JP6118606B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

表示装置と、その作製方法に関する。特に、両面に画像や情報を表示できる表示装置と、その作製方法に関する。
近年、表示装置は様々な用途への応用が期待されており、多様化が求められている。
エレクトロルミネッセンス(EL:Electroluminescence)を利用した発光素子(EL素子とも記す)は、薄型軽量化が容易である、入力信号に対し高速に応答可能である、直流低電圧電源を用いて駆動可能である等の特徴を有し、表示装置への応用が検討されている。
例えば、特許文献1では、1つの有機ELディスプレイモジュールで両面表示を可能にする技術が開示されている。具体的には、ガラス基板上に、第1の透明電極、第1の有機EL層、金属電極、第2の有機EL層、及び第2の透明電極がこの順で積層された構成が開示されている。
米国特許公開第2003/0227254号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、有機EL層や透明電極をそれぞれ2回成膜する必要があるため、生産性が低い、コストが高い等の問題がある。
また、家屋やビル等の建築物の窓ガラス、店舗のショーウィンド等に利用するために、表示装置の薄型化、軽量化が求められている。また、表示装置の高機能化、高付加価値化を実現するために、タッチ操作が可能な表示装置が求められている。
タッチ操作が可能な表示装置を作製する方法として、例えば、表示パネルに外付け方式のタッチパネルを取り付ける方法が挙げられる。両面に画像や情報を表示できる表示装置では、両面に外付け方式のタッチパネルを取り付けることで、両面でタッチ操作が可能となる。しかし、この方法では、表示装置全体の厚さ、重さが増してしまう等の問題がある。
したがって、本発明の一態様は、新規な表示装置を提供することを目的の一とする。また、本発明の一態様は、薄型又は軽量である表示装置を提供することを目的の一とする。また、本発明の一態様は、両面に画像や情報を表示できる表示装置を提供することを目的の一とする。また、本発明の一態様は、タッチ操作が可能な表示装置を提供することを目的の一とする。
また、本発明の一態様は、表側と裏側でそれぞれ画像や情報を表示でき、かつ、表側と裏側でそれぞれタッチ操作が可能な表示装置を提供することを目的の一とする。また、本発明の一態様は、薄型及び軽量であり、表側と裏側でそれぞれ画像や情報を表示でき、かつ、表側と裏側でそれぞれタッチ操作が可能な表示装置を提供することを目的の一とする。また、本発明の一態様は、表示装置を生産性高く、又は低コストで作製することを目的の一とする。
なお、本発明の一態様は、上記の課題の全てを解決する必要はないものとする。
本発明の一態様の表示装置は、それぞれ独立に発光する複数の両面発光素子と、複数の両面受光素子と、を有する。
複数の両面発光素子は、表示装置の表側で遮光膜と重なり、表示装置の裏側の表示に用いられる素子と、表示装置の裏側で遮光膜と重なり、表示装置の表側の表示に用いられる素子を含む。したがって、表示装置の表側と裏側でそれぞれ画像や情報を表示できる。
複数の両面受光素子は、表示装置の表側で遮光膜と重なり、表示装置の裏側のタッチ操作に用いられる素子と、表示装置の裏側で遮光膜と重なり、表示装置の表側のタッチ操作に用いられる素子を含む。したがって、表示装置の表側と裏側でそれぞれタッチ操作ができる。
具体的には、本発明の一態様は、一方の面及び他方の面で表示が可能な表示装置であって、該一方の面側で遮光膜と重なる第1の両面発光素子と、該他方の面側で遮光膜と重なる第2の両面発光素子と、該一方の面側で遮光膜と重なる第1の両面受光素子と、該他方の面側で遮光膜と重なる第2の両面受光素子と、を有し、第1の両面発光素子及び第2の両面発光素子は、それぞれ独立に発光する表示装置である。
また、本発明の一態様は、一方の面及び他方の面で表示が可能な表示装置であって、該一方の面側で第1の遮光膜と重なる第1の両面発光素子と、該他方の面側で第2の遮光膜と重なる第2の両面発光素子と、該一方の面側で該第1の遮光膜と重なる第1の両面受光素子と、該他方の面側で該第2の遮光膜と重なる第2の両面受光素子と、を有し、第1の両面発光素子及び第2の両面発光素子は、それぞれ独立に発光する表示装置である。
上記構成の表示装置は、第1の両面発光素子及び第2の両面発光素子を、同一平面上に有することが好ましい。また、上記構成の表示装置は、第1の両面受光素子及び第2の両面受光素子を、同一平面上に有することが好ましい。
本発明の一態様では、表示装置の一方の面の表示に用いる発光素子と、他方の面の表示に用いる発光素子とを、同一平面上に有する。また、本発明の一態様では、表示装置の一方の面のタッチ操作に用いる受光素子と、他方の面のタッチ操作に用いる受光素子とを、同一平面上に有する。したがって、表示装置の薄型化や軽量化を実現できる。
また、本発明の一態様では、表示装置の一方の面の表示に用いる発光素子と、他方の面の表示に用いる発光素子とを、同一工程で作製できる。また、本発明の一態様では、表示装置の一方の面のタッチ操作に用いる受光素子と、他方の面のタッチ操作に用いる受光素子とを、同一工程で作製できる。したがって、表示装置を生産性高く、又は低コストで作製できる。
上記各構成において、第1の両面受光素子及び第2の両面受光素子は、それぞれ、一導電型の第1の半導体領域と、第1の半導体領域とは逆の導電型の第2の半導体領域と、を、絶縁表面上に有していてもよい。さらに、第1の半導体領域及び第2の半導体領域の間の、第1の半導体領域及び第2の半導体領域よりも抵抗値の高い第3の半導体領域を、該絶縁表面上に有していてもよい。
上記各構成において、第1の半導体領域又は第2の半導体領域と電気的に接続する導電層に、遮光性の導電層を用いることが好ましい。例えば、上記各構成において、第1の半導体領域の端部を覆う第1の遮光性の導電層と、第2の半導体領域の端部を覆う第2の遮光性の導電層と、を有していてもよい。受光素子の端面を遮光膜で覆うことにより、受光素子に、発光素子からの導波光が入射することを抑制できる。
上記各構成において、第1の両面発光素子及び第2の両面発光素子は、それぞれ、絶縁表面上の第1の電極と、第1の電極上の発光性の有機化合物を含む層(EL層とも記す)と、発光性の有機化合物を含む層上の第2の電極と、を有し、第1の電極の端部を覆う隔壁を有していてもよい。
上記各構成において、隔壁は、第2の受光素子と重ならない遮光膜を有することが好ましい。また、上記構成において、隔壁は、第2の受光素子と重ならない遮光性の隔壁であることが好ましい。遮光性の隔壁、又は遮光膜を有する隔壁を用いることにより、受光素子に、発光素子からの導波光が入射することを抑制できる。
上記各構成において、第1の両面発光素子は、他方の面側で着色層と重なり、第2の両面発光素子は、一方の面側で着色層と重なることが好ましい。本発明の一態様を適用することで、フルカラーの表示装置を提供できる。
上記各構成において、表示装置は、透光膜のみが積層された透光領域を有することが好ましい。このような構成とすることで、使用者は、表示装置の透光領域を介して、前方の景色を認識することができる。
上記各構成において、表示装置は、可撓性を有することが好ましい。
本発明の一態様では、支持体の材料に、樹脂や、可撓性を有する程度の厚さのガラスを適用することもでき、より薄型である表示装置や、より軽量である表示装置、又は可撓性を有する表示装置を提供できる。
なお、本明細書中において、遮光膜は、発光素子の発する光の透過率が25%以下、より好ましくは20%以下である。また、遮光膜は、受光素子が検出する光の透過率が25%以下、より好ましくは20%以下である。また、透光膜は、発光素子の発する光の透過率が75%以上、より好ましくは80%以上である。また、透光膜は、受光素子が検出する光の透過率が75%以上、より好ましくは80%以上である。
なお、本明細書中において、表示装置には、表示素子が封止された状態にあるパネルだけでなく、該パネルにコネクター、例えば異方導電性フィルムもしくはTCP(Tape Carrier Package)が取り付けられたモジュール、TCPの先にプリント配線板が設けられたモジュール、又は該パネルにCOG(Chip On Glass)方式によりIC(集積回路)が直接実装されたモジュールも含まれる。
本発明の一態様では、表側と裏側でそれぞれ画像や情報を表示でき、かつ、表側と裏側でそれぞれタッチ操作が可能な表示装置を提供できる。
本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。 本発明の一態様の表示装置を説明する図。
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
なお、以下に説明する発明の構成において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、その繰り返しの説明は省略する。また、同様の機能を指す場合には、ハッチパターンを同じくし、特に符号を付さない場合がある。
また、図面等において示す各構成の、位置、大きさ、範囲などは、理解の簡単のため、実際の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ずしも、図面等に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
本発明の一態様の表示装置は、一方の面及び他方の面で表示が可能である。本発明の一態様の表示装置は、該一方の面側でのみ遮光膜と重なる両面発光素子と、該他方の面側でのみ遮光膜と重なる両面発光素子と、該一方の面側でのみ遮光膜と重なる両面受光素子と、該他方の面側でのみ遮光膜と重なる両面受光素子と、を有する。複数の両面発光素子は、それぞれ独立に発光する。
<平面レイアウト>
まず、図1(A)及び図2(A)〜(D)に、本発明の一態様の表示装置における、表示画素と受光画素の平面レイアウトの一例を示す。
図1(A)では、表示装置の一方の面(後述する基板190側)の表示に用いる表示画素(表示画素10a)と、表示装置の他方の面(後述する基板111側)の表示に用いる表示画素(表示画素10b)と、を示す。表示画素10aは、赤色の副画素100a(R)、緑色の副画素100a(G)、及び青色の副画素100a(B)を有する。表示画素10bは、赤色の副画素100b(R)、緑色の副画素100b(G)、及び青色の副画素100b(B)を有する。各副画素は両面発光素子130を1つ有する。
また、図1(A)では、表示装置の一方の面(後述する基板190側の面)のタッチ操作に用いる受光画素101aと、表示装置の他方の面(後述する基板111側の面)のタッチ操作に用いる受光画素101bと、を示す。各受光画素は両面受光素子120を1つ有する。
なお、図1(A)では、1つの表示画素が有する副画素が隣接する構成を示したが、隣接していなくてもよい。例えば、図2(A)に示すように、表示画素10aが有する副画素100a(R)と副画素100a(B)の間に、表示画素10bが有する副画素100b(R)を有していてもよい。
また、図1(A)では、1つの表示画素が赤色、緑色、青色の3種類の副画素を有する構成を示したが、表示画素が有する副画素の数及び色要素の種類に限定はない。例えば、図2(B)に示すように、各表示画素が、該3色の副画素に加えて、白色の副画素を有していてもよい(白色の副画素100a(W)や白色の副画素100b(W)参照)。
また、図1(A)では、1つの表示画素に対して1つの受光画素を有する構成を示したが、表示画素と受光画素の数の比率に限定はない。例えば、図2(C)に示すように、1つの副画素に対して1つの受光画素を有していてもよい。また、図2(D)に示すように、複数の表示画素に対して1つの受光画素を有していてもよい。
なお、表示装置は、第1の両面発光素子、第2の両面発光素子、第1の両面受光素子、又は第2の両面受光素子を、それぞれ2次元のマトリクス状に有していてもよい。例えば、図1(A)又は図2(A)〜(D)に示したレイアウトのいずれかを一つのユニットとして、該ユニットが2次元のマトリクス状に配置されていてもよい。
<詳細な構成>
次に、本発明の一態様の表示装置における、表示画素及び受光画素の詳細な構成について説明する。
≪構成例1≫
図1(B)に、図1(A)における一点鎖線X1−Y1間の断面図の一例を示す。
図1(B)に示す表示装置は、基板111、絶縁層113、遮光膜181、絶縁層115、複数のトランジスタ140、複数の両面受光素子120、複数の両面発光素子130、導電層151、絶縁層153、絶縁層155、隔壁194、着色層(緑色の着色層180a(G)、青色の着色層180a(B)及び青色の着色層180b(B))、空間192、遮光膜182、及び基板190を有する。
緑色の副画素100a(G)では、基板111上に絶縁層113を介して遮光膜181が設けられており、遮光膜181上に絶縁層115を介して、トランジスタ140と、該トランジスタ140と電気的に接続する両面発光素子130と、が設けられている。基板190には、空間192を介して両面発光素子130と重なる緑色の着色層180a(G)が設けられている。
同様に、青色の副画素100a(B)では、基板111上に絶縁層113を介して遮光膜181が設けられており、遮光膜181上に絶縁層115を介して、トランジスタ140と、該トランジスタ140と電気的に接続する両面発光素子130と、が設けられている。基板190には、空間192を介して両面発光素子130と重なる青色の着色層180a(B)が設けられている。
一方、青色の副画素100b(B)では、基板111上に絶縁層113及び絶縁層115を介して、トランジスタ140と、該トランジスタ140と電気的に接続する両面発光素子130と、が設けられている。基板190には、空間192を介して両面発光素子130と重なる遮光膜182が設けられている。
両面発光素子130として用いることができる発光素子は、電流又は電圧によって輝度が制御される素子をその範疇に含んでおり、具体的には、無機EL素子、有機EL素子等が含まれる。
以下では、両面発光素子130として有機EL素子を用いる場合を例に挙げて説明する。両面発光素子130は、一対の電極(第1の電極131及び第2の電極135)と、該一対の電極間に設けられた発光性の有機化合物を含む層(以下、EL層133と記す)とを有する。該一対の電極の一方は陽極として機能し、他方は陰極として機能する。
第1の電極131は絶縁層155上に設けられ、隔壁194によって端部を覆われている。第1の電極131は導電層151を介してトランジスタ140と電気的に接続している。EL層133は、第1の電極131上に設けられ、第2の電極135は、EL層133上に設けられている。
第1の電極131及び第2の電極135には、それぞれ可視光を透過する導電膜を用いる。構成例1のEL層133は、各副画素で同様の構成である(塗り分けられていない)。両面発光素子130は、例えば、白色発光の有機EL素子とすればよい。
第1の電極131と第2の電極135の間に、有機EL素子の閾値電圧より高い電圧を印加すると、EL層133に陽極側から正孔が注入され、陰極側から電子が注入される。注入された電子と正孔はEL層133において再結合し、EL層133に含まれる発光物質が発光する。
緑色の副画素100a(G)では、両面発光素子130の発する光は、緑色の着色層180a(G)を介して基板190を透過する。青色の副画素100a(B)では、両面発光素子130の発する光は、青色の着色層180a(B)を介して基板190を透過する。緑色の副画素100a(G)及び青色の副画素100a(B)では、両面発光素子130と基板111の間に遮光膜181が設けられているため、両面発光素子130の発する光は、基板111側には取り出されない。
一方、青色の副画素100b(B)では、両面発光素子130の発する光は、ゲート絶縁膜117上に設けられた青色の着色層180b(B)を介して基板111を透過する。青色の副画素100b(B)では、両面発光素子130と基板190の間に遮光膜182が設けられているため、両面発光素子130の発する光は、基板190側には取り出されない。
なお、図1(B)では、青色の着色層180b(B)をゲート絶縁膜117上に設ける例を示したが、この構成に限定されない。青色の着色層180b(B)は、両面発光素子130よりも基板111側に配置されていればよい。例えば、青色の着色層180b(B)は、絶縁層153上、又は絶縁層113上に設けられていてもよい。
なお、図1(B)では、青色の着色層180a(B)や緑色の着色層180a(G)を基板190上に設ける例を示したが、この構成に限定されない。これらの着色層は、両面発光素子130よりも基板190側に配置されていればよい。例えば、これらの着色層は、第2の電極135上に設けられていてもよい。
つまり、図1(B)に示す表示装置が有する複数の両面発光素子は、基板111側で遮光膜と重なり、基板190側から発光が取り出される素子と、基板190側で遮光膜と重なり、基板111側から発光が取り出される素子を含む。したがって、表示装置の表側と裏側でそれぞれ画像や情報を表示できる。
両面受光素子120として用いる受光素子は、縦接合型であっても横接合型であってもよい。また、pn型であってもpin型であってもよい。以下では、一の半導体層に、一導電型の第1の半導体領域と、該第1の半導体領域とは逆の導電型の第2の半導体領域と、該第1の半導体領域及び該第2の半導体領域の間の、該第1の半導体領域及び該第2の半導体領域よりも抵抗値の高い第3の半導体領域と、を有する横接合型の受光素子を用いる場合を例に挙げて説明する。
具体的には、両面受光素子120は、島状の半導体層内に、p型半導体領域121、i型半導体領域123、及びn型半導体領域125を有する横接合型の受光素子である。
なお、i型半導体領域123は、半導体層のうち、含まれるp型もしくはn型を付与する不純物が1×1020cm−3以下の濃度であり、暗伝導度に対して光伝導度が100倍以上である領域を指す。i型半導体領域123には、周期表第13族もしくは第15族の不純物元素を有するものもその範疇に含む。すなわち、i型の半導体は、価電子制御を目的とした不純物元素を意図的に添加しないときに弱いn型の電気伝導性を示すので、i型半導体領域123は、p型を付与する不純物元素を、成膜時或いは成膜後に、意図的もしくは非意図的に添加されたものをその範疇に含む。
受光画素101aでは、基板111上に絶縁層113を介して遮光膜181が設けられており、遮光膜181上に絶縁層115を介して、両面受光素子120が設けられている。両面受光素子120には基板190側から外光が入射する。基板111と両面受光素子120の間には遮光膜181が設けられているため、両面受光素子120には基板111側から外光が入射しない。
一方、受光画素101bでは、基板111上に絶縁層113及び絶縁層115を介して、両面受光素子120が設けられている。両面受光素子120には基板111側から外光が入射する。基板190と両面受光素子120の間には遮光膜182が設けられているため、両面受光素子120には基板190側から外光が入射しない。
つまり、図1(B)に示す表示装置が有する複数の両面受光素子は、基板111側で遮光膜と重なり、基板190側から外光が入射する素子と、基板190側で遮光膜と重なり、基板111側から外光が入射する素子を含む。したがって、表示装置の表側と裏側でそれぞれタッチ操作ができる。
また、図1(B)に示す表示装置では、基板111側の面の表示に用いる素子と、基板190側の面の表示に用いる素子とを、同一平面上に有する。また、図1(B)に示す表示装置では、基板111側の面のタッチ操作に用いる素子と、基板190側の面のタッチ操作に用いる素子とを、同一平面上に有する。したがって、表示装置の薄型化や軽量化を実現できる。
また、図1(B)に示す表示装置では、基板111側の面の表示に用いる素子と、基板190側の面の表示に用いる素子とを、同一工程で作製できる。また、図1(B)に示す表示装置では、基板111側の面のタッチ操作に用いる素子と、基板190側の面のタッチ操作に用いる素子とを、同一工程で作製できる。したがって、表示装置を生産性高く、又は低コストで作製できる。
トランジスタ140は、島状の半導体層内に、ゲート絶縁膜117を介してゲート電極145と重なる領域141と、該領域141を挟む一対のn型半導体領域143と、を有する。
以上が構成例1の説明である。以降の構成例2〜6では、構成例1と同様の構成については上記を参酌できるため、説明を省略する場合がある。
≪構成例2≫
図3(B)に、図3(A)における一点鎖線X2−Y2間の断面図の一例を示す。
構成例2は、透光領域102を有する点で構成例1と異なる。構成例2では、基板111及び基板190の間に、遮光膜181及び遮光膜182が配置されていない透光領域102を有する。透光領域102では、透光膜のみが積層されている。したがって、使用者は、表示装置の透光領域102を介して、前方の景色を認識することができる。
さらに、構成例2は、両面受光素子120の半導体層の端部が導電層151に覆われている点で構成例1と異なる。構成例2において、導電層151は、遮光性の導電層の単層構造、又は遮光性の導電層を含む積層構造とする。両面受光素子の端面を、遮光膜で覆うことにより、両面発光素子130からの導波光が両面受光素子120に入射することを抑制できる。
具体的には、構成例2では、p型半導体領域121と電気的に接続し、p型半導体領域121の端部を覆う導電層151が、遮光性の導電層の単層構造、又は遮光性の導電層を含む積層構造である。また、n型半導体領域125と電気的に接続し、n型半導体領域125の端部を覆う導電層151が、遮光性の導電層の単層構造、又は遮光性の導電層を含む積層構造である。
≪構成例3≫
図4に、図1(A)における一点鎖線X1−Y1間の断面図の一例を示す。
構成例3は、EL層133が各色の副画素ごとに塗り分けられている点で構成例1と異なる。各色の副画素で、異なる構成のEL層133をそれぞれ成膜する。例えば、赤色の副画素が有する両面発光素子130が赤色の光を発し、緑色の副画素が有する両面発光素子130が緑色の光を発し、青色の副画素が有する両面発光素子130が青色の光を発する構成とすればよい。なお、各副画素は、着色層を有さなくてもよい。
さらに、構成例3は、隔壁が遮光膜を有する点で構成例1と異なる。図4では、隔壁が透光膜193と遮光膜196との積層構造である例を示す。隔壁が遮光膜196を有することにより、両面発光素子130からの導波光が両面受光素子120に入射することを抑制できる。なお、受光画素101aでは、基板190側から両面受光素子120に外光が入射するよう、遮光膜196の一部を開口し、基板190と両面受光素子120が透光膜のみを介して重なる領域を設ける。
≪構成例4≫
図5に、図1(A)における一点鎖線X1−Y1間の断面図の一例を示す。
構成例4は、両面受光素子120の半導体層の端部が導電層151に覆われている点(詳しくは構成例2参照)で構成例1と異なる。さらに、構成例4は、隔壁が遮光膜を有する点(詳しくは構成例3参照)で構成例1と異なる。両面受光素子の端面を遮光膜で覆うこと、及び隔壁が遮光膜を有することにより、両面発光素子130からの導波光が両面受光素子120に入射することを抑制できる。
≪構成例5≫
図6に、図1(A)における一点鎖線X1−Y1間の断面図の一例を示す。
構成例5は、隔壁が遮光性である点で構成例1と異なる。遮光性の隔壁195を有することにより、両面発光素子130からの導波光が両面受光素子120に入射することを抑制できる。なお、受光画素101aでは、基板190側から両面受光素子120に外光が入射する必要があるため、遮光性の隔壁195の一部を開口し、基板190と両面受光素子120が透光膜のみを介して重なる領域を設ける。一方、受光画素101bでは、遮光性の隔壁195により、基板190側から両面受光素子120に外光が入射されない場合は、基板190と両面受光素子120の間に遮光膜182を設けなくてもよい。
さらに、構成例5は、ボトムゲート型のトランジスタ140を有し、かつ遮光膜181を有していない点で構成例1と異なる。構成例5において、トランジスタ140のゲート電極146は、遮光性の導電層の単層構造、又は遮光性の導電層を含む積層構造とする。緑色の副画素100a(G)や青色の副画素100a(B)では、両面発光素子130と基板111との間にゲート電極146が設けられているため、両面発光素子130の発する光は基板111側には取り出されない。受光画素101aでは、両面受光素子120と基板111との間に、ゲート電極146と同一工程で作製された遮光膜(遮光性の導電層の単層構造、又は遮光性の導電層を含む積層構造)が設けられているため、両面受光素子120には基板111側から外光が入射しない。トランジスタのゲート電極が一方の基板側の遮光膜を兼ねることで、表示装置の構成及び作製工程を簡略化できる。
≪構成例6≫
図7に、図1(A)における一点鎖線X1−Y1間の断面図の一例を示す。
構成例6は、表示装置が可撓性を有する点で構成例4と異なる。支持体となる可撓性基板が作製工程でかかる温度に耐えられる場合は、該可撓性基板上に直接素子を作製すればよい。
基板として、可撓性を有するが透水性が高く、耐熱性が低い材料(樹脂など)を用いなければならない場合、作製工程で基板に高温をかけることができないため、該基板上に作製する素子の作製条件に制限がある。このような場合は、耐熱性の高い作製基板上に表示装置の一部の構成を作製した後、作製基板から可撓性基板へと該構成を転置する技術を用いて可撓性を有する表示装置を作製することができる。耐熱性の高い作製基板上でトランジスタ等の作製を行えるため、信頼性の高いトランジスタや十分に低い透水性を有する絶縁層を形成することができる。そして、それらを可撓性基板へと転置することで、信頼性が高く可撓性を有する表示装置を作製できる。
例えば、被剥離層(絶縁層113、遮光膜181、複数のトランジスタ140、複数の両面受光素子120、及び複数の両面発光素子130等)が剥離層を介して設けられた作製基板と、被剥離層(絶縁層169、複数の着色層、及び遮光膜182等)が剥離層を介して設けられた作製基板と、を、接着剤層197で貼り合わせる。そして、剥離層を用いて被剥離層を作製基板より剥離する。露出した被剥離層に接着剤層を用いて可撓性基板を接着する。図7では、絶縁層113と可撓性基板161が接着剤層165によって接着されており、絶縁層169と可撓性基板163が接着剤層167によって接着されている例を示す。
以上に示した各構成例は、他の構成例と適宜組み合わせて用いることができる。
<材料の一例>
次に、本発明の一態様の表示装置に用いることができる材料の一例を説明する。なお、各層は、単層構造又は積層構造とすることができる。
(両面発光素子)
前述の通り、第1の電極131及び第2の電極135には、それぞれ可視光を透過する導電膜を用いる。可視光を透過する導電膜は、例えば、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などを用いて形成することができる。また、金、白金、ニッケル、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、パラジウム、もしくはチタン等の金属材料、又はこれら金属材料の窒化物(例えば、窒化チタン)等も、透光性を有する程度に薄く形成することで用いることができる。また、グラフェン等を用いてもよい。電極は、それぞれ、真空蒸着法やスパッタリング法を用いて形成すればよい。
EL層133は少なくとも発光物質を含む発光層を有する。EL層133は、発光層以外の層として、正孔注入性の高い物質、正孔輸送性の高い物質、正孔ブロック材料、電子輸送性の高い物質、電子注入性の高い物質、又はバイポーラ性の物質(電子輸送性及び正孔輸送性が高い物質)等を含む層をさらに有していてもよい。
EL層133には低分子系化合物及び高分子系化合物のいずれを用いることもでき、無機化合物を含んでいてもよい。EL層133を構成する層は、それぞれ、蒸着法(真空蒸着法を含む)、転写法、印刷法、インクジェット法、塗布法等の方法で形成することができる。
(両面受光素子)
両面受光素子120が有する半導体層は、シリコン、ゲルマニウム、シリコンゲルマニウム等を用いて形成できる。半導体材料の結晶性に特に限定はなく、非晶質半導体、微結晶半導体、多結晶半導体、単結晶半導体等を用いることができる。
(トランジスタ)
表示装置が有するトランジスタの構造は特に限定されない。例えば、スタガ型のトランジスタとしてもよいし、逆スタガ型のトランジスタとしてもよい。また、トップゲート型又はボトムゲート型のいずれのトランジスタ構造としてもよい。トランジスタに用いる半導体材料は特に限定されず、例えば、シリコン、ゲルマニウム等が挙げられる。または、In−Ga−Zn系金属酸化物等の、インジウム、ガリウム、亜鉛のうち少なくとも一つを含む酸化物半導体を用いてもよい。
トランジスタに用いる半導体材料の結晶性についても特に限定されず、非晶質半導体、結晶性を有する半導体(微結晶半導体、多結晶半導体、単結晶半導体、又は一部に結晶領域を有する半導体)のいずれを用いてもよい。結晶性を有する半導体を用いると、トランジスタ特性の劣化を抑制できるため好ましい。
(隔壁)
隔壁194の材料としては、樹脂又は無機絶縁材料を用いることができる。樹脂としては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、シロキサン樹脂、エポキシ樹脂、又はフェノール樹脂等を用いることができる。特に、隔壁194の作製が容易となるため、ネガ型の感光性樹脂、あるいはポジ型の感光性樹脂を用いることが好ましい。遮光性の材料を用いることで、構成例5の遮光性の隔壁195を作製できる。
隔壁の形成方法は、特に限定されないが、フォトリソグラフィ法、スパッタ法、蒸着法、液滴吐出法(インクジェット法等)、印刷法(スクリーン印刷、オフセット印刷等)等を用いればよい。
(導電層)
導電層151は、モリブデン、チタン、クロム、タンタル、タングステン、アルミニウム、銅、ネオジム、スカンジウム、イットリウム等の金属、又はこれらを主成分とする合金材料等を用いて形成できる。また、酸化インジウム等の導電性を有する金属酸化物を用いてもよい。遮光性の材料を用いることで、構成例2等の遮光性の導電層151を作製できる。なお、構成例5で示した、遮光膜を兼ねるトランジスタ140のゲート電極146も、同様の遮光性の材料を用いることで形成できる。
(絶縁層)
絶縁層113や絶縁層115は、トランジスタを構成する半導体への不純物の拡散を抑制する効果を奏する。例えば、酸化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、酸化アルミニウム膜などの無機絶縁層を用いることができる。絶縁層169にも同様の材料を用いることができる。
絶縁層153や絶縁層155としては、トランジスタ起因等の表面凹凸を低減するために平坦化機能を有する絶縁層を選択するのが好適である。例えば、ポリイミド、アクリル、ベンゾシクロブテン系樹脂等の有機材料を用いることができる。また、上記有機材料の他に、低誘電率材料(low−k材料)等を用いることができる。
絶縁層113、絶縁層115、絶縁層153、絶縁層155、絶縁層169は、必要で無ければ設けなくてもよい。
(基板)
基板には、発光素子が発する光、及び受光素子が検出する光を透過する材料を用いる。例えば、ガラス、石英、セラミック、サファイア、樹脂などの材料を用いることができる。基板としては、例えば、可視光及び赤外光を透過するプラスチック基板や、可視光及び赤外光を透過するガラス基板を用いることができる。また、フレキシブルな発光装置の基板(構成例6の可撓性基板161及び可撓性基板163等)には可撓性を有する材料を用いる。
ガラスとしては、例えば、無アルカリガラス、バリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス等を用いることができる。また、可撓性を有する程度の厚さのガラスを用いてもよい。
樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、ポリアクリルニトリル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリエーテルスルホン(PES)樹脂、ポリアミド樹脂、シクロオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等が挙げられる。特に、熱膨張係数の低い材料を用いることが好ましく、例えば、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、PET等を好適に用いることができる。また、ガラス繊維に樹脂を含浸した基板や、無機フィラーを樹脂に混ぜて熱膨張係数を下げた基板を使用することもできる。このような材料を用いた基板は、重量が軽いため、該基板を用いた表示装置も軽量にすることができる。
可撓性基板としては、上記材料を用いた層が、表示装置の表面を傷などから保護するハードコート層(例えば、窒化シリコン層など)や、押圧を分散可能な材質の層(例えば、アラミド樹脂層など)等と積層されて構成されていてもよい。また、水分等による発光素子の寿命の低下等を抑制するために、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜等の窒素と珪素を含む膜や、窒化アルミニウム膜等の窒素とアルミニウムを含む膜等の透水性の低い絶縁層を有していてもよい。
基板は、複数の層を積層して用いることもできる。特に、ガラスを有する構成とすると、水や酸素に対するバリア性を向上させ、信頼性の高い発光装置とすることができる。
例えば、発光素子に近い側からガラス層、接着剤層、及び樹脂層を積層した基板を用いることができる。当該ガラス層の厚さとしては20μm以上200μm以下、好ましくは25μm以上100μm以下とする。このような厚さのガラス層は、水や酸素に対する高いバリア性と可撓性を同時に実現できる。また、樹脂層の厚さとしては、10μm以上200μm以下、好ましくは20μm以上50μm以下とする。このような樹脂層をガラス層よりも外側に設けることにより、ガラス層の割れやクラックを抑制し、機械的強度を向上させることができる。このようなガラス材料と樹脂の複合材料を基板に適用することにより、極めて信頼性が高いフレキシブルな発光装置とすることができる。
(接着剤層)
接着剤層165、接着剤層167及び接着剤層197として、例えば、紫外線硬化型等の光硬化型接着剤、反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、嫌気型接着剤などの各種硬化型接着剤を用いることができる。例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。特に、エポキシ樹脂等の透湿性が低い材料が好ましい。また、上記接着剤に乾燥剤(ゼオライト等)を含んでいてもよい。
(着色層)
各副画素が有する着色層(カラーフィルタ等)によって、該副画素が呈する光の色が決まる。着色層の色要素は特に限定されず、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタ等を用いることができる。また、着色層を有さない副画素を、白色を呈する副画素として用いてもよい。
(遮光膜)
遮光膜の導電性は問わない。例えば、顔料を含む樹脂材料を用いてもよいし、赤外光及び可視光を遮光可能なアルミニウム又はクロム等の金属材料を用いてもよい。また、遮光膜により、トランジスタの半導体層が遮光されると、赤外光及び可視光の入射による、トランジスタの閾値電圧がシフトする等の特性の劣化を抑制できる。また、隣接する着色層の間に設けられた遮光膜は隣接する画素(副画素)から回り込む光を遮光し、隣接画素間における混色を抑制する。着色層の端部を、遮光膜と重なるように設けることにより、光漏れを抑制することができる。
なお、着色層及び遮光膜を覆うオーバーコートを設けると、着色層や遮光膜に含まれる顔料等の不純物が発光素子等に拡散することを抑制できる。オーバーコートには透光性を有する無機絶縁材料や有機絶縁材料等を用いることができる。
(空間)
表示装置の封止方法は限定されず、例えば、固体封止であっても中空封止であってもよい。例えば、ガラスフリットなどのガラス材料や、二液混合型の樹脂などの常温で硬化する硬化樹脂、光硬化性の樹脂、熱硬化性の樹脂などの樹脂材料を用いることができる。空間192は、窒素やアルゴンなどの不活性な気体で充填されていてもよく、PVC(ポリビニルクロライド)樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブチラル)樹脂、EVA(エチレンビニルアセテート)樹脂等の樹脂で充填されていてもよい。また、樹脂内に乾燥剤が含まれていてもよい。また、空間192は、減圧状態であってもよい。
<応用例>
次に、本発明の一態様の表示装置の応用例について図8を用いて説明する。
同一の表示装置500について、室内から見た場合を図8(A)(C)に示し、室外から見た場合を図8(B)(D)に示す。
なお、室内側には、1人の使用者501が存在し、室外側には、複数の使用者502が存在するものとしているが使用者の数は特に限定されない。
図8(A)は、表示装置500の室内側の面で表示を行っている場合の例である。表示装置500は、表示部506で表示を行う。使用者501は、表示部506でタッチ操作が可能である。
図8(B)は、表示装置500の室外側の面で表示を行っている場合の例である。表示装置500は、表示部507で表示を行う。複数の使用者502は、表示部507でタッチ操作が可能である。
本発明の一態様が適用された表示装置500は、表示部506と表示部507で同時にそれぞれ独立した表示を行うことができる。つまり、表示装置500は、表示部506又は表示部507の一方のみで表示を行うことができ、両方で表示を行うこともできる。両方で表示を行う場合、同一の画像(静止画又は動画)や情報を表示することができ、異なる画像や情報を表示することもできる。また、表示部506と表示部507で同時にそれぞれ独立したタッチ操作を行うことができる。
図8(C)(D)は、表示装置500の室内側の面及び室外側の面で表示を行っていない場合の例である。表示装置500の表示部に透光領域を有することで、使用者は前方の景色を認識することができる。また、表示装置500は、表示部とは別の箇所に透光領域504を有していてもよい。
本発明の一態様の表示装置は、受光素子を用いた光学式のタッチセンサを有するため、表示部506や表示部507に直接触れるだけでなく、該表示部から少し離れた位置からでも操作が可能である。したがって、家屋やビル等の建築物の窓ガラス、店舗のショーウィンド等に用いる大型の表示装置であっても、使用者が操作を容易に行うことができる。
10a 表示画素
10b 表示画素
100a 副画素
100b 副画素
101a 受光画素
101b 受光画素
102 透光領域
111 基板
113 絶縁層
115 絶縁層
117 ゲート絶縁膜
120 両面受光素子
121 p型半導体領域
123 i型半導体領域
125 n型半導体領域
130 両面発光素子
131 第1の電極
133 EL層
135 第2の電極
140 トランジスタ
141 領域
143 n型半導体領域
145 ゲート電極
146 ゲート電極
151 導電層
153 絶縁層
155 絶縁層
161 可撓性基板
163 可撓性基板
165 接着剤層
167 接着剤層
169 絶縁層
180a 着色層
180b 着色層
181 遮光膜
182 遮光膜
190 基板
192 空間
193 透光膜
194 隔壁
195 隔壁
196 遮光膜
197 接着剤層
500 表示装置
501 使用者
502 複数の使用者
504 透光領域
506 表示部
507 表示部

Claims (6)

  1. 一方の面及び他方の面で表示が可能な表示装置であって、
    第1の遮光膜と、
    前記第1の遮光膜の上方の、第1の発光素子、第2の発光素子、第1の受光素子及び第2の受光素子と、
    前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子の上方の第2の遮光膜と、を有し、
    前記第1の発光素子は、前記第1の遮光膜と重なり、
    前記第1の受光素子は、前記第1の遮光膜と重なり、
    前記第2の発光素子は、前記第2の遮光膜と重なり、
    前記第2の受光素子は、前記第2の遮光膜と重なり、
    前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子は、それぞれ独立に発光し、
    前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子を、同一平面上に有し、
    前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子を、同一平面上に有する表示装置。
  2. 請求項において、
    前記第1の受光素子及び前記第2の受光素子は
    導電型の第1の半導体領域と、
    前記第1の半導体領域とは逆の導電型の第2の半導体領域と
    記第1の半導体領域の端部を覆う第1の遮光性の導電層と、
    前記第2の半導体領域の端部を覆う第2の遮光性の導電層と、を有し、
    前記第1の半導体領域及び前記第2の半導体領域を、同一平面上に有する表示装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子は
    第1の電極と、
    前記第1の電極上の発光性の有機化合物を含む層と、
    前記発光性の有機化合物を含む層上の第2の電極と
    記第1の電極の端部を覆う隔壁と、を有し、
    前記隔壁は、第3の遮光膜を有し、
    前記第1の受光素子は、前記第3の遮光膜と重ならない表示装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項において、
    前記第1の発光素子の上方の、第1の着色層と、
    前記第2の発光素子の下方の、第2の着色層と、を有し、
    前記第1の発光素子は、前記第1の着色層と重なり、
    前記第2の発光素子は、前記第2の着色層と重なる表示装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項において、
    透光膜のみが積層された透光領域を有する表示装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項において、
    可撓性を有する表示装置。
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