JP6114944B2 - 電力変換装置、突入電流抑制回路、及び突入電流抑制方法 - Google Patents
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Description
同図に示す電力変換装置3は、直流入力電源Eから供給される直流入力電圧Vinを所望の直流出力電圧Voutに変換するものであり、入力端子TIH,TIL、短絡障害保護用のヒューズF1,F2、電源スイッチSW、EMI(ElectroMagnetic Interference)フィルタ10、力率改善回路(PFC)20、入力コンデンサCin、DC−DCコンバータ30、突入電流抑制回路40、および出力端子TOH,TOLから構成される。
図5において、時刻t1で前述の図4に示す電力変換装置3の電源スイッチSWが閉じられると、直流入力電圧Vinによる入力コンデンサCinの充電が開始され、この入力コンデンサCinの端子間電圧Vcinが徐々に上昇する。この充電の際に直流入力電源Eから供給される電流Iinが突入電流Irush’となる。この突入電流Irush’が抵抗41を流れると、抵抗41の端子間電圧が急激に上昇し、この抵抗41に並列接続された電界効果トランジスタ42のドレイン電圧が上昇する。
Ipeak’=Vin/Zs …(1)
図1は、本実施形態による電力変換装置1の構成例を示す。
電力変換装置1は、第1入力端子TIH、第2入力端子TIL、ヒューズF1,F2、電源スイッチSW、フィルタ100、力率改善回路(PFC)200、入力コンデンサCin、DC−DCコンバータ300、突入電流抑制回路400、第1出力端子TOH、第2出力端子TOLを備える。
制御部440は、検知部441、計時部442、信号発生部443から構成される。このうち、検知部441は、電源スイッチSWが閉じられたことによる直流入力電圧Vinの投入、即ち電源の投入を検知するものである。本実施形態では、検知部441は、第1入力端子TIHに繋がる電源ラインDHとグランドGNDとの間に直列接続された抵抗R1,R2と、これら抵抗間の接続ノードN12の電圧V12と所定の参照電圧Vrefとを比較するコンパレータCOMから構成される。抵抗R1,R2の各値と参照電圧Vrefは、電源が投入された際の電源ラインDHの電圧上昇をコンパレータCOMで判別できるような適切な値に設定される。コンパレータCOMの入出力特性は、検知動作の安定化のため、ヒステリシス特性を有するものとしてもよい。
なお、計時部442は、例えば、クロック信号をカウントすることにより所定期間を計時する回路、CR時定数を利用して所定期間を計時する回路、遅延回路を利用して所定期間を計時する回路など、種々の形式の回路により実現可能である。
信号発生部443は、フォトダイオードPD、抵抗R3,R4,R5,R6,R7、npn型トランジスタQ1、pnp型トランジスタQ2、コンデンサC1から構成されている。ここで、フォトダイオードPDのアノードには電源電圧Vccが供給され、このフォトダイオードPDのカソードは抵抗R3の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、npn型トランジスタQ1のコレクタに接続され、このnpn型トランジスタQ1のエミッタはグランドGNDに接続されている。npn型トランジスタQ1のベースには計時部442の出力信号が供給される。本実施形態では、フォトダイオードPDは上述のフォトモスリレー430と光学的に結合されており、フォトダイオードPDが発光した場合、フォトモスリレー430がオン状態になり、フォトダイオードPDが発光していない場合、フォトモスリレー430はオフ状態を維持する。
時刻t1以前の電源投入前の初期状態では、電源ラインDHおよびグランドラインDLは共にグランドレベルにあり、入力コンデンサCinは放電された状態にある。
Ipeak=Vin/(Zs+r) …(2)
また、上述の実施形態では、電界効果トランジスタ420のソース・ドレイン間を短絡するためのスイッチとしてフォトモスリレー430を用いたので、安価に装置を構成することができる。
次に、上述の実施形態の変形例を説明する。
図3は、上述の実施形態の変形例による電力変換装置2の構成を示す。この変形例による電力変換装置2は、上述の実施形態による図1に示す電力変換装置1の構成において、抵抗R5が省かれ、抵抗R4が電源電圧Vccの電源ノードとフォトダイオードPDとの間に移動され、pnp型トランジスタQ2のベースが抵抗R4とフォトダイオードPDとの間のノードに接続されている。その他の構成は、図1に示すものと同一である。
この変形例によれば、上述の電力変換装置1と比較して、抵抗R5を備えないので、構成を簡略化することができる。
100…フィルタ
200…力率改善回路
300…DC−DCコンバータ
400…突入電流抑制回路
410…抵抗
420…電界効果トランジスタ
430…フォトモスリレー(スイッチ)
440…制御部
441…検知部
442…計時部
443…信号発生部
Cin…入力コンデンサ
C1…コンデンサ
COM…コンパレータ
DH…電源ライン
DL…グランドライン
F1,F2…ヒューズ
PD…フォトダイオード
Q1…npn型トランジスタ
Q2…pnp型トランジスタ
R1〜R7…抵抗
SW…電源スイッチ
TIH…第1入力端子
TIL…第2入力端子
TOH…第1出力端子
TOL…第2出力端子
Claims (6)
- 第1入力端子と第2入力端子との間に接続された入力コンデンサを有し、前記第1入力端子と第2入力端子との間に印加される直流入力を電力変換して所望の直流出力を発生させる電力変換装置であって、
前記入力コンデンサの充電経路上に設けられ、前記直流入力が投入された際に前記充電経路に発生する突入電流を抑制するための抵抗と、
前記抵抗と並列接続された半導体素子と、
b接点であり、前記半導体素子の入力端子と制御端子との間に接続されたスイッチと、
前記直流入力の投入から前記突入電流が消失した状態になるまでの所定期間が経過するまで前記スイッチを閉成させ、前記所定期間の経過後、前記スイッチを開放させると共に、当該スイッチを開放した後に一定の時間をおいて前記半導体素子を導通させる制御部と
を備え、
前記半導体素子は寄生容量を有する、電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記直流入力の投入を検知する検知部と、
前記検知部により前記直流入力の投入が検知された場合、前記所定期間の計時を開始する計時部と、
前記計時部による前記所定期間の計時が終了した場合、前記スイッチを開放させるための第1制御信号を前記スイッチに供給すると共に、前記半導体素子を導通させるための第2制御信号を前記半導体素子の制御端子に供給する信号発生部と
を備えた、請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記スイッチはフォトモスリレーから構成された、請求項1または2に記載の電力変換装置。
- 前記半導体素子は電界効果トランジスタである、請求項1から3の何れか1項に記載の電力変換装置。
- 第1入力端子と第2入力端子との間に接続された入力コンデンサを有し、前記第1入力端子と第2入力端子との間に印加される直流入力を電力変換して所望の直流出力を発生させる電力変換装置における突入電流抑制回路であって、
前記入力コンデンサの充電経路上に設けられ、前記直流入力が投入された際に前記充電経路に発生する突入電流を抑制するための抵抗と、
前記抵抗と並列接続された半導体素子と、
b接点であり、前記半導体素子の入力端子と制御端子との間に接続されたスイッチと、
前記直流入力の投入から前記突入電流が消失した状態になるまでの所定期間が経過するまで前記スイッチを閉成させ、前記所定期間の経過後、前記スイッチを開放させると共に、当該スイッチを開放した後に一定の時間をおいて前記半導体素子を導通させる制御部と
を備え、
前記半導体素子は寄生容量を有する、突入電流抑制回路。 - 第1入力端子と第2入力端子との間に接続された入力コンデンサを有し、前記第1入力端子と第2入力端子との間に印加される直流入力を電力変換して所望の直流出力を発生させる電力変換装置において、前記入力コンデンサの充電に伴って発生する突入電流を抑制するための突入電流抑制方法であって、
前記入力コンデンサの充電経路上に設けられた抵抗により前記充電経路に発生する突入電流を抑制する段階と、
前記抵抗と並列接続された半導体素子の入力端子と制御端子との間に接続されたスイッチを前記直流入力の投入から前記突入電流が消失した状態になるまでの所定期間が経過するまで閉成させ、前記所定期間の経過後、前記スイッチを開放させると共に、当該スイッチを開放した後に一定の時間をおいて前記半導体素子を導通させる段階と、
を含み、
前記半導体素子は寄生容量を有する、突入電流抑制方法。
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JP2012057722A JP6114944B2 (ja) | 2012-03-14 | 2012-03-14 | 電力変換装置、突入電流抑制回路、及び突入電流抑制方法 |
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