JP6128383B2 - 3次元画像解析表示制御装置および方法並びにプログラム - Google Patents

3次元画像解析表示制御装置および方法並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、3次元画像の解析結果を表示させる3次元画像解析表示制御装置および方法並びにプログラムに関するものである。
近年、CT(Computed Tomography)装置やMRI装置(Magnetic Resonance Imaging)装置などのモダリティによって撮影された3次元画像に対して3次元画像解析を行い、心臓、大腸、気管支および血管などを抽出し、その抽出した臓器などを3次元画像解析結果として表示して画像診断に用いることが行われている。
ここで、上述した3次元画像を解析して3次元画像解析結果を取得する際には、3次元画像の含まれる全ての臓器や骨部などについて3次元画像解析を行うことが望ましい。
しかしながら、3次元画像解析結果をモニタに表示する際、撮影された3次元画像に含まれる全ての臓器や骨部などを抽出して表示するようにしたのでは、モニタの表示画面内に収めることができない。また、全ての臓器などの3次元画像解析を行うようにしたのでは膨大な解析時間を要するとともに、医師によって観察すべき3次元画像解析結果の量も膨大になるため医師に対して過度に負担をかけることになる。
そこで、特許文献1に記載されているように、たとえば医師の識別情報に基づいて表示対象の3次元解析結果の内容を限定したり、今回の診断の対象である臓器などに限定して表示させることが考えられる。
特開2010−264234号公報 特開2013−013744号公報 特開2007−275312号公報 特開2009−82452号公報
しかしながら、上述したように今回の診断対象の臓器に限定して3次元画像解析結果を表示させるようにしたのでは、たとえば今回の診断対象が肺である場合、肺のみの3次元画像解析結果を表示させることになるが、肺だけではなく心臓も同時に罹患している場合があり、その心臓の疾患を見逃してしまうおそれがある。
特許文献2には、入力された診断情報に基づいて3次元画像に対して施されるボリュームレンダリングのパラメータを設定することが開示されているが、上述したような疾患の見逃しを防止するような3次元画像解析結果の表示方法については何も開示されていない。
また、特許文献3および特許文献4には、3次元画像に付帯された検査部位や検査目的などに基づいて3次元画像の解析プロトコルを自動的に決定し、その解析プロトコルに基づいて3次元画像解析を行うことが開示されているが、これらの文献にも疾患の見逃しを防止するような3次元画像解析結果の表示方法については何も開示されていない。
本発明は、上記事情に鑑み、3次元画像の解析結果を表示させる際、表示対象の臓器などを限定することができるとともに、疾患の見逃しを防止することができる3次元画像解析表示制御装置および方法並びにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の3次元画像解析表示制御装置は、被検者の複数の検査項目の検査データを取得する検査データ取得部と、検査データ取得部によって取得された複数の検査項目の検査データに基づいて異常値を有する検査データの検査項目を抽出し、その抽出した検査項目に基づいて注目対象を特定する注目対象特定部と、注目対象特定部によって特定された注目対象の3次元画像を取得し、その3次元画像の解析を行う3次元画像解析部と、3次元画像解析部における解析結果を表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の3次元画像解析表示制御装置においては、注目対象特定部において複数の注目対象が特定された場合に、その複数の注目対象に対して優先順位を設定する優先順位設定部を設け、表示制御部を、優先順位が高い注目対象の3次元画像の解析結果から順に表示させるものとできる。
また、優先順位設定部を、上記抽出した検査項目の重篤度を評価し、その評価した重篤度に基づいて優先順位を設定するものとできる。
また、3次元画像解析部を、上記解析結果が表示される表示欄の表示上限数に基づいて、優先順位が高い注目対象の3次元画像から順に3次元画像解析を行うものとできる。
また、3次元画像解析部を、検査データを取得する際に撮影された3次元画像よりも過去に撮影された注目対象の3次元画像を取得し、その3次元画像の解析を行うものとできる。
また、表示制御部を、複数の臓器または骨部を含む画像を表示させるものとし、かつその画像内に含まれる臓器または骨部のうち、過去に3次元画像解析を行っていないものに対して指標を付与して表示させるものとできる。
また、表示制御部を、注目対象特定部によって少なくとも1つの注目対象が特定された場合に、その旨を示すメッセージを表示させるものとできる。
また、表示制御部を、上記メッセージが表示された後、注目対象の解析結果の表示の指示が受け付けられた際に、注目対象の解析結果を表示するものとできる。
また、注目対象特定部を、異常値を有する検査データの検査項目と注目対象とを対応付けたテーブルを備えたものとできる。
本発明の3次元画像解析表示制御方法は、被検者の複数の検査項目の検査データを取得し、その取得した複数の検査項目の検査データに基づいて異常値を有する検査データの検査項目を抽出し、その抽出した検査項目に基づいて注目対象を特定し、その特定した注目対象の3次元画像を取得し、その3次元画像の解析を行い、その3次元画像の解析結果を表示させることを特徴とする。
本発明の3次元画像解析表示制御プログラムは、コンピュータを、被検者の複数の検査項目の検査データを取得する検査データ取得部と、検査データ取得部によって取得された複数の検査項目の検査データに基づいて異常値を有する検査データの検査項目を抽出し、その抽出した検査項目に基づいて注目対象を特定する注目対象特定部と、注目対象特定部によって特定された注目対象の3次元画像を取得し、その3次元画像の解析を行う3次元画像解析部と、3次元画像解析部における解析結果を表示させる表示制御部として機能させることを特徴とする。
本発明の3次元画像解析表示制御装置および方法並びにプログラムによれば、被検者の複数の検査項目の検査データを取得し、その取得した複数の検査項目の検査データに基づいて異常値を有する検査データの検査項目を抽出し、その抽出した検査項目に基づいて注目対象を特定し、その特定した注目対象の3次元画像の解析を行ってその解析結果を表示させるようにしたので、3次元画像解析の対象を注目対象の臓器などに限定することができるとともに、検査データに基づいて注目対象を特定しているので疾患の見逃しを防止することができる。
本発明の3次元画像解析表示制御装置の一実施形態を用いた診療情報表示システムの概略構成を示すブロック図 異常検査項目と注目対象とを対応づけたテーブルの一例を示す図 3次元画像解析の処理対象と3次元画像解析の内容とを対応づけたテーブルの一例を示す図 目的対象が肺の場合における3次元画像解析結果の表示例を示す図 本発明の3次元画像解析表示制御装置の一実施形態を用いた診療情報表示システムの作用を説明するためのフローチャート 注目対象として心臓が特定された場合における3次元画像解析結果の表示例を示す図 複数の注目対象が特定された場合の3次元画像解析結果の表示例を示す図 複数の注目対象が特定された場合の3次元画像解析結果の表示例を示す図
以下、本発明の3次元画像解析表示制御装置および方法並びにプログラムの一実施形態を用いた診療情報表示システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態の診療情報表示システム1の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の診療情報表示システム1は、図1に示すように、診療情報表示制御装置10と、診療科端末20と、電子カルテシステム30と、検査部門システム40と、画像診断システム50とを備えている。
まず、診療情報表示制御装置10について説明する。なお、診療情報表示制御装置10は、本発明の3次元画像解析表示制御装置の一実施形態を含むものである。
診療情報表示制御装置10は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を受け付け、その患者に関する診療情報を電子カルテシステム30、検査部門システム40および画像診断システム50からそれぞれ収集し、その収集した情報を統合した診療情報表示画面を生成して診療科端末20に表示させるものである。
具体的には、診療情報表示制御装置10は、図1に示すように、診療情報取得部11(検査データ取得部を相当する)と、診療情報記憶部12と、注目対象特定部13と、優先順位設定部14と、3次元画像解析部15と、表示制御部16とを備えている。
診療情報表示制御装置10は、コンピュータに本発明の3次元画像解析表示制御プログラムの一実施形態を含む診療情報表示制御プログラムをインストールしたものである。そして、中央処理装置(CPU)によって上記診療情報表示制御プログラムが実行されることによって上述した診療情報取得部11と、注目対象特定部13と、優先順位設定部14と、3次元画像解析部15と、表示制御部16とが機能する。上記診療情報表示制御プログラムは、CD−ROMなどの記録媒体に記録されたものでもよいし、インターネットを経由してサーバなどからダウンロードしたものでもよい。
診療情報取得部11は、診療科端末20において入力された患者の識別情報に基づいて、その患者の識別情報に紐付けされた診療情報を各サーバから取得するものである。診療情報としては、その患者の名前や年齢や性別などといった基本情報、投薬や点滴の情報、検体検査やバイタルなどの種々の検査データ、および3次元画像などの画像診療情報などがある。
診療情報取得部11は、患者の識別情報に基づいて各サーバから収集した診療情報を一旦、診療情報記憶部12に記憶する。診療情報記憶部12は、ハードディスクなどのストレージデバイスから構成されるものである。
そして、診療情報記憶部12に記憶された診療情報は、必要に応じて診療情報取得部11によって読み出されて表示制御部16に出力され、表示制御部16によって診療科端末20のモニタ上に表示されるが、本実施形態においては、診療情報のうちの3次元画像の解析情報を表示する際、今回の診断対象の臓器や骨部の3次元画像の解析結果のみならず、その他の臓器や骨部などの3次元画像の解析結果も表示するものである。そして、目的対象以外の臓器や骨部の3次元画像の解析結果を表示する際、全ての3次元画像の解析結果を同時に表示するのではなく、特に重要な3次元画像の解析情報を特定し、その特定した3次元画像の解析情報から優先的に表示する。
具体的には、診療情報取得部11によって取得された複数の検査項目の検査データに基づいて、異常値を有する検査データの検査項目を自動的に抽出し、その抽出した検査項目に基づいて罹患していると推定される臓器または骨部を注目対象として自動的に特定し、その注目対象の3次元画像の解析情報を優先的に表示する。なお、3次元画像の解析結果の表示方法については、後で詳述する。
診療情報取得部11によって取得される検査データの検査項目としては、たとえば、心臓に関連する検査項目として、心臓カテーテル検査、血圧、血液中の酸素濃度、心臓が送り出す循環血液量の検査、電気生理学的検査、造影剤を用いた心臓の壁運動および血管の形態を知る造影検査、BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)測定、問診検査、心電図検査、放射線画像診断検査、超音波診断検査などがある。
また、肝臓に関連する検査項目としては、AFPやPIVKA-IIなどといった肝臓癌の腫瘍マーカーの検査などがある。
また、大腸に関連する検査項目としては、CEA、p53抗体、STN、NCC-ST-439などの腫瘍マーカーの検査や、便秘、下痢、腹痛または血便などの問診検査などがある。
また、肺に関連する検査項目としては、呼吸数・肺機能などの肺機能検査がある。また、その他にもいつくかの臓器に共通して関連する検査項目として、尿・便検査、血液検査、各種画像診断検査などがある。血液検査には、肝臓・胆のう・脾臓検査、腎機能検査、筋肉関連酵素検査、脂質代謝検査、尿酸代謝検査、電解質検査、血球算定検査、炎症反応検査、血糖検査、甲状腺機能検査、がん検査(腫瘍マーカ)などがある。また、尿・便検査には、尿蛋白、尿潜血反応、尿糖、尿沈渣、尿比重、尿ウロビリノーゲン、便潜血反応などがある。
なお、これらの検査項目の検査データは、必ずしも測定データでなくてもよく、異常の有無を示すデータや画像に表れた陰影の悪性度をあらわす指標値など、検査に基づいて医師などによって入力されるデータでもよい。
3次元画像としては、たとえばCT装置やMRI装置によって撮影されたスライスデータから構成されるボリュームデータや、超音波撮影装置によって撮影された断層画像から構成されるボリュームデータなどがある。
注目対象特定部13は、上述したような複数の検査項目の検査データを取得し、異常値を有する検査データの検査項目を自動的に抽出し、その抽出した検査項目に基づいて、罹患していると推定される臓器または骨部を自動的に特定するものである。
異常値を有する検査項目の抽出については、たとえば注目対象特定部13に、検査データの異常値範囲を予め設定しておき、その設定された異常値範囲内の検査データを有する検査項目を抽出する。また、検査データが測定データではなく、異常の有無を示すデータである場合には、異常有りのデータを有する検査項目を抽出し、また、上述した画像内の陰影の悪性度の指標値を有する検査項目などを抽出する。
そして、注目対象特定部13には、図2に示すような異常値を有する検査項目と、罹患していると推定される臓器または骨部とを対応付けたテーブルが予め設定されており、注目対象特定部13は、上述したようにして抽出した異常値を有する検査項目に基づいて、図2に示すテーブルを参照することによって注目対象を特定する。
異常値を有する検査項目と注目対象との対応付けについては、図2に示すように、異常検査項目と臓器または骨部とを一対一で対応づけるようにしてもよいし、複数の異常検査項目と1つの臓器または骨部とを対応づけるようにしてもよい。このように複数の異常検査項目と1つの臓器または骨部とを対応づける場合には、複数の異常検査項目の全てが抽出された場合にその複数の異常検査項目に対応する臓器または骨部を注目対象として特定するようにしてもよいし、複数の異常検査項目のうちの少なくとも1つが抽出された場合に、その抽出された異常検査項目に対応する臓器または骨部を注目対象として特定するようにしてもよい。
異常検査項目に対応する注目対象の例としては、たとえば、上述した心臓カテーテル検査や循環血液量の検査や造影検査などが異常検査項目である場合には、注目対象として心臓が特定される。また、肝臓癌の腫瘍マーカーの検査が異常検査項目である場合には、注目対象として肝臓が特定される。また、CEA、p53抗体、STN、NCC-ST-439などの腫瘍マーカーの検査および便秘、下痢、腹痛または血便などの問診検査が異常検査項目である場合には、注目対象として大腸が特定される。また、肺機能検査や酸素飽和度が異常検査項目である場合には、注目対象として肺が特定される。また、頭部の放射線画像診断の問診結果が骨折であり、異常検査項目として抽出された場合には、注目対象として頭蓋骨が特定される。なお、異常検査項目と注目対象との対応づけは上記のような例に限らず、医学的な見地からその他の種々の対応関係が設定可能である。
また、目的対象や注目対象としては、上述した臓器や骨部に限らず、その他にも頭部の動脈や、頸動脈、脊髄、乳房、胸大動脈、腰椎、腕、脚などがある。
優先順位設定部14は、注目対象特定部13において複数の注目対象が特定された場合、その複数の注目対象に対して優先順位を設定するものである。優先順位の設定方法については、たとえば注目対象に対応する異常検査項目の重篤度を評価し、その重篤度が大きい異常検査項目を有する注目対象ほど優先順位が高くなるように優先順位を設定するようにすればよい。
重篤度の評価方法としては、たとえば異常値の検査データの正常値からのずれ値を取得し、そのずれ値が大きいほど重篤度が大きいものとして評価することができる。または、上述した画像診断などに基づく悪性度の指標値が大きいほど重篤度が大きいものとして評価することができる。また、その他、測定データを取得しない問診などの検査についても、それぞれ重篤度を示す指標値が設定されるものとする。重篤度を評価する際、検査項目の重要度に応じて各検査項目の重篤度の評価値に重みづけを設定するようにしてもよい。この際、疾患との関連性が高い検査項目ほど重みづけを大きくするようにすればよい。また、検査項目毎の重篤度の評価値を医学的な見地などに基づいて正規化するようにしてもよい。
3次元画像解析部15は、今回の診断の目的対象や、注目対象特定部13において特定された注目対象の3次元画像を診療情報取得部11から取得し、その目的対象や注目対象の3次元画像の解析を行うものである。
具体的には、各3次元画像には、DICOM規格によって規定された付帯情報が付与されており、その付帯情報には3次元画像の撮影部位の情報が含まれている。撮影部位とは、腹部、胸部、頭部など1または複数の臓器や骨部を含むものである。
3次元画像解析部15は、その3次元画像の付帯情報を参照することによって目的対象や注目対象が含まれる撮影部位の3次元画像を取得する。なお、臓器や骨部とそれを含む部位との対応関係については予め設定されているものとする。
また、3次元画像の部位の判定については、3次元画像を直接解析することによって行うようにしてもよい。3次元画像の解析により部位を判別する方法としては、テンプレートマッチング、特徴量に基づく識別など種々の方法が知られている。
そして、3次元画像解析部15は、3次元画像に対して目的対象や注目対象の種類に応じた3次元画像解析を行う。3次元画像解析としては、たとえば目的対象や注目対象が心臓である場合には、心臓抽出、冠動脈抽出、CPR(Curved Multi Planer Reconstruction)画像作成などがある。また、目的対象や注目対象が肝臓である場合には、肝臓抽出、肝臓内部の血管の支配領域の抽出などがある。また、目的対象や注目対象が大腸である場合には、大腸領域の抽出、大腸の血管の支配領域の抽出、展開画像作成、伸長断面画像生成などがある。展開画像とは、大腸を直線状に伸長させ、さらに大腸を切り開いて内壁側を展開した画像である。また、伸長断面画像とは、大腸を直線状に伸長させ、大腸を縦切りにしたような画像である。また、目的対象や注目対象が腎臓である場合には、腎臓領域抽出、実腎質の分離などがある。
なお、各臓器や骨部に対応する3次元画像解析の内容については、上述した例に限らず、その他、体表抽出、頭蓋骨抽出、胸部骨抽出、肺野抽出、気管支抽出、心臓左心室抽出、腹部骨抽出、腹部脂肪抽出、異常陰影抽出、心機能解析、血管の形状解析、骨の形状解析、骨の運動解析、脂肪分布評価などがある。なお、これらの3次元画像解析は、それぞれ公知な手法によって実現することができる。
3次元画像解析部15には、図3に示すような処理対象と3次元画像解析の内容とを対応づけたテーブルが予め設定されており、3次元画像解析部15は、目的対象や注目対象などの処理対象に基づいて図3に示すテーブルを参照して3次元画像解析の内容を決定し、その3次元画像解析を3次元画像に対して施すものである。
表示制御部16は、診療情報取得部11から出力された患者の診療情報に基づいて診療情報表示画面を生成し、その診療情報表示画面を診療科端末20に出力して表示させるものである。
ここで、表示制御部16において生成される診療情報表示画面について説明する。図2は、診療情報表示画面の一例を示すものである。
診療情報表示画面は、図2に示すように、基本情報表示欄R1と、検査期間表示欄R2と、投薬期間表示欄R3と、検査データ表示欄R4と、画像診療情報欄R5と、投薬リスト表示欄R6と、検査項目リスト表示欄R7とを備えている。
基本情報表示欄R1は、患者の識別情報(患者ID)、名前、年齢、性別、既往歴などといった基本情報が表示される欄である。また、既往歴については、図2に示すように、各疾患に対してチェックボックスが表示される。そして、このチェックボックスがチェックされることによって疾患が指定され、その疾患に関する検査データや画像診療情報などが表示されることになる。
検査期間表示欄R2は、患者の検査期間などを表示する欄であり、患者が検査を受けた期間が横棒グラフで表示される。投薬期間表示欄R3は、患者に対する投薬や点滴を行った期間を表示する欄であり、患者が投薬や点滴を受けた期間が横棒グラフで表示される。検査データ表示欄R4は、時系列に取得された複数の検査項目の検査データが折れ線グラフで表示される欄である。なお、異常値を有する検査項目の検査データについては、その他の検査項目と識別可能なように強調表示するようにしてもよい。
画像診療情報欄R5は、患者の3次元画像解析結果などの画像診療情報を表示する欄である。画像診療情報欄R5には、上述したように今回の診断の目的対象の3次元画像の解析結果のみならず、異常値を有する検査項目に対応する注目対象の3次元画像の解析結果も表示するものである。そして、複数の注目対象が特定された場合には、その注目対象の疾患の重篤度が高いものほど優先的に切り替えて表示するものである。なお、目的対象や注目対象の3次元画像解析結果の表示方法については、後で詳述する。
投薬リスト表示欄R6は、投薬期間表示欄R3に表示された各投薬期間において投薬や点滴された薬剤の種類がリスト表示される欄である。検査項目リスト表示欄R7は、検査データ表示欄R4に表示された検査データの検査項目がリスト表示される欄である。
図1に戻り、診療科端末20は、図2に示す診療情報表示画面を表示するディスプレイと、患者の識別情報の入力や上述したチェックボックスの指定入力などを受け付けるキーボードおよびマウスなどを備えたものである。
電子カルテシステム30は、複数の患者の電子カルテを管理するシステムである。電子カルテシステム30は、電子カルテ保管サーバ31を備えており、この電子カルテ保管サーバ31には、複数の患者の電子カルテが患者の識別情報と紐付けされて保管されている。電子カルテシステム30は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を取得し、その識別情報に紐付けされた電子カルテの情報を診療情報表示制御装置10に出力するものである。電子カルテには、患者の基本情報や、投薬および点滴の薬剤の種類や投薬期間、既往歴などの情報や、医師による問診検査のデータが含まれている。
検査部門システム40は、複数の患者の検査データを管理するシステムである。検査部門システム40は、検査データ保管サーバ41を備えており、この検査データ保管サーバ41には、複数の患者の検査データが患者の識別情報と紐付けされて保管されている。検査部門システム40は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を取得し、その識別情報に紐付けされた検査データを診療情報表示制御装置10に出力するものである。
画像診断システム50は、複数の患者の画像診療情報を管理するシステムである。画像診断システム50は、画像管理サーバ51と、読影レポートサーバ52とを備えている。画像管理サーバ51には、複数の患者の3次元画像などの画像診断情報が患者の識別情報と紐付けされて保管されている。また、読影レポートサーバ52には、放射線画像などを観察して医師が作成した読影レポートが保管されており、この読影リポートは画像管理サーバ51に保管された放射線画像などと紐付けされて保管されている。この読影レポートには、上述した画像内における異常陰影の悪性度の指標値なども含まれている。
画像診断システム50は、診療科端末20において入力された患者の識別情報を取得し、その識別情報に紐付けされた3次元画像やその読影レポートを診療情報表示制御装置10に出力するものである。
次に、本実施形態の診療情報表示システム1の作用について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、本実施形態の診療情報表示システム1は、上述した画像診療情報欄R5における3次元画像解析結果の表示方法に特徴を有するものであるため、以下、その点を中心に説明する。
まず、診療科端末20において、患者の識別情報が入力され、その患者の識別情報は、診療情報表示制御装置10の診療情報取得部11によって取得される(S10)。
診療情報取得部11は、入力された患者の識別情報に基づいて、電子カルテ保管サーバ31、検査データ保管サーバ41、画像管理サーバ51および読影レポートサーバ52からその患者に関する診療情報を収集し、診療情報記憶部12にその診療情報を一旦記憶させる(S12)。
そして、診療情報取得部11は、まず、患者の基本情報を診療情報記憶部12から読み出して表示制御部16に出力する。表示制御部16は、まず、基本情報のみが表示された診療情報表示画面を作成し、その診療情報表示画面を診療科端末20のディスプレイに表示させる。
そして、診療科端末20のディスプレイに表示された診療情報表示画面の基本情報表示欄R1において、特定の疾患のチェックボックスがチェックされると、診療情報取得部11は、その疾患に関連する検査項目の検査データや、その疾患に関連する目的対象の3次元画像を診療情報記憶部12から読み出して取得する。
診療情報取得部11によって取得された目的対象の3次元画像は、3次元画像解析部15に出力され、3次元画像解析部15は、入力された目的対象の3次元画像に対し、その目的対象の種類(心臓や肝臓や肺など)に応じた3次元画像解析を施す(S14)。
そして、疾患に関連する検査項目の検査データと、3次元画像解析部15において生成された目的対象の3次元画像解析結果とが表示制御部16に出力され、表示制御部16は、入力された検査項目の検査データのグラフと目的対象の3次元画像解析結果とに基づいて診療情報表示画面を作成し、その診療情報表示画面を診療科端末20のディスプレイに表示させる(S16)。図4は、患者の疾患が肺に関連するものであり、目的対象が肺の場合における3次元画像解析結果の表示例を示すものである。図4では、肺の3次元画像解析結果として、肺の3次元画像をボリュームレンダリングした肺画像G1と、気管支を抽出してボリュームレンダリングした気管支画像G2とが表示されている。
そして、上述したようにして目的対象の検査データや3次元画像解析結果が表示されるとともに、診療情報取得部11によって患者の全ての検査項目の検査データが診療情報記憶部12から読み出され、その全ての検査項目の検査データが、注目対象特定部13に入力される。
注目対象特定部13は、入力された全ての検査項目の検査データに基づいて、異常値を有する検査データの検査項目を自動的に抽出し、その抽出した検査項目に基づいて、罹患していると推定される臓器または骨部などの注目対象を特定する(S18)。なお、ここで特定される注目対象は、上述した目的対象の臓器や骨部以外のものである。
そして、注目対象特定部13によって目的対象以外の臓器や骨部が注目対象として特定された場合には(S20,YES)、その注目対象の3次元画像が診療情報記憶部12から読み出され、その読み出された注目対象の3次元画像が3次元画像解析部15に入力される。3次元画像解析部15は、入力された注目対象の3次元画像に対して、その注目対象の種類に応じた3次元画像解析を施す(S22)。
また、注目対象特定部13によって少なくとも1つの注目対象が特定された場合には、その旨を示す信号が表示制御部16に出力され、表示制御部16は、入力された信号に応じて、図4に示すように「重要情報あり」のメッセージ欄M1を表示させる。これにより医師などは目的対象以外に注目対象があることを知ることができる。
次いで、注目対象特定部13によって特定された注目対象が1つであり(S24,NO)、図4に示す「重要情報あり」のメッセージ欄M1が医師などによってクリックされた場合には、画像診療情報欄R5に表示されている目的対象の3次元画像解析結果を注目対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示する(S26)。図6は、注目対象として心臓が特定された場合における3次元画像解析結果の表示例を示すものである。図6では、心臓の3次元画像解析結果として、心臓の3次元画像をボリュームレンダリングした心臓画像G3と、冠動脈を抽出してボリュームレンダリングした冠動脈画像G4とが表示されている。また、図4で示した「重要情報あり」のメッセージ欄M1は、図6に示すように「目的対象」のメッセージ欄M2に変更される。この「目的対象」のメッセージ欄M2が医師などによってクリックされた場合には、再び目的対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示され、「目的対象」のメッセージ欄M2が「重要情報あり」のメッセージ欄M1に変更される。すなわち、メッセージ欄を医師などがクリックすることによって、目的対象の3次元画像解析結果と注目対象の3次元画像解析結果とが切り替わって表示される。
一方、注目対象特定部13によって複数の注目対象が特定された場合にも、その旨を示す信号が表示制御部16に出力され、表示制御部16は、入力された信号に応じて、図4に示すように「重要情報あり」のメッセージ欄M1を表示させる。
また、このとき複数の注目対象が特定された旨を示す信号が優先順位設定部14に出力され、優先順位設定部14は、入力された信号に応じて複数の注目対象に対して優先順位を設定する(S28)。具体的には、上述したように、たとえば注目対象に対応する異常検査項目の重篤度を評価し、その重篤度が大きい異常検査項目を有する注目対象ほど優先順位が高くなるように優先順位を設定する。
そして、図4に示す「重要情報あり」のメッセージ欄M1が医師などによってクリックされた場合には、目的対象の3次元画像解析結果を注目対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示するが、このとき優先順位の高い注目対象の3次元画像解析結果から順に表示される(S30)。
具体的には、優先順位が最も高い注目対象が心臓である場合には、図7に示すように心臓の3次元画像解析結果に切り替えて表示される。図7では、心臓の3次元画像解析結果として、心臓の3次元画像をボリュームレンダリングした心臓画像G3と、冠動脈を抽出してボリュームレンダリングした冠動脈画像G4とが表示されている。また、図4で示した「重要情報あり」のメッセージ欄M1は、図7に示すように「次の重要情報あり」のメッセージ欄M3に変更される。
次いで、この「次の重要情報あり」のメッセージ欄M3が医師などによってクリックされた場合には、優先順位が2番目に高い注目対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示される。具体的には、優先順位が2番目に高い注目対象が肝臓である場合には、図8に示すように肝臓の3次元画像解析結果に切り替えて表示される。図8では、肝臓の3次元画像解析結果として、肝臓の3次元画像をボリュームレンダリングした肝臓画像G5と、肝臓の血管の支配領域を抽出した結果を示す画像G6とが表示されている。そして、さらに他にも注目対象が存在する場合には、「次の重要情報あり」のメッセージ欄M3がそのまま維持して表示される。
そして、再び「次の重要情報あり」のメッセージ欄M3が医師などによってクリックされた場合には、優先順位が3番目に高い注目対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示される。すなわち、「次の重要情報あり」のメッセージ欄M3を医師などがクリックすることによって、複数の注目対象の3次元画像解析結果が順次切り替えて表示される。なお、優先順位が最も低い注目対象の3次元画像解析結果が表示される場合には、「次の重要情報あり」のメッセージ欄M3は「目的対象」のメッセージ欄M2に変更される。そして、この「目的対象」のメッセージ欄M2が医師などによってクリックされた場合には、再び目的対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示され、「目的対象」のメッセージ欄M2が「重要情報あり」のメッセージ欄M1に変更される。その後、上記と同様の処理が行われる。
なお、S20において、注目対象特定部13によって注目対象が特定されなかった場合には(S20,NO)、そのまま処理を終了する。
上記実施形態の診療情報表示システム1によれば、患者の複数の検査項目の検査データを取得し、その取得した複数の検査項目の検査データに基づいて異常値を有する検査データの検査項目を抽出し、その抽出した検査項目に基づいて注目対象を特定し、その特定した注目対象の3次元画像の解析を行ってその解析結果を表示させるようにしたので、3次元画像解析の対象を注目対象の臓器などに限定することができるとともに、検査データに基づいて注目対象を特定しているので疾患の見逃しを防止することができる。
また、検査項目の重篤度の評価結果に基づいて、注目対象に対して優先順位を設定し、優先順位の高い注目対象の3次元画像解析結果から順に表示するようにしたので、限りある表示画面を有効に活用して3次元画像解析結果を表示させることができ、医師による疾患の見逃しもより効率的に防止することができる。
また、少なくとも1つの注目対象が特定された場合、そのことを示すメッセージが表示された後、注目対象の解析結果の表示の指示が受け付けられた際に、注目対象の解析結果を表示するようにしたので、今回の診断対象の3次元画像解析結果の表示を阻害しないようにできる。
なお、上記実施形態の説明では、まず、目的対象の3次元画像解析結果を表示した後に、注目対象の3次元画像解析結果に切り替えて表示するようにしたが、これに限らず、画像診療情報欄R5の大きさに余裕がある場合には、目的対象の3次元画像解析結果と注目対象の3次元画像解析結果とを同時に表示させるようにしてもよい。
また、上記実施形態の説明では、複数の注目対象の3次元画像解析結果を1つずつ切り替えて表示するようにしたが、これに限らず、画像診療情報欄R5に収まる範囲内で、複数の注目対象の単位で3次元画像解析結果を順次切り替えて表示するようにしてもよい。たとえば、2つの注目対象の3次元画像解析結果を同時に表示させ、2つの注目対象の単位で3次元画像解析結果を切り替えて表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、複数の注目対象が特定された場合、全ての注目対象の3次元画像解析を一度に行うのではなく、画像診療情報欄R5内に収めて表示することができる3次元画像解析結果の上限数を設定しておき、その上限数の3次元画像解析のみを先に行うようにしてもよい。そして、先に行った3次元画像解析結果を表示している際に、次の上限数の3次元画像解析を行うようにする。
また、注目対象特定部13によって特定された注目対象の3次元画像としては、今回の診断のために撮影した3次元画像に限らず、過去に撮影された注目対象の3次元画像を用いるようにしてもよい。特に、今回の診断のために撮影された3次元画像に注目対象の3次元画像が含まれていない場合などには、過去に撮影された3次元画像を利用することによって、注目対象の3次元画像解析を行うことができる。また、過去に撮影された3次元画像にも、注目対象の3次元画像が存在しない場合には、注目対象の臓器や骨部などの名称とその注目対象が罹患している可能性がある旨を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、今回の診断の目的対象と、その目的対象とは異なる臓器や骨部などの注目対象の3次元画像解析結果を表示させるようにしたが、さらに、今回の診断の目的対象の臓器や骨部に関連する検査項目の中で、異常値を有する検査項目であって過去の検査データよりも重篤度が増している検査項目がある場合には、目的対象の臓器や骨部なども注目対象として特定し、その注目対象の過去の画像診断情報を取得し、その過去の画像診断情報に基づいて3次元画像の解析結果やその他の画像を今回撮影された3次元画像の解析結果などと並べて表示するようにしてもよい。これにより過去の画像診断情報との比較を行うことができる。
また、画像診療情報欄R5において、画像診断情報として、複数の臓器などを含む部位の画像を表示させる場合には、その画像内に表示される臓器などのうち、過去に3次元画像解析を行っていない臓器などがある場合には、その臓器に対してアノテーションなどの指標を付与して表示させるようにしてもよい。これにより医師がまだ3次元画像解析結果を診断していない臓器などを把握することができる。
1 診療情報表示システム
10 診療情報表示制御装置
11 診療情報取得部
12 診療情報記憶部
13 注目対象特定部
14 優先順位設定部
15 3次元画像解析部
16 表示制御部
20 診療科端末
30 電子カルテシステム
31 電子カルテ保管サーバ
40 検査部門システム
41 検査データ保管サーバ
50 画像診断システム
51 画像管理サーバ
52 読影レポートサーバ

Claims (10)

  1. 被検者の特定の疾患に関連する複数の検査項目の検査データを取得する検査データ取得部と、
    該検査データ取得部によって取得された複数の検査項目の検査データに基づいて、異常値を有する検査データの異常検査項目を抽出し、異常検査項目と罹患していると推定される注目対象とを対応付けたテーブルを用いて、前記抽出した異常検査項目に対応する前記注目対象を特定する注目対象特定部と、
    前記特定の疾患に関連する目的対象の3次元画像を取得し、該取得した3次元画像に対して、前記目的対象の種類に応じた予め設定された3次元画像解析を行い、かつ前記目的対象とは異なる前記注目対象の3次元画像を取得し、該取得した3次元画像に対して、前記注目対象の種類に応じた予め設定された3次元画像解析を行う3次元画像解析部と、
    該3次元画像解析部における前記目的対象の3次元画像解析の解析結果と前記注目対象の3次元画像解析の解析結果とを表示可能な表示制御部とを備えたことを特徴とする3次元画像解析表示制御装置。
  2. 前記注目対象特定部において複数の前記注目対象が特定された場合、該特定された各注目対象に対応する各異常検査項目の検査データの正常値からのずれに基づいて、前記各異常検査項目の重篤度をそれぞれ評価し、該評価した重篤度が大きい異常検査項目に対応する前記注目対象ほど高い優先順位を設定する優先順位設定部を備え、
    前記表示制御部が、前記優先順位が高い前記注目対象の3次元画像解析の解析結果から順に表示させるものであることを特徴とする請求項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  3. 前記3次元画像解析部が、前記解析結果が表示される表示欄の表示上限数に基づいて、前記優先順位が高い注目対象の3次元画像から順に3次元画像解析を行うものであることを特徴とする請求項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  4. 前記3次元画像解析部が、前記検査データを取得する際に撮影された3次元画像よりも過去に撮影された前記注目対象の3次元画像を取得し、該3次元画像に対して前記3次元画像解析を行うものであることを特徴とする請求項1からいずれか1項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  5. 前記表示制御部が、複数の臓器または骨部を含む画像を表示させるものであり、かつ該画像内に含まれる臓器または骨部のうち、過去に前記3次元画像解析を行っていないものに対して指標を付与して表示させるものであることを特徴とする請求項1からいずれか1項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  6. 前記表示制御部が、前記注目対象特定部によって少なくとも1つの前記注目対象が特定された場合に、前記注目対象が特定されたことを示すメッセージを表示させるものであることを特徴とする請求項1からいずれか1項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  7. 前記表示制御部が、前記メッセージが表示された後、前記注目対象の前記解析結果の表示の指示が受け付けられた際に、前記注目対象の前記解析結果を表示するものであることを特徴とする請求項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  8. 前記3次元画像解析が、前記注目対象の3次元画像から予め設定された領域を抽出する抽出処理または予め設定された形態の画像生成処理である請求項1から7いずれか1項記載の3次元画像解析表示制御装置。
  9. 検査データ取得部と、注目対象特定部と、3次元画像解析部と、表示制御部とを備えた3次元画像解析表示制御装置の作動方法であって、
    前記検査データ取得部が、被検者の特定の疾患に関連する複数の検査項目の検査データを取得し、
    前記注目対象特定部が、前記取得した複数の検査項目の検査データに基づいて、異常値を有する検査データの異常検査項目を抽出し、異常検査項目と罹患していると推定される注目対象とを対応付けたテーブルを用いて、前記抽出した異常検査項目に対応する前記注目対象を特定し、
    前記3次元画像解析部が、前記特定の疾患に関連する目的対象の3次元画像を取得し、該取得した3次元画像に対して、前記目的対象の種類に応じた予め設定された3次元画像解析を行い、かつ前記目的対象とは異なる前記注目対象の3次元画像を取得し、該取得した3次元画像に対して、前記注目対象の種類に応じた予め設定された3次元画像解析を行い、
    前記表示制御部が、前記目的対象の3次元画像解析の解析結果と前記注目対象の3次元画像解析の解析結果とを表示可能であることを特徴とする3次元画像解析表示制御装置の作動方法。
  10. コンピュータを、
    被検者の特定の疾患に関連する複数の検査項目の検査データを取得する検査データ取得部と、
    該検査データ取得部によって取得された複数の検査項目の検査データに基づいて、異常値を有する検査データの異常検査項目を抽出し、異常検査項目と罹患していると推定される注目対象とを対応付けたテーブルを用いて、前記抽出した異常検査項目に対応する前記注目対象を特定する注目対象特定部と、
    前記特定の疾患に関連する目的対象の3次元画像を取得し、該取得した3次元画像に対して、前記目的対象の種類に応じた予め設定された3次元画像解析を行い、かつ前記目的対象とは異なる前記注目対象の3次元画像を取得し、該取得した3次元画像に対して、前記注目対象の種類に応じた予め設定された3次元画像解析を行う3次元画像解析部と、
    該3次元画像解析部における前記目的対象の3次元画像解析の解析結果と前記注目対象の3次元画像解析の解析結果とを表示可能な表示制御部として機能させることを特徴とする3次元画像解析表示制御プログラム。
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