JP6157398B2 - 一成分現像剤組成物 - Google Patents

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Description

本明細書には、一成分現像プロセスで使用するのに適したトナー組成物が開示される。
ある一成分現像剤(すなわち、担体なしでトナーを用いる現像剤)では、トナーは、時間経過にともなって現像剤ロールにワックスまたはシリカが堆積し、ハードウェアに機能的な欠陥が生じ、最終的な印刷の欠陥を引き起こすという欠点を示す場合がある。粒径が比較的大きな外部添加剤粒子を含む現像剤が一般的に直面する他の困難としては、悪いトナー流動特徴、画像の欠け、画像の色あせが挙げられる。したがって、既知の材料がこれらの意図する目的に適しているものの、低融点を示す一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。それに加え、望ましい融合特徴を示す一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。さらに、顔料、シリカ、ワックスのような材料が現像剤ロールに蓄積する量が減っていることを示す一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。さらに、望ましい帯電安定性または優れた帯電安定性を示す一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。フューザー汚染の低下を示す一成分現像系で使用するのに適したトナーも依然として必要である。それに加え、望ましい流動特徴を示す一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。さらに、均一な画像を生成する一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。さらに、トナーカートリッジから高収量のトナーを生成する一成分現像系で使用するのに適したトナーが依然として必要である。改良された画質を示しつつ、印刷速度を改良することもできる、一成分現像系で使用するのに適したトナーも依然として必要である。
本明細書には、乳化凝集トナーを含む一成分現像剤であって、(a)樹脂と;(b)ワックスと;(c)着色剤と;(d)封入するシェルと;(e)シリカ外部添加剤とを含み、このシリカ外部添加剤が、(i)オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約6〜約20nmであり、トナーの約0.1重量%〜約1重量%の量で存在する、第1のシリカ粒子と;(ii)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたコロイド状シリカ粒子を含み、平均粒子直径が約80〜約200nmであり、トナーの約1重量%〜約2重量%の量で存在する、第2のシリカ粒子と;(iii)ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約25〜約65nmであり、トナーの約0.5重量%〜約1.5重量%の量で存在する、第3のシリカ粒子と;(iv)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約25〜約65nmであり、トナーの約1重量%〜約2.5重量%の量で存在する、第4のシリカ粒子とを含み、この現像剤が、担体粒子を実質的に含まない、一成分現像剤が開示される。また、乳化凝集トナーを含む一成分現像剤であって、(a)スチレン/アクリル酸ブチルコポリマーと;(b)融点が約100℃以下のワックスと;(c)着色剤と;(d)封入するシェルと;(e)シリカ外部添加剤とを含み、このシリカ外部添加剤が、(i)オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約8〜約16nmであり、トナーの約0.2重量%〜約0.9重量%の量で存在する、第1のシリカ粒子と;(ii)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたコロイド状シリカ粒子を含み、平均粒子直径が約90〜約180nmであり、トナーの約1.1重量%〜約1.75重量%の量で存在する、第2のシリカ粒子と;(iii)ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約30〜約60nmであり、トナーの約0.6重量%〜約1.2重量%の量で存在する、第3のシリカ粒子と;(iv)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約30〜約60nmであり、トナーの約1.25重量%〜約2重量%の量で存在する、第4のシリカ粒子とを含み、この現像剤が、担体粒子を実質的に含まない、一成分現像剤も開示される。さらに、乳化凝集トナーを含む一成分現像剤であって、(a)Mw値が約30,000〜約40,000であり、Mn値が約8,000〜約15,000であるスチレン/アクリル酸ブチルコポリマー樹脂と;(b)融点が約100℃以下であり、トナー中に約1%〜約25重量%の量で存在するパラフィンワックスと;(c)顔料着色剤と;(d)封入するシェルと;(e)シリカ外部添加剤とを含み、このシリカ外部添加剤が、(i)オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約10〜約14nmであり、トナーの約0.3重量%〜約0.8重量%の量で存在する、第1のシリカ粒子と;(ii)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたコロイド状シリカ粒子を含み、平均粒子直径が約100〜約150nmであり、トナーの約1.25重量%〜約1.45重量%の量で存在する、第2のシリカ粒子と;(iii)ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約35〜約55nmであり、トナーの約0.7重量%〜約0.9重量%の量で存在する、第3のシリカ粒子と;(iv)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が約35〜約55nmであり、トナーの約1.5重量%〜約1.8重量%の量で存在する、第4のシリカ粒子とを含み、この現像剤が、担体粒子を実質的に含まない、一成分現像剤が開示される。
図1は、本明細書に開示するように調製したトナーと比較トナーについて、有機感光体(OPC)汚染試験の結果を示す。
トナーは、トナーを作成するときに使用するのに適した任意の望ましい樹脂または適切な樹脂から調製することができる乳化凝集トナーである。また、このような樹脂は、任意の適切な1種類以上のモノマーから製造することができる。樹脂を作成するときに有用な適切なモノマーとしては、スチレン、アクリレート、メタクリレート、ブタジエン、イソプレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、これらの混合物などが挙げられる。
適切な樹脂の例としては、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリブチレン、ポリイソブチレート、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリプロピレンなど、およびこれらの混合物が挙げられる。使用可能な樹脂の具体例としては、ポリ(スチレン−アクリレート)樹脂、架橋したポリ(スチレン−アクリレート)樹脂、ポリ(スチレン−メタクリレート)樹脂、架橋したポリ(スチレン−メタクリレート)樹脂、ポリ(スチレン−ブタジエン)樹脂、架橋したポリ(スチレン−ブタジエン)樹脂、アルカリスルホン酸化−ポリエステル樹脂、分岐したアルカリスルホン酸化−ポリエステル樹脂、アルカリスルホン酸化−ポリイミド樹脂、分岐したアルカリスルホン酸化−ポリイミド樹脂、アルカリスルホン酸化ポリ(スチレン−アクリレート)樹脂、架橋したアルカリスルホン酸化ポリ(スチレン−アクリレート)樹脂、ポリ(スチレン−メタクリレート)樹脂、架橋したアルカリスルホン酸化−ポリ(スチレン−メタクリレート)樹脂、アルカリスルホン酸化−ポリ(スチレン−ブタジエン)樹脂、架橋したアルカリスルホン酸化ポリ(スチレン−ブタジエン)樹脂など、およびこれらの混合物が挙げられる。
使用可能な他の適切なラテックス樹脂またはポリマーの例としては、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン);ポリ(スチレン−アクリル酸プロピル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−ベータカルボキシアクリル酸エチル)などおよびこれらの組み合わせが挙げられる。ポリマーは、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、交互コポリマー、およびこれらの組み合わせであってもよい。具体的な実施形態では、ポリマーは、モノマーのモル比が、スチレン約69〜約90部、アクリル酸n−ブチル約9〜約30部、β−カルボキシエチルアクリレート約1〜約10部であり、Mw値は約30,000〜約40,000であり、Mn値は約8,000〜約15,000である、スチレン/アクリル酸n−ブチル/β−カルボキシエチルアクリレートコポリマーである。
いくつかの実施形態では、樹脂は、重量平均分子量(Mw)が、一実施形態では、少なくとも約15,000、別の実施形態では、少なくとも約20,000、少なくとも約25,000、一実施形態では、約50,000以下、約40,000以下、約35,000以下であってもよい。
いくつかの実施形態では、樹脂は、数平均分子量(Mn)が、少なくとも約4,000、少なくとも約6,000、少なくとも約8,000、一実施形態では、約20,000以下、約15,000以下、約10,000以下であってもよい。
(乳化凝集粒子を調製するための)エマルションポリマーは、任意の望ましい方法または有効な方法によって調製することができる。次いで、ラテックスを用い、例えば、乳化凝集方法によってトナーを調製することができる。
トナー中で使用するためのラテックスを調製するのに適した任意のモノマーを使用することができる。上述のように、トナーは、例えば、乳化凝集(EA)によって製造することができる。ラテックスポリマーは、1種類のポリマーを含んでいてもよく、ポリマー混合物であってもよい。ポリマーとしては、例えば、スチレンアクリレート、スチレンブタジエン、スチレンメタクリレート、さらに具体的には、ポリ(スチレン−アクリル酸アルキル)、ポリ(スチレン−1,3−ジエン)、ポリ(スチレン−メタクリル酸アルキル)、ポリ(スチレン−アクリル酸アルキル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−1,3−ジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−メタクリル酸アルキル−アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸アルキル−アクリル酸アルキル)、ポリ(メタクリル酸アルキル−アクリル酸アリール)、ポリ(メタクリル酸アリール−アクリル酸アルキル)、ポリ(メタクリル酸アルキル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸アルキル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−1,3−ジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(アクリル酸アルキル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(メチルスチレン−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸メチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸エチル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸プロピル−ブタジエン)、ポリ(アクリル酸ブチル−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(メチルスチレン−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸プロピル−イソプレン)、ポリ(メタクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸メチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸エチル−イソプレン)、ポリ(アクリル酸プロピルイソプレン)、ポリ(アクリル酸ブチル−イソプレン)、ポリ(スチレン−アクリル酸プロピル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリロニトリル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(スチレン−イソプレン)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル)、ポリ(スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(スチレン−メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸ブチル)、ポリ(メタクリル酸ブチル−アクリル酸)、ポリ(アクリロニトリル−アクリル酸ブチル−アクリル酸)、およびこれらの組み合わせが挙げられる。ポリマーは、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、または交互コポリマーであってもよい。
トナー粒子組成物は、ラテックス、任意要素の着色剤、任意要素のワックス、任意の他の望ましい添加剤または必要な添加剤、上述の選択された樹脂を含むエマルションの混合物を、場合により、界面活性剤中で凝集させることと、次いで、凝集物樹脂のTgより高い温度で凝集混合物を融着させることとを含む乳化凝集プロセスによって調製することができる。
非イオン系界面活性剤の例としては、ポリアクリル酸、メタロース、メチルセルロース、ジアルキルフェノキシポリ(エチレンオキシ)エタノールが挙げられる。適切な非イオン系界面活性剤の他の例としては、ポリエチレンオキシドとポリプロピレンオキシドのブロックコポリマーが挙げられ、SYNPERONIC PE/Fとして市販されるもの、例えば、SYNPERONIC PE/F 108が挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、サルフェートおよびスルホネート、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、これらの組み合わせなどが挙げられる。
通常は正に帯電しているカチオン系界面活性剤の例としては、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリド、四級化ポリオキシエチルアルキルアミンのハロゲン化物塩など、およびこれらの混合物が挙げられる。
さらに、トナー粒子を作成するときに、場合により、ワックスを、樹脂および他のトナー要素と合わせてもよい。ワックスが含まれる場合、ワックスは、任意の望ましい量または有効な量で、一実施形態では、少なくとも約1重量%、少なくとも約5重量%、約25重量%以下、約20重量%以下の量で存在していてもよい。適切なワックスの例としては、例えば、重量平均分子量が、少なくとも約500、少なくとも約1,000、約20,000以下、約10,000以下のものが挙げられる。適切なワックスの例としては、ポリオレフィン;植物由来のワックスなど;動物由来のワックス、例えば、ハチミツなど;鉱物由来のワックスおよび石油由来のワックス、例えば、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、Fischer−Tropschワックスなど;高級脂肪酸と高級アルコールから得られるエステルワックスなど;高級脂肪酸と一価または多価の低級アルコールから得られるエステルワックス、およびこれらの混合物が挙げられる。ワックスが含まれる場合、ワックスは、任意の望ましい量または有効な量で、少なくとも約1重量%、少なくとも約5重量%、約25重量%以下、約20重量%以下の量で存在していてもよい。
いくつかの実施形態では、ワックスは、融点が約100℃以下、約90℃以下、約85℃以下である。
一実施形態では、着色剤は、(a)トナーの少なくとも約3重量%、約6重量%以下の量で存在するカーボンブラック顔料、(b)トナーの少なくとも約0.5重量%、約1.5重量%以下の量で存在する、銅フタロシアニン顔料、例えば、Pigment Blue 15:3を含む。
着色剤は、トナー中、任意の望ましい合計量または有効な合計量で、一実施形態では、トナーの少なくとも約1重量%、少なくとも約5重量%、約15重量%以下、約10重量%以下の量で存在する。
得られる混合物のpHを、酸(例えば、酢酸、硝酸など)を用いて調節してもよい。具体的な実施形態では、混合物のpHを約2〜約4.5に調節してもよい。さらに、所望な場合、混合物を均質化してもよい。
上述の混合物を調製した後、この混合物に凝集剤を加えてもよい。任意の望ましい凝集剤または有効な凝集剤を利用してトナーを作ってもよい。適切な凝集剤としては、二価カチオンまたは多価カチオンの水溶液が挙げられる。いくつかの実施形態では、樹脂のガラス転移温度(Tg)より低い温度で、凝集剤を混合物に加えてもよい。
凝集剤を、任意の望ましい量または有効な量で、一実施形態では、混合物中の樹脂の少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.2重量%、少なくとも約0.5重量%、一実施形態では、約8重量%以下、約5重量%以下の量で加えてもよい。
粒子の凝集および融着を制御するために、所望な場合、凝集剤を混合物に時間をかけて計量しつつ加えてもよい。また、凝集剤の添加は、混合物を撹拌条件に維持しつつ、ある具体的な実施形態では、上述のような樹脂のガラス転移温度より低い温度で、ある具体的な実施形態では、少なくとも約30℃、少なくとも約35℃、約90℃以下、約70℃以下で行ってもよい。
所定の望ましい粒径が得られるまで、粒子を凝集させてもよい。成長プロセス中にサンプルを採取し、平均粒径の場合、例えば、Coulter Counterで分析してもよい。したがって、凝集した粒子を得るために、撹拌を維持しつつ、混合物を高温に維持することによって、または、例えば、約40℃〜約100℃の温度までゆっくりと上げ、混合物をこの温度に約0.5時間〜約6時間、約1時間〜約5時間維持することによって、凝集を進めてもよい。所定の望ましい粒径に達したら、成長プロセスを止める。
次いで、生成した凝集トナー粒子にシェルを塗布してもよい。コア樹脂に適していると上に記載した任意の樹脂をシェル樹脂として使用することができる。任意の望ましい方法または有効な方法によって、凝集粒子にシェル樹脂を塗布してもよい。例えば、シェル樹脂は、界面活性剤を含むエマルションの状態であってもよい。上述の凝集粒子を、生成した凝集物の上にシェル樹脂がシェルを形成するように、上のシェル樹脂エマルションと合わせてもよい。
一実施形態では、トナー粒子は、粒子のシェルとコアとを有し、シェルのガラス転移温度(Tg)よりも低いTgを有する樹脂を含む。いくつかの実施形態では、コアは、Tgが少なくとも約40℃、少なくとも約45℃、少なくとも約48℃、一実施形態では、59℃以下、約55℃以下、約53℃以下である。いくつかの実施形態では、シェルは、Tgが、少なくとも約55℃、少なくとも約58℃、少なくとも約59℃、一実施形態では、65℃以下、約63℃以下、約61℃以下である。
トナー粒子の望ましい最終粒径が得られたら、塩基を用い、混合物のpHを、一実施形態では、約6〜約10、約6.2〜約7に調節してもよい。pHの調節を利用し、トナーの成長を凍結(つまり、停止)させてもよい。トナーの成長を停止させるために用いられる塩基は、任意の適切な塩基、例えば、アルカリ金属水酸化物、これらの組み合わせなどであってもよい。いくつかの実施形態では、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を加え、pHを上述の所望な値に調節しやすくしてもよい。いくつかの実施形態では、塩基を混合物の約2〜約25重量%、約4〜約10重量%の量で加えてもよい。
望ましい粒径になるまで凝集を行い、上述のようにシェルを作成した後、粒子が所望の最終形状になるまで融着させ、融着は、例えば、混合物を任意の望ましい温度または有効な温度、一実施形態では、少なくとも約55℃、少なくとも約65℃、一実施形態では、約100℃以下、約75℃以下、ある具体的な実施形態では、約70℃まで加熱することによって達成される。これより高い温度または低い温度を使用してもよく、この温度は、バインダーで用いられる樹脂の関数であることが理解される。
融着を進め、任意の望ましい時間または有効な時間、一実施形態では、少なくとも約0.1時間、少なくとも0.5時間、一実施形態では、約9時間以下、約4時間以下かけて行ってもよい。
融着の後、混合物を室温(例えば、約20℃〜約25℃)まで冷却してもよい。冷却した後、トナー粒子を、場合により、水で洗浄し、その後乾燥させてもよい。
トナー粒子は、所望の場合、他の任意要素の添加剤をさらに含んでいてもよい。
トナー粒子は、流動補助添加剤を含む外部添加剤粒子とブレンドされてもよく、添加剤は、トナー粒子表面に存在していてもよい。これらの添加剤の例としては、酸化チタンなどの金属酸化物、およびこれらの混合物;金属塩および脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウムなど、およびこれらの混合物)が挙げられる。各外部添加剤は、それぞれ、任意の望ましい量または有効な量で、一実施形態では、トナーの少なくとも約0.1重量%、少なくとも約0.25重量%、一実施形態では、約5重量以下、約3重量%以下の量で存在していてもよい。ここでも、これらの添加剤を上述のシェル樹脂と同時に塗布してもよく、またはシェル樹脂を塗布した後に塗布してもよい。
本明細書に開示するトナーは、特定のシリカ外部添加剤を含む。これらの添加剤は、異なる平均粒子直径を有するシリカ混合物と、表面処理を含む。シリカの平均粒子直径は、走査型電子顕微鏡(SEM)によって測定される。
トナーは、以下の式の第1のシリカ粒子(例えば、オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子)を含む。
Figure 0006157398
これらのオクチルジメチルシロキサンで処理されたシリカ粒子は、平均粒子直径は、一実施形態では、少なくとも約6nm、別の実施形態では、少なくとも約8nm、さらに別の実施形態では、少なくとも約10nm、一実施形態では、約20nm以下、別の実施形態では、約18nm以下、さらに別の実施形態では、約15nm以下である。適切なオクチルジメチルシロキサンで処理されたシリカ粒子の例としては、Evonik(ドイツ)製のR805などとして入手可能なものが挙げられる。
オクチルジメチルシロキサンで処理されたシリカ粒子は、トナー中に、一実施形態では、(トナーの)少なくとも約0.1重量%、別の実施形態では、少なくとも約0.2重量%、さらに別の実施形態では、少なくとも約0.3重量%、一実施形態では、約1重量%以下、別の実施形態では、約0.9重量%以下、さらに別の実施形態では、約0.8重量%以下の量で存在する。
本明細書に開示するトナーは、さらに、以下の式のコロイド状シリカ粒子を含む第2のシリカ粒子を含む。
Figure 0006157398
コロイド状シリカ粒子は、以下の式のヘキサメチルジシロキサンで表面処理される。
Figure 0006157398
これらのヘキサメチルジシロキサンで処理されたコロイド状シリカ粒子は、平均粒子直径が、一実施形態では、少なくとも約80nm、別の実施形態では、少なくとも約85nm、さらに別の実施形態では、少なくとも約90nm、一実施形態では、約200nm以下、別の実施形態では、約180nm以下、さらに別の実施形態では、約150nm以下である。適切なヘキサメチルジシロキサンで処理されたコロイド状シリカ粒子の例としては、信越化学工業株式会社製のX−24、Cabot Corporation製のTGC−110などとして入手可能なものが挙げられる。
ヘキサメチルジシロキサンで処理されたコロイド状シリカ粒子は、トナー中、一実施形態では、少なくとも約1重量%、別の実施形態では、少なくとも約1.05重量%、さらに別の実施形態では、少なくとも約1.10重量%、一実施形態では、約2重量%以下、別の実施形態では、約1.75重量%以下、さらに別の実施形態では、約1.45重量%以下の量で存在する。
本明細書に開示するトナーは、以下の式の第3のシリカ粒子(例えば、ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子)も含み、
Figure 0006157398
式中、nは、繰り返しモノマー単位の数をあらわす整数であり、一実施形態では、少なくとも約1、一実施形態では、約45以下である。これらのポリジメチルシロキサンで処理されたシリカ粒子は、平均粒子直径が、一実施形態では、少なくとも約25nm、別の実施形態では、少なくとも約27nm、さらに別の実施形態では、少なくとも約30nm、一実施形態では、約65nm以下、別の実施形態では、約60nm以下、さらに別の実施形態では、約55nm以下である。適切なポリジメチルシロキサンで処理されたシリカ粒子の例としては、Evonik製のRY50、Cabot Corporation製のTG5180などとして入手可能なものが挙げられる。
ポリジメチルシロキサンで処理されたシリカ粒子は、トナー中、一実施形態では、少なくとも約0.5重量%、別の実施形態では、少なくとも約0.6重量%、さらに別の実施形態では、少なくとも約0.7重量%、一実施形態では、約1.5重量%以下、別の実施形態では、約1.2重量%以下、さらに別の実施形態では、約0.9重量%以下の量で存在する。
本明細書で開示するトナーは、以下の式の第4のシリカ粒子(例えば、ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子)も含む。
Figure 0006157398
これらのヘキサメチルジシロキサンで処理されたシリカ粒子は、平均粒子直径が、一実施形態では、少なくとも約25nm、別の実施形態では、少なくとも約27nm、さらに別の実施形態では、少なくとも約30nm、一実施形態では、約65nm以下、別の実施形態では、約60nm以下、さらに別の実施形態では、約55nm以下である。適切なヘキサメチルジシロキサンで処理されたシリカ粒子の例としては、Evonik製のRX50、Cobot製のTG5110などとして入手可能なものが挙げられる。
ヘキサメチルジシロキサンで処理されたフュームドシリカ粒子は、トナー中、一実施形態では、少なくとも約1重量%、別の実施形態では、少なくとも約1.25重量%、さらに別の実施形態では、少なくとも約1.5重量%、一実施形態では、約2.5重量%以下、別の実施形態では、約2重量%以下、さらに別の実施形態では、約1.8重量%以下の量で存在する。
トナー粒子は、真円度が、一実施形態では、少なくとも約0.920、少なくとも約0.940、少なくとも約0.962、少なくとも約0.965、一実施形態では、約0.999以下、約0.990以下、約0.980以下である。真円度が1.000とは、完全に円形の球を示す。真円度は、例えば、Sysmex FPIA 2100分析機を用いて測定することができる。
乳化凝集プロセスは、トナー粒子の粒度分布を大きく制御し、トナー中のトナー微粒子およびトナー粗粒子の両方の量を制限することができる。トナー粒子は、比較的狭い粒度分布を有していてもよく、数比率による下側幾何標準偏差(GSDn)が、少なくとも約1.15、少なくとも約1.18、少なくとも約1.20、一実施形態では、約1.40以下、約1.35以下、約1.30以下、約1.25以下であってもよい。
トナー粒子は、体積平均径(「体積平均粒径」、または「D50v」とも呼ばれる)が、一実施形態では、少なくとも約3μm、少なくとも約4μm、少なくとも約5μm、一実施形態では、約25μm以下、約15μm以下、約12μm以下であってもよい。D50v、GSDv、GSDnは、Beckman Coulter Multisizer 3のような測定装置を用いて決定することができる。
トナー粒子は、形状因子SF1aが、一実施形態では、少なくとも約105、少なくとも約110、約170以下、約160以下であってもよい。走査型電子顕微鏡(SEM)を使用し、画像分析(IA)によって、トナーの形状因子分析を決定することができる。以下の形状因子(SF1a)の式:SF1a=100πd/(4A)を使用することによって平均粒子形状を定量し、式中、Aは粒子の面積であり、dはその主要な軸である。完全に円形または球状の粒子は、形状因子が実際に100である。形状が、表面積が大きな不規則または細長い形状になるほど、形状因子SF1aは大きくなる。
トナー粒子の特徴は、任意の適切な技術および装置によって決定されてもよく、本明細書で上に示す装置および技術に限定されない。
トナー樹脂が架橋可能である実施形態では、このような架橋は、任意の望ましい様式または有効な様式で行うことができる。例えば、融合温度でトナー樹脂が架橋可能であるとき、基材に対してトナーを融合している間にトナー樹脂を架橋することができる。例えば、融合後の操作中に、トナー樹脂が架橋する温度まで、融合した画像を加熱することによって架橋を行うこともできる。いくつかの実施形態では、約160℃以下、約70℃〜約160℃、約80℃〜約140℃の温度で架橋を行うことができる。
一実施形態では、一成分現像プロセスによって、トナー粒子を基材に塗布する。一成分現像では、トナー上の電荷は、現像プロセスを制御するものである。ドナーロール材料は、トナーをロールと接触させるとき、トナー上に正しい極性の電荷を生成するように選択される。静電力によってドナーロール上に作られるトナー層は、現像ゾーンに入る前に、帯電ゾーン(特に、本出願では、帯電ローラー)を通過する。現像爪を軽く加圧すると、現像ゾーンに入るときに、ロール上に望ましい厚みのトナー層が作られる。この帯電は、典型的には、ほんの数秒間であり、トナー上の電荷を最小限にする。次いで、さらなるバイアスがトナーに加えられ、さらに現像し、トナーの制御された一部を感光体に移動する。次いで、画像を感光体から、画像を受け入れる基材に転写し、この転写は、直接的であってもよく、または中間転写体によって間接的であってもよく、次いで、例えば、熱および/または圧力を加えることによって(例えば、加熱したフューザーロールを用い)、画像を受け入れる基材に対し、画像を融合させる。
普通紙、例えば、XEROX(登録商標)4024紙、XEROX(登録商標)Image Series紙、Courtland 4024 DP紙、罫線付ノート紙、ボンド紙、シリカでコーティングされた紙、例えば、Sharp Companyシリカコーティング紙、JuJo紙、HAMMERMILL LASERPRINT(登録商標)紙など、光沢のあるコーティング紙、例えば、XEROX(登録商標)Digital Color Gloss、Sappi Warren Papers LUSTROGLOSS(登録商標)など、透明材料、布地、繊維製品、プラスチック、ポリマー膜、無機基材、例えば、金属および木材などを含め、任意の適切な基材または記録シートを使用することができる。
あらゆる部および割合は、他の意味であると示されていない限り、重量基準である。
実施例および比較例で使用するトナー粒子を以下のように調製した。2L反応器に、76.5重量部のスチレン、23.5重量部のアクリル酸ブチル、3重量部のβ−カルボキシエチルアクリレートを含む、60〜68%のスチレン/アクリル酸ブチルラテックスポリマー(重量平均分子量が35,000)と、分子量が527であり、融点が84℃である10〜14%のパラフィンワックスと、3〜5%のカーボンブラックと、0.5〜1.5%のPigment Blue 15:3とを入れた。次いで、この系に、0.14〜0.18%のポリアルミニウムクロリドを加え、IKA T−50ホモジナイザを用い、混合物を4000rpmで20〜40分間均質化した。均質化したら、粒子がプレシェル粒径である5.8〜6.4μmに達するまで、反応器の内容物を、ポリマーのガラス転移温度付近(50〜58℃)まで90〜160分かけて加熱した。凝集物が適切な粒径になったら、82重量部のスチレン、18重量部のアクリル酸ブチル、3重量部のβ−カルボキシエチルアクリレートを含み、重量平均分子量が35,000(Tg 56〜62℃)である第2のスチレン/アクリル酸ブチルラテックスポリマーを加え、27〜33重量%のトナー粒子のシェルを作成した。シェルを加えた後、反応器をこの温度に20〜60分間維持し、その後に、塩基を加え、粒径を7.0〜7.8μmに凍結させた。塩基を加え、pHを4.2〜5.0に調整すると、粒子バッチ温度を90〜98℃まで上げた。次いで、粒子の真球度(丸さ)が0.963〜0.973に達するまで、このバッチを30〜300分かけて融着させた。次いで、バッチを冷却し、NaOHを用いてpHを7.0〜8.0に調整し、次いで、水で3〜5回洗浄し、凍結乾燥によって乾燥させた。
(実施例I)
第1のトナー(トナーIa)を以下のように調製した。上述のように調製し、乾燥粒径が6.8μm、乾燥真球度が0.963の乾燥粒子を75g秤量し、最初に、(トナーの重量の)0.35%の8〜15nmのオクチルジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、0.73%の30〜50nmのポリジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、1.10%の90〜150nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたコロイド状ゾルゲルシリカ、1.55%の30〜50nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたフュームドシリカと混合した。最初に混合した後、トナー粒子およびシリカ粒子をFUJI MILL実験用ブレンダを用い、16,000rpmで5分間ブレンドした。次いで、トナーをカートリッジに入れ、単色一成分現像機で試験した。
第2のトナー(トナーIb)を以下のように調製した。上述のように調製し、乾燥粒径が7.2μm、乾燥真球度が0.960の乾燥粒子を75g秤量し、最初に、(トナーの重量の)0.83%の8〜15nmのオクチルジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、0.82%の30〜50nmのポリジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、1.35%の90〜150nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたコロイド状ゾルゲルシリカ、1.60%の30〜50nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたフュームドシリカと混合した。最初に混合した後、トナー粒子およびシリカ粒子をFUJI MILL実験用ブレンダを用い、160,000rpmで5分間ブレンドした。次いで、トナーをカートリッジに入れ、単色一成分現像機で試験した。
(比較例A)
実施例Iの第1段落に記載したようにトナー粒子を調製した。最終的な乾燥粒径は6.8μmであり、乾燥粒子の真球度は0.978であった。実施例Iに記載したプロセスによって乾燥粒子を(トナーの重量の)3.0%の30〜50nmのポリジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、0.2%の90〜150nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたコロイド状ゾルゲルシリカ、0.55%の30〜50nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたフュームドシリカと混合した。
(比較例B)
実施例Iの第1段落に記載したようにトナー粒子を調製した。粒径を7.48μmに凍結させ、真球度は0.972に達した。実施例Iに記載したプロセスによって乾燥粒子を(トナーの重量の)0.1%の8〜15nmのオクチルジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、2.5%の30〜50nmのポリジメチルシロキサンでコーティングされたフュームドシリカ、0.2%の90〜150nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたコロイド状ゾルゲルシリカ、0.55%の30〜50nmのヘキサメチルジシロキサンでコーティングされたフュームドシリカと混合した。
(有機感光体汚染試験)
バックグラウンドコントロールとしてのXEROX(登録商標)4200紙片に、長さ20cm×幅2cmの透明の片側が接着剤のテープ片を置き、有機感光体(OPC)汚染を測定した。その後、20cm×5cmの塗りつぶされた模様を紙に印刷し、機械を止め、別の長さ20cm×幅2cmの透明の片側が接着剤のテープ片を感光体の上に置き、残ったトナーを除去した。次いで、このテープもXEROX(登録商標)4200紙の上に置いた。XRITE(登録商標)濃度計を用い、感光体からのテープから、バックグラウンドコントロールを引き算してデルタYを測定した。(このプロセスを0ページ、1,000ページ、2,000ページで行った)。デルタYは、反射率%の指標であり、感光体の汚染を定量化する。デルタYが大きいほど、ドラムの汚染が大きい。トナーIaおよびIbは、比較トナーAおよびBと比較して、優れた性能を示した。

Claims (20)

  1. 乳化凝集トナーを含む一成分現像剤であって、
    (a)樹脂と;
    (b)ワックスと;
    (c)着色剤と;
    (d)封入するシェルと;
    (e)シリカ外部添加剤とを含み、このシリカ外部添加剤が、
    (i)オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が6〜20nmであり、トナーの0.1重量%〜1重量%の量で存在する、第1のシリカ粒子と;
    (ii)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたコロイド状シリカ粒子を含み、平均粒子直径が8〜200nmであり、トナーの1重量%〜2重量%の量で存在する、第2のシリカ粒子と;
    (iii)ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が2〜65nmであり、トナーの0.5重量%〜1.5重量%の量で存在する、第3のシリカ粒子と;
    (iv)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が2〜65nmであり、トナーの1重量%〜2.5重量%の量で存在する、第4のシリカ粒子とを含み、
    この現像剤が、担体粒子を実質的に含まない、一成分現像剤。
  2. 前記樹脂が、スチレン/アクリル酸ブチルコポリマーを含む、請求項1に記載の現像剤。
  3. 前記スチレン/アクリル酸ブチルコポリマーが、スチレン/アクリル酸n−ブチル/β−カルボキシエチルアクリレートコポリマーである、請求項2に記載の現像剤。
  4. 前記スチレン/アクリル酸n−ブチル/β−カルボキシエチルアクリレートコポリマーは、モノマーの比が、スチレン6〜90重量部、アクリル酸n−ブチル9〜30重量部、β−カルボキシエチルアクリレート1〜10重量部であり、Mw値は30,000〜40,000であり、Mn値は8,000〜15,000である、請求項3に記載の現像剤。
  5. 前記樹脂は、Mw値が30,000〜40,000であり、Mn値が8,000〜15,000である、請求項2に記載の現像剤。
  6. 前記ワックスは、パラフィンワックスである、請求項1に記載の現像剤。
  7. 前記ワックスは、融点が100℃以下である、請求項1に記載の現像剤。
  8. 前記ワックスが、前記トナー中に、トナーの1重量%〜25重量%の量で存在する、請求項1に記載の現像剤。
  9. 前記着色剤が、顔料である、請求項1に記載の現像剤。
  10. 前記顔料が、トナーの3重量%〜6重量%の量のカーボンブラックおよびトナーの0.5重量%〜1.5%重量の量の銅フタロシアニンを含む、請求項9に記載の現像剤。
  11. 前記トナーが、0.920〜0.999の真円度を有するトナー粒子を含む、請求項1に記載の現像剤。
  12. 前記トナーが、3μm〜25μmの体積平均粒径を有するトナー粒子を含む、請求項1に記載の現像剤。
  13. 前記第1のシリカ粒子は、平均粒子直径が8〜18nmであり、トナー中に0.2重量%〜0.9重量%の量で存在する、請求項1に記載の現像剤。
  14. 前記第2のシリカ粒子は、平均粒子直径が8〜180nmであり、トナー中に1.05重量%〜1.75重量%の量で存在する、請求項1に記載の現像剤。
  15. 前記第3のシリカ粒子は、平均粒子直径が2〜60nmであり、トナー中に0.6重量%〜1.2重量%の量で存在する、請求項1に記載の現像剤。
  16. 前記第4のシリカ粒子は、平均粒子直径が2〜60nmであり、トナー中に1.25重量%〜2重量%の量で存在する、請求項1に記載の現像剤。
  17. 乳化凝集トナーを含む一成分現像剤であって、
    (a)スチレン/アクリル酸ブチルコポリマー樹脂と;
    (b)融点が100℃以下のワックスと;
    (c)着色剤と;
    (d)封入するシェルと;
    (e)シリカ外部添加剤とを含み、このシリカ外部添加剤が、
    (i)オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が8〜18nmであり、トナーの0.2重量%〜0.9重量%の量で存在する、第1のシリカ粒子と;
    (ii)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたコロイド状シリカ粒子を含み、平均粒子直径が8〜180nmであり、トナーの1.05重量%〜1.75重量%の量で存在する、第2のシリカ粒子と;
    (iii)ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が2〜60nmであり、トナーの0.6重量%〜1.2重量%の量で存在する、第3のシリカ粒子と;
    (iv)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が2〜60nmであり、トナーの1.25重量%〜2重量%の量で存在する、第4のシリカ粒子とを含み、
    この現像剤が、担体粒子を実質的に含まない、一成分現像剤。
  18. 前記ワックスは、パラフィンワックスである、請求項17に記載の現像剤。
  19. 前記着色剤は、顔料である、請求項17に記載の現像剤。
  20. 乳化凝集トナーを含む一成分現像剤であって、
    (a)Mw値が30,000〜40,000であり、Mn値が8,000〜15,000である、スチレン/アクリル酸ブチルコポリマー樹脂と;
    (b)融点が100℃以下であり、トナー中に1重量%〜25重量%の量で存在する、パラフィンワックスと;
    (c)顔料着色剤と;
    (d)封入するシェルと;
    (e)シリカ外部添加剤とを含み、このシリカ外部添加剤が、
    (i)オクチルジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が1〜15nmであり、トナーの0.3重量%〜0.8重量%の量で存在する、第1のシリカ粒子と;
    (ii)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたコロイド状シリカ粒子を含み、平均粒子直径が9〜150nmであり、トナーの1.10重量%〜1.45重量%の量で存在する、第2のシリカ粒子と;
    (iii)ポリジメチルシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が3〜55nmであり、トナーの0.7重量%〜0.9重量%の量で存在する、第3のシリカ粒子と;
    (iv)ヘキサメチルジシロキサンで表面処理されたフュームドシリカ粒子を含み、平均粒子直径が3〜55nmであり、トナーの1.5重量%〜1.8重量%の量で存在する、第4のシリカ粒子とを含み、
    この現像剤が、担体粒子を実質的に含まない、一成分現像剤。
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