JP6113772B2 - 携帯端末、通信システム、メッセージ送信方法及び通信用プログラム - Google Patents

携帯端末、通信システム、メッセージ送信方法及び通信用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末、通信システム、メッセージ送信方法及び通信用プログラムに関する。
子供を狙った犯罪が発生する中、子供から離れた位置にいる親が子供の状態を把握したいというニーズが高まっている。離れた位置にいる子供の状態を親が把握するための方法として、特許文献1には、親の通信端末からの指示に応じて、子供の通信端末が、周辺の画像、周辺の音、又は子供の位置等の情報を親の通信端末に送信する方法が開示されている。
特開2005−64885号公報
しかしながら、従来の方法では、子供の意思によらず生成される情報が親の通信端末に送信されるので、送信される情報が、子供の状態を十分に示しているとは限らず、親は、子供がどのような状態になっているのかを十分に把握することができないという問題があった。子供がメール文を作成して親に送信すれば、親が子供の状態を十分に把握することができる。しかし、子供が携帯できる小型の通信端末を使ってメール文を作成するには手間と時間がかかるので、子供がメール文を作成することを怠ってしまうという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、携帯端末のユーザが、携帯端末と通信可能な通信端末のユーザに対して、携帯端末のユーザの状態を示すメッセージを容易に送信できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯端末であって、前記携帯端末のユーザの複数の状態の夫々に関連付けて1つ以上の定型文を記憶する記憶部と、前記複数の状態のうち、前記ユーザがどの状態にあるかを特定する特定部と、前記複数の定型文から、前記特定部が特定した状態に対応する前記定型文を選択する選択部と、前記ユーザからの指示を取得する指示取得部と、前記指示取得部が前記指示を取得すると、前記選択部が選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信する通信部と、を備える携帯端末を提供する。
前記記憶部は、前記1つ以上の定型文に関連付けて、過去に前記通信部が前記定型文を送信した頻度を示す頻度情報を記憶し、前記選択部は、前記頻度情報にさらに基づいて前記定型文を選択してもよい。この場合、前記記憶部は、前記1つ以上の定型文に関連付けて、過去に前記通信部が前記定型文を送信した宛先ごとに前記頻度情報を記憶し、前記選択部は、前記通信部が前記メッセージを送信する宛先に対応する前記頻度情報に基づいて前記定型文を選択してもよい。
また、前記記憶部は、前記1つ以上の定型文に関連付けて、過去に前記通信部が前記定型文を送信した時点における前記携帯端末の位置を示す位置情報を記憶し、前記選択部は、前記指示取得部が前記ユーザからの指示を取得した時点における前記携帯端末の位置に対応する前記位置情報に関連付けられた前記定型文を選択してもよい。
前記通信部は、例えば、前記通信端末から第2メッセージを受信し、前記特定部は、前記通信部が前記第2メッセージを受信した場合に、前記状態を特定する。
前記選択部は、例えば、前記通信部が受信した前記第2メッセージに含まれる単語に基づいて、前記定型文を選択する。
前記特定部は、例えば、前記状態が変化したことを検出し、前記指示取得部は、前記状態が変化したことを前記特定部が検出した場合に、前記指示を取得するための画面を表示部に表示させる。
前記記憶部は、前記通信部が前記第1メッセージを送信した宛先に関連付けて、前記第1メッセージを前記定型文として記憶し、前記選択部は、前記記憶部が前記通信端末に関連付けて記憶している前記第1メッセージを前記定型文として選択してもよい。前記記憶部は、前記通信部が前記第1メッセージを送信した際の前記状態に関連付けて、前記第1メッセージを前記定型文として記憶してもよい。
前記指示取得部は、前記特定部が特定した前記状態に対応する複数の前記定型文を表示部に表示させ、前記表示部に表示させた前記複数の定型文から一の定型文を選択する指示を取得し、前記選択部は、前記指示取得部が受け付けた前記指示が示す前記定型文を選択してもよい。
前記通信部は、前記通信端末の状態を示す他端末情報を受信し、前記選択部は、前記他端末情報が示す前記通信端末の状態にさらに基づいて、前記定型文を選択してもよい。
前記特定部は、前記携帯端末のユーザが通話可能な状態になる予定時刻を特定し、前記通信部は、前記特定部が特定した前記予定時刻を示す予定時刻情報を含む前記第1メッセージを送信してもよい。
本発明の第2の態様においては、通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯端末と、前記携帯端末とデータを送受信可能な外部装置と、を備える通信システムであって、前記外部装置は、前記携帯端末のユーザの複数の状態の夫々に関連付けて1つ以上の定型文を記憶する記憶部と、前記複数の状態のうち、前記ユーザがどの状態にあるかを特定する特定部と、前記特定部が特定した状態に対応する前記定型文を選択する選択部と、前記選択部が選択した前記定型文を前記携帯端末に送信する第1通信部と、を有し、前記携帯端末は、前記ユーザからの指示を受け付ける指示取得部と、前記第1通信部から前記定型文を受信し、前記指示取得部が前記指示を取得すると、前記選択部が選択した前記定型文を含む第1メッセージを通信端末に送信する第2通信部を有する、通信システムを提供する。
本発明の第3の態様においては、携帯端末から通信端末にメッセージを送信する方法であって、予め定められた複数の状態のうち、前記携帯端末のユーザがどの状態にあるかを特定するステップと、特定した状態に対応する定型文を選択するステップと、前記ユーザからの指示を取得するステップと、前記指示を取得すると、選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信するステップと、を備えるメッセージ送信方法を提供する。
本発明の第4の態様においては、携帯端末が有するコンピュータに、前記携帯端末から通信端末にメッセージを送信させるための通信用プログラムであって、前記コンピュータに、予め定められた複数の状態のうち、前記携帯端末のユーザがどの状態にあるかを特定するステップと、特定した状態に対応する定型文を選択するステップと、前記ユーザからの指示を取得するステップと、前記指示を取得すると、選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信するステップと、を実行させるための通信用プログラムを提供する。
本発明によれば、携帯端末のユーザが、携帯端末と通信可能な通信端末のユーザに対して、携帯端末のユーザの状態を示すメッセージを容易に送信できるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムSの構成の一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る携帯端末1の表示画面を示す図である。 定型文が送信される動作について説明するための模式図である。 携帯端末1の構成を示す図である。 記憶部14が記憶している定型文の一例を示す表である。 記憶部14が記憶している定型文の第2の例を示す表である。 記憶部14が記憶している定型文の第3の例を示す表である。 携帯端末1の動作のフローチャートの一例を示す図である。 通信端末2のユーザが定型文を登録する動作のシーケンス図である。 第2の実施形態に係る通信システムSの構成を示す図である。 サーバ3の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る通信システムSの動作シーケンスの一例を示す図である。
<第1の実施形態>
[通信システムの概要]
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの概要について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る通信システムSの構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、通信システムSは、携帯端末1と、通信網である携帯電話網Nを介して携帯端末1と通信可能な通信端末2とを有する。
携帯端末1は、例えば子供(以下、「ユーザ」ともいう)によって使用される装着型端末である。具体的には、携帯端末1は、子供の腕(具体的には手首)に装着される腕時計型端末である。携帯端末1は、表示画面及びタッチパネルが重畳された表示部12と、携帯端末1を手首に固定するためのベルト18とを有する。子供は、手首に携帯端末1が装着された腕を適宜回転や上下動しながら、表示部12の表示画面を見たり、タッチパネルを介して入力操作を行ったりする。携帯端末1は、単独で携帯電話の機能を有しており、子供は、携帯端末1を用いて通話をしたりメールを送受信したりすることができる。
通信端末2は、携帯端末1のユーザである子供の親によって使用される端末である。通信端末2は、例えばスマートフォン、携帯電話及びコンピュータ等のように通信機能を有する任意の端末であり、携帯電話網Nを介して携帯端末1との間で情報を送受信する。通信端末2では、親が携帯端末1と連携して動作を実行するモードを選択可能である。
図2は、携帯端末1の表示部12の表示例を示す図である。携帯端末1は、動作モードによって、表示部12に表示するコンテンツを切り替えることができる。
図2(a)は、時計が表示された状態を示している。ユーザが時計の文字盤にタッチすると、図2(b)に示すメニュー画面に遷移する。ユーザがメニュー画面に表示された複数のモードから一のモードを選択することにより、携帯端末1は、電話を発信するための画面(図2(c))、タイマー等の時間に関する機能を起動するための画面(図2(d))、メッセージをメール送信するための画面(図2(e1))、操作履歴を表示する画面(図2(f))のいずれかに切り替えることができる。
図2(e1)に示すメール送信するための画面においては、送信先(図2(e1)における「パパ」、「ママ」等)が選択されると、図2(e2)に示すような1つ以上の定型文が表示される。携帯端末1のユーザは、表示された定型文にタッチすることにより、定型文を含むメッセージを送信することができる。携帯端末1は、例えば子供が使用することも想定されるが、定型文が表示されることにより、子供であっても容易にメッセージをメール送信することができる。なお、図2(e1)及び図2(e2)の表示の順序は任意であり、図2(b)の画面でメール送信をすることが選択されると、その時点で図2(e2)に示す定型文を表示し、表示した定型文から一の定型文が選択された時点で、図2(e1)の送信先選択画面を表示してもよい。
図3は、選択された定型文が送信される動作について説明するための模式図である。携帯端末1は、無線回線を介して携帯電話網Nに接続されている。携帯端末1は携帯電話網Nを介して、通信端末2との間でメッセージを送受信することができる。
携帯端末1のユーザは、1つ以上の定型文が画面に表示された状態で、いずれかの定型文にタッチすることにより、通信端末2に対して、選択した定型文を送信することができる。本実施形態に係る携帯端末1は、多数の定型文の候補から、携帯端末1又は携帯端末1のユーザの状態に応じて定型文を選択して表示することができる。携帯端末1が、携帯端末1又は携帯端末1のユーザの状態に応じて適切な定型文を選択するので、ユーザは、複雑な操作をすることなく、表示された定型文にタッチするという簡易な操作により、ユーザの状態に適したメッセージを送信することが可能になる。
以下、携帯端末1の構成と動作の詳細について説明する。
図4は、携帯端末1の構成を示す図である。携帯端末1は、通信IF部11と、表示部12と、状態検出部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
通信IF部11は、携帯電話網Nと接続するための無線通信インターフェイスであり、変復調回路、高周波回路及びアンテナを含んでいる。
表示部12は、例えば液晶ディスプレイであり、制御部15の制御により、図2に示した各種の画面を表示することができる。
状態検出部13は、携帯端末1の状態を検出するセンサである。状態検出部13は、例えば、加速度センサ、温度センサ、及びGPS(Global Positioning System)から緯度・経度情報を取得する位置センサを有する。状態検出部13は、検出した携帯端末1の状態に応じた電気信号(以下、「状態信号」という)を出力する。
記憶部14は、不揮発性メモリ(例えばROM)及び揮発性メモリ(例えばRAM)を含んで構成されている。記憶部14は、制御部15により実行されるプログラム、制御部15がプログラムを実行することにより生成する各種のデータを記憶している。また、記憶部14は、携帯端末1のユーザの複数の状態種別の夫々に関連付けて、1つ以上の定型文を記憶している。
図5は、記憶部14が記憶している定型文の一例を示す表である。図5(a)及び図5(b)に示す表において、「状態」は、携帯端末1のユーザの状態種別を示しており、「定型文」は、夫々の状態種別に対応するメッセージの定型文を示している。例えば、図5(a)に示す表においては、ユーザである子供の状態が「学校に着いた」という状態である場合、記憶部14が、その状態において携帯端末1が送信するメッセージの定型文の候補として「学校に着いたよ」という文を記憶していることを示している。
図5(b)に示す表においては、記憶部14が、夫々の状態種別に関連付けて複数の定型文を記憶している例を示している。子供が学校にいる状態において、子供が送信する可能性があるメッセージは一つとは限らない。そこで、記憶部14は、図5(b)に示すように、夫々の状態種別に関連付けて、ユーザが使用する可能性のある複数の定型文を記憶していてもよい。
また、記憶部14は、直近の所定の期間内に夫々の定型文が送信された回数を示す履歴情報を、定型文に関連付けて記憶してもよい。このように、記憶部14が履歴情報を記憶しておくことにより、携帯端末1は、送信される頻度が高い定型文を優先的に選択して表示することが可能になる。
さらに、記憶部14は、定型文を送信した相手ごとに、直近の所定の期間内に夫々の定型文が送信された回数を示す履歴情報を記憶してもよい。このようにすることで、携帯端末1は、ユーザがメッセージを送信する相手に適した定型文を容易に選択することが可能になる。
また、記憶部14は、夫々の定型文に関連付けて、定型文を送信した場所、送信した時の携帯端末1の状態、及び定型文を送信した日時を示す履歴情報を記憶してもよい。このようにすることで、携帯端末1は、ユーザの現在の場所、携帯端末1の状態及び日時に基づいて、同じような条件において過去に送信した定型文を優先的に表示させることができるので、ユーザの状態に適した定型文を容易に選択することが可能になる。
図6は、記憶部14が記憶している定型文の第2の例を示す表である。図6に示す表においては、記憶部14が、場所及び時間帯に関連付けて定型文を記憶していることを示している。このように、記憶部14が時間及び時間帯に関連付けて定型文を記憶していることは、時間帯によって携帯端末1が送信すべきメッセージの内容が変化する場合に好適である。
記憶部14は、定型文に関連付けて、定型文の属性を記憶してもよい。記憶部14は、例えば、場所を示す情報を含む定型文には、「場所」という属性を関連付けて記憶し、時間を示す情報を含む定型文には、「時間」という属性を関連付けて記憶する。
また、記憶部14は、携帯端末1がメッセージを送信する宛先に関連付けて定型文を記憶してもよい。例えば、母親に送信するメッセージと、父親に送信するメッセージとは、夫々文体や内容が異なるメッセージにすることが好ましい場合がある。記憶部14が、宛先に関連付けて定型文を記憶しておくことで、携帯端末1は、宛先の人に適したメッセージを容易に送信できる。
記憶部14は、宛先に関連付けて定型文を記憶する場合、ユーザの状態の種別ごとに定められた宛先を記憶してもよい。このようにすることで、携帯端末1は、例えば、ユーザの状態の種別が「学校」を示している場合は、「学校に着いたよ」というメッセージを母親に送信し、ユーザの状態の種別が「塾」を示している場合は、「迎えに来てね」というメッセージを父親に送信するというように、状態ごとに適した相手にメッセージを伝えることが可能になる。
記憶部14に定型文を記憶させる方法は任意である。例えば、記憶部14は、携帯端末1が製造された時点で所定の定型文を記憶する。記憶部14は、携帯端末1の操作画面において作成された定型文、及び他の端末(例えば通信端末2)から受信した定型文を記憶してもよい。また、記憶部14は、定型文として記憶していないメッセージが携帯端末1から送信された場合、メッセージが送信された時のユーザの状態に関連付けて、送信されたメッセージを新たな定型文として記憶してもよい。このようにすることで、ユーザが使用できる定型文の数を容易に増やすことができる。
図7は、記憶部14が記憶している定型文の第3の例を示す表である。図7に示す表においては、状態の取得方法ごとに、定型文が分類されている。状態の取得方法は、GPSから取得した位置情報を使う方法、状態検出部13が検出した携帯端末1の状態を示す情報を使う方法、及びGPS又は携帯端末1が内蔵する時計から取得した時刻情報を使う方法に分けられる。携帯端末1は、これらの複数の方法を組み合わせることにより、複数の定型文を候補として表示することができる。
図4に戻って、制御部15は、例えばCPUであり、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、携帯端末1の各部を制御する。制御部15は、特定部151、選択部152、指示取得部153及び通信部154として機能する。
特定部151は、携帯端末1のユーザが、複数の状態のうち、どの状態にあるかを特定する。具体的には、特定部151は、状態検出部13が出力する状態信号を読み取り、状態信号が示す値に基づいて、携帯端末1が移動する速度、携帯端末1の温度、及び携帯端末1の位置を特定する。特定部151は、状態検出部13が出力する複数の状態信号のいずれかに基づいて、ユーザの状態を特定する。
例えば、特定部151は、位置を示す状態信号が、ユーザである子供が通う学校の位置を示している場合、子供が学校にいる状態であると特定する。特定部151は、位置を示す状態信号が、学校の位置ではない位置を示している状態から学校の位置を示している状態に変化した場合、子供が学校に到着した状態であると特定する。子供が、学校内では携帯端末1を手首に装着しない場合、特定部151は、位置を示す状態信号が学校の位置を示しており、かつ、温度を示す状態信号が体温よりも低い室温を示している場合に、子供が学校にいる状態であると特定する。
また、特定部151は、状態検出部13が検出した振動量(振動の強さ)、振動の周波数又は振動のパターン等の少なくともいずれかに基づいて、自動車、自転車、徒歩又は電車等の移動手段を特定してもよい。特定部151は、携帯端末1が移動する速度を示す状態信号が、自転車の速度以上の速度(例えば、時速20km以上)を示しており、かつ、位置を示す状態信号がA駅とB駅との間の位置を示している場合に、電車の中にいる状態であると特定してもよい。特定部151が、複数の状態信号をどのように組み合わせることにより、携帯端末1のユーザの状態を特定するかというルールは、例えば通信IF部11を介して通信端末2が設定することができる。
特定部151は、通信部154が通信端末2から所定のメッセージを受信した場合に、携帯端末1のユーザの状態を特定してもよい。例えば、特定部151は、通信部154が、携帯端末1のユーザの状態を確認するためのメッセージを通信端末2から受信した場合に、状態を特定する。
特定部151は、携帯端末1のユーザが通話できない状態である場合に、通話可能な状態になる予定時刻を特定してもよい。例えば、携帯端末1のユーザの状態が、電車の中であるとする。この場合、特定部151は、GPSを用いて取得した位置情報、電車の運行時刻情報、及びユーザが下車する予定の駅名に基づいて、ユーザが下車する時刻を特定する。この場合、特定部151は、例えば、電車の時刻表を保持している外部のサーバに通信部154を介してアクセスして、ユーザが下車する時刻を特定する。特定部151は、特定した予定時刻を選択部152に通知する。
選択部152は、記憶部14に記憶されている複数の定型文から、特定部151が特定した状態に対応する定型文を選択する。例えば、図5(a)に示す5種類の定型文が記憶部14に記憶されている場合、選択部152は、特定部151が、携帯端末1のユーザが学校に着いた状態であると特定すると、定型文「学校に着いたよ」を選択する。このように、ユーザの状態が変化した場合、選択部152は、変化後の状態に対応する定型文を選択する。図6に示すように、ユーザの状態として、場所及び時間帯が設定されている場合、選択部152は、例えばGPSを用いて検出した携帯端末1の位置及び時刻と一致する状態種別に対応する定型文を選択する。
選択部152は、記憶部14に履歴情報が記憶されている場合、履歴情報に基づいて、定型文を選択する。具体的には、選択部152は、直近の所定期間において送信された頻度が高い定型文を優先的に選択する。選択部152は、特定部151が特定した、携帯端末1の場所、状態又は現在の日時に基づいて、これらと同じ条件において過去に送信された頻度が高い定型文を優先的に選択してもよい。
選択部152は、通信部154が通信端末2から受信したメッセージに含まれる単語にさらに基づいて、定型文を選択してもよい。例えば、通信部154が通信端末2から受信したメッセージに「どこ?」という場所を問い合わせる単語が含まれている場合、選択部152は、場所に関する単語が含まれている定型文を選択し、通信部154が通信端末2から受信したメッセージに「いつ?」という時間を問い合わせる単語が含まれている場合、選択部152は、時間に関する単語が含まれている定型文を選択する。
また、選択部152は、記憶部14が定型文に関連付けて記憶している定型文の属性と、通信部154が通信端末2から受信したメッセージに含まれる単語の属性との関連性に基づいて、定型文を選択してもよい。選択部152は、例えば、通信部154が通信端末2から受信したメッセージに「どこ?」という場所を問い合わせる単語が含まれている場合、当該メッセージの属性を「場所」に関するメッセージであると判定し、属性が「場所」の定型文を選択する。
選択部152は、記憶部14が、宛先に関連付けて定型文を記憶している場合、特定部151が特定したユーザの状態に対応し、かつ、ユーザが選択した宛先に対応する定型文を選択してもよい。例えば、選択部152は、ユーザが学校に着いたという状態においてメッセージを送信する宛先が母親である場合、母親に関連付けて記憶されている定型文を選択する。記憶部14が、過去に送信したメール文を記憶している場合、選択部152は、メッセージを送信する宛先に過去に送信したメール文を定型文として選択してもよい。この場合、選択部152は、指定された送信先に対応する履歴情報を参照し、選択された宛先に過去に送信された頻度が高い定型文を優先的に選択してもよい。
選択部152は、ユーザの下車予定時刻を特定部151から取得した場合、時刻の通知に用いられる定型文を選択してもよい。選択部152は、このような定型文を選択した場合、特定部151から取得した下車予定時刻と記憶部14に記憶されている定型文とを組み合わせて、例えば「午後5時30分頃、A駅に着くよ」というメッセージを作成してもよい。
また、選択部152は、電話の着信を受けた時点における携帯端末1の状態に基づいて定型文を選択してもよい。この場合、選択部152は、予め設定された相手からの着信を受けたことを条件として、定型文を選択するものとしてもよい。
指示取得部153は、ユーザの指示の入力を受けるための画面を表示部12に表示させ、表示させた画面上でユーザにより入力された指示を取得する。例えば、指示取得部153は、図2(b)に示したメニュー画面を表示させ、メニュー画面に表示された複数の機能のうち、どの機能を実行するかに関する指示を取得する。指示取得部153は、図2(b)のメニュー画面が表示された状態でメール送信をする指示を取得すると、図2(e1)に示す送信先を選択する画面を表示する。指示取得部153は、送信先が選択されると、選択部152が選択した定型文を表示する。
指示取得部153は、選択部152が選択した定型文が一つだけである場合、選択部152が選択した一つの定型文を表示部12に表示させるとともに、送信指示を取得するための送信ボタンを表示する。指示取得部153は、ユーザが送信ボタンをタッチしたことを検出することにより、ユーザからの送信指示を取得する。指示取得部153は、選択部152が選択した定型文が複数ある場合、図2(e2)に示したように、複数の定型文のリストを表示する。指示取得部153は、ユーザが、いずれか一つの定型文にタッチしたことを検出することにより、タッチした定型文を送信するというユーザからの指示を取得する。
指示取得部153は、選択部152が選択した定型文を表示部12に表示させるとともに、定型文を編集するための画面を表示させ、編集後の定型文を含むメッセージを取得してもよい。指示取得部153は、新規にメッセージ(自由文)を作成するための画面を表示させ、作成されたメッセージを取得してもよい。指示取得部153は、編集又は作成されたメッセージが通信部154を介して送信された場合、メッセージが送信された時のユーザの状態に関連付けて、記憶部14にメッセージを定型文として記憶させてもよい。
指示取得部153は、特定部151が、ユーザの状態が変化したことを検出した場合に、ユーザの指示を取得するためのアイコン画像を含む画面を表示部12に表示させてもよい。例えば、指示取得部153は、ユーザの状態が、学校に到着したという状態に変化した場合に、ユーザに対して通信端末2にメッセージを送信することを促すために、メッセージ送信用のアイコン画像を表示させる。指示取得部153は、ユーザがアイコン画像を押したことを検出すると、選択部152が選択した定型文を表示部12に表示させる。
指示取得部153は、ユーザの状態が所定の条件を満たしている場合に、ユーザの指示を取得するためのアイコン画像を含む画面を表示部12に表示させてもよい。例えば、指示取得部153は、ユーザが通話をできない状態において、携帯端末1が通信端末2から電話の着信を受けると、電話に出られないことを伝えるためのメッセージを送信することを促すために、メッセージ送信用のアイコン画像を表示させる。この場合、ユーザがアイコン画像にタッチしたことを指示取得部153が検出すると、選択部152は、「今は電話に出られないので、後で電話するよ」というような内容の定型文を選択する。
通信部154は、指示取得部153が定型文を送信する旨の指示を取得すると、選択部152が選択した定型文を含むメッセージを、通信IF部11を介して通信端末2に送信する。通信部154が送信したメッセージは、携帯電話網Nを経由して通信端末2に届き、通信端末2のユーザである親がメッセージを見ることができる。通信部154は、定型文を含むメッセージとともに、ユーザの状態を示す情報を送信してもよい。例えば、通信部154は、GPSを用いて取得した位置情報をメッセージとともに送信することで、通信端末2のユーザである親が、携帯端末1のユーザである子供の状態をより正確に把握できるようになる。通信部154は、ユーザが乗り物に乗っていることを示す情報をメッセージとともに送信してもよい。
通信部154は、特定部151が、ユーザが通話可能になる予定時刻を特定した場合、特定した予定時刻を含むメッセージを送信する。通信部154は、通信端末2から電話の着信を受けた場合に、例えば、「今電車の中だよ。午後5時30分頃にはA駅に着く予定だよ」のように、通話可能になる予定時刻を含むメッセージを送信してもよい。
また、通信部154は、通信端末2からメッセージを受信する。通信部154は、例えば、通信端末2のユーザが携帯端末1のユーザの状態を確認するためのメッセージを受信する。
通信部154は、通信端末2から登録用の定型文を受信することもできる。例えば、通信部154は、ユーザの状態の種別を示す情報に関連付けられた登録用の定型文を受信する。通信部154は、登録用の定型文を受信すると、受信した登録用の定型文に関連付けられたユーザの状態の種別に関連付けて、登録用の定型文を記憶部14に記憶させる。このようにすることで、通信端末2を使用する親が、子供から提供して欲しい情報を含む定型文を容易に登録することができる。
なお、上記の説明においては、携帯端末1が子供の手首に装着される時計型端末であることとしたが、これに限定されない。例えば、携帯端末1は、紐等を介して子供の首に着ける装着型端末であってもよい。かかる装着型端末においても、装着型端末のユーザである子供の移動手段の変化を適切に検出可能である。このように、携帯端末1として様々な形態のウェアラブル端末が適用可能である。
[携帯端末1の動作のフローチャート]
図8は、携帯端末1の動作のフローチャートの一例を示す図である。図8は、携帯端末1が通信端末2からメッセージを受信したことに応じて、携帯端末1が、その時点での携帯端末1のユーザの状態に対応する定型文を含むメッセージを送信するという動作のフローチャートである。特定部151は、通信端末2からメッセージを受信したか否かを監視する(S10)。特定部151が、メッセージを受信したと判定すると、状態検出部13から出力される状態信号に基づいて携帯端末1の状態を特定する(S11)。
ここで、特定部151は、メッセージを受信したタイミングで状態を特定してもよく、メッセージを閲覧する動作後のタイミングで状態を特定してもよく、携帯端末1のユーザがメッセージに対する返信操作をしたタイミングで状態を特定してもよい。特定部151は、定期的に携帯端末1の状態を記憶部14に記憶させ、記憶部14に記憶された状態を上記のいずれかのタイミングで読み出すことにより、状態を特定してもよい。
また、所定期間内に複数の状態が変化する場合、特定部151は、直近の所定期間内に記憶部14に記憶された複数の状態を表示部12に表示させ、携帯端末1のユーザに選択させてもよい。例えば、バス乗車中のように、高速で移動している状態と低速で移動している状態又は停止している状態とが繰り返されるような場合、特定部151は、バス乗車中であるか徒歩中であるかを選択する画面を表示部12に表示させ、ユーザの選択結果に基づいて状態を特定する。
続いて、選択部152は、記憶部14に複数の定型文が記憶されているか否かを判定する(S12)。選択部152は、S12において複数の定型文が記憶されていると判定した場合、特定部151が特定した状態に基づいて、記憶部14に記憶されている複数の定型文から1つ以上の定型文を選択して、S14に処理を進める(S13)。選択部152は、S12において複数の定型文が記憶されていないと判定した場合、S13に進まないで、S14に処理を進める。
S14において、指示取得部153は、定型文の編集を行うか否かの指示をユーザに入力させる画面を表示部12に表示させ、ユーザが定型文を編集するか否かを判定する。指示取得部153は、ユーザから編集する旨の指示を取得すると、定型文を編集するための画面を表示する(S15)。指示取得部153は、ユーザが、定型文を編集してメッセージを作成すると、編集後のメッセージを通信端末2に送信する(S16)。
指示取得部153は、メッセージの送信が完了すると「送信したメッセージを定型文として保存しますか?」と表示部12に表示させ(S17)、ユーザが、保存することを選択した場合、メッセージを送信した時のユーザの状態に関連付けて、送信したメッセージを定型文として記憶部14に記憶させる。S17においてユーザが保存しないことを選択した場合、指示取得部153は処理を終了する。
指示取得部153は、S14において、定型文を編集する旨の指示を取得せず、ユーザから編集しないで送信する旨の指示を取得すると(S19)、S13において選択部152が選択した定型文を通信端末2に送信する(S20)。
図9は、通信端末2のユーザが定型文を登録する動作のシーケンス図である。通信端末2のユーザが、所定のアプリケーションソフトを用いて定型文の登録モードを起動すると(S21)、通信端末2は携帯端末1に対して登録要求メッセージを送信する。携帯端末1は、登録要求メッセージを受信すると、ユーザに登録の可否を入力させる画面を表示する。携帯端末1において登録を許可する操作が行われると(S22)、携帯端末1は、登録許可メッセージを通信端末2に送信する。
通信端末2は、登録許可メッセージを受信すると、定型文を入力する画面を表示し、ユーザに定型文と、定型文に対応するユーザの状態種別とを入力させる(S23)。通信端末2は、定型文、及び定型文に対応するユーザの状態種別の入力が完了すると、入力された定型文、及びユーザの状態種別を携帯端末1に送信する。携帯端末1は、受信した定型文を、ユーザの状態種別に関連付けて記憶部14に記憶させることにより登録する(S24)。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る携帯端末1は、特定部151が、ユーザがどの状態にあるかを特定し、選択部152が、複数の定型文から、特定部151が特定した状態に対応する定型文を選択し、通信部154が、ユーザからの指示に基づいて、選択部152が選択した定型文を含むメッセージを通信端末2に送信する。このようにすることで、携帯端末1のユーザは、携帯端末1のユーザの状態を知りたいと考えている通信端末2のユーザに対して、ユーザの状態を示すメッセージを容易に送信できるようになる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態に係る携帯端末1は、ユーザの状態種別に関連付けて、複数の定型文を記憶部14に記憶した。これに対して、第2の実施形態に係る携帯端末1は、複数の定型文を、携帯端末1がデータを送受信可能な外部装置であるサーバ3から取得する点で、第1の実施形態と異なる。
図10は、第2の実施形態に係る通信システムSの構成を示す図である。通信システムSは、携帯端末1と、通信端末2と、サーバ3とを有する。
図11は、サーバ3の構成を示す図である。サーバ3は、通信IF部31と、記憶部32と、制御部33とを有する。
通信IF部31は、通信回線と接続するためのインターフェイスであり、例えばLANコントローラを含む。記憶部32は、ハードディスク及びメモリ等の記憶媒体を含む。記憶部32は、携帯端末1のユーザの複数の状態の夫々に関連付けて複数の定型文を記憶する。記憶部32は、第1の実施形態における記憶部14が記憶している各種の態様で定型文を記憶してもよい。
制御部33は、例えばCPUであり、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、通信部331、特定部332及び選択部333として機能する。
通信部331は、通信IF部31を介して、携帯端末1との間でデータの送受信を行う。通信部331は、例えば、携帯端末1からユーザの状態を示す状態情報を受信し、状態情報に対応する定型文を選択部333から取得して携帯端末1に送信する。
特定部332は、携帯端末1から受信した状態情報に基づいて、ユーザの状態を特定する。特定部332は、特定したユーザの状態の種別を選択部333に出力する。
選択部333は、記憶部32に記憶された複数の定型文から、特定部332から取得したユーザの状態の種別に応じた定型文を選択する。選択部333は、選択した定型文を、通信IF部31を介して携帯端末1に送信する。
携帯端末1は、サーバ3から定型文を受信すると、指示取得部153が、ユーザからの送信指示を受け付ける画面を表示する。通信部154は、選択部333から定型文を受信し、指示取得部153が送信指示を取得すると、特定部332が選択した定型文を含むメッセージを通信端末2に送信する。以上の手順により、携帯端末1は、第1の実施形態と同様に、携帯端末1のユーザの状態を示すメッセージを通信端末2に送信することができる。
なお、通信部154は、携帯端末1のユーザの状態を確認するメッセージを通信端末2から受信すると、受信したメッセージをサーバ3に転送してもよい。この場合、特定部332は、通信部154から受信した通信端末2からのメッセージに基づいて定型文を選択してもよい。例えば、第1の実施形態における選択部152と同様に、特定部332は、通信部154から受信した通信端末2からのメッセージに含まれる単語に基づいて定型文を選択することができる。
図12は、第2の実施形態に係る通信システムSの動作シーケンスの一例を示す図である。
まず、通信端末2のユーザが、携帯端末1のユーザに対してメッセージを送信すると、携帯端末1は、状態検出部13において検出された状態を示す状態情報をサーバ3に送信する。
サーバ3においては、特定部332が、携帯端末1から受信した状態情報に基づいて携帯端末1のユーザの状態を特定する(S31)。続いて、選択部333が、S31において特定部332が特定した状態に対応する定型文を選択し、携帯端末1に送信する(S32)。
携帯端末1は、サーバ3から定型文を受信すると、受信した定型文を表示部12に表示し(S33)、ユーザから送信指示を取得すると(S34)、定型文を含むメッセージを通信端末2に送信する。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係る携帯端末1は、サーバ3から定型文の候補を取得するので、携帯端末1が有する記憶部14は、携帯端末1が定型文を記憶しておくためのエリアを確保する必要がない。したがって、記憶部14の容量を小さくすることができる。また、サーバ3は、携帯端末1よりも処理能力が高いので、定型文の候補を絞り込むために複雑な処理を実行することができる。したがって、携帯端末1が、ユーザの状態を正しく示している定型文を表示できる可能性が高まるので、携帯端末1のユーザが定型文を編集することなくメッセージを送信できる確率が高まる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態における携帯端末1は、携帯端末1のユーザの状態に基づいて選択された定型文を送信した。これに対して、第3の実施形態に係る携帯端末1は、携帯端末1が通信をする相手である通信端末2のユーザの状態にさらに基づいて定型文を選択する点で、第1の実施形態と異なる。
本実施形態における携帯端末1の通信部154は、通信端末2の状態を示す他端末情報を受信する。他端末情報は、例えば、通信端末2の位置を示す情報、通信端末2の通信状況を示す情報等である。
選択部152は、通信部154が受信した他端末情報にさらに基づいて、記憶部14が記憶している複数の定型文から一の定型文を選択する。具体的には、選択部152は、携帯端末1のユーザの状態と、他端末情報が示している通信端末2のユーザの状態とを組み合わせることで定型文を選択する。
例えば、選択部152は、状態検出部13を用いて特定部151が特定した携帯端末1の位置と、他端末情報が示している通信端末2の位置とが所定の距離以内であることを検出すると、通信端末2が携帯端末1の近くにいるという状態に対応する「今、近くにいるよ」という定型文を選択する。また、選択部152は、他端末情報が、通信端末2が自宅以外の場所にいることを示している場合、通信端末2が外出中であるという状態に対応する「いつ頃帰るの?」という定型文を選択する。
選択部152は、携帯端末1のユーザが帰宅する予定時刻よりも所定時間だけ前の時点で、他端末情報が、通信端末2が自宅以外の場所にいることを示している場合に、「いつ頃帰るの?」という定型文を選択し、それ以外の時間帯においては、当該定型文を選択しないものとしてもよい。
[第3の実施形態における効果]
以上説明したように、第3の実施形態に係る携帯端末1は、携帯端末1が通信をする相手である通信端末2のユーザの状態にさらに基づいて、定型文を選択する。したがって、携帯端末1のユーザは、通信端末2の状態に適したメッセージを容易に作成することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 携帯端末
2 通信端末
3 サーバ
11 通信IF部
12 表示部
13 状態検出部
14 記憶部
15 制御部
31 通信IF部
32 記憶部
33 制御部
151 特定部
152 選択部
153 指示取得部
154 通信部
331 通信部
332 特定部
333 選択部

Claims (14)

  1. 通信端末との間でメッセージを送受信可能な携帯端末であって、
    前記携帯端末のユーザの複数の状態の夫々に関連付けて1つ以上の定型文を記憶する記憶部と、
    前記複数の状態のうち、前記ユーザがどの状態にあるかを特定する特定部と、
    前記複数の定型文から、前記特定部が特定した状態に対応する前記定型文を選択する選択部と、
    前記ユーザからの指示を取得する指示取得部と、
    前記指示取得部が前記指示を取得すると、前記選択部が選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信する通信部と、
    を備え
    前記記憶部は、前記通信部が前記第1メッセージを送信した際の前記状態に関連付けて、前記第1メッセージを前記定型文として記憶する、
    携帯端末。
  2. 前記記憶部は、前記1つ以上の定型文に関連付けて、過去に前記通信部が前記定型文を送信した頻度を示す頻度情報を記憶し、
    前記選択部は、前記頻度情報にさらに基づいて前記定型文を選択する、
    請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記記憶部は、前記1つ以上の定型文に関連付けて、過去に前記通信部が前記定型文を送信した宛先ごとに前記頻度情報を記憶し、
    前記選択部は、前記通信部が前記メッセージを送信する宛先に対応する前記頻度情報に基づいて前記定型文を選択する、
    請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記記憶部は、前記1つ以上の定型文に関連付けて、過去に前記通信部が前記定型文を送信した時点における前記携帯端末の位置を示す位置情報を記憶し、
    前記選択部は、前記指示取得部が前記ユーザからの指示を取得した時点における前記携帯端末の位置に対応する前記位置情報に関連付けられた前記定型文を選択する、
    請求項2又は3に記載の携帯端末。
  5. 前記通信部は、前記通信端末から第2メッセージを受信し、
    前記特定部は、前記通信部が前記第2メッセージを受信した場合に、前記状態を特定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯端末。
  6. 前記選択部は、前記通信部が受信した前記第2メッセージに含まれる単語に基づいて、前記定型文を選択する、
    請求項5に記載の携帯端末。
  7. 前記特定部は、前記状態が変化したことを検出し、
    前記指示取得部は、前記状態が変化したことを前記特定部が検出した場合に、前記指示を取得するための画面を表示部に表示させる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯端末。
  8. 前記記憶部は、前記通信部が前記第1メッセージを送信した宛先に関連付けて、前記第1メッセージを前記定型文として記憶し、
    前記選択部は、前記記憶部が前記通信端末に関連付けて記憶している前記第1メッセージを前記定型文として選択する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の携帯端末。
  9. 前記指示取得部は、前記特定部が特定した前記状態に対応する複数の前記定型文を表示部に表示させ、前記表示部に表示させた前記複数の定型文から一の定型文を選択する指示を取得し、
    前記選択部は、前記指示取得部が受け付けた前記指示が示す前記定型文を選択する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の携帯端末。
  10. 前記通信部は、前記通信端末の状態を示す他端末情報を受信し、
    前記選択部は、前記他端末情報が示す前記通信端末の状態にさらに基づいて、前記定型文を選択する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の携帯端末。
  11. 前記特定部は、前記携帯端末のユーザが通話可能な状態になる予定時刻を特定し、
    前記通信部は、前記特定部が特定した前記予定時刻を示す予定時刻情報を含む前記第1メッセージを送信する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の携帯端末。
  12. 通信端末とメッセージを送受信可能な携帯端末と、前記携帯端末とデータを送受信可能な外部装置と、を備える通信システムであって、
    前記外部装置は、
    前記携帯端末のユーザの複数の状態の夫々に関連付けて1つ以上の定型文を記憶する記憶部と、
    前記複数の状態のうち、前記ユーザがどの状態にあるかを特定する特定部と、
    前記特定部が特定した状態に対応する前記定型文を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記定型文を前記携帯端末に送信する第1通信部と、
    を有し、
    前記携帯端末は、
    前記ユーザからの指示を受け付ける指示取得部と、
    前記第1通信部から前記定型文を受信し、前記指示取得部が前記指示を取得すると、前記選択部が選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信する第2通信部と、
    前記第2通信部が前記第1メッセージを送信した際の前記状態に関連付けて、前記第1メッセージを新たな定型文として記憶する端末記憶部と、
    を有する
    通信システム。
  13. 携帯端末から通信端末にメッセージを送信する方法であって、
    予め定められた複数の状態のうち、前記携帯端末のユーザがどの状態にあるかを特定するステップと、
    特定した状態に対応する定型文を選択するステップと、
    前記ユーザからの指示を取得するステップと、
    前記指示を取得すると、選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信するステップと、
    前記第1メッセージを前記通信端末に送信した後に、前記第1メッセージを送信した際の前記状態に関連付けて、前記第1メッセージを前記定型文として記憶するステップと、
    を備えるメッセージ送信方法。
  14. 携帯端末が有するコンピュータに、前記携帯端末から通信端末にメッセージを送信させるための通信用プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    予め定められた複数の状態のうち、前記携帯端末のユーザがどの状態にあるかを特定するステップと、
    特定した状態に対応する定型文を選択するステップと、
    前記ユーザからの指示を取得するステップと、
    前記指示を取得すると、選択した前記定型文を含む第1メッセージを前記通信端末に送信するステップと、
    前記第1メッセージを前記通信端末に送信した後に、前記第1メッセージを送信した際の前記状態に関連付けて、前記第1メッセージを前記定型文として記憶するステップと、
    を実行させるための通信用プログラム。
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