JP6154564B1 - 差し枠パネル固定具 - Google Patents

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【課題】本発明は、軽トラックの荷台に増設される差し枠パネルを安定的に自立させ、且つ取り付け取り外しが容易である上、荷台の内側に内接することで確実に固定する手段を採る。【解決手段】差し枠パネルは、軽トラックの荷台内に収まる寸法で形成される二枚の側面差し枠パネルと、一枚の後面差し枠パネルと、から成り、固定具は、側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ロッドの両端に側面差し枠パネルの上端部を狭持する略U字状の狭持部を備える上端固定具と、側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ブレードの両端に側面差し枠パネルの下端部を狭持する略コの字状の狭持部を備える前方下端固定具と、側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ブレードの両端に後面差し枠パネルと側面差し枠パネルの下端部を同時に狭持することができる略コの字状の直交する狭持部を備える後方下端固定具と、から成る。【選択図】図1

Description

本発明は、軽トラックの荷台に増設される差し枠パネル(増設あおり)を安定的に自立させ、且つ取り付け取り外しが容易である上、荷台の内側に内接することで確実に固定することができる差し枠パネルの固定具に関する。
従来より、軽トラックが利用されている農業、漁業、林業の分野においては、交通手段としてはもとより生産物、資材、肥料、土壌など多様な積載物の運搬手段として日常的に広く使われている。一方、機械や食品製造業の分野においては、梱包製品や箱詰めされた商品の流通移動手段として広く使われている。他方、サービス業、運送業、販売業の分野においては、書類、什器、宅配品、販売品などの配達手段の一つとして多様に使用されている。以上のように、従来における軽トラックの活用方法は、各産業分野に亘って多様に利用され、その利用目的に合わせて荷台の積載手段も各メーカーや専門業者によって多様な形状を以って提供されている。
例えば、荷崩れ防止構造物を構成する支柱部材等の立設部材を、車両荷台のあおりの上部に、簡易なボルト固定手段によって安全且つ簡易に固定することができる「車両荷台のアオリに対する立設部材の固定装置及び該固定装置を構成する固定枠部材の装着方法」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「車両荷台のアオリに対する立設部材の固定装置及び該固定装置を構成する固定枠部材の装着方法」の提案は、立設部材の下端に固定される固定枠部材と、固定枠部材に螺合される水平固定ボルトと、垂直固定ボルトを具える。固定枠部材は、あおりの上部の水平板部に載置される水平片部と、その内外端で下方に突出する内側垂下片部と外側垂下片部と、外側垂下片部の下端で内方に突出する突出片部を具える。外側垂下片部の下側部分に前記水平固定ボルトが螺合され、突出片部に前記垂直固定ボルトが螺合されている。内側垂下片部と外側垂下片部との間にあおりの上部を嵌入し、この嵌入状態で水平固定ボルト及び垂直固定ボルトを締め付けることにより固定枠部材をあおりの上部に固定できるようにして、車両荷台のあおりの上部に対する支柱部材等の立設部材の固定を、簡易なボルト固定手段によって安全に固定することを目的とするあおりの提案であって、さらに、該提案を実施するにあたっては固定枠部材を車両のあおりの上部に直接固定する手段を採用していることから、車両のあおりが上げられていることが前提条件となるもので、あおりを上げた状態でトラックの側面からの積載物の出し入れができないといった構造上の問題があるものであった。
また、トラック本体に対する振動を抑えることが可能な「トラックのあおり補助部材」が(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「トラックのあおり補助部材」の提案は、あおり補助部材を構成する側用部材は、側あおりに沿ってその上側に設けられる平板状の枠体と、当該枠体に取り付けられた2つの支柱とを備える。支柱は、その先端に、第1平板部、第2平板部及び第3平板部からなるクランク状のステーを備える。側用部材は、第2平板部の下面が荷台の上面に当接すると共に、第3平板部の裏面が荷台の側面に当接するように、荷台の周縁に取り付けられる。側あおりが閉じている状態では、側あおりの下面が第2平板部の上面に当接し、第2平板部が側あおりと荷台とに挟み込まれるように構成される。これにより、側用部材は、側あおり及び荷台により固定できるようにした提案であって、該提案は、側用部材に取り付けられている支柱が単に側あおりと荷台との間に挟み込まれる手段を採っていることによって、補助部材自体があおりを利用して自立する構造(両側の側用部材と後用部材が組み立てられた状態において初めて自立する構造)を採用していることから、あおり補助部材を組み立てる際は一人作業が困難なものであると共に、支柱が積載物の外側にかかる荷重をまともに受けるため剛性を高めなければならずその結果、荷台の内側にその剛性手段を構築しなければならないことから、結果的に荷台容量を減らすことになると共に、そのリブ等で形成される剛性手段に流動物や箱物が引っ掛かって作業がやりづらいといった構造上の問題があるものであった。
本出願人は、上記における軽トラックのあおりを利用した差し枠パネルの構造上の問題点に着目し、従来の差し枠パネルに、積載作業の効率化、固定構造の簡易化ならびに軽量化を図り、さらに現場での取り付け取り外しが容易にできる共に、天候に左右されず、多様な目的に即対応できる軽トラックの差し枠パネルの提供ができないものかという着想の下、軽トラックの荷台に増設される差し枠パネルを安定的に自立させ、且つ取り付け取り外しが容易である上、荷台の内側に内接することで確実に固定することができる差し枠パネルの固定具を開発し、本発明における「差し枠パネル固定具」の提案に至るものである。
特開2007−83850号公報 実用新案登録第3208263号公報
本発明は上記問題点を鑑み、軽トラックの荷台に増設される差し枠パネルを安定的に自立させ、且つ取り付け取り外しが容易である上、荷台の内側に内接することで確実に固定することができる差し枠パネルの固定具の提供を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明は、軽トラックのあおりの高さより上方に延長される差し枠パネルと、該差し枠パネルの上下端部を狭持する固定具と、で構成される差し枠パネル固定具であって、前記差し枠パネルは、軽トラックの荷台内に収まる寸法で形成される二枚の側面差し枠パネルと、一枚の後面差し枠パネルと、から成り、前記固定具は、前記側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ロッドの両端に前記側面差し枠パネルの上端部を狭持する略U字状の狭持部を備える上端固定具と、前記側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ブレードの両端に前記側面差し枠パネルの下端部を狭持する略コの字状の狭持部を備える前方下端固定具と、前記側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ブレードの両端に前記後面差し枠パネルと前記側面差し枠パネルの下端部を同時に狭持することができる略コの字状の直交する狭持部を備える後方下端固定具と、から成り、使用時において、前記前方下端固定具を軽トラックの荷台の前方に配置すると共に、前記後方下端固定具を軽トラックの荷台の後方に配置した状態で、前記側面差し枠パネルと後面差し枠パネルを前記前方下端固定具ならびに前記後方下端固定具の狭持部に嵌め込み、さらに、対向する前記側面差し枠パネルの上端部を少なくとも1以上の前記上端固定具で狭持して固定する手段を採る。
また、本発明は、前記差し枠パネルと前記固定具とが狭持状態において当接する箇所に、脱落防止手段を設けた手段を採る。
また、本発明は、前記固定具の連結ロッドまたは連結ブレードの中間位置に、分解・組立手段若しくは折り畳み手段を設けた手段を採る。
また、本発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか記載の差し枠パネル固定具を軽トラックの荷台に装着した状態で幌カバーを被覆させて幌カバー付き軽トラックとした手段を採る。
本発明の差し枠パネル固定具によれば、軽トラックの荷台の内側に内接されて自立する手段を採用していることで、走行中における差し枠パネル固定具の移動(ずれ込み)ならびに脱落防止が図れるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の差し枠パネル固定具によれば、差し枠をコンパネとすることで製品自体のコストダウンが図れると共に、市販されているコンパネをユーザー自身が購入することで流通段階の製品供給が廉価にできるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の差し枠パネル固定具によれば、構成部品がコンパネと固定具で構成されると共に、それぞれの構成部品が連結されていない簡易構造であるため、分解組み立てが容易にでき、さらに現場での取り付け取り外し作業が容易であるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の差し枠パネル固定具によれば、新たにトラックの荷台の前方を覆うコンパネと固定具を追加仕様することで、軽トラックの荷台の四方をコンパネで囲むことができることによって、土砂、肥料などの流動物を容易に運搬ならびに積載することができるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の差し枠パネル固定具によれば、軽トラックの荷台の床面にゴムシートを敷設することで固定具による床面の凹凸が解消されることによって、荷台内の積載物の移動が容易になるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の差し枠パネル固定具によれば、固定具の連結ロッドまたは連結ブレードの中間位置に分解・組立手段若しくは折り畳み手段を設けることによって、使用時においては、格納並びに運搬・組み立て作業が容易にできると共に、販売時においては商品の運搬、販売が容易にでき、さらに販売・在庫管理場所の省スペース化が図れるといった優れた効果を奏する。
また、本発明の差し枠パネル固定具によれば、軽トラックの荷台に差し枠パネル固定具を装着することで差し枠パネル固定具自体が骨組みとなり、その状態で上方から幌カバーを被覆させることで容易に幌カバー付き軽トラックとすることができるといった優れた効果を奏する。
本発明の差し枠パネル固定具の実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の差し枠パネル固定具の装着状態を示す全体斜視図である。 本発明の差し枠パネル固定具の組み立て・設置手順を示す説明図である。 本発明の差し枠パネル固定具におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例2) 本発明の差し枠パネル固定具におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例3) 本発明の差し枠パネル固定具におけるその他の実施形態を示す説明図である。(実施例4)
発明を実施するため形態
本発明における差し枠パネル固定具10は、使用時において、前方下端固定具34を軽トラックKの荷台Nの前方に配置すると共に、後方下端固定具36を軽トラックKの荷台Nの後方に配置した状態で、側面差し枠パネル21と後面差し枠パネル22を前方下端固定具34ならびに後方下端固定具36の狭持部35、37に嵌め込み、さらに、側面差し枠パネル21の上端部を少なくとも1以上の上端固定具31で狭持して安定的に固定することができる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
尚、本発明の差し枠パネル固定具10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明の差し枠パネル固定具の実施形態を示す説明図である。
図1(a)は、本発明の差し枠パネル固定具10の全体斜視図である。
図1(b)は、本発明の差し枠パネル固定具10の分解斜視図である。
本発明の差し枠パネル固定具10は、軽トラックKのあおりDの高さより上方に延長される差し枠パネル20と、該差し枠パネル20の上下端部を狭持する固定具30と、で構成される差し枠パネル固定具10であって、差し枠パネル20は、軽トラックKの荷台N内に収まる寸法で形成される二枚の側面差し枠パネル21と、一枚の後面差し枠パネル22と、から成り、固定具30は、側面差し枠パネル21間に配置される所定の長さを有する連結ロッド33の両端に側面差し枠パネル21の上端部を狭持する略U字状の狭持部32を備える上端固定具31と、側面差し枠パネル21間に配置される所定の長さを有する連結ブレード38の両端に側面差し枠パネル21の下端部を狭持する略コの字状の狭持部35を備える前方下端固定具34と、側面差し枠パネル21間に配置される所定の長さを有する連結ブレード38の両端に後面差し枠パネル22と側面差し枠パネル21の下端部を同時に狭持することができる略コの字状の直交する狭持部35、37を備える後方下端固定具36と、から成る形状に形成される。
差し枠パネル20は、軽トラックKの荷台N内に収まる寸法で形成される二枚の側面差し枠パネル21と、一枚の後面差し枠パネル22とから成り、市販されているコンパネを所定の寸法に切断加工して形成される。差し枠パネル20が市販されているコンパネを加工して利用することで、ユーザーが差し枠パネル20自体を自前で調達することができるため、購入単価の節減ならびに消耗、破損による交換が容易にできると共に、その差し枠高さは、ユーザーの使用目的に合わせてDIY等によって自由に設定することができる。
固定具30は、差し枠パネル20の上端を固定する上端固定具31と、差し枠パネル20の下端を固定する前方下端固定具34と後方下端固定具36と、で構成される。
上端固定具31は、差し枠パネル20の上端を狭持した状態で固定する構造で形成されるもので、例えば、構造用の鉄筋ならびに鉄板ブレードを加工して制作される。また、連結ロッド33は、差し枠パネル20が積載物の重量によって荷台Nの外側方向に広がらないようにする目的で設けられることから、前方下端固定具34を上端固定具31の代替品として使用することや、別仕様としてブレード状の金属板を加工して図示されているような上端固定具(31)とすることも可能である。(図1(b)の(符号)参照)
また、側面差し枠パネル21と後面差し枠パネル22が直交する上端箇所の通し穴(40c)にボルト(40e)と固定ピン(40f)を差し込むことで固定ならび跳ね上げ式とすることができる形状を有する上端コーナー固定具(39)を装着することによって、後面差し枠パネル22が積載物の重量によって後方に倒れ込む状態を防止すると共に、走行中の脱落を防止する手段を採ることもできる。(図1(a)の(符号)参照)
狭持部32は、連結ブレード38の両端に側面差し枠パネル21の上端部の厚みが嵌め込まれる隙間を形成すると共に、先端がやや解放され、さらに内側にやや付勢して側面差し枠パネル21が嵌め込みやすい末広がり状に形成されることが望ましい。(図3の吹き出し部参照)
前方下端固定具34は、連結ブレード38の平面的効果によって自立した状態で軽トラックKの荷台Nの前方に配置され、側面差し枠パネル21の下端を突っ張り状態にして固定する構造で形成されるもので、例えば、構造用の鉄板ブレード等を加工して制作される。
狭持部35は、連結ブレード38の両端に側面差し枠パネル21の下端部を狭持することができる略コの字状に形成されるもので、差し枠パネル20の厚みが嵌め込まれる隙間を形成すると共に、先端の内側が外側に向かって広がって差し枠パネル20が嵌め込みやすいテーパ状に形成されることが望ましい。(図3の吹き出し部参照)
後方下端固定具36は、連結ブレード38が平板状に形成されて自立する状態で軽トラックKの荷台Nの後方に配置され、側面差し枠パネル21を後面差し枠パネル22に直交させて固定することができると共に、後方下端固定具36は、軽トラックKのあおりDを降ろすことによって荷台Nの後方から容易に取り出すことができることから流動物等の積載物の積み下ろしが容易にでき、さらに後方下端固定具36が配置される箇所に前方下端固定具34を配置した場合は、荷台Nの後方が常時解放されている状態になっていることから積載物の積み下ろしが容易にできる。
狭持部37は、連結ブレード38の両端に後面差し枠パネル22と側面差し枠パネル21の下端部を同時に狭持することができる略コの字状に直交する形状に形成されるもので、先端の内側が外側に向かって広がって差し枠パネル20が嵌め込みやすいテーパ状に形成されることが望ましい。(図1ならびに図3の吹き出し部参照)
以上で構成される本発明の差し枠パネル固定具10は、軽トラックKの荷台Nの内側に自立した状態で内接されて配置される構造を採用していることによって、差し枠パネル固定具10の荷台N内の移動ならびに脱落防止が図れると共に、差し枠パネル固定具10が積載物の重量によって安定的に固定される。また、前方下端固定具34と後方下端固定具36を設けることによって軽トラックKの荷台Nの底面に凹凸が生じる問題は、固定具30の上から軽トラックKの荷台NにゴムシートSを敷設することによってその問題を解決することができる。
図2は、本発明の差し枠パネル固定具の装着状態を示す全体斜視図である。
本発明の差し枠パネル固定具10が軽トラックKの荷台Nに装着された際は、軽トラックKの荷台Nの内側に内接されて自立する手段を採用していることで、走行中の差し枠のずれ込みならびに脱落防止が阻止されると共に、差し枠をコンパネとすることで製品自体のコストダウンが図れ、さらに市販されているコンパネをユーザー自身が購入することで流通段階の製品供給を固定具30のみで販売することができ、さらにまた、構成部品がコンパネと固定具30で構成される簡易構造であるため、取り付け取り外し作業が容易であると共に、広い収納スペースを必要としないといった数多くの利点を有する差し枠パネル固定具10の提供を可能にする。
図3は、本発明の差し枠パネル固定具における組み立て・設置手順を示す断面説明図である。
(1)軽トラックKの荷台Nの側面あおりDを立てる。
(2)軽トラックKの荷台Nの前方に前方下端固定具34を配置する。
(3)軽トラックKの荷台Nの後方に後方下端固定具36を配置する。
(4)配置された下端固定具30に側面差し枠パネル21を其々嵌め込む。
(5)側面差し枠パネル21の上端部に上端固定具31を嵌め込む。
(6)配置された下端固定具30の上にゴムシートSを敷設する。
(7)後方下端固定具36に後面差し枠パネル22を嵌め込む。
(8)軽トラックKの荷台Nの後面あおりDを立てる。
(9)組み立て・設置作業終了(積載物を積み下ろしする作業に移る)
以上で構成される本発明の差し枠パネル固定具10の組み立て・設置作業は、構成部品が少なく設置作業も単に軽トラックKの荷台N内に配置するだけで済むことから、使用者における農作業の効率化ならびに設置労力の軽減化が容易に図られる。
図4は、本発明の差し枠パネル固定具におけるその他の実施形態を示す説明図である。
本発明の差し枠パネル固定具10は、差し枠パネル20と固定具30とが当接する箇所に、脱落防止手段40を設けて走行中の差し枠パネル固定具10の脱落を防止することができる。
脱落防止手段40としては、例えば、下記の構造が考えられる。
図4(a)落とし込み穴40aと突起40bによる構造。
差し枠パネル20には、差し枠パネル20と固定具30の当接位置に任意形状の落とし込み穴40a空け、パネル固定具30には、ねじ込みボルトの先端や溶接パーツなどで形成される任意形状の突起40bを設け、差し枠パネル20の落とし込み穴40aにパネル固定具30の突起40bを落とし込むことによって差し枠パネル20の脱落防止を図ることができる。
図4(b)通し穴40cとボルト40eによる構造。
差し枠パネル20には、差し枠パネル20と固定具30の当接位置に任意形状の通し穴40cを空け、パネル固定具30には、通し穴40cとボルト穴40dを設け、パネル固定具30と差し枠パネル20の通し穴40cにボルト40eを通すことによって差し枠パネル20の脱落防止を図ることができる。
さらに、ボルト40eをねじ込んでボルト40eの先端を軽トラックKの側面あおりDの内側に当接させることによって、差し枠パネル固定具10を軽トラックKに強固に固定することができる。
図5は、本発明の差し枠パネル固定具におけるその他の実施形態を示す説明図である。
本発明の差し枠パネル固定具10は、固定具30の連結ロッド33または連結ブレードの中間位置に、分解・組立手段41若しくは折り畳み手段42を設けて、部品のコンパクト化ならびに収納スペースの縮小化を図ることができる。
分解・組立手段41ならびに折り畳み手段42としては、例えば、下記の構造が考えられる。
図5(a)分解・組立手段41による構造。
連結ロッド33の中間位置にボルト連結部41aを設けて、二分割に分解できる構造とすることができる。
図5(b)折り畳み手段42による構造。
連結ブレードの中間位置に丁番42aや差し込み式のピン等を設けて二分割に折り畳むことができる構造とすることができる。
図6は、本発明の差し枠パネル固定具におけるその他の実施形態を示す説明図である。
本発明の差し枠パネル固定具10は、差し枠パネル固定具10を軽トラックKの荷台Nに装着した状態で幌カバーFを被覆させることによって、差し枠パネル固定具10自体がカバーの骨組みの役割を果たすことで簡便且つ容易に幌カバー付き軽トラックKとすることができるもので、例えば、一枚の防水シートの端部を軽トラックKの荷台Nと差し枠パネル20の間に差し込んで簡易的な幌カバー付き軽トラックKとすることができる。また、簡易縫製のボックス状の幌カバーFを用いることによって安価な幌カバー付き軽トラックKとすることができる。
本発明の差し枠パネル固定具は、積載作業の効率化、固定構造の簡易化ならびに軽量化に加えて現場での取り付け取り外しが容易であると共に、天候に左右されず、多様な目的に対応できる固定手段を軽トラックの荷台のあおりに内接させると共に、自立する構造で形成されるもので、従来のあおり固定具と比して、取扱いならびに運搬の容易性、製品価格の経済性、農事作業のやり易さなど第一次産業から第三次産業に跨る各ユーザーの多様な要求を満たすことができることから、本発明に係る「差し枠パネル固定具」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 差し枠パネル固定具
20 差し枠パネル
21 側面差し枠パネル
22 後面差し枠パネル
30 固定具
31 上端固定具
32 狭持部
33 連結ロッド
34 前方下端固定具
35 狭持部
36 後方下端固定具
37 狭持部
38 連結ブレード
39 上端コーナー固定具
40 脱落防止手段
40a 落とし込み穴
40b 突起
40c 通し穴
40d ボルト穴
40e ボルト
40f 固定ピン
41 分解・組立手段
41a ボルト連結部
42 折り畳み手段
42a 丁番
K 軽トラック
N 荷台
D あおり
S ゴムシート
F 幌カバー

Claims (4)

  1. 軽トラックのあおりの高さより上方に延長される差し枠パネルと、該差し枠パネルの上下端部を狭持する固定具と、で構成される差し枠パネル固定具であって、
    前記差し枠パネルは、軽トラックの荷台内に収まる寸法で形成される二枚の側面差し枠パネルと、一枚の後面差し枠パネルと、から成り、
    前記固定具は、前記側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ロッドの両端に前記側面差し枠パネルの上端部を狭持する略U字状の狭持部を備える上端固定具と、前記側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ブレードの両端に前記側面差し枠パネルの下端部を狭持する略コの字状の狭持部を備える前方下端固定具と、前記側面差し枠パネル間に配置される所定の長さを有する連結ブレードの両端に前記後面差し枠パネルと前記側面差し枠パネルの下端部を同時に狭持することができる略コの字状の直交する狭持部を備える後方下端固定具と、から成り、
    使用時において、前記前方下端固定具を軽トラックの荷台の前方に配置すると共に、前記後方下端固定具を軽トラックの荷台の後方に配置した状態で、前記側面差し枠パネルと後面差し枠パネルを前記前方下端固定具ならびに前記後方下端固定具の狭持部に嵌め込み、さらに、対向する前記側面差し枠パネルの上端部を少なくとも1以上の前記上端固定具で狭持して固定することを特徴とする差し枠パネル固定具。
  2. 前記差し枠パネルと前記固定具とが狭持状態において当接する箇所に、脱落防止手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の差し枠パネル固定具。
  3. 前記固定具の連結ロッドまたは連結ブレードの中間位置に、分解・組立手段若しくは折り畳み手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の差し枠パネル固定具。
  4. 前記請求項1〜請求項3の何れか記載の差し枠パネル固定具を軽トラックの荷台に装着した状態で幌カバーを被覆させたことを特徴とする幌カバー付き軽トラック。
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