JP6116054B2 - スポット溶接機の電極検査装置、及び、スポット溶接機の電極検査方法 - Google Patents

スポット溶接機の電極検査装置、及び、スポット溶接機の電極検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、スポット溶接機の電極を検査し、電極のドレッシングの判定を精度良く行わせるスポット溶接機の電極検査装置、及び、スポット溶接機の電極検査方法に関する。
従来より、スポット溶接による溶接品質を維持するためには、加圧力、電流値、通電時間等の条件を所定に保つことが大切である。特に、溶融亜鉛メッキ鋼板を溶接する場合、融点の低い亜鉛が溶接熱によって溶融し、溶接電流の経路を広げて電流密度の低下を招くと、高い電流が必要となり、通常の溶接条件では溶接品質を維持することが困難となる。また、連続溶接を行うと、電極先端の温度は大きく上昇し、鋼板の亜鉛メッキが電極の先端面に付着してしまう。更に、溶接用電極の素材として使用されている銅は、容易に亜鉛と合金を生成して溶着するため、このような電極へのメッキの付着の問題は、スポット溶接の品質が低下する原因となっている。そこで、スポット溶接の品質を維持するために、電極(チップ)のドレッシング(電極整形、あるいは研磨)処理が実施され、このような電極のドレッシング処理は、従来、溶接回数、使用時間毎に応じて行われている。この電極のドレッシング処理の良否を判定する方法として、例えば、特開2011−218371号公報(以下、特許文献1という)には、所定回数の溶接後にドレッシング処理するにあたり、電極の画像を取得して、画像処理により電極の根元と先端とを画像上で特定するとともに根元と先端との間の距離を画像上で測定し、ドレッシング処理の直前と直後とに測定した電極の根元と先端との距離の差を電極の切削量として算出し、算出した切削量が予め定めた許容範囲内に有るか否かを判断し、切削量が許容範囲内に無いと判断したときに警告を発するスポット溶接システムのドレッシング判定方法の技術が開示されている。
特開2011−218371号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示されるようなスポット溶接システムの技術のように所定回数のスポット溶接を行ってから電極のドレッシング処理を実行する技術では、電極のドレッシング処理を実行すべき最適なタイミングを検出することができないという課題がある。ドレッシング処理が必要であるのにも係わらずドレッシング処理を行うことなく溶接を継続すると溶接品質の低下を招くため、溶接品質を維持することを第1に考え、ドレッシング処理を実行するまでの溶接回数、使用時間を短めに設定して対応しているが、必要以上にドレッシング処理を行うと電極の消耗が早まり、また、ドレッシング処理の頻度が高くなると溶接作業の遅れによって生産性の低下を招くという問題がある。更に、上述の特許文献1に開示されるような画像の整形加工の直前と直後の距離情報を用いてドレッシング処理の判定を行う技術では、電極を撮影する方向による誤差等が含まれ、また、画像情報に基づく距離情報の微少な差を精度良く演算しなければ、精度の良い判定結果を得ることができないため、ドレッシング処理の判定システムが複雑、高価になるという問題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、特に高価で複雑な装置、及び複雑な演算をする必要なく、たとえ組立作業の合間であっても短時間に、精度良く容易に電極のドレッシング処理の要否を判定し、ドレッシング処理を実行すべき最適なタイミングを検出して電極のドレッシング処理を最低限に抑えつつ電極の状態に応じてドレッシング処理を適切に行って十分な溶接品質を得ることができるスポット溶接機の電極検査装置、及び、スポット溶接機の電極検査方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様によるスポット溶接機の電極検査装置は、スポット溶接機の電極のワークとの接触端面のカラー画像を撮影する電極撮影手段と、上記電極撮影手段で撮像したカラー画像をHSVの色空間に変換するHSV変換手段と、HSVの色空間に変換された上記接触端面の画像を各画素毎に走査し、それぞれの画素のH値とS値とV値の値が予め設定しておいた電極に付着するメッキの値となっているか否か判定するメッキ判定手段と、走査した上記接触端面の画素数と上記メッキ判定手段で電極に付着したメッキと判定した画素の数に基づいて上記接触端面に対するメッキが付着したメッキ面積割合を算出するメッキ面積割合算出手段と、上記メッキ面積割合を予め設定しておいた上限閾値と比較して、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えていない場合は、上記電極を用いたスポット溶接の継続を許可する一方、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えている場合は、上記メッキ判定手段で電極に付着したメッキと判定された画素のV値に基づいて電極の研磨時間を算出し、該電極の研磨を行わせる溶接判定手段とを備えた。
また、本発明の一態様によるスポット溶接機の電極検査方法は、スポット溶接機の電極のワークとの接触端面のカラー画像を撮影する第1の工程と、上記第1の工程で撮像したカラー画像をHSVの色空間に変換する第2の工程と、HSVの色空間に変換された上記接触端面の画像を各画素毎に走査し、それぞれの画素のH値とS値とV値の値が予め設定しておいた電極に付着する亜鉛メッキの値となっているか否か判定する第3の工程と、走査した上記接触端面の画素数と上記第3の工程で電極に付着した亜鉛メッキと判定した画素の数に基づいて上記接触端面に対する亜鉛メッキが付着したメッキ面積割合を算出する第4の工程と、上記メッキ面積割合を予め設定しておいた上限閾値と比較して、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えていない場合は、上記電極を用いたスポット溶接の継続を許可する一方、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えている場合は、上記第3の工程で電極に付着した亜鉛メッキと判定された各画素の最大のV値に基づいて電極の研磨時間を算出し、該電極の研磨を行わせる第5の工程とを備えた。
本発明のスポット溶接機の電極検査装置、及び、スポット溶接機の電極検査方法によれば、特に高価で複雑な装置、及び複雑な演算をする必要なく、たとえ組立作業の合間であっても短時間に、精度良く容易に電極のドレッシング処理の要否を判定し、ドレッシング処理を実行すべき最適なタイミングを検出して電極のドレッシング処理を最低限に抑えつつ電極の状態に応じてドレッシング処理を適切に行って十分な溶接品質を得ることが可能となる。
本発明の実施の一形態に係る、スポット溶接機の電極検査装置の概略構成図である。 本発明の実施の一形態に係る、電極判定ユニットで実行される判定プログラムのフローチャートである。 本発明の実施の一形態に係る、電極判定機に挿入された電極の撮影画像を示し、図3(a)はカメラにより撮影された全体画像で、図3(b)は設定された電極検査範囲を示す。 本発明の実施の一形態に係る、メッキ厚さとV値の相関を示す説明図である。 本発明の実施の一形態に係る、最大V値と研磨時間の相関を示す説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、符号1はスポット溶接機の電極検査装置を示す。尚、本実施の形態では、スポット溶接機として亜鉛メッキが施されたワーク40をスポット溶接するスポット溶接機の電極検査装置を例に説明する。
スポット溶接機の電極検査装置1は、検査のために電極10をセットする電極セット部20と、電極セット部20にセットした電極10を検査する検査ユニット30とから構成されている。
電極セット部20は、検査対象の電極10を挿入して固定する孔部21aが穿設され、外部からの光が遮光されるセットボックス21と、セットボックス21内で、セットボックス21の孔部21aの正面に向けてレンズ、撮像素子等の光学系が配置され、該光学系の光軸と挿入された電極10の中心軸とが略一致するように設けられ、挿入された電極10の先端面(ワーク40との接触端面)11との焦点距離等が調整自在で、挿入された電極10を撮影可能な電極撮影手段としてのカラーカメラ22と、セットボックス21内で、挿入された電極10の接触端面11に向けてカラー撮影のための所定の照明光を照射する単数、或いは複数の照明ランプ23とから主要に構成されている。
検査ユニット30は、中央処理装置(以下、CPUと略称)と各種データ及びプログラムを記憶する記憶装置とを備えたコンピュータ本体31と、このコンピュータ本体31に接続された、キー入力装置であるキーボード32と、ポインティングデバイスであるマウス33と、表示装置であるモニタ34等を有して主要に構成されている。このコンピュータ本体31は、画像処理部31aと判定部31bとから構成されている。
そして、ワーク40の一連の溶接箇所41に対するスポット溶接が完了した後、図1中の矢印FXで示すように、スポット溶接機のアーム2を電極セット部20側に戻し、スポット溶接機の溶接ガン(図示せず)先端の検査対象の電極10をセットボックス21の孔部21aに挿入し、後述する判定プログラムに従って、スポット溶接機の電極検査を実行する。
画像処理部31aでは、カラーカメラ22で撮影して得られた電極10の接触端面11のカラー画像をHSV(色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value))の色空間に変換する。すなわち、画像処理部31aはHSV変換手段としての機能を有している。
判定部31bでは、HSVの色空間に変換された電極10の接触端面11の画像を各画素毎に走査し、それぞれの画素のH値とS値とV値の値が予め設定しておいた電極に付着する亜鉛メッキの値となっているか否か判定し、走査した電極10の接触端面11の画素数と電極に付着した亜鉛メッキと判定した画素の数に基づいて電極10の接触端面11に対する亜鉛メッキが付着したメッキ面積割合Rznを算出する。
そして、メッキ面積割合Rznを予め設定しておいた上限閾値Rcと比較して、メッキ面積割合Rznが予め設定しておいた上限閾値Rcを超えていない場合は、電極10を用いたスポット溶接の継続を許可する一方、メッキ面積割合Rznが予め設定しておいた上限閾値Rcを超えている場合は、電極10に付着した亜鉛メッキと判定された各画素の最大のV値Vmaxに基づいて電極の研磨時間Tsを算出し、該電極の研磨処理(ドレッシング処理)を行わせる。尚、電極10の接触端面11における亜鉛メッキの付着状態や、スポット溶接継続の許可信号、ドレッシング処理の実行促進の信号等は、適宜、モニタ34にて表示される。このように、判定部31bはメッキ判定手段、メッキ面積割合算出手段、溶接判定手段としての機能を有している。
次に、検査ユニット30で実行される判定プログラムを、図2のフローチャートで説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)101で、ワーク40の一連の溶接箇所41に対するスポット溶接が完了した後、図1中の矢印FXで示すように、スポット溶接機のアーム2が電極セット部20側に戻され、スポット溶接機の溶接ガン(図示せず)先端の検査対象の電極10がセットボックス21の孔部21aに挿入され、セットされる。
次に、S102に進み、カラーカメラ22で電極10が、接触端面11側から撮影される。尚、図3(a)は、カラーカメラ22で撮影されるカラー画像を示す。
次いで、S103に進み、検査ユニット30の画像処理部31aで、電極11のエッジ11aが検出される。尚、本実施の形態では、セットボックス21の孔部21aの内径と電極11のエッジ11aとは略一致する(図3(a)、図3(b)参照)。
次に、S104に進んで、S102で得られたカラー画像から、画像中の検査範囲11bを設定する。この検査範囲11bは、例えば、図3(b)で示すように、電極11の外形を内接円とする四角形領域内に設定される。以下、この検査範囲11bにおいて、この検査範囲11bを構成する各画素が、図3(b)中の一点波線で示すように走査され、各画素毎に判定される(図中、左上端から右下端に至るまでの全画素が走査される)。
次いで、S105に進み、カラー画像で得られている電極11のRGB値をHSVの色空間に変換する。
次に、S106に進み、現在、判定の対象となっている対象画素が電極の接触端面内の画素が否か判定される。すなわち、対象画素が、図3(b)中のエッジ11aの円内の画素であれば接触端面内の画素と判定され、円外の画素であれば接触端面外の画素と判定される。
S106の判定の結果、対象画素が電極の接触端面内の画素と判定された場合はS107に進み、電極面積Nがインクリメント(N=N+1)される。
その後、S108に進み、対象画素のH値、S値、V値の色データが取得される。
次に、S109に進み、S108で取得したH値、S値、V値と色データと、予めH値、S値、V値の領域範囲で設定しておいた亜鉛メッキのH値、S値、V値の領域範囲とが比較され、H値、S値、V値が亜鉛メッキの領域範囲であれば亜鉛メッキと判定してS110に進み、亜鉛メッキ部画素数Nznがインクリメント(Nzn=Nzn+1)される。
次いで、S111に進み、対象画素の亜鉛メッキの厚さtが設定される。この亜鉛メッキの厚さtは、予め実験等により設定しておいた、図4に示すような、亜鉛メッキ厚さtとV値の相関図を参照することにより行われ、対象画素のV値を基に、該画素の亜鉛メッキ厚さtが設定される。
次に、S112に進み、今まで走査してきた画素(亜鉛メッキと判定された画素)の中で、最大のV値Vmaxが算出される。
次いで、S113に進み、モニタ34上の対象画素部分に黒色が出力される。図3(a)、図3(b)における符号11cは、本判定によりモニタ34上に黒く表示される亜鉛メッキの部分を示す。
次に、S114に進み、検査範囲11bの全画素の判定が終了したか否か判定され、未だ終了していない場合は、S116に進み、次の画素を対象画素に設定してS106からの処理を繰り返す。
一方、前述のS106の判定の結果、対象画素が電極の接触端面外の画素と判定された場合もS116からの処理を繰り返す。
また、前述のS109の判定の結果、対象画素のH値、S値、V値が亜鉛メッキの領域範囲外(亜鉛メッキではない)と判定された場合は、S115に進み、非亜鉛メッキ部画素数Nuをインクリメント(Nu=Nu+1)してS114へとジャンプする。
そして、S114で、検査範囲11bの全画素の判定が終了したと判定された場合は、S117に進み、例えば、以下の(1)式により、亜鉛メッキのメッキ面積割合Rznを算出する。
Rzn=Nzn/N …(1)
尚、N=Nzn+Nuである。
そして、S118に進み、メッキ面積割合Rznと予め設定しておいた上限閾値Rcとを比較し、メッキ面積割合Rznが上限閾値Rcを超えていない場合(Rzn<Rcの場合)、S119に進み、スポット溶接の継続が可能と判定し、モニタ34上に信号出力し、作業者に対して溶接作業の許可を表示してプログラムを抜ける。この溶接作業の許可により、再び、図1中の矢印RXで示すように、電極10がセットボックス21の孔部21aから抜去され、スポット溶接機のアーム2がワーク40側に戻され、スポット溶接が継続される。
逆に、メッキ面積割合Rznが上限閾値Rcを超えている場合(Rzn≧Rcの場合)、S120に進み、スポット溶接の継続が不可能と判定し、モニタ34上に信号出力して作業者に警告する。
次いで、S121に進み、検査範囲11bの全画素中の最大のV値Vmaxを基に、予め実験等により設定しておいた、図5に示すような、最大V値と研磨時間Tsの相関図を参照してドレッシング処理の研磨時間Tsを算出し、出力(モニタ34上に出力)して、S122に進み、ドレッシング処理を実行させる。このドレッシング処理の実行の後は、再び、S102に戻り、カラーカメラ22による電極10の撮影が行われ、電極10の判定が行われる。
このように、本発明の実施の形態によれば、カラーカメラ22で撮影して得られた電極10の接触端面11のカラー画像をHSVの色空間に変換し、HSVの色空間に変換された電極10の接触端面11の画像を各画素毎に走査し、それぞれの画素のH値とS値とV値の値が予め設定しておいた電極に付着する亜鉛メッキの値となっているか否か判定し、走査した電極10の接触端面11の画素数と電極に付着した亜鉛メッキと判定した画素の数に基づいて電極10の接触端面11に対する亜鉛メッキが付着したメッキ面積割合Rznを算出する。そして、メッキ面積割合Rznを予め設定しておいた上限閾値Rcと比較して、メッキ面積割合Rznが予め設定しておいた上限閾値Rcを超えていない場合は、電極10を用いたスポット溶接の継続を許可する一方、メッキ面積割合Rznが予め設定しておいた上限閾値Rcを超えている場合は、電極10に付着した亜鉛メッキと判定された各画素の最大のV値Vmaxに基づいて電極の研磨時間Tsを算出し、該電極のドレッシング処理を行わせるようになっている。
このため、電極10の接触端面11の画像一枚のみで容易に電極10の検査ができるため、特に高価で複雑な装置、及び複雑な演算をする必要なく、たとえ組立作業の合間であっても短時間に、精度良く容易に電極10のドレッシング処理の要否を判定することができる。
また、短時間にドレッシング処理の要否を判定できることから、スポット溶接作業の合間にドレッシング処理の要否を判定して、ドレッシング処理が真に必要な最適なタイミングを検出し、電極10のドレッシング処理を最低限に抑えて実行することにより、電極10の寿命を長く保ち、また、ドレッシング処理の頻度も最小限として一連の組立作業の効率の向上を図ることも可能となる。
更に、ドレッシング処理に必要な時間も精度良く提供されるため、ドレッシング処理の効率化も図ることができる。また、ドレッシング処理後の電極状態も溶接が可能か否か確認が繰り返されるので、常に最適な電極状態によるスポット溶接で十分な溶接品質を確保することができる。
尚、本実施の形態では、亜鉛メッキが施されたワーク40を例に説明したが、他のメッキが施されたワークに対しても適用できることは云うまでもない。
また、本実施の形態では、一対の電極の片側のみを検査する電極検査装置を例に説明したが、特に電極セット部を一対に設けて、一対の電極を同時に検査可能な電極検査装置としても良い。
1 電極検査装置
10 電極
11 接触端面
20 電極セット部
21 セットボックス
21a 孔部
22 カラーカメラ(電極撮影手段)
23 照明ランプ
30 検査ユニット
31 コンピュータ本体
31a 画像処理部’(HSV変換手段)
31b 判定部(メッキ判定手段、メッキ面積割合算出手段、溶接判定手段)
34 モニタ
40 ワーク
41 溶接箇所

Claims (5)

  1. スポット溶接機の電極のワークとの接触端面のカラー画像を撮影する電極撮影手段と、
    上記電極撮影手段で撮像したカラー画像をHSVの色空間に変換するHSV変換手段と、
    HSVの色空間に変換された上記接触端面の画像を各画素毎に走査し、それぞれの画素のH値とS値とV値の値が予め設定しておいた電極に付着するメッキの値となっているか否か判定するメッキ判定手段と、
    走査した上記接触端面の画素数と上記メッキ判定手段で電極に付着したメッキと判定した画素の数に基づいて上記接触端面に対するメッキが付着したメッキ面積割合を算出するメッキ面積割合算出手段と、
    上記メッキ面積割合を予め設定しておいた上限閾値と比較して、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えていない場合は、上記電極を用いたスポット溶接の継続を許可する一方、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えている場合は、上記メッキ判定手段で電極に付着したメッキと判定された画素のV値に基づいて電極の研磨時間を算出し、該電極の研磨を行わせる溶接判定手段と、
    を備えたことを特徴とするスポット溶接機の電極検査装置。
  2. 上記溶接判定手段は、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えている場合は、上記メッキ判定手段で電極に付着したメッキと判定された各画素の最大のV値に基づいて電極の研磨時間を算出することを特徴とする請求項1記載のスポット溶接機の電極検査装置。
  3. 上記溶接判定手段は、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えている場合は、上記メッキ判定手段で電極に付着したメッキと判定された画素のV値に基づいて当該画素におけるメッキの厚さを推定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスポット溶接機の電極検査装置。
  4. 上記メッキは亜鉛メッキであることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載のスポット溶接機の電極検査装置。
  5. スポット溶接機の電極のワークとの接触端面のカラー画像を撮影する第1の工程と、
    上記第1の工程で撮像したカラー画像をHSVの色空間に変換する第2の工程と、
    HSVの色空間に変換された上記接触端面の画像を各画素毎に走査し、それぞれの画素のH値とS値とV値の値が予め設定しておいた電極に付着する亜鉛メッキの値となっているか否か判定する第3の工程と、
    走査した上記接触端面の画素数と上記第3の工程で電極に付着した亜鉛メッキと判定した画素の数に基づいて上記接触端面に対する亜鉛メッキが付着したメッキ面積割合を算出する第4の工程と、
    上記メッキ面積割合を予め設定しておいた上限閾値と比較して、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えていない場合は、上記電極を用いたスポット溶接の継続を許可する一方、上記メッキ面積割合が上記予め設定しておいた上限閾値を超えている場合は、上記第3の工程で電極に付着した亜鉛メッキと判定された各画素の最大のV値に基づいて電極の研磨時間を算出し、該電極の研磨を行わせる第5の工程と、
    を備えたことを特徴とするスポット溶接機の電極検査方法。
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