JP6127210B2 - 情報システムを管理する管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、概して、複数タイプの複数エレメントを含む情報システムの管理に関する。
一般に、情報システムの管理では、情報システムに含まれる複数エレメントに関する情報が表示され、表示された情報を基に、管理者が、情報システムを管理する。この種の技術として、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1によれば、情報システムのエレメントがマルチカラムで表示され、エレメント間のエンドツーエンドの関係が線描画される。
WO2009/122626
特許文献1の技術によれば、管理対象のエレメントの数が増加すると、表示されるエレメントの数が多くなり、且つ、描画される線の数も多くなる。このため、視認性が悪化し、構成の把握が困難となる。
管理システムが、情報システムのうち検知された複数エレメントの情報を基に、その検知された複数エレメントを、複数カラム表示形式であるHRV(Horizontal Relation View)形式で表示する。HRV形式の表示では、複数カラムの各々は、複数タイプのいずれかと対応し、複数カラムは、集約表示のキーとなるカラムであるキーカラムと、キーカラムに従って集約表示される集約対象カラムと、を含む。キーカラムは、対応するタイプに属するエレメントの情報を表すキーオブジェクトを縦に並べて含む。集約対象カラム内の、キーオブジェクト各々の横の領域は、キーオブジェクトで表されるエレメントと関係するエレメントの集約情報を示す集約オブジェクトを含むことで、キーオブジェクト及び関係する集約オブジェクトが同一行内に配置される。
エレメントの数が増加しても視認性が悪化しない。
実施形態に係る情報システム及び管理システムの構成を示す。 エレメントトポロジー構成の一例を示す。 HRV形式に従う全体表示を含んだGUI画面の一例を示す。 インプレース展開(VEL形式)の一例を示す。 インプレース展開(HRV形式)の一例を示す。 図4との比較例を示す。 カラム展開の一例を示す。 カラム展開に対するインプレース展開の一例を示す。 インプレース展開(VEL形式)におけるエレメント間の関係性の表示の一例を示す。 インプレース展開(VEL形式)からの切り替え後のインプレース展開(HRV形式)の第1の例を示す。 インプレース展開(VEL形式)からの切り替え後のインプレース展開(HRV形式)の第2の例を示す。 HRV形式での、表示ルール1に従う縮小表示、の一例を示す。 VER形式での、表示ルール1に従う縮小表示、の一例を示す。 表示ルール2に従う縮小表示の一例を示す。 条件に合致したエレメントの表示オブジェクトのみが拡大表示された例を示す。 GUI画面の遷移の例を示す。 エレメントリストテーブルの一例を示す。 エレメント関係テーブルの一例を示す。 エレメントタイプ関係テーブルの一例を示す。 エレメントエラーテーブルの一例を示す。 HRV形式表示処理の流れの一例を示す。 集約情報の計算処理の流れの一例を示す。 インプレース展開処理の流れの一例を示す。 インプレース展開外オブジェクトの縮小処理の流れの一例を示す。 インプレース展開解除処理の流れの一例を示す。 カラム展開処理の流れの一例を示す。 カラム展開解除処理の流れの一例を示す。 VEL形式の表示処理の流れの一例を示す。 表示オブジェクト描画処理の流れの一例を示す。 VEL形式における関係表示処理の流れの一例を示す。 キーエレメントとの関係性を横方向で示す第1の変形例を示す。 キーエレメントとの関係性を横方向で示す比較例を示す。 キーエレメントとの関係性を横方向で示す第2の変形例を示す。 キーエレメントとの関係性を横方向で示す第3の変形例を示す。
以下、一実施形態を説明する。
なお、以下の説明では、「abcテーブル」の表現にて情報を説明することがあるが、情報は、テーブル以外のデータ構成で表現されていてもよい。データ構成に依存しないことを示すために「abcテーブル」のうちの少なくとも1つを「abc情報」と呼ぶことができる。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、物理CPUによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えば、メモリ)及び/又は通信インターフェイスデバイス(例えば、通信ポート)を用いながら行うため、処理の主語が物理CPUとされてもよい。逆に、物理CPUが主語となっている処理は、1以上のプログラムを実行することにより行われると解釈することができる。また、物理CPUは、プロセッサが行う処理の一部又は全部を行うハードウェア回路を含んでもよいし、マルチコアプロセッサの各コアの意味であってもよい。コンピュータプログラムは、プログラムソースから各計算機にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は記憶メディアであってもよい。なお、プログラム配布サーバは、記憶デバイス(配布対象のコンピュータプログラムと、当該コンピュータプログラムを計算機に配布する配布プログラムとを格納する)と、CPU(配布プログラムを実行する)とを含む。
また、以下の説明では、エレメントの識別情報として、名前或いはIDが使用されるが、それらは相互に置換可能であってもよいし、それらのうちの少なくとも1つに代えて又は加えて他種の識別情報が使用されてもよい。なお、以下の説明において、「エレメント」とは、情報システムの構成要素を意味し、具体的には、情報システムを構成する複数のノード(装置)の各々、及び、各ノードが有する複数のコンポーネントの各々の総称である。ノードとして、物理的なノード(例えばネットワークスイッチ)もあれば論理的なノード(例えば仮想マシン)もある。同様に、コンポーネントとして、物理的なコンポーネント(例えばマイクロプロセッサ)もあれば論理的なコンポーネント(例えばLDEV(論理ボリューム))もある。
また、管理システムは、一以上の計算機で構成されてよい。具体的には、例えば、管理計算機が情報を表示する場合(具体的には、管理計算機が自分の表示デバイスに情報を表示する、或いは、管理計算機が表示用情報を遠隔の表示用計算機に送信する場合)、管理計算機が管理システムである。また、例えば、複数の計算機で管理計算機と同等の機能が実現されている場合は、当該複数の計算機(表示を表示用計算機が行う場合は表示用計算機を含んでよい)が、管理システムである。本実施形態では、管理サーバ557が管理計算機であり、管理クライアント555が表示用計算機である。
また、以下の説明では、情報システムの管理画面としてのGUI(Graphical User Interface)画面に対してユーザ(例えば管理者)が入力デバイスを使用して行う操作を、「ユーザ操作」と言う。ユーザ操作に使用される入力デバイスは、一般に、ポインティングデバイス或いはタッチスクリーンである。
まず、本実施形態の概要を説明する。
近年、例えば下記のうちの少なくとも1つが要因となり、情報システムは大規模化及び複雑化している。
(*)情報システムでハンドルする処理が大規模化する。
(*)クラウドサービスのように多数の処理が情報システムによって実行される。
(*)情報システム内のノードのタイプが増えた。
(*)ノードの内部構成が複雑になり、ノードを構成するコンポーネント(例えば論理的なコンポーネント及び物理的なコンポーネント)のタイプが増え、さらにこれらを管理する必要が出てきた。
(*)仮想化技術(例えば、サーバ仮想化、ネットワーク仮想化、ストレージ仮想化、データセンタ仮想化)が浸透し、装置の分割や集約が可能となった。
(*)デプロイ及びマイグレーション技術が進歩している。
ここで「大規模化」とは、情報システムを構成するノード、当該ノードのコンポーネントといった、情報システム内の管理対象となるエレメントの数が増えたことを指す。また、「複雑化」とは、管理対象エレメントのタイプが増加することによりエレメント間の関係がM:1、1:N、M:Nの関係となること(M及びNはそれぞれ2以上の整数)、M及びNのうちの少なくとも1つの値が大きくなること、及び、エレメント間の関係が時々刻々と変化すること、のうちの少なくとも1つを指す。
一方で、一般的なトポロジ表示技術では、表示対象のエレメントの表示オブジェクトが全て表示され、また、エレメント間の関係を表すために表示オブジェクト間に線が表示される。しかしながら、大規模化及び複雑化した情報システムで一般的なトポロジ表示技術を適用すると、ユーザは効率よく問題状態であるエレメントを迅速に把握し、その分析のために関係するエレメントの状態を把握することができない。理由は、下記のうちの少なくとも1つに該当する。
(A)大規模化した場合、表示される表示オブジェクトの数が増えすぎてしまい、それにより、効率が低下する。例えば、1画面に全エレメントの表示オブジェクトを表示しようとすれば、個々のエレメントの表示オブジェクトのサイズが小さくなる。一方、個々の表示オブジェクトの大きさを維持すれば、1画面に全エレメントの表示オブジェクトが入りきらず、ユーザは、画面スクロールを駆使しながらエレメント間の関係を把握する必要がり、煩わしい。
(B)エレメントタイプが増加した場合、表示オブジェクトの形及び色の少なくとも1つによりエレメントタイプを区別させることに限界が生じる。現実問題として、表示オブジェクトのサイズが大き過ぎると、1画面に表示できる表示オブジェクト数が少なくなってしまうが、サイズの小さなアイコンで多数のエレメントタイプを表現すると、ユーザはよりそのアイコンを注視しないとアイコンの形状が区別できないため、効率が悪くなる。
(C)複雑化及び大規模化により、表示オブジェクト、及び、表示オブジェクト間の関係線が、多数描画される。このため、エレメント間の関係が把握できなくなる。
(D)仮に管理システムがトポロジ表示を見やすくするために、エレメントの関係を考慮して、できるだけ関係線の重複が無いように表示オブジェクトを画面配置できるとする。しかし、エレメント間の関係が時系列変化した場合、この機能(表示オブジェクトの配置位置を調整する機能)によって、エレメント間の関係の変化前後で、表示オブジェクトの画面上の配置が異なってしまう。その結果、ユーザは、効率よく所望の表示オブジェクトを画面から探し出すことができない。
そこで、本実施形態では、新規の表示形式が実現される。その表示形式を、本実施形態では、「トポロジーテーブルビュー形式」と呼ぶ。「トポロジーテーブルビュー形式」には、HRV形式(Horizontal Relation View)形式とVEL(Vertical Element List view)形式の2つがあり、それぞれ役割が異なる。
HRV形式では、特定のエレメントタイプが選択され、そのエレメントタイプを基準として、そのエレメントタイプに属するエレメントに関係する他のエレメントの集約情報(例えば数)が、表示オブジェクト(表のセル、又は、ボックス)の横並び(行)で表現される。
VEL形式では、特定のエレメントタイプごとにエレメントの一覧が表示される。
HRV形式によれば、ユーザは、注目エレメントから真横に視線を移すことで、横方向に、関係のあるエレメントを確認できる。そこから、VEL形式に切り替えることにより、関係するエレメントの一覧を確認できる。
また、HRV形式でもVEL形式でも、関係を表す線を省略でき、より多くのエレメント自体の描画スペースを確保することができる。これにより、1画面で表示可能な表示オブジェクト数が増加し、システム全体の視認性が向上する。
以下、本実施形態を詳細に説明する。なお、以下、例に挙げている縦方向(Vertical)と横方向(Horizontal)は一例であり、異なる2つの軸を用いていればどのように応用されてもよい。例えば、横方向と奥行き方向で表現されてもよいし、縦方向と横方向が入れ替えられてもよい。
図1は、実施形態に係る情報システム及び管理システムの構成を示す。
情報システム100は、計算機システムと呼ばれてもよく、1以上のホスト553と、1以上のホスト553に接続された1以上のストレージシステム551とを含む。ストレージシステム551には、例えば、通信ネットワーク521(例えばSAN(Storage Area Network)又はLAN(Local Area Network))を介してホスト553が接続される。
ストレージシステム551は、物理記憶デバイス群563と、物理記憶デバイス群563に接続されたコントローラ561とを有する。
物理記憶デバイス群563は、1以上のPG(Parity Group)を有する。PGは、RAID(Redundant Array of Independent (or Inexpensive) Disks)グループと呼ぶこともある。PGは、複数の物理記憶デバイスで構成されており、所定のRAIDレベルに従いデータを記憶する。物理記憶デバイスは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)或いはSSD(Solid State Drive)である。
ストレージシステム551は、複数の論理ボリュームを有する。論理ボリュームとしては、PGに基づく実体的な論理ボリューム(実ボリューム)565もあれば、シンプロビジョニング或いはストレージ仮想化技術に従う仮想的な論理ボリューム(仮想ボリューム)567もある。1つのストレージシステム551が必ずしも複数種類の論理ボリュームを有さないでよい。例えば、ストレージシステム551は、論理ボリュームとして、実ボリューム565のみを有してもよい。シンプロビジョニングに従う仮想ボリュームにはプールから記憶領域が割り当てられる。プールは、1以上の物理記憶デバイス(例えばPG)に基づく記憶領域群であり、例えば、1以上の論理ボリュームの集合でよい。プールは、シンプロビジョニングに従う仮想ボリュームに割り当てられる記憶領域を有するプールに代えて、オリジナルの論理ボリュームとそのスナップショットとの差分が格納されるプールでもよい。
コントローラ561は、複数のデバイス、例えば、ポート、MPB(1又は複数のマイクロプロセッサ(MP)を有するブレード(回路基板))及びキャッシュメモリを有している。例えば、ポートが、ホスト553からI/O(Input/Output)コマンド(ライトコマンド又はリードコマンド)を受信し、MPBが有するMPが、そのI/Oコマンドに従うデータのI/Oを制御する。具体的には、例えば、MPは、受信したI/OコマンドからI/O先の論理ボリュームを特定し、特定した論理ボリュームに対してデータのI/Oを行う。論理ボリュームに対してI/Oされるデータは、一時的に、キャッシュメモリに格納される。
ホスト553は、物理計算機でも仮想計算機でもよい。ホスト553で、1以上のアプリケーションプログラム(APP)552が実行される。APP552が実行されることにより、論理ボリュームを指定したI/Oコマンドがホスト553からストレージシステム551に送信する。
以上のように、情報システム100は、階層的な複数のエレメントを有する。複数のエレメントは、具体的には、APP552、ホスト553、ストレージシステム551、コントローラ561、ポート、MPB、キャッシュメモリ、論理ボリューム及びPG等のうちの2タイプ以上のエレメントを含む。複数の同階層のエレメントがグループ化されることでその同階層のエレメントより上位のエレメントが定義されてもよい。「エレメント」は、APPや論理ボリュームのような実体的なエレメントと、複数の実体的なエレメントのグループである仮想的なエレメントとがあってよい。また、エレメントの「親エレメント」は、そのエレメントに関係付けられておりそのエレメントより階層が1つ上のエレメントである。エレメントの「子エレメント」は、そのエレメントに関係付けられておりそのエレメントより階層が1つ下のエレメントである。子エレメントは、後述のように「サブエレメント」と呼ぶこともできる。
管理システムは、管理サーバ557と、管理サーバ557に接続された1以上の管理クライアント555とを含む。管理サーバ557には、通信ネットワーク(例えばLAN、WAN(World Area Network)又はインターネット)521を介して、管理クライアント555が接続される。
管理クライアント555は、入力デバイス501、表示デバイス502、記憶デバイス(例えばメモリ)505、通信インタフェースデバイス(以下、I/F)507、及び、それらに接続されたプロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))503を有する。入力デバイス501は、例えば、ポインティングデバイス及びキーボードである。表示デバイス502は、例えば、情報が表示される物理画面を有するデバイスである。入力デバイス501及び表示デバイス502が一体となったタッチスクリーンが採用されてもよい。I/F507は、通信ネットワーク521に接続され、I/F507を介して、管理クライアント555は管理サーバ557と通信することができる。なお、通信ネットワーク521と、ホスト553とストレージシステム551と、を接続するネットワークとは一部または全てが共通であってもよい。
記憶デバイス505は、例えば、主記憶デバイス及び補助記憶デバイスのうちの少なくとも主記憶デバイス(典型的にはメモリ)を有する。記憶デバイス505は、プロセッサ503で実行されるコンピュータプログラム、及び、プロセッサ503に使用される情報を記憶することができる。具体的には、例えば、記憶デバイス505は、Webブラウザ511、及び、管理クライアントプログラム513を記憶する。管理クライアントプログラム513は、RIA(Rich Internet Application)でよい。具体的には、例えば、管理クライアントプログラムは、プログラムファイルであり、管理サーバ557(或いは他の計算機)からダウンロードされ、記憶デバイス505に記憶されてよい。
管理サーバ557は、記憶デバイス535、I/F537、及び、それらに接続されたプロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))533を有する。I/F537は、通信ネットワーク521に接続され、I/F537を介して、管理サーバ557は管理クライアント555と通信することができる。管理サーバ557は、I/F537を介して、ユーザ操作に従う指示を受信したり、レイアウト領域に表示オブジェクトを描画したりすることができる。このため、I/F537は、I/Oインタフェースデバイスの一例である。なお、ここで言う「レイアウト領域」とは、表示オブジェクトが描画(「配置」と呼ぶ場合もある)され得る領域である。レイアウト領域の全部又は一部の範囲が、Webブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)によって表示されるフレーム(例えばウィンドウ)での表示範囲である。表示オブジェクトが描画されたレイアウト領域の、上記フレーム内における表示イメージ(表示オブジェクトを含む)を、表示画面又はGUI画面と言うことができる。レイアウト領域に描画されたオブジェクトのうち、表示範囲に重なるオブジェクトが、表示デバイス502の物理画面上に表示される。このため、レイアウト領域にオブジェクトを描画することは、実質的に、オブジェクトを表示することの一例である。
記憶デバイス535は、例えば、主記憶デバイス及び補助記憶デバイスのうちの少なくとも主記憶デバイス(典型的にはメモリ)を有する。記憶デバイス535は、プロセッサ533で実行されるコンピュータプログラム、及び、プロセッサ533に使用される情報を記憶することができる。具体的には、例えば、記憶デバイス535は、管理サーバプログラム541及び管理テーブル542を記憶する。管理テーブル542は、情報システムが有する複数のエレメントの階層関係(構成情報)を定義したテーブル543や、各エレメントのエラー情報を保持するテーブル544を含む。これらの情報は、管理サーバプログラム541により収集されてもよいし、情報を保有する他の管理システムにアクセスすることで取得してもよい。管理サーバプログラム541は、ユーザ操作に従う指示を管理クライアント555から受信したり、レイアウト領域に描画される情報を管理クライアント555に送信したりする。
管理サーバプログラム541と、Webブラウザ511(またはクライアントのRIA実行環境)と、管理クライアントプログラム513と、の連携処理によって、ユーザ操作に応じたGUI画面表示が実現される。連携の例としては以下がある。説明の簡略化のために、本実施例において(連携例2)が採用される場合を説明するが、連携例1にも適用可能であることは言うまでもない。
(連携例1)管理サーバプログラム541が、テーブル543及び544が有する情報の少なくとも一部を、Webブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)に送信し、それを、Webブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)が一時情報として記憶デバイス505に格納する。Webブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)が、ユーザ操作に従う指示と一時情報とを基に、レイアウト領域に表示オブジェクトを描画する(例えば、表示オブジェクトを新規描画、拡大又は縮小する)。
(連携例2)管理サーバプログラム541が、表示画面に対するユーザ操作に従う指示をWebブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)から受け、その指示とテーブル543又は544とを基に表示オブジェクトの表示用情報を作成し、その表示用情報を送信する。Webブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)は、表示用情報を受信し、その表示用情報に従い表示オブジェクトをレイアウト領域に描画する。つまり、端的に言えば、管理サーバプログラム541が、レイアウト領域に表示オブジェクトを描画する。Webブラウザ511(又は管理クライアントプログラム513)は、GUI画面に対するユーザ操作がされたら、そのユーザ操作に従う指示を管理サーバプログラム541に送信する。
以下、冗長な説明を避けるために、表示の制御は管理サーバプログラム541により行われるとする。
図2は、エレメントトポロジー構成の一例を示す。
情報システム100は、1又は複数のエレメントトポロジー構成を含む。例えば、図2の例によれば、複数の層として、上位から順に、Tags、LAN、Server Clusters、SAN及びStoragesがある。各層は、エレメントタイプの1つである。1番目の層(最上位層)「Tags」に属するエレメントは、「Company」(情報システム100内のエレメント(仮想マシン(VM))を使用する企業)である。2番目の層「LAN」に属するエレメントは、「IP Switch」(LANにおけるIPスイッチ)である。3番目の層「Server Clusters」に属するエレメントは、複数タイプであり、具体的には、「VM」(ホストで実行される仮想マシン)、「HV」(1又は複数の仮想マシンを制御しホストで実行されるハイパバイザ)、「Cluster」(ハイパバイザのクラスタ)、及び、「DS」(データストア)である。「Cluster」は、「HV」の親エレメントである。「データストア」は、ハイパバイザから記憶デバイスとして認識されるエレメントである。4番目の層「SAN」に属するエレメントは、「FC Switch」(SANにおけるFC(Fibre Channel)スイッチ)である。5番目の層「Storages」に属するエレメントは、「VSP」(ストレージシステム)である。「VSP」の子エレメントとして、ストレージシステムが有する複数タイプのコンポーネント、例えば、「Port」(FCスイッチに接続され仮想マシンからI/Oコマンドを受け付ける通信ポート)、「LDEV」(論理ボリューム(実ボリューム又は仮想ボリューム))、「MP」(マイクロプロセッサ)、「Pool」(仮想ボリュームにシンプロビジョニングに従い割り当てられる実領域を含んだ記憶領域)、「PG」(パリティグループ)、及び、「Cache」(論理ボリュームに入出力されるデータが一時的に記憶されるキャッシュメモリ)がある。
図2の例によれば、例えば次の通りである。企業「Company21」〜「Company30」が、ストレージシステム「VSP#02」にアクセスする仮想マシン「VM21」〜「VM30」を利用している。企業「Company21」〜「Company30」(例えばクライアント計算機)は、IPスイッチ「IP Switch12」経由で仮想マシン「VM22」及び「VM26」にアクセスする。仮想マシン「VM22」は、クラスタ「Cluster#08」内の一方のハイパバイザ「HV4」により制御されており、仮想マシン「VM26」は、クラスタ「Cluster#08」内の他方のハイパバイザ「HV5」により制御されている。仮想マシン「VM22」により、ハイパバイザ「HV4」にとっての記憶デバイス「DS3」に対してデータが入出力され、記憶デバイス「DS3」に対して入出力されるデータは、FCスイッチ「FC Switch4」経由で、通信ポート「Port3」及び「Port4」に関係付けられている論理ボリューム「LDEV15」〜「LDEV18」のいずれかに入出力される。論理ボリューム「LDEV15」の担当はMP「MP4」である。論理ボリューム「LDEV15」は、プール「Pool31」に関係付けられプール「Pool31」から実領域が割り当てられる仮想ボリュームであり、プール「Pool31」は、2つのパリティグループ「PG58」及び「PG59」に基づく記憶領域である。
図2に示したようなエレメントトポロジー構成は、テーブル543が表す構成情報から特定される構成である。本実施形態では、HRV形式に従う表示やVEL形式に従う表示が行われるが、その表示(例えば図3〜図15を参照して説明する表示)は、テーブル543を基に、管理サーバ557(管理サーバプログラム541)により管理クライアント555に対して行われる。以下、管理クライアント555に表示されるGUI画面の複数の例を説明する。なお、以下の説明では、説明の冗長を避ける目的で、表示が「管理サーバ557(管理サーバプログラム541)により」行われることの記載を省略することがある。なお、「上位/下位」や「親/子」の概念はユーザが何を管理(例えば監視)する立場であるかによって変化する場合があり、また省略してもかまわない。例えば関係がサーバとストレージシステムとのFCスイッチを介した「接続関係」の場合、単に接続されているというレベルで見ればサーバとストレージシステムはどちらが上位や親かは一意に定まるものではなく、ユーザの立場によってサーバを上位と考えるか、ストレージシステムを上位と考えるか、又は上下という概念を持ち込まないかが決まる。反対に関係が包含(例えばノードがコンポーネントを含む)場合はノードの下位(又は子)はコンポーネントであるという概念はユーザの立場によらず共通である場合が多い。
<HRV形式>
図3は、HRV形式に従う全体表示を含んだGUI画面の一例を示す。
HRV形式に従う表示は、ヘッダ部301とデータ部302で構成される。
ヘッダ部301は、横方向に並んだ複数のエレメントタイプオブジェクトで構成される。「エレメントタイプオブジェクト」とは、エレメントのタイプを表す表示オブジェクト(例えば、エレメントタイプ名を表す文字列が表示された表示オブジェクト)である。エレメントタイプオブジェクトの真下には、データ部302において、オブジェクトカラムがある。「オブジェクトカラム」は、縦方向に沿って並んだ1以上の表示オブジェクトを有する。エレメントタイプオブジェクトを見れば、その真下に並ぶ表示オブジェクトが表すエレメントのタイプがわかる。エレメントのタイプが明らかな場合は、ヘッダ部が省略されてもよい。
ヘッダ部301が表す複数エレメントタイプは、管理サーバ557が情報システム100の各エレメントから情報を収集することで検知された複数エレメントタイプの全てでもよいし、その検知された複数エレメントタイプのうちの一部のエレメントタイプでもよい。ヘッダ部301が表す複数エレメントタイプのうちの1つ以上がキー(基準)である。以下、キーとされたエレメントタイプを「キータイプ」と言うことがある。キータイプ以外のエレメントタイプを、「非キータイプ」と言うことがある。本実施例では簡潔に説明するためにキータイプは1つの場合で説明する。キータイプの指定は、ユーザ操作によりされてもよいし、ユーザ操作無しにされてもよい(例えば、管理サーバ557の記憶デバイス535から予め登録されたキータイプが取得されていてもよい)。図3の例によれば、キータイプは「Storages」である。例えば、エレメントタイプオブジェクトのうち、キータイプに対応したエレメントタイプオブジェクトが、図3に例示するように強調表示される。これにより、キータイプがどれであるかがわかる。
データ部302は、横方向に並んだ複数のオブジェクトカラムで構成される。各オブジェクトカラムは、対応するエレメントタイプオブジェクトの真下に位置し、上述したように、縦方向に並んだ1以上の表示オブジェクトを有する。以下、オブジェクトカラムにおける表示オブジェクトを「カラム内オブジェクト」と言うことがある。
キータイプに対応したカラム内オブジェクトは、エレメントオブジェクト(例えばエレメント名を表す文字列が表示された表示オブジェクト)である。以下、キータイプに対応したエレメントを「キーエレメント」と言い、キーエレメントのエレメントオブジェクトを「キーオブジェクト」と言い、キータイプに対応したオブジェクトカラムを「キーカラム」と言うことがある。図3の例では、キータイプ「Storages」に属する複数のキーエレメント(ストレージシステム)のうち、図2の例に対応するキーエレメント「VSP#02」が具体的に示されている。
非キータイプに対応したカラム内オブジェクトは、集約オブジェクト(対応するキーエレメントに関係する1以上のエレメントの集約情報を表す表示オブジェクト)である。以下、非キータイプに対応したエレメントを「非キーエレメント」と言い、1以上の非キーエレメントの集約情報を表す表示オブジェクトを「集約オブジェクト」と言い、非キータイプに対応したオブジェクトカラムを「非キーカラム」と言うことがある。非キーカラムにおいて、集約オブジェクトに対応した1以上の非キーエレメントは、その集約オブジェクトと同一行にあるキーオブジェクト(横方向の並びにおけるキーオブジェクト)が表すキーエレメントに関係している。集約オブジェクトが表す集約情報は、その集約オブジェクトに集約されている非キーエレメントの数であるが、それに代えて又は加えて、1以上の非キーエレメントの代表的な状態及び性能のうちの少なくとも1つを含んでよい。「代表的な状態」とは、1以上の非キーエレメントの状態のうち最も悪い状態でよく、「代表的な性能」とは、1以上の非キーエレメントの性能うち最も悪い性能でよい。なお、集約情報は平均等、これら以外の統計処理によって得られる結果でもよい。
図3によれば、あるタイプがキータイプとされ、そのキータイプに属するエレメントのオブジェクト(キーオブジェクト)が縦方向に並べられる。そして、キーオブジェクト毎に、そのキーオブジェクトに対応した複数の非キータイプ(ヘッダ部に並んだエレメントタイプオブジェクト)にそれぞれ属する複数の集約オブジェクトが横方向(キーオブジェクトと同一行)に並べられる。ユーザは、注目するキーエレメントに関係し非キータイプのエレメントの集約情報を一覧で確認することができる。なお、図3の例では、上述したように、キータイプは「Storages」であるが、キータイプは任意に切り替えが可能である。キータイプを切り替えることで、上述の規則にしたがって、データ部302が更新される。
エレメントオブジェクト(例えばキーオブジェクト)も集約オブジェクトもカラム内オブジェクトの一例であるが、カラム内オブジェクト及びエレメントタイプオブジェクトのような表示オブジェクトは、中にエレメント数もしくはエレメント名を表示できるものであればよく、例えば、アイコンや四角の図形、丸の図形などさまざまな形式を用いることができる。
キーエレメントとの関係性を横方向で示す表示形式を、本実施形態では、上述したようにHRV(Horizontal Relation View)形式と呼ぶ。横方向で関係性が表現されるため、横方向に並ぶカラム内オブジェクト同士は同じ大きさで表現したほうがよいが、厳密に言うと、以下が満たされればよい。すなわち、「キーオブジェクトの上下端が作り出す領域にこのキーオブジェクトとは無関係のカラム内オブジェクトが一部でも入らず、且つ、キーオブジェクトの上下端が作り出す領域に、このキーオブジェクトに関係するカラム内オブジェクト(集約オブジェクトや、キーオブジェクトに関係するエレメントオブジェクト)が一部でも入る。」が満たされればよい。なお、「キーオブジェクトの上下端が作り出す領域」とは、例えば、厳密には、「キーオブジェクトが横方向に延びた帯状の領域とオブジェクトカラムの領域とが重なる領域」と言うこともできる。
図29〜図32は、それぞれ、キーエレメントとの関係性を横方向で示すことができることを示した図である。図30が示す表示例は、「キーオブジェクトの上下端が作り出す領域にこのキーオブジェクトとは無関係のカラム内オブジェクトが一部でも入らず、且つ、キーオブジェクトの上下端が作り出す領域に、このキーオブジェクトに関係するカラム内オブジェクトが一部でも入る。」という条件を満たさない。なぜなら、「SAN」のオブジェクトカラムにおいて上から2番目のカラム内オブジェクトの少なくとも一部が、関係しないキーオブジェクト「VSP#01」の上下端が作り出す領域に含まれてしまうからである。
しかし、図29が示す表示例のように、キーオブジェクトよりも関係するカラム内オブジェクトが小さくても横方向に視点を移動すればキーオブジェクトとの関係性は把握できる。
また、図31が示す表示例のように、キーオブジェクトの上下端が作り出す領域から関係するカラム内オブジェクトがはみ出ていても関係性は把握できる(たとえ線が無かった場合でも)。図31が示す表示例によれば、キーオブジェクトと集約オブジェクトを導入することで表示密度が向上する(低くなる)ため、関係線の描画がされてもよいが、関係線が無い方が、表示密度はより向上する。
また、図32が示す表示例のように、キーオブジェクトの高さがそれぞれ異なっていても上述の条件が満たされてさえいれば関係性は把握できる(たとえ特定のキーオブジェクトに関係する表示オブジェクト同士の高さが異なっていたとしても)。
図3(及び図29〜図32)の説明によれば、例えば次の効果が言える。
すなわち、一般的なトポロジービューでは、エレメント間の関係を結線で表現するため、エレメントの数が多くなると、結線が複雑に絡み合い、あるエレメントに関係するエレメントを一目で把握することが著しく困難になる。一方、HRV形式によれば、エレメントの関係性を横方向の位置関係で表現することにより、例えば、ある表示オブジェクトに関係するエレメントを把握するためには、ユーザは表示オブジェクトから真横に視線を移すことで横方向に並んだエレメントを確認するだけでよく、関係するエレメントの数等の集約情報を簡単に把握することができる。すなわち、HRV形式では、関係するエレメントを把握する手順の煩雑さが、関係するエレメントの数に依存しない。
また、一般的なトポロジービューでは、エレメント間の関係を線で表現するため、線を表現するための描画スペースが必要となり、線以外に画面に表示可能な情報量が減少する。エレメントの数が多くなると、線が複雑に絡み合い、さらに線を表現するための描画スペースが必要となる。一方、HRV形式によれば、線を表現する必要がないため、描画スペースのほぼすべてを他の情報の表示に使用することができる。例えば、各エレメントの稼働情報及び性能情報や、イベントの発生状況など、ユーザが参照したい情報を表示しやすくなる。
さらに、一般的なトポロジービューでは、エレメント間のエンドツーエンドの関係を線で表現するため、エレメントの数が多くなると、あるエレメントと関係のある他のエレメントがどれほどあるか、一目で把握することが著しく困難になる。一方、HRV形式では、エレメントに関係するエレメントの数を表示しているため、ある特定エレメントと関係のある他のエレメントがどれだけあるか一目で確認でき、他のエレメントへの影響度や状態、性能(ただし集約しているが)を簡単に把握できる。また、例えば、ユーザが新しく仮想マシンを追加する場合に、最も他のエレメントに影響を与えないハイパバイザ上に仮想マシンを構築するといったユーザ操作が可能となり、ユーザ操作をナビゲートする意味も持つ。
<VEL形式>
図4は、図3の表示からのインプレース展開(VEL形式)の一例を示す。
VEL形式に従う表示(図4では、インプレース展開行(インプレース展開対象の行)400内の表示)も、HRV形式に従う表示と同様、ヘッダ部とデータ部で構成される。ヘッダ部は、横方向に並んだエレメントタイプオブジェクトで構成される(タイプが明らかな場合は、ヘッダ部が省略されてもよい)。データ部は、ヘッダ部で示したエレメントタイプ毎のオブジェクトカラム(縦方向に並んだ1以上の表示オブジェクト)で構成される。ユーザは、それぞれのタイプのエレメントの一覧を確認することができる。VEL形式に従う表示における表示オブジェクトの形式は、表示上の一貫性から、HRV形式で採用した表示オブジェクトの形式と合わせるほうが望ましい。
図4の表示例によれば、インプレース展開行400に対応したキーエレメント「VSP#02」について、インプレース展開行400に、縦方向でエレメントの一覧を示す表示形式、つまり、VEL(Vertical Element List view)形式に従う表示がされている。VEL形式によれば、横方向で関係性は表現されないため、オブジェクトカラム(エレメントタイプ)毎に、オブジェクトカラム内のエレメントオブジェクトが異なる大きさで表現されてもよい。例えば、インプレース展開行400において、エレメントオブジェクトの数が多いオブジェクトカラムについては、均等に高さが縮小されたエレメントオブジェクトが縦方向に並べられ、エレメントオブジェクトの数が少ないオブジェクトカラムについては、均等に高さが拡大されたエレメントオブジェクトが縦方向に並べられてもよい。
図4の表示例では、インプレース展開行400において、対応するキーエレメント「VSP#02」に対応する各集約オブジェクト(ここではオブジェクトカラム)に、その集約情報の内訳、具体的には、集約オブジェクトに集約された全てのエレメント(キーエレメント「VSP#02」に関係するエレメント)の一覧が表示される。図4の表示例によれば、インプレース展開行400における全ての集約オブジェクトについてエレメント一覧が表示されるが、エレメント一覧が表示される集約オブジェクトに対応したエレメントタイプは選択可能でもよい。すなわち、ユーザにより選択されたエレメントタイプの集約オブジェクト(カラム)のみ、エレメント一覧が表示され、選択されていないエレメントタイプについては、集約オブジェクト(カラム)のままでよい。
HRV形式に従う表示において、ユーザは、注目したい行を決め、その行で表現しているエレメントの一覧をインプレース展開することができる。元の表示構成(画面構成)を維持しつつ、注目行の詳細だけを表示することから、この表示を、本実施形態において「インプレース展開」と呼ぶ。図4の表示例は、図3の表示例のインプレース展開の例を示す。この例では、キーエレメント「VSP#02」に対応した行(キーオブジェクト「VSP#02」とそれの横に並んだ集約オブジェクトとを含んだ行)についてインプレース展開がされている。インプレース展開についても、元の表示形式と独立して、HRV形式とVEL形式のいずれかを選択できる。
図4の例では、元の表示形式がHRV形式で、インプレース展開の表示形式がVEL形式である。キータイプ「Storages」を中心とした全体の関係性を表示しながら、インプレース展開により、ユーザ操作により指定されたキーエレメント「VSP#02」と関係があるエレメントの一覧という詳細情報を表示することができる。なお、元の表示形式がHRV形式で、インプレース展開の表示形式もHRV形式の場合は、インプレース展開を、別のタイプをキーとしたHRV形式にすることによって、キーエレメント「VSP#02」と関係があるエレメントを、別のタイプをキーとして表現することができる。例えば、図5の表示例によれば、インプレース展開行400において、キーエレメント「VSP#02」と関係があるエレメントが、別のタイプ「2 Zones」(「SAN」)をキーとして表現されている。すなわち、インプレース展開行400では、キータイプは「2 Zones」(「SAN」)である(キータイプ「2 Zones」を表すエレメントタイプオブジェクトが強調表示される)。また、インプレース展開行400では、キータイプ「2 Zones」(「SAN」)に対応したオブジェクトカラムに、そのキータイプに属し且つエレメント「VSP#02」と関係する全てのエレメントのエレメントオブジェクト(キーオブジェクト)「FC Switch4」及び「FC Switch5」が表示される(縦に並べられる)。また、インプレース展開行400では、キータイプ「2 Zones」以外のタイプに対応したオブジェクトカラムにおける該当領域(キーオブジェクト「FC Switch4」及び「FC Switch5」の各々につき、キーオブジェクトの上下端が作り出す領域)に、キーエレメントとエレメント「VSP#02」の両方に関係する1以上の非キーエレメントの集約情報を表す集約オブジェクトが表示される。インプレース展開行400では、図5に例示するように、キータイプ「2 Zones」(「SAN」)に属するエレメントのカラム内オブジェクト以外の全てのカラム内オブジェクトが集約オブジェクトとされてよいが、キータイプ「2 Zones」に属するエレメントのカラム内オブジェクト以外の少なくとも1つのカラム内オブジェクト(例えば、元々のキーエレメント「VSP#02」のカラム内オブジェクト)は、集約オブジェクトではなくエレメントオブジェクトとされてもよい。
図4(及び図5)の説明によれば、例えば次の効果が言える。
エレメントの数が多い場合、すべてのエレメントを表示することは難しいが、HRV形式によって注目したいエレメントが絞られた上で、VEL形式でインプレース展開がされることで、全体としての情報量は抑えながら、注目したいエレメントについては詳細な情報を表示することができる。図3の表示において図4のインプレース展開がされる場合は、インプレース展開された表示領域が、選択された元の行が拡大表示されたかのように表示される。つまり、インプレース展開がされる前の表示構成(画面構成)を維持しつつ詳細が表示される。このため、ユーザの視点移動が少なく、ユーザは、思考を中断することなく本来やりたい操作に集中できる。そのために、管理サーバプログラムは、インプレース展開の表示領域と元の行の表示領域が少なくとも一部が重なっている(元の行が包含されたほうがベター)ように拡大させる。
さらに、インプレース展開の表示領域に他の行が隠されることを回避するために、元の行以外の上下の行が移動されてよい。このようにすることで、ユーザは、HRV形式で得られる情報に加えて、指定された行の詳細情報を得ることができる。また、図3の表示から図4の表示に移動したことを展開後も把握が容易になる。
なお、単純な詳細表示であれば、VEL形式のインプレース展開のような注目行拡大ではなく、図6に示すような表示も考えられる。しかし、視認性等の観点から、図4のようなVEL形式のインプレース展開の方が好ましい。
また、インプレース展開は、ファイルシステム管理においてフォルダを展開することの置換又は転用ではない。フォルダの展開は、単にフォルダを開く作業でしかなく、フォルダそれ自体に属性(本実施形態で言うエレメントタイプに相当するもの)が無い。そのようなフォルダの展開を、複数タイプの複数エレメントを有する情報システムの管理に単純に適用することはできない。
<カラム展開>
複数タイプの複数コンポーネント(サブエレメント)を有するエレメントも存在する。エレメントに含まれるコンポーネント(サブエレメント)を表示する目的で、エレメントをカラム展開することができる。
図7は、図3〜図5のいずれかの表示からのカラム展開の一例を示す。
図示の例では、キーエレメント「VSP#02」を含んだ行(キーオブジェクト及びそのキーオブジェクトと同一行にある集約オブジェクト)についてカラム展開がされている。カラム展開された行(表示領域)825は、コンポーネント(サブエレメント)まで細分化がおこなわれ、エレメントに含まれるコンポーネントのレベルで関係が表示される。具体的には、例えば、キーエレメントについては、キーエレメント「VSP#02」の表示オブジェクト内に、キーエレメントが有するコンポーネントのタイプ毎に、コンポーネントタイプを表す表示オブジェクト(図ではグレー)と、コンポーネントの集約情報(数)を表す集約オブジェクトが表示される。また、キータイプ「Storages」以外の各エレメントタイプ(例えば「Server Clusters」)について、キーエレメント「VSP#02」に対応した集約オブジェクト(例えば「2 Server Clusters」)内に、そのエレメントタイプに属するコンポーネントのタイプ毎に、コンポーネントタイプ(例えば「VM」)を表す表示オブジェクト(図ではグレー)と、コンポーネントの集約情報(数)を表す更なる集約オブジェクト(例えば「10 VMs」)が表示される。
インプレース展開と同様に、カラム展開でも、ユーザの視点移動を少なくする目的で、カラム展開前後で行の表示領域が大きく移動しないように(一部でも重なるように)表示がされ、カラム展開された行以外の行が上下に移動する。なお、図7では全てのカラムを展開対象としたが、一部のカラムだけを展開対象とすることで行の横長をGUI画面以下にしてもよい。また、カラム展開された行(表示領域)825には、カラム展開により新たに表示された全ての表示オブジェクトが、HRV形式についての視点移動と同じ視点移動(横方向の視点移動)で確認可能なよう、カラム展開により新たに表示された全ての表示オブジェクトの少なくとも大部分が横方向に並べられる。なお、カラム展開によってサブエレメント表示を行う対象の行は1つでもよく、複数でもよく、全ての行でもよい。
<カラム展開後のインプレース展開>
エレメントに含まれるコンポーネントについてのカラム展開に対して、エレメント(この場合はコンポーネント)の一覧をインプレース展開することもできる。
図8は、図7のカラム展開に対するインプレース展開の一例を示す。
図示の例では、キーエレメント「VSP#02」を含みカラム展開された行について、詳細なエレメントの一覧がインプレース展開されている。カラム展開及びインプレース展開の行825は、VEL形式に従うエレメント一覧を有する。具体的には、キーエレメントが有するコンポーネントのタイプ毎に、そのタイプに属する全てのコンポーネントの表示オブジェクトが、キーオブジェクト内に表示される。また、キータイプ以外のタイプ毎に、集約オブジェクト内に、コンポーネントタイプに属する全てのコンポーネントの表示オブジェクトが表示される。
カラム展開内のインプレース展開でも、元の表示形式と、インプレース展開の表示形式は、独立して、HRV形式とVEL形式の2タイプの表示形式を選択できる。例えば、図7及び図8の例によれば、元の表示形式がHRV形式であり、インプレース展開の表示形式がVEL形式であるが、この例によれば、元の表示では、キーエレメント(ストレージシステム)「VPS#02」を中心とした全体の関係性を示しながら、インプレース展開では、キーエレメント「VSP#02」と関係がある詳細なエレメントの一覧という詳細情報を表示することができる。
なお、図7のカラム展開を経由せずにダイレクトにユーザ操作に応答して図3の表示等から図8の表示に遷移してもよい。
<VEL形式におけるエレメント間の関係性表示>
VEL形式では、エレメント間の関係性は表現されない。本実施形態では、エレメント間の関係性を確認する工夫が施されている。
図9は、図8のインプレース展開(VEL形式)におけるエレメント間の関係性の表示の一例を示す。
ユーザ操作により特定のエレメントが指定された場合に(例えば、マウスのカーソルがいずれかのエレメントオブジェクトに重ねられた場合に)、当該エレメントと関係のあるエレメントが特定され、行825における各オブジェクトカラムにおいて、そのエレメントのエレメントオブジェクトが強調表示される。これにより、ユーザは、指定したエレメントと関係するエレメントを把握できる。ここで「強調表示」とは、背景色を変更する、点滅する、オブジェクトにマークを付ける、オブジェクトの高さを高くするなど、様々な方法を用いることができる。この例では、強調表示は、キーエレメント(コンポーネント)「MP6」と関係のあるエレメント(コンポーネント)の表示オブジェクトの枠線を太くすることである。
ここで、ユーザが注目している行825以外のエレメントに対しても強調表示がされてもよいが、ユーザが、注目するエレメントタイプ(キータイプ)を選択して、そこにフォーカスしている状態であるため、余計な情報を抑えてユーザの目的をクリアにするという目的で、本実施形態では、ユーザが注目している行以外のエレメントは強調表示されない。例えば、エレメント「MP6」に関係するエレメントが1行目(行825の1つ上の行)の「Server Clusters」に含まれていたとしてもこの1行目の「Server Cluster」の集約オブジェクト「xx Server Clusters」は強調表示されない。
特に、インプレース展開やカラム展開をした後の場合、VEL形式で表示対象となるエレメント数はそれほど多くないため、このような強調表示が行われても、スクロール無しに(1画面で)、指定エレメントとそれの関係エレメント(強調表示されたエレメント)とを同時に表示できる。また、VEL形式でエレメント間の関係性を確認する工夫がなくとも、表示形式を特定のエレメントのタイプを指定したHRV形式に切り替えることで、エレメント間の関係性を表現することもできる。
図10は、図8のインプレース展開(VEL形式)からの切り替え後のインプレース展開(HRV形式)の第1の例を示す。
図10の表示例によれば、エレメントタイプ「SAN」がキーとして指定され、そのキータイプ「SAN」について、インプレース展開(HRV形式)がされている。図10の表示例によれば、別のキータイプは「SAN」である。行825では、キータイプ「SAN」に属し且つエレメント「VSP#02」と関係する全てのエレメント(サブエレメント)のエレメントオブジェクト「FC Switch4」及び「FC Switch5」が表示され(具体的には縦に並べられる)。また、行825では、キータイプ「SAN」以外のタイプに対応したオブジェクトカラムにおける該当領域(具体的には、キーオブジェクト「FC Switch4」及び「FC Switch5」の各々につき、キーオブジェクトの上下端が作り出す領域)に、キーエレメントト及びエレメント「VSP#02」の両方に関係する1以上の非キーエレメント(サブエレメント)の集約情報を表す集約オブジェクトが表示される。
図11は、図8のインプレース展開(VEL形式)からの切り替え後のインプレース展開(HRV形式)の第2の例を示す。
図11の表示例では、コンポーネントタイプ「MP」をキーとしてHRV形式に従う表示がされている。すなわち、キーエレメント「VSP#02」内のMP毎に、関係のある他タイプのエレメントの集約オブジェクトが表示される。これにより、ユーザは、任意のMP(マイクロプロセッサ)と関係のある他タイプのエレメントの数等の集約情報を確認することができる。インプレース展開の表示領域内にエレメント間の関係を表す線が表示されてもよい(図31参照)。
<管理対象のエレメントが多い場合の表示ルール>
本実施形態では、視認性及び操作性のうちの少なくとも1つの観点から、1画面で、ユーザが注目したいエレメントの情報が表示される。管理対象のエレメント数が多く、1画面で表示できない場合の表示ルールは、例えば以下の通りである。
(表示ルール1)エレメントオブジェクトの縦幅が小さく(高さが短く)される(縮小表示)。例えば、オブジェクトカラム毎に、「表示可能ピクセル値(例えばオブジェクトカラムの縦方向の最大長を表すピクセル値)÷エレメント数(オブジェクトカラムに含まれるエレメントオブジェクトの数)」により算出される値を基に、管理サーバプログラム541により、縮小表示するか否かが決定される。具体的には、例えば、算出された値が1ピクセル以下の場合は、1ピクセル表示を許容最大数行う。ここで、「1ピクセル表示」とは、1表示オブジェクトが1ピクセルの線とされた表示である。「許容最大数」とは、X個の表示オブジェクト(Xは自然数)のうちオブジェクトカラムの高さの範囲内で表示可能な1ピクセルの線の最大数である。従って、オブジェクトカラムの高さの範囲内でX個のエレメントオブジェクトの全てを線で表示することが不可能な場合、表示されるエレメントオブジェクトの数が、許容最大数以下に間引かれる。1ピクセル表示のままエレメントを指定するユーザ操作はないため、縮小表示を含んだ画面としては、多くのエレメントが存在することを伝えられればよい。ただし、カラムが何を表示しているカラムかわかるように、上下Yエレメント分は(Yは自然数、例えばY=3)、エレメント名が識別できる表示領域(エレメントオブジェクトの高さ)が確保される。
(表示ルール2)縮小表示されているエレメントオブジェクトは、「必要なとき」だけエレメント名が識別できるよう拡大される。「必要なとき」の具体例として、以下のような場合があげられる。すなわち、「必要なとき」の具体例は、検索結果の表示、エラー発生エレメントの表示(これは、エレメント毎のエラーの有無等を表すエラー情報を表すテーブル544に基づく表示)、ユーザ指定エレメントの表示、及び、RCA(Root Cause Analysis)に従う結果としてエラー原因として特定されたエレメントの表示、のうちの少なくとも1つでよい。
上述の表示ルール1及び表示ルール2のうちの少なくとも1つは、HRV形式及びVEL形式のどちらにも適用可能である。
図12は、HRV形式での、表示ルール1に従う縮小表示、の一例を示す。
エレメント数が多いため(表示ルール1で例示した計算式の値が1ピクセル以下となるため)、上下Yエレメント分(図12の例ではY=3)以外のエレメントについては、横関係を保持したまま縮小表示がされる。縮小表示の表示領域は、参照符号1000により表された領域である。
図13は、VER形式での、表示ルール1に従う縮小表示、の一例を示す。
HRV形式でエレメント数が多い場合と同様、VEL形式でも縮小表示がされ得る。VEL形式の場合は、カラム内オブジェクト(エレメントオブジェクト)の横ならびに意味はないため、カラム毎に、そのカラムに属するエレメント数に応じて、1エレメントのエレメントオブジェクトの大きさ(高さ)が決定されてよい。
図14は、表示ルール2に従う縮小表示の一例を示す。
図14の表示例によれば、表示ルール2の説明は、「検索結果の表示」が例として取られている。キーカラムと非キーカラムによって以下の差異がある。すなわち、キーカラムにおいて、検索条件に合致したエレメントのエレメントオブジェクトが強調表示され(図では該当する表示オブジェクトの枠が太線で表現されている)、且つ、そのエレメントオブジェクトを含んだ行内の全てのカラム内オブジェクトが大きく(高さが大きく)される。一方、非キーカラムにおいて、検索条件に合致したエレメントを含む1以上のエレメントの集約情報を表す集約オブジェクトが強調表示され、且つ、その集約オブジェクトを含んだ行内の全てのカラム内オブジェクトが大きく(高さが大きく)される。
なお、行内の全てのカラム内オブジェクトを拡大表示することが厳密に守られると、複数エレメントが検索条件に合致した際に、カラム内オブジェクトが拡大表示される行が多く視認性が低下するおそれがある。少なくともその場合、検索条件に合致したエレメントに対応したカラム内オブジェクト(エレメントオブジェクト又は集約オブジェクト)のみが大きくされてもよい。その一例を、図15に示す。具体的には、図15は、VEL形式での縮小表示において、検索条件に合致したエレメントに対応したカラム内オブジェクトのみが拡大表示(且つ強調表示)されることの一例を示す。HRV形式の場合と異なり、拡大表示されたカラム内オブジェクトを含んだ行内の他のカラム内オブジェクトは拡大されない。
以上のように、拡大表示対象のカラム内オブジェクトを、検索条件のような条件に適合したエレメントに対応したカラム内オブジェクト(以下、条件適合オブジェクト)のみとするか、或いは、条件適合オブジェクトのみならず条件適合オブジェクトを含んだ行内の他の全てのカラム内オブジェクトとするかは、上述のように表示形式がVEL形式かHRV形式かによって制御されてもよいし、或いは、条件適合オブジェクトを含んだ行の数が所定値以上か否か等により制御されて良い。例えば、条件適合オブジェクトを含んだ行の数が所定値未満の場合に、条件適合オブジェクトを含んだ行内の全てのカラム内オブジェクトが拡大表示されてよい。
どちらの表示形式の場合も、条件適合オブジェクトが複数存在する場合はすべての条件適合オブジェクトが拡大表示される。条件適合オブジェクトが多すぎてすべての条件適合オブジェクトを拡大表示できない場合は、条件を更に絞り込んで再検索を実施することを表すメッセージのような情報が表示されてもよい。
図12〜図15の説明によれば、例えば次の効果が言える。
すなわち、エレメントの数が多い場合、すべてのエレメントを表示することは難しいが、ユーザが注目すべきエレメントのみが強調表示されることで、ユーザが確認する情報量を低減することができる。また、強調表示されているエレメントがない状態は、注目すべきエレメントがないことをあらわしており、問題の有無を視覚的に表現することができる。
<管理対象のエレメントが多い場合の表示ルール2の変形例>
「管理対象のエレメントが多い場合の表示ルール2」において、縮小表示されているカラム内オブジェクトは、「必要なとき」だけエレメント名が識別できるようカラム内オブジェクトが大きくすると述べたが、同時に、背景色を変更する、点滅するなど、さまざまな方法により強調表示することも可能である(例えば図14に示すように、拡大されたカラム内オブジェクトの枠線が太くされる)。
<GUI遷移例>
図16は、GUI画面の遷移の例を示す。
管理サーバプログラム541が、注目行及びキータイプが指定された状態のGUI画面を表示する(S1601)。このGUI画面は、HRV形式の表示を含んだGUI画面であり、例えば、図3に示したGUI画面である。図3の例では、注目行は、キーエレメント「VSP#02」を含んだ行であり、キータイプは、「Storages」である。
注目行及びキータイプが指定されているGUI画面が表示されている状態において、全件表示指定のインプレース展開に対応したユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、注目行のインプレース展開(VEL形式)を行う(S1602)。このインプレース展開の一例が、図4に示した例である。
このインプレース展開を含んだGUI画面が表示されている状態において、集約キータイプ指定のインプレース展開に対応したユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、注目行のインプレース展開(HRV形式)を行う(S1603)。「集約キータイプ」とは、非キータイプであって集約オブジェクトが属するキータイプである。このインプレース展開の一例が、図5に示した例である。
S1601〜S1603のいずれかのGUI画面が表示されている状態において、カラム展開に対応したユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、注目行のカラム展開を行う(S1611)。このカラム展開の一例が、図7に示した例である。具体的には、管理サーバプログラム541が、注目行(「VSP#02」を含んだ行)における各カラム内オブジェクト内に、そのカラム内オブジェクトに対応したエレメントのサブエレメントの集約オブジェクトを表示する。ここで言う「カラム内オブジェクト」及び「カラム内オブジェクトに対応したエレメント」とは、「VSP#02」、「2 Zones」、「2 Server Clusters」等である。「サブエレメント」は、例えば、エレメントが「VSP#02」の場合、「PG」、「Pool」等であり、エレメントが「2 Server Clusters」の場合、「VM」、「HV」及び「Data store」である。「集約オブジェクト」は、エレメントが「VSP#02」の場合、「9 PGs」、「3 Pools」等であり、エレメントが「2 Server Clusters」の場合、「10 VMs」、「4 HVs」及び「2 Data stores」である。
このカラム展開を含んだGUI画面が表示されている状態において、全件表示指定のインプレース展開に対応したユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、注目行のインプレース展開(VEL形式)を行う(S1612)。このインプレース展開の一例が、図8に示した例である。すなわち、S1611で表示されたカラム展開内の集約オブジェクト毎に、当該集約オブジェクトに集約された各サブエレメント(コンポーネント)のエレメントオブジェクトが表示される。
このインプレース展開を含んだGUI画面が表示されている状態において、集約キータイプ指定のインプレース展開に対応したユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、注目行のインプレース展開(HRV形式)を行う(S1613)。「集約キータイプ」とは、カラム展開内の非キータイプ(サブエレメントの非キータイプ)であって集約オブジェクトが属するキータイプである。このインプレース展開の一例が、図10に示した例である。
S1612及びS1613のいずれかのGUI画面が表示されている状態において、別の注目行及び別のキータイプのうちの少なくとも1つの指定に該当するユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、指定された別の注目行/別のキータイプについてのカラム展開を行う(S1611)。
S1602、S1603、S1611、S1612及びS1613のいずれかのGUI画面が表示されている状態において、別の注目行及び別のキータイプのうちの少なくとも1つの指定に該当するユーザ操作を検知した場合、管理サーバプログラム541が、指定された別の注目行/別のキータイプについての初期HRV形式表示を行う(S1601)。
以下、管理サーバプログラム541により行われる処理、及び、その処理において参照される情報の一例を説明する。
管理サーバプログラム541は、情報システム100内の全てのエレメント(例えば全てのノード)、又は、情報システム100内の所定の1以上のエレメントから、構成情報を収集し、収集した構成情報を基に、例えば図17A、図17B及び図18に示すテーブルを構築できる。図17A、図17B及び図18に示すテーブルは、それぞれ、テーブル543に含まれるテーブルである。すなわち、図17A、図17B及び図18に示すテーブルが表す情報は、テーブル543が表す構成情報の1つである。構築したテーブルを基に、管理サーバプログラム541は、複数エレメントを検知できる。
図17Aは、エレメントリストテーブルの一例を示す。
エレメントリストテーブル1700は、情報システム100内の全てのエレメントのリストである。具体的には、例えば、テーブル1700は、エレメント毎に、エレメントに割り振られた識別情報である「エレメントID」と、エレメントの名前である「エレメント名」と、エレメントのタイプの名前である「エレメントタイプ」とを有する。
図17Bは、エレメント関係テーブルの一例を示す。
エレメント関係テーブル1710は、エレメント間の関係を表す。具体的には、例えば、テーブル1710は、エレメント毎に、「エレメントID」と、そのエレメントに関係するエレメントのIDである「関係エレメントID」とを有する。
図18は、エレメントタイプ関係テーブルの一例を示す。
エレメントタイプ関係テーブル1800は、エレメントタイプ間の関係を表す。具体的には、例えば、テーブル1800は、エレメントタイプ毎に、エレメントタイプの名前である「エレメントタイプ」と、そのエレメントタイプに属するエレメントタイプである「子エレメントタイプ」とを有する。
図17A、図17B及び図18に示すテーブルが、図2に示したようなトポロジー構成やエレメントタイプ間の関係を表す。「VM#01」、「VSP#02」のような識別名(例えば共通名+識別番号)が使用されていれば、それらの各々はエレメントを表しており、「VM」、「VSP」のように識別名ではなく共通名が使用されていれば、それらの各々はエレメントタイプを表す。
管理サーバプログラム541は、情報システム100内の全てのエレメント(例えば全てのノード)から、エラー情報を受信し、受信したエラー情報を、例えば図19に示すテーブルに登録する。図19に示すテーブルは、テーブル544に含まれるテーブルである。すなわち、図19に示すテーブルが表す情報は、テーブル544が表すエラー情報の1つである。構築したテーブルを基に、管理サーバプログラム541は、いつどのエレメントでエラーが生じたかを知ることができる。
図19は、エレメントエラーテーブルの一例を示す。
エレメントエラーテーブル1900は、エラー毎に、エラーが発生したエレメントの識別情報である「エレメントID」と、そのエレメントで発生したエラーのタイプである「エラータイプ」と、エラーが発生した時刻である「発生時刻」と、エラーメッセージの識別情報である「エラーメッセージID」とを有する。
図20は、HRV形式表示処理の流れの一例を示す。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555からキータイプ(キータイプとして指定された「エレメントタイプ」)を受信する(S2001)。管理サーバプログラム541は、エレメントリストテーブル1700から、S2001で受信したキータイプに対応した全てのエレメントを特定する(S2002)。
管理サーバプログラム541は、S2002で特定した全てのエレメントの各々について、S2003〜S2005を行う。以下、1つのエレメント(図20及び図21の説明において「対象キーエレメント」と言う)を例に取る。
すなわち、管理サーバプログラム541は、対象キーエレメントについて、集約情報の計算(図21)を行う(S2003)。そして、管理サーバプログラム541は、キータイプ以外の各エレメントタイプについて、対象キーエレメントの表示オブジェクトと同一行内に集約オブジェクトを並べ、各集約オブジェクトに、S2003で算出された集約情報(エレメントの数)を描画する(S2004)。また、管理サーバプログラム541は、対象キーエレメントの表示オブジェクトに、対象キーエレメントのエレメント名(エレメントリストテーブル1700から特定されたエレメント名)を描画する(S2005)。
図21は、集約情報の計算処理の流れの一例を示す。
管理サーバプログラム541は、エレメント関係テーブル1710から、対象キーエレメントに対応した全ての関係エレメントを特定し(S2101)、S2101で特定した各関係エレメントについて、S2102を行う。以下、1つの関係エレメント(図21の説明において「対象関係エレメント」と言う)を例に取る。
管理サーバプログラム541は、対象関係エレメントに対応したエレメントタイプをエレメントリストテーブル1700から特定し、特定したエレメントタイプの関係エレメント数を1インクリメントする(S2102)。
図22Aは、インプレース展開処理の流れの一例を示す。この処理は、例えば、図3のHRV形式表示のGUI画面におけるキーオブジェクトの中央で展開操作(例えばダブルクリック)がされたことを管理サーバプログラム541が検知した場合に行われる。図22A及び図22Bの説明において、インプレース展開対象のキーエレメントを「対象キーエレメント」と言う。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555から、インプレース展開要求を受信する(S2201)。この要求は、例えば、対象キーエレメントのIDを含む。管理サーバプログラム541は、インプレース展開外オブジェクトの縮小処理を行う(S2202)。なお、この段階で、管理サーバプログラム541は、インプレース展開の表示領域の高さ及び位置(インプレース展開(拡大表示)後の行の四隅の座標)を決定してよい。
管理サーバプログラム541は、エレメント関係テーブル1710から、対象キーエレメントに対応した全ての関係エレメントを特定し(S2203)、S2203で特定した各関係エレメントについて、S2204及びS2205を行う。以下、1つの関係エレメント(図22Aの説明において「対象関係エレメント」と言う)を例に取る。
管理サーバプログラム541は、エレメントリストテーブル1700から、対象関係エレメントのエレメントタイプ及びエレメント名を特定する(S2204)。管理サーバプログラム541は、複数のエレメントタイプにそれぞれ対応した複数の表示対象リスト(図示せず)のうち、S2204で特定したエレメントタイプに対応した表示対象リストに、対象関係エレメントのエレメント名を登録する(S2205)。
管理サーバプログラム541は、各非キータイプについてS2206を行う。すなわち、管理サーバプログラム541は、当該非キータイプに対応した表示対象リストに登録されている各エレメント名を含んだ表示オブジェクトを、当該非キータイプに対応したカラム(縦方向に拡大された表示オブジェクト)内に描画する(S2206)。
管理サーバプログラム541は、対象キーエレメントのエレメント名を、キータイプに対応したカラム(対象キーエレメントの縦方向に拡大された表示オブジェクト)内に描画する(S2207)。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555に、対象キーエレメントのインプレース展開済みフラグをONに設定することを含んだ応答を、送信する(S2208)。
図22Bは、インプレース展開外オブジェクトの縮小処理の流れの一例を示す。
管理サーバプログラム541は、対象キーオブジェクト以外の各キーオブジェクト(以下、インプレース展開外キーオブジェクト)について、S2210〜S2212を行う。以下、1つのインプレース展開外キーオブジェクト(図22Bにおいて「対象オブジェクト」と言う)を例に取る。
管理サーバプログラム541は、対象オブジェクトを縮小(高さを短く)する(S2210)。管理サーバプログラム541は、エレメント関係テーブル1710から、対象オブジェクトのエレメントの全ての関係エレメントを特定し(S2211)、特定した各関係エレメントの表示オブジェクトを、S2210の縮小後の対象オブジェクトと同じ高さとなるよう縮小表示する(S2212)。
図23は、インプレース展開解除処理の流れの一例を示す。この処理は、例えば、インプレース展開されている行上で解除操作(例えばダブルクリック)がされたことを管理サーバプログラム541が検知した場合に行われる。図23の説明において、インプレース展開解除対象のキーエレメントを「対象キーエレメント」と言う。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555から、インプレース展開解除要求を受信する(S2301)。この要求は、例えば、対象キーエレメントのIDを含む。管理サーバプログラム541は、対象キーエレメントの表示オブジェクトを含んだ行について、インプレース展開解除処理(例えば、その行について図20のHRV形式表示処理)を行う(S2302)。管理サーバプログラム541は、管理クライアント555に、対象キーエレメントのインプレース展開済みフラグをOFFに設定することを含んだ応答を、送信する(S2303)。
図24は、カラム展開処理の流れの一例を示す。この処理は、例えば、図3のHRV形式表示のGUI画面におけるキーオブジェクトの端で展開操作(例えばダブルクリック)がされたことを管理サーバプログラム541が検知した場合に行われる。図24の説明において、カラム展開対象のキーエレメントを「対象キーエレメント」と言う。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555から、カラム展開要求を受信する(S2401)。管理サーバプログラム541は、エレメント関係テーブル1710及びエレメントタイプ関係テーブル1800を基に、各カラム展開エレメント(対象キーエレメントで指定された、カラム展開対象の行に属するエレメントを指す)の全てのサブエレメントを特定し(S2402)、S2402で特定した各サブレメントについて、S2403及びS2404を行う。以下、1つのサブエレメント(図24の説明において「対象サブエレメント」と言う)を例に取る。
管理サーバプログラム541は、エレメントリストテーブル1700から、対象サブエレメントのエレメントタイプ(サブエレメントタイプ)及びエレメント名(サブエレメント名)を特定する(S2403)。管理サーバプログラム541は、複数のサブエレメントタイプにそれぞれ対応した複数の表示対象リスト(図示せず)のうち、S2403で特定したサブエレメントタイプに対応した表示対象リストに、対象サブエレメントのエレメント名を登録する(S2404)。
管理サーバプログラム541は、各サブエレメントタイプについてS2405及びS2406を行う。以下、1つのサブエレメントタイプ(図24の説明において「対象サブエレメントタイプ」と言う)を例に取る。
管理サーバプログラム541は、親エレメントタイプ(対象サブエレメントタイプの上位のエレメントタイプ)に属する表示オブジェクト内に、対象サブエレメントタイプの集約オブジェクト(カラム)を描画し(S2405)、その集約オブジェクトに、対象サブエレメントタイプに対応した表示対象リストから特定されたサブエレメント数を描画する(S2406)。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555に、対象キーエレメントのカラム展開済みフラグをONに設定することを含んだ応答を、送信する(S2407)。
以上の処理により、図7に示した表示が行われる。なお、図8のようなVEL形式で表示を行う場合は、ループGとHの処理の代替として図22Aと図22BのループCとD、及びS2207を処理すればいい。この際、ループCの「関連エレメント」はS2402で特定したエレメントと読み替え、ループDの「各非キータイプ」は「各サブエレメントタイプ」と読み替えればよい。図10のようなHRV形式で表示を行う場合は、S2402でサブエレメントを特定後に、図20と図21を同様な読み替えを行って処理すればよい。
図25は、カラム展開解除処理の流れの一例を示す。この処理は、例えば、カラム展開されている行上で解除操作(例えばダブルクリック)がされたことを管理サーバプログラム541が検知した場合に行われる。図25の説明において、カラム展開解除対象のキーエレメントを「対象キーエレメント」と言う。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555から、カラム展開解除要求を受信する(S2501)。この要求は、例えば、対象キーエレメントのIDを含む。管理サーバプログラム541は、カラム展開されている行内のサブエレメントタイプの表示オブジェクトを非表示にし(S2502)、当該行内のキーオブジェクト及び集約オブジェクトのそれぞれの高さを元に戻す。管理サーバプログラム541は、管理クライアント555に、対象キーエレメントのカラム展開済みフラグをOFFに設定することを含んだ応答を、送信する(S2503)。
図26は、VEL形式の表示処理の流れの一例を示す。この処理は、例えば、GUI画面におけるいずれかのカラム内オブジェクト上で展開操作(例えばダブルクリック)がされたことを管理サーバプログラム541が検知した場合に行われる。
管理サーバプログラム541は、エレメントリストテーブル1700に登録されている各エレメント名を、エレメントタイプ毎の表示対象リスト(図示せず)に振り分ける(S2601)。管理サーバプログラム541は、各表示対象リストについて、登録されているエレメント名毎に、S2602〜S2604を行う。以下、1つのエレメント(図26及び図27の説明において「対象エレメント」と言う)を例に取る。なお、表示対象リストにエレメント名を登録したということは、カラム内オブジェクトを表示順でソートしていることを意味する。表示順は、固定でもよいし(例えばエレメント名に基づく規則に従う順)でもよいし、エレメントのメトリック値に応じて決められる等のように可変でもよい。
固定順の場合、ユーザは、強調表示されたオブジェクトの大体の表示位置によってその強調表示が意味する問題のシビア度合いを判断できる(言い換えれば、強調表示がされていないことで安心感を得ることができる)。例えば、「VEL形式の表示において真ん中近辺の行は、重要業務に関係するエレメントである」ことをユーザが経験的に記憶していれば、ユーザは、真ん中近辺が強調表示されていなければ安心できる。しかし、カラムを可変情報(例えば可変メトリック及び可変状態のうちの少なくとも1つ)でソートしてしまうとそういった位置でシビア度合いを判断できなくなってしまうため、可変情報以外の情報でカラム内のオブジェクトがソートされることが望ましい。
逆に可変情報(例えば可変メトリック)でソートして対策が必要なエレメントを表示上部に集めた場合、ユーザは表示上部に注目すれば対策が必要なエレメントを把握しやすい。
管理サーバプログラム541は、先頭又は末端からY番目以内のエレメント(例えばY=3)か否かを判断する(S2602)。S2602の判断結果が肯定の場合(S2602:Yes)、管理サーバプログラム541は、対象エレメントのエレメント名を含んだ表示オブジェクトを描画する(S2604)。一方、S2602の判断結果が否定の場合(S2602:No)、管理サーバプログラム541は、対象エレメントについて表示オブジェクト描画処理を行う(S2603)。
図27は、表示オブジェクト描画処理の流れの一例を示す。
管理サーバプログラム541は、対象エレメントが属するエレメントタイプについて、表示可能ピクセル値が0以下か否かを判断する(S2700)。S2700の判断結果が肯定の場合(S2700:Yes)、対象エレメントのオブジェクトの表示はスキップされる。
管理サーバプログラム541は、対象エレメントが属するエレメントタイプについて、「表示可能ピクセル値÷残りエレメント数(対象エレメントに対応したエレメントタイプについて図27の処理が未だ行われていないエレメントの数)」を計算し、算出された値が、エレメント名の表示に必要なピクセル値以上か否かを判断する(S2701)。
S2701の判断結果が肯定の場合(S2701:Yes)、管理サーバプログラム541は、当該エレメントタイプのカラム内に、対象エレメントのエレメント名を含んだ表示オブジェクトを描画する(S2702)。
S2701の判断結果が否定の場合(S2701:No)、管理サーバプログラム541は、対象エレメントがエレメント名の表示が必要なエレメントか否かを判断する(S2703)。なお、これは、上述した(表示ルール2)に対応している。
S2703の判断結果が肯定の場合(S2703:Yes)、S2702が行われる。
S2703の判断結果が否定の場合(S2703:No)、管理サーバプログラム541は、対象エレメントの表示オブジェクトをつぶして(高さを1ピクセルとして)描画する(S2704)。
S2702又はS2704の後、管理サーバプログラム541は、表示可能ピクセル値から、表示した表示オブジェクトの高さ分のピクセル値を引く(S2705)。
図28は、VEL形式における関係表示処理の流れの一例を示す。
管理サーバプログラム541は、管理クライアント555から、関係表示要求を受信する(S2801)。関係表示要求は、例えば、ユーザによりポイントされた(例えばクリックされた)オブジェクトに対応したエレメントのIDを含む。図28の説明において、そのエレメントを「対象エレメント」と言う。
管理サーバプログラム541は、エレメント関係テーブル1710から、対象エレメントに対応した全ての関係エレメントを特定し(S2802)、S2802で特定した各関係エレメントについて、S2803及びS2804を行う。以下、1つの関係エレメント(図28の説明において「対象関係エレメント」と言う)を例に取る。
管理サーバプログラム541は、エレメントリストテーブル1700から、対象関係エレメントのエレメントタイプ及びエレメント名を特定する(S2803)。管理サーバプログラム541は、複数のエレメントタイプにそれぞれ対応した複数の強調表示対象リスト(図示せず)のうち、S2803で特定したエレメントタイプに対応した強調表示対象リストに、対象関係エレメントのエレメント名を登録する(S2804)。
管理サーバプログラム541は、各強調表示対象リストについて、登録されているエレメント名を含んだ表示オブジェクトに対し強調表示処理(例えば背景色の変更)を施す(S2805)。
<実施形態の変形例>
以上説明した実施形態の変形例として、例えば下記が行われても良い。
(*)キータイプ指定の受信は、ユーザ操作による受信以外に、管理プログラムの他のモジュールからの受信でもよいし、ユーザ操作無しのデフォルト値が設定されていてもよい。キータイプ以外の表示対象タイプは、事前設定されてもよく、ユーザ操作により指定されてもよく、ユーザ操作無しのデフォルト指定でもよい。1画面に少なくとも複数の最上位タイプ(実施形態での「Tags」、「LAN」、「Server Clusters」、「SAN」及び「Storages」が相当)の全てが表示されるよう、最上位タイプが定義されていてもよい。
(*)管理サーバプログラム541は、一部のエレメントの表示を省略してもよい。これは、例えば、HRV形式のキータイプには属するが表示が省略されるエレメントが存在してもよく、HRV形式の非キータイプで集約対象外となるエレメントが存在してもよく、VEL形式のタイプ毎の表示で表示を省略されるエレメントが存在してもよい。
(*)また、複数カラム形式の表示において、一部のカラムがHRV形式やVEL形式以外の表示形式で表示されてもよい。
(*)インプレース展開行では、HRV形式やVEL形式以外の表示形式、例えば、特許文献1のようにエレメント間のエンドツーエンドの関係を線描画するような複数カラム形式が採用されてもよい。
(*)管理サーバプログラム541は、インプレース展開を、これまで説明してきた回数以上に再帰的に行ってもよい。例えば、管理システムは、HRV形式の第1の行を対象に1回目のインプレース展開(ただし内部表示形式はHRV形式)を行い、さらにその中の第2の行を対象に2回目のインプレース展開(ただし内部表現形式は複数カラム形式)を行ってもよい。なお、視点を変えると、内部表現形式をHRV形式とするインプレース展開は、VEL形式や特許文献1等のある程度のエレメント数であれば関係性が把握できる複数カラム形式を表示する前段階で、表示対象とするエレメントを絞り込む役割を持つとも考えられる。
(*)管理サーバプログラム541は、カラム展開を、再帰的に行ってもよい。
(*)「Storages」のようにあるタイプのサブタイプ(サブカラム)が多い場合、管理サーバプログラム541は、サブカラムを含んだカラムの横幅を広げ、そのカラムと同一行にある他のカラムの横幅を小さくしてもよい。この場合、拡大後のカラムの領域は拡大前のカラムの領域と重ねることでインプレース展開と同様の視覚的効果を狙ってもよい。
以上、一実施形態及び幾つかの変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態及び変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
100:情報システム 555:管理クライアント 557:管理サーバ

Claims (15)

  1. 複数タイプの複数エレメントを含む情報システムに接続された少なくとも1つの計算機で実行されるコンピュータプログラムである管理プログラムであって、
    (I)複数タイプの複数エレメントを含む情報システムから構成情報を収集することで前記複数エレメントを検知し、
    (II)前記複数タイプから、表示対象とするタイプを複数選択し、
    (III)前記表示対象タイプから、集約表示のキーとなるタイプの指定を受信し、
    (IV)前記複数エレメントの情報を、前記表示対象タイプ毎に対応するカラムを持つ複数カラム表示形式であるHRV(Horizontal Relation View)形式で表示し、
    前記HRV形式での表示では:
    (A1)前記キータイプに属するエレメントを複数選択し、
    (A2)(A1)で選択した複数のエレメントの情報を示すオブジェクトである複数のキーオブジェクトを、前記キータイプに対応するカラム内に表示し、
    (A3)前記キータイプ以外の前記表示対象タイプ、及び各キーオブジェクトについて:
    (A3a)当該表示対象タイプに属し、(A1)で選択したエレメントに関係するエレメントの集約情報を計算し、
    (A3b)(A3a)の集約情報を示すオブジェクトである集約オブジェクトを、当該表示対象タイプに対応するカラムと(A2)で表示したキーオブジェクトを横方向に延長した領域とが交差した領域に一部でも含まれるように表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる管理プログラム。
  2. (B1)(A1)で選択したエレメントから所定のエレメントを指定した高さ拡大要求を検知し、
    (B2)前記所定エレメントの情報を表す所定のキーオブジェクトを横方向に延長した領域を少なくとも含む拡大領域を確保するために:
    (B2a)前記所定キーオブジェクト以外のキーオブジェクトを前記拡大領域の外に移動し、
    (B2b)(B2a)で移動したキーオブジェクトに関係して表示した集約オブジェクトを前記拡大領域の外に移動し、
    (B3)前記所定エレメントに関係するエレメントを選択し、
    (B4)前記拡大領域内に、前記所定エレメントの情報と、(B3)で選択したエレメントの情報と、を複数カラム表示形式で表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項1記載の管理プログラム。
  3. 前記拡大領域内に表示する複数カラム表示形式は、VEL(Vertical Element List view)形式であり、
    前記VEL形式での表示では:
    (C1)前記キータイプに対応するカラム内に、前記所定エレメントの情報を表すオブジェクトを表示し、
    (C2)前記キータイプ以外の前記表示対象タイプについて:
    (C2a)前記所定エレメントに関係するエレメントから当該タイプに属するエレメントを選択し、
    (C2b)(C2a)で選択したエレメントの情報を表すオブジェクトを、当該タイプに対応するカラム内に縦方向に並べて表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項2記載の管理プログラム。
  4. (B3)では:
    (E1)展開対象のタイプ各々について:
    (E1a)当該タイプが包含するエレメントのサブタイプを選択し、
    (E1b)前記所定のエレメント又は(B3)で選択したエレメントに包含され、(E1a)で選択したサブタイプに属するサブエレメントを選択し、
    (E1c)前記展開対象カラムと前記拡大領域とが交わる領域に、前記(E1b)で選択したサブエレメントの情報を複数カラム表示形式で表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項2記載の管理プログラム。
  5. (F1)前記所定のエレメント又は(C2b)で選択したエレメントから、強調表示対象のエレメントを選択し、
    (F2)(F1)で選択したエレメントに関係するエレメントを、前記所定のエレメント又は(C2b)で選択したエレメントから選択し、
    (F3)(F1)及び(F2)で選択したエレメントの情報を表すオブジェクトを強調表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項3記載の管理プログラム。
  6. 前記HRV形式及び前記VEL形式のうちの少なくとも1つの形式での表示において、各カラムについて、当該カラムの高さに従う許容数より当該カラムに属する表示オブジェクトの数が多ければ、一部の表示オブジェクトを高さ方向に縮小されたことを表す縮小表示を、少なくとも当該カラムについて行う、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項3記載の管理プログラム。
  7. 前記縮小表示に属する前記一部の表示オブジェクトのうち、条件に該当するエレメントを表すオブジェクトを、当該縮小表示の範囲の高さ及び当該縮小表示を含んだカラムの高さのうちの少なくとも1つのカラムの高さを変えることなく、拡大表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項6記載の管理プログラム。
  8. 前記HRV形式での表示における縮小表示に属する前記一部の表示オブジェクトのうち、条件に該当するエレメントを表すオブジェクトの他に、当該オブジェクトに関係する集約オブジェクトも、同じ高さに拡大表示する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項7記載の管理プログラム。
  9. 各集約オブジェクトについて、表示位置を、当該集約オブジェクトと無関係なキーオブジェクトを横方向に延長した領域には一部でも入らないよう調整する、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項1記載の管理プログラム。
  10. 前記HRV形式での表示では、前記キーオブジェクトと前記集約オブジェクトとの間に関係線を描画しない、
    ことを前記少なくとも1つの計算機に実行させる請求項1記載の管理プログラム。
  11. 複数タイプの複数エレメントを含む情報システムを管理する管理システムであって、
    前記情報システムから構成情報を収集することで前記複数エレメントを検知するプロセッサと、
    前記複数エレメントの情報を格納する記憶資源と、
    検知された前記複数エレメントが複数カラム表示形式であるHRV(Horizontal Relation View)形式で前記プロセッサにより表示される表示デバイスと
    を有し、
    前記複数エレメントを対象とした前記HRV形式の表示では:
    1A)前記複数カラムの各々は、前記複数タイプのいずれかと対応し、
    1B)前記複数カラムは、集約表示のキーとなるカラムであるキーカラムと、前記キーカラムに従って集約表示される集約対象カラムと、を含み、
    1C)前記キーカラムは、対応するタイプに属するエレメントの情報を表すオブジェクトであるキーオブジェクトを縦に並べて含み、
    1D)前記集約対象カラム内の、前記キーオブジェクト各々の横の領域は、前記キーオブジェクトで表されるエレメントと関係するエレメントの集約情報を示す集約オブジェクトを含むことで、前記キーオブジェクト及び関係する前記集約オブジェクトが同一行内に配置される、
    管理システム。
  12. 前記プロセッサは、所定の行の拡大要求を検知し、
    前記プロセッサは、前記所定の行を、前記所定の行を包含し、前記所定の行よりも高い拡大領域を確保するために:
    2A)前記所定の行の上又は下の行に含まれる前記キーオブジェクト及び前記集約オブジェクトは、前記拡大領域の外に移動し、
    2B)前記拡大領域内に、前記所定の行に含まれる前記キーオブジェクト及び前記集約オブジェクトに対応するエレメントの情報を、複数カラム表示形式で表示する、
    請求項11記載の管理システム。
  13. 前記拡大領域内に表示する複数カラム表示形式は、VEL(Vertical Element List view)形式であり、
    前記VEL形式での表示では、各カラムは、対応するタイプに属する1以上のエレメントの情報をそれぞれ表し縦に並んだ1以上のオブジェクトを含む、
    請求項12記載の管理システム。
  14. 前記プロセッサは:
    6A)前記拡大領域内のオブジェクトから、強調表示対象を選択し、
    6B)6A)で選択したオブジェクトが表すエレメント、に関係するエレメントを選択し、
    6C)6A)で選択したエレメント、及び6B)で選択したエレメントを強調表示する、
    請求項13記載の管理システム。
  15. 5A)前記所定の行に含まれる前記キーオブジェクトが表すエレメントは、複数の第1サブコンポーネントを含み、
    5B)前記所定の行に含まれる前記集約オブジェクトが表すエレメントは、複数の第2サブコンポーネントを含み、
    5C)前記拡大領域内に表示する前記複数カラム表示形式での複数カラムは、前記複数の第1サブコンポーネントのサブタイプに対応する第1サブカラムと、前記複数の第2サブコンポーネントのサブタイプに対応する第2サブカラムと、を含む、
    請求項12記載の管理システム。
JP2016523017A 2014-05-27 2014-05-27 情報システムを管理する管理システム Active JP6127210B2 (ja)

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