JP6147329B2 - 無線通信ネットワークにおいて無線接続を維持するための方法及びノード - Google Patents

無線通信ネットワークにおいて無線接続を維持するための方法及びノード Download PDF

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Description

本開示は、一般に、複数のキャリアが使用される場合の、無線通信用のネットワークにおけるネットワークノードとのユーザノードについての無線接続を維持するための、ユーザノード、ネットワークノード及びそこでの方法に関する。
GSMネットワークといった無線通信のための旧来のネットワークでは、典型的には、単一の狭帯域周波数キャリアが、ネットワークと当該ネットワークのノードに接続されたユーザノードとの間の信号においてデータ及びメッセージを転送するために使用される。ネットワークの上記ノードは、典型的にはネットワークノードあるいは基地局と呼ばれ、当該ネットワークノードからダウンリンク接続上でユーザノードへ信号を送信し、又はユーザノードからアップリンク接続上でネットワークノードへ信号を送信するためにある。近年、インターネットブラウジング及びメディアのストリーミングといったサービスに適した、例えばスマートフォン、タブレット及び無線ラップトップといったますます高度化したユーザ端末及びデバイスが市場に現れてきており、それらサービスの双方は、アップリンクよりもダウンリンク上でより多くのトラフィックを生成する。従って、ダウンリンク上での高データスループットについての需要は増加した。本説明では、“ユーザノード”との用語は、無線通信ネットワークの送信側ネットワークノードからダウンリンク無線信号を受信することの可能な任意の通信機器を表現するために使用される。この文脈において、ユーザノードは、使用される専門用語に依存して、移動端末、移動局、ユーザ機器(UE)、デバイスなどとしても言及され得る。
ダウンリンク上のデータスループットに対するより大きな需要を満たすため、ユーザノードに対して通信され得るデータの量が、基本的に、使用されるキャリアの数により乗算されるというように、ユーザノードに対しダウンリンク上で並行して2以上のキャリアを使用する可能性が取り入れられている。例えば、ダウンリンクデュアルキャリア(DLDC;Downlink Dual Carrier)のコンセプトは、データスループットを増加させるためのエンハンスメントとして、3GPP GERANのリリース7において仕様化された。ユーザノードが2つのキャリアについての2つの個別の受信パス又はチェーンをハンドリングすることが可能であるという条件で、DLDC機能は、このように、ダウンリンク上の2つの異なる周波数において同一のユーザノードに送信される2つの並行なキャリアを導入する。上述のDLDC機能を拡張するために2つより多く、例えば4つ又はさらに多くのキャリアを使用することも可能であるかもしれない。複数のダウンリンクキャリアの使用は、ユーザノードのケイパビリティに依存するであろう。また、それは、ユーザノードの受信機における要件を以下のように付加する。
ダウンリンクについてのマルチキャリアのシナリオでは、キャリアは別個の周波数上で送信されるため、使用される全ての周波数を包含する、即ち、使用される最も低いキャリア周波数から最も高いキャリア周波数までの範囲の名目上の(nominal)帯域幅を有する、受信機フィルタをユーザノードにおいて使用する必要がある。したがって、受信機フィルタは、典型的に、単一のキャリア受信のために必要とされるフィルタの帯域幅よりもかなり広い、名目帯域幅を有して構成される必要がある。これは、図1に概略的に図示されており、図1では、4つのキャリアの受信に並行して必要とされるフィルタ帯域幅102は、単一のキャリアだけの受信のために必要とされるフィルタ帯域幅100よりもかなり広い。結果的に、広いフィルタを有する受信機は、広いフィルタ帯域幅102の範囲内の他の送信に起因する干渉に、より影響を受けるであろう。あるいは、各個別のキャリアについて別個のフィルタ、例えば、図1の例ではフィルタ帯域幅100の4倍が使用されることができ、別個のキャリアは、使用されるキャリアの間にある周波数を多かれ少なかれ切り捨てるであろう。しかしながら、このソリューションは、各キャリアについて、“RFフロントエンド”としても言及される別個の受信機器を必要とするはずであり、許容できないコスト及びユーザノードに対するスペースの要件をもたらす。
さらに、広いフィルタは、より狭いフィルタと比較すると、そのノミナルのフィルタ帯域幅の外側にある、より広範囲の周波数を通過させるであろう。より狭いフィルタは、固有のフィルタ特性に起因してそのような外側の周波数をより効率的に抑制することが可能である。これは、図2a及び2bの図で示されており、図2a及び2bは、各々狭いフィルタ及び広いフィルタを通過する周波数を超える信号の大きさを示している。これらの例では、−60dBの抑制が、有害な干渉信号から受信機を保護するのに十分であると仮定される。図2aは、NBで表されるノミナルの帯域幅を有する狭いフィルタの特性200を示す。このフィルタは、その名目帯域幅の外側の周波数を非常に速く抑制し、それにより名目帯域幅NBの外側の潜在的に有害な干渉の範囲“x”が比較的小さくなる。これに対し、図2bは、WBで表される名目帯域幅を有する広いフィルタの特性202を示す。このフィルタは、その名目帯域幅の外側の周波数を著しく小さく抑制し、それにより名目帯域幅WBの外側の潜在的に有害な干渉の範囲“y”が範囲xよりも非常に大きくなる。
したがって、主に2つの理由で、図2bのようにマルチキャリアの受信のために広いフィルタを使用することは、単一のキャリア受信のために狭いフィルタを使用する場合よりも、干渉により影響を受けることが理解され得る。第1に、図2bにおいてドット付きの領域で示された、広いフィルタの名目帯域幅は、図2aにおいて縞模様の領域で示された、狭いフィルタの名目帯域幅と比較して非常に広く、使用されるキャリア周波数だけでなく中間の周波数においても全く抑制されない。第2に、例えば、同様のフィルタの複雑性を有する狭帯域フィルタを使用するのと比較して広帯域フィルタが使用される場合、各々x及びyで示された、受信機が有害な干渉にさらされる可能性があるノミナルフィルタ帯域幅の外側の周波数レンジは、非常に増加しているということが図2a及び2bから明らかである。そのような有害な干渉は、受信された信号の検出及び復号の誤り又は失敗に起因して、ダウンリンク通信の品質及び/又はスループットの低下をもたらす恐れがある。
そのため、マルチキャリアモードにおいてユーザノードの受信機によってより広いフィルタが使用される場合、干渉の保護が受信機内で大幅に低下する。他の送信からの高い干渉を伴う状況では、受信機は、受信信号への低下した感度を有することになり、それによりダウンリンク信号の受信失敗のリスクがある。非常に厳しい条件では、受信機は、実質的に“ブロック”すらされるかも知れず、即ち、フィルタを通過する干渉信号に起因して、使用されるキャリア上でいかなるダウンリンク信号をも全く復号することができない。そうしたブロッキングシナリオでは、受信機は、多かれ少なかれデータ受信に対し“盲目的(blind)”であり、マルチキャリアモードによって提供される追加的なキャリアは、シングルキャリアモードと比較してスループットを増加させないであろう。結果的に、受信機は、接続の維持及び他のことのために重要であり得るネットワークからのメッセージ及び制御シグナリングに対しても盲目的であろう。そうしたメッセージ及び制御シグナリングの例は、例えば、電力規制、受信され復号されるデータの確認応答若しくは否定応答、測定報告についてのリクエスト、アップリンクスケジューリング、キャリアの変更、周波数ホッピング方式、マルチキャリアモードからシングルキャリアモードへの切り替えなどの、ユーザノードへの多様な指示を含む。
例えば、マルチキャリアモードにある際にユーザノードとの接続が厳しいダウンリンク干渉に突然さらされると、ネットワークは、狭いフィルタを用いることでのよりロバストな受信のためにシングルキャリアモードへと切り替える指示といった重要なコマンドを、干渉を克服するためにユーザノードに伝えることができないかも知れない。結果として、何らの修復の可能性なく、接続は全く喪失してしまいかねない。ユーザノードへ伝えるべき他の重要なメッセージは、インカミングの音声呼又は他のセッションについてのユーザノードのページングに関し、マルチキャリアモードにある際には干渉に起因して成功しないかも知れず、それにより呼は失われる。
ここに記載される実施形態の目的は、上記概説された問題及び課題のうち少なくともいくつかに対処することを目的とする。添付の独立請求項に定義されるように、ユーザノード、ネットワークノード及びそこでの方法を使用することにより、この目的及びその他を達成することが可能である。
一態様によれば、方法は、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に受信するために第1のフィルタ構成を用いてマルチキャリアモードでユーザノードが動作している際に、無線通信ネットワークのネットワークノードとの接続を維持するためにユーザノードにより実行される。この方法では、ユーザノードは、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、シングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用する。シングルキャリアモードでは、ユーザノードは、ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために第2のフィルタ構成を使用する。
当該モード切り替え方式に従って、ユーザノードは、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中に一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替える。それにより、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中に単一の周波数キャリア上でネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで接続を維持することが可能となる。
このように、第2のインターバルの期間中にシングルキャリアモードに切り替えることにより、より狭いフィルタが使用されることに主に起因して、ユーザノードは、マルチキャリアモードで動作するのと比較して、シングルキャリアモードで動作している際に干渉の影響を受けにくくなるであろう。したがって、マルチキャリアモードでの受信を阻害する干渉が存在する場合に、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中単一の周波数キャリア上でより安全にネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することができるということが利点であり、それは接続を維持するために重要又は決定的でさえあり得る。
別の態様によれば、ユーザノードは、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に受信するために第1のフィルタ構成を用いてマルチキャリアモードで動作している際に、無線通信ネットワークのネットワークノードとの接続を維持するように構成される。ユーザノードは、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、ダウンリンク通信について単一キャリアを受信するために第2のフィルタ構成を使用するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用するように適合される論理ユニットを含む。
ユーザノードは、また、モード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えるように適合されるモード切り替えユニットを含む。それにより、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中に単一の周波数キャリア上でネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで接続を維持することが可能となるであろう。
別の態様によれば、方法は、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に送信するマルチキャリアモードで動作している際に、ユーザノードとの接続を維持するために、無線通信ネットワークのネットワークノードにより実行される。この後者の方法では、ネットワークノードが、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、ダウンリンク通信について単一のキャリアを送信するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用する。
ネットワークノードは、さらに、モード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから第2のインターバルの期間中一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えるように、ユーザノードに命令する。それによって、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中に単一の周波数キャリア上でネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで接続を維持することが可能とされる。
別の態様によれば、無線通信ネットワークのネットワークノードは、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に送信するマルチキャリアモードで動作している際に、ユーザノードとの接続を維持するように構成される。ネットワークノードは、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、ダウンリンク通信について単一キャリアを送信するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用するように適合される論理ユニットを含む。
ネットワークノードは、モード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えるようにユーザノードに命令するように適合される、命令ユニットをさらに含む。それにより、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中、単一の周波数キャリア上でネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで接続を維持することが可能となるであろう。
上記方法及びノードは、以下で説明される、さらなる特徴及び利益を達成するために、様々な任意の実施形態に従って構成及び実装され得る。
ここで、当該ソリューションは、添付図面を参照し例示的な実施形態を用いて、より詳細に説明されるであろう。
従来技術に係る、1つのキャリア使用時及び4つのキャリア使用時のフィルタ構成を示す図である。 従来技術に係る、狭いフィルタ及び広いフィルタ各々により信号がどのように抑制されるかを示す図である。 従来技術に係る、狭いフィルタ及び広いフィルタ各々により信号がどのように抑制されるかを示す図である。 いくつかの可能性のある実施形態に係る、ユーザノードにより実行され得る手続きを示すフローチャートである。 さらなる可能性のある実施形態に係る、ユーザノードについてモード切り替え方式がどのように構成され得るかの例を示す図である。 さらなる可能性のある実施形態に係る、TDMA(Time Division Multiple Access)フレーム構造内のユーザノードについてモード切り替え方式がどのように構成され得るかの例を示す図である。 さらなる可能性のある実施形態に係る、数個の異なるユーザノードについて当該ソリューションが使用される場合に、モード切り替え方式がどのように構成され得るかの例を示す図である。 さらなる可能性のある実施形態に係る、数個の異なるユーザノードについて当該ソリューションが使用される場合に、モード切り替え方式がどのように構成され得るかの例を示す図である。 さらなる可能性のある実施形態に係る、ユーザノードにより実行され得る、より詳細な手続きを示すフローチャートである。 さらなる可能性のある実施形態に係る、ネットワークノードにより実行され得る手続きを示すフローチャートである。 さらなる可能性のある実施形態に係る、ユーザノード及びネットワークノードをより詳細に示すブロック図である。
簡単に説明すると、ユーザノードが、ダウンリンク通信について複数のキャリアを同時に受信するためのその受信機について、第1のフィルタ構成を使用してマルチキャリアモードで動作する際に、ユーザノードと無線通信ネットワークのネットワークノードとの接続を維持するために使用され得るソリューションが提供される。このソリューションは、マルチキャリアモードで使用される周波数帯域幅の範囲内又は近傍の周波数において有害な干渉が起こる場合に特に有用である。マルチキャリアモードでは、上述したように、干渉は、通信の品質及び/又はスループットを低下させ、又はもっと言えば中断された(dropped)接続又は失敗した(missed)接続の原因となる。また上で説明したように、ユーザノードは、典型的には、より広いフィルタが使用されることに主に起因して、シングルキャリアモードで動作する場合よりもマルチキャリアモードで動作する場合において、より干渉に影響を受けやすい。
したがって、ユーザノードは、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、シングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用し、ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために、第2のインターバルの期間中第2のフィルタ構成を使用することが示唆されている。第2のフィルタ構成は、例えば図1及び2a〜2bに図示されるように、第1のフィルタ構成よりも著しく狭い可能性があり、それは、受信機が、第2のインターバルの期間中第2のフィルタ構成を使用する場合に、多かれ少なかれ干渉から保護されると考えられることを意味する。
その結果、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中単一の周波数キャリア上で、より安全に、即ち、有害な干渉の影響をあまり受けないことによって、ネットワークからのメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することが可能となる。それは、接続を維持するために重要又は決定的でさえあり得る。シングルキャリアモードは、例えば、インカミングの呼のためのページングメッセージを受信するため、又はユーザノードにおいて受信された信号の正確な検出及び復号の能力を向上させ又はその送信電力があまりにも高い場合に送信電力を低減させるようにユーザノードに対して命令するために必要とされる、ネットワークノードからの重要な命令を受信するために使用され得る。シングルキャリアモードの期間中にスループットの低下を可能な限り小さくするため、第2のインターバルの長さは比較的短く、第1のインターバルの長さのごく一部にすぎないが、それでも何らかの必要なメッセージ及びシグナリングのための余地を生み出す。
ユーザノードが上述のソリューションを遂行するためにどのように動作し得るかの例及び利益が、図3のフローチャートを参照してここに記載される。図3のフローチャートは、無線通信ネットワークのネットワークノードとの接続を維持するためにユーザノードにより実行されるアクションを含む。ユーザノードは、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に受信するために、第1のフィルタ構成を使用してマルチキャリアモードで動作すると仮定される。第1のフィルタ構成は、図2bについて上述したのと同様の特性を有することができ、即ち、比較的広い名目帯域幅である。マルチキャリアモードにおいて使用されるキャリアの数は任意、即ち、少なくとも2以上であり、実際には2つ又は4つのキャリアが使用されることが多いものの、当該ソリューションはこの点において限定されない。
第1のアクション300は、ユーザノードが最初、複数のキャリア上でネットワークノードから信号を受信するために第1のフィルタ構成をこのように使用する、マルチキャリアモードでのみ動作し得ることを示す。次のアクション302において、ユーザノードは、モード切り替え方式により決定される定期的なインターバルでマルチキャリアモードとシングルキャリアモードとの間を切り替えるために、モード切り替え方式が適用される。シングルキャリアモードでは、ユーザノードは、ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために、第2のフィルタ構成を使用する。このアクションでは、ユーザノードはまた、ネットワークノードが第1のインターバルの期間中マルチキャリアモードで送信すべきであること、及び、場合によっては、モード切り替え方式に従って第2のインターバルの期間中必要であれば任意のメッセージ又は制御シグナリングをシングルキャリアモードでユーザノードに送信すべきであることを、適切なメッセージ又は標識(indication)を送信することによりネットワークノードに通知する。
第2のフィルタ構成は、図2aについて上述したのと同様の特性を有し得る。したがって、例えば図2a及び図2bに各々図示されているように、第1のフィルタ構成が、より干渉に影響を受ける、比較的広いフィルタ帯域幅を含む一方、第2のフィルタ構成は、比較的狭いフィルタ帯域幅を含む。アクション302において適用されるモード切り替え方式は、データを伝搬するために使用され得るマルチキャリアモードのための第1のインターバルと、シングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含む。後者は、マルチキャリアモードが有害な干渉にさらされる場合に、有用な制御メッセージ又はシグナリングをユーザノードに伝えるために、進行中の通信のための“フォールバック”を効果的に提供する。第2のインターバルは、“シングルキャリアフォールバックインターバル”とも呼ばれ得る。
モード切り替え方式は、モニタリングされるダウンリンク干渉のレベルが、所定の“第1の”閾値を上回る場合にのみ、適用されてもよい。“第1の”閾値については、以下で詳細に述べる。干渉レベルが別の“第2の”閾値を下回る場合、そのような低い干渉レベルにおいてユーザノードがマルチキャリアモードでメッセージ及びシグナリングを正確に受信及び復号することが可能であると想定すると、ユーザノードは、ある時点の後モード切り替え方式の適用を停止し、マルチキャリアモードでのみ動作してもよい。“ピンポン”方式のようにモード切り替え方式の適用の間のあまりにも頻繁な変更を回避するために、第2の閾値は、最適な動作のために設定可能であり得る所定のマージンだけ第1の閾値より低くなければならない。この文脈において、“有害な干渉”は、いくつかの点で干渉が通信の性能に悪影響を及ぼすことを意味する。例えば、有害な干渉は、ユーザノードがDL上の送信を検出すること、及び/又はダウンリンク上のブロックを復号/復調すること等を潜在的にできなくする恐れがある。
複数のキャリア上での第2のインターバルの期間中のスループットと比較して、単一キャリア上で伝搬され得るデータの第2のインターバルの期間中のスループットの低下を最小限にするために、モード切り替え方式は、第2のインターバルが第1のインターバルよりも大幅に短くなるように定義されているかもしれない。しかしながら、例えば、高い干渉に起因して、通信がマルチキャリアモードの期間中ほとんど正確に伝搬されることができない場合に、ネットワークノードは、厳しい状況ですら第2のインターバルの期間中任意の必要とされるメッセージ又は制御シグナリングをユーザノードに伝えることができることを確保するために、第2のインターバルが十分な長さ及び比率、即ち発生率を有するように定義されている可能性がある。
可能性のある実施形態において、マルチキャリアモードが全く使用できないという特に過酷な条件のケースでは、第1のインターバルが長さゼロを有するようにさえモード切り替え方式が定義されていてもよく、即ち、ユーザノードはマルチキャリアモードがともかく使用不能な一方でシングルキャリアモードが依然として動作することから、常に受信のためにシングルキャリアモードのみを使用することになる。一般に、異なる干渉のレベルにおいて異なるモード切り替え方式が選択され得るように、第1及び第2のインターバルの長さ及び/又は比率は、干渉の量に依存してもよい。
さらなるアクション304は、ユーザノードが、適用されるモード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中に一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えることを示す。それによって、ユーザノードは、第2のインターバルの期間中単一の周波数キャリア上でネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することにより、有効に接続を維持することが可能となる。第2のインターバルの単一の周波数キャリアは、データの伝搬のためにも同様に使用され得ること、及び当該ソリューションは、第2のインターバルの期間中のいかなる特定の送信にも限定されないことに留意すべきである。
様々な可能性のある実施形態では、モード切り替え方式は、例えば、ネットワークノードからブロードキャストされるシステム情報により、又はネットワークノードからのユーザノードに対する専用のシグナリングにより、又はユーザノードの事前構成により、取得され得る。ユーザノードは、モード切り替え方式を取得するために、1以上の上述のメカニズムを使用し得る。さらに、モード切り替え方式は、単一の周波数キャリアを示すパラメータ、第2のインターバルの周期性を示すパラメータ、第2のインターバルの開始時間を示すパラメータ、第2のインターバルの長さを示すパラメータ、並びに第1及び第2のインターバルの所定のパターンへのリファレンス、のうち、少なくとも1つを取得することにより、取得され得る。
第1のフィルタ構成は、マルチキャリアモードにおいて、複数の周波数キャリアをカバーする可能な限り最小の名目帯域幅で選択されていてもよい。言い換えると、フィルタは、マルチキャリアモードにおいて使用される最も低い周波数から最も高い周波数までの範囲を超えて延長するべきでない。
上述したモード切り替え方式がどのように定義され得るかの実際上の例が、図4の周波数−時間の図で示される。図4では、マルチキャリアモードキャリア及びシングルキャリアモード各々で使用されるキャリアが、異なる時間インターバル、即ち“送信時間インターバル(TTI:Transmission Time Intervals)”0−9において表されている。この例では、マルチキャリアモードは、各々黒、白、及び2つの異なる縞模様の領域として概略的に示されている4つの並行するキャリアを含み、一方、シングルキャリアモードは、図において黒い領域で示される単一のキャリアを含む。“フォールバック”と印された単一の黒で示されたキャリアを有するシングルキャリアモードが、この例では5つのTTI毎、つまり図示された時間ピリオドTTI0−9の範囲内でTTI0及び5において発生し、一方、“データ”と印された4つの異なった図示をされたキャリアを有するマルチキャリアモードは、残りのTTI、つまり図示された時間ピリオドの範囲内でTTI1−4及び6−9において発生することにおいて、モード切り替え方式は定期的である。このように、上述した第1及び第2のインターバルは、TTI1−4、6−9及びTTI0、5各々において発生している。しかしながら、当該ソリューションは、任意の好適なTTI又は同様の時間ピリオドにおいてこのように発生し得る、第1及び第2のインターバルのいかなる特定の発生にも限定されず、当該ソリューションはこの点において限定されない。したがって、ユーザノードは、第1のインターバルの期間中、図で各々破線の双方向矢印で示されているフィルタ帯域幅の広いフィルタを有する第1のフィルタ構成を使用し、第2のインターバルの期間中第2のフィルタ構成を使用するであろう。
例えば、通信が進行中である限り、又はモード切り替え方式がもはや必要ではなく、マルチキャリアモード単独で安全に使用されることができるように干渉が無害であると考えられるまで、図示されたTTI0−9の時間間隔は繰り返されることができることに留意すべきである。さらに、この分野において周知である1以上の周波数ホッピング方式に従って、マルチキャリアモードにおける異なるTTIにおいて各キャリアの実際の周波数が変更するところに周波数ホッピングが適用されることが、図4の例に図示されている。4つのキャリアの周波数が、第1のインターバルの期間中の異なるTTIにおいてこのように変化し、又はホップするにもかかわらず、同一の周波数がこの例の第2のインターバル期間中の単一キャリアについて使用される。結果的に、第1のフィルタ構成は、第1のインターバルの期間中、異なる幅の破線の双方向矢印で示されている、様々な帯域幅を有する必要がある。
さらに、マルチキャリアモードで使用される最も低い周波数から最も高い周波数までの範囲を超えてフィルタが拡張しないように、マルチキャリアモードにおいて複数の周波数キャリアをカバーする“可能な限り最小の”名目帯域幅で第1のフィルタ構成が選択され得ることが上述された。図4の例において、第1のフィルタ構成の可能な限り最小の名目帯域幅が、マルチキャリアモードが採用されている、異なるTTI1−4、6−9について破線の双方向矢印で示されている。単純化のため、TTI毎の単一の周波数の区別がこの図において示されている。しかしながら、TTIの期間中に送信される無線ブロックは、使用される最も低い周波数から最も高い周波数まで及ぶ4つの異なる周波数をもたらす、各TDMAフレームにおける4つの異なる周波数上までホップする可能性があることを理解すべきである。
さらに、別の周波数ホッピング方式に従って、第2のインターバルの異なる発生時に単一のキャリアが別の周波数で現れるように、図示しないが第2のインターバルの期間中同様に単一のキャリアについて周波数ホッピングを適用することが可能である。この場合、第2のフィルタ構成は、それに応じてその受信する周波数を変更する必要がある。しかしながら、ここに記載される実施形態は、周波数ホッピングが適用されるか否かに関わらず、使用され得る。
図5の図表は、ダウンリンク送信についての“マルチフレーム”が52個のTDMA(Time Division Multiple Access)フレームからなる場合のTDMAフレーム構造の中で、モード切り替え方式がユーザノードについてどのように構成され得るかの例を示す。例えばGSMに従って、そのようなマルチフレームは、データ及び制御情報を通信するための各々4つのTDMAフレームからなる12個のブロックB0−B11、“X”で表された2つのアイドルTDMAフレーム、及び、必要とされる場合にダウンリンク上でタイミングアドバンス情報を送信するために使用されるPTCCH(Packet Timing advance Control Channel)に割り当てられる、“T”で表された2つのさらなるTDMAフレームに分割され得る。この例では、ネットワークノードが、これらのTDMAフレームT及びXの期間中単一の周波数キャリア上でメッセージ及び/又は制御シグナリングをユーザノードに伝えることができるように、“SCモード”と示されているシングルキャリアモードの第2のインターバルが、このマルチフレーム構造における2つのXフレーム及び2つのTフレーム上に割り当てられている。
上述のマルチフレーム構造において、12個のブロックB0−B11が、ネットワークノードから様々なユーザノードにデータ及び制御シグナリングを伝搬するために使用されることができる。GSM又はEDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)の例では、PACCH(Packet Associated Control Channel)上の専用の制御シグナリング又はPDTCH(Packet Data Traffic Channel)上のパケットデータのいずれかを運ぶ情報ブロックの送信は、共通の用語に従って無線ブロックをこのように定義する、4つの連続したTDMAフレームの中で送信されることができる4つの通常バースト(normal bursts)を構成する。無線ブロックは、TTIの期間中に送信される。モード切り替え方式に従ってシングルキャリアモードにおけるフォールバックについて使用されることができる第2のインターバルは、周波数、即ちフォールバックについてどのキャリアが使用されるか、及び時間割り当て、即ちダウンリンクのシグナリング又はメッセージについてのキャリア上でどのタイムスロット又はTTIをモニタリングすべきかの両方の観点から定義され得る。
シングルキャリアモードのためのインターバル、即ち上述した第2のインターバルがどのようにして定期的に発生するかの非限定的ないくつかの例が、以下で定義され提示されることができる。フォールバックのために使用される第2のインターバルは、第2のインターバルがどのくらいの頻度で起こるかを示す、マルチフレームの周期性を表すパラメータ“SC_FALLBACK_INTRV”を用いて定義され得る。1以上の以下のパラメータは、第2のインターバルの発生を特定するためにも使用され得る。第2のインターバルのシングルキャリアブロックの開始は、第2のインターバルがこの特定のユーザノードについて52個のマルチフレーム構造内のどこに割り当てられるかを示す“STRT_BLK”で表され得る。さらに、連続したシングルキャリアブロックの数は、第2のインターバルの長さを示す上述のパラメータとして使用され得る“NR_SC_BLKS”で表され得る。さらに、シングルキャリアフォールバックが発生するマルチフレームの番号は、第2のインターバルを定義するためにも使用され得る“SC_MFRM”で表され得る。
上述のパラメータは、モード切り替え方式がどのように実現され得るかについての、可能性のある実装オプションの非限定的な例でしかないことに留意すべきである。例えば、シングルキャリアモードの使用は、スループットを可能な限り小さく低減すべきであることが望ましいかもしれない。シングルキャリアモードの適正な性能を確保するために、ユーザノード毎にフォールバックの第2のインターバルを動的に構成することがネットワークにとって可能であるかもしれない。したがって、モード切り替え方式は、特定のユーザノードについて、そのユーザモードのケイパビリティ及び現在の状況に依存して、ネットワークにより動的に構成され得る。
例えば、上記パラメータにより定義されるようなモード切り替え方式は、新たに定義される情報エレメント“IE(Information Element)”を使用することにより、又は例えば“BS_PA_MFRMS”と呼ばれる既存のパラメータ等の既存のIEを再使用することにより、ネットワークノードからブロードキャストされるシステム情報内で、ユーザノードに伝播され得る。“BS_PA_MFRMS”は、ページンググループ内のユーザノードに対するページングメッセージの連続的な送信の間の51−マルチフレームインターバル(51-multiframe intervals)の数を示すために通常使用される。以下は、SC_FALLBACK_INTRVがネットワークからどのようにシグナリングされることができるかのいくつかの例である。モード切り替え方式は、マルチキャリアモードを利用する全てのユーザノードについて同一であり得るため、モード切り替え方式を示す、ブロードキャストされたシステム情報内の単一の値をシグナリングすることで十分であろう。あるいは、モード切り替え方式は、例えばチャネルPACCH上で、そのユーザノードに対する専用のシグナリングによりユーザノードに伝播されてもよい。
数個のユーザノードが、例えば“PDCH(Packet Data Channel)”と呼ばれるチャネルなどの同一の物理リソースに割り当てられると仮定すると、例えば、上述したブロッキングシナリオが発生する場合、各ユーザノードに対する制御シグナリングの遅延を最小化するために、シングルキャリアフォールバックパターンを“展開する(spread out)”ことが必要かもしれない。よって、52個のマルチフレーム内の開始ブロックSTRT_BLKもまた、52個のマルチフレーム内で受信されるべき連続したブロックの数NR_SC_BLKSとともに、ユーザノードにシグナリングされなければならない。例として、上記パラメータSTRT_BLK、NR_SC_BLKS及びSC_MFRMは、このように決定され得る。
STRT_BLK=[0,11]
NR_SC_BLKS=min([0,11],12−STRT_BLK)
SC_MFRM=[0,SC_FALLBACK_INTRV−1]
SC_MFRMにより特定されるものとして、シングルキャリアフォールバックが発生するマルチフレームを判定するために、以下の等式が満たされなければならない。
SC_MFRM=(FN div 52) mod (SC_FALLBACK_INTRV)
“FN”は、TDMAフレーム番号を表し、“mod”は、モジュロ(modulo)演算子を表し、“div”は、整数の除算を表す。モード切り替え方式のシングルキャリアモードのために使用されるブロックに対するユーザノードの一義的なマッピングを依然として達成しつつ、上記パラメータ(SC_FALLBACK_INTRV、SC_MFRM、STRT_BLK、NR_SC_BLKS)の全てではないがサブセットが特定されることが可能であり得ることに留意すべきである。
図6aの図は、モード切り替え方式のシングルキャリアフォールバック、即ち上述した第2のインターバルが、このようにパラメータSC_MFRMの値である、0及び1で表される2つのマルチフレーム内の12個のユーザノード1−12についての異なるパラメータ設定にどのように適用されるかの例を示す。この例では、ユーザノード1−6についての第2のインターバルは0のSC_MFRMに割り当てられ、一方ユーザノード7−12についての第2のインターバルは、1のSC_MFRMに割り当てられる。さらに、0のSC_MFRMの中のユーザノード1−6のSTRT_BLKは、各々0、1、2、4、5、6であり、一方、1のSC_MFRMの中のユーザノード7−12はのSTRT_BLKは、各々0−5及び9である。さらに、図に示されるように、ユーザノード1−12についてのNR_SC_BLKSは、1または2のいずれかである。
ユーザノード1−12についての第2のインターバルのこの分布もまた、図6bの図に表されている。図6bでは、ユーザノード1−12、即ちそれらの第2のインターバルが、以下のように12個のブロックB0−B11にわたって割り当てられている。1つ目の垂直な矢印により示される0のSC_MFRMでは、図6aに従って、第1のユーザノードU1は、ブロックB0に割り当てられ、第2のユーザノードU2は、ブロックB1に割り当てられ、第3のユーザノードU3は、ブロックB2及びB3に割り当てられ、第4のユーザノードU4は、ブロックB4に割り当てられ、第5のユーザノードU5は、ブロックB5に割り当てられ、第6のユーザノードU6は、ブロックB6及びB7に割り当てられる。残りのブロックB8―B11は、0のSC_MFRM内で第2のインターバルに使用されていない。
2つ目の垂直な矢印により示される1のSC_MFRMでは、次のユーザノードU7がブロックB0に割り当てられ、次のユーザノードU8はブロックB1に割り当てられ、次のユーザノードU9はB2及びB3に割り当てられ、次のユーザノードU10は、ブロックB4に割り当てられ、次のユーザノードU11は、ブロックB5に割り当てられ、最後のユーザノードU12はブロックB9に割り当てられる。残りのブロックB7、B8、B10及びB11は、1のSC_MFRMにおいて第2のインターバルに使用されていない。これらのパターンは、その後、連続するマルチフレーム内で繰り返され、及び/又は例えばユーザノード1−12のいずれかが非アクティブ化される場合、若しくは、新たなユーザノードがネットワーク内でアクティブ化される場合に修正され得る。
上述のように、図6a及び図6bは、モード切り替え方式の第2のインターバルが12個の異なるユーザノードにどのように割り当てられ得るかの単なる例を図示したものであり、例えば、ネットワーク内の現在の負荷及びトラフィックに依存して、異なるユーザノードがブロック又は他の無線リソースにわたってどのように分布されることができるかについての多くの可能性があることが、容易に理解できる。したがって、本ソリューションは、第2のインターバルの効率的な割り当てがリソース利用の観点で達成され得るように、大きな柔軟性を許容するということが利点である。
いくつかの可能性のある実施形態に従って本ソリューションが適用される場合に、ユーザノードにより実行されることができる手続の例について、図7のフローチャートを参照してここで述べる。ユーザノードは、基地局等といった、無線通信ネットワークのネットワークノードに接続されると仮定する。最初に示されるアクション700において、ユーザノードは、例えば、ネットワークノードからブロードキャストされるシステム情報、ネットワークノードからの専用のシグナリング、及びユーザノードの事前構成のいずれかにより、何らかの形でモード切り替え方式を取得する。次のアクション702は、ユーザノードが、例えばネットワークノードからデータを受信するとき、ダウンリンク通信について同時に複数の周波数キャリアを受信するために第1のフィルタ構成を使用するマルチキャリアモードで動作することを示す。アクション700及び702は、必ずしもこの順序で実行されるわけではなく、逆に実行されてもよく、又は基本的に同時に実行されてもよい。
別のアクション704において、ユーザノードは、マルチキャリアモードの周波数レンジ内で起こる、干渉の量又は干渉レベルをモニタリングする。マルチキャリアモードの周波数レンジは、第1のフィルタ構成によりユーザノードが受信する周波数レンジである。このアクションは、基本的にアクション702と併せて実行される。その後、別のアクション706において、ユーザノードは、干渉レベルが第1の閾値を上回るかどうかを判定する。上回っていない場合、アクション702に戻ることにより、ユーザノードは、第1のフィルタ構成を使用するマルチキャリアモードでの動作を継続する。第1の閾値は、第1の閾値を下回る現在の干渉レベルが、マルチキャリアモードでの通信に無害であると想定され得るようにセットされたものであてよい。したがって、ダウンリンクメッセージ又は制御シグナリングの安全な通信をユーザノードに保証するためにシングルキャリアモードにフォールバックを適用する必要はない。
他方、アクション706において、干渉レベルが第1の閾値を上回る場合、アクション708で、ユーザノードは取得されたモード切り替え方式を適用し、モード切り替え方式に従ってマルチキャリアモード及びシングルキャリアモードの間で切り替えを行う。アクション708では、ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために第2のフィルタ構成が使用される。したがって、モード切り替え方式は、マルチキャリアモードについての第1のインターバルと、シングルキャリアモードについての第2のインターバルとを含む。上述したように、第2のインターバルの長さは、第1のインターバルの長さよりもかなり短くてもよく、接続を維持するために依然としてメッセージ及びシグナリングをユーザノードに対して時間内に伝えることを可能にする。取得されたモード切り替え方式をアクション708で適用することは、モード切り替え方式がユーザノードにより適用されていること、及びネットワークノードもまたモード切り替え方式を適用することができ、その結果、第1のインターバルの期間中マルチキャリアモードで送信し、第2のインターバルの期間中シングルキャリアモードで送信することができることを、ネットワークノードに通知することも含む。
別のアクション710において、ユーザノードは、アクション708のモード切り替え方式を適用しつつ、第1のフィルタ構成を使用するときにマルチキャリアモードの周波数レンジ内で発生する干渉の量又は干渉レベルのモニタリングを継続する。したがって、アクション710は、基本的にアクション708と併せて実行される。ユーザノードは、その後別のアクション712で、干渉レベルが第2の閾値を下回っているかどうかを判定する。下回っていなければ、ユーザノードは、アクション710のようにモード切り替え方式に従って、マルチキャリアモード及びシングルキャリアモード間の切り替えを継続する。他方、アクション712で、干渉レベルが第2の閾値を下回る場合、ユーザノードは、モード切り替え方式を安全に無効化することができ、アクション702に戻ることにより、替わりにマルチキャリアモードでのみ動作することができる。
第2の閾値は、“ピンポン”方式のようなモード切り替え方式の適用及び不適用の間でのあまりにも頻繁な変更を回避するために、第2の閾値は、所定のマージンだけ第1の閾値より低くなるようにセットされている可能性がある。上述したように、マージンは、最適な動作のために構成可能であり得る。しかしながら、第2の閾値は、第1の閾値とおおむね等しいことも可能である。さらに、モニタリングされた干渉レベルを第1及び第2の閾値に対して各々評価するアクション706及び712において、それぞれの条件が満たされることを判定する前に、そこでの条件が所定時間満たされている必要があるかもしれない。
上記の例では、ユーザノードは、モード切り替え方式を適用するか否かについての責任があるものとして記載されている。しかし、モード切り替え方式がユーザノードに対して適用されるべきか否かを、ネットワークノードが決定することも可能である。上記ソリューション及び利益を達成する場合に、無線通信ネットワークのネットワークノードがどのように動作し得るかの例が、図8のフローチャートを参照してここに記載される。このフローチャートは、ユーザノードとのダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に送信するマルチキャリアモードで動作する場合に、ユーザノードとの接続を維持するためにネットワークノードにより実行されるアクションを示す。したがって、ユーザノードは、最初、例えば図3のアクション300について記載されたように、複数の周波数キャリアを同時に受信するために第1のフィルタ構成を使用してマルチキャリアモードで動作すると仮定される。
最初のアクション800は、ネットワークノードが第1のインターバル及びダウンリンク通信について単一のキャリアを送信するシングルキャリアモードについての第2のインターバルを含むモード切り替え方式を適用することを示す。次のアクション802で、ネットワークノードは、モード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中に一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えることを、ユーザノードに指示する。これにより、例えば図3のアクション302及び304について記載されたように、第2のインターバルの期間中単一の周波数キャリア上でネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することにより、ユーザノードは、接続を維持することが可能となる。
上述した手続き及び特徴のうちいずれかをもたらす、いくつかの可能性のある機能ユニットでユーザノード及びネットワークノードがどのようにして構成され得るかの、詳細ではあるが非限定的な例が、図9のブロック図により示される。この図では、ユーザノード900は、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に受信するために第1のフィルタ構成900cを用いてマルチキャリアモードで動作している際に、無線通信ネットワークのネットワークノード902との接続を維持するように構成される。ユーザノード900は、上述した例のいずれかに従って動作するように構成され得る。
ユーザノード900は、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために第2のフィルタ構成900dを使用するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用するように適合される論理ユニット900aを含む。ユーザノード900は、モード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えるように適合されるモード切り替えユニット900bも含む。これにより、ユーザノード900は、第2のインターバルの期間中単一の周波数キャリア上でネットワークノード902からメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することにより、ネットワークノード902との接続を維持することが可能となる。
実際には、フィルタ構成900c及び900dは、図示されていない受信アンテナに連結されている。モード切り替えユニット900bにより制御されるものとしてフィルタ構成900cにより又はフィルタ構成900dによりフィルタリングされた信号を無線受信機900eが受信するように、フィルタ構成900c及び900dのいずれかは、さらに無線受信機900eに接続され得る。さらに、モニタリングユニット900fは、以下の所定の実施形態に従って、ユーザノード900がダウンリンク信号を受信するために第1のフィルタ構成900cを使用するマルチキャリアモードで動作する際に、干渉のレベルをモニタリングするために採用され得る。
ユーザノード900は、矢印“通知”により示されるように、モード切り替え方式がユーザノード900により適用されることを、ネットワークノード902に通知又は命令するように構成され得る。これは、ネットワークノード902が、第1のインターバルの期間中マルチキャリアモードで送信しなければならず、モード切り替え方式に従って第2のインターバルの期間中、必要であれば、任意のメッセージ又は制御シグナリングをシングルキャリアモードでユーザノード900に送信することができるということを意味する。ネットワークノード902は、第2のインターバルが発生する毎にユーザノード900に何かを送信する必要はないが、必要なときはいつでもそうすることが可能であることに留意すべきである。
図9は、ユーザノード900及びネットワークノード902における様々な機能ユニットを図示しており、当業者は、好適なソフトウェア及びハードウェアを使用して実際にこれらの機能ユニットを実装することができることに留意すべきである。したがって、当該ソリューションは、概して、ユーザノード900及びネットワークノード902の図示された構造に限定されず、機能ユニット900a−b及び902a−bは、必要に応じて、本開示において記載された特徴のいずれかに従って動作するように構成され得る。
上述した機能ユニット900a−bは、ユーザノード900内のプロセッサ“P”により実行される場合に、ユーザノード900に上述したアクション及び手続を実行させるコード手段を含む、各々のコンピュータプログラムのプログラムモジュールにより、ユーザノード900内に実装され得る。プロセッサPは、単一のCPU(Central Processing Unit)を含んでもよく、又は2以上の処理ユニットを含むこともできる。例えば、プロセッサPは、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ及び/若しくは関連するチップセット、並びに/又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)といった専用マイクロプロセッサを含んでもよい。プロセッサPは、また、キャッシュ目的の記憶装置を含んでもよい。
各コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体を有しプロセッサPに接続されているメモリ“M”の形式で、ユーザノード900内のコンピュータプログラム製品により運ばれ得る。したがって、コンピュータプログラム製品又はメモリMは、例えばコンピュータプログラムモジュール“m”の形式で、コンピュータプログラムがその上に格納されているコンピュータ可読媒体を含む。例えば、メモリMは、フラッシュメモリ、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)であってもよく、及びプログラムモジュールmは、代替的な実施形態においては、ユーザノード900内のメモリの形式で、異なるコンピュータプログラム製品上に分散されることができる。
上記ユーザノード900及びその機能ユニット900a−bは、様々な任意の実施形態に従って動作するように構成又は適合され得る。可能性のある実施形態では、論理ユニット900aは、例えばアクション704−708について上述されたように、マルチキャリアモードの周波数レンジにおいてモニタリングされた干渉レベルが第1の閾値を上回ることを検出した場合に、モード切り替え方式を適用するように適合され得る。別の可能性のある実施形態では、論理ユニット900aは、マルチキャリアモードの周波数レンジにおける干渉レベルが第2の閾値を下回ることを検出した場合に、モード切り替え方式を無効化し、マルチキャリアモードのみを使用するように適合され得る。これらの実施形態の潜在的な利点は、モード切り替え方式が、干渉のレベルにより必要とされる場合にのみ採用されるであろうということである。
さらなる可能性のある実施形態によれば、論理ユニット900aは、ネットワークノードからブロードキャストされるシステム情報、ネットワークノードからの専用シグナリング、及びユーザノードの事前構成、のうちの少なくとも1つによりモード切り替え方式を取得するように適合され得る。いずれの場合においても、論理ユニット900aは、単一の周波数キャリアを示すパラメータ、第2のインターバルの周期性を示すパラメータ、第2のインターバルの開始時間を示すパラメータ、第2のインターバルの長さを示すパラメータ、並びに第1及び第2のインターバルの所定のパターンへのリファレンス、のうち少なくとも1つを取得することにより、モード切り替え方式を取得するように適合され得る。
別の可能性のある実施形態では、ユーザノード900は、新たに定義される情報エレメントを使用し、又は既存の情報エレメントを再使用するネットワークノードから、システム情報内のモード切り替え方式を受信するように構成され得る。実際に情報エレメントがどのように実装され得るかのいくつかの非限定的な例は、上述されている。
別の可能性のある実施形態では、ユーザノード900は、第2のインターバルの期間中単一の周波数キャリアのために周波数ホッピングを適用するように構成され得る。この実施形態は、大きく干渉され又は妨げられる恐れのある単一の周波数に依存しないこと、という潜在的な利点を有する。さらに、論理ユニット900aは、マルチキャリアモードの周波数レンジにおいてモニタリングされた干渉レベルに依存して、所定のモード切り替え方式のセットからモード切り替え方式を選択するように適合され得る。これらの実施形態の潜在的な利点は、選択されたモード切り替え方式を識別するために、非常に短いリファレンス又はアイデンティティを使用することができること、及び、支配的である干渉の状況について“最善の”モード切り替え方式を選択することが可能であるということである。
ユーザノード900は、また、マルチキャリアモードにおける複数の周波数キャリアをカバーする、可能な限り最小の名目帯域幅を有する第1のフィルタ構成を選択するように構成されてもよい。この実施形態の潜在的な利点は、フィルタ構成が干渉による影響を可能な限り受けないようにすることができる、ということであり、これは図2a及び2bの上記議論から理解できる。
図9は、また、モード切り替え方式を適用するための主導権を取るのがネットワークノード902である場合に、以下のように動作し得るネットワークノード902内の機能ユニットを示す。したがってこの図では、ネットワークノード902は、ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に送信するマルチキャリアモードで動作している際にユーザノード900との接続を維持するように構成され得る。
ネットワークノード902は、マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、ダウンリンク通信について単一キャリアを送信するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含む、モード切り替え方式を適用するように適合される、論理ユニット902aを含む。ネットワークノード902は、また、モード切り替え方式に従って、マルチキャリアモードから、第2のインターバルの期間中に一時的にシングルキャリアモードで動作するように切り替えることをユーザノード900に命令するように適合される、命令ユニット902bを含む。それによって、ユーザノード900は、第2のインターバルの期間中、単一周波数キャリア上でネットワークノード902からメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することにより接続を維持することが可能となる。
ソリューションは、特定の例示的な実施形態に言及して記載されたが、その記載は、概して発明思想を説明することのみを意図したものであり、ソリューションの範囲を限定するものとして受け取られるべきではない。例えば、“ユーザノード”、“ネットワークノード”、“モード切り替え方式”、及び“フィルタ構成”との用語は、本記載を通して使用されてきたが、ここに記載された特徴及び特性を有する任意の他の対応する要素、機能及び/又はパラメータも使用されることができる。ソリューションは、添付の特許請求の範囲により定義される。

Claims (18)

  1. ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に受信するために第1のフィルタ構成(900c)を用いてマルチキャリアモードで動作している際に、無線通信ネットワークのネットワークノード(902)との接続を維持するためにユーザノード(900)により実行される方法であって、
    前記マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、前記ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために第2のフィルタ構成(900d)を使用するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用すること(302)と、
    前記モード切り替え方式に従って、前記マルチキャリアモードから、前記第2のインターバルの期間中に一時的に前記シングルキャリアモードで動作するように切り替えること(304)と、それにより、前記第2のインターバルの期間中に前記ユーザノードが前記単一の周波数キャリア上で前記ネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで前記接続を維持することが可能とされることと、
    を含む方法。
  2. 前記マルチキャリアモードの周波数レンジにおいてモニタリングされた干渉レベルが第1の閾値を上回ることが検出(706)された場合に、前記モード切り替え方式は適用される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マルチキャリアモードの前記周波数レンジにおいて前記干渉レベルが第2の閾値を下回ることが検出(712)された場合に、前記モード切り替え方式は無効化され、前記マルチキャリアモードのみが使用される、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記モード切り替え方式は、前記ネットワークノードからブロードキャストされるシステム情報、前記ネットワークノードからの専用シグナリング、及び前記ユーザノードの事前構成、のうち少なくとも1つにより取得される、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記モード切り替え方式は、前記単一のキャリアを示すパラメータ、前記第2のインターバルの周期性を示すパラメータ、前記第2のインターバルの開始時間を示すパラメータ、前記第2のインターバルの長さを示すパラメータ、並びに前記第1及び第2のインターバルの所定のパターンへのリファレンス、のうち少なくとも1つを取得することにより取得される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記モード切り替え方式は、新たに定義される情報エレメント(IE)を使用し又は既存の情報エレメントを再使用する、前記ネットワークノードからのシステム情報において受信される、請求項4又は請求項5に記載の方法。
  7. 前記モード切り替え方式は、前記マルチキャリアモードの周波数レンジにおいてモニタリングされた干渉レベルに依存して、所定のモード切り替え方式のセットから選択される、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第1のフィルタ構成は、前記マルチキャリアモードにおける前記複数の周波数キャリアをカバーする、可能な限り最小の名目帯域幅で選択される、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の方法。
  9. ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に受信するために第1のフィルタ構成(900c)を用いてマルチキャリアモードで動作している際に、無線通信ネットワークのネットワークノード(902)との接続を維持するように構成されるユーザノード(900)であって、
    前記マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、前記ダウンリンク通信について単一のキャリアを受信するために第2のフィルタ構成(900d)を使用するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用するように適合される論理ユニット(900a)と、
    前記モード切り替え方式に従って、前記マルチキャリアモードから、前記第2のインターバルの期間中に一時的に前記シングルキャリアモードで動作するように切り替えるように適合され、それにより、前記第2のインターバルの期間中に前記ユーザノードが前記単一の周波数キャリア上で前記ネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで前記接続を維持することを可能とする、モード切り替えユニット(900b)と、
    を含む、ユーザノード。
  10. 前記論理ユニット(900a)は、前記マルチキャリアモードの周波数レンジにおいてモニタリングされた干渉レベルが第1の閾値を上回ることが検出された場合に、前記モード切り替え方式を適用するように適合される、請求項9に記載のユーザノード(900)。
  11. 前記論理ユニット(900a)は、前記マルチキャリアモードの前記周波数レンジにおいて前記干渉レベルが第2の閾値を下回ることが検出された場合に、前記モード切り替え方式を無効化し、前記マルチキャリアモードのみを使用するように適合される、請求項9又は請求項10に記載のユーザノード(900)。
  12. 前記論理ユニット(900a)は、前記ネットワークノードからブロードキャストされるシステム情報、前記ネットワークノードからの専用シグナリング、及び前記ユーザノードの事前構成、のうち少なくとも1つにより前記モード切り替え方式を取得するように適合される、請求項9〜11のうちいずれか1項に記載のユーザノード(900)。
  13. 前記論理ユニット(900a)は、前記単一の周波数キャリアを示すパラメータ、前記第2のインターバルの周期性を示すパラメータ、前記第2のインターバルの開始時間を示すパラメータ、前記第2のインターバルの長さを示すパラメータ、並びに前記第1及び第2のインターバルの所定のパターンへのリファレンス、のうち少なくとも1つを取得することにより、前記モード切り替え方式を取得するように適合される、請求項12に記載のユーザノード(900)。
  14. 新たに定義される情報エレメント(IE)を使用し又は既存の情報エレメントを再使用する、前記ネットワークノードからのシステム情報において前記モード切り替え方式を受信するように構成される、請求項12又は請求項13に記載のユーザノード(900)。
  15. 前記論理ユニット(900a)は、前記マルチキャリアモードの周波数レンジにおいてモニタリングされた干渉レベルに依存して、所定のモード切り替え方式のセットから前記モード切り替え方式を選択するように適合される、請求項9〜14のうちいずれか1項に記載のユーザノード(900)。
  16. 前記マルチキャリアモードにおける前記複数の周波数キャリアをカバーする可能な限り最小の名目帯域幅で前記第1のフィルタ構成を選択するように構成される、請求項9〜15のうちいずれか1項に記載のユーザノード(900)。
  17. ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に送信するマルチキャリアモードで動作している際に、ユーザノード(900)との接続を維持するために、無線通信ネットワークのネットワークノード(902)により実行される方法であって、
    前記マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、前記ダウンリンク通信について単一のキャリアを送信するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含むモード切り替え方式を適用すること(800)と、
    前記モード切り替え方式に従って、前記マルチキャリアモードから、前記第2のインターバルの期間中に一時的に前記シングルキャリアモードで動作するように切り替えるように前記ユーザノードに命令すること(802)と、それにより、前記第2のインターバルの期間中に前記ユーザノードが前記単一の周波数キャリア上で前記ネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで前記接続を維持することが可能とされることと、
    を含む方法。
  18. ダウンリンク通信について複数の周波数キャリアを同時に送信するマルチキャリアモードで動作している際に、ユーザノード(900)との接続を維持するように構成される、無線通信ネットワークのネットワークノード(902)であって、
    前記マルチキャリアモードのための第1のインターバルと、前記ダウンリンク通信について単一のキャリアを送信するシングルキャリアモードのための第2のインターバルとを含む、モード切り替え方式を適用するように適合される論理ユニット(902a)と、
    前記モード切り替え方式に従って、前記マルチキャリアモードから、前記第2のインターバルの期間中に一時的に前記シングルキャリアモードで動作するように切り替えるように前記ユーザノードに命令するように適合され、それにより、前記第2のインターバルの期間中に前記ユーザノードが前記単一の周波数キャリア上で前記ネットワークノードからメッセージ及び/又は制御シグナリングを受信することで前記接続を維持することを可能とする命令ユニット(902b)と、
    を含むネットワークノード。
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