JP6166059B2 - 通話装置およびその音声補正方法 - Google Patents

通話装置およびその音声補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6166059B2
JP6166059B2 JP2013031232A JP2013031232A JP6166059B2 JP 6166059 B2 JP6166059 B2 JP 6166059B2 JP 2013031232 A JP2013031232 A JP 2013031232A JP 2013031232 A JP2013031232 A JP 2013031232A JP 6166059 B2 JP6166059 B2 JP 6166059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
voice
unit
setting
party
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013031232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014160973A (ja
Inventor
剛 明戸
剛 明戸
義博 遠藤
義博 遠藤
秀夫 戸田
秀夫 戸田
秀幸 鎌田
秀幸 鎌田
一樹 菅原
一樹 菅原
清彦 千葉
清彦 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2013031232A priority Critical patent/JP6166059B2/ja
Publication of JP2014160973A publication Critical patent/JP2014160973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6166059B2 publication Critical patent/JP6166059B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、通話装置に関するものであり、特に携帯電話装置における音声補正技術に関するものである。
無線通信技術や電子デバイス技術の発達等の背景もあり携帯電話装置等の通話装置が広く普及している。また、普及にともない通話装置を使用する人や通話装置の使用される場所が多様化している。そのため、使用する人の年齢等や使用される場所に関わらず快適に使用できることが望ましく、それぞれの条件に適した通話装置の動作が期待される。
使用する人や使用される場所に応じた動作の最適化の1つとしては、通話装置から出力される音声を条件に応じて最適化することがあげられる。音声を条件に応じて最適化する方法としては、例えば、通話相手に応じて音声を調整する方法がある。通話相手に応じて音声を調整する技術としては、特許文献1に開示されているような技術がある。
特許文献1には通話中に音質を調整することが可能な通信端末に関する技術が開示されている。特許文献1の通信端末は、騒音下で使用する際などに送信する音声を補正する機能と、相手の音声が聞きづらいときに受信する音声を補正する機能とを有している。音声の補正は、音声を強調しノイズを抑えるように周波数特性を狭帯域高音強調型にする方法やすべての音を聞きやすくするように周波数特性を広帯域平坦型にする方法などにより行われる。特許文献1では、このような、機能を有することにより相手の声質や使用環境から生じる問題を除去して良好な通話品質を得ることができるとしている。
また、特許文献2には、音量、音質および話速を一元的に調整する機能を有する情報通信端末が開示されている。特許文献2の情報通信端末では、音量、音質および話速のそれぞれを調整する機能を有している。また、それらの調整を表示画面に一元的に表示された設定値を操作することにより行うことができる。特許文献2では、これらの機能を有することにより、通話中に音量、音質および話速の調整を一元で任意に行うことが可能になるとしている。
特開2001−136239号公報 特開2008−252849号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術には次のような課題がある。特許文献1の技術では、予め補正内容が設定された条件が選択されるのみであり音声の補正に関する各要素を個別に設定することができない。そのため、通話相手や環境に応じた細かな設定を行い、通話における音声品質を最適化するには不十分である。また、引用文献2に開示された技術では、音声の補正に関する各要素を設定できるようになっているが、通話中にその補正を行う機能を有しているのみである。よって、通話中に情報通信端末の表示画面を見る必要があり、その間の通話に支障をきたす場合がある。また、通話が短期間の場合や、表示画面を見る余裕が無い場合には十分な調整ができないことがある。
本発明は通話相手の音声の補正の設定を項目ごとに個別かつ容易に行うことができ、補正内容を最適化することが可能な通話装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の通話装置は、音声記憶手段と、補正条件決定手段と、音声補正手段とを備えている。音声記憶手段は双方向での通話中に音声を保存する機能を有する。補正条件決定手段は、保存された音声に基づいて音声を補正する際の条件を決定し補正条件として保存する機能を有する。音声補正手段は補正条件に基づいて通話相手の音声を補正する。
また、本発明の通話装置の音声補正方法では、双方向での通話中に音声を保存し、保存された前記音声に基づいて音声を補正する際の条件を補正条件として決定し、補正条件に基づいて通話相手の音声を補正する。
本発明では通話中に保存した音声データを基に、通話相手の音声を補正する際の条件を設定している。そのため、音声補正に関する設定値の設定が容易となり、通話の中断等を行うことなく通話時の音声の補正を最適化することが可能となる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態における操作画面の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面の例を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す図である。
本発明の第1の実施形態について図1を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態の携帯電話装置の構成の概要を示したものである。
本実施形態の携帯電話装置は制御部11と、音声補正部12と、音声記憶部13と、設定情報記憶部14と、通信部15と、操作部16と、表示部17と、音声出力部18と、音声入力部19とを備えている。
制御部11は携帯電話装置を構成する各部位に動作に関する指示を送り制御を行う機能を有する。音声補正部12は設定情報記憶部14に保存された所定の設定情報に基づいて音声の処理を行い、音声出力部18に音声データを送り出力させる機能を有する。音声補正部12による音声の補正は、所定の周波数帯域での信号の強調や減衰処理、出力速度の調整による通話速度の変更などにより行われる。本実施形態においては、音声補正に関する設定項目は図2に示すように、再生速度、雑音除去および音質の3項目が設定されている。再生速度はユーザに聞こえる通話相手の話し声の速さを調節するための項目であり、音声の出力速度が調整される。雑音除去は、通話相手の声以外の音声を雑音として除去して、通話相手の声を聴きやすくするものである。雑音除去は人の声に対応した周波数帯以外の周波数の音声を除去することなどにより行う。音質は音声の周波数特性の調節に関する項目である。例えば、音質に関する補正では特定の周波数の音声を増幅または抑制して出力する音声の調整が行われる。
音声記憶部13は半導体メモリ素子等で構成されており、通話中の音声を音声データとして記憶する機能を有する。設定情報記憶部14は、音声補正部12で音声を補正する際の設定値等を記憶する機能を有する。通信部15は通信網とデータの送受信を行う機能を有する。例えば、通信部15は、LTE(Long Term Evolution)規格に沿った無線通信を行う。操作部16は、ボタン式の入力素子等で構成されユーザによる操作や情報入力を検出する機能を有する。また、操作部16の機能の一部は音声入力部19から入力されるユーザの音声を用いた音声入力方式により行われることがある。表示部17は液晶ディスプレイ装置や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ装置等で構成され、各情報を表示する機能を有する。また、表示部17にタッチパネルを用いて画面への情報の表示とユーザの操作による入力機能を組み合せることにより、操作部16の機能の一部と表示部17とが一体となって構成されていることもある。音声出力部18は音声データを含む信号を音声に変換して出力しユーザに伝達する機能を有する。音声入力部19はマイクロフォンを備え、ユーザの音声を電気信号に変換する機能を有する。
本実施形態の携帯電話装置において、通話が行われる際の動作について説明する。図3に通話が行われる際のフローの概略を示した。携帯電話装置において相手からの着信またはユーザの操作により発信が行われて通話が開始されるとする(ステップ101)。制御部11は通話の開始を検出すると、設定情報記憶部14に通話相手の設定データが保存されているかを確認する(ステップ102)。設定情報記憶部14には、電話番号とその番号に対応する通話相手の設定データが関連づけられて保存されている。制御部11は通話相手の電話番号を検知して、その番号に関連づけられて保存されている設定データの有無を判断する。制御部11は設定情報記憶部14に通話相手の設定データが無いと判断すると(ステップ103でNo)、音声記憶部13に音声データの保存を開始する指示を送る。音声データの保存の開始の指示を受けた音声記憶部13は、通信部15から送られてくる通話している相手の音声を音声データとして保存する(ステップ104)。音声記憶部13による音声データの保存は通話が終了するまで、あるいは所定の設定時間が経過するまで行われる。制御部11は通話の終了または所定の設定時間の経過を検出すると、音声記憶部13に対して音声データの保存を停止する指示を送る。音声記憶部13は制御部11から音声データの保存を停止する指示を受けると、音声データの保存を停止する。
制御部11は通話相手に関する設定情報が保存されていると判断すると(ステップ103でYes)、設定情報記憶部14に要求して設定情報の読み出しを行う(ステップ105)。設定情報記憶部14は制御部11から設定情報のデータの要求を受けると、設定情報のデータを制御部11へ送る。制御部11は設定情報のデータを受けると、音声補正部12に対して設定情報のデータを送るとともに音声データの補正を行う指示を送る。音声補正部12は設定情報と音声補正を行う指示を受けると、設定情報に基づいて音声データの補正を行う(ステップ106)。音声補正部12は音声出力部18へと補正後の音声データを送る。音声出力部18は音声補正部12から送られてきた音声データを音声として出力する(ステップ107)。
次に保存された音声データに基づく音声をユーザが確認しながら、音声の補正に関する設定を行う際の動作について説明する。図4に音声の補正の設定をする際のフローの概要を示した。通話を行っていないときに、ユーザが音声の補正に関する設定の開始の操作を行ったとする。(ステップ111)。制御部11は音声の補正に関する設定の開始を検出すると、表示部17に設定項目を変更するための画面を表示する指示を送る。表示部17は設定項目を変更するための画面の表示を行う指示を受けると、設定項目の入力画面を表示する(ステップ112)。本実施形態において音声の補正に関する設定項目は、図2に示すように、再生速度、雑音除去および音質のように設定されている。図2に示すように表示部17には音声の補正に関する各設定項目が表示され、設定項目ごとに設定値を入力することができるようになっている。例えば、再生速度は「ふつう」と「ゆっくりめ」の間が数段階で分けられ、ユーザが操作部16からの入力により設定値を選択することができる。
表示部17に設定に関する情報を表示する指示を送ると、制御部11は音声記憶部13に対して保存した音声データを出力する指示を送る。音声記憶部13は保存した音声データを出力する指示を受けると、音声補正部13へと音声データを送る。音声補正部13は音声データを受信すると、音声出力部18に音声データを送信し音声の出力を行う(ステップ113)。
音声の出力が開始されると、ユーザは音声を聞きながら操作部11から各設定項目について設定値を入力する(ステップ114)。操作部16はユーザからの設定値の入力を検出すると、入力された設定値の情報を制御部11へと送る。制御部11は操作部16から設定値の情報を受けると、音声補正部12に操作部16から受け取った設定値の情報を送り、その設定値に基づいて音声の補正を行う指示を送る。また、制御部11は設定情報記憶部14にその設定値の情報を一時保存する。音声補正部12は制御部11から設定値の情報を受けると、その情報に基づいて音声データの補正を行う(ステップ115)。音声補正部12で補正の行われた音声データは音声出力部18へと送られ音声の出力が行われる(ステップ116)。
補正後の音声の出力が行われた際に、ユーザにより設定完了の操作が行われると(ステップ117でYes)、操作部16は制御部11へ設定完了の情報を送る。制御部11は設定完了の情報を受けると、音声記憶部13に音声データの出力の停止の指示を送る。音声記憶部13は音声データの出力の停止の指示を受けると音声データの出力を停止する。制御部11は音声記憶部13に音声データの出力の停止の指示を送ると、設定情報記憶部14に一時保存された設定情報を保存する指示を送る。設定情報記憶部14は設定情報を保存する指示を受けると、通話の相手先の情報と紐づけてその設定情報を保存する(ステップ118)。通話の相手先の情報としては、例えば、相手の電話番号が用いられる。設定情報記憶部14に設定情報の保存を指示すると、制御部11は表示部17に対して設定に関する画面表示を停止する指示を送る。表示部17は制御部11から設定に関する画面表示を停止する指示を受けると、設定に関する表示を停止して通常の画面表示へと戻る。以上の動作で音声の補正に関する設定動作は終了する(ステップ119)。通常の画面表示に戻る前に、設定が完了したことを示す情報が表示部17に表示される方式としてもよい。また、その際、設定が完了したことを示す情報は、ユーザの確認後にユーザの操作により消去される方法としてもよく、また、所定の時間が経過したときに自動的に消去される方法としてもよい。
補正後の音声の出力が行われた際に、ユーザにより設定完了の操作が行われない場合は(ステップ117でNo)、補正された音声データの出力が継続される(ステップ120)。ユーザにより設定完了の操作が行われない場合は、ステップ120において補正された音声データの出力が継続された状態で、ステップ114に戻りユーザの設定値の入力からの動作が繰り返される。その際、設定の完了の前に音声記憶部13に保存された音声データが最後まで出力された場合には、音声データの初めに戻って音声の出力が行われる。
本発明の携帯電話装置では通話中の音声データを音声記憶部に保存し、その音声データを基に音声補正部での音声の補正に関する設定値を項目ごとに設定している。そのため、通話時等にユーザは表示部を見るためなどに会話を中断して操作を行う必要がない。また、双方向での通話時に保存した音声データを基に補正を行っているため、非通話時等に実際の会話時の音声の音質や速度を確認しながら各設定項目の設定が可能となる。その結果、音声補正に関する設定値の設定が容易となり、通話時の音声の補正を最適化することが可能となる。
本発明の第2の実施形態について図5を参照して詳細に説明する。図5は本実施形態の携帯電話装置の構成の概要を示したものである。第1の実施形態では通話相手を音声記憶部で保存し手動で設定を行ったが、本実施形態では保存した音声データを音声識別部で解析を行い補正値を設定する。
本実施形態の携帯電話装置は制御部21と、音声補正部22と、音声記憶部23と、音声識別部24と、設定情報記憶部25と、通信部26と、操作部27と、表示部28と、音声出力部29と、音声入力部30とを備えている。音声補正部22と、設定情報記憶部25と、通信部26と、操作部27と、表示部28と、音声出力部29および音声入力部30の構成および機能は第1の実施形態と同様である。
制御部21は携帯電話装置の各部位に指示を送り全体を制御する機能を有する。音声記憶部23は半導体メモリ素子等からなり、音声データを記憶する機能を有する。音声記憶部23は通話相手の音声およびユーザの音声を音声データとして記憶する機能を有する。通話相手の音声およびユーザの音声はどちらのものであるのか区別できる状態で保存される。例えば、音声記憶部23は通話相手とユーザの音声データを異なるメモリ領域に保存し、2つの音声データを関連づけたデータを保存することによりどちらの音声であるかを区別して管理することができる。また、音声記憶部23は通話相手の音声データと通話相手の音声データを所定の単位で保存し、所定の単位のデータごとにどちらの音声データであるかを示す情報を付加することにより、音声データを区別して管理することもできる。
音声識別部24は音声記憶部23に保存された音声データを解析する機能を有する。例えば、音声識別部24は保存された音声の周波数特性データと傾向の似ているグループごとに予め保存されている周波数特性データを比較して、音声データと近いグループを判断する。傾向の似ているグループとは、年代や性別など音声の特性が近い人たちのグループのことをいい、グループごとの周波数特性データが保存されている。また、グループごとに再生速度、雑音除去および音声などの補正に関する設定項目の設定値が設定されている。よって、録音された音声データに近いグループを判断することにより、その音声に適した設定値を設定することができる。また、音声識別部24は繰り返し発せられる単語の識別や会話の間隔の計測を行い、通話がスムーズに行われているかを判断することもある。例えば、同じ言葉が繰り返し発せられているときは、聞き取り等が上手くいっていないと判断し再生速度を予めそのグループに設定されている値よりも遅い側に設定する。
グループごとのデータが予め設定されている方式だけではなく、第1の実施形態での設定方法と同様の方法でユーザが設定した際の設定値と音声の周波数特性データが保存され、その周波数特性データを基に判断される方式とすることもできる。すなわち、ユーザが行った過去の設定に関する傾向を基に補正に関する設定値を判断する方法とすることもできる。
本実施形態の携帯電話装置において、通話が行われる際の動作について説明する。図6に通話が行われる際のフローの概略を示した。携帯電話装置において相手からの着信またはユーザの操作により発信が行われて通話が開始されるとする(ステップ141)。制御部21は通話の開始を検出すると、設定情報記憶部25に通話相手の設定データが保存されているかを確認する(ステップ142)。制御部21は設定情報記憶部25に通話相手の設定データが無いと判断すると(ステップ143でNo)、音声記憶部23に音声データの保存を開始する指示を送る。音声データの保存の開始の指示を受けた音声記憶部43は、通信部26から送られてくる通話している相手の音声および音声入力部30から入力されるユーザの音声を音声データとして保存する(ステップ144)。音声記憶部23による音声データの保存は通話が終了するまで、あるいは所定の設定時間が経過するまで行われる。制御部21は通話の終了または所定の設定時間の経過を検出すると、音声記憶部23に対して音声データの保存を停止する指示を送る。音声記憶部23は制御部21から音声データの保存を停止する指示を受けると、音声データの保存を停止する。
制御部21は通話相手に関する設定情報が保存されていると判断すると(ステップ143でYes)、設定情報記憶部25に要求して設定情報の読み出しを行う(ステップ145)。設定情報記憶部25は制御部21から設定情報のデータの要求を受けると、設定情報のデータを制御部21へ送る。制御部21は設定情報のデータを受けると、音声補正部22に対して設定情報のデータを送るとともに音声データの補正を行う指示を送る。音声補正部12は設定情報と音声補正を行う指示を受けると、設定情報に基づいて音声データの補正を行う(ステップ146)。音声補正部22は音声出力部29へと補正後の音声データを送る。音声出力部29は音声補正部22から送られてきた音声データを音声として出力する(ステップ147)。
次に本実施形態において、音声の補正値が設定される際の動作について説明する。図7は補正値が設定される際の動作のフローの概要を示したものである。
制御部21は通話が終了したことを検出すると、音声の補正値の設定を開始する(ステップ151)。制御部21は音声の補正値の設定を開始すると、音声識別部24に対して音声記憶部23に保存されている音声データの識別を行う指示を送る。制御部21は、携帯電話装置の動作負荷が高いときは、音声の補正値の設定値の開始を一時見送り、音声識別部24への音声データの識別の指示を一定時間後に行うことがある。
制御部21から音声データの識別の指示を受けた音声識別部24は音声記憶部23に保存されている音声データを要求する。音声データの要求を受けた音声記憶部23は保存されている音声データを出力して音声識別部24へと送る(ステップ152)。音声識別部24は音声データを受け取ると、その周波数特性等の解析を行う(ステップ153)。音声識別部24は周波数特性の解析を行うと、予めグループごとに保存されている周波数特性データとの比較を行う(ステップ154)。音声識別部24は周波数特性データの比較により、通話相手の音声データの周波数特性がどのグループに近いかを判断する(ステップ155)。また、音声識別部24はグループの判断をする際に、周波数特性に加え会話の間隔の計測結果を判断の基準に用いることがある。音声識別部24はその音声データが属するグループを判断すると、判断したグループの情報または設定データを制御部21へと送る。制御部21は音声データのグループの判断結果または設定データを受信すると、設定情報記憶部25に通話相手の情報に紐づけてそのグループまたは設定データを保存する(ステップ156)。制御部21は設定データを保存すると、音声の補正値の設定を終了する(ステップ157)。
本実施形態の携帯電話装置では通話相手とユーザの音声の両方の保存を行ったが、通話相手の音声の保存のみを行う方法としてもよい。このとき、通話相手とユーザの音声の間隔または、通話相手の音声の間隔が保存され、その間隔のデータを音声の補正値の設定に用いることもできる。また、1回の通話の中で部分ごとに異なる補正値の判断が行われるときは、複数回の判断でもっとも多い設定値または平均値が選択されることや、通話時間の中間付近で判断した設定値が用いられることがある。
本実施形態の携帯電話装置では、通話相手等の音声データを音声記憶部に保存しその保存された音声データを基に適する補正内容を音声識別部が判断し補正値の設定を行っている。実際の双方向の通話を保存しその音声データに基づいて音声の補正値の設定を行っているため、より適した補正値の設定が可能となる。その結果、ユーザは同じ相手の再度、通話する際に設定等を意識せずに通話相手に適した補正が行われた音声で通話を行うことができる。
保存された音声データを用いた音声の補正値の設定を、第1の実施形態ではユーザの手動操作により行う例を示し、また、第2の実施形態においては自動で設定される例を示したが、手動か自動かをユーザが設定できる方法としてもよい。ユーザが自動と手動を設定できる場合の操作画面の例を図8に示した。制御部は通話の終了を検知すると図8のような画面が表示する。図8の画面において、自動設定をユーザが選択すると第2の実施形態の方法で音声の補正値が設定される。また、手動が選択されると第1の実施形態における項目ごとの選択図9のような画面が表示される。図9は第1の実施形態と同様に、補正値の設定項目ごとに補正値を入力できる画面となっている。また、図8のような画面の表示中に、「ゆっくり再生」、「女性はっきり再生」または「男性はっきり再生」を選択すると、各々に予め設定された設定値により音声の補正が行われて出力される。これらの設定は、細かな設定を行わずに、簡易的に音声の補正を実施する場合や、手動で設定する際に男性や女性など大まかな補正を行った後に、項目ごとに補正値を設定する場合などに用いることができる。その際の設定値は、例えば、「ゆっくり再生」では再生速度をゆっくりにし、雑音除去および音質は中程度に設定されている。「男性はっきり再生」では、設定値は再生速度および雑音除去は中程度に、音質は低音を強調するように設定されている。「女性はっきり再生」では、設定値は再生速度および雑音除去は中程度で設定され、音質は高音をやや強調するように設定されている。また、「補正なし」を選択すると、音声補正をしない状態で音声の出力が行われる。
第1の実施形態および第2の実施形態では通話をしていない状態で、補正値の設定を行ったが、通話中にも補正値の設定を行える方法とすることもできる。この場合は、図8のような操作画面から通話中に補正値の設定ができるよう方式とすることができる。通話中にも補正値の設定ができる方式とすることにより、保存されている補正値が最適なものとなっていなかった場合などにユーザが対処できるようなる。
第1の実施形態および第2の実施形態では携帯電話装置を例として音声の補正方法を示した。通話装置は携帯電話装置に限られず、スマートフォンなどの多機能携帯電話、通話機能付きのタブレット型コンピュータ、通話機能付きのパーソナルコンピュータの情報機器およびその他の情報機器を用いる場合でも同様に音声の補正を行うことができる。
本発明の第3の実施形態について図10を参照して詳細に説明する。図10は本実施形態における通話装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の通話装置は、音声記憶手段41と、補正条件決定手段42と、音声補正手段43とを備えている。音声記憶手段41は双方向での通話中に音声を保存する機能を有する。補正条件決定手段42は、保存された音声に基づいて音声を補正する際の条件を決定し補正条件として保存する機能を有する。音声補正手段43は補正条件に基づいて通話相手の音声を補正する。
本実施形態の通話装置では通話中に保存した音声データを基に、通話相手の音声を補正する際の条件を設定している。そのため、音声補正に関する設定値の設定が容易となり、通話の中断等を行うことなく通話時の音声の補正を最適化することが可能となる。
本発明は、通話装置の音声補正に用いることができ、特に携帯電話装置等の携帯型の通話装置の音声補正技術として用いることができる。
11 制御部
12 音声補正部
13 音声記憶部
14 設定情報記憶部
15 通信部
16 操作部
17 表示部
18 音声出力部
19 音声入力部
21 制御部
22 音声補正部
23 音声記憶部
24 音声識別部
25 設定情報記憶部
26 通信部
27 操作部
28 表示部
29 音声出力部
30 音声入力部
41 音声記憶手段
42 補正条件決定手段
43 音声補正手段
101−107 音声の保存時の動作ステップ
111−120 補正値の設定時の動作ステップ
141−147 音声の保存時の動作ステップ
151−157 補正値の設定時の動作ステップ

Claims (10)

  1. 双方向での通話中に音声を保存する音声記憶手段と、
    前記音声記憶手段に保存された音声とあらかじめ設定された所定のグループごとの音声データとを比較して、前記保存された音声がどのグループに属するかを判断する音声認識手段と、
    音声識別手段により判断された前記グループに基づいて音声を補正する際の条件を決定し補正条件として保存する補正条件決定手段と、
    前記補正条件に基づいて通話相手の音声を補正する音声補正手段とを備えることを特徴とする通話装置。
  2. 前記補正条件決定手段は、前記音声補正手段による音声の補正項目ごとに補正値を設定する補正値設定手段をさらに備え、
    前記補正値設定手段により設定された補正値を前記補正条件とすることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の通話装置。
  3. 前記補正条件を決定する際に前記補正項目を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記補正項目の設定値を入力する入力手段とをさらに備え、
    前記補正値設定手段は前記入力手段により入力された設定値を前記補正値とすることを特徴とする請求項2に記載の通話装置。
  4. 記補正値設定手段は音声識別手段により判断された前記グループに基づいて前記補正項目ごとの前記補正値を設定することを特徴とする請求項2に記載の通話装置。
  5. 前記補正条件は前記通話相手の情報と関連付けて保存されており、
    前記音声補正手段は、前記通話相手と再度通話する際に前記通話相手と関連付けて保存された前記補正条件に基づいて前記通話相手の音声の補正を行うことを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の通話装置。
  6. 前記補正条件決定手段における前記補正条件の決定が非通話時に行われることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の通話装置。
  7. 双方向での通話中に音声を保存し、
    保存された音声とあらかじめ設定された所定のグループごとの音声データとを比較して、前記保存された音声がどのグループに属するかを判断し、
    判断された前記グループに基づいて音声を補正する際の条件を補正条件として決定し、
    前記補正条件に基づいて通話相手の音声を補正することを特徴とする通話装置の音声補正方法。
  8. 前記補正条件は音声の補正項目ごとに設定され、
    前記補正項目ごとに補正値を設定することを特徴とする請求項7に記載の通話装置の音声補正方法。
  9. 前記補正条件を決定する際に、音声の前記補正項目を表示し、
    前記補正項目ごとに入力された設定値を補正値として前記補正条件を決定することを特徴とする請求項8に記載の通話装置の音声補正方法。
  10. 前記補正条件を前記通話相手の情報と関連付けて保存し、
    前記通話相手と再度、通話する際に、前記通話相手と関連付けられて保存された前記補正条件に基づいて前記通話相手の音声の補正を行うことを特徴とする請求項7から9いずれかに記載の通話装置の音声補正方法。
JP2013031232A 2013-02-20 2013-02-20 通話装置およびその音声補正方法 Expired - Fee Related JP6166059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013031232A JP6166059B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 通話装置およびその音声補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013031232A JP6166059B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 通話装置およびその音声補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014160973A JP2014160973A (ja) 2014-09-04
JP6166059B2 true JP6166059B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=51612378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013031232A Expired - Fee Related JP6166059B2 (ja) 2013-02-20 2013-02-20 通話装置およびその音声補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6166059B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000174897A (ja) * 1998-12-08 2000-06-23 Kenwood Corp 電話機
JP2004363970A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Meidensha Corp 携帯型情報伝送端末装置および情報伝送システム
JP4840082B2 (ja) * 2006-11-01 2011-12-21 ヤマハ株式会社 音声通信装置
KR20110061137A (ko) * 2009-12-01 2011-06-09 삼성전자주식회사 이동통신 단말기에서 통화 음량 제어 방법 및 장치
JP6061489B2 (ja) * 2012-04-27 2017-01-18 京セラ株式会社 電子機器及び音声調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014160973A (ja) 2014-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170318374A1 (en) Headset, an apparatus and a method with automatic selective voice pass-through
KR101626438B1 (ko) 오디오 데이터 프로세싱을 위한 방법, 디바이스, 및 시스템
EP3542522B1 (en) Incoming call management method and apparatus
EP3038255B1 (en) An intelligent volume control interface
US9525392B2 (en) System and method for dynamically adapting playback device volume on an electronic device
US20140254832A1 (en) Volume adjusting system and method
WO2017080524A1 (zh) 通话保密控制方法和装置及移动终端
KR101956577B1 (ko) 음량을 조절하기 위한 방법 및 그 전자 장치
JP2007520943A (ja) ノイズの大きい環境における電話機の拡張された使用
CN102664022A (zh) 移动终端及优化移动终端通话音质的方法
US20070024700A1 (en) Method and device for setting output volume of audio signal to prevent acoustic shock in mobile terminal
US9787824B2 (en) Method of processing telephone signals and electronic device thereof
CN107592428A (zh) 一种音量调节方法及通话装置
US8244535B2 (en) Audio frequency remapping
CN109511040B (zh) 一种耳语放大方法、装置及耳机
CN104754099A (zh) 一种通话音量的调节方法
JP5040511B2 (ja) 話者別受話音量調整機能を有する電話装置
JP6166059B2 (ja) 通話装置およびその音声補正方法
JP2013157924A (ja) 通信装置、通信プログラム及び通信方法
JP5644610B2 (ja) 通信装置および受話音量設定プログラム
KR20110061137A (ko) 이동통신 단말기에서 통화 음량 제어 방법 및 장치
JP2015002386A (ja) 通話装置、音声変更方法、及び音声変更プログラム
US9191494B1 (en) Device, system, and method for performing echo cancellation in different modes of a communication device
US20200098363A1 (en) Electronic device
KR100810702B1 (ko) 음량 자동 조절 방법과 장치 및 이를 이용하는 이동통신단말기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6166059

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees