JP6163134B2 - 箸動作特徴判定装置、箸動作特徴判定システム、箸動作特徴判定装置の動作方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

箸動作特徴判定装置、箸動作特徴判定システム、箸動作特徴判定装置の動作方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、箸動作特徴判定装置、箸動作特徴判定システム、箸動作特徴判定装置の動作方法およびコンピュータプログラムに関するものである。
従来の箸の持ち方矯正器具は、箸の動きや指の配置に対して特殊な器具を箸に付与する、もしくは矯正箸と呼ばれる特殊な箸を用いることで、物理的な拘束条件を設けることにより箸の持ち方矯正が実現されている。しかしながら、このような矯正器具もしくは矯正箸は、他者から「箸の持ち方を矯正している」状態を認識されやすい。他者の目につくような場面においては箸の持ち方矯正を周りから悟られずに行うことが困難であった。箸の持ち方矯正の動機の一つとして「人目の悪さ」が挙げられるが、その矯正自体を周りから悟られるのは望ましくない。
したがって、人目を気にする利用者にとって、従来の箸の持ち方矯正器具もしくは矯正箸では、矯正を行うことが困難な場面があるという問題がある。箸の持ち方を意識しなければならない矯正初期においては、矯正が行えない場面を少なくすることが重要である。
「導電性箸を用いた摂食行動の自動記録手法」, 情報処理学会研究報告, 情報システムと社会環境研究報告, 一般社団法人情報処理学会, 2013-03-08, 1-8.
ユーザが他者に悟られずに箸の持ち方矯正を行えるようにすることを考えた場合、箸がどのように動作しているかを自動的に判定できれば、それをユーザが認識するだけで、矯正しようという心理が働くので、好ましい。
非特許文献1に開示の技術では、箸を用いた食物の把持行動、把持した食物の摂食行動を計測することは可能であるが、箸の持ち方の計測に関する記載は無い。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、箸がどのように動作しているかを判定できる箸動作特徴判定装置、箸動作特徴判定システム、箸動作特徴判定装置の動作方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、第1の本発明に係る箸動作特徴判定装置は、固定箸に設けられた加速度センサで検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、前記固定箸と共に用いられる作用箸に設けられた加速度センサで検出された前記軸方向ごとの作用箸加速度とを取得する加速度取得手段と、前記軸方向ごとに前記作用箸加速度から前記固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、前記相対加速度の前記軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、前記相対加速度が算出された際の固定箸と作用箸が予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定する箸動作特徴判定部とを備えることを特徴とする。
第2の本発明に係る箸動作特徴判定システムは、前記箸動作特徴判定装置と前記固定箸と前記作用箸を備えることを特徴とする。
第3の本発明に係る箸動作特徴判定装置の動作方法は、箸動作特徴判定装置が、固定箸に設けられた加速度センサで検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、前記固定箸と共に用いられる作用箸に設けられた加速度センサで検出された前記軸方向ごとの作用箸加速度とを取得し、前記箸動作特徴判定装置が、前記軸方向ごとに前記作用箸加速度から前記固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、前記相対加速度の前記軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、前記相対加速度が算出された際の固定箸と作用箸が予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定することを特徴とする。
本発明によれば、箸がどのように動作しているかを判定できる。
第1の実施の形態に係る箸動作特徴判定システムを示す図である。 固定箸加速度条件データベース14の一例を示す図である。 相対加速度パターンデータベース16の一例を示す図である。 通常箸、交差箸、握り箸のそれぞれの相対加速度パターンを示す図である。 箸状態判定部15の動作を示すフローチャートである。 箸動作特徴判定部17の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る箸動作特徴判定システムを示す図である。 第2の実施の形態におけるキャリブレーションの説明図である。 バイブレーションの説明図である。 第3の実施の形態に係る箸状態判定システムを示す図である。 箸動作特徴判定装置1Bと加速度計測装置2の構成を示す図である。 第3の実施の形態におけるキャリブレーションの説明図である。 xy座標系からx’y’座標系への射影の説明図である。 箸動作特徴データベース42の一例を示す図である。 箸動作特徴データベース42の別な一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る箸動作特徴判定システムを示す図である。
箸動作特徴判定システムは、摂食時に使用される固定箸Kおよび作用箸Sと、固定箸Kに設けられる箸動作特徴判定装置1と、作用箸Sに設けられる加速度計測装置2とを含む。固定箸Kは、通常の箸の持ち方において動きの少ない方の箸であり、作用箸Sは、動きの多い方の箸であり、以下、固定箸K、作用箸Sを箸と総称する。箸動作特徴判定装置1、加速度計測装置2はそれぞれ固定箸K、作用箸Sの表面や内部に設けられる。
ここでは、固定箸K、作用箸Sの頂部に正対した場合の左右方向をx軸方向、右方向をその正方向、上下方向をy軸方向、上方向をその正方向、固定箸K、作用箸Sの長さ方向方向をz軸方向、手前方向をその正方向とする。また、箸の使用者は、これら方向の加速度が計測できるように箸を握ることとする。
箸動作特徴判定装置1は、x軸、y軸、z軸方向の加速度センサ11、通信部12、信号処理部13、固定箸加速度条件データベース14、箸状態判定部15、相対加速度パターンデータベース16、箸動作特徴判定部17、表示部18を備える。
加速度計測装置2は、x軸、y軸、z軸方向の加速度センサ21、通信部22を備える。
図2は、固定箸加速度条件データベース14の一例を示す図である。
固定箸加速度条件データベース14は、箸が食物などを把持する状態(以下、把持状態)を示す箸状態名「把持」と、この箸状態のときの固定箸Kの加速度について予め定めた条件である固定箸加速度条件とを含むレコードと、箸で食物を摂食する状態(摂食状態)を示す箸状態名「摂食」と、この箸状態のときの固定箸Kの加速度について予め定めた条件である固定箸加速度条件とを含むレコードとを備える。
前者の固定箸加速度条件は、Kz<0の1式で構成される。Kzは、固定箸Kのz軸方向の加速度である。
後者の固定箸加速度条件は、Kx>0とKz>0の2式で構成される。
Kx、Kzは、それぞれ固定箸Kのx、z軸方向の加速度である。
把持状態では、固定箸Kの先端が下方向を向く。よって、把持状態の固定箸加速度条件は上記の通りとなる。
一方、摂食状態では、例えば、右利きの場合、固定箸Kが手前、右寄りに引かれる。よって、摂食状態の固定箸加速度条件は上記の通りとなる。
図3は、相対加速度パターンデータベース16の一例を示す図である。
相対加速度パターンデータベース16には、箸の動作特徴ごとに当該動作特徴で箸が動作しているときの相対加速度についてのパターン(以下、相対加速度パターン)が記憶される。
相対加速度とは、作用箸Sの加速度(以下、作用箸加速度)から固定箸Kの加速度(以下、固定箸加速度)を減じたものであり、軸方向ごとに算出される。相対加速度パターンは、相対加速度の軸方向ごとの違いを示すものである。
仮に相対加速度を用いず、作用箸加速度だけを用いると、それが固定箸Kに対して作用箸Sが動いたことより生じたものか、手の姿勢変化に伴う固定箸Kと作用箸Sの両方の動きにより生じたものかの区別がつかない。相対加速度を用いれば、後者の要因を排除でき、前者の要因による動作の特徴を検出できる。
相対加速度パターンデータベース16において、通常の箸の動作特徴を示す箸動作特徴名「通常箸」を含むレコードに含まれる相対加速度パターンは、Ry>a・RxとRy>Dの2式で構成される。
交差箸として知られる箸の動作特徴を示す箸動作特徴名「交差箸」を含むレコードに含まれる相対加速度パターンは、Rx>Ry/aとRx>Dの2式で構成される。
握り箸として知られる箸の動作特徴を示す箸動作特徴名「握り箸」を含むレコードに含まれる相対加速度パターンは、Rx<DとRz<Dの2式で構成される。
Rx、Ry、Rzは、それぞれx、y、z軸方向の相対加速度である。a、Dは、それぞれ予め定められた係数、しきい値である。
図4は、通常箸、交差箸、握り箸のそれぞれの相対加速度パターンを示す図である。
通常の箸の握り方においては、RyはRxに比べ非常に大きい。よって、通常箸の相対加速度パターンは上記の通りとなる。
交差箸では、RxはRyに比べ非常に大きい。よって、交差箸の相対加速度パターンは上記の通りとなる。
握り箸では、Rx、Ry共に非常に小さい。よって、握り箸の相対加速度パターンは上記の通りとなる。
図1に戻る。
加速度センサ11は、Kx、Ky、Kzを検出し、信号処理部13に通知する。
加速度センサ21は、作用箸Sのx、y、z軸方向のそれぞれの加速度Sx、Sy、Szを検出し、これを通信部22は通信部12に通知し、通信部12は信号処理部13に通知する。
信号処理部13は、Kx、Ky、Kzにローパスフィルタをかけ、箸状態判定部15に転送する。
ここで信号処理部13は、例えば、指数移動平均を用いる。つまり、信号処理部13は、1つ前に通知されたKx、Ky、KzをKx(t−1)、Ky(t−1)、Kz(t−1)とすると、次式でKx、Ky、Kzを補正し、箸状態判定部15に転送する。
Kx=0.9×Kx+0.1×Kx(t−1)
Ky=0.9×Ky+0.1×Ky(t−1)
Kz=0.9×Kz+0.1×Kz(t−1)
また、信号処理部13は、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szを箸動作特徴判定部17に転送する。
図5は、箸状態判定部15の動作を示すフローチャートである。
箸状態判定部15は、まず、固定箸加速度条件データベース14から箸状態名「把持」を含むレコード内の固定箸加速度条件を読み出し、Kx、Ky、Kzが固定箸加速度条件に該当するか否かを判定し(S1)、該当するなら、箸状態名「把持」を読み出す(S3)。
箸状態判定部15は、該当しないなら、固定箸加速度条件データベース14から箸状態名「摂食」を含むレコード内の固定箸加速度条件を読み出し、Kx、Ky、Kzが固定箸加速度条件に該当するか否かを判定し(S5)、該当するなら、箸状態名「摂食」を読み出す(S7)。
箸状態判定部15は、読み出した箸状態名「把持」または「摂食」を表示部18に表示し(S9)、処理を終える。
箸状態判定部15は、該当しないなら(S5:NO)、エラー名「該当状態なし」を表示部18に表示し(S11)、処理を終える。
図6は、箸動作特徴判定部17の動作を示すフローチャートである。
箸動作特徴判定部17は、図5の処理において、箸状態名「把持」が読み出された場合は、図6の処理を行う。
箸動作特徴判定部17は、まず、3つの相対加速度Rx=Sx−Kx、Ry=Sy−Ky、Rz=Sz−Kzを計算する(S21)。
箸動作特徴判定部17は、相対加速度パターンデータベース16から箸動作特徴名「通常箸」を含むレコードに含まれる相対加速度パターンを読み出し、Rx、Ry、Rzが相対加速度パターンに該当するか否かを判定し(S23)、該当するなら、箸動作特徴名「通常箸」を読み出す(S25)。
箸動作特徴判定部17は、該当しないなら、相対加速度パターンデータベース16から箸動作特徴名「交差箸」を含むレコードに含まれる相対加速度パターンを読み出し、Rx、Ry、Rzが相対加速度パターンに該当するか否かを判定し(S27)、該当するなら、箸動作特徴名「交差箸」を読み出す(S29)。
箸動作特徴判定部17は、該当しないなら、相対加速度パターンデータベース16から箸動作特徴名「握り箸」を含むレコードに含まれる相対加速度パターンを読み出し、Rx、Ry、Rzが相対加速度パターンに該当するか否かを判定し(S31)、該当するなら、箸動作特徴名「握り箸」を読み出す(S33)。
箸動作特徴判定部17は、読み出した箸動作特徴名「通常箸」または「交差箸」または「握り箸」を表示部18に表示し(S35)、処理を終える。
箸動作特徴判定部17は、該当しないなら(S31:NO)、エラー名「該当動作なし」を表示部18に表示し(S37)、処理を終える。
以上のように、第1の実施の形態に係る箸動作特徴判定装置1によれば、固定箸Kに設けられた加速度センサ11で検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、作用箸Sに設けられた加速度センサ21で検出された軸方向ごとの作用箸加速度とを取得する加速度取得手段(信号処理部13)と、軸方向ごとに作用箸加速度から固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、相対加速度の軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、相対加速度が算出された際の固定箸Kと作用箸Sが予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定する箸動作特徴判定部17とを備えるので、箸がどのように動作しているかを判定できる。
また、箸動作特徴判定部17は、箸動作特徴名「通常箸」または「交差箸」または「握り箸」を表示するので、「交差箸」または「握り箸」が表示された場合、矯正しようという心理が働き、好ましい。
なお、第1の実施の形態では、固定箸Kに箸動作特徴判定装置1を設け、作用箸Sに加速度計測装置2を設けたが、作用箸Sに箸動作特徴判定装置1を設け、固定箸Kに加速度計測装置2を設けてもよい。
[第2の実施の形態]
図7は、第2の実施の形態に係る箸動作特徴判定システムを示す図である。
箸動作特徴判定システムは、固定箸Kおよび作用箸Sと、固定箸Kに設けられる加速度計測装置1Aと、作用箸Sに設けられる加速度計測装置2と、箸動作特徴判定装置3とを備える。
箸動作特徴判定装置3は、通信部31、固定箸加速度条件データベース14、箸状態判定部15、相対加速度パターンデータベース16、箸動作特徴判定部17を備える。
加速度計測装置1Aは、加速度センサ11、信号処理部13、通信部101、バイブレータ102、バイブレータ制御部103、スイッチ104を備える。加速度計測装置2は、加速度センサ21、通信部22を備える。
図8は、第2の実施の形態におけるキャリブレーションの説明図である。
図8(a)に示すように、固定箸Kの上端面K1の1辺から中央にかけてマークmが設けられ、作用箸Sの上端面S1の1辺から中央にかけてマークmが設けられる。
ここでは、図8(b)に示すキャリブレーション前のようにマークm、mが正対しない場合、使用者が固定箸Kや作用箸Sを回転させ、キャリブレーション後のようにマークm、mを正対させる。これにより、各軸方向の加速度が正しく計測できるようになる。
図7に戻る。
スイッチ104がユーザにより押されると、相対加速度パターンデータベース16における係数αとしきい値Dの学習フェーズに移行する。
学習フェーズでユーザは、通常箸の持ち方にて食品把持動作を3回行う。
各回において、加速度センサ11は、Kx、Ky、Kzを検出し、信号処理部13に通知する。各回において、加速度センサ21は、Sx、Sy、Szを検出し、これを通信部22は通信部101に通知する。各回において、信号処理部13は、Kx、Ky、Kzに対し、第1の実施の形態と同様にローパスフィルタをかけ、通信部101に転送する。各回において、通信部101は、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szを通信部31に転送する。各回において、通信部31は、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szを箸動作特徴判定部17に転送する。
箸動作特徴判定部17は、各回において、2つの相対加速度Rx=Sx−Kx、Ry=Sy−Kyを計算する。
Rxの平均をRxa、Ryの平均をRyaとすると、
箸動作特徴判定部17は、係数αを
α=Rya/Rxa
により計算し、
しきい値Dを
D=Rxa
により計算し、それぞれ、相対加速度パターンデータベース16における係数αとしきい値Dを上書きする。
係数αは、RxとRyの間にて一定割合の差が生じていることを判別するために用い、しきい値Dは、一定以上の変動が生じていることを判別に用いるので、このように、係数α、しきい値Dを更新する。
さて、学習フェーズ以外では、箸状態と箸動作特徴を判定すべく、第1の実施の形態と同様の動作が行われる。
つまり、加速度センサ11は、Kx、Ky、Kzを検出し、信号処理部13に通知する。
加速度センサ21は、Sx、Sy、Szを検出し、これを通信部22は通信部101に通知する。
信号処理部13は、Kx、Ky、Kzに対し、第1の実施の形態と同様にローパスフィルタをかけ、通信部101に転送する。
通信部101は、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szを通信部31に転送する。
通信部31は、Kx、Ky、Kzを状態判定部15に転送し、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szを箸動作特徴判定部17に転送する。
箸状態判定部15は、第1の実施の形態と同様に判定を行い、箸状態名またはエラー名を読み出す。
箸動作特徴判定部17は、箸状態名「把持」が読み出された場合は、第1の実施の形態と同様に判定を行い、箸動作特徴名またはエラー名を読み出し通信部31に通知する。
通信部31は箸動作特徴名またはエラー名を通信部101に送信する。
通信部101は、箸動作特徴名またはエラー名をバイブレータ制御部103に転送する。
図9は、バイブレーションの説明図である。
バイブレータ制御部103は、図9に示すように、例えば、箸動作特徴名が「通常箸」ならバイブレータ102を振動させず、箸動作特徴名が「交差箸」ならバイブレータ102を1回振動させ、箸動作特徴名が「握り箸」ならバイブレータ102を2回短く振動させる。
以上のように、第2の実施の形態に係る箸動作特徴判定装置3によれば、固定箸Kに設けられた加速度センサ11で検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、作用箸Sに設けられた加速度センサ21で検出された軸方向ごとの作用箸加速度とを取得する加速度取得手段(通信部31)と、軸方向ごとに作用箸加速度から固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、相対加速度の軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、相対加速度が算出された際の固定箸Kと作用箸Sが予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定する箸動作特徴判定部17とを備えるので、箸がどのように動作しているかを判定できる。
また、バイブレータ制御部103は、箸動作特徴名が「交差箸」ならバイブレータ102を1回振動させ、箸動作特徴名が「握り箸」ならバイブレータ102を2回短く振動させるので、矯正しようという心理が働き、好ましい。
なお、第2の実施の形態では、固定箸Kに加速度計測装置1Aを設け、作用箸Sに加速度計測装置2を設けたが、作用箸Sに加速度計測装置1Aを設け、固定箸Kに加速度計測装置2を設けてもよい。
[第3の実施の形態]
図10は、第3の実施の形態に係る箸状態判定システムを示す図である。
箸動作特徴判定システムは、固定箸Kおよび作用箸Sと、固定箸Kに設けられる箸動作特徴判定装置1Bと、作用箸Sに設けられる加速度計測装置2と、箸動作特徴表示装置4とを備える。
箸動作特徴判定装置1Bは、加速度センサ11、信号処理部13、通信部101、キャリブレーション部105、回転行列記憶部106、スイッチ107、固定箸加速度条件データベース14、箸状態判定部15、相対加速度パターンデータベース16、箸動作特徴判定部17を備える。
加速度計測装置2は、加速度センサ21、通信部22を備える。
箸動作特徴表示装置4は、通信部41、箸動作特徴データベース42、表示制御部43、表示部44を備える。
図11は、箸動作特徴判定装置1Bと加速度計測装置2の構成を示す図である。
箸動作特徴判定装置1B、加速度計測装置2はそれぞれ、固定箸K、作用箸Sに取り付け可能なキャップの形状を有している。符号1T、2Tはそれぞれ、箸動作特徴判定装置1B、加速度計測装置2の上端部である。
スイッチ107は、キャップの側面の位置に設けられ、オフ、キャリブレーション、通常動作の中から1つを選択可能となっている。
図12は、第3の実施の形態におけるキャリブレーションの説明図である。
(a)に示すように、キャリブレーション前において、箸動作特徴判定装置1Bに設けられた加速度センサ11のx、y軸と、加速度計測装置2に設けられた加速度センサ21のx、y軸は一致していない。
そこで、利用者はスイッチ107でキャリブレーションを選択し、(b)に示すように、加速度計測装置2(作用箸S)に上方向の加速度Fを加え、箸動作特徴判定装置1Bに下方向の加速度Fを加える。
図10に戻る。
加速度センサ11は、Kx、Ky、Kzを検出し、信号処理部13に通知する。
加速度センサ21は、Sx、Sy、Szを検出し、これを通信部22は通信部101に通知する。通信部101は、これを信号処理部13に転送する。
信号処理部13は、スイッチ107でキャリブレーションが選択されている場合は、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szをキャリブレーション部105に転送する。
キャリブレーション部105は、Kx、Ky、Sx、Syを用いて、以下の回転行列Rk、Rsを生成し、回転行列記憶部106に記憶させる。
Figure 0006163134
図12(a)のx、y軸方向のそれぞれの加速度からなる加速度ベクトル(x、y)が得られた場合、図12(c)のx’、y’軸方向のそれぞれの加速度からなる加速度ベクトル
Figure 0006163134
が得られる。よって、
Figure 0006163134
を満たすRのような回転行列を生成すれば、これを用いて、Kx、Ky、Kz、Sx、Sy、Szの軸方向を一致させることができる。
回転行列について補足する。
図13は、xy座標系からx’y’座標系への射影の説明図である。
図により、
Figure 0006163134
が成立する。すなわち、
Figure 0006163134
である。Rは回転行列である。これを解いて、
Figure 0006163134
が得られる。
これを用いて、任意の加速度ベクトル(x,y)のx’y’座標系への変換は、以下の式により行える。
Figure 0006163134
信号処理部13は、Kx、Ky、Kzに対し、第1の実施の形態と同様にローパスフィルタ(LPF)をかけた後、スイッチ107で通常動作が選択されている場合は、回転行列記憶部106から回転行列Rk、Rsを読み出し、ベクトル(Kx、Ky)にRkを乗じ(補正し)、ベクトル(Sx、Sy)にRsを乗じる(補正する)。
信号処理部13は、Kx(補正後)、Ky(補正後)、Kz(補正なし)を箸状態判定部15に通知し、Kx(補正後)、Ky(補正後)、Kz(補正なし)、Sx(補正後)、Sy(補正後)、Sz(補正なし)を箸動作特徴判定部17に通知する。
箸状態判定部15は、第1の実施の形態と同様に判定を行い、箸状態名またはエラー名を読み出す。
箸動作特徴判定部17は、箸状態名「把持」が読み出された場合は、第1の実施の形態と同様に判定を行い、箸動作特徴名またはエラー名を読み出し、通信部101に通知する。
通信部101は箸動作特徴名またはエラー名を通信部41に送信する。
通信部41は、箸動作特徴名またはエラー名により箸動作特徴データベース42を更新する。
図14は、箸動作特徴データベース42の一例を示す図である。
箸動作特徴データベース42は、箸動作特徴名「通常箸」とその受信回数を含むレコードと、箸動作特徴名「交差箸」とその受信回数を含むレコードと、箸動作特徴名「握り箸」とその受信回数を含むレコードと、合計の受信回数を含むレコードを備える。受信した箸動作特徴名に応じてその受信回数と合計の受信回数が更新される。
図15は、箸動作特徴データベース42の別な一例を示す図である。
箸動作特徴データベース42は、摂食回ごとに、つまり、箸動作特徴名の受信ごとに、どの箸動作特徴名を受信したかを記憶する。箸動作特徴名が受信されたら、新たな摂食回に対応づけて記憶される。
図10に戻る。
表示制御部43は、各箸動作特徴名につき、箸動作特徴データベース42の当該箸動作特徴名を含むレコードから受信回数を読み出し、箸動作特徴名と受信回数(摂食回数)を対応づけて、表示部44に表示する。
または、表示制御部43は、各摂食回につき、箸動作特徴データベース42から当該摂食回の箸動作特徴名を検出し、摂食回と箸動作特徴名を対応づけて、表示部44に表示する。
以上のように、第3の実施の形態に係る箸動作特徴判定装置1Bによれば、固定箸Kに設けられた加速度センサ11で検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、作用箸Sに設けられた加速度センサ21で検出された軸方向ごとの作用箸加速度とを取得する加速度取得手段(信号処理部13)と、軸方向ごとに作用箸加速度から固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、相対加速度の軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、相対加速度が算出された際の固定箸Kと作用箸Sが予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定する箸動作特徴判定部17とを備えるので、箸がどのように動作しているかを判定できる。
また、表示制御部43は、箸動作特徴名と摂食回数を表示する、または、摂食回と箸動作特徴名を表示するので、これを使用者に認識させれば、矯正しようという心理が働き、好ましい。
なお、第3の実施の形態では、固定箸Kに箸動作特徴判定装置1Bを設け、作用箸Sに加速度計測装置2を設けたが、作用箸Sに箸動作特徴判定装置1Bを設け、固定箸Kに加速度計測装置2を設けてもよい。
また、各実施の形態に係る箸動作特徴判定装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
1、1B、3、4…箸動作特徴判定装置
1A、2…加速度計測装置
11、21…加速度センサ
12、22、31、41、101…通信部
13…信号処理部
14…固定箸加速度条件データベース
15…状態判定部
15…箸状態判定部
16…相対加速度パターンデータベース
17…箸動作特徴判定部
18、44…表示部
21…加速度センサ
42…箸動作特徴データベース
43…表示制御部
102…バイブレータ
103…バイブレータ制御部
104、107…スイッチ
105…キャリブレーション部
106…回転行列記憶部
F…加速度
S…作用箸
K…固定箸
K1、S1…上端面
Rk、Rs…回転行列
Rx、Ry、Rz…相対加速度
Sx、Sy、Sz…作用箸Sの加速度
Kx、Ky、Kz…固定箸Kの加速度
m…マーク

Claims (5)

  1. 固定箸に設けられた加速度センサで検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、前記固定箸と共に用いられる作用箸に設けられた加速度センサで検出された前記軸方向ごとの作用箸加速度とを取得する加速度取得手段と、
    前記軸方向ごとに前記作用箸加速度から前記固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、前記相対加速度の前記軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、前記相対加速度が算出された際の固定箸と作用箸が予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定する箸動作特徴判定部と
    を備えることを特徴とする箸動作特徴判定装置。
  2. 前記箸動作特徴判定装置は、
    前記動作特徴ごとに当該動作特徴で前記固定箸と前記作用箸が動作しているときの相対加速度パターンが記憶される相対加速度パターンデータベースを備え、
    前記箸動作特徴判定部は、前記算出された相対加速度に該当する相対加速度パターンを前記相対加速度パターンデータベースから検索する
    ことを特徴とする請求項1記載の箸動作特徴判定装置。
  3. 請求項1または2記載の箸動作特徴判定装置と前記固定箸と前記作用箸を備えることを特徴とする箸動作特徴判定システム。
  4. 箸動作特徴判定装置が、固定箸に設けられた加速度センサで検出された複数の軸方向ごとの固定箸加速度と、前記固定箸と共に用いられる作用箸に設けられた加速度センサで検出された前記軸方向ごとの作用箸加速度とを取得し、
    前記箸動作特徴判定装置が、前記軸方向ごとに前記作用箸加速度から前記固定箸加速度を減じた相対加速度を算出し、前記相対加速度の前記軸方向ごとの違いを示す相対加速度パターンに基づき、前記相対加速度が算出された際の固定箸と作用箸が予め定めた複数の動作特徴の中のどの動作特徴で動作しているかを判定する
    ことを特徴とする箸動作特徴判定装置の動作方法。
  5. 請求項1または2記載の箸動作特徴判定装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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