JP6113556B2 - 無効電力補償装置 - Google Patents

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Description

本発明は、系統に無効電力を注入することで、系統電圧を安定させる無効電力補償装置に関する。
太陽光発電や風力発電、燃料電池といった分散電源が系統に連系される事例が増えてきており、それに伴い系統電圧の変動が懸念されている。特に住宅用太陽光発電は今後も更なる増加が見込まれており、発電量が多く負荷が小さい場合には大きな逆潮流が起こり配電網の電圧が上昇し、系統電圧規程値を逸脱してしまう。従来ではこのような場合には発電電力を絞る事で電圧上昇を抑えている。しかしこの方法では、本来発電できるはずの電力から絞られておりエネルギーに無駄が生じてしまう。系統に無効電力を注入する無効電力補償装置を用いれば、エネルギーに無駄を生じる事なく系統電圧を下げて、太陽光などの分散電源も本来の発電が可能となる。例えば系統電圧が規定範囲の電圧より高い場合、系統電圧に対して90°位相が遅れた無効電流が無効電力補償装置に流れるように無効電力補償装置を動作させ、系統電圧を下げることができる。このとき無効電力補償装置はリアクトルのように作用する。尚、このような無効電力出力制御時には、有効電力も制御される。
しかし、従来の無効電力補償装置は重量・体積が大きく、変電所などの送電端側に設置される事が多かった。住宅用太陽光発電などの分散電源による配電網の系統電圧上昇に対応するため、狭い住宅街にも設置できる小型な無効電力補償装置が求められている。
無効電力補償装置を小型化する手段として、半導体電力変換器(インバータ)部分の出力する電圧波形をより正弦波に近く高調波の少ない波形とする事で、連系フィルタリアクトルを小型化するという方法がある。高調波の少ない電圧波形を出力するには、直流コンデンサを電圧源としてそれをパルス幅変調した電圧波形を出力するPWMインバータを各相で直列に多段接続して、細かい電圧パルス幅で連系電圧に近い波形を作り出す方法がある。細かい電圧のパルス出力を重ね合わせる事で、出力電圧の高調波を低減し、連系フィルタリアクトルを小型できる。また、直列接続するPWMインバータの多段接続数を多くして耐圧を十分とる事で、系統連系にトランスを用いずに小型化する事ができる。
このように各相にインバータを備え中性点を接続するY結線方式の無効電力補償装置では、各インバータに備わる直流コンデンサの電圧バランスをとる必要がある。そのバランス制御としては、無効電流と同位相の制御量を各相の電圧指令値に重畳する方法がある。全ての相に同じ制御量を重畳、即ち零相電圧制御量を重畳すると相間の直流コンデンサ電圧バランスが制御される。また各相に複数のインバータが直列に多段接続されている場合は、無効電流と同位相で、段間で全て加算したら零となる制御量を各段それぞれの電圧指令値に重畳する事により、段間の直流コンデンサ電圧バランスが制御される。
「6.6kV トランスレス・カスケードPWM STATCOM−三相200V 10kVAミニモデルによる動作検証−」(電気学会産業応用部門論文誌 2007年 127巻8号 p.781−788) 「カスケードPWM変換器と二次電池を使用した6.6kVトランスレス電力貯蔵システム」(電気学会産業応用部門論文誌 2009年 129巻1号 p.67−76)
特許第3244836号公報 特開平9−56072号公報
このようにY結線方式の無効電力補償装置で直流コンデンサ電圧のバランスを制御する場合、無効電流が流れていることが前提であるため、無効電力を出力していない場合にはバランスが制御できない。このため無効電力出力運転を停止中に直流コンデンサ電圧が自然放電により低下した後、無効電力出力を再開した時に、直流コンデンサ電圧が低下しているだけでなくアンバランスであるため、直流コンデンサが充電されバランスがとれるまで電流の波形が歪んでしまうという課題がある。停止中の直流コンデンサ電圧の制御については、外部電源から充電する方法がある。これは図8のように交流電源9から変圧器72を介して得た電力を、充電回路8によりインバータ13の直流コンデンサ12に充電するといった手法である。このような方法では電源9や変圧器72、充電回路8といった追加回路が別途必要となる。
従って実施形態は、追加回路なしにコンデンサ電圧のバランスを取り、系統電圧安定化のための無効電力出力を再開する際の電流歪みを抑制する事を目的とする。
一実施形態に係る無効電力補償装置は、三相各相にそれぞれ構成される多段インバータ回路と、系統連系端と各多段インバータ回路の出力端の間に接続され、高調波を低減するためのフィルタ回路と、前記各多段インバータ回路を制御して所定の三相交流電圧を出力させる制御装置とを具備する。前記各多段インバータ回路は、コンデンサによる直流電圧を電圧指令値に対応するパルス電圧に変換するインバータを複数直列接続して構成され、前記各多段インバータ回路の系統の反対側端は、中性点として全相接続されており、前記制御装置は、系統電圧安定化のための無効電力出力動作を停止している時に、前記コンデンサの電圧バランスを維持するための無効電力出力制御を行い、前記コンデンサを充電する。
第1実施形態における無効電力補償装置の構成図である。 第2実施形態における直流コンデンサ電圧監視による直流コンデンサ電圧の変化を示す図である。 第2実施形態における直流コンデンサ電圧監視による直流コンデンサ電圧の制御を示す図である。 系統相電圧と、直流コンデンサの閾値Vc_th及び連系フィルタでの電圧降下Vfの関係を示す図である。 第3実施形態における停止時間監視による直流コンデンサ電圧の変化を示す図である。 第3実施形態における停止時間監視による直流コンデンサ電圧の制御を示す図である。 第4実施形態における無効電力指令のソフトスタートを示す図である。 従来におけるコンデンサの充電方法を示す図である。
以下、実施形態に係る無効電力補償装置について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る無効電力補償装置10の構成を示す図である。
この無効電力補償装置10は、4つの半導体スイッチング素子11と直流コンデンサ12により構成された単相フルブリッジ構成のインバータ1をUVWの各相に複数段と、連系フィルタ2として系統連系端7に接続されたリアクトル21とを各相に備える。各相の複数のインバータ1及びリアクトル21は直列に接続されており、複数のインバータ1に対して系統の反対側端は中性点3で各相が接続されている。また制御装置4を備える。無効電力補償装置10は系統電源5から電力供給される配電線6に連系される。制御装置4は系統電圧Vs、出力電流Ioに基づいて、無効電流指令値、出力電圧指令値等を演算し、図1に示す無効電力補償装置10を全体的に制御する。各インバータ1は制御装置4の制御の下、PWMあるいはワンパルスで動作する。
図1では1つの直流コンデンサ12の電圧を入力信号とする制御装置4のブロックを代表的に示している。制御装置4は実際には全てのインバータの直流コンデンサ12の電圧を監視しており、無効電力出力停止中に直流コンデンサ電圧12の電圧が著しく低下して電圧バランスが崩れる事を防ぐため、直流コンデンサ12を充電してバランスをとるための無効電力指令値を出力する。実際には、その無効電力指令値に対応した半導体スイッチング素子11の制御ゲート信号を出力する。無効電力を出力する事により、各直流コンデンサ12は充電され、UVWの相間及びインバータ1a〜1cの段間における電圧バランスがとれるため、系統電圧安定化のための無効電力出力を再開する際の電流歪みを抑制できる。
図1では各相あたりインバータ1を3段直列接続しているが、1段や2段、また5段や6段などとしても良い。また図1では連系フィルタ2はリアクトル21のみで構成されているが、各相から中性点に接続するコンデンサ、または各相間を接続するコンデンサを用いたLCL構成でも構わない。また上記無効電力指令値は、内部制御動作において無効電流指令値であっても構わない。
[第2実施形態]
図2は第2実施形態に係る無効電力補償装置10の動作を示す図であり、図3はその制御構成を示す図である。なお、以下においては、図1に示す無効電力補償装置10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
図2は無効電力補償装置10の備える直流コンデンサ12のコンデンサ電圧の変化を代表的に示している。第1実施形態の構成の無効電力補償装置10が無効電力出力動作(無効電力補償)を停止すると、図2のように直流コンデンサ12の電圧Vcは定格値Vc_refから自然放電により低下していき、相間及び段間でのバランスが崩れていく。本実施形態では、無効電力出力動作を停止してからも、この直流コンデンサ12の電圧Vcを監視しておき、定められた閾値Vc_thを下回ると、最小無効電力指令値Q_minを出力する事により直流コンデンサ12を充電する。これにより直流コンデンサ12は充電され、相間・段間におけるバランスがとれる(制御される)。すなわち、UVWの各相に設けられた直流コンデンサ12の電圧の各相の加算値が等しく、また各段におけるコンデンサ12の電圧も等しくなる。このため、系統電圧安定化のための無効電力出力を再開する際の電流歪みを抑制できる。
最小無効電力指令値Q_minは、直流コンデンサ12の電圧の相間及び段間のバランスをとるために必要な無効電力の最小値である。直流コンデンサ電圧の相間及び段間バランスを制御するためには無効電力の出力が必要であり、それが小さ過ぎるとバランス制御は成立しない。そのため、直流コンデンサ12を充電する際には、バランスをとるために必要な最小の無効電力Q_minを出力する。この最小無効電力指令を与える際、その指令値はゼロからQ_minまで緩やかに変化する事で、電流の急激な変化を抑制し、系統への影響を抑制できる。この最小無効電力Q_minがゼロから緩やかに変化する程度は、例えば系統電圧1周期以上が望ましい。
図3は本実施形態の制御構成を示すブロックである。直流コンデンサ電圧Vcと閾値Vc_thを比較し、閾値を下回っていれば最小無効電力指令値Q_minを制御演算・ゲートパルス生成装置41に与え、指令値に対応したゲートパルスを各インバータ1に出力する。この制御判定は、各相各段に備える全てのインバータ1の直流コンデンサ12に対して行われる。
図2のように、コンデンサ電圧をバランスさせるために発生させる最小無効電力指令値Q_minは、例えば実験的に求められる固定値である。最小無効電力指令値Q_minは、制御演算・ゲートパルス生成装置41内で最小無効電流指令値に変換され、この最小無効電流指令値に基づいて各半導体スイッチング素子に与えるゲートパルスが生成される。このとき最小無効電力指令値Q_minは、系統電圧に最小無効電流指令値を乗算した値である。例えば、制御演算・ゲートパルス生成装置41に与える指令値を最小無効電流指令値とすると、系統電圧が僅かに変化すると、この最小無効電流指令値も変化する。しかし系統電圧安定化のための無効電力出力を停止しているときは、系統電圧はほぼ定格の系統電圧となって安定しているときであるので、最小無効電力指令値Q_minはほぼ変化しない。従って本願では説明を簡単にするため、出力電流Ioにひずみを生じさせないためにコンデンサ12を充電するための最小指令値を最小無効電力指令値Q_minとしている。
閾値Vc_thは、著しい歪みなく電流を出力できる直流コンデンサ電圧の下限値から定められる。また閾値Vc_thは、出力する電圧に歪みを生じない直流コンデンサ電圧の下限値であり、各インバータ1の変調率がある相で全て100%の時に相当する。即ち、各相に備えるインバータ1の直流コンデンサ12の電圧Vcを各相で合計した値に、最小無効電力指令値Q_minを出力した際の連系フィルタでの電圧降下Vfを加算した値が、系統電圧の相電圧ピーク値に一致する時が、歪のない電流を出力できる限界点である。
従って図4のように、系統電圧の相電圧ピーク値Vspから最小無効電力指令値Q_minを出力した際の連系フィルタ(リアクトル21)での電圧降下値Vfを引き、残りの電圧を各相が備えるインバータ段数で割ることにより閾値Vc_thが求められる。つまり閾値Vc_thは、系統電圧の相電圧のピーク値から、最小無効電力指令値Q_minに応じた出力電流が流れることにより生じるリアクトル21の電圧降下分を引いた値を、多段インバータの段数で割った値である。連系フィルタでの電圧降下値Vfは、無効電力の方向によっては正負が上記と逆になるので、その場合はVspに加算する事になる。
各相に定格電圧の異なる複数の直流電圧のインバータを多段に備える場合は、それら定格電圧の比率に比例した各閾値Vc_thを計算する。
なお上記最小無効電力指令値は、内部制御動作において最小無効電流指令値であっても構わない。
[第3実施形態]
図5は第3実施形態に係る無効電力補償装置10の動作を示す図であり、図6はその制御構成を示す図である。なお、以下においては、図1〜3に示す無効電力補償装置10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1〜3で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
図5は無効電力補償装置10の備える直流コンデンサ12のコンデンサ電圧の変化を代表的に示している。第1実施形態の構成の無効電力補償装置10が無効電力出力動作を停止すると、図5のように直流コンデンサ12の電圧Vcは定格値Vc_refから自然放電により低下していき、相間及び段間でのバランスが崩れていく。無効電力出力動作を停止してからの時間t0を監視しておき、定められた時間閾値t_thを越えると、第2実施形態同様、最小無効電力指令値Q_minを出力する。これにより直流コンデンサ12は充電され、相間及び段間におけるバランスもとれる(制御される)ため、系統電圧安定化のための無効電力出力を再開する際の電流歪みを抑制できる。尚、系統電圧安定化のための無効電力出力を停止している限り、図5に示す波形(動作)は繰り返される。
図6は本実施形態の制御構成を示すブロックである。無効電力出力動作を停止してからの時間t0と時間閾値t_thを比較し、t_thを超えれば最小無効電力指令値Q_minを制御演算・ゲートパルス生成装置41に与え、ゲートパルスを各インバータ1に出力する。
時間閾値t_thは、無効電力補償運転時の直流コンデンサ12の定格電圧Vc_refから、第2実施形態のように定まる閾値Vc_thまで自然放電する時間により定められる。
なお上記最小無効電力指令値は、内部制御動作において最小無効電流指令値であっても構わない。
[第4実施形態]
図7は第4実施形態に係る無効電力補償装置10の動作を示す図である。なお、以下においては、図1〜5に示す無効電力補償装置10の構成要素と同一または相当する構成要素には、図1〜5で使用した符号と同一の符号を付して説明する。
図7は無効電力補償装置10の備える直流コンデンサ12のコンデンサ電圧の変化を代表的に示している。第1実施形態の構成の無効電力補償装置10が停止状態から系統安定化のための無効電力出力動作を再開する際、最初のt_ssの時間は最小無効電力指令値Q_minを与え、直流コンデンサ12の充電を行い、相間及び段間の直流コンデンサ電圧バランスを制御し、その後無効電力指令値をQ_minから本来の指令値Q_ref(系統電圧定格値)まで変化させる。これにより、無効電力出力を再開する際の電流歪みを十分に抑制できる。
期間t_ssの決定法には、全ての直流コンデンサ12の電圧が定格値Vc_refに達した事を判定して終了する方法や、最小無効電力指令値Q_minにて直流コンデンサの電圧が閾値Vc_thからVc_refに達する時間をt_ssとして、それだけの期間Q_minを出力する方法がある。
なお上記最小無効電力指令値は、内部制御動作において最小無効電流指令値であっても構わない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…単相インバータ、2…連系フィルタ、3…中性点、4…制御装置、5…系統電源、6…配電線、8…充電回路、9…電源、11…半導体スイッチング素子、12…直流コンデンサ、13…インバータ、21…リアクトル、41…指令値演算・ゲートパルス生成器、71、72…変圧器。

Claims (8)

  1. 三相各相にそれぞれ構成される多段インバータ回路と、
    系統連系端と各多段インバータ回路の出力端の間に接続され、高調波を低減するためのフィルタ回路と、
    前記各多段インバータ回路を制御して所定の三相交流電圧を出力させる制御装置と、を具備し、
    前記各多段インバータ回路は、コンデンサによる直流電圧を電圧指令値に対応するパルス電圧に変換するインバータを複数直列接続して構成され、
    前記各多段インバータ回路の系統の反対側端は、中性点として全相接続されており、
    前記制御装置は、系統電圧安定化のための無効電力出力動作を停止している時に、前記コンデンサの電圧バランスを維持するための無効電力出力制御を行い、前記コンデンサを充電することを特徴とする無効電力補償装置。
  2. 前記制御装置が、前記系統電圧安定化のための無効電力出力動作停止時に、各前記コンデンサの電圧バランスを維持ために出力する無効電力指令値は、前記コンデンサ電圧の相間及び段間のバランスをとることができる最小無効電力指令値であることを特徴とする請求項1記載の無効電力補償装置。
  3. 前記制御装置は、前記系統電圧安定化のための無効電力出力動作停止時に、前記コンデンサの電圧が、所定閾値電圧を下回った場合、前記コンデンサの電圧バランスを維持するための無効電力出力制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の無効電力補償装置。
  4. 前記所定閾値電圧は、系統電圧の相電圧のピーク値から、前記最小無効電力指令値に応じた出力電流が流れることにより生じる前記リアクトルの電圧降下分を引いた値を、前記多段インバータの段数で割った値であることを特徴とする請求項3記載の無効電力補償装置。
  5. 前記制御装置は、前記系統電圧安定化のための無効電力出力動作停止時に、前記無効電力出力動作を停止した時間が、所定時間に達した場合、前記コンデンサの電圧バランスを維持するための無効電力出力制御を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の無効電力補償装置。
  6. 前記所定時間は、前記系統電圧安定化のための無効電力出力動作を停止してから、前記コンデンサが自然放電して、前記コンデンサ電圧が所定閾値電圧に達するまでの時間である
    ことを特徴とする請求項5記載の無効電力補償装置。
  7. 前記制御装置が、前記系統電圧安定化のための無効電力出力動作停止時に、前記コンデンサ電圧のバランスをとるために出力する無効電力指令値は、ゼロから前記無効電力指令値まで緩やかに変化することを特徴とする請求項1〜6記載の無効電力補償装置。
  8. 前記制御装置は、前記系統電圧安定化のための無効電力出力を停止した状態から出力を再開する時に、前記コンデンサの電圧が定められた定格値に充電されるまで、前記コンデンサ電圧の相間及び段間のバランスがとれる最小無効電力指令値を出力することを特徴とする請求項1〜7記載の無効電力補償装置。
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