JP6166675B2 - 可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法 - Google Patents

可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6166675B2
JP6166675B2 JP2014043854A JP2014043854A JP6166675B2 JP 6166675 B2 JP6166675 B2 JP 6166675B2 JP 2014043854 A JP2014043854 A JP 2014043854A JP 2014043854 A JP2014043854 A JP 2014043854A JP 6166675 B2 JP6166675 B2 JP 6166675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
dielectric constant
dielectric material
variable capacitor
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014043854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015170693A (ja
Inventor
豊田 誠治
誠治 豊田
坂本 尊
尊 坂本
今井 欽之
欽之 今井
小林 潤也
潤也 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2014043854A priority Critical patent/JP6166675B2/ja
Publication of JP2015170693A publication Critical patent/JP2015170693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6166675B2 publication Critical patent/JP6166675B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inorganic Insulating Materials (AREA)

Description

本発明は、可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法に関し、より詳細には、高い誘電率を有するKTN結晶(KTa1-xNbx3)又はKLTN結晶(K1-yyTa1-xNbx3)を用いた可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法に関する。
抵抗素子は直流領域を含めた伝達ゲインや電圧、電流を決定付ける性質をもつのに対して、コイルやコンデンサなどのリアクタンス素子は、ある特定の周波数における回路の特性を決定付ける性質を有する。したがって、可変抵抗素子と同じように、電気回路においてコンデンサの静電容量を任意に可変させたい場合がある。静電容量を任意に可変できる可変容量コンデンサ、特に印加電圧に応じて、静電容量が変化する可変容量コンデンサは、回路動作の周波数領域における挙動を変化させるための重要な素子である。そのため、可変容量コンデンサは、静電容量Cの変化によるLC共振器の共振周波数の変化を利用した発振周波数を制御可能な電圧制御発振器などの発振器、LCフィルタおよびアンテナ等、さらには、マイクロ波・ミリ波帯で使用される移相器としての応用が盛んに検討されている。特に、近年では、2GHz携帯電話機、移動体通信機器に搭載される無線システムが急増し、複数の周波数帯域または帯域幅の広い周波数帯域における高感度送受信の要求が高まってきている。したがって、周波数帯域を可変にするためのチューナブルバンドパスフィルタおよびチューナブルアンテナの開発が進められ、その中でも可変容量コンデンサは極めて重要な素子の一つである。
アンテナ素子が接続されている複合デバイス全体のインダクタンス値や容量値を調整することは、アンテナ素子のアンテナ特性を制御する。この結果、複合デバイスとアンテナ素子により構成されるアンテナ装置は、複数の周波数帯域または帯域幅の広い周波数帯域における高感度送受信を実現することができる。そこで複数の周波数帯域または帯域幅の広い周波数帯域における高感度送受信を実現することができる小型のアンテナ装置を提供するために、容量変化率が大きくかつ損失の小さい小型の可変容量コンデンサが求められている。また、アンテナ装置以外に、高周波フィルタなどにおいても広帯域化をはかるためにも、このような可変容量コンデンサの実現が望まれている。
ここで、従来の可変容量コンデンサは、1)可変容量ダイオード方式、2)RF−MEMS可変容量方式、3)電圧制御型の強誘電体層を用いた可変容量コンデンサ方式が知られている。このうち、1)の可変容量ダイオード方式の可変容量コンデンサとしては、誘電体の材料としてGaAsを使用したものを高周波で使用するものであるが、誘電損失および価格が高いという問題があった。また、2)電圧制御型RF−MEMS可変容量コンデンサについては、誘電損失が低いが、機械的稼動を有しているため、高信頼性を確保するためには、ハーメチックシール化することが必須であり他素子との集積化が困難であって、加えて制御電圧が数十Vと高いので高集積・小型化が困難であるという問題があった。このため、最近では、3)直流(DC)バイアス電圧印加により、強誘電体、特に(Ba,Sr)TiO(BST)などからなる強誘電体のソフトモード、つまり相転移温度に向かって振動数が低下することにより誘電率が下がり、自発分極が発生した状態から、電界を印加して誘電率を上げるハード化により誘電率を制御するという、電圧制御型の強誘電体を用いた可変容量コンデンサなどが知られている。この方式は、近年低コストで高性能を有する方式として特に注目を集めている。
特開2008−258186
A.Gunmennik.et al.: "Electro-optic effects in glass forming liquids of dipolar nano-clusters embedded in a paraelectric environment", Optical Materials Express, Vol. 1, No. 3, pp. 334-345, 2011
従来のBSTを用いた可変容量コンデンサでは、0.5MV/cmの電界印加時の0V電界印加時に対する容量変化は、1.4〜3倍にとどまっていた。また、特許文献1に記載されているように、素子構造を工夫してキャパシタを直列接続することで、2.7倍以上の容量変化率を得られることが知られていた。しかし、従来のBSTを用いた可変容量コンデンサでは容量の変化は3倍以下に留まっており、より大きな容量変化が得られる可変容量コンデンサが望まれていた。
のような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、相転移温度近傍において誘電率の高い相と低い相が存在する状態を有する誘電体材料であって、タンタル酸ニオブ酸カリウム結晶(KTa 1-x Nb x 3 (0<x<1))、またはリチウムを添加したK 1-y Li y Ta 1-x NbxO 3 (0<x<1、0<y<1)結晶である、誘電体材料と、前記誘電体材料の対する面に形成された電極対と、前記誘電体材料の温度を調整する温調器とを備え、前記温調器は、前記誘電体材料を前記誘電体材料の相転移温度以上に保ち、前記電極対により前記誘電体材料に印加する電界の強度を変化させ、誘電率の高い相と低い相との比率を変化させることにより静電容量を変化させることを特徴する。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様の可変容量コンデンサであって、前記相転移温度以上の温度は、前記相転移温度から3℃以内であることを特徴とする特徴する。
また、本発明の第3の態様は、印加電圧に応じて、静電容量が変化する可変容量コンデンサの静電容量を制御する方法であって、前記可変容量コンデンサは、相転移温度近傍において誘電率の高い相と低い相が存在する状態を有する誘電体材料であって、タンタル酸ニオブ酸カリウム結晶(KTa 1-x Nb x 3 (0<x<1))、またはリチウムを添加したK 1-y Li y Ta 1-x NbxO 3 (0<x<1、0<y<1)結晶である、誘電体材料を有し、前記方法は、前記誘電体材料の温度を、前記誘電体材料の相転移温度以上に保つステップと、前記誘電体材料の誘電率が最大となるような電圧を、前記誘電体材料に印加するステップと、前記印加された電圧の電圧値から、電圧値をさらに上昇させ、印加された電界の強度を変化させて、誘電率の高い相と低い相との比率を変化させることにより静電容量を変化させるステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第3の態様の方法であって、前記相転移温度以上の温度は、前記相転移温度から3℃以内であることを特徴とする。
本発明は、高い誘電率を有する誘電体材料であって温度の相転移近傍において誘電率の高い相と低い相とが存在する状態において、結晶温度を相転移温度(キュリー温度:Tc)以上にして電界を印加して、誘電率の高い相の誘電率を増大させ、続いて電界を増加させて誘電率の低い相の比率を増加させることにより急激に静電容量を変化させて、大きな可変容量変化を実現することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる可変容量コンデンサの構成を示す図である。 図1に記載の強誘電体材料に電界を印加した時の比誘電率の変化を示す図表である。 本発明の第2の実施形態にかかる可変容量コンデンサの基本単位の構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかる可変容量コンデンサの全体の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
[可変容量コンデンサの構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る可変容量コンデンサの構成を示す斜視図である。図1に記載の可変容量コンデンサ100は、強誘電体材料101と、強誘電体材料101の第1の面に形成された上部電極102と、強誘電体材料101の第1の面と反対側の第2の面に形成された下部電極103と、下部電極103の誘電体材料101が取り付けられる面と反対側の面に取り付けられた温調器105と、上部電極102および下部電極103に電圧を印加する電源105とを備える。
図1の可変容量コンデンサ100の強誘電体材料101は、高い誘電率を有し、相転移温度(キュリー温度:Tc)近傍において誘電率の高い相と低い相とが存在する状態を有する材料を使用する。このような強誘電体結晶として、ペロブスカイト構造を有するタンタル酸ニオブ酸カリウム結晶(KTa1-xNbx3(0<x<1):以下「KTN結晶」とする。)、またはリチウムを添加したK1-yLiyTa1-xNbxO3(0<x<1、0<y<1)(以下「KLTN結晶」とする。)が好ましく用いられる。
本実施形態は、温調器104により、誘電体材料101の結晶温度を、誘電体材料101の相転移温度Tc以上に保ち、上部電極102及び下部電極103により、誘電体材料101の誘電率が最大となるような電圧を、誘電体材料101に印加して誘電率の高い相の誘電率を増大させる。その後、前記印加された電圧の電圧値から、電圧値をさらに上昇させ、印加された電界の強度を変化させて、誘電率の高い相と低い相との比率を変化させることにより静電容量(比誘電率)を変化させて、大きな可変容量変化を実現する。
[KTN結晶またはKLTN結晶]
KTN結晶(KTa1-xNbx3(0<x<1))又はKLTN結晶(K1-yLiyTa1-xNbxO3(0<x<1、0<y<1))とは、カリウム、タンタル、ニオブと酸素からなる透明な光学結晶であり、1950年代に初めて合成された。KTN結晶又はKLTN結晶は、温度による逐次相転移を示すが、特に立方晶という結晶構造においては、光学的異方性がない、熱や水に対して安定である、という特徴を有する。誘電体材料の電気光学効果には、加えた電界に屈折率変化が比例する1次の電気光学効果(Pockels effect:ポッケルス効果)と、加えた電界の二乗に屈折率変化が比例する2次の電気光学効果(Kerr effect:カー効果)とがあるが、KTN結晶は2次の電気光学効果が極めて大きい材料であることが知られていた。これは、正方晶から立方晶への相転移に伴って、誘電率が相転移温度Tc付近で非常に高くかつ鋭い誘電ピークを有することに起因し、その比誘電率は最大10万近くにも及ぶ。高い誘電率を有するため、非常に小型のキャパシタを実現することが可能である。また、相転移温度Tcは、Ta/Nb比(タンタルとニオブの混合比率)を変化させることにより約0Kから400Kの間において設定可能である。したがって、適当にTa/Nb比を選択すれば、相転移温度Tcを室温付近に設定することは可能であるため、室温付近で動作が可能となる。さらに、KTN結晶又はKLTN結晶は、電界印加時に誘電率がいったん増大した後に、低下することが知られている(非特許文献1参照)。誘電率がいったん増大する理由については、完全には解明されていないが、誘電率が低下するのは電界を印加することによって非常に高い誘電率を示す常誘電相よりも低い誘電率を示す強誘電相の比率が増加するためと説明されている。非特許文献1では、比誘電率が38000から15000に変化しており、約2.5倍の容量変化をもたらすことが可能となる。しかしながら、温度依存性が示されておらずこれより大きな容量変化が可能かどうか不明である。
[実施例]
図1の強誘電体材料101は、KLTN結晶を使用する。上部電極102および下部電極103は、KLTN結晶に電子が注入されないように電子をブロックできるものあればよく、Pt又はAuを用いることが望ましい。
強誘電体材料101にKLTN結晶を使用すると、容量可変コンデンサにおいて100pFの比較的大きな静電容量を実現する場合でも、0.8mm(幅)×0.9mm(長さ)×100μmm(厚み)と小型の素子サイズで実現することが可能である。同じ静電容量を得るためにこの実施例に限らず膜厚を薄くしてそれに応じて強誘電体101の電極面積(幅×長さ)を小さくすることでも実現できる。このように、KLTN結晶は他材料に比較して、比率誘電率が極めて大きいため、小さい電極面積で高容量のコンデンサを実現することが可能である。
まず、強誘電体材料101に電界を印加しないときに、約23000の比誘電率を有するように、温調器105により強誘電体材料101の温度を調整した。KLTN結晶の相転移温度Tcは25℃であったため、電界印加前において、強誘電体材料101の温度をTc+2℃の27℃に設定した。
図2は、KLTN結晶の強誘電体材料101に電界を印加した時の比誘電率の変化を示す図表である。図2は、KLTN結晶の結晶温度をTc+2℃から、2℃ごとにTc+10℃間でそれぞれ設定した場合の、電界印加の比誘電率の変化を記録したものである。
結晶温度がTc+2℃(27℃)の場合、KLTN結晶に1.4kV/cmの電界を印加すると、電界を印加しないときに比べて比誘電率が1.8倍となった。その後、KLTN結晶に2.0kV/cmの電界を印加すると、1.4kV/cmの電界印加時に対して比誘電率が0.4倍となった。したがって、KLTN結晶に、予め2.0kV/cmの電界を印加しておいた後に、電界を1.4kV/cmに変化させると4.2倍もの比誘電率の変化を連続に得ることができることがわかる。つまり、本実施形態において、4.2倍の容量変化を得ることができることがわかる。
なお本測定はDC信号で行ったが、DCと同じ振幅を有するAC信号であっても実現可能である。このように強電界をKLTN結晶に印加することによって、KLTN結晶の比誘電率、すなわち可変容量コンデンサの静電容量を大きく変化させることができる。図2は、KLTN結晶の温度をTc+10℃まで変化させたときの様子を示しているが、その効果は、KLTN結晶の温度が相転移温度Tcに近いほど大きく急激であることが初めてわかった。従来の電圧制御型の強誘電体を用いた可変容量コンデンサより大きな可変容量率として、3倍以上の変化を実現しようとする場合、KLTN結晶の温度を相転移温度Tcから3℃以内の温度上昇に留めることが好ましいことがわかる。なお、本実施例では、KLTN結晶を用いているが、効果の程度はLi濃度に依存するもののKTN結晶およびKLTN結晶のいずれを用いても同様の効果を奏する。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係る可変容量コンデンサの基本単位の構成を示す斜視図である。図3に記載の可変容量コンデンサ300は、強誘電体材料301と、強誘電体材料301の第1の面に形成された上部電極302と、強誘電体材料301の第1の面と反対側の第2の面に形成された下部電極303と、下部電極303の誘電体材料301が取り付けられる面と反対側の面に取り付けられたガラス基板306と、ガラス基板306の下部電極303が形成された面の反対側に取り付けられた温調器304と、上部電極302および下部電極303に電圧を印加する電源305とを備える。強誘電体材料301はKTN結晶またはKLTN結晶を使用する。
ここで、図3に記載の可変容量コンデンサを基本単位として、マトリックス状に可変容量コンデンサを複数作製した。図4は、マトリックス上に製作された、本発明の第2の実施形態に係る可変容量コンデンサの全体の構成を示す斜視図である。図4に記載の可変容量コンデンサ400は、強誘電体材料401と、強誘電体材料401の第1の面に、矩形状にパターン化して形成された上部電極402と、強誘電体材料201の第1の面と反対側の第2の面に形成された共通電極となる下部電極403と、下部電極403の誘電体材料401が取り付けられる面と反対側の面に取り付けられたガラス基板406とを備える。なお、図4ではガラス基板下の温調器を省略している。
本実施形態においては、上部電極402を所望の数だけ電気的に結合させることにより、複数の可変容量コンデンサを並列に接続した、より幅広い可変容量範囲を実現可能な可変容量コンデンサを作製することができる。
本発明は、静電容量を可変できるコンデンサが必要な電気回路に利用することができる。
100、300、400 可変容量コンデンサ
101、301、401 強誘電体材料
102、302、402 上部電極
103、303、403 下部電極
104、304 温調器
105、305、405 電源
306、406 ガラス基板

Claims (4)

  1. 相転移温度近傍において誘電率の高い相と低い相が存在する状態を有する誘電体材料であって、タンタル酸ニオブ酸カリウム結晶(KTa 1-x Nb x 3 (0<x<1))、またはリチウムを添加したK 1-y Li y Ta 1-x NbxO 3 (0<x<1、0<y<1)結晶である、誘電体材料と、
    前記誘電体材料の対する面に形成された電極対と、
    前記誘電体材料の温度を調整する温調器と
    を備え、
    前記温調器は、前記誘電体材料を前記誘電体材料の相転移温度以上に保ち、
    前記電極対により前記誘電体材料に印加する電界の強度を変化させ、誘電率の高い相と低い相との比率を変化させることにより静電容量を変化させる
    ことを特徴する可変容量コンデンサ。
  2. 前記相転移温度以上の温度は、前記相転移温度から3℃以内であることを特徴とする特徴する請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  3. 印加電圧に応じて、静電容量が変化する可変容量コンデンサの静電容量を制御する方法であって、
    前記可変容量コンデンサは、相転移温度近傍において誘電率の高い相と低い相が存在する状態を有する誘電体材料であって、タンタル酸ニオブ酸カリウム結晶(KTa 1-x Nb x 3 (0<x<1))、またはリチウムを添加したK 1-y Li y Ta 1-x Nb x 3 (0<x<1、0<y<1)結晶のいずれかである、誘電体材料を有し、前記方法は、
    前記誘電体材料の温度を、前記誘電体材料の相転移温度以上に保つステップと、
    前記誘電体材料の誘電率が最大となるような電圧を、前記誘電体材料に印加するステップと、
    前記印加された電圧の電圧値から、電圧値をさらに上昇させ、印加された電界の強度を変化させて、誘電率の高い相と低い相との比率を変化させることにより静電容量を変化させるステップと
    を含むことを特徴する方法。
  4. 前記相転移温度以上の温度は、前記相転移温度から3℃以内であることを特徴とする請求項に記載の方法。
JP2014043854A 2014-03-06 2014-03-06 可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法 Expired - Fee Related JP6166675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043854A JP6166675B2 (ja) 2014-03-06 2014-03-06 可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043854A JP6166675B2 (ja) 2014-03-06 2014-03-06 可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015170693A JP2015170693A (ja) 2015-09-28
JP6166675B2 true JP6166675B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=54203180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014043854A Expired - Fee Related JP6166675B2 (ja) 2014-03-06 2014-03-06 可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6166675B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7359435B2 (ja) 2019-12-05 2023-10-11 国立研究開発法人物質・材料研究機構 可変容量素子、共振器および可変容量素子の使用方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003209266A (ja) * 2001-08-31 2003-07-25 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 誘電率変化方法、その方法を利用した光可変容量コンデンサ、紫外線センサ及び磁気センサ
JP6032701B2 (ja) * 2012-08-07 2016-11-30 国立大学法人 名古屋工業大学 チューナブルキャパシタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015170693A (ja) 2015-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4053504B2 (ja) チューナブルフィルタ
US10804587B2 (en) Electrically controllable radio-frequency circuit element having an electrochromic material
CN101952917B (zh) 可变电容器及其控制方法、电子装置和通信移动装置
US5166646A (en) Integrated tunable resonators for use in oscillators and filters
CN103178351A (zh) 一种频率可调的太赫兹波超材料调制器
US5166857A (en) Electronically tunable capacitor switch
JP7239322B2 (ja) 電圧同調可能積層コンデンサ
CN205249154U (zh) 一种薄膜体声波谐振器及一种滤波器、振荡器、无线收发器
CN107181028B (zh) 一种频率选择表面结构及其制作方法
JP2009529833A (ja) Bst素材を用いたスイッチング可能で同調可能な音響共振器
US9252704B2 (en) Voltage tunable oscillator using bilayer graphene and a lead zirconate titanate capacitor
US10411349B2 (en) Systems and methods for reducing intermodulation for electronically controlled adaptive antenna arrays
JP6166675B2 (ja) 可変容量コンデンサおよび可変容量コンデンサの制御方法
US10535923B2 (en) Systems and methods for reducing intermodulation for electronically controlled adaptive antenna arrays
US11139544B2 (en) Electrically tunable radio-frequency components and circuits
Li et al. Tunable capacitors employing BZN/BST thin films for RF applications
Katada et al. Second harmonic mode polarization inverted resonator consisting of PbTiO 3 thin film
JP2012156386A (ja) 可変容量コンデンサ
CN109155458B (zh) 用于减少电子控制的自适应天线阵列的互调的系统和方法
Wang et al. Liquid crystal based reconfigurable frequency selective surface for ISM applications
KR20210076894A (ko) 고체 상태 튜닝 가능 이온 오실레이터 유전체 재료 및 공진 디바이스
Song et al. Electric tuning of ferromagnetic resonances in hexagonal-barium-ferrite/barium-strontium-titanate heterostructures
Bai et al. The electrical properties of single-crystalline Z-cut LiNbO 3 thin films fabricated by crystal-ion-slicing technique
JP6032701B2 (ja) チューナブルキャパシタ
KR20040047174A (ko) 강유전체/상유전체 바륨-스트론듐-티타늄 산화물 박막을구비하는 초고주파 가변소자

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6166675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees