JP6116833B2 - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6116833B2
JP6116833B2 JP2012193600A JP2012193600A JP6116833B2 JP 6116833 B2 JP6116833 B2 JP 6116833B2 JP 2012193600 A JP2012193600 A JP 2012193600A JP 2012193600 A JP2012193600 A JP 2012193600A JP 6116833 B2 JP6116833 B2 JP 6116833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular structure
medical image
image data
image
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012193600A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014046109A (ja
Inventor
和正 荒木田
和正 荒木田
智司 若井
智司 若井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Medical Systems Corp
Priority to JP2012193600A priority Critical patent/JP6116833B2/ja
Publication of JP2014046109A publication Critical patent/JP2014046109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6116833B2 publication Critical patent/JP6116833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Description

本発明の実施形態は、医用画像処理装置に関する。
従来、冠動脈が狭窄して血流が不足することで発症する虚血性心疾患の診断においては、CT(Computed Tomography)アンギオグラフィー(Angiography)や、アンギオグラフィーなどの造影検査が用いられる。しかしながら、これらの造影検査から得られる情報だけでは、経皮冠動脈インターベンション(PCI:Percutaneous Coronary Intervention)を行うか否かを判断することは難しい。PCIは、カテーテルを用いて狭窄した病変部を拡張させることで血流を増加させる治療法であり、拡張させた病変部にステントが留置される場合もある。
PCIを行うか否かの判断に用いられる方法としては、例えば、冠動脈血流予備量比(FFR:Fractional Flow Reserve)を測定する方法が知られている。FFRは、病変部位を挟んだ大動脈側の冠動脈内圧に対する末梢側の冠動脈内圧の比率である。例えば、FFRが「0.80以下」となった場合に、PCIを行うと判断される。ここで、FFRの測定には、プレッシャーワイヤーを用いた侵襲的な処置が必要となるため、手間がかかる。
そこで、近年、冠動脈の3Dデータを用いて、計算流体力学的な手法によりFFRを算出する方法が提案されている。しかしながら、上述した従来技術においては、長時間の演算が必要なため、実用的な手法ではなかった。
特開2012−081254号公報
本発明が解決しようとする課題は、簡便かつ高速に血管内血流情報を算出することを可能にする医用画像処理装置を提供することである。
実施形態の医用画像処理装置は、生成手段と、算出手段とを備える。生成手段は、3次元の医用画像データに含まれる管状構造物の走行方向を抽出し、前記管状構造物の走行方向に沿った2次元の断面画像データを前記3次元の医用画像データから生成する。算出手段は、前記生成手段によって生成された2次元の断面画像データ基づいて計算流体力学を適用することで、前記管状構造物における流体情報を算出する。
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る2D画像生成部によって抽出されるバルサルバ洞の一例を示す図である。 図3Aは、第1の実施形態に係る2D画像生成部によるバルサルバ洞の芯線抽出の一例を模式的に示す図である。 図3Bは、第1の実施形態に係る2D画像生成部によるバルサルバ洞の特徴点抽出の一例を模式的に示す図である。 図3Cは、第1の実施形態に係る2D画像生成部によるバルサルバ洞の表示断面決定の一例を模式的に示す図である。 図3Dは、第1の実施形態に係る2D画像生成部による狭窄部位抽出の一例を模式的に示す図である。 図3Eは、第1の実施形態に係る2D画像生成部によるCPR画像の生成の一例を模式的に示す図である。 図3Fは、第1の実施形態に係る2D画像生成部によるCPR画像の生成の一例を模式的に示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る2D画像生成部によって生成されたCPR画像の一例を示す図である。 図5Aは、第1の実施形態に係る算出部によるCPR画像上の血管壁抽出の一例を示す図である。 図5Bは、第1の実施形態係る算出部による血流情報の算出の一例を示す図である。 図6Aは、第1の実施形態に係る表示制御部の制御によって表示される表示画面の第1の例を示す図である。 図6Bは、第1の実施形態に係る表示制御部の制御によって表示される表示画面の第2の例を示す図である。 図6Cは、第1の実施形態に係る表示制御部の制御によって表示される表示画面の第3の例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置による処理の手順を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、医用画像処理装置100は、入力部110と、表示部120と、通信部130と、記憶部140と、制御部150とを有する。例えば、医用画像処理装置100は、ワークステーションや、任意のパーソナルコンピュータなどであり、図示しない医用画像診断装置や、画像保管装置などとネットワークを介して接続される。医用画像診断装置は、例えば、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置などである。また、医用画像診断装置は、3次元の医用画像データ(例えば、造影された心臓の3次元画像データなど)を生成可能である。画像保管装置は、医用画像を保管するデータベースである。具体的には、画像保管装置は、医用画像診断装置から送信された3次元の医用画像データを記憶部に格納し、これを保管する。
上述した医用画像処理装置100と、医用画像診断装置と、画像保管装置とは、例えば、病院内に設置された院内LAN(Local Area Network)により、直接的、又は間接的に相互に通信可能な状態となっている。例えば、PACS(Picture Archiving and Communication System)が導入されている場合、各装置は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、医用画像等を相互に送受信する。
入力部110は、マウス、キーボード、トラックボール等であり、医用画像処理装置100に対する各種操作の入力を操作者から受け付ける。具体的には、入力部110は、管状構造物(例えば、血管など)内の流体の流れ(例えば、血流など)を解析する対象となる処理対象の3次元の医用画像データを画像保管装置から取得するための情報の入力などを受け付ける。例えば、入力部110は、虚血性心疾患の患者の心臓を撮影したCT画像を取得するための入力を受け付ける。また、入力部110は、後述する制御部150によって抽出される管状構造物の芯線を編集するための入力操作を受付ける。
表示部120は、立体表示モニタとしての液晶パネル等であり、各種情報を表示する。具体的には、表示部120は、操作者から各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、後述する制御部150による処理によって生成された2D画像等を表示する。なお、制御部150によって生成される2次元画像については、後述する。通信部130は、NIC(Network Interface Card)等であり、他の装置との間で通信を行う。
記憶部140は、図1に示すように、画像データ記憶部141と、2D画像記憶部142と、判定条件記憶部143とを有する。例えば、記憶部140は、ハードディスク、半導体メモリ素子等であり、各種情報を記憶する。画像データ記憶部141は、通信部130を介して画像保管装置から取得した3次元の医用画像データを記憶する。2D画像記憶部142は、後述する制御部150の処理中の画像データや、処理によって生成された2D画像群等を記憶する。
判定条件記憶部143は、後述する制御部150による判定処理に用いられる条件を記憶する。具体的には、判定条件記憶部143は、管状構造物内の病変部位の治療の要否を判定するための条件を記憶する。例えば、判定条件記憶部143は、冠動脈に対してPCIを行うか否かを判定するための条件を記憶する。一例を挙げると、判定条件記憶部143は、「FFR:0.80以下」の場合に「PCI」を行う必要があるとする判定条件を記憶する。
制御部150は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路であり、医用画像処理装置100の全体制御を行なう。
また、制御部150は、図1に示すように、例えば、画像取得部151と、2D画像生成部152と、算出部153と、表示制御部154とを有する。そして、制御部150は、3次元の医用画像データに含まれる管状構造物内の流体の流れに関する各種情報を算出する。以下、管状構造物として冠動脈を一例に挙げ、冠動脈内の血流情報を算出する場合について説明する。
画像取得部151は、通信部130を介して、図示しない画像保管装置から3次元の医用画像データを取得して、画像データ記憶部141に格納する。例えば、画像取得部151は、入力部110を介して操作者から入力された情報に対応する3次元の医用画像データを、通信部130を介して画像保管装置から取得する。例えば、画像取得部151は、X線CT装置によって収集された心臓の3次元画像データを取得して、画像データ記憶部141に格納する。
2D画像生成部152は、3次元の医用画像データに含まれる管状構造物内の病変部位の特徴が反映された当該管状構造物の2次元の断面画像を前記3次元の医用画像データから生成する。具体的には、2D画像生成部152は、管状構造物の芯線を抽出し、抽出した芯線に沿って管状構造物を展開したCPR(Curved Multi Planer Reconstruction)画像を生成する。より具体的には、2D画像生成部152は、管状構造物の内腔を抽出し、抽出した内腔の狭窄率(例えば、内径など)が最小又は最大となるように、前記CPR画像を生成する。まず、2D画像生成部152は、入力部110を介して操作者から指定された3次元の医用画像データを画像データ記憶部140から読み出し、読み出した3次元の医用画像データに含まれる2D画像を生成する対象を抽出する。
例えば、2D画像生成部152は、造影された心臓の3次元画像データを画像データ記憶部141から読み出し、読み出した3次元画像データから心臓領域を抽出する。一例を挙げると、2D画像生成部152は、3次元画像データのボクセルごとのCT値や、MRI信号強度などを用いた領域拡張法や、人体アトラス(Atlas)などに基づいて、3次元画像データに含まれる心臓領域を抽出する。なお、人体アトラスとは、臓器の立体構造や機能が集約されたデータベースである。また、3次元画像データから心臓領域を抽出する手法は、上記した手法に限定されるものではなく、他の既存技術を適用可能である。
そして、2D画像生成部152は、抽出した心臓領域から大動脈洞(バルサルバ洞)を抽出する。図2は、第1の実施形態に係る2D画像生成部152によって抽出されるバルサルバ洞の一例を示す図である。図2に示すように、心臓領域から冠動脈20を含むバルサルバ洞10を抽出する。なお、図2においては、1本の冠動脈のみを示しているが、実際には、2D画像生成部152は、左前下行枝と左回旋枝とを含む左冠動脈と、右冠動脈とをそれぞれ抽出する。また、冠動脈を含むバルサルバ洞10は、人体アトラスを用いた手法などにより抽出される。
そして、2D画像生成部152は、抽出したバルサルバ洞に対して内部領域を細線化する方法などを用いることで、バルサルバ洞の芯線を抽出する。図3Aは、第1の実施形態に係る2D画像生成部152によるバルサルバ洞の芯線抽出の一例を模式的に示す図である。例えば、2D画像生成部152は、図3Aに示すように、抽出したバルサルバ洞10の芯線30を抽出する。
その後、2D画像生成部152は、バルサルバ洞の特徴点を抽出する。図3Bは、第1の実施形態に係る2D画像生成部152によるバルサルバ洞の特徴点抽出の一例を模式的に示す図である。例えば、2D画像生成部152は、図3Bに示すように、抽出した芯線とバルサルバ洞の上端部(又は、バルサルバ洞を抽出した画像の上端部)との交点41と、芯線とバルサルバ洞の下端部(又は、バルサルバ洞を抽出した画像の下端部)との交点42と、冠動脈20の起始部43とを抽出する。なお、図3Bにおいては、1つの起始部43を抽出する図を示しているが、実際には、左冠動脈及び左冠動脈のそれぞれの起始部が抽出される。
そして、2D画像生成部152は、抽出したバルサルバ洞の特徴点に基づいて、バルサルバ洞の表示断面を決定する。図3Cは、第1の実施形態に係る2D画像生成部152によるバルサルバ洞の表示断面決定の一例を模式的に示す図である。例えば、2D画像生成部152は、図3Cに示すように、交点41、交点42及び起始部43によって定義される平面50をバルサルバ洞10の表示断面として決定する。すなわち、2D画像生成部152は、図3Cに示すように、交点41、交点42及び起始部43によって形成される平面に対して直交する平面50をバルサルバ洞10の表示断面として決定する。なお、上述したバルサルバ洞の表示断面は、左冠動脈及び右冠動脈のそれぞれについて決定される。
そして、2D画像生成部152は、抽出した冠動脈20の起始部43に基づいて、冠動脈20の芯線を抽出して、抽出した芯線に基づいて、冠動脈の内腔及び外壁の輪郭線を抽出する。例えば、2D画像生成部152は、ベッセルトラッキング法(例:Onno Wink, Wiro J.Niessen, “Fast Delineation and Visualization of Vessel in 3-D Angiographic Images”, IEEE Trans.Med.Imag.Vol.19, No.4, 2000参照)、或いは、管腔臓器の内部領域を細線化する方法(例:G. D. Rubin, D. S. Paik, P. C. Johnston, S. Napel, “Measurement of the Aorta and Its Branches with Helical CT,” Radiology, Vol.206, No.3, pp.823-9, Mar., 1998.参照)などを用いて冠動脈の芯線を抽出する。
その後、2D画像生成部152は、例えば、抽出した芯線及び冠動脈の内腔及び外壁の輪郭線を用いて、冠動脈の狭窄部位を抽出する。図3Dは、第1の実施形態に係る2D画像生成部152による狭窄部位抽出の一例を模式的に示す図である。例えば、2D画像生成部152は、図3Dに示すように、冠動脈の芯線31を抽出し、抽出した芯線31に基づいて冠動脈20の内腔及び外壁の輪郭線を抽出する。そして、2D画像生成部152は、抽出した芯線及び冠動脈20の内腔及び外壁の輪郭線を用いて狭窄部位60を抽出する。
一例を挙げると、2D画像生成部152は、芯線から内腔の輪郭線までの第1の距離と、芯線から外壁までの第2の距離とを、芯線に沿った任意の位置ごとに算出する。そして、2D画像生成部152は、位置ごとに算出した第2の距離に対する第1の距離の比率を算出する。そして、2D画像生成部152は、算出した比率が所定の閾値よりも低い位置を狭窄部位として決定する。
そして、2D画像生成部152は、抽出した狭窄部位が最小径となる方向で観察することが可能なCPR画像を生成する。ここで、2D画像生成部152は、冠動脈において狭窄部位以外の領域についても最小径となる方向で観察することが可能なCPR画像を生成する。図3E及び図3Fは、第1の実施形態に係る2D画像生成部152によるCPR画像の生成の一例を模式的に示す図である。なお、図3Fは、図3Eに示す冠動脈の短手方向の断面図を示す。
例えば、2D画像生成部152は、図3Eに示すように、冠動脈20の芯線31に沿った平面51で冠動脈を切断した2次元の断面画像を生成する。ここで、2D画像生成部152は、図3Fに示すように、冠動脈の内腔の狭窄率が最小となる方向で冠動脈を切断する。すなわち、2D画像生成部152は、図3Fに示すように、冠動脈20の内腔の狭窄率52が最も短くなるように、芯線31を通る平面51を合わせて断面画像を生成する。そして、2D画像生成部152は、芯線31に沿って内腔の狭窄率が最も短くなる断面画像を順次生成して、生成した断面画像を連結したCPR画像を生成する。
図4は、第1の実施形態に係る2D画像生成部152によって生成されたCPR画像の一例を示す図である。例えば、2D画像生成部152は、図4に示すように、バルサルバ洞10の表示断面と、冠動脈20において芯線31に沿って内腔の狭窄率が最も短くなる複数の断面画像とを連結したCPR画像を生成する。なお、上述した例では、内腔の狭窄率が最小となる断面を用いる場合について説明したが、2D画像生成部152は、内腔の狭窄率が最大となる断面の断面画像を用いてCPR画像を生成することも可能である。
また、2D画像生成部152は、管状構造物の短手方向の断面を示すクロスカット画像及び前記CPR画像を伸長させたSPR(Stretched CPR)画像を生成することも可能である。すなわち、2D画像生成部152は、例えば、図3Fに示すような冠動脈の短手方向の断面画像や、図4に示すCPR画像を伸長させたSPR画像を生成する。なお、上述した2次元画像(CPR画像、クロスカット画像、SPR画像など)は、左冠動脈及び右冠動脈について、それぞれ生成される。
図1に戻って、算出部153は、2D画像生成部152によって生成された2次元画像に対して計算流体力学を適用することで、管状構造物内の流体情報を算出する。具体的には、算出部153は、流体情報として、管状構造物内の所定の位置ごとに少なくとも流体の圧力、流速及びせん断応力を含むパラメータを算出する。例えば、算出部153は、図4に示すCPR画像の冠動脈の血流情報を算出する場合、まず、2D画像生成部152によって抽出された冠動脈20の内腔及び外壁の輪郭線の情報に基づいて、CPR画像上の冠動脈20の内腔及び外壁の輪郭を抽出する。
図5Aは、第1の実施形態に係る算出部153によるCPR画像上の血管壁抽出の一例を示す図である。例えば、算出部153は、図5Aに示すように、CPR画像上の冠動脈20の外壁の輪郭線71と、内腔の輪郭線72を抽出する。そして、算出部153は、抽出した内腔の輪郭線72を境界条件として、計算流体力学シミュレーションを適用する。一例を挙げると、算出部153は、以下の式(1)及び(2)による計算流体力学シミュレーションを実行する。なお、式(1)における「v」は流速を示し、「t」は時間を示し、「ρ」は密度を示し、「P」は圧力を示し、「ν」は動粘性係数を示す。また、「F」は外力項を示す。
すなわち、算出部153は、式(1)に示すNavier−Stokes方程式と、式(2)に示す連続の式とを連立することで、血流情報を予測する。ここで、算出部153は、式(1)及び式(2)を解く方法として、差分法、或いは、有限要素法などを用いることができる(田中光宏:基礎数値解析−偏微分方程式のシミュレーション技法入門−2006 参照)。
算出部153は、予め設定された初期条件(例えば、大動脈側(バルサルバ洞側)の初期血流速及び内圧、末梢側の初期血流速及び内圧、血液の粘性率など)をもとに、上記した式(1)及び式(2)を用いて、CPR画像上の内腔の輪郭線内の血流情報(圧力、流速及びせん断応力などのパラメータ)を算出する。なお、初期条件は、一般的に用いられる代表値を用いる場合であってもよく、或いは、患者に合わせて測定した実測値を用いる場合であってもよい。
図5Bは、第1の実施形態係る算出部153による血流情報の算出の一例を示す図である。図5Bにおいては、図5Aに示すCPR画像を対象とした血流情報の算出について示す。例えば、算出部153は、図5Bに示すように、冠動脈20の内腔の輪郭線72を境界として、冠動脈20の各位置における圧力、流速及びせん断応力などのパラメータを算出する。一例を挙げると、算出部153は、図5Bの矢印73に示すように、大動脈側(バルサルバ洞10側)の冠動脈におけるパラメータを算出する。そして、算出部153は、冠動脈20の位置を変えて、例えば、図5Bの矢印74に示すように、末梢側の冠動脈におけるパラメータを算出する。なお、図5Bにおいては、2つの位置についてパラメータを算出する場合について示しているが、実際には、算出部153は、冠動脈20の位置を少しずつずらしながら、各位置のパラメータを算出する。
そして、算出部153は、算出したパラメータを用いて、例えば、FFRなどの診断に用いられる情報を算出する。FFRを算出する場合には、算出部153は、以下に示す式(3)により冠動脈20の各位置におけるFFRを算出する。なお、式(3)における「Pao」とは、大動脈側の冠動脈内圧を示し、「Pdis」とは、末梢側の冠動脈内圧を示す。
すなわち、算出部153は、大動脈側の冠動脈内圧(例えば、図5Bの矢印73付近の内圧)に対する末梢側の冠動脈内圧(例えば、図5Bの矢印74付近の内圧)の比率を算出する。ここで、FFRを算出する場合、算出部153は、冠動脈において内圧を算出した各位置におけるFFRをそれぞれ算出する。
そして、算出部153は、算出した管状構造物内の流体情報と、予め設定された条件とを比較することで、病変部位の治療の要否を判定する。例えば、算出部153は、算出した冠動脈のFFRを、判定条件記憶部143によって記憶された判定条件と比較することで、PCIを行うか否かを判定する。一例を挙げると、算出部153は、図5Bの矢印74に示す位置のFFRが「0.80」であった場合、冠動脈20に対してPCIを実行することが必要であると判定する。算出部153は、冠動脈20の各位置について、PCIを行うか否かの判定を実行する。また、算出部153は、上述したパラメータ及びFFRなどの算出及び病変部位の治療の要否判定を、左冠動脈及び右冠動脈それぞれについて実行する。
図1に戻って、表示制御部154は、パラメータに含まれる前記流体の圧力、流速及びせん断応力のうち、いずれかに対して値に応じた色付けを行い、2次元の断面画像に重畳して前記所定の表示部にて表示させる。図6Aは、第1の実施形態に係る表示制御部154の制御によって表示される表示画面の第1の例を示す図である。なお、図6Aにおいては、FFRについて値に応じた色づけをした場合について示す。
例えば、表示制御部154は、図6Aに示すように、冠動脈の各位置におけるFFRの値にそれぞれ色を割り当て、CPR画像に重畳させた画像を表示部120に表示させる。なお、FFRの値と色との対応は、操作者又は設計者によって予め設定される。
また、表示制御部154は、操作者が入力部110を介して血管の位置を指定した場合に、指定された位置のFFRの値や、PCIの要否などをさらに重畳させて表示する。図6Bは、第1の実施形態に係る表示制御部154の制御によって表示される表示画面の第2の例を示す図である。例えば、図6Bに示すように、操作者によってカーソル80が冠動脈上に合わせられると、表示制御部154は、合わせられた位置のFFRの値「0.80」と、PCIの要否を判定した結果「要」を重畳して表示する。
さらに、表示制御部154は、算出部153によって判定された判定結果を表示部120にて表示させる。図6Cは、第1の実施形態に係る表示制御部154の制御によって表示される表示画面の第3の例を示す図である。例えば、表示制御部154は、図6Cに示すように、冠動脈の各血管枝におけるPCIの要否の判定結果のリストを表示部120にて表示させる。すなわち、表示制御部154は、算出部153による右冠動脈、左前下行枝及び左回旋枝のPCIの要否判定の判定結果のリストを表示部120に表示する。
そして、表示制御部154は、病変部位の治療が要である管状構造物の2次元の断面画像を、表示部120にて順に表示させる。例えば、表示制御部154は、図6Cに示すリストのうち、PCIの要否判定が「要」であった右冠動脈のCPR画像や、SPR画像、クロスカット画像などを順に表示部120に表示する。ここで、複数の血管において治療が要であった場合には、表示制御部154は、リスクの高い血管から順に表示部120に表示させる。なお、リスクの高低については、例えば、FFRの値の高低で判定される場合であってもよい。
また、表示制御部154は、算出部153によって血管内の所定の位置ごとにパラメータが算出された場合に、パラメータが算出されるごとに、算出された値に応じた色付けを順次行ない、2次元の断面画像に重畳した動画像を表示部120にて表示させる。例えば、画像取得部151が、医用画像診断装置にて生成された3次元の画像データをリアルタイムで取得して、2D画像生成部152及び算出部153によって画像データに含まれる血管の血流情報を即座に算出する。表示制御部154は、算出された血流情報を色情報に変換して、2Dの断面画像に逐次重畳させ、表示させることができる。
図7は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100による処理の手順を示すフローチャートである。なお、図7においては、冠動脈に対する処理の手順について示す。図7に示すように、第1に実施形態に係る医用画像処理装置100においては、2D画像生成部152が、画像データ記憶部141から心臓のCT画像を読み込み(ステップS101)、読み込んだCT画像から心臓領域を抽出する(ステップS102)。
そして、2D画像生成部152は、抽出した心臓領域からバルサルバ洞(大動脈洞)を抽出して(ステップS103)、バルサルバ洞の芯線を抽出する(ステップS104)。その後、2D画像生成部152は、バルサルバ洞の芯線と上端との交点を抽出する(ステップS105)。また、2D画像生成部152は、バルサルバ洞の芯線と下端との交点を抽出する(ステップS106)。そして、2D画像生成部152は、冠動脈の起始部を抽出して(ステップS107)、バルサルバ洞の表示断面を決定する(ステップS108)。
その後、2D画像生成部152は、冠動脈の芯線を抽出して(ステップS109)、冠動脈の内腔を検出する(ステップS110)。続いて、2D画像生成部152は、冠動脈の狭窄部を検出して(ステップS111)、狭窄部を含めた冠動脈の最小径を抽出する(ステップS112)。その後、2D画像生成部152は、抽出した最小径を通過する冠動脈の断面を決定する(ステップS113)。そして、2D画像生成部152は、決定した冠動脈の断面と、バルサルバ洞の表示断面とをスムーズに連結したCPR画像を生成する(ステップS114)。
その後、算出部153は、2D画像生成部152によって生成されたCPR画像の血管壁の輪郭線を抽出して(ステップS115)、計算流体力学シミュレーションを適用する(ステップS116)。そして、表示制御部154は、シミュレーションの結果を表示部120にて表示して(ステップS117)、処理を終了する。
上述したように、第1の実施形態によれば、2D画像生成部152は、3次元の医用画像データに含まれる血管内の病変部位の特徴が反映された血管の2次元の断面画像を3次元の医用画像データから生成する。そして、算出部153は、2D画像生成部152によって生成された2次元画像に対して計算流体力学を適用することで、血管内の流体情報を算出する。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、簡便かつ高速に血管内血流情報を算出することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、2D画像生成部152は、血管の芯線を抽出し、抽出した芯線に沿って血管を展開したCPR画像を生成する。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、計算流体力学を適用する上で、正確な計算結果を算出することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、2D画像生成部152は、血管の内腔を抽出し、抽出した内腔の狭窄率が最小又は最大となるように、CPR画像を生成する。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、狭窄の状態が反映された断面画像を生成することができ、より正確な計算結果を算出することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、2D画像生成部152は、2次元の断面画像として、血管の短手方向の断面を示すクロスカット画像及びCPR画像を伸長させたSPR画像を生成する。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、血管の病変部位の種々の状態に柔軟に対応することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、算出部153は、流体情報として、血管内の所定の位置ごとに少なくとも血液の圧力、流速及びせん断応力を含むパラメータを算出する。そして、表示制御部154は、パラメータに含まれる血液の圧力、流速及びせん断応力のうち、いずれかに対して値に応じた色付けを行い、2次元の断面画像に重畳して表示部120にて表示させる。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、観察者に対して、血流状態を感覚的に把握させることができる画像を提供することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、表示制御部154は、算出部153によって血管内の所定の位置ごとにパラメータが算出された場合に、パラメータが算出されるごとに、算出された値に応じた色付けを順次行ない、2次元の断面画像に重畳した動画像を表示部120にて表示させる。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、算出した血流情報をリアルタイムで表示することができる。
また、第1の実施形態によれば、入力部110は、2D画像生成部152によって抽出された芯線に対して、操作者からの編集操作を受付ける。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、細かい微調整をした芯線に沿ってCPR画像やSPR画像を生成することができ、より正確に病変部位の診断を行うことを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、算出部153は、算出した血管内の血流情報と、予め設定された条件とを比較することで、病変部位の治療の要否を判定する。そして、表示制御部154は、算出部153によって判定された判定結果を表示部120にて表示させる。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、診断結果を提供することを可能にする。
また、第1の実施形態によれば、算出部153は、血管ごとに病変部位の治療の要否を判定する。そして、表示制御部154は、算出部153によって判定された判定結果に基づいて、病変部位の治療が要である血管の2次元の断面画像を、表示部120にて順に表示させる。従って、第1の実施形態に係る医用画像処理装置100は、医師が所望する画像を自動で表示することを可能にする。
(第2の実施形態)
さて、これまで第1の実施形態について説明したが、上述した第1の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
上述した第1の実施形態では、2次元の断面画像としてCPR画像を生成する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、SPR画像や、クロスカット画像を生成する場合であってもよい。かかる場合には、表示制御部154は、SPR画像や、クロスカット画像に対して血流情報の解析結果を重畳して表示することができる。
また、上述した第1の実施形態では、画像取得部151が、画像保管装置又は医用画像診断装置から3次元の画像データを取得する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、医師がフラッシュメモリや外付けハードディスクなどの可搬性の記憶媒体で3次元の画像データを持ち運び、医用画像処理装置100の画像データ記憶部141に格納する場合であってもよい。かかる場合、画像取得部151による3次元の画像データの取得は実行されなくてもよい。
また、上述した第1の実施形態では、医用画像処理装置100について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、図1に示す医用画像処理装置100の記憶部140と制御部150とが医用画像診断装置に組み込まれ、医用画像診断装置にて上述した血流状態の解析が実行される場合であってもよい。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の医用画像処理装置によれば、簡便かつ高速に血管内血流情報を算出することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 医用画像処理装置
110 入力部
150 制御部
151 画像取得部
152 2D画像生成部
153 算出部
154 表示制御部

Claims (12)

  1. 3次元の医用画像データに含まれる管状構造物の走行方向を抽出し、前記管状構造物の走行方向に沿った2次元の断面画像データを前記3次元の医用画像データから生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された2次元の断面画像データ基づいて計算流体力学を適用することで、前記管状構造物における流体情報を算出する算出手段と、
    を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記生成手段は、前記管状構造物の芯線を抽出し、抽出した芯線に沿って前記管状構造物を展開したCPR画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記管状構造物の内腔を抽出し、抽出した内腔の狭窄率が最小又は最大となるように、前記CPR画像を生成することを特徴とする請求項2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記生成手段は、前記2次元の断面画像データとして、前記管状構造物の短手方向の断面を示すクロスカット画像及び前記CPR画像を伸長させたSPR画像を生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記生成手段によって生成された前記2次元の断面画像データを所定の表示部にて表示させる表示制御手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記流体情報として、前記管状構造物内の所定の位置ごとに少なくとも流体の圧力、流速及びせん断応力を含むパラメータを算出し、
    前記表示制御手段は、前記パラメータに含まれる前記流体の圧力、流速及びせん断応力のうち、いずれかに対して値に応じた色付けを行い、前記2次元の断面画像データに重畳して前記所定の表示部にて表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記算出手段によって前記管状構造物内の前記所定の位置ごとに前記パラメータが算出された場合に、前記パラメータが算出されるごとに、算出された値に応じた色付けを順次行ない、前記2次元の断面画像データに重畳した動画像を前記所定の表示部にて表示させることを特徴とする請求項5に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記生成手段によって抽出された芯線に対して、操作者からの編集操作を受付ける入力部をさらに備えたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  8. 前記算出手段による処理結果を所定の表示部にて表示させる表示制御手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記算出した前記管状構造物における流体情報と、予め設定された条件とを比較することで、前記管状構造物内の病変部位の治療の要否を判定し、
    前記表示制御手段は、前記算出手段によって判定された判定結果を前記所定の表示部にて表示させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  9. 前記算出手段は、前記管状構造物ごとに前記病変部位の治療の要否を判定し、
    前記表示制御手段は、前記算出手段によって判定された判定結果に基づいて、前記病変部位の治療が要である管状構造物の前記2次元の断面画像データを、前記所定の表示部にて順に表示させることを特徴とする請求項8に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記流体情報は、FFRを含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の医用画像処理装置。
  11. 3次元の医用画像データに含まれる管状構造物内の病変部位の特徴が反映された前記管状構造物の2次元の断面画像データを前記3次元の医用画像データから生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された2次元画像に基づいて計算流体力学を適用することで、前記管状構造物におけるFFRを含む流体情報を算出する算出手段と、
    を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。
  12. 医用画像データに含まれる管状構造物の走行方向に沿った2次元の断面画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された断面画像データに基づいて計算流体力学を適用することで、前記管状構造物におけるFFRを含む流体情報を算出する算出手段と、
    を備えたことを特徴とする医用画像処理装置。
JP2012193600A 2012-09-03 2012-09-03 医用画像処理装置 Active JP6116833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012193600A JP6116833B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 医用画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012193600A JP6116833B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 医用画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014046109A JP2014046109A (ja) 2014-03-17
JP6116833B2 true JP6116833B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=50606372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012193600A Active JP6116833B2 (ja) 2012-09-03 2012-09-03 医用画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6116833B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3624132A1 (en) * 2018-09-13 2020-03-18 Koninklijke Philips N.V. Calculating boundary conditions for virtual ffr and ifr calculation based on myocardial blush characteristics
JP6675458B2 (ja) * 2018-09-18 2020-04-01 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 血管解析装置、血管解析方法及び血管解析プログラム
CN114672984B (zh) * 2022-03-15 2023-06-13 海澜之家集团股份有限公司 基于智能计算坐标定位的工序合规性暗计算系统、方法以及设备

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532560A (en) * 1978-08-31 1980-03-07 Shaw Robert F Method of inspecting vein of concern that use radioactivity detected from outside of body and its device
JP4474530B2 (ja) * 2004-12-13 2010-06-09 独立行政法人産業技術総合研究所 血液力学特性測定装置
JP2007135894A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 R Tech:Kk ヒト血流データをもとにした血流解析装置及びシミュレーション方法
JP5624308B2 (ja) * 2008-11-21 2014-11-12 株式会社東芝 画像処理装置及び画像処理方法
JP5436125B2 (ja) * 2009-09-30 2014-03-05 富士フイルム株式会社 診断支援装置およびその作動方法並びに診断支援プログラム
US8315812B2 (en) * 2010-08-12 2012-11-20 Heartflow, Inc. Method and system for patient-specific modeling of blood flow

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014046109A (ja) 2014-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6667999B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
EP3160335B1 (en) Apparatus for determining a fractional flow reserve value
JP6396468B2 (ja) 機能性狭窄解析を向上させる局所ffr推定及び視覚化
EP3127026B1 (en) Systems and methods for determining blood flow characteristics using flow ratio
JP6215469B2 (ja) 最適化された診断能のための境界条件を用いて血流をモデル化するための方法及びシステム
US10748451B2 (en) Methods and systems for generating fluid simulation models
EP3140757B1 (en) Method and system for non-invasive functional assessment of coronary artery stenosis using flow computations in models based on diseased patients and hypothetical normal anatomical models
KR102518799B1 (ko) 환자별 혈류 모델링 방법 및 시스템
US20170071479A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
US20180206808A1 (en) Stenosis assessment
JP6975235B2 (ja) 生物物理的シミュレーション用の血管樹標準化及び/又はプルーニングされた部分用の拡張シミュレーション
CN108140430A (zh) 根据压力或流量测量结果及血管造影估计流量、阻力或压力
EP3456243A1 (en) Improved vessel geometry and additional boundary conditions for hemodynamic ffr/ifr simulations from intravascular imaging
US10278662B2 (en) Image processing apparatus and medical image diagnostic apparatus
US20220151500A1 (en) Noninvasive quantitative flow mapping using a virtual catheter volume
WO2018133098A1 (zh) 血管壁应力应变状态获取方法及系统
JP6116833B2 (ja) 医用画像処理装置
Kamangar et al. Patient specific 3-d modeling of blood flow in a multi-stenosed left coronary artery
KR101530352B1 (ko) 물질특성에 기반한 전산유체역학 모델링 및 분석 방법
JP7426824B2 (ja) 非侵襲的イメージングベースのffrのインタラクションモニタリング
US10332255B2 (en) Method for assessing stenosis severity in a lesion tree through stenosis mapping
EP3607527B1 (en) Quantitative evaluation of time-varying data
JP7502125B2 (ja) 医用画像処理装置、医用画像処理システム、及び、医用画像処理方法
US11694330B2 (en) Medical image processing apparatus, system, and method
JP7368500B2 (ja) 流体解析装置、方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150811

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160920

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160928

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6116833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350