JP6128504B1 - バイタルデータ計測機能を有したメガネ - Google Patents

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Abstract

軽くて丈夫であり、かつ炭素材が放射する遠赤外線による血流促進効果の確認を迅速に行える、バイタルデータ計測機能を有したメガネを提供する。メガネ10は、炭素繊維強化炭素複合素材で構成したテンプル11と、テンプル11の耳側端部11cに設けた血流センサー20aを含んだ生体情報計測センサー20と、生体情報計測センサー20で検知した生体情報を収集して、記憶するデータ処理部21とを備えている。

Description

本発明は、生体情報計測センサーで生体情報を収集できるようにした、バイタルデータ計測機能を有したメガネに関する。
従来、健康増進器具として、ネックレスや時計バンドなどの装身具を炭素材で形成し、炭素材の遠赤外線の放射による健康増進を図ったものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この種の健康増進器具は、炭素材から発せられる遠赤外線を身体の深部に放射して加温することで、血流を改善するなどの効果を狙ったものであり、また、遠赤外線効果の高い炭素材として、高密度で整った結晶構造となる等方性炭素材も知られている。また、炭素材からはα波が発生し、それにより疲れを緩和することも知られている。
特開2008−200491号公報
しかしながら、このような健康増進器具を用いても、その器具を装着した者が、どの程度の効果があるのかを定量的に確認することができず、また、定量的に計測した生体情報を一定期間計測し記憶させて、診断に使用することはできなかった。
また、このような炭素材をメガネに適用する場合、皮膚に触れるテンプルを炭素材で構成することが想定できるが、メガネは昼間、常時身に付けているものであるから、軽くて着用しやすく、かつ丈夫なものが求められる。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、軽くて丈夫であり、かつメガネを炭素材で構成することで、炭素材が放射する遠赤外線による血流促進効果が得られ、表示部などで定量的に迅速に確認できる、バイタルデータ計測機能を有したメガネを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のバイタルデータ計測機能を有したメガネ(以下、たんに「メガネ」という)は、炭素繊維強化炭素複合素材で構成したテンプルと、テンプルの耳側端部に設けた血流センサーを含んだ生体情報計測センサーと、生体情報計測センサーで検知した生体情報を収集して、記憶するデータ処理部とを備えており、鼻パッドおよび/またはテンプルの皮膚に接触する部分に、結晶構造がランダムに配向した等方性炭素材と、熱伝導率が1700W/(mK)のグラファイトとのうちの少なくとも一方を添設したことを特徴とする。
(削除)
更に、本発明は、上記等方性炭素材、上記グラファイトを通電加熱するための通電加熱制御部を備えた構成としてもよい。
(削除)
更に、本発明は、データ処理部において収集、記憶した生体情報を外部の情報処理機器に通信伝送するための無線通信接続部を更に備えた構成としてもよい。
更に、本発明は、生体情報計測センサーが、血流音を検知する血流音センサーで構成されたものとしてもよい。
更に、本発明は、無線通信機能を備えたGPS計測手段を更に備えた構成としてもよい。
更に、本発明は、テンプル、鼻パッドのうち炭素材で形成された表面に、DLC処理、イオンプレーティング処理による配色された被膜を有したものとしてもよい。ここで、炭素材としては、炭素繊維強化炭素複合材、結晶構造がランダムに配向した等方性炭素材、熱伝導率が1700W/(mK)のグラファイトが含まれる。
本発明によれば、生体情報計測センサーとデータ処理部を備えているため、装着時に、生体情報計測センサーにより検出した生体情報を計測し記憶保持でき、本体ケースの表示部に、計測した生体情報を定量的に表示して確認できる。また、テンプルが炭素繊維強化炭素複合材料で構成されているため、テンプルを軽くでき、テンプルの強度を高くすることもでき、メガネを丈夫で使いやすいものとすることができる。
た、本発明によれば、メガネを装着している際には、テンプルや鼻パッドに設けた、結晶構造がランダムに配向した等方性炭素材が人体の体温で加熱され、人体の組織と共鳴して、遠赤外線を放射するので、人体の深奥部を加熱して、血流促進効果を高めることができる。また、炭素材が放射するα波により脳の疲れや眼精疲労を緩和することもできる。さらに、上記等方性炭素材や上記グラファイトを設けたものによれば、その高熱伝導性により、より迅速な人体の加温を行うことができる。
更に他の本発明によれば、通電加熱制御部を設けて上記等方性炭素材や上記グラファイトを通電加熱できる構成にしているので、メガネを人体の温度よりも高い温度に加熱でき、それにより人体に有益な遠赤外線を効率よく放射して、血行増進効果を向上することができる。
(削除)
更に他の本発明によれば、無線通信接続部を備えているので、データ処理部で収集し記憶した生体情報をパソコンやスマートフォン、タブレット端末などに送信でき、それらの情報処理機器で、専用のアプリやプログラムを用いて種々の診断を行うことができる。
更に他の本発明によれば、生体情報計測センサーとして、血流音をモニタリングするだけの血流音センサーが設けてあるため、血流音を計測することで、血流の流れ具合や血管の血栓によるつまり具合が判断できる。
更に他の本発明によれば、無線通信機能を備えたGPS計測手段を更に備えているため、徘徊癖のある痴呆患者や要介護者、独居老人などの位置情報をGPS機能を用いて検索することができる。
更に他の本発明によれば、テンプルや鼻パッドの表面に配色処理がなされているので、使用者の趣味などに合わせてメガネの外観意匠を特定して、ファッション性を高めることができる。
(a)は本発明の一実施形態に係るメガネの斜視図、(b)は同メガネの正面やや上方から見た斜視図である。 メガネの着用状態を示した側面図である。 メガネの内部構成を示すブロック図である。 血流データ計測収集のフローチャートである。 計測された血流データのグラフ表示の概念図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るメガネについて、添付図面を参照して説明する。
まず、メガネ10の概略基本構成について説明する。
このメガネ10は、炭素繊維強化炭素複合素材で構成したテンプル11と、テンプル11の耳側端部11cに設けた血流センサーを含んだ生体情報計測センサー20と、生体情報計測センサー20で検知した生体情報を収集して、記憶するデータ処理部21とを備えた、バイタルデータ計測機能を有したメガネである。テンプル11および鼻パッド14は、皮膚に接触する部分の少なくとも一部に結晶構造がランダムに配向し高密度に整った等方性炭素材(以下、等方性高密度炭素材という)が添設されている。
ついで、メガネ10の詳細な構成および動作について説明する。
このメガネ10は、レンズ13と、レンズフレーム12と、レンズフレーム12に取り付けた鼻パッド14と、テンプル11とを備えている。レンズフレーム13とテンプル11とは蝶番(図示省略)により折り畳みできるようになっている。また、テンプル11はツル本体11aと耳掛け部11bとを有している。
メガネ10は、レンズ13なしのメガネであってもよい。レンズ13は、度入り、度なしのいずれでもよく、サングラスでもよい。さらに、通信機能、健康増進機能、動画・音楽視聴機能などを備えたメガネ型のウェアラブル端末であってもよい。
テンプル11は、図1(a)(b)、特に図2に示すように、耳掛け部11bの開放端部である耳側端部11cが耳の付け根の後ろがわまで延びた形状とされる。これらの図に例示したものは、耳側端部11cが耳の付け根、特に本実施形態のものは耳たぶの後ろがわのやや下方まで延びている。この耳側端部11cは略円盤状に平たく形成されており、その皮膚接触がわの面に血流センサー20aが取り付けてある。このメガネ10を着用したときには、血流センサー20aはテンプル11の弾性力で押圧され、皮膚にしっかりと接触するようになっている。
上記構成部のうち、テンプル11の皮膚に接触する面と鼻パッド14とが炭素材で形成されている。なお、それら各部の全体が炭素材で成形されていてもよいが、皮膚接触部位の一部だけが炭素材で成形されたものでもよい。テンプル11を構成するツル本体11aおよび耳掛け部11bの一方のみが炭素材を含んだものであってもよい。
テンプル11を形成した炭素材は、上述したように、炭素繊維強化炭素複合材料(以下、CCコンポジットという)とされ、このCCコンポジットに等方性高密度炭素材の薄膜が貼り付けられている。
また、等方性高密度炭素材に代えてあるいは加えて、炭素材として熱伝導率が特に高い、熱伝導率が1700W/(mK)のグラファイト(以下、超高熱伝導グラファイトという)を設けてもよい。
テンプル11の表面には、DLC処理、イオンプレーティング処理を施すことで、外側から視認できる表面に玉虫色、単色、艶消しの黒色などの高級感のある配色処理をすることが可能となり、炭素材の表面処理によって配色することで、ファッション性を高めることができる。
CCコンポジットは、炭素を炭素繊維で強化したもので、たとえば繊維強化複合材である炭素繊維強化プラスチックを熱処理し、母材のプラスチックを炭化させて作ることができる。このCCコンポジットは、炭素繊維強化プラスチック、ガラス繊維強化プラスチックなどに比べて、軽量で高強度などのすぐれた特性があるので、テンプル11の厚みを薄くできる。このCCコンポジットは、等方性高密度炭素材と比較して、強度が高く、たわみにくく、磨耗しにくく、割れ・欠けが発生しにくいので、テンプル11の材料に適しており、製品の寿命が長く、省エネに繋がり環境にも優しい。
また、CCコンポジットは高い熱伝導性を有しているので、人体の体温を伝えるのに適しており、生体親和性もよいが、CCコンポジットに添設される等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトは、さらに熱伝導性が高い。
等方性高密度炭素材は、つぎのように生成される。まず、黒鉛、竹炭などの炭化物の粒子状の炭素材料にフェノール系接着剤、ピッチ又はタールなどのバインダを5重量%程度加えて、弾性を有する型(たとえば、ゴム製の型)に充填する。そして、その型をシールし、圧力容器内に水没させて圧力媒体である水で加圧する。こうすれば、炭素材料は全方向より等圧的に加圧されるので、ランダムに配向し等方性(異方比1.0〜1.1)の塊が生成される。その後、型から取り出した炭素材料の塊を酸素を欠乏させた状態で加熱し、最終的には2000〜3000℃程度で焼成する。焼成の途中、フェノール成分、ピッチ又はタールは昇温途中の約1200℃程度で揮発するので、炭素材料は結晶化(黒鉛化)し、高密度で整った結晶構造となる。
これらの炭素材は、特に等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトは、上述したように熱伝導率が高く、外部の熱や光などの形で吸収したエネルギーにより多量の遠赤外線を放射する素材である。また、これらの炭素材は腐食のおそれもなく、人体を形成する有機物の構成物質と同じであるため、生体親和性がよく、人体への安全性も高く、金属アレルギーの心配もない。
人体は、身体組成の60%は水分、25%は炭素であり、36.5℃の平均体温で常に10ミクロンの遠赤外線を放射しているので、人体の皮膚に等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトが触れると、人体が遠赤外線を吸収して加温される。すなわち、等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトと、人との間で同じ波長の遠赤外線を放射し合って炭素材は約36.5℃を維持する一方で身体の中では水分子が激しく衝突して、この振動が運動エネルギーとなって、熱に変換され身体が加温される。
その結果、遠赤外線が皮下組織や血管などに作用して血流が改善されるが、本発明者によれば、抹消、中枢の血流に15%の上昇効果があることが確認されている。また、これらの炭素材は、α波を発生して、身体を癒し健康増進に寄与する。
また、テンプル11はCCコンポジットが主材料となっているため、テンプル11を軽量で高強度に形成できる。テンプル11が軽量であるためメガネ10の取り扱いがしやすく、かつテンプル11は高強度であるため傷つきにくい。したがって、たとえば、スポーツ用のメガネ10として適している。また、炭素材は導電性があるため静電気の発生を緩和することができる。
なお、テンプル11の内側全面に等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトを設けることが遠赤外線効果を高めるうえで望ましいが、一部であってもよい。テンプル11の一部に等方性高密度炭素材、超高熱伝導グラファイトを設けたものでも、CCコンポジットが皮膚に接触するので、CCコンポジットによる遠赤外線効果が得られる。
また、鼻パッド14の皮膚に接触する部分にも等方性高密度炭素材を用いれば、高い血流増進効果が得られ、眼精疲労の回復に有益である。鼻パッド14はテンプル11にくらべ体積が小さく、皮膚への接触面積も小さく、使用する炭素材の量が少ないため、軽量化、高強度化を考慮する必要性は低い。そのため、軽量を特徴としたCCコンポジットを含んだ材料としなくてもよい。
本メガネ10は、このように人体が炭素材で温められ、血流が促進されることを、迅速にかつ具体的に確認できるようになっており、そのためにメガネ10は、図1(a)等に示すように耳側端部11cの皮膚接触部に、血流センサー20aが取り付けられている。
この血流センサー20aは、血流音を入力するマイクロフォン素子(血流音センサー)で構成されている。入力した血流音は、後述するデータ処理部21でノイズを除去され、デジタルデータとして記憶される。血流音センサーによる血流音のモニタリングは雑音の除去などの処理が必須となるが、メガネ10の構成が簡易となる。
また、血流センサー20aとしては、皮膚透過率の高いレーザ光を発するレーザダイオードと、端面入射型フォトダイオードとを同一基板上に集積したセンサーチップを用いてもよい。このセンサーは、レーザダイオードからのレーザ光を皮膚下に照射し、静止組織である皮膚面から反射された後方散乱光と、移動組織である毛細血管内で反射してきたレーザ光とのドップラシフト量を検出して血液の流速と流量を検出する血流計アルゴリズムを用いて分析を行う構成となっているが、超音波式や電磁式など他方式の血流センサーを用いてもよい。
特に本メガネ10は、血流センサー20aがテンプルの耳たぶの後ろがわまで延びた耳側端部11cに取り付けてあるので(図2参照)、動脈が2つに分かれる分岐点での血流、血流音を測定することができる。
また、本メガネ10に、生体情報計測センサー20として、歩行検知用センサー、体脂肪センサーなどを設けて、他の身体データを収集するようにしてもよい。さらに、種々の健康増進機能を有したメガネ型のウェアラブル端末を採用して、血流データとともに他の身体データを収集、保存、転送を行うようにしてもよい。
生体情報計測センサー20として備えた血流センサー20aは、血液の流速、流量、血流音などを検出する。生体情報計測センサー20は、電池などの電源によって電力が供給され、駆動するようになっているので、電池や充電可能な2次電池モジュールから電源を供給するように構成すればよい。
ついで、図3にもとづいて、血流センサー20aを含む本メガネ10の内部基本構成について説明する。
メガネ10は、操作部22と、血流センサー20aのデータ収集など種々のデータ処理をするデータ処理部21と、血流データの表示を行う表示部23と、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などの外部の情報処理機器31と通信接続するための無線通信接続部24と、電源部25と、データが保存される記憶部26と、CCコンポジットや等方性高密度炭素材に通電して加熱する通電加熱制御部27と、GPS計測手段28とを備えている。
データ処理部21はテンプル11に埋め込んだ回路基板に搭載されており、CPUおよびプログラムなどよりなり、血流センサー20aで検出した血流データの記憶部26への収集、保存を行う。また、データ処理部21は、操作部22の操作による各部の指示、制御などを行う制御部としても動作する。さらに、表示部23への表示データの編集や、後述する無線通信接続部24へのデータ送出、通電加熱制御部27、GPS計測手段28の駆動制御なども行う。
無線通信接続部24および記憶部26も、上記回路基板に搭載されている。また、電源部25は、他方のテンプル11に内蔵した小型バッテリよりなる。また、補助電源として、室内光でも充電できるソーラーパネルを装着してもよい。
通電加熱制御部27は、電極および電池電源を有し、テンプル11の等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトを通電加熱するようになっている。通電加熱制御部27で等方性高密度炭素材や超高熱伝導グラファイトに通電し、人体の温度よりも高い温度に加熱することで、更に、人体に有益な遠赤外線を効率よく放射し、人体を加温することができる。冬場など環境温度が低い場合にも、人体を温めて、冷えを抑制できる。
操作部22および表示部23は、メガネ本体に設けてもよいが、メガネ本体に有線または無線で接続されたコントローラに設ければ、操作しやすく、表示も見やすい。また、メガネ型のウェアラブル端末などで用いられる、ハーフミラーを埋め込んだ透過型ディスプレイで表示部23を構成してもよい。
また、メガネ型のウェアラブル端末を使用する場合、カメラ、加速度、磁気、照度、方向、ジャイロスコープなどの各種センサーを内蔵してもよいし、音声認識デバイスとしてマイクや骨伝導スピーカを内蔵してもよい。
操作部22では、血流データを収集するための操作ができるようになっている。また、収集したデータをグラフ表示するための操作など、表示部23に対する操作ができるもの望ましい。
表示部23としては、上述した透過型ディスプレイで構成したものが望ましい。この表示部23には、収集した血流データのグラフ表示(図5参照)ができるようになっている。
GPS計測手段28は、人工衛星により現在地を測定するシステムであり、無線通信機能を備えており、メガネ10の利用者の現在地が表示部23に地図表示されるようになっている。
無線通信接続部24は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などの情報処理機器31、31と接続してデータ送受信のための通信制御を行う。USBコネクタなどによる有線接続でもよいが、ブルートゥース(登録商標)、赤外線などの無線接続が望ましい。もちろんWi−Fiを利用してもよい。
血流センサー20aによるデータ測定および収集は、たとえば図4のフローチャートに示すような動作によりなされる。
操作部22で血流データの測定および収集の機能の開始操作がされると、5分ごとのN回の血流データ収集が開始される。開始操作(S100)がされると、データ処理部21(制御部)はまず血流センサー20aを駆動し(S101)、次の動作(S102〜S108)をN回繰り返す。
制御部は血流センサー20aに血流を検出させ、検出した血流データを入力する(S103)。血流検出を複数回リトライさせ、入力した血流値の平均をとるようにしてもよい。
制御部は入力した血流データの正常、異常を判定し、それらを表示部23の表示などで報知する(S104〜S106)。たとえば、予め、一般的な正常値の値域データを取得、保存しておき、それとの比較を行い、表示部23へ正常または異常の報知を行うようにすればよい。また、使用者にとっての正常値の値域データを用いてもよい。血流データの収集は血流促進効果を確認するためのものであるから、前回(5分前)のデータと比較して所定の上昇率が得られた場合に正常とし、そうでない場合に異常を報知する。
そして、収集したデータを記憶部26に保存する(S107)。
5分ごとに上記処理を繰り返し、N回の処理が終了すれば、血流データ測定および収集の機能を終了する。
こうして収集した血流データは、操作部22の操作により、数値データとして表示部23に表示したり、あるいは、たとえば図5に示したようなグラフ形式で表示部23に表示できるようになっている。
図5のグラフは、5分ごとの折れ線グラフで、縦軸は血流の変化率を表し、横軸は経過時間を表している。図5に示したグラフは、メガネ10を装着していないときの血流データを記憶部26に保存しておき、そのときの血流を1.0(図中の直線N)とし、時間の経過にともなってどの程度の変化があるかを示したグラフである。
以上に説明したように、本メガネ10によれば、等方性高密度炭素材などの炭素材が放射する遠赤外線による血流促進効果を表示部23に表示させて定量的に迅速に確認することができる。
また、本メガネ10を安静時のみならず日常生活において利用することで、血流センサー20aにより、日々の血流促進効果を監視したり、血流データの統計をとったりすることができる。これらにより、無呼吸症候群や不整脈、脳梗塞や心筋梗塞、肺炎などの予防対策にも寄与できる。生体情報の計測は、静止時や運転中に利用できる。また、運動中にモニタリングすることでスポーツ災害も防止できる。
このように、本メガネ10を用いれば、種々の生体情報をウェアラブル計測でき、生体を傷つけることのない理想的な非侵襲診断が可能となる。
また、血流センサー20aで測定した血流データなどの生体情報は、メガネ10の記憶部26に保存、蓄積してもよいが、それに代えて、あるいはそれに加えて、無線通信接続部24を介して、外部の情報処理機器31、31に転送し、保存するようにしてもよい(図3参照)。それらの情報処理機器31、31では、種々のプログラム(アプリ)を用いて、血流データをさまざまなグラフや表で表現すればよく、そうすることで血流データをさまざまな様式で簡易に視覚化することができる。
また、血流データなどの生体情報は、インターネットLを通じて、医療サーバ32のデータベース32aに利用者ごとに紐付けて保存されるようにしてもよい。医療機関において、それらのデータを健康維持や診断に利用することもできる。
さらに、本メガネ10はGPS計測手段を備えているため、自宅のパソコンやスマートフォンのアプリを用いてメガネ10の存在を検索することで、装着者の位置を確認することができる。装着者が徘徊の癖のある痴呆患者や要介護者、独居老人である場合には、他の情報機器で装着者の位置を監視するようにすればよい。たとえば、医療サーバ32と連携させれば、外部の医療機関が、日々の健康管理および身体異常の監視に加えて、患者の現在地の監視を行うこともできる。
また、本メガネ10を複数の利用者で利用できるように、個人認証ができるようにしてもよい。個人認証は、操作部22で入力されたユーザIDによるものでもよいし、他の生体認証手段を備え、それにより判別するものでもよい。生体認証手段としては、たとえば、指紋センサーをテンプル11に組み込んでもよい。
このような個人認証手段を利用して、本メガネ10の使用許可、禁止を判断するようにしてもよい。医療サーバ32に送出する場合は、個人認証による個人識別データを血流データに関連付けて転送するようにすればよい。
10 メガネ
11 テンプル
11a ツル本体
11b 耳掛け部
11c 耳側端部
12 レンズフレーム
13 レンズ
14 鼻パッド
20 血流センサー
21 データ処理部(制御部)
22 操作部
23 表示部
24 無線通信接続部
25 電源部
26 記憶部
31 情報処理機器
32 医療サーバ

Claims (6)

  1. 炭素繊維強化炭素複合素材で構成したテンプルと、該テンプルの耳側端部に設けた血流センサーを含んだ生体情報計測センサーと、前記生体情報計測センサーで検知した生体情報を収集して、記憶するデータ処理部とを備えており、
    鼻パッドおよび/または前記テンプルの皮膚に接触する部分に、結晶構造がランダムに配向した等方性炭素材と、熱伝導率が1700W/(mK)のグラファイトとのうちの少なくとも一方を添設したことを特徴とする、バイタルデータ計測機能を有したメガネ。
  2. 請求項1において、
    前記等方性炭素材、前記グラファイトを通電加熱するための通電加熱制御部を備えている、バイタルデータ計測機能を有したメガネ。
  3. 請求項1または2において、
    前記データ処理部において収集、記憶した生体情報を外部の情報処理機器に通信伝送するための通信接続部を更に備えている、バイタルデータ計測機能を有したメガネ。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記生体情報計測センサーが、血流音を検知する血流音センサーである、バイタルデータ計測機能を有したメガネ。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    無線通信機能を備えたGPS計測手段を更に備えている、バイタルデータ計測機能を有したメガネ。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記テンプル、前記鼻パッドのうち炭素材で形成された表面に、DLC処理、イオンプレーティング処理による配色された被膜を有している、バイタルデータ計測機能を有したメガネ。
JP2016559453A 2015-07-29 2015-07-29 バイタルデータ計測機能を有したメガネ Expired - Fee Related JP6128504B1 (ja)

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