JP6137283B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6137283B2 JP6137283B2 JP2015229805A JP2015229805A JP6137283B2 JP 6137283 B2 JP6137283 B2 JP 6137283B2 JP 2015229805 A JP2015229805 A JP 2015229805A JP 2015229805 A JP2015229805 A JP 2015229805A JP 6137283 B2 JP6137283 B2 JP 6137283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sub
- control command
- command
- data
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000872 buffer Substances 0.000 claims description 129
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 125
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 108
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 420
- 230000008569 process Effects 0.000 description 411
- 230000008859 change Effects 0.000 description 109
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 93
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 93
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 66
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 54
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 34
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 27
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 26
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 25
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 22
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 14
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 9
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 8
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 7
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 4
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 3
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 3
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 description 3
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 3
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 3
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 239000002243 precursor Substances 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 2
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000002789 length control Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 239000012536 storage buffer Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Description
特許文献1では、メイン制御手段は、サブ制御手段に送信する複数種類のコマンドを、一旦バッファに記憶させる。そして、バッファに記憶されているコマンドを、先にバッファに記憶されたものから順に、割込み処理によって、同一の通信線を通して、サブ制御手段に送信している。
また、複数種類のコマンドのうち、所定のコマンドについては、メイン制御手段は、10割込みごとに、所定のコマンドを構成するデータに変化があったか否かを判断する。そして、変化があったと判断したときは、所定のコマンドを生成して、これをバッファに記憶させる。
さらにまた、複数種類のコマンドのうち、所定のコマンドより重要度が高い特定のコマンドについては、メイン制御手段は、8割込みごとに、特定のコマンドを構成するデータに変化があったか否かを判断する。そして、変化があったと判断したときは、特定のコマンドを生成して、これをバッファに記憶させる。
このようにして、特許文献1では、特定のコマンドの生成を優先しつつ、バッファがコマンドで溢れないようにしている。
本発明が解決しようとする課題は、バッファがコマンドで溢れないようにしつつ、メイン制御手段側でのコマンド送信の処理負担を軽減することである。
請求項1の発明は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(メイン制御基板60)と、
演出を制御するサブ制御手段(サブ制御基板80)と、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対して一方向でコマンドを送信可能な通信線と
を備え、
前記サブ制御手段に送信するコマンドとして、第1コマンド(第1制御コマンド、第2制御コマンド)及び第2コマンド(第3制御コマンド)を有し、
前記通信線として、第1コマンドを送信可能な第1通信線(サブ制御データ信号1〜8用の通信線、サブ制御データ信号9〜16用の通信線)、及び第2コマンドを送信可能な第2通信線(サブ制御データ信号17〜24用の通信線)を有し、
前記メイン制御手段は、
前記サブ制御手段に送信するコマンドを記憶可能なバッファ(制御コマンドバッファ(リングバッファ))を備え、
所定情報を含む第1コマンドを前記バッファに記憶させ、
割込み処理ごとに、前記バッファに記憶されている第1コマンドを、第1通信線を通して前記サブ制御手段に送信可能とし、かつ前記所定情報と異なる情報を含む第2コマンドを、前記バッファに記憶させることなく、第2通信線を通して前記サブ制御手段に送信する
ことを特徴とする。
すなわち、割込み処理ごとに第2コマンドをサブ制御手段に送信するため、メイン制御手段側では、第2コマンドに含まれる情報に変化があったか否かを判断しなくても済むので、その分、メイン制御手段側での処理負担を軽減することができる。
また、1回の割込み処理で、第1コマンドを第1通信線でサブ制御手段に送信し、かつ第2コマンドを第2通信線でサブ制御手段に送信することができる。
「RT」とは、リプレイを含む条件装置の種類、数及びその当選確率が特有の遊技状態であることを意味する。
「メイン遊技状態」とは、RTとは異なる概念であって、いわゆる通常中/AT前兆中/AT準備中/AT中や、非内部中/内部中、通常中/特別遊技中のいずれであるかを示す概念である。
「遊技媒体」とは、遊技の用に供する媒体をいい、本実施形態では「メダル」である。ただしこれに限らず、遊技球を使用することも可能である。また、遊技媒体には、実際のメダルの他に、遊技機内部に電気的に貯留(クレジット、記憶)された遊技媒体(遊技媒体に係るデータ)も含まれる。
「貯留」とは、上記「ベット」とは異なり、スロットマシン10内部にメダルをクレジットすることをいう。「貯留」は、ベットを含む意味で用いられる場合もあるが、本明細書では、「貯留」というときは、「ベット」を含まない意味で使用する。本実施形態において、貯留可能な最大(限界)枚数は、遊技状態等にかかわらず、「50」枚に設定されている。
「手入れベット」とは、遊技者が、メダル投入口43からメダルを手入れすることにより、メダルをベットすることをいう。
「手入れ貯留」とは、遊技者が、メダル投入口43からメダルを手入れすることにより、メダルを貯留する(クレジットを加算する)ことをいう。
「ベットメダル」とは、ベットされているメダルをいう。
「貯留メダル」とは、クレジットとして貯留されているメダルをいう。
「自動ベット」とは、リプレイが入賞したときに、スロットマシン10の内部制御処理により、前回遊技でベットされていた数のメダルを自動でベットすることをいう。
「投入」とは、上記の手入れベット、手入れ貯留、貯留ベット、及び自動ベットを含み、メダルをベット又は貯留することをいう。
「精算」とは、ベットメダル及び/又は貯留メダルを遊技者に対して払い出すことをいう。
ただし、8ビットの数値以外の2進数表記については、「B」の末尾は省略する。たとえば、「レジスタ値が「0」」のような表記における「0」は、実際には「00000000B」の2進数を意味している。したがって、末尾に「B」を付していない数値は常に2進数でないことを意味するものではない。同様に、末尾に「H」を付していない数値は常に16進数でないことを意味するものではない。
「ストローブ信号」とは、パラレル通信で送信される信号の取得(読込み)タイミングを示す信号を意味する。
「シリアル通信」とは、1本の通信線を用いて、複数ビットの信号を1ビットずつ逐次的に送信する通信方式を意味する。
「入力ポート」とは、CPUが周辺機器から信号を受信するときに用いる回路であって、ビット値「0」又は「1」を取得する(読み込む)ことができる回路を意味する。
「信号をオンにする」とは、ビット値「1」を出力すること、すなわち、電圧を「High」レベルにすることを意味する。
「信号をオフにする」とは、ビット値「0」を出力すること、すなわち、電圧を「Low」レベルにすることを意味する。
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。
スロットマシン10に設けられた代表的な制御基板として、メイン制御基板60とサブ制御基板80とを備える。
メイン制御基板60は、入力ポート(0〜2)及び出力ポート(0〜10)を有し、RWM(メインメモリ)61、ROM62、メインCPU63等を備える(図1で図示したもののみを備える意味ではない)。
ROM62は、遊技の進行に必要なプログラムや各種データ(たとえば、データテーブル)等を記憶しておく記憶媒体である。
メインCPU63は、メイン制御基板60上に設けられたCPUを指し、遊技の進行に必要なプログラムの実行、演算等を行い、具体的には、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時の払出し等を実行する。
メインCPU63は、レジスタを内蔵する。特に本実施形態では、レジスタは複数設けられている。
なお、サブ制御基板80と接続されたプッシュボタン25(「プッシュボタンユニット」ともいう。)は、双方向で信号の送受信が可能となっている。具体的には、プッシュボタン25の操作に基づいてサブ制御基板80に操作が行われた旨の信号を送信し、サブ制御基板80からプッシュボタン25に設けられたランプを発光させる。
メダルセレクタは、図1に示すように、通路センサ43a、ブロッカ45、投入センサ44a及び44bを備え(ただし、これらに限定されるものではない)、メイン制御基板60と電気的に接続されている。
メダル投入口43からメダルが投入されると、最初に、通路センサ43aにより検知されるように構成されている。
ベットスイッチ40(40a又は40b)は、貯留されたメダルを当該遊技のためにベットするときに遊技者が操作するスイッチである。本実施形態では、1枚のメダルを投入するための1ベットスイッチ40aと、3枚(最大数)のメダルを投入するための3ベットスイッチ40bとを備える。
さらに、これに限らず、2枚ベット用のベットスイッチを設けてもよい。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらに、精算スイッチ46は、スロットマシン10内部に貯留(クレジット)されたメダルを払い戻す(ペイアウトする)ときに遊技者が操作するスイッチである。
本実施形態では、貯留数表示LED71は、「00」〜「50」(整数)の間の数字を表示する。
メダルの払出しがないときは、獲得数表示LED72の表示は「00」であるが、たとえば9枚役が入賞して9枚のメダルが払い出されるときは、獲得数表示LED72の表示は「09」となる。
また、獲得数表示LED72は、通常は獲得数を表示するが、エラー発生時にはエラーの内容(種類)を表示するLEDとして機能する。よって、本実施形態における獲得数表示LED72は、獲得数、及びエラー内容の表示を兼ねるLEDである。
リプレイ表示LED73aは、リプレイの入賞時に点灯するLEDである。リプレイの入賞に基づく自動ベットが行われると、リプレイ表示LED73aが点灯し、自動ベット状態であることを遊技者に知らせる。
精算表示LED73cは、本実施形態では、精算処理中に点灯するLEDである。貯留メダル及び/又はベットメダル(リプレイ入賞時の自動ベットを除く)を有する状態で、精算スイッチ46がオンされたときに、メダルを実際に払い出している最中に点灯する。
図柄表示装置30は、図柄を表示する(本実施形態では3つの)リール31と、各リール31をそれぞれ駆動するモータ32と、リール31の位置を検出するためのリールセンサ39とを含む。
ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
また、各リール31には、1個(2個以上であってもよい)のインデックスが設けられている。インデックスは、リール31の例えば周側面に凸状に設けられており、リール31が所定位置を通過したか否かや、1回転したか否か等を検出するときに用いられる。
また、リールセンサ39がリール31のインデックスを検知した瞬間の基準位置上の図柄を予めROM62に記憶している。これにより、インデックスを検知した瞬間の基準位置上の図柄を検知することができる。
メダル払出し装置35は、メダルを溜めておくためのホッパー35aと、ホッパー35aのメダルを払出し口から払い出すときに駆動するホッパーモータ36と、ホッパー35aから払い出されたメダルを検出するための払出しセンサ37a及び37bを備える。
払出しセンサ37a及び37bは、投入センサ44a及び44bと同様に、上流側に払出しセンサ37aが設けられ、下流側に払出しセンサ37bが設けられている。
なお、上流側の払出しセンサ37aを払出しセンサ1、下流側の払出しセンサ37bを払出しセンサ2と称する場合もある。
一方、払出しセンサ37a又は37bの信号の少なくとも1つがオンのままとなったときは、メダル詰まりが生じたと検知する。なお、払出しセンサ37を1つだけ設け、上記エラーを検知するようにしてもよい。
満杯センサ38は、ホッパー35aから溢れたメダルを収容するサブタンク35bの満杯を検知するセンサであり、サブタンク35bのメダルが満杯となったときにメダルが接触することで通電する回路から構成される。
電源スイッチ51は、スロットマシン10の電源のオン/オフを行うスイッチである。
設定キースイッチ52は、設定変更時又は設定確認時に用いられるスイッチであり、設定キー挿入口から設定キーが挿入され、右90度に回転しているときにオンとなるように構成されている。
設定変更/リセットスイッチ53は、設定値を変更するときに操作される。また、設定キースイッチ52をオンにしつつ電源スイッチ51がオンにされると、リセットすなわち初期化処理が行われ、RWM61に記憶されている所定のデータがクリアされる。
なお、たとえば設定ドアスイッチ54がオフ、すなわち設定ドアが開けられていない状態で、設定キースイッチ52がオンであるとき等は、エラーとなる。
図2に示すように、メイン制御基板60上には、メインCPU63、4つのフリップフロップ(フリップフロップ1〜4)、及びLED可視ランプが搭載されている。
また、サブ制御基板80上には、サブCPU83、2つのインバータバッファ(インバータバッファ1及び2)、トランシーババッファ、及びバッファが搭載されている。
なお、メイン制御基板60及びサブ制御基板80上には、これら以外にも電子部品が搭載されているが、本実施形態では図示を省略している。
フリップフロップ1は、出力ポート2を構成するものであり、フリップフロップ2は、出力ポート7を構成するものであり、フリップフロップ3は、出力ポート8を構成するものであり、フリップフロップ4は、出力ポート6を構成するものである。
そして、メインCPU63のD0〜D7出力端子は、フリップフロップ1の1D〜8D入力端子、フリップフロップ2の1D〜8D入力端子、フリップフロップ3の1D〜8D入力端子、及びフリップフロップ4の1D〜8D入力端子にそれぞれ接続されている。
そして、フリップフロップ1の1Q出力端子からは、3枚投入表示LED73gを点灯させるための3枚投入表示LED信号が出力される。同様に、2Q出力端子からは、2枚投入表示LED73fを点灯させるための2枚投入表示LED信号が出力され、3Q出力端子からは、1枚投入表示LED73eを点灯させるための1枚投入表示LED信号が出力される。3枚投入表示LED信号、2枚投入表示LED信号、及び1枚投入表示LED信号を総称して、投入枚数表示LED信号という。
なお、フリップフロップ1の4Q〜7Q出力端子は、未使用(NC)である。
なお、インバータバッファ1及びインバータバッファ2を直列に接続しているが、これはサブ制御データストローブ信号にノイズが入るのを防止するためである。
このため、出力ポート2のD7ビット以外(D0〜D6ビット)の7ビットを、メイン制御基板60に接続された他の周辺機器(たとえば、貯留数表示LED71、獲得数表示LED72、状態表示LED73、モータ32、又はホッパーモータ36等)を制御するための信号の出力端子として用いている。
これにより、サブ制御データストローブ信号の出力ポートと、3枚投入表示LED信号、2枚投入表示LED信号、及び1枚投入表示LED信号の出力ポートとを兼用にしている。
すなわち、出力ポート2に出力する8ビットのデータで、3枚投入表示LED73g、2枚投入表示LED73f、及び1枚投入表示LED73eの点灯又は消灯を制御するとともに、サブ制御データ信号1〜16(第1制御コマンド及び第2制御コマンド)の取得(読込み)タイミングをサブ制御基板80に伝える。
すなわち、第3制御コマンドは、第1制御コマンドを送信するための8ビットのパラレル通信線及び第2制御コマンドを送信するための8ビットのパラレル通信線とは別の8ビットのパラレル通信線で送信される。
このコネクタ接続モニタは、メイン制御基板60とサブ制御基板80との接続不良をチェックするためのものである。このコネクタ接続モニタが抜けると、LED可視ランプが点灯するように構成されている。これにより、メイン制御基板60とサブ制御基板80との間で接続不良が生じていることがわかるようにしている。
本実施形態の入力ポート0〜2及び出力ポート0〜10は、D0〜D7の8ビットが入力又は出力可能な1バイトのポートである。
また、図3〜図6中、未使用と表示したポートは、実際に使用されていないか、又は本実施形態において説明を省略する信号の入出力ポートを意味する(信号の入出力がないポートは、すべて未使用という意味ではない)。
なお、図3の例では、1ベットスイッチ信号(D1ビット)と3ベットスイッチ信号(D2ビット)とを分けているが、3ベットスイッチ40のみが設けられる仕様のスロットマシン10であるときは、入力ポート0のD1ビットは未使用となる。
なお、設定ドアスイッチ54を設けていない仕様のスロットマシン10であるときには、入力ポート1のD2ビットは未使用となる。
また、たとえば入力ポート0の1バイトデータ(8ビット)を取得すれば、すべての操作スイッチのオン/オフの状況を知ることができる。
ここで、ブロッカ45は、ブロッカ信号が「1」(オン)であるときは、メダル投入口43とホッパー35aとを連結するメダル通路を形成し、「0」(オフ)であるときは、メダル投入口43と払出し口とを連結する通路(返却通路)を形成する。
そして、割込み処理により、ブロッカ45の駆動時には、出力ポート0のD6ビットからブロッカ信号として「1」を出力し、ブロッカ45の非駆動時には、出力ポート0のD6ビットからブロッカ信号として「0」を出力する。
出力ポート2のD0ビットからは、3枚投入表示LED73gを点灯させるための3枚投入表示LED信号が出力され、D1ビットからは、2枚投入表示LED73fを点灯させるための2枚投入表示LED信号が出力され、D2ビットからは、1枚投入表示LED73eを点灯させるための1枚投入表示LED信号が出力される。
ここで、サブ制御データストローブ信号とは、後述するサブ制御データ信号1〜16(第1制御コマンド及び第2制御コマンド)とともにサブ制御基板80に送信する信号であって、サブ制御データ信号1〜16の取得(読込み)タイミングを示す信号である。
サブ制御基板80は、サブ制御データストローブ信号を受信すると、このサブ制御データストローブ信号の立ち上がりに基づいて、サブ制御データ信号1〜16のデータをサブ制御基板80に設けられたバッファから取得するように制御する。なお、信号の送信タイミング等については後述する(図20)。
そして、LEDデジット信号は、複数個のセブンセグメントディスプレイのうち、いずれのセブンセグメントディスプレイを点灯させるかを示す。また、LEDセグメント信号は、LEDデジット信号が示すセブンセグメントディスプレイが備える8個のセグメントのうち、いずれのセグメントを点灯させるかを示す。
出力ポート6のD0〜D7ビットからは、サブ制御データ信号17〜24(第3制御コマンド)が出力され、出力ポート7のD0〜D7ビットからは、サブ制御データ信号1〜8(第2制御コマンド)が出力され、出力ポート8のD0〜D7ビットからは、サブ制御データ9〜16(第1制御コマンド)が出力される。
なお、サブ制御データ信号6〜8(D5〜D7ビット)についても所定の情報が割り当てられているが、本実施形態では説明を省略する。
なお、サブ制御データ信号4〜8についても所定の情報が割り当てられているが、本実施形態では説明を省略する。
この場合、サブ制御データ信号1が「0」のときは、設定変更中でないことを示し、「1」のときは、設定変更中であることを示す。同様に、サブ制御データ信号2が「0」のときは、設定確認中でないことを示し、「1」のときは、設定確認中であることを示す。
なお、サブ制御データ信号3〜8についても所定の情報が割り当てられているが、本実施形態では説明を省略する。
また、サブ制御データ信号20(D3ビット)は、3ベットスイッチ40bが操作を受付け可能な状態であるか否かを示す。
この場合、出力ポート6からは、第3制御コマンド(サブ制御データ信号17〜24)として、「00000111B」が出力される。
また、出力ポート10は、試験信号1〜8の出力ポートである。
以上のようにして、一割込み内で、入力ポート0〜2の信号に基づくデータ(「レベルデータ」と称する。)を記憶するとともに、出力ポート0〜10に対しては、記憶されている制御データに基づき信号を出力する。
図7において、アドレス「F113」〜「F153」の「_BF_SUBCMD」は、制御コマンドバッファ(リングバッファ)の記憶領域であり、サブ制御基板80に送信する制御コマンドが記憶される。この記憶領域は、「F113」〜「F153」(H)の64バイト確保されている。制御コマンドバッファには、アドレス順に制御コマンドが記憶されていき、アドレス「F153」に制御コマンドが記憶されると、次に制御コマンドが記憶されるアドレスは、「F113」となる。
アドレス「F018」の「_NB_CMDSTORE」は、制御コマンド書き込みポインタ値の記憶領域である。この値は、制御コマンドバッファのどのアドレスに制御コマンドを書き込めばよいかを記憶する値であり、当該アドレスの制御コマンドバッファに制御コマンドが書き込まれると、「1」インクリメントされる。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御基板60に入力される。メイン制御基板60(具体的には、後述するリール制御手段63g)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転することで、リール31上の図柄は所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
図1に示すように、メイン制御基板60のメインCPU63は、以下の設定変更手段63a等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
ここで、設定値とは、遊技者の有利度、より具体的にはメダルの投入枚数に対する払出し枚数の期待値(遊技者が獲得できるメダル)の程度を定めるものであり、本実施形態では設定1〜設定6の6段階を設けている。
そして、設定値が高くなるほど、少なくとも一部の役(特に、特別役)の当選確率が高く設定される等、遊技者にとっての有利度が高くなるように設定している。
また、設定値が高くなるほど、ATに当選する確率が高くなるように設定している。
なお、ATに移行する確率を高くすることのみに限られるものではなく、たとえばAT中の遊技回数や払出し枚数を上乗せする確率を高くしたり、ATを継続する確率を高くしてもよい。
本実施形態では、電源スイッチ51を一旦オフにし、電源断をした後に、設定キー挿入口に設定キーを差し込み、これを時計回りに90度回転させると、設定キースイッチ52がオンとなる。この状態で電源スイッチ51を再度オンにすると、設定変更中、すなわち設定変更モードになる。この場合、通常の立ち上げ処理は行われない。したがって、設定変更中にするためには、電源スイッチ51のオン/オフ操作が必要である。
また、設定変更手段63aは、設定変更/リセットスイッチ53が1回操作(オン)されるごとに、設定値の表示を、・・・→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→「2」→・・・と順次変化させる。
そして、設定キーを反時計回りに90度回転させて設定キースイッチ52をオフにすると、設定変更後の設定値で遊技が可能となる。
また、設定キー挿入口から設定キーを抜かなければ設定変更後の設定値で遊技ができないように構成してもよい。
さらに、設定キーを反時計回りに90度回転させて設定キースイッチ52をオフにし、設定キー挿入口から設定キーを抜き、この状態で電源スイッチ51を一旦オフにした後に再度オンにしなければ、設定変更後の設定値で遊技ができないように構成してもよい。
さらにまた、設定キースイッチ52がオンにされた状態で、電源スイッチ51がオンにされると、リセット、すなわち初期化処理が行われる。
したがって、条件装置抽選手段63bは、役抽選手段、当選役決定(又は選択)手段、等とも称される。
条件装置抽選手段63bは、たとえば、抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、条件装置の当選の有無及び当選した条件装置を判定する判定手段とを備えている。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作(オン)された時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、条件装置抽選テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する条件装置を決定する。
これに対し、特別役の当選は持ち越されるので、当該遊技で特別役に当選し、当選した特別役に係る当選フラグが一旦オンになったときは、その特別役が入賞するまでオンの状態が維持され、その特別役が入賞した時点でオフにされる。
本実施形態では、リール31は、定速時は1分間で約80回転する速度で回転する。また、ストップスイッチ42が操作されたときは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31を停止させるまでの時間が190ms以内に設定されている。これにより、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からリール31が停止するまでの最大移動コマ数が4コマに設定されている。
すなわち、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選役に係るその図柄が所定の有効ラインに停止しないときには、リール31を停止させるまでの間に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選役に係る図柄をできる限り所定の有効ラインに停止させるように制御する(引込み停止制御)。
さらに、複数の役に当選している遊技では、ストップスイッチ42の押し順や、ストップスイッチ42の操作タイミング等に応じて、入賞させる役の優先順位が予め定められており、所定の優先順位によって、最も優先する図柄の引込み停止制御を行う。
ストップスイッチ42が操作されると、そのストップスイッチ42が操作された旨の信号がリール制御手段63gに入力される。この信号を判別することで、リール制御手段63gは、どのストップスイッチ42が操作されたかを検出する。そして、操作されたストップスイッチ42に対応するリール31の停止制御を実行する。
これに対し、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても(ストップスイッチ42の操作タイミングにかかわらず)、対象図柄を常に有効ラインに停止させる(引き込む)ことができることを、「PB=1」と称する。
本実施形態では、最大移動コマ数は「4」であるので、5図柄以内の間隔で対象図柄が配列されているときは、「PB=1」となり、5図柄を超える(6図柄以上の)間隔で配列されているときは、「PB≠1」となる。
第1優先として、当選している図柄の組合せを構成する(当該リール31の)図柄のすべてを有効ラインに停止可能であるときは、その位置でリール31を停止させる。
ここで、「枚数優先」とは、重複当選している図柄の組合せのうち、払出し枚数の最も多い図柄の組合せを構成する当該リール31の図柄を優先して有効ラインに停止させる(引き込む)ことをいう。
一方、「個数優先」とは、有効ラインに停止可能となる図柄の組合せ数が最も多くなるように、当該リール31の図柄を有効ラインに停止させることをいう。
メイン制御基板60とサブ制御基板80とは、電気的に接続されており、メイン制御基板60から、パラレル通信によってサブ制御基板80に一方向で演出等に必要な情報(制御コマンド等)を送信する。
RWM(サブメモリ)81は、サブCPU83が演出を制御するときに取り込んだデータ等を一時的に記憶可能な記憶媒体である。
また、ROM(サブROM)82は、演出用データとして、演出に係る抽選を行うとき等のプログラムや各種データ等を記憶しておく記憶媒体である。
演出ランプ21は、たとえばLED等からなり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、演出ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ、リール31の上部からリール31上の図柄を照光する蛍光灯、スロットマシン10のフロントカバー前面に配置され、役の入賞時等に点滅する枠ランプ等が含まれる。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、ドットディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像(1BB遊技中及びAT中の押し順、条件装置の抽選結果に対応する演出等)や、遊技情報(1BB遊技及びAT中の遊技回数や獲得枚数等)等を表示するものである。
また、十字キー24及びプッシュボタン25は、遊技者が意図する情報を表示させたりするときや、ホール管理者(店長等)が各種の設定を変更するとき等に用いられる。
演出出力制御手段83aは、メイン制御基板60から送信されてくる制御コマンドに基づいて、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時や各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)の具体的な演出内容を抽選によって決定する。
さらに、演出出力制御手段83aは、AT中に、メイン制御基板60から送信される押し順指示番号を受信すると、受信した押し順指示番号に対応する正解押し順を報知する。
図8は、メイン制御基板60によるプログラムを開始するときの処理(M_PRG_START )を示すフローチャートである。
次にステップS13に進み、メイン制御基板60は、電源断処理済フラグが正常値であるか否かを判断する。本実施形態では、電源断時に、後述するステップS652(図18)において、電源断処理済みフラグ(RWM61の所定のアドレスに記憶される。本実施形態では図示を省略する。)を記憶する。この電源断処理済みフラグは、電源オン時に、前回の電源断が正常に行われたか否かを判断するためのフラグである。そして、ステップS13において、電源断処理済みフラグが正常値であると判断したときは、ステップS14に進み、正常値でないと判断したときは、ステップS14及びS15のチェックサムデータの算出を行うことなくステップS16に進む。
本実施形態では、RWM61の所定範囲のチェックサムを行うとともに、チェックサムによってデータが「0」となるように、RWM61のチェックサムデータが設定されている。
なお、以降の処理においてもRWM61の複数範囲(アドレス)に記憶されたデータを初期化する場合には、本実施形態では指定されたRWM61の範囲で同様の処理を実行するものとする。
つまり、ドアスイッチ16の信号がオフのときや(フロントカバーが閉じられている)、設定ドアスイッチ54の信号がオフのとき(設定ドアが閉じられている)にもかかわらず、設定キースイッチ52の信号がオンになることはあり得ず、不正の可能性が高いことから、設定変更処理への移行を許可しない。
ステップS19では、メイン制御基板60は、電源断復帰データが異常値であるか否かを判断する。この電源断復帰データは、ステップS16でレジスタに記憶したデータである。
なお、本実施形態では、設定変更不可フラグを設けたが、常時設定変更が可能に構成されている場合には、設定変更不可フラグを設けなくてもよい。その場合、ステップS20に相当する処理は不要となる。
また、指定スイッチがオンでない場合(ステップS18で「No」)又は設定変更が不可である場合において、電源断復帰データが異常値であるとき(ステップS21で「No」)は復帰不可能エラー処理に進み、電源断復帰データが正常値であるとき(ステップS21で「Yes」)は電源復帰処理(M_POWER_ON)に進む。
先ず、ステップS131において、RWM61の初期化範囲として、「所定範囲」をレジスタに記憶する。ここでは、電源断処理が正常に実行されたと判断した場合に備えるためのセットであり、設定値データ、遊技状態(たとえば、RT状態)、当選フラグを初期化しないようにした初期化範囲を「所定範囲」とする。
なお、「制御コマンドセット1」は、以下に説明する処理においてもしばしば実行されるものであるが、このステップS138と同様に、サブ制御基板80に送信するための制御コマンドをセットする処理を意味する。
そして、制御コマンドセット1では、第1制御コマンド及び第2制御コマンドを制御コマンドバッファにセットする。また、出力要求に応じて、種別及び内容が異なる第1制御コマンド及び第2制御コマンドを制御コマンドバッファにセットする。
以降、「ウェイト処理」とは、所定の時間が経過するまで次の処理(ステップ)を実行しないように待機する処理を指す。ただし、図17の割込み処理は実行される。
また、設定変更開始時の出力要求セット及び制御コマンドセット1の実行後、サブ制御基板80がRWM81の初期化を開始するが、RWM81の初期化が終了するために十分な時間をウェイト時間として設定する。これにより、サブ制御基板80側でRWM81の初期化処理を終了した後に、メイン制御基板60側でステップS141以降の処理に進むようにする。
次にステップS144に進み、設定変更/リセットスイッチ53の操作を検出したか否かを判断する。ここでは、入力ポート1の立ち上がりデータを判断し、D4ビットが「1」となったか否かを判断する。設定変更/リセットスイッチ53の操作を検出したと判断したときはステップS145に進み、検出していないと判断したときはステップS146に進む。
ステップS145では、設定値を更新する。具体的には、設定値をRWM61の所定領域に記憶(更新)する。また、設定値が更新された後に割込み処理が実行されることにより、設定値表示LED64の表示値は更新された値を表示する。
スタートスイッチ41が操作されたと判断したときはステップS147に進み、操作されていないと判断したときはステップS144に戻る。
次にステップS149に進み、ステップS137と同様に、設定変更終了時の出力要求セットを行う。この処理は、設定変更処理を終了すること、及び決定された設定値をサブ制御基板80側に知らせる制御コマンドをセットする処理である。次に、ステップS150に進み、ステップS138と同様に、メインCPU62は、制御コマンドセット1を実行する。そして、ステップS40のメイン処理(M_MAIN)(図11)に移行する。
先ず、ステップS831では、スタックポインタを復帰させる。ここで、スタックポインタとは、レジスタの1つであって、電源断が生じた場合に、電源断発生時のデータ(例えば、レジスタ値、割込み処理前のメイン処理の命令処理(戻り番地)等)を保存するRWM61の領域(スタック領域とも称する)のうち、次に保存されるRWM61のアドレスを指す。つまり、スタックポインタの復帰とは、電源断時に記憶されたスタックポインタを一度RWM61に記憶しておき、RWM61に記憶しておいたデータをスタックポインタに再度記憶し直す処理を指す。
次にステップS837に進み、割込みを起動させる。この処理は、たとえばタイマ割込みの周期を設定する処理等であり、当該処理以降から所定の周期(本実施形態では、2.235ms)ごとに割込み処理が実行される。
次にステップS838に進み、上述した電源断処理済フラグをクリア、すなわち「0」にする。そして本フローチャートによる処理を終了する。
本実施形態では、遊技待機中に、設定キーを挿入して、設定値の確認ができるように構成されている。ここで、設定キースイッチ52の立ち下がり信号が「1」になったときに、設定値の確認を終了したと判断している。
しかし、たとえば設定確認中に電源断が生じ、この電源断中に設定キースイッチ52をオフにして(設定キーを抜いて)電源を立ち上げたと仮定する。
その結果、電源断復帰時の状態と、電源断前の状態とで、異なる状態となってしまう。具体的には、電源断前の状態では、設定キースイッチ52の立ち下がり信号が「0」であるのに対し、電源断復帰時に、設定キースイッチ52の立ち下がり信号が「1」となる。
よって、このように、電源断前後で異なる状態となってしまうことを回避するために、電源断復帰時には、入力ポート0〜2のRWM61の値を最新の状態に更新する。そこで、入力ポート0〜2読み込み処理を実行した後、割込み処理を起動させている。
図11において、ステップS41では、スタックポインタをセットする。ここでのスタックポインタのセットは、上述したステップS831の処理と同様の処理を実行する。
次のステップS42では、遊技開始セット処理(MS_GAME_SET )を行う。ステップS42に進むと、後述する図12の処理に移行する。
次のステップS44では、ステップS43で読み込んだベット枚数に基づき、ベットメダルの有無を判断する。
ステップS44でベットメダルありと判断したときはステップS46に進み、ベットメダルなしと判断したときはステップS45に進んでメダル投入待ち処理を行い、ステップS46に進む。
ステップS50では、条件装置抽選手段63bは、スタートスイッチ41が操作されたタイミングで、すなわちスタートスイッチ41の操作信号の受信時に、条件装置の抽選を実行する。なお、条件装置抽選時の乱数値はステップS49で取得する。そして、ステップS50において、取得した乱数値が、いずれかの条件装置番号に該当する乱数値であるか否かを、条件装置抽選テーブルを用いて判定する処理を行う。
次にステップS52に進み、メイン制御基板60は、当該遊技でのメイン遊技状態の更新を行う。たとえば、ステップS51の抽選でATに当選したときは、通常時に対応するメイン遊技状態から、AT前兆に対応するメイン遊技状態に更新するように制御する。
次にステップS54に進み、メイン制御基板60は、演出グループ番号セット処理を実行する。この処理は、当選した条件装置に対応する演出グループ番号の選択を行う処理である。
そして、ステップS56に進み、図柄停止信号セット処理を実行する。この処理は、スロットマシン10から試験機に対して、当該遊技で当選した条件装置に基づいて、ストップスイッチ42の押し順や操作タイミングの情報(試験信号)を送信(出力)するための処理である。
ステップS56の後、ステップS57に進み、ステップS55で禁止した割込み処理を許可する。
次のステップS59では、制御コマンド連続セット処理(M_CMD_LIST)を実行する。この処理は、ステップS58でセットしたコマンド送信テーブル2に基づいて、サブ制御基板80に対してコマンドを送信するための処理である。ステップS59に進むと、図14の処理に移行する。
次にステップS61に進み、リール制御手段63gは、リール31の回転を開始する。次のステップS62では、リール31の停止受付けをチェックする。ここでは、ストップスイッチ42の操作信号を受信したか否かを検知し、操作信号を受信したときは、条件装置の抽選結果とリール31の位置とに基づいてリール31の停止位置を決定し、その決定した位置にリール31を停止させるように制御する。
次のステップS66では、図柄の表示判定を行う。ここでは、入賞判定手段63hにより、有効ラインに、役に対応する図柄の組合せが停止したか否かを判断する。
次にステップS67に進み、図柄の表示エラーが発生したか否かを判断する。図柄の表示エラーが発生したと判断したときはステップS76に進み、表示エラーが発生していないと判断したときはステップS68に進む。
一方、満杯エラー等の復帰可能エラーの発生時は、エラー内容を表示して処理を停止するが、ホール店員がエラー解除操作を実行し(エラー要因を除去し)、リセットスイッチ53を操作すると、エラーが解除されたか否かを判断して、エラーが解除されたと判断したときは、処理を再開する。
次のステップS69では、特別役(1BB)の入賞があったか否かを判断する。特別役が入賞したと判断したときはステップS70に進み、特別役が入賞していないと判断したときはステップS72に進む。
このように、特別役入賞時にウェイト時間を設定するのは、その間、サブ制御基板80側で、特別役入賞時の演出を出力し、かつ、その演出時間中は、遊技者によるベットスイッチ40の操作による演出キャンセルを行わせないようにするためである。このように、メイン処理においてウェイト時間を設けてメイン処理を停止することにより、遊技者に対し、特別役入賞時の演出を確実に見せることができる。なお、2バイト時間待ち処理を実行している間であっても、割込み処理は実行されるように構成されている。
次にステップS73に進む。ステップS73では、メイン制御基板60は、遊技終了チェック処理を行う。また、ステップS73では、入力ポート2のD5ビットである満杯センサ38の信号を判断し、オンであるときは、満杯エラーを表示する。満杯エラーは、本実施形態では「FEエラー」と称し、獲得数表示LED72に「FE」と表示する。
次にステップS75に進み、メイン制御基板60は、制御コマンドセット1(R_CMD_SET )を実行する。この処理は、制御コマンドバッファ(RWM61のアドレス「F113」〜「F153」の_BF_SUBCMD)に、サブ制御基板80に送信する制御コマンドを記憶する処理である。
そして、ステップS75の処理を終了すると、再度、ステップS40に戻る。
以上のようにして、1遊技ごとに、図11に示すメイン処理を繰り返す。
まず、ステップS80では、遊技待機表示時間をセットする(RWM61の所定記憶領域(図示せず)に記憶する)。本実施形態では、遊技待機表示時間としては、「26846」割込み(≒60000ms、すなわち約60秒(1分))をセットする。このステップS81で遊技待機表示時間がセットされると、この時点から割込み処理ごとに値が「1」ずつ減算される。
次のステップS82では、図柄組合せ表示フラグのデータを取得する。この処理は、前遊技でのリール31の停止後における有効ライン上の図柄組合せ、すなわち図柄組合せ表示フラグのデータを所定のレジスタに記憶する処理である。
次のステップS83では、1BB作動図柄が表示されたか否かを判断する。そして、1BB作動図柄が表示されたと判断したときはステップS84に進み、表示されていないと判断したときはステップS87に進む。
ステップS87では、作動状態フラグを生成し、次のステップS88では、作動状態フラグを更新し、さらに次のステップS89では、作動状態フラグを保存(記憶)する。
ステップS92では、ステップS82で取得した図柄組合せ表示フラグのデータに基づいて、リプレイの図柄の組合せが表示されたか(リプレイが入賞したか)否かを判断する。リプレイの図柄の組合せが表示されたと判断したときはステップS93に進み、表示されていないと判断したときはステップS95に進む。
次にステップS95に進み、コマンド送信テーブル1のセット処理を行う。
次のステップS96では、制御コマンド連続セット処理(M_CMD_LIST)を実行する。この処理は、ステップS95でセットしたコマンド送信テーブル1に基づいて、サブ制御基板80に対してコマンドを送信するための処理である。
ステップS96に進むと、図14の処理に移行し、次のステップS97に進むと、メダル受付け開始処理に移行する。メダル受付け開始処理は、前遊技におけるベット枚数をクリアし、投入表示LED(73e〜73g)を消灯等する処理である。そして、このメダル受付け開始処理が終了すると、本フローチャートによる処理を終了する。
先ず、ステップS411では、メイン制御基板60は、設定キースイッチ52の信号がオンであるか否かを判断する。ここでは、入力ポート1のD3ビットが「1」であるか否かを判断する。設定キースイッチ52の信号がオンであるときはステップS412に進み、オンでないと判断したときはステップS421に進む。すなわち、メダル投入待ち状態において、設定キースイッチ52がオンにされると(設定キー挿入口から設定キーが挿入されると)、設定確認モードとなり、ステップS411〜ステップS420の処理が実行される。設定確認モードは、現設定値を確認(管理者が目視にて確認)するモードであり、設定値の変更はできない。
次のステップS413では、メイン制御基板60は、設定値表示開始時の出力要求をセットする。そして、次のステップS414で、サブ制御基板80に対して送信する、設定値表示開始時の制御コマンドデータをセットする。
次にステップS415に進み、メイン制御基板60は、設定値表示LED64を点灯可能にし、現在の設定値を表示可能にすることができる。なお、設定値表示LED64を実際に点灯/消灯する処理は、割込み処理におけるLED表示制御にて行われる。
次のステップS420では、メイン制御基板60は、ブロッカ45をオンにする。
次にステップS421に進み、メイン制御基板60は、遊技待機表示時間が、ステップS80(図12)でセットした「26846」割込み(約60秒)を経過したか否かを判断する。
つまり、本実施形態では、所定時間、遊技が行われなかった場合には、獲得数表示LED72の表示をクリアするが、リプレイ表示LED73a、貯留数表示LED71、投入表示LED73e〜73gはクリアしないように構成している。これにより、ベットされていること、再遊技が可能なこと、又は精算可能な貯留枚数は、表示され続けているため、遊技者が一旦離席しようとしたときに、他の遊技者やホール関係者に対してその遊技者が遊技を終了したとは感じさせないことが可能となる。これにより、遊技者が不利益を被ることを少なくすることができる。
ステップS201では、コマンド送信数をセットし、次のステップS202では、テーブルアドレスの更新処理を行い、次のステップS203では、制御コマンドを取得する。
次にステップS205に進み、本処理が終了したか否かを判断する。そして、本処理が終了したと判断したときは、制御コマンド連続セット処理を終了すると判断し、本フローチャートによる処理を終了する。これに対し、本処理が終了していないと判断したときは、ステップS203に戻る。
まず、ステップS501では、第2制御コマンドを取得する。
次のステップS502では、割込み禁止処理を実行し、次のステップS503では、制御コマンドセット2(C_CMD_SET )(図16)を実行する。そしてステップS504に進み、ステップS502で禁止した割込み処理を解除(すなわち割込み許可)を実行する。以上の処理により、制御コマンドセット2の実行中は、割込み処理が禁止される。
メイン制御基板60は、割込み処理を実行するタイミングが到来したときは、割込みフラグのオン/オフを判断し、割込み処理の禁止/許可を判断する。
まず、ステップS511では、制御コマンドバッファのアドレスをセットする。この処理は、制御コマンドバッファの先頭アドレスをセットする処理である。
具体的には、制御コマンドバッファ(_BF_SUBCMD)の先頭アドレス(本実施形態では、図7に示すように、「F113」)に「1」を加算した値、すなわち「F114」をHLレジスタに記憶する。これにより、
HLレジスタ値=F114
となる。
ここでの処理は、制御コマンド書き込みポインタ値をAレジスタ値に記憶する。たとえば、制御コマンド書き込みポインタ値(「F018」に記憶されている値)が「1」であるときは、Aレジスタ値=「1」とする。
具体的には、HLレジスタ値にAレジスタ値を加算した値をHLレジスタ値とする処理を実行する。たとえば、
HLレジスタ値=F114(H)
Aレジスタ値=1(H)
HLレジスタ値(加算後)=F115(H)
となる。
具体的には、HLレジスタ値にAレジスタ値を加算した値をHLレジスタ値とし、HLレジスタ値が示すアドレスに記憶されたデータをAレジスタに記憶する。
上記の例では、
HLレジスタ値=F115(H)
Aレジスタ値=1(H)
HLレジスタ値(加算後)=F116(H)
となる。
ここで、ステップS515で「No」と判断されるのは、Aレジスタ値が「0」でないときである。Aレジスタ値が「0」でないときは、制御コマンド書き込みポインタ値(_NB_CMDSTORE)が示すアドレスの制御コマンドバッファにはデータが既に書き込まれており、当該アドレスにはデータを書き込めないことを意味する。このようにして、指定アドレスにデータがあるときは、データの書き込み処理を実行しないので、指定アドレスにデータがあるときの上書きが防止される。
ステップS515で「Yes」と判断されたときはステップS516に進み、「No」と判断されたときは本フローチャートによる処理を終了する。
HLレジスタ値=HLレジスタ値−1
Eレジスタ値=HLレジスタ値が示すアドレスの値
Dレジスタ値=「HL+1」レジスタ値が示すアドレスの値
となる。
たとえば、ステップS516に進んだときのHLレジスタ値が「F116」であったときは、
Eレジスタ値=アドレス「F115」に記憶された値
Dレジスタ値=アドレス「F116」に記憶された値
となる。
ここで、Dレジスタに記憶されたデータ及びEレジスタに記憶されたデータが、1つの制御コマンドとなる。また、Dレジスタに記憶されたデータは、コマンドの種別を示す定義データとなり、Eレジスタに記憶されたデータは、当該コマンドの種別の内容を示す変数データとなる。
この処理では、まず、HLレジスタに、制御コマンド書き込みポインタ値(アドレス「F018」に記憶された値)を記憶する。
次に、HLレジスタに記憶した値に「1」を加算する。ここで、「1」を加算した結果、「64(10進数)」を超えているときは、「0」にする。
そして、加算後の値(HLレジスタに記憶した値)を、制御コマンド書き込みポインタ値(アドレス「F018」)に記憶する。これで、本フローチャートによる処理を終了する。
先ず、ステップS601の割込み処理に移行すると、ステップS602では、初期処理として、レジスタ値の退避及び重複割込みの禁止処理を行う。ここでは、メイン処理で使用しているメインCPU63のレジスタを割込み処理で使用するため、現在のレジスタ値をRWM61のスタック領域に退避する。さらに、割込み処理中に次の割込み処理が開始されないように、割込み禁止フラグをオンにする。このようにするのは、たとえば電源断処理の実行中に割込み処理の実行要求が行われるときがあるからである。
そして、電源断を検知したときはステップS620の電源断処理(IS_POWER_DOWN ;図18)に進み、電源断を検知していないと判断したときはステップS604に進む。
次のステップS605では、入力ポート0〜2の読み込み処理を行う。これにより、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42等の信号や、各種センサの入力信号を読み込み、入力ポート0〜2に基づくデータを生成し、RWM61の所定アドレスに記憶する。
次にステップS606に進み、リール31の駆動制御を行う。そして、リール31の駆動制御が終了するとステップS607に進み、ポート出力処理を行う。この処理は、モータ32、ホッパーモータ36、及びブロッカ45の励磁出力を行う処理である。
具体的には、出力要求セット及び制御コマンドセット1において制御コマンドが制御コマンドバッファに書き込まれると、その時点以降の割込み処理(制御コマンドバッファが空の場合は、原則としては、その時点の次に到来する割込み処理)において、このステップS608によって制御コマンドがサブ制御基板80に送信される。
ここで、上述したステップS608の制御コマンド送信では、制御コマンドバッファに書き込まれた第1制御コマンド(サブ制御データ信号9〜16)及び第2制御コマンド(サブ制御データ信号1〜8)を出力ポート8及び出力ポート7からそれぞれサブ制御基板80に送信する。
特に、第1制御コマンド及び第2制御コマンドを制御コマンドバッファに書き込むときに、未送信の制御コマンドが制御コマンドバッファに記憶されていると、その未送信の制御コマンドの送信を完了してから、第1制御コマンド及び第2制御コマンドを送信することになるので、その未送信の制御コマンドの送信を完了するまでに要する時間の分、タイムラグが生じることとなる。
また、ステップS610のサブ報知データ出力では、第3制御コマンドの内容(たとえば、設定キースイッチ52のオン/オフの状態)に変化があったか否かにかかわらず、割込み処理ごとに、第3制御コマンドを出力ポート6のD0〜D7ビットに書き込んでサブ制御基板80に送信する。
また、第3制御コマンドを、制御コマンドバッファを介して出力ポート7及び出力ポート8からサブ制御基板80に送信するのではなく、制御コマンドバッファを介さずに出力ポート6からサブ制御基板80に送信することにより、制御コマンドバッファに書き込む制御コマンドの数を少なくすることができるとともに、制御コマンドバッファを介して送信される制御コマンドの送信待ちの時間を短くすることができる。
次にステップS612に進み、内蔵乱数のチェック処理を行う。本実施形態では、内蔵乱数にエラーが発生するとオンになるフラグが設けられており、このフラグがオンであるか否かが判断される。
次にステップS615に進み、RWM61に記憶されている外部信号のためのデータをレジスタに記憶する。そして、次のステップS616では、出力ポート5にデータを書き込む(セットする)ことにより、外部信号の出力(外部集中端子板100への信号の送信)を行う。
次にステップS618に進み、乱数更新処理を行う。次のステップS619では、ステップS602で退避したレジスタ値を復帰させ、次回割込みの許可を行う。具体的には、割込み処理開始時に記憶していたレジスタデータを復帰するとともに、次回の割込み処理を開始できるように、割込禁止フラグをオフにする。そして本フローチャートによる処理を終了する。
また、制御コマンドバッファに未送信の制御コマンドが記憶されているときは、割込み処理ごとに、その制御コマンドを出力ポート7及び出力ポート8からサブ制御基板80に送信する。
さらにまた、第3制御コマンド(サブ制御データ信号17〜24)の内容に変化があったか否かにかかわらず、割込み処理ごとに、第3制御コマンドを出力ポート6からサブ制御基板80に送信する。
復帰不可能エラーは、通常では起こり得ない重大なエラーであり、異常データに基づく処理(入力ポートからのデータに基づくRWM61のデータ更新や、サブ制御基板80への制御コマンドの送信)等を実行しないようにするために、割込み自体を禁止している。
さらに、復帰不可能エラーの発生時に、制御コマンドバッファに未送信の制御コマンドが記憶されているときは、その制御コマンドをサブ制御基板80に送信しない。制御コマンドバッファに記憶されている制御コマンドが正しくないおそれがあるからである。
先ず、ステップS651では、全出力ポートの出力をオフにする。次にステップS652に進み、電源断処理済みフラグをRWM61に記憶する。この処理は、正常な電源断処理が実行されたことを示すデータをRWM61に記憶する処理である。具体的には、RWM61の所定のアドレスに「01(H)」を記憶する。これにより、正常な電源断処理が行われるとステップS652を経由して電源断処理済みフラグとして「01(H)」が記憶されるが、それ以外の電源断の場合には電源断処理済みフラグとして当該アドレスに「01(H)」は記憶されない。
そして、次のステップS654で、チェックサムの全範囲の算出が終了したか否かを判断し、終了していないと判断したときはステップS653に戻ってチェックサムの算出を継続する。一方、チェックサムの算出が終了したと判断したときはステップS655に進む。
ステップS661では、制御コマンドバッファのアドレスをセットする。この処理は、HLレジスタに、制御コマンドバッファ(_BF_SUBCMD)の先頭アドレスである「F113(H)」を記憶する処理である。
次のステップS662では、制御コマンドの読み込みポインタ値を取得する。この処理は、RWM61におけるアドレス「F017」の制御コマンド読み込みポインタ値を、Aレジスタに記憶する処理である。
次のステップS664では、送信対象となる制御コマンドバッファのアドレスをセットする。この処理は、ステップS663と同様に、HLレジスタに記憶されているデータとAレジスタに記憶されているデータとを加算し、加算後のデータをHLレジスタに記憶する処理である。
上記のステップS663及びS664の処理により、HLレジスタに記憶されるデータに対して、Aレジスタに記憶されているデータを2倍にしたデータが加算される。
(1)HLレジスタ値が示すアドレスに記憶されたデータをEレジスタに記憶する。
(2)HLレジスタ値に「1」を加算した値が示すアドレスに記憶されたデータをDレジスタに記憶する。
(3)Eレジスタに記憶されたデータ、及びDレジスタに記憶されたデータが「0」であるとき、制御コマンドを有さない(No)と判断する。
そして、制御コマンドを有すると判断したときはステップS666に進み、制御コマンドを有さないと判断したときはステップS670に進む。
(1)投入枚数表示LED信号データの値をAレジスタに記憶する。
(2)Aレジスタに記憶されているデータと、「10000000B」とをOR演算し、その演算結果をAレジスタに記憶する。
(3)Aレジスタに記憶されているデータを出力ポート2に出力する。
また、出力ポート2のD7ビット以外の出力は、ステップS667の処理の前後で変化しない。よって、1枚投入表示LED73e、2枚投入表示LED73f、及び3枚投入表示LED73gの点灯又は消灯の状態は、ステップS667の処理の前後で変化することがない。
2枚投入表示LED信号及び3枚投入表示LED信号についても1枚投入表示LED信号と同様に、「1」であるときはオンであることを示し、「0」であるときはオフであることを示す。そして、「1」(オン)のときは2枚投入表示LED73f及び3枚投入表示LED73gが点灯し、「0」(オフ)のときは2枚投入表示LED73f及び3枚投入表示LED73gが消灯する。
また、1枚及び2枚投入表示LED信号がオン、3枚投入表示LED信号がオフのときは、OR演算前のAレジスタのデータは「00000110B」となる。このとき、このAレジスタのデータと、「10000000B」とをOR演算すると、「10000110B」となる。
次にステップS669に進み、制御コマンド読み込みポインタ値を更新する。ここでは、以下の(1)〜(3)の処理を実行する。
(1)アドレス「F017」の制御コマンド読み込みポインタ値(_NB_CMDREAD )のアドレスをHLレジスタに記憶する。
(2)HLレジスタ値に「1」を加算する。
(3)加算後のHLレジスタ値が「31」(10進数)を超えるか否かを判断し、「31」を超えないときは、その値を制御コマンド読み込みポインタ値に記憶する。一方、「31」を超えたときは、「0」を制御コマンド読み込みポインタ値に記憶する。
(1)投入枚数表示LED信号データの値をAレジスタに記憶する。
(2)Aレジスタに記憶されているデータを出力ポート2に出力する。
また、出力ポート2のD7ビット以外の出力は、ステップS670の処理の前後で変化しない。よって、1枚投入表示LED73e、2枚投入表示LED73f、及び3枚投入表示LED73gの点灯又は消灯の状態は、ステップS667の処理の前後で変化することはない。
また、1枚〜3枚投入表示LED信号が「0」(オフ)のときは、Aレジスタのデータは「00000000B」である。このため、このAレジスタのデータを出力ポート2に出力することにより、1枚〜3枚投入表示LED信号の出力がオフの状態を維持したまま、サブ制御データストローブ信号の出力をオンからオフにすることができる。
上述したように、本実施形態では、第1制御コマンド(出力ポート8)及び第2制御コマンド(出力ポート7)の2バイト(16ビット)で1つのコマンドを構成する。第1制御コマンド(上位1バイト)は、コマンドの種別を示し、第2制御コマンド(下位1バイト)は、その内容を示す。
そして、サブ制御基板80側では、出力ポート7及び出力ポート8から取得したデータが「00000000/00000000」であるときは、制御コマンドクリアデータであると判断して、これを破棄する(捨てる)。
したがって、第1制御コマンド及び第2制御コマンドによって、「00000000/00000000」を除く65535(65536−1)通りの情報をメイン制御基板60からサブ制御基板80に送信することができる。
また、従来のスロットマシンにおいても、本実施形態と同様に、コマンドの種別を示す第1制御コマンド(8ビット)及びコマンドの内容を示す第2制御コマンド(8ビット)で、1つのコマンド(16ビット)を構成していた。
そして、サブ制御基板側で第1制御コマンドか第2制御コマンドかを識別可能にするために、たとえば、第1制御コマンドの特定のビットには常に「1」をセットし、第2制御コマンドの特定のビットには常に「0」をセットしていた。すなわち、特定のビットを、第1制御コマンドか第2制御コマンドかを識別するための識別用のビットとしていた。
したがって、従来のスロットマシンでは、「00000000B」を、サブ制御基板での処理に不必要なデータとして設定することができなかった。
したがって、本実施形態では、第1制御コマンド(8ビット)単独で、「00000000B」(制御コマンドクリアデータ)を除く255(256−1)通りの情報を送信することができるとともに、第2制御コマンド(8ビット)単独でも、255通りの情報を送信することができる。
さらにまた、従来のスロットマシンでは、一のコマンドを出力ポートに出力した後に、一のコマンドに対応するストローブ信号をオンにし、サブ制御基板が一のコマンドを取得するために必要な時間を経過したときは、一のコマンドに対応するストローブ信号をオフにしていた。
また、第1制御コマンド及び第2制御コマンドを出力している所定時間の間に、サブ制御データストローブ信号をオフからオンにした後にオンからオフにする。
したがって、サブ制御データストローブ信号がオフのときにノイズが入っても、サブ制御基板80側では、意図しない処理を実行しないようにすることができる。
図19のステップS666において、出力ポート8に第1制御コマンド(サブ制御データ信号9〜16)を出力すると同時に、出力ポート7に第2制御コマンド(サブ制御データ信号1〜8)を出力する(図20中、出力開始)。
その後、図19のステップS670において、出力ポート2のD7ビットの出力を「1」から「0」にする。すなわち、サブ制御データストローブ信号をオンからオフにする(図20中、サブ制御データストローブ信号の立ち下がり)。
ここで、第1制御コマンド及び第2制御コマンドの出力を開始してからサブ制御データストローブ信号をオンにするまで(ステップS666からS667まで)の時間は、「1.75μs」である(図20中、「A」)。
さらにまた、サブ制御データストローブ信号をオフにしてから第1制御コマンド及び第2制御コマンドの出力を終了するまで(ステップS670からS671まで)の時間は、「1.19μs」である(図20中、「C」)。
また、第1制御コマンド及び第2制御コマンドを出力している「7.19μs」の間に、サブ制御データストローブ信号をオフからオンにし、その後、オンからオフにする。そして、サブ制御基板80は、サブ制御データストローブ信号の立ち上がりを契機に、出力ポート7に出力されたデータ(第2制御コマンド)及び出力ポート8に出力されたデータ(第1制御コマンド)を取得する。
そして、サブ制御基板80は、「7.19μs」の間に、同一内容の第1制御コマンドをm回(n≧m≧2、たとえば2回)連続して取得し、かつ同一内容の第2制御コマンドをm回連続して取得したときは、制御コマンドを正常に取得したと判断する。
これに対し、同一内容の第1制御コマンドをm回連続して取得することができなかったとき、及び/又は同一内容の第2制御コマンドをm回連続して取得することができなかったときは、制御コマンドを正常に取得することができなかった判断する。
すなわち、「7.19μs」は、割込み処理の間隔より短い時間であって、サブ制御基板80が第1制御コマンド及び第2制御コマンドを取得するために必要な時間である。
さらに、第1制御コマンド及び第2制御コマンドを出力している「7.19μs」のうち、「4.25μs」の間(ステップS667からS670までの間)は、サブ制御データストローブ信号をオンにし、それ以外は、サブ制御データストローブ信号をオフにする。
したがって、サブ制御データストローブ信号がオフのときにサブ制御データストローブ信号にノイズが入っても、サブ制御基板80側では、意図しない処理を実行しないようにすることができる。
このサブ報知データ出力(I_SUB_INF )は、サブ報知データ(第3制御コマンド/サブ制御データ信号17〜24)を、出力ポート6のD0〜D7ビットから8ビットのパラレル通信でサブ制御基板80に送信する処理である。
次のステップS703では、限界枚数のメダルがベットされているか否かを判断する。そして、限界枚数のメダルがベットされていると判断したときはステップS709に進み、限界枚数のメダルがベットされていないと判断したときはステップS704に進む。
次のステップS706では、メダルの貯留枚数が「0」か否かを判断する。そして、メダルの貯留枚数が「0」であると判断したときはステップS709に進み、メダルの貯留枚数が「0」でないと判断したときはステップS707に進む。
ステップS708に進むと、3ベット報知データをセットする。ここで、3ベット報知データ(サブ制御データ信号20)は、3ベットスイッチ40bが操作を受付け可能な状態であるか否かを示すデータである。そして、このステップS708では、3ベット報知データ(サブ制御データ信号20)を出力ポート6のD3ビットにセットする。また、操作を受付け可能な状態であるときは「1」をセットし、操作を受付け不可の状態であるときは「0」をセットする。
ここで、設定変更/リセット報知データ(サブ制御データ信号21)は、設定変更/リセットスイッチ53のオン/オフの状態を示すデータであり、設定キー報知データ(サブ制御データ信号22)は、設定キースイッチ52のオン/オフの状態を示すデータであり、ドア報知データ(サブ制御データ信号23)は、ドアスイッチ16のオン/オフの状態を示すデータであり、設定ドア報知データ(サブ制御データ信号24)は、設定ドアスイッチ54のオン/オフの状態を示すデータである。
たとえば、左、中、及び右ストップスイッチ42が操作を受付け可能な状態であり、かつ3ベットスイッチ40bが操作を受付け不可の状態であり、かつ設定変更/リセットスイッチ53、設定キースイッチ52、ドアスイッチ16、及び設定ドアスイッチ54がオフの状態であるとする。この場合、出力ポート6のD0〜D7ビットから「00000111B」を出力する。これにより、第3制御コマンドを8ビットのパラレル通信でサブ制御基板80に送信することができる。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
このメダル限界チェック(C_MDLMAX_CHK)は、限界枚数(ベット可能な最大枚数、本実施形態では3枚)のメダルがベットされているか否かをチェックする処理である。
次のステップS722では、メダル読込み(R_PLYMDL_READ )を行う。このメダル読込み(R_PLYMDL_READ )は、メダルの投入枚数を示すデータを読み込み、これをセットする処理である。
ステップS731に進むと、再遊技作動時のメダル限界枚数をセットする。この処理は、再遊技作動時(リプレイが入賞した遊技の次遊技)には、前遊技(リプレイが入賞した遊技)におけるメダルの投入枚数を示すデータをセットする処理である。
次のステップS733では、メダルの限界枚数である3枚をセットする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS741に進むと、メダルの投入枚数を示すデータが記憶されているRWM61のアドレスをセットする。
次のステップS742では、ステップS741でセットされたアドレスに記憶されているメダルの投入枚数を示すデータを取得する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS751に進むと、メダルの貯留枚数を示すデータを取得する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図26は、サブ制御基板80によるエラー報知処理を示すフローチャートである。
ステップS801では、サブ制御基板80は、設定キースイッチ52がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつドアスイッチ16がオンの状態であるか否かを判断する。
なお、図26において、「∩」は、便宜上、「かつ」を意味し、「∪」は、「又は」を意味するものとする。
具体的には、第1制御コマンドとして、管理コマンドを示すデータが設定されているときは、第2制御コマンドは、設定変更中であるか否かを示すデータ(サブ制御データ信号1)、及び設定確認中であるか否かを示すデータ(サブ制御データ信号2)を含む。
そして、エラー監視用タイマの値が「0」より大きいと判断したときはステップS805に進み、「0」であると判断したときはステップS811に進む。
ステップS805では、サブ制御基板80は、エラー監視用タイマの値から「1」を減算する。そして、次のステップS806に進む。
すなわち、エラー監視用タイマは、受信した第3制御コマンドに基づいて、設定キースイッチ52がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつドアスイッチ16がオンの状態であると判断したときに、時間の計測を開始する。
このため、エラー監視用タイマの値が「0」となったときは、設定キースイッチ52、設定ドアスイッチ54、及びドアスイッチ16がオンの状態であると判断してから64(16×4)msが経過したことになる。すなわち、エラー監視用タイマは、設定キースイッチ52、設定ドアスイッチ54、及びドアスイッチ16がオンの状態であると判断してから64msが経過したか否かを判断するものである。
ステップS807に進むと、サブ制御基板80は、電源投入から所定時間が経過したか否かを判断する。具体的には、サブ制御基板80は、電源スイッチ51がオンされてからの時間を計測する稼動時間タイマを備える。そして、この稼動時間タイマの計測時間により、電源投入から2秒経過したか否かを判断する。そして、電源投入から2秒経過していないと判断したときはステップS808に進み、電源投入から2秒経過したと判断したときはステップS809に進む。
ステップS809に進むと、サブ制御基板80は、設定確認不可エラー報知を行う(設定確認不可エラー中となる)。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS811では、サブ制御基板80は、エラー監視用タイマに初期値の「4」をセットする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
これにより、サブ制御基板80側では、フロントカバーが開いており、かつ設定ドアが開いており、かつ設定キースイッチ52がオンであると判断することができる。
これにより、サブ制御基板80側では、設定変更中又は設定確認中であると判断することができる。
これに対し、第3制御コマンドは、制御コマンドバッファを介さずに、割込み処理ごとに、出力ポート6に直接書き込まれて出力される。
そこで、サブ制御基板80は、図26のエラー報知処理を実行することにより、設定変更中、設定確認中、設定変更不可エラー中、又は設定確認不可エラー中のいずれであるかを判断して、その判断結果に応じた報知を行う。
これに対し、メイン制御基板60側において、図8のステップS19で「No」と判断し、次のステップS20で「Yes」と判断すると、設定変更不可エラーとなる。このとき、サブ制御基板80側では、電源スイッチ51のオンから2秒経過する前に、図26のステップS807に進むことになる。
これに対し、メイン制御基板60側において、図11のステップS44で「Yes」(ベットメダルあり)と判断してからステップS73で遊技終了チェック処理を行うまでの間に設定キースイッチ52がオンにされると、設定確認不可エラーとなる。このとき、サブ制御基板80側では、電源スイッチ51のオンから2秒経過した後に、図26のステップS807に進むことになる。
さらにまた、本実施形態では、ステップS811において、エラー監視用タイマの初期値として「4」をセットする。このため、ステップS804で4回連続して「Yes」と判断し、4回連続してステップS805に進むと、エラー監視用タイマが「0」になり(ステップS806で「Yes」になり)、ステップS807に進むことになる。
したがって、ドアスイッチ16がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつ設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドを最初に取得してから64(16×4)ms程度で、ステップS807に進むことになる。
また、エラー監視用タイマが「0」になる前に設定確認中であることを示す第1制御コマンド及び第2制御コマンドを取得したときは、設定確認中である旨を報知する。
さらに、エラー監視用タイマが「0」になった場合において、設定変更中又は設定確認中であることを示す第1制御コマンド及び第2制御コマンドを取得しておらず、かつ稼動時間タイマが2秒経過しているときは、設定値を確認することができない旨を報知する。
また、サブ制御基板80は、設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドを受信してから所定時間(64ms)が経過する前に、設定確認中であることを示す第1制御コマンド及び第2制御コマンドを受信したときは、設定確認中である旨を報知する。
たとえば、リール31の回転中に設定確認の操作を行った場合には、以下に示すようになる。
まず、電源スイッチ51がオンの状態で、フロントカバーが開けられ、設定ドアが開けられ、設定キースイッチ52がオンにされる。このため、メイン制御基板60は、ドアスイッチ16がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつ設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドをサブ制御基板80に送信する。
このため、サブ制御基板80側では、ドアスイッチ16がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつ設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドを最初に受信してから64ms程度で、図26のステップS807に進むことになる。
したがって、サブ制御基板80は、図26のステップS807において、電源スイッチ51のオンから2秒経過したと判断し、図26のステップS809に進んで、設定確認不可エラーを報知する。
まず、リール31の回転中に、フロントカバーが開けられて、電源スイッチ51がオフにされ、その後、設定ドアが開けられ、設定キースイッチ52がオンの状態で、電源スイッチ51がオンにされる。このため、メイン制御基板60は、ドアスイッチ16がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつ設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドをサブ制御基板80に送信する。
このため、サブ制御基板80側では、ドアスイッチ16がオンの状態であり、かつ設定ドアスイッチ54がオンの状態であり、かつ設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドを最初に受信してから64ms程度で、図26のステップS807に進むことになる。
したがって、サブ制御基板80は、図26のステップS807において、電源スイッチ51のオンから2秒経過していないと判断し、図26のステップS808に進んで、設定変更不可エラーを報知する。
このため、正常時には、第3制御コマンドのD0〜D3ビットがすべて「1」である場合はない。同様に、正常時には、D0ビット及びD3ビットの2つが「1」である場合、D1ビット及びD3ビットの2つが「1」である場合、D2ビット及びD3ビットの2つが「1」である場合もない。
また、サブ制御基板80は、D0ビット及びD3ビットの2つが「1」である第3制御コマンドを取得したとき、D1ビット及びD3ビットの2つが「1」である第3制御コマンドを取得したとき、D2ビット及びD3ビットの2つが「1」である第3制御コマンドを取得したときについても、通信エラーと判断して、その旨を報知する。
第1実施形態では、メイン制御基板60からサブ制御基板80に対して、パラレル通信でコマンドを送信した。
これに対し、第2実施形態では、メイン制御基板60からサブ制御基板80に対して、シリアル通信でコマンドを送信する。
図27に示すように、メイン制御基板60上には、メインCPU63、及び2つのインバータバッファ(インバータバッファ1及び2)が搭載されている。
また、サブ制御基板80には、サブCPU83、及びバッファが搭載されている。
なお、メイン制御基板60及びサブ制御基板80上には、これら以外にも電子部品が搭載されているが、本実施形態では図示を省略している。
なお、インバータバッファ1及び2を直列に接続しているが、これはコマンドにノイズが入るのを防止するためである。
このように、第2実施形態では、メイン制御基板60上のインバータバッファ2の6Y出力端子と、サブ制御基板80上のバッファの1A入力端子とを繋ぐ通信線により、サブ制御データ信号(制御コマンド)がシリアル通信で送信される。
スタートビットは、データの開始を示すビットである。スタートビットの幅は1ビットであり、スタートビットの値は「0」である。
また、スタートビットの後のビット0〜ビット7の8ビットがデータビットである。
また、奇数パリティが選択されている場合において、データビットが「10011011B」のときは、パリティビットには「0」がセットされる。
さらにまた、偶数パリティが選択されている場合において、データビットが「10011010B」のときは、パリティビットには「0」がセットされる。
さらに、奇数パリティが選択されている場合において、データビットが「10011010B」のときは、パリティビットには「1」がセットされる。
そして、スタートビットからストップビットまでの11ビットで1フレームとされ、この1フレームで1つの制御コマンドを構成する。
さらに、本実施形態では、第1制御コマンドから第「n」制御コマンドまでの「n」個の制御コマンドで一連の制御コマンド群を構成する。
これにより、サブ制御基板80側では、制御コマンドがまだ継続するのか否かを判断することができる。
これにより、サブ制御基板80側では、一連の制御コマンド群が終了するのか否かを判断することができる。
また、第1制御コマンドは、少なくとも、コマンドの種別を示す情報、及び一連の制御コマンド群における制御コマンドの個数を示す情報を含み、第2制御コマンド〜第「n」制御コマンドは、コマンドの内容を示す情報を含む。
さらに、SUMコマンドのビット「0」〜ビット「6」には、第1制御コマンド〜第「n」制御コマンドの数値を加算し、さらに制御コマンドの個数を加算して得た数値がセットされる。
すなわち、「第1制御コマンド+第2制御コマンド+第3制御コマンド+第4制御コマンド+SUMコマンド」からなる一連のデータをメイン制御基板60からサブ制御基板80に送信することができる。
すなわち、「第1制御コマンド+第2制御コマンド+第1制御コマンド+第2制御コマンド+SUMコマンド」からなる一連のデータをメイン制御基板60からサブ制御基板80に送信することができる。
本実施形態では、送信用レジスタ65aは、64バイトの記憶領域を有している。また、1個の制御コマンドは、1バイトのデータで構成されている。このため、送信用レジスタ65aは、64個のコマンドを記憶可能とされている。
これに対し、送信用レジスタ65aにおける未使用の記憶領域に「n」個の制御コマンドを書き込むことが可能でないときは、送信用レジスタ65aへの制御コマンドの書込みを禁止する。
これにより、制御コマンドが送信用レジスタ65aの記憶領域から溢れないようにしている。
具体的には、本実施形態では、動作モードは、FIFO(Firet In First Out)モードに設定され、ボーレートは、38400bpsに設定されている。FIFOモードは、送信用レジスタ65aに書き込まれている制御コマンドを、送信用レジスタ65aに書き込まれた順に、サブ制御基板80に送信するものである。また、ボーレートは、1秒あたりに送信するビット数(bps)を単位とする通信速度をいう。1秒あたりに38400ビットのデータを送信可能であるので、1フレーム(11ビット)の制御コマンドを0.286msで送信することができる。
なお、シリアル通信線は、有線に限られるものではなく、たとえば、無線にしてもよい。また、たとえば、光ファイバでシリアル通信線を構成することもできる。
(1)本実施形態では、割込み処理の間隔は、「2.235ms」としたが、この値に限られるものではない。たとえば「1ms」等、種々の時間が挙げられる。
(2)本実施形態で示したフローチャートにおいて、処理の順序は、図で示した順序に限られるものではなく、処理の順序を入替え可能な場合には、処理の順序を入れ替えることも可能である。
(9)第1実施形態では、フリップフロップ1の1Q出力端子(出力ポート2のD0ビット)からは、3枚投入表示LED信号を出力し、同2Q出力端子(同D1ビット)からは、2枚投入表示LED信号を出力し、同3Q出力端子(同D2ビット)からは、1枚投入表示LED信号を出力した。
しかし、サブ制御データストローブ信号と出力ポートを兼用にするのは、3枚投入表示LED信号、2枚投入表示LED信号、及び1枚投入表示LED信号に限られるものではない。
このように、サブ制御データストローブ信号の出力ポートと、青左信号、青中信号、青右信号、赤左信号、赤中信号、赤右信号、及びホッパーモータ駆動信号の出力ポートとを兼用にすることができる。
さらにまた、左、中、及び右ストップ用LEDを赤色に発光させ、サブ制御データストローブ信号をオフにし、ホッパーモータ36を駆動させないときは、「00111000B」というパターンの8ビットデータを生成して、これを出力ポート2から出力する。
また、左、中、及び右ストップ用LEDを消灯させ、サブ制御データストローブ信号をオフにし、ホッパーモータ36を駆動させないときは、「00000000B」というパターンの8ビットデータを生成して、これを出力ポート2から出力する。
しかし、これに限らず、エラー監視用タイマは、たとえば、設定キースイッチ52がオンの状態であることを示す第3制御コマンドを受信してからの時間を計測してもよい。すなわち、エラー監視用タイマは、受信した第3制御コマンドに基づいて、設定キースイッチ52がオンの状態であると判断したときは、設定ドアスイッチ54及びドアスイッチ16がオンの状態であるか否かにかかわらず、時間の計測を開始してもよい。
しかし、初期値は「4」に限らず、種々設定することができる。
また、タイムアウトになるときの値は「0」に限らず、種々設定することができる。
さらにまた、カウント動作は、16msごとに値を「1」減算する場合に限らず、たとえば、20msごとに値を「1」減算したり、1msごとに値を「10」減算したり、1msごとに値を「1」加算するなど、種々設定することができる。
しかし、これに限らず、稼動時間タイマは、たとえば、電源投入後、サブ制御基板80側の制御プログラムが起動してからの時間を計測してもよい。
また、電源投入されたときに、稼動時間タイマに初期値として「2秒」をセットし、その後、稼動時間タイマをカウントダウンさせてもよい。そして、稼動時間タイマが「0」か否かを判断することで、電源投入から2秒経過したか否かを判断してもよい。
さらにまた、稼動時間タイマにより計測する電源投入からの経過時間は「2秒」に限られるものではなく、適宜設定することができる。
(14)第2実施形態では、送信用レジスタ65aは、64バイトの記憶領域を有するとしたが、送信用レジスタ65aの記憶領域は64バイトに限られるものではない。たとえば、32バイト又は128バイト等、送信用レジスタ65aの記憶領域は適宜設定することができる。
一連の制御コマンド群における制御コマンドの個数を示す「n」の最大値を「nmax」とし、送信用レジスタ65aの記憶領域をmバイト(m>nmax)とする。
このように、制御コマンドの書き込みを許可又は禁止するときの送信用レジスタ65aの未使用の記憶領域のバイト数は、「n」及び「nmax」の値に応じて決定されるものである。
(17)本実施形態及び上記の各種の変形例は、単独で実施されることに限らず、適宜組み合わせて実施することが可能である。
本願の当初明細書等に記載した発明(当初発明)は、たとえば以下の当初発明1〜5を挙げることができ、それぞれ、当初発明が解決しようとする課題、当初発明に係る課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。ただし、当初発明は、以下の当初発明1〜5に限ることを意味するものではない。
なお、本願の請求項に係る当初発明は、以下の当初発明4に相当する。
(a)当初発明1が解決しようとする課題
当初発明は、メイン制御手段からサブ制御手段に対してパラレル通信でコマンドを送信する遊技機に関するものである。
従来より、メイン制御手段からサブ制御手段に対してパラレル通信でコマンドを送信する遊技機が知られている(たとえば、特開平11−114166号公報参照)。
従来の遊技機では、一のコマンドを出力したときは、次のコマンドを出力するまで、一のコマンドを出力した状態を維持していた。
また、一のコマンドを出力した後に、一のコマンドに対応するストローブ信号をオンにし、サブ制御手段が一のコマンドを取得するために必要な時間を経過したときは、一のコマンドに対応するストローブ信号をオフにしていた。
このため、一のコマンドに対応するストローブ信号をオフにしてから、次のコマンドに対応するストローブ信号をオンにするまでの間に、ストローブ信号にノイズが入ると、サブ制御手段側では、一のコマンドを再度取得することとなり、これにより意図しない処理を実行してしまうおそれがあった。
当初発明が解決しようとする課題は、ストローブ信号にノイズが入っても、サブ制御手段側で意図しない処理を実行しないようにすることである。
第1の解決手段は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(メイン制御基板60)と、
演出を制御するサブ制御手段(サブ制御基板80)と
を備え、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対してパラレル通信によって一方向でコマンドを送信するように構成され(図2のサブ制御データ信号1〜8及びサブ制御データ信号9〜16)、
前記メイン制御手段は、
前記サブ制御手段に対してコマンド(第1制御コマンド及び第2制御コマンド)を送信可能な出力ポート(出力ポート7及び出力ポート8)を備え、
前記サブ制御手段に対して割込み処理(図17)によってコマンドを送信する(図17のステップS608)ように構成され、
割込み処理の間隔より短い時間であって前記サブ制御手段がコマンドを取得するために必要な時間である所定時間(図20のA+B+C=7.19μs)の間は、前記出力ポートにコマンドを出力し(図19のステップS666)、前記所定時間の経過後(図20の出力終了より後)は、前記出力ポートに、前記サブ制御手段での処理に不必要なデータであるクリアデータ(制御コマンドクリアデータ)を出力する(図19のステップS671)
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記クリアデータを取得したときは、不必要なデータであると判断して、これを破棄する
ことを特徴とする。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記所定時間の期間内に、コマンドの取得タイミングを示すストローブ信号をオフからオンにした後にオンからオフにする(図19のステップS667及びステップS670、図20)
ことを特徴とする。
第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記所定時間の期間内に、コマンドをn回(n≧2)(4回)取得可能に構成されているとともに、同一内容のコマンドをm回(n≧m≧2)(2回)連続して取得したときは、コマンドを正常に取得したと判断する
ことを特徴とする。
第5の解決手段は、第1〜第4の解決手段において、
前記出力ポートとして、第1出力ポート(出力ポート7)及び第2出力ポート(出力ポート8)を備え、
前記メイン制御手段は、
前記サブ制御手段に対して、第1出力ポートから第1コマンド(第2制御コマンド)を送信し、かつ第2出力ポートから第2コマンド(第1制御コマンド)を送信するように構成され、
前記所定時間の間は、第1出力ポートに第1コマンドを出力するとともに、第2出力ポートに第2コマンドを出力し、前記所定時間の経過後は、第1出力ポート及び第2出力ポートにそれぞれ前記クリアデータを出力する
ことを特徴とする。
当初発明によれば、ストローブ信号にノイズが入っても、サブ制御手段側では、クリアデータを取得することとなり、不必要なデータであると判断することができるので、意図しない処理を実行しないようにすることができる。
(a)当初発明2が解決しようとする課題
当初発明は、複数ビットのデータを並列に出力可能な出力ポートを使用して周辺機器の制御信号を出力する遊技機に関するものである。
従来より、メイン制御手段からサブ制御手段に対してパラレル通信でコマンドを送信する遊技機が知られている(たとえば、特開2001−038021号公報参照)。
特開2001−038021号公報の技術では、メイン制御手段からサブ制御手段に対して、8ビットのコマンドデータを8ビットのパラレル通信線で送信するとともに、1ビットのストローブ信号を1ビットの通信線で送信している。
なお、特開2001−038021号公報の図36は、12ピンのコネクタにおけるピン番号・ピン配列と信号名との対応関係を示したものであり、コマンドデータやストローブ信号の出力ポートを示すものではない。
従来の遊技機では、8ビットの出力ポートを使用してストローブ信号を出力すると、ストローブ信号の出力に使用するビットは1ビットであるため、ストローブ信号の出力に使用するビット以外のビットが余剰となっていた。
すなわち、複数ビットのデータを並列に出力可能な出力ポートを使用して周辺機器の制御信号を出力すると、制御信号の出力に使用するビット以外のビットが余剰となる。
当初発明が解決しようとする課題は、複数ビットのデータを並列に出力可能な出力ポートを使用して周辺機器の制御信号を出力する場合において、出力ポートを有効に活用することである。
第1の解決手段は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(メイン制御基板60)と、
前記メイン制御手段によって制御可能な第1周辺機器(1枚〜3枚投入表示LED73e〜g)及び第2周辺機器(サブ制御基板80)と
を備え、
前記メイン制御手段は、
複数ビット(8ビット)のデータを並列に出力可能な出力ポート(出力ポート2)を備え、
前記出力ポートの所定ビット(D0〜D2ビット(1Q〜3Q出力端子))からは、第1周辺機器を制御する第1制御信号(1枚〜3枚投入表示LED信号)を出力可能であり、
前記出力ポートにおける前記所定ビット以外の特定ビット(D7ビット(8Q出力端子))からは、第2周辺機器を制御する第2制御信号(サブ制御データストローブ信号)を出力可能であり、
前記所定ビットに対応するデータを第1制御信号の出力態様(1枚〜3枚投入表示LED信号それぞれのオン/オフのパターン)に対応するデータ(「0」又は「1」)とし、かつ前記特定ビットに対応するデータを第2制御信号の出力態様(サブ制御データストローブ信号のオン/オフ)に対応するデータ(「0」又は「1」)とした複数ビットのデータを生成して、これを前記出力ポートから出力する
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
第1制御信号の出力態様が出力態様P1(1枚〜3枚投入表示LED信号がすべてオン)の状態で、第2制御信号の出力態様を出力態様Q1(サブ制御データストローブ信号をオン)にするときは、前記所定ビットに対応するデータを出力態様P1に対応するデータ(D0〜D2ビットをそれぞれ「1」)とし、かつ前記特定ビットに対応するデータを出力態様Q1に対応するデータ(D7ビットを「1」)とした複数ビットのデータを生成して、これを前記出力ポートから出力し、
第1制御信号の出力態様が出力態様P1の状態で、第2制御信号の出力態様を出力態様Q2(Q2≠Q1)(サブ制御データストローブ信号をオフ)にするときは、前記所定ビットに対応するデータを出力態様P1に対応するデータとし、かつ前記特定ビットに対応するデータを出力態様Q2に対応するデータ(D7ビットを「0」)とした複数ビットのデータを生成して、これを前記出力ポートから出力し、
第1制御信号の出力態様が出力態様P2(P2≠P1)(1枚〜3枚投入表示LED信号がすべてオフ)の状態で、第2制御信号の出力態様を出力態様Q1にするときは、前記所定ビットに対応するデータを出力態様P2に対応するデータ(D0〜D2ビットをそれぞれ「0」)とし、かつ前記特定ビットに対応するデータを出力態様Q1に対応するデータとした複数ビットのデータを生成して、これを前記出力ポートから出力し、
第1制御信号の出力態様が出力態様P2の状態で、第2制御信号の出力態様を出力態様Q2にするときは、前記所定ビットに対応するデータを出力態様P2に対応するデータとし、かつ前記特定ビットに対応するデータを出力態様Q2に対応するデータとした複数ビットのデータを生成して、これを前記出力ポートから出力する
ことを特徴とする。
第3の解決手段は、第1の解決手段において、
第2周辺機器として、演出を制御するサブ制御手段(サブ制御基板80)を備え、
前記メイン制御手段は、
前記出力ポートとして、第1出力ポート(出力ポート6〜8)及び第2出力ポート(出力ポート2)を備え、
第1出力ポートからは、前記サブ制御手段に送信するコマンド(第1〜第3制御コマンド(サブ制御データ信号1〜24))を出力可能であり、
第2出力ポートの前記所定ビットからは、第1制御信号を出力可能であり、
第2出力ポートの前記特定ビットからは、第2制御信号として、前記サブ制御手段に送信するコマンドの取得タイミングを示すストローブ信号を出力可能であり、
前記所定ビットに対応するデータを第1制御信号の出力態様に対応するデータとし、かつ前記特定ビットに対応するデータを前記ストローブ信号のオン又はオフに対応するデータとした複数ビットのデータを生成して、これを第2出力ポートから出力する
ことを特徴とする。
第4の解決手段は、第3の解決手段において、
第1制御信号の出力態様が所定出力態様(1枚〜3枚投入表示LED信号がすべてオン)の状態で、前記ストローブ信号をオンにするときは、前記所定ビットに対応するデータを前記所定出力態様に対応するデータ(D0〜D2ビットをそれぞれ「1」)とし、かつ前記特定ビットに対応するデータを前記ストローブ信号がオンであることを示すデータ(D7ビットを「1」)とした複数ビットのデータを生成して、これを第2出力ポートから出力し、
第1制御信号の出力態様が前記所定出力態様の状態で、前記ストローブ信号をオフにするときは、前記所定ビットに対応するデータを前記所定出力態様に対応するデータとし、かつ前記特定ビットに対応するデータを前記ストローブ信号がオフであることを示すデータ(D7ビットを「0」)とした複数ビットのデータを生成して、これを第2出力ポートから出力し、
第1制御信号の出力態様が前記所定出力態様と異なる特定出力態様(1枚〜3枚投入表示LED信号がすべてオフ)の状態で、前記ストローブ信号をオンにするときは、前記所定ビットに対応するデータを前記特定出力態様に対応するデータ(D0〜D2ビットをそれぞれ「0」)とし、かつ前記特定ビットに対応するデータを前記ストローブ信号がオンであることを示すデータとした複数ビットのデータを生成して、これを第2出力ポートから出力し、
第1制御信号の出力態様が前記特定出力態様の状態で、前記ストローブ信号をオフにするときは、前記所定ビットに対応するデータを前記特定出力態様に対応するデータとし、かつ前記特定ビットに対応するデータを前記ストローブ信号がオフであることを示すデータとした複数ビットのデータを生成して、これを第2出力ポートから出力する
ことを特徴とする。
第5の解決手段は、第4の解決手段において、
前記メイン制御手段は、第1出力ポートにコマンドを出力している間(図19のステップS666〜S671の間、図20の第1制御コマンド及び第2制御コマンドの出力開始から出力終了までの間)に、前記ストローブ信号をオフからオンに(図19のステップS667、図20のサブ制御データストローブ信号の立ち上がり)した後にオンからオフに(図19のステップS670、図20のサブ制御データストローブ信号の立ち下がり)する
ことを特徴とする。
当初発明によれば、出力ポートから並列に出力する複数ビットのデータによって、第1周辺機器及び第2周辺機器の駆動を制御することができ、出力ポートにおいて余剰となるビットを減らすことができるので、出力ポートを有効に活用することができる。
(a)当初発明3が解決しようとする課題
当初発明は、メイン制御手段からサブ制御手段に対してシリアル通信でコマンドを送信する遊技機に関するものである。
従来より、メイン制御手段からサブ制御手段に対してシリアル通信でコマンドを送信する遊技機が知られている(たとえば、特開2014−188060号公報参照)。
特開2014−188060号公報の技術では、第1コマンド及び第2コマンドの2個のコマンドでコマンド群を構成している。また、第1コマンドは、コマンドの種別を示し、第2コマンドは、その内容を示している。さらにまた、第1コマンド及び第2コマンドの特定のビットにセットする情報を異ならせることで、第1コマンド又は第2コマンドを識別している。
そして、メイン制御手段は、生成した第1コマンド及び第2コマンドを、一旦バッファに記憶させ、バッファに記憶されている第1コマンド及び第2コマンドを、割込み処理によってサブ制御手段に送信していた。
上述したように、従来の遊技機では、コマンド群を構成する2個のコマンドのうち、第1コマンドは、コマンドの種別を示すものであり、また、第1コマンド及び第2コマンドの特定のビットは、第1コマンド又は第2コマンドを識別するためのものであった。このため、1回のコマンド送信でサブ制御手段に伝達可能な情報量が限られていたので、コマンドの送信効率を高めることが求められていた。
当初発明が解決しようとする課題は、メイン制御手段からサブ制御手段に対してシリアル通信でコマンドを送信する場合において、コマンドの送信効率を高めることである。
第1の解決手段は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(メイン制御基板60)と、
演出を制御するサブ制御手段(サブ制御基板80)と
を備え、
第1コマンドから第「n」コマンド(n≧3)までの「n」個のコマンドから構成されるコマンド群を前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対してシリアル通信によって一方向で送信するように構成され、
前記メイン制御手段は、前記コマンド群を構成する「n」個のコマンドをバッファに記憶させることなく送信用レジスタ(65a)に記憶させることで、前記コマンド群を前記サブ制御手段に送信可能であり、
前記送信用レジスタは、「m」個(m>n)(64個)のコマンドを記憶可能な記憶領域を有し、
前記メイン制御手段は、
前記送信用レジスタにおける未使用の記憶領域に「n」個のコマンドを書き込むことが可能なときは、前記送信用レジスタへのコマンドの書込みを許可し、
前記送信用レジスタにおける未使用の記憶領域に「n」個のコマンドを書き込むことが可能でないときは、前記送信用レジスタへのコマンドの書込みを禁止する
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記コマンド群を構成する「n」個のコマンドのうち、第2コマンドから第「n」コマンドまでの「n−1」個の各コマンドの特定ビット(ビット「6」)には、継続するコマンドを有するか否かを示す特定情報(継続する制御コマンドを有することを示す「1」、又は継続する制御コマンドを有しないことを示す「0」)をセットする
ことを特徴とする。
第3の解決手段は、第2の解決手段において、
前記メイン制御手段は、前記コマンド群を構成する「n」個のコマンドの後に、前記コマンド群の終了を示す特定コマンド(SUMコマンド)をセットして前記サブ制御手段に送信する
ことを特徴とする。
当初発明によれば、3個以上のコマンドを一群として送信することができるので、コマンドの送信効率を高めることができる。
(a)当初発明4が解決しようとする課題
当初発明は、メイン制御手段からサブ制御手段に対してコマンドを送信する遊技機に関するものである。
従来より、メイン制御手段からサブ制御手段に対してコマンドを送信する遊技機が知られている(たとえば、特開2015−008872号公報参照)。
特開2015−008872号公報の技術では、メイン制御手段は、サブ制御手段に送信する複数種類のコマンドを、一旦バッファに記憶させる。そして、バッファに記憶されているコマンドを、先にバッファに記憶されたものから順に、割込み処理によって、同一の通信線を通して、サブ制御手段に送信している。
また、複数種類のコマンドのうち、所定のコマンドについては、メイン制御手段は、10割込みごとに、所定のコマンドを構成するデータに変化があったか否かを判断する。そして、変化があったと判断したときは、所定のコマンドを生成して、これをバッファに記憶させる。
さらにまた、複数種類のコマンドのうち、所定のコマンドより重要度が高い特定のコマンドについては、メイン制御手段は、8割込みごとに、特定のコマンドを構成するデータに変化があったか否かを判断する。そして、変化があったと判断したときは、特定のコマンドを生成して、これをバッファに記憶させる。
このようにして、特開2015−008872号公報の技術では、特定のコマンドの生成を優先しつつ、バッファがコマンドで溢れないようにしている。
上述した従来の遊技機では、8割込みごとに、特定のコマンドを構成するデータに変化があったか否かを判断する処理や、10割込みごとに、所定のコマンドを構成するデータに変化があったか否かを判断する処理が、メイン制御手段側で大きな負担となっていた。
当初発明が解決しようとする課題は、バッファがコマンドで溢れないようにしつつ、メイン制御手段側でのコマンド送信の処理負担を軽減することである。
第1の解決手段は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(メイン制御基板60)と、
演出を制御するサブ制御手段(サブ制御基板80)と、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対して一方向でコマンドを送信可能な通信線と
を備え、
前記サブ制御手段に送信するコマンドとして、第1コマンド(第1制御コマンド、第2制御コマンド)及び第2コマンド(第3制御コマンド)を有し、
前記通信線として、第1コマンドを送信可能な第1通信線(サブ制御データ信号1〜8用の通信線、サブ制御データ信号9〜16用の通信線)、及び第2コマンドを送信可能な第2通信線(サブ制御データ信号17〜24用の通信線)を有し、
前記メイン制御手段は、
前記サブ制御手段に送信するコマンドを記憶可能なバッファ(制御コマンドバッファ(リングバッファ))を備え、
所定情報を含む第1コマンドを前記バッファに記憶させ、
前記バッファに記憶されている第1コマンドを、割込み処理によって、第1通信線を通して前記サブ制御手段に送信し、
前記所定情報と異なる情報を含む第2コマンドを、前記バッファに記憶させることなく、前記割込み処理によって、第2通信線を通して前記サブ制御手段に送信する
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
第2コマンドは、正常時には同時にオンとなることがない複数の特定情報(左ストップスイッチ42が操作を受付け可能な状態であるか否かを示す情報(D2ビット)、及び3ベットスイッチ40bが操作を受付け可能な状態であるか否かを示す情報(D3ビット))を含み、
前記サブ制御手段は、受信した第2コマンドに含まれる前記複数の特定情報がオン(「1」)であるときは、通信エラーと判断して、その旨を報知する
ことを特徴とする。
当初発明によれば、第1コマンドと異なる情報を含む第2コマンドを、バッファに記憶させることなく、第1コマンドを通す第1通信線とは別の第2通信線を通してサブ制御手段に送信するので、バッファがコマンドで溢れないようにしつつ、メイン制御手段側でのコマンド送信の処理負担を軽減することができる。
(a)当初発明5が解決しようとする課題
当初発明は、メイン制御手段側から送信されたコマンドに基づいてサブ制御手段側でエラーの報知を行う遊技機に関するものである。
従来より、メイン制御手段側から送信されたコマンドに基づいてサブ制御手段側でエラーの報知を行う遊技機が知られている(たとえば、特開2015−029877号公報参照)。
ここで、遊技機では、セキュリティの関係上、メイン制御手段側のメモリの容量に一定の制限がある。
このため、遊技の進行の制御とは関係のない設定変更又は設定確認に関するエラーの有無をサブ制御手段側で判断することが考えられる。
しかし、設定変更又は設定確認に関するエラーの有無をサブ制御手段側で判断しようとすると、設定変更又は設定確認時にメイン制御手段からサブ制御手段に送信するコマンドが増加することになるため、サブ制御手段側での処理に混乱が生じるおそれがある。
当初発明が解決しようとする課題は、メイン制御手段側から送信されたコマンドに基づいて、サブ制御手段側において設定変更又は設定確認に関するエラーの有無を適切に判断して報知することである。
第1の解決手段は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(メイン制御基板60)と、
演出を制御するサブ制御手段(サブ制御基板80)と、
前記メイン制御手段と電気的に接続され、遊技者にとっての有利度に係る設定値の変更が可能な設定変更モード又は前記設定値の確認が可能な設定確認モードに移行させるときに操作する設定スイッチ(設定キースイッチ52)と、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対して一方向でコマンドを送信可能な通信線と
を備え、
前記サブ制御手段に送信するコマンドとして、第1コマンド(第1制御コマンド、第2制御コマンド)及び第2コマンド(第3制御コマンド)を有し、
前記通信線として、第1コマンドを送信可能な第1通信線(サブ制御データ信号1〜8用の通信線、サブ制御データ信号9〜16用の通信線)、及び第2コマンドを送信可能な第2通信線(サブ制御データ信号17〜24用の通信線)を有し、
前記メイン制御手段は、
前記設定スイッチがオンの状態で電源がオフからオンにされたことを条件に前記設定変更モードへの移行を可能とし、
電源がオンの状態で前記設定スイッチがオフからオンにされたことを条件に前記設定確認モードへの移行を可能とし、
前記設定変更モードに移行したときは、前記設定変更モードであることを示す第1コマンドを第1通信線を通して前記サブ制御手段に送信し、
前記設定確認モードに移行したときは、前記設定確認モードであることを示す第1コマンドを第1通信線を通して前記サブ制御手段に送信し、
前記設定スイッチがオンの状態であることを検知したときは、前記設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを第2通信線を通して前記サブ制御手段に送信し、
前記サブ制御手段は、前記設定変更モード又は前記設定確認モードであることを示す第1コマンドを受信することなく、前記設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを受信してから所定時間(64ms)が経過したときは、電源がオンにされてからの経過時間(2秒が経過したか否か)に応じた内容の情報を報知する
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記設定変更モード又は前記設定確認モードであることを示す第1コマンドを受信することなく、前記設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを受信してから前記所定時間が経過した場合において、電源がオンにされてから規定時間(2秒)が経過していないときは、前記設定値を変更することができない旨を報知する
ことを特徴とする。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記設定変更モード又は前記設定確認モードであることを示す第1コマンドを受信することなく、前記設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを受信してから前記所定時間が経過した場合において、電源がオンにされてから規定時間(2秒)が経過しているときは、前記設定値を確認することができない旨を報知する
ことを特徴とする。
第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを受信してから前記所定時間が経過する前に、前記設定変更モードであることを示す第1コマンドを受信したときは、前記設定変更モードである旨を報知する
ことを特徴とする。
第5の解決手段は、第1〜第4の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを受信してから前記所定時間が経過する前に、前記設定確認モードであることを示す第1コマンドを受信したときは、前記設定確認モードである旨を報知する
ことを特徴とする。
第6の解決手段は、第1〜第5の解決手段において、
前記メイン制御手段は、
前記サブ制御手段に送信するコマンドを記憶可能なバッファ(制御コマンドバッファ(リングバッファ))を備え、
第1コマンドを生成したときは、生成した第1コマンドを前記バッファに記憶させ、
前記バッファに記憶されている第1コマンドを、割込み処理によって、第1通信線を通して前記サブ制御手段に送信し、
第2コマンドを生成したときは、生成した第2コマンドを、前記バッファに記憶させることなく、前記割込み処理によって、第2通信線を通して前記サブ制御手段に送信する
ことを特徴とする。
当初発明によれば、設定スイッチがオンの状態のときは、通常は、設定変更モード又は設定確認モードに移行する。このため、設定スイッチがオンの状態であることを示す第2コマンドを受信してから所定時間が経過しても、設定変更モード又は設定確認モードであることを示す第1コマンドを受信しないと、エラーが発生したと判断することができる。
また、設定変更モードに移行させるときは、設定スイッチがオンの状態で電源をオンにし、設定確認モードに移行させるときは、電源がオンの状態で設定スイッチをオンにする。このため、エラーが発生したと判断したときは、電源オンからの経過時間によって、エラーの種類(設定変更又は設定確認のいずれのエラーか)を判断することができる。
したがって、当初発明によれば、設定変更又は設定確認に関するエラーの有無を適切に判断して報知することができる。
11 表示窓
16 ドアスイッチ
21 演出ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
24 十字キー
25 プッシュボタン
30 図柄表示装置
31 リール
32 モータ
35 メダル払出し装置
35a ホッパー
35b サブタンク
36 ホッパーモータ
37a、37b 払出しセンサ
38 満杯センサ
39 リールセンサ
40a 1ベットスイッチ
40b 3ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
43a 通路センサ
44a、44b 投入センサ
45 ブロッカ
46 精算スイッチ
51 電源スイッチ
52 設定キースイッチ
53 設定変更/リセットスイッチ
54 設定ドアスイッチ
60 メイン制御基板(メイン制御手段)
61 RWM
62 ROM
63 メインCPU
63a 設定変更手段
63b 条件装置抽選手段
63c 当選フラグ制御手段
63g リール制御手段
63h 入賞判定手段
63i 払出し手段
64 設定値表示LED
65 シリアル通信回路
65a 送信用レジスタ
70 表示基板
71 貯留数表示LED
72 獲得数表示LED
73 状態表示LED
73a リプレイ表示LED
73b 投入可表示LED
73c 精算表示LED
73d 遊技開始LED
73e 1枚投入表示LED
73f 2枚投入表示LED
73g 3枚投入表示LED
80 サブ制御基板(サブ制御手段)
81 RWM
82 ROM
83 サブCPU
83a 演出出力制御手段
100 外部集中端子板
Claims (1)
- 遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
演出を制御するサブ制御手段と、
前記メイン制御手段から前記サブ制御手段に対して一方向でコマンドを送信可能な通信線と
を備え、
前記サブ制御手段に送信するコマンドとして、第1コマンド及び第2コマンドを有し、
前記通信線として、第1コマンドを送信可能な第1通信線、及び第2コマンドを送信可能な第2通信線を有し、
前記メイン制御手段は、
前記サブ制御手段に送信するコマンドを記憶可能なバッファを備え、
所定情報を含む第1コマンドを前記バッファに記憶させ、
割込み処理ごとに、前記バッファに記憶されている第1コマンドを、第1通信線を通して前記サブ制御手段に送信可能とし、かつ前記所定情報と異なる情報を含む第2コマンドを、前記バッファに記憶させることなく、第2通信線を通して前記サブ制御手段に送信する
ことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229805A JP6137283B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229805A JP6137283B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6137283B2 true JP6137283B2 (ja) | 2017-05-31 |
JP2017093847A JP2017093847A (ja) | 2017-06-01 |
Family
ID=58794418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015229805A Active JP6137283B2 (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6137283B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7105045B2 (ja) * | 2017-09-22 | 2022-07-22 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7105046B2 (ja) * | 2017-09-22 | 2022-07-22 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7105044B2 (ja) * | 2017-09-22 | 2022-07-22 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7098304B2 (ja) * | 2017-11-09 | 2022-07-11 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7098303B2 (ja) * | 2017-11-09 | 2022-07-11 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP7098305B2 (ja) * | 2017-11-09 | 2022-07-11 | 株式会社三共 | スロットマシン |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08279071A (ja) * | 1995-04-04 | 1996-10-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動販売機の制御装置 |
JP2000167113A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2004194842A (ja) * | 2002-12-17 | 2004-07-15 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | 遊技機 |
JP4849533B2 (ja) * | 2006-07-13 | 2012-01-11 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP5767774B2 (ja) * | 2009-06-18 | 2015-08-19 | 株式会社三共 | スロットマシン |
JP5779159B2 (ja) * | 2012-09-25 | 2015-09-16 | 株式会社三共 | 遊技機 |
-
2015
- 2015-11-25 JP JP2015229805A patent/JP6137283B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017093847A (ja) | 2017-06-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6095021B1 (ja) | 遊技機 | |
JP6137283B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6156471B2 (ja) | スロットマシン | |
JP6575280B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017070333A (ja) | 遊技機 | |
JP6299557B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016083261A (ja) | 遊技機 | |
JP6168027B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016055014A (ja) | 遊技機 | |
JP6120285B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016083259A (ja) | 遊技機 | |
JP6213442B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5911031B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017093844A (ja) | 遊技機 | |
JP2017093846A (ja) | 遊技機 | |
JP6572717B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6572716B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6213431B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6572714B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6572715B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6307392B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016055008A (ja) | 遊技機 | |
JP6375807B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6310432B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6661111B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6137283 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |