JP6130955B2 - バイオマーカモニタリングシステム - Google Patents

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Description

[0001]本発明は、装着可能なモニタリングデバイスに関する。
[0002]アレルギーおよび喘息は、西側諸国で非常に蔓延している。現在、アメリカ人の約4人に1人がアレルギーおよび喘息に罹患しており、この数は、糖尿病患者数の3倍である。さらに、たとえばWaltraud Ederら、「The asthma epidemic」、New England Journal of Medicine355、第21号(2006年11月23日)、2226〜2235ページによる報告によれば、アレルギーおよび喘息の有病率は、1960年頃から大きく増加している。アレルギーおよび喘息は、免疫系の低下または免疫系にストレスがかかることに起因する病気の2つの例である。
[0003]免疫系の低下または免疫系にストレスがかかることに関連する健康上の問題は、個々人が自分の免疫系の状態または免疫系の状態に影響を与える要因を理解できないことによって悪化することが多い。この理解不足については、M Wills−Karpら、「The germless theory of allergic disease;revisiting the hygiene hypothesis」、Nature Reviews.Immunology1、第1号(2001年10月)、69〜75ページおよびClaire−Anne Siegrist、「Public health: Autoimmune diseases after adolescent or adult immunization:What should we expect?」、CMAJ:Canadian Medical Association Journal第177巻第11号(2007年11月20日)、1352〜1354ページに記載されている。
[0004]慢性の疾患および病気の治療も、個人の免疫系の状態を洞察するのに悪影響を与える。たとえば、アレルゲン特異的免疫療法を行うとき、個人の免疫系についての洞察が不足していることにより、治療に伴うリスクが増加したり、医学的管理およびその後の費用の増加が必要になったりする。このような悪影響については、たとえば、Rudolf
Valentaによる「The future of antigen−specific immunotherapy of allergy」、National Review of Immunology2、第6号(2002年6月)、446〜453ページおよびMark Larcheら、「Immunological mechanisms of allergen specific immunotherapy」、National Review of Immunology6、第10号(2006年10月)、761〜771ページに記載されている。
[0005]K Gelharら、「Monitoring allergen immunotherapy of pollen−allergic patients:the
ratio of allergen specific IgG4 to IgGl
correlates with clinical outcome」、Clinical and Experimental Allergy:Journal of the British Society for Allergy and Clinical Immunology29、第4号(1999年4月)、497〜506ページによって報告されているように、臨床環境では、個人の環境の免疫系の反応または物質への曝露は、ケモカインおよびサイトカインなどの種々のバイオマーカの分析によって推
測することができる。
[0006]生物学的試料におけるケモカインおよびサイトカインのレベルの検出では、従来、大型機器が必要であったが、近年の進歩により、患者のベッドサイド、介護施設、または患者の自宅などの個人のケアを行う場所で実施できる診断検査が可能になった。このような診断の将来性について、たとえば、Leroy Hoodらによる「Systems
Biology and New Technologies Enable Predictive and Preventative Medicine」、Science306、第5696号(2004年10月22日):640〜643に記載されている。具体的な診断検査に応じて、検査する物質は、血液、血清、唾液、生体細胞、尿、またはその他の生体分子などのヒトの体液とすることができる。しかし、牛乳、離乳食、または水などの消耗品に関する検査がさらに望ましいことがあるので、診断検査は生体分子に限定されない。
[0007]数多くの診断検査デバイスは、バイオマーカの検出に関する最新技術と考えられる、親和性に基づくセンサを内蔵する。親和性に基づくセンサは、対象となるマーカに対して非常に高い関連要因を有する分子を検出に使用する「キーロック(key−lock)」原理に従って機能する。たとえば、妊娠検査キットは、hCGのβサブユニット(βhCG)に特異的なモノクローナル抗体を組み込むことがある。この抗体は、検出に使用されるタグ、たとえば、金、ラテックス、またはフルオロフォアとコンジュゲートする。標的とする分子がコンジュゲート抗体と結合する場合、タグの付いたキーロックは、視認可能な検査ラインなどによって検出可能である。
[0008]ELISAプレートおよびマイクロアレイ(たとえば、核酸、ペプチド、およびタンパク質)は、類似の原理を取り入れている。図1は、抗体12を基板14の上に固定したELISAアッセイ10を示す。基板14は、ウェル(図示せず)の中に配置してもよい。ブロッカー16を与えて、抗体12の周囲の基板の表面を被覆する。一般的なELISAアッセイでは、次に、一次抗体12を固定したウェルに試料18を加える。次に、試料をしばらくインキュベートする。インキュベーション中、誤った結合を避けるために、ブロッカー16によって、試料内の対象となる分子が基板14の表面に結合するのが防止される。図2に示すように、インキュベーション中、対象となる分子18のうちのいくつかが抗体12のうちのいくつかと結合するようになる。インキュベーション後、残りの試料を洗浄して、結合していない一次抗体18を除去する。
[0009]その後、結合した標識22を有する二次抗体20をウェルに加え、インキュベートし、洗浄すると、図3の構成になる。図3に示すように、標識された二次抗体20は対象となる分子18に結合し、対象となる分子18は抗体12に結合する。したがって、抗体20によって抗原18に結合する標識22の数は、標的抗原の濃度に比例する。最終的に、使用する標識に応じて、比色分析、電気測定、磁気測定、ボルタンメトリー、ルミネセンス、または蛍光検出を使用して、標識の数を検出することができる。あるいは、表面プラズモン共鳴法など、標識を用いないその他抗体処理を使用してもよい。
[0010]したがって、個人の免疫系の自己モニタリングを可能にするシステムおよび方法が必要とされている。個人の免疫系に対する洞察を行うために使用できる携帯デバイスを含むシステムがさらに必要である。このようなデバイスを個人が装着可能になる場合、さらに有益であるはずである。
[0011]一実施形態の身体活動モニタリング方法およびシステムは、通信ネットワークと、この通信ネットワークとの通信リンクを形成するように構成された携帯型健康状態デバイス(portable wellness device)であって、生体試料内で少なくとも1つのバイオマーカを検出するように構成された検出器、第1のメモリ、この第1のメモリに保存された複数のプログラム命令、および第1のメモリに動作可能に接続され、プログラム命令を実行して生体試料内での前記少なくとも1つのバイオマーカの検出に基づいて健康状態データを生成するように構成された処理回路を含む携帯型健康状態デバイスと、通信ネットワークに動作可能に接続され、健康状態データを描出するように構成されたリモートユーザインタフェースとを含む。
[0012]別の実施形態によれば、バイオマーカモニタリングシステムは、通信ネットワークと、この通信ネットワークに動作可能に接続可能で、生体試料内の少なくとも1つのバイオマーカを検出するように構成された、装着可能な検出器デバイスと、通信ネットワークに動作可能に接続されたメモリと、このメモリに保存された複数のプログラム命令と、通信ネットワークに動作可能に接続され、プログラム命令を実行して、生体試料内での少なくとも1つのバイオマーカの検出に基づいて免疫系の状態を示す健康状態データを生成するように構成された処理回路と、この健康状態データを描出するための処理回路に動作可能に接続されたユーザインタフェースとを含む。
[0013]試料として基板上に形成された抗体およびブロッカーを検査箇所に加えた、ELISAアレイ内部での従来技術による検査箇所の概略図である。 [0014]検査箇所をインキュベートして洗浄した後の、対象となる分子が図1の抗体のうちのいくつかに結合した、図1の検査箇所を示す図である。 [0015]標識された二次抗体を加え、検査箇所を再度インキュベートして洗浄し、したがって標識された二次抗体が結合済みの対象となる分子に結合する、図2の検査箇所を示す図である。 [0016] 本発明の原理により装着可能とすることができる携帯型健康状態ユニットを含むバイオマーカモニタリングネットワークのブロック図である。 [0017]少なくとも1つの通信回路と検出器電子部とを含む、図4の装着可能な健康状態ユニットの概略図である。 [0018]個人の免疫系の状態を示す健康状態データを生成する際に使用するために、図5の携帯型健康状態ユニットからバイオマーカデータを取得することを目的とする、図4のプロセッサによって制御可能なプロセスを示す図である。 [0019]携帯型健康状態ユニットによって生成可能またはインターネットなどの通信リンクを介して送信可能な、図4の携帯型健康状態ユニットからのバイオマーカデータならびに図4のプロセッサによって生成された健康状態データを表示するために使用される、画面を示す図である。 [0020]図7の画面の内部に表示される例示的な健康状態データフォルダの内容を示す図である。 [0021]免疫系の状態ならびに個人的要因および環境的要因の図表表示を含む、24時間の期間にわたる被験者の免疫系の健康状態を確認するために使用者がアクセス可能な画面を示す図である。
[0022]次に、本発明の原理の理解を促すことを目的として、図面に示して以下の明細書で説明する実施形態を参照する。それによって本発明の範囲の限定を意図しないことを理解されたい。本発明は、図示の実施形態に対する任意の改変形態および変更形態を含み、本発明に関係する当業者が一般に想到する本発明の原理の適用例をさらに含むことをさらに理解されたい。
[0023]図4を参照すると、全体的に100と示されている、バイオマーカモニタリングネットワークの図が描かれている。ネットワーク100は、携帯型健康状態ユニット102と、その他のデバイス104と、webアプリケーション106と、モバイルアプリケーション108とを含む。携帯型健康状態ユニット102、その他のデバイス104、webアプリケーション106、およびモバイルアプリケーション108は、通信ネットワーク110に動作可能に接続される。
[0024]一実施形態の通信ネットワーク110は、インターネットまたはセルラ電話ネットワークなどのシームレスな無線ネットワークである。このような実施形態では、バイオマーカモニタリングネットワーク100内の構成要素は、利用可能なWi−Fiネットワークを利用してインターネットに接続するように構成することができる。バイオマーカモニタリングネットワーク100内の構成要素は、さらにまたはこの代わりに、セルラ電話ネットワークのような無線システムを通して、またはインターネットと連携して通信ネットワーク110に直接アクセスするように構成することができる。
[0025]その他のデバイス104は、携帯型健康状態ユニットと、ユーザインタフェースと、グラフィカルユーザインタフェースと、キーボードと、ポインティングデバイスと、リモート通信リンクおよび/またはローカル通信リンクと、ディスプレイと、外部で生成された情報をバイオマーカモニタリングネットワーク100に提供することが可能でバイオマーカモニタリングネットワーク100の内部情報を外部に通信することができるその他のデバイスとを含むことができる。
[0026]健康状態ユニット102について、図5を参照してより詳細に説明する。健康状態ユニット102は、ネットワークインタフェース120と、I/O部分122と、プロセッサ124と、不揮発性メモリl26と、信号処理回路128と、検出器電子部130とを含む。検査ポート132は、検出器電子部130に動作可能に接続されるかまたはこれに対して配置される。ネットワークインタフェース120は、通信ネットワーク110により通信を達成する通信回路である。ネットワークインタフェース120は、単独またはプロセッサ124との連携のどちらかで、通信ネットワーク110から受信した無線通信内のメッセージを解釈するようにさらに動作可能である。いくつかの実施形態では、ネットワークインタフェース120は、単独または無線機能のどちらかを使用して通信ネットワーク110に接続するための有線インタフェースを含むことができる。
[0027]I/O部分122は、グラフィカルユーザインタフェースと、キーボードと、ポインティングデバイスと、リモート通信リンクおよび/またはローカル通信リンクと、ディスプレイと、外部で生成された情報を携帯型健康状態ユニット102に提供することが可能で携帯型健康状態ユニット102の内部データを外部に通信することができるその他のデバイスとを含むことができる。
[0028]プロセッサ124は、適切には、マイクロプロセッサおよびその関連回路などの汎用コンピュータ処理回路とすることができる。プロセッサ124は、携帯型健康状態ユニット102の一般的な動作を制御するように、かつ本明細書において携帯型健康状態ユニット102によると考えられる動作を実行するように動作可能である。
[0029]プログラマブル不揮発性メモリ126は、フラッシュプログラマブルEEPROMとして実施でき、検出器電子部130の構成情報を保存する。プログラマブル不揮発性メモリ126は、携帯型健康状態ユニット102によって生成されるいかなる通信にも追加される、携帯型健康状態ユニット102の「アドレス」または「ID」を含む。メモリ126は、通信ネットワーク110に情報を伝送するためにプロセッサ124によって用
いられるシステム通信パラメータに関連するセットアップ構成情報をさらに含む。メモリ126の内部にあるのは、検出器制御プログラム134およびプログラム命令136である。検出器制御プログラム134およびプログラム命令136については、以下でさらに詳しく説明するが、これらは、必要に応じてプロセッサ124および/またはその他の任意の構成要素によって実行可能である。要因データベース138もメモリ126の内部にある。
[0030]信号処理回路128は、検出器電子部130とインタフェースをとってアナログ検出器信号をデジタル信号に変換してこのデジタル信号をプロセッサ124に供給する回路を含む。一般に、プロセッサ124は、信号処理回路128からデジタル検出器情報を受け取って、この情報を通信ネットワーク110に供給する。
[0031]この実施形態の検出器電子部130は、標識読取り器を含む。この標識読取り器は、検査ポート132に挿入されるかまたはこれによって提供される試料収集器の1つまたは複数の検査箇所に供給される試料内の対象となる分子の濃度に関連する信号を検出するように構成されている。検出器電子部130に組み込まれる1つまたは複数のセンサのタイプは、以下でさらに詳しく説明するように、対象となる特定の分子に使用される特定の標識に応じて変化する。したがって、種々の実施形態では、ルミネセンスセンサ、蛍光センサ、比色センサ、電気化学センサ、インピーダンスセンサ、および磁気センサを使用することができる。試料収集器は、さまざまな検査箇所プラットフォームの形で設けることができ、こうした検査箇所プラットフォームは、96ウェルプレート、より少ないもしくは追加のウェルを有するプレート、マイクロアレイプラットフォーム、プリント回路基板プラットフォーム、CMOSチッププラットフォーム、マルチプレックスアッセイ、タンパク質アレイ、ラテラルフローデバイス、サンドイッチアッセイ、競合アッセイ、ビーズベースアレイ、またはその他の適切なプラットフォームを含む。
[0032]バイオマーカモニタリングネットワーク100は、バイオマーカモニタリングネットワークの1つの構成を示しているが、上記で説明した種々の構成要素は、いくつかの代替ネットワークにおいて構成することができる。例を挙げると、要因データベース138およびいくつかのプログラム命令136は、webアプリケーション106またはモバイルアプリケーション108の中に保存することができる。このような一実施形態では、携帯型健康状態ユニット102は、インターネット、無線セルラネットワーク、ローカルエリアネットワーク、またはワイドエリアネットワークのうちの1つまたは複数を使用して、webアプリケーション106またはモバイルアプリケーション108にアクセスするように構成することができる。このような一実施形態では、携帯型健康状態ユニット102に関連して説明する機能のうちのいくつかは、webアプリケーション106またはモバイルアプリケーション108に備えることができる。このような一実施形態の携帯型健康状態ユニット102は、限られた数の試料を取得するように、かつ限られた回数、試料データを通信するように構成することができる。たとえば、携帯型健康状態ユニット102は、単一の通信のみを行うのに十分な電力を備えることができる。
[0033]図6を参照すると、全体的に160と示されている流れ図が描かれており、この流れ図には、ネットワーク100の動作の例示的な様式が記載されている。最初に、検出器制御プログラム(DCP)134をメモリ1126の内部に保存することができる(ブロック162)。検出器制御プログラム134は、検出器電子部130の電子制御のための検出器制御プログラム命令を含む。検出器制御プログラム命令によって、プロセッサ124は、較正手順の性能を含めて、検出器電子部130の動作を制御することができる。これに加えて、またはこの代わりに、検出器制御プログラム命令は、バイオマーカモニタリングネットワークの他の構成要素に備えることができる。
[0034]次に、携帯型健康状態ユニット102を使用者に提供する(ブロック164)。次に、この携帯型健康状態ユニット102を起動させる(ブロック166)。携帯型健康状態ユニット102の起動時に、処理回路106はデータ収集サブルーチンを開始する。さらに、処理回路102は、通信ネットワーク110とのリンクを確立する(ブロック168)。あるいは、携帯型健康状態ユニット102は、プロセスの後の箇所で通信ネットワーク110とのリンクを確立してもよい。
[0035]検出器電子部120からの初期出力は、信号処理回路128を通ってプロセッサ124に渡される(ブロック170)。初期センサデータは、検出器電子部120を較正するためにプロセッサ124によって使用される(ブロック172)。
[0036]次に、要因データベース138にデータを読み込む(ブロック174)。要因データベース138にデータを読み込むために使用されるデータは、その他のデバイス104のうちの1つまたは複数から入力することができる。あるいは、I/O部分122は、要因データを入力するために携帯型健康状態ユニット102の装着者によって使用することができる。
[0037]次に、装着者が生体試料を用意する(ブロック176)。生体試料の形は、検出するべき特定のバイオマーカによって決まる。生体試料は、血液、血清、唾液、生体細胞、尿、またはその他の生体分子などのヒトの体液の形をとることができる。生体試料を、検査ポート132に挿入された適切な試料プラットフォーム上に加える(ブロック178)。
[0038]検出器制御プログラム命令は、プロセッサ124で実行すると、生体試料を処理して、対象となるバイオマーカに対する親和性を有する捕捉分子に付けられた標識を検出するように検出器電子部130を制御する(ブロック180)。一実施形態では、検出器電子部130は、Th1細胞、Th2細胞、および制御性Tr1細胞の濃度を示す標識を検出するように制御される。Th1細胞はIFNγを分泌し、Th2細胞はIL−4、IL−5、およびIL−13を分泌し、Tr1細胞はIL−10およびTGFβを分泌するので、これらの細胞の濃度は、サイトカインプロファイルに基づいて推測することができる。バイオマーカは、特定の個人に応じて、種々のサイトカイン、ケモカイン、メタロプロテイナーゼ、毒性バイオマーカ、または抗原のうちの1つまたは複数とすることができる。いくつかの具体的な例は、IFNγ、IL−2、IL−4、IL−5、IL−7、IL−9、IL−10、IL−12、IL−15、IL−21、IL−22、IL−23、TGFβ、TNFβ、MCP−1、IgG1−4、IgE、およびIgMである。
[0039]バイオマーカ検出器データは、信号処理回路128を通ってプロセッサ124に渡される(ブロック182)。バイオマーカ検出器データは、プロセッサ124によって処理され、日付/時刻スタンプと共にメモリ126に保存される(ブロック184)。例を挙げると、Th1細胞、Th2細胞、およびTr1細胞の推測濃度に関連するデータは、いつ生体試料を処理したかを示す日付/時刻スタンプと共にメモリ126に保存することができる。
[0040]前述の処置は、さまざまな順序で実施することができる。例を挙げると、被験者に健康状態ユニット102を提供する前に、要因を保存することができる。さらに、種々の処置をネットワーク100の異なる構成要素によって実施することができる。例を挙げると、一実施形態では、検出器電子部130の出力は、記憶のために、センサから遠くにあるサーバなどの遠隔地に伝送することができる。
[0041]携帯型健康状態ユニット102は、健康状態データを提供するように構成され、
この健康状態データは、本明細書で用いる場合、バイオマーカ検出器データに基づく個人の免疫系の状態に関連するデータを意味する。この健康状態データを、たとえば、デバイス104により表示するために通信ネットワーク110を経由してデータを送信することによって、提供する。この健康状態データは、リアルタイムで、またはデバイス104を介したアクセスにより装着者またはその他の許可された個人によって選択された別の時に、フィードバックとして提供することができる。バイオマーカ検出器データに基づく健康状態データは、以下でさらに詳しく説明するように、他のデータと組み合わせることができる。一実施形態では、健康状態データは、携帯型健康状態ユニット102のI/O部分122によって提供される。
[0042]インターネット接続によりメモリ126に接続されたデバイス104によってデータがアクセスされるときなどに、メモリ126に保存された検出器データに基づく健康状態データを提供するために使用できる画面が図7に示されている。画面200は、ナビゲーション部分202と、データ部分204とを含む。データ部分204には、いくつかのフォルダ206が描出されている。一実施形態のフォルダ206は、異なる個人と結び付けられる。別の実施形態では、フォルダはそれぞれ、単一の個人と結び付けられる。この例のために、フォルダ206のそれぞれは、単一の個人と結び付けられ、携帯型健康状態ユニット102のI/O部分122によって描出することができる。
[0043]フォルダ206は、概要フォルダ208と、第1のアレルゲンフォルダ210と、第2のアレルゲンフォルダ212と、喘息フォルダ214と、癌フォルダ216とを含む。概要フォルダ208は、グラフ218を含む。グラフ248に描出できるデータは、携帯型健康状態ユニット102と結び付けられた個人または被験者の識別情報と、概要を示す健康状態データと、その他の所望のデータとを含む。
[0044]第1のアレルゲンフォルダ210を選択することによって、第1のアレルゲンフォルダ210を画面200の最前面に移動させる。最前面にあるとき、閲覧者は、図8に示されるような第1のアレルゲンフォルダ210を見る。第1のアレルゲンフォルダ210は、第1のアレルゲンに対する反応に基づいて被験者の免疫系に関連する健康状態データを表示する。この実施形態では、第1のアレルゲンフォルダ210は、データフィールド220、222、および224を表示し、これらのフィールドは、被験者のTh1/Th2比の視覚的表示、被験者のTh1/Th2比の数値による計量(numerical
metric)、および被験者の免疫系の健康状態に関する言葉による記述をそれぞれ表示するために使用される。示されるデータフィールドは変更してもよい。たとえば、1つまたは複数のデータフィールドは、呼吸数、心拍数、および血液酸素含有量などの個人の他の生物学的パラメータを示すために使用することができる。必要に応じて、検出器電子部130は、生物学的パラメータを検出するためにセンサを含んでもよい。
[0045]第1のアレルゲンフォルダ210は、個人的要因ウィンドウ226内の個人的要因および環境的要因ウィンドウ228内の環境的要因をさらに識別する。個人的要因とは、個人に固有であり、被験者の免疫系に影響を及ぼしうる要因である。個人的要因には、薬の投与、ハイキング、睡眠などの個人が関わる活動のタイプ、および食物摂取を含めることができる。体温、心拍数、および呼吸数などのいくつかの個人的要因は、検出器電子部130の内部に設けられたセンサから取得することができる。その他の個人的要因は、デバイス104によって、またはI/O部分122によって提供することができる。たとえば、携帯型健康状態ユニット102は、睡眠データを取得するために持続気道陽圧(CPAP)デバイスなどのデバイスに動作可能に接続するように構成することができる。
[0046]環境的要因とは、個人に固有ではないが被験者の免疫系に影響を及ぼしうる要因である。環境的要因としては、第1のアレルゲンなどの空気中の汚染物質、気温、湿度な
どが含まれる。必要に応じて、環境的要因には、個人の物理的位置を含めることができる。いくつかの実施形態では、検出器電子部130は、環境的要因を判断するデータを取得するためのセンサを含む。したがって、検出器電子部130は、温度センサ、湿度センサなどを含む。携帯型健康状態ユニット102内のGPSセンサまたは中継局(relay
station)から取得されたデータは、物理的位置データを提供するために使用することができる。
[0047]さまざまな異なる画面を使用して、メモリ126から取得したデータを表示することができる。さらに、特定の画面に選択したデータは、データを表示する様式と共に、異なる適用例のためにカスタマイズすることができる。例を挙げると、この実施形態では、第1のアレルゲンフォルダ210は、日次グラフボタン230をさらに含む。日次グラフボタン230を選択すると、画面240は、図9に示されるように描出される。画面240は、24時間の窓の間の活動を確認するために容易にナビゲート可能なインタフェースを提供するために使用することができる。
[0048]画面240は、ナビゲーション部分242と、データ部分244とを含む。データ部分244は、被験者を識別するための識別情報フィールド246と、データ部分244内のデータに関連する日付を表示するデータフィールド248とを含む。
[0049]データ部分244内の日次の免疫系状況グラフ250は、Th1:Th2の閾値を示す線252を含み、この線より下の場合は、免疫系が健康であると考えられる。24時間の期間にわたる個人の実際の免疫系の健康状態は、健康状態を表す線254によって識別される。グラフ250は、個人の免疫系の健康に影響を及ぼしうる個人的要因および環境的要因の表示をさらに含む。
[0050]要因の性質に応じて、要因は、水平線、垂直線、または帯によってグラフ250に示されてよい。例を挙げると、略水平線256は、個人が曝露される空気の質を表すために使用することができるが、垂直な線258および260はそれぞれ、個人が起床した時刻およびアレルギー注射を受けた時刻を示す。帯262は、個人がリンゴを食べた時間フレームを識別するために使用される。必要に応じて、より多いまたはより少ない個人的要因および環境的要因を、グラフ250上に描出し、免疫系の健康状態に影響を及ぼす顕著な要因をより良く確かめることを可能にすることができる。
[0051]グラフ250に描出されるデータは、要因データベース138内などのメモリ126に保存されたデータから取得することができる。保存したデータは、検出器電子部130によって生成されたデータから、ならびにデバイス104またはI/O部分122のうちの1つまたは複数を介して入力されたデータから取得することができる。例を挙げると、画面240は、編集可能なデータフィールド264および268をさらに含む。編集可能なデータフィールド264および268によって、使用者が、それぞれ個人的要因および環境的要因に関連する情報を追加または修正することができる。たとえば、編集可能なデータフィールド264を選択することによって、使用者は、日付、時刻、および過去に服用したかまたはこれから服用する薬剤の量を入力することができる。
[0052]被験者の習慣およびそれらの習慣が個人の免疫系に及ぼす影響に対する洞察を深めるように、上記で説明した機能に加えて、種々の機能を画面240に組み込むことができる。さらに、バイオマーカモニタリングネットワーク100は、さまざまなシナリオで使用することができる。バイオマーカモニタリングネットワーク100は、通常の活動中にバイオマーカをモニタリングして個人の免疫系の洞察を提供することに加えて、公式と非公式のどちらでも試験を行う際に使用することができる。webアプリケーション106およびモバイルアプリケーション108などのアプリケーションにデバイス104
通してアクセスし、デバイス104とデータを共有できることによって、携帯型健康状態ユニット102を装着する個人により、またはデバイス104を通してデータにアクセスする研究者により、さまざまな異なる仮説を検査することが可能になる。携帯型健康状態ユニット102は、治療を行う医師によって、処方した薬剤に対する個人の反応を追跡するためにさらに使用することができる。
[0053]携帯型健康状態ユニット102から取得したデータは、他の個人に結び付けられた他の携帯型健康状態ユニット102からのデータと統合して、いくつかの異なる機能を提供することもできる。たとえば、患者固有のデータを削除すると、統合したデータを、一般社会のメンバーにとってアクセス可能にすることができる。したがって、ある場所に移動する前に、花粉などの特定のアレルゲンに反応することが分かっている個人は、統合したデータを保存するデータベースにアクセスして、その時点でその場所にいる個人のバイオマーカに基づいて、そのアレルゲンがその場所で関心事であるかどうかを判断することができる。
[0054]本発明を図面に示しおよび前述の説明で説明してきたが、このような図示および説明は例示的なものであり、その特性を制限するものではないと見なすべきである。好ましい実施形態のみが提示されていること、ならびに本発明の趣旨内に含まれるあらゆる変更形態、修正形態、およびさらなる適用例が保護されることが望ましいことを理解されたい。
(参考発明1)
バイオマーカモニタリングシステムにおいて、
通信ネットワークと、
前記通信ネットワークとの通信リンクを形成するように構成された携帯型健康状態デバイスであって、
生体試料内で少なくとも1つのバイオマーカを検出するように構成された検出器、
第1のメモリ、
前記第1のメモリに保存された複数のプログラム命令、および
前記第1のメモリに動作可能に接続され、前記プログラム命令を実行して前記生体試料内での前記少なくとも1つのバイオマーカの検出に基づいて健康状態データを生成するように構成された処理回路
を含む携帯型健康状態デバイスと、
前記通信ネットワークに動作可能に接続され、前記健康状態データを描出するように構成されたリモートユーザインタフェースと
を備えたシステム。
(参考発明2)
前記携帯型健康状態デバイスは携帯型ユーザインタフェースを含み、前記処理回路は、前記プログラム命令を実行して前記携帯型ユーザインタフェースにより前記健康状態データを描出するようにさらに構成された、参考発明1に記載のシステム。
(参考発明3)
前記健康状態データは定量的データを含む、参考発明2に記載のシステム。
(参考発明4)
前記第1のメモリから離れた第2のメモリをさらに備え、前記第2のメモリは前記通信ネットワークに動作可能に接続され、前記リモートユーザインタフェースは、前記第2のメモリに保存された健康状態データを描出する、参考発明1に記載のシステム。
(参考発明5)
前記少なくとも1つのバイオマーカは、
Tヘルパー1細胞に関連する少なくとも1つの第1のバイオマーカと、
Tヘルパー2細胞に関連する少なくとも1つの第2のバイオマーカと、
制御性T細胞に関連する少なくとも1つの第3のバイオマーカと
を含む、参考発明1に記載のシステム。
(参考発明6)
前記少なくとも1つの第1のバイオマーカおよび前記少なくとも1つの第2のバイオマーカのそれぞれは、サイトカイン、ケモカイン、メタロプロテイナーゼ、毒性バイオマーカ、または抗原を含む、参考発明5に記載のシステム。
(参考発明7)
前記健康状態データは、前記生体試料内の前記Tヘルパー1細胞および前記Tヘルパー2細胞の相対量に関連する、参考発明5に記載のシステム。
(参考発明8)
前記描出される健康状態データは、ある期間にわたっての前記Tヘルパー1細胞および前記Tヘルパー2細胞の相対量の描写を含む、参考発明7に記載のシステム。
(参考発明9)
前記健康状態データは、
前記期間にわたる個人的要因の描写、または
前記期間中の環境的要因の描写
のうちの1つまたは複数をさらに含む、参考発明8に記載のシステム。
(参考発明10)
前記個人的要因は、
睡眠期間、
薬剤、または
消費
のうちの1つまたは複数を含む、参考発明9に記載のシステム。
(参考発明11)
前記環境的要因は、
場所、
環境条件、または
活動
のうちの1つまたは複数を含む、参考発明9に記載のシステム。
(参考発明12)
バイオマーカモニタリングシステムにおいて、
通信ネットワークと、
前記通信ネットワークに動作可能に接続可能で、生体試料内の少なくとも1つのバイオマーカを検出するように構成された、装着可能な検出器デバイスと、
前記通信ネットワークに動作可能に接続されたメモリと、
前記メモリに保存された複数のプログラム命令と、
前記通信ネットワークに動作可能に接続され、前記プログラム命令を実行して、前記生体試料内での前記少なくとも1つのバイオマーカの検出に基づいて免疫系の状態を示す健康状態データを生成するように構成された処理回路と、
前記健康状態データを描出するための前記処理回路に動作可能に接続されたユーザインタフェースと
を備えたシステム。
(参考発明13)
前記装着可能な検出器デバイスは、前記処理回路と、前記ユーザインタフェースとを含む、参考発明12に記載のシステム。
(参考発明14)
前記少なくとも1つのバイオマーカは、
Tヘルパー1細胞に関連する少なくとも1つの第1のバイオマーカと、
Tヘルパー2細胞に関連する少なくとも1つの第2のバイオマーカと
を含む、参考発明12に記載のシステム。
(参考発明15)
前記少なくとも1つの第1のバイオマーカおよび前記少なくとも1つの第2のバイオマーカのそれぞれは、サイトカイン、ケモカイン、メタロプロテイナーゼ、毒性バイオマーカ、または抗原を含む、参考発明14に記載のシステム。
(参考発明16)
前記健康状態データは、前記生体試料内の前記Tヘルパー1細胞および前記Tヘルパー2細胞の相対量に関連する、参考発明15に記載のシステム。
(参考発明17)
前記処理回路は、前記プログラム命令を実行して、
前記生物学的データに基づく第1のデータを描出し、
個人的要因または環境的要因のどちらかに基づく第2のデータを描出するようにさらに構成された、参考発明12に記載のシステム。
(参考発明18)
前記処理回路は、前記プログラム命令を実行して、
個人の睡眠期間、
個人が服用する薬剤、および
個人によるある物質の消費からなるグループのうちの1つまたは複数に基づく第1のデータを描出するようにさらに構成された、参考発明17に記載のシステム。
(参考発明19)
前記処理回路は、前記プログラム命令を実行して、
個人の場所、
個人を取り巻く環境条件、および
個人の活動
からなるグループのうちの1つまたは複数に基づく前記第2のデータを描出するようにさらに構成された、参考発明17に記載のシステム。
(参考発明20)
前記処理回路は、前記プログラム命令を実行して、
前記生物学的データに基づく第1のデータを描出し、
個人的要因および環境的要因に基づく第2のデータを描出するようにさらに構成された、参考発明17に記載のシステム。

Claims (11)

  1. バイオマーカモニタリングシステムにおいて、
    通信ネットワークと、
    前記通信ネットワークとの通信リンクを形成するように構成された携帯型健康状態デバイスであって、
    生体試料内で少なくとも1つのバイオマーカを検出するように構成された検出器、
    第1のメモリ、
    前記第1のメモリに保存された複数のプログラム命令、および
    前記第1のメモリに動作可能に接続され、前記プログラム命令を実行して前記生体試料内での前記少なくとも1つのバイオマーカの検出に基づいて健康状態データをある期間にわたって生成するように構成された処理回路
    を含む携帯型健康状態デバイスと、
    前記通信ネットワークに動作可能に接続され、前記健康状態データを描出するように構成されたリモートユーザインタフェースであって、描出された前記健康状態データは、前記期間中の前記少なくとも1つのバイオマーカに関連する変化を、前記期間中の個人的要因の変化の描写及び前記期間中の環境的要因の変化の描写の1つまたは複数とともに描写し、前記少なくとも1つのバイオマーカは、Tヘルパー1細胞、Tヘルパー2細胞、及び制御性T細胞に関連する、リモートユーザインタフェース
    を備えたシステム。
  2. 前記携帯型健康状態デバイスは携帯型ユーザインタフェースを含み、前記処理回路は、前記プログラム命令を実行して前記携帯型ユーザインタフェースにより前記健康状態データを描出するようにさらに構成された、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記健康状態データは定量的データを含む、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記第1のメモリから離れた第2のメモリをさらに備え、前記第2のメモリは前記通信ネットワークに動作可能に接続され、前記リモートユーザインタフェースは、前記第2のメモリに保存された健康状態データを描出する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記少なくとも1つのバイオマーカは、
    Tヘルパー1細胞に関連する少なくとも1つの第1のバイオマーカと、
    Tヘルパー2細胞に関連する少なくとも1つの第2のバイオマーカと、
    制御性T細胞に関連する少なくとも1つの第3のバイオマーカと
    を含む、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記少なくとも1つの第1のバイオマーカおよび前記少なくとも1つの第2のバイオマーカのそれぞれは、サイトカイン、ケモカイン、メタロプロテイナーゼ、毒性バイオマーカ、または抗原を含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記健康状態データは、前記生体試料内の前記Tヘルパー1細胞および前記Tヘルパー2細胞の相対量に関連する、請求項5に記載のシステム。
  8. 前記描写された前記少なくとも1つのバイオマーカに関連する変化は、前記期間中の前記Tヘルパー1細胞および前記Tヘルパー2細胞の相対量の描写を含む、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記健康状態データは、前記期間中の前記個人的要因の変化の描写及び前記期間中の前記環境的要因の変化の描写の両方を含む、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記個人的要因は、
    睡眠期間、
    薬剤、または
    消費
    のうちの1つまたは複数を含む、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記環境的要因は、
    場所、
    環境条件、または
    活動
    のうちの1つまたは複数を含む、請求項9に記載のシステム。
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