JP6111732B2 - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、画像処理プログラム及び移動装置 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、画像処理プログラム及び移動装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム、画像処理プログラム及び移動装置に関する。
従来、車両、船舶、航空機、または産業用ロボット等(以降、車両等という)の移動において、移動の障害となる立体物を検知する技術の開発が進められている。特に、車両等が走行する道路を認識し、道路上に立体物が存在するか否かを判断する技術が知られている。
特許文献1には三次元的な位置情報を利用し、実際の道路上の白線だけを分離して道路形状を認識する技術が記載されている。特許文献1に記載の技術においては、2台のCCDカメラを有するステレオ画像処理装置が撮影した画像を処理することによって、画像を表す二次元の情報と、撮像物までの距離データと、を含む三次元の情報を取得する。そして、三次元の情報が表す空間では白線は道路の平面上にあり、一方、先行車などの立体物は道路の平面より高い位置にあるとしている。このようにして、ステレオ画像処理装置は取得された三次元の情報により道路面からの高さによって白線か立体物であるかを区別している。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、路面において自動車の進行方向に直行する方向に傾斜がある場合に、撮像された画像内の各小領域が路面を表しているか否かを正確に判定することができない。
たとえば、進行方向に対して路面の左側が低く、右側が高くなるように傾斜している場合がある。この場合、路面の左側の白線より右側にある小領域は左側の白線より高い位置にあることになる。このような路面を走行しているときに撮像された画像に基づいて、特許文献1に記載の技術を用いて画像内の小領域が路面であるか否かを判定しようとすると、ステレオ画像処理装置は白線を道路の平面として、その平面より高い位置にある撮像物は立体物であると判定する。すなわち、左側の白線より右側の小領域は左側の白線より高い位置にあるため立体物であると判定されてしまう。
このように、画像内の小領域が路面であるか否かを正確に判定することができないという課題が発生している。
上述した課題を解決するため本発明においては、複数の境界を有する路面が走行方向に撮像された複数の画像を処理する画像処理装置であって、前記複数の画像に基づいて画像内の小領域における視差を算出する視差算出手段と、前記画像で境界が撮像されている境界領域を検出する境界検出手段と、前記境界検出手段によって検出され、鉛直方向の位置が前記小領域と同じである二つの境界領域の視差を決定する境界視差決定手段と、前記視差算出手段によって算出された小領域の視差と、前記境界視差決定手段によって決定された前記二つの境界領域の視差と、に基づいて前記小領域が路面を表すか否かを判定する路面判定手段と、を有し、前記路面判定手段は、前記小領域の視差が一の境界領域の視差以上で、かつ、他の境界領域の視差以下である場合に前記小領域は路面を表すものであると判定することを特徴とする。
本発明によれば、視差算出手段によって算出された小領域の視差と、境界視差決定手段によって決定された二つの境界領域の視差と、に基づいて前記小領域が路面を表すか否かを判定するので、画像内の小領域が路面を表すものであるか否かを正確に判定することができるという効果を奏する。
画像処理装置1を搭載した車両等の一例を表す概略図である。 画像処理装置1のハードウェア構成図である。 画像処理装置1の機能構成図である。 撮像部が撮像した撮像画像の一例である。 距離Zを算出する原理を説明するための図である。 基準画像Iaの一部を拡大した図である。 白線エッジの位置を表すy座標とその位置における視差dの対応関係を表す図である。 画像処理装置1の処理の概要を表すフロー図である。 信号変換部52の処理を表すフロー図である。 白線検出部55及び白線視差決定部56の処理を表すフロー図である。 エッジ候補検出部551が白線エッジ候補領域Pを検出する処理を表すフロー図である。 路面判定部57が路面を判定する処理を表すフロー図である。 画像処理装置1の機能構成図の他の例である。 基準画像Iaの一部を拡大した図である。
本発明の実施形態について図1乃至図14を用いて説明する。
<<画像処理システムのハードウェア構成>>
まず、本発明の実施形態における画像処理システム1のハードウェア構成について説明する。図1は本実施形態に係る画像処理システム1を搭載した自動車を表す概念図である。図1(1)は画像処理システム1が設けられている車両等の一例である自動車の側面の概観図である。図1(2)は図1(1)に表されている自動車の前面の概観図である。図2は、画像処理システム1のハードウェア構成図である。
図1(1)及び(2)に示されるように、画像処理システム1は撮像装置10a及び撮像装置10bを備えており、撮像装置10a及び撮像装置10bは自動車の進行方向前方の光景を撮像するように設置されている。図2に示されるように、画像処理システム1は撮像装置10a、撮像装置10b、信号変換装置20a、信号変換装置20b、及び情報処理装置30を有している。撮像装置10aは前方の光景を撮像して撮像画像を表すアナログ信号を生成するものであり、撮像レンズ11a、絞り12a、画像センサ13aを有している。なお、情報処理装置30は画像処理装置の一例である。
撮像レンズ11aは、撮像レンズ11aを通過する光を屈折させて被写体の像を結像させるための光学素子である。絞り12aは、撮像レンズ11aを通過した光の一部を遮ることによって、後述する画像センサ13aに入力される光の量を調整する。画像センサ13aは、撮像レンズ11a及び絞り12aから入力された光を電気的なアナログの画像信号に変換する半導体の素子であり、CCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)によって実現される。
また、撮像装置10bは撮像装置10aと同じ構成を有している。そのため撮像装置10bについての説明は省略する。また、撮像レンズ11aと撮像レンズ11bはそれぞれのレンズ面が互いに同一平面内にあるように設置されている。
信号変換装置20aは、撮像画像を表すアナログ信号をデジタル形式の撮像画像データに変換するものであり、CDS(Correlated Double Sampling)21a、AGC(Auto Gain Control)22a、ADC(Analog Degital Converter)23a、及びフレームメモリ24aを有している。
CDS21aは、画像センサ13aによって変換されたアナログの画像信号から相関二重サンプリングによってノイズを除去する。AGC22aは、CDS21aによってノイズが除去されたアナログの画像信号の強度を制御する利得制御を行う。ADC23aは、AGC22aによって利得制御されたアナログの画像信号をデジタル形式の撮像画像データに変換する。フレームメモリ24aは、ADC23aによって変換された撮像画像データを記憶する。
信号変換装置20bは撮像装置10bによって変換されたアナログの画像信号から撮像画像データを取得するものであり、CDS21b、AGC22b、ADC23b、及びフレームメモリ24bを有している。CDS21b、AGC22b、ADC23b、及びフレームメモリ24bはそれぞれCDS21a、AGC22a、ADC23a、及びフレームメモリ24aと同じ構成であるため、それらについての説明は省略する。
情報処理装置30は、信号変換装置20a及び信号変換装置20bによって変換された撮像画像データを処理するためのものであり、FPGA(Field Programmable Gate Array)31、CPU(Central Processing Unit)32、ROM(Read Only Memory)33、RAM(Random Access Memory)34を有している。FPGA31は、撮像画像データが表す撮像画像における視差dを算出する処理を行う。CPU32は、画像処理装置の各機能を制御する。ROM33は、CPU32が画像処理装置の各機能を制御するために実行する画像処理プログラムを記憶している。RAM34はCPU32のワークエリアとして使用される。
上記画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させてもよい。
<<画像処理システム1の機能構成>>
次に、本実施形態の画像処理システム1の機能構成について説明する。図3は、画像処理システム1の機能構成図である。画像処理システム1は、撮像部51、信号変換部52、視差算出部53、距離算出部54、白線検出部55、白線視差決定部56、及び路面判定部57を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、FPGA31によって、又はROM33に記憶されているプログラムに従ったCPU32によって実現される機能又は手段である。
図4は撮像部が撮像した撮像画像の一例である。撮像部51は図4(1)に示されるような自動車の進行方向前方の光景を撮像して撮像画像を生成するものであり、撮像装置10a及び撮像装置10bによって実現される。信号変換部52は撮像部51によって生成された撮像画像を表すアナログ信号をデジタル形式の撮像画像データに変換するものであり、信号変換装置20a及び信号変換装置20bによって実現される。
なお、本実施形態の説明においては撮像画像に撮像されている被写体の、撮像画像内における位置を表すために、図4(2)に示されるような座標を用いる。図4に示される座標の1単位は一の画素から構成されてもよいし、隣接する一以上の画素群から構成されてもよい。図4(2)に座標(x,y)で示される黒色で塗布された部分は、一または隣接する二以上の画素群から構成される一の小領域という。以降における各機能部の構成及び動作の説明においては、各機能部は各小領域Pxyに対して処理を行うものとする。
<視差算出部>
視差算出部53は各小領域に撮像されている被写体の視差dxyを算出する。ここで図5を用いて視差dxyについて説明する。図5は、距離Zを算出する原理を説明するための図である。まず、図5で示される撮像装置10a、撮像装置10bによって撮像された撮像画像をそれぞれ基準画像Ia、比較画像Ibとする。また、撮像画像における各小領域の位置は図4(2)に示されるように座標(x,y)(x=1〜1280、y=1〜960)で表されるとする。なお、基準画像Iaにおいて図4(2)に示されるx軸方向を画像の水平方向、y軸方向を画像の鉛直方向という。
図5で、被写体上にあるS点の結像位置Saにおける撮像レンズ11aの結像中心からの距離をΔaとし、被写体上にあるS点の結像位置Sbにおける撮像レンズ11bの結像中心からの距離をΔbとした場合、視差dxyはdxy=Δa+Δbである。すなわち、視差dxyとは基準画像Iaにおいて図5に示されるように被写体Sが撮像されている位置の座標(x,y)と、比較画像Ibにおいて被写体Sが撮像されている位置の座標(x’,y’)におけるx座標の差(x’−x)である。
視差算出部53は、基準画像Iaにおける全ての座標(x,y)について視差dxyを算出する。なお、座標(x,y)と視差dxyを関連付けた情報を視差画像データという。
<距離算出部>
距離算出部54は、視差算出部53によって算出された視差dxyを用いて距離Zを算出する。距離Zとは撮像レンズ11aのレンズ面と撮像レンズ11bのレンズ面を含む面から被写体までの距離である。具体的には、図5に示されるように撮像レンズ11a及び撮像レンズ11bの焦点距離f、撮像レンズ11aと撮像レンズ11bの間の長さである基線長B、及び視差dxyを用いて、距離算出部54が距離Z=(B×f)/dと算出する。なお、基線長B、焦点距離fは一例としてそれぞれ5〜30(cm)、4〜15(mm)とすればよい。
ここで、距離Zと視差dの関係について更に説明する。Z=(B×f)/dの計算式より、視差dが大きいほど距離Zは小さく、視差dが小さいほど距離Zは大きい。たとえば、図4(2)での座標(k、l)における視差dklは座標(j,l)における視差djlより大きい値であるとすれば、座標(k,l)における距離Zklは座標(j,l)における距離Zjlより小さい値となる。
すなわち、座標(k,l)にある被写体(図4(2)においては自動車)は、座標(j,l)にある被写体(図4(2)においては白線)より近くにあることが判定される。このようにして、各小領域における視差dxyを、白線が撮像されている画像内の小領域(白線領域という。)における視差dと比較することによって、各小領域が路面を表すものか否かを判定することが可能となる。
<白線検出部>
白線検出部55は、基準画像Iaに撮像されている路面上の白線の視差dを決定するもので、図3に示されるようにエッジ候補検出部551、回帰直線算出部552を有している。ここで、白線とは、一般の路面において描かれている白線を表す画像の部分である。すなわち、本実施形態における白線とは、一次元の線ではなくx軸方向に幅をもった帯状の部分をいう。
(エッジ候補検出部)
エッジ候補検出部551は、基準画像Iaに撮像されている白線のエッジ(以降、白線エッジという)を表す小領域の候補(以降、白線エッジ候補領域Pという)を検出する。図6を用いてエッジ候補検出部551の機能について説明する。図6は基準画像Iaの一部を拡大した図である。図6(1)は図4(1)の一部である部分Aを拡大して表しているものであり、白色で表される部分は基準画像Iaにおける白線の一部を表し、斜線で表される部分は基準画像Iaにおける白線以外の路面の一部を表している。
図6(2)は図6(1)に表される撮像画像の各小領域を構成する画素の輝度Lを表す図である。図6(2)に示されるように白線の一部を形成する小領域の画素の輝度Lは、白線以外の路面の一部を形成する小領域の画素の輝度Lより高くなっている。図6(3)は図6(2)で表されている各小領域を構成する画素の輝度差ΔLを表す図である。なお、本実施形態において輝度Lは0から255の値をとるものとして説明する。
エッジ候補検出部551は図6(2)に示される基準画像Iaを構成する各小領域についてx軸方向に隣接する二つの小領域の輝度Lの差(以降、輝度差ΔLという)を算出する。具体的には、エッジ候補検出部551は座標(x,y)にある小領域の輝度L(x,y)から座標(x+1,y)にある小領域の輝度L(x+1,y)を減じた輝度差ΔL(x,y)=L(x,y)−L(x+1,y)を算出する。
このようにして算出された輝度差ΔL(x,y)が図6(3)に示されており、白線のエッジ部分を表す小領域(図6(3)におけるPで示される小領域)における輝度差ΔL(x,y)はその他の部分に比べ大きくなる。
エッジ候補検出部551は算出された輝度差ΔL(x,y)が所定の閾値、たとえば120以上であるか否かを判定する。そして、エッジ候補検出部551は輝度差ΔL(x,y)が120以上と判定した場合には、その座標(x,y)における小領域を白線エッジ候補領域Pとして検出する。
なお、小領域が2以上の画素からなる場合、エッジ候補検出部551は、小領域の輝度Lをその小領域を構成する画素群の輝度の平均値として上記の検出をしてもよい。また、エッジ候補検出部551は、各画素について隣接する画素との輝度差ΔLを算出し輝度差ΔLが120以上であると判定された画素を含む小領域を白線エッジ候補領域Pとして検出してもよい。
なお、エッジ候補検出部551は、基準画像Iaのy座標一定の小領域群において、中央の小領域(x座標640に位置する小領域)から左端の小領域むけて順に上記の算出及び判定を行い、左側の白線エッジ候補領域Pelが検出された時点で該y座標に係る小領域群についての算出及び判定の処理を終了する。したがって、図6(3)に示される図において、輝度差ΔL(x,y)が120以上である小領域より左側に位置する小領域についての輝度差ΔL(x,y)は算出されない。
同様に、エッジ候補検出部551は、基準画像Iaのy座標一定の小領域群における中央の小領域(x座標640に位置する小領域)から右端の小領域むけて順に上記の算出及び判定を行い、右側の白線エッジ候補領域Perを検出する。
(回帰直線算出部)
回帰直線算出部552はエッジ候補検出部551によって検出された白線エッジ候補領域Pのy座標と視差dの回帰直線を算出する。ここで、回帰直線算出部552の機能について図7を用いて説明する。図7は白線エッジ候補領域Pの位置を表すy座標とその位置における視差dの対応関係を表す図である。図7においては縦軸にy座標、横軸に視差dが示され、左側の白線エッジ候補領域Pel群の各y座標に対応する視差delが点で表されている。これらの点に対して、回帰直線算出部552は公知の回帰直線算出方法であるHough変換によって回帰直線line1を決定する。
さらに図7には、右側の白線エッジ候補領域Per群の各y座標に対し、対応する視差derが×印で表されている。回帰直線算出部552は右側の白線エッジ候補領域Perのy座標と視差derの回帰直線を算出し、回帰直線line2を決定する。
<白線視差決定部>
白線視差決定部56は回帰直線line1上にある視差delを左側の白線領域における視差である左白線視差dwlとして決定する。同様にして白線視差決定部56は回帰直線line2上にある視差derを右側の白線領域における視差である右白線視差dwrとして決定する。
<路面判定部>
路面判定部57は、基準画像Iaを形成する各小領域Pxyが路面を表すものであるか否かを判定する。具体的には、路面判定部57は所定の各小領域Pxyに対応する視差dxyが、それぞれの小領域Pxyのy座標と同じy座標にある白線エッジ候補領域Pel、Perの左白線視差dwl、右白線視差dwrを用いて、dwl≦dxy≦dwrまたはdwr≦dxy≦dwlであるか否かを判定する。たとえば、図4(2)に示される任意の座標(α,β)にある小領域Pαβが路面であるか否かを判定するためには、小領域Pαβに対応する視差dαβ、図7に表されるdwl(m)及びdwr(β)を用いてdwl(β)≦dαβ≦dwr(β)であるか否かを判定する。
なお、白線は境界の一例であり、白線領域は境界領域の一例であり、白線検出部55は境界検出手段の一例である。視差算出部53は、視差算出手段の一例である。白線視差決定部56は境界視差決定手段の一例である。路面判定部57は、路面判定手段の一例である。エッジ候補検出部551はエッジ候補検出手段の一例である。回帰直線算出部552は回帰直線算出手段の一例である。
<<画像処理システムの動作>>
続いて、図8乃至図12を用いて、本実施形態に係る画像処理システムの動作について説明する。なお、図8は、画像処理システム1の処理の概要を表すフロー図である。図9は、信号変換部52の処理を表すフロー図である。図10は、白線検出部55及び白線視差決定部56の処理を表すフロー図である。図11は、エッジ候補検出部551が白線エッジ候補領域Pを検出する処理を表すフロー図である。図12は、路面判定部57が路面を判定する処理を表すフロー図である。
<撮像画像の生成処理>
図8に示されるように、まず、撮像部51が自動車の進行方向前方の光景を撮像して撮像画像を生成する(ステップS1)。具体的には、撮像部51を実現する撮像レンズ11aが通過する光を屈折させ、絞り12aが撮像レンズ11aを通過した光の一部を遮ることによって光の量を調整する。そして、撮像レンズ11aから入力された光が結像され、画像センサ13aは結像された像を電気的なアナログの画像信号に変換する。また、撮像レンズ11b、絞り12b、画像センサ13bもそれぞれ撮像レンズ11a、絞り12a、画像センサ13aと同様に動作する。
<信号変換処理>
続いて、信号変換部52がアナログの画像信号をデジタル形式の撮像画像データに変換する(ステップS2)。具体的には、図9に示されるように、まずCDS21aがアナログの画像信号を相関二重サンプリングしてノイズを除去する(ステップS21)。そして、AGC22aが、ノイズが除去されたアナログの画像信号の強度を制御する利得制御を行う(ステップS22)。AGC22aによってアナログの画像信号が利得制御されると、ADC23aがアナログの画像信号をデジタル形式の撮像画像データに変換する(ステップS23)。ADC23aがアナログの画像信号を撮像画像データに変換すると、フレームメモリ24aは撮像画像データを記憶する。また、CDS21b、AGC22b、ADC23bもそれぞれCDS21a、AGC22a、ADC23aと同様に動作する。
<視差の算出処理>
図8に戻って、次に、視差算出部53は撮像画像データが表す撮像画像の各小領域について視差dxyを算出する(ステップS3)。具体的には、視差算出部53は、基準画像Iaにおいて被写体Sが撮像されている位置の座標(x,y)と、比較画像Ibにおいて被写体Sが撮像されている位置の座標(x’,y’)との距離である視差dxyを算出する(図5参照)。視差算出部53は、ステップS3における視差dxyの算出を基準画像Ia内における全ての座標(x,y)において行う。
<白線の検出処理>
ステップS3で視差算出部53が各小領域について視差dxyを算出すると、基準画像Iaについての左白線視差dwl、及び右白線視差dwrを白線視差決定部56が決定する(ステップS4)。
(白線エッジ候補領域Pの検出処理)
具体的には図10に示されるように、まずエッジ候補検出部551が基準画像Iaの白線エッジ候補領域Pを検出する(ステップS41)。エッジ候補検出部551は基準画像Iaにおいて、各小領域についてx軸方向に隣接する小領域にある画素との輝度差ΔL(x,y)=L(x,y)−L(x+1,y)を算出する。ΔL(x,y)が所定の閾値以上である、すなわち隣接する小領域どうしの輝度の差が大きい場合、その小領域はエッジにあたると考えられるからである。
図11に示されるように、まず、エッジ候補検出部551はy=0(ステップS411)に1を加算したy=1(ステップS412)、x=641(ステップS413)から1を減じたx=640(ステップS414)に係る座標にある小領域にある画素の輝度L(640,1)について輝度差ΔL(640,1)=L(640,1)−L(641,1)を算出する(ステップS415)。そして、ステップS415で算出された輝度差ΔL(640,1)が120以上であるか否かをエッジ候補検出部551が判定する(ステップS416)。ステップS416でΔL(640,1)が120以上でないと判定された場合には、その輝度差に係るx座標を1減じた(ステップS414)座標にある小領域に係る輝度差ΔL(639,1)=L(639,1)−L(640,1)をエッジ候補検出部551は算出する(ステップS415)。そして、エッジ候補検出部551は輝度差ΔL(639,1)が120以上であるか否かを判定する(ステップS416)。
さらに、ステップS416でΔL(639,1)が120以上でないと判定された場合には、ΔL(639,1)に係るx座標を1減じた(ステップS414)座標にある小領域の輝度差ΔL(638,1)=L(638,1)−L(639,1)をエッジ候補検出部551が算出する(ステップS415)。そして、エッジ候補検出部551は輝度差ΔL(638,1)が120以上であるか否かを判定する(ステップS416)。このようにして、x座標を1ずつ減じた座標にある小領域に係る輝度差ΔLの算出(ステップS415)及び判定(ステップS416)を繰り返し、輝度差ΔLが120以上であると判定されたら、その輝度差ΔLに係る小領域を白線エッジ候補領域Pとして検出する(ステップS417)。
また、白線エッジ候補領域Pの輝度差ΔLが120以上であると判定されたら、そのy座標が基準画像Iaにおける所定のy座標であるyvp以上であるか否かをエッジ候補検出部551が判定する(ステップS418)。
ステップS418で白線エッジ候補領域Pのy座標がyvp以上でないと判定された場合には、y座標に1を加え(ステップS412)、x=641(ステップS413)から1を減じた(ステップS414)座標(640,2)に係る輝度差ΔL(640,2)=L(640,2)−L(641,2)を算出する(ステップS415)。そして、上述と同様にステップS412乃至ステップS418の処理を繰り返す。これらの処理を繰り返して、処理に係るy座標がyvp以上であると判定されたら白線エッジ候補領域Pを検出する処理を終了する。
このようにして、基準画像Iaの各小領域について順に輝度差ΔLを算出することによって、y座標ごとの白線エッジ候補領域Pを算出することができる。
なお、ステップS413乃至ステップS416の処理の説明で記載したように、基準画像Iaのx軸方向における中央部分(座標(640,y))の小領域から端部の小領域(座標(1,y))に向けて順にエッジ候補検出部551は輝度差ΔLを算出及び判定し、白線エッジ候補領域Pが検出されたらこの処理を終了する。すなわち、白線エッジ候補領域Pより小さいx座標にある小領域についてのこれらの処理を行わない。このため、エッジ候補検出部551を実現するCPU32の負荷を削減することが可能となる。
また、上記の処理において、所定のy座標yvpは左右の白線の消失点(Vanishing Point)のy座標とする。なお、消失点とは、画像内において左右の白線が交わる点であり、撮像画像における無限遠点である。基準画像Iaにおいて消失点よりy座標が大きい小領域には白線が描かれていないため、それらの小領域についてエッジ候補検出部551は白線エッジ候補領域Pを検出するための処理を行わない。これにより、エッジ候補検出部551を実現するCPU32の負荷を削減することが可能となる。
ステップS418までの処理が終了すると、図6(3)に示されるような座標(x,y)ごとに輝度差ΔL(x,y)が算出される。
なお、図11を用いて説明した処理は基準画像Iaにおける左側の小領域(座標x=1〜640、y=1〜960)に撮像されている白線エッジを検出することを目的とするものである。そのため、ここで検出された白線エッジ候補領域Pは左側の白線エッジを表す左白線エッジ候補領域Pelである。また、車両が走行する一般的な路面には、左側だけではなく右側にも白線が描かれている。このため、エッジ候補検出部551は基準画像Iaにおける右側の小領域(座標x=641〜1280、y=1〜960)についても同様の処理を行う。そして、検出された白線エッジ候補領域Pは右白線エッジ候補領域Perとされる。
(回帰直線算出処理)
次に、図10に戻って、回帰直線算出部552はエッジ候補検出部551によって検出された左白線エッジ候補領域Pelのy座標と視差dの回帰直線を算出する(ステップS42)。具体的には、白線エッジ候補領域Pelの各y座標と視差dについて、白線視差決定部56が公知の回帰直線算出方法であるHough変換によって回帰直線(図7のline1を参照)を決定する。
<白線視差の決定処理>
続いて、白線視差決定部56は各y座標における回帰直線line1上の視差dを各y座標の左白線視差dwlと決定する(ステップS43)。同様にして、白線視差決定部56は、右白線エッジ候補領域Perについても回帰直線の算出(図7のline2を参照)および右白線視差dwrの決定をする。(ステップS43)
基準画像Iaにおいて一般に真直ぐな路面に描画されている白線は直線であるため、このように回帰直線を算出することによって白線エッジ候補領域Pに含まれるノイズを除去することができ、左白線視差dwl及び右白線視差dwrを適切に決定することができる。これにより、距離Zを正確に算出することができる。
<路面の判定処理>
続いて、図8に戻って、路面判定部57は、基準画像Iaにおける各小領域が路面であるか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、路面判定部57は、視差算出部53によって算出された各小領域Pxyの視差dxyが、dwl(y)≦dxy≦dwr(y)またはdwr(y)≦dxy≦dwl(y)であるかを判定する。ここで、dwl(y)は小領域Pxyのy座標に対応する回帰直線line1上の視差dwlであり、dwr(y)は小領域Pxyのy座標に対応する回帰直線line2上の視差dwrである。
図12に示されるように、まず路面判定部57は各y座標についてdwl(y)≦dwr(y)であるか否かを判定する(ステップS51)。ステップS51においてdwl(y)≦dwr(y)であると判定された場合、基準画像Iaの各小領域の視差dxyについて路面判定部57がdwl(y)≦dxy≦dwr(y)であるか否かを判定する(ステップS52)。ステップS52においてdwl(y)≦dxy≦dwr(y)であると判定された場合、路面判定部57は視差dxyに係る小領域が路面を表すものであると判定する(ステップS53)。ステップS52においてdwl(y)≦dxy≦dwr(y)でないと判定された場合、路面判定部57は視差dxyに係る小領域が路面以外を表すものであると判定する(ステップS54)。
右白線に係る距離ZをZwr、左白線に係る距離ZをZwlとしたとき、上述のように視差dおよび距離ZにはZ=(B×f)/dの関係がある。したがって、各小領域における視差dxyについてdwl(y)≦dxy≦dwr(y)である場合には、Zwr≦Zxy≦Zwlとなり、座標(x,y)における被写体は撮像装置10からみて右白線以遠、かつ、左白線上または左白線より近くにあることがわかるため、ステップS53及びステップS54によって記載されたように判定することができるのである。このようにして、画像内の小領域が路面を表すものであるか否かを正確に判定することができる
また、ステップS51においてdwl(y)≦dwr(y)でないと判定された場合、路面判定部57はdwr(y)≦dxy≦dwl(y)であるか否かを判定する(ステップS55)。ステップS55においてdwr(y)≦dxy≦dwl(y)であると判定された場合、路面判定部57は視差dxyに係る小領域が路面を表すものであると判定する(ステップS56)。ステップS55においてdwl(y)≦dxy≦dwr(y)でないと判定された場合、路面判定部57は視差dxyに係る小領域が路面以外を表すものであると判定する(ステップS57)。
同様にして、視差dxyおよび距離ZにはZ=(B×f)/dxyの関係があることにより、このように各小領域における視差dxyについてdwr(y)≦dxy≦dwl(y)である場合には、Zwl≦Zxy≦Zwrとなり、座標(x,y)における被写体は撮像装置10からみて左白線以遠、かつ、右白線上または右白線より近くにあることがわかる。
<<実施形態の補足>>
図13は画像処理システム1の機能構成図の他の例である。図14は基準画像Iaの一部を拡大した図である。上記の実施形態において、白線検出部55は図13に示されるように白線確度判定部553を有することによって、白線エッジ候補領域Pが白線エッジを表す小領域である確からしさ(以降、白線確度という。)を判定するとしてもよい。ここで、白線確度判定部553が白線確度を判定する処理について図14を用いて説明する。図14は図6に示される図と同様であり、エッジ候補検出部551によって検出された白線エッジ候補領域P群のうち、一の白線エッジ候補領域P、及びその白線エッジ候補領域Pに隣接する3つの小領域Pe1、Pe2、Pe3に符号を付したものである。
まず、白線確度判定部553はステップS41で図14(3)に示される白線エッジ候補領域Pが検出されたら、図14(2)に示される白線エッジ候補領域Pとx軸方向に外側で隣接する3つの小領域Pe1、Pe2、Pe3について輝度を比較する。具体的には、白線エッジ候補領域Pの視差dと、小領域Pe1、Pe2、Pe3の視差de1、de2、de3それぞれとの差d−de1、d−de2、d−de3(それぞれ、以降においては視差差分Δd、Δd、Δdという)を算出する。そして、視差差分Δd、Δd、Δdそれぞれが所定の値、たとえば10以下であるか否かを判定する。図14に示される例においてはd=150、de1=145、de2=148、de3=150であるから、Δd=150−145=5、Δd=150−148=2、Δd=150−150=0となる。そして、これらの値が所定の値以下、すなわち10以下であるか否かを判定する。
視差差分Δd、Δd、Δdがいずれも所定の値以下である場合、白線確度判定部553は、白線エッジ候補領域Pが白線を表す小領域であると判定する。また、視差差分Δd、Δd、Δdのいずれかが所定の範囲でない場合、白線確度判定部553は、白線エッジ候補領域Pが白線エッジを表す小領域ではないと判定する。図14に示される例においては、上述のとおり視差差分Δd、Δd、Δdはいずれも10以下であるため白線確度判定部553は、白線エッジ候補領域Pが白線を表す小領域であると判定する。
さらに、これらの判定を全ての白線エッジ候補領域Pについて行い、白線エッジを表す小領域であると判定された白線エッジ候補領域Pのみを用いて回帰直線算出部552が回帰直線を算出する処理を行う。
路面における白線はx軸方向に幅がある帯状の部分であるため、白線エッジ候補領域Pから所定の幅(上記の例ではx軸方向に3小領域)における視差de1、de2、de3が白線エッジ候補領域Pにおける視差dに近似している値である場合、これらの小領域が表す被写体は互いに近傍にあることを表している。すなわち白線エッジ候補領域Pが路面上にある白線を表すものである確度が高いと考えられる。よって、このような確度が高い白線エッジ候補領域Pのみを用いることによって路面判定部57はより精度の高い路面判定を行うことが可能となる。
なお、上記の例では隣接する3つの小領域を用いて、白線エッジ候補領域Pの確度を判定したが、撮像レンズ11aおよび撮像レンズ11bの画角、解像度、白線の種類等により判定に用いられる小領域の数を決定するのが好ましい。
また、本実施形態においては、路面判定部57はdwl(y)≦dxy≦dwr(y)であるか否かを判定する(ステップS52)としているが、たとえばdwl(y)≦dxy≦dwr(y)+γであるか否かを判定するとしてもよい。このように右白線視差dwrよりも+γだけ大きい視差となる小領域についても路面であると判定することにより、ノイズにより誤判定されてしまうのを防ぐことが可能となる。
同様にして、ステップS55において路面判定部57はdwr(y)≦dxy≦dwl(y)+γであるか否かを判定するとしてもよい。
また、本実施形態では白線エッジを検出する処理を行っているが、ここで検出する対象は白色の帯状の部分ではなく、路面において車道と歩道の境界、または車線間の境界を表すために用いられる他の色の帯状の部分であってもよい。
また、本実施形態では、エッジ候補検出部551は基準画像Iaの中央にある小領域(x座標640に位置する小領域)からx軸方向に左端及び右端の小領域むけて順に輝度差ΔLの算出及び輝度差ΔLに基づく判定を行っているが、中央の小領域ではなく他の小領域から順に算出及び判定を行ってもよい。基準画像Iaの特徴に応じて白線エッジ候補領域Pが早く検出できるような順に算出及び判定を行うように適宜設計することが好ましい。
また、本実施形態においては撮像装置10、信号変換装置20及び情報処理装置30が一つの筐体として構成されている。しかし、別の筐体として独立したステレオカメラが撮像装置10及び信号変換装置20を有し、画像処理装置1が別の筐体として構成されてもよい。
また、本実施形態では画像処理装置を自動車に搭載するものとしているが、自動車の他に車両、船舶、航空機、または産業用ロボット等を例とする移動装置に搭載してもよい。
1 画像処理システム
10 撮像装置
11 撮像レンズ
12 絞り
13 画像センサ
20 信号処理部
21 CDS
22 AGC
23 ADC
24 フレームメモリ
30 画像処理装置
31 DSP
32 CPU
33 ROM
34 RAM
50 画像処理部
51 撮像部
52 信号変換部
53 視差算出部
55 白線検出部
56 白線視差決定部
57 路面判定部
551 エッジ候補検出部
552 回帰直線算出部
553 白線確度判定部
特開平5−265547号公報

Claims (10)

  1. 複数の境界を有する路面が走行方向に撮像された複数の画像を処理する画像処理装置であって、
    前記複数の画像に基づいて画像内の小領域における視差を算出する視差算出手段と、
    前記画像で境界が撮像されている境界領域を検出する境界検出手段と、
    前記境界検出手段によって検出され、鉛直方向の位置が前記領域と同じである二つの境界領域の視差を決定する境界視差決定手段と、
    前記視差算出手段によって算出された小領域の視差と、前記境界視差決定手段によって決定された前記二つの境界領域の視差と、に基づいて前記小領域が路面を表すか否かを判定する路面判定手段と、を有し、
    前記路面判定手段は、前記小領域の視差が一の境界領域の視差以上で、かつ、他の境界領域の視差以下である場合に前記小領域は路面を表すものであると判定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記路面判定手段は、前記小領域の視差が前記一の境界領域の位置における視差より小さい、または、前記他の境界領域の視差より大きい場合に前記小領域は路面を表すものではないと判定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像処理装置であって、
    前記境界検出手段は、
    前記画像を形成する画素の輝度に基づいて、前記境界領域を検出することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記境界検出手段は、
    隣接する画素の輝度の差が所定の閾値以上である画素がある小領域を境界領域の候補として検出するエッジ候補検出手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3又は4に記載の画像処理装置であって、
    前記境界検出手段は、
    前記画素のうち所定の位置にある画素から、前記画像の水平方向の端部にある画素にむけて順に境界領域の候補であるか否かを判定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記境界視差決定手段は、
    前記境界検出手段によって検出された前記境界領域における視差と、前記境界領域の位置を表す情報との関係を表す回帰直線を算出する回帰直線算出手段を有し、
    前記境界領域の視差は、前記回帰直線算出手段によって算出された回帰直線上にある視差であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 撮像された複数の画像を処理する画像処理方法であって、
    前記複数の画像に基づいて画像内の小領域における視差を算出する視差算出工程と、
    前記画像で境界が撮像されている境界領域を検出する境界検出工程と、
    前記境界検出工程によって検出され、鉛直方向の位置が前記小領域と同じである二つの境界領域の視差を決定する境界視差決定工程と、
    前記視差算出工程によって算出された小領域の視差と、前記境界視差決定工程によって決定された前記二つの境界領域の視差と、に基づいて前記小領域が路面を表すか否かを判定する路面判定工程と、を含み、
    前記路面判定工程で、前記小領域の視差が一の境界領域の視差以上で、かつ、他の境界領域の視差以下である場合に前記小領域は路面を表すものであると判定する画像処理方法。
  8. 撮像された複数の画像を処理する画像処理装置が実行する画像処理プログラムであって、
    前記複数の画像に基づいて画像内の小領域における視差を算出する視差算出工程と、
    前記画像で境界が撮像されている境界領域を検出する境界検出工程と、
    前記境界検出工程によって検出され、鉛直方向の位置が前記小領域と同じである二つの境界領域の視差を決定する境界視差決定工程と、
    前記視差算出工程によって算出された小領域の視差と、前記境界視差決定工程によって決定された前記二つの境界領域の視差と、に基づいて前記小領域が路面を表すか否かを判定する路面判定工程と、
    を画像処理装置に実行させ
    前記路面判定工程で、前記小領域の視差が一の境界領域の視差以上で、かつ、他の境界領域の視差以下である場合に前記小領域は路面を表すものであると判定する画像処理プログラム。
  9. 画像を撮像する撮像装置と、
    複数の前記画像に基づいて画像内の小領域における視差を算出する視差算出手段と、
    前記画像で境界が撮像されている境界領域を検出する境界検出手段と、
    前記境界検出手段によって検出され、鉛直方向の位置が前記小領域と同じである二つの境界領域の視差を決定する境界視差決定手段と、
    前記視差算出手段によって算出された小領域の視差と、前記境界視差決定手段によって決定された前記二つの境界領域の視差と、に基づいて前記小領域が路面を表すか否かを判定する路面判定手段と、を有し、
    前記路面判定手段は、前記小領域の視差が一の境界領域の視差以上で、かつ、他の境界領域の視差以下である場合に前記小領域は路面を表すものであると判定する画像処理装置と、
    を含む画像処理システム。
  10. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像処理装置または請求項に記載の画像処理システムを有することを特徴とする移動装置。
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