することとなる。セル内のアンテナ数を増加させると、1アンテナ当たりの移動局数が減少することから、移動局に割り当て可能なリソースは増加し、システム全体のスループットが向上する。したがって、CSI−RSのポート数の制限が、スループットの向上を阻害する要因となっていた。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、スループットを向上することのできる無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する無線通信システムは、一つの態様において、基地局と、該基地局と通信する移動局とを有する。前記基地局は、選択部と第1の送信部とを有する。前記選択部は、前記移動局が受信品質の測定に用いる信号の送信に用いられるリソースに対応する複数のデータ系列の中から、前記移動局の位置に応じたデータ系列を識別するための識別情報を選択する。前記第1の送信部は、前記移動局に対し、前記識別情報を送信する。前記移動局は、受信部と測定部と第2の送信部とを有する。前記受信部は、前記第1の送信部により送信された前記識別情報を受信する。前記測定部は、前記識別情報により識別される前記データ系列の信号を用いて、前記受信品質を測定する。前記第2の送信部は、前記基地局に対し、前記測定部により測定された前記受信品質を示す情報を送信する。
本願の開示する無線通信システムの一つの態様によれば、スループットを向上することができるという効果を奏する。
図1は、無線通信システムにおけるセル及びRRHの配置を示す図である。 図2は、基地局の機能的構成を示す図である。 図3は、CSI−RSシーケンステーブル内のデータ格納例を示す図である。 図4は、移動局の機能的構成を示す図である。 図5は、基地局のハードウェア構成を示す図である。 図6は、移動局のハードウェア構成を示す図である。 図7は、無線通信システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 図8は、各RRHのカバーエリアと、各CSI−RSシーケンス番号により特定された8つのRRHのカバーエリアとの位置関係を示す図である。 図9は、基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、移動局の動作を説明するためのフローチャートである。
以下に、本願の開示する無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する無線通信システム、基地局、移動局、及び無線通信方法が限定されるものではない。
図1は、無線通信システム1におけるセルC1〜C3及びRRH40a〜40lの配置を示す図である。図1に示すように、無線通信システム1では、複数の基地局10、20、30が、複数のセルC1、C2、C3を形成している。各セルC1、C2、C3内には、アンテナ(ポイント)を有する複数のRRH(Remote Radio Head)40a〜40lが配設されている。RRH40a〜40lは、アンテナ及びRF(Radio Frequency)部とベースバンド処理部等の制御部とがそれぞれ別の位置に配置される。アンテナ及びRF(Radio Frequency)部は、基地局のセルC1、C2、C3の端部にそれぞれ配置され、制御部は、基地局10、20、30と略同一の位置にそれぞれ配置される。各RRH40a〜40lの制御部は、在圏するセルC1、C2、C3を形成する基地局10、20、30と有線接続または一体化されており、各基地局10、20、30との間で協調スケジューリングが可能である。また、本実施例では、移動局50は、基地局10配下のRRH40aに在圏するものとする。
ここで、図1においては、各セルC1、C2、C3に配設されるRRHの数は、4つとして例示しているが、1セル当たりのRRHの数は任意であり、例えば10以上であってもよい。特に、本実施例では、説明の便宜上、同一セルC1内に、9以上(後述の図8では16個)のカバーエリアを各RRHが形成する場合を想定する。また、RRHの設置される位置についても、セル端近傍に限らず、任意である。但し、仕様化の行われたLTEのリリース10においては、各基地局10、20、30に複数のRRHが設置されているものの、無線通信システム1は、最大で8つのRRH分のリソース(時間及び周波数)しか有さない。このため、CSI−RSのポート(CSI測定用のRSに割り当てられる物理リソース)数も1セル当たり8ポートに制限され、その結果、移動局50が一度に測定可能なCSIの数も“8”となる。
図2は、基地局10の機能的構成を示す図である。図2に示すように、基地局10は、CSI受信部11と、スケジューラ部12と、シーケンステーブル格納部121と、制御信号送信部13と、データ送信部14とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
CSI受信部11は、CSI−RSシーケンス番号(configuration)の初期値“0”を基に移動局50にて測定された、各RRHのCSIの値を受信する。CSI受信部11は、最新のCSI−RS系列に基づいて測定されたCSIの値を移動局50から受信する。スケジューラ部12は、CSI受信部11から入力されたCSI値から移動局50の位置を推定し、当該位置に相応しいCSI−RSシーケンス番号を、次回のCSI−RSシーケンス番号として選択する。
シーケンステーブル格納部121には、CSI−RSシーケンステーブル121aが格納されている。図3は、CSI−RSシーケンステーブル121a内のデータ格納例を示す図である。LTEリリース10の仕様では、CSI−RSには、ポート番号15〜22の8つのポートが割り当てられているため、図3においても、ポート番号として“15”〜“22”が設定されている。CSI−RSシーケンス番号(configuration)は、移動局50がCSIの測定に使用すべき8つのポートで用いられるCSI−RS系列を決定するための識別情報である。図3に示すように、CSI−RSシーケンステーブル121aには、8つのポート番号“15”〜“22”に対応するCSI−RS系列のパラメータiが、CSI−RSシーケンス番号毎に、格納されている。これにより、CSI−RSシーケンス番号の決定に伴い、上記パラメータiを介して、各ポートのCSI−RS系列が定まるようなっている。
ここで、CSI−RSシーケンステーブル121aにおいて、初期値“0”のCSI−RSシーケンス番号により指定される、ポート番号とパラメータiとの組合せは、セルC1内において偏りなく点在するRRHと対応することが好ましい。このため、図3では、CSI−RSシーケンス番号“0”に対応する8つのRRHがセル内で均一の密度となるように、パラメータiとして、例えば、“0”〜“3”の値が2ポート分ずつ均等に設定されている。基地局10は、このようなCSI−RS系列パラメータiの値を初期値として設定することで、移動局50がセルC1内の何れの位置に存在する場合でも、報告されたCSI値を基に、移動局50の凡その現在位置を推定することができる。
制御信号送信部13は、CSI−RSシーケンス番号の初期値として“0”を移動局50に送信する。制御信号送信部13は、DPCCHを介して、スケジューラ部12から入力されたCSI−RSシーケンス番号を、移動局50宛に送信する。データ送信部14は、複数のCSI−RSパラメータiがポート毎に設定されたCSI−RSシーケンステーブル121aを移動局50に送信する。
以上、基地局10の機能的構成を説明したが、他の基地局20、30の機能的構成は、基地局10と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
図4は、移動局50の機能的構成を示す図である。図4に示すように、移動局50は、CSI−RS受信部51と、制御信号受信部52と、データ受信部53と、シーケンステーブル格納部54と、CSI−RS系列生成部55と、算定式格納部551と、CSI−RS復調部56と、CSI測定部57と、CSI送信部58とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
CSI−RS受信部51は、RRH40a〜40dを始めとする各RRHから送信されるCSI−RSを受信する。制御信号受信部52は、DPCCHを介して、基地局10から送信されたCSI−RSシーケンス番号を受信する。データ受信部53は、複数のCSI−RSパラメータiがポート毎に設定されたCSI−RSシーケンステーブル121aを、基地局10から受信する。シーケンステーブル格納部54には、データ受信部53から入力されたCSI−RSシーケンステーブル121a(図3参照)が更新可能に格納される。CSI−RS系列生成部55は、制御信号受信部52から入力されたCSI−RSシーケンス番号を基に、CSI−RSシーケンステーブル121aを参照することで、ポート毎に異なる8種類のCSI−RSの系列を決定する。算定式格納部551には、CSI−RS系列生成部55がCSI−RSの系列を生成及び決定する際に適用される数式(後述の算定式(1))が格納されている。CSI−RS復調部56は、CSI−RS系列生成部55から入力されたCSI−RS系列を用いて、各RRHから送信されるCSI−RSを個別に復調する。CSI測定部57は、CSI−RS復調部56から入力されたCSI−RSを参照信号として、各ポートのCSIを個別に算出する。CSI送信部58は、CSI測定部57から入力された各ポートのCSI値の内、少なくとも1つを基地局10宛に送信する。
CSIは、移動局50が、基地局10からRRHを介して所定周期で送信されるCSI−RS(Reference Signal)を基に測定する。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、RI(Rank Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)を含む。例えば、LTEのCoMP(Coordinated Multi Point transmission/reception)では、複数のアンテナポートが定義されており、CSI−RSは、基地局10の各アンテナポートから送信される。また、無線通信システム1は、RRH40a〜40d(図1参照)の各々に対して、アンテナポートを割り当てることもできる。この場合、移動局は、各アンテナポートから送信される信号の品質を測定し、該測定結果をCSIとして基地局10に送信する。これにより、基地局10は、各移動局が、RRH40a〜40dの内、何れのRRH付近に位置するかを推定することができる。
図5は、基地局10のハードウェア構成を示す図である。図5に示すように、基地局10は、ハードウェアの構成要素として、DSP(Digital Signal Processor)10aと、FPGA(Field Programmable Gate Array)10bと、メモリ10cと、RF(Radio Frequency)回路10dと、ネットワークIF(Inter Face)10eとを有する。DSP10aと、FPGA10bとは、スイッチ等のネットワークIF10eを介して各種信号やデータの入出力が可能なように接続されている。RF回路10dは、アンテナA1を有する。メモリ10cは、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリにより構成される。スケジューラ部12は、例えばDSP10a、FPGA10b等の集積回路により実現される。CSI受信部11、制御信号送信部13、及びデータ送信部14は、RF回路10dにより実現される。シーケンステーブル格納部121は、メモリ10cにより実現される。以上、基地局10のハードウェア構成を説明したが、他の基地局20、30のハードウェア構成は、基地局10と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
また、上述した移動局50は、物理的には、例えば携帯電話によって実現される。図6は、移動局50のハードウェア構成を示す図である。図6に示すように、移動局50は、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)50aと、メモリ50bと、アンテナA2を有するRF回路50cと、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置50dとを有する。メモリ50bは、例えば、SDRAM等のRAM、ROM、フラッシュメモリにより構成される。CSI−RS受信部51、制御信号受信部52、データ受信部53、CSI−RS復調部56、及びCSI送信部58は、RF回路50cにより実現される。また、CSI−RS系列生成部55、及びCSI測定部57は、例えばCPU50a等の集積回路により実現される。シーケンステーブル格納部54、及び算定式格納部551は、メモリ50bにより実現される。
次に、本実施例における無線通信システム1の動作を説明する。説明の前提として、CSIは、下り方向のデータチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)の設定(configure)と同時に設定された後、下り方向の受信品質として、上り方向のチャネルに乗せて基地局に通知される。CSI−RSは、上記CSIを決定するための下り方向の既知信号(パイロット信号)であり、移動局は、このCSI−RSの受信品質を測定してCSIを求め、基地局に報告する。上述したように、CSI−RSには、セル当たり8つのポートが定義されており、移動局は、同時に8つ迄のCSI−RSを測定することができる。この8つのポートは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)において、別の周波数リソース及び時間リソースを用いることで、識別される。また、異なるセル間においてCSI−RSを区別可能とするため、CSI−RSには、擬似乱数のシーケンスが掛けられている。具体的なCSI−RSシーケンスは、3GPP(TS36.211 6.10.5章参照)に記載されているため、その詳細な説明は省略するが、CSI−RSシーケンスは、OFDMシンボル番号l、スロット番号n、及び、サブキャリア番号mにより定義される。CSI−RSシーケンスは、サブフレーム周期を有し、サブキャリア方向にGold符号c(n)の系列を採る。
以下の動作説明では、移動局50が、基地局10の形成するセルC1に在圏し、無線チャネルを介して、基地局10との間で通信を行っている場合を想定する。図7は、無線通信システム1の動作を説明するためのシーケンス図である。
S1では、基地局10は、移動局50に向けて、CSI−RSシーケンステーブル121a及びCSI−RSシーケンス番号の初期値である“0”を送信する。移動局50は、受信されたCSI−RSシーケンステーブル121aを保持すると共に、CSI−RS系列生成部55により、初期値“0”のCSI−RSシーケンス番号に対応するパラメータiを取得する。CSI−RSシーケンス番号“0”のパラメータiとしては、ポート番号に応じて、ポート15、16では“i=0”、ポート17、18では“i=1”、ポート19、20では“i=2”、ポート21、22では“i=3”の使用が指定されている(図3参照)。従来のCSI−RSシーケンスは、仕様上、異なるセル間では異なる系列となるものの、同一セル内では同一の系列となっていたが、CSI−RS系列生成部55は、下記算定式(1)に上記iを代入することにより、各ポート毎に異なるCSI−RS系列を生成することができる。
Figure 0006168169
ここで、cinit’は、上記Gold符号の初期値である。また、n、l、NIDはそれぞれ、TS36.211 6.10.5章により定義されたスロット番号、OFDMシンボル番号、セルIDである。NCPは、CP(Cyclic Prefix)の識別番号であり、通常CPの場合には“NCP=1”となり、拡張CPの場合には“NCP=0”となる。つまり、cinit’の値は、CP長により異なる設定となっている。
上述のように、本実施例のc(n)では、上記算定式(1)において、新たなパラメータであるiが初期値に導入されている。したがって、基地局10及び移動局50が、cinit’のパラメータiを適宜変更することで、cinitの値は拡張され、別の初期値が指定される。これに伴い、系列全体としても、別のCSI−RSシーケンスの生成が可能となる。
なお、図3では、同一のCSI−RSシーケンス番号につき、異なるポート間で同一のパラメータiが設定されている(例えば、CSI−RSシーケンス番号“2”の16ポート、17ポートのパラメータiは、共に「1」)。しかしながら、セル中に存在する各RRHには、ポートとパラメータiとの組合せが対応付けられることから、CSI−RSシーケンスは、ポート番号とパラメータiとの組合せに基づいて決定される。したがって、同一セル内においては、全てのポート間で異なるCSI−RSシーケンス、換言すればポート固有のCSI−RSシーケンスの生成が可能となる。
S2では、移動局50から基地局10に対して、パラメータiとして初期値が代入された系列のCSI−RSを用いたCSI値が報告される。このとき報告されるCSIの値は、必ずしも、8つのRRH全てから送信されるCSI−RSを用いたCSI値である必要はなく、基地局10による有効な位置推定が可能な範囲内で、絞り込んでもよい。例えば、移動局50は、測定した8つのCSI値の内、値の大きい方から少なくとも1つ(例えば、3つ)のCSI値を報告するものとしてもよい。これにより、CSI値の送信に使用されるリソースを節減することができる。
S3では、基地局10は、スケジューラ部12により、S2で報告されたCSI値を基に、移動局50の現在位置を推定する。例えば、基地局10は、報告されたCSI値が最大値をとるRRHの位置を移動局50の位置と推定する。また、基地局10は、移動局50における受信品質が最も高いRRHが、8つのRRHのカバーエリアの中央付近にくるように、カバーエリアを特定するためのCSI−RSシーケンス番号を選択する。換言すれば、基地局10は、推定された移動局50の位置が、8つのRRHのカバーエリアの中央付近にくるように、CSI−RSシーケンス番号を選択する。
図8は、各RRHのカバーエリアと、各CSI−RSシーケンス番号により特定された8つのRRHのカバーエリアとの位置関係を示す図である。図8において、例えば、移動局50がエリアP21−0に位置するとS3で推定された場合、エリアP21−0をエリア中央とするカバーエリアは、一点鎖線で示すカバーエリアE3である。したがって、カバーエリアE3を特定するためのCSI−RSシーケンス番号“3”(図3参照)が選択される。同様に、例えば、移動局50がエリアP16−0に位置するとS3で推定された場合、エリアP16−0をエリア中央とするカバーエリアは、破線で示すカバーエリアE2であるので、CSI−RSシーケンス番号として、カバーエリアE2を識別する“2”(図3参照)が選択される。
以降のS4及びS5では、基地局10は、更に正確な移動局50の位置推定、PDSCHによる送信に使用すべきアンテナの選択、あるいは、プレコーディングのためのCSIの取得を行うために、CSI−RSシーケンス番号(configuration)を初期値から更新していく。S4及びS5の各処理は、上述したS1及びS2の各処理と略同様の処理であるので、詳細な説明は省略するが、S4では、S3において基地局10により選択されたCSI−RSシーケンス番号が、移動局50に通知される。そして、S5では、更新後の新しいCSI−RSシーケンス番号に基づくパラメータiのCSI−RS系列を用いて測定されたCSIの値が、基地局10に報告される。
ここで、図8において、エリアP16−0をカバーエリアとするRRH付近に移動局50が存在すると推定された場合を想定する。移動局50は、他のRRHや基地局からの干渉あるいは遮蔽物の影響が極力排除された正確なCSI値を報告する観点から、破線で示すカバーエリアE2に属するRRHに対するCSIの値を報告することが好ましい。そこで、基地局10は、カバーエリアE2に対応するCSI−RSシーケンス番号“2”を、移動局50に通知する。これにより、基地局10は、移動局50がCSI測定に使用するパラメータとして、CSI−RSシーケンス番号“2”に属するパラメータiを指定する。その結果、基地局10は、移動局50から、より正確なCSI値の報告を受けることが可能となる。
その後、移動局50が移動し、例えば、基地局10が、エリアP19−0を形成するRRHからの受信品質(CSI)が最良であるとの報告を移動局50から受けたとする。この場合、基地局10が、より正確な(高い)CSI値の報告を受けるためには、エリアP19−0を中心とするカバーエリアE1に属する8つのRRHからの受信品質の報告を受けることが望ましい。この報告は、基地局10がCSI−RSシーケンス番号“1”を移動局50に通知することにより可能となる。同様に、基地局10が、エリアP21−0を形成するRRHからの受信品質が最良であるとの報告を受けた場合には、基地局10は、CSI−RSシーケンス番号“3”を移動局50に通知する。これにより、基地局10は、移動局50の位置によらず、その位置に相応しいCSI−RSシーケンス(configuration)を設定することができる。したがって、基地局10は、8つのポート数を最大限に活用することができるため、ポート数を増加させることなく、移動局50の位置に応じた正確なCSI値を取得することができる。
なお、S1及びS4におけるCSI−RSシーケンス番号の通知(configurationの設定)は、CSIというレイヤ1の情報の変更を伴うことから、DPCCH(Dedicated Physical Control CHannel)あるいはCoMP用に拡張されるE−DPCCH(Enhanced−Dedicated Physical Control CHannel)を用いることが望ましい。これにより、遅延の発生が減少する。しかしながら、上記通知には、MAC(Media Access Control)エレメントに挿入する方法、あるいは、上位レイヤのRRC(Radio Resource Control)メッセージにより通知する方法を用いてもよい。これらの方法を採る場合、PDSCHによる送信となるため、周波数利用効率が高くなる。
次に、図9、図10を参照しながら、基地局10、移動局50それぞれの動作を説明する。図9は、基地局10の動作を説明するためのフローチャートである。S11では、基地局10のデータ送信部14は、複数のCSI−RSパラメータiがポート毎に設定されたCSI−RSシーケンステーブル121aを移動局50に送信する。併せて、制御信号送信部13は、CSI−RSシーケンス番号の初期値として“0”を移動局50に送信する。S12では、CSI受信部11は、CSI−RSシーケンス番号の初期値を基に移動局50にて測定された、各RRHのCSIの値を受信する。S13では、スケジューラ部12は、S12で受信されたCSI値から移動局50の位置を推定し、当該位置に相応しいCSI−RSシーケンス番号を、次回の(変更後の)CSI−RSシーケンス番号として選択する。これにより、次回のCSI−RS系列のパラメータiの値が、ポート毎に設定される。S14では、制御信号送信部13は、DPCCHを介して、S13で選択されたCSI−RSシーケンス番号を、移動局50宛に送信する。S15では、CSI受信部11は、最新のCSI−RS系列に基づいて測定されたCSIの値を移動局50から受信する。基地局10は、S15の処理終了後、再びS13に戻り、S13以降の処理を繰り返し実行する。
図10は、移動局50の動作を説明するためのフローチャートである。S21では、移動局50のデータ受信部53は、複数のCSI−RSパラメータiがポート毎に設定されたCSI−RSシーケンステーブル121aを、基地局10から受信する。S22では、制御信号受信部52は、DPCCHを介して、基地局10から送信されたCSI−RSシーケンス番号を受信する。S23では、CSI−RS系列生成部55は、S22で受信されたCSI−RSシーケンス番号を基に、CSI−RSシーケンステーブル121aを参照することで、各ポート毎に異なる8種類のCSI−RSの系列を決定する。CSI−RSの系列は、CSI−RS系列生成部55が、CSI−RSシーケンス番号から特定されたパラメータiの値を、算定式格納部551に格納されている上記算定式(1)に代入することにより、生成及び決定される。S24では、CSI−RS復調部56は、S23で決定されたCSI−RS系列を用いて、各RRHから送信されるCSI−RSを個別に復調する。S25では、CSI測定部57は、S24で復調された、各RRHからのCSI−RSを参照信号として、各ポートのCSIを個別に測定する。S26では、CSI送信部58は、S25で算出された各ポートのCSI値の内、少なくとも1つを基地局10宛に送信する。移動局50は、S26の処理終了後、再びS22に戻り、CSI−RSシーケンス番号の受信を待機すると共に、S22以降の処理を繰り返し実行する。
移動局50が、基地局10により指定された8つのRRHのカバーエリア(例えば、カバーエリアE2)に在圏しない場合、移動局50のCSIは測定不能となる可能性がある。また、移動局50が、基地局10により指定された8つのRRHのカバーエリア(例えば、カバーエリアE2)に在圏するものの、当該エリアの端部に位置する場合には、移動局50のCSIは測定可能ではあるが、正確に測定されない可能性がある。そこで、上述したように、基地局10が、S13〜S15に示した一連の処理を継続して実行すると共に、移動局50が、S22〜S26に示した一連の処理を継続して実行する。これにより、基地局10は、最終的に、移動局50における受信品質が最も高いRRHが、8つのRRHのカバーエリアの中央付近に位置する迄、CSI−RSシーケンス番号の更新により、上記カバーエリアを変更していく制御を行う。更に、移動局50が移動した場合には、基地局10は、移動局50が、常時、8つのRRHのカバーエリアの中央付近に位置するように、CSI−RSシーケンス番号を更新することで、上記カバーエリアを移動局50の移動に追従させる制御を行う。その結果、8つのRRHのカバーエリアは、移動局50の位置に応じて、柔軟に変動する。
以上説明したように、無線通信システム1は、基地局10は、移動局50と通信する。基地局10は、スケジューラ部12と制御信号送信部13とを有する。スケジューラ部12は、移動局50が受信品質の測定に用いる信号(CSI−RS)の送信に用いられる物理リソース(ポート)に対応する複数のデータ系列(シーケンス)の中から、移動局50の位置に応じたデータ系列を識別するための識別情報(CSI−RSシーケンス番号)を選択する。制御信号送信部13は、上記移動局50に対し、上記識別情報を送信する。移動局50は、制御信号受信部52とCSI測定部57とCSI送信部58とを有する。制御信号受信部52は、制御信号送信部13により送信された上記識別情報を受信する。CSI測定部57は、上記識別情報により識別される上記データ系列の信号を用いて、上記受信品質(CSI)を測定する。CSI送信部58は、基地局10に対し、CSI測定部57により測定された上記受信品質を示す情報を送信する。
特に、上記識別情報は、移動局50に対する上記信号の送信に用いられるリソース(物理リソースとしてのポート)と上記データ系列を特定するためのパラメータiとの対応関係を示す情報である。これにより、移動局50は、CSI−RSシーケンス番号を基地局10から受信するだけで、ポート毎に異なる、CSI−RS系列のパラメータiを容易に認識することができる。
また、データ送信部14は、上記識別情報の送信前に、上記対応関係が上記識別情報毎に設定された情報(CSI−RSシーケンステーブル121a)を、移動局50に送信するものとしてもよい。これにより、基地局10のみならず、移動局50側においてもCSI−RSシーケンステーブル121aの参照が可能となる。したがって、移動局50は、基地局10からCSI−RSシーケンス番号を受信するだけで、各ポートのCSI−RSを復調する際に用いるべき、ポート毎のCSI−RS系列を特定することができる。その結果、移動局50は、セルC1内の現在位置に拘らず、異なる複数(本実施例では8種類)のCSI−RSを用いた複数のCSI測定が可能となる。
すなわち、基地局10は、複数のCSI−RS系列を設定しておき、これらの内、何れのCSI−RS系列を実際に使用すべきかを、CSI−RSシーケンス番号により、移動局50に通知する。移動局50は、通知されたCSI−RSシーケンス番号に基づき、各ポートにおいて何れのCSI−RS系列を用いるかを特定する。移動局50は、特定されたCSI−RS系列を用いて、周辺に位置する8つのRRHからのCSI−RSを測定し、当該測定結果をCSIとして、基地局10に報告する。換言すれば、基地局10は、CSI−RSの各ポートにおけるシーケンス番号を複数用意しておき、移動局50から報告されるCSIに基づき、移動局50が次回以降のCSI測定に使用すべきCSI−RS系列を逐次変更していく。これにより、9以上のRRH間におけるCSI−RSの再利用(流用)が可能となり、基地局10は、移動局50が一度に測定するCSIの数を一定の値(8つ)に保つことができる。したがって、移動局50は、一度に多数(9以上)のCSI測定を行わなくとも、基地局10が受信品質の検知に必要なRRHのCSIを、基地局10に報告することができる。
上述したように、無線通信システム1によれば、CSI−RSシーケンス番号を適宜変更することで、基地局10は元より、移動局50においても、ポート数を増やすことなく、セルC1内に設置されている全てのRRHの識別が可能となる。これにより、無線通信システム1は、各セル内に9以上の多数のRRHを設置することができる。したがって、1RRH当たりの移動局数は減少し、無線通信システム1の通信容量が増大する。その結果、CSI−RS用に物理リソース数を増加させることなく、システム全体のスループットを向上させることが可能となる。例えば、基地局10は、移動局50がエリア中央にくるような、8つのRRHのカバーエリアを、CSI−RSシーケンス番号により選択することで、CSIが最大値をとるRRHをエリアから外すことなく、上記カバーエリアを選択することができる。これにより、移動局50は、8つのCSIの内、最大のCSIを逃すことなく、CSIを測定することができる。したがって、移動局50は、CSIを正確に測定することが可能となる。
また、別の手法として、RRHの数を増加させるために、同一セル内において同一のCSI−RS系列を複数用いる手法がある。しかしながら、かかる手法では、移動局がCSI測定の対象としているRRH以外のRRHからのCSI−RSが、本来の測定対象であるRRHからのCSI−RSに混在してしまう。このため、移動局は、正確なCSIの測定結果を得られず、測定精度が低下する恐れがある。この点、本実施例に係る無線通信システム1では、移動局50は、各ポート毎に、別系列のCSI−RSを用いてCSIを測定することができる。したがって、地理的に離れたRRH間では勿論、隣接するRRH間においても、同一のCSI−RSの混在は起こらず、測定精度の低下は抑制される。
なお、上記実施例においては、基地局10は、移動局50に対するCSI−RSシーケンス番号の指定に先立ち、CSI−RSシーケンステーブル121aを移動局50に送信するものとした。しかしながら、これに限らず、CSI−RSシーケンス番号と各ポートのCSI−RS系列パラメータiとの対応関係が、予め仕様により決定されているものとしてもよい。これにより、移動局50は、CSI−RSシーケンステーブル121aに基づく上記対応関係の設定処理を省略することができる。また、これとは反対に、基地局10が、移動局50の位置にとって最適なCSI−RS系列パラメータiの値をポート番号毎に8種類作成し、作成の都度、これらの値を移動局50に通知するものとしてもよい。これにより、基地局10は、事前のCSI−RSシーケンステーブル121aの送信処理を省略することができる。また、移動局50の本来必要なパラメータiのみがピンポイントで送受信されるため、想定される全てのパラメータiが記録されたテーブルが送受信される場合と比較して、データ送受信に伴う負荷や時間が低減される。
また、CSI−RSシーケンステーブル121aに格納されるデータに関し、図3に一例を示したが、これらのデータは、各RRHの設置位置や基地局との配置関係、あるいは、各RRHの運用状況や電波状態等の変更要因に応じて、適宜更新可能である。また、基地局10は、上記変更要因に応じて、スケジューラ部12により、上記パラメータiの設定値を変更することで、間接的に、8つのRRHの組合せ、ひいてはそのカバーエリア(位置、大きさ、形状など)を柔軟に調整することができる。これにより、基地局10は、8つのポートを随時流用して、各RRHにCSI−RSを送信させる。したがって、基地局10は、本来はセル内に配置されたRRH(アンテナ)の数分(例えば、20個)用意する必要のあるポートの数を、8つよりも増やすことなく、セルC1の全範囲をカバーすることができる。その結果、無線通信システム1は、既存のポート数の制限に拘らず、セルC1内のRRHを増設することが可能となる。
更に、上記実施例では、各RRHのカバーエリアが同一セルC1内に存在することを前提として説明したが、各RRHのカバーエリアは、異なるセル(例えば、セルC1、C3)を跨いで存在するものとしてもよい。8つのRRHのカバーエリアE1〜E3についても同様に、必ずしも単一のセルC1内に存在する必要はなく、カバーエリアの一部または全部が別のセル(例えば、セルC2、C3)に存在するものとしてもよい。
上記実施例では、移動局として、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)を想定して説明したが、本発明は、移動局に限らず、基地局との間で通信を行う様々な通信機器に対して適用可能である。
また、基地局10、移動局50の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、移動局50のCSI−RS復調部56とCSI測定部57、あるいは、基地局10の制御信号送信部13とデータ送信部14をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、スケジューラ部12に関し、CSI値に基づき移動局の位置を推定する部分と、推定された位置に最適なCSI−RSシーケンス番号を選択する部分とに分散してもよい。また、メモリ10c、50bを、基地局10、移動局50の外部装置としてネットワークやケーブル経由で接続するようにしてもよい。
1 無線通信システム
10、20、30 基地局
10a DSP
10b FPGA
10c メモリ
10d RF回路
10e ネットワークIF
11 CSI受信部
12 スケジューラ部
121 シーケンステーブル格納部
121a CSI−RSシーケンステーブル
13 制御信号送信部
14 データ送信部
40a〜40l RRH
50 移動局
50a CPU
50b メモリ
50c RF回路
50d 表示装置
51 CSI−RS受信部
52 制御信号受信部
53 データ受信部
54 シーケンステーブル格納部
55 CSI−RS系列生成部
551 算定式格納部
56 CSI−RS復調部
57 CSI測定部
58 CSI送信部
A1、A2 アンテナ
C1、C2、C3 セル
E1、E2、E3 8つのRRHのカバーエリア
i パラメータ
P15−0、1、P16−0、1、P17−0、1、P18−0、1、P19−0、1、P20−0、1、P21−0、1、P22−0、1 各RRHのカバーエリア

Claims (7)

  1. 基地局と、該基地局と通信する移動局とを有する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記移動局が受信品質の測定に用いる信号の送信に用いられるリソースに対応する複数のデータ系列の中から、データ系列を識別するための識別情報を選択すると共に、前記信号の各アンテナポートにおけるシーケンス番号を複数用意し、前記シーケンス番号の初期値を前記移動局へ送信し、前記移動局の初期シーケンスによるCSIに基づき、CSI−RSシーケンス番号を選択し、前記移動局が受信品質の測定に使用すべきデータ系列を選択する選択部と、
    前記移動局に対し、前記識別情報を送信する第1の送信部とを有し、
    前記移動局は、
    前記第1の送信部により送信された前記識別情報を受信する受信部と、
    前記識別情報により識別される前記データ系列の信号を用いて、前記受信品質を測定する測定部と、
    前記基地局に対し、前記測定部により測定された前記受信品質を示す情報を送信する第2の送信部と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 基地局と、該基地局と通信する移動局とを有する無線通信システムであって、
    前記基地局は、
    前記移動局が受信品質の測定に用いる信号に対応する複数のデータ系列の中から、複数のアンテナポートで用いるデータ系列を識別するための識別情報を選択すると共に、前記識別情報とアンテナポート情報とを設定したCSI−RSシーケンス番号を複数用意し、前記CSI−RSシーケンス番号の初期値を前記移動局へ送信し、前記移動局の初期シーケンスによるCSIに基づき、CSI−RSシーケンス番号を選択し、前記移動局が受信品質の測定に用いる信号のデータ系列を変更する処理部と、
    前記移動局に対し、前記識別情報と前記アンテナポート情報を送信する第1の送信部とを有し、
    前記移動局は、
    前記第1の送信部により送信された前記識別情報と前記アンテナポート情報を受信する受信部と、
    前記識別情報と前記アンテナポート情報によるデータ系列の信号を用いて、前記受信品質を測定する測定部と、
    前記基地局に対し、前記測定部により測定された前記受信品質を示す情報を送信する第2の送信部と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記識別情報は、前記移動局に対する前記信号の送信に用いられるリソースと前記データ系列を特定するためのパラメータとの対応関係を示す情報であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記第1の送信部は、前記識別情報の送信前に、前記対応関係が前記識別情報毎に設定された情報を、前記移動局に送信することを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 移動局が受信品質の測定に用いる信号の送信に用いられるリソースに対応する複数のデータ系列の中から、データ系列を識別するための識別情報を選択すると共に、前記信号の各アンテナポートにおけるシーケンス番号を複数用意し、前記シーケンス番号の初期値を前記移動局へ送信し、前記移動局の初期シーケンスによるCSIに基づき、CSI−RSシーケンス番号を選択し、前記移動局が受信品質の測定に使用すべきデータ系列を選択する選択部と、
    前記移動局に対し、前記識別情報を送信する送信部と、
    前記識別情報により識別される前記データ系列の信号を用いて測定された受信品質を示す情報を前記移動局から受信する受信部と
    を有することを特徴とする基地局。
  6. 移動局が受信品質の測定に用いる信号の送信に用いられるリソースに対応する複数のデータ系列の中から、データ系列を識別するための識別情報を、基地局から受信する受信部と、
    前記識別情報により識別される前記データ系列の信号を用いて、前記受信品質を測定する測定部と、
    前記基地局に対し、前記測定部により測定された前記受信品質を示す情報を送信する送信部とを有し、
    前記基地局は、前記信号の各アンテナポートにおけるシーケンス番号を複数用意し、前記シーケンス番号の初期値を前記移動局へ送信し、前記移動局の初期シーケンスによるCSIに基づき、CSI−RSシーケンス番号を選択し、前記移動局が受信品質の測定に使用すべきデータ系列を選択することを特徴とする移動局。
  7. 基地局と、該基地局と通信する移動局とを有する無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記基地局は、
    前記移動局が受信品質の測定に用いる信号の送信に用いられるリソースに対応する複数のデータ系列の中から、データ系列を識別するための識別情報を選択すると共に、前記信号の各アンテナポートにおけるシーケンス番号を複数用意し、前記シーケンス番号の初期値を前記移動局へ送信し、前記移動局の初期シーケンスによるCSIに基づき、CSI−RSシーケンス番号を選択し、前記移動局が受信品質の測定に使用すべきデータ系列を選択し、
    前記移動局に対し、前記識別情報を送信し、
    前記移動局は、
    送信された前記識別情報を受信し、
    前記識別情報により識別される前記データ系列の信号を用いて、前記受信品質を測定し、
    前記基地局に対し、測定された前記受信品質を示す情報を送信する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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